JP2014125076A - 電動車両および電動車両の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】差動装置の第3の回転要素を固定装置により回転不能に固定して走行している場合に変速装置の変速が行なわれるときのトルク補償制御を適切に実行する。
【解決手段】トルク補償制御部76は、変速中における自動変速部の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行する。トルク補償制御部76は、ブレーキBcrを作動させてモータジェネレータMG1,MG2で走行する両駆動EV走行時に変速が行なわれるとき、ブレーキBcrが滑らないようにモータジェネレータMG1,MG2によるトルク補償を実行する。
【選択図】図8
【解決手段】トルク補償制御部76は、変速中における自動変速部の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行する。トルク補償制御部76は、ブレーキBcrを作動させてモータジェネレータMG1,MG2で走行する両駆動EV走行時に変速が行なわれるとき、ブレーキBcrが滑らないようにモータジェネレータMG1,MG2によるトルク補償を実行する。
【選択図】図8
Description
この発明は、電動車両および電動車両の制御方法に関し、特に、第1の電動機に連結される第1の回転要素、第2の電動機に連結される第2の回転要素、および第3の回転要素によって構成される差動装置と、第2の回転要素と駆動軸との間に設けられる変速装置とを備える電動車両およびその制御方法に関する。
特開2010−125938号公報(特許文献1)は、上記のような差動装置と変速装置とを備える電動車両の制御装置を開示する。この制御装置においては、有段変速部(変速装置)の変速のトルク相において有段変速部の出力トルクが一時的に落込む時期にトルクを補うことによってその出力トルクの落込みを小さくするトルク相補償制御が実行される(特許文献1参照)。
上記のような電動車両において、差動装置の第3の回転要素に固定装置を設け、その固定装置により第3の回転要素を回転不能に固定することによって、第1および第2の電動機の双方の駆動力を用いた電動機走行(EV走行)をすることができる。このような走行状況下で変速装置の変速が行なわれる場合、変速装置の出力トルクの変動を抑制するようにその出力トルクを補償するトルク補償制御を第1および第2の電動機でどのように分担して実行するかについて、上記特許文献では特に検討されていない。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、差動装置および変速装置を備える電動車両において、差動装置の第3の回転要素を固定装置により回転不能に固定して走行している場合に変速装置の変速が行なわれるときのトルク補償制御を適切に実行することである。
この発明によれば、電動車両は、第1および第2の電動機と、差動装置と、変速装置と、固定装置と、制御装置とを備える。差動装置は、第1の電動機に連結される第1の回転要素、第2の電動機に連結される第2の回転要素、および第3の回転要素によって構成される。変速装置は、第2の回転要素と駆動軸との間に設けられる。固定装置は、第3の回転要素を回転不能に固定するために設けられる。制御装置は、第1および第2の電動機、変速装置、ならびに固定装置を制御する。制御装置は、駆動制御部と、トルク補償制御部とを含む。駆動制御部は、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行するように、第1および第2の電動機、固定装置、ならびに変速装置を制御する。トルク補償制御部は、変速装置の変速中における変速装置の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行する。そして、トルク補償制御部は、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、第3の回転要素が回転しないように第1および第2の電動機によるトルク補償を実行する。
好ましくは、トルク補償制御部は、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、第3の回転要素が回転しないように第1の電動機のトルクを制限しつつ第2の電動機によるトルク補償を実行する。
好ましくは、トルク補償制御部は、固定装置のトルク容量に基づいて第1の電動機のトルク上限を算出し、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、補償トルクを含む第1の電動機のトルクがトルク上限を超える場合には、第2の電動機のみを用いたトルク補償を実行する。
好ましくは、トルク補償制御部は、固定装置のトルク容量に基づいて第1の電動機のトルク上限を算出し、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、補償トルクを含む第1の電動機のトルクがトルク上限を超える場合には、第1の電動機のトルクをトルク上限に制限する。
好ましくは、トルク補償制御部は、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、変速装置の変速の非実行時よりも固定装置のトルク容量を増加させる。
好ましくは、トルク補償制御部は、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、固定装置のトルク容量の不足が生じない場合には、トルク容量が不足する場合よりも、第1および第2の電動機のトータルでの効率を示す総合効率が高くなるように、変速装置の変速中における第1および第2の電動機の動作点を決定する。
さらに好ましくは、トルク補償制御部は、第1および第2の電動機について動作点毎に予め定められた効率に基づいて、変速装置の変速中における総合効率が最高になるように第1および第2の電動機の動作点を決定する。
好ましくは、固定装置は、油圧係合ブレーキによって構成される。トルク容量は、油圧係合ブレーキに供給される油圧に基づいて決定される。
好ましくは、電動車両は、内燃機関をさらに備える。内燃機関は、第3の回転要素に連結される。
また、この発明によれば、制御方法は、電動車両の制御方法である。電動車両は、第1および第2の電動機と、差動装置と、変速装置と、固定装置とを備える。差動装置は、第1の電動機に連結される第1の回転要素、第2の電動機に連結される第2の回転要素、および第3の回転要素によって構成される。変速装置は、第2の回転要素と駆動軸との間に設けられる。固定装置は、第3の回転要素を回転不能に固定するために設けられる。そして、制御方法は、変速装置の変速中か否かを判定するステップと、変速装置の変速中における変速装置の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行するステップとを含む。トルク補償を実行するステップは、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、第3の回転要素が回転しないように第1および第2の電動機によるトルク補償を実行するステップを含む。
