JP2014167065A - 粘着テープ、テープの接続方法及び卵パック - Google Patents

粘着テープ、テープの接続方法及び卵パック Download PDF

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Abstract

【課題】2つの粘着テープにおいて連続した粘着面を形成する簡易な接続を提供する。
【解決手段】粘着テープは、一方の面に粘着層を有する。前記粘着テープは、その始端又は終端に、他の粘着テープに接続するための接続テープを有し、前記接続テープは、前記粘着テープの粘着層に接着する接着層を一方の面に、また他方の面に粘着層をそれぞれ備え、さらに、前記始端又は前記終端から延在する延在部を有する。前記粘着テープによれば、その始端又は終端に設けられた接続テープにより、他の粘着テープに容易に接続することができる。粘着テープの粘着層に接続テープの接着層が接着されており、粘着テープの基材に接着するよりも強固に接着される。また、2つの粘着テープを接続した場合に、両粘着テープの粘着層と接続テープの粘着層が連続した粘着面を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、接続部を有する粘着テープ、そのテープの接続方法、及び接続部を有する粘着テープにより封緘された卵パックに関し、詳細には、連続した粘着面を形成するための接続部を備える粘着テープ、その接続部で2つの粘着テープを接続する粘着テープの接続方法、及び接続部を有する粘着テープにより封緘された卵パックに関する。
一般に、封書、容器の封緘や、商品に貼付するラベルとして粘着テープが用いられる。このような粘着テープは、テープの外形を模る薄い基材と、基材の一方の面に設けられた粘着層とを備える。基材層は、テープの強度、形状、用途等に適合するように、粘着層は、貼り付けられる対象物に適合するように、それぞれ、種々の材料により製造される。
粘着テープは、一般に、リールやドラムに粘着層を内側にして巻かれ、テープリールやテープドラムを形成する。例えば、卵の収容容器(卵パック)の封緘に用いられる封緘用の粘着テープも、厚紙の円筒に多層で巻かれ、テープドラムとして市場に流通する。
テープリールやテープドラムとして流通する粘着テープは、その目的に応じて、自動化された装置に取り付けられ、連続して貼付、封緘等される。そのように自動化された粘着テープを送り出す送出機構を備えた装置として、例えば、特許文献1に記載の合成樹脂製包装容器の封緘装置がある。
この封緘装置によれば、リール(ドラム)から粘着テープが、案内ガイド等の所定の経路を経由して、封緘機構である押圧ローラに供給され、押圧ローラにより卵パックに貼付される。卵パックは、矩形の平面形状を有し、側周部の一辺をヒンジとして反対側の一辺を開閉自在に形成されており、この反対側の一辺に粘着テープを貼り付けることにより封緘される。
このとき、粘着テープは、前記反対側の一辺に沿って連続的に卵パックに貼付される。粘着テープが貼付されることで、卵パックは、開閉自在の一辺が閉じた状態で固定され、封緘される。この封緘装置によれば、多数の卵パックを順次、自動で封緘することができる。
ところで、この封緘装置では、多数の卵パックを封緘することによりドラムに巻かれた粘着テープが尽きると、他の粘着テープドラムの取り付け、すなわちテープドラムの交換作業が必要となる。この交換作業では、取り替えた粘着テープドラムの粘着テープを再び前記案内ガイド等の所定の経路を通して、押圧ローラまで粘着テープを案内しなければならず、交換作業が迂遠である。
このようなテープの交換作業を容易にすべく、交換前のテープの終端と、交換後のテープの始端を接続して、連続的にテープを供給する方法が考えられている(特許文献2)。この方法では、交換前の粘着テープ(接着剤テープ)の終端と交換後の粘着テープの始端とを、接続テープにより接続することで、テープを継続的に供給できる。
ただし、特許文献2では、少なくとも接続テープの一方の面は、テープの基材面に接着しており、両テープの粘着層同士を接続テープにより接続することは記載されていない。これは、特許文献2の接続テープが基材面に対して接着力の強いテープを提供することを目的としているためである。
