JP2014161794A - 水処理システム及び海水からの有価物製造方法 - Google Patents

水処理システム及び海水からの有価物製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】逆浸透膜を用いて海水から淡水を製造するとともに得られる濃縮水に含まれる有価物を回収して有効利用することを可能にするとともに、有価物を回収した後の処理水を海洋に放流することで、従来よりも環境負荷の軽減を図ることを可能にする水処理システム及び海水からの有価物製造方法を提供する。
【解決手段】被処理水の海水3を逆浸透膜によって濃縮水5と淡水4に分離する逆浸透膜装置1を備えた水処理システムBであって、濃縮水5に含まれる所望の溶質を吸着及び/又はイオン交換によって捕集する有価物捕集装置13を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、水処理システム及び海水からの有価物製造方法に関する。
例えば砂漠地帯や離島、発展途上国、大量の淡水を要する工業地帯など、河川や湖沼等の淡水源がないあるいは十分に確保できず、気候特性によって雨水に依存することもできず、慢性的または季節的に深刻な水不足が生じる地域がある。このような地域の一部では、大量に存在する海水を処理して淡水(飲料水)を造りだすことが行われ、この淡水の製造手法として、予め、海水から微粒子やコロイドなどの懸濁物、藻類や貝類などの微生物を除去する前処理を行い、前処理後の海水を中空糸膜やスパイラル膜などの逆浸透膜(RO膜:Reverse Osmosis Membrane)に通し、淡水を漉し出す方法が多用されている。
一方、従来、海水から食塩を製造する手法として、例えば、電気透析(ED:Electrodialysis)を用い、イオン交換膜で海水を濃縮し、その濃縮水の水を蒸発させて塩化ナトリウムを析出させる方法が多用されている。
そして、逆浸透膜を用いて淡水を製造する際には、淡水の製造とともに海水中の塩分が濃縮した濃縮水が生成されるため、海水から逆浸透膜を用いて淡水を製造しつつ、濃縮水を電気透析で処理してミネラルを含む塩を生産する手法、すなわち、海水から逆浸透膜を用いて淡水を製造するとともに生成され、従来、海洋に放流されていた濃縮水から塩を生産する手法が提案、実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的に、図2に示すように、前段で逆浸透膜1、後段で電気透析2を用いて海水3を処理する上記の水処理システムAでは、前処理後の海水3を逆浸透膜1に浸透させ、透過水の淡水4を飲料水として用い、逆浸透膜1による濃縮水5を電気透析2で処理して高濃縮水6(及び脱塩水7)を生成し、この高濃縮水6から塩8を蒸発乾固させる。また、この水処理システムAでは、高濃縮水6の蒸発水9も淡水4として用い、さらに、電気透析2によって生成した脱塩水7の一部または全てを逆浸透膜1に戻すことによって、海洋への放流水の量を少なくし、且つ前処理した海水3の利用率を高めるようにしている。
特許第2887105号公報
ここで、海水には、ナトリウム、塩素の他に、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄(硫酸)、さらに、臭素、ストロンチウム、ホウ素、フッ素等も含まれている。すなわち、海水には、利用価値が高い有価物(有価元素、所望の溶質)が含まれており、逆浸透膜を用いて淡水を製造するとともに生成される濃縮水には有価物が多く含まれている。このため、従来、適宜処理し、海洋に放流されていた濃縮水から有価物を回収して有効利用できるようにする手法が強く望まれていた。
また、他の側面では、従来海洋に放流されていた濃縮水から有価物(不純物)を回収除去できるようにし、有価物を回収除去した後の処理水を海洋に放流するようにして環境負荷を軽減できるようにすることが強く望まれていた。
一方、図2に示した逆浸透膜1と電気透析2を併用した上記従来の水処理システムAにおいては、逆浸透膜1からの濃縮水5を電気透析2で処理することによって、ナトリウムや塩素、マグネシウム、カルシウム、カリウム等がさらに濃縮した高濃縮水6を分離し、塩8の析出とともに苦汁10の製造を行うことができる。
なお、海水3に含まれるホウ素は、小さな元素であるため、そのままでは淡水4を製造する際に逆浸透膜1を透過してしまう。このため、海水3を前処理する際にpH調整を行ってホウ素をホウ酸イオンの形態にすることで逆浸透膜1を透過しないようにし、このホウ素が濃縮水5に含まれるようにしている。
しかしながら、従来の水処理システムAにおいて、海水3に含まれる有価元素のうち、特にホウ素(ホウ酸イオン)は、電気透析2で処理すると、脱塩水7側に分離されることになり、この脱塩水7が逆浸透膜1に返送されて循環することで徐々に高濃度化してゆくことになる。そして、従来の水処理システムAでは、このホウ素がある程度高濃度になると、逆浸透膜1を透過してしまい、農業用水や飲料水として利用するための規制を超過するほどに淡水4側のホウ素濃度が上昇し、好適に淡水4を製造できなくなるおそれがあった。また、ホウ素が高濃度化し環境面での負荷が大きくなってしまうため、脱塩水7を海洋に放流処分することもできなくなる。
本発明の水処理システムは、被処理水の海水を逆浸透膜によって濃縮水と淡水に分離する逆浸透膜装置を備えた水処理システムであって、前記濃縮水に含まれる所望の溶質を吸着及び/又はイオン交換によって捕集する有価物捕集装置を備えていることを特徴とする。
本発明の海水からの有価物製造方法は、被処理水の海水を逆浸透膜によって濃縮水と淡水に分離する淡水分離工程と、前記濃縮水に含まれる所望の溶質を吸着及び/又はイオン交換によって捕集する有価物捕集工程とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の水処理システムにおいては、前記濃縮水を電気透析によって高濃縮水と脱塩水に分離する電気透析装置を備えており、前記脱塩水に含まれた前記所望の溶質を前記有価物捕集装置で捕集するように構成されていることが望ましい。
本発明の海水からの有価物製造方法においては、前記濃縮水を電気透析によって高濃縮水と脱塩水に分離する電気透析工程と、前記脱塩水に含まれた前記所望の溶質を捕集する前記有価物捕集工程とを備えていることが望ましい。
さらに、本発明の水処理システムにおいては、前記有価物捕集装置で前記所望の溶質を捕集した後の処理水を前記被処理水の海水とともに前記逆浸透膜装置に供給する循環経路を備えていることがより望ましい。
本発明の海水からの有価物製造方法においては、前記有価物捕集装置で前記所望の溶質を捕集した後の処理水を前記被処理水の海水とともに前記逆浸透膜装置に供給する返送工程とを備えていることがより望ましい。
また、本発明の水処理システムにおいては、前記所望の溶質がホウ素を含む溶質であることがさらに望ましい。
本発明の海水からの有価物製造方法においては、前記所望の溶質がホウ素を含む溶質であることがさらに望ましい。
本発明の水処理システム及び海水からの有価物製造方法においては、海水を逆浸透膜装置で処理して淡水を製造する際に(淡水分離工程)、淡水とともに生成する濃縮水から利用価値のある所望の溶質を選択的に有価物捕集装置による吸着及び/又はイオン交換によって捕集(有価物捕集工程)することができ、濃縮水から有価物を回収/海水から有価物を製造することができる。
これにより、従来、海洋に放流されていた濃縮水に含まれる有価物を有効利用することが可能になるとともに、有価物を回収した後の処理水を海洋に放流することで、従来と比較し、環境負荷の軽減を図ることが可能になる。
また、本発明の水処理システム及び海水からの有価物製造方法においては、逆浸透膜装置からの濃縮水を、電気透析装置によって高濃縮水と脱塩水に分離することで(電気透析工程)、まず、高濃縮水に含まれるナトリウム、塩素、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのからミネラルを含む塩などの有価物を回収・製造することができる。また、脱塩水に含まれるホウ素などの溶質を有価物として有価物捕集装置で捕集することができる(有価物捕集工程)。これにより、より確実且つ効果的に、濃縮水に含まれる有価物を有効利用することが可能になるとともに、有価物を回収した後の処理水を海洋に放流することで、環境負荷の軽減を図ることが可能になる。
