JP2014145603A - 漏水推定装置及びシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よくエリア毎の漏水分布を推定できる漏水推定装置を提供する。
【解決手段】
漏水推定装置は、水道管網に設置された計測装置から収集された計測情報と、エリア内の水使用量情報とに基づいて、エリアを内包する配水ブロック内の漏水量情報を推定し、エリアにおける管路情報と、エリアにおける漏水探査・管路修繕情報と、漏水量情報とに基づいて、エリアにおける漏水の復元速度を含む復元情報を推定し、推定された復元情報に基づいて、エリアの漏水量を含む漏水分布を更に推定する。
【選択図】図1

Description

漏水推定装置、システム及び方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。この文献には、配水管路網を複数の配水ブロックに分割し、計測された圧力値と漏水量との関係式を構築して漏水係数を生成し、配水ブロックを複数のエリアに分割して各エリア毎に、管路情報を取得し、エリア毎の静水圧値を計算する静水圧計算手段と、圧力値と漏水量との関係式、静水圧値及び漏水係数を使用して、各エリア毎の漏水量を推定する技術が記載されている。
特開2009−192329号公報
しかしながら特許文献1に記載の漏水係数は、固定的であり、時間の経過と共に、配水管及び給水管の漏水可能性が高まったり、漏水量が増えたり等、変動することが考慮されていない。そのため、特許文献1に記載の技術では、漏水分布の予測精度が低い。
開示する漏水推定装置は、水道管網に設置された圧力及び流量の計測装置から計測情報を収集する計測情報収集手段と、エリア内での水使用量情報を蓄積する水使用量記憶手段と、計測情報と水使用量情報に基づき、エリアを内包する配水ブロック内の漏水量情報を推定する漏水量推定手段と、エリアにおける水道管網の延長情報を含む管路情報を蓄積する管路情報記憶手段と、エリアにおける漏水探査及び管路修繕の実施時期を含む探査・修繕情報を蓄積する探査・修繕情報記憶手段と、管路情報と、探査・修繕情報と、漏水量情報に基づいて、前記エリアにおける漏水の復元速度を含む復元情報を推定する復元情報推定手段と、復元情報に基づいて、エリアの漏水量を含む漏水分布を推定する漏水分布推定手段と、を備える。
本発明によれば、精度よくエリア毎の漏水分布を推定する漏水推定装置を提供できる。
漏水推定装置の第一の実施形態の構成例を示す図である。 漏水推定装置のハードウェアブロック図である。 漏水管理の対象となる水道管網と配水ブロック、エリアの構成を示す図である。 管路情報記憶部に記録される配水管の管路情報を示すテーブルである。 管路情報記憶部に記録される給水管の管路情報を示すテーブルである。 管路情報記憶部に記録されるエリアの構成を示すテーブルである。 探査・修繕情報記憶部に記録される漏水探査情報を示すテーブルである。 探査・修繕情報記憶部に記録される管路修繕情報を示すテーブルである。 配水ブロックおよびエリアの漏水量の推移を示す図である。 復元情報推定部の処理を示すフローチャートである。 漏水分布推定部および探査計画立案部の出力の画面表示を示す図である。 大規模漏水判定部による大規模漏水の発生の判定を説明する図である。 漏水推定装置の第一の実施形態の画面表示を示す図である。 漏水推定装置の第二の実施形態の構成例を示す図である。 漏水推定装置の第二の実施形態の画面表示を示す図である。
以下、本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施の第一の形態について、実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
図1は、漏水推定装置101の構成例を示す図である。
漏水推定装置101は、漏水量推定部110と、復元情報推定部111と、漏水分布推定部112と、探査計画立案部113と、大規模漏水判定部114と、管路情報記憶部121と、探査・修繕情報記憶部122と、計測情報記憶部123と、水使用量情報記憶部124と、コスト情報記憶部125と、復元情報記憶部131と、漏水分布記憶部132と、探査計画記憶部133と、PDA端末IF部171と、計測装置IF部172と、画面表示部173と、を有する。漏水推定装置101が管理する対象の水道管網、配水ブロックおよびエリア等構成については、図3の説明で後述する。
漏水量推定部110は、計測情報記憶部123に記録された計測情報と、水使用量情報記憶部124に記録された水使用量情報と、管路情報記憶部121に記録された管路情報を入力とし、所定の周期(例えば一日)での各配水ブロックにおける漏水量を推定し、推定した漏水量を漏水量情報として復元情報推定部111、漏水分布推定部112および大規模漏水判定部114に送信する。漏水量の推定処理は、夜間最小流量に基づく推定や、水収支計算(配水量の積算値から水使用量、その他の要因を差引くことで漏水量を推定する)など、公知の技術を用いることができる。
復元情報推定部111は、管路情報記憶部121に記録された管路情報と、探査・修繕情報記憶部122に記録された漏水探査及び管路修繕情報と、漏水量推定部110から受信した漏水量情報を入力とし、各エリアの残存漏水量及び漏水の復元速度を推定して復元情報を構成し、復元情報を復元情報記憶部131に送信する。なお、探査・修繕情報記憶部122とは、探査及び修繕情報記憶部122を意味する。
復元情報の詳細及び復元情報推定部111の処理については、図9および図10の説明にて後述する。
漏水分布推定部112は、復元情報記憶部131に記録された復元情報と、漏水量推定部110から受信した漏水量情報を入力とし、各エリアの過去および将来にわたる一定期間の漏水分布の推移を推定して漏水分布情報を構成し、漏水分布情報を漏水分布記憶部132に送信する。漏水分布情報の詳細及び漏水分布推定部112の処理については、図11の説明にて後述する。
探査計画立案部113は、漏水分布記憶部132に記録された漏水分布情報と、コスト情報記憶部125に記録されたコスト情報を入力とし、費用対効果の高い各エリアの漏水探査推奨時期を推定して探査計画情報を構成し、探査計画情報を探査計画記憶部133に送信する。探査計画情報の詳細及び探査計画立案部113の処理については、図11の説明にて後述する。
