JP2014126284A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却器として機能する熱交換器の性能低下を低減することができる冷凍装置の提供。
【解決手段】空気調和機は、圧縮機構と、第1熱交換器と、第2中間冷媒管と、を備える。圧縮機構は、低段圧縮部と低段圧縮部と直列に接続される高段圧縮部とを有する。第1熱交換器は、熱交換部と、第1左側ヘッダ42とを有する。熱交換部は、冷媒が分岐して流れる複数のパスを有する。第1左側ヘッダ42は、複数のパスに共通する。また、第1熱交換器は、低段圧縮部と高段圧縮部との間の中間圧冷媒を冷却する冷却器として機能する。第2中間冷媒管は、第1左側ヘッダ42に接続される。さらに、第2中間冷媒管の第1左側ヘッダ42との接続部83の先端部85は、その内面の開口面積が徐々に拡大するテーパ形状に形成されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
従来より、低圧冷媒を圧縮して中間圧冷媒にする低段圧縮部と中間圧冷媒を圧縮して高圧冷媒にする高段圧縮部とを有する圧縮機構と、低段圧縮部と高段圧縮部との間の中間圧冷媒を冷却する手段と、を備える冷凍装置がある。
例えば、特許文献1(特開2009−133581号公報)に開示されている冷凍装置は、熱源ユニットとして、熱源側熱交換器と中間冷却器とを備えており、冷房運転時には、熱源側熱交換器がガスクーラとして機能し、中間冷却器が低段圧縮部に相当する低段側の圧縮要素から吐出され高段圧縮部に相当する高段側の圧縮要素に吸入される中間圧冷媒を冷却する冷却器として機能する。そして、この冷凍装置では、圧縮途中の中間圧冷媒を冷却することにより、冷凍装置の運転効率を高めている。
ところで、低段圧縮部と高段圧縮部との間の中間圧冷媒を冷却する冷却器として用いられる熱交換器における冷媒の圧力損失が大きくなることで、熱交換器の性能が低下するという問題がある。
そこで、本発明の課題は、冷却器として機能する熱交換器の性能低下を低減することができる冷凍装置を提供することある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置は、圧縮機構と、熱交換器と、配管と、を備える。圧縮機構は、低段圧縮部と、低段圧縮部と直列に接続される高段圧縮部と、を有する。熱交換器は、熱交換部と、冷媒ヘッダと、を有する。熱交換部は、冷媒が分岐して流れる複数のパスを有する。冷媒ヘッダは、複数のパスに共通する。また、熱交換器は、低段圧縮部と高段圧縮部との間の中間圧冷媒を冷却する冷却器として機能する。配管は、冷媒ヘッダに接続される。さらに、配管の冷媒ヘッダとの接続部の先端部は、その内面の開口面積が徐々に拡大するテーパ形状に形成されている。
本発明の第1観点に係る冷凍装置では、配管の冷媒ヘッダとの接続部の先端部は、その内面の開口面積が徐々に拡大するテーパ形状に形成されている。このため、配管の冷媒ヘッダとの接続部分の穴径を大きくすることができる。したがって、この冷凍装置では、配管と冷媒ヘッダとの接続部分における冷媒の圧力損失を低減することができる。
これによって、冷却器として機能する熱交換器の性能低下を低減することができる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置は、第1観点の冷凍装置において、冷媒ヘッダは、開口部を有する。開口部には、配管を接続するための開口が形成される。また、開口部は、先端部の先端が突き当たる突き当て面を含む。このため、配管を冷媒ヘッダに接続する際に、配管の位置決めを容易にすることができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置は、第2観点の冷凍装置において、先端部は、開口部の仮想外面よりも内側に位置する。このため、冷媒ヘッダの耐圧強度の低下を低減することができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置は、第1観点から第3観点のいずれかの冷凍装置において、先端部のテーパ先端縁は、突き当て面に形成されている開口縁と一致する、又は、開口縁よりも外側に位置する。このため、テーパ先端縁が冷媒ヘッダの開口縁よりも内側にある場合と比較して、冷媒の流れの抵抗になり難くなる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置は、第1観点から第4観点の冷凍装置において、冷媒ヘッダ側から配管側に向かって冷媒が流れる。このため、熱交換器の出口側における冷媒の圧力損失を低減することができる。
本発明の第6観点に係る冷凍装置は、第1観点から第5観点のいずれかの冷凍装置において、熱交換器が蒸発器として機能する場合には、配管側から冷媒ヘッダ側に向かって二相冷媒が流れる。この冷凍装置では、熱交換器を蒸発器として機能させることができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置では、冷却器として機能する熱交換器の性能低下を低減することができる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置では、配管を冷媒ヘッダに接続する際に、配管の位置決めを容易にすることができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置では、冷媒ヘッダの耐圧強度の低下を低減することができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置では、冷媒の流れの抵抗になり難くなる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置では、熱交換器の出口側における冷媒の圧力損失を低減することができる。
本発明の第6観点に係る冷凍装置では、熱交換器を蒸発器として機能させることができる。
本発明に係る冷凍装置の概略冷媒回路図。 熱交換ユニットの模式図。 第1熱交換器における冷媒の流れを説明するための図。 第1熱交換器の上面図。 水平方向に切断した第1右側ヘッダ周辺の部分断面図。 水平方向に切断した第1左側ヘッダ周辺の部分断面図。 第2熱交換器における冷媒の流れを説明するための図。 第2熱交換器の上面図。 水平方向に切断した第2左側ヘッダ周辺の部分断面図。 水平方向に切断したリターンヘッダ周辺の部分断面図。 リターンヘッダの模式図。 第1左側ヘッダの部分断面図。 第1熱交換器の下部周辺の部分断面図。 第1熱交換器の下部周辺の部分断面図。 第1熱交換器の下部周辺の断面を、側方から見た図。 冷房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒圧力−エンタルピ線図。 冷房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒温度−エントロピ線図。 暖房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒圧力−エンタルピ線図。 暖房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒温度−エントロピ線図。 比較例に係る配管継手を説明するための図。 本発明及び比較例に係る配管継手が用いられた際の第1熱交換器全体の圧力損失に対する配管継手の占める圧力損失の割合を示す図。 変形例Aに係る配管継手を説明するための図。
