JP2014164283A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材がカールするのを確実に抑制することで記録材を揃えて排出することを可能とし、記録材が排紙トレイやソーターから落下したり記録材のジャムが発生したりするのを防止する。
【解決手段】本発明の定着装置21は、記録材にトナー像を定着させるための定着ニップ30を形成する定着部材22、23と、定着部材22、23よりも下流側に配置されて記録材を外部に排出する排出部材33、34と、を備え、排出部材33、34は、定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動可能に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録材にトナー像を定着させる定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置には、記録材(例えば、転写紙)に転写されたトナー像を記録材に定着させるための定着装置が設けられている。この定着装置は、定着ニップを形成する定着部材(例えば、定着ローラー及び加圧ローラー)と、この定着部材よりも下流側に配置される排出部材(例えば、排出ローラー)と、を備えている。そして、定着ニップにおいて記録材及びトナー像が加熱及び加圧されることでトナー像が記録材に定着された後、排出部材によって記録材が排紙トレイやソーター(後処理装置)に排出されるようになっている。
このような構成の定着装置においては、従来、定着ニップを通過した記録材がカールしてしまうことに起因して、排紙トレイやソーターに排出された記録材が不揃いになったり、排紙トレイやソーターから記録材が落下したり、記録材のジャム(詰まり)が発生したりする。また、特に多重複写機能(複数枚の原稿の画像を一枚の記録材上に重ね合わせて複写する機能)や両面複写機能を備えた静電分離式の複写機の場合、記録材上のトナー量の違いや定着部材を構成する定着ローラーと加圧ローラーの間の温度差等により、定着ニップを通過した記録材がカールする向きや量が異なる。従って、排紙トレイやソーターに記録材を乱れなく揃えて排出することは容易ではない。
そこで、特許文献1では、定着ニップの中央部を中心として排出部材(特許文献1の「排紙ローラ10」及び「従動コロ11」参照)を揺動させることで、記録材がカールするのを抑制しようとしている。
特開平4−63387号公報
しかしながら、特許文献1では、定着ニップの下流端部から記録材が排出されるのにも関わらず排出部材の揺動中心は定着ニップの中央部であり、記録材がカールし始める位置(定着ニップの下流端部)と排出部材の揺動中心(定着ニップの中央部)がずれてしまっている。そのため、記録材がカールする量や方向に応じた適切な位置に排出部材を配置することが困難であり、その結果、記録材がカールするのを確実に抑制することができなかった。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、記録材がカールするのを確実に抑制することで記録材を揃えて排出することを可能とし、記録材が排紙トレイやソーターから落下したり記録材のジャムが発生したりするのを防止することを目的とする。
本発明の定着装置は、記録材にトナー像を定着させるための定着ニップを形成する定着部材と、該定着部材よりも下流側に配置されて記録材を外部に排出する排出部材と、を備え、該排出部材は、前記定着ニップの下流端部を中心に揺動可能となるように設けられていることを特徴とする。
このような構成を採用することで、記録材がカールし始める位置と排出部材の揺動中心を定着ニップの下流端部に統一することが可能となる。そのため、記録材がカールし始める位置と排出部材の揺動中心がずれている場合と比較して、記録材がカールする量や方向に応じた適切な位置に排出部材を配置しやすくなる。これに伴って、記録材がカールするのを確実に抑制することが可能となり、定着装置から記録材を揃えて排出することが可能となる。そのため、記録材が排紙トレイやソーターから落下したり記録材のジャムが発生したりするのを防止することができる。
前記排出部材は、回転可能に設けられる第1排出ローラーと、回転可能に設けられて前記第1排出ローラーに圧接する第2排出ローラーと、であり、該第2排出ローラーは、前記第1排出ローラーの回転軸を中心に揺動可能となるように設けられていても良い。
このような構成を採用することで、定着装置から記録材を排出する方向を調整することが可能となり、定着装置から記録材を一定の方向に排出することが可能となる。そのため、定着ニップの下流端部を中心に第1排出ローラー及び第2排出ローラーを揺動させることに伴う記録材のジャムやミスフィードを防止することが可能となる。
本発明の定着装置は、前記定着部材よりも下流側且つ前記排出部材よりも上流側に配置されて記録材をガイドするガイド部材を更に備え、該ガイド部材は、前記排出部材と一体に揺動可能となるように設けられていても良い。
このような構成を採用することで、定着部材側から排出部材側まで記録材を確実に搬送することが可能となる。
前記定着部材は、回転可能に設けられる定着ローラーと、回転可能に設けられて前記定着ローラーに圧接する加圧ローラーと、であっても良い。
このような構成を採用することで、簡易な構成によって定着ニップを形成することが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記定着装置よりも上流側に配置されて記録材にトナー像を転写する転写部材と、前記定着装置よりも上流側且つ前記転写部材よりも下流側に配置されて記録材の撓み量を検出するループセンサーと、該ループセンサーの検出結果に基づいて前記排出部材の揺動位置を決定する制御部と、を更に備えていても良い。
