JP2014168209A - 撮像装置、撮像方法ならびにプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 被写体の撮像時に手振れによる影響を極力無くすために撮像を繰り返す際、撮像の結果がぶれているかいないかにより、撮像結果を変えて記憶することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
被写体を撮像した撮像画像がぶれている場合、撮像条件を変更して再撮像を行い、撮像された撮像画像を一時記憶領域に記憶する撮像装置において、一時記憶領域に記憶された撮像画像にぶれていない撮像画像が含まれる場合、ぶれていない撮像画像以外の撮像画像を削除し、記憶媒体に記憶する第1の記憶部と、一時記憶領域に記憶された撮像画像内に、ぶれていない撮像画像がない場合、一時記憶領域に記憶された撮像画像群を記憶媒体に記憶する第2の記憶部を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラに代表される撮像装置、もしくは撮像方法ならびにプログラムに関する。
最近の撮像装置は、撮影時の手振れ補正機能により、手振れによる撮像画像への影響を極力無くす機能を有するものがある。
特許文献1には、被写体の輝度により、撮像された画像が被写体ぶれの影響をうけるのか、手振れの影響を受けるのかを判断して、ユーザのボタン操作やズーム操作によるぶれの情報を制限して撮像に反映する構成が記載されている。
また、特許文献2には、光軸のぶれ量を検出し、ぶれ量が所定の量を超えている場合は、ぶれ量が所定量以下になるまで撮像を繰り返す構成が記載されている。
さらに、特許文献3には、被写体の特徴を認識できないような画像データを分別して格納できる構成が記載されている。
特開2010−200307号公報 特開2002−333646号公報 特開2010−98566号公報
しかし、特許文献1では、被写体の輝度により、被写体の輝度が所定値より大きい場合に被写体ぶれと判断している構成が記載されているが、被写体の輝度が暗い場合でも、被写体ぶれが影響を及ぼす場合もあり得る。
また、特許文献2には、光軸のぶれ量が所定量以下になるまで撮像を繰り返す構成が記載されているが、被写体ぶれの場合は、撮像を繰り返す構成は記載されていない。
さらに、特許文献3には、被写体のピントが合っていない撮像画像を削除する構成が記載されているが、ピントのずれや手振れ、被写体ぶれなどにより被写体の特徴を認識できない撮像画像を削除する構成だと、被写体が動いているものや輝度が暗い被写体を撮像する場合、撮影と削除を繰り返し、いつまで経っても撮像画像を保存できない。
本願発明は、以上の問題を解決するものであり、被写体の撮像時に手振れによる影響を極力無くすために撮像を繰り返す際、撮像の結果がぶれているかいないかにより、撮像結果を変えて記憶することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された撮像画像がぶれているかを判断するブレ判断手段と、前記ブレ判断手段により前記撮像画像がぶれていると判断された場合、撮像条件を変更して撮像する再撮像手段と、前記撮像手段及び前記再撮像手段により撮像された撮像画像を一時記憶領域に記憶する一時記憶手段を有する撮像装置において、前記一時記憶手段により記憶された撮像画像が、前記ブレ判断手段によりぶれていないと判断された場合、該撮像画像以外の一時記憶手段により記憶された撮像画像を削除し、記憶媒体に記憶する第1の記憶手段と、前記一時記憶手段により記憶された撮像画像内に、前記ブレ判断手段によりぶれていないと判断される撮像画像がない場合、前記一時記憶領域に記憶された撮像画像群を記憶媒体に記憶する第2の記憶手段と、を有する。
本発明は、被写体の撮像時に手振れによる影響を極力無くすために撮像を繰り返す際、撮像の結果がぶれているかいないかにより、撮像結果を変えて記憶することができる。これにより、撮像装置の記憶媒体のメモリ容量を極力圧迫することなくユーザの望む撮像画像を得ることができ、ぶれていない撮像画像が撮影できなかった場合でも、ユーザの取捨選択により希望に近い撮像画像を得ることができるという効果を得る。
本実施形態に係る撮像装置100のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係る撮像装置100のソフトウェア構成を示す図である。 本実施形態における撮像装置100のユーザ設定の記憶情報の選択肢を示す図である。 本実施形態における撮像装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明実施形態における撮像装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における撮像装置100の画面表示部28に表示されるの画面イメージの一例である。 本発明実施形態における撮像装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における撮像装置100を描写したイメージ図の例である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を示す撮像装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100のハードウェア構成を示す図である。
撮像レンズ10は、被写体像を撮像素子14へ結像させる光学レンズである。シャッター12は絞り機能を備えている。撮像素子14は、CCDやCMOSイメージセンサなどであり、撮像レンズ10により結像された被写体像を電気信号に光電変換する。A/D変換器16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50の制御の下、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。
