JP2014141254A - 車両接近通報装置及び車両接近通報装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両10の車速を検出する車速検出手段8と、車両10の変速操作を検出する変速検出手段6とを設ける。また、車速検出手段8で検出された車速の大きさに応じて、接近通報音を発音する第一発音手段2を設ける。さらに、変速検出手段6で検出された変速操作の入力パターンに基づき、接近通報音とは異なる検査専用音を発音する第二発音手段3を設ける。
【選択図】図1
Description
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
前記接近通報音は、前記車両の接近を周囲に想起させる連続音であり、例えばエンジン音を模擬した音であることが好ましい。一方、前記検査専用音は、音量,音程,音色の少なくとも一つが前記接近通報音とは相違し、前記接近通報音から識別される連続音又は間欠音であって、例えばビープ音やブザー音等の電子音やメロディ音としてもよい。
(3)また、前記第二発音手段が、前記第一発音手段よりも優先して前記発音を実施することが好ましい。
(5)また、開示の車両接近通報装置の制御方法は、車両に搭載される接近通報装置の制御方法であって、前記車両の車速を検出し、前記車両の変速操作を検出し、前記車速の大きさに応じて前記接近通報装置に接近通報音を発音させるとともに、前記変速操作の入力パターンに基づいて前記接近通報装置に前記接近通報音とは異なる検査専用音を発音させることを特徴としている。
本実施形態の車両接近通報装置は、図1に示す車両10に適用される。この車両10は、走行用バッテリの電力で電動モータを駆動源として走行する電気自動車であり、その内部には車両接近通報ECU1が備えられる。車両接近通報ECU1は、周知のマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイス又は組み込み電子デバイスであり、車両10の接近を周囲に通報(報知)するための車両接近通報制御を実施する電子制御装置である。車両接近通報ECU1には、スピーカ4,スタートスイッチ5,シフトポジションセンサ6,ブレーキスイッチ7及び車輪速センサ8が接続される。
上記のシフトポジションセンサ6,ブレーキスイッチ7及び車輪速センサ8で検出された操作位置SPの情報やブレーキ操作の有無を示す信号BR,車速Vの情報は、車両接近通報ECU1に伝達される。
車両接近通報ECU1は、二種類の制御を実施する。
第一の制御は、車両10の外部に対してスピーカ4から接近通報音を発音する制御である。接近通報音とは、車両10の接近を周囲に気付かせるための音(車両の接近を周囲に想起させる音)であり、例えば一般のエンジン音を模擬した音色の連続音である。また、接近通報音の音量は一般的に、通常のエンジンの音量以下の音量に設定される。
以下、接近通報音を発音するための条件のことを通報音条件と呼ぶ。接近通報音は、通報音条件の成立時に発音され、通報音条件の非成立時にその発音が停止される。
通常発音制御部2(第一発音手段)は、通報音条件の成立時に、車速Vの大きさに応じて接近通報音を発音するものである。通報音条件は、電動モータが車両10を駆動している状態であって、車速Vが所定速度未満であること(車速Vが所定範囲内であること)とされる。
このように、通常発音制御部2は、車両10が比較的低速で走行している状態ではスピーカ4から接近通報音を発音させ、車両10が接近していることを周囲に知らしめるように機能する。
(1)車両接近通報ECU1の起動時からの経過時間が所定時間X以内である
(2)車速Vが0[km/h]である
(3)ブレーキスイッチ7の出力信号がオン信号(BR=1)である
(4)シフトレバーの操作位置SPがパーキング(P)以外の位置である
なお、車両接近通報ECU1の起動時からの経過時間が所定時間Xを超えると条件(1)が不成立となるため、その後第一検査音開始条件が成立することはない。
(5)第一検査音開始条件の成立時からの経過時間が第二所定時間Y以内である
(6)上記の(2), (3)の成立中にシフトレバーがP位置とP位置以外との間で
交互に三回操作される
(7)電動モータが起動していない(スタートスイッチ5がオフ操作)
(8)検査音の発音開始時からの経過時間が第三所定時間Z以上である
(9)車速Vが0[km/h]でない(例えば、車両が走行を開始した)
このとき、検査専用音は第一検査音開始条件及び第二検査音開始条件が成立しない限り発音されない。一方、これらの条件が成立すると、検査専用音を発音する制御が優先され、スピーカ4から検査専用音が発音されることになる。
言い換えると、検査専用音は、第一検査音開始条件が成立してから所定時間が経過するまでの間でのみ発音され、少なくとも車両10の起動時から時間X+Y+Zが経過した後には発音されない。
ステップA20では、第一条件判定部3aにおいて、タイマーT1による計時が開始される。すでにタイマーT1による計時が始まっている場合には、その値が積算されてカウントが継続される。条件(1)に係る経過時間は、このタイマーT1によって計測される。
ステップA90では、検査発音制御部3から発音信号が出力され、スピーカ4から検査専用音が発音される。また、続くステップA100では、第二条件判定部3bにおいて、条件(7)〜(9)が成立するか否かが判定される。
