JP2014123850A - ルータ装置及びプログラム - Google Patents

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将克 小川
Arisa Oji
有紗 王子
Takumi Miyoshi
匠 三好
Yusuke Yamagishi
佑輔 山岸
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Abstract

【課題】再接続処理を行うことなく無線端末がアクセスポイントを切り替えることを可能にする技術を提供する。
【解決手段】ルータ装置(RT1)は、ローカル無線通信を行うためのLAN通信部(215)と、ローカル無線通信で受信したデータを外部ネットワークに転送するための移動通信部(214)と、ローカル無線通信を行うためにルータ装置に接続されている1つ以上の無線端末のそれぞれについて、当該無線端末を識別するための識別情報を含む端末情報を格納する記憶部(205)と、1つ以上の無線端末との通信を他のルータ装置に移行する際に、記憶部に格納されている端末情報を移行先のルータ装置に送信するための制御部(201)とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明はルータ装置及びプログラムに関する。
無線LANにおいて、1つのアクセスポイント(無線基地局)で管理されるネットワーク(BSS:Basic Service Set、基本サービスセット)を複数個まとめて、1つのネットワーク(ESS:Extended Service Set、拡張サービスセット)を構成する技術が知られている。ESSに属する無線端末は通信状況などに応じて、接続するアクセスポイントを切り替えることができる。ESSにおいてアクセスポイントの切り替え時間を短縮するために、IEEE802.11r標準規格(非特許文献1)は、アクセスポイント間でセキュリティやQoSに関する端末情報を事前に共有することを規定する。
IEEE802.11rでは、無線端末が1つのアクセスポイントから別のアクセスポイントに接続先を切り替える場合に、移行後のアクセスポイントとの間でリアソシエーション処理(再接続処理)を行う必要がある。リアソシエーション処理が行われると、無線端末及びアクセスポイントのいずれにおいても電力を消費し、また、無線LANで使用可能なリソースも消費する。そこで、本発明の1つの側面は、再接続処理を行うことなく無線端末がアクセスポイントを切り替えることを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、ルータ装置であって、ローカル無線通信を行うための第1通信手段と、前記ローカル無線通信で受信したデータを外部ネットワークに転送するための第2通信手段と、前記ローカル無線通信を行うために前記ルータ装置に接続されている1つ以上の無線端末のそれぞれについて、当該無線端末を識別するための識別情報を含む端末情報を格納する記憶手段と、前記1つ以上の無線端末との通信を他のルータ装置に切り替える際に、前記記憶手段に格納されている端末情報を切り替え先のルータ装置に送信するための制御手段とを備えることを特徴とするルータ装置が提供される。
上記手段により、再接続処理を行うことなく無線端末がアクセスポイントを切り替えることを可能にする技術が提供される。
本発明の1つの実施形態の全体構成の一例を説明する図である。 本発明の1つの実施形態の無線ルータの構成例を説明する図である。 本発明の1つの実施形態の無線ルータの動作例を説明する図である。 本発明の1つの実施形態の無線ルータが管理するテーブル例を説明する図である。 本発明の1つの実施形態の端末情報パケットの一例を説明する図である。
添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について以下に説明する。様々な実施形態を通じて同様の要素には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。また、各実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