以下、図面に基づいて、本発明に係る冷凍装置の一例としての空気調和機90の実施形態について説明する。
(1)空気調和機の構成
図1は、本発明に係る熱交換ユニット94を含む冷凍装置の一例としての空気調和機90の概略構成図である。
空気調和機90は、冷房運転と暖房運転とを切換可能に構成された冷媒回路10を有し、超臨界域で作動する冷媒(本実施形態では、二酸化炭素)を使用して二段圧縮式冷凍サイクルを行う装置である。
空気調和機90の冷媒回路10は、主として、圧縮機構92と、切換機構93と、熱交換ユニット94(第1熱交換器40及び第2熱交換器60)と、膨張機構95と、利用側熱交換器96とを有している。以下、冷媒回路10の構成要素について説明する。
(2)冷媒回路の構成要素
(2−1)圧縮機構
圧縮機構92は、2つの圧縮要素で冷媒を二段圧縮する圧縮機から構成されている。具体的には、圧縮機構92は、ケーシング21内に、圧縮機構駆動モータ22と、駆動軸23と、低段圧縮部92aと、高段圧縮部92bとが収容された密閉式構造となっている。
圧縮機構駆動モータ22は、駆動軸23に連結されている。また、駆動軸23は、低段圧縮部92aと高段圧縮部92bとに連結されている。すなわち、圧縮機構92は、低段圧縮部92aと高段圧縮部92bとが単一の駆動軸23に連結されており、低段圧縮部92aと高段圧縮部92bとがともに圧縮機構駆動モータ22によって回転駆動される、いわゆる一軸二段圧縮構造となっている。
低段圧縮部92a及び高段圧縮部92bは、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素であって、高段圧縮部92bと低段圧縮部92aとが直列に接続されている。そして、圧縮機構92は、吸入管11から冷媒を吸入し、この吸入された冷媒を、低段圧縮部92aによって圧縮した後に中間冷媒管15に吐出し、中間冷媒管15に吐出された冷媒を、高段圧縮部92bに吸入させて冷媒をさらに圧縮した後に吐出管12に吐出するように構成されている。
ここで、中間冷媒管15とは、低段圧縮部92aで圧縮されて吐出された冷媒を、高段圧縮部92bに吸入させるための冷媒管である。また、吐出管12は、圧縮機構92から吐出された冷媒を切換機構93に送るための冷媒管である。そして、吐出管12には、油分離機構30と、逆止機構32とが設けられている。
油分離機構30は、圧縮機構92から吐出される冷媒に同伴する冷凍機油を冷媒から分離して圧縮機構92の吸入側へ戻す機構である。油分離機構30は、主として、圧縮機構92から吐出される冷媒に同伴する冷凍機油を冷媒から分離する油分離器31aと、油分離器31aに接続されており冷媒から分離された冷凍機油を吸入管11に戻す油戻し管31bと、を有している。油戻し管31bには、冷凍機油を減圧する減圧機構31cが設けられている。本実施形態の減圧機構31cとしては、キャピラリチューブが使用されている。逆止機構32は、圧縮機構92の吐出側から切換機構93への冷媒の流れを許容し、かつ、切換機構93から圧縮機構92の吐出側への冷媒の流れを遮断するための機構であり、本実施形態では逆止弁が使用されている。
このように、圧縮機構92は、2つの圧縮要素92a,92bを有しており、これらの圧縮要素92a,92bのうちの前段側の低段圧縮部92aで圧縮した冷媒を後段側の高段圧縮部92bでさらに圧縮するように構成されている。
なお、圧縮機構92としては、本実施形態のような1台の一軸二段圧縮構造の圧縮機構に限定されるものではなく、三段圧縮式等のような二段圧縮式よりも多段の圧縮機構であってもよいし、また、単一の圧縮要素が組み込まれた圧縮機及び/又は複数の圧縮要素が組み込まれた圧縮機を複数台直列に接続することで多段の圧縮機構を構成してもよいし、さらに、多段圧縮式の圧縮機を2系統以上並列に接続した並列多段圧縮式の圧縮機構であってもよい。
(2−2)切換機構
切換機構93は、冷媒回路10内における冷媒の流れ方向を切り換えるための機構である。切換機構93は、圧縮機構92の吸入側、圧縮機構92の吐出側、第2熱交換器60及び利用側熱交換器96に接続された四路切換弁である。切換機構93は、冷房運転時には、圧縮機構92の吐出側と第2熱交換器60とを接続すると共に、圧縮機構92の吸入側と利用側熱交換器96とを接続する(図1の切換機構93の実線を参照)。他方、切換機構93は、暖房運転時には、圧縮機構92の吐出側と利用側熱交換器96とを接続すると共に、圧縮機構92の吸入側と第2熱交換器60とを接続する(図1の切換機構93の破線を参照)ことが可能である。
このように、切換機構93は、圧縮機構92(高段圧縮部92b)で圧縮された冷媒の流れを切り換えることによって、冷房運転と暖房運転とを切換可能に構成されている。
なお、切換機構93は、四路切換弁に限定されるものではなく、例えば、複数の電磁弁を組み合わせる等によって、上述と同様に冷媒の流れの方向を切り換える機能を有するように構成したものであってもよい。
(2−3)熱交換ユニット
図2は、熱交換ユニット94の模式図である。なお、図2では、第1熱交換器40が冷却器として機能し第2熱交換器60が放熱器として機能するときの冷媒の流れ方向を矢印で示している。
熱交換ユニット94は、複数の熱交換器(本実施形態では、第1熱交換器40及び第2熱交換器60)を有している。また、熱交換ユニット94には、内部を流れる冷媒と熱交換を行う冷却源あるいは加熱源としての水や空気(本実施形態では、空気)が供給される。
第1熱交換器40は、中間冷媒管15に設けられている。そして、第1熱交換器40は、一端が低段圧縮部92aに接続されており、他端が高段圧縮部92bに接続されている。また、第2熱交換器60は、一端が切換機構93に接続されており、他端が膨張機構95に接続されている。
冷房運転時には、第1熱交換器40は、圧縮途中の冷媒(中間圧冷媒)を冷やすインタークーラとして機能し、第2熱交換器60は、高圧の冷媒を冷やすガスクーラとして機能する。具体的には、冷房運転時には、第1熱交換器40は、前段側の低段圧縮部92aで圧縮されて後段側の高段圧縮部92bに吸入される冷凍サイクルにおける中間圧冷媒の冷却器として機能する。また、第2熱交換器60は、冷房運転時には、圧縮機構92(具体的には、低段圧縮部92a及び高段圧縮部92b)で圧縮された冷媒の放熱器として機能する。