そもそも、特許文献2に記載の接着剤テープは、電子部品、回路基板等の基板間接続の分野に関するもので、接着剤層(粘着テープの粘着層に対応する)に金属フィラーを含有させ、回路基板等の電極間接続を達成するものである。したがって、粘着テープの粘着層側に接続テープを接着することは、接続部では電極間接続が不可能になるため、予定されていない。
特開2010−36957 特開2004−202738
しかし、たとえば、卵パックを封緘する粘着テープでは、接続部が卵パックにかかっても、特段の問題は生じず、粘着テープを連続して使用したほうが封緘の費用を安価にでき、作業効率も向上する。よって、粘着テープの接続部においても粘着面を連続させたい要求がある。
以上のような理由から、2つの粘着テープにおいて連続した粘着面を形成する簡易な接続が求められている。
本発明に係る粘着テープは、一方の面に粘着層を有する。前記粘着テープは、その始端又は終端に、他の粘着テープに接続するための接続テープを有し、前記接続テープは、前記粘着テープの粘着層に接着する接着層を一方の面に、また他方の面に粘着層をそれぞれ備え、さらに、前記始端又は前記終端から延在する延在部を有する。
本発明に係る粘着テープによれば、その始端又は終端に設けられた接続テープにより、他の粘着テープに容易に接続することができる。また、この接続テープは、一方の面に接着層、他方の面に粘着層を備える、いわゆる両面テープと同様の構造である。この接続テープの接着層が粘着テープの粘着層に接着されており、2つの粘着テープを接続するときに、他の粘着テープの粘着層も接続テープの接着層に接着される。接着層は、粘着テープの粘着層に接着することにより、粘着テープの基材に接着するよりも強固に接着される。したがって、2つの粘着テープの接続を強固にすることができる。
また、2つの粘着テープを接続した場合に、両粘着テープの粘着層と接続テープの粘着層が連続した粘着面を形成する。これにより、接続テープを含む粘着テープの接続部も粘着テープとして使用することができる。
前記粘着テープは、少なくとも前記接続テープの前記延在部の前記接着層を覆う剥離材を備えていてもよい。この粘着テープによれば、剥離材が、接着層へ異物が付着することを防止できる。
さらに、前記接続テープの前記粘着層を覆う剥離材を備え、前記粘着層を覆う前記剥離材と前記接着層を覆う剥離材とは連続していてもよい。そのようにすれば、接着層と粘着層とを覆う剥離材を連続して剥がすことができる。また、接続テープの粘着層に剥離材を設けると、ドラムに巻かれた粘着テープの始端又は終端を取り出す際に、めくり部として機能する。
前記接続テープの前記粘着層と前記接着層とは同一の材料であってもよい。また、前記粘着テープは、卵パックの封緘に用いられてもよい。
本発明に係る卵パックは、封緘テープにより封緘される。前記卵パックは、前記封緘テープは、第1の粘着テープと第2の粘着テープと、前記第1及び第2の粘着テープを接続する接続テープとを有し、前記接続テープは、一方の面に接着層を、他方の面に粘着層を備え、前記接着層は、前記第1の粘着テープの粘着面と前記第2の粘着テープの粘着面の両方に接着し、第1及び第2の粘着テープ並びに接続テープの粘着層は連続した粘着面を形成する。
本発明に係る卵パックによれば、卵パックを封緘する粘着テープが、2つの粘着テープの粘着層と接続テープとから形成され、これらが連続した粘着面を形成している。したがって、粘着テープの接続部を有する粘着テープによって卵パックを封緘することにより、粘着テープの交換時の粘着テープのロスを無くし、卵パックの封緘作業を効率的に行うことができる。
また、前記第1及び第2の粘着テープは、それぞれの端面を突き合わせた状態で前記接続テープにより接続されていてもよい。このようにすれば、粘着テープを重ねて接続する場合に比較して、粘着テープの接続部の厚さを小さくすることができる。
本発明に係るテープの接続方法によれば、接続テープにより第1及び第2の粘着テープを接続する。前記第1の粘着テープは、一方の面に粘着層を有し、前記接続テープは、前記第1の粘着テープの粘着層に接着する接着層を一方の面に、粘着層を他方の面にそれぞれ備え、前記第1の粘着テープの始端又は終端に取り付けらており、前記第1の粘着テープの始端又は終端から延在する延在部を有する。前記接続方法は、前記接続テープの前記延在部の前記接着層を前記第2の粘着テープの粘着層に接着する第1のステップを含む。
