JP2014170042A - クリーニング装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、及びそのプロセスカートリッジを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、及びそのプロセスカートリッジを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クリーニングブレードの像担持体への長手方向の当接圧を略均一にするクリーニング装置を提供する。
【解決手段】壁面部材19のクリーニングブレードホルダ14との締結面19aの形状に傾斜を持たせ、締結したクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状が像担持体1に対して中央部を凸形状とする。これにより両端を締結保持されたクリーニングブレードホルダ14に接着あるいは一体成形されたクリーニングブレード13と像担持体1が当接すると、長手方向中央部のたわみによる当接圧の逃げ分が補正される。
【選択図】図4

Description

本発明は、クリーニング装置とそのクリーニング装置を用いたプロセスカートリッジおよびそのプロセスカートリッジを備えたプリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置に用いられるクリーニング装置として、像担持体の表面に形成されたトナー像が転写ローラに転写されずに残った転写残トナーをクリーニングブレードによって像担持体表面から除去するものが知られている。
たとえば、特許文献1(特開平11−237821号公報)には、長手方向の中央に設けられた凸状部と凸状部の両外側に設けられたクリーニングブレード支持部材の締結孔を有する取付面に、クリーニングブレード支持部材を締結することで、クリーニング部材の長手方向中央を凸状部に沿って突出させることが記載されている。
しかし上記のようなクリーニング装置では、長手方向中央部の凸状部に沿ってクリーニングブレード支持部材を取り付けたとしても、クリーニングブレードにおける長手方向中央付近の凸形状は、クリーニング支持部材に締結される部品の形状による影響が強くなってしまうことから、凸形状だけではクリーニングブレードと像担持体との圧接力は長手方向で略均一にすることができない。特に取付面の両外側の締結部の傾斜だけで擬似的に長手方向中央部の凸形状を形成させるような構成においては、クリーニング支持部材に締結される部品による形状の影響はより顕著となる。
本発明は、クリーニングブレードと像担持体との当接を長手方向で略均一にすることでクリーニング不良による画像品質異常発生を抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するため、像担持体と、前記像担持体を保持するケースと、前記像担持体に当接して該像担持体表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレードと、前記ケースに取り付けられ前記クリーニングブレードを保持するクリーニングブレードホルダと、前記クリーニングブレードホルダに締結される壁面部材と、を有し、前記クリーニングブレードホルダと前記壁面部材との締結面が、前記壁面部材の長手方向両側に形成され、前記締結面で前記クリーニングブレードホルダが前記壁面部材と締結されることにより、前記クリーニングブレードホルダおよび前記クリーニングブレードの長手方向中央部が両側よりも突出した状態で、該クリーニングブレードが該像担持体表面に当接することを特徴とするクリーニング装置である。
本発明によれば、クリーニングブレードの像担持体への長手方向の当接圧を略均一にできるのでクリーニング不良による画像品質異常発生を抑制できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の実施形態におけるプロセスカートリッジを示す概略図である。 本発明の実施形態におけるクリーニング装置の基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置の長手方向の構成例について説明する図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置の長手方向の構成の実施例1について説明する図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置の長手方向の構成の実施例2について説明する図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置の長手方向の構成の実施例3について説明する図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置の長手方向の構成の実施例4について説明する図である。 本発明の実施の形態におけるクリーニング装置の長手方向の構成の実施例5について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電子写真方式の画像形成装置の構成及び動作について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置101の中央断面概略構成図である。画像形成装置101は、装置枠体のほぼ中央部にクリーニング装置を一体に備え装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジ106を搭載しており、プロセスカートリッジ106の上側には像担持体1に潜像を形成するための露光装置105を配置している。