画像処理回路20は、A/D変換器16からの画像データ或いはメモリ制御回路22からの画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果をシステム制御回路50に出力する。システム制御回路50は、撮像した画像データを用いて画像処理回路20から得られた演算結果に基づいて、露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。具体的には、システム制御回路50は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、フラッシュプリ発光処理を
行っている。また、システム制御回路50では、撮像した画像データを用いて画像処理回路20から得られた演算結果に基づいて、TTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。例えば、メモリ制御回路22の制御の下では、A/D変換器16から出力されたデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。或いは、メモリ制御回路22の制御の下では、A/D変換器16から出力されたデータがメモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24は画像表示部28に表示するための表示用の画像データを一時記憶するメモリである。D/A変換器26はデジタル信号をアナログ信号に変換する。画像表示部28は、TFT LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)等である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
例えば、撮像素子14で逐次撮像された画像データを、動画としてリアルタイムで画像表示部28で逐次表示することで、電子ビューファインダ(EVF)機能を実現することが可能である。なお、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能である。
また、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部(図示しない)によって撮像装置100と結合されてよい。この場合、撮像装置100では、ヒンジ部の角度を調整することで、自由な向き、角度を設定して画像表示部28における電子ビューファインダ機能、再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能である。
メモリ30は撮像した静止画像や動画像などの画像データを格納する。なお、メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。したがって、撮像装置100では、複数枚の静止画像を連続して撮像する連続撮像や、パノラマ撮像などにより撮像した画像も、メモリ30が格納することが可能である。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域として使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮又は伸長する。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に再び格納する。
露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッター12の開閉を制御するとともに、フラッシュ404と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。測距制御部42は、撮像レンズ10のフォーカシングを制御する。露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いてシステム制御回路50により制御される。具体的には、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
ズーム制御部44は、システム制御回路50の制御の下、撮像レンズ10のズーミングを制御する。手ぶれ検出・防振制御部46は、システム制御回路50の制御の下、手ぶれなどによる撮像装置100の動きを検出するとともに、その検出した動きに応じて手ブレ補正機構102の制御も司る。すなわち、撮像装置100では、手ぶれ検出・防振制御部46が自装置の動きを検出する振動検出手段である。なお、手ぶれ検出・防振制御部46における撮像装置100の動き検出は、装置内に設けられたジャイロセンサや加速度センサ(いずれも図示しない)などの出力値に基づいて行われる。
コネクタ48は、アクセサリーシューとも呼ばれ、フラッシュ装置400との電気接点や機械的な固定手段も合わせて備えている。
システム制御回路50は、撮像装置100全体を制御する。メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラムコード等を記憶する。
不揮発性メモリ56は、システム制御回路50の制御の下、電気的に消去・記録が可能なメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等が用いられる。
モードダイアル60、シャッタースイッチ62(SW1)、シャッタースイッチ64(SW2)、ズームボタン66及び操作部70はユーザからの操作指示を受け付ける操作手段である。この操作手段は、スイッチやダイアル、タッチパネル等の単数或いは複数の組み合わせで構成され、ユーザから受け付けた各種の動作指示をシステム制御回路50へ入力する。
ここで、上記の操作手段の具体的な説明を行う。モードダイアル60は、電源オン/オフ、自動撮像モード、手動撮像モード、パノラマ撮像モード、再生モード、PC接続モード等の各動作モードの切り替え指示をユーザから受け付ける。
シャッタースイッチ62(SW1)は、シャッターボタン(図示しない)の途中操作でONとなることで、AF処理、AE処理、AWB処理、フラッシュプリ発光処理等の動作(撮像準備動作)開始の指示をユーザから受け付け、システム制御回路50に通知する。シャッタースイッチ64(SW2)は、シャッターボタンの操作完了でONとなることで、露光処理、現像処理、記録処理という一連の撮像動作の開始の指示をユーザから受け付け、システム制御回路50に通知する。
