JP2015029931A - 淡水化装置及び淡水化方法、並びに淡水の製造方法、淡水、塩及び有価物の併産方法 - Google Patents

淡水化装置及び淡水化方法、並びに淡水の製造方法、淡水、塩及び有価物の併産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気透析部からの脱塩水中に含まれる多価イオンを除去し、回収する有価物の純度を向上することができる淡水化装置及び淡水化方法並びに淡水の製造方法、淡水、塩及び有価物の併産方法を提供する。
【解決手段】供給される供給海水(原水)W中の塩分が除去された淡水W11と供給海水W中の塩分が濃縮された塩分濃縮水W12とを得る逆浸透膜装置12と、塩分濃縮水W12を電気透析し、濃縮かん水W13と希釈かん水W14とを得る電気透析部13と、希釈かん水W14中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩手段(例えばNF膜/RO膜を備えた濾過膜分離部)15と、脱塩手段15で透過した1価のイオンを含む透過水W15を、前記逆浸透膜装置12の入り口側の供給海水(原水)Wに循環する循環ラインL21と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気透析部を用いて淡水及び塩を一つの設備で製造する淡水化装置及び淡水化方法、並びに淡水の製造方法、淡水、塩及び有価物の併産方法に関する。
従来、逆浸透膜装置と電気透析部とを備えた飲料水及び塩の製造装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる製造装置においては、海水などの塩分を含む原水を逆浸透膜装置に供給して脱塩して飲料水を製造する一方、逆浸透膜装置で濃縮された塩分濃縮水を電気透析部に供給して更に濃縮して濃縮かん水とする。そして、得られた濃縮かん水を蒸発器で蒸発晶析することにより塩を製造する。
また、この濃縮された塩分濃縮水を原水供給ライン側に返送して、生産水の製造量の増大を図るようにすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2887105号公報 特開平9−290260号公報
ところで、上述した特許文献2の提案において、塩分濃縮水を原水側に戻すようにする場合、電気透析部で1価の塩(Na塩)を除去した後に、原水側にそのまま戻すようにしているので、逆浸透膜装置への1価の塩(Na)の塩分濃度が低減し、逆浸透膜装置での低動力化が可能になる。しかしながら、電気透析部からの脱塩液には、2価イオン等の多価イオンが蓄積するため、逆浸透膜装置での膜へ例えば硫酸カルシウム(CaSO4)等のスケール析出が発生する、という問題がある。
電気透析部での脱塩水を、逆浸透膜装置の入口側に戻すことで、その後、さらに蒸発晶析、冷却晶析、反応晶析等の各種晶析手段で回収される有価物(例えば塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム(KCl)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)等の純度が、循環された2価イオン由来の析出物により低下する、という問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、電気透析部からの脱塩水中に含まれる多価イオンを除去し、回収する有価物の純度を向上することができる淡水化装置及び淡水化方法並びに淡水の製造方法、淡水、塩及び有価物の併産方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決する第1の発明は、原水中の塩分が除去された淡水と原水中の塩分が濃縮された塩分濃縮水とを得る淡水化部と、前記塩分濃縮水を電気透析し、濃縮かん水と希釈かん水とを得る電気透析部と、前記希釈かん水中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩手段と、前記脱塩手段で透過した1価のイオンを含む透過水を、前記淡水化部の入り口側の原水に循環する循環ラインと、を備えることを特徴とする淡水化装置にある。
本発明によれば、脱塩手段で1価のイオンを透過し、多価のイオンを濃縮・分離するので、循環水として淡水化部に戻す透過水中の多価のイオンの塩分濃度を低下させ、淡水化部の動力の低減を図ることができる。