プロセスカートリッジ106の下側に転写体である転写ローラ103を設置し、その下側には記録媒体107を積載収容する給紙カセット108を配置する。給紙ローラ109にて給紙された記録媒体107は転写ローラ103を通り、定着器112へ導かれて記録媒体107にトナー像を熱定着させる。
プロセスカートリッジ106の像担持体1と接する位置に設置されている転写ローラ103に高電位を印加することによって像担持体1と転写ローラ103に電位差を設ける。さらにタイミングをとって給紙ローラ109から供給された用紙やOHPシート等の記録媒体107に像担持体1表面に形成されたトナー像を転写する。トナー像が転写された記録媒体107は、転写ローラ103から剥離され、定着器112によってトナー像を記録媒体107に溶融定着し、排紙装置113によりカラー電子写真方式の画像形成装置101の上面の符号表示しない排紙トレーに排紙される。記録媒体107の給紙から排紙までの搬送経路をできる限り簡略化し、搬送経路の曲率半径を大きくすることにより、搬送途中での紙詰まりを防止し、信頼性を向上させることができる。また、紙詰まり発生時の解消処理操作も簡単に行うことができ、更に、厚紙等も使用する多種記録媒体方式の電子写真方式の画像形成装置にも対応することもできる。
記録媒体107が画像面を下向きにして画像形成装置101上に排出されることにより、画像形成装置101上に積み重なった記録媒体107は、画像面側が上を向くように取り出すと、上側から下側に印刷順に並ぶように積み重なる利点がある。
次に、電子写真画像形成プロセスについて説明する。図2はプロセスカートリッジ106の断面図である。図1と図2において、像担持体1は、画像形成装置101本体に設置された図示しない駆動装置により回転し、その表面の感光層1aが帯電ローラ11によって一様な高電位に帯電される。一様帯電された感光層1aは、露光装置105からの光学像を有する光線Lにより露光される。この露光により電位の減衰した低電位部と初期化による高電位部とからなる静電潜像が感光層1aに形成される。次いで、当該静電潜像の低電位部(又は高電位部)が像担持体1と現像ローラ12との対向位置に至ると、表面にトナー薄層が形成された現像ローラ12からトナーが像担持体1に移され、像担持体1の表面にトナー像が形成される。像担持体1の回転が進むと、このトナー像は転写ローラ103に転写される。このとき、像担持体1上には、転写ローラ103に転写されずに残った転写残トナーが存在するが、この転写残トナーはクリーニングブレード13によって像担持体1から除去される。このクリーニングブレード13よりも像担持体回転方向下流側には、図示しない除電装置が設けられている。除電装置では、像担持体1の表面の残留電荷が除去される。除電装置の像担持体下流側には帯電ローラ11が設けられており、像担持体1は再び一様な高電位に帯電される。なお、安価で小型な画像形成装置を提供する場合には、除電装置を設けない場合もある。
図2において像担持体1に当接するクリーニングブレード13はクリーニングブレードホルダ14に保持されている。クリーニングブレード13は、全体としての剛性を保つことができるのであれば、薄くてよく、金属や樹脂などの剛性の高い部材でクリーニングブレード13を形成するとき、厚さは1mm以下で、好ましくは0.15mmとすることができる。1mmの厚さのゴムブレードを0.15mmのSUSの板材に接着する構成とすることもできる。クリーニングブレードホルダ14は、剛性の高い薄い鋼材等で形成される。クリーニングブレード13は、クリーニングブレードホルダ14の先端部から突出して設けられており、クリーニングブレードホルダ14による当接動作とは別に像担持体1の表面にならう状態で当接することができる。
また、クリーニングブレードホルダ14は像担持体1を保持するケース15に位置決めされながら図示しない締結部材により長手方向両端部にて締結される。像担持体1との当接姿勢を維持しながら保持されることでクリーニングブレード13により像担持体1に残留する図示しないトナーを効率よく除去する。
クリーニングブレード13によって像担持体1から除去された図示しないトナーは重力方向に落下し、受け部材16によってケース15に導かれ、トナーは廃トナー送り部材17によりケース15内の廃トナー回収部18に貯蔵される。なお現像装置の寿命の長さ(廃トナー重量)によっては廃トナー送り部材17を設けない場合もある。廃トナー回収部18の壁面はそのほとんどがケース15によって構成されている。像担持体1側はクリーニングブレード13やクリーニングブレードホルダ14により隙間があいてしまい、この隙間を塞ぐためにクリーニングブレードホルダ14に壁面部材19を締結保持する必要がある。また、締結してもなお壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14の間に発生しうる微小な隙間からトナーが漏れ出ないように、締結時にはシール部材20をあらかじめ壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14の間に圧縮された状態で取り付けられる構成とすることができる。
