JP2014113867A - 鞍乗型車両のレバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーを安定的に把持して操作性を向上すること。
【解決手段】ライダーシート下方においてシートカウルの外側にレバー33を配置し、車体側に向いたレバー33の内側面331をシートカウルの外面243に沿うように形成したレバー33が、少なくとも指先によって把持される把持部35と、掌を支えるように把持部35から***した***部34とを有し、***部34の一部は、掌の母指球30とシートカウルとの間に介在される構成とした。
【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗型車両のパーキングブレーキレバーのレバー構造に関する。
従来、自動二輪車のパーキングブレーキレバー等のレバー構造として、スティック状のレバーを把持して操作するものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のレバー構造では、乗員が着座姿勢で操作できるように、スティック状のレバーの先端側の把持部がシートの側方に位置付けられている。乗員は、掌と指を使ってレバーの把持部を握り込んで、把持部を引き上げることによって自動二輪車にパーキングブレーキを作動させている。
特公昭62−36913号公報
しかしながら、特許文献1に記載のレバー構造では、レバーの把持部を握り込むことで、引き上げ力をレバーに伝え易くなるものの、レバーの先端側が乗員の脚部や衣類に引っ掛かり易いという問題がある。そこで、スティック状のレバーに代えて、車体側に向いたレバーの内側面を車体カバーの外面に沿って形成したものが考案されている。これにより、乗員の脚部や衣類に対する引っ掛かりを無くすように車体カバーにレバーを近付けることができるが、レバーと車体カバーの間に指を入れることができない。このため、レバーを安定的に把持できず、レバーの操作性が悪いという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、レバーを安定的に把持して操作性を向上することができる鞍乗型車両のレバー構造を提供することを目的とする。
本発明の鞍乗型車両のレバー構造は、シート下方において車体カバーの外側にレバーを配置し、車体側に向いた前記レバーの内側面を前記車体カバーの外面に沿うように形成したレバー構造であって、前記レバーは、少なくとも指先によって把持される把持部と、掌を支えるように前記把持部から***した***部とを有する。
この構成によれば、***部によって掌が支えられることにより、指先だけでなく掌全体を用いてレバーを把持することができ、レバーを安定して操作することができる。また、レバーの内側面を車体カバーの外面に沿わせることにより、車体カバーにレバーを近付けることができるので、乗員の脚部や衣類がレバーに引っ掛かり難くすることができる。
また、本発明の上記鞍乗型車両のレバー構造において、前記***部の一部は、掌の母指球と前記車体カバーとの間に介在される。この構成によれば、レバーと車体カバーとが近付けられても、レバー操作中に母指球が車体カバーの表面に擦れるのを防ぐことができる。
また、本発明の上記鞍乗型車両のレバー構造において、前記***部は、前記レバーが把持された状態で、掌の母指球に沿うように車体側に窪んだ段部を有する。この構成によれば、段部の外面に母指球が包まれるようにフィットすることで、レバーを把持し易くしている。また、母指球を***部に押し当て易くなり、レバーの把持位置を安定させて把持位置のズレが規制される。
また、本発明の上記鞍乗型車両のレバー構造において、前記***部は、前記レバーが把持された状態で、掌の母指球の先端側又は基端側に当接する規制面を有する。この構成によれば、レバーの把持位置の先端側又は基端側へのズレが規制されるので、レバー操作中にレバーから手が外れ難くなり、レバーの操作性を向上させることができる。
また、本発明の上記鞍乗型車両のレバー構造において、前記レバーは、前記把持部の先端部に前記***部とは逆向きに突出した突起部を有する。この構成によれば、***部と突起部によって手の位置が定まるので、レバー操作中にレバーから手が外れ難くなり、レバーの操作性を向上させることができる。また、突起部を設けた分だけレバーの先端部が上下に幅広になるので、乗員の脚部や衣類がレバーの先端部に引っ掛かり難くすることができる。
また、本発明の上記鞍乗型車両のレバー構造において、前記レバーは、駐車時に制動状態を維持するパーキングブレーキ装置を操作する。この構成によれば、レバー操作に大きな力を有するパーキングブレーキ装置においても、安定した操作が可能となる。
本発明の鞍乗型車両のレバー構造によれば、把持部に掌を支えるような***部を設けることで、レバーを安定的に把持して操作性を向上することができる。