図1を参照して、本発明の1つの実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を説明する。図1には、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)101、移動通信ネットワーク102及びインターネット103が示されている。無線LAN101は例えばIEEE802.11に準拠し、3つの無線ルータRT1〜RT3と、3つの無線端末STA1〜STA3とを含む。無線ルータ(無線ルータ装置)は専用の装置で実現されてもよいし、PCや携帯電話、スマートフォンのように複数の通信技術をサポートし、テザリング機能を提供するコンピュータによって実現されてもよい。無線ルータRT1〜RT3のそれぞれは、この無線LAN101におけるアクセスポイントとして機能し、無線ルータRT1〜RT3によってESSが構成される。無線端末STA1〜STA3はこのESSに属する。図1の例では無線LAN101は3つの無線ルータRT1〜RT3を含むが、2つ以上の無線ルータを含むESSであれば本発明を適用できる。また、図1の例では無線LAN101は3つの無線端末STA1〜STA3を含むが、1つ以上の無線端末を含むESSであれば本発明を適用できる。
無線ルータRT1〜RT3は移動通信ネットワーク102における端末としても機能し、無線基地局BSを介して移動通信ネットワーク102に接続する。移動通信ネットワーク102は例えばLTEや3Gなどの規格に準拠し、インターネット103に接続されている。無線端末STA1〜STA3のそれぞれは、無線ルータRT1〜RT3を介して移動通信ネットワーク102やインターネット103等の外部ネットワークに接続される。無線ルータRT1〜RT3は無線端末STA1〜STA3を外部ネットワークに中継できればどのような通信規格に準拠していてもよく、例えば無線通信ネットワークの代わりに、又はこれに加えて、FTTHやADSLを介して固定通信ネットワークに接続されてもよい。
本実施形態では、各時点において、無線LAN101を構成する複数の無線ルータRT1〜RT3のうちの1つのみが無線端末STA1〜STA3との通信を担当する。図1は、無線ルータRT1のみが無線端末STA1〜STA3との通信を担当し、他の無線ルータRT2、RT3は無線端末STA1〜STA3との通信を担当していない状況を示す。無線端末STA1〜STA3との通信を担当していない無線ルータRT2、RT3は後述するような省電力状態にあってもよい。後述するように、無線端末STA1〜STA3との通信を担当する無線ルータは適宜切り替わりうる。無線LAN101を構成する複数の無線ルータRT1〜RT3には共通識別子が割り当てられており、無線端末STA1〜STA3はこの共通識別子を用いて無線ルータRT1〜RT3と通信する。
図1のように、無線ルータRT1が無線端末STA1〜STA3との通信を担当する場合に、無線ルータRT1はカバレッジ内の無線端末に対して共通識別子を通知する。無線端末は通知された共通識別子を用いて無線ルータRT1とのアソシエーション処理(接続処理)を行い、無線ルータRT1に接続する。このアソシエーション処理において、無線ルータRT1は無線端末に対して無線LAN101において一意の端末識別子(例えば、AID:Association Identifier)を割り当てる。アソシエーション処理については既存の技術と同様の手法で行いうるので、その詳細な説明を省略する。無線LAN101を構成する複数の無線ルータRT1〜RT3のそれぞれには、共通識別子だけでなく、無線ルータに固有の固有識別子が割り当てられている。この固有識別子は、例えば無線ルータのMACアドレスでありうる。
続いて、図2を参照して、図1の無線ルータの詳細な構成例について説明する。図1の無線ルータRT1〜RT3は同じ構成であってもよいので、以下では無線ルータRT1の構成例を代表して説明する。無線ルータRT1は図2に示す各構成要素を備えうる。これらの構成要素はその特性に応じてハードウェアで実装されてもよいし、ソフトウェアで実装されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。制御部201は無線ルータRT1全体の動作を司り、例えばCPUで実装される。タイマー202は計時機能を有し、例えば制御部201からの指示に応じて計時を開始し、指定された期間が経過したことを制御部201に通知する。バッテリ203は無線ルータRT1の各構成要素に動作電力を供給する。本実施形態では、無線ルータRT1はバッテリ203から供給される電力によって動作する例を扱う。しかし、他の実施形態では、無線ルータRT1は、バッテリ203の代わりに、又はバッテリ203に加えて電源アダプタを備えてもよく、商用電源から供給される電力によって動作できる。