また、多価のイオンを脱塩手段で分離するので、再循環される透過水中には、多価のイオンの蓄積がなく、淡水化部の膜へのスケール析出を発生することが防止される。
第2の発明は、第1の発明において、前記多価イオンが濃縮された濃縮水から塩分を晶析分離する第1の晶析部を備えることを特徴とする淡水化装置にある。
本発明によれば、第1の晶析部の晶析により、濃縮水中の多価イオンから有価物を得ることができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記電気透析部で得られた濃縮かん水を蒸発晶析する蒸発晶析部と、前記蒸発晶析部からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーを固液分離する固液分離装置とを備えることを特徴とする淡水化装置にある。
本発明によれば、蒸発晶析部により蒸発水を得ることで、製造水とすることができる。また、蒸発の結果、濃縮された塩化ナトリウムスラリーを固液分離装置で固液分離して、塩化ナトリウムを得ることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーから有価物を晶析分離する第2の晶析部を備えることを特徴とする淡水化装置にある。
本発明によれば、第2の晶析部の晶析により脱塩化ナトリウムスラリーから有価物を得ることができる。
第5の発明は、第3の発明において、固液分離された前記塩化ナトリウムの一部を用い、水酸化ナトリウム水溶液を得る電気化学処理部と、得られた水酸化ナトリウム水溶液を第1の晶析部に供給する水酸化ナトリウム供給ラインとを備えることを特徴とする淡水化装置にある。
本発明によれば、第1の晶析部の晶析をアルカリ条件で行い、濃縮水中の有価物の水酸化マグネシウムを反応晶析により得ることができる。
第6の発明は、第1乃至5のいずれか一つの淡水化装置を用い、原水中の塩分を除去して淡水を得ることを特徴とする淡水の製造方法にある。
本発明によれば、原水から淡水を製造することができる。
第7の発明は、第3乃至5のいずれか一つの淡水化装置を用い、原水中の塩分を除去して淡水を得ると共に、濃縮された塩分濃縮水から塩化ナトリウム及び有価物を得ることを特徴とする淡水、塩及び有価物の併産方法にある。
本発明によれば、原水から淡水を製造すると共に、循環する透過水中には多価イオンが含まれることが無いので、原水中の有価物を回収する際、高濃度で回収することができる。
第8の発明は、原水中の塩分が除去された淡水と原水中の塩分が濃縮された塩分濃縮水とを得る淡水化工程と、前記塩分濃縮水を電気透析し、濃縮かん水と希釈かん水とを得る電気透析工程と、前記希釈かん水中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩工程と、前記脱塩工程で透過した1価のイオンを含む透過水を、前記淡水化工程の入り口側の原水に循環する循環工程と、を有することを特徴とする淡水化方法にある。
本発明によれば、脱塩手段で1価のイオンを透過し、多価のイオンを濃縮・分離するので、循環水として淡水化工程に戻す透過水中の塩分濃度を低下させ、淡水化工程の動力の低減を図ることができる。
また、多価のイオンを脱塩工程で分離するので、再循環される透過水中には、多価のイオンの蓄積がなく、淡水化工程での膜へのスケール析出を発生することが防止される。
第9の発明は、第8の発明において、前記多価イオンが濃縮された濃縮水から塩分を晶析分離する第1の晶析工程を有することを特徴とする淡水化方法にある。
本発明によれば、第1の晶析工程の晶析により、濃縮水中の多価イオンから有価物を得ることができる。
第10の発明は、第8又は9の発明において、前記電気透析工程で得られた濃縮かん水を蒸発晶析する蒸発晶析工程と、蒸発晶析工程からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーを固液分離する固液分離工程とを有することを特徴とする淡水化方法にある。
本発明によれば、蒸発晶析工程により蒸発水を得ることで、製造水とすることができる。また、蒸発の結果、濃縮された塩化ナトリウムスラリーを固液分離工程で固液分離して、塩化ナトリウムを得ることができる。