本実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 本実施の形態に係るレバー周辺の斜視図である。 本実施の形態に係るレバー周辺の左側面図である。 図3からライダーシートとシートカウルを省略した図である。 本実施の形態に係るレバー操作の説明図である。 本実施の形態に係るレバー周辺の断面図である。 本実施の形態に係るレバー周辺の上面図である。 本実施の形態に係るレバー位置の説明図である。
以下、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明のレバー構造をスクータータイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、本発明のレバー構造を、他のタイプの自動二輪車にも適用可能である。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車全体の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。図2は、本実施の形態に係るレバー周辺の斜視図である。なお、以下の図においては、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印REでそれぞれ示す。
図1に示すように、スクータータイプの自動二輪車1は、鋼製又はアルミ合金製の車体フレーム(不図示)に車体外装としての各種カバーを装着して構成されている。この自動二輪車1は、ライダーの前方を保護するようにフロントカウル21が設けられ、フロントカウル21の背面側にはライダーの脚部を保護するレッグシールド22が設けられている。また、レッグシールド22の下端から後方に向ってステップボード23が延在し、ステップボード23の後方にはライダーシート31、ピリオンシート32の下方にシートカウル24が設けられている。
このスクータータイプの自動二輪車1には、レッグシールド22とステップボード23とによってライダーシート31の前方に乗員の脚部が置かれる足置き空間が形成されている。足置き空間は、車幅方向の中央に位置するセンターコンソール25によって左右に分けられている。センターコンソール25は、レッグシールド22とシートカウル24とを連ねるように前後方向に延在している。センターコンソール25を跨ぐようにしてライダーの脚部が左右の足置き空間に置かれることで、走行風等から左右の脚部が保護される。
車体前側には、ヘッドパイプ(不図示)に設けられたステアリングシャフト(不図示)を介して一対のフロントフォーク41が左右に揺動可能に支持されている。一対のフロントフォーク41の上方には、前輪42操舵用のハンドルバー43が設けられている。車体左側のハンドルバー43には、後輪56用のブレーキレバー44が設けられ、車体右側のハンドルバー43には前輪42用のブレーキレバー(不図示)が設けられている。一対のフロントフォーク41の下部には、前輪42が回転可能に支持されると共に、前輪42の上部を覆うフロントフェンダ45が設置される。
前輪42には、ブレーキディスク46とブレーキディスク46を挟持するブレーキキャリパ47が設けられている。フロントカウル21の前面にはヘッドランプ48が設けられ、ヘッドランプ48の上方には風除け用のウィンドスクリーン26が設けられている。車体中央のセンターコンソール25の後方には、シートカウル24の上にライダーシート31及びピリオンシート32が連設されている。ライダーシート31の裏側には、ヘルメット等を収容するラゲッジスペース(不図示)が設けられている。
図2に示すように、ライダーシート31の下方にはパーキングブレーキ用のレバー33が設けられている。乗員は、着座姿勢の状態でレバー33を上方に引き上げることで、パーキングブレーキのロック及び解除を行うことが可能となっている。レバー33は、薄肉に形成されており、シートカウル24に形成された窪み241に収まるように配置されている。このため、シートカウル24の外面からのレバー33の突出が抑えられるので、乗員の脚部や衣類の引っ掛かりを抑制できる。また、レバー33には掌を支える***部34が形成されている。この***部34によって指先だけでなく掌全体を用いてレバー33を把持させて、レバー33の操作性を向上させている。なお、レバー33の詳細については後述する。
図1に戻り、シートカウル24の側部にはピリオンシート32の近傍に同乗者用のグラブバー51が設けられている。シートカウル24の後部にはテールランプ52及びリヤフェンダ53が設けられている。また、シートカウル24の内側には、車体フレーム(不図示)に搭載されたエンジン(不図示)が収容されている。
車体後部の下側にはスイングアームとして機能する変速機ケース54が上下方向に揺動可能に連結されており、車体フレーム(不図示)及び変速機ケース54間には後輪緩衝用のサスペンション55が取り付けられている。変速機ケース54の内側には、エンジン側のドライブプーリと、後輪56側のドリブンプーリとにドライブベルトを掛け渡したベルト式無段変速機が収容されている。この変速機は、ドライブベルトの巻き掛け半径を可変することで変速される。後輪56は、ドライブベルトを介してエンジンからの動力が伝達されることで回転駆動される。