状態切替部204は無線ルータRT1の状態を通常状態と省電力状態との間で切り替える。通常状態とは、無線ルータRT1が後述するルータ処理を行うことが可能な状態である。省電力状態とは、通常状態と比較して消費電力の少ない状態であり、例えば無線ルータRT1の一部の構成要素への電力の供給を停止することで実現されうる。例えば、省電力状態は、無線ルータRT1全体が電源オフの状態であってもよいし、通信機能のみが停止した状態であってもよい。
記憶部205は無線ルータRT1で使用される様々な情報を記憶し、図2に示す固有識別子206、共通識別子207、端末情報テーブル208及びルータ情報テーブル209のほか、制御部201が実行するためのプログラム等も記憶しうる。記憶部205は例えばROMやRAM等の組合せによって実装される。固有識別子206と共通識別子207とは互いに異なる値である。固有識別子206及び共通識別子207のそれぞれは、BSSIDとESSIDとの組として実装されうる。無線ルータRT1はマルチSSID機能を有し、BSSIDとESSIDとの組を複数有しうる。例えば、無線ルータRT1は、固有識別子206として固有BSSID(例えば、XX:XX:XX:XX:XX:X1)と固有ESSID(例えば、abcd)との組を有し、共通識別子207として共通BSSID(例えば、YY: YY: YY: YY: YY: Y1)と共通ESSID(例えば、xyz)との組を有する。共通識別子207は上述のように無線LAN101を構成する各無線ルータRT1〜RT3で共通に使用される識別子である。従って、他の無線ルータRT2、RT3も、共通識別子207として共通BSSID(YY: YY: YY: YY: YY: Y1)と共通ESSID(xyz)との組を有する。共通識別子は、無線ルータRT1〜RT3のユーザによって各無線ルータに対して手動で個別に設定されてもよいし、無線ルータRT1〜RT3が相互に通信して自動的に設定してもよい。固有識別子206は上述のように無線LAN101を構成する各無線ルータRT1〜RT3が個別に有する一意の識別子である。例えば、無線ルータRT2は固有識別子として固有BSSID(XX:XX:XX:XX:XX:X2)と固有ESSID(abcd)との組を有しうる。この例では、固有BSSIDが互いに異なるので、無線ルータRT1の固有識別子206と無線ルータRT2の固有識別子206とは互いに異なる。無線ルータRT3の固有識別子206も、無線ルータRT1、RT2の固有識別子206とは異なる。無線ルータRT1〜RT3は、固有識別子206の固有BSSIDとして、LAN通信部215に割り当てられたMACアドレスを使用しうる。
端末情報テーブル208は、無線ルータRT1に接続されている無線端末に関する情報を保持する。ルータ情報テーブル209は、無線LAN101を構成する各無線ルータRT1〜RT3に関する情報を保持する。ここで、図4を参照して、端末情報テーブル208及びルータ情報テーブル209の具体例について説明する。図4に示される例では、それぞれの情報が表形式で保持されているが、無線端末ごと又は無線ルータごとに情報が保持できればどのような形式であってもよい。図4(a)の端末情報テーブル208の各エントリは、無線ルータRT1に現時点で接続されている(具体的には、アソシエーション処理が完了している)無線端末を表す。列401は無線端末の名称を表す。列402は無線ルータRT1が無線端末に一意に割り当てた端末識別子(例えば、AID:アソシエーションID)を表す。後述するように、端末識別子は、無線LAN101を構成する複数の無線ルータRT1〜RT3の何れかが無線端末に割り当てた端末識別子を各無線ルータで共有する。列403は、無線端末のMACアドレスを表す。列404は、無線端末がサポートする通信レートを表す。列405は、無線端末に割り当てられたIPアドレスを表す。
図4(b)のルータ情報テーブル209の各エントリは、無線LAN101を構成している無線ルータを表す。無線LAN101を構成している無線ルータは、何れの無線端末にも接続されていない無線ルータを含む。例えば、無線ルータRT1のカバレッジに含まれる他の無線ルータの情報がユーザによって無線ルータRT1のルータ情報テーブル209に登録される。列411は無線ルータの名称を表す。列412は無線ルータRT1に一意に割り当てた固有識別子を表す。列413は、無線ルータを起動する順位を表し、値が小さい無線ルータから先に優先して起動される。列414は、無線ルータのバッテリの残量である。無線ルータが商用電源から電力の供給を受けている場合には、実際のバッテリの残量にかかわらず、バッテリ残量を100%としてもよい。このバッテリ残量に基づいて、起動順位が更新されてもよい。
