JP2014123015A - 光沢付与装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却手段の冷却効率を上げるとともに、冷却される無端状ベルトを再び加熱する際における加熱効率を向上させることにより、消費電力の低減を図る。
【解決手段】光沢付与加熱ローラ21と、加熱されながら回動する無端状ベルト24と、無端状ベルト24を介して光沢付与加熱ローラ21に圧接してニップ部を形成する光沢付与加圧ローラ22と、無端状ベルト24を冷却する冷却部材41,51,61と、を有し、トナー画像Tが形成された記録材Pをニップ部に進入させ、該ニップ部から無端状ベルト24に接触させた状態で搬送して、冷却後に無端状ベルト24より剥離する光沢付与装置300において、無端状ベルト24が有する熱量の一部を、無端状ベルト24のニップ部の下流側であって冷却部材の上流側の位置から、無端状ベルト24の冷却部材の下流側であって光沢付与加熱ローラ21の上流側の位置に伝達させるプレ加熱手段80を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、光沢付与装置および画像形成装置に関する。さらに詳述すると、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置で画像形成がなされたトナー画像についての光沢付与装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置は、加熱溶融性の樹脂などからなるトナーを用いてトナー画像を得るに際し、記録材(記録媒体、記録紙、用紙ともいう)に転写された未定着トナー像を定着させるために、加熱および加圧を行う定着装置を備えている。
例えば、一般的な2ローラ方式による定着装置は、内部に熱源が配された加熱ローラと加圧ローラでニップ部を形成している。未定着トナー像が表面に転写された記録材は、加熱ローラと加圧ローラ間のニップ部に送られ、該ニップ部にて加熱ローラと加圧ローラとから熱と圧力が加えられ、未定着トナー像のトナーが軟化ないし溶融した状態となり、ニップから出た後、記録材表面に固着して定着することになる。しかし、このような構成の定着装置により得られるトナー画像では、画像の光沢度が十分でないという課題があった。
上記の課題に対し、記録材に形成されるトナー画像を、定着装置により定着する際、または、定着装置による定着後に、適度に光沢を与え、高画質にする光沢付与手段(光沢付与装置)に関する数多くの技術が提案されている。
特許文献1〜3には、定着ローラと支持ローラとの間に張架された無端状ベルトと、定着ローラに対向して設けられた加圧ローラとを備え、記録紙を無端状ベルトに当接させた状態で冷却手段により冷却してから剥離させ高光沢のプリントを得ることができる光沢付与に関する技術が開示されている。
無端状ベルトおよび無端状ベルトに当接した記録紙を冷却する冷却手段として、例えば、特許文献1には、無端状ベルトの内側と無端状ベルトの外側(下側)に冷却ファンを設置し、冷却ファンの送風により冷却するものや、水やその他の冷媒を内包したヒートパイプやヒートシンクを接触させて冷却するものが開示されている。
同様に、特許文献2には、無端状ベルトの内周面に接触して熱を吸収して放熱する放熱部材(ヒートシンク)や、冷却用ファンによる空冷装置などを用いて冷却することが開示されている。また、特許文献3には、無端状ベルトの外側(下側)に冷却ファンを設置し冷却ファンの送風により冷却するものや、冷却ファンの風量を調節するものが開示されている。
ベルト式の光沢付与装置は、ニップ部において、記録材上のトナーを一度溶かし、トナーと無端状ベルトの密着力でトナー(すなわち、記録材)と無端状ベルトとを密着させて、その状態で搬送、冷却され、その後、無端状ベルトから剥離することで無端状ベルトの表面状態がトナーの表面に転写されトナーの表面が平滑になり光沢度が高くなるものである。
したがって、高い光沢画像を得るためにはトナーと無端状ベルトが密着した状態で、無端状ベルト(すなわち、トナー表面)を所望の温度まで冷却する必要がある。このため、冷却手段の冷却能力および冷却効率等が重要となる。
一方で、無端状ベルトは上記の理由で冷却された後、次のサイクル(1周して次にニップ部に至る時)では、再び、必要な加熱温度まで加熱がなされる。このように、光沢付与装置では、強制冷却した無端状ベルトを再び加熱するという繰り返しになるために、ニップ部における加熱の際には、多くの電力を必要とする。上記特許文献1から3に記載の技術では、冷却能力および冷却効率の向上を図ることができるが、消費電力を低減することについては考慮されていなかった、
そこで本発明は、冷却手段の冷却効率を上げるとともに、冷却される無端状ベルトを再び加熱する際における加熱効率を向上させることにより、消費電力の低減を図ることができる光沢付与装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る光沢付与装置は、熱源により加熱される加熱部材と、前記加熱部材により加熱されながら回動する無端状ベルトと、前記無端状ベルトを介して前記加熱部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材と、前記無端状ベルトを冷却する冷却手段と、を有し、トナー画像が形成された記録材を前記ニップ部に進入させ、該ニップ部から前記無端状ベルトに接触させた状態で搬送して、前記冷却手段により冷却した後に前記無端状ベルトより剥離する光沢付与装置において、前記無端状ベルトが有する熱量の一部を、前記無端状ベルトの前記ニップ部の下流側であって前記冷却手段の上流側の位置から、前記無端状ベルトの前記冷却手段の下流側であって前記加熱部材の上流側の位置に伝達させる熱伝達手段を備えるものである。
本発明によれば、冷却手段の冷却効率を上げるとともに、冷却される無端状ベルトを再び加熱する際における加熱効率を向上させることにより、消費電力の低減を図ることができる。
画像形成装置本体と光沢付与装置本体の概略構成図である。 光沢付与装置の基本構成を示す概略構成図(1)である。 光沢付与装置の基本構成を示す概略構成図(2)である。 冷却部材の断面図の一例である。 本実施形態に係る光沢付与装置の概略構成図(1)である。 プレ加熱手段を無端状ベルトの内周側から見た場合の断面構成図である。 本実施形態に係る光沢付与装置の概略構成図(2)である。
以下、本発明に係る構成を図1から図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る光沢付与装置は、熱源(ハロゲンヒータ23)により加熱される加熱部材(光沢付与加熱ローラ21)と、加熱部材により加熱されながら回動する無端状ベルト(無端状ベルト24)と、無端状ベルトを介して加熱部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材(光沢付与加圧ローラ22)と、無端状ベルトを冷却する冷却手段(冷却部材41等)と、を有し、トナー画像(トナー画像T)が形成された記録材(記録材P)をニップ部に進入させ、該ニップ部から無端状ベルトに接触させた状態で搬送して、冷却手段により冷却した後に無端状ベルトより剥離する光沢付与装置(光沢付与装置300)において、無端状ベルトが有する熱量の一部を、無端状ベルトのニップ部の下流側であって冷却手段の上流側の位置から、無端状ベルトの冷却手段の下流側であって加熱部材の上流側の位置に伝達させる熱伝達手段(プレ加熱手段80,90)を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
図1は、画像形成装置本体100と光沢付与装置本体200の概略構成図を示している。なお、図1は、本実施形態に係る光沢付与装置300を有する光沢付与装置本体200を、画像形成装置本体100に連結して取付けた状態を示す概略構成図である。
なお、図1では、光沢付与装置300を光沢付与装置本体200として、画像形成装置本体100とは別の装置としているが、必ずしも別の装置である必要は無く、画像形成装置本体100の内部の定着装置下流側に光沢付与装置300を備える構成としても良い。
(画像形成装置)