このような構成を採用することで、記録材がカールする量や方向に応じた適切な位置に排出部材を一層配置しやすくなる。これに伴って、記録材がカールするのを一層確実に抑制することが可能となる。
本発明によれば、記録材がカールするのを確実に抑制することで記録材を揃えて排出することが可能となり、記録材が排紙トレイやソーターから落下したり記録材のジャムが発生したりするのを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの定着装置において、第1揺動体及び第2揺動体を揺動させる前の状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの定着装置において、第1揺動体を右側に揺動させると共に第2揺動体を上側に揺動させた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターを示すブロック図である。
まず、図1を用いて画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には記録材としての転写紙(図示せず)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の中央部には、中間転写ベルト6が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト6の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置7が配置されている。中間転写ベルト6の近傍には、中間転写ベルト6の下部に沿って4個の画像形成部8がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。各画像形成部8には、感光体ドラム9が回転可能に設けられており、感光体ドラム9の周囲には、帯電器10と、現像器11と、一次転写ローラー12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。現像器11の上方には、各画像形成部8と対応するトナーコンテナ15が、トナーの色ごとに設けられている。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、転写紙の搬送経路16が上下方向に設けられている。即ち、本実施形態のカラープリンター1は、所謂「縦搬送」である。搬送経路16の上流端には給紙部17が設けられ、搬送経路16の中流部には転写部材としての二次転写ローラー18が設けられ、搬送経路16の下流部には定着装置19が設けられ、搬送経路16の下流端には排紙口20が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置19の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器10によって感光体ドラム9の表面が帯電された後、露光装置7からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム9の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、トナーコンテナ15から供給されるトナーによって現像器11が対応する色のトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写ローラー12によって中間転写ベルト6の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部8が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト6上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム9上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部17によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された転写紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて搬送経路16の下流側へと搬送され、二次転写ローラー18によって中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー像が転写紙に二次転写される。トナー像を二次転写された転写紙は、搬送経路16を下流側へと搬送されて定着装置19に進入し、この定着装置19において転写紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された転写紙は、排紙口20から排紙トレイ4上に排出される。
次に、定着装置19について詳細に説明する。以下、説明の便のため、図2、図3における紙面手前側を定着装置19の前側(正面側)とする。また、単に「上流」「下流」という場合には、転写紙の搬送経路16における「上流」「下流」を示す。
定着装置19は、プリンター本体2に着脱可能に装着されている。図2に示されるように、定着装置19は、定着フレーム21と、定着フレーム21の下部に収容される定着部材としての定着ローラー22及び加圧ローラー23と、定着フレーム21に収容されて定着ローラー22及び加圧ローラー23の上側に配置される揺動機構24と、を主体として構成されている。
定着フレーム21は、箱型形状を成している。定着フレーム21の下端中央には導入開口部25が設けられ、定着フレーム21の上端中央には排出開口部26が設けられている。そして、導入開口部25を介して定着フレーム21内に導入された転写紙を、排出開口部26を介して定着フレーム21から排出できるようになっている。