再び図2を参照して、無線ルータRT1の他の構成要素について説明する。端末管理部210は、端末情報テーブル208を用いて、無線ルータRT1に接続されている無線端末を管理する。具体的に、端末管理部210は、既存の技術と同様にして無線端末とのアソシエーション処理を行い、無線ルータRT1に無線端末が接続された場合に、その無線端末の情報を端末情報テーブル208に追加する。また、端末管理部210は、無線ルータRT1に接続していた無線端末が切断された場合に、その無線端末の情報を端末情報テーブル208から削除する。さらに、端末管理部210は他の無線ルータから端末情報を受信した場合に、その情報を用いて記憶部205の端末情報テーブル208を更新する。端末管理部210は端末情報テーブル208以外にも、例えばDNSサーバの情報などのような無線端末STA1〜STA3が外部のネットワークに接続するための情報など、端末に関する様々な情報を管理しうる。
端末情報抽出部211は、他の無線ルータから受信した端末情報パケット(後述)から端末情報を抽出する。端末情報パケット生成部212は、他のルータへ送信する端末情報パケットを生成する。パケット識別部213は、LAN通信部215が受信したパケットが無線端末から送信されたものなのか、他の無線ルータから送信されたものなのかを識別し、識別結果に応じて何れかの構成要素にパケットを転送する。
移動通信部214は、移動通信ネットワーク102の無線基地局BSと通信するためのネットワークインタフェースであり、例えばベースバンド処理部、RF部及びSIMなどの既存の構成を有しうる。移動通信部214は、パケット識別部213から受け取ったパケット(データ)を移動通信ネットワーク102に転送する。また、移動通信部214は、移動通信ネットワーク102から受信したパケットを、LAN通信部215を通じて宛先の無線端末STA1〜STA3に転送する。
LAN通信部215は無線端末や他の無線ルータとローカル無線通信を行うためのネットワークインタフェースであり、無線LAN101においてアクセスポイントとして機能する。ルータ管理部216は、ルータ情報テーブル209を用いて、無線LAN101を構成している無線ルータを管理する。ルータ管理部216の動作の詳細については後述する。
続いて、図3を参照しつつ、本実施形態に係る無線ルータの動作例を説明する。以下の説明では、無線ルータRT2の動作を中心に説明するが、他の無線ルータRT1、RT3も同様に動作しうる。図4の動作が始まる前に、無線LAN101は図1に示す接続状態であると仮定する。すなわち、無線ルータRT1に無線端末STA1〜STA3が接続されており、無線ルータRT2、RT3には無線端末が接続されていない。また、無線ルータRT2、RT3はどちらも省電力状態にある。以下に示す各ステップは、無線ルータRT2の制御部201が記憶部205から読み出したプログラムを実行することによって処理されてもよい。
ステップS301で、状態切替部204は、無線ルータRT2を省電力状態から通常状態に切り替える。この切り替えは、無線ルータRT2のユーザが手動で行ってもよいし(例えば、無線ルータRT2の電源をオンにしても、無線ルータRT2のユーザインタフェースを通じて状態を切り替えてもよいし)、無線端末STA1〜STA3との通信を担当している無線ルータRT1からの指示によって行われてもよいし、タイマー202に設定された時間が経過したことによって自動的に行われてもよい。
次に、ステップS302で、LAN通信部215は無線LAN101において送信されたパケットを受信し、パケット識別部213に転送する。ステップS303で、パケット識別部213は、受信されたパケットが、無線端末STA1〜STA3の何れかから送信されたものなのか、他の無線ルータから送信されたものなのかを識別する。
無線端末STA1〜STA3は無線ルータRT1に接続する際に無線ルータRT1から通知された共通識別子を宛先としてパケットを送信する。従って、パケット識別部213は、受信されたパケットの宛先が共通識別子である場合に、無線端末STA1〜STA3の何れかから送信されたパケットであると判定し(S303で「NO」)、処理はステップS304に進む。この場合に、無線端末STA1〜STA3の何れかから送信されたパケットは現時点では無線ルータRT1によって処理されるべきであるので、ステップS304で、パケット識別部213はパケットを破棄し、処理はS302に戻る。