本発明に係るテープの接続方法によれば、第1の粘着テープの始端又は終端に設けられた接続テープにより、第2の粘着テープに容易に接続することができる。また、この接続テープは、一方の面に接着層、他方の面に粘着層を備える、いわゆる両面テープと同様の構造である。第1の粘着テープの粘着層に接続テープの接着層が接着されており、第1及び第2の粘着テープを接続するときに、第2の粘着テープの粘着層も接続テープの接着層に接着される。接着層は、粘着テープの粘着層に接着することにより、粘着テープの基材に接着するよりも強固に接着される。したがって、2つの粘着テープの接続を強固にすることができる。
また、2つの粘着テープを接続した場合に、両粘着テープの粘着層と接続テープの粘着層が連続した粘着面を形成する。これにより、接続テープを含む粘着テープの接続部も粘着テープとして使用することができる。
前記接続テープの前記延在部の前記接着層は、剥離材に覆われており、前記第1のステップに先駆けて前記剥離材を剥離する第2のステップを含むことができる。粘着テープの接続まで接着層が剥離材に覆われているため、接着層へ異物が付着することを防止できる。
2つの粘着テープにおいて連続した粘着面を形成する簡易な接続を提供する。
本発明に係る粘着テープを示す斜視図である。 図1の粘着テープの始端を拡大して示す拡大斜視図である。 図1の粘着テープの始端を拡大して示す拡大側面図である。 本発明に係る、2つの粘着テープの接続方法の概略を示す概略斜視図である。 本発明に係る、2つの粘着テープの接続方法の概略を示す側面図である。 図5に続く、2つの粘着テープの接続方法の概略を示す側面図である。 図6に続く、2つの粘着テープの接続方法の概略を示す側面図である。 本発明に係る、2つの粘着テープの他の接続状態を拡大して示す拡大側面図である。 本発明に係る粘着テープにより卵パックを封緘する封緘装置を示す平面図である。 本発明に係る粘着テープにより封緘される卵パックを示す正面図であって、(A)は、開いた状態の卵パックを示す卵パックの正面図であり、(B)は、封緘された状態の卵パックを示す正面図であり、(C)は、(B)の卵パックの一部を拡大して示す拡大正面図である。 本発明に係る粘着テープにより封緘された卵パックを示す平面図である。 粘着テープの接続状態を示す平面図であり、(A)は、本発明に係る粘着テープが、粘着面から接続テープにより接続された状態を示す平面図であり、(B)は、粘着テープが基材面から他の接続テープにより接続された状態を示す平面図である。 本発明に係る粘着テープに、他の剥離材を設けた状態を示す拡大側面図である。 本発明に係る粘着テープに、めくり部を有する剥離材を設けた状態を示す拡大側面図である。 本発明に係る粘着テープを拡大して示す拡大平面図である。
本発明の実施の形態に係る粘着テープ、この粘着テープを用いた粘着テープの接続方法について説明する。以下の説明では、卵パックの封緘に用いる粘着テープ及びその接続方法について、好適な実施形態を、図面を用いて説明する。しかし、本発明に係る粘着テープ及び接続方法は、他の用途に用いる粘着テープ及びその接続方法にも利用することができる。
先ず、本発明に係る粘着テープについて説明する。粘着テープ100は、図1に示すように、円柱状の筒状芯体102に多層に巻かれ(例えば、特開2000−44899参照)、粘着テープドラムD1を構成している。粘着テープ100は、一方の面に粘着層104と粘着層104を設けられた基材層106とを有し(図3参照)、粘着層104が内側になるように巻かれている。
粘着テープ100は多層に巻かれるため、粘着テープ100の基材層106の外側に重ねられる粘着層104は、粘着テープドラムの送り出しが円滑となるように基材層106から容易に剥脱できる材料を選択される。また、筒状芯体102に巻かれた粘着テープの始端100aには、他の粘着テープドラムD2の粘着テープ200に接続するための接続部300が設けられている。
接続部300は、図2に示すように、粘着テープ100の始端100aに接続テープ302が接着されることにより形成されている。接続テープ302は、粘着テープ100と同一の幅寸法を有し、粘着テープ100と幅方向の位置を一致させた状態で粘着テープ100に接着されている。