好ましくは、トルク補償を実行するステップは、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、第3の回転要素が回転しないように第1の電動機のトルクを制限しつつ第2の電動機によるトルク補償を実行するステップを含む。
好ましくは、トルク補償を実行するステップは、固定装置により第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、変速装置の変速の非実行時よりも固定装置のトルク容量を増加させるステップを含む。
この発明においては、差動装置の第3の回転要素が固定装置により回転不能に固定された状態で走行している場合に変速装置の変速が行なわれるとき、第3の回転要素が回転しないように第1および第2の電動機によるトルク補償が実行される。したがって、この発明によれば、固定装置をスリップさせることなく、変速時のトルク補償制御を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
(電動車両の構成)
図1は、この発明の実施の形態1による電動車両の一例として示されるハイブリッド車両10の全体構成図である。図1を参照して、ハイブリッド車両10は、エンジン12と、差動部20と、自動変速部30と、差動歯車装置42と、駆動輪44とを備える。また、ハイブリッド車両10は、インバータ52と、蓄電装置54と、充電器56と、受電部58と、制御装置60とをさらに備える。なお、ハイブリッド車両10は、たとえばFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式によって構成されるが、他の駆動方式で構成されてもよい。
(電動車両の構成)
図1は、この発明の実施の形態1による電動車両の一例として示されるハイブリッド車両10の全体構成図である。図1を参照して、ハイブリッド車両10は、エンジン12と、差動部20と、自動変速部30と、差動歯車装置42と、駆動輪44とを備える。また、ハイブリッド車両10は、インバータ52と、蓄電装置54と、充電器56と、受電部58と、制御装置60とをさらに備える。なお、ハイブリッド車両10は、たとえばFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式によって構成されるが、他の駆動方式で構成されてもよい。
エンジン12は、内燃機関であり、たとえばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等によって構成される。エンジン12は、燃料の燃焼による熱エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換し、その変換された運動エネルギーを差動部20へ出力する。たとえば、運動子がピストンであり、その運動が往復運動であれば、所謂クランク機構を介して往復運動が回転運動に変換され、ピストンの運動エネルギーが差動部20に伝達される。
差動部20は、エンジン12に連結される。差動部20は、後述のように、インバータ52によって駆動されるモータジェネレータと、エンジン12の出力を自動変速部30への伝達部材とモータジェネレータとに分割する動力分割装置(差動装置)とを含む。差動部20の構成については、後ほど詳しく説明する。
自動変速部30は、差動部20に連結され、差動部20に接続される上記伝達部材(自動変速部30の入力軸)の回転速度と差動歯車装置42に接続される駆動軸(自動変速部30の出力軸)の回転速度との比(変速比)を変更可能に構成される。なお、この実施の形態1では、自動変速部30は、変速比を段階的に変更可能な有段式の変速機によって構成されるものとするが、無段式の変速機によって構成してもよい。差動歯車装置42は、自動変速部30の出力軸に連結され、自動変速部30から出力される動力を駆動輪44へ伝達する。なお、自動変速部30の構成についても、差動部20とともに後ほど詳しく説明する。
インバータ52は、蓄電装置54に電気的に接続され、制御装置60からの制御信号に基づいて、差動部20に含まれるモータジェネレータを駆動する。インバータ52は、たとえば、三相分の電力用半導体スイッチング素子を含むブリッジ回路によって構成される。なお、特に図示しないが、インバータ52と蓄電装置54との間に電圧コンバータを設けてもよい。
蓄電装置54は、再充電可能な直流電源であり、代表的には、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池によって構成される。蓄電装置54は、走行用の電力を蓄え、その蓄えられた電力をインバータ52へ供給する。また、蓄電装置54は、受電部58から入力される、車両外部の図示されない電源(以下「外部電源」とも称し、さらに、外部電源による蓄電装置54の充電を「外部充電」とも称する。)によって充電される。さらに、蓄電装置54は、差動部20のモータジェネレータによって発電される電力をインバータ52から受けることによっても充電される。なお、二次電池に代えて電気二重層キャパシタなどの蓄電要素によって蓄電装置54を構成してもよい。
充電器56は、蓄電装置54と受電部58との間に電気的に接続され、外部充電時に受電部58から入力される電力を蓄電装置54の電圧レベルに変換して蓄電装置54を充電する。受電部58は、外部電源から電力を受けて充電器56へ出力する。なお、受電部58は、外部電源に電気的に接続されるコネクタやプラグ等であってもよいし、外部電源から非接触で受電するコイルやアンテナ等であってもよい。
制御装置60は、エンジンECU(Electronic Control Unit)62と、MG−ECU64と、電池ECU66と、充電ECU68と、HV−ECU70とを含む。これらの各ECUは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、後述の各種制御を実行する。なお、各ECUにより実行される制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。なお、この実施の形態1では、制御装置60は、上記の各ECUによって構成されるものとするが、制御装置60を1つのECUによって構成してもよい。
エンジンECU62は、HV−ECU70から受けるエンジントルク指令等に基づいて、エンジン12を駆動するためのスロットル信号や点火信号、燃料噴射信号等を生成し、その生成した各信号をエンジン12へ出力する。MG−ECU64は、HV−ECU70からの指令に基づいて、インバータ52を制御するための制御信号を生成し、その生成した制御信号をインバータ52へ出力する。