大規模漏水判定部114は、漏水分布記憶部132に記録された漏水分布情報と、漏水量推定部110から受信した漏水量情報を入力とし、各配水ブロックにおいて大規模漏水が発生しているかを判定し、判定結果(大規模漏水の有無)を大規模漏水判定情報として出力し、画面表示部173に送信する。大規模漏水判定部114の処理については、図12の説明にて後述する。
管路情報記憶部121は、漏水推定装置101が管理する対象の水道管網に関する管路情報を記録する。具体的には、図4の説明で後述する配水管の管路情報、図5の説明で後述する給水管の管路情報、図6の説明で後述するエリアの構成情報を記録する。
探査・修繕情報記憶部122は、漏水推定装置101が管理する対象の水道管網における漏水探査および管路修繕に関する情報を記録する。具体的には、図7の説明で後述する漏水探査情報、図8の説明で後述する管路修繕情報を記録する。
計測情報記憶部123は、漏水推定装置101が管理する対象の水道管網におけるセンサ計測情報を記録する。計測装置182が送信する周期、例えば1分周期での各計測装置のセンサ計測データ(圧力や流量の計測値)を時系列で記録する。
水使用量情報記憶部124は、漏水推定装置101が管理する対象の水道管網における水道利用者の水使用量情報を記録している。水道利用者は、水道管網の配水管から給水管を通して水を引入れており、その引入れ点に料金徴収のための水道メータが設置されている。水道メータで計測された水使用量は、検針員あるいは自動検針システム等により定期的に読み取られる。水使用量情報記憶部124は、このようにして収集された各水道利用者の水使用量の情報、即ち、ある水道利用者がとある期間に利用した水使用量の情報を記録する。
コスト情報記憶部125は、漏水推定装置101が管理する対象の水道管網における、漏水探査及び管路修繕に要する費用と、単位量の漏水による損失とを含むコスト情報を記録する。
ここで、漏水探査及び管路修繕の費用とは、水道管網の各エリアに対して音聴法等の手法で漏水探査を実施し、また探査で発見した漏水について管路修繕を実施する際に必要な費用である。また、単位量の漏水による損失とは、例えば1m^3の漏水を放置することによる費用である。なお、a^bはaのb乗を表すものとする。
復元情報記憶部131は、復元情報推定部111が出力した各エリアの漏水の復元情報を記録する。
漏水分布記憶部132は、漏水分布推定部112が出力した各エリアの漏水分布情報を記録する。
探査計画記憶部133は、探査計画立案部113が出力した漏水探査推奨時期に関する探査計画情報を記録する。
計測装置IF部172は、後述する計測装置182から受信した情報を計測情報記憶部123に送信し、計測情報記憶部123に新たな計測情報を追加する。
PDA端末IF部171は、後述するPDA端末181から受信した情報を探査・修繕情報記憶部122に送信し、探査・修繕情報記憶部122に記録されている漏水探査情報および管路修繕情報を追加あるいは更新する。
画面表示部173は、漏水分布記憶部132に記録された漏水分布情報、探査計画記憶部133に記録された探査計画情報および大規模漏水判定部114から受信した大規模漏水判定情報を、例えばディスプレイなどの出力装置を通じて漏水推定装置101の操作者へと提示する。具体的には図9、図11、図12、図13で説明するような形式で表やグラフを用いて提示する。
なお、漏水推定装置101に関して推定とは、漏水量推定部110の出力する漏水量情報、復元情報推定部111の出力する復元情報、漏水分布推定部112の出力する漏水分布情報、探査計画立案部113の出力する探査計画情報を計算することをさすものとする。
各計測装置182は、通信ネットワークを介して漏水推定装置101に接続されている。管理対象の水道管網に設置された流量計や圧力計などの計測装置は、計測したセンサデータを通信ネットワークを介して漏水推定装置101の計測装置IF部172へと送信する。計測装置の具体例については図3の説明で後述する。
各PDA端末181(携帯情報端末)は、通信ネットワーク等を介して漏水推定装置101に接続されている。漏水探査及び管路修繕に際して、PDA端末181は使用者の操作により漏水探査並びに管路修繕に関する情報を入力とし、当該情報を漏水推定装置101のPDA端末IF部171に送信する。
図2を参照して、漏水推定装置のハードウェア構成を説明する。
図2において、漏水推定装置101は、CPU201と、メモリ202と、メディア入出力部203と、入力部205と、通信制御部204と、表示部206と、周辺機器IF部207と、バス210とから構成されている。
CPU201は、メモリ202上のプログラムを実行する。メモリ202は、プログラム、テーブル等を一時記憶する。メディア入出力部203は、プログラム、テーブル等を保持する。
入力部205は、キーボード、マウス等である。通信制御部204は、ネットワーク220と接続されている。
表示部206は、図1の説明のディスプレイである。周辺機器IF部207は、プリンタ等のインタフェースである。
バス210は、CPU201、メモリ202、メディア入出力部203、入力部205、通信制御部204、表示部206、周辺機器IF部207を相互接続する。
図1と図2との対比から明らかなように、図1の漏水推定装置101は、CPU201がプログラムを実行することで実現している。
図3を参照して、漏水推定装置101の漏水管理の対象となる水道管網と配水ブロック、エリアの構成について説明する。図3には、水道管網へ水を供給する配水池301と、実線により配水管網が図示されている。また、水道管網中に設置された計測装置として、流量計310ないし313および圧力計321ないし324が図示されている。
配水ブロックとは、水道管網を分割する領域として設定されているもののうち、当該領域へ流出入する配水管全てについて、その流量が流量計により計測されている領域をさす。図3の例では、領域331及び332は流入管路に流量計311、及び流量計312と313が設置されており、配水ブロックとなっている。なお、配水ブロックは、DMA(District Metered Area)とも呼ばれる。
配水ブロックを更に区分し、漏水推定および漏水探査の単位として設定した領域を、エリアと呼ぶ。図3の例では、配水ブロック331はそれ単体で一つのエリアであり、配水ブロック332はエリア341ないし343の3つのエリアに区分されている。すなわち、配水ブロックは、エリアを内包する。