接続テープ302は、図3に示すように、基材層304と、基材層304の一方の面に設けられた接着層306と、他方の面に設けられた粘着層308とを備え、いわゆる両面テープと同様の構造となる。接続テープ302は、接着層306を粘着テープ100の粘着層308に接着されており、粘着テープ100に貼り付けられた貼付部302aと、粘着テープ100の始端100aから延在する延在部302bを有する。
接続部300は、粘着層308の全面を覆う剥離材310と、延在部302bの接着層306を覆う剥離材312を備える。剥離材310,312は、作業者の作業により各層306,308から容易に剥離可能にされている。剥離材310,312が各層306,308を覆うことにより、接続テープ302の粘着層308の粘着力又は延在部302bの接着層306の接着力の低下又は異物の付着を防止することができる。図2及び図3において、粘着テープ100、接続テープ302及び剥離材310,312は、それぞれ厚さ寸法を強調して図示されている。
接続テープ302の接着層306は、粘着テープ100の粘着層104に接着するため、粘着テープ100の粘着層104に対して強い接着力を有する材料が選定される。接続テープ302の接着層306と粘着層308とを同じ材料で形成してもよい。また、粘着テープ100の粘着層104と接続テープ302の粘着層306又は接着層308とを同一の材料で形成してもよい。
接続部300は、粘着テープ100の終端(図示しない)に設けられていてもよい。この場合、粘着テープドラムD1は、厚紙円筒102に巻かれる粘着テープ100の最も内側に接続部300が設けられることになる。接続部300が前記終端に設けられた場合であっても、接続テープ302は、剥離材310,312を設けられてもよい。
本発明の実施の形態に係る粘着テープ100は、その始端100a又は前記終端に接続テープ302を設けられているため、接続テープ302の延在部302bを他の粘着テープ200に接続することで粘着テープ100の接続が容易になる。また、接続テープ302が両面テープと同様の構造を有し、粘着テープ100の粘着層104に一方の面を接着させることにより、粘着テープ100の粘着層104と接続テープ302の粘着層308とが、連続する粘着面を形成している。
次に、本発明に係る粘着テープの接続方法として、一の粘着テープドラムD1の粘着テープ100の始端100aと、他の粘着テープドラムD2の粘着テープ200の終端200bとを接続する接続方法について説明する。本実施の形態において、一の粘着テープドラムD1と他の粘着テープドラムD2は、同一のものである。しかし、一の粘着テープドラムと他の粘着テープドラムは異なるテープドラムであってもよい。
本発明の実施の形態にかかる粘着テープの接続方法では、図4に示すように、一の粘着テープドラムD1の粘着テープ(一の粘着テープ)100の始端100aと他の粘着テープドラムD2の粘着テープ(他の粘着テープ)200の終端200bとが接続テープ302により接続される。接続テープ302は、一の粘着テープ100の始端100aに設けられている。
粘着テープ100,200は、それぞれ、基材層106,206と基材層に設けられた粘着層104,204とを備える(図5〜図7参照)。先ず、接続テープ302は、粘着層308と延在部302bの接着層306とのそれぞれに剥離材310,312を備え、図5に示すように、接続に先駆けて剥離材312が剥離される(S1)。
次に、図6に示すように、接続テープ302は、貼付部302aを一の粘着テープ100の始端100aに接着されており、剥離材312の剥離された延在部302bを他の粘着テープ200の終端200bに接着させる(S2)。これにより、一の粘着テープ100と他の粘着テープ200とが接続される。一の粘着テープ100の始端100aと他の粘着テープ200の終端200bとは、端面を相互に突き合わせ、幅方向の位置を一致させた状態で接続テープ300により接続される。
次に、図7に示すように、一の粘着テープ100と他の粘着テープ200とを接続した接続テープ302の粘着層308に設けられた剥離材310を剥離する(S3)。接続テープ302の粘着層308に設けられた剥離材310は、延在部302bの接着層306を他の粘着テープ200に接着する前に剥離されてもよい。例えば、接着層306の剥離材312と粘着層308の剥離材310とを一体的に連続して製作している場合に、両剥離材310,312は一連の流れで剥離することができる。図5〜7において、粘着テープ、接続テープ及び剥離材は、それぞれ厚さ寸法を強調して図示されている。
