JP2014165737A - 電力管理装置、通信制御装置、電力管理システム及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置、通信制御装置、電力管理システム及び電力管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク遅延を適切に抑制することを可能とする電力管理装置、通信制御装置及び電力管理方法を提供する。
【解決手段】複数の機器を制御する電力管理装置10は、ルータ機能を有している複数の機器のうち少なくとも1つの機器に対して、ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部12を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の機器を制御する電力管理装置、通信制御装置、電力管理システム及び電力管理方法に関する。
従来、需要家に設けられる負荷及び分散電源などの複数の機器を制御する電力管理装置が知られている。このような電力管理装置のうち、住宅に設けられた機器を制御する装置については、HEMS(Home Energy Management System)などと称する。
ここで、複数の機器を制御する方法として、各機器がルータ機能を有していることを前提として、各機器に設けられたルーティングテーブルを用いて、各機器がメッセージを転送する方法(例えば、ZigBee、ECHONET Lite)が提案されている(例えば、特許文献1)。
各機器は、定期的な探索メッセージの送信等によって、各機器に設けられたルーティングテーブルを自律的に更新する。従って、電力管理装置は、各機器に設けられたルーティングテーブルの更新に関与しない。
特開2011−129085号公報
ところで、各機器に設けられたルーティングテーブルに格納可能な宛先アドレス数の上限は限られている。従って、必要な宛先アドレスがルーティングテーブルに格納されていないケースが生じる。このようなケースでは、探索メッセージの送信及び探索メッセージに対する応答メッセージの受信を行う必要があり、ネットワーク遅延が生じる。特に、需要家に設けられる機器数が増大した場合には、探索メッセージの送信及び応答メッセージの受信に伴うネットワーク遅延がさらに増大する。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ネットワーク遅延を適切に抑制することを可能とする電力管理装置、通信制御装置及び電力管理方法を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る電力管理装置は、複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる電力管理システムにおいて、前記複数の機器の電力を管理する。電力管理装置は、前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備える。
第1の特徴において、前記送信部は、前記ルーティングテーブルに格納する宛先アドレスの上限数よりも前記複数の機器の数が多い場合に、前記保護アドレス指定メッセージを送信する。
第1の特徴において、前記送信部は、センサの検出結果の受信に応じて、前記保護アドレス指定メッセージを送信する。
第1の特徴において、電力管理装置は、前記センサの検出結果に応じて、前記センサの検出結果に対応付けられた機器の宛先アドレスを特定する特定部を備える。前記送信部は、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスとして、前記特定部によって特定された宛先アドレスを指定する前記保護アドレス指定メッセージを送信する。
第1の特徴において、前記送信部は、系統から購入する電力の料金が変更されるタイミングに応じて、前記保護アドレス指定メッセージを送信する。
第1の特徴において、電力管理装置は、前記系統から購入する電力の料金の変更に応じて、前記センサの検出結果に対応付けられた機器の宛先アドレスを特定する特定部を備える。前記送信部は、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスとして、前記特定部によって特定された宛先アドレスを指定する前記保護アドレス指定メッセージを送信する。
第1の特徴において、前記送信部は、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスとして、予め定められた機器の宛先アドレスを指定する前記保護アドレス指定メッセージを送信する。
第2の特徴に係る通信制御装置は、複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる通信システムにおいて、前記複数の機器の通信を制御する。通信制御装置は、前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備える。
第3の特徴に係る電力管理システムは、複数の機器と、前記複数の機器の電力を管理する電力管理装置とを備え、前記複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われるシステムである。前記電力管理装置は、前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備える。
第4の特徴に係る電力管理方法は、複数の機器と、前記複数の機器の電力を管理する電力管理装置とを備え、前記複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる電力管理システムにおいて、前記複数の機器を制御する方法である。電力管理方法は、前記電力管理装置から前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信するステップを備える。