なお、露光処理は、システム制御回路50の制御の下、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む処理である。現像処理は、システム制御回路50の制御の下、メモリ30に書き込まれた画像データに画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を施す処理である。記録処理は、システム制御回路50の制御の下、メモリ30から画像データを読み出して圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む処理である。
ズームボタン66は、広角側及び望遠側へのズーミングを指示するためのそれぞれのボタンを有しており、これらのボタンがONとなることで、システム制御回路50を介してズーム制御部44へズーミングの指示を出す。なお、ズームボタン66の代わりに、ズームリングをレンズ鏡筒の周囲に配置し、このズームリングの回転方向に応じて広角側及び望遠側へのズーミングを指示するように構成してもよい。
操作部70は、ユーザからの指示を受け付けるための各種ボタンやタッチパネル等である。例えば、操作部70には、メニューボタン、セットボタン、十字ボタン等の各機能モードを設定することができるスイッチ等がある。例えばユーザがセットボタンを操作すると、画像表示部28はホワイトバランスのモード、露出補正値、画像データの圧縮率、及び、画像データのサイズ等を変更するためのアイコンを表示する。さらにユーザは十字ボタンで設定を変更したい機能を示すアイコンを選択し、設定値を変更することで、そのアイコンで示された機能の設定を変更することができる。
I/F部90は記録媒体200と接続するためのインターフェースである。コネクタ92は上述した記録媒体との接続を行う。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを1系統持つものとしているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数のいずれの構成であっても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
手ブレ補正機構102は、手ぶれ検出・防振制御部46の制御に従って手ぶれ補正用のレンズを駆動する。具体的には、手ブレ補正機構102は、手ぶれ検出・防振制御部46により撮像装置100の振動による被写体像のぶれをキャンセルするように手ぶれ補正用のレンズを駆動する。
通信制御部111、システム制御回路50の制御の下でRS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能の制御を行う。コネクタ112は、通信制御部111の制御の下でUSBやIEEE1394等の有線により他の機器と接続する。アンテナ114は、通信制御部113の制御の下、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の無線LAN通信、Bluetooth(登録商標)等のスペクトラム拡散通信などによる無線通信、IrDA等の赤外線通信等により他の機器と接続する。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスクドライブ等である。具体的には、記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100と接続するためのI/F部204、コネクタ206を備えている。
フラッシュ装置400は、コネクタ402、フラッシュ404を備える。コネクタ402は、撮像装置100のアクセサリーシューであるコネクタ48と接続する。フラッシュ404は、コネクタ402、48を介して接続するシステム制御回路50の制御の下で被写体へ補助光を投射する。システム制御回路50の制御の下でフラッシュ404は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能を有してもよい。
動き検出手段としての動きベクトル検出処理部500は、画像処理結果から画像間の被写体の動きを示す動きベクトルを検出する。
動きベクトルは、時系列的に並んだ2枚のフレーム画像を比較し、その差分情報から検出される。具体的には、複数の画素よりなるブロックについて、次フレームの画像中の周辺ブロックとのマッチングを取ることにより行われ、マッチングがとれたブロックとの位置関係が動きベクトルとして出力される。1画像中のある時間での動きベクトルのうち、比較的に動きが小さく、方向が揃っているものは背景画像、動きが大きく、方向が揃っていないものは動いている被写体と判別することができる。そして、被写体の動きベクトルから、手ぶれ検出・防振制御部46から求められた手ぶれ量を減算することで、被写体の動きを求め、被写体ぶれ情報とする。
次に、図2を参照して、システム制御回路50の制御の下で撮像装置100が行う本実施形態のソフトウェア構成を図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る撮像装置100のソフトウェア構成を示す図である。
図2のように、本実施形態の撮像装置100は、被写体を撮影する撮像部1001と、撮影された撮像画像がぶれているかどうかをはんだんするブレ判断部1002を有しており、ブレ判断部1002により撮像画像がぶれていると判断される場合、撮像条件を変更して再度撮影を行う再撮像部1003を有する。再撮影部1003は、通常は連写を行うイメージで撮影を行う。
ブレ判断部1002には、撮像装置100自体の動きを検出する振動検出部1009や、撮像画像上の被写体の動きを検出する動き検出部1012を含んでいても良く、また、再撮影部1003には、手振れを補正する手振れ補正部1010や、手振れ補正部1010が無効の場合に手振れ補正部1010を有効化する手振れ補正有効化部1011、再撮影の際のシャッタースピードを短くする露光時間決定部1013を有していても良い。