漏水推定装置101は、各エリアに対して、漏水量の推移、漏水探査推奨時期等を精緻に推定する。
図4を参照して、管路情報記憶部に記録される配水管の管路情報であるテーブル配水管情報400について説明する。テーブル配水管情報400は、配水管ID情報401、位置情報402、延長情報403、口径情報404、管種情報405、敷設年数情報406、埋設環境情報407、附帯物情報408を列にもつ。
図4では1つの配水管についてのみ表示しているが、テーブル配水管情報400には漏水推定装置101が管理対象とする水道管網の全配水管について、1つの配水管を1行として、可能な範囲で全ての情報を記録している。
配水管ID情報401には、全配水管の中で特定の配水管を一意に定めるIDを格納する。
位置情報402には、GIS(地理情報システム)と連携し、該当配水管の埋設された位置を特定する座標情報を格納する。
延長情報403および口径情報404には、当該配水管の延長およびに関する情報を格納する。
管種情報405には、DIP(ダクタイル鋳鉄管)、CIP(鋳鉄管)等の管種や、管の仕様(腐食防止スリーブの有無)等の情報を格納する。
敷設年数情報406には、配水管の敷設年数を記録する。あるいは埋設年度を記録し、そこから敷設年数を計算することとしてもよい。
埋設環境情報407には、土壌の腐食性評価の指標や、地下水位、配水管上の負荷(交通量等)の指標等を格納する。
附帯物情報408には、消火栓、空気弁等の附帯物の数、位置や、給水管の取り出し数等の情報を格納する。
図5を参照して、管路情報記憶部に記録される給水管の管路情報であるテーブル給水管情報500について説明する。テーブル給水管情報500は、給水管ID情報501、位置情報502、接続先配水管ID情報503、延長情報504、口径情報505、管種情報506、敷設年数情報507、埋設環境情報508を列にもつ。
図5では1つの給水管についてのみ表示しているが、テーブル給水管情報500には漏水推定装置101が管理対象とする水道管網の全給水管について、1つの給水管を1行として、可能な範囲で全ての情報を記録する。
給水管ID情報501には、全給水管の中で特定の給水管を一意に定めるIDを格納する。
位置情報502には、GIS(地理情報システム)と連携し、該当給水管の埋設された位置を特定する座標情報を格納する。
接続先配水管ID情報503には、当該給水管が接続されている配水管のIDを格納する。
延長情報403および口径情報404には、当該配水管の延長およびに関する情報を格納する。
管種情報405には、PE(ポリエチレン管)、LP(鉛管)等の管種の情報を格納する。
敷設年数情報507には、給水管の敷設年数を記録する。あるいは埋設年度を記録することとしてもよい。
埋設環境情報508には、土壌の腐食性評価の指標等を格納する。
図6を参照して、管路情報記憶部に記録されるエリアの構成であるテーブルエリア情報600について説明する。テーブルエリア情報600は、エリアID情報601、配水ブロックID情報602、地域情報603を列にもつ。
図6では2つのエリアについてのみ表示しているが、テーブルエリア情報600には漏水推定装置101が管理対象とする水道管網を区分した全エリアについて、1つのエリアを1行として全ての情報を記録する。
エリアID情報601には、全エリアの中で特定のエリアを一意に定めるIDを格納する。
配水ブロックID情報602には、当該エリアを内包する配水ブロックを一意に定めるIDを格納する。
地域情報603には、GIS(地理情報システム)と連携し、当該エリアの地理的な領域を特定する多角形の頂点座標の情報等を格納する。
地域情報603と、配水管情報400および給水管情報500の位置情報とを比較することで、特定のエリアに含まれる配水管および給水管を抽出することができる。
図7を参照して、探査・修繕情報記憶部に記録される漏水探査情報であるテーブル漏水探査情報700について説明する。テーブル漏水探査情報700は、探査ID情報701、期間情報702、対象エリア情報703を列にもつ。
図7では2つの漏水探査履歴についてのみ表示しているが、テーブル漏水探査情報700には漏水推定装置101が管理対象とする全エリアで実施した漏水探査履歴について、1つの漏水探査を1行として全ての情報を記録する。
探査ID情報701には、全探査履歴の中で特定の探査履歴を一意に定めるIDを格納する。期間情報702には、当該探査を実施した期間の情報を格納する。対象エリア情報703には、当該探査で漏水探査を実施したエリアのIDを格納する。
図8を参照して、探査・修繕情報記憶部に記録される管路修繕情報であるテーブル管路修繕情報800について説明する。テーブル管路修繕情報800は、修繕ID情報801、種別情報802、管ID情報803、位置情報804、原因情報805、防止漏水量情報806、日時情報807、探査ID情報808を列に持つ。
図8では1つの管路修繕履歴についてのみ表示しているが、テーブル管路修繕情報800には漏水推定装置101が管理対象とする配水管および給水管に対して実施した管路修繕履歴について、1つの管路修繕を1行として全ての情報を記録している。
修繕ID情報801には、全修繕履歴の中で特定の修繕履歴を一意に定めるIDを格納する。
種別情報802および管ID情報803には、当該修繕の対象が配水管か給水管か、および対象の管のID情報を格納する。
位置情報804には、GIS(地理情報システム)と連携し、当該修繕を実施した位置の情報を格納する。即ち、対象の管のどの位置に対して修繕を行ったかの情報を格納する。
原因情報805には、修繕した漏水の推定される原因の情報を格納する。例えば、経年劣化、腐食、過重、不明等として原因の情報を格納する。
防止漏水量情報806には、当該修繕の対象となった漏水の、修繕時点での漏水量(流量)を、修繕現場で見積もった結果の情報を格納する。
日時情報807には、当該修繕を実施した日時の情報を格納する。
探査ID情報808には、当該修繕の対象とした漏水を発見した漏水探査のID情報を格納する。もし対象とした漏水が、漏水探査で発見された漏水ではなく、例えば地上漏水の通報等により発見された漏水であれば、それらの発見理由を特定できるID情報を格納する。
図9を参照して、復元情報推定部の出力する復元情報および漏水分布推定部の出力する漏水分布情報について説明する。