また、暖房運転時には、第1熱交換器40及び第2熱交換器60は、低圧の冷媒の蒸発器として機能する。具体的には、暖房運転時には、第1熱交換器40及び第2熱交換器60は、圧縮機構92(低段圧縮部92a及び高段圧縮部92b)で圧縮され、利用側熱交換器96で放熱された冷媒の蒸発器として機能する。すなわち、暖房運転時には、第1熱交換器40は、低段圧縮部92aで圧縮された中間圧冷媒の冷却器としては機能せず、第2熱交換器60と共に膨張機構95で減圧された冷媒の蒸発器として機能する。
ところで、図1に示すように、第2熱交換器60と切換機構93とは、第1冷媒管13で接続されており、第2熱交換器60と膨張機構95とは、第2冷媒管14で接続されている。また、中間冷媒管15には、第1熱交換器40の他に、第1電磁弁99と、第2逆止機構97と、第3電磁弁98とが設けられている。第1電磁弁99及び第3電磁弁98は、冷房運転時にのみ、第1熱交換器40を低段圧縮部92aで圧縮された中間圧冷媒の冷却器として機能させるために、開閉制御が行われる弁である。第2逆止機構97は、第1熱交換器40側から高段圧縮部92b側への冷媒の流れを許容し、かつ、高段圧縮部92b側から第1熱交換器40側への冷媒の流れを遮断するための機構であり、本実施形態では逆止弁が使用されている。
また、中間冷媒管15は、第1中間冷媒管15aと、第2中間冷媒管15bと、第3中間冷媒管15cと、を有している。第1中間冷媒管15aは、圧縮機構92の低段圧縮部92aの吐出側と、第1熱交換器40の一端(冷房運転時における冷媒の入口側)と、を接続している冷媒管である。また、第1中間冷媒管15aには、第1電磁弁99が設けられている。第2中間冷媒管15bは、第1熱交換器40の他端と、圧縮機構92の高段圧縮部92bの吸入側と、を接続している冷媒管である。また、第2中間冷媒管15bには、第2逆止機構97が設けられている。第3中間冷媒管15cは、第1熱交換器40を迂回するように、第1中間冷媒管15aと第2中間冷媒管15bとを接続している冷媒管である。そして、第3中間冷媒管15cには、第3電磁弁98が設けられている。
さらに、中間冷媒管15には、第1戻し管16と、第2戻し管17と、が接続されている。第1戻し管16は、第2冷媒管14と、第2中間冷媒管15bのうち第2逆止機構97と第1熱交換器40との間の部分と、を接続している。そして、第1戻し管16には、開閉制御が可能な第1戻し弁19が設けられている。第1戻し管16は、暖房運転時に、利用側熱交換器96から膨張機構95を介して第2熱交換器60に向かって流れる冷媒の一部を、第1熱交換器40に流すことが可能な冷媒管である。第2戻し管17は、第1中間冷媒管15aのうち、第1熱交換器40と第1電磁弁99との間の部分と、吸入管11と、を接続している。そして、第2戻し管17には、開閉制御が可能な第2戻し弁18が設けられている。第2戻し管17は、暖房運転時に、第1熱交換器40で熱交換が行われた冷媒を吸入管11に戻すことが可能な冷媒管である。
(2−4)膨張機構
膨張機構95は、冷媒を減圧する機構であり、本実施形態では電動膨張弁が使用されている。膨張機構95は、一端が第2熱交換器60に接続され、他端が利用側熱交換器96に接続されている。そして、膨張機構95は、冷房運転時には第2熱交換器60において放熱された高圧の冷媒を利用側熱交換器96に送る前に減圧し、暖房運転時には、利用側熱交換器96において放熱された高圧の冷媒を第1熱交換器40及び第2熱交換器60に送る前に減圧する。
(2−5)利用側熱交換器
利用側熱交換器96は、冷媒の蒸発器又は放熱器として機能する熱交換器である。利用側熱交換器96は、一端が膨張機構95に接続されており、他端が切換機構93に接続されている。なお、利用側熱交換器96には、利用側熱交換器96を流れる冷媒と熱交換を行う加熱源又は冷却源としての水や空気が供給されるようになっている。
(3)熱交換ユニットの構成
熱交換ユニット94は、第1熱交換器40の上方に第2熱交換器60が積み上げられて固定された2段構造を有している。以下に、第1熱交換器40及び第2熱交換器60の詳細構成について説明する。
(3−1)第1熱交換器
図3は、第1熱交換器40の概略構成図である。図4は、第1熱交換器40の上面図である。図5は、第1右側ヘッダ43周辺の部分断面図である。図6は、第1左側ヘッダ42周辺の部分断面図である。なお、図3では、第1波形フィン45を省略している。また、図3、図5及び図6では、冷房運転時における第1熱交換器40の冷媒の流れ方向を矢印で示している。
第1熱交換器40は、いわゆるマイクロチャンネル2列熱交換器であって、2つの第1熱交換部41と、2つの第1右側ヘッダ43と、2つの第1左側ヘッダ42とを有している。
(3−1−1)第1熱交換部
第1熱交換部41は、複数の第1扁平管44と、各第1扁平管44の間に配置される第1波形フィン45とを有しており、冷媒が分岐して流れる複数のパスが形成されている。第1扁平管44は、第1左側ヘッダ42及び第1右側ヘッダ43の長手方向に垂直な方向に細長く延びる板状の金属(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金)製の管部材である。そして、複数の第1扁平管44は、各々が所定の間隔を空けるように、上下方向に並んで配置されている。また、第1扁平管44には、その長手方向に貫通するように、冷媒を流通させるための複数の冷媒流路穴44aが形成されている。
第1波形フィン45は、波形形状を有する金属(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金)製の伝熱フィンである。第1波形フィン45は、各第1扁平管44の間に配置されており、第1扁平管44の長手方向に沿って、山部分と谷部分とが形成されるように波形に折り曲げられて構成されている。なお、第1扁平管44と第1波形フィン45との接触箇所は、ロウ付け等によって接合されている。
(3−1−2)第1右側ヘッダ及び第1左側ヘッダ
第1右側ヘッダ43及び第1左側ヘッダ42は、第1熱交換部41の複数のパスに共通しており、互いに離間して、かつ、各々が鉛直方向に延びるように配置されている。また、第1右側ヘッダ43及び第1左側ヘッダ42は、基礎部材46a,46bと、連結部47と、を有している。