また、撮像装置100は、撮像部1001及び再撮像部1003で撮影された撮像画像を、一時記憶領域に記憶する一時記憶部1004を有する。また、一時記憶領域に記憶された撮像画像が、ブレ判断部1002の判断によりぶれていないと判断されると、ぶれていない撮像画像以外の一時記憶領域に記憶した撮像画像を削除し、ぶれていない撮像画像を記憶媒体に記憶する第1の記憶部1005を、撮像装置100は有しており、また、一時記憶領域に記憶された撮像画像が、ブレ判断部の判断によりぶれていない撮像画像がない(すなわち、全ての撮像画像がぶれている)と判断されると、一時記憶領域に記憶された撮像画像群を削除せずに記憶媒体に記憶する第2の記憶部1006を有する。
また、撮像装置100は、第2の記憶部1006により共通のフラグを付与して記憶された撮像画像群をまとめて表示する撮像画像多重表示部1014を有し、撮像画像多重表示部1014で表示された撮像画像群の中から、ユーザに保存しておきたい画像を選択させる画像選択受付部1007と、画像選択受付部1007で選択された撮像画像以外の撮像画像を削除する撮像画像削除部1008とを有していても良い。
以上の構成により、複数枚の撮影条件が異なる撮像画像を連写した場合でも、ぶれていない撮像画像のみを記憶することができ、ぶれていない撮像画像が撮影できなかった場合は、ぶれている画像を取りあえず記憶しておいて、削除する撮像画像と記憶する撮像画像をユーザが容易に選ぶことができる効果を有する。
以下、図3〜図8を参照して、本発明の実施形態における制御動作について説明する。
予め撮像装置100には、図示しないユーザ設定により、図3のような選択肢が選択されているとする。
図3は、本実施形態における撮像装置100のユーザ設定の記憶情報の選択肢を示す図であり、選択肢の結果の例えば、300内のデータ306部分は不揮発性メモリ56などに記憶されている。詳細は後述する。
図4は、本実施形態における撮像装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの各処理は、図1に示したシステム制御回路50により実行される。すなわち、図1に示したシステム制御回路50がメモリ52内のプログラム領域に格納されるプログラムを実行することにより実現される。また、図中、S401〜S418は処理の各ステップを示す。
図4のフローチャートは、ユーザが撮像装置100で電源を入れることにより開始される(ステップS401)。
まず、ステップS402において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザの指示により被写体の撮像画像を撮影する。この撮影の際に、後に被写体の動きを検出する際に利用する為に、連続で2枚の撮影を行うことも可能である。撮影した撮像画像は、撮像装置のメモリ30に一時的に記憶される。
次に、ステップS403において、撮像装置100のシステム制御回路50は、不揮発性メモリ56などに記憶されている撮像装置100のユーザ設定の記憶情報を読み込んで、画像がぶれている場合に連写を行う設定になっているかを判断する。画像がぶれている場合に連写を行わない設定になっている場合は、ステップS418へと処理を移行し、撮影した画像を記録部202などに保存して、本フローチャートの処理を終了する。一方、画像がぶれている場合に連写を行う設定になっている場合は、ステップS404へと処理を移行する。連写を行う設定の具体例を図3を参照して説明する。
図3の301行には、「自動連写」という項目の選択欄に「はい」と記憶されている。この301行の「自動連写」という項目は、画像がぶれている場合に自動的に継続する連写撮影を行うかどうかを記憶した領域である。300の例では、自動連写を行うようにユーザ設定がなされている例である。図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS404において、撮像装置100のシステム制御回路50は、以降のステップS405からステップS414の間を所定の回数繰り返す。繰り返す回数は、撮像装置100のユーザ設定で設定記憶された回数である。具体例を図3を参照して説明する。
図3の302行には、「何回連写を行うか」という項目の選択欄に「10」と記憶されている。この302行の値が、画像がぶれている場合に自動的に連写する回数を記憶した領域である。300の例では、10枚自動連写を行うようにユーザ設定がなされている例である。なお、この所定の回数は、図3のような予め定義されている値でなくても良く、例えば、撮影のためにシャッターを押している間中、撮影を繰り返し連写するような構成であっても良い。図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS405において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ステップS402で撮影した撮像画像がぶれているかどうか、ぶれている場合は、原因が手振れによるものか被写体ぶれによるものなのかを判断する。ステップS405の処理の詳細を図5を参照して説明する。
図5は、本発明実施形態における撮像装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの各処理は、図1に示したシステム制御回路50により実行される。すなわち、図1に示したシステム制御回路50がメモリ52内のプログラム領域に格納されるプログラムを実行することにより実現される。また、図中、S501〜S507は処理の各ステップを示す。
図5のフローチャートは、撮像装置100のシステム制御回路50の処理がステップS405へと移行すると開始される(ステップS501)。