以上のように、本発明に係る粘着テープの接続方法では、図5〜図7の流れで行われる。この粘着テープの接続方法では、各粘着テープ100,200の粘着層104,204と、接続テープ302の接着層306とが接着されるため、一の粘着テープ100及び他の粘着テープ200の粘着層104,204と、接続テープ302の粘着層308は、連続した粘着面を形成する。各粘着テープ100,200と接着テープ22とが同一の幅寸法を有し、幅方向の位置を一致させているため、一の粘着テープ100と他の粘着テープ200とは連続した1つの粘着テープのようになる。
本実施の形態において、一の粘着テープ100の始端100aと他の粘着テープ200の終端200bとは、相互に突き合わされた状態で接続テープにより接続されている。しかし、図8に示すように、接続テープ300は、一の粘着テープ100の基材層106に他の粘着テープ200の粘着層204を重ね合わせた状態で一の粘着テープと他の粘着テープとを接続してもよい。このように接続しても粘着面を連続させることができる。
次に、本発明に係る粘着テープを用いた卵パックの封緘について説明する。本実施の形態において、卵パック10は、図9に示すように、封緘装置12により封緘される。封緘装置12は、従来よく知られるように、自動で卵パックの封緘を行う(例えば、特開2010−179936号公報、特開2010−36957号公報参照)。
封緘装置12は、粘着テープドラムD2を取り付けられており、粘着テープドラムD2から粘着テープ200を送りだす送出機構16と、封緘される卵パック10を矢印aの向きに搬送する搬送機構18と、送り出された粘着テープ200を搬送機構18まで案内する案内経路20と、卵パック10に粘着テープ200を貼付し封緘する封緘機構22とを備える。
封緘される卵パック10は、図10に示すように、一般的に透明の合成樹脂を材料とし、卵Eが収容される、平面(すなわち、上方から見て)が矩形の本体10aと、卵が収容された本体10aに被される、平面が本体と略同一の蓋体10bと、本体10aと蓋体10bとの平面の位置を揃え(図9参照)、本体10aと蓋体10bとを前記矩形の一側において一体的に連結し、ヒンジ構造を提供するヒンジ部10cとを備える。ヒンジ部10cと反対側の一側は、開閉自在の自由端部10dとされている。
卵パック10は、封緘装置12の搬送機構18を搬送されるとき、その搬送方向にヒンジ部10c及び自由端部10dを沿わせ、封緘機構22を自由端部10dが通過するように搬送される(図9参照)。自由端部10dの本体10aと蓋体10bとを重ね合わせた状態で、封緘機構22により粘着テープ200(又は100)が自由端部10dに貼付される。
粘着テープ200は、図10(c)に示すように、自由端部10dの伸びる方向(すなわち、卵パックの搬送方向)に沿って折り返され、自由端部10dの蓋体10bと自由端部10dの本体10aとを挟み込むように貼付されることにより、卵パック10を封緘する。このとき、粘着テープ200は、その延在方向に沿って略中央で折り返されて貼付される。
封緘装置12は、順次、搬送機構18を搬送される多数の卵パック10を封緘する。卵パック10が順次封緘される途中で、粘着テープドラムD2の粘着テープ200が終了間近になると、粘着テープドラムD2の一の粘着テープ200を案内経路20に残したまま、粘着テープドラムDの交換作業が行われる。
この交換作業では、粘着テープドラムD2が送出機構16から取り外され、粘着テープドラムD1が送出機構16に取り付けられる。次に、先に説明した粘着テープの接続方法により、一の粘着テープ100と他の粘着テープ200とが接続される。本実施の形態において、封緘装置12は、1つの送出機構16しか備えないが、2つの送出機構を備え、一の粘着テープドラムD1と他の粘着テープドラムD2を同時に取り付けられるようにしてもよい。そのようにすれば、粘着テープの交換作業が容易になる。
粘着テープドラムの交換後、接続された一の粘着テープ100は、案内経路20に残された他の粘着テープ200に続いて封緘機構22に導かれる。したがって、粘着テープドラムDを交換しても、再度、粘着テープを案内経路20に通す必要がなく、交換作業が容易になる。