図9は、配水ブロック331およびエリア341ないし343の漏水量の推移を示す図である。図中ではエリア341ないし343をそれぞれエリア1ないし3と標記している。
漏水量901は、漏水量推定部110の出力する配水ブロック漏水量情報のうち、過去から現在950の各時点における配水ブロック331の漏水量を示す。漏水分布推定部の出力する漏水分布情報は、各エリアの漏水量の推移からなる。この例では、積み上げ面グラフで表示しているエリア341ないし343の漏水量の推移が漏水分布情報である。例えばエリア341の漏水量は、漏水量901と漏水量902の差として表示されている。
図中、911ないし916で示した時点で、漏水防止作業(防止作業)、即ち、漏水探査と、当該漏水探査で発見された漏水に対する管路修繕が実施されている。漏水防止作業を実施することで、漏水量901は減少する。一方で、漏水防止作業を行う合間の期間では、漏水の復元により漏水量901は増加する。
漏水防止作業(911、912、913)を実施しても残る配水ブロック331の漏水量を、配水ブロック331の残存漏水量921と呼ぶ。
漏水防止作業による漏水量の減少量を、漏水防止量と呼ぶ。漏水防止作業を、エリア毎に行うことで、エリア毎の漏水防止量を推定できる。エリア343に対する防止作業911を行うことで、漏水量901の減少量961をエリア343の漏水防止量の推定値とする。同エリアに別の時期に実施した防止作業914に対しても、漏水防止量964を推定する。同様に、エリア342に対する防止作業912、915により漏水防止量962、965を、エリア341に対する防止作業913により漏水防止量963を推定する。
配水ブロック331の漏水量の復元による増加の割合は、例えば単位時間当りの漏水量の増加量として復元速度991として推定できる。復元情報推定部の出力する復元情報は、各エリアにおける、漏水復元速度および防止作業直後の残存漏水量からなる。
図10を参照して、復元情報推定部の処理を説明する。図10は、復元情報推定部の処理を示すフローチャートである。
ステップ1001において、復元情報推定部111は、管路情報記憶部121に記録された管路情報と、探査・修繕情報記憶部122に記録された漏水探査及び管路修繕情報とを受信し、また漏水量推定部110から受信した漏水量情報を受信する。
ステップ1002において、復元情報推定部111は、各エリアにおける、防止作業による漏水防止量を推定する。復元情報推定部111は、漏水探査情報700に記録された探査に対して、管路修繕情報800から当該探査で発見された漏水の修繕履歴を抽出する。復元情報推定部111は、図9にて説明したように、該当する修繕の実施前後における、当該エリアを含む配水ブロックの漏水量の減少量を計算する。復元情報推定部111は、この減少量をもって、当該探査と修繕からなる防止作業の漏水防止量と推定する。
例えば、復元情報推定部111は、漏水量901の減少量961を計算し、防止作業911による漏水防止量と推定する。
なお、復元情報推定部111は、管路修繕情報800の防止漏水量情報806に格納された個々の見積り防止漏水量を該当する修繕に関して総和をとることで、防止作業の漏水防止量と推定してもよい。
ステップ1003において、復元情報推定部111は、漏水防止量を用いて各エリアの漏水の実績復元速度を推定する。なお復元情報推定部111は、実績復元速度の推定を、2回以上の漏水防止作業の実績があり、当該防止作業に関する情報が漏水探査情報700および管路修繕情報800に記録されているエリアに対してのみ実行する。復元情報推定部111は、まず、同一エリアに対する直近2回の漏水防止作業の後において、当該2回の防止作業の合間の期間における漏水の復元量Rを、2回目(最も直近)の防止作業の漏水防止量で推定する。ただし、復元情報推定部111は、期間において、漏水探査ではなく、通報等により発見し修繕した漏水があった場合は、その漏水の漏水量も復元量Rに加算する。続いて、復元情報推定部111は、復元量を期間の長さTで割ることにより、実績復元速度Vを推定する:
V=R/T
ここで、
V: 実績復元速度[m^3/h/年]
R: 復元量[m^3/h]
T: 最も直近の防止作業から、その前回の防止作業までの期間の長さ[年]
である。
例えば、復元情報推定部111は、エリア343に対して、漏水防止量964を防止作業914と防止作業911の実施間隔の長さで割ることで実績復元速度を推定できる。
なお、この計算は、同一エリアの残存漏水量は2回の漏水防止作業後で等しいと仮定している。この仮定を修正すべき情報がある場合、復元量を補正する構成を採用してもよい。
例えば、復元情報推定部111は、図9の例において、1巡目の防止作業後の配水ブロック残存漏水量921と、2巡目の防止作業後の配水ブロック残存漏水量922に差があったとすると、配水ブロックの残存漏水量の比を各エリアの残存漏水量にも適用し、残存漏水量の変化を考慮して復元量を補正することができる。
また例えば、復元情報推定部111は、エリア内の水道管網の更新工事や、探査手法の改善により残存漏水量が減少すると期待される場合も、その効果を算定して復元量を補正してもよい。
ステップ1004において、復元情報推定部111は、エリアの管路情報、漏水探査及び管路修繕情報を説明変数とし、各エリアで推定した実績復元速度を被説明変数とする回帰式を構成する。
例えば、復元情報推定部111は、下記のような線形回帰式をあてはめ、重回帰分析により係数を推定する。
V=a0+a1×N+a2×L ・・・ (1)
ここで、
V: 復元速度[m^3/h/年]
N: エリア内の実績復元速度の推定時点において敷設年数5年以上の給水管数[−]
L: エリア内の実績復元速度の推定時点において敷設年数15年以上の配水管延長[m]
a0、a1、a2: 係数
である。
復元情報推定部111は、回帰式の構成により、係数の値に加えて、上記回帰式のあてはまり度合い(ばらつき)も推定する。
なお、回帰式の構造は上記の例に限るものではなく、回帰式で利用する説明変数の選択は、漏水推定装置101の操作者が予め設定できるものとする。説明変数には、管路情報、漏水探査及び管路修繕情報に格納された任意の情報を適当に加工して利用できる。また、線形回帰をあてはめる必要はなく、任意の非線形回帰を用いても良い。重回帰分析等、回帰式の構成方法には任意の公知の技術を利用することができる。