さらに、本発明の水処理システム及び海水からの有価物製造方法においては、循環経路を通じ、有価物捕集装置(有価物捕集工程)で所望の溶質を捕集した後の処理水を被処理水の海水とともに逆浸透膜装置に供給(返送工程)することによって、例えば、予め、海水中の懸濁物や微生物などを除去する前処理を施した海水の利用率を高くすることが可能になるとともに、海洋への放流水の量を少なくすることができる。また、処理水を循環させることで、濃縮水や脱塩水中の所望の溶質の濃度を高めることも可能になり、結果として、有価物捕集装置による所望の溶質の捕集効率、すなわち、有価物の回収・製造効率を高めることが可能になる。
また、本発明の水処理システム及び海水からの有価物製造方法においては、有価物捕集装置(有価物捕集工程)で回収・製造する所望の溶質がホウ素を含む溶質であることにより、例えば、逆浸透膜と電気透析を併用した従来の水処理システムに対し、ホウ素が高濃度化することを防止でき、好適に淡水を製造することが可能になる。また、ホウ素が高濃度化することがないため、脱塩水を海洋に放流処分することができる。
また、ホウ素は、植物、動物の必須元素であるとともに、鉄合金等の硬度増加剤、原子炉の中性子吸収剤、ガラスや陶器のエナメル合成剤、着火防止剤、燃料合成剤などとして利用可能な有価物であるため、ホウ素を回収・製造できることで、海水から淡水を分離して生成するための水処理システムの付加価値を上げることができる。
本発明の一実施形態に係る水処理システム(及び海水からの有価物製造方法)を示す図である。 従来の水処理システムを示す図である。
以下、図1を参照し、本発明の一実施形態に係る水処理システム及び海水からの有価物製造方法について説明する。
はじめに、本実施形態では、本発明に係る水処理システムが、逆浸透膜(RO膜)で海水を濃縮水と淡水に分離処理して淡水を製造するとともに、濃縮水を電気透析(ED)によって高濃縮水と脱塩水に分離処理し、高濃縮水の水を蒸発させて塩化ナトリウムを析出製造しつつ、苦汁を製造するシステムであるものとして説明を行う。
本実施形態の水処理システムBは、図1に示すように、前処理装置(不図示)と、逆浸透膜装置(逆浸透膜モジュール)1と、電気透析装置2と、蒸発器11と、電気分解装置(電解装置)12と、有価物捕集装置13とを備えて構成されている。
前処理装置は、海水中の微粒子やコロイドなどの懸濁物、藻類や貝類などの微生物を除去して逆浸透膜1の透水性能が低下する現象(ファウリング現象)を抑えるためのものである。そして、この前処理装置は、例えば、海水中に無機系や有機系の凝集剤、殺菌剤等の薬剤を添加し、ろ過材としての砂を容器に充填してなる砂ろ過器に通水して海水中の懸濁物や微生物を除去する。また、砂ろ過器を逆洗してろ過性能を回復させるための逆洗ポンプ等を備えている。なお、ろ過器内の砂などの担体の表面に生物膜を形成し、ろ過性能と生物膜によるBOD成分の分解性能を併用して海水の前処理を行うように構成してもよい。
逆浸透膜装置1は、例えば、複数の逆浸透膜エレメント(逆浸透膜モジュール)を容器内に備えて構成され、各逆浸透膜エレメントで処理して得られた濃縮水5と淡水4をそれぞれ容器から導出(排出)させるための濃縮水管(濃縮水排出経路)14と透過水管(淡水排出経路)15を接続して配設されている。
電気透析装置2は、濃縮水5に対して脱塩処理を施すための装置であり、例えば、陽イオンのみを透過する陽イオン交換膜と陰イオンのみを透過する陰イオン交換膜を交互に配列し、これら陽イオン交換膜と陰イオン交換膜の両端から電圧を印加して直流電流を通電できるように構成されている。また、電気透析装置2は、濃縮水5を処理して得られる高濃縮水6と脱塩水7をそれぞれ、蒸発器11と有価物捕集装置13に給送するための高濃縮水管(高濃縮水排出経路)16と脱塩水管(脱塩水排出経路)17を接続して配設されている。