まず、ステップS502において、撮像装置100のシステム制御回路50は、撮像装置100自体がステップS402の撮影の際に、揺れたかどうかを判断する。撮像装置100が揺れたかどうかは、手振れ検出・防振制御部46で検出される手振れの量により判断する。具体的には、ステップS402の撮影の際の装置内に設けられたジャイロセンサや加速度センサなどの出力値に基づいて判断する。手振れ補正の手法は本願のポイントではないので、詳細は割愛するが、ジャイロセンサや加速度センサからの出力値とシャッタースピード、レンズの焦点距離などから、撮像装置100が揺れているか判断し、手振れであると判断されるとステップS503の処理を実行し、図5のフローチャートを終える。
また、ステップS502において、撮像装置100自体が揺れていないと判断された場合、ステップS504に処理を移行する。なお、撮像装置100自体が揺れていると判断され、ステップS503の処理を実行後、ステップS504の処理を行っても良い。
ステップS504において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ステップS402において撮影された2枚の撮像画像から、被写体の動きの大きさを算出し、被写体が動いたかどうかを判断する。被写体が動いたかどうかは、動きベクトル検出処理部500で検出される被写体の動きの量により判断する。具体的には、2枚の撮像画像を比較し、2枚の撮像画像中のマッチングがとれたブロックの位置関係と、撮像画像の撮影間隔とから、被写体の動きの大きさを算出し、所定の値以上かどうかを判断する。
ステップS504において、被写体の動きの大きさが所定値以上であった場合、ステップS505へと処理を移行し、被写体がぶれていると判断し、被写体の動きの大きさが所定値以下であれば、ステップS506へと処理を移行し、被写体はぶれていないと判断し、図5のフローチャートの処理を終える。
図4のフローチャートの説明に戻る。
図4のステップS405において、撮像装置100のシステム制御回路50が、ステップS402で撮影した撮像画像がぶれているか、ぶれている場合は、原因が手振れによるものか被写体ぶれによるものなのかを判断すると、次にステップS406へと処理を移行する。
ステップS406において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ステップS405で判断した撮像画像がぶれているかによって処理を分ける。撮像画像がぶれている場合、すなわち手振れが検出されたか、被写体の動きが検出されたか、その両方が検出された場合に、ステップS407へと処理を移行し、撮像画像がぶれていない場合は、ステップS417へと処理を遷移する。
ステップS407へ処理を移行すると、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザに撮像画像がぶれていることを伝えるため、音などでユーザに報知する。音による報知をするかどうかについては、図3のユーザ設定の記憶情報により制御する。具体例を図3を参照して説明する。
図3の304行には、「ぶれ時の通知(音)」という項目の選択欄に「あり」と記憶されている。この304行の値は、撮像画像がぶれている場合にユーザに音で報知するかどうかを記憶した領域の値を示す。300の例では、ぶれている場合に音による報知を行う設定になっている例である。ユーザは音による報知があると、撮像画像がぶれていることを認識でき、引き続き撮影を続けることにより、ぶれの少ない撮像画像を得ることができるようになる。
また、図3の307行には、「ぶれ時の通知(印)」という項目の選択欄に「あり」と記憶されている。この307行の値は、撮像画像がぶれている場合にユーザにぶれている情報を視覚的に報知するかどうかを記憶した領域の値を示す。300の例では、ぶれている場合に視覚的に報知を行う設定になっている例である。図6を参照して、視覚的に報知する処理を説明する。
図6は、本実施形態における撮像装置100の画面表示部28に表示されるの画面イメージの一例である。
図6の601は、撮影時に手振れが発生したことを示し、図5のステップS503の処理を実施した後に表示される画面イメージである。602には、手が震えている画面(印)を表示し、ユーザに手振れが生じている旨の報知を行う。
一方、図6の603は、撮影時に被写体ぶれが発生したことを示し、図5のステップS505の処理を実施した後に表示される画面イメージである。604には人が動いている画面(印)を表示し、ユーザに被写体ぶれが発生した旨を報知する。
これらの報知により、ユーザは撮像画像がぶれていることを認識でき、引き続き撮影を続けることにより、ぶれの少ない撮像画像を得ることができるようになる。図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS408において、撮像装置100のシステム制御回路50は、撮像画像のぶれが手振れによるものかそうで無いかにより、次の処理を判断する。手振れかどうかの判断は、ステップS405の処理における判断を利用する。すなわち、ステップS405の処理の詳細である、図5のフローチャートのステップS503の処理を実施すると、手振れであると判断する。撮像画像のブレが手振れによるものである場合は、ステップS409へと処理を移行し、撮像画像のぶれが手振れによるものでない場合は、ステップS410へと処理を移行する。
次に、ステップS409において、撮像装置100のシステム制御回路50は、撮像装置が有する手振れ補正機構をONにしているかどうかにより、次の処理を判断する。既に手振れ補正機構がONの場合は、ステップS410へと処理を移行し、手振れ補正機構がOFFの場合は、ステップS412へと処理を移行する。
ステップS412へと処理を移行すると、撮像装置100のシステム制御回路50は、手振れ補正機構をONにして、次のステップS414において、再度撮影を行う。この処理により、ユーザは、撮像装置100の手振れが生じている場合に、手振れ補正機構のON/OFFを意識することなく手振れ補正機能をONで撮影することが可能となる。
一方、ステップS410へと処理を移行した場合、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザ設定の記憶情報から、フラッシュ撮影を行う設定を継続するかどうかの判断を行う。具体例を図3を参照して説明する。