電池ECU66は、図示されない電圧センサおよび電流センサによって検出される蓄電装置54の電圧および電流に基づいて、蓄電装置54の充電状態(「SOC(State Of Charge)」とも称され、たとえば満充電状態を100%として0〜100%で表わされる。)を推定し、その推定結果をHV−ECU70へ出力する。充電ECU68は、HV−ECU70からの指令に基づいて、充電器56を制御するための制御信号を生成し、その生成した制御信号を充電器56へ出力する。
HV−ECU70は、各種センサの検出信号を受け、ハイブリッド車両10の各機器を制御するための各種指令を生成する。HV−ECU70により実行される主要な制御として、HV−ECU70は、アクセルペダルの操作量や車両速度等に基づいて、エンジン12、差動部20および自動変速部30を所望の状態に制御して走行する走行制御を実行する。また、HV−ECU70は、自動変速部30の変速中、自動変速部30の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行するトルク補償制御を実行する。これらの制御については、後ほど詳しく説明する。
図2は、図1に示した制御装置60に対して入出力される主な信号を示したものである。図2を参照して、HV−ECU70は、ハイブリッド車両10の速度を検出する車速センサからの信号、アクセルペダルの操作量を検出するアクセル開度センサからの信号、エンジン12の回転数を検出するエンジン回転数センサからの信号、差動部20に含まれるモータジェネレータMG1(後述)の回転数を検出するMG1回転数センサからの信号、差動部20に含まれるモータジェネレータMG2(後述)の回転数を検出するMG2回転数センサからの信号を受ける。また、HV−ECU70は、差動部20の出力軸(自動変速部30の入力軸に相当する。)の回転数を検出する出力軸回転数センサからの信号、エンジン12のクランク角を検出するエンジンクランク角センサからの信号、エンジン12の冷却水の温度を検出するエンジン水温センサからの信号、エンジン12に吸気された空気の温度を検出する吸気温センサからの信号をさらに受ける。さらに、HV−ECU70は、ハイブリッド車両10の周囲の外気温度を検出する外気温センサからの信号、シフトレバーによって指示されるシフトポジションを検出するシフトポジションセンサからの信号、電池ECU66によって推定される蓄電装置54のSOCを示す信号等をさらに受ける。
そして、HV−ECU70は、上記の信号に基づいて、たとえばエンジン12の出力トルクの目標を示すエンジントルク指令Terを生成してエンジンECU62へ出力し、エンジントルク指令Terを受けたエンジンECU62は、エンジン12を駆動するためのスロットル信号や点火信号、燃料噴射信号等を生成してエンジン12へ出力する。
また、HV−ECU70は、差動部20のモータジェネレータMG1,MG2を駆動するためのトルク指令Tmr1,Tmr2を生成してMG−ECU64へ出力し、充電器56を駆動するための充電指令Pacを生成して充電ECU68へ出力し、さらに、自動変速部30を駆動するための油圧指令を生成して油圧制御部(図示せず)へ出力する。また、HV−ECU70は、エンジン12を停止して差動部20のモータジェネレータMG1,MG2を用いたEV走行の実行時、エンジン12の出力軸を回転不能に固定可能なブレーキBcr(後述)を駆動するための駆動信号を生成する。
トルク指令Tmr1,Tmr2を受けたMG−ECU64は、トルク指令Tmr1,Tmr2に相当するトルクをモータジェネレータMG1,MG2が発生するようにインバータ52を制御するための信号PWIを生成し、その生成された信号PWIをインバータ52へ出力する。また、充電指令Pacを受けた充電ECU68は、充電指令Pacに相当する電力が蓄電装置54に充電されるように充電器56を制御するための信号PWCを生成し、その生成された信号PWCを充電器56へ出力する。
(差動部および自動変速部の構成)
図3は、図1に示した差動部20および自動変速部30の構成を示した図である。図3を参照して、差動部20は、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割装置24とを含む。モータジェネレータMG1,MG2の各々は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機によって構成される。モータジェネレータMG1,MG2は、インバータ52(図1)によって駆動される。
図3は、図1に示した差動部20および自動変速部30の構成を示した図である。図3を参照して、差動部20は、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割装置24とを含む。モータジェネレータMG1,MG2の各々は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機によって構成される。モータジェネレータMG1,MG2は、インバータ52(図1)によって駆動される。
動力分割装置24は、シングルピニオン型のプラネタリギヤによって構成され、サンギヤS0(第1の回転要素RE1)と、ピニオンギヤP0と、リングギヤR0(第2の回転要素RE2)と、キャリアCA0(第3の回転要素RE3)とを含む。第3の回転要素RE3のキャリアCA0は、入力軸22に連結され、ピニオンギヤP0を自転および公転可能に支持する。第1の回転要素RE1のサンギヤS0は、モータジェネレータMG1の回転軸に連結される。第2の回転要素RE2のリングギヤR0は、伝達部材26に連結され、ピニオンギヤP0を介してサンギヤS0と噛み合うように構成される。伝達部材26には、モータジェネレータMG2の回転軸が連結される。すなわち、第2の回転要素RE2のリングギヤR0は、モータジェネレータMG2の回転軸とも連結される。
動力分割装置24は、サンギヤS0、キャリアCA0およびリングギヤR0が相対的に回転することによって差動装置として機能する。サンギヤS0、キャリアCA0およびリングギヤR0の各回転数は、後述(図5)するように共線図において直線で結ばれる関係になる。動力分割装置24の差動機能により、エンジン12から出力される動力がサンギヤS0とリングギヤR0とに分割される。そして、サンギヤS0に分割された動力によってモータジェネレータMG1が発電機として作動し、モータジェネレータMG1により発電された電力は、モータジェネレータMG2に供給されたり、蓄電装置54(図1)に蓄えられたりする。動力分割装置24により分割された動力を用いてモータジェネレータMG1が発電したり、モータジェネレータMG1により発電された電力を用いてモータジェネレータMG2を駆動したりすることによって、差動部20は無段変速機として機能する。
キャリアCA0に接続される入力軸22とエンジン12の出力軸との間には、トルクコンバータ14が設けられ、入力軸22には、ブレーキBcrが設けられる。トルクコンバータ14は、エンジン12の出力軸に連結されるポンプインペラ、入力軸22に連結されるタービンランナ、ステータ、およびワンウェイクラッチ等によって構成される流体伝達装置である。