蒸発器11は、例えば薄膜蒸発乾燥器又はドラムドライヤー等であり、電気透析装置2で生成した高濃縮水6の水分を蒸発させるためのものである。また、この蒸発器11は、蒸発水9を排出するための蒸発水管(蒸発水排出経路)18と、蒸発処理によって得られた析出物などを排出する析出物排出管(析出物排出経路)19と、苦汁を排出する苦汁管(苦汁排出経路)20とを接続して配設されている。
本実施形態において、電気分解装置12は、蒸発器11で析出して生成された塩化ナトリウム8の一部を電気分解し、塩素21と水酸化ナトリウム22を生成する。
一方、本実施形態の有価物捕集装置13は、電気透析装置2で処理して得られた脱塩水7が脱塩水管17を通じて供給され、この脱塩水7からホウ素(本実施形態における所望の溶質)を捕集して回収し、ホウ素を含む物質を有価物として製造するためのものである。また、この有価物捕集装置13は、脱塩水7(逆浸透膜装置1で処理した濃縮水5)に含まれるホウ素を吸着及び/又はイオン交換によって捕集するように構成されている。すなわち、吸着によってホウ素を捕集する場合には、例えば、セリウム系吸着剤、キレート系吸着剤等のホウ素を吸着回収可能な吸着剤を有する吸着装置を備えて構成されている。また、イオン交換によってホウ素を捕集する場合には、例えば、三菱化学株式会社製のダイヤイオンCRBなど、ホウ素(ホウ酸イオンなど)との間で選択的にイオン交換が生じ、ホウ素を回収可能なイオン交換樹脂を有するイオン交換装置を備えて構成されている。
さらに、本実施形態の有価物捕集装置13は、ホウ素(所望の溶質)を捕集した後の処理水23を被処理水の海水3とともに逆浸透膜装置1に供給する返送管24を接続して配設されている。すなわち、本実施形態の水処理システムBにおいては、給水管25から逆浸透膜装置1、逆浸透膜装置1から濃縮水管14、濃縮水管14から電気透析装置2、電気透析装置2から脱塩水管17、脱塩水管17から有価物捕集装置13、有価物捕集装置13から返送管24、返送管から給水管に、被処理水の海水(処理水)が循環する循環経路26を備えて構成されている。また、本実施形態では、脱塩水管17もしくは返送管24に、海水(処理水23)を海洋に放出するための放流管27が分岐接続して設けられている。
そして、上記構成からなり、前段で逆浸透膜1、後段で電気透析2を用いて海水3を処理する本実施形態の水処理システムB、及びこの水処理システムBを用いた海水からの有価物製造方法においては、まず、前処理装置で処理された被処理水の海水3が給水管25を通じて逆浸透膜装置1に送られる。
逆浸透膜装置1に送られた前処理後の海水3は、この逆浸透膜装置1の逆浸透膜によって、海水3中に含まれる溶質が濃縮し、溶質濃度が高くなった濃縮水5と、逆浸透膜1を透過して脱塩処理された淡水4(脱塩水、透過水)とに分離される(淡水分離工程)。これにより、逆浸透膜装置1から淡水4(有価物)が透過水管15を通じて導出されて製造される。また、濃縮水5は、逆浸透膜装置1から濃縮水管14を通じて電気透析装置2に送られる。
そして、濃縮水5は、電気透析装置2によって、さらに海水3中の溶質が濃縮した高濃縮水6と、脱塩水7とに分離され、高濃縮水6は高濃縮水管16を通じて蒸発器11に送られ、脱塩水7は脱塩水管17を通じて有価物捕集装置13に送られる(電気透析工程)。また、このとき、本実施形態では、電気透析装置2で処理することにより、脱塩水7は、マグネシウム、ホウ素などの物質を溶質として含有して生成され、高濃縮水6は、ナトリウム、塩素、カリウム、臭素などの物質を溶質として含有して生成される。
蒸発器11では、高濃縮水6を蒸発処理し、この高濃縮水6を蒸発させた水分を冷却して淡水4、9(有価物)が製造され、蒸発水管18を通じて排出される。また、蒸発器111では、塩化ナトリウム(有価物)8が析出して回収・製造されるとともに、カリウムや臭素等を含む苦汁10が生成され、この苦汁10から塩化カリウム(有価物)30が回収・製造される。
さらに、本実施形態では、蒸発器11によって回収・製造した塩化ナトリウム8の一部が電気分解装置12で処理され、塩素21と水酸化ナトリウム22を生成する。そして、電解反応で得た塩素21を用い、苦汁10から臭素(有価物)31が回収・製造される。