先ず、画像形成装置の構成および動作について説明する。図1において、100は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の画像形成装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録材Pが収容される給紙部、9は記録材Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y,11M,11C,11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に形成されたトナー像を記録材P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、15は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録材P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録材P上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、を示している。
また、300は画像形成装置本体100の外部に設置された周辺装置であって記録材P上に担持されたトナー像に光沢を付与する光沢付与装置である。光沢付与装置300は、画像形成装置本体100から排出された定着工程後の記録材P上の画像の光沢性を向上させるための装置である。
画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。先ず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y,11M,11C,11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BKの表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程)。こうして、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の潜像が現像される(現像工程)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程)。
その後、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録材P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次
転写工程)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップ)に搬送される記録材Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録材Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録材Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録材Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録材Pは、搬送ベルトによって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと圧接ローラとのニップ部にて、カラー画像(トナー)が記録材P上に定着される。
そして、定着工程後の記録材Pは、出力画像の光沢度を向上させる「光沢モード」が選択されていないときには、図1の破線矢印に示すように、切替爪の移動によって画像形成装置本体100外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
これに対して、「光沢モード」が選択されているときには、図1の実線矢印に示すように、切替爪の移動によって画像形成装置本体100から光沢付与装置300に導かれて、光沢付与装置300にて記録材P上の画像に光沢性が付与された後に、光沢付与装置300から出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、「光沢モード」とは、画像形成装置本体100の操作パネル(不図示)等からボタン操作によってユーザが任意に選択できるモードであって、例えば、写真画像のように高光沢性が要求される画像を出力するときに選択されるものである。
(光沢付与装置の構成)
次に、光沢付与装置の基本構成およびその動作について説明する。図2は、光沢付与装置の基本構成を示す概略構成図である。
この光沢付与装置300は、熱源としてのハロゲンヒータ23により加熱される光沢付与加熱ローラ(加熱部材)21と、光沢付与加熱ローラ21、剥離ローラ27、駆動ローラ26およびテンションローラ28に張架され、光沢付与加熱ローラ21により加熱されながら図中の矢印方向に回動する無端状ベルト24と、無端状ベルト24を介して光沢付与加熱ローラ21に圧接してニップ部を形成する光沢付与加圧ローラ(加圧部材)22と、無端状ベルト24の内周側に無端状ベルト24を冷却する冷却部材41,51,61と、を有しており、駆動ローラ26の回転駆動により、無端状ベルト24が矢印方向に回転するように構成されている。
そして、トナー画像Tが形成された記録材Pをニップ部に進入させ、該ニップ部から無端状ベルト24に接触させた状態で搬送して、冷却部材41,51,61により冷却した後に無端状ベルト24より剥離するものである。
また、無端状ベルト24の表面の温度を検知する温度検出手段25が設けられている。温度検出手段25は、非接触式サーモパイルであることが好ましいが、接触式サーミスタであっても良い(図2では接触式の例を示している)。図示しない温度制御手段は、温度検出手段25の温度検知結果に基づいてハロゲンヒータ23のオン/オフ制御を行っている。
以下、光沢付与装置300の各部材について説明する。光沢付与加熱ローラ21は、円筒状の金属ローラからなるものであり、例えばアルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料で形成され、その外径が50〜120mm程度のローラ部材である。また、円筒体の中空部分にハロゲンヒータ23が内蔵され、ハロゲンヒータ23によって光沢付与加熱ローラ21は加熱される。また、熱平衡のために長手方向にヒートパイプを備えることも好ましい。
ハロゲンヒータ23は、その両端部が光沢付与装置300の側板(不図示)に固定されている。そして、不図示の電源部(交流電源)により出力制御されたハロゲンヒータ23からの輻射熱によって光沢付与加熱ローラ21が加熱されて、さらに光沢付与加熱ローラ21によって加熱された無端状ベルト24の表面から記録材P上のトナー像Tに熱が加えられる。
ハロゲンヒータ23の出力制御は、無端状ベルト24に非接触で設けられた温度検出手段25による温度の検知結果に基づいておこなわれる。例えば、温度検出手段25の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ハロゲンヒータ23に交流電圧が印加される。このようなハロゲンヒータ23の出力制御によって、無端状ベルト24の光沢付与加熱ローラ21に張架された部分における表面温度を所望の温度、例えば、100〜250℃程度に調整制御することができる。
光沢付与加圧ローラ22は、外径が50〜120mm程度であって、円筒状の金属ローラの外周に厚さ5〜30mmの弾性層(シリコーンゴム層)が形成され、また表層面は、例えば厚さ30〜200μmのフッ素樹脂のチューブ材等が形成されたローラ部材である。
また、光沢付与加圧ローラ22は、加圧機構(不図示)によって無端状ベルト24を介して光沢付与加熱ローラ21に圧接され、ニップ部(光沢付与ニップ部)を形成している。ニップ部の幅は10〜40mm程度に設定される。
無端状ベルト24は、基材と外周面側に形成される表面層との2層構造からなるベルト部材である。ベルト基材としては、例えば、厚さ10〜300μmの耐熱性の高い樹脂シートを使用することができる。具体的にはポリエステル、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミドなどのポリマーシートを用いることができる。また、表面層は、例えば、厚さ1〜100μmのシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等の表面層形成用材料にて形成することができる。
また、無端状ベルト24は、上述のように画像の光沢付与するためのベルトであるため、その表面層の表面が高光沢を付与するに適した平滑面として形成される。この場合、その平滑面は、例えば、算術平均粗さRaが0.3μm以下、より好ましくは0.1μm以下となるように形成されている。なお、無端状ベルト24は、不図示の駆動手段により駆動制御される駆動ローラ26の駆動力により周速50〜700mm/秒程度で回転駆動する。なお、無端状ベルト24は、駆動ローラ26による駆動力に替えて、またはこれに合わせてニップ部の駆動力により回転駆動するものでも良い。