像担持体1とクリーニングブレードホルダ14はともにケース15にその長手方向両端部にて保持される形態を取るのが一般的である。このような両端保持で像担持体1とクリーニングブレード13を当接させると、たわみにより長手方向の中央付近が逃げることで中央付近の当接圧が低くなり、中央付近において像担持体1上の残トナーをクリーニングブレード13で除去しにくくなる。像担持体1上の残トナーを除去できないと、残トナーが次の画像形成プロセスを経て記録媒体107に転写され、一般に縦黒スジと呼ばれる画像となり印刷品質の低下を招くこととなる。これを回避するためにクリーニングブレード13の像担持体1に対する当接圧を全体的に上げてしまうと、クリーニングブレード13の両端部が像担持体1の回転に負けて、めくれる場合がある。この場合、クリーニングブレード13の像担持体1に対する当接圧を全体的に上げることなく、クリーニングブレード13の長手方向中央付近の像担持体1への当接圧を両端部と略均一にすることが必要である。クリーニングブレードホルダ14の反り量を管理することで像担持体1への当接圧の均一化を図るのであるが、クリーニングブレードホルダ14は剛性の高い金属で作成され、板材の剛性のみにより反り量を管理することは難しい。そこで、本発明は、壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14における締結構造によって、クリーニングブレードホルダ14およびクリーニングブレード13の長手方向中央部が両側よりも突出した状態で、クリーニングブレード13を像担持体1表面に当接させることで、クリーニングブレード13の長手方向中央付近の像担持体1への当接圧を両端部と略均一にするものである。
図3(a)、図3(b)、図3(c)は、図2に示すケース15、クリーニングブレードホルダ14、クリーニングブレード13、壁面部材19の取り付け構造を説明する図である。図3(a)は、図2に示すケース15単体を像担持体1側から見た図である。図3(c)は、クリーニングブレードホルダ14と壁面部材19とが組み付けられた状態で、ケース15に組みつけられた状態を示す。ここで、図3(c)の場合、クリーニングブレードホルダ14と壁面部材19の関係がわかりにくいため、図3(c)の状態から壁面部材19を取り除いたものを図3(b)として示す。
ケース15は、長手方向の両側にクリーニングブレードホルダ14のクリーニングブレードホルダ取付座面15a1、15a2と、クリーニングブレードホルダ取付位置決めボス15b1、15b2と、クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴15c1、15c2が形成されている。クリーニングブレードホルダ取付座面15a1、15a2は、ケースにおける座面と座面との間の部分よりも突出している面を有している。クリーニングブレードホルダ取付位置決めボス15b1、15b2は、凸状をなし、クリーニングブレードホルダ取付穴14c1、14c2と係合するボスである。クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴15c1、15c2は、クリーニングブレードホルダ取付位置決めボス15b1、15b2とクリーニングブレードホルダ取付座面15a1、15a2との間に設けられ、クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴14d1、14d2との位置をあわせた状態でクリーニングブレードホルダ締結ネジ31で締結されるネジ用穴である。
クリーニングブレードホルダ14は、クリーニングブレードホルダ取付位置決めボス15b1、15b2と係合するクリーニングブレードホルダ取付穴14c1、14c2と、クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴14d1、14d2と、壁面部材19のボス19a1、19a2が挿通する壁面部材位置決めボス穴14a1、14a2と、壁面部材19を固定する壁面部材取付用ネジ用貫通穴14b1、14b2が形成されている。壁面部材位置決めボス穴14a1、14a2は、図4(b)のようにクリーニングブレードホルダ14が凸形状になったときに、壁面部材19のボス19a1、19a2が挿通する。また、壁面部材位置決めボス穴14a2、14a2の上下方向の大きさは、ボス19a1、19a2の高さ方向の径よりも大きく設定されている。例えば、クリーニングブレード13が像担持体19に当接しクリーニングブレードが上下動したときに、クリーニングブレードホルダ14が所定以上移動しない(トナーがすり抜けない)程度のボス穴の大きさとしている。