ステップ1005において、復元情報推定部111は、各エリアの推定時点での漏水復元速度を推定する。復元情報推定部111は、ステップ1004で構成した回帰式の説明変数に推定時点での各エリアの情報を代入して復元速度を計算することで、各エリアの漏水復元速度を推定する。
なお、ステップ1003で推定した実績復元速度のデータ数が少ない場合、ステップ1004で構成した回帰式ではなく、予め与えた固定的な推定式を利用することとしてもよい。
回帰式を用いることで、ステップ1003で実績復元速度を計算できないエリアに対しても復元速度を推定できる。また、漏水の復元には、確率的な要因が関係するため、同じエリアであっても実績復元速度にばらつきが生じる可能性があるため、回帰式を用いることでより正確な復元速度の推定が期待できる。
ステップ1006において、復元情報推定部111は、各エリアにおける、直近の防止作業直後の残存漏水量を推定する。復元情報推定部111は、各エリアの残存漏水量として、一般的に利用されている不可避漏水UARL(Unavoidable Annual Real Loss)に後述する経験的な係数sを乗じることで推定する。
UARL=(18×Lm+0.80×Nc+25×Lp)×P
ここで、
UARL: 不可避漏水[L/日]
Lm: 配水管の総延長[km]
Nc: 給水管の接続数[−]
Lp: 給水管の総延長[km]
P: 平均圧力[m]
である。
図9の防止作業911、912、913のように、配水ブロック内の全エリアに対して防止作業をほぼ同時期に行うと、残存漏水量921は各エリアの残存漏水量の総和にほぼ等しくなる。復元情報推定部111は、この時点における、各エリアaのUARLの総和と残存漏水量921(RL)の比によって、経験的な係数sを定める。
Figure 2014145603
また、先述の通り、水道管網の更新工事等、残存漏水量の減少が期待される場合にはその効果を算定して係数を補正することとしてもよい。
ステップ1007において、復元情報推定部111は、各エリアの復元速度と、各エリアの残存漏水量を復元情報として統合し、復元情報記憶部131に送信する。
上記の説明において、復元量は経過時間に比例する(R∝T)とし、その比例係数として復元速度を計算する実施例をとりあげた。復元量の経過時間への依存に対して、例えば経過時間の定数べき乗への比例(R∝T^n、ただしnは定数)などの他のモデルを用い、復元速度に代えてそのモデルのパラメータを推定する構成を採用してもよい。
なお、上記の説明では復元速度の推定は回帰式を用いた確定的な推定を行うものとした。しかし先述した通り漏水の復元は確率的な要因が関係するプロセスのため、復元情報推定部111が復元速度の確率的な推定を行うことにしてもよい。例えば、先述の式(1)の例において、Nがとある範囲、Lがとある範囲の値をとるエリアにおいて、復元情報推定部111は、復元速度Vがv0未満となる確率はx%、v0以上v1未満となる確率はy%、v1以上となる確率はz%という形式での推定を行うこととしてもよい。
このような確率的な推定を行う復元情報推定部111の構成では、ステップ1004およびステップ1005において、回帰分析ではなくベイジアンネットワークを用いた学習と推定を用いることができる。ベイジアンネットワークは公知の技術のため、詳細な説明は省略する。
図11を参照して、漏水分布推定部112および探査計画立案部113の出力および処理について説明する。図11は、配水ブロック331およびエリア341ないし343に対する漏水分布情報と探査計画情報の画面表示の例を示す。
実線1100は漏水量推定部110が推定する配水ブロック331の漏水量である。線901ないし903は漏水分布推定部112が推定した各エリアの漏水量(漏水分布)を積み上げ面グラフとして表示する境界線である。線950が推定時点を表しており、図11は漏水分布を過去および将来の一定期間に対して漏水分布の推移を表示している。また、矢印1111ないし1113は探査計画立案部113が推定した各エリアの漏水探査推奨時期を示している。
漏水分布推定部112の処理について述べる。漏水分布推定部112は、過去および将来の一定期間内の各時間tに対して、エリアaの漏水量La(t)を、下記の式により推定する:
La(t)=Ra+Va×(t−ta0)
ここで、
La(t): エリアaの漏水量[m^3/h]
Ra: エリアaの直近の防止作業後の残存漏水量[m^3/h]
Va: エリアaの漏水の復元速度[m^3/h/年]
t: 推定日(基準日からの経過年数にて)[年]
ta0: エリアaの直近の防止作業実施日(基準日からの経過年数にて)[年]
である。各エリアの漏水量の推定結果をまとめて漏水分布と呼ぶ。
なお、漏水量推定部110が推定した配水ブロックの漏水量L(t)と、漏水分布推定部112は、上記式による各エリアの漏水量(漏水分布)の総和との差が大きくなった場合に、エリアの復元速度に誤差があると判定して復元速度および漏水分布を修正するようにしてもよい。例えば、漏水分布推定部112は、次の式を最小化するように、各エリアの復元速度Vaに一律に乗じる係数kを選び、復元速度をk×Vaと修正する。
Figure 2014145603
ここで、総和の記号はそれぞれ、一定期間内の時間tに関する総和、配水ブロック内のエリアaに関する総和を表す。
ただし、kには所定の上限を設けることが望ましい。この上限については後述する大規模漏水判定部114の処理に関連する。
最後に漏水分布推定部112は、上記推定した漏水分布を漏水分布記憶部132に送信する。また、合わせて上記修正した復元速度も漏水分布記憶部132に送信し、漏水分布記憶部132に記録する。
なお、漏水分布推定部112は、定期的に上記漏水分布の推定処理を行い、最新の漏水分布を漏水分布記憶部に送信する。そのため、漏水推定装置101の利用者が表示を確認した際に、漏水推定装置101は漏水分布情報の推定結果をただちに表示できる。
ところで、復元情報推定部111において確率的な推定を行う構成を採用した場合、漏水分布推定部112でも漏水分布の確率的な推定を行うことができる。漏水分布推定部112は、先述の確率的に推定された各エリアの復元速度を用いることで、例えばエリア341、エリア342、エリア343の漏水量がそれぞれ所定の範囲内である確率はw%である、という推定を行うことができる。
