JP2014171700A - 穿刺針 - Google Patents

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JP2014171700A JP2013047483A JP2013047483A JP2014171700A JP 2014171700 A JP2014171700 A JP 2014171700A JP 2013047483 A JP2013047483 A JP 2013047483A JP 2013047483 A JP2013047483 A JP 2013047483A JP 2014171700 A JP2014171700 A JP 2014171700A
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Hirotoshi Nakayama
裕敏 中山
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Abstract

【課題】術者が狭い作業スペース内でも少ない力で効率的に穿刺針を仙棘靭帯に突き通すことができ、左右兼用が可能な穿刺針を提供する。
【解決手段】右手または左手で把持するためのハンドル部12と、このハンドル部12に一体的に連結された延長棒部14と、この延長棒部14の先端に一体的に連結された略半円形状の湾曲針部16とを備えた穿刺針10。湾曲針部16は、針先16aの近傍に形成された針穴18を備えており、その外周面16bが延長棒部14の長手方向と同一方向に沿うように配置されている。
【選択図】図1

Description

この発明は穿刺針に係り、特に、子宮脱等の治療に際し、仙棘靭帯に手術用糸を突き通すのに好適な穿刺針に関する。
子宮が膣内にまで下降してくる子宮脱の治療法の一つとして、子宮を手術用糸で仙棘靭帯に吊り上げる方法が実施されている。
この手術の基本は、骨盤底に存する比較的丈夫な仙棘靭帯に手術用糸を括り付けて、子宮の上端部を吊り上げることにあり、仙棘靭帯に針を突き通した後に、その針穴に手術用糸を通すことが必要となる。
この仙棘靭帯に手術用糸を通す方法の一つとして、膣後壁を切開し、そこからデシャンと称する穿刺針(動脈瘤針)を骨盤底内に導入する術式がある。
図13に示すように、このデシャン50は、ハンドル部52と、延長棒部54と、半円形状の湾曲針部56とを備えている。
湾曲針部56の針先56aは鋭利に尖っており、微細な針穴58を備えている。
この湾曲針部56は、外周面56bが延長棒部54から左右に(延長棒部54の長手方向と交差する方向に)張り出すように成形されており、その左右の張り出し方向により、左手用と右手用に分かれている。
図14及び図15は、左手用のデシャン50を、仙骨60と座骨棘62との間を繋ぐ仙棘靭帯30に突き通す様子を示すものである。
まず術者は、デシャン50のハンドル部52を左手20で握る。この際、デシャン50の延長棒部54は、前に延ばした腕と直交する方向に沿っている。
この後、膣後壁の切開部からデシャン50を骨盤底内に挿入し、仙棘靭帯30の所定部位に湾曲針部56の針先56aを押し当てる(図14)。
つぎに術者は、左手首を内側に返して、湾曲針部56の針先56aを仙棘靭帯30に突き通す(図15)。この結果、湾曲針部56の針穴58が仙棘靭帯30の表面上に突出することとなる。
この後、ケリー鉗子等で手術用糸の先端部を湾曲針部56まで運び、これを針穴58に通した上で、湾曲針部56を反転させて仙棘靭帯30から離脱させることにより、手術用糸の先端部が仙棘靭帯30の下部から取り出される。
この手術用糸の先端部を子宮の上端部分に係合させた後、糸の基端部側を引くことにより、子宮が上方に引き上げられる。
デシャン動脈瘤針 インターネットURL:http://www.atomed.co.jp/tmp/pdf/ins/DeschampsNeedle_2.pdf 検索日:2013年3月2日
しかしながら、仙棘靭帯30は実際には軟組織中に埋もれるように存在しているため、湾曲針部56の針先56aを突き通すためには相当な力を要するにもかかわらず、デシャン50は上記の通り手首の返しを利用して針先56aを仙棘靭帯30に突き通す仕組みであるため、力が入りにくく術者に大きな負担をかけるという問題があった。
また、目標部位に対し基本的に横方向からのアプローチとなるが、膣自体は比較的横幅が狭い器官であり、通常は膣鏡のブレードが膣壁の左右にそれぞれ配置されているため(図示省略)、十分な作業スペースを確保するのが難しいという問題もあった。
さらに、左手用と右手用のデシャン50を別個に準備する必要があるため、器具の保管・管理面でも不便があった。
この発明は、従来の上記問題を解決するために案出されたものであり、術者が狭い作業スペース内でも少ない力で効率的に穿刺針を仙棘靭帯に突き通すことができ、しかも左右兼用が可能な穿刺針を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載した穿刺針は、右手または左手で把持するためのハンドル部と、このハンドル部に連結された延長棒部と、この延長棒部の先端に連結された略半円形状の湾曲針部とを備え、この湾曲針部は、先端の針先近傍に形成された針穴を備えており、その外周面が上記延長棒部の長手方向と同一方向に沿うように配置されていることを特徴としている。
この発明に係る穿刺針の場合、湾曲針部が延長棒部の長手方向(軸方向)と同一方向に沿うように配置されているため、仙棘靭帯に対して正面からアプローチすることが可能となり、左右に十分なスペースを確保できない状況下においても、針穴を仙棘靭帯の表面上に突出させることが可能となる。
また、左右の別がなくなるため、1種類の穿刺針で左手用及び右手用を兼用させることが可能となる。