一方、無線ルータRT1〜RT3同士は、それぞれの固有識別子を使用して互いに通信する。従って、パケット識別部213は、受信されたパケットの宛先が自身の固有識別子である場合に、無線ルータの何れかから送信されたパケットであると判定する。この場合に、パケット識別部213は、受信したパケットが端末情報パケットであるかを判定する。
端末情報パケットとは、無線ルータ間で端末情報を交換する場合に用いられるパケットである。図5を参照して、無線ルータRT1が無線ルータRT2に送信する端末情報パケット500の一例を示す。フィールド501は端末情報パケット500の宛先アドレスであり、この例では宛先である無線ルータRT2の固有識別子(具体的には固有識別子の固有BSSID)が入る。フィールド502は端末情報パケット500の送信元アドレスであり、この例では送信元である無線ルータRT1の固有識別子が入る。フィールド503〜505には、無線ルータRT1に接続されている無線端末STA1〜STA3のそれぞれの端末情報が入る。各端末情報の具体的なフィールド506〜509は、記憶部205に格納されている端末情報テーブル208の対応する列402〜405の情報が入る。図示していないが、端末情報パケットは固有識別子の固有ESSIDも含みうる。
再び図3を参照して、パケット識別部213は、受信したパケットが端末情報パケットであると判定した場合(S303で「YES」)に、そのパケットを端末情報抽出部211に転送する。S305で、端末情報抽出部211は端末情報パケットから端末情報を抽出し、端末管理部210は、抽出された端末情報を記憶部205の端末情報テーブル208に上書きする。これにより、無線ルータRT2は、無線端末STA1〜STA3との接続を、無線ルータRT1から引き継ぐことが可能になる。そこで、無線ルータRT2はS306でルータ処理を行う。無線ルータRT2は端末情報パケットの送信元の無線ルータRT1に確認応答(ACK)を返してもよい。端末情報パケットを送信した無線ルータRT1は後述するS309の処理を行って省電力状態に移行する。
無線ルータRT2はS306でのルータ処理として、既存のルータ処理を行いうる。例えば、無線ルータRT2は、LAN通信部215が無線端末STA1〜STA3から受信したパケットを、移動通信部214を通じて移動通信ネットワーク102へ転送する。また、無線ルータRT2は、移動通信ネットワーク102から受信したパケットを、LAN通信部215を通じて無線端末STA1〜STA3に転送する。さらに、無線ルータRT2は新たな無線端末(不図示)からの接続要求に応じてアソシエーション処理を行い、その無線端末の端末情報を記憶部205の端末情報テーブル208に追加する。
次に、S307で、状態切替部204は、無線ルータRT2がS306のルータ処理を停止するための停止処理を満たしているかを判定する。停止条件を満たしていない場合(S307で「NO」)に、処理はS306に戻り、無線ルータRT2はルータ処理を継続する。停止条件を満たしている場合(S307で「YES」)に、処理はS308に進む。停止条件は、無線ルータRT2のユーザからの指示(例えば、無線ルータRT2の電源の停止や、ユーザインタフェースを通じた状態の切り替え)を受けたことであってもよいし、他の無線ルータからの指示を受けたことであってもよいし、タイマー202に設定された時間が経過したことであってもよい。
S308で、端末情報パケット生成部212は、端末情報テーブル208から、現時点で無線ルータRT2に接続されている無線端末の端末情報を読み出し、端末情報パケットを生成する。そして、無線LAN101を構成する他の無線ルータの何れかに端末情報パケットを送信する。無線ルータRT2が端末情報パケットを送信すべき先の無線ルータはどのように選択されてもよい。例えば、端末情報パケット生成部212は、ルータ情報テーブル209で管理されている無線ルータのうち、起動順位が一番高い無線ルータに端末情報パケットを送信する。そして、この無線ルータから確認応答が戻ってきたら、端末情報パケット生成部212はS308の処理を終了する。この無線ルータから確認応答が所定の時間内に戻ってこなかったら、端末情報パケット生成部212は次に起動順位が高い無線ルータに対して同様の処理を繰り返す。
最後に、ステップS309で、状態切替部204は、無線ルータRT2を通常状態から省電力状態に切り替える。これにより、今まで無線ルータRT2が行ってきた無線端末STA1〜STA3との通信は、S308で端末情報パケットを受信した無線ルータが引き継ぐことになる。