先述した漏水の確率的な性質から、現実の漏水分布のうち確率の高い分布は唯一ではなく複数存在しうる。そのため、確率的な推定によって現実的かつ正確な漏水分布の推定を行うことができる。
続いて、探査計画立案部113の処理について述べる。探査計画立案部113は、各エリアに対して漏水探査及び管路修繕を行う推奨時期を推定する。復元速度Vaのエリアaにおいて、周期Tで防止作業を行う場合のコストは、例えば下記式で近似できる。
P×Va×T/2+Ca/T
ここで、
P: 単位量の漏水による損失
Ca: エリアaの防止作業(漏水探査および管路修繕)に要する費用
である。探査計画立案部113は、上記式を最小化する周期として、下記の式によりエリアaに最適な周期Taを計算する。
Ta={(2×Ca)/(P×Va)}^0.5
ここでPおよびCaの値は、コスト情報記憶部125より取得する。また、漏水分布推定部112によって補正されたVaの値は漏水分布記憶部132から取得する。
最後に探査計画立案部113は、直近の防止作業の実施時期からTa時間後の時期を、漏水探査推奨時期として探査計画記憶部133に送信する。
大規模漏水の発生の判定を示す図12を参照して、大規模漏水判定部114の処理について説明する。
大規模漏水判定部114は、漏水量推定部110から受信した配水ブロックの漏水量より、当該漏水量の増加速度を計算し、また漏水分布記憶部132から受信した当該配水ブロック内の各エリアの復元速度の和と、増加速度との差分又は比を計算する。大規模漏水判定部114は、配水ブロックの漏水量の増加速度が大きく、また復元速度の和との差分又は比が、一定の値より大きくなった場合に、大規模漏水の発生と判定し、画面表示部173に判定結果を送信する。
図12は図11と同様に、配水ブロック331およびエリア341ないし343に対する漏水分布情報の例を示す。実線1100は漏水量推定部110が推定する配水ブロック331の漏水量を示す。
線1201は判定の閾値となる増加速度を示す。漏水量1100の増加速度(傾き)がしきい値を超えたため、大規模漏水判定部114は大規模漏水の発生と判定する。
配水管からの漏水は、発生頻度が少ない一方、一端発生すると大規模な漏水となることが多い。大規模漏水判定部114の判定により、漏水推定装置101の利用者は大規模な漏水の発生をいち早く感知し、対策を行うことができる。
漏水推定装置の第一の実施形態の画面表示を示す図13を参照して、画面表示部173による画面表示例について説明する。
画面表示部173が表示する漏水分布・探査計画表示画面1301は、配水ブロック表示1302、漏水分布・探査時期グラフ表示1303、漏水分布・探査時期テーブル表示1304を有する。
画面表示部173は配水ブロック表示1302において、操作者が選択した漏水推定装置101の管理対象である配水ブロックについて、GIS(地理情報システム)と連携して、地図上に水道管網と配水ブロックおよびエリア等を表示する。この例では、配水ブロック332、エリア341ないし343と、当該配水ブロック内の流量計および圧力計を表示している。
さらに例えば、画面表示部173は、漏水分布推定部112の計算した現時点の漏水分布情報により、個々のエリアを漏水量の大小に応じて色分け表示することとしてもよい。またさらにエリアの内部でも、給水管の密度等から推定される漏水量の密度に応じて色分け表示することとしてもよい。
画面表示部173は漏水分布・探査時期グラフ表示1303において、図9、図11、図12にて説明した通り、漏水分布の推移と、漏水探査推奨時期をグラフで表示している。
また、画面表示部173は漏水分布・探査時期グラフ表示1303において、表示時点での漏水分布と、各エリアの漏水探査推奨時期をテーブル形式で表示している。
上記画面表示部173による画面表示により、漏水推定装置101の利用者は、各エリアの漏水分布情報および探査計画情報を確認し、漏水管理に活用できる。
以上、漏水推定装置101の実施の第一の形態では、漏水探査情報及び管路修繕情報を活用することで、エリア毎の漏水分布を精度よく推定することができる。
続いて、本発明の実施の第二の形態について、図面を参照しながら説明する。
図14は、第二の実施形態における漏水推定装置101の構成例を示す図である。
本実施例の漏水推定装置の、漏水量推定部110と、復元情報推定部111と、漏水分布推定部112と、探査計画立案部113と、管路情報記憶部121と、探査・修繕情報記憶部122と、計測情報記憶部123と、水使用量情報記憶部124と、コスト情報記憶部125と、復元情報記憶部131と、漏水分布記憶部132と、探査計画記憶部133と、PDA端末IF部171と、計測装置IF部172と、画面表示部173とは、実施例1のそれらと同様である。
実施例1と異なるのは、事故リスク推定部1441、漏水位置推定部1442、管網計算部1443、事故リスク記憶部1451、漏水位置記憶部1452を備える点である。
事故リスク推定部1441は、管路情報記憶部121に記録された管路情報と、探査・修繕情報記憶部122に記録された漏水探査及び管路修繕情報を入力とし、管路情報と漏水探査及び管路修繕情報を説明変数、各配水管の漏水事故発生確率を被説明変数とする回帰式を構成し、回帰式を用いて各配水管路の漏水事故発生確率を推定し、漏水事故発生確率を事故リスク情報として事故リスク記憶部1451に送信する。
ここで漏水事故発生確率とは、1年間において配水管の単位長さから漏水事故が発生する確率とする。
例えば、事故リスク推定部1441は、下記のような回帰式をあてはめ、回帰分析により係数を推定する。
A=a×t^b
ここで、
A: 漏水事故発生確率
a, b: 管種に依存した係数
t: 配水管の敷設年数
である。
なお、回帰式の構造は上記の例に限るものではなく、回帰式で利用する説明変数の選択は、漏水推定装置101の操作者が予め設定できるものとする。説明変数には、管路情報、漏水探査及び管路修繕情報に格納された任意の情報を適当に加工して利用できる。
また、回帰式の構成方法には、任意の公知の技術を利用できる。
この実施例において、復元情報推定部111は、配水管からの漏水量を除いた給水管からの漏水量のみを対象に取り扱う。具体的には、漏水の復元量の推定において、復元情報推定部111は、漏水防止量が配水管からの漏水量を含む場合、管路修繕情報の記録から配水管からの漏水防止量を差し引く処理を追加で行う。