したがって、車両10の起動後しばらくの間は常に第一検査音開始条件や第二検査音開始条件の判定がなされ、これらの条件が成立した場合には検査専用音の発音が接近通報音の発音に優先される。
上記の車両接近通報装置では、第一検査音開始条件及び第二検査音開始条件の成立時に、通常の接近通報音とは異なる検査専用音を発音させる制御が実施される。したがって、車両接近通報ECU1に検査機能を付与することができ、結線状態や車両接近通報ECU1の動作を容易に確認することができる。また、接近通報音とは異なる任意の音を検査専用音として設定することが可能となり、検査者が音を容易に確認及び識別することができる。さらに、検査専用音を発音するための条件と接近通報音を発音するための条件とが相違するため、検査時にのみ検査専用音を発音させることができる。
さらに、接近通報音の発音よりも優先的に検査専用音の発音が制御されるため、確実に検査による動作確認をすることができ、製品検査の作業性を向上させることができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、車速V,ブレーキペダルの踏み込み操作及びシフトレバーの操作の組み合わせを用いて検査専用音の発音の開始条件を判定するものを例示したが、具体的な条件の設定手法はこれに限定されない。以下の制動操作のパターン,車速パターンに基づく条件判定例を示す。
図4(a)に示す車両接近通報ECU1は、上述のブレーキスイッチ7及び車輪速センサ8と、駐車ブレーキスイッチ9とが接続されたものである。なお、上述の実施形態と同一の要素に関しては同一の符号を付して説明を省略する。
(10)車速Vが0[km/h]である
(11)駐車ブレーキレバーが引き上げられている
(12)上記の(10),(11)の成立中かつ所定時間内に
ブレーキペダルが三回踏み込まれる
より簡便な構成として、図4(b)に示す車両接近通報ECU1は、車輪速センサ8のみが接続されたものである。ここでは、検査発音制御部3の第一条件判定部3aで判定される第一検査音開始条件として以下の条件(13)が設定され、第二検査音開始条件として以下の条件(14)が設定される。
(13)車速Vが0[km/h]である
(14)車速Vが所定の変動パターンを示す
なお、官能検査時には図4(b)中に示すように、検査用の走行台11の上で車輪を回転させて、車輪速に対応する車速Vを車輪速センサ8から出力させればよい。または、検査用のテスター等を接続して車両接近通報ECU1に模擬車速信号を入力してもよい。このような車両接近通報ECU1においても、車速Vの入力パターンに基づいて検査専用音を発音させることが可能となり、官能検査の作業性を向上させることが可能となる。
検査専用音を発音させるための条件判定に係る操作入力は、通常の運転操作時に入力されない(又は入力されにくい)ものであれば任意に設定することができる。一方、通常発音制御部2で実施される接近通報音の制御との関連性が希薄なパラメータ(例えば、アクセル操作量や操舵角といったパラメータ)を用いたのでは、車両接近通報ECU1に係る入出力装置の結線状態を確認できない。
2 通常発音制御部(第一発音手段)
3 検査発音制御部(第二発音手段)
3a 第一条件判定部
3b 第二条件判定部
4 スピーカ
5 スタートスイッチ
6 シフトポジションセンサ(変速検出手段)
7 ブレーキスイッチ(制動検出手段)
8 車輪速センサ(車速検出手段)
9 駐車ブレーキスイッチ(制動検出手段)
10 車両
Claims (5)
- 車両の車速を検出する車速検出手段と、
前記車両の変速操作を検出する変速検出手段と、
前記車速検出手段で検出された前記車速の大きさに応じて、接近通報音を発音する第一発音手段と、
前記変速検出手段で検出された前記変速操作の入力パターンに基づき、前記接近通報音とは異なる検査専用音を発音する第二発音手段と
を備えたことを特徴とする、車両接近通報装置。 - 前記検査専用音を発音するための入力パターンの受付時間を、前記車両の起動時から所定時間が経過するまでの間とする
ことを特徴とする、請求項1記載の車両接近通報装置。 - 前記第二発音手段が、前記第一発音手段よりも優先して前記発音を実施する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両接近通報装置。 - 前記第二発音手段に接続され、前記車速検出手段で検出される前記車速を模擬した模擬車速信号を出力する外部検査手段を備え、
前記第二発音手段が、前記模擬車速信号の入力パターンに基づき、前記検査専用音を発音する
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両接近通報装置。 - 車両に搭載される接近通報装置の制御方法であって、
前記車両の車速を検出し、
前記車両の変速操作を検出し、
前記車速の大きさに応じて前記接近通報装置に接近通報音を発音させるとともに、
前記変速操作の入力パターンに基づいて前記接近通報装置に前記接近通報音とは異なる検査専用音を発音させる
ことを特徴とする、車両接近通報装置の制御方法。
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