JP2014172802A - 銅部材接合用ペースト、接合体、及びパワーモジュール用基板 - Google Patents

銅部材接合用ペースト、接合体、及びパワーモジュール用基板 Download PDF

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Abstract

【課題】銅部材とセラミックス部材とを接合した場合であっても、硬いAg−Cu共晶組織層が厚く形成されることがなく、セラミックス部材における割れの発生を抑制でき、かつ、確実に銅部材とセラミックス部材とを接合することができるとともに、ろう染みを低減することができる銅部材接合用ペースト、接合体、及びパワーモジュール用基板を提供する。
【解決手段】Ag及び活性金属を含む金属粉末成分と、セラミックス粉末と、樹脂と、溶剤と、を含み、前記金属粉末成分の組成は、前記活性金属の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされ、前記金属粉末成分の含有量に対する前記セラミックス粉末の含有量が1質量%以上15質量%以下とされていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、銅または銅合金からなる銅部材とセラミックス部材とを接合する際に使用される銅部材接合用ペースト、この銅部材接合用ペーストを用いた接合体、及びパワーモジュール用基板に関するものである。
銅または銅合金からなる銅部材とセラミックス部材とを接合してなる接合体としては、例えば、特許文献1に開示されたパワーモジュール用基板が挙げられる。
このパワーモジュール用基板は、例えば、AlN(窒化アルミ)、Al(アルミナ)、Si(窒化ケイ素)などからなるセラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に第一の金属板が接合されて構成された回路層と、セラミックス基板の他方の面に第二の金属板が接合されて構成された金属層と、を備えている。
ここで、特許文献1に記載されたパワーモジュール用基板においては、第一の金属板(回路層)及び第二の金属板(金属層)が銅板とされており、これらの銅板を、Ag−Cu−Ti系のろう材ペーストを用いた活性金属法によってセラミックス基板に接合した構成とされている。
上述のように回路層となる銅板とセラミックス基板とを活性金属法によって接合した場合には、Ag−Cu−Ti系のろう材ペーストがCuとAgの反応によって溶融し、これが凝固することによって銅板とセラミックス部材とが接合されるとともに、銅板とセラミックス基板との接合部にAg−Cu共晶組織層が形成される。
セラミックス基板上に接合された回路層は、所定のパターンにエッチングされることにより、回路パターンとされる。このとき、回路層を構成する銅板だけではなく、Ag−Cu共晶組織層もエッチングすることが必要となる。回路層をエッチングする際には、FeClやCuCl等の銅のエッチング液が用いられるが、このエッチング液ではAg−Cu共晶組織層をエッチングすることができない。そのため、Ag−Cu共晶組織層を除去するためには、さらに別のエッチング液を用いて二次エッチングを行う必要があった。
二次エッチングを省略するために、スクリーン印刷法によりAg−Cu−Ti系のろう材ペーストをセラミックス基板上にパターン状に塗布し銅板を接合した後、銅板上にフォトリソグラフィー法によってレジストパターンを形成しエッチングを行うことで所定の回路パターンを得ることが考えられる。しかしながら、パターン状にAg−Cu−Ti系のろう材ペーストを塗布し銅板を接合する場合、ろう材ペーストがCuとAgの反応によって溶融し、セラミックス基板上に濡れ広がり、いわゆる「ろう染み」が生じる。このろう染みが生じると、予め形成したペーストのパターン間にAg−Cu共晶組織層が形成されるため、回路パターンの短絡の原因となるおそれがあった。
そこで、特許文献2には、セラミックス粉末を含むAg−Cu−Ti系のろう材ペーストが提案されている。このろう材ペーストにおいては、セラミックス粉末を添加することにより、ろう材ペースト中に含まれる余剰のTiを消費し、ろう染みの低減を図っている。
特許第3211856号公報 特開平4−108673号公報
ところで、特許文献1、2に記載されたように、銅部材(銅板)とセラミックス部材((セラミックス基板)とを活性金属法によって接合した場合には、上述したように接合部にAg−Cu共晶組織層が形成される。
このAg−Cu共晶組織層は非常に硬いことから、銅部材とセラミックス部材との接合部に、銅部材とセラミックス部材の熱膨張係数の差に起因するせん断応力が作用したときに、Ag−Cu共晶組織層及び銅部材の変形が抑制され、セラミックス部材に割れ等が発生するといった問題があった。
また、特許文献2に記載されたAg―Cu−Ti系のろう材ペーストを用いて銅部材とセラミックス部材とを接合すると、接合時にAgとCuの液相が厚く形成され、セラミックス粉末をペースト中に含有させても、ろう染みを十分に低減することが困難であった。
特に近年では、回路層に形成される回路パターン間が微細化し、回路パターン同士が短絡しやすい傾向にあり、さらにろう染みを低減することが求められている。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、銅部材とセラミックス部材とを接合した場合であっても、硬いAg−Cu共晶組織層が厚く形成されることがなく、セラミックス部材における割れの発生を抑制でき、かつ、確実に銅部材とセラミックス部材とを接合することができるとともに、ろう染みを低減することができる銅部材接合用ペースト、接合体、及びパワーモジュール用基板を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明の銅部材接合用ペーストは、銅または銅合金からなる銅部材とセラミックス部材とを接合する際に使用される銅部材接合用ペーストであって、Ag及び活性金属を含む金属粉末成分と、セラミックス粉末と、樹脂と、溶剤と、を含み、前記金属粉末成分の組成は、前記活性金属の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされ、前記金属粉末成分の含有量に対する前記セラミックス粉末の含有量が1質量%以上15質量%以下とされていることを特徴としている。
この構成の銅部材接合用ペーストにおいては、Ag及び活性金属を含む金属粉末成分を有しているので、銅部材とセラミックス部材との接合部に塗布して加熱した際に、金属粉末成分中のAgが銅部材側に拡散することによって、CuとAgの反応による溶融金属領域が形成されることになる。そして、この溶融金属領域が凝固することで、銅部材とセラミックス部材とが接合される。