先述の通り、配水管からの漏水は、発生頻度が少ない一方、一端発生すると大規模な漏水となることが多い。この点で給水管からの漏水と特性が異なる。そのため、本実施例では、配水管の事故リスク、給水管の漏水量を区分して取り扱うことで、漏水推定の精度を向上することができる。
漏水位置推定部1442は、漏水分布記憶部132に記録された漏水分布情報と、計測情報記憶部123に記録された計測情報とを入力とし、最適化計算を用いて各配水ブロックにおける配水管からの大規模漏水の位置を推定し、漏水位置情報として漏水位置記憶部1452に送信する。以下、漏水位置推定部1442の処理の詳細について説明する。
漏水位置推定部1442は、各配水ブロックに対して、以下の目的関数を最小化する最適化計算を解くことで大規模漏水の位置を推定する。
Figure 2014145603
ここで、総和記号は当該配水ブロック内に設置された計測装置mに対する総和を表し、
p(m): 後述する管網計算結果のうち計測装置mの計測値に対応する推定値
P(m): 計測装置mの計測値
wm: 計測装置mに関する重み係数(定数)
である。すなわち、漏水位置推定部1442は、計測情報と管網計算の結果との差が小さくなる決定変数を求める。
漏水位置推定部1442の行う最適化計算の決定変数は、配水管からの大規模漏水の位置(管網計算モデルのノード)および漏水量である。なお、大規模漏水は配水ブロック内に一つとは限らず、複数存在すると仮定する。
漏水位置推定部1442は、決定変数である大規模漏水の位置および漏水量をある値に固定すると、当該大規模漏水の漏水量に加えて、水道利用者の水使用量と、漏水分布情報で与えられる給水管の漏水量とを足しあわせ、管網計算に設定する需要量を計算する。続いて、漏水位置推定部1442は、管網計算部1443に需要量の情報を送信し、管網計算部1443から当該需要量を設定した管網計算結果の情報を受信し、受信した管網計算結果を用いて目的関数の値を計算する。
漏水位置推定部1442は、上記、決定変数を選んで固定し、目的関数の値を計算する処理を、遺伝的アルゴリズム等の最適化手法を用いて実行することで、最適化問題を解く。
漏水位置推定部1442は、最適化問題の解として得られた決定変数である、大規模漏水の位置および漏水量を、先述の通り漏水位置情報として漏水位置記憶部1452に送信する。
漏水位置推定部1442は、給水管の漏水と、配水管からの大規模漏水を区分して需要量に設定することで、配水管からの大規模漏水の位置および漏水量を正確に推定できる。
ところで、漏水位置推定部1442は、さらに事故リスク記憶部1451に記録された事故リスク情報を使用し、最適化計算での探索範囲を限定することで最適化計算を高速化することとしてもよい。
すなわち、漏水位置推定部1442は、決定変数である大規模漏水の位置を探索する際に、例えば事故リスク情報から漏水事故発生確率が所定の値より高い配水管が存在する位置のみを探索範囲とすることで、探索範囲を限定して最適化計算を解くことができる。
漏水位置推定部1442による最適化計算は、決定変数として位置(管網計算モデルのノード)という組合せ変数を有しており、大規模な最適化問題であるため一般的に計算時間が長くなる。探索範囲の限定により、計算時間が短縮できる。
管網計算部1443は、漏水推定装置101の管理対象である配水ブロックに対して、漏水位置推定部1442より管網計算に設定する需要量を受信し、当該需要量を用いた管網計算を行い、当該管網計算の結果である管網中の圧力推定値および流量推定値を漏水位置推定部1442に送信する。なお、需要量以外に管網計算に必要な情報は、管網計算部1443が保持している。管網計算は公知の技術であるため詳細な説明は省略する。
事故リスク記憶部1451は、事故リスク推定部1441が出力した各配水管の漏水事故発生確率からなる事故リスク情報を記録する。
漏水位置記憶部1452は、漏水位置推定部1442が出力した大規模漏水の漏水位置からなる漏水位置情報を記録する。
漏水推定装置の第二の実施形態の画面表示を示す図15を参照して、画面表示部173による画面表示例について説明する。
画面表示部173の表示する漏水位置推定表示画面1501は、配水ブロック表示1502、漏水分布テーブル表示1503、大規模漏水量表示1504を有する。
画面表示部173は、配水ブロック表示1502にて、第一の実施形態の配水ブロック表示1302とほぼ同様の表示を行った上で、追加で漏水位置記憶部1452に記録された大規模漏水の位置を星印1501として表示している。
画面表示部173は、漏水分布テーブル表示1503にて、第一の実施形態の漏水分布・探査時期テーブル表示1304とほぼ同様の表示を行っている。
画面表示部173は、大規模漏水量表示1504にて、漏水位置記憶部1452に記録された大規模漏水の含まれる配水ブロックと漏水量の情報をテーブル形式で表示している。
上記画面表示部173による画面表示により、漏水推定装置101の利用者は、各エリアの漏水分布情報に加えて、大規模漏水の位置および漏水量の情報を確認し、漏水管理に活用できる。
以上、漏水推定装置101の実施の第二の形態では、配水管路の漏水事故と給水管の漏水量を区分して取り扱い、また管網計算を利用した大規模漏水の位置推定を行うことで漏水分布をより精度よく推定できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 漏水推定装置
110 漏水量推定部
111 復元情報推定部
112 漏水分布推定部
113 探査計画立案部
1441 事故リスク推定部
1442 漏水位置推定部
1443 管網計算部

Claims (13)

  1. 水道管網を複数のエリアに区分して管理する漏水推定装置であって、
    前記水道管網に設置された圧力及び流量の計測装置から計測情報を収集する計測情報収集手段と、
    前記エリア内での水使用量情報を蓄積する水使用量記憶手段と、
    前記計測情報と前記水使用量情報に基づき、前記エリアを内包する配水ブロック内の漏水量情報を推定する漏水量推定手段と、
    前記エリアにおける水道管網の延長情報を含む管路情報を蓄積する管路情報記憶手段と、
    前記エリアにおける漏水探査及び管路修繕の実施時期を含む探査・修繕情報を蓄積する探査・修繕情報記憶手段と、
    前記管路情報と、前記探査・修繕情報と、前記漏水量情報に基づいて、前記エリアにおける漏水の復元速度を含む復元情報を推定する復元情報推定手段と、
