JP2014152456A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウスフレームに排気ガス処理装置を設けても、排気ガス配管の接続位置において組み立て誤差や排気ガスの漏洩の発生を抑制しうる建設機械を提供する。
【解決手段】エンジン20から排出された排気ガスを処理する排気ガス処理装置30と、エンジン20を支持するハウスフレーム35と、エンジン20と排気ガス処理装置30とを接続する排気ガス配管29を接続する接続装置50とを有し、接続装置50はエンジン側配管29Aに接続されると共に締結ボルト60が挿通される第1のボルト孔55が形成された第1のフランジ52と、処理装置配管29Bに接続されると共に締結ボルト60が挿通される第2のボルト孔56が形成された第2のフランジ53とを有し、第1のボルト孔55の直径LB1と第2のボルト孔56の直径LB2を同一又は異ならせる。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジン及びエンジンに接続された配管を接続する接続装置を有した建設機械に関する。
従来より、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)を搭載した油圧ショベル等の建設機械では、エンジンの排気系に排気ガス処理装置が設置されており、エンジンからの排ガスは排気管の下流側に設けた排気ガス処理装置で浮遊粒子状物質(PM)及び窒素酸化物(NOx)等が除去された上で大気中に放出される構成とされている。
従来、この排気ガス処理装置は、エンジンに一体的に取り付けられる構成とされていた。また、特許文献1の図5及び図6に示されるように、排気ガス処理装置を構成するディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)と選択還元型触媒(SCR)を分離し、それぞれをエンジンに並列に取り付けることも行われていた。
特開2009−184558号公報
しかしながら近年では、高次の排ガス規制が要求されており、この高次の排ガス規制に対応するために排気ガス処理装置(DPF及びSCR)が大型化及び重量化する傾向にある。排気ガス処理装置が大型化及び重量化した場合、これをエンジンに支持させることは困難となる。このため、旋回体内に設けられたハウスフレームに排気ガス処理装置を支持させる構成が提案されている。
ところで、エンジンと排気ガス処理装置とは排気ガス配管を用いて接続されている。従来のように排気ガス処理装置がエンジンに一体的に取り付けられた構成では、エンジンに取り付けられた排気ガス配管を排気ガス処理装置に接続する際に発生する組み立て誤差は小さくて済んだ。
しかしながら、排気ガス処理装置をハウスフレームに取り付けた場合、エンジンと排気ガス処理装置は完全に分離した構成となるため、排気ガス配管を排気ガス処理装置に接続する際に発生する組み立て誤差が大きくなってしまう。
また、この組み立て誤差を有したままで排気ガス配管を排気ガス処理装置に取り付けると、エンジンの振動とハウスフレームとの振動が異なるため、取り付け位置に応力が発生するおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ハウスフレームに排気ガス処理装置を設けても、排気ガス配管の接続位置において組み立て誤差や排気ガスの漏洩の発生を抑制しうる建設機械を提供することを目的とする。
上記の課題は、第1の観点からは、
エンジンから排出された排気ガスを処理する排気ガス処理装置と、
前記エンジンを支持するハウスフレームと、
前記エンジン又は前記排気ガス処理装置のいずれか一方に一端部が接続された第1の配管と、前記エンジン又は前記排気ガス処理装置のいずれか他方に一端部が接続された第2の配管とを接続する接続装置とを有し、
前記接続装置は、
前記第1の配管の他端部に設けられると共に、締結部材が挿通される第1の孔が形成された第1のフランジと、
前記第2の配管の他端部に設けられると共に、前記締結部材が挿通される第2の孔が形成された第2のフランジとを有し、
前記第1の孔の直径と前記第2の孔の直径を同一又は異ならせたことを特徴とする建設機械により解決することができる。