このような構成において、ケース15にクリーニングブレードホルダ14を取り付けるに際には、はじめにクリーニングブレードホルダ14と壁面部材19とを組みつける。このとき、クリーニングブレードホルダを壁面部材に対向させて壁面部材取付用ネジ用貫通穴14b1、14b2と後述する締結面19aとの位置を合わせ、締結部材22で図4(a)の左手前側から右奥側に向けて締結する。つぎに、壁面部材19を締結したクリーニングブレードホルダ14を、ケース15に取り付ける。このとき、クリーニングブレードホルダ取付座面15a1、15a2にクリーニングブレードホルダ14を接触させるとともに、クリーニングブレードホルダ取付位置決めボス15b1、15b2にクリーニングブレードホルダ取付穴14c1、14c2を係合させ、クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴15c1、15c2にクリーニングブレードホルダ締結ネジ31(図3(b))を挿通することで、クリーニングブレードホルダ14とケース15とが固定される。なお、クリーニングブレードホルダ締結ネジ31の挿通方向と、先に説明した締結部材22の挿入方向とは逆方向である。
図4は本発明の実施形態におけるクリーニング装置の長手方向の構造を示し、図4(a)はその斜視図、図4(b)は上面から見た概略図、図4(c)は像担持体1とクリーニングブレード13との当接状態を示す上面からの概略図である。図4(a)、(b)、(c)はクリーニングブレードホルダ14と壁面部材19の締結およびそれらと像担持体1との当接について概略の形状を示す。
図4(a)および図4(b)に示すように、クリーニングブレードホルダ14は、締結部材22によりその両端部において壁面部材19と締結されている。この締結により、クリーニングブレードホルダ14は、略中央部にクリーニングブレードホルダ湾曲部14aが形成され、クリーニングブレード13は、略中央部にクリーニングブレード湾曲部13aが形成される。言い換えれば、クリーニングブレードホルダ14およびクリーニングブレード13は、像担持体1に対して凸形状になるように壁面部材19に締結されている。なお、締結によりクリーニングブレードホルダ14が湾曲する具体的な構成については、図5乃至9を用いてあとで説明する。
図4(c)は、図4(b)に示した像担持体1に凸形状にて当接されたクリーニングブレード13の像担持体1との当接面が、像担持体1の長手方向である軸方向の表面にほぼ均一に当接している状態を示している。
図5は本発明の第1の実施例である壁面部材19の締結面19a近傍の拡大図である。締結面19aは、長手方向の両側にそれぞれ設けられ、図5では、左右対称形の右側部分を示している。クリーニングブレードホルダ14の材質は像担持体1への当接圧を確保するための剛性が必要であるので圧延鋼板であることが望ましく厚さは0.8mm〜1.6mmであることが望ましい。厚さが0.8mm未満であると、長手方向における剛性が小さくなり、必要な当接圧の分布が得られないことがあり、厚さが1.6mm超であると、長手方向における剛性が大きくなり、必要な当接圧の分布が得られないことがある。
また壁面部材19の材質は樹脂でも金属でも可能であるが、壁面部材19に廃トナー収容機能あるいは現像器内の気流抑制機能を付加するような場合には形状が複雑になるので樹脂による成形品を用いた方が部品成形は容易である。ダイキャスト法によるアルミニウム系合金を成形したものを用いることも可能である。壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14の材質がいずれの組み合わせにおいても、壁面部材19の剛性をクリーニングブレードホルダ14の剛性よりも強くすることが好ましい。両者の剛性が異なることにより、壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14を締結部材22にて締結するとクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状は壁面部材19に2箇所設けられた締結面19aの形状にならうことが容易となる。また、クリーニングブレード13はクリーニングブレードホルダ14に接着あるいは一体成形されるものであるのでクリーニングブレード13の長手方向の形状はクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状にならうことになる。
壁面部材19の締結面19aは、長手方向外側から内側に向かって高さが低くなるような傾斜面とした。この傾斜面により、締結したクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状が像担持体1に対して中央部が凸形状となる。これにより両端を締結保持されたクリーニングブレードホルダ14に保持されたクリーニングブレード13と像担持体1が当接すると、長手方向中央部のたわみによる当接圧の逃げ分が補正される。このように凸形状に当接することにより、像担持体1とクリーニングブレード13との長手方向の当接圧を略均一にすることができる。