各無線ルータが管理するルータ情報テーブル209は、ユーザが手動で設定・更新してもよいが、以下のように自動化することもできる。無線LAN101に新たに無線ルータが追加される場合に、この無線ルータは自身の固有識別子及びバッテリ残量をブロードキャストする。S306のルータ処理を行っている無線ルータ(すなわち、無線LAN101における無線端末STA1〜STA3との通信を担当している無線ルータ)のルータ管理部216は、このようなブロードキャストを受信した場合に、この新たな無線ルータに関する情報を自身のルータ管理テーブル209に追加する。そして、S308で、端末情報パケット生成部212は、端末情報パケットとともに、現時点のルータ管理テーブル209の情報も宛先の無線ルータに送信する。これによって、宛先の無線ルータは、自身が省電力状態にある間に追加された無線ルータの情報を知ることができる。また、端末情報パケット生成部212は、ルータ管理テーブル209の情報を送信する際に、自身の無線ルータに関する列414のバッテリ残量を更新し、それに応じて起動順位を更新してもよい。
上述の無線LAN101では、無線ルータが切り替わる際に、その時点において切り替え元の無線ルータに接続されている無線端末の端末情報が切り替え先の無線ルータに転送される。また、無線端末はすべての無線ルータに共通に割り当てられた共通識別子を使用して無線ルータとの通信を行う。そのため、無線ルータが切り替わる際に無線端末がリアソシエーション処理を行う必要がない。その結果、無線端末と無線ルータとの両方において電力消費が軽減され、また無線LAN101での無線リソースの消費も軽減される。また、無線端末との通信を担当していない無線ルータを省電力状態にすることで、無線ルータにおいて電力消費がさらに軽減される。
本発明は、例えば、災害時の避難場所などで電力供給が断たれており、無線ルータ及び無線端末共にバッテリで駆動している場合に有効である。このような環境では、テザリング機能を有するスマートフォンなど、無線ルータとして機能できる装置が複数利用可能であり、これらの無線ルータを利用して、長時間にわたってインターネットなどの外部ネットワークに接続したいという要望がある。本発明によれば、無線ルータの消費電力が軽減されるので、このような要望を実現できる。
上述の実施形態では、ローカルネットワークの一例として無線LAN101を取り上げたが、無線ルータによって接続情報が管理される構成であれば、どのようなネットワークでもよい。また、上述の例では、無線ルータRT1〜RT3間の通信を、無線LAN101を介して行ったが、この通信は移動通信ネットワーク102を介して行われてもよいし、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信などの他の通信技術を用いて行われてもよい。
101 無線LAN
102 移動通信ネットワーク
103 インターネット
STA1 無線端末
STA2 無線端末
STA3 無線端末
RT1 無線ルータ
RT2 無線ルータ
RT3 無線ルータ
BS 無線基地局

Claims (4)

  1. ルータ装置であって、
    ローカル無線通信を行うための第1通信手段と、
    前記ローカル無線通信で受信したデータを外部ネットワークに転送するための第2通信手段と、
    前記ローカル無線通信を行うために前記ルータ装置に接続されている1つ以上の無線端末のそれぞれについて、当該無線端末を識別するための識別情報を含む端末情報を格納する記憶手段と、
    前記1つ以上の無線端末との通信を他のルータ装置に切り替える際に、前記記憶手段に格納されている端末情報を切り替え先のルータ装置に送信するための制御手段とを備えることを特徴とするルータ装置。
  2. 前記ルータ装置は、前記ルータ装置に電力を供給するためのバッテリを備え、
    前記制御手段は、前記端末情報を前記切り替え先のルータ装置に送信した後、前記ルータ装置を省電力状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のルータ装置。
  3. 前記記憶手段は、前記ルータ装置に固有の固有識別子と、前記切り替え先のルータ装置との間で共有される共通識別子とさらに格納し、
    前記制御手段は、前記ルータ装置に接続を要求する無線端末に対して、前記ルータ装置の識別子として前記共通識別子を通知するとともに、当該無線端末を識別するための識別情報を割り当てることを特徴とする請求項1又は2に記載のルータ装置。
  4. コンピュータを、請求項1乃至3の何れか1項に記載のルータ装置として機能させるためのプログラム。
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