また、粘着テープドラムDの交換前後でも、封緘装置12は、順次、多数の卵パック10を封緘する。したがって、図11に示すように、交換作業により接続された粘着テープは、接続テープ302による接続部300も卵パック10の封緘に用いられる。しかし、接続部300においても、粘着面が連続しているため、卵パックの封緘には何ら支障がない。
本実施の形態において、接続される粘着テープと接続テープとは、同一の幅寸法を有し、幅方向の位置を一致されているが、一の粘着テープと他の粘着テープとは、幅方向の位置が一致していなくともよい。粘着面が連続していれば、卵パックの封緘に影響をあたえない。すなわち、幅方向の位置に多少のずれが生じても卵パックを封緘することができる。
ところで、粘着テープにより封緘される卵パックでは、卵の使用時に粘着テープが剥がされる。したがって、粘着テープは、卵パックに粘着した部分は剥がれやすい方が望ましい。一方で、パックの封緘を確実にするため、粘着テープの粘着面同士は接着力が強いことが望ましい。
したがって、粘着テープの粘着層は、粘着層同士は強固に粘着し、卵パックの材料である合成樹脂からは容易に剥がれる材料が選択される。よって、粘着テープの粘着層に接着される接続テープの接着層が粘着テープの粘着層と同じ材料であれば、粘着部の接続部は、卵パックから容易に剥がれ、かつ粘着テープ同士を強固に粘着させることができる。
本発明の実施の形態に係る接続方法によれば、粘着テープの接続部は、図12Aに示すように、重ね合わせ線Mが1本となる。接続テープを粘着テープの基材側(図12の紙面方向)から接着すると、図12Bに示すように、重ね合わせ線Mが2本となる。卵パックのように市場に流通する容器の封緘等では、その美観から重ね合わせ線は少ない方がよい。したがって、本発明の実施の形態による粘着テープの接続方法により接続された粘着テープによれば、美観を損ねることなく、容器の封緘等を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る粘着テープの剥離材310,312は、接続テープ300の粘着層308と接着層306の一部とを、それぞれ覆うが、図13に示すように一枚の剥離材314により接続テープ300の粘着層308と接着層306の一部とを覆うように設けられていてもよい。そのようにすれば、剥離材を同時に剥離できるので、剥離作業が容易になる。
また、剥離材を接着部のみに設けてもよい。そのようにすれば、不要な剥離材を設けなくてよい。その場合、接続テープの粘着層を粘着テープの基材に粘着させ、異物の粘着を防止できる。または、接続テープの粘着層のみに剥離材を用いてもよい。さらに、剥離材は、図14に示すように、剥離作業を容易にするめくり部320を備えていてもよい。図13及び図14において、粘着テープ、接続テープ及び剥離材は、それぞれ厚さ寸法を強調して図示されている。
本発明の実施の形態に係る粘着テープの接続方法では、粘着テープの粘着層の側から接続テープを接着させているが、これに加えて、粘着テープの基材層側から片面の接着テープを補助的に貼り付けてもよい。そのようにすれば、接続部の強度を強くすることができる。この場合に、片面の接着テープはセロハンテープのような透明材料により作製されていてもよい。
粘着テープにより封緘される卵パックでは、卵の使用時に粘着テープが剥がされる。したがって、粘着テープは、卵パックに粘着した部分は剥がれやすい方が望ましい。一方で、パックの封緘を確実にするため、粘着テープの粘着面同士は接着力が強いことが望ましい。
したがって、粘着テープの粘着層は、粘着層同士は強固に粘着し、卵パックの材料である合成樹脂からは容易に剥がれる材料が選択される。よって、粘着テープの粘着層に接着される接続テープの接着層は、粘着テープの粘着層と同じ材料であれば、粘着部の接続部は、卵パックから容易に剥がれ、かつ粘着テープ同士を強固に粘着させることができる。
本発明の実施の形態に係る粘着テープは、矩形の平面形状を有する卵パックの一側部に貼付され、前記一側部に沿って折り返され、前記一側部を挟むように卵パックを封緘する。前記粘着テープは、延在方向に沿って延びる中央の仮想線に対して両側が独立したデザインを有する。