すなわち、Agの銅部材への拡散によって溶融金属領域が形成されることから、接合部において溶融金属領域が必要以上に形成されなくなり、接合後(凝固後)に形成されるAg−Cu共晶組織層の厚さが薄くなるのである。このように、硬いAg−Cu共晶組織層の厚さが薄く形成されることから、セラミックス部材における割れの発生を抑制することができる。
また、金属粉末成分の組成は、活性金属の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされているので、セラミックス部材の表面に活性金属層を形成することができる。このように、活性金属層を介してセラミックス部材と銅部材とが接合されているので、セラミックス部材と銅部材との接合強度の向上を図ることができる。
ここで、活性金属の含有量が1質量%未満では、活性金属層を確実に形成することができず、セラミックス部材と銅部材との接合強度が低下するおそれがある。また、活性金属層の含有量が30質量%を超えると、銅部材へ拡散するAg量を確保するために、銅部材接合用ペーストを厚く塗布する必要があり、ろう染みが増加するおそれがある。以上のことから、金属粉末成分において、活性金属の含有量を1質量%以上30質量%以下の範囲内に設定しているのである。
さらに、上述の銅部材接合用ペーストは、セラミックス粉末を有しているので、活性金属の余剰分を消費し、上述の溶融金属領域が濡れ広がることを抑制でき、ろう染みを低減することができる。また、溶融金属領域が形成された際に、銅部材とセラミックス部材との間隔をセラミックス粉末によって保ち、溶融金属が押し出されることを抑制し、ろう染みをさらに低減することができる。また、Agの銅部材への拡散によって溶融金属領域が形成されることから、接合部において溶融金属領域が必要以上に形成されず、ろう染みを低減することができる。
さらに、金属粉末成分の含有量に対するセラミックス粉末の含有量が1質量%以上15質量%以下とされているので、活性金属の余剰分がセラミックス粉末によって確実に消費され、ろう染みを低減することができる。
セラミックス粉末の含有量が1質量%未満の場合では、活性金属の余剰分を十分に消費することができず、ろう染みを低減することが困難となる。また、セラミックス粉末の含有量が15質量%を超える場合では、活性金属とセラミックス粉末との反応が過剰となり、上述の活性金属層を十分に形成することができず、セラミックス部材と銅部材との接合強度が低下するおそれがある。以上のことから、金属粉末成分の含有量に対するセラミックス粉末の含有量を1質量%以上15質量%以下の範囲内に設定しているのである。
また、前記セラミックス粉末の粒径が0.5μm以上20μm以下とされていることが好ましい。
この場合、上述の活性金属層を十分に形成できるとともに、銅部材とセラミックス部材との間の隙間をセラミックス粉末によって保ち、ろう染みを低減することができる。
セラミックス粉末の粒径が0.5μm未満の場合には、セラミックス粉末の表面積が増加することにより活性金属との反応量が多くなり、活性金属を過剰に消費し、活性金属層を十分に形成することができず接合強度が低下するおそれがある。また、セラミックス粉末の粒径が20μmを超える場合には、銅部材とセラミックス部材との間隔が大きくなり過ぎるために銅部材中へのAgの拡散が生じ難くなり、接合強度が低下するおそれがある。したがって、セラミックス粉末の粒径は、上記の範囲に設定することが好ましい。
さらに、前記セラミックス粉末は、AlN、Al、BNから選択される1種又は2種以上のセラミックスであることが好ましい。
この場合、銅部材とセラミックス部材を銅部材接合用ペーストで接合する際に、セラミックス粉末と活性金属とを効率的に反応させることができ、活性金属の余剰分を確実に消費し、ろう染みを低減できる。
本発明の接合体は、銅または銅合金からなる銅部材とセラミックス部材とが接合されてなる接合体であって、前記銅部材と前記セラミックス部材との間に、上述の銅部材接合用ペーストを介在させた状態で加熱処理を行うことにより前記銅部材と前記セラミックス部材とが接合されていることを特徴としている。
本発明のパワーモジュール用基板は、セラミックス基板の表面に銅又は銅合金からなる銅板が積層されて接合されたパワーモジュール用基板であって、前記銅板と前記セラミックス基板との間に、上述の銅部材接合用ペーストを介在させた状態で加熱処理を行うことにより前記銅板と前記セラミックス基板とが接合されていることを特徴としている。
本発明の接合体及びパワーモジュール用基板によれば、前述の銅部材接合用ペーストを介在させた状態で加熱処理を行っていることから、銅部材接合用ペーストに含有されたAgを銅部材(銅板)側に拡散させることで、溶融金属領域を形成することができ、この溶融金属領域を凝固させることにより銅部材(銅板)とセラミックス部材(セラミックス基板)とを接合できる。よって、硬いAg−Cu共晶組織層の厚さが薄く形成されることから、セラミックス部材(セラミックス基板)における割れの発生を抑制することができる。
また、セラミックス部材(セラミックス基板)の表面に活性金属層を形成することができ、銅部材(銅板)とセラミックス部材(セラミックス基板)との接合強度の向上を図ることができる。
さらに、銅部材接合用ペーストに含まれるセラミックス粉末が活性金属の余剰分を消費するとともに、セラミックス粉末によって銅部材(銅板)とセラミックス部材(セラミックス基板)との間隔を保つことができるため、ろう染みを低減できる。
本発明によれば、銅部材とセラミックス部材とを接合した場合であっても、硬いAg−Cu共晶組織層が厚く形成されることがなく、セラミックス部材における割れの発生を抑制でき、かつ、確実に銅部材とセラミックス部材とを接合することができるとともに、ろう染みを低減することができる銅部材接合用ペースト、接合体、及びパワーモジュール用基板を提供することができる。
本発明の第一の実施形態である銅部材接合用ペーストの製造方法を示すフロー図である。 本発明の第一の実施形態である接合体の製造方法で製造された接合体(パワーモジュール用基板)、及び、パワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールの概略説明図である。 図2における回路層とセラミックス基板の接合界面の拡大説明図である。 本発明の第一の実施形態における接合体(パワーモジュール用基板)、このパワーモジュール用基板を用いたヒートシンク及び緩衝板付パワーモジュール用基板の製造方法を示すフロー図である。 本発明の第一の実施形態における接合体(パワーモジュール用基板)、このパワーモジュール用基板を用いたヒートシンク及び緩衝板付パワーモジュール用基板の製造方法を示す説明図である。 セラミックス基板と銅板との接合工程を示す拡大説明図である。 本発明の第二の実施形態である接合体の製造方法で製造された接合体(パワーモジュール用基板)の概略説明図である。 図7における回路層及び金属層とセラミックス基板の接合界面の拡大説明図である。 本発明の第二の実施形態における接合体(パワーモジュール用基板)の製造方法を示すフロー図である。 本発明の第二の実施形態における接合体(パワーモジュール用基板)の製造方法を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態である銅部材接合用ペーストおよびこの銅部材接合用ペーストを用いた接合体の製造方法について添付した図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