一方、電気透析装置2で処理して得られた脱塩水7は、脱塩水管17を通じて有価物捕集装置13に送られ、この有価物捕集装置13の吸着装置及び/又はイオン交換装置によってホウ素(有価物)が回収・製造される(有価物捕集工程)。そして、有価物捕集装置13でホウ素を回収した後の処理水23が返送管24を通じて給水管25に送られ、新たな海水3とともに逆浸透膜装置1に供給される(返送工程)。
さらに、本実施形態では、電気分解装置12で生成された水酸化ナトリウム22を用いて、電気透析装置2で処理して得られた脱塩水7のpHを調整することにより、脱塩水7中のマグネシウムが水酸化マグネシウム(有価物)32として回収・製造される。
そして、本実施形態の水処理システムBでは、給水管25から逆浸透膜装置1、逆浸透膜装置1から濃縮水管14、濃縮水管14から電気透析装置2、電気透析装置2から脱塩水管17、脱塩水管17から有価物捕集装置13、有価物捕集装置13から返送管24、返送管24から給水管25に、被処理水の海水3(処理水23)が循環するとともに、順次ホウ素が有価物捕集装置13によって回収されるため、従来のようにホウ素が高濃度化することがない。また、ホウ素が高濃度化することがないため、従来と比較し、環境負荷を軽減した形で、放流管27から海洋への放流が行える。
したがって、本実施形態の水処理システムB及び海水からの有価物製造方法においては、海水3を逆浸透膜装置1で処理して淡水4を製造する際に(淡水分離工程)、淡水4とともに生成する濃縮水5から利用価値のある所望の溶質を選択的に有価物捕集装置13による吸着及び/又はイオン交換によって捕集(有価物捕集工程)することができ、濃縮水5から有価物を回収し、海水3から有価物を製造することができる。
これにより、従来、海洋に放流されていた濃縮水5に含まれる有価物を有効利用することが可能になるとともに、有価物を回収した後の処理水を海洋に放流することで、従来と比較し、環境負荷の軽減を図ることが可能になる。
また、本実施形態の水処理システムB及び海水からの有価物製造方法においては、逆浸透膜装置1からの濃縮水5を、電気透析装置2によって高濃縮水6と脱塩水7に分離することで(電気透析工程)、まず、高濃縮水6に含まれるナトリウム、塩素、カリウムなど(塩など)の有価物を回収・製造することができる。また、脱塩水7に含まれるホウ素などの溶質を有価物として有価物捕集装置13で捕集することができる(有価物捕集工程)。これにより、より確実且つ効果的に、濃縮水5に含まれる有価物を有効利用することが可能になるとともに、有価物を回収した後の処理水を海洋に放流することで、環境負荷の軽減を図ることが可能になる。
さらに、本実施形態の水処理システムB及び海水からの有価物製造方法においては、循環経路26を通じ、有価物捕集装置13(有価物捕集工程)で所望の溶質を捕集した後の処理水23を被処理水の海水3とともに逆浸透膜装置1に供給(返送工程)することによって、予め、海水中の懸濁物や微生物などを除去する前処理を施した海水3の利用率を高くすることが可能になるとともに、海洋への放流水の量を少なくすることができる。また、処理水23を循環させることで、濃縮水5や脱塩水7中の所望の溶質の濃度を高めることも可能になり、結果として、有価物捕集装置13による所望の溶質の捕集効率、すなわち、有価物の回収・製造効率を高めることが可能になる。
また、本実施形態の水処理システムB及び海水からの有価物製造方法においては、有価物捕集装置13(有価物捕集工程)で回収・製造する所望の溶質がホウ素を含む溶質であることにより、例えば、逆浸透膜1と電気透析2を併用した従来の水処理システムAに対し、ホウ素が高濃度化することを防止でき、好適に淡水4を製造することが可能になる。また、ホウ素が高濃度化することがないため、脱塩水7を海洋に放流処分することができる。
また、ホウ素は、植物、動物の必須元素であるとともに、鉄合金等の硬度増加剤、原子炉の中性子吸収剤、ガラスや陶器のエナメル合成剤、着火防止剤、燃料合成剤などとして利用可能な有価物であるため、ホウ素を回収・製造できることで、海水から淡水4を分離して生成するための水処理システムBの付加価値を上げることができる。