開示の発明によれば、接続装置の第1のフランジと第2のフランジとの間で組み立て誤差を吸収することができるため、排気ガス配管の接続位置において組み立て誤差や排気ガスの漏洩が発生することを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態である建設機械の側面図である。 図2は、本発明の一実施形態である建設機械のエンジン室の概略構成を示す断面図である。 図3は、本発明の一実施形態である建設機械のエンジン室を部分拡大した斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態である建設機械に配設されるハウスフレームを示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態である建設機械に配設されるハウスフレームを示す側面図である。 図6は、本発明の一実施形態である建設機械に配設されるハウスフレームを示す正面図である。 図7は、本発明の一実施形態である建設機械に配設される接続装置を示す断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施形態である建設機械を示している。本実施形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げて説明する。
油圧ショベル1は、大略すると自走可能なクローラ式の下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより略構成されている。また、上部旋回体3の前部側には作業アタッチメント4が設けられている。
この作業アタッチメント4は、ブーム6、アーム9、及びバケット10等を有している。ブーム6は、後述の旋回フレーム5に俯仰動可能に取り付けられている。アーム9は、ブーム6の先端側に回動可能に取り付けられている。また、バケット10は、アーム9の先端側に回動可能に取り付けられている。
ブームシリンダ12は、旋回フレーム5とブーム6との間に配設されている。このブームシリンダ12により、ブーム6は旋回フレーム5に対して俯仰動する。アームシリンダ13は、ブーム6とアーム9との間に配設されている。このアームシリンダ13により、アーム9はブーム6に対して回動動作する。更にバケットシリンダ14は、バケット10とアーム9との間に配設されている。このバケットシリンダ14により、バケット10はアーム9に対して回動する。
上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回機構16を介して旋回自在に設置されている。この上部旋回体3には、図1に加え図2に示すように、旋回フレーム5、キャブ8、カウンタウエイト15、外装カバー(外装体)18、エンジンフード17a、エンジン20、熱交換装置24、排気ガス処理装置30、ハウスフレーム35、及び接続装置50A,50B等が配設されている。
キャブ8は旋回フレーム5上に設けられており、その内部には運転席(図示せず)が設けられている。オペレータはキャブ8内の運転席に着座し、油圧ショベル1の運転操作を行う。
カウンタウエイト15は、作業アタッチメント4との重量バランスをとる機能を奏する。また、外装カバー18及びエンジンフード17aは、エンジン室17内に配設されたエンジン20,熱交換装置24,及び排気ガス処理装置30等を覆うものである。
次に、エンジン室17内の構成について説明する。
図2はエンジン室17の内部構成を示す概略構成図であり、図3はエンジン室17のエンジン20の近傍を拡大して示す斜視図である。
エンジン室17内には、エンジン20、熱交換装置24、排気ガス処理装置30、及びハウスフレーム35等が配設されている。
エンジン20は、旋回フレーム5に配設されたエンジン取り付け座21の上部に、マウント22を介して支持されている。マウント22は防振マウントであり、エンジン20で発生する振動が旋回フレーム5に伝達されるのを防止している。
エンジン20のX1方向側(図中左側)には、冷却ファン23が配設されている。また、冷却ファン23のX1方向側には熱交換装置24が配設されている。
冷却ファン23は、エンジン20により回転駆動される。冷却ファン23が回転駆動されることにより、外気が冷却風39としてエンジン室17内に取り込まれる。熱交換装置24は、このエンジン室17に取り込まれたた冷却風39により熱交換処理を行う。
冷却風39は、図2に矢印で示すように図中右方向に流れる。よって、図中矢印X1方向側が冷却風上流側となり、図中矢印X2方向が冷却風下流側となる。