本発明によれば、ネットワーク遅延を適切に抑制することを可能とする電力管理装置、通信制御装置及び電力管理方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る電力管理システム100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る電力管理装置10を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る制御部13が有するテーブルの一例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る機器20に設けられたルーティングテーブルの一例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る機器20に設けられたルーティングテーブルの一例を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る電力管理方法(第1処理)を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る電力管理方法(第1処理)を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係る電力管理システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る電力管理装置は、複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる電力管理システムにおいて、前記複数の機器の電力を管理する。電力管理装置は、前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備える。
実施形態では、電力管理装置から機器に対して、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージが送信される。これによって、各機器に設けられたルーティングテーブルにおいて、電力管理装置から指定された宛先アドレスを保護することができる。すなわち、“機器のルーティングテーブルから削除してはならない宛先アドレス”という概念を新たに導入することによって、必要な宛先アドレスがルーティングテーブルから削除されることが抑制され、探索メッセージの送信及び応答メッセージの受信に伴うネットワーク遅延が抑制される。
[第1実施形態]
(電力管理システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る電力管理システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る電力管理システム100を示す図である。
図1に示すように、電力管理システム100は、電力管理装置10と、複数の機器20と、複数のセンサ30とを有する。
電力管理システム100では、複数の機器20のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる。電力管理システム100で行われる通信は、有線を介して行われてもよく、無線で行われてもよい。
電力管理システム100において、下位層(ネットワーク層:OSI参照モデルの第3層)、すなわち、IP/UDP層に係るプロトコルとしては、例えば、ZigBeeを用いることができる。上位層(アプリケーション層:OSI参照モデルの第7層)に係るプロトコルとしては、例えば、メッセージフォーマットを規定するECHONET Liteを用いることができる。
電力管理装置10は、複数の機器20の電力を管理する装置である。例えば、住宅に設けられた機器の電力を制御する電力管理装置10については、HEMS(Home Energy Management System)と称される。店舗に設けられた機器の電力を制御する電力管理装置10については、SEMS(Store Energy Management System)と称される。ビルに設けられた機器の電力を制御する電力管理装置10については、BEMS(Building Energy Management System)と称される。工場に設けられた機器の電力を制御する電力管理装置10については、FEMS(Factory Energy Management System)と称される。電力管理装置10の詳細については後述する。
機器20は、住宅、店舗、ビル又は工場などの需要家に設けられる機器である。機器20は、例えば、エアーコンディショナー、照明装置、冷蔵庫などのように、電力を消費する装置である。或いは、機器20は、例えば、太陽電池装置、燃料電池装置、蓄電池装置などのように、電力を供給又は蓄積する分散電源である。
各機器20は、宛先アドレスと次アドレスとを対応付けるルーティングテーブルを有しており、ルーティングテーブルを用いてメッセージを転送する機能(ルータ機能)を有する。各機器20は、探索メッセージを定期的にブロードキャスト又はマルチキャストで送信し、探索メッセージに対する応答メッセージを受信することによって、ルーティングテーブルを更新する。
これによって、電力管理システム100に新たな機器が接続された場合であっても、ルーティングテーブルを適切な状態に維持することができる。或いは、電力管理システム100に設けられた機器の電源又はルータ機能のオン/オフが行われた場合であっても、ルーティングテーブルを適切な状態に維持することができる。或いは、電力管理システム100で行われる通信が無線を介して行われるケースにおいて、機器が移動した場合であっても、ルーティングテーブルを適切な状態に維持することができる。
第1実施形態において、複数の機器20は、エリアAに設けられた機器(A1〜A5)、エリアBに設けられた機器(B1〜B2)、エリアCに設けられた機器(C1〜C3)を含む。
図1に示すケースでは、メッセージを転送する経路として、“A1−A2−A3”、“A1−A4−A5”、“B1−B2”、“C1−C2−C3”の経路が形成されている。
センサ30は、人感センサ、温度センサ、照度センサなどのセンサである。上述した電力管理装置10は、センサ30の検出結果に応じて、各機器20の電力を制御する。センサ30は、機器の一例と考えてもよい。
第1実施形態において、複数のセンサ30は、エリアAに設けられたセンサ(A)、エリアBに設けられたセンサ(B)、エリアCに設けられたセンサ(C)を含む。
(電力管理装置)
以下において、第1実施形態に係る電力管理装置について説明する。図2は、第1実施形態に係る電力管理装置10を示す図である。
図2に示すように、電力管理装置10は、受信部11と、送信部12と、制御部13とを有する。
受信部11は、各機器20からメッセージを受信する。受信部11は、各センサ30から検出結果を受信する。
送信部12は、各機器20にメッセージを送信する。第1実施形態において、送信部12は、各機器20のルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する。