以上、本発明に係る水処理システム及び海水からの有価物製造方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、逆浸透膜装置1で海水3を処理して得られた濃縮水5を電気透析装置2で処理し、この電気透析装置2で得られた脱塩水7中のホウ素を所望の溶質として有価物捕集装置13で捕集し、有価物として回収・製造するものとした。これに対し、本発明の水処理システム(及び海水からの有価物製造方法)は、逆浸透膜装置1(淡水分離工程)で海水3を処理して得られた濃縮水5に含まれる複数種の溶質から、有価物捕集装置13(有価物捕集工程)を用いて、所望の溶質を選択的に吸着及び/又はイオン交換によって捕集するように構成されていればよい。このため、必ずしもホウ素を捕集するように構成しなくてもよく、また、電気透析装置2(電気透析工程)を備えている必要もない。
1 逆浸透膜装置(逆浸透膜/逆浸透膜モジュール)
2 電気透析装置(電気透析)
3 海水(被処理水)
4 淡水
5 濃縮水
6 高濃縮水
7 脱塩水
8 塩化ナトリウム
9 蒸発水
10 苦汁
11 蒸発器
12 電気分解装置
13 有価物捕集装置
14 濃縮水管(濃縮水排出経路)
15 透過水管(淡水排出経路)
16 高濃縮水管(高濃縮水排出経路)
17 脱塩水管(脱塩水排出経路)
18 蒸発水管(蒸発水排出経路)
19 析出物排出管(析出物排出経路)
20 苦汁管(苦汁排出経路)
21 塩素
22 水酸化ナトリウム
23 処理水
24 返送管
25 給水管
26 循環経路
27 放流管
30 塩化カリウム
31 臭素
32 水酸化マグネシウム
A 従来の水処理システム
B 水処理システム

Claims (8)

  1. 被処理水の海水を逆浸透膜によって濃縮水と淡水に分離する逆浸透膜装置を備えた水処理システムであって、
    前記濃縮水に含まれる所望の溶質を吸着及び/又はイオン交換によって捕集する有価物捕集装置を備えていることを特徴とする水処理システム。
  2. 請求項1記載の水処理システムにおいて、
    前記濃縮水を電気透析によって高濃縮水と脱塩水に分離する電気透析装置を備えており、
    前記脱塩水に含まれた前記所望の溶質を前記有価物捕集装置で捕集するように構成されていることを特徴とする水処理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の水処理システムにおいて、
    前記有価物捕集装置で前記所望の溶質を捕集した後の処理水を前記被処理水の海水とともに前記逆浸透膜装置に供給する循環経路を備えていることを特徴とする水処理システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の水処理システムにおいて、
    前記所望の溶質がホウ素を含む溶質であることを特徴とする水処理システム。
  5. 被処理水の海水を逆浸透膜によって濃縮水と淡水に分離する淡水分離工程と、
    前記濃縮水に含まれる所望の溶質を吸着及び/又はイオン交換によって捕集する有価物捕集工程とを備えていることを特徴とする海水からの有価物製造方法。
  6. 請求項5記載の海水からの有価物製造方法において、
    前記濃縮水を電気透析によって高濃縮水と脱塩水に分離する電気透析工程と、
    前記脱塩水に含まれた前記所望の溶質を捕集する前記有価物捕集工程とを備えていることを特徴とする海水からの有価物製造方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の海水からの有価物製造方法において、
    前記有価物捕集装置で前記所望の溶質を捕集した後の処理水を前記被処理水の海水とともに前記逆浸透膜装置に供給する返送工程とを備えていることを特徴とする海水からの有価物製造方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の海水からの有価物製造方法において、
    前記所望の溶質がホウ素を含む溶質であることを特徴とする海水からの有価物製造方法。
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