冷却手段40は、液冷方式で冷却部材41を冷却するものであり、冷却部材41と、ラジエータ42と、タンク43と、ポンプ44とがチューブにより連結されて構成されている。同様に、冷却手段50は、冷却部材51と、ラジエータ52と、タンク53と、ポンプ54とがチューブにより連結されて構成され、冷却手段60は、冷却部材61と、ラジエータ62と、タンク63と、ポンプ64とがチューブにより連結されて構成されている。
冷却部材41,51,61は、光沢付与加熱ローラ21と光沢付与加圧ローラ22のニップ部の記録材Pの搬送方向下流側において、無端状ベルト24の内周側の接触する位置に順に設けられて無端状ベルト24を冷却している。また、無端状ベルト24に密着搬送される記録材P上のトナー像Tを冷却することができる。なお、図2に示すように、光沢付与加熱ローラ21の位置から剥離ローラ27の位置までの略全域において、無端状ベルト24の内周面を押圧するように冷却部材41,51,61を配設することで、無端状ベルト24と冷却部材41,51,61との密着性を向上させることができる。
以下、冷却手段40の構成例について説明するが、冷却手段50,60についても同様に構成される。なお、冷却手段40,50,60は、それぞれが独立して冷却制御可能に構成されている。
冷却手段40は、冷却部材41に冷却液を循環させるためのポンプ44と、冷却液を循環させ冷却するラジエータ42と、冷却液を溜めるタンク43が設けられ、それぞれがチューブで繋がれている。そして、冷却手段40において、図2に示す矢印方向に液体が循環して、冷却部材41が冷却される。
冷却部材41は、熱伝導性の良い金属(例えば、アルミニウム等)で形成され、その内部には冷却液が循環するための穴が冷却部材41の内部を往復するように形成されている。
ラジエータ42には、ラジエータ42内を流動する液体を空冷、排熱するためのファンが設置されている。ファンは、例えば、風量を0〜11m/分の範囲で可変できる冷却調整手段として構成されている。
また、ポンプ44は、タンク43から冷却部材41に向けて送られる液体の流量を、例えば、0〜15リットル/分の範囲で可変できる流量調整手段として構成されている。
なお、冷却手段40,50,60は、冷却液を使用した液冷方式としているが、空冷方式や、水冷および空冷の混合方式であっても良い。上記のような冷却システムとすることにより、効率よく無端状ベルト24を冷却することが可能となる。
また、図2に示す例では、光沢付与加熱ローラ21側に設けられる冷却部材41が剥離ローラ27側に設けられる冷却部材61よりも、無端状ベルト24との接触面積が広くなるように構成されている。すなわち、冷却部材41の搬送方向の長さL1は、冷却部材51の搬送方向の長さL2、冷却部材61の長さL3より長くなっている(L1>L2>L3)。なお、冷却部材は、必要な冷却状況に応じて、搬送方向の長さや個数(2〜5個程度が好適である)を適宜選択すれば良い。
また、例えば、冷却手段を図3に示すように、冷却部材71と、ラジエータ72a,72b,72cと、タンク73と、ポンプ74により構成し、1つの冷却手段70としても良い。
図4は、冷却部材71の断面形状(図3の上方から見た断面)を示している。冷却部材71は熱伝導性の良い金属、例えばアルミニウム等で形成され、その内部には冷却液が幅方向(図3の紙面垂直方向)にジグザグ状に往復移動しながら循環できるような流路71a(溝)が形成されており、それぞれの両端部に液体の入口部71b、出口部71cが設けられ、内部を液体が循環することで冷却部材71を冷却可能な構造となっている。
(光沢付与装置の動作)
図1に示した画像形成装置本体100によりトナー像が定着された記録材Pについて、写真画像のような高い光沢度を得たい場合は、光沢付与装置本体200を通過させることで光沢度を高くすることができる。光沢付与装置300におけるトナー像への光沢付与動作の一例を説明する。
図2に示すように、トナー像Tが定着された記録材Pは、光沢付与装置300のガイド部材30により、光沢付与加熱ローラ21と光沢付与加圧ローラ22で形成されるニップ部に案内され、記録材Pは、ニップ部を通過し、加熱される。
無端状ベルト24の表面温度(温度検出手段25の箇所)が、例えば、150℃で制御維持されている場合、記録材Pはニップ部を通過することで100℃〜120℃となりトナー像Tが軟化、溶融する。記録材Pはトナー像Tの無端状ベルト24への密着力によりベルトに密着したまま搬送される。記録材Pは無端状ベルト24が冷却部材41,51,61に接触搬送されることで冷却され、剥離ローラ27の位置でベルトから剥離される。無端状ベルト24に密着した状態で冷却された記録材Pのトナー像Tは、剥離時には40℃以下に冷却されて固化することで無端状ベルト24の表面状態がトナー像表面に転写されて高い光沢を得られる。
無端状ベルト24から剥離された記録材Pは、ガイド部材31に案内されて、排出ローラ32から光沢付与装置300の排紙トレイへ排出される。
(熱伝達手段)
図2、図3で示した光沢付与装置300では、冷却手段40,50,60,70で冷却された無端状ベルト24は、一周して次にニップ部に至る際に、光沢付与加熱ローラ21によって加熱されることとなる。このように、光沢付与装置300では、強制冷却した無端状ベルト24を再び加熱するという動作の繰り返しになるために、ニップ部における加熱の際には、加熱のために多くの電力が必要となる。
また、冷却部材の数や冷却方式については、上述のように種々の構成が考えられるが、いずれも冷却部材で回収した熱は、ラジエータ等に大気中に放出されることとなる。
そこで、本実施形態に係る光沢付与装置300は、冷却手段で回収されていた熱の一部を、その前に回収して、ニップ部における加熱に利用する機構であるプレ加熱手段(熱伝達手段)80を備えるものである。
すなわち、プレ加熱手段80により、無端状ベルト24を冷却手段で冷却する前に熱の一部を回収することで冷却効率を上げるとともに、その回収された熱を冷却手段で冷却された無端状ベルト24に伝達させるものである。これにより、冷却された無端状ベルト24を再び加熱する際における加熱効率を向上させることができ、消費電力の低減を図ることができるものである。
[ヒートパイプ構成]
図5に本実施形態に係る光沢付与装置300の構成の一例を示す概略構成図を示す。図5に示す光沢付与装置300は、プレ加熱手段80を備えている。このプレ加熱手段80は、ニップ部の下流側であって冷却部材41,51,61の上流側(好ましくは、ニップ部の直下流側)において、無端状ベルト24に当接する熱回収部81と、冷却手段40,50,60で冷却された無端状ベルト24を光沢付与加熱ローラ21による加熱位置の上流側(好ましくは、加熱位置の直上流側)において無端状ベルト24に当接する放熱部82と、熱回収部81と放熱部82とを連結する伝熱部83と、から構成される。なお、温度検出手段25として非接触式サーモパイルを備えている。
このプレ加熱手段80を無端状ベルト24の内周側から見た場合(図5の左側から見た場合)の断面構成図を図6に示す。なお、図中の24aは再度加熱される前の冷却状態の無端状ベルト24を、24bは光沢付与加熱ローラ21によって加熱された後の冷却手段によって冷却される前の高温状態の無端状ベルト24を示している。
図6に示すように、熱回収部81および放熱部82は、用紙幅方向(光沢付与加熱ローラ21の軸方向)に亘って、無端状ベルト24の内周面に摺動接触するように形成され、ヒートパイプ81a,82aを有する構成となっている。また、伝熱部83は、一端が熱回収部81、他端が放熱部82に当接するヒートパイプが軸方向に複数箇所形成された構成となっている。
したがって、熱回収部81は、ニップ部の直後において無端状ベルト24から吸熱し、温度上昇する。また、放熱部82は、加熱される直前の冷却された無端状ベルト24に当接しているため、熱回収部81と放熱部82には大きな温度差が生じる。このため、熱回収部81により回収された熱は、伝熱部83のヒートパイプを介して、図中の矢印でしめすように熱移動が生じ、放熱部82に熱が伝達する。よって、放熱部82により、加熱される直前の冷却された無端状ベルト24は、プレ加熱(光沢付与加熱ローラ21による加熱前の加熱をいう)がなされることとなる。
このように、従来は、冷却手段40,50,60で回収し廃棄されていた熱の一部を回収して、これを、冷却された無端状ベルト24が光沢付与加熱ローラ21に進入する前に熱伝導させてプレ加熱することで、光沢付与加熱ローラ21の負荷を下げて加熱効率を上げ、消費電力の削減が可能となる。
また、冷却手段40,50,60の上流側で熱回収がなされるため、冷却手段40,50,60の冷却効率を上げることができる。換言すれば、プレ加熱手段80は、冷却手段としても機能するものである。したがって、本来の機能である光沢付与に関しても、より適した構成となる。
