JP2014110208A - 装飾用の発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の暗さと容器の揺れを検出してLEDを発光させながら、輸送時や保管時にはLEDが点灯するのを確実に防止して内蔵する電池の無駄な消耗を防止する。
【解決手段】装飾用の発光装置は、透光部を有する中空状の容器1と、容器1に内蔵されて、容器1の外部に光を照射するLED2と、LED2を発光させるLED駆動回路3とを備える。LED駆動回路3は、LED2に電力を供給する電池4と、周囲の明るさを検出する光センサ5と、容器1の揺れを検出する揺れセンサ6と、容器1の非点灯姿勢を検出する姿勢検出回路8とを備えており、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出する状態では、LED駆動回路3がLED2を消灯し、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出せず、かつ、光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、なおかつ、揺れセンサ6が容器1の揺れを検知する状態では、電池4からLED2に電力を供給する。
【選択図】図5

Description

本発明は、夜間または暗所においてイルミネーションとして使用される装飾用の発光装置に関し、とくに、水面に浮かべたり、木の枝等に設置する状態で、内蔵するLEDを発光させる装飾用の発光装置に関する。
近年、夜の街や建物、公園等をライトアップするイルミネーションとして、多数のLEDを使用した照明装置が普及している。これらの照明装置は、多数のLEDを、ケーブルで直線状に接続し、このケーブルを木の枝などに配線して、夜間に発光させて美しい外観を実現している。これらの照明装置は、たとえば、商用電源から電力を供給して使用するので、長時間にわたって安定してライトを点灯させることができる。また、多数のLEDの点灯状態を電源回路で制御することで、点灯パターンを種々に変更させて、その点灯状態を楽しむことができる。ただ、この照明装置は、電気配線を必要とするので、電源を確保できない場所には設置できない問題点がある。また、多数のLEDをケーブルで接続しているので、このケーブルが外観を悪くする問題点もある。さらに、多数のLEDを同一の電源回路で点灯させるので、これらのLEDを特定の点灯パターンで点灯させることはできるが、個々のLEDを異なる点灯パターンで点灯させることはできない。
これに対して、水面に浮かべて使用する発光装置として、透光性の容器にLEDを内蔵してなる発光装置が開発されている。特許文献1及び2の公報に記載される発光装置は、図1に示すように、透光性を有する中空状の容器101に、LED102と、このLED102を発光させる電気回路部103を収納しており、水面WLに浮かべた状態でLED102を発光させて、水面WLを照らす構造としている。さらに、この発光装置は、容器101の下面に露出して設けた一対の端子105を備えており、これらの端子105をLED102の点灯スイッチ106としている。この発光装置は、電源として電池104を内蔵しており、水面WLに浮かべた状態で一対の端子105が通電されて点灯スイッチ106がオン状態となり、LED102が点灯する構造となっている。この発光装置は、電池104を内蔵しているので電気配線を必要とせず、多数個を水面WLに浮かべる状態で使用して、個々の発光装置を個別に点灯させることができる。
この発光装置は、外部に露出する一対の端子をLEDの点灯スイッチとするので、一対の端子を水に接触させた状態ではスイッチがオン状態となるが、容器を水面から取り出した状態ではスイッチをオン状態にできない。このため、水のない場所、たとえば、木の枝等に設置する状態では、スイッチをオン状態にできない。さらにまた、この発光装置は、水面に浮かべてスイッチがオン状態となると、一対の端子が水に接触している間は、LEDはずっとオン状態に保持される。このため、周囲が明るくなった状態においても、LEDが点灯され続ける状態となって内蔵する電池が無駄に消耗される。したがって、この発光装置は、使用するたびに水面から回収する必要があり、その作業に手間と時間がかかる問題点がある。特に、多数の発光装置を池や川等の広い範囲に浮遊させて使用する場合には、多くの発光装置の回収作業は極めて困難である。
このような問題点を解決する手段として、光センサを点灯スイッチとして使用する構造が考えられる。たとえば、前述の特許文献1の公報には、発光装置の変形例として、周囲の明るさを検出するセンサ(CdSセル)を内蔵し、このセンサが周囲の暗さを検知するときスイッチ部を通電してLEDを点灯させることが記載されている。この構造によると、周囲が暗くなると、このことを検知してLEDを点灯できるので、周囲が明るい状態ではLEDを点灯させることなく、内蔵する電池の無駄な消耗を防止できる。このため、この発光装置は、使用するたびに水面から回収する必要がなく、長期間にわたって水面に浮遊させた状態としながら、周囲が暗くなると、このことを検知して発光装置のLEDを点灯させることができる。
ただ、このように光センサを点灯スイッチとして使用すると、発光装置を使用しない状態、たとえば、使用前や使用後においても、周囲が暗くなると、このことを検知してLEDが点灯してしまう問題点がある。このため、使用後に回収して保管する状態等においては、LEDの無駄な点灯を避けるために、内蔵する電池を取り出す必要があり、その作業に手間と時間がかかる問題点がある。特に、この種の発光装置は、外部からの水の侵入を阻止するために防水構造としているものが多く、このような容器を開いて内蔵する電池を取り出す作業は非常に手間がかかる。したがって、多数の発光装置のすべてから電池を取り出す作業は極めて困難である。
以上のような問題点を解決する手段として、ライトの点灯スイッチとして光センサに加えて、振動センサを併用する構造が考えられる。このような構造の電池式ライトが特許文献3に記載される。特許文献3の公報に記載される電池式ライトは、自転車に搭載される電池式ライトであって、夜間の走行中において、内蔵する電池で電球を点灯させる前照灯として使用される。この電池式ライトは、光センサと振動センサを備えており、光センサによって周囲の明るさが一定の明るさ以下となることを検出し、かつ、振動センサによって走行中の振動を検出すると、電球を点灯させる構造としている。このため、走行中においても、周囲が明るい状態ではライトを点灯させず、また、周囲が暗くなっても、振動を検出しない状態ではライトを点灯させない構造として、無駄な電池の消耗を防止できる。さらに、この電池式ライトは、走行停止後の一定時間を計測するタイマー回路を備えており、このタイマー回路で一定時間が計測された後に、ライトを消灯する構造としている。
特許第4669579号公報 実用新案登録第3101365号公報 特開平7−164959号公報
以上の電池式ライトの構造を発光装置に採用することで、光センサによって周囲の明るさが一定の明るさ以下となることを検出し、かつ、振動センサによって容器の振動を検出する場合にのみLEDを発光させる発光装置を実現できる。この発光装置は、水面に浮かべて使用する状態において、周囲が明るい状態ではLEDを点灯させず、また、周囲が暗くなると、水面の揺れによって振動を検出してLEDを点灯させることができる。さらに、発光装置の使用前や使用後においても、発光装置を安置することにより、振動センサによる検出を防止してLEDを点灯させることなく保管できる。このため、発光装置を使用しない状態で、内蔵する電池を取り外す必要がなく、そのままの状態で安置することでLEDの点灯を防止して、電池の無駄な消耗を防止できる。
ただ、この発光装置は、使用しない状態では、振動センサが振動を検出しないように安置する必要があるので、箱詰めして輸送する場合に、振動センサが振動を検出して点灯してしまう問題点がある。とくに、輸送時においては、例外なく、箱詰めして暗所に封入された状態で運ばれるので、輸送時の振動によってLEDが長時間にわたって点灯され、電池が無駄に消耗してしまう。
本発明は、以上のような欠点を解消するために開発されたものである。本発明の主な目的は、周囲の明るさが一定の明るさ以下となることを検出し、かつ、容器の揺れを検出する状態でのみLEDを発光させる構造としながら、輸送時や保管時においてはLEDが点灯するのを確実に防止して、内蔵する電池の無駄な消耗を防止できる装飾用の発光装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の装飾用の発光装置は、透光部を有する中空状の容器1と、前記容器1に内蔵されて、該容器1の透光部を透過して外部に光を照射するLED2と、前記LED2を発光させるLED駆動回路3とを備えている。前記LED駆動回路3は、前記LED2に電力を供給する電池4と、周囲の明るさを検出する光センサ5と、前記容器1の揺れを検出する揺れセンサ6と、前記LED2を点灯させない前記容器1の非点灯姿勢を検出する姿勢検出回路8とを備えており、前記姿勢検出回路8が前記容器1の非点灯姿勢を検出する状態では、前記LED駆動回路3が前記LED2を消灯し、前記姿勢検出回路8が前記容器1の非点灯姿勢を検出せず、かつ、前記光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、なおかつ、前記揺れセンサ6が前記容器1の揺れを検知する状態では、前記LED駆動回路3が前記電池4から前記LED2に電力を供給して点灯する。
上記構成により、本発明の装飾用の発光装置は、周囲の明るさが所定の明るさ以下であって、容器の揺れを検出する状態でのみLEDを発光させる構造としながら、輸送時や保管時においてはLEDが点灯するのを確実に防止して、内蔵する電池の無駄な消耗を防止できる特徴がある。それは以上の発光装置が、LEDを点灯させない容器の非点灯姿勢を検出する姿勢検出回路を備えており、姿勢検出回路が容器の非点灯姿勢を検出する状態では、LED駆動回路がLEDを消灯し、姿勢検出回路が容器の非点灯姿勢を検出せず、かつ、光センサが検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、なおかつ、揺れセンサが容器の揺れを検知する状態でのみ、LED駆動回路が電池からLEDに電力を供給して点灯させるからである。この発光装置は、姿勢検出回路が容器の非点灯姿勢を検出する状態ではLED駆動回路がLEDを消灯するので、容器を非点灯姿勢とする状態で箱詰めすることにより、輸送等により振動が与えられてもLEDが点灯されることはない。このため、箱詰めされて輸送される状態で容器が振動を受けてもLEDが点灯されるのを防止して、電池の無駄な消耗を防止できる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記姿勢検出回路8で検出される前記容器1の非点灯姿勢を、該容器1を起立姿勢から45度〜135度傾けた傾斜姿勢とすることができる。
以上の発光装置は、容器を大きく傾ける姿勢、すなわち、横倒しに近い姿勢を非点灯姿勢とするので、使用状態において、容器が自然に傾いて非点灯姿勢になるのを有効に防止しながら、輸送時や保管時においては、容器を大きく傾けることで確実に非点灯姿勢に保持できる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記揺れセンサ6が、前記容器1の姿勢や位置の変化を検出する検出部31と、この検出部31の信号や通電状態から前記容器1の揺れを判定する判定部32とを備えることができる。前記検出部31は、前記容器1の揺れに反応して移動する移動体35と、前記移動体35を介して接続状態と非接続状態に切り換えられる一対の電極34とを備え、前記移動体35の移動によって、一対の電極34が接続状態から非接続状態に切り換えられ、あるいは、一対の電極34が非接続状態から接続状態に切り換えられることを検出して、前記判定部32が前記容器1の揺れを判定することができる。
以上の発光装置は、揺れセンサの構造を簡単にできる特徴がある。それは、この揺れセンサが、一対の電極と移動体とを有する検出部を備え、容器の揺れに反応して移動する移動体と一対の電極との接続状態から揺れを検出するからである。
本発明の装飾用の発光装置は、前記揺れセンサ6の接触状態と非接触状態に同期して、前記LED駆動回路3が前記LED2を点滅させることができる。
以上の発光装置は、専用の点滅回路を設けることなく、回路構成を簡単にしながらLEDを不規則に点滅できる特徴がある。
本発明の装飾用の発光装置は、前記揺れセンサ6を前記姿勢検出回路8に兼用して、前記容器1の非点灯姿勢において、前記検出部31の一対の電極34を前記移動体35を介して接続状態に保持し、あるいは、非接続状態に保持することができる。
以上の発光装置は、揺れセンサを姿勢検出回路に兼用することで、回路構成を簡単にしながら、部品数を減らして製造コストを低減できる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記LED駆動回路3が、前記電池4から前記LED2に電力供給を開始するとカウントを開始し、カウント中においては前記LED2への電力供給を継続し、タイムアップして前記LED2への電力供給を停止する第1のタイマ63を備えることができる。
以上の発光装置は、第1のタイマのカウント中においては、揺れセンサや光センサの検出状態に関係なく電池からLEDに電力供給を継続するので、LEDを安定して点灯できる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記LED駆動回路3が、前記第1のタイマがタイムアップするとカウントを開始し、タイムアップするまで前記LED2を消灯状態に保持する第2のタイマ65を備えることができる。
以上の発光装置は、LED駆動回路が、LEDを連続して点灯するのを強制的に阻止して、LEDが長時間にわたって点灯され続けるのを有効に防止できる。また、LEDの発光を所定の時間停止することで、電池の寿命を長くできる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記LED駆動回路3が、前記LED2を所定の点灯パターンで点滅させる点灯回路64を備えることができる。
以上の発光装置は、点灯回路がLEDを所定の点灯パターンで点滅させるので、ユーザーがLEDの点灯パターンを楽しむことができると共に、LEDを点滅させることで消費電力を低減して電池の寿命を長くできる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記LED2を複数の異なる発光色を有するマルチカラーLED2Aとして、複数の発光素子20とその点灯回路23をパッケージ21に内蔵して備えて、前記点灯回路23が複数の発光素子20を所定の点灯パターンで点灯させることができる。
以上の発光装置は、LED駆動回路が電池からLEDに電力供給する状態で、マルチカラーLEDに内蔵される点灯回路によって、複数の異なる発光色を有する発光素子を多彩に点灯できる。とくにこの発光装置は、パッケージされたひとつのLEDを実装することで、内蔵する複数の発光素子を多彩に点灯させることができる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記容器1を水密構造とすることができる。
以上の発光装置は、容器を防水構造とするので、屋外で使用する場合においても、雨水の侵入を有効に防止して、容器に収納される電子部品を保護できる。とくに、この発光装置は、水面に浮かべて使用する状態では水の侵入を防止でき、また、屋外において木の枝や軒先等に設置する状態では、風雨にさらされる状態においても水の浸入を有効に防止できる。
本発明の装飾用の発光装置は、前記容器1が、前記LED2から照射される光を拡散させる拡散部11を、前記透光部に備えることができる。
以上の発光装置は、LEDの発光を、拡散させながら外部に照射できる。発光装置は、容器の透光部に設けた拡散部により、LEDの発光を乱反射させ、あるいは不規則に屈折させて、透光部を透過する光を拡散できる。
本発明の装飾用の発光装置は、水面WLに浮かべて使用する発光装置とすることができる。
以上の発光装置は、水面に浮かべて使用する状態において、夜間や暗所等の周囲が暗くなる環境であって、容器の揺れが検出される状態でのみ電池からLEDに電力を供給して、LEDを理想的に点灯できる。
従来の発光装置を示す断面図である。 本発明の一実施の形態にかかる装飾用の発光装置の斜視図である、 図2に示す装飾用の発光装置の分解斜視図である。 図3に示す装飾用の発光装置を下側から見た分解斜視図である。 図2に示す装飾用の発光装置を水面に浮かべた状態を示す断面図である。 LEDの一例を示す概略構成図である。 LED駆動回路の一例を示すブロック図である。 複数の異なる発光色を有するLEDの一例を示す概略構成図である。 揺れセンサの他の一例を示す斜視図である。 LED駆動回路の他の一例を示すブロック図である。 図7に示すLED駆動回路が駆動スイッチを制御する状態を示すタイミングチャート図である。 図10に示すLED駆動回路が駆動スイッチを制御する状態を示すタイミングチャート図である。 LED駆動回路の他の一例を示すブロック図である。 図13に示すLED駆動回路が駆動スイッチを制御する状態を示すタイミングチャート図である。 LED駆動回路の他の一例を示すブロック図である。 LED駆動回路の他の一例を示すブロック図である。 図16に示すLED駆動回路が駆動スイッチを制御する状態を示すタイミングチャート図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための装飾用の発光装置を例示するものであって、本発明は、装飾用の発光装置を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施の形態に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
本発明の一実施の形態に係る装飾用の発光装置を、図2〜図7に基づいて説明する。これらの図において、図2は本発明の一実施の形態に係る装飾用の発光装置の斜視図、図3は図2に示す装飾用の発光装置の分解斜視図、図4は図3に示す装飾用の発光装置を下側から見た分解斜視図、図5は図2に示す装飾用の発光装置を水面に浮かべた状態を示す一部拡大断面図、図6は図2に示す装飾用の発光装置を上下反転して木の枝に設置する状態を示す断面図、図7は本発明の一実施の形態に係る装飾用の発光装置のブロック図をそれぞれ示している。
以上の装飾用の発光装置は、図5に示すように、池や川、湖、水槽等の水面WLに浮かべて使用され、あるいは、図6に示すように、木の枝BRや軒下等に設置して使用される。
図2ないし図7に示す装飾用の発光装置100は、透光部を有する中空状の容器1と、この容器1に内蔵されて、容器1を透過して外部に光を照射するLED2と、このLED2を発光させるLED駆動回路3とを備えている。
容器1は、プラスチック等の樹脂で中空状に成形されている。容器1は、その内部に、LED2や、このLED2を発光させるLED駆動回路3を実現する部品を収納する収納空間10を形成している。図に示す容器1は、中央部において第1のケース1Aと第2のケース1Bとに二分割しており、第1のケース1Aと第2のケース1Bとを開口縁部において水密に連結している。図に示す容器1は球状で、第1のケース1Aと第2のケース1Bを半球状としている。球状の容器1は、図5に示すように、水面WLに浮かべて安定して浮遊させることができる。また、球状の容器1として、汎用型の容器を使用することで安価に多量生産できる。さらに、容器1を球形とすることで、外部からの衝撃等に対する強度を強くできる。ただ、本発明は、容器の外形を球形には限定しない。容器は、内部に収納空間を有する種々の立体形状、たとえば、卵形、星形、ハート形、動物形、昆虫形、乗り物形等とすることができる。とくに、水面に浮かべて使用する装飾用の発光装置においては、容器の外形を水鳥や船の形とすることで、水面に浮遊する容器の外観を楽しむことができる。
容器1は、水面に浮くように設計されている。すなわち、容器1は、所定の浮力を有する中空状に成形されている。水面に浮く物体の浮力は、水中に浸かっている体積分の水の重さと等しくなる。したがって、容器1は、内部に収納する部品を含めた全体の重量と水中に沈める体積を考慮して、全体の体積や形状を特定する。図に示すように、外形を球形とする容器1においては、たとえば、全体の20%〜50%を水中に沈める状態で水面に浮上する浮力となるように、その形状と体積を調整する。外形を球状とする中空の容器1は、その半径を大きくすることで体積が大きくなって浮力も大きくなる。したがって、球状の容器1は、収納する部品の重量と水中に沈める体積を考慮して半径を決定する。球状の容器1は、その半径を1cm〜15cm、好ましくは、1.5cm〜8cm、さらに好ましくは、2cm〜5cmとすることができる。なお、外形が大きくて、浮力が大きくなる容器については、容器内の底部に重りを収納して浮力とのバランスを図ることもできる。
容器1は、内蔵されるLED2の発光を外部に照射できるように、透光部を有している。プラスチック製の容器1は、好ましくは全体を透明として透光部とすることができる。透明の容器1は、内蔵されたLED2の発光を外部に鮮やかに照射できるからである。とくに、無色透明とする容器1は、LED2自体の発光色をそのままの状態で外部に照射できる特徴がある。ただ、透明の容器は、必ずしも無色とする必要はなく、着色することもできる。着色される容器は、LEDの発光を、着色部分を透過する透過光として外部に照射することができる。また、容器は、外周面に種々のデザインを表示することもできる。このように、外周面を着色し、あるいは種々のデザインを表示してなる容器は、内部に収納されたLEDや種々の電子部品を外部から見え難くして隠すことができる。また、昼間の明るい環境においては、容器の表面に描かれたデザインや色彩を外観として楽しむことができる。
図2ないし図5に示す容器1は、中央部分において、半球状の第1のケース1Aと第2のケース1Bとに上下に2分割している。図2ないし図5に示す容器1は、上側を第1のケース1Aとして、下側を第2のケース1Bとしており、上側の第1のケース1Aを透明として、下側の第2のケース1Bを半透明としている。この発光装置100は、図5に示すように、水面WLに浮かべて使用する状態で、上側の第1のケース1Aを水面WLから表出させて、ここから外部に光を照射する。したがって、上側に配置される第1のケース1Aを透明とすることで、LEDの発光をより効果的に外部に照射できる。
さらに、発光装置100は、図6に示すように、木の枝BRや軒下等に設置することもできる。このように、目線よりも高い位置に設置される発光装置の容器1は、たとえば、図5に示す姿勢から上下を反転する状態で使用することができる。この容器1は、下側を第1のケース1Aとして、上側を第2のケース1Bとしている。図に示す発光装置100は、上側に配置される第2のケース1Bに連結具16を固定すると共に、この連結具16に連結される線材17を介して木の枝BRに吊り下げる状態で設置している。この発光装置100は、図6に示すように、木の枝BR等に設置されて使用する状態で、下側の第1のケース1Aから外部に光を照射する。したがって、下側に配置される第1のケース1Aを透明とすることで、LED2の発光をより効果的に外部に照射できる。ただ、木の枝等に設置する状態においても、容器の上下を反転することなく、起立姿勢で使用することもできる。
以上のように、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割される容器1は、少なくともLED2の発光を外部に照射する側、言い換えると、LED2が内蔵される側のケースが透光部を有する構造とする。図2ないし図6に示す容器1は、第1のケース1A側にLED2を収納するので、第1のケース1Aが透光部を有する構造としている。図の容器1は、第1のケース1Aを透明とするが、第1のケースは半透明とすることもできる。さらに、容器は、LEDが内蔵されない側である第2のケースを、透光部のないケースとすることもできる。第2のケースを透光部のないケースとする容器は、第2のケースに収納される部品を外部から見えなくできる。これに対して、第2のケースを透光部のあるケースとすることもできる。第2のケースを透光部のあるケースとする容器は、LEDの発光を第2のケース側にも照射することが可能になる。この発光装置は、第1のケース側と第2のケース側とにLEDを配置し、あるいは、後述する中間プレートを透光部を有するプレートとして実現できる。したがって、容器は、第1のケースと第2のケースの両方を透明とし、あるいは半透明とすることもできる。LEDの発光を第2のケース側にも照射する発光装置は、たとえば、水面に浮かべて使用する状態では、水中にも光を照射でき、木の枝等に設置する用途においては、より広い範囲に光を照射できる。さらに、容器は、必ずしも第1のケースや第2のケースの全体を透光部とする必要はなく、ケースに部分的に透光部を設けることもできる。
さらに、図に示す容器1は、LED2から照射される光を拡散させる拡散部11を、第1のケース1Aの内周面に設けている。図の容器1は、第1のケース1Aの内面に、透光性のある多数の凸部11aや凸条11bをランダムに設けており、これらの凸部11aや凸条11bにより、LED2から照射される光が不規則に反射や屈折する構造として、LED2の発光を拡散して外部に照射する拡散部11を実現している。この拡散部11は、LED2から照射される光を乱反射させ、あるいは複雑に屈折させながら透過させることで、反射光や透過光を拡散させる構造としている。このような凸部11aや凸条11bとして、たとえば、第1のケース1Aの内面に、液状またはジェル状の透明な樹脂をランダムに滴下し、あるいは吹き付けた後、硬化させることで簡単に設けることができる。ただ、拡散部は、第1のケースの内面に多数の凹部や溝を規則正しく、あるいはランダムに設けて構成することもできる。さらに、拡散部は、凹凸面や、クリスタルカットされたカット面とすることもできる。このように、第1のケース1Aの内面に拡散部11を設ける構造は、第1のケース1Aの外周面を滑らかな面とすることができる。ただ、拡散部は、第1のケースの外周面に設けることもできる。以上のように、拡散部11を備える容器1は、さらにLED2の照射状態を不規則にして、ユーザーが光の演出を楽しむことができる。
図に示す容器1は、第1のケース1Aと第2のケース1Bとを開口縁部において、水密構造で連結している。図3ないし図6に示す容器1は、円形の開口縁部を連結部12として、一方の外周縁部を他方の外周縁部に嵌合させる嵌合構造によって水密に連結している。図に示す連結部12は、内側に挿入される内側壁12Aの外周面にリング状の係止凸条12aを設けると共に、外側に配置される外側壁12Bの内周面にリング状の係止凸条12bを設けている。図に示す容器1は、第1のケース1Aの開口縁部に段差部12Cを設けると共に、この段差部12Cの内側に突出して、第1のケース1Aの内周面に沿う内側壁12Aを形成しており、この内側壁12Aを第2のケース1Bの開口縁部である外側壁12Bの内側に挿入している。この連結部12は、図5の一部拡大断面図に示すように、第2のケース1Bの外側壁12Bの端面を、第1のケース1Aの段差部12Cの対向面に当接させる状態で互いに連結している。図の連結部12は、第1のケース1Aと第2のケース1Bの外周面における境界部分が段差のない面となるように段差部12Cと外側壁12Bとを形成している。ただ、連結部は、第2のケースの開口縁部に段差部を設けて、この段差部の内側に突出して内側壁を形成し、第1のケースの開口縁部を外側壁として、内側壁と外側壁とを互いに連結することもできる。第1のケース1Aと第2のケース1Bは、連結部12において、内側壁12Aの係止凸条12aと外側壁12Bの係止凸条12bとを互いに係止する状態で嵌合させて連結される。この構造は、最も簡単な構造で外れないように連結しながら、水密に連結できる。ただ、第1のケースと第2のケースは、嵌合構造で連結することなく、螺合することもできる。この構造は、内側に挿入される外周壁の外周面に雄ネジを設け、外側に配置される外周壁の内周面に雌ネジを設けて互いにねじ込むことで連結する。さらに、第1のケースと第2のケースの連結部分にリング状のパッキンを挟着することでより確実に水密構造とすることもできる。
以上のように、第1のケース1Aと第2のケース1Bを、連結部12において嵌合あるいは螺合によって互いに連結する容器1は、二分割される第1のケース1Aと第2のケース1Bとを互いの開口縁部において着脱自在に連結できる。このように、第1のケース1Aと第2のケース1Bとを着脱自在に連結する構造は、連結部12で分解することで、内部に収納される電池4を交換できる。ただ、発光装置は、内蔵される電池を交換しないタイプ、すなわち、使い切りタイプの発光装置においては、連結部を接着して外れないようにすることもできる。
さらに、図2ないし図5に示す発光装置100は、容器1の内部に中間プレート9を内蔵している。この中間プレート9は、円形のプラスチック板で、容器1の中央部に位置して水平な姿勢で配置されている。図に示す容器1は、円形の中間プレート9を第2のケース1Bの開口部の近傍に水平姿勢で配置している。円形の中間プレート9は、図5において、下面側の外周縁を第2のケース1Bの内面に当接させると共に、上面側の外周縁部には、第2のケース1Bの開口縁部に挿入される第1のケース1Aの内周壁12Aの端面を当接させている。すなわち、中間プレート9は、第1のケース1Aの内周壁12Aの端面と第2のケース1Bの内面とで挟着される状態で、容器1の中央部に水平姿勢で固定されている。この構造は、中間プレート9を定位置に配置するための専用の部材を設けることなく、容器1の連結部12を利用して中間プレート9を容器1内の定位置に固定できる。ただ、中間プレートは、第2のケースの内面に、位置決めリブや係止フック等の部材を設けて定位置に配置することもできる。
図3と図5に示す中間プレート9は、中央部に基板7を配置している。図に示す中間プレート9は、中心部に円形の貫通孔9aを開口しており、この貫通孔9aに円形の基板7を配置している。この基板7は、電子部品を実装している。図に示す基板7は、LED2と、このLED2を発光させるLED駆動回路3を実現する電子部品を実装している。図3と図5に示す中間プレート9は、基板7を上面側に表出させており、この基板7に配置されるLED2の発光を上方に照射できるようにしている。プラスチック板である中間プレート9は、表面を光反射面13として、LED2の発光を効率よく外部に照射できるようにしている。このような光反射面13として、プラスチック板の表面を鏡面仕上げし、あるいは光沢面としている。中間プレート9は、表面を白色や光沢色に着色して、より効果的にLED2の発光を反射できる。
また、図3と図5に示す中間プレート9は、下面側に電池ケース14を固定している。この電池ケース14は、LED2に電力を供給する電源となる電池4を収納している。このように、中間プレート9の下面に電池ケース14を設けて電池4を配置する構造は、発光装置の重心を下部に配置できるので、図5に示すように、発光装置100を水面WLに安定して浮遊させることができる。ただ、発光装置は、必ずしも中間プレートの下面に電池ケースを固定する必要はなく、第2のケースの内面に固定することもできる。電池ケース14には、所定のタイプの電池4が収納される。電池ケース14は、収納される電池4の出力をリード線15を介して基板7に接続している。
LED2は、基板7の上面側に固定されており、容器1の上方に向かって光を照射するように配置されている。図2ないし図5に示すLED2は、発光素子を透明樹脂のパッケージ21に封入してなる砲弾型LEDを使用している。砲弾型LEDは、パッケージ21から突出する複数の端子22を基板7に接続して所定の位置に配置される。ただ、LEDには、チップタイプの表面実装型LEDを使用することもできる。表面実装型LEDは、直接基板に固定して、所定の位置に配置される。LED2は、基板7に実装されるLED駆動回路3によって駆動されて発光し、外部に光を照射する。LED2には、発光色が単色のタイプのものが使用でき、あるいは、複数の異なる発光色を有するタイプ、たとえば、マルチカラー(フルカラー)タイプのものも使用できる。
発光色が単色であるLED2は、所定の発光色のものを単独で、あるいは複数個を配置することができる。複数の異なる発光色を有するLED2には、たとえば、図8に示すように、パッケージ21に複数の発光素子20とその点灯回路23を内蔵するマルチカラーLED2Aが便利に使用できる。このマルチカラーLED2Aは、赤・緑・青の3つの発光素子20と、これらの発光素子20を所定の点灯パターンで点灯させる点灯回路23である駆動用IC23Aをパッケージ21に内蔵している。このLED2は、パッケージ21から突出する端子22を2つとしながら、端子22に電力が供給される状態では、点灯回路23が複数の発光素子20を所定の点灯パターンで点灯させる。したがって、複数のLEDやその点灯回路を基板に実装することなく、パッケージされたひとつのLEDを実装することで、複数の発光素子を多彩に点灯させることができる。とくに、この点灯回路23は、複数の発光素子20を連続点灯することなく点滅させる状態で発光させることで消費電力を低減できる。
ただ、発光装置は、図15に示すように、1ないし複数のLED2を実装すると共に、これらのLED2の発光を制御する点灯回路64をLED駆動回路3に備えることができる。この点灯回路64は、1ないし複数のLED2を種々の点灯パターンで点灯させることで、多彩な発光を演出できる。この点灯回路64も、1ないし複数のLED2を連続点灯することなく点滅させる状態で発光させることで消費電力を低減できる。さらに、フルカラータイプのLEDを備える発光装置においても、このLEDの発光色や点灯パターンを制御する点灯回路をLED駆動回路に備えることができる。
LED駆動回路3は、図7に示すように、LED2に電力を供給する電池4と、周囲の明るさを検出する光センサ5と、容器1の揺れを検出する揺れセンサ6と、LED2を点灯させない容器1の非点灯姿勢を検出する姿勢検出回路8とを備えている。このLED駆動回路3は、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出する状態ではLED2を消灯し、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出せず、かつ、光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、なおかつ、揺れセンサ6が容器1の揺れを検知する状態では、電池4からLED2に電力を供給してLED2を点灯させる。電池4は、図5に示すように、中間プレート9の下面側に配置された電池ケース14に収納されている。光センサ5と揺れセンサ6、及び姿勢検出回路8を実現する電子部品は、基板7の上面側に実装されている。
電池4は、LED駆動回路3のオン状態において、LED2に電力を供給する。図4に示す電池4は、単4タイプの電池で、2本の電池4を直列に接続している。ただ、電池には、単4タイプ以外のものも使用できる。電池は、たとえば、単1タイプ〜単3タイプの電池や、角形電池、ボタン型電池等も使用できる。ただし、電池は、種類によって大きさや重量が変化するので、使用する電池は、これを収納する容器の大きさや容器の浮力によって変更される。たとえば、浮力を大きくできる容器に内蔵される電池は、大きくて重いものとすることができ、反対に浮力が小さい容器に収納される電池は、小さくて軽いものとする。図4と図5に示す容器1は、単4タイプ又は単3タイプの電池4を2本収納して、容器全体の20%〜50%を水中に沈める状態で水面に浮遊するようにしている。電池4は、繰り返し使用できる二次電池とし、あるいは繰り返し使用できない一次電池とすることