JP2014124442A - 着脱自在な持ち上げ用ハンドル及び着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋 - Google Patents

着脱自在な持ち上げ用ハンドル及び着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドル及び着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋を提供することを目的とする。
【解決手段】被持ち上げ物1に設けた取付部2に着脱自在に取り付けて被持ち上げ物1を持ち上げることができる着脱自在な持ち上げ用ハンドルであって、前記取付部2として設けた板状部3の取付孔4に一方側から挿入してこの板状部3の他方側に配置する挿入先端部5と、この挿入先端部5に折曲部6若しくは段差部6を介して連設され前記板状部3の一方側に配置する一方側配置部7とから成る取付係止部8を握持部9の先端部に設けて、前記取付孔4に前記挿入先端部5を一方側から挿入して前記板状部3の他方側に配置すると共に、前記一方側配置部7を板状部3の一方側に配置した際、前記握持部9を握持して持ち上げることで前記被持ち上げ物1を持ち上げることができるように構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、着脱自在な持ち上げ用ハンドル及び着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋に関するものである。
従来から、加熱調理で使用される鍋を持ち上げる際には、鍋本体の周面に設けた取手を握持したり指を掛けたりして持ち上げるが、この取手が、加熱調理による熱で持ちにくくなったり、破損する場合がある。
即ち、例えばアウトドアにて薪火のような大きな火で調理する場合、火が鍋本体の周面部位に大きく立ちのぼり、鍋本体の周面に設けた取手に火が直接触れて高温となり、熱くて持ちにくくなったり、破損する場合がある。尚、取手が熱くなる原因としては、加熱調理により鍋本体の周囲に生じる蒸気や、熱気などもある。
また、鍋本体から取手が大きく突出していると外形寸法が大きくなり、収納や保管する際に不便な場合がある。
そこで、従来においても、前述した問題点に対応すべく、例えば実開平7−9239号に開示されるような鍋本体に対して着脱自在な持ち上げ用ハンドル(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、細長いハンドル本体と、このハンドル本体の先端部に設けられてカギ形に折曲された係止部を先端に有する係止部材と、この係止部材の係止部を鍋本体の周面に設けた取付板の係合孔に差し込んだ後に該取付板の下面に重合してロック状態となり、係止部材とともに鍋の取付板を挟んで保持すべくハンドル本体の先端に滑動自在に設けられた重合部材と、この重合部材を常時前方に押圧する圧縮ばねとから成り、該係止部材と重合部材によって鍋を保持できる様に構成されたものである。
また、このハンドル本体の先端上面部には、圧縮ばねに抗して重合部材を後方に移動させるための操作部がスライド自在に設けられており、この操作部を操作して重合部材が取付板に対して重合するロック状態を解除することができ、このロック解除状態で係合孔から係止部材を抜いて鍋本体からハンドル本体を取り外すことができる。
従って、従来例であれば、鍋本体の周面に取手を取り外し不能に設けた構造と異なり、取手が、加熱調理による熱で持ちにくくなったり、破損するという問題点を解消でき、しかも、鍋本体の周面に必要以上に突出するものがないから収納や保管に便利とされる。
実開平7−9239号公報
ところで、従来例は、前述したように重合部材が取付板に対して重合するロック状態は圧縮ばねの付勢により保持されているが、この圧縮ばねが例えば劣化破損した場合など、取付板に対して重合部材が十分に重合せず(重合部材が十分に前方位置に位置せず)、完全なロック状態でないにもかかわらず、ハンドル本体を持ち上げた際、不意に鍋本体が脱落してしまう可能性が危惧される。
また、従来例は、構造が複雑である為、コスト高で量産性が悪いなどの問題点もある。
本発明は、前述した問題点を解消する、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドル及び着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋を提供する。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
被持ち上げ物1に設けた取付部2に着脱自在に取り付けて被持ち上げ物1を持ち上げることができる着脱自在な持ち上げ用ハンドルであって、前記取付部2として設けた板状部3の取付孔4に一方側から挿入してこの板状部3の他方側に配置する挿入先端部5と、この挿入先端部5に折曲部6若しくは段差部6を介して連設され前記板状部3の一方側に配置する一方側配置部7とから成る取付係止部8を握持部9の先端部に設けて、前記取付孔4に前記挿入先端部5を一方側から挿入して前記板状部3の他方側に配置すると共に、前記一方側配置部7を板状部3の一方側に配置した際、前記握持部9を握持して持ち上げることで前記被持ち上げ物1を持ち上げることができるように構成し、この握持部9にロック用回動腕部10を、前記板状部3の板面方向を回動方向として回動自在に枢着し、このロック用回動腕部10を回動して前記握持部9と並設し束ねて握持し得るように構成し、このロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置までロック用回動腕部10を回動した際、前記板状部3の他方側に配置して前記握持部9の傾斜動を阻止し前記握持部9の前記挿入先端部5を前記取付孔4から抜き取ることを阻止するロック用他方側配置部11を前記ロック用回動腕部10の先端部に設け、取り外す場合にはこのロック用回動腕部10を回動して前記ロック用他方側配置部11を前記板状部3の他方側から回動退避させて前記握持部9を傾斜させ前記取付孔4から前記挿入先端部5を抜き取るように構成したことを特徴とする着脱自在な持ち上げ用ハンドルに係るものである。
また、前記握持部9の先端部の先端板部の途中を折曲して前記段差部6を形成して前記折曲部6を設け、この段差状の折曲部6の先端側板状部を、前記取付孔4の上側から挿入して前記板状部3の下側に配置させる前記挿入先端部5とし、この段差状の折曲部6の基端側板部を、前記板状部3の上側に配置する前記一方側配置部7として前記取付係止部8を構成したことを特徴とする請求項1記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドルに係るものである。
また、前記握持部9先端側の下側に前記ロック用回動腕部10の先端部側を枢着し、このロック用回動腕部10の先端板部を、上側に前記一方側配置部7が配置された前記板状部3の下側に配置する前記ロック用他方側配置部11とした構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドルに係るものである。
また、前記握持部9及び前記ロック用回動腕部10を板材で形成し、この握持部9の先端部に設けた前記取付係止部8及び前記ロック用回動腕部10の先端部に設けた前記ロック用他方側配置部11も板材で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドルに係るものである。
また、前記取付孔4は、前記被持ち上げ物1に突設状態若しくは浮上状態に設けた前記板状部3に貫通形成したスリット孔4とし、このスリット孔4のスリット長さに合致する幅に少なくとも前記取付係止部8の前記挿入先端部5を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドルに係るものである。
また、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドルAを、前記被持ち上げ物1である鍋本体12の周面に突設した前記取付部2に着脱自在に取り付けたことを特徴とする着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋に係るものである。
また、前記被持ち上げ物1である鍋本体12の前記被持ち上げ物1である鍋蓋13にも前記取付部2を設けて、この鍋蓋13の取付部2に前記ハンドルAを着脱自在に取り付けて持ち上げられるように構成したことを特徴とする請求項6記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、被持ち上げ物に対する脱着が極めて簡易に行え、また、前述した従来例と異なり、被持ち上げ物に対する堅固な取付状態が確実に得られ、しかも、簡易構造故にコスト安にして量産性に秀れるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドルとなる。
また、請求項2記載の発明においては、より具体的な構造から握持部を握持して被持ち上げ物を確実に持ち上げることができることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドルとなる。
また、請求項3記載の発明においては、被持ち上げ物に設けられる板状部を上下から挟み込んで確実に且つ堅固なロック状態が得られ、しかも、ロック用回動腕部の回動方向が持ち上げ方向(上下方向)と異なる方向に回動する構造であるから、この点においても不意にロック状態が解除されにくい構造であり、被持ち上げ物に対する堅固な取付状態が確実に得られるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドルとなる。
また、請求項4記載の発明においては、各パーツを板材で形成するという簡易構造であり、この点においてもコスト安にして量産性に秀れるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドルとなる。
また、請求項5記載の発明においては、板状部に対して取付係止部ががたつくことのない堅固な取付状態が得られることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドルとなる。
また、請求項6記載の発明においては、鍋本体に対する脱着が極めて簡易且つ確実に行え、しかも、堅固な取付状態が得られるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋となる。
また、請求項7記載の発明においては、鍋蓋に対する脱着が極めて簡易且つ確実に行え、しかも、堅固な取付状態が得られるなど、極めて商品価値の高い画期的な着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋となる。
本実施例の使用状態説明図である。 本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す平面図である。 図3のA−A拡大断面図である。 図3のB−B拡大断面図である。 本実施例を示す底面図である。 本実施例を示す正面図である。 本実施例を示す背面図である。 本実施例の動作説明図である。 本実施例の動作説明図である。 本実施例に係る着脱自在な持ち上げ用ハンドルAにおける被持ち上げ物1である鍋本体12への取り付け方法を示す説明図である。 本実施例に係る着脱自在な持ち上げ用ハンドルAにおける被持ち上げ物1である鍋本体12への取り付け方法を示す説明図である。 本実施例に係る着脱自在な持ち上げ用ハンドルAにおける被持ち上げ物1である鍋本体12への取り付け方法を示す説明図である。 本実施例に係る着脱自在な持ち上げ用ハンドルAにおける被持ち上げ物1である鍋本体12への取り付け方法を示す説明図である。 本実施例に係る着脱自在な持ち上げ用ハンドルAにおける被持ち上げ物1である鍋本体12への取り付け方法を示す説明図である。 本実施例に係る着脱自在な持ち上げ用ハンドルAにおける被持ち上げ物1である鍋本体12への取り付け方法を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
握持部9の挿入先端部5を、板状部3の取付孔4に一方側から挿入してこの板状部3の他方側に配置すると、この挿入先端部5に連設される一方側配置部7は、板状部3の一方側に配置される。
即ち、この一方側配置部7は、挿入先端部5に折曲部6若しくは段差部6を介して連設されており、挿入先端部5を板状部3の取付孔4に一方側から挿入して、この折曲部6若しくは段差部6を取付孔4に配置した状態とすることで、挿入先端部5は板状部3の他方側に配置され、一方側配置部7は板状部3の一方側に配置される。
つまり、取付係止部8を構成する挿入先端部5で板状部3の他方側を支持するとともに、一方側配置部7で板状部3の一方側を支持した状態、即ち、取付部2に取付係止部8が係止状態となり、この状態で握持部9を握持して持ち上げることで被持ち上げ物1を持ち上げることができる。
また、本発明は、前述した取付部2に対する取付係止部8の係止状態において、握持部9に枢着するロック用回動腕部10を、板状部3の板面方向に回動させて、このロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置まで回動した際、ロック用回動腕部10の先端部に設けたロック用他方側配置部11が、板状部3の他方側に配置する。
このロック用回動腕部10のロック用他方側配置部11が板状部3の他方側に配置されると、握持部9の傾斜動を阻止し握持部9の挿入先端部5を取付孔4から抜き取ることを阻止するロック状態となる。
つまり、ロック用回動腕部10を板状部3の板面方向に回動させて握持部9と並設し束ねるだけでロック状態が得られ、そのまま握持部9を握持してこの束ね状態を保持するだけでロック状態が維持されることになり、前述した従来例と異なり、板状部3に対するロック用他方側配置部11のロック状態が、握持部9を握って被持ち上げ物を持ち上げている際は維持されることになる。
また、本発明は、取付部2から取付係止部8を取り外す場合には、このロック用回動腕部10を回動してロック用他方側配置部11を板状部3の他方側から回動退避させて握持部9を傾斜させ取付孔4から挿入先端部5を抜き取るようにする。
以上のように、本発明は、被持ち上げ物1に対する脱着が極めて簡易に行え、しかも、被持ち上げ物1に対する堅固な取付状態が確実に得られることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、被持ち上げ物1に設けた取付部2に着脱自在に取り付けて被持ち上げ物1を持ち上げることができる着脱自在な持ち上げ用ハンドルAであって、取付部2として設けた板状部3の取付孔4に一方側(上側)から挿入してこの板状部3の他方側(下側)に配置する挿入先端部5と、この挿入先端部5に折曲部6若しくは段差部6を介して連設され板状部3の一方側(上側)に配置する一方側配置部7とから成る取付係止部8を握持部9の先端部に設けて、取付孔4に挿入先端部5を一方側(上側)から挿入して板状部3の他方側(下側)に配置すると共に、一方側配置部7を板状部3の一方側(上側)に配置した際、握持部9を握持して持ち上げることで被持ち上げ物1を持ち上げることができるように構成し、この握持部9にロック用回動腕部10を、板状部3の板面方向(略水平方向)を回動方向として回動自在に枢着し、このロック用回動腕部10を回動して握持部9と並設し束ねて握持し得るように構成し、このロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置までロック用回動腕部10を回動した際、板状部3の他方側に配置して握持部9の傾斜動を阻止し握持部9の挿入先端部5を取付孔4から抜き取ることを阻止するロック用他方側配置部11をロック用回動腕部10の先端部に設け、取り外す場合にはこのロック用回動腕部10を回動してロック用他方側配置部11を板状部3の他方側から回動退避させて握持部9を傾斜させ取付孔4から挿入先端部5を抜き取るように構成したものである。
尚、本実施例では、取付孔4は、被持ち上げ物1に突設状態若しくは浮上状態に設けた金属製の板状部3に貫通形成したスリット孔4で構成しており、図1,16に図示したようにこの取付部2を被持ち上げ物1としての鍋本体12の周面及び鍋蓋13の上面に突設している。また、被持ち上げ物1としては前述した以外にも本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
握持部9は、図1〜8に図示したように適宜な金属製の部材(ステンレス)で形成した長尺のハンドル構造体である。
具体的には、金属製の縦長板材をプレス加工により横断面コ字状となるように折り返し形成したもので、折り返し部9cを介して上下に対向する上側部9aと下側部9bとを有する構成であり、この上側部9aと下側部9bとの間には後述するロック用回動腕部10を重合状態(積層状態)に収納する収納空間部Sが設けられている。
また、握持部9(上側部9a)の先端部には、枢着軸14を介してロック用回動腕部10を枢着する孔部(図示省略)が形成された枢着板部15が延設され、この枢着板部15の先端側には取付係止部8が設けられている。
この取付係止部8は、握持部9(上側部9a)の先端部の先端板部の途中を下方にプレス加工により折曲して段差部6を形成して折曲部6を設け、この段差状の折曲部6の先端側板状部を、取付孔4の上側から挿入して板状部3の下側に配置させる挿入先端部5とし、この段差状の折曲部6の基端側板部を、板状部3の上側に配置する一方側配置部7として構成されている。
また、この一方側配置部7は前述した枢着板部15に段差状の後端側折曲部16を介して連設されており、この後端側折曲部16は一方側配置部7の後端側から下方にプレス加工により折曲して形成され、一方側配置部7を板状部3の上側に配置した際、この後端側折曲部16が板状部3の外周縁3aに係止し、一方、前述した折曲部6が取付孔4の内周縁4aに係止するように構成されている(図12参照)。
また、この段差状の折曲部6及び後端側折曲部16は、取付部2(板状部3)の板厚を考慮された高さの段差に設定されている。
従って、図11に図示したように挿入先端部5を板状部3の取付孔4に上側から挿入して、折曲部6を取付孔4に配置した状態とすることで、挿入先端部5は板状部3の下側(下面)に重合状態に配置され、一方側配置部7は板状部3の上側(上面)に重合状態に配置され、つまり、取付係止部8を構成する挿入先端部5で板状部3の下側を支持するとともに、一方側配置部7で板状部3の上側を支持した状態、即ち、取付部2に取付係止部8が係止状態となり(図12参照)、この状態で握持部9を握持して持ち上げることで被持ち上げ物1を持ち上げることができる。
また、握持部9(上側部9a及び下側部9b)の後端部夫々には、握持部9の一側縁に開口する切り欠き状の凹部9a’,9b’が設けられており、具体的には、この凹部9a’,9b’夫々は握持部9(上側部9a及び下側部9b)を上下方向に貫通し且つ折り曲げ部9cの対向端となる開口端部に開口するように設けられている。
この凹部9a’,9b’は、握持部9にロック用回動腕部10を並設して束ね状態(収納状態)とした際、該ロック用回動腕部10の後端部に設けられる孔部10aと合致して吊り下げ係止部17を形成するものであり、更に、握持部9に対してロック用回動腕部10を回動させて束ね状態を解除した際には、この凹部9a’,9b’夫々を、例えばある物を吊り下げ係止したりする際に用いるフック部としても使用できる。
ロック用回動腕部10は、図1〜10に図示したように適宜な金属製の部材(ステンレス)で形成した板状体である。
また、ロック用回動腕部10の先端部には、枢着軸14を介して握持部9と枢着する孔部(図示省略)が形成された枢着板部18が設けられ、この枢着板部18の先端側には後述するロック用他方側配置部11が設けられている。
この握持部9に対するロック用回動腕部10の枢着は、握持部9の枢着板部15とロック用回動腕部10の枢着板部18とを重合状態とし、この状態で夫々の孔部に枢着軸14を一側(上側から)貫挿して該枢着軸14の径大一端部14aを係止し、この状態で各孔部を貫通した他端部14bに抜け止め部材19(C字状クリップ)を止着して抜け止め状態に設けている。
この枢着連結により、握持部9に対してロック用回動腕部10は、板状部3の板面方向を回動方向として回動自在となり、このロック用回動腕部10を回動して握持部9と並設し束ねて握持し得ることになる。この際、ロック用回動腕部10は握持部9の収納空間S内に収納される(上側部9aと下側部9bとの間に配される。)。
また、本実施例では、ロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置までロック用回動腕部10を回動した際、板状部3の下側に配置して握持部9の傾斜動を阻止し握持部9の挿入先端部5を取付孔4から抜き取ることを阻止するロック用他方側配置部11をロック用回動腕部10の先端部に設けている。
このロック用他方側配置部11は、前述した枢着板部18の先端に延設される板状体で構成されており、ロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置までロック用回動腕部10を回動した際、一方側配置部7の対向位置に配されるように構成されている。
従って、ロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置までロック用回動腕部10を回動した際、板状部3の下側に重合状態に配置されて該板状部3の上側に重合状態に配置される一方側配置部7とともに板状部3を挟持し、この状態で握持部9の傾斜動を阻止し握持部9の挿入先端部5を取付孔4から抜き取ることを阻止する。
また、取付部2から取付係止部8を取り外す場合には、ロック用回動腕部10を回動してロック用他方側配置部11を板状部3の下側から回動退避させて握持部9を傾斜させ取付孔4から挿入先端部5を抜き取るように構成されている。
また、ロック用回動腕部10の先端部にして一側部には、突部10cが垂下状に折曲形成されている。
この突部10cは、握持部9に対してロック用回動腕部10を直交させた状態(図9、10に示すL字の状態)において、挿入先端部5を取付孔4に挿入した際、この突部10cに板状部3の外周縁部3aが当接するように構成されており、この挿入させる一連の動作のまま一方側配置部7が板状部3の上側に良好に配置されるよう誘導するように構成されている。
また、ロック用回動腕部10には長さ方向に凸条リブ10bがプレス加工により設けられており、この凸条リブ10bはロック用回動腕部10の補強効果を発揮するとともに、握持部9にロック用回動腕部10を収納する際、この凸条リブ10bが握持部9(上側部9a)に圧接することで回動抵抗となり、不意に収納状態が解除されないように構成されている。
また、ロック用回動腕部10の後端部には、前述した吊り下げ係止部17を形成する孔部10aが設けられている。
本実施例は上述のように構成したから、握持部9の挿入先端部5を、板状部3の取付孔4に一方側(上側)から挿入してこの板状部3の他方側(下側)に配置すると、この挿入先端部5に連設される一方側配置部7は、板状部3の一方側(上側)に配置される(図11,12参照)。
即ち、この一方側配置部7は、挿入先端部5に折曲部6を介して連設されており、挿入先端部5を板状部3の取付孔4に一方側(上側)から挿入して、この折曲部6を取付孔4に配置した状態とすることで、挿入先端部5は板状部3の他方側(下側)に配置され、一方側配置部7は板状部3の一方側(上側)に配置され、取付部2に取付係止部8が係止状態となる。
この状態で握持部9を握持して持ち上げることで被持ち上げ物1を持ち上げることができる。
また、本実施例は、前述した取付部2に対する取付係止部8の係止状態において、図13に図示したように握持部9に枢着するロック用回動腕部10を、板状部3の板面方向(略水平方向)に回動させて、このロック用回動腕部10と握持部9とを束ね握持する位置まで回動した際、ロック用回動腕部10の先端部に設けたロック用他方側配置部11が、板状部3の他方側(下側)にして一方側配置部7の対向位置に配置する(図14,15参照)。
このロック用回動腕部10のロック用他方側配置部11が板状部3の他方側(下側)に配置されると、握持部9の傾斜動を阻止し握持部9の挿入先端部5を取付孔4から抜き取ることを阻止するロック状態となる。
つまり、ロック用回動腕部10を板状部3の板面方向に回動させて握持部9と並設し束ねるだけでロック状態が得られ、そのまま握持部9を握持してこの束ね状態を保持するだけでロック状態が維持されることになり、前述した従来例と異なり、板状部3に対するロック用他方側配置部11のロック状態が、握持部9を握って被持ち上げ物を持ち上げている際は常に維持されることになる。
また、本実施例は、取付部2から取付係止部8を取り外す場合には、このロック用回動腕部10を回動してロック用他方側配置部11を板状部3の他方側(下側)から回動退避させて握持部9を傾斜させ取付孔4から挿入先端部5を抜き取るようにする。
よって、本実施例によれば、被持ち上げ物1に対する脱着が極めて簡易に行え、しかも、被持ち上げ物1に対する堅固な取付状態が確実に得られることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
A ハンドル
1 被持ち上げ物
2 取付部
3 板状部
4 取付孔
5 挿入先端部
6 折曲部・段差部
7 一方側配置部
8 取付係止部
9 握持部
10 ロック用回動腕部
11 ロック用他方側配置部
12 鍋本体
13 鍋蓋

Claims (7)

  1. 被持ち上げ物に設けた取付部に着脱自在に取り付けて被持ち上げ物を持ち上げることができる着脱自在な持ち上げ用ハンドルであって、前記取付部として設けた板状部の取付孔に一方側から挿入してこの板状部の他方側に配置する挿入先端部と、この挿入先端部に折曲部若しくは段差部を介して連設され前記板状部の一方側に配置する一方側配置部とから成る取付係止部を握持部の先端部に設けて、前記取付孔に前記挿入先端部を一方側から挿入して前記板状部の他方側に配置すると共に、前記一方側配置部を板状部の一方側に配置した際、前記握持部を握持して持ち上げることで前記被持ち上げ物を持ち上げることができるように構成し、この握持部にロック用回動腕部を、前記板状部の板面方向を回動方向として回動自在に枢着し、このロック用回動腕部を回動して前記握持部と並設し束ねて握持し得るように構成し、このロック用回動腕部と握持部とを束ね握持する位置までロック用回動腕部を回動した際、前記板状部の他方側に配置して前記握持部の傾斜動を阻止し前記握持部の前記挿入先端部を前記取付孔から抜き取ることを阻止するロック用他方側配置部を前記ロック用回動腕部の先端部に設け、取り外す場合にはこのロック用回動腕部を回動して前記ロック用他方側配置部を前記板状部の他方側から回動退避させて前記握持部を傾斜させ前記取付孔から前記挿入先端部を抜き取るように構成したことを特徴とする着脱自在な持ち上げ用ハンドル。
  2. 前記握持部の先端部の先端板部の途中を折曲して前記段差部を形成して前記折曲部を設け、この段差状の折曲部の先端側板状部を、前記取付孔の上側から挿入して前記板状部の下側に配置させる前記挿入先端部とし、この段差状の折曲部の基端側板部を、前記板状部の上側に配置する前記一方側配置部として前記取付係止部を構成したことを特徴とする請求項1記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドル。
  3. 前記握持部先端側の下側に前記ロック用回動腕部の先端部側を枢着し、このロック用回動腕部の先端板部を、上側に前記一方側配置部が配置された前記板状部の下側に配置する前記ロック用他方側配置部とした構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドル。
  4. 前記握持部及び前記ロック用回動腕部を板材で形成し、この握持部の先端部に設けた前記取付係止部及び前記ロック用回動腕部の先端部に設けた前記ロック用他方側配置部も板材で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドル。
  5. 前記取付孔は、前記被持ち上げ物に突設状態若しくは浮上状態に設けた前記板状部に貫通形成したスリット孔とし、このスリット孔のスリット長さに合致する幅に少なくとも前記取付係止部の前記挿入先端部を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドル。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドルを、前記被持ち上げ物である鍋本体の周面に突設した前記取付部に着脱自在に取り付けたことを特徴とする着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋。
  7. 前記被持ち上げ物である鍋本体の前記被持ち上げ物である鍋蓋にも前記取付部を設けて、この鍋蓋の取付部に前記ハンドルを着脱自在に取り付けて持ち上げられるように構成したことを特徴とする請求項6記載の着脱自在な持ち上げ用ハンドル付き鍋。
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