まず、第一の実施形態について説明する。
本実施形態である銅部材接合用ペーストは、Agおよび活性金属を含む金属粉末成分と、セラミックス粉末と、樹脂と、溶剤と、分散剤と、可塑剤と、還元剤と、を含有するものである。
ここで、金属粉末成分の含有量が、銅部材接合用ペースト全体の40質量%以上90質量%以下とされている。
また、本実施形態では、銅部材接合用ペーストの粘度が10Pa・s以上500Pa・s以下、より好ましくは50Pa・s以上300Pa・s以下に調整されている。
活性金属は、Ti、Hf、Zr、Nbから選択される1種又は2種以上の元素であることが好ましく、本実施形態では、活性金属としてTiを含有している。
ここで、金属粉末成分の組成は、活性金属(本実施形態ではTi)の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされている。本実施形態では、Tiを10質量%含んでおり、残部がAg及び不可避不純物とされている。
また、本実施形態においては、Ag及び活性金属(Ti)を含む金属粉末成分として、AgとTiとの合金粉末を使用している。この合金粉末は、アトマイズ法によって作製されたものであり、作製された合金粉末を篩い分けすることによって、粒径を40μm以下、好ましくは20μm以下、さらに好ましくは10μm以下に設定している。
なお、この合金粉末の粒径は、例えば、マイクロトラック法を用いることで測定することができる。
セラミックス粉末は、AlN,Al、BNから選択される1種又は2種以上のセラミックスであることが好ましく、本実施形態では、AlNのセラミックス粉末とされている。
ここで、セラミックス粉末の含有量は、前述の金属粉末成分の含有量に対して1質量%以上15質量%以下とされている。
セラミックス粉末の粒径は、0.5μm以上20μm以下、好ましくは1μm以上10μm以下に設定されている。
樹脂は、銅部材接合用ペーストの粘度を調整するものであり、例えば、エチルセルロース、メチルセルロース、ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂、アルキッド樹脂等を適用することができる。
溶剤は、前述の金属粉末成分及びセラミックス粉末の溶媒となるものであり、例えば、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、テルピネオール、トルエン、テキサノ−ル、トリエチルシトレート等を適用できる。
分散剤は、金属粉末成分及びセラミックス粉末を均一に分散させるものであり、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等を適用することができる。
可塑剤は、銅部材接合用ペーストの成形性を向上させるものであり、例えば、フタル酸ジブチル、アジピン酸ジブチル等を適用することができる。
還元剤は、金属粉末成分の表面に形成された酸化皮膜等を除去するものであり、例えば、ロジン、アビエチン酸等を適用することができる。なお、本実施形態では、アビエチン酸を用いている。
なお、分散剤、可塑剤、還元剤は、必要に応じて添加すればよく、分散剤、可塑剤、還元剤を添加することなく銅部材接合用ペーストを構成してもよい。
次に、本実施形態である銅部材接合用ペーストの製造方法について、図1に示すフロー図を参照して説明する。
まず、前述のように、Agと活性金属(Ti)とを含有する合金粉末をアトマイズ法によって作製し、これを篩い分けすることによって粒径40μm以下の合金粉末を得る(合金粉末作製工程S01)。
また、溶剤と樹脂とを混合して有機混合物を生成する(有機物混合工程S02)。
そして、合金粉末作製工程S01で得られた合金粉末と、有機物混合工程S02で得られた有機混合物と、セラミックス粉末(AlN粉末)、分散剤、可塑剤、還元剤等の副添加剤と、をミキサーによって予備混合する(予備混合工程S03)。
次いで、予備混合物を、複数のロールを有するロールミル機を用いて練り込みながら混合する(混錬工程S04)。
混錬工程S04によって得られた混錬物を、ペーストろ過機によってろ過する(ろ過工程S05)。
このようにして、本実施形態である銅部材接合用ペーストが製出されることになる。
次に、本実施形態である接合体の製造方法について説明する。本実施形態における接合体は、銅部材としての銅板と、セラミックス部材としてのセラミックス基板と、が接合されてなるパワーモジュール用基板10とされている。
図2に、本実施形態である接合体の製造方法によって製造されたパワーモジュール用基板10、及び、このパワーモジュール用基板10を用いて構成されたパワーモジュール1を示す。
図2に示すパワーモジュール1は、回路層12が配設されたパワーモジュール用基板10と、回路層12の表面にはんだ層2を介して接合された半導体素子3と、緩衝板41と、ヒートシンク51とを備えている。ここで、はんだ層2は、例えばSn−Ag系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材とされている。なお、本実施形態では、回路層12とはんだ層2との間にNiめっき層(図示なし)が設けられている。
パワーモジュール用基板10は、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図2において上面)に配設された回路層12と、セラミックス基板11の他方の面(図2において下面)に配設された金属層13と、を備えている。
セラミックス基板11は、回路層12と金属層13との間の電気的接続を防止するものであって、絶縁性の高いAlN(窒化アルミ)で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さは、0.2〜1.5mmの範囲内に設定されており、本実施形態では、0.635mmに設定されている。
回路層12は、図5に示すように、セラミックス基板11の一方の面(図5において上面)に、銅又は銅合金からなる銅板22が接合されることにより形成されている。回路層12の厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.3mmに設定されている。また、この回路層12には、回路パターンが形成されており、その一方の面(図1において上面)が、半導体素子3が搭載される搭載面とされている。例えば図2に示すように、回路層12に溝部12aが設けられることにより、回路パターンが形成される。