しかも、一方の手でハンドル部を握り、他方の手の親指と人指し指を湾曲針部の外周面に押し当てた状態でハンドル部を押し下げると、親指と人指し指が支点となり梃子の原理で針先が押し上げられるため、術者は少ない力で仙棘靭帯に針先を確実に突き通すことが可能となる。
図1は、この発明に係る穿刺針10を示す側面図であり、ハンドル部12と、延長棒部14と、半円形状の湾曲針部16とを備えている。
この穿刺針10は、ステンレス等により、一体成形されている。
図2に示すように、湾曲針部16の針先16aの近傍には、針穴18が形成されている。
この湾曲針部16は、図3の底面図に示すように、その外周面16bが延長棒部14の長手方向に沿うように配置されており、従来のデシャン50のように、外周面16bが延長棒部14と直交する方向(左右方向)に張り出してはいない。
このため、針先16aも延長棒部14の延長線上(同軸上)に存在することとなり、この穿刺針10のハンドル部12を左または右に回転させても針先16aによる穿刺はできないが、ハンドル部12を上方向に回転させると針先16aによる穿刺が可能となる。
図4に示すように、術者はこの穿刺針10を用いる場合、左右何れかの手(図においては左手20)でハンドル部12を握ることになるが、この際に、延長棒部14及び湾曲針部16が縦方向(前に延ばした腕と平行な方向)に沿うようにする。
術者は、この状態で穿刺針10を膣22の膣後壁に形成された切開部24から骨盤底25内に侵入させる。膣22は、膣鏡26のブレード28によって左右に拡張されている。
つぎに術者は、図5に示すように、仙棘靭帯30の下部に湾曲針部16の針先16aをあてがった状態で左手20を押し下げると、図6に示すように、湾曲針部16の針先16aが仙棘靭帯30の表面から突出する。
この際、図7に示すように、右手人指し指32で仙棘靭帯30の裏側(下側)を触診しながら穿刺箇所を同定すると共に、湾曲針部16の外周面16bをガイドし、右手親指34の腹で湾曲針部16の外周面16bを押し出すことにより、針先16aを仙棘靭帯30に容易かつ確実に突き刺すことが可能となる。
そして、図8に示すように、右手親指34を湾曲針部16の外周面16bにあてがったまま、また右手人指し指32を湾曲針部の外周面16bに置いたまま、左手20でハンドル部12を押し下げることにより、湾曲針部16が右手人指し指32及び右手親指34で作るガイドレールに沿って滑動し、針先16aが仙棘靭帯30の表面上に突出する。この際、右手親指34および右手人差し指32が支点となり、梃子の原理が働くため、術者は比較的軽く力を加えるだけで済む。
つぎに、図9に示すように、ケリー鉗子(図示省略)によって手術用糸40の先端部40aを穿刺針10の針穴18に通した後、図10に示すように、湾曲針部16を仙棘靭帯30から離脱させ、そのまま手術用糸40を引き出すことにより、図11に示すように、手術用糸40が仙棘靭帯30を貫通することとなる。
この穿刺針10の場合、上記のように仙棘靭帯30に対して正面方向からのアプローチとなり、針を刺したり抜いたりする動作も、膣の縦長形状にマッチした上下方向での回転運動となるため、左右に作業用のスペースを大きく確保する必要がない。
このため、膣壁の左右に膣鏡26のブレード28が配置されていても、これに邪魔されることなく、術者は比較的容易に作業を進めることができる。
しかも、湾曲針部16を仙棘靭帯30に突き通す際には、梃子の原理を応用してハンドル部12を押し下げるだけで済むため、術者に大きな負担をかけることがない。
さらに、左右どちらの仙棘靭帯30に対して手術を行う場合であっても、共通の穿刺針10を用いることができるため、器具の保管・管理面でも便利である。
上記にあっては、図12(a)に示すように、湾曲針部16の針先16aが延長棒部14の延長線Xよりも高い位置にまで延びている例を示したが、この発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図12(b)に示すように、湾曲針部16の針先16aを、延長棒部14の延長線Xと同じ高さに形成してもよい。あるいは、湾曲針部16の針先16aを、延長棒部14の延長線Xよりも低く形成してもよい。
また、湾曲針部16は正確な半円形状に限定されるものではなく、図12(c)に示すように、半楕円形状に形成してもよい。
要は、ハンドル部12を握った手と反対側の手の親指及び人指し指を湾曲針部16の外周面16bにあてがい、これらを支点にハンドル部12を押し下げた際に、先端の針穴18が仙棘靭帯30の表面上に確実に突出するような寸法・形状を備えていれば十分である。
この発明に係る穿刺針の側面図である。 この発明に係る穿刺針の正面拡大図である。 この発明に係る穿刺針の底面図である。 この発明に係る穿刺針を左手で握った状態を示す平面図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の利用状態を示す概念図である。 この発明に係る穿刺針の湾曲針部の変形例を示す拡大部分側面図である。 従来のデシャン穿刺針を示す平面図である。 従来のデシャン穿刺針の利用状態を示す概念図である。 従来のデシャン穿刺針の利用状態を示す概念図である。
10 穿刺針
12 ハンドル部
14 延長棒部
16 湾曲針部
16a 湾曲針部の針先
16b 湾曲針部の外周面
18 針穴
20 左手
22 膣
24 切開部
25 骨盤底
26 膣鏡
28 ブレード
30 仙棘靭帯
32 右手人指し指
34 右手親指
40 手術用糸
40a 手術用糸の先端部

Claims (1)

  1. 右手または左手で把持するためのハンドル部と、
    このハンドル部に連結された延長棒部と、
    この延長棒部の先端に連結された略半円形状の湾曲針部とを備え、
    この湾曲針部は、先端の針先近傍に形成された針穴を備えており、その外周面が上記延長棒部の長手方向と同一方向に沿うように配置されていることを特徴とする穿刺針。
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