    前記復元情報に基づいて、前記エリアの漏水量を含む漏水分布を推定する漏水分布推定手段と、
    を備えることを特徴とする漏水推定装置。
  2. 請求項1に記載の漏水推定装置であって、
    前記復元情報推定手段は、
    前記配水ブロックの漏水量の漏水探査及び管路修繕による減少量を算出して漏水防止量を推定し、
    前記漏水防止量と、前記漏水探査及び管路修繕の実施時期の間隔とに基づいて、前記漏水の復元速度を推定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  3. 請求項2に記載の漏水推定装置であって、
    前記漏水分布推定手段は、
    前記漏水の復元速度に基づいて、推定時点から過去および将来にわたる一定期間に対する漏水分布の推移を推定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  4. 請求項3に記載の漏水推定装置であって、
    前記復元情報推定手段は、
    前記推定されたエリアにおける復元速度を、当該エリアの前記管路情報を説明変数として近似する回帰式を算出し、
    復元速度を前記回帰式と当該エリアの管路情報から推定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  5. 請求項4に記載の漏水推定装置であって、
    前記復元情報推定手段は、前記エリアに漏水探査及び管路修繕の実施後も残る残存漏水量を、当該エリアを内包する配水ブロックの漏水量情報と、当該エリアの前記管路情報とを使用して推定し、
    前記漏水分布推定手段は、前記エリアにおける漏水分布を、前記残存漏水量と前記復元速度に基づいて推定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  6. 請求項5に記載の漏水推定装置であって、
    漏水探査及び管路修繕に要する費用と、単位量の漏水による損失とを含むコスト情報を蓄積したコスト情報記憶手段と、
    前記漏水分布推定手段が推定した前記エリア毎の漏水分布の推移と、前記コスト情報とを使用して、費用対効果の高い前記エリア毎の漏水探査推奨時期を推定する探査計画立案手段とを更に備える
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  7. 請求項2に記載の漏水推定装置であって、
    前記配水ブロックの漏水量の増加速度を計算し、前記配水ブロックに内包されるエリアの漏水分布の復元速度の和を計算し、前記復元速度の和と、前記増加速度との差分又は比を計算し、前記差分又は比が一定の値よりも大きくなった場合に、当該配水ブロック内で大規模な漏水が発生したと判定する大規模漏水判定手段を備える
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  8. 請求項5に記載の漏水推定装置であって、
    前記管路情報と、前記探査・修繕情報とに基づいて、前記水道管網のうち配水管での大規模漏水事故が発生する確率を、配水管の前記管路情報を説明変数として近似する回帰式を構成し、前記回帰式により前記配水管の事故リスク情報を算出する事故リスク推定手段を更に備え、
    前記復元情報推定手段ならびに前記漏水分布推定手段は、前記漏水量から配水管からの漏水量を除外することで前記水道管網のうち給水管からの漏水量を対象にそれぞれ前記復元情報と前記漏水分布情報を推定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  9. 請求項8に記載の漏水推定装置であって、
    水道管網中の需要量を入力として管網計算を行う管網計算手段と、
    前記管網計算手段の入力とする需要量として、水道利用者の水使用量と、前記給水管からの漏水分布と、配水管からの大規模漏水とを設定し、前記管網計算手段の出力する管網解析の結果と、前記計測情報との差が小さくなるように大規模漏水の位置および漏水量を探索する最適化計算を行って、前記大規模漏水の位置と漏水量からなる漏水位置情報を計算する漏水位置推定手段を備える
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  10. 請求項9に記載の漏水推定装置であって、
    前記漏水位置推定手段は、前記事故リスク情報を使用し、大規模漏水の位置を探索する前記最適化計算において、前記配水管の事故発生確率が所定の値より高い配水管のある位置のみを大規模漏水の位置の探索範囲とすることで、前記最適化計算の探索範囲を限定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  11. 請求項5に記載の漏水推定装置であって、
    前記復元情報推定手段は、前記回帰式の代替としてベイジアンネットワークを用いて、復元速度を確率的に推定し、
    前記漏水分布推定手段は、前記確率的に推定された復元速度を使用して、前記各エリアの漏水分布を確率的に推定する
    ことを特徴とする漏水推定装置。
  12. 請求項5に記載の漏水推定装置と、
    前記水道管網における漏水探査及び管網修繕に際して当該探査・修繕情報を入力する端末からなる漏水推定システムであって、
    前記漏水推定装置は、前記端末に入力された情報を収集し、当該情報を仕様して前記探査・修繕情報記憶手段の情報を更新する
    ことを特徴とする漏水推定システム。
  13. 水道管網を複数のエリアに区分して管理する漏水推定方法であって、
    漏水推定装置が、
    前記水道管網に設置された圧力及び流量の計測装置から計測情報を収集し、
    前記計測情報と前記エリア内での水使用量情報に基づき、前記エリアを内包する配水ブロック内の漏水量情報を推定し、
    前記エリアにおける水道管網の延長情報を含む管路情報と、前記エリアにおける漏水探査及び管路修繕の実施時期を含む探査・修繕情報と、前記漏水量情報を使用して、前記エリアにおける漏水の復元速度を含む復元情報を推定し、
    前記復元情報を使用して、前記エリアの漏水量を含む漏水分布を推定する
    ことを特徴とする漏水推定方法。
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