壁面部材19はクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1側に締結される構成としているので、壁面部材19の締結面19aの傾斜は締結部材22による締結位置に対して長手方向外側の面が長手方向内側の面より高い位置にある。なお、クリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状を壁面部材19の締結面19aの傾斜にならわせる際にクリーニングブレードホルダ14と壁面部材19が長手方向中央部において接触しないようにする。長手方向中央部において接触してしまうとクリーニングブレードホルダ14は接触点より像担持体1側にたわむことができなくなり、クリーニングブレード13は像担持体1に対して長手方向に所望の当接圧が得られなくなることになる。そのため、壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14との締結及び当接は、壁面部材19の締結面19aのみであることが重要である。
A4サイズの記録媒体を対象とする画像形成装置の場合、クリーニングブレード13の長手方向の長さは230mm程度となり、壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14を締結する締結部材22(図4に示す)のピッチは170mm程度である。このため壁面部材19の締結面19aの長手方向の長さが10mm程度とすると締結面19aの長手方向内側と外側での傾斜による高さの差分は0.3mm以内であることが望ましい。
壁面部材19がクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1と反対側に締結(図示せず)される構成の場合には、壁面部材19の締結面19aの傾斜は像担持体1の長手方向に対して長手方向内側の面が長手方向外側の面より高い位置とする構成とする。壁面部材19のクリーニングブレードホルダ14との締結面19aの形状に傾斜を持たせ、締結したクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状が像担持体1に対して中央部を凸形状とする。この場合、壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14が長手方向中央付近で接触すると像担持体1に対して長手方向中央部の当接圧が長手方向両端部より強くなる方向となるが、壁面部材19自体の反り量により長手方向中央部の当接圧がばらつくことになり、反り量を厳しく管理することは難しいので長手方向に安定した当接圧を得ることはできない。この場合においても壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14との締結及び当接は壁面部材19に設けられた締結面19aのみであることが重要である。
図6は本発明の第2の実施例を示す図である。図4や図5と同様に壁面部材19はクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1側に締結される構成としている。図5の壁面部材19の締結面19aに対して、図6では締結部材22による締結位置の長手方向外側の締結面19bを締結位置の長手方向内側の締結面19cより高くする構成である。これにより図4に示すように締結応接されたクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状は中央付近が凸形状になり、クリーニングブレード13も同様に長手方向中央付近が凸形状となる。これにより、長手方向中央付近のたわみによる当接圧の逃げ分を補正し、像担持体1とクリーニングブレード13との長手方向の当接圧を略均一にすることができる。この時の壁面部材19の締結位置の長手方向外側の面19bと締結位置の長手方向内側の締結面19cとの高さの差分も、上述の実施例1と同一の構成のクリーニング装置の場合、同じように0.3mm以内であることが望ましい。また、壁面部材19がクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1と反対側に締結される構成を取る場合には、壁面部材19の締結位置の長手方向内側の締結面19cが締結位置の長手方向外側の締結面19bよりも高い位置にする構成とする。
図7は本発明の第3の実施例を示す図である。図4や図5と同様に壁面部材19はクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1側に締結される構成としている。図5における壁面部材19の締結面19aにおいて、締結位置の長手方向外側の部分にのみスペーサ部材21を取り付けることで図4に示すように締結部材22にてクリーニングブレード14と壁面部材19を締結する。この際にクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状は中央付近が凸形状になり、クリーニングブレード13も同様に長手方向中央付近が凸形状となる。これにより長手方向中央付近のたわみによる当接圧の逃げ分を補正し、像担持体1とクリーニングブレード13との長手方向の当接圧を略均一にすることができる。この時の壁面部材19の締結面19aにおける締結位置長手方向の内側の部分と締結位置長手方向外側の部分に取り付けたスペーサ部材21との高さの差分も、先の実施例と同じように0.3mm以内であることが望ましい。スペーサ部材21の形状は平板状に限らず楔形の形状であっても良い。また、壁面部材19がクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1と反対側に締結される構成を取る場合には、壁面部材19の締結面19aにおける締結位置の長手方向内側の部分にスペーサ部材21を取り付ける構成となる。