プレ加熱手段80の材質は、熱伝導性の良い金属で構成されるものであればよく、例えば、アルミニウムとすることが好適である。また、本実施形態では、熱伝導効率を上げるためにヒートパイプを使用したが、達成コストや必要効率によっては、熱伝導性の良い金属のみで構成するようにしても良い。
[ベルト構成]
図7に本実施形態に係る光沢付与装置300の構成の他の例を示す概略構成図を示す。図7に示す光沢付与装置300は、プレ加熱手段90を備えている。このプレ加熱手段90は、ニップ部の下流側であって冷却部材41,51,61の上流側(好ましくは、ニップ部の直下流側)において、無端状ベルト24に伝熱ベルト93を介して当接する熱回収部ローラ91と、冷却手段40,50,60で冷却された無端状ベルト24を光沢付与加熱ローラ21による加熱位置の上流側(好ましくは、加熱位置の直上流側)において無端状ベルト24に伝熱ベルト93を介して当接する放熱部ローラ92と、熱回収部ローラ91と放熱部ローラ92に架け回されて回動する無端状のベルト部材である伝熱ベルト(第二無端状ベルト)93と、から構成される。
熱回収部ローラ91および放熱部ローラ92は、用紙幅方向(光沢付与加熱ローラ21の軸方向)に亘って、無端状ベルト24の内周面に、伝熱ベルト93を介して摺動接触するように構成されている。
伝熱ベルト93は、熱回収部ローラ91が張架されているニップ部の直後において無端状ベルト24に接触するとともに、放熱部ローラ92が張架されている加熱される直前の冷却された無端状ベルト24に接触している。このため、両者には光沢付与装置300の駆動中には必ず大きな温度差が生じ、伝熱ベルト93を介して熱交換が行われる。
再加熱前の無端状ベルト24は、ほぼ室温に近いところまで充分に冷却されているため、再加熱するために常に多くの電力が必要であるが、プレ加熱手段90によって無端状ベルト24の温度を上げることができるため、再加熱のための電力の消費を抑えることができる。また、冷却手段40,50,60の上流側で熱回収がなされるため、冷却手段40,50,60の冷却効率を上げることができる。換言すれば、プレ加熱手段90は、冷却手段としても機能するものである。
伝熱ベルト93を用いたベルト構成のプレ加熱手段90では、無端状ベルト24とプレ加熱手段90(伝熱ベルト93)との間に摺動負荷が発生しないため、無端状ベルト24が磨耗することなく、効果的にプレ加熱を行うことができる。
図7に示す例では、伝熱ベルト93は、無端状ベルト24の回転に従動して、図中の矢印方向に回転するようにしている。この構成によれば、プレ加熱手段90には、駆動手段を必要としないため、簡易な構成とすることができる。
また、熱回収部ローラ91および放熱部ローラ92のいずれか一方、または双方に駆動手段を備えるようにして、伝熱ベルト93を無端状ベルト24とは独立して駆動制御が可能な構成とすることも好ましい。これによれば、伝熱ベルト93を無端状ベルト24に対して任意の方向(例えば、図7とは逆方向)や速度(例えば、等速)で回転させることができ、熱伝達効率の良い任意の回転数で駆動させることができる。
伝熱ベルト93の材料は、熱伝導性が高く、屈伸性がよい金属材料、望ましくはステンレス鋼などを用いることが好適であるが、樹脂を用いることもできる。また、熱回収部ローラ91および放熱部ローラ92の材料は、断熱性が良く、伝熱ベルト93に密着するように変形が容易である材料、望ましくは耐熱スポンジなどを用いることが好適であるが、樹脂や金属性のローラとしても良い。
また、伝熱ベルト93を2本のローラに巻きかけた構成としているが、ローラ数は、3本以上であっても良い。熱伝導効率の観点からは、2本のローラとすることが好適である。
また、プレ加熱手段90は、伝熱ベルト93の外周面と無端状ベルト24の内周面との当接状態を解除して離間状態とする接離手段を備えることも好ましい。接離手段は、例えば、2本のローラの軸位置を変位させることで、伝熱ベルト93と無端状ベルト24との当接状態を解除することができる。必要な冷却性能等に応じて接離手段を駆動させることで、プレ加熱制御のオンオフを制御することが可能となる。また、プレ加熱制御が不要な際に、プレ加熱手段90を無端状ベルト24から離間させておくことで、無端状ベルト24の内周面の摺動負荷を軽減することもできる。
以上説明した光沢付与装置を備えた画像形成装置(図1)によれば、省エネを実現可能な光沢付与装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