第11の発明は、第10の発明において、前記塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーから有価物を晶析分離する第2の晶析工程を有することを特徴とする淡水化方法にある。
本発明によれば、第2の晶析方法の晶析により脱塩化ナトリウムスラリーから有価物(K塩等)を得ることができる。
第12の発明は、第10の発明において、固液分離された前記塩化ナトリウムの一部を用い、水酸化ナトリウム水溶液を得る電気化学処理工程と、得られた水酸化ナトリウムを第1の晶析工程に供給する水酸化ナトリウム供給工程とを有することを特徴とする淡水化方法にある。
本発明によれば、第1の晶析工程の晶析をアルカリ条件で行い、濃縮水中の有価物の水酸化マグネシウムを反応晶析により得ることができる。
本発明によれば、電気透析部からの脱塩水である希釈かん水中に含まれる多価イオンを除去するので、この希釈かん水を循環させる際、多価イオン由来のスケールの発生を防止できる。これにより、効率的な淡水の製造方法、並びに淡水、塩及び有価物の併産方法を実現できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る淡水化装置の概略図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態に係る淡水化装置の概略図である。 図3は、本発明の第3の実施の形態に係る淡水化装置の概略図である。 図4は、回収された塩分の純度を示す図である。 図5は、反応晶析により晶析された塩分の濃縮率を示す図である。 図6は、蒸発晶析により晶析された塩分の濃縮率を示す図である。 図7は、冷却晶析により晶析された塩分の濃縮率を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更して実施可能である。また、各実施の形態に係る淡水化装置の構成は、適宜組み合わせて実施可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る海水の淡水化装置の概略図である。
図1に示すように、海水の淡水化装置10Aは、供給される供給海水(原水)W中の塩分が除去された淡水W11と供給海水W中の塩分が濃縮された塩分濃縮水W12とを得る淡水化部である逆浸透膜装置12と、塩分濃縮水W12を電気透析し、濃縮かん水W13と希釈かん水W14とを得る電気透析部13と、希釈かん水W14中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩手段(例えばNF膜/RO膜を備えた濾過膜分離部)15と、脱塩手段15で透過した1価のイオンを含む透過水W15を、逆浸透膜装置12の入り口側の供給海水(原水)Wに循環する循環ラインL21と、を備えるものである。
本実施形態では、供給海水W中の不純物等を除去する前処理装置11を備えている。この前処理装置11は、海水中の微粒子やコロイドなどの懸濁物、藻類や貝類などの微生物を除去した前処理水W10とし、逆浸透膜装置12の膜12aの透水性能が低下する現象(ファウリング現象)を抑えるためのものである。そして、この前処理装置11は、例えば、供給海水W中に無機系や有機系の凝集剤、殺菌剤等の薬剤を添加し、濾過材としての砂を容器に充填してなる砂濾過器に通水して海水中の懸濁物や微生物を除去する。また、砂濾過器を逆洗して濾過性能を回復させるための逆洗ポンプ等を備えている。濾過器内の砂などの担体の表面に生物膜を形成し、濾過性能と生物膜によるBOD成分の分解性能を併用して海水の前処理を行うように構成してもよい。なお、例えば一度前処理された処理海水をプラント用の冷却水として用いた海水に対して淡水化するような場合には、この前処理装置は省略されるようにしてもよい。
逆浸透膜装置12は、逆浸透膜12aを用いて、前処理した前処理水W10を透過し、前処理水W10中の塩分を除去して淡水W11を得ると共に、前処理水W10中の塩分が濃縮された塩分濃縮水W12を得る。逆浸透膜装置12は、得られた淡水W11を供給ラインL12に供給して製造水14として排出すると共に、供給ラインL13を介して塩分濃縮水W12を電気透析部13に供給する。このように、逆浸透膜装置12を用いることにより、逆浸透膜12aの透過水として淡水W11を得ることができるので、蒸発器などを用いて淡水を得る場合と比較して更に消費エネルギーを低減することができる。