エンジンは、シリンダを前方に向けて略水平方向に倒した状態で車体フレームに懸架される。エンジンにはインテークパイプ(不図示)を介して空気が取り込まれ、燃料噴射装置にて空気と燃料とが混合されて燃焼室に供給される。燃焼室内での燃焼後の排気ガスは、エンジンの下方に延出されたエキゾーストパイプ(不図示)を経てマフラー57から排気される。エンジン各部からの熱は、車体前側のフロントカウル21の内側に配置されたラジエータ(不図示)により冷却される。
図3及び図4を参照して、レバー周辺について詳細に説明する。図3は本実施の形態に係るレバー周辺の左側面図である。図4は図3からライダーシートとシートカウルを省略した図である。
図3及び図4に示すように、パーキングブレーキ用のレバー33は、着座姿勢の状態でレバー操作ができるように、ライダーシート31の略直下領域に配置されている。このライダーシート31の下方には、シートカウル24がラゲッジスペース側に窪んで、レバー33が配置される窪み241が形成されている。このように、パーキングブレーキ装置は、シートカウル24の窪み241にレバー33を露出させて、レバー33に連結された駆動機構37をシートカウル24内に収容している。
駆動機構37は、車体フレーム(不図示)の一部であるシートフレーム10に固定されたアームブラケット371に、レバー33が設けられたアーム373が回転軸372を介して回転可能に支持されている。アーム373は、略クランク形状の金属板であり、一端側の略半部がシートカウル24内に収容され、他端側の略半部が窪み241に露出されている。シートカウル24内のアーム373の一端部は、アームブラケット371に回転可能に支持されており、シートカウル24外のアーム373の他端側にはレバー33が取り付けられている。よって、レバー33は、シートカウル24内のアーム373の一端部を支点として、上下に揺動される。
また、アーム373にはパーキングブレーキ用のケーブル374が固定されている。ケーブル374は、パーキングブレーキ装置のロック機構に向かって延び、レバー33の揺動操作によりロック機構のロック及び解除が切り換えられる。本実施の形態では、レバー33の引き上げによりパーキングブレーキがロックされる。また、レバー33を更に最大位置まで引き上げることでパーキングブレーキのロックが解除され、レバー33を離すと図示しない付勢手段の作用によってレバー33が初期位置に戻る。
レバー33は、車体前後に延びる把持部35の基端側で***部34が上方に***し、把持部35の先端側で突起部36が下方に突出して、側面視略Z字状に形成されている。レバー33は、車幅方向に薄肉に形成されており、窪み241に収まるように配置されている。また、レバー33は、シートカウル24の流線形状に倣って形成されている。具体的には、シートカウル24の外面形状を形成する稜線242に連続するように、レバー33の外面形状が形成されている。よって、側面視においてレバー33がシートカウル24の一部に見えるように形成され、外観上違和感のない意匠になっている。
断面視にて車体側に向いたレバーの内側面331は、窪み241内においてシートカウル24の外面243に沿って形成されている(図6参照)。この構成により、レバー33はシートカウル24の外面243に近付けられて、レバー33の外面332の突出が抑えられ、乗車時にレバー33が脚部に引っ掛かり難くなっている。一方で、シートカウル24の外面243に沿ってレバー33が配置されることで、レバー33の内側面331とシートカウル24の外面243との隙間に指先が入らなくなり、レバー33の把持部35を握り込むことができない構成になっている。
そこで、本実施の形態のレバー33では、把持部35を上下方向に幅広にして、レバー33に厚みを持たせることなく、レバー33に対する手全体の密着感を向上させている。これにより、レバー33の厚みを抑えた分だけシートカウル24の窪み241の深さを小さくでき、窪み241によるラゲッジスペースの容量の減少を最小限に抑えることができる。このように、シートカウル24の外面243に沿ってレバー33が配置されるレバー構造においても、レバー33のつかみ易さを残しつつ、シートカウル24の内側に十分なラゲッジスペースが確保されている。
***部34は、把持部35の基端側において上方に向かって山形に***している。***部34は、レバー33が把持された状態で、親指の付け根の母指球に当接して掌を支えるように形成されている。また、***部34には、把持部35の基端側に向かって高くなるように傾斜した規制面341が形成されている。規制面341は、レバー33が把持された状態で、母指球30の少なくとも一部(先端側又は基端側)に接触して把持部35の基端側への母指球のズレを規制している。
***部34には、車体側に窪んだ段部342が形成されている(図6参照)。段部342は、レバー33が把持された状態で母指球30に沿うような外面形状を有している。母指球30は親指の付け根の膨らみを構成しているため、段部342の外面に母指球30が包まれるようにフィットすることで、レバー33が把持し易くなっている。また、母指球30を***部34に押し当て易くなり、レバー33の把持位置を安定させて把持位置のズレが規制される。
また、***部34の一部は、母指球30とシートカウル24の外面243との間に介在している(図6参照)。よって、レバー33とシートカウル24とが近付けられても、母指球30がシートカウル24の外面243に接触することがなく、レバー33の操作時に母指球30がシートカウル24の外面243に擦れることがない。
突起部36は、把持部35の先端側において下方に向かって山形に突出している。突起部36は、レバー33が把持された状態で、人指し指の側面に接触して把持部35の先端側への手のズレを規制している。このように、***部34、突起部36、規制面341、段部342によって手の位置が定まるため、前後方向への手の位置ズレが規制され、レバー操作中にレバー33から手が外れ難くなり、レバー33の操作性が向上される。なお、本実施の形態のレバー33は、***部34、突起部36、規制面341、段部342によって、手の位置ズレが規制されるが、いずれかによって手の位置ズレが規制されてもよい。例えば、レバー33に***部34又は突起部36だけを設けて、後方又は前方への位置ズレだけを規制してもよい。
また、レバー33の先端側は突起部36を設けた分だけ上下に幅広になるので、レバー33の先端側が細い場合と比較して、乗員の脚部や衣類等がレバー33の先端側に引っ掛かり難くなる。さらに、上面視において、レバー33の外面332は、シートカウル24の外面243に沿って形成されており、外環上違和感のない意匠になっている(図7参照)。このとき、レバー33の先端側が、シートカウル24の外面243に倣って形成されているため、脚部や衣類等がレバー33に引っ掛かり難くなっている。
図5から図8を参照して、レバー操作について詳細に説明する。図5は、本実施の形態に係るレバー操作の説明図である。図6は、本実施の形態に係るレバー周辺の断面図である。図7は、本実施の形態に係るレバー周辺の上面図である。図8は、本実施の形態に係るレバー位置の説明図である。なお、図5Aはパーキングブレーキの解除状態、図5Bはパーキングブレーキのロック状態をそれぞれ示す。図6Aは図5AのX−X線に沿う断面図、図6Bは、図5AのY−Y線に沿う断面図である。なお、図5から図7においては、説明の便宜上、乗員の手を二点鎖線で示している。
図5Aに示すように、乗員がレバー33を把持する場合、親指の腹で把持部35の上面を押さえ、残りの4本の指先で把持部35の下面が引っ掛けられる。このとき、親指の付け根の母指球30(図6参照)が把持部35の基端側に形成された***部34に支えられ、人指し指が把持部35の先端側に形成された突起部36に前方から接触される。母指球30は***部34の規制面341によって後方への位置ズレが規制され、残りの4本の指先は突起部36によって前方への位置ズレが規制される。この***部34と突起部36によって、レバー33の手の位置が定まり、レバー操作中にレバー33から手が外れ難くなっている。
図6A及び図6Bに示す断面視において、掌の母指球30は、***部34の段部342に支えられている。段部342の外面は母指球30の膨らみに沿って形成されており、母指球30が段部342の外面に包み込まれる。これにより、母指球30の膨らみが***部34にフィットして、レバー33の把持位置が安定する。そして、親指から母指球30にわたる範囲がレバー33の上面に強く押し当てられ、親指だけでなく母指球30を使ってレバー33が把持される。また、把持部35は、レバー33と掌との間の隙間を無くすように上下方向に幅広に形成されている。よって、指先だけでなく、掌全体でレバー33が把持される。
図7に示す上面視においても、掌の母指球30が段部342にフィットしている。断面視及び上面視において母指球30がレバー33の段部342にフィットするため、母指球30の膨らみがレバー33の把持を邪魔することがなく、逆にレバー33の把持位置が定まり易くなっている。母指球30とシートカウル24との間には、***部34の一部が介在して母指球30とシートカウル24との接触が防止されている。
そして、図5Aに示す下方位置にあるレバー33が、図5Bに示すように上方位置まで引き上げられる。レバー33は、駆動機構37の回転軸372を支点に回転してパーキングブレーキ装置を作動(ロック)させる(図4参照)。このとき、レバー33の先端側には指先で下方から引き上げる方向に力が作用し、レバー33の基端側には母指球30によって押し付ける力が後方に作用する。このレバー操作中において、レバー33の先端側では、人指し指が突起部36に引っ掛けられて前方への手の位置ズレが規制され、レバー33の基端側では、母指球30が***部34の規制面341に押し返されて後方への位置ズレが規制される。このように、レバー操作の前後方向への手の位置ズレが防止され、レバー33から手が外れ難くなり、レバー33の操作性が向上される。