定着ローラー22は、前後方向(図2では紙面奥行き方向)に長い形状を成している。定着ローラー22は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属から成る円筒状の芯材と、この芯材を被覆し、PFA等のフッ素樹脂からなる離型層と、を備えている。
定着ローラー22は、定着フレーム21に回転可能に支持されている。定着ローラー22の内部空間には、例えばハロゲンヒーターやセラミックヒーター等によって構成されるヒーター27が収容されている。定着ローラー22の上側には分離爪28が設けられている。分離爪28は、定着ローラー22の外周面に近接又は当接しており、分離爪28によって定着ローラー22の外周面から転写紙を分離できるようになっている。
加圧ローラー23は、定着ローラー22と同様に前後方向に長い形状を成している。加圧ローラー23は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属から成る円筒状の芯材と、この芯材に周設され、シリコンゴム等から成る弾性層と、この弾性層を被覆し、PFA等のフッ素樹脂からなる離型層と、を備えている。
加圧ローラー23は、定着フレーム21に回転可能に支持されている。加圧ローラー23は、付勢手段(図示せず)によって定着ローラー22側に付勢されることで定着ローラー22に圧接しており、この圧接部分には、転写紙にトナー像を定着させるための定着ニップ30が形成されている。加圧ローラー23は、定着ローラー22の回転に伴って定着ローラー22とは逆方向に従動回転するようになっている。なお、図2、図3の直線L1は、定着ローラー22の回転中心Aと定着ニップ30の下流端部B(本実施形態では上端部)を結ぶ直線であり、図2、図3の直線L2は、直線L1に垂直な直線である。
揺動機構24は、定着ローラー22及び加圧ローラー23の後側に設けられる第1揺動体31と、第1揺動体31の左上部付近に配置される排出部材としての第1排出ローラー32と、第1揺動体31の上部付近に配置される第2揺動体33と、第2揺動体33の右側部付近に配置される排出部材としての第2排出ローラー34と、第1揺動体31の上下方向中央部付近に配置される左右一対のガイド部材35と、を備えている。
第1揺動体31は、上下方向に長い形状を成している。第1揺動体31の下端部は、定着フレーム21に回転可能に取り付けられている。これにより、定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動可能となるように第1揺動体31が定着フレーム21に支持されている。なお、図2の矢印Xは、第1揺動体31の揺動方向を示している。第1揺動体31の上端部には、第1従動ギア36が設けられている。第1従動ギア36には、第1駆動ギア37が噛合している。
第1排出ローラー32は、第1回転軸Cを中心に回転可能となるように第1揺動体31の左上部に支持されており、第1揺動体31と一体に定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動するようになっている(図2、図3参照)。第1排出ローラー32は、定着ローラー22及び加圧ローラー23よりも下流側(本実施形態では上側)に配置されている。
第2揺動体33は、左右方向に長い形状を成している。第2揺動体33の左端部は、第1揺動体31の左上部に回転可能に取り付けられている。これにより、第1回転軸Cを中心に揺動可能となるように第2揺動体33が第1揺動体31に支持されている。なお、図2の矢印Yは、第2揺動体33の揺動方向を示している。第2揺動体33の右端部には、第2従動ギア38が設けられている。第2従動ギア38には、第2駆動ギア40が噛合している。
第2排出ローラー34は、第2回転軸Dを中心に回転可能となるように第2揺動体33の右側部に支持されており、第1揺動体31と一体に定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動し、第2揺動体33と一体に第1回転軸Cを中心に揺動するようになっている(図2、図3参照)。第2排出ローラー34は、定着ローラー22及び加圧ローラー23よりも下流側(本実施形態では上側)に配置されている。
第2排出ローラー34は、第1排出ローラー32に圧接しており、この圧接部分には排出ニップ41が形成されている。第2排出ローラー34は、第1排出ローラー32の回転に伴って第1排出ローラー32とは逆方向に従動回転するようになっている。なお、図2、図3の直線L3は、定着ニップ30の下流端部Bと排出ニップ41の上流端部Eを結ぶ直線である。
各ガイド部材35は、第1揺動体31に固定されており、第1揺動体31、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34と一体に定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動するようになっている(図2、図3参照)。各ガイド部材35は、定着ローラー22及び加圧ローラー23よりも下流側(本実施形態では上側)且つ第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34よりも上流側(本実施形態では下側)に配置されている。各ガイド部材35は、転写紙の搬送経路16を介して互いに対向している。
次に、定着装置19の周辺について説明する。
図2に示されるように、定着装置19よりも上流側(本実施形態では下側)には、前述した二次転写ローラー18が設けられている。二次転写ローラー18は中間転写ベルト6に圧接しており、二次転写ローラー18と中間転写ベルト6の間には二次転写ニップ39が形成されている。