ブレーキBcrは、入力軸22を回転不能に固定することによって、第3の回転要素RE3のキャリアCA0を回転不能に固定することができる。ブレーキBcrは、油圧により作動する摩擦係合装置であり、重ねられた複数枚の摩擦板が油圧により押圧される湿式多板型や、回転するドラムの外周面に巻付けられたバンドの一端が油圧によって引き締められるバンドブレーキ等によって構成される。なお、ブレーキBcrは、エンジン12を用いた走行時の引き摺りを低減するために所謂ドッグクラッチ型のもので構成してもよく、あるいは電気的なブレーキ(電磁ブレーキ等)によって構成してもよい。
自動変速部30は、シングルピニオン型のプラネタリギヤ32,34と、クラッチC1,C2と、ブレーキB1,B2と、ワンウェイクラッチF1とを含む。プラネタリギヤ32は、サンギヤS1と、ピニオンギヤP1と、キャリアCA1と、リングギヤR1とを含む。プラネタリギヤ34は、サンギヤS2と、ピニオンギヤP2と、キャリアCA2と、リングギヤR2とを含む。
クラッチC1,C2およびブレーキB1,B2の各々は、油圧により作動する摩擦係合装置であり、上述の湿式多板型やバンドブレーキ等によって構成される。ワンウェイクラッチF1は、互いに連結されるキャリアCA1およびリングギヤR2を一方向に回転可能とし、かつ、他方向に回転不能に支持する。
この自動変速部30においては、クラッチC1,C2、ブレーキB1,B2、およびワンウェイクラッチF1の各係合装置が、図4に示される係合作動表に従って係合されることにより、1速ギヤ段〜4速ギヤ段および後進ギヤ段が択一的に形成される。なお、図4において、「○」は係合状態であることを示し、「(○)」はエンジンブレーキ時に係合されることを示し、空欄は解放状態であることを示す。なお、クラッチC1,C2およびブレーキB1,B2の各係合装置をすべて解放状態にすることにより、ニュートラル状態(動力伝達が遮断された状態)が形成される。
再び図3を参照して、差動部20と自動変速部30とは、伝達部材26〜28によって連結される。そして、プラネタリギヤ34のキャリアCA2に連結される出力軸36が差動歯車装置42に連結される。
図5は、差動部20および自動変速部30によって構成される変速機構の共線図である。図5とともに図3を参照して、差動部20に対応する共線図の縦線Y1は、動力分割装置24のサンギヤS0(第1の回転要素RE1)の回転数を示し、すなわちモータジェネレータMG1の回転数を示す。縦線Y2は、動力分割装置24のキャリアCA0(第3の回転要素RE3)の回転数を示し、すなわちエンジン12の回転数を示す。縦線Y3は、動力分割装置24のリングギヤR0(第2の回転要素RE2)の回転数を示し、すなわちモータジェネレータMG2の回転数を示す。なお、縦線Y1〜Y3の間隔は、動力分割装置24のギヤ比に応じて定められている。
また、自動変速部30に対応する共線図の縦線Y4は、プラネタリギヤ34のサンギヤS2の回転数を示し、縦線Y5は、互いに連結されたプラネタリギヤ34のキャリアCA2およびプラネタリギヤ32のリングギヤR1の回転数を示す。また、縦線Y6は、互いに連結されたプラネタリギヤ34のリングギヤR2およびプラネタリギヤ32のキャリアCA1の回転数を示し、縦線Y7は、プラネタリギヤ32のサンギヤS1の回転数を示す。そして、縦線Y4〜Y7の間隔は、プラネタリギヤ32,34のギヤ比に応じて定められている。
クラッチC1が係合すると、差動部20のリングギヤR0にプラネタリギヤ34のサンギヤS2が連結され、サンギヤS2がリングギヤR0と同じ速度で回転する。クラッチC2が係合すると、リングギヤR0にプラネタリギヤ32のキャリアCA1およびプラネタリギヤ34のリングギヤR2が連結され、キャリアCA1およびリングギヤR2がリングギヤR0と同じ速度で回転する。ブレーキB1が係合するとサンギヤS1の回転が停止し、ブレーキB2が係合するとキャリアCA1およびリングギヤR2の回転が停止する。
たとえば、図4の係合作動表に示したように、クラッチC1、ブレーキB2およびワンウェイクラッチF1を係合し(ブレーキB2はエンジンブレーキ時のみ係合、ワンウェイクラッチF1は駆動時にのみ係合)、その他のクラッチおよびブレーキを解放すると、自動変速部30の共線図は「1st」(1速ギヤ段)で示される直線(点線)のようになる。また、クラッチC1およびブレーキB1を係合し、その他のクラッチおよびブレーキを解放すると、自動変速部30の共線図は「2nd」(2速ギヤ段)で示される直線(実線)のようになる。このように、自動変速部30において、クラッチC1,C2およびブレーキB1,B2を図4の係合作動表に従って係合または解放させることにより、1速ギヤ段〜4速ギヤ段、後進ギヤ段、およびニュートラル状態を形成することができる。
一方、差動部20においては、モータジェネレータMG1,MG2を適宜回転制御することにより、キャリアCA0に連結されるエンジン12の所定の回転数(零も含む。)に対して、リングギヤR0の回転数すなわち差動部20の出力軸の回転数を連続的に変更可能な無段変速が実現される。このような無段変速機能を有する差動部20に自動変速部30を連結することによって、差動部20による無段変速機能を有しつつ差動部20の変速比を小さくすることができ、モータジェネレータMG1,MG2の損失を小さくすることができる。
ここで、この実施の形態1では、キャリアCA0に連結される入力軸22にブレーキBcrが設けられている。そこで、図5に示されるように、エンジン12を停止するとともにブレーキBcrにより第3の回転要素RE3のキャリアCA0を回転不能に固定することによって、ブレーキBcrを支点としてモータジェネレータMG1のトルクをリングギヤR0に伝達することができる。すなわち、ブレーキBcrを作動させることによって、モータジェネレータMG1,MG2の双方の駆動力を用いたEV走行を行なうことができる(以下では、このようなEV走行を、モータジェネレータMG1,MG2の双方の駆動力を用いた「両駆動EV走行」とも称する。)。
(両駆動EV走行の説明)
図5において例示されるように、両駆動EV走行時に1速ギヤ段から2速ギヤ段へのシフトアップが行なわれる場合、差動部20および自動変速部30の共線図は、点線で示される状態から実線で示される状態に遷移する。シフトアップに伴ない、自動変速部30の入力軸すなわち差動部20の出力軸(リングギヤR0)の回転数は低下し、モータジェネレータMG1,MG2の回転数は低下する。シフトアップ前後で出力(パワー)を一定にするために、シフトアップに伴ないモータジェネレータMG1,MG2のトルクは増加する。
図5において例示されるように、両駆動EV走行時に1速ギヤ段から2速ギヤ段へのシフトアップが行なわれる場合、差動部20および自動変速部30の共線図は、点線で示される状態から実線で示される状態に遷移する。シフトアップに伴ない、自動変速部30の入力軸すなわち差動部20の出力軸(リングギヤR0)の回転数は低下し、モータジェネレータMG1,MG2の回転数は低下する。シフトアップ前後で出力(パワー)を一定にするために、シフトアップに伴ないモータジェネレータMG1,MG2のトルクは増加する。
このように、変速によってモータジェネレータMG1,MG2の動作点は変化するところ、モータジェネレータMG1,MG2の動作点によってモータジェネレータMG1,MG2の効率は変化する。そこで、この実施の形態1では、モータジェネレータMG1,MG2の効率が最適になるように自動変速部30のギヤ段が選択され、モータジェネレータMG1,MG2の動作点が決定される。
図6は、モータジェネレータMG1の効率を示した図である。図7は、モータジェネレータMG2の効率を示した図である。図6,7を参照して、横軸は対応のモータジェネレータの回転数を示し、縦軸は対応のモータジェネレータのトルクを示す。モータジェネレータMG1,MG2の効率は、低トルク域または低回転域において低下し、中トルク中回転域の高パワー領域で良好となる。なお、一点鎖線は、定パワー曲線を示し、対応のモータジェネレータが分担するパワーを示す。
以下、1速ギヤ段と2速ギヤ段との選択を例に、両駆動EV走行時のギヤ段の選択方法について説明する。モータジェネレータMG1について、1速ギヤ段で走行するとその回転数はN1Aになるものとし、2速ギヤ段で走行するとその回転数はN1Bになるものとする。また、モータジェネレータMG2について、1速ギヤ段で走行するとその回転数はN2Aになるものとし、2速ギヤ段で走行するとその回転数はN2Bになるものとする。1速ギヤ段で走行する場合、モータジェネレータMG1,MG2の動作点はそれぞれ点a1,a2となり、2速ギヤ段で走行する場合、モータジェネレータMG1,MG2の動作点はそれぞれ点b1,b2となる。
動作点a1におけるモータジェネレータMG1の効率と、動作点a2におけるモータジェネレータMG2の効率とに基づいて、1速ギヤ段で走行する場合のモータジェネレータMG1,MG2の総合効率が算出される。また、動作点b1におけるモータジェネレータMG1の効率と、動作点b2におけるモータジェネレータMG2の効率とに基づいて、2速ギヤ段で走行する場合のモータジェネレータMG1,MG2の総合効率が算出される。そして、1速ギヤ段で走行する場合のモータジェネレータMG1,MG2の総合効率と、2速ギヤ段で走行する場合のモータジェネレータMG1,MG2の総合効率とが比較され、効率の高い方のギヤ段が選択される。
なお、上記では、1速ギヤ段と2速ギヤ段との選択を例に説明したが、各ギヤ段についてモータジェネレータMG1,MG2の総合効率を算出し、それらを比較して効率が最も高いギヤ段を選択することによって、1速ギヤ段〜4速ギヤ段の中から最適なギヤ段を選択することができる。なお、モータジェネレータMG1,MG2の総合効率に自動変速部30の伝達効率(ギヤ段によって異なる。)を乗算した値を比較することによって、自動変速部30の効率もさらに考慮してギヤ段を選択するようにしてもよい。
(変速制御の説明)
自動変速部30の変速過渡期は、自動変速部30内のクラッチやブレーキのトルク分担が変化するトルク相と、トルク相に続いて回転変化が生じるイナーシャ相とに大別される。そして、トルク相とイナーシャ相とから成る変速過渡期に発生し得る自動変速部30の出力トルクの変動を抑制するためにトルク補償制御が実行される。すなわち、トルク相では、自動変速部30の出力トルクの落込みを抑制するために自動変速部30の入力トルク(差動部20の出力トルク)を増加させ、イナーシャ相では、回転速度の変化による出力トルクの変動を抑制するために自動変速部30の入力トルク(差動部20の出力トルク)を低減させる。
自動変速部30の変速過渡期は、自動変速部30内のクラッチやブレーキのトルク分担が変化するトルク相と、トルク相に続いて回転変化が生じるイナーシャ相とに大別される。そして、トルク相とイナーシャ相とから成る変速過渡期に発生し得る自動変速部30の出力トルクの変動を抑制するためにトルク補償制御が実行される。すなわち、トルク相では、自動変速部30の出力トルクの落込みを抑制するために自動変速部30の入力トルク(差動部20の出力トルク)を増加させ、イナーシャ相では、回転速度の変化による出力トルクの変動を抑制するために自動変速部30の入力トルク(差動部20の出力トルク)を低減させる。
両駆動EV走行時は、この変速過渡期に実行されるトルク補償制御をモータジェネレータMG1,MG2によって実行可能である。上記のように、モータジェネレータMG1,MG2の動作点は、それらの総合効率を考慮して決定されるので、変速過渡期においても、基本的には、モータジェネレータMG1,MG2の効率を考慮してモータジェネレータMG1,MG2の双方を用いてトルク補償制御を実行するのが好ましい。
しかしながら、モータジェネレータMG1が分担する補償トルクが大きくなると、モータジェネレータMG1のトルクを自動変速部30への伝達部材に伝えるためのブレーキBcrのトルク容量が不足し得る。特に、変速を短期間で実行するほど補償トルクは大きくなるので、そのような場合にはブレーキBcrのトルク容量不足が特に懸念される。ブレーキBcrのトルク容量が不足すると、ブレーキBcrに滑りが生じ、トルク相における補償トルク(トルク増)を十分に発生できなくなる。
そこで、この実施の形態1では、ブレーキBcrのトルク容量に応じてモータジェネレータMG1のトルク補償を制限する。具体的には、たとえばブレーキBcrへの供給油圧に基づいてブレーキBcrのトルク容量を推定し、ブレーキBcrのトルク容量に基づいてモータジェネレータMG1のトルク上限が算出される。そして、トルク補償制御の補償トルクを含むモータジェネレータMG1のトルクが上記のトルク上限を超える場合には、モータジェネレータMG2を用いてトルク補償制御が実行される。この場合、モータジェネレータMG2のみを用いてトルク補償を実行するようにしてもよいし、モータジェネレータMG1のトルクを上記のトルク上限に制限し、モータジェネレータMG1による補償の不足分をモータジェネレータMG2で補うようにしてもよい。
図8は、図1に示したHV−ECU70の機能ブロック図である。図8を参照して、HV−ECU70は、駆動制御部72と、変速制御部74と、トルク補償制御部76と、MG効率マップ78とを含む。
駆動制御部72は、ハイブリッド車両10を所望の走行状態で駆動するために、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令Tmr1,Tmr2、エンジン12のエンジントルク指令Ter、および自動変速部30を駆動するための油圧指令を生成する。
ここで、駆動制御部72は、両駆動EV走行時には、モータジェネレータMG1,MG2の効率が動作点毎に予め定められたMG効率マップ78を用いて、モータジェネレータMG1,MG2の総合効率が最も高くなるギヤ段およびモータジェネレータMG1,MG2の動作点を上述の方法により決定する。そして、駆動制御部72は、ブレーキBcrを駆動するための駆動信号を生成するとともに、モータジェネレータMG1,MG2がその動作点で動作するようにトルク指令Tmr1,Tmr2を生成する。また、駆動制御部72は、変速制御部74へギヤ段を通知し、変速制御部74から変速指令を受けると、その変速指令に従って自動変速部30の油圧指令を生成する。
変速制御部74は、駆動制御部72からギヤ段の通知を受け、変速が必要な場合には、自動変速部30の変速を実行するための変速指令を生成して駆動制御部72へ出力する。トルク補償制御部76は、変速中に上述のトルク補償制御を実行する。ここで、トルク補償制御部76は、変速制御の開始通知を変速制御部74から受けると、モータジェネレータMG1によるトルク補償によってブレーキBcrのトルク容量が不足するか否かを判定し、ブレーキBcrのトルク容量が不足する場合には、ブレーキBcrが滑らないようにモータジェネレータMG1のトルクを制限しつつモータジェネレータMG2によるトルク補償を実行する。以下、式を用いて具体的に説明する。
動力分割装置24によって連結されるモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12の運動方程式は、以下のように表わされる。
Im1×(dω1/dt)=Tm1+ρ/(1+ρ)×Tx …(1)
Im2×(dω2/dt)=Tm2−Tp+1/(1+ρ)×Tx …(2)
Ie×(dωe/dt)=Te−Tx …(3)
ωe=ρ/(1+ρ)×ω1+1/(1+ρ)×ω2 …(4)
ここで、Im1,Im2,IeはそれぞれモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12の慣性モーメントを示し、ω1,ω2,ωeはそれぞれモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12の回転数を示す。また、Tm1,Tm2,TeはそれぞれモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12のトルクを示し、Tpは差動部20の出力軸のトルクを示す。また、ρは動力分割装置24のギヤ比を示し、Txは走行トルクをエンジン12の回転軸上に換算したトルクに相当する。d*/dt=0であるとして、Txを消去すると次式が得られる。
Im2×(dω2/dt)=Tm2−Tp+1/(1+ρ)×Tx …(2)
Ie×(dωe/dt)=Te−Tx …(3)
ωe=ρ/(1+ρ)×ω1+1/(1+ρ)×ω2 …(4)
ここで、Im1,Im2,IeはそれぞれモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12の慣性モーメントを示し、ω1,ω2,ωeはそれぞれモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12の回転数を示す。また、Tm1,Tm2,TeはそれぞれモータジェネレータMG1,MG2およびエンジン12のトルクを示し、Tpは差動部20の出力軸のトルクを示す。また、ρは動力分割装置24のギヤ比を示し、Txは走行トルクをエンジン12の回転軸上に換算したトルクに相当する。d*/dt=0であるとして、Txを消去すると次式が得られる。
Tp=Tm2−1/ρ×Tm1=Tm2+1/(1+ρ)×Te …(5)
Te=−(1+ρ)/ρ×Tm1 …(6)
ブレーキBcrのトルク容量をTbcrとすると、ブレーキBcrのトルク容量を超えないモータジェネレータMG1のトルク上限Tm1_limは、式(6)を用いて以下のように算出される。
Te=−(1+ρ)/ρ×Tm1 …(6)
ブレーキBcrのトルク容量をTbcrとすると、ブレーキBcrのトルク容量を超えないモータジェネレータMG1のトルク上限Tm1_limは、式(6)を用いて以下のように算出される。
Tm1_lim=−ρ/(1+ρ)×Tbcr …(7)
変速中の補償トルクを含むモータジェネレータMG1のトルク指令Tmr1がこのトルク上限Tm1_limを超える場合には、モータジェネレータMG2を用いてトルク補償が実行される。
変速中の補償トルクを含むモータジェネレータMG1のトルク指令Tmr1がこのトルク上限Tm1_limを超える場合には、モータジェネレータMG2を用いてトルク補償が実行される。
なお、上述のように、トルク指令Tmr1がトルク上限Tm1_limを超える場合には、モータジェネレータMG2のみを用いてトルク補償を実行してもよいし、式(5)において、トルクTm1をトルク上限Tm1_limに制限し、トルクTpを変速中の補償トルクを含むものとして、補償トルクを含むモータジェネレータMG2のトルクを算出してもよい。
なお、モータジェネレータMG1のトルクがトルク上限Tm1_limを超えない場合には、トルク補償制御部76は、MG効率マップ78を用いて、式(5)の関係を満たしつつモータジェネレータMG1,MG2の総合効率が最適になるようにモータジェネレータMG1,MG2のトルクを決定してもよい。この場合には、ブレーキBcrのトルク容量が不足してモータジェネレータMG1のトルクがトルク上限Tm1_limを超える場合よりも、モータジェネレータMG1,MG2の総合効率が高くなる。
図9は、両駆動EV走行時におけるトルク補償制御の処理手順を説明するためのフローチャートである。なお、フローチャート中の各ステップについては、HV−ECU70に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて、所定周期または所定の条件が成立したことに応答して実行されることによって実現される。あるいは、全部または一部のステップについて、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図9を参照して、HV−ECU70は、ブレーキBcrが係合状態であるか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、ここでは、両駆動EV走行中か否かが判定される。ブレーキBcrは解放状態であると判定されると(ステップS10においてNO)、ステップS90へ処理が移行される。
ステップS10においてブレーキBcrは係合状態であると判定されると(ステップS10においてYES)、HV−ECU70は、変速制御中であるか否かを判定する(ステップS20)。変速中でないときは(ステップS20においてNO)、ステップS90へ処理が移行される。
ステップS20において変速制御中であると判定されると(ステップS20においてYES)、HV−ECU70は、ブレーキBcrのトルク容量を推定する(ステップS30)。ブレーキBcrのトルク容量は、たとえばブレーキBcrへの供給油圧に基づいて推定される。電磁ブレーキ等の電気的なブレーキによってブレーキBcrが構成される場合には、ブレーキBcrへの供給電力に基づいてトルク容量を推定してもよい。
次いで、HV−ECU70は、ステップS30において推定されたブレーキBcrのトルク容量に基づいて、上記の式(7)を用いてモータジェネレータMG1のトルク上限Tm1_limを算出する(ステップS40)。さらに、HV−ECU70は、トルク補償分を含む変速中のモータジェネレータMG1のトルクTm1を算出する(ステップS50)。なお、補償トルクを含むモータジェネレータMG1のトルクTm1は、補償トルクを含むトルクTpに基づいて、モータジェネレータMG1,MG2の効率を考慮しつつ式(5)を用いて算出される。
そして、HV−ECU70は、ステップS50において算出されたトルクTm1が、ステップS40において算出されたトルク上限Tm1_limよりも大きいか否かを判定する(ステップS60)。トルクTm1がトルク上限Tm1_limよりも大きいと判定されると(ステップS60においてYES)、HV−ECU70は、モータジェネレータMG1によるトルク補償を制限し、モータジェネレータMG2によるトルク補償を実行する(ステップS70)。なお、上述のように、モータジェネレータMG2によるトルク補償は、モータジェネレータMG2のみを用いて実施するものとしてもよいし、モータジェネレータMG1のトルクをトルク上限Tm1_limとし、モータジェネレータMG1の不足分をモータジェネレータMG2で補うようにしてもよい。
ステップS60においてトルクTm1がトルク上限Tm1_lim以下であると判定されると(ステップS60においてNO)、HV−ECU70は、モータジェネレータMG1によるトルク補償を許可する(ステップS80)。具体的には、補償トルクを含むトルクTpに基づいて、上記の式(5)に基づいてモータジェネレータMG1,MG2によりトルク補償が実行される。
図10は、両駆動EV走行中に実行される変速制御の一例を示すタイムチャートである。図10を参照して、時刻t1において変速制御が開始されると、補償トルクを含むモータジェネレータMG1のトルクTm1がトルク上限Tm1_limを超えるか否かが判定される。ここでは、トルクTm1がトルク上限Tm1_limを超えると判定され、モータジェネレータMG2のみによってトルク補償が実施されるものとする。
時刻t2において、トルク相が開始し、自動変速部30の出力トルク(AT出力トルク)の落込みを抑制するために、モータジェネレータMG2のトルクが上昇する(トルク補償制御)。すなわち、自動変速部30の入力トルク(AT入力トルク)が上昇し、これによってAT出力トルクの落込みが抑制される。
時刻t3において、トルク相が終了しイナーシャ相が開始すると、モータジェネレータMG1,MG2の回転数が変化する。このとき、回転変化によるAT出力トルクの変動を抑制するために、モータジェネレータMG2のトルクが低減される。すなわち、自動変速部30の入力トルク(AT入力トルク)が低減され、これによってAT出力トルクの変動が抑制される。
なお、この図10では、モータジェネレータMG2のみによってトルク補償制御が実行されるので、時刻t5において変速制御が終了した後に、モータジェネレータMG1,MG2の総合効率を最適にする動作点に向けてモータジェネレータMG1,MG2の動作点(トルク)が遷移している。
以上のように、この実施の形態1においては、ブレーキBcrを作動させた両駆動EV走行時に変速が行なわれるとき、ブレーキBcrのトルク容量が不足する場合には、ブレーキBcrが滑らないようにモータジェネレータMG1のトルクを制限しつつモータジェネレータMG2によるトルク補償が実行される。これにより、ブレーキBcrのトルク容量の範囲内でトルク補償が実行される。したがって、この実施の形態1によれば、ブレーキBcrをスリップさせることなく、変速時のトルク補償制御を実行することができる。
また、この実施の形態1においては、ブレーキBcrのトルク容量が不足しない場合には、モータジェネレータMG1,MG2の総合効率が最適になるようにモータジェネレータMG1,MG2のトルク(補償トルクを含む)が決定される。したがって、この実施の形態1によれば、変速中においてもモータジェネレータMG1,MG2の効率が良好に保たれる。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、両駆動EV走行時に変速が行なわれるとき、ブレーキBcrのトルク容量が不足する場合には、ブレーキBcrが滑らないようにブレーキBcrのトルク容量が引上げられる。
この実施の形態2では、両駆動EV走行時に変速が行なわれるとき、ブレーキBcrのトルク容量が不足する場合には、ブレーキBcrが滑らないようにブレーキBcrのトルク容量が引上げられる。
この実施の形態2による電動車両の全体構成は、図1に示した実施の形態1による電動車両(ハイブリッド車両10)と同じである。また、実施の形態2における差動部および自動変速部の構成も、それぞれ図3に示した実施の形態1における差動部20および自動変速部30と同じである。
図11は、実施の形態2における両駆動EV走行時のトルク補償制御の処理手順を説明するためのフローチャートである。図11を参照して、このフローチャートは、図9に示したフローチャートにおいて、ステップS70,S80に代えてステップS85を含む。
すなわち、ステップS60においてトルクTm1がトルク上限Tm1_limよりも大きいと判定されると(ステップS60においてYES)、HV−ECU70は、ブレーキBcrのトルク容量を引上げる(ステップS85)。具体的には、HV−ECU70は、ブレーキBcrへの供給油圧を高めることによって、ブレーキBcrのトルク容量を引上げる。
一方、ステップS60においてトルクTm1がトルク上限Tm1_lim以下であると判定されると(ステップS60においてNO)、HV−ECU70は、ブレーキBcrのトルク容量を引上げることなく、ステップS90へ処理を移行する。
この実施の形態2においては、両駆動EV走行時に変速が行なわれるとき、ブレーキBcrのトルク容量が不足する場合には、ブレーキBcrが滑らないようにブレーキBcrのトルク容量が引上げられる。したがって、この実施の形態2によっても、ブレーキBcrをスリップさせることなく、変速時のトルク補償制御を実行することができる。
なお、上記の実施の形態においては、ハイブリッド車両10は、外部電源によって蓄電装置54を充電するための充電器56および受電部58を備えるものとしたが、この発明は、充電器56および受電部58を備えない車両にも適用可能である。
また、上記の実施の形態では、電動車両は、エンジン12を搭載したハイブリッド車両としたが、この発明の適用範囲は、上記のようなハイブリッド車両に限定されるものではなく、エンジンを搭載しない電気自動車や、エネルギー源として燃料電池をさらに搭載した燃料電池車等も含み得るものである。
なお、上記において、モータジェネレータMG1,MG2は、それぞれこの発明における「第1の電動機」および「第2の電動機」の一実施例に対応し、動力分割装置24は、この発明における「差動装置」の一実施例に対応する。また、自動変速部30は、この発明における「変速装置」の一実施例に対応し、ブレーキBcrは、この発明における「固定装置」の一実施例に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ハイブリッド車両、12 エンジン、14 トルクコンバータ、20 差動部、22 入力軸、24 動力分割装置、26〜28 伝達部材、30 自動変速部、32,34 プラネタリギヤ、36 出力軸、42 差動歯車装置、44 駆動輪、52 インバータ、54 蓄電装置、56 充電器、58 受電部、60 制御装置、62 エンジンECU、64 MG−ECU、66 電池ECU、68 充電ECU、70 HV−ECU、72 駆動制御部、74 変速制御部、76 トルク補償制御部、78 MG効率マップ、Bcr,B1,B2 ブレーキ、S0〜S2 サンギヤ、P0〜P2 ピニオンギヤ、CA0〜CA2 キャリア、R0〜R2 リングギヤ、C1,C2 クラッチ、F1 ワンウェイクラッチ、RE1〜RE3 回転要素。
Claims (12)
- 第1および第2の電動機と、
前記第1の電動機に連結される第1の回転要素、前記第2の電動機に連結される第2の回転要素、および第3の回転要素によって構成される差動装置と、
前記第2の回転要素と駆動軸との間に設けられる変速装置と、
前記第3の回転要素を回転不能に固定するための固定装置と、
前記第1および第2の電動機、前記変速装置、ならびに前記固定装置を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行するように、前記第1および第2の電動機、前記固定装置、ならびに前記変速装置を制御する駆動制御部と、
前記変速装置の変速中における前記変速装置の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行するトルク補償制御部とを含み、
前記トルク補償制御部は、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記第3の回転要素が回転しないように前記第1および第2の電動機によるトルク補償を実行する、電動車両。 - 前記トルク補償制御部は、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記第3の回転要素が回転しないように前記第1の電動機のトルクを制限しつつ前記第2の電動機によるトルク補償を実行する、請求項1に記載の電動車両。
- 前記トルク補償制御部は、前記固定装置のトルク容量に基づいて前記第1の電動機のトルク上限を算出し、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、補償トルクを含む前記第1の電動機のトルクが前記トルク上限を超える場合には、前記第2の電動機のみを用いたトルク補償を実行する、請求項1に記載の電動車両。
- 前記トルク補償制御部は、前記固定装置のトルク容量に基づいて前記第1の電動機のトルク上限を算出し、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、補償トルクを含む前記第1の電動機のトルクが前記トルク上限を超える場合には、前記第1の電動機のトルクを前記トルク上限に制限する、請求項1に記載の電動車両。
- 前記トルク補償制御部は、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記変速装置の変速の非実行時よりも前記固定装置のトルク容量を増加させる、請求項1に記載の電動車両。
- 前記トルク補償制御部は、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記固定装置のトルク容量の不足が生じない場合には、前記トルク容量が不足する場合よりも、前記第1および第2の電動機のトータルでの効率を示す総合効率が高くなるように、前記変速装置の変速中における前記第1および第2の電動機の動作点を決定する、請求項1に記載の電動車両。
- 前記トルク補償制御部は、前記第1および第2の電動機について動作点毎に予め定められた効率に基づいて、前記変速装置の変速中における前記総合効率が最高になるように前記第1および第2の電動機の動作点を決定する、請求項6に記載の電動車両。
- 前記固定装置は、油圧係合ブレーキによって構成され、
前記トルク容量は、前記油圧係合ブレーキに供給される油圧に基づいて決定される、請求項1に記載の電動車両。 - 前記第3の回転要素に連結される内燃機関をさらに備える、請求項1に記載の電動車両。
- 電動車両の制御方法であって、
前記電動車両は、
第1および第2の電動機と、
前記第1の電動機に連結される第1の回転要素、前記第2の電動機に連結される第2の回転要素、および第3の回転要素によって構成される差動装置と、
前記第2の回転要素と駆動軸との間に設けられる変速装置と、
前記第3の回転要素を回転不能に固定するための固定装置とを備え、
前記制御方法は、
前記変速装置の変速中か否かを判定するステップと、
前記変速装置の変速中における前記変速装置の出力トルクの変動を抑制するようにトルク補償を実行するステップとを含み、
前記トルク補償を実行するステップは、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記第3の回転要素が回転しないように前記第1および第2の電動機によるトルク補償を実行するステップを含む、電動車両の制御方法。 - 前記トルク補償を実行するステップは、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記第3の回転要素が回転しないように前記第1の電動機のトルクを制限しつつ前記第2の電動機によるトルク補償を実行するステップを含む、請求項10に記載の電動車両の制御方法。
- 前記トルク補償を実行するステップは、前記固定装置により前記第3の回転要素が回転不能に固定された状態で走行している場合に前記変速装置の変速が行なわれるとき、前記変速装置の変速の非実行時よりも前記固定装置のトルク容量を増加させるステップを含む、請求項10に記載の電動車両の制御方法。
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JP2016159850A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | マツダ株式会社 | 車両の駆動装置 |
CN109100651A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-12-28 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种电机***性能的确定方法、装置及测试设备 |
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2012
- 2012-12-26 JP JP2012282634A patent/JP2014125076A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2016159850A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | マツダ株式会社 | 車両の駆動装置 |
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