本実施形態においては、銅板22(回路層12)は、純度99.99質量%以上の無酸素銅(OFC)の圧延板とされている。
そして、セラミックス基板11と回路層12との接合に、本実施形態である銅部材接合用ペーストが使用されている。
金属層13は、図5に示すように、セラミックス基板11の他方の面(図5において下面)に、アルミニウム板23が接合されることにより形成されている。金属層13の厚さは0.6mm以上6.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
本実施形態においては、アルミニウム板23(金属層13)は、純度が99.99質量%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板とされている。
緩衝板41は、冷熱サイクルによって発生する歪みを吸収するものであり、図2に示すように、金属層13の他方の面(図2において下面)に形成されている。緩衝板41の厚さは0.5mm以上7.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.9mmに設定されている。
本実施形態においては、緩衝板41は、純度が99.99質量%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板とされている。
ヒートシンク51は、前述のパワーモジュール用基板10からの熱を放散するためのものである。本実施形態におけるヒートシンク51は、パワーモジュール用基板10と緩衝板41を介して接合されている。
本実施形態においては、ヒートシンク51は、アルミニウム及びアルミニウム合金で構成されており、具体的にはA6063合金の圧延板とされている。また、ヒートシンク51の厚さは1mm以上10mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、5mmに設定されている。
図3に、セラミックス基板11と回路層12との接合界面の拡大図を示す。なお、図3においては、溝部12a近傍のセラミックス基板11と回路層12との接合界面を示している。セラミックス基板11の表面には、銅部材接合用ペーストに含有された活性金属(本実施形態ではTi)の窒化物(本実施形態ではTiN)からなる活性金属層31が形成されている。
そして、この活性金属層31に積層するようにAg−Cu共晶組織層32が形成されている。ここで、Ag−Cu共晶組織層32の厚さは15μm以下とされている。
回路層12に形成される回路パターンは、図3に示すように、回路層12、活性金属層31及びAg−Cu共晶組織層32に設けられた溝部12aによって形成されており、回路パターン間はこの溝部12aが設けられることで絶縁されている。
以下に、前述の構成のパワーモジュール用基板10の製造方法、ヒートシンク及び緩衝板付パワーモジュール用基板の製造方法について、図4から図6を参照して説明する。
(銅部材接合用ペースト塗布工程S11)
まず、図5に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、スクリーン印刷によって、前述の本実施形態である銅部材接合用ペーストを塗布して乾燥させることにより、銅部材接合用ペースト層24を形成する。このとき、回路層12に形成される回路パターンに対応した溝部24aを形成するように銅部材接合用ペーストを塗布する。なお、銅部材接合用ペースト層24の厚さは、乾燥後で20μm以上300μm以下とされている。
(積層工程S12)
次に、銅板22をセラミックス基板11の一方の面側に積層する。すなわち、セラミックス基板11と銅板22との間に、銅部材接合用ペースト層24を介在させているのである。
(加熱工程S13)
次いで、銅板22、セラミックス基板11を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で真空加熱炉内に装入して加熱する。すると、図6に示すように、銅部材接合用ペースト層24のAgが銅板22に向けて拡散する。このとき、銅板22の一部がCuとAgとの反応によって溶融し、銅板22とセラミックス基板11との界面に、溶融金属領域27が形成されることになる。
ここで、本実施形態では、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内に、加熱温度は790℃以上850℃以下の範囲内に設定している。
(凝固工程S14)
次に、溶融金属領域27を凝固させることによりAg−Cu共晶組織層32を形成し、セラミックス基板11と銅板22とを接合する。
なお、凝固工程S14が終了した後では、銅部材接合用ペースト層24のAgが十分に拡散されており、セラミックス基板11と銅板22との接合界面に銅部材接合用ペースト層24が残存することはない。
(レジスト層形成工程S15)
次いで、回路層12上に、形成される回路パターンに対応したレジスト層26を形成する。このレジスト層26は、例えばフォトリソグラフィー法によって形成される。
(エッチング工程S16)
次に、回路層12が形成されたセラミックス基板11を、銅のエッチング液であるFeCl又はCuCl溶液中に浸漬し、回路層12のエッチングを行う。このとき、レジスト層26が形成されていない領域がエッチングされ、溝部12aが形成されることにより、所定の回路パターンを得ることができる。
エッチングが終了したら、セラミックス基板11を溶液中から取り出し、洗浄後、レジスト層26を剥離する。
(金属層接合工程S17)
次に、セラミックス基板11の他方の面側に金属層13となるアルミニウム板23を接合する。本実施形態では、図5に示すように、セラミックス基板11の他方の面側に、金属層13となるアルミニウム板23が厚さ5〜50μm(本実施形態では14μm)のろう材箔25を介して積層される。なお、本実施形態においては、ろう材箔25は、融点降下元素であるSiを含有したAl−Si系のろう材とされている。
次に、セラミックス基板11、アルミニウム板23を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で加熱炉内に装入して加熱する。すると、ろう材箔25とアルミニウム板23の一部とが溶融し、アルミニウム板23とセラミックス基板11との界面に溶融金属領域が形成される。ここで、加熱温度は550℃以上650℃以下、加熱時間は30分以上180分以下とされている。
次に、アルミニウム板23とセラミックス基板11との界面に形成された溶融金属領域を凝固させることにより、セラミックス基板11とアルミニウム板23とを接合する。
このようにして、本実施形態であるパワーモジュール用基板10が製出される。
(ヒートシンク及び緩衝板接合工程S18)