図8は本発明の第4の実施例を示す図である。図4や図5と同様に壁面部材19はクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1側に締結される構成としている。壁面部材19とクリーニングブレードホルダ14の間には微小な隙間からのトナー漏れを防止する目的でシール部材20が圧縮された状態で取り付けられる構成である。シール部材20は、ポリテトラフルオロエチレンである四フッ素樹脂等のフッ素樹脂やPETシート等の材料を用いることができる。シール部材20は、スポンジ状の部材として、内部に小さな孔が無数にあいた多孔性の柔らかい物質で、弾力性を有し、ポリウレタン等の合成樹脂を発泡成形したものを用いることができる。またゴムに発泡剤、軟化剤などを練りこんで加硫して作られた合成スポンジを用いることができる。弾力性があり、加えた圧力を取り除くと元の形状に容易に復元する材料であれば、合成スポンジに限らず、それ以外の材料を用いることができる。
シール部材20は、スポンジ部材としてスポンジの内部に独立した気泡を有するものや、その気泡が連続した連続気泡を有するものを用いることができる。気泡の密度の差でシール材20としての応力に対する変形量や弾力性を変化させることが可能となる。所定の厚さのスポンジを得るためには、板状のスポンジを刃物で切断したり、成形用金型内でスポンジの材料を成形することで、所定厚のスポンジ部材を製作することができる。またスポンジ部材の表面に薄い膜すなわち薄膜を形成したものを用いることもできる。ポリウレタン等の合成樹脂の溶液をスプレー噴射したり、ポリウレタン等の薄膜シートをスポンジ部材表面に被覆することにより製作可能である。
このシール部材20からの反発力はクリーニングブレードホルダ14に対して直接働いており、クリーニングブレード13と像担持体1との当接圧に寄与している。シール部材20は、壁面部材19の締結面19aの締結位置長手方向外側におけるシール部材20aの厚さを締結位置の長手方向内側におけるシール部材20bの厚さより厚いものとすることで、クリーニングブレードホルダ14にはより強い反発力が働く。クリーニングブレード14と壁面部材19を締結した際にクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状は中央付近が凸形状になり、クリーニングブレード13も同様に長手方向中央付近が凸形状となる。これにより長手方向中央付近のたわみによる当接圧の逃げ分を補正し、像担持体1とクリーニングブレード13との長手方向の当接圧を略均一にすることができる。シール部材20aと20bは一体部品であっても厚さ違いの別部品であっても良い。
また、壁面部材19がクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1と反対側に締結される構成とすることもできる。この場合には、壁面部材19の締結面19aの締結位置長手方向外側におけるシール部材20aの厚さは締結位置長手方向内側におけるシール部材20bの厚さより薄くする構成とする。
図9は本発明の第5の実施例を示す図である。図4や図5と同様に壁面部材19はクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1側に締結される構成としている。壁面部材19の締結面19aの締結位置長手方向外側におけるシール部材20aの密度を締結位置長手方向内側におけるシール部材20bの密度より高いものとする。これによりクリーニングブレードホルダ14の締結位置長手方向外側にはより強い反発力が働くことになる。クリーニングブレード14と壁面部材19を締結した際にクリーニングブレードホルダ14の長手方向の形状は中央付近が凸形状になり、クリーニングブレード13も同様に長手方向中央付近が凸形状となる。これにより、長手方向中央付近のたわみによる当接圧の逃げ分を補正し、像担持体1とクリーニングブレード13との長手方向の当接圧を略均一にすることができる。
また、壁面部材19がクリーニングブレードホルダ14に対して像担持体1と反対側に締結される構成とすることもできる。この場合には、壁面部材19の締結面19aの締結位置の長手方向外側におけるシール部材20aの密度は締結面19aの締結位置の長手方向内側におけるシール部材20bの密度より低くする構成とする。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、感光体ドラム等の像担持体とその表面をクリーニングするクリーニング装置を備えたプロセスカートリッジおよびプロセスカートリッジを備えた画像形成装置だけではなく、ドラム形状の中間転写ドラムのクリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置に用いてもよい。また、壁面部材19を廃トナー回収部の壁面の一部分として兼ねている形態について説明したが、これに限られず、壁面部材19を廃トナー回収部以外の機能を持たせるか、ケース15とは異なる単なる壁面部材としてもよい。
1 像担持体
1a 感光層
11 帯電ローラ
12 現像ローラ
13 クリーニングブレード
13a クリーニングブレード湾曲部
14 クリーニングブレードホルダ
14a クリーニングブレードホルダ湾曲部
14a1、14a2 壁面部材取付位置決めボス穴
14b1、14b2 壁面部材取付ネジ用貫通穴
14c1、14c2 クリーニングブレードホルダ取付穴
14d1、14d2 クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴
15 ケース
15a1、15a2 クリーニングブレードホルダ取付座面
15b1、15b2 クリーニングブレードホルダ取付位置決めボス
15c1、 15c2 クリーニングブレードホルダ取付ネジ用穴
16 受け部材
17 廃トナー送り部材
18 廃トナー回収部
19 壁面部材
19a、19b、19c 締結面
19a1、19a2 ボス
20、20a、20b シール部材
21 スペーサ部材
22 締結部材
31 クリーニングブレードホルダ締結ネジ
101 画像形成装置
103 転写ローラ
105 露光装置
106 プロセスカートリッジ
107 記録媒体
108 給紙カセット
109 給紙ローラ
112 定着器
113 排紙装置
特開平11−237821号公報

Claims (10)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体を保持するケースと、前記像担持体に当接して該像担持体表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレードと、
    前記ケースに取り付けられ前記クリーニングブレードを保持するクリーニングブレードホルダと、
    前記クリーニングブレードホルダに締結される壁面部材と、を有し、
    前記クリーニングブレードホルダと前記壁面部材との締結面が、前記壁面部材の長手方向両側に形成され、前記締結面で前記クリーニングブレードホルダが前記壁面部材と締結されることにより、前記クリーニングブレードホルダおよび前記クリーニングブレードの長手方向中央部が両側よりも突出した状態で、該クリーニングブレードが該像担持体表面に当接することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記壁面部材の剛性が前記クリーニングブレードホルダの剛性より高いことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記壁面部材と前記クリーニングブレードホルダとの締結は、前記壁面部材に設けられた前記締結面のみにより行われることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記締結面が、前記像担持体の軸方向に対して傾斜角を持つことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のクリーニング装置。
  5. 前記締結面の高さが、前記壁面部材の長手方向に対して締結位置の外側と内側で異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のクリーニング装置。
  6. 前記締結面において、前記壁面部材の長手方向に対して締結位置の外側あるいは内側のどちらかに前記クリーニングブレードホルダとのスペーサ部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のクリーニング装置。
  7. 前記クリーニングブレードホルダと前記壁面部材の間に圧縮された状態で取り付けられることで前記トナーの漏れを防止するシール部材を有し、該シール部材が前記壁面部材の長手方向に対して締結位置の外側と内側で厚さが異なることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のクリーニング装置。
  8. 前記シール部材において、前記壁面部材の長手方向に対して締結位置の外側と内側で密度が異なることを特徴とする請求項7に記載のクリーニング装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載のクリーニング装置を一体に備えたプロセスカートリッジであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載のクリーニング装置または請求項9に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016161683A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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