基礎部材46a,46bは、金属(具体的には、アルミニウムやアルミニウム合金等)製の部材であって、図5及び図6に示すように、円筒部46aa,46baと、固定部46ab,46bbとを有する。円筒部46aa,46baは、円筒形状の部分であって、第1右側ヘッダ43及び第1左側ヘッダ42の長手方向に沿って延びている。また、円筒部46aa,46baは、内部に、冷媒を流通させるための冷媒流路48a,48bが形成されている。冷媒流路48a,48bは、円筒部46aa,46baの長手方向に沿って延びている。固定部46ab,46bbは、円筒部46aa,46baの側壁と一体に繋がる略矩形形状の部分である。固定部46ab,46bbには、第1扁平管44の冷媒流路穴44aに連通する連通孔48aa,48baが複数設けられており、第1扁平管44の複数の冷媒流路穴44aと円筒部46aa,46baの冷媒流路48a,48bとは、連通孔48aa,48baを介して連通している。
連結部47は、スペーサ部材47aと、固定部材47bと、保持部材47cと、を有している。スペーサ部材47aは、固定部46ab,46bbに接触するように配置される。固定部材47bは、スペーサ部材47aの第1扁平管44側の面に接触するように配置されている。保持部材47cは、固定部46ab,46bb、スペーサ部材47a及び固定部材47bを、円筒部46aa,46baから遠い側から取り囲むように配置されている。
さらに、第1右側ヘッダ43の上部、及び、第1左側ヘッダ42の下部には、冷媒を第1熱交換器40に流入させるため、又は、冷媒を第1熱交換器40から外に流出させるための配管(具体的には、第1中間冷媒管15a及び第2中間冷媒管15b)を接続するための開口49a,49bが形成されている。なお、開口49a,49bの詳細については、後述する。また、第1右側ヘッダ43及び第1左側ヘッダ42と当該配管とは、後述する配管継手80を介して接続されている。
(3−1−3)第1熱交換器における冷媒の流れ
冷房運転時においては、図3に示すように、第1右側ヘッダ43から第1左側ヘッダ42へと冷媒が流れる。より詳しくは、圧縮機構92の前端側の低段圧縮部92aから吐出された中間圧冷媒は、第1右側ヘッダ43の開口49aを介して、第1右側ヘッダ43の冷媒流路48aに流入する。そして、第1右側ヘッダ43の冷媒流路48aに流入した冷媒は、複数の第1扁平管44に分流され、さらに、各第1扁平管44に形成される複数の冷媒流路穴44aに分配されて、第1左側ヘッダ42に形成される冷媒流路48bへと流れていく。このとき、中間圧冷媒は、外を通過する通過空気Aと熱交換を行うことによって放熱されて冷却されていく。そして、第1左側ヘッダ42の冷媒流路48bに流入した冷媒は、第1左側ヘッダ42に形成される開口49bを介して後段側の高段圧縮部92bへと流れていく。
また、暖房運転時においては、第1左側ヘッダ42から第1右側ヘッダ43へと冷媒が流れる。より詳しくは、膨張機構95から第1戻し管16を通じて流れてきた低圧の二相状態の冷媒は、第1左側ヘッダ42の開口49bを介して、第1左側ヘッダ42の冷媒流路48bに流入する。第1左側ヘッダ42の冷媒流路48bに流入した冷媒は、複数の第1扁平管44に分流され、さらに、各第1扁平管44に形成される複数の冷媒流路穴44aに分配されて、第1右側ヘッダ43に形成される冷媒流路48aへと流れていく。このとき、低圧の二相状態の冷媒は、外を通過する通過空気Aと熱交換を行うことによって加熱されて蒸発されていく。そして、第1右側ヘッダ43の冷媒流路48aに流入した冷媒は、第1右側ヘッダ43に形成される開口49aを介して圧縮機構92の吸入側へと流れていく。
(3−2)第2熱交換器
図7は、第2熱交換器60の概略構成図である。図8は、第2熱交換器60の上面図である。図9は、第2左側ヘッダ62a,62b周辺の部分断面図である。図10は、リターンヘッダ63周辺の部分断面図である。図11は、リターンヘッダ63の各構成部品の配置を説明するための図である。なお、図7では、第2波形フィン65a,65bを省略している。また、図7及び図10では、冷房運転時における第2熱交換器60の冷媒の流れ方向を矢印で示している。
第2熱交換器60は、いわゆるマイクロチャンネル熱交換器であって、第2熱交換部61と、2つの第2左側ヘッダ62a,62bと、リターンヘッダ63と、を有している。
(3−2−1)第2熱交換部
第2熱交換部61は、複数の第2扁平管64a,64bと、各第2扁平管64a,64bの間に配置される第2波形フィン65a,65bと、を有している。
第2扁平管64a,64bは、第2左側ヘッダ62a,62bの長手方向に垂直な方向に細長く延びる板状の金属(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金)製の管部材である。そして、複数の第2扁平管64a,64bは、各々が所定の間隔を空けるように、上下方向に並んで配置されている。また、第2扁平管64a,64bには、その長手方向に貫通するように、冷媒を流通させるための複数の冷媒流路穴64aa,64baが形成されている。
第2波形フィン65a,65bは、波形形状を有する金属(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金)製の伝熱フィンである。第2波形フィン65a,65bは、各第2扁平管64a,64bの間に配置されており、第2扁平管64a,64bの長手方向に沿って、山部分と谷部分とが形成されるように波形に折り曲げられて構成されている。なお、第2扁平管64a,64bと第2波形フィン65a,65bとの接触箇所は、ロウ付け等によって接合されている。
(3−2−2)第2左側ヘッダ
第2左側ヘッダ62a,62bは、鉛直方向に延びるように配置されている。また、第2左側ヘッダ62a,62bは、基礎部材66a,66bと、連結部67aと、を有している。
基礎部材66a,66bは、金属(具体的には、アルミニウムやアルミニウム合金等)製の部材であって、円筒部66aa,66baと、固定部66ab,66bbとを有する。円筒部66aa,66baは、円筒形状の部分であって、第2左側ヘッダ62a,62bの長手方向に沿って延びている。また、円筒部66aa,66baは、内部に、冷媒を流通させるための冷媒流路68a,68bが形成されている。冷媒流路68a,68bは、円筒部66aa,66baの長手方向に沿って延びている。固定部66ab,66bbは、円筒部66aa,66baの側壁と一体に繋がる略矩形形状の部分である(図9参照)。固定部66ab,66bbには、第2扁平管64a,64bの冷媒流路穴64aa,64baに連通する連通孔68aa,68baが複数設けられており、第2扁平管64a,64bの複数の冷媒流路穴64aa,64baと円筒部66aa,66baの冷媒流路68a,68bとは、連通孔68aa,68baを介して連通している。
連結部67aは、スペーサ部材67aaと、固定部材67abと、保持部材67acと、を有している(図9参照)。スペーサ部材67aaは、固定部66ab,66bbに接触するように配置される。固定部材67abは、スペーサ部材67aaの第2扁平管64a,64b側の面に接触するように配置されている。保持部材67acは、固定部66ab,66bb、スペーサ部材67aa及び固定部材67abを、円筒部66aa,66baから遠い側から取り囲むように配置されている。