次に、図5に示すように、パワーモジュール用基板10の金属層13の他方の面側(図5において下側)に、緩衝板41と、ヒートシンク51とを、それぞれろう材箔42,52を介して積層する。
本実施形態では、ろう材箔42、52は、厚さ5〜50μm(本実施形態では14μm)とされ、融点降下元素であるSiを含有したAl−Si系のろう材とされている。
次に、パワーモジュール用基板10、緩衝板41、ヒートシンク51を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で加熱炉内に装入して加熱する。すると、金属層13と緩衝板41との界面及び緩衝板41とヒートシンク51との界面に、それぞれ溶融金属領域が形成される。ここで、加熱温度は550℃以上650℃以下、加熱時間は30分以上180分以下とされている。
次に、金属層13と緩衝板41との界面及び緩衝板41とヒートシンク51との界面にそれぞれに形成された溶融金属領域を凝固させることにより、パワーモジュール用基板10と緩衝板41とヒートシンク51とを接合する。
これにより、ヒートシンク及び緩衝板付パワーモジュール用基板が製出されることになる。
そして、回路層12の表面に、はんだ材を介して半導体素子3を載置し、還元炉内においてはんだ接合する。
これにより、はんだ層2を介して半導体素子3が回路層12上に接合されたパワーモジュール1が製出されることになる。
以上のような構成とされた本実施形態である銅部材接合用ペーストおよび接合体の製造方法によれば、Agをセラミックス基板11と銅板22との界面に介在させることができ、このAgを銅板22側へと拡散させることで、CuとAgの反応によって溶融金属領域27を形成することが可能となる。そして、この溶融金属領域27を凝固させることによって、セラミックス基板11と銅板22とを接合することができる。
このように、Agの銅板22への拡散によって溶融金属領域27が形成されることから、セラミックス基板11と銅板22との接合部において溶融金属領域27が必要以上に形成されなくなり、接合後(凝固後)に形成されるAg−Cu共晶組織層32の厚さが薄くなるのである。このように、Ag−Cu共晶組織層32の厚さが薄く形成されることから、セラミックス基板11における割れの発生を抑制することができる。
また、銅部材接合用ペーストにおける金属粉末成分の組成は、活性金属の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされているので、セラミックス基板11の表面に活性金属層31を形成することができる。このように、活性金属層31を介してセラミックス基板11と銅板22からなる回路層12が接合されているので、セラミックス基板11と回路層12との接合強度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、金属粉末成分を構成する粉末、すなわち、Agと活性金属(Ti)とを含有する合金粉末の粒径が40μm以下とされているので、この銅部材接合用ペーストを薄く塗布することが可能となる。よって、接合後(凝固後)に形成されるAg−Cu共晶組織層32の厚さをさらに薄くすることが可能となる。
また、金属粉末成分の含有量が、40質量%以上90質量%以下とされているので、Agを銅板22へと拡散させて確実に溶融金属領域27を形成し、銅板22とセラミックス基板11とを接合することができる。また、溶剤の含有量が確保されることになり、銅板22とセラミックス基板11との接合部に銅部材接合用ペーストを確実に塗布することができる。
また、本実施形態では、活性金属としてTiを含有しているので、AlNからなるセラミックス基板11とTiが反応して活性金属層31が形成されることになり、セラミックス基板11と銅板22とを確実に接合することができる。
さらに、銅部材接合用ペーストは、セラミックス粉末を有しているので、銅部材接合用ペースト中に含まれる活性金属の余剰分をセラミックス粉末によって消費することにより、上述の溶融金属領域27が濡れ広がることを抑制し、ろう染みを低減することができる。また、溶融金属領域27が形成された際に、銅板22とセラミックス基板11との間隔をセラミックス粉末によって保ち、溶融金属が押し出されることを抑制し、ろう染みをさらに低減することができる。すなわち、溝部24aに溶融金属が染み出すことを抑制することができる。また、上述したようにセラミックス基板11と銅板22との接合部において溶融金属領域27が必要以上に形成されないので、パターン間へのろう染みを低減することができる。
そして、このように形成されたAg−Cu共晶組織層上に回路層12が接合され、所定のパターンのレジスト層26を形成した後にエッチングを行うことによって、Ag−Cu共晶組織層32と回路層12に溝部12aを設け、回路層12に形成された回路パターン間を溝部12aで絶縁できる。
また、金属粉末成分の含有量に対するセラミックス粉末の含有量が1質量%以上15質量%以下とされているので、活性金属の余剰分がセラミックス粉末によって確実に消費され、ろう染みを低減することができる。
セラミックス粉末の含有量が1質量%未満の場合では、活性金属の余剰分を十分に消費することができず、ろう染みを低減することが困難となる。また、セラミックス粉末の含有量が15質量%を超える場合では、活性金属とセラミックス粉末との反応が過剰となり、活性金属層31を十分に形成することができず、セラミックス基板11と銅板22との接合強度が低下するおそれがある。以上のことから、金属粉末成分の含有量に対するセラミックス粉末の含有量を1質量%以上15質量%以下の範囲内に設定しているのである。
また、本実施形態では、セラミックス粉末の粒径が、0.5μm以上20μm以下とされているので、活性金属層31を十分に形成できるとともに、銅板22とセラミックス基板11との間の隙間をセラミックス粉末によって保ち、ろう染みを低減することができる。
セラミックス粉末の粒径が0.5μm未満の場合には、セラミックス粉末の表面積が増加することにより活性金属との反応量が多くなり、活性金属を過剰に消費し、活性金属層31を十分に形成することができず接合強度が低下するおそれがある。また、セラミックス粉末の粒径が20μmを超える場合には、銅板22とセラミックス基板11との間の隙間が大きくなり過ぎるために銅板22中へのAgの拡散が生じ難くなり、接合強度が低下するおそれがある。したがって、セラミックス粉末の粒径は、上記の範囲に設定されているのである。
さらに、本実施形態では、セラミックス粉末は、AlNとされているので、銅板22とセラミックス基板11を銅部材接合用ペーストで接合する際に、セラミックス粉末と活性金属とを効率的に反応させることができ、活性金属の余剰分を確実に消費し、ろう染みを低減できる。
また、本実施形態では、必要に応じて分散剤を含有しているので、金属粉末成分を分散させることができ、Agの拡散を均一に行うことができる。また、活性金属層31を均一に形成することができる。