熱交換装置24は、エンジン20内を流れる冷却水を冷却するラジエータ、ブームシリンダ12、アームシリンダ13、バケットシリンダ14等の油圧機器の作動油の放熱をするためのオイルクーラ及びエンジンに供給される過給空気を冷却するためのインタークーラが並設されたラジエータユニット24Aと、図示しない燃料タンクに戻る余剰燃料を冷却する燃料クーラ24Bと、エアコン用のコンデンサ24Cとを有して構成されている。
この冷却水、作動油、過給空気、及び余剰燃料等は、冷却風39により冷却される。従って、冷却風39は熱交換装置24を通過することにより温度が上昇する。
またエンジン20のX2方向側には、油圧ポンプ27が一体的に取り付けられている。油圧ポンプ27は、作業アタッチメント4を駆動するブームシリンダ12、アームシリンダ13、バケットシリンダ14等の油圧源である。この油圧ポンプ27もエンジン20により駆動される。
エンジン20から排出された排気ガスは、排気ガス処理装置30により浄化処理が行われる。エンジン20から排出される排気ガス中には、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が含まれることがあり、これらを浄化するためにエンジン20には排気ガス処理装置30が接続されている。
この排気ガス処理装置30は、排気ガス中に含まれるパティキュレートマター(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ31(以下、DPFという)と、窒素酸化物(NOx)を還元除去する選択的還元剤(例えば、尿素等)を用いて還元除去する選択還元型触媒32(以下、SCRという)等が設けられている。また、DPF31はその上流側に前段酸化触媒を備えており、SCR32はその下流側に後段酸化触媒を備えている。なお、DPF31は酸化触媒担持型フィルタ(CSF)としてもよい。
排気ガス処理装置30及び排気ガス処理装置30を支持するハウスフレーム35を、図2に加えて図4乃至図6に示す。
排気ガス処理装置30は、上記のようにエンジン20から排気される排気ガスを浄化するものであるため、エンジン20の近傍位置に配設される。また、冷却風39の流れ方向に対しエンジン20の上流側には熱交換装置24が配設されているため、排気ガス処理装置30は冷却風39の流れ方向に対しエンジン20の下流側(X2方向側)に配設される。
また前記したように近年では、高次の排ガス規制が要求されており、この高次の排ガス規制に対応するために排気ガス処理装置30を構成するDPF31及びSCR32は大型化及び重量化している。このため従来のように排気ガス処理装置30をエンジン20に取り付けることは困難であり、よって本実施形態では排気ガス処理装置30をハウスフレーム35に取り付け、このハウスフレーム35に支持させる構成としている。
また、排気ガス処理装置30を構成するDPF31とSCR32を一列に並べて配設した場合、その長さはエンジン幅に比べて長くなってしまい、エンジン室17のコンパクトが図れない。このため本実施形態では、DPF31とSCR32を分離させ、DPF31とSCR32を略平行となるよう並設した構成としている。
エンジン20から排出された排気ガスは、排気ガス配管29を介してDPF31に導入され第1段の浄化処理が行われた後、図示しない配管を介してSCR32に送られ第2段の浄化処理が行われ、その後に排気管41及びテールパイプ25を介して機体外部に排出される。なお、エンジン20及び排気ガス処理装置30の上部には、エンジンフード17aが設けられている。
ハウスフレーム35は、前記のように排気ガス処理装置30を支持する機能を奏するものである。このハウスフレーム35は、旋回フレーム5上に設けられている。また、ハウスフレーム35の配設位置は、冷却風39の流れ方向に対しエンジン20の下流側(X2方向側)に設定されている。
ハウスフレーム35は、フレーム本体36と、支持体37とを有している。フレーム本体36は、その下部が旋回フレーム5に固定されている。また、フレーム本体36の内部には、油圧ポンプ27と接続された油圧系の部品が配設されている。このため、フレーム本体36には、これらの油圧系の部品とエンジン20とを遮蔽するためのファイヤーウォール42が設けられている。
支持体37は、フレーム本体36の上部に配設されている。この支持体37は、図3、図4、及び図6に示すように箱状の形状を有している。排気ガス処理装置30を構成するDPF31は、支持体37の側部に取り付けられている。また、DPF31は支持体37の上部に取り付けられている。