さらに、第2左側ヘッダ62aの上部、及び、第2左側ヘッダ62bの下部には、冷媒を第2熱交換器60に流入させるため、又は、冷媒を第2熱交換器60から外に流出させるための配管(具体的には、第1冷媒管13及び第2冷媒管14)を接続するための開口69a,69bが形成されている。なお、開口69a,69bの詳細については、後述する。また、第2左側ヘッダ62a,62bと当該配管とは、後述する配管継手80を介して接続されている。
(3−2−3)リターンヘッダ
リターンヘッダ63は、保持部材63aと、固定部材63bと、スペーサ部材63cと、背板63dと、を有する。
保持部材63aは、図10に示されるように、第2扁平管64a,64bの端部が接着され、かつ、水平方向の断面形状が略U字型を呈する板状部材である。保持部材63aには、図11に示されるように、複数の扁平管嵌入孔63aaが、鉛直方向に複数段、かつ、水平方向に2列設けられている。扁平管嵌入孔63aaは、第2扁平管64a,64bの端部が嵌入する空間である。
固定部材63bは、図10に示されるように、スペーサ部材63cの第2扁平管64a,64b側の面に接触するように配置される板状部材である。固定部材63bには、図11に示されるように、複数の扁平管留め孔63baが、鉛直方向に複数段、かつ、水平方向に2列設けられている。扁平管留め孔63baは、扁平管嵌入孔63aaと共に、第2扁平管64a,64bの端部を固定する。
スペーサ部材63cは、図10に示されるように、固定部材63bと背板63dとの間に配置される板状部材である。スペーサ部材63cには、図11に示されるように、複数のスペーサ孔63caが、鉛直方向に複数段設けられている。それぞれのスペーサ孔63caは、固定部材63b及び背板63dと共に、冷媒合流部69を形成する。なお、第2扁平管64a,64bの端面は、スペーサ部材63cの端面と接触している。
背板63dは、第2扁平管64a,64bの端面と対向するように配置される板状部材である。背板63dは、保持部材63a及びスペーサ部材63cと密着して配置される。
このように、保持部材63a、固定部材63b、スペーサ部材63c及び背板63dが組み合わされたリターンヘッダ63には、2つの扁平管嵌入孔63aa、2つの扁平管留め孔63ba及び1つのスペーサ孔63caが、各段に形成されている。また、第2扁平管64a,64bの端部は、扁平管嵌入孔63aa及び扁平管留め孔63baに嵌入されている。そして、第2扁平管64aの冷媒流路穴64aa、及び、第2扁平管64bの冷媒流路穴64baは、冷媒合流部69を介して連通している。
(3−2−4)第2熱交換器における冷媒の流れ
冷房運転時においては、図7に示すように、第2左側ヘッダ62aからリターンヘッダ63を介して第2左側ヘッダ62bへと冷媒が流れる。より詳しくは、圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、第2左側ヘッダ62aの開口69aを介して、第2左側ヘッダ62aの冷媒流路68aに流入する。そして、第2左側ヘッダ62aの冷媒流路68aに流入した冷媒は、複数の第2扁平管64aに分流され、さらに、各第2扁平管64aに形成される複数の冷媒流路穴64aaに分配されて、リターンヘッダ63内の冷媒合流部69へと流れていく。そして、リターンヘッダ63内の冷媒合流部69で合流した冷媒は、各第2扁平管64bに形成されている複数の冷媒流路穴64baに分流されて、第2左側ヘッダ62bの冷媒流路68bへと流れていく。その後、第2左側ヘッダ62bの冷媒流路68bに流入した冷媒は、第2左側ヘッダ62bに形成される開口69bを介して膨張機構95へと流れていく。なお、高圧の冷媒は、第2扁平管64a,64b内を流れる過程で、外を通過する通過空気Aと熱交換を行うことによって放熱されて冷却される。
また、暖房運転時においては、第2左側ヘッダ62bからリターンヘッダ63を介して第2左側ヘッダ62aへと冷媒が流れる。より詳しくは、膨張機構95から流れてきた低圧の二相状態の冷媒は、第2左側ヘッダ62bの開口69bを介して、第2左側ヘッダ62bの冷媒流路68bに流入する。第2左側ヘッダ62bの冷媒流路68bに流入した冷媒は、複数の第2扁平管64bに分流され、さらに、各第2扁平管64bに形成される複数の冷媒流路穴64baに分配されて、リターンヘッダ63内の冷媒合流部69へと流れていく。そして、リターンヘッダ63内の冷媒合流部69で合流した冷媒は、各第2扁平管64aに形成されている複数の冷媒流路穴64aaに分流されて、第2左側ヘッダ62aの冷媒流路68aへと流れていく。その後、第2左側ヘッダ62aの冷媒流路68aに流入した冷媒は、第2左側ヘッダ62aに形成される開口69aを介して圧縮機構92の吸入側へと流れていく。なお、低圧の二相状態の冷媒は、第2扁平管64a,64b内を流れる過程で、外を通過する通過空気Aと熱交換を行うことによって加熱されて蒸発されていく。
(3−3)各ヘッダの開口
図12は、長手方向に沿うように切断した第1左側ヘッダ42下部の部分断面図である。
各ヘッダ42,43,62a,62bには、上述したように、それぞれ、配管(第1中間冷媒管15a、第2中間冷媒管15b、第1冷媒管13及び第2冷媒管14)を接続するための開口49a,49b,69a,69bが形成されている。なお、各ヘッダ42,43,62a,62bにおいては、開口49a,49b,69a,69bの形成されている位置がそれぞれ異なっているが、各開口49a,49b,69a,69bの形成されている部分(以下、開口部という)の態様は同一である。また、本実施形態では、各ヘッダ42,43,62a,62bの構成部品(基礎部材及び連結部)を同一にして共通化している。
そこで、以下では、例として、第1左側ヘッダ42に形成されている開口49bについて説明する。
図12に示すように、第1左側ヘッダ42の開口49bが形成されている開口部149は、第1左側ヘッダ42の内面42a側、すなわち、冷媒流路48b側に向かって窪んだ凹部149aを含む。そして、開口49bは、凹部149aの底面(突き当たり面)149bに形成されている。なお、凹部149aの底面149bから立設する立設部149cの内径が、後述する配管継手80の接続部83の外径と一致するように設計されている。
(4)配管継手
図13は、長手方向(鉛直方向)に沿うように切断した第1熱交換器40の第1左側ヘッダ42下部周辺の断面図である。図14は、長手方向に垂直な方向(水平方向)に沿うように切断した第1熱交換器40の第1左側ヘッダ42下部周辺の断面図である。図15は、長手方向(鉛直方向)に沿うように切断した第1熱交換器40の第1左側ヘッダ42下部周辺の断面を側方からみた図である。