さらに、本実施形態では、必要に応じて可塑剤を含有しているので、銅部材接合用ペーストの形状を比較的自由に成形することができ、銅板22とセラミックス基板11の接合部に確実に塗布することができる。
また、本実施形態では、必要に応じて還元剤を含有しているので、還元剤の作用により、金属粉末成分の表面に形成された酸化皮膜等を除去でき、Agの拡散及び活性金属層31の形成を確実に行うことができる。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態について説明する。
本実施形態である銅部材接合用ペーストは、Ag及び活性金属を含む金属粉末成分と、セラミックス粉末と、樹脂と、溶剤と、分散剤と、可塑剤と、還元剤と、を含有するものである。
ここで、金属粉末成分の含有量が、銅部材接合用ペースト全体の40質量%以上90質量%以下とされている。
また、本実施形態では、銅部材接合用ペーストの粘度が10Pa・s以上500Pa・s以下、より好ましくは50Pa・s以上300Pa・s以下に調整されている。
活性金属は、Ti、Hf、Zr、Nbから選択される1種又は2種以上の元素であることが好ましく、本実施形態では、活性金属としてZrを含有している。なお、活性金属は、水素化物として含有されても良く、本実施形態では、Zr及びZrHを活性金属として用いている。
ここで、金属粉末成分の組成は、活性金属(本実施形態ではZr及びZrH)の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされている。本実施形態では、Zr;25質量%を含んでおり、残部がAg及び不可避不純物とされている。
また、本実施形態においては、金属粉末成分として、要素粉末(Ag粉末、Zr粉末、ZrH粉末)を用いている。これらのAg粉末、Zr粉末、ZrH粉末は、金属粉末成分全体が上述の組成となるように、配合されているのである。
これらのAg粉末、Zr粉末、ZrH粉末は、それぞれ粒径を40μm以下、好ましくは20μm以下、さらに好ましくは10μm以下に設定している。
なお、これらのAg粉末、Zr粉末、ZrH粉末の粒径は、例えば、マイクロトラック法を用いることで測定することができる。
ここで、セラミックス粉末は、第一の実施形態と同様のものが適用されている。また、樹脂、溶剤は、第一の実施形態と同様のものが適用されている。また、本実施形態においても、必要に応じて分散剤、可塑剤、還元剤が添加されている。
また、本実施形態である銅部材接合用ペーストは、第一の実施形態で示した製造方法に準じて製造されている。すなわち、合金粉末の代わりに、Ag粉末、Zr粉末、ZrH粉末を用いた以外は、第一の実施形態と同様の手順で製造されているのである。
次に、本実施形態である接合体の製造方法について説明する。本実施形態における接合体は、銅部材としての銅板122、123と、セラミックス部材としてのセラミックス基板111と、が接合されてなるパワーモジュール用基板110とされている。
図7に、本実施形態である接合体の製造方法によって製造されたパワーモジュール用基板110を示す。
図7に示すパワーモジュール用基板110は、セラミックス基板111と、このセラミックス基板111の一方の面(図7において上面)に配設された回路層112と、セラミックス基板111の他方の面(図7において下面)に配設された金属層113と、を備えている。
セラミックス基板111は、回路層112と金属層113との間の電気的接続を防止するものであって、絶縁性の高いAl(アルミナ)で構成されている。また、セラミックス基板111の厚さは、0.2〜1.5mmの範囲内に設定されており、本実施形態では、0.32mmに設定されている。
回路層112は、図10に示すように、セラミックス基板111の一方の面(図10において上面)に、銅板122が接合されることにより形成されている。回路層112の厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。また、この回路層112には、回路パターンが形成されており、その一方の面(図7において上面)が、半導体素子が搭載される搭載面とされている。回路パターンは、図7に示すように、回路層112に溝部112aが設けられることによって形成されている。
本実施形態においては、銅板122(回路層112)は、純度99.99質量%以上の無酸素銅(OFC)の圧延板とされている。
金属層113は、図10に示すように、セラミックス基板111の他方の面(図10において下面)に、銅板123が接合されることにより形成されている。金属層113の厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
本実施形態においては、銅板123(金属層113)は、純度99.99質量%以上の無酸素銅(OFC)の圧延板とされている。
そして、セラミックス基板111と回路層112及び金属層113との接合に、本実施形態である銅部材接合用ペーストが使用されている。
図8に、セラミックス基板111と回路層112との接合界面の拡大図を示す。なお、図8は、溝部112a近傍におけるセラミックス基板111と回路層112との接合界面の拡大図を示している。セラミックス基板111の表面には、銅部材接合用ペーストに含有された活性金属(本実施形態ではZr及びZrH)の酸化物(本実施形態ではZr)からなる活性金属層131が形成されている。
そして、この活性金属層131に積層するようにAg−Cu共晶組織層132が形成されている。ここで、Ag−Cu共晶組織層132の厚さは15μm以下とされている。
回路層112に形成される回路パターンは、図8に示すように、回路層112、活性金属層131及びAg−Cu共晶組織層132に設けられた溝部112aによって形成されており、回路パターン間はこの溝部112aが設けられることで絶縁されている。
また、本実施形態においては、セラミックス基板111と金属層113との接合界面にも、セラミックス基板111と回路層112との接合界面と同様に活性金属層131が形成されている。
以下に、前述の構成のパワーモジュール用基板110の製造方法について、図9、図10を参照して説明する。
(銅部材接合用ペースト塗布工程S111)
まず、図10に示すように、セラミックス基板111の一方の面及び他方の面に、スクリーン印刷によって、前述の本実施形態である銅部材接合用ペーストを塗布し、銅部材接合用ペースト層124,125を形成する。なお、セラミックス基板111の一方の面(上面)には、回路層112に形成される回路パターンに応じた溝部124aが形成されるように、銅部材接合用ペーストを塗布する。また、銅部材接合用ペースト層124,125の厚さは、乾燥後で20μm以上300μm以下とされている。
(積層工程S112)
次に、銅板122をセラミックス基板111の一方の面側に積層する。また、銅板123をセラミックス基板111の他方の面側に積層する。すなわち、セラミックス基板111と銅板122、セラミックス基板111と銅板123との間に、銅部材接合用ペースト層124,125を介在させているのである。