定着装置19よりも上流側(本実施形態では下側)且つ二次転写ローラー18よりも下流側(本実施形態では上側)には、左右一対の搬送ガイド42が設けられている。各搬送ガイド42は、プリンター本体2に固定されている。各搬送ガイド42は、転写紙の搬送経路16を介して互いに対向している。
右側の搬送ガイド42の右方には、ループセンサー43が設けられている。ループセンサー43は、プリンター本体2に固定されている。ループセンサー43は、定着装置19よりも上流側(本実施形態では下側)且つ二次転写ローラー18よりも下流側(本実施形態では上側)に配置されている。
ループセンサー43は、例えば反射型光学センサーであり、発光部と受光部(いずれも図示せず)を備えている。そして、発光部から照射された光が、搬送経路16を通過する転写紙に反射され、受光部に到達するように構成されている。ループセンサー43は、受光部の受光量に基づいて、転写紙の撓み量(ループ量)を検出するように構成されている。
定着装置19の下流側(本実施形態では上側)には、本体側受入ガイド44が設けられている。本体側受入ガイド44は、プリンター本体2に固定されている。本体側受入ガイド44の下面には、ガイド面45が設けられている。ガイド面45は、定着フレーム21の排出開口部26に対向している。ガイド面45は、右方に向かって下側に傾斜している。本体側受入ガイド44の更に下流側(本実施形態では左側)には、上下一対の本体側排出ローラー46が設けられている。
次に、カラープリンター1の制御システムについて説明する。
図4に示されるように、カラープリンター1には、制御部51が設けられている。制御部51は、ROM、RAM等の記憶装置で構成される記憶部52と接続されており、記憶部52に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御部51がカラープリンター1の各部を制御するように構成されている。記憶部52には、転写紙の撓み量に関する閾値が記憶されている。
制御部51は、操作表示部53と接続されている。操作表示部53には、例えば、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー、タッチパネル等の操作キーが設けられ、ユーザーが各操作キーを操作すると、その操作指示が制御部51に出力されるように構成されている。
制御部51は、ヒーター27と接続されている。そして、制御部51からの信号に基づいてヒーター27が通電して発熱することで、ヒーター27によって定着ローラー22が加熱されるように構成されている。
制御部51は、ループセンサー43と接続されており、ループセンサー43が転写紙の撓み量を検出すると、ループセンサー43から制御部51に検出信号が出力されるようになっている。
制御部51は、駆動モーター54(駆動源)に接続されており、駆動モーター54は、定着ローラー22及び第1排出ローラー32に接続されている。そして、制御部51からの信号に基づいて駆動モーター54が定着ローラー22及び第1排出ローラー32を回転させるようになっている。
制御部51は、第1揺動モーター55(第1揺動源)に接続されている。第1揺動モーター55は、例えば、ブラシモーターやステッピングモーターによって構成されており、正逆回転可能に設けられている。第1揺動モーター55は、第1駆動ギア37(図2等参照)に接続されており、制御部51からの信号に基づいて第1揺動モーター55が回転すると、この回転が第1駆動ギア37を介して第1揺動体31の第1従動ギア36に伝達されて、第1揺動体31が定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動するように構成されている。
制御部51は、第2揺動モーター56(第2揺動源)に接続されている。第2揺動モーター56は、例えば、ブラシモーターやステッピングモーターによって構成されており、正逆回転可能に設けられている。第2揺動モーター56は、第2駆動ギア40(図2等参照)に接続されており、制御部51からの信号に基づいて第2揺動モーター56が回転すると、この回転が第2駆動ギア40を介して第2揺動体33の第2従動ギア38に伝達されて、第2揺動体33が第1回転軸Cを中心に揺動するように構成されている。
次に、上記のように構成されたものにおいて、転写紙にトナー像を定着させる動作について説明する。
カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、制御部51は、ヒーター27によって定着ローラー22を加熱すると共に、駆動モーター54によって定着ローラー22及び第1排出ローラー32を回転させる。このように定着ローラー22が回転すると、定着ローラー22に圧接する加圧ローラー23が従動回転する。また、上記のように第1排出ローラー32が回転すると、第1排出ローラー32に圧接する第2排出ローラー34が従動回転する。
この状態で、トナー像を二次転写された転写紙が定着フレーム21内に進入し、定着ニップ30を通過する。これに伴って、転写紙及びトナー像が加熱及び加圧され、転写紙にトナー像が定着される。トナー像を定着された転写紙は、定着ローラー22及び加圧ローラー23によって下流側(本実施形態では上側)へと搬送され、各ガイド部材35によってガイドされながら排出ニップ41に進入する。
このように排出ニップ41に進入した転写紙は、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34によって定着装置19の外部に排出される。定着装置19の外部に排出された転写紙は、プリンター本体2の本体側受入ガイド44によって左側に向きを変えられた後、上下一対の本体側排出ローラー46によって排紙トレイ4へと排出される。