配管継手80は、第1熱交換器40及び第2熱交換器60と、第1熱交換器40及び第2熱交換器60に冷媒を流入させるため、又は、第1熱交換器40及び第2熱交換器60から冷媒を流出させるための配管と、を接続するためのものである。具体的には、第1熱交換器40においては、配管継手80は、第1右側ヘッダ43と第1中間冷媒管15aとを接続しており、第1左側ヘッダ42と第2中間冷媒管15bとを接続している。また、第2熱交換器60においては、配管継手80は、第2左側ヘッダ62aと第1冷媒管13とを接続しており、第2左側ヘッダ62bと第2冷媒管14とを接続している。
なお、本実施形態では、各ヘッダ42,43,62a,62bと各冷媒管13,14,15a,15bとを接続する配管継手80は、全て同様の構成であるため、以下では、例として、第1左側ヘッダ42に接続される配管継手80について説明する。
配管継手80は、略円筒形状の部材(図2参照)であって、内部に冷媒の流れる冷媒流路81が形成されている。また、配管継手80は、第2中間冷媒管15bに接続される部分を含む本体部82と、本体部82と一体に繋がっており第1左側ヘッダ42に接続される部分である接続部83と、を有する。より詳しくは、図15に示すように、接続部83は、配管継手80と第1左側ヘッダ42とが接続された状態で、第1左側ヘッダ42の凹部149aに収まるように位置する部分であり、本体部82は、開口部149の仮想外面(第1左側ヘッダ42の外面42bの仮想延長面)Fから外に出ている部分である。そして、配管継手80と第1左側ヘッダ42とが接続された状態で、接続部83の外周面83aが凹部149aの立設部149cの内周面149eに当接し、接続部83の先端部分である先端部85の端面85aが凹部149aの底面149bに突き当たるように構成されている。
そして、接続部83の先端部85は、その内面85bの開口面積が徐々に拡大するテーパ形状に形成されている。このため、配管継手80の冷媒流路81の内径は、先端部85で大きくなっている。なお、ここでいう先端部85とは、その内面85bがテーパ形状に形成されている部分を意味している(図15参照)。本実施形態では、配管継手80と第1左側ヘッダ42とが接続された状態では、接続部83が開口部149の仮想外面Fよりも内側(第1左側ヘッダ42の内面42a側)に位置しているため、接続部83の先端部分である先端部85は、当然に、開口部149の仮想外面Fよりも内側に位置している。さらに、本実施形態では、先端部85の開口縁であるテーパ先端縁86は、底面149bに形成されている開口49bの開口縁149dと一致するように設計されている。
(5)空気調和機の動作
図16は、冷房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒圧力―エンタルピ線図である。図17は、冷房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒温度―エントロピ線図である。図18は、暖房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒圧力―エンタルピ線図である。図19は、暖房運転時の冷凍サイクルが図示された冷媒温度―エントロピ線図である。
以下、空気調和機90の動作について、図1、図16〜図19を用いて説明する。なお、以下の説明において、「高圧」とは、冷凍サイクルにおける高圧(すなわち、図16及び図17の点d,eにおける圧力や、図18及び図19の点d,fにおける圧力)を意味し、「低圧」とは、冷凍サイクルにおける低圧(すなわち、図16及び図17の点a,fにおける圧力、図18及び図19の点a,eにおける圧力)を意味し、「中間圧」とは、冷凍サイクルにおける中間圧(すなわち、図16〜図19の点b,c,c’における圧力)を意味している。
(5−1)冷房運転
冷房運転時には、切換機構93が、図1の実線で示される状態に制御されるとともに、膨張機構95の開度が調整される。また、第1電磁弁99が開状態に制御される。さらに、第3電磁弁98、第1戻し弁19及び第2戻し弁18が閉状態に制御される。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機構92を駆動すると、低圧の冷媒(図1、図16及び図17の点aを参照)は、吸入管11から圧縮機構92に吸入され、まず、前段側の低段圧縮部92aによって中間圧まで圧縮された後に、中間冷媒管15(具体的には、第1中間冷媒管15a)に吐出される(図1、図16及び図17の点bを参照)。
低段圧縮部92aから吐出された中間圧の冷媒は、第1中間冷媒管15aを流れて、第1熱交換器40に送られる。第1熱交換器40に送られた中間圧の冷媒は、第1熱交換器40において、外を通過する冷却源としての空気と熱交換を行うことで放熱されて冷却される(図1、図16及び図17の点cを参照)。第1熱交換器40において冷却された中間圧の冷媒は、第2中間冷媒管15bを流れ、高段圧縮部92bに吸入されてさらに圧縮される。そして、高段圧縮部92bで圧縮された高圧の冷媒は、圧縮機構92から吐出管12に吐出される(図1、図16及び図17の点dを参照)。
ここで、圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、圧縮要素92a,92bによる二段圧縮動作によって、臨界圧力(すなわち、図16に示す臨界点CPにおける臨界圧力Pcp)を超える圧力まで圧縮されている。なお、圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、油分離器31aに流入し、同伴する冷凍機油が分離される。また、油分離器31aにおいて高圧の冷媒から分離された冷凍機油は、油戻し管31bに流入し、油戻し管31bに設けられた減圧機構31cで減圧された後に圧縮機構92の吸入管11に戻されて、再び、圧縮機構92に吸入される。
圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、油分離器31a、逆止機構32及び切換機構93を通じて、第2熱交換器60に送られる。そして、第2熱交換器60に送られた高圧の冷媒は、第2熱交換器60において、外を通過する冷却源としての空気と熱交換を行って放熱されて冷却される(図1、図16及び図17の点eを参照)。
第2熱交換器60で冷却された高圧の冷媒は、膨張機構95によって減圧されて低圧の二相状態の冷媒となり、利用側熱交換器96に送られる(図1、図16及び図17の点fを参照)。利用側熱交換器96に送られた低圧の二相状態の冷媒は、加熱源としての水又は空気と熱交換を行って加熱されて、蒸発することになる(図1、図16及び図17の点aを参照)。利用側熱交換器96において蒸発された低圧の冷媒は、切換機構93及び吸入管11を経由して、再び、圧縮機構92に吸入される。このようにして、空気調和機90では、冷房運転が行われている。