送信部12は、複数の機器20の少なくとも1つの機器に対して、保護アドレス指定メッセージを送信する機能を有していればよい。送信部12は、ブロードキャスト又はマルチキャストで保護アドレス指定メッセージを送信してもよい。或いは、送信部12は、制御部13によって指定された機器20に対して、保護アドレス指定メッセージを送信してもよい。
送信部12は、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスの解除を要求する解除メッセージを送信する。送信部12は、ブロードキャスト又はマルチキャストで解除メッセージを送信してもよい。或いは、送信部12は、保護アドレス指定メッセージを受信した機器20に対して、解除メッセージを送信してもよい。
保護アドレス指定メッセージ及び解除メッセージは、下位層に係るプロトコル(例えば、ZigBee)で規定されるメッセージであってもよく、上位層に係るプロトコル(例えば、ECHONET Lite)で規定されるメッセージであってもよい。
制御部13は、電力管理装置10を制御する。制御部13は、センサ30の検出結果、系統から購入する電力の料金の変更又はユーザ操作などに応じて、各機器20の電力を制御する。例えば、制御部13は、各機器20の運転モードを制御する。
第1実施形態において、制御部13は、保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。
具体的には、第1に、制御部13は、ルーティングテーブルに格納する宛先アドレスの上限数よりも、電力管理システム100に設けられた複数の機器20の数が多い場合に、保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、保護アドレス指定メッセージを送信する。
電力管理システム100に設けられた複数の機器20の数は、電力管理システム100に接続された機器の数であってもよい。或いは、電力管理システム100に設けられた複数の機器20の数は、電源がオンの機器の数であってもよい。或いは、電力管理システム100に設けられた複数の機器20の数は、ルータ機能がオンの機器の数であってもよい。
第2に、制御部13は、センサ30の検出結果の受信に応じて、保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、保護アドレス指定メッセージを送信する。
ここで、制御部13は、センサ30の検出結果に応じて行われる制御が終了した場合に、解除メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、解除メッセージを送信する。
第3に、制御部13は、系統から購入する電力の料金が変更されるタイミング(以下、料金変更タイミング)に応じて、保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。料金変更タイミングは、例えば、電力会社によって予め定められている。送信部12は、制御部13の指示に応じて、保護アドレス指定メッセージを送信する。
ここで、制御部13は、系統から購入する電力の料金の変更に応じて行われる制御が終了した場合に、解除メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、解除メッセージを送信する。
第1実施形態において、制御部13は、各機器20に設けられたルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレス(以下、保護対象アドレス)を特定する特定部を構成する。
具体的には、第1に、制御部13は、センサ30の検出結果に応じて、センサ30の検出結果に対応付けられた機器20の宛先アドレスを保護対象アドレスとして特定する。センサ30の検出結果に対応付けられた機器20とは、センサ30の検出結果に応じて制御すべき機器20である。制御部13は、保護対象アドレスを特定した場合に、保護対象アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、保護アドレス指定メッセージを送信する。
制御部13は、図3に示すように、センサ30の検出結果と機器20とを対応付けるテーブルを有していてもよい。或いは、制御部13は、制御部13に設定されたプログラムの解析によって、図3に示す対応関係を取得してもよい。
第2に、制御部13は、系統から供給される電力の料金の変更に対応付けられた機器20の宛先アドレスを保護対象アドレスとして特定する。系統から供給される電力の料金の変更に対応付けられた機器20とは、系統から供給される電力の料金の変更に応じて、系統から供給される電力の料金の変更に応じて制御すべき機器20である。制御部13は、保護対象アドレスを特定した場合に、保護対象アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、保護アドレス指定メッセージを送信する。
制御部13は、系統から供給される電力の料金の変更についても、図3と同様のテーブルを有していてもよい。或いは、制御部13は、制御部13に設定されたプログラムの解析によって、図3と同様の対応関係を取得してもよい。
第3に、制御部13は、予め定められた機器20の宛先アドレスを保護対象アドレスとして特定する。予め定められた機器20とは、電力管理システム100において重要な役割を担う機器20である。或いは、予め定められた機器20とは、ネットワーク遅延を許容できないメッセージの送信又は受信を行う機器20である。制御部13は、予め定められた機器20が電力管理システム100に接続された場合に、保護対象アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示する。送信部12は、制御部13の指示に応じて、保護アドレス指定メッセージを送信する。
(各機器に設けられたルーティングテーブル)
以下において、第1実施形態に係る機器に設けられたルーティングテーブルについて説明する。図4及び図5は、第1実施形態に係る機器20に設けられたルーティングテーブルの一例を示す図である。