(加熱工程S113)
次いで、銅板122、セラミックス基板111、銅板123を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で真空加熱炉内に装入して加熱する。すると、銅部材接合用ペースト層124のAgが銅板122に向けて拡散するとともに、銅部材接合用ペースト層125のAgが銅板123に向けて拡散する。
このとき、銅板122のCuとAgとが反応によって溶融し、銅板122とセラミックス基板111との界面に、溶融金属領域が形成される。また、銅板123のCuとAgとが反応によって溶融し、銅板123とセラミックス基板111との界面に、溶融金属領域が形成される。
ここで、本実施形態では、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内に、加熱温度は790℃以上850℃以下の範囲内に設定している。
(凝固工程S114)
次に、溶融金属領域を凝固させることにより、セラミックス基板111と銅板122、123とを接合する。なお、凝固工程S114が終了した後では、銅部材接合用ペースト層124、125のAgが十分に拡散されており、セラミックス基板111と銅板122、123との接合界面に銅部材接合用ペースト層124、125が残存することはない。
(レジスト層形成工程S115)
次いで、回路層112上に、形成される回路パターンに対応したレジスト層126を形成する。また、金属層113の下面には、全面にレジスト層126を形成する。このレジスト層126は、例えばフォトリソグラフィー法によって形成される。
(エッチング工程S116)
次に、回路層112及び金属層113が形成されたセラミックス基板111を、銅のエッチング液であるFeCl又はCuCl溶液中に浸漬し、回路層112のエッチングを行う。このとき、レジスト層126が形成されていない領域がエッチングされ、溝部112aが形成されることにより、所定の回路パターンを得ることができる。
エッチングが終了したら、セラミックス基板111を溶液中から取り出し、洗浄後、レジスト層126を剥離する。
このようにして、本実施形態であるパワーモジュール用基板110が製出される。
このパワーモジュール用基板110には、回路層112の上に半導体素子が搭載されるとともに、金属層113の他方側にヒートシンクが配設されることになる。
以上のような構成とされた本実施形態である銅部材接合用ペーストおよび接合体の製造方法によれば、Agをセラミックス基板111と銅板122、銅板123との界面に介在させることができ、このAgを銅板122,123側へと拡散させることで、CuとAgの反応によって溶融金属領域を形成することが可能となる。そして、この溶融金属領域を凝固させることによって、セラミックス基板111と銅板122,123とを接合することができる。
このように、Agの銅板122,123への拡散によって溶融金属領域が形成されることから、セラミックス基板111と銅板122、123との接合部において溶融金属領域が必要以上に形成されなくなり、接合後(凝固後)に形成されるAg−Cu共晶組織層132の厚さが薄くなるのである。よって、セラミックス基板111における割れの発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、活性金属としてZr及びZrHを含有しているので、Alからなるセラミックス基板111とZr及びZrHが反応して活性金属層131が形成されることになり、セラミックス基板111と銅板122,123とを確実に接合することができる。さらに、ZrHの水素が還元剤として作用するので、銅板122,123の表面に形成された酸化膜等を除去でき、Agの拡散及び活性金属層131の形成を確実に行うことができる。
さらに、銅部材接合用ペーストは、セラミックス粉末を含んでいるので、第一実施形態と同様に、活性金属の余剰分をセラミックス粉末が消費することによって上述の溶融金属領域が厚く形成されることを抑制するとともに、銅板とセラミックス基板との隙間を保ち、ろう染みを低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態の銅部材接合用ペーストは、セラミックス基板と銅板とを接合する際に使用するものとして説明したが、これに限定されることはなく、セラミックス部材と銅部材とを接合する際に、本発明の銅部材接合用ペーストを用いてもよい。
活性金属としてTi、Zrを用いたものとして説明したが、これに限定されることはなく、Hf,Nb等の他の活性金属であってもよい。
また、銅部材接合用ペーストに含まれる金属粉末成分がTiH等の活性金属の水素化物を含んでいてもよい。
また、上記実施の形態では、セラミックス基板がAlN又はAlで構成される場合について説明したが、セラミックス基板はSi等の他の窒化物系又は酸化物系のセラミックス基板で構成されても良い。
上記実施の形態では、金属粉末成分を構成する粉末の粒径を40μm以下としたもので説明したが、これに限定されることはなく、粒径に限定はない。
また、セラミックス粉末の粒径を0.5μm以上20μm以下としたもので説明したが、これに限定されることはなく、粒径に限定はない。
また、分散剤、可塑剤、還元剤を含むものとして説明したが、これに限定されることはなく、これらを含んでいなくてもよい。これら分散剤、可塑剤、還元剤は、必要に応じて添加すればよい。
また、上記実施形態では、金属粉末成分がAg及び活性金属から構成されるとしたが、In、Sn、Al、Mn及びZnから選択される1種又は2種以上の元素を添加することもできる。この場合、溶融金属領域をさらに低い温度で形成することができ、形成されるAg−Cu共晶組織層の厚さをさらに薄くすることができる。In、Sn、Al、Mn及びZnから選択される1種又は2種以上の元素を添加する場合、Agの含有量が少なくとも25質量%以上であることが望ましい。
さらに、アルミニウム板とセラミックス基板、あるいは、アルミニウム板同士をろう付けにて接合するものとして説明したが、これに限定されることはなく、鋳造法、金属ペースト法等を適用してもよい。また、アルミニウム板とセラミックス基板、アルミニウム板と天板、あるいは、その他のアルミニウム材間に、Cu,Si,Zn,Ge,Ag,Mg,Ca,Ga,Liを配し、過渡液相接合法(Transient Liquid Phase Bonding)を用いて接合してもよい。
また、図5、図6及び図10に示す製造方法で製造されたパワーモジュール用基板、ヒートシンク及び緩衝板付パワーモジュール用基板に限定されることはなく、他の製造方法で製造されたパワーモジュール用基板等であってもよい。