(5−2)暖房運転
暖房運転時には、切換機構93が図1の破線で示される状態に制御されるとともに、膨張機構95の開度が調整される。また、第3電磁弁98、第1戻し弁19及び第2戻し弁18が開状態に制御される。さらに、第1電磁弁99が閉状態に制御される。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機構92を駆動すると、低圧の冷媒(図1、図18及び図19の点aを参照)は、吸入管11から圧縮機構92に吸入され、まず、前段側の低段圧縮部92aによって中間圧まで圧縮された後に、中間冷媒管15(具体的には、第1中間冷媒管15a)に吐出される(図1、図18及び図19の点bを参照)。低段圧縮部92aから吐出された中間圧の冷媒は、第1中間冷媒管15aの途中で第3中間冷媒管15cに流れ、第3中間冷媒管15cから第2中間冷媒管15bに流れて(図1、図18及び図19の点c’を参照)、高段圧縮部92bに吸入されてさらに圧縮される。そして、高段圧縮部92bで圧縮された高圧の冷媒は、圧縮機構92から吐出管12に吐出される(図1、図18及び図19の点dを参照)。
ここで、圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、冷房運転時と同様に、圧縮要素92a,92bによる二段圧縮動作によって、臨界圧力(すなわち、図18に示す臨界点CPにおける臨界圧力Pcp)を超える圧力まで圧縮されている。なお、圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、冷房運転時と同様に、油分離器31aに流入し、同伴する冷凍機油が分離される。また、油分離器31aにおいて高圧の冷媒から分離された冷凍機油は、油戻し管31bに流入し、油戻し管31bに設けられた減圧機構31cで減圧された後に圧縮機構92の吸入管11に戻されて、再び、圧縮機構92に吸入される。
圧縮機構92から吐出された高圧の冷媒は、油分離器31a、逆止機構32及び切換機構93を通じて、利用側熱交換器96に送られる。利用側熱交換器96に送られた高圧の冷媒は、利用側熱交換器96において、冷却源としての水又は空気と熱交換を行って放熱されて冷却される(図1、図18及び図19の点fを参照)。利用側熱交換器96で放熱されて冷却された高圧の冷媒は、膨張機構95に送られ、膨張機構95において減圧されて低圧の二相状態の冷媒となる(図1、図18及び図19の点eを参照)。
膨張機構95で減圧された低圧の二相状態の冷媒は、第2熱交換器60に送られると共に、第1戻し管16を流れて第1熱交換器40に送られる。第2熱交換器60に送られた低圧の二相状態の冷媒は、加熱源としての空気と熱交換を行って加熱され、蒸発する(図1、図18及び図19の点aを参照)。他方、第1熱交換器40に送られた低圧の二相状態の冷媒も、加熱源としての空気と熱交換を行って加熱され、蒸発する(図1、図18及び図19の点aを参照)。そして、第2熱交換器60で蒸発された低圧の冷媒は、切換機構93を経由し、吸入管11を流れて、再び、圧縮機構92に吸入される。また、第1熱交換器40で蒸発された低圧の冷媒は、第1中間冷媒管15a、第2戻し管17及び吸入管11を経由して、再び、圧縮機構92に吸入される。このようにして、空気調和機90では、暖房運転が行われている。
(6)効果
(6−1)比較例
図20は、比較例に係る配管継手980を説明するための図である。
比較例に係る配管継手980は、図20に示すように、配管継手980の接続部983の先端部分の内面がテーパ形状に形成されておらず、配管継手980の冷媒流路981の内径は、本体部982及び接続部983において変化することなく一定している。
(6−2)比較解析
図21は、本発明及び比較例に係る配管継手80,980を用いて接続された第1熱交換器全体の圧力損失に対する配管継手の占める圧力損失の割合を示す図である。なお、図21は、配管継手80,980が、第1熱交換器40の第1左側ヘッダ42に採用された場合の結果を示すものである。
本発明及び比較例に係る配管継手80,980が用いられた第1熱交換器40全体の圧力損失に対する配管継手80,980の占める圧力損失の割合を解析すると、図21に示すようになった。比較例に係る配管継手980の場合、例えば、冷媒流量が300kg/hのとき、第1熱交換器40全体の圧力損失に対する配管継手980の占める圧力損失は、約40%である。一方で、本発明に係る配管継手80が用いられた場合には、冷媒流量が300kg/hのとき、第1熱交換器40全体の圧力損失に対する配管継手80の占める圧力損失は、約20%である。
比較例に係る配管継手980の場合、第1左側ヘッダ42から配管継手980に冷媒が流入する際に、接続部983で冷媒の渦ができやすくなる。一方で、本発明に係る配管継手80の場合、第1左側ヘッダ42から配管継手80に冷媒が流入する際に、冷媒は、テーパ形状に形成された先端部85の内面85bに沿って流れるため、接続部83で冷媒の渦ができにくくなる。このため、比較例に係る配管継手980が用いられる場合には、本発明に係る配管継手80が用いられるよりもヘッダと配管との接続部分における圧力損失が大きくなると考えられる。したがって、本発明に係る配管継手80が採用される場合には、比較例に係る配管継手980が採用される場合と比較して、圧力損失を低減することができ、この結果、第1熱交換器40の性能低下を抑制することができる。
(7)特徴
(7−1)
低段圧縮部と後段圧縮部との間の中間圧冷媒を冷却する冷却器として用いられる熱交換器における冷媒の圧力損失が大きくなることで、熱交換器の性能が低下するという問題がある。特に、冷媒流路の穴径の小さいマイクロチャンネル熱交換器を、中間圧冷媒を冷却する冷却器として用いる場合には、圧力損失による性能低下が問題となる。
そこで、本実施形態では、中間圧冷媒を冷却する冷却器として機能する第1熱交換器40において、第1中間冷媒管15aの第1右側ヘッダ43との接続部の先端部、及び、第2中間冷媒管15bの第1左側ヘッダ42との接続部の先端部、すなわち、配管継手80の接続部83の先端部85は、その内面85bの開口面積が徐々に拡大するテーパ形状に形成されている。このため、配管継手80の冷媒流路81の内径(穴径)を、第1右側ヘッダ43及び1左側ヘッダ42との接続部分で大きくすることができる。したがって、第1中間冷媒管15a及び第2中間冷媒管15bと第1右側ヘッダ43及び1左側ヘッダ42との接続部分における冷媒の圧力損失を低減することができる。
これによって、冷却器として機能する第1熱交換器40の性能低下を低減することができている。
また、配管と第1熱交換器40との接続部分における冷媒の圧力損失を低減する手段として、第1熱交換器40の各ヘッダに接続される配管の管径を大きくすることが考えられる。しかしながら、配管の管径を大きくしようとすると、配管とヘッダとの接続部分での部品点数が増加してしまう。