ここで、逆浸透膜装置12としては、例えば、複数の逆浸透膜エレメント(逆浸透膜モジュール)を容器内に備えて構成され、各逆浸透膜エレメントで処理して得られた淡水W11と塩分濃縮水W12とをそれぞれ容器から導出(排出)させるための濃縮水管(濃縮水排出経路)と透過水管(淡水排出経路)を接続して配設されている。
逆浸透膜装置12の逆浸透膜12aとしては、一般的な逆浸透(RO:Reverse Osmosis)膜(以下「RO膜」ともいう)や、NF(Nanofiltration)膜(以下「NF膜」ともいう)などを用いることができる。
また、本実施の形態では、原水としての供給海水Wを逆浸透膜装置12で処理して淡水W11と塩分濃縮水W12とを得ているが、塩分を含むものであれば海水以外の水を原水として用いてもよい。また供給海水Wとしては、例えば、くみ上げた海水や、一度冷媒としてプラント内で使用された後の海水等を用いることもできる。
電気透析部13は、電気透析膜(ED:Elecrodialysis膜)13aを有する。電気透析部13は、電気透析膜13aにより塩分濃縮水W12を電気透析して塩分濃縮水W12中の塩分が濃縮された濃縮かん水W13と塩分濃縮水W12中の塩分が除去された希釈かん水W14とを得る。
電気透析手法としては、例えば、陽イオンのみを透過する陽イオン交換膜と陰イオンのみを透過する陰イオン交換膜を交互に配列し、これら陽イオン交換膜と陰イオン交換膜の両端から電圧を印加して直流電流を通電できるように構成されている。また、電気透析部13においては、塩分濃縮水W12を処理して得られる濃縮かん水W13と希釈かん水W14は、それぞれ、排出ラインL14、L15により排出されている。なお、排出ラインL14は脱塩手段15に接続されている。
ここで、逆浸透膜装置12からの塩分濃縮水W12を供給する供給ラインL13は、電気透析部13側に一部が分岐され、分岐されない塩分濃縮水W12は、供給ラインL13を介して外部に排水W20として排出される。
脱塩手段15は、希釈かん水W14中に残存する2価以上の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過するものである。この脱塩手段と15としては、例えばNF膜又はRO膜等の膜15aを備えた濾過膜分離装置を用いることができる。これらのNF膜又はRO膜を用いる場合も、1価のイオンを選択的に透過する性質を有する膜とすることが好ましい。
これにより、脱塩手段15からの透過水W15側への多価のイオンの割合を大幅に低下させることができる。なお、濃縮水W16は、供給ラインL16を介して外部に排出される。
循環ラインL21は、脱塩手段15で透過した1価のイオンを含む透過水W15を、逆浸透膜装置12の入り口側の供給海水(原水)W側に循環するものであり、本実施形態では、前処理装置11と逆浸透膜装置12との間に接続され、透過水W15を循環再利用する。
この循環再利用により、供給海水Wの供給量を低減することができるので、前処理装置11の装置規模の小型化を図ることができる。
また、循環水として逆浸透膜装置12に戻す透過水W15中は、電気透析部13で1価のイオンを除去し、さらに脱塩手段15で多価イオンの塩分濃度を低下させているので、総塩分濃度が低減され、逆浸透膜装置12の動力の低減を図ることができる。
例えば、逆浸透膜装置12に供給する原水を65g/cm2程度に圧力を上げて運転していた場合でも、5g/cm2程度下げることができ、60g/cm2での運転圧力とすることができる。これにより高圧ポンプの動力の大幅な低減を図ることができる。
また、多価のイオンを脱塩手段15で分離するので、再循環される透過水W15中には、多価のイオン(例えばCa2+、SO4 2-)の蓄積がなく、逆浸透膜装置12の逆浸透膜12aでのスケール(例えばCaSO4等)の析出が防止される。
また、濃縮かん水W13や濃縮水W16中の有価物を塩として回収する場合、多価イオンの塩分濃度が低減されているので、純度の高い塩を回収することができる。この結果、有価物の回収効率の向上を図ることができる。
次に、本実施の形態に係る淡水化装置10Aの全体動作について説明する。
海水ラインL11に介装された前処理装置11により、供給海水Wは前処理され、この処理された前処理水W10は、逆浸透膜装置12に供給される。この逆浸透膜装置12に供給された前処理水W10は、逆浸透膜12aを透過して前処理水W10中の塩分が除去された淡水W11と前処理水W10中の塩分が濃縮された塩分濃縮水W12とになる。淡水W11は、供給ラインL12を介して排出され、製造水14として利用される。塩分濃縮水W12は、供給ラインL13を介して一部が電気透析部13に供給されると共に、一部が排水W20として排出される。