例えば、セラミックス基板の一方の面に、上記実施形態で説明したように、銅部材接合用ペーストを用いて回路パターンが形成された回路層を形成し、セラミックス基板の他方の面にろう材箔を介してアルミニウム板を接合するとともに、アルミニウム板の他方の面にろう材箔を介してヒートシンクを接合してもよい。このようにして、パワーモジュール用基板とヒートシンクとを備えたヒートシンク付パワーモジュール用基板が製造されることになる。
本発明の有効性を確認するために行った比較実験について説明する。
AlNのセラミックス基板(40mm×40mm×0.635mmt)の一方の面に、パターン間隔を2mmに設定した所定のパターン状に銅部材接合用ペーストをスクリーン印刷で塗布し、乾燥させた。また、セラミックス基板の他方の面には、37mm×37mmの面積になるように銅部材接合用ペーストをスクリーン印刷で塗布し、乾燥させた。なお、金属粉末成分に含まれる各元素の比率、銅部材接合用ペーストに対する要素粉末の成分割合、及び金属粉末成分に対するセラミックス粉末の比率は、表1に記載の条件とした。なお、表1には、活性金属の水素化物の要素粉混合比の他に、活性金属含有量も併せて記載した。また、銅部材接合用ペーストには、分散剤としてアニオン性界面活性剤を、可塑剤としてアジピン酸ジブチルを、還元剤としてアビエチン酸を用いた。樹脂、溶剤、分散剤、可塑剤、還元剤の混合比率は、質量比で、樹脂:溶剤:分散剤:可塑剤:還元剤=7:70:3:5:15とした。なお、実施例1〜3及び比較例1、2については粉末成分として合金粉末を使用し、実施例4〜7及び比較例3、4については、粉末成分として各元素の粉末(要素粉末)を使用した。
そして、セラミックス基板の一方の面及び他方の面に、純度99.99質量%以上の無酸素銅(OFC)からなる銅板(37mm×37mm×0.3mmt)を積層し、パターン面積に対して6kgf/cmの圧力となるように荷重を付加し、真空雰囲気下、加熱温度820℃で30分間保持し、セラミックス基板と銅板とを接合し、本発明例1〜7、及び比較例1〜4のパワーモジュール用基板を得た。
次に、セラミックス基板の一方の面に接合された銅板の表面に、前述の銅部材接合用ペーストを形成した時と同様のパターン状にフォトリソグラフィー法によりレジスト層を形成した。また、セラミックス基板の他方の面に接合された銅板の表面には、全面にレジスト層を形成した。次いで、上述のように銅板が接合されたセラミックス基板を39質量%の塩化鉄(III)水溶液に浸漬し、銅板をエッチングして所定の回路パターンを得た。
上述のようにして得られた銅の回路パターン間を上面側からデジタルマイクロスコープ(キーエンス製 VHX−600)を用いて観察し、銅板とセラミックス基板とを接合した際に生じたろうの染み出し量を測定した。具体的には、銅部材接合用ペーストをスクリーン印刷した際のパターンの端部から染み出した最大の長さを測定し、20個の接合体の平均値をろうの染み出し量とした。なお、パターン間が短絡していた場合は、染み出し量を1000μmとして計算を行った。
また、セラミックス基板の一方の面に形成された回路パターン(銅部材)とセラミックス基板との接合界面を超音波探傷装置(HITACHI FineSAT FS200)により観察し、回路パターンの全面積に対する接合率を算出した。
さらに、回路パターンとセラミックス基板との接合界面におけるAg−Cu共晶組織層の厚みを測定した。Ag−Cu共晶組織層の厚さは、回路パターン(銅板)/セラミックス基板界面のEPMA(電子線マイクロアナライザー)による反射電子像から、倍率2000倍の視野(縦45μm;横60μm)において接合界面に連続的に形成されたAg−Cu共晶組織層の面積を測定し、測定視野の幅の寸法で除して求め、5視野の平均をAg−Cu共晶組織層の厚さとした。なお、銅板とセラミックス基板との接合部に形成されたAg−Cu共晶組織層のうち、接合界面から厚さ方向に連続的に形成されていない領域を含めずに、Ag−Cu共晶組織層の面積を測定した。
上記の評価の結果を表1に示す。
Figure 2014172802
表1に示すように、本発明例1〜7は、パターン間のろうの染み出し量が小さいことが確認された。また、回路パターンとセラミックス基板との接合率も良好であった。
一方、比較例1は活性金属が少ないため、接合率が低下した。また、比較例2は、銅部材接合用ペースト中に含まれるセラミックス粉末が多すぎるために、活性金属が過剰に消費され、接合率が低下した。
比較例3は、銅部材接合用ペースト中の活性金属の量が多く、接合に必要なAg量を確保するため、ペーストの塗布量が多くなり、さらにセラミックス粉末が含有されていないので、ろうの染み出し量が大きくなった。比較例4は、銅部材接合用ペースト中に含まれるセラミックス粉末が少なすぎるために、ろうの染み出し量が大きくなった。
10、110 パワーモジュール用基板
11、111 セラミックス基板(セラミックス部材)
22、122、123 銅板(銅部材)
23、223 アルミニウム板

Claims (5)

  1. 銅または銅合金からなる銅部材とセラミックス部材とを接合する際に使用される銅部材接合用ペーストであって、
    Ag及び活性金属を含む金属粉末成分と、セラミックス粉末と、樹脂と、溶剤と、を含み、
    前記金属粉末成分の組成は、前記活性金属の含有量が1質量%以上30質量%以下とされ、残部がAg及び不可避不純物とされ、
    前記金属粉末成分の含有量に対する前記セラミックス粉末の含有量が1質量%以上15質量%以下とされていることを特徴とする銅部材接合用ペースト。
  2. 前記セラミックス粉末の粒径が0.5μm以上20μm以下とされていることを特徴とする請求項1に記載の銅部材接合用ペースト。
  3. 前記セラミックス粉末は、AlN、Al、BNから選択される1種又は2種以上のセラミックスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の銅部材接合用ペースト。
  4. 銅または銅合金からなる銅部材とセラミックス部材とが接合されてなる接合体であって、
    前記銅部材と前記セラミックス部材との間に、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の銅部材接合用ペーストを介在させた状態で加熱処理を行うことにより前記銅部材と前記セラミックス部材とが接合されていることを特徴とする接合体。
  5. セラミックス基板の表面に銅又は銅合金からなる銅板が積層されて接合されたパワーモジュール用基板であって、
    前記銅板と前記セラミックス基板との間に、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の銅部材接合用ペーストを介在させた状態で加熱処理を行うことにより前記銅板と前記セラミックス基板とが接合されていることを特徴とするパワーモジュール用基板。
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