次に、上記のように構成されたものにおいて、転写紙がカールするのを抑制する動作について以下に説明する。
転写紙がプリンター本体2の各搬送ガイド42の間を通過すると、転写紙の撓み量をループセンサー43が検出し、その検出結果を制御部51に出力する。ループセンサー43からの検出結果に対応する転写紙の撓み量が記憶部52に記憶された閾値に対応する撓み量未満である場合には、制御部51は、第1揺動体31を略垂直な姿勢に保持すると共に、第2揺動体33を略水平な姿勢に保持する(図2参照)。この時、直線L2と直線L3の成す角はαである。
一方で、ループセンサー43からの検出結果に対応する転写紙の撓み量が記憶部52に記憶された閾値に対応する撓み量以上である場合には、制御部51は、第1揺動モーター55によって定着ニップ30の下流端部Bを中心に第1揺動体31を揺動させる(図3参照)。これに伴って、第1排出ローラー32、第2排出ローラー34及び各ガイド部材35が第1揺動体31と一体に定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動する。この揺動により、直線L2と直線L3の成す角はβ(β>α)に変化する。
本実施形態では以上のように、定着ニップ30の下流端部Bを中心に第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を揺動させることができるようになっている。このような構成を採用することで、転写紙がカールし始める位置と第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34の揺動中心とを定着ニップ30の下流端部Bに統一することが可能となる。そのため、転写紙がカールし始める位置と第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34の揺動中心とがずれている場合と比較して、転写紙がカールする量や方向に応じた適切な位置に第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を配置しやすくなる。これに伴って、転写紙がカールするのを確実に抑制することが可能となり、定着装置19から転写紙を揃えて排出することが可能となる。そのため、転写紙が排紙トレイ4やソーター(プリンター本体2に着脱される後処理装置)から落下したり転写紙のジャムが発生したりするのを防止することができる。
ところで、第1揺動体31、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を右側に揺動させる前の状態(図2参照)においては、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34によって転写紙が上方に向かって排出されることで、転写紙を本体側受入ガイド44のガイド面45に向かって排出することが可能となっている。これに対して、第1揺動体31、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を右側に揺動させると、図3に矢印Fで示されるように、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34による転写紙の排出方向が本体側受入ガイド44のガイド面45よりも右側にずれてしまう虞が有る。
そこで、本実施形態では、第1揺動モーター55によって定着ニップ30の下流端部Bを中心に第1揺動体31、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を右側に揺動させるのに連動して、第2揺動モーター56によって第1回転軸Cを中心に第2揺動体33及び第2排出ローラー34を上側に揺動させている(図3参照)。これにより、図3に矢印Gで示されるように、転写紙を本体側受入ガイド44のガイド面45に向かって排出することが可能となる。
本実施形態では以上のように、第1回転軸C(第1排出ローラー32の回転軸)を中心に第2排出ローラー34が揺動可能に設けられている。このような構成を採用することで、定着装置19から転写紙を排出する方向を調整することが可能となり、定着装置19から転写紙を一定の方向に排出することが可能となっている。そのため、定着ニップ30の下流端部Bを中心に第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を揺動させることに伴う転写紙のジャムやミスフィードを防止することが可能となる。
また、各ガイド部材35が第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34と一体に定着ニップ30の下流端部Bを中心に揺動するようになっている。そのため、定着ローラー22及び加圧ローラー23側から第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34側まで転写紙を確実に搬送することが可能となる。
また、定着ローラー22と加圧ローラー23によって定着部材が構成されているため、簡易な構成によって定着ニップ30を形成することが可能となる。本実施形態では特に、定着ローラー22が金属製の基材層と離型層とによって構成されているのに対して、加圧ローラー23が金属製の基材層と弾性層と離型層とによって構成されている。そのため、加圧力及び熱が確実に転写紙及びトナー像に付与され、良好な定着が行われる。