電気透析部13に供給された塩分濃縮水W12は、電気透析膜13aによって塩分濃縮水W12中の塩分が更に濃縮され濃縮かん水W13と塩分濃縮水W12中の塩分が除去された希釈かん水W14となる。ここで、濃縮かん水W13は、塩分濃縮水W12に含まれる1価の塩(Na(ナトリウム)塩、K(カリウム)塩等)が多く含まれる。希釈かん水W14は、塩分濃縮水W12に含まれる多価の塩(Mg(マグネシウム)塩、Ca(カルシウム)塩等)が多く含まれる。
1価の塩分が除去された希釈かん水W14は、排出ラインL14を介して脱塩手段15に導入され、ここで希釈かん水W14中に残留する1価のイオンと多価のイオンとを分離する。具体的には、例えばNF膜を用いて、1価のイオン(Naイオン、Kイオン)を透過させた透過水W15を得る。この透過水W15は、循環ラインL21を介して、海水ラインL11に循環され、前処理水W10と合流され、再び逆浸透膜装置12により淡水化処理される。
多価のイオンが濃縮された濃縮水W16は、別途塩分(例えばMg塩、Ca塩等)を除去し、有価物として回収される。
ここで、本実施形態に係る淡水化装置10Aにおいては、従来技術のように、電気透析部13からの希釈かん水W14をそのまま循環ラインで、供給海水側へ循環せず、一度脱塩手段15で多価のイオンを濃縮し、1価のイオンを透過した透過水W15を用いて再循環するようにしている。この結果、循環水として逆浸透膜装置12に戻す透過水W15中の多価のイオンの塩分濃度が低下し、逆浸透膜装置12での動力の低減を図ることができる。
また、多価のイオンを脱塩手段15で分離するので、再循環される透過水W15中には、多価のイオンの蓄積がなく、逆浸透膜装置12の逆浸透膜膜12aへのスケール析出が発生することが防止される。
また、有価物として塩を回収する場合、純度の高い塩を回収することができる。この結果、有価物の回収効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態の淡水化方法においては、原水(供給海水)W中の塩分が除去された淡水W11と原水中の塩分が濃縮された塩分濃縮水W12とを得る淡水化工程と、前記塩分濃縮水W12を電気透析し、濃縮かん水W13と希釈かん水W14とを得る電気透析工程と、希釈かん水W14中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩工程(例えばNF膜又はRO膜を備えた濾過膜分離工程)と、脱塩工程で透過した1価のイオンを含む透過水W15を、前記逆浸透膜装置12の入り口側の原水に循環する循環工程と、を有するので、脱塩手段15で1価のイオンを透過し、多価のイオンを濃縮・分離するので、循環水として淡水化工程に戻す透過水W15中の塩分濃度を低下させ、逆浸透膜装置12の動力の低減を図ることができる。また、多価のイオンを脱塩工程で分離するので、再循環される透過水W15中には、多価のイオンの蓄積がなく、淡水化工程での膜へのスケール析出を発生することが防止される。
したがって、本実施形態の淡水化装置及び方法によれば、電気透析部からの脱塩水である希釈かん水中に含まれる多価イオンを除去するので、この希釈かん水を循環させる際、多価イオン由来のスケールの発生を防止すると共に、回収する有価物の純度を向上する。これにより、効率的な淡水、塩及び有価物の併産方法を実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る淡水化装置について説明する。以下においては、上記第1の実施の形態に係る淡水化装置との相違点を中心に説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る淡水化装置と同一の構成要素については、同一の符号を付し、説明の重複を避ける。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る淡水化装置の概略図である。
図2に示すように、本実施の形態に係る淡水化装置10Bは、第1の実施形態の淡水化装置10Aにおいて、さらに多価のイオンが濃縮された濃縮水W16から有価物である塩分を晶析分離する第1の晶析部18と、電気透析部13で得られた濃縮かん水W13を蒸発晶析する蒸発晶析部21と、この蒸発晶析部21からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーS1を固液分離する固液分離部22と、塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーS2から有価物を晶析分離する第2の晶析部23と、を備えるものである。
第1の晶析部18は、多価のイオンが濃縮された濃縮水W16から、有価物を晶析より回収するものであり、例えば反応晶析により濃縮水W16中の多価イオンから有価物(Mg塩、Ca塩等)を得ることができる。
蒸発晶析部21は、電気透析部13から供給される濃縮かん水W13を蒸発晶析させて塩(塩化ナトリウム(NaCl))を得ると共に、蒸発水W17を得る。また、蒸発晶析部21からの蒸発水W17は、供給ラインL16及び供給ラインL12を介して淡水W11と合流し、製造水14として排出する。
ここで、蒸発晶析部21は、例えば多重効用蒸発缶、薄膜蒸発乾燥器又はドラムドライヤー等を例示することができ、この蒸発処理によって得られた析出物の塩化ナトリウムスラリーS1を排出する排出ラインL17が、固液分離部22に接続されている。なお、蒸発晶析部21での上澄水W18が排出ラインL19を介して、第2の晶析部23に導入される。
固液分離部22は、蒸発晶析部21からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーS1を固液分離するものであり、有価物としての塩化ナトリウム(固体)を得る。
また、塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーS2は排出ラインL18を介して第2の晶析部23に導入される。
第2の晶析部23は、例えば冷却晶析により、脱塩化ナトリウムスラリーS2から有価物であるK塩を晶析分離する。
次に、本実施の形態に係る淡水化装置10Bの全体動作について説明する。なお、第1の実施形態と重複する説明は省略する。
脱塩手段15で多価のイオンが濃縮された濃縮水W16中には多価の塩(例えばMg塩、Ca塩)等が含まれているので、第1の晶析部18において、反応晶析により、Ca塩、Mg塩を晶析し、有価物として回収する。
この際、電気透析部13での1価のイオンが濃縮された希釈かん水W14からさらに多価のイオン(Ca2+、SO4 2-)が濃縮されているので、逆浸透膜装置12でのスケール(例えばCaSO4等)の析出が無くなる。また、逆浸透膜装置12の入口側に戻す脱塩液の量を増やすことができ,RO膜の所要動力を低減することができる
また、循環水である透過水W15にはこの多価イオンが除去されているので、Mg塩、Ca塩の濃縮割合の向上を図ることができる。
また、電気透析部13からの1価のイオンが濃縮された濃縮かん水W13から蒸発晶析部21により蒸発水W17を得ることで、さらに製造水14の製造量の増大を図ることができる。また、蒸発の結果、濃縮された塩化ナトリウムスラリーS1を固液分離装置22で固液分離して、有価物の塩化ナトリウムを得ることができる。
この塩化ナトリウムが除去された脱塩化ナトリウムスラリーS2から、第2の晶析部23での晶析により有価物(K塩等)を得ることができる。
ここで、本実施の形態に係る淡水化装置10Bにおいては、さらに第1及び第2の晶析部18,23、蒸発晶析部21により有価物として、Mg塩、Na塩、K塩を純度良く回収することができるので、淡水の製造と共に、純度の高い有価物を得ることができる。なお、本実施形態では有価物の回収に晶析法を用いたが、本発明はこれに限定されず、吸着法により有価物を回収するようにしてもよい。
また、本実施形態の淡水化方法においては、第1の実施形態の淡水化方法に、さらに多価のイオンが濃縮された濃縮水W16から有価物である塩分を晶析分離する第1の晶析工程と、電気透析部13で得られた濃縮かん水W13を蒸発晶析する蒸発晶析工程と、この蒸発晶析部21からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーS1を固液分離する固液分離工程と、塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーS2から有価物を晶析分離する第2の晶析工程とを有するので、濃縮かん水W13及び濃縮水W16から、有価物を回収することができる。この際、多価のイオンを濃縮・分離した透過水W15を、循環水として淡水化工程に戻すので、多価イオンの蓄積がなくなり、有価物の純度が向上する。
したがって、本実施形態の淡水化装置及び方法によれば、電気透析部からの脱塩水である希釈かん水中に含まれる多価イオンを除去するので、この希釈かん水を循環させる際、多価イオン由来のスケールの発生を防止すると共に、回収する有価物の純度を向上する。これにより、効率的な淡水、塩及び有価物の併産方法を実現できる。
ここで、本発明の効果を示す一試験例の結果を説明する。
図4は、回収された塩分の純度を示す図であり、図5は、反応晶析により晶析された塩分の濃縮率を示す図である。図6は、蒸発晶析により晶析された塩分の濃縮率を示す図であり、図7は、冷却晶析により晶析された塩分の濃縮率を示す図である。
図4〜図7では、各々脱塩手段15を設けた場合(脱塩手段(有))と、従来のように脱塩手段を設けない場合(脱塩手段(無))について、比較した。
なお、この試験例は最大の条件が合致した場合の効果を示すものであり、実機適用の場合には、そのシステム構成により変動するのはいうまでもない。
図4に示すように、従来のように、脱塩手段を設けないで電気透析部からの希釈かん水W14をそのまま循環させた場合には、各塩(NaCl塩、KCl塩、Mg(OH)2塩の純度の低下が著しいが、脱塩手段15を設けてその透過水を循環した場合には、大幅な純度の向上がみられた。
図5に示すように、第1の晶析部18では、従来のように、脱塩手段を設けないで電気透析部からの希釈かん水W14をそのまま循環させた場合には、各塩(Mg(OH)2、CaCO3、CaSO4)の割合中で、CaSO4の割合が多いが、脱塩手段15を設けてその透過水を循環した場合には、CaSO4が無くなり、Mg(OH)2の割合の向上がみられた。
図6に示すように、蒸発晶析部21では、従来のように、脱塩手段を設けないで電気透析部からの希釈かん水W14をそのまま循環させた場合には、各塩(NaCl、KCl、CaSO4・2H2O)の割合中で、不純物のCaSO4の割合が多いが、脱塩手段15を設けてその透過水を循環した場合には、CaSO4が大幅に無くなり、NaClの割合の向上がみられた。
図7に示すように、第2の晶析部23では、従来のように、脱塩手段を設けないで電気透析部からの希釈かん水W14をそのまま循環させた場合には、各塩(KCl、SrSO4、CaCO3)の割合中で、不純物のSrSO4の割合が多いが、脱塩手段15を設けてその透過水を循環した場合には、SrSO4が大幅に無くなり、KClの割合の向上がみられた。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る淡水化装置について説明する。以下においては、上記第1及び2の実施の形態に係る淡水化装置との相違点を中心に説明する。なお、上記第1及び2の実施の形態に係る淡水化装置と同一の構成要素については、同一の符号を付し、説明の重複を避ける。
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る淡水化装置の概略図である。
図3に示すように、本実施の形態に係る淡水化装置10Cは、第2の実施形態の淡水化装置10Bにおいて、さらに固液分離された前記塩化ナトリウムの一部を用いて、水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液を得る電気化学処理部24と、得られた水酸化ナトリウム水溶液を第1の晶析部18に供給する水酸化ナトリウム供給ラインL22とを備える。
これにより、第1の晶析部18での晶析の際、水酸化ナトリウムを添加してアルカリ側の反応晶析を行うことができ、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)を効率よく得ることができる。
本実施形態によれば、第1の晶析部18の反応晶析をアルカリ条件で行い、濃縮水W16中の有価物の水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)を効率よく得ることができる。
このように、本実施の形態に係る淡水化装置10Cによれば、淡水の製造と共に、有価物を高純度で製造でき、その際、回収された塩化ナトリウムを用いて電気化学処理部24により水酸化ナトリウムを製造し、この製造された水酸化ナトリウムを用いて第1の晶析部18としてアルカリ状態で反応晶析させることで、純度の高い水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)を得ることができる。
10A〜10C 淡水化装置
11 前処理装置
12 逆浸透膜装置
12a 逆浸透膜
13 電気透析部
13a 電気透析膜
14 製造水
15 脱塩手段
18 第1の晶析部
21 蒸発晶析部
22 固液分離部
23 第2の晶析装部
W 供給海水
10 前処理水
11 淡水
12 塩分濃縮水
13 濃縮かん水
14 希釈かん水
20 排水
11 海水ライン
21 循環ライン

Claims (12)

  1. 原水中の塩分が除去された淡水と原水中の塩分が濃縮された塩分濃縮水とを得る淡水化部と、
    前記塩分濃縮水を電気透析し、濃縮かん水と希釈かん水とを得る電気透析部と、
    前記希釈かん水中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩手段と、
    前記脱塩手段で透過した1価のイオンを含む透過水を、前記淡水化部の入り口側の原水に循環する循環ラインと、を備えることを特徴とする淡水化装置。
  2. 請求項1において、
    前記多価イオンが濃縮された濃縮水から塩分を晶析分離する第1の晶析部を備えることを特徴とする淡水化装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記電気透析部で得られた濃縮かん水を蒸発晶析する蒸発晶析部と、
    前記蒸発晶析部からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーを固液分離する固液分離装置とを備えることを特徴とする淡水化装置。
  4. 請求項3において、
    前記塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーから有価物を晶析分離する第2の晶析部を備えることを特徴とする淡水化装置。
  5. 請求項3において、
    固液分離された前記塩化ナトリウムの一部を用い、水酸化ナトリウム水溶液を得る電気化学処理部と、
    得られた水酸化ナトリウム水溶液を第1の晶析部に供給する水酸化ナトリウム供給ラインとを備えることを特徴とする淡水化装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つの淡水化装置を用い、原水中の塩分を除去して淡水を得ることを特徴とする淡水の製造方法。
  7. 請求項3乃至5のいずれか一つの淡水化装置を用い、原水中の塩分を除去して淡水を得ると共に、濃縮された塩分濃縮水から塩化ナトリウム及び有価物を得ることを特徴とする淡水、塩及び有価物の併産方法。
  8. 原水中の塩分が除去された淡水と原水中の塩分が濃縮された塩分濃縮水とを得る淡水化工程と、
    前記塩分濃縮水を電気透析し、濃縮かん水と希釈かん水とを得る電気透析工程と、
    前記希釈かん水中の多価イオンを濃縮し、1価のイオンを透過する脱塩工程と、
    前記脱塩工程で透過した1価のイオンを含む透過水を、前記淡水化工程の入り口側の原水に循環する循環工程と、を有することを特徴とする淡水化方法。
  9. 請求項8において、
    前記多価イオンが濃縮された濃縮水から塩分を晶析分離する第1の晶析工程を有することを特徴とする淡水化方法。
  10. 請求項8又は9において、
    前記電気透析工程で得られた濃縮かん水を蒸発晶析する蒸発晶析工程と、
    蒸発晶析工程からの濃縮された塩化ナトリウムスラリーを固液分離する固液分離工程とを有することを特徴とする淡水化方法。
  11. 請求項10において、
    前記塩化ナトリウムを分離した脱塩化ナトリウムスラリーから有価物を晶析分離する第2の晶析工程を有することを特徴とする淡水化方法。
  12. 請求項10において、
    固液分離された前記塩化ナトリウムの一部を用い、水酸化ナトリウム水溶液を得る電気化学処理工程と、
    得られた水酸化ナトリウムを第1の晶析工程に供給する水酸化ナトリウム供給工程とを有することを特徴とする淡水化方法。
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