図4に示すように、機器20に設けられたルーティングテーブルは、宛先アドレス、次アドレス、距離及び保護フラグを対応付けるテーブルである。図4では、機器A1が有するルーティングテーブルが例示されている。ルーティングテーブルに格納可能な宛先アドレスには上限数が設けられているため、全ての機器の宛先アドレスがルーティングテーブルに格納されていない。図4に示すケースでは、機器B2、機器C2及び機器C3のアドレスについては、宛先アドレスとして格納されていない。
宛先アドレスは、メッセージの宛先を示すアドレスである。次アドレスは、宛先アドレスに送信すべきメッセージの転送先を示すアドレスである。距離は、自機器と宛先アドレスを有する機器との間の転送経路上の距離(例えば、ホップ数)である。
保護フラグは、ルーティングテーブルから宛先アドレスを削除することが許容されているか否かを示すフラグである。保護フラグに“0”がセットされている場合には、ルーティングテーブルから宛先アドレスを削除することが許容される。一方で、保護フラグに“1”がセットされている場合には、ルーティングテーブルから宛先アドレスを削除することが許容されない。
例えば、センサAの検出結果aaを電力管理装置10が受信した場合には、図3に示すように、機器A2及び機器A3の宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージが電力管理装置10から送信される。従って、機器A1は、図5に示すように、保護アドレス指定メッセージに応じて、宛先アドレスA2,A3に対応付けられた保護フラグに“1”をセットする。
(電力管理方法)
以下において、第1実施形態に係る電力管理方法について説明する。図6及び図7は、第1実施形態に係る電力管理方法を示すフロー図である。図6及び図7は、電力管理装置10が行う処理を示している。
第1に、センサ30の検出結果に応じて保護アドレス指定メッセージを送信する処理(第1処理)について説明する。
図6に示すように、ステップS10において、電力管理装置10は、センサ30の検出結果を受信する。
ステップS20において、電力管理装置10は、センサ30の検出結果に応じて、各機器20の制御内容を決定する。この段階において、電力管理装置10は、センサ30の検出結果に対応する機器20の宛先アドレスを保護対象アドレスとして特定することが好ましい。
ステップS30において、電力管理装置10は、電力管理システム100に設けられた複数の機器20のうち、所定優先度よりも低い優先度を有する機器20に対するメッセージの送信を停止する。
ステップS40において、電力管理装置10は、ステップS20で特定された保護対象アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する。上述したように、電力管理装置10は、ブロードキャスト又はマルチキャストで保護アドレス指定メッセージを送信してもよい。或いは、電力管理装置10は、電力管理装置10によって指定された機器20に対して、保護アドレス指定メッセージを送信してもよい。
ここで、保護アドレス指定メッセージを受信する機器20は、保護アドレス指定メッセージで指定された保護対象アドレスに対応付けられた保護フラグに“1”をセットする。
ステップS50において、電力管理装置10は、ステップS20で決定された制御内容に従って、各機器20の電力制御を開始する。すなわち、電力管理装置10は、ステップS20で決定された制御内容に従って制御すべき機器20に対して、各種メッセージを送信する。
ステップS60において、電力管理装置10は、各機器20の電力制御を終了する。
ステップS70において、電力管理装置10は、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスの解除を要求する解除メッセージを送信する。上述したように、電力管理装置10は、ブロードキャスト又はマルチキャストで解除メッセージを送信してもよい。或いは、電力管理装置10は、保護アドレス指定メッセージを受信した機器20に対して、解除メッセージを送信してもよい。
第2に、料金変更タイミングに応じて保護アドレス指定メッセージを送信する処理(第1処理)について説明する。
図7に示すように、ステップS110において、電力管理装置10は、料金変更タイミングを検出する。ここで、料金変更タイミングの検出は、料金変更タイミングよりも所定時間前に行われることに留意すべきである。所定時間は、ステップ120以降の処理を行うために確保すべき時間である。
ステップS120において、電力管理装置10は、系統から供給される電力の料金の変更に応じて、各機器20の制御内容を決定する。この段階において、電力管理装置10は、系統から供給される電力の料金の変更に対応する機器20の宛先アドレスを保護対象アドレスとして特定することが好ましい。
ステップS130において、電力管理装置10は、電力管理システム100に設けられた複数の機器20のうち、所定優先度よりも低い優先度を有する機器20に対するメッセージの送信を停止する。
ステップS140において、電力管理装置10は、ステップS120で特定された保護対象アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する。上述したように、電力管理装置10は、ブロードキャスト又はマルチキャストで保護アドレス指定メッセージを送信してもよい。或いは、電力管理装置10は、電力管理装置10によって指定された機器20に対して、保護アドレス指定メッセージを送信してもよい。
ここで、保護アドレス指定メッセージを受信する機器20は、保護アドレス指定メッセージで指定された保護対象アドレスに対応付けられた保護フラグに“1”をセットする。
ステップS150において、電力管理装置10は、ステップS120で決定された制御内容に従って、各機器20の電力制御を開始する。すなわち、電力管理装置10は、ステップS120で決定された制御内容に従って制御すべき機器20に対して、各種メッセージを送信する。
ステップS160において、電力管理装置10は、各機器20の電力制御を終了する。
ステップS170において、電力管理装置10は、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスの解除を要求する解除メッセージを送信する。上述したように、電力管理装置10は、ブロードキャスト又はマルチキャストで解除メッセージを送信してもよい。或いは、電力管理装置10は、保護アドレス指定メッセージを受信した機器20に対して、解除メッセージを送信してもよい。
(作用及び効果)