これに対して、本発明の配管継手80が採用されることで、さらに部品を追加することなく、配管と各ヘッダとの接続部分における冷媒の圧力損失を低減することができる。
(7−2)
本実施形態では、第1左側ヘッダ42の開口部149は凹部149aを含んでおり、開口49bは、凹部149aの底面149bに形成されている。そして、配管継手80と第1左側ヘッダ42とが接続された状態で、接続部83の先端部分である先端部85の端面85aは、凹部149aの底面149bに突き当たるように構成されている。
これにより、配管継手80と第1左側ヘッダ42とを接続する際に、配管継手80の位置決めを容易にすることができている。
(7−3)
本実施形態では、配管継手80と第1左側ヘッダ42とが接続された状態では、配管継手80の先端部85は、開口部149の仮想外面Fよりも内側に位置している。これにより、配管継手の先端部(テーパ形状に形成されている部分)が開口部の仮想外面の外側に位置している場合と比較して、第1左側ヘッダ42の耐圧強度の低下を低減することができている。
(7−4)
本実施形態では、先端部85のテーパ先端縁86は、底面149bに形成されている開口49bの開口縁149dと一致するように設計されている。これにより、テーパ先端縁がヘッダの開口縁よりも内側に位置する場合と比較して、冷媒の流れの抵抗になりにくくなっている。
(7−5)
本実施形態では、第1熱交換器40が冷却器として機能する場合には、第1左側ヘッダ42側から第2中間冷媒管15b側に向かって冷媒が流れる。このため、第1左側ヘッダ42と第2中間冷媒管15bとを接続する配管継手80には、第1左側ヘッダ42側から配管継手80側に向かって冷媒が流れることになる。したがって、第1熱交換器40の冷媒の出口側で、すなわち、第1熱交換部41を流れてきた冷媒が集合する第1左側ヘッダ42の出口側での冷媒の圧力損失を低減することができている。
ところで、マイクロチャンネル熱交換器が中間圧冷媒を冷却する冷却器として採用された場合、熱交換器全体の圧力損失に対して熱交換器の出口側の配管継手における圧力損失の占める割合が大きい。本実施形態では、第1熱交換器40の出口側の配管継手80における圧力損失を低減しているため、第1熱交換器40における圧力損失を大幅に低減することができている。
(7−6)
本実施形態では、第1熱交換器40を、冷却器として機能させるだけでなく、蒸発器として機能させることができている。
(8)変形例
(8−1)変形例A
上記実施形態では、配管継手80のテーパ先端縁86と第1左側ヘッダ42の開口縁149dとが一致するように設計されているが、図22に示すように、配管継手80のテーパ先端縁86が第1左側ヘッダ42の開口縁149dよりも外側に位置するように構成されていてもよい。テーパ先端縁86が開口縁149dよりも外側に位置するように構成されていても、テーパ先端縁がヘッダの開口縁よりも内側に位置する場合と比較して、冷媒の流れの抵抗になりにくくなる。
(8−2)変形例B
上記実施形態では、各ヘッダ42,43,62a,62bと各冷媒管13,14,15a,15bとを接続する配管継手80は全て同様の構成であり、第1熱交換器40及び第2熱交換器60の冷媒の入口側及び出口側での圧力損失を低減している。
しかしながら、第1熱交換器40及び第2熱交換器60の冷媒の入口側及び出口側の全てに本発明に係る配管継手80が採用される必要はなく、少なくとも、本発明に係る配管継手80が第1熱交換器40の冷媒の入口側又は出口側に用いられていればよい。なお、マイクロチャンネル熱交換器が中間圧冷媒を冷却する冷却器として採用された場合、熱交換器全体の圧力損失に対して熱交換器の出口側の配管継手における圧力損失の占める割合が大きいことから、第1熱交換器40の出口側に配管継手80が用いられていることが好ましい。
(8−3)変形例C
上記実施形態では、第1熱交換器40が暖房運転時に蒸発器として機能しているが、これに限定されず、第1熱交換器40が中間圧冷媒を冷却する冷却器として機能するのであれば、第1熱交換器40が蒸発器として機能しなくてもよい。
本発明は、冷却器として機能する熱交換器の性能低下を低減することができるため、冷却器を備えた冷凍装置への適用が有効である。
15b 第2中間冷媒管(配管)
40 第1熱交換器(熱交換器)
41 第1熱交換部(熱交換部)
42 第1左側ヘッダ(冷媒ヘッダ)
49b 開口
83 接続部
85 先端部
86 テーパ先端縁
90 空気調和機(冷凍装置)
92 圧縮機構
92a 低段圧縮部
92b 高段圧縮部
149 開口部
149b 底面(突き当て面)
149d 開口縁
特開2009−133581号公報

Claims (6)

  1. 低段圧縮部(92a)と、前記低段圧縮部と直列に接続される高段圧縮部(92b)と、を有する圧縮機構(92)と、
    冷媒が分岐して流れる複数のパスを有する熱交換部(41)と、前記複数のパスに共通する冷媒ヘッダ(42)とを有し、前記低段圧縮部と前記高段圧縮部との間の中間圧冷媒を冷却する冷却器として機能する熱交換器(40)と、
    前記冷媒ヘッダに接続される配管(15b)と、
    を備え、
    前記配管の前記冷媒ヘッダとの接続部(83)の先端部(85)は、その内面の開口面積が徐々に拡大するテーパ形状に形成されている、
    冷凍装置(90)。
  2. 前記冷媒ヘッダは、前記配管を接続するための開口(49b)が形成される開口部(149)を有し、
    前記開口部は、前記先端部の先端が突き当たる突き当て面(149b)を含む、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記先端部は、前記開口部の仮想外面(F)よりも内側に位置する、
    請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記先端部のテーパ先端縁(86)は、前記突き当て面に形成されている開口縁(149d)と一致する、又は、前記開口縁よりも外側に位置する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  5. 前記冷媒ヘッダ側から前記配管側に向かって冷媒が流れる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  6. 前記熱交換器が蒸発器として機能する場合には、前記配管側から前記冷媒ヘッダ側に向かって二相冷媒が流れる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の冷凍装置。
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