また、ループセンサー43の検出結果に基づいて第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34の揺動位置を制御部51が決定するように構成されているため、転写紙がカールする量や方向に応じた適切な位置に第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を一層配置しやすくなる。これに伴って、転写紙がカールするのを一層確実に抑制することが可能となる。
本実施形態では、ループセンサー43の検出結果に基づいて第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34の揺動位置を決定する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、転写紙の種類(例えば、厚紙と薄紙)によって第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34の揺動位置を決定しても良い。この場合、操作表示部53に入力される印刷設定に基づいて転写紙の種類を判別しても良いし、センサーによって転写紙の種類を判別しても良い。
本実施形態では、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34が定着フレーム21の内部に収容される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34が定着フレーム21の外部に配置されても良い。
本実施形態では、本体側受入ガイド44と本体側排出ローラー46をプリンター本体2に固定する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、本体側受入ガイド44や本体側排出ローラー46をプリンター本体2に対して可動としても良い。
本実施形態では、ループセンサー43からの検出結果に対応する転写紙の撓み量が記憶部52に記憶された閾値に対応する撓み量以上である場合に、定着ニップ30の下流端部Bを中心に第1揺動体31を右側に揺動させる場合について説明した(図3参照)。一方で、他の異なる実施形態では、ループセンサー43からの検出結果に対応する転写紙の撓み量が記憶部52に記憶された閾値に対応する撓み量以上である場合に、定着ニップ30の下流端部Bを中心に第1揺動体31を左側に揺動させても良い。つまり、第1揺動体31を揺動させる方向は、転写紙がカールする方向に応じて、適宜選択することができる。
本実施形態では、第1揺動モーター55及び第2揺動モーター56によって第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を揺動させたが、他の異なる実施形態では、ソレノイド等の他の揺動源によって第1排出ローラー32及び第2排出ローラー34を揺動させても良い。
本実施形態では、定着ローラー22と加圧ローラー23によって定着部材を構成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ベルトによって定着部材の片方又は両方を構成しても良い。
本実施形態では、熱源としてヒーター27を用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、例えばIHコイル等の他の熱源を用いても良い。
本実施形態では、カラープリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 カラープリンター(画像形成装置)
18 二次転写ローラー(転写部材)
19 定着装置
22 定着ローラー(定着部材)
23 加圧ローラー(定着部材)
30 定着ニップ
32 第1排出ローラー(排出部材)
34 第2排出ローラー(排出部材)
35 ガイド部材
43 ループセンサー
51 制御部

Claims (6)

  1. 記録材にトナー像を定着させるための定着ニップを形成する定着部材と、
    該定着部材よりも下流側に配置されて記録材を外部に排出する排出部材と、を備え、
    該排出部材は、前記定着ニップの下流端部を中心に揺動可能となるように設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記排出部材は、
    回転可能に設けられる第1排出ローラーと、
    回転可能に設けられて前記第1排出ローラーに圧接する第2排出ローラーと、であり、
    該第2排出ローラーは、前記第1排出ローラーの回転軸を中心に揺動可能となるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着部材よりも下流側且つ前記排出部材よりも上流側に配置されて記録材をガイドするガイド部材を更に備え、
    該ガイド部材は、前記排出部材と一体に揺動可能となるように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記定着部材は、
    回転可能に設けられる定着ローラーと、
    回転可能に設けられて前記定着ローラーに圧接する加圧ローラーと、であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記定着装置よりも上流側に配置されて記録材にトナー像を転写する転写部材と、
    前記定着装置よりも上流側且つ前記転写部材よりも下流側に配置されて記録材の撓み量を検出するループセンサーと、
    該ループセンサーの検出結果に基づいて前記排出部材の揺動位置を決定する制御部と、を更に備えていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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