第1実施形態では、電力管理装置10から機器20に対して、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージが送信される。これによって、各機器20に設けられたルーティングテーブルにおいて、電力管理装置から指定された宛先アドレスを保護することができる。すなわち、“機器20のルーティングテーブルから削除してはならない宛先アドレス”という概念を新たに導入することによって、必要な宛先アドレスがルーティングテーブルから削除されることが抑制され、探索メッセージの送信及び応答メッセージの受信に伴うネットワーク遅延が抑制される。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では特に触れていないが、制御部13は、ルーティングテーブルに格納する宛先アドレスの上限数よりも、電力管理システム100に設けられた複数の機器20の数が多く、かつ、センサ30の検出結果を受信した場合に、保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示してもよい。
実施形態では特に触れていないが、制御部13は、ルーティングテーブルに格納する宛先アドレスの上限数よりも、電力管理システム100に設けられた複数の機器20の数が多く、かつ、電力料金変更タイミングを検出した場合に、保護アドレス指定メッセージの送信を送信部12に指示してもよい。
実施形態では、複数の機器20の電力を管理する電力管理システム100について例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。具体的には、上述した実施形態は、複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる通信システムに適用されてもよい。このようなケースでは、電力管理装置を通信制御装置と読み替えてもよい。
実施形態では触れていないが、各機器20に設けられたルーティングテーブルにおいて、電力管理装置10の指定を受けなくても、ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスが予め定められていてもよい。
10…電力管理装置、11…受信部、12…送信部、13…制御部、20…機器、30…センサ、100…電力管理システム

Claims (10)

  1. 複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる電力管理システムにおいて、前記複数の機器の電力を管理する電力管理装置であって、
    前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備えることを特徴とする電力管理装置。
  2. 前記送信部は、前記ルーティングテーブルに格納する宛先アドレスの上限数よりも前記複数の機器の数が多い場合に、前記保護アドレス指定メッセージを送信することを特徴とする請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記送信部は、センサの検出結果の受信に応じて、前記保護アドレス指定メッセージを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力管理装置。
  4. 前記センサの検出結果に応じて、前記センサの検出結果に対応付けられた機器の宛先アドレスを特定する特定部を備え、
    前記送信部は、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスとして、前記特定部によって特定された宛先アドレスを指定する前記保護アドレス指定メッセージを送信することを特徴とする請求項2に記載の電力管理装置。
  5. 前記送信部は、系統から購入する電力の料金が変更されるタイミングに応じて、前記保護アドレス指定メッセージを送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電力管理装置。
  6. 前記系統から購入する電力の料金の変更に応じて、前記センサの検出結果に対応付けられた機器の宛先アドレスを特定する特定部を備え、
    前記送信部は、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスとして、前記特定部によって特定された宛先アドレスを指定する前記保護アドレス指定メッセージを送信することを特徴とする請求項5に記載の電力管理装置。
  7. 前記送信部は、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスとして、予め定められた機器の宛先アドレスを指定する前記保護アドレス指定メッセージを送信することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電力管理装置。
  8. 複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる通信システムにおいて、前記複数の機器の通信を制御する通信制御装置であって、
    前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備えることを特徴とする通信制御装置。
  9. 複数の機器と、前記複数の機器の電力を管理する電力管理装置とを備え、前記複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる電力管理システムであって、
    前記電力管理装置は、前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信する送信部を備えることを特徴とする電力管理システム。
  10. 複数の機器と、前記複数の機器の電力を管理する電力管理装置とを備え、前記複数の機器のそれぞれが有するルーティングテーブルを用いて通信が行われる電力管理システムにおいて、前記複数の機器を制御する電力管理方法であって、
    前記電力管理システムから、前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器に対して、前記ルーティングテーブルに含まれる宛先アドレスのうち、前記ルーティングテーブルから削除すべきではない宛先アドレスを指定する保護アドレス指定メッセージを送信するステップを備えることを特徴とする電力管理方法。
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