図3の305行には、「フラッシュ撮影」という項目の選択欄に「あり」と記憶されている。この305行の値により、フラッシュ撮影を行うかどうかを判断しており、305行の例では、フラッシュ撮影を行う設定になっている。直前の撮像画像を撮影した際に、フラッシュ撮影を行っておらず、かつ、305行のユーザ設定の記憶情報が「あり」になっている場合は、ステップS411へと処理を遷移し、一方、直前の撮像画像を撮影した際に、フラッシュ撮影を行っているか、305行のユーザ設定の記憶情報が「なし」になっている場合、すなわちフラッシュ撮影の設定を継続する場合は、ステップS413へと処理を遷移する。
ステップS411の処理に遷移すると、撮像装置100のシステム制御回路50は、フラッシュ撮影を行う設定に変更し、次のステップS414において、再度撮影を行う。この処理により、フラッシュ撮影を禁止していない場合で被写体の輝度が低い時、フラッシュ撮影を繰り返し、被写体のブレがなくなるまで撮影を繰り返すことにより、ぶれの少ない撮像画像を得ることが可能となる。
また、ステップS413へと処理を遷移すると、撮像装置100のシステム制御回路50は、フラッシュの設定は直前の撮影を引き継いだまま、シャッタースピードを早くして、シャッタースピード優先モード(Tvモード)に設定し、ステップS414において、撮影を実行する。なお、ステップS413において、フラッシュの設定は直前に撮影を引き継いだまま、シャッタースピードを早く、絞りを一定として、シャッタースピード優先、絞り優先モード(ISOオート)に設定し、ステップS414において、撮影を実行するようにしても良い。この処理により、手振れか被写体ぶれかに関わらず、直前にぶれている撮像画像が撮影された場合は、シャッタースピードを早めて撮影を繰り返すことにより、ブレの少ない撮像画像を得ることが可能となる。
以上のように、ステップS414において撮像画像を撮影し、撮影した撮像画像は、撮像装置のメモリ30に一時的に記憶される。その後、ステップS415からステップS404へと処理を戻し、ステップS404で指定された回数だけ、ステップS405からステップS414を繰り返す。
ステップS415において、ステップS404で指定された所定回数撮像を繰り返すと、次にステップS416に処理を移行する。ステップS416において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ステップS402及びステップS414で撮影してメモリ30に一時的に記憶された画像群に同一のユニークなフラグを付与する。撮像画像が、ぶれたため所定枚数撮影した撮像画像群の一枚か、通常に撮影されたぶれていない撮像画像かどうかを、このフラグの付与により判断する。
一方、ステップS405に戻って、写真がぶれているかを前述の図5のように判断し、写真がぶれていないと判断する(すなわち、図5のステップS506の処理を通過する)と、ステップS406において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ステップS417へと処理を遷移し、ステップS404からステップS415の処理ループを抜ける。
ステップS417において、撮像装置100のシステム制御回路50は、メモリ30に一時的に保存された撮像画像の内、ぶれていない撮像画像、すなわち最後に撮影された画像以外をメモリ30から消去する。この処理によって、ぶれていない撮像画像が撮影された場合は、ぶれていない画像以外を削除することにより、ぶれていない、必要な撮像画像のみを記憶媒体200に記憶し、記憶媒体200の無駄な容量の増加を防ぐことが可能となる。
次に、ステップS418において、撮像装置100のシステム制御回路50は、メモリ30に一時的記憶されていた撮像画像を記憶媒体200に保存する。ステップS417から処理が遷移した場合は、ステップS417で削除した撮像画像以外の撮像画像を記憶媒体200に保存する。
一方、ステップS418への処理が、ステップS416から遷移してきた場合は、メモリ30には、ステップS404で指定された所定の枚数分の撮像画像が記憶されている。その全ての撮像画像を記憶媒体200に保存する。この処理により、ブレが生じている一連の撮像画像全てを保存するので、ユーザはその撮像画像の中でも良く撮れている撮像画像を取捨選択することにより、ユーザの嗜好にあった撮像画像をピックアップすることができる。
以上の処理により、ユーザはぶれている撮像画像を撮影する状況において、極力ぶれていない撮像画像を取得することが可能になり、ぶれていない撮像画像が取得できない場合は、撮影した一連の撮像画像を全て保存することにより、後ほどユーザがそれらの撮像画像の中から良く撮れている撮像画像を選択することができる。
次に、図7を参照して、ぶれているために複数枚撮影した一連の撮像画像からユーザがピックアップする撮像画像を選択する処理フローを説明する。
図7は、本発明実施形態における撮像装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの各処理は、図1に示したシステム制御回路50により実行される。すなわち、図1に示したシステム制御回路50がメモリ52内のプログラム領域に格納されるプログラムを実行することにより実現される。また、図中、S701〜S709は処理の各ステップを示す。
図7のフローチャートは、撮像装置100のシステム制御回路50の処理が、ユーザにより撮影モードから閲覧モードに変更されると開始される。
まず、ステップS701において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザ操作により、撮像装置100の撮影モードから撮像画像の閲覧モードが切り替えられる操作を受け付ける。