この粘着テープによれば、中央に延びる仮想線に対して両側が独立したデザインを有するため、粘着テープが、その延在方向の中央で折り返され、卵パックを封緘する場合に、デザインの表記された部分で折り返されることがない。これにより、卵パックが市場で流通する際に、粘着テープのデザインを明確に需用者に示すことができる。
本発明の実施の形態における粘着テープ100は、その延在方向に沿って延びる仮想線150を備える。粘着テープは、仮想線150の両側(図15の上下方向)に、それぞれ、独立したデザインを有する。本実施の形態において、粘着テープ100は、仮想線150の両側に「テープを手前に引いてください。」の表記が連続したデザインを有し、各デザインは仮想線150の両側で独立した配置とされている。本実施の形態において、デザインは、文字の表記とされているが、各種マーク、キャラクター図等であってもよい。
以上の説明において、説明を明瞭とするべく粘着と接着との用語を区別して使用している。しかし、本発明の実施の形態において、粘着及び接着の用語は、少なくとも、くっつくこと、又はくっつけることを共通に意味し、例えば、粘着と接着の用語を入れ替えた場合であっても、発明の効果に影響を与えない。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、包装容器の封緘、ラベルの貼付等に用いられる粘着テープの接続に利用することができる。
10 卵パック、
D1,D2 粘着テープドラム、
100,200 粘着テープ、
104,204,308 粘着層、
106,206,304 基材層、
300 接続テープ、
302a 貼付部、
302b 延在部、
310,312 剥離材。

Claims (10)

  1. 一方の面に粘着層を有する粘着テープであって、
    その始端又は終端に、他の粘着テープに接続するための接続テープを有し、
    前記接続テープは、前記粘着テープの粘着層に接着する接着層を一方の面に、また他方の面に粘着層をそれぞれ備え、さらに、前記始端又は前記終端から延在する延在部を有する、粘着テープ。
  2. さらに、少なくとも前記接続テープの前記延在部の前記接着層を覆う剥離材を備える、請求項1に記載の粘着テープ。
  3. さらに、前記接続テープの前記粘着層を覆う剥離材を備える、請求項2に記載の粘着テープ。
  4. 前記粘着層を覆う前記剥離材と前記接着層を覆う剥離材とは連続している、請求項3に記載の粘着テープ。
  5. 前記接続テープの前記粘着層と前記粘着テープの前記粘着層とは同一の材料である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の粘着テープ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の粘着テープにより多数の卵パックを封緘する、卵パックの封緘装置。
  7. 封緘テープにより封緘された卵パックであって、
    前記封緘テープは、第1の粘着テープと第2の粘着テープと、前記第1及び第2の粘着テープを接続する接続テープとを有し、
    前記接続テープは、一方の面に接着層を、他方の面に粘着層を備え、
    前記接着層は、前記第1の粘着テープの粘着面と前記第2の粘着テープの粘着面の両方に接着し、第1及び第2の粘着テープ並びに接続テープの粘着層は連続した粘着面を形成する、卵パック。
  8. 前記第1及び第2の粘着テープは、それぞれの端面を突き合わせた状態で前記接続テープにより接続されている、請求項7に記載の卵パック。
  9. 接続テープにより第1及び第2の粘着テープを接続するテープの接続方法であって、
    前記第1の粘着テープは、一方の面に粘着層を有し、
    前記接続テープは、前記第1の粘着テープの粘着層に接着する接着層を一方の面に、粘着層を他方の面にそれぞれ備え、前記第1の粘着テープの始端又は終端に取り付けらており、前記第1の粘着テープの始端又は終端から延在する延在部を有し、
    前記接続テープの前記延在部の前記接着層を前記第2の粘着テープの粘着層に接着する第1のステップを含む、テープの接続方法。
  10. 前記接続テープの前記延在部の前記接着層は、剥離材に覆われており、前記第1のステップに先駆けて前記剥離材を剥離する第2のステップを含む、請求項9に記載の接続方法。
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