図8に示すように、レバー33は、把持部35が水平になる水平位置P2を挟んで、操作前の下方位置P1と操作後の上方位置P3との間で操作される。すなわち、レバー33の操作範囲が水平位置P2を跨いで設定されるため、レバー33の操作時に手首を曲げる角度が上下一方に偏ることがない。よって、上下方向における手首の可動範囲を広く使用してレバー33を操作することができ、レバー33の操作性が向上される。
以上のように、本実施の形態によれば、***部34によって掌が支えられることにより、指先だけでなく掌全体を用いてレバー33を把持することができ、レバー33を安定して操作することができる。また、把持部35の基端側の***部34と把持部35の先端側の突起部36によって、前後方向への手の位置ズレが規制され、レバー操作中にレバー33から手が外れ難くなっている。また、レバー33がシートカウル24の外面形状に沿って形成されているため、意匠性がよく、乗員の脚部や衣服がレバー33に引っ掛かり難くなっている。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態に係る鞍乗型車両のレバー構造は、パーキングブレーキ装置に適用されたが、この構成に限定されない。例えばセンタースタンド等に適用されてもよい。
また、本発明の実施の形態において、レバーは自動二輪車に適用される構成としたが、この構成に限定されない。本実施の形態と同様のレバー構造を備える車両、例えば四輪不整地路面走行車に適用される構成でもよい。
また、本発明の実施の形態において、レバー33はライダーシート31の略直下領域に配置される構成としたが、この構成に限定されない。着座姿勢の状態でレバー33の操作ができれば、レバー33はどの位置に配置されてもよく、例えば、ライダーシート31の斜め前下方に配置されてもよい。
また、本発明の実施の形態において、シートカウル24の外側にレバー33を配置したが、この構成に限定されない。レバー33は、車体カバーの外側に配置されればよい。
また、本発明の実施の形態において、***部34は親指の付け根の母指球30を支える構成としたが、この構成に限定されない。***部34は、少なくとも掌の一部を支える構成であればよい。
また、本発明の実施の形態において、***部34は山形に***する構成としたが、この構成に限定されない。掌を支えられる形状であれば、***部34の形状は特に限定されない。
また、本発明の実施の形態において、レバー33は、把持部35が水平になる水平位置P2を挟んで、操作前の下方位置P1と操作後の上方位置P3との間で操作される構成としたが、この構成に限定されない。レバーの操作範囲は上下一方に偏っていてもよい。
また、本発明の実施の形態において、レバー33は、***部34、突起部36、段部342が形成される構成としたが、この構成に限定されない。レバー33は、少なくとも***部34を有していればよい。
以上説明したように、本発明は、レバーを安定的に把持して操作性を向上することができるという効果を有し、特に鞍乗型車両のパーキングブレーキレバーのレバー構造に有用である。
24 シートカウル(車体カバー)
30 母指球
31 ライダーシート(シート)
33 レバー
34 ***部
35 把持部
36 突起部
243 シートカウルの外面
331 レバーの内側面
341 規制面
342 段部

Claims (6)

  1. シート下方において車体カバーの外側にレバーを配置し、車体側に向いた前記レバーの内側面を前記車体カバーの外面に沿うように形成した鞍乗型車両のレバー構造であって、
    前記レバーは、少なくとも指先によって把持される把持部と、掌を支えるように前記把持部から***した***部とを有することを特徴とする鞍乗型車両のレバー構造。
  2. 前記***部の一部は、掌の母指球と前記車体カバーとの間に介在されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のレバー構造。
  3. 前記***部は、前記レバーが把持された状態で、掌の母指球に沿うように車体側に窪んだ段部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両のレバー構造。
  4. 前記***部は、前記レバーが把持された状態で、掌の母指球の先端側又は基端側に当接する規制面を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の鞍乗型車両のレバー構造。
  5. 前記レバーは、前記把持部の先端部に前記***部とは逆向きに突出した突起部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の鞍乗型車両のレバー構造。
  6. 前記レバーは、駐車時に制動状態を維持するパーキングブレーキ装置を操作することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の鞍乗型車両のレバー構造。
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