2 書込み部
3 原稿搬送部
4 原稿読込部
5 コンタクトガラス
7 給紙部
8 給紙ローラ
9 レジストローラ
11Y,11M,11C,11BK 感光体ドラム
12 帯電部
13 現像部
14 転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)
15 クリーニング部
16 中間転写ベルトクリーニング部
17 中間転写ベルト
18 2次転写バイアスローラ
20 定着装置
21 光沢付与加熱ローラ(加熱部材)
22 光沢付与加圧ローラ(加圧部材)
23 ハロゲンヒータ(熱源)
24 無端状ベルト
25 温度検出手段
26 駆動ローラ
27 剥離ローラ
28 テンションローラ
30 ガイド部材(入口側)
31 ガイド部材(出口側)
32 排出ローラ
40,50,60,70 冷却手段
41,51,61,71 冷却部材
42,52,62,72a〜c ラジエータ
43,53,63,73 タンク
44,54,64,74 ポンプ
71a 流路
71b 入口部
71c 出口部
80 プレ加熱手段(熱伝達手段)
81 熱回収部
82 放熱部
81a,82a ヒートパイプ
83 伝熱部
90 プレ加熱手段(熱伝達手段)
91 熱回収部ローラ
92 放熱部ローラ
93 伝熱ベルト
100 画像形成装置本体
200 光沢付与装置本体
300 光沢付与装置
D 原稿
P 記録材
T トナー像
特開2009−14876号公報 特開2004−325934号公報 特開平5−333643号公報

Claims (9)

  1. 熱源により加熱される加熱部材と、
    前記加熱部材により加熱されながら回動する無端状ベルトと、
    前記無端状ベルトを介して前記加熱部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記無端状ベルトを冷却する冷却手段と、を有し、
    トナー画像が形成された記録材を前記ニップ部に進入させ、該ニップ部から前記無端状ベルトに接触させた状態で搬送して、前記冷却手段により冷却した後に前記無端状ベルトより剥離する光沢付与装置において、
    前記無端状ベルトが有する熱量の一部を、前記無端状ベルトの前記ニップ部の下流側であって前記冷却手段の上流側の位置から、前記無端状ベルトの前記冷却手段の下流側であって前記加熱部材の上流側の位置に伝達させる熱伝達手段を備えることを特徴とする光沢付与装置。
  2. 前記熱伝達手段は、前記ニップ部の直下流側の位置から、前記加熱部材の直上流側の位置に、前記無端状ベルトが有する熱量の一部を伝達させることを特徴とする請求項1に記載の光沢付与装置。
  3. 前記熱伝達手段は、前記無端状ベルトの内周側において、一端が前記ニップ部の下流側の位置である熱回収部、他端が前記加熱部材の上流側の位置である放熱部に当接するヒートパイプを有することを特徴とする請求項1または2に記載の光沢付与装置。
  4. 前記熱伝達手段は、前記熱回収部および前記放熱部のそれぞれにおいて、該無端状ベルトの回転軸方向に亘りヒートパイプを有するとともに、
    一端が前記熱回収部、他端が前記放熱部に当接する前記ヒートパイプを複数有することを特徴とする請求項3に記載の光沢付与装置。
  5. 前記熱伝達手段は、前記無端状ベルトの内周側において、前記ニップ部の下流側の位置である熱回収部と、前記加熱部材の上流側の位置である放熱部と、に当接して回動する第二無端状ベルトを有することを特徴とする請求項1または2に記載の光沢付与装置。
  6. 前記第二無端状ベルトは、前記無端状ベルトの回動に従動して回転することを特徴とする請求項5に記載の光沢付与装置。
  7. 前記熱伝達手段は、前記第二無端状ベルトを、所定の速度および回転方向に回転駆動させる駆動手段を有することを特徴とする請求項5に記載の光沢付与装置。
  8. 前記熱伝達手段は、前記無端状ベルトに対して、接離可能に設けられることを特徴とする請求項5から7までのいずれかに記載の光沢付与装置。
  9. 請求項1から8までのいずれかに記載の光沢付与装置を、その内部または外部に連結可能に備えることを特徴とする画像形成装置。
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