このように、排気ガス処理装置30がハウスフレーム35に取り付けられることにより、排気ガス処理装置30はエンジン20と分離される。そして、排気ガス処理装置30は、ハウスフレーム35を介して旋回フレーム5上に取り付けられた構成となる。
ここで、排気ガス配管29に取り付けられた第1の接続装置50A及び第2の接続装置50Bについて、更に詳細に説明する。
前記のように、エンジン20と排気ガス処理装置30は、排気ガス配管29により接続されている。この排気ガス配管29は、エンジン20からDPF31のY1側の側部に延出され、更にDPF31の側部に沿うよう延出された後にDPF31と略平行に延出され、その後にDPF31に接続された構成とされている。
ところで本実施形態においては、排気ガス処理装置30は旋回フレーム5に設けられたハウスフレーム35に取り付けられている。これに対し、エンジン20は
旋回フレーム5に配設されたエンジン取り付け座21の上部に、エンジン振動が旋回フレーム5に伝達されるのを防止マウント22を介して取り付けられている。
このように排気ガス処理装置30をハウスフレーム35に取り付けた場合、エンジン20と排気ガス処理装置30は完全に分離した構成となるため、排気ガス配管29を排気ガス処理装置30に接続する際の組み立て誤差が大きくなるおそれがあることは前述した通りである。
そこで本実施形態では、排気ガス配管29を排気ガス処理装置30に接続する際の組み立て誤差を第1の接続装置50A及び第2の接続装置50Bにおいて吸収するよう構成した。
以下、図7を用いて第1の接続装置50A及び第2の接続装置50Bの具体的な構成について説明する。なお、第1の接続装置50A及び第2の接続装置50Bは同一構成であるため、第1及び第2の接続装置50A,50Bを総称する場合には、接続装置50と示して説明するものとする。
図7は、接続装置50の断面図である。接続装置50は、第1のフランジ52と第2のフランジ53とにより構成されている。この第1のフランジ52と第2のフランジ53は締結ボルト60と締結ナット61とにより構成される締結部材により締結され、これにより第1のフランジ52と第2のフランジ53は接続される。
第1のフランジ52は、エンジン20に近い側の排気ガス配管29(以下、エンジン側配管29Aという)の端部に接続されている。また第2のフランジ53は、排気ガス処理装置30に近い側の排気ガス配管29(以下、処理装置配管29B)の端部に接続されている。
第1のフランジ52は、平面視(図7に矢印Sで示す方向から見た状態)で円形状とされている。また、第1のフランジ52には、前記した締結ボルト60を挿通する第1のボルト孔55が複数形成されている。更に、第1のフランジ52に接続されたエンジン側配管29Aは、排気ガスが流れる第1の流路孔58を有した構成とされている。
同様に、第2のフランジ53は、平面視で円形状とされている。また、第2のフランジ53には、前記した締結ボルト60を挿通する第2のボルト孔56が複数形成されている。この第2のボルト孔56の形成位置は、第1のフランジ52に形成された第1のボルト孔55の形成位置と対応するよう構成されている。更に、第2のフランジ53に接続された処理装置配管29Bは、排気ガスが流れる第2の流路孔59を有した構成とされている。
ここで、第1のフランジ52の直径をLF1とし、第1のフランジ52に形成された第1のボルト孔55の直径をLB1とし、更にエンジン側配管29Aの第1の流路孔58の内径をLP1とする。また、第2のフランジ53の直径をLF2とし、第2のフランジ53に形成された第2のボルト孔56の直径をLB2とし、更に処理装置配管29Bの第2の流路孔59の内径をLP2とする。
先ず、第1のボルト孔55と第2のボルト孔56に注目すると、本実施形態では第1のフランジ52に形成された第1のボルト孔55の直径LB1、及び第2のフランジ53に形成された第2のボルト孔56の直径LB2は、いずれも締結ボルト60のねじ部60aの直径(以下、ボルト外径LBBという)よりも大きく設定されている(LB1>LBB、LB2>LBB)。
また、第1のボルト孔55の直径LB1と第2のボルト孔56の直径LB2は、異なるよう設定されている(LB1≠LB2)。具体的には、第1のボルト孔55の直径LB1は、第2のボルト孔56の直径LB2に対して大きく設定されている(LB1>LB2)。また上記したように、第1のボルト孔55の直径LB1及び第2のボルト孔56の直径LB2は、ボルト外径LBBよりも大きく設定されている。
このため、締結ボルト60を第1及び第2のボルト孔55,56に挿通させた際、第1のボルト孔55の直径LB1とボルト外径LBBとの直径差分だけボルト60に対して第1のフランジ52を移動させることができる。また同様に、第2のボルト孔56の直径LB2とボルト外径LBBとの直径差分だけ、ボルト60に対して第2のフランジ53を移動させることができる。
これにより、第1のフランジ52と第2のフランジ53との接続時において、エンジン側配管29Aと処理装置配管29Bとの間に組み立て誤差があっても、この誤差は第1のフランジ52と第2のフランジ53とを相対的に移動させることにより吸収することが可能になる。
特に本実施形態の場合には、第1のボルト孔55の直径LB1は、第2のボルト孔56の直径LB2に対して大きく設定されている(LB1>LB2)。このため、締結ボルト60に対する第1のフランジ52の移動可能量は、締結ボルト60に対する第2のフランジ53の移動量よりも大きくなっている。よって本実施形態の構成では、第1のフランジ52の移動により組み立て誤差の吸収を大きく図ることができる。
なお、図示されていないが、第1のボルト孔55の直径LB1を第2のボルト孔56の直径LB2に対して小さく設定することも可能であり(LB1<LB2)、この構成とした場合には、締結ボルト60に対する第2のフランジ53の移動可能量は、締結ボルト60に対する第1のフランジ52移動量よりも大きくなる。
更に、第1のボルト孔55の直径LB1と第2のボルト孔56の直径LB2とを等しく設定することも可能である(LB1=LB2)。この構成とした場合には、締結ボルト60に対する第1のフランジ52の移動可能量、及び締結ボルト60に対する第2のフランジ53移動量は等しくなる。
このように、締結ボルト60に対する第1のボルト孔55の直径LB1及び第2のボルト孔56の直径LB2を適宜設定することが可能であり、これにより組み立て誤差の吸収を自由度を持って行うことができる。
また本実施形態に係る接続装置50は、上記のように第1のフランジ52と第2のフランジ53とを組み立て誤差がない状態で接続されるため、接続位置に応力が発生することを抑制することができる。
前記のように本実施形態では、エンジン20はマウント22を有したエンジン取り付け座21を介して旋回フレーム5に取り付けられているため、エンジン振動は旋回フレーム5に伝達さない。よって、ハウスフレーム35に取り付けられた排気ガス処理装置30と、エンジン20とは異なる振動系を構成する。
しかしながら、第1のフランジ52と第2のフランジ53との接続位置において、上記のように組み立て誤差が存在しないため、エンジン20と排気ガス処理装置30との振動系が異なっても接続位置において応力が発生することはなく、よって接続装置50において排気ガスが漏れるようなことはない。
次に、第1の流路孔58の内径LP1と第2の流路孔59の内径LP2に注目する。本実施形態では、エンジン20に近い配管であるエンジン側配管29Aに形成された第1の流路孔58の内径LP1が、排気ガス処理装置30に近い配管(即ち、排気ガスの流れに対する下流側に配設された配管)の内径LP2に対して小さく設定されている(LP1<LP2)。
また、第1の流路孔58と第2の流路孔59の直径差(|LP1−LP2|)は、前記した第1のボルト孔55と第2のボルト孔56の直径差(|LB1−LB2|)に比べて大きく設定されている(|LP1−LP2|>|LB1−LB2|)。
よって組み立て誤差を吸収するために、前記のように締結ボルトが第1のボルト孔55と第2のボルト孔56の直径差の範囲で移動しても、第1の流路孔58は必ず第2の流路孔59と対向した状態となる。これにより、排気ガスがエンジン側配管29Aから処理装置配管29Bに向け流れる際、接続装置50において圧損が発生することを防止することができる。
次に、第1のフランジ52の直径LF1と、第2のフランジ53の直径LF2に注目する。本実施形態では、第1のフランジ52の直径LF1と第2のフランジ53の直径LF2とを異ならせた構成としている(LF1≠LF2)。具体的には、第1のフランジ52の直径LF1を第2のフランジ53の直径LF2に対して大きく設定している(LF1>LF2)。
また、第1のフランジ52と第2のフランジ53の直径差(|LF1−LF2|)は、前記した第1のボルト孔55と第2のボルト孔56の直径差(|LB1−LB2|)に比べて大きく設定されている(|LF1−LF2|>|LB1−LB2|)。
よって組み立て誤差を吸収するため、相対的に第1のフランジ52と第2のフランジ53とを移動させたとしても、第2のフランジ53は第1のフランジ52の内側に位置することとなり、第1のフランジ52からはみ出すようなことはない。よって、組み立て誤差を吸収するために第1及び第2のフランジ52,53を相対的に移動可能な構成としても、見栄えを良好とすることができる。
なお接続装置50は、図3及び図6に示すように排気ガス配管29に対して2個配設することが望ましい。本実施形態では、Y1,Y2方向に延在する排気ガス配管29に第1の接続装置50Aを配設し、X1,X2方向に延在する排気ガス配管29に第2の接続装置50Bを配設した構成としている。
この構成とすることにより、第1の接続装置50Aでは矢印X1,X2及び矢印Z1,Z2を含む面方向に対し発生している組み立て誤差を吸収することができ、かつ第2の接続装置50Bでは矢印Y1,Y2及び矢印Z1,Z2を含む面方向に対し発生している組み立て誤差を吸収することができる。よって、いかなる方向に組み立て誤差が発生していても、これを確実に吸収することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
なお、上記した実施形態では、第1のボルト孔55の直径LB1及び第2のボルト孔56の直径LB2の双方が、締結ボルト60のボルト外径LBBよりも大きい例を示した。しかしながら、第1のボルト孔55又は第2のボルト孔56のいずれか一方をねじ部60aと螺合するねじ孔とし、いずれか他方のボルト孔の直径をボルト外径LBBよりも大きくする構成とすることも可能である。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 アタッチメント
5 旋回フレーム
17 エンジン室
17a エンジンフード
18 外装カバー
19 旋回フレーム
20 エンジン
23 冷却ファン
24 熱交換装置
27 油圧ポンプ
29 排気ガス配管
29A エンジン側配管
29B 処理装置配管
30 排気ガス処理装置
31 DPF
32 SCR
35 ハウスフレーム
36 フレーム本体
37 支持体
38 導風路
39 冷却風
40 仕切り板
42 ファイヤーウォール
50 接続装置
50A 第1の接続装置
50B 第2の接続装置
52 第1のフランジ
53 第2のフランジ
55 第1のボルト孔
56 第2のボルト孔
58 第1の流路孔
59 第2の流路孔
60 締結ボルト

Claims (4)

  1. エンジンから排出された排気ガスを処理する排気ガス処理装置と、
    前記エンジンを支持するハウスフレームと、
    前記エンジン又は前記排気ガス処理装置のいずれか一方に一端部が接続された第1の配管と、前記エンジン又は前記排気ガス処理装置のいずれか他方に一端部が接続された第2の配管とを接続する接続装置とを有し、
    前記接続装置は、
    前記第1の配管の他端部に設けられると共に、締結部材が挿通される第1の孔が形成された第1のフランジと、
    前記第2の配管の他端部に設けられると共に、前記締結部材が挿通される第2の孔が形成された第2のフランジとを有し、
    前記第1の孔の直径と前記第2の孔の直径を同一又は異ならせたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記第1の配管と前記第2の配管の内、前記排気ガスの流れ方向に対して下流側に位置する配管の内径を上流側に位置する配管の内径に対して大きくしたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 前記第1のフランジの直径と、前記第2のフランジの直径を異ならせたことを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械。
  4. 前記排気ガス処理装置は第1の排気ガス処理部と第2の排気ガス処理部とを有し、該第1の排気ガス処理部と第2の排気ガス処理部は前記ハウスフレームに並設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建設機械。
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