次に、ステップS702において、撮像装置100のシステム制御回路50は、撮影した複数の撮像画像のサムネイルを画像表示部28に表示し、ユーザが画像表示部28に拡大して表示したい撮像画像の選択を受け付ける。ステップS702で表示される複数の撮像画像をサムネイルで表示している画像表示部のイメージを図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態における撮像装置100を描写したイメージ図の例であり、800は撮像装置100の背面の画像表示部28(801,806,810)及び操作部70(804,805,808,809,813)を示す。
ステップS702において、画像表示部28に表示されるイメージを801で示す。801内に1/4でサムネイルが4つ表示されており、その中のぶれているために複数枚撮影した一連の撮像画像は、802のように多重に重ねて表示する。
802のように多重に重ねて表示するかどうかの判断は、ステップS416において付与されたフラグによって判断する。すなわち、撮像画像がぶれているために複数枚撮影した撮像画像であれば、ステップS416において、同一のユニークなフラグが付与されているので、そのフラグが付与されている撮像画像群を802のように多重に重ねて表示する。
一方、ぶれずに撮影された撮像画像は803のように通常の1枚だけが表示される。この表示方法の違いにより、複数枚撮影した一連の撮像画像群は、通常に撮影された撮像画像と容易に判断可能になる。
ユーザは、801が表示されている状態で、カーソルキー805を用いて、確認したい撮像画像を選択する。図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS702において、画像表示部28に撮像画像のサムネイルが表示されている状態で、ユーザが前述のように確認したい撮像画像を選択すると、次のステップS703において、撮像装置100のシステム制御回路50は、選択された撮像画像がぶれた一連の撮像画像群かどうかを判断する。図8を参照して説明する。
図8の801の表示画面において、カーソルキー805と決定キー806により802のような多重に重ねて表示された画像群が選択された場合は、ぶれている一連の撮像画像群が選択されたと判断する。一方、803のような1枚だけしかない撮像画像が選択された場合は、ぶれていない撮像画像が選択されていると判断する。図7のフローチャートの説明に戻る。
図7のステップS703において、選択された撮像画像がぶれていないものの場合はステップS709へと処理を移行し、通常の撮像画像のビュアーとして画像表示部28に撮像画像を表示する。一方、選択された撮像画像がぶれている一連の撮像画像群である場合は、ステップS704へと処理を移行する。
ステップS704において、撮像装置100のシステム制御回路50は、選択された一連のぶれた撮像画像群から1枚ずつ撮像画像を表示する。図8を参照してぶれた一連の撮像画像群から1枚ずつ表示する処理を説明する。
図8の806の表示画面は、ぶれた画像が表示された状態を示し、801の表示画面の802の画像群の中の1枚を表示した例である。ユーザはこの表示された撮像画像806を見て、残すか削除するかを判断する。なお、撮像画像を表示した表示画面806は808のカーソルキーにより、一連の撮像画像内のぶれた次の撮像画像や元の撮像画像を表示することが可能となる。図7のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS705において、撮像装置100のシステム制御回路50は、現在表示画面に表示されている撮像画像を残すか削除するかの判断をユーザから受け付けるため、ユーザの判断を受け付ける。図8を参照して、ユーザから撮像画像を保存するかどうかの判断を受け付ける処理を説明する。
図8の806の表示画面において、ユーザが表示中の撮像画像を保存したいと考えた場合、決定ボタン809を押下する。すると、表示画面806内にあるチェックボックス807にチェックが入り、806の撮像画像が保存対象の撮像画像であると選択したことを示す。続いて、カーソルキー808を押下して次の保存したい撮像画像をユーザが確認し、選択していく処理を繰り返す。図7のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS706において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザの保存する撮像画像の選択が終わったかどうかの入力を受け付ける。入力が終わったかどうかは、図8の表示画面806で一連の撮像画像の表示が全て終了するか、操作部70の特定のキーを押下されるかなどにより、判断する。ユーザの保存する撮像画像の選択が終われば、ステップS707へと処理を移行し、撮像画像の選択が終わっていない場合は、ステップS704へと処理を移行し、引き続きユーザの選択を受け付ける処理を行う。
ステップS707へ処理を移行すると、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザに選択されていない撮像画像を削除して良いかの確認を促す処理を行う。図8を参照して説明する。
図8の810の表示画面において、811のようにチェックが付けられた撮像画像が、806の表示画面でユーザにより指定されたチェックボックス807が付けられた撮像画像であり、811のようにチェックが付けられた、撮像画像以外を削除して良いかの警告画面を812のように表示する。チェックが付けられた撮像画像以外を削除して良い場合は、ユーザは813の決定ボタンを押下する。図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS707において、撮像装置100のシステム制御回路50は、ユーザからの入力を受け付けて、チェックが付けられた撮像画像以外を削除して良いと入力された場合は、ステップS708へと処理を移行する。一方、チェックが付けられた撮像画像以外の撮像画像も引き続き保存しておきたいとユーザが考えている場合は、決定ボタン813以外を押下し、一連の撮像画像群に対して何もせず、この処理を終了する。
ステップS708へ処理を移行すると、撮像装置100のシステム制御回路50は、図8の811のようにチェックが付けられた撮像画像以外を、記憶媒体200から削除する。図8の810の例であれば、チェックが付けられた撮像画像以外の撮像画像、すなわち、810の表示画面で表示中の画像であれば、814に該当する撮像画像を削除して、処理を終了する。
以上の構成により、撮像装置によって、極力ぶれないように撮影を繰り返した結果、完全にブレがなくなった撮像画像が撮影できなかった場合でも、完全にブレがなくなっていない撮像画像の中から、ユーザの判断により、ユーザが満足する撮像画像があれば、その撮像画像をピックアップして保存し、いらなくなった撮像画像は容易に削除可能とするという効果を有する。
以上、本願発明によれば、1枚の撮影ではぶれて上手く撮影できず、撮影条件を変えて複数回撮影することが可能な撮像装置であって、撮影した撮像画像のブレが無い撮像画像が撮影されれば、ぶれている撮像画像は削除し、ブレが無い撮像画像が得られなければ、全ての撮像画像を保存することにより、後からユーザの許容範囲のぶれている写真をピックアップすることが可能となる。
また、複数枚撮影された、ぶれている一連の撮像画像の中から良く撮れている撮像画像をユーザがピックアップし、残りの撮像画像(ユーザにとっては不要な画像)は容易に削除することができることにより、1枚1枚削除する画像を選択してしなくても良く、結果的に複数枚撮影された画像による撮像装置のメモリ容量を圧迫を防ぐという効果も有する。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 撮像装置
1001 撮影部
1002 ブレ判断部
1003 再撮像部
1004 一時記憶部
1005 第1の記憶部
1006 第2の記憶部
1007 画像選択受付部
1008 撮像画像削除部
1009 振動検出部
1010 手振れ補正部
1011 手振れ補正有効化部
1012 動き検出部
1013 露光時間決定部
1014 撮像画像多重表示部

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像がぶれているかを判断するブレ判断手段と、
    前記ブレ判断手段により前記撮像画像がぶれていると判断された場合、撮像条件を変更して撮像する再撮像手段と、
    前記撮像手段及び前記再撮像手段により撮像された撮像画像を一時記憶領域に記憶する一時記憶手段を有する撮像装置において、
    前記一時記憶手段により記憶された撮像画像が、前記ブレ判断手段によりぶれていないと判断された場合、該撮像画像以外の一時記憶手段により記憶された撮像画像を削除し、記憶媒体に記憶する第1の記憶手段と、
    前記一時記憶手段により記憶された撮像画像内に、前記ブレ判断手段によりぶれていないと判断される撮像画像がない場合、前記一時記憶領域に記憶された撮像画像群を記憶媒体に記憶する第2の記憶手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の記憶手段は、前記一時記憶領域に記憶された撮像画像群毎に共通のフラグを付与し、
    前記第2の記憶手段により記憶された共通のフラグを有する撮像画像群から、1つあるいは複数の撮像画像の選択を受け付ける画像選択受付手段と、
    前記画像選択受付手段により選択を受け付けた1つあるいは複数の撮像画像以外の撮像画像を削除する撮像画像削除手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記再撮影手段は、前記撮像画像がぶれていると判断される間は所定の枚数分撮像を繰り返すことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の記憶手段に記憶された共通のフラグを有する前記撮像画像群を、前記撮像装置の有する画像表示部にまとめて表示する撮像画像多重表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置の動きを検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により前記撮像装置の動きを検出し、検出した動きを打ち消すようにレンズを駆動する手振れ補正手段と、
    を有する撮像装置であって、
    前記振動検出手段により前記撮像装置が所定値以上動いている場合は、前記手振れ補正手段を有効にする手振れ補正有効化手段と、
    前記一時記憶手段により記憶された撮像画像から前記被写体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記動き検出手段により検出された前記被写体の動きの大きさが所定値以上の場合に、露光時間を短くする露光時間決定手段と、
    前記再撮像手段は、前記露光時間決定手段で短くされた露光時間により被写体を撮像し、前記動き検出手段により検出された該被写体の動きの大きさが所定値以下になるまで、露光時間を短くして前記所定の枚数だけ撮像を繰り返すことを特徴とする請求項1乃至3に記載の撮像装置。
  6. 被写体を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程により撮像された前記撮像画像がぶれているかを判断するブレ判断工程と、
    前記ブレ判断工程により前記撮像画像がぶれていると判断された場合、撮像条件を変更して撮像する再撮像工程と、
    前記撮像手段及び前記再撮像工程により撮像された撮像画像を一時記憶領域に登録する一時登録工程を有する撮像方法において、
    前記再撮影工程により撮像された撮像画像が、前記ブレ判断工程によりぶれていないと判断された場合、該撮像画像以外の一時登録工程により登録された撮像画像を削除し、記憶媒体に登録する第1の登録工程と、
    前記一時登録工程により登録された撮像画像内に、前記ブレ判断工程によりぶれていないと判断される撮像画像がない場合、前記一時記憶領域に登録された撮像画像群を記憶媒体に登録する第2の登録工程と、
    を有することを特徴とする撮像方法。
  7. 請求項6に記載された撮像方法を撮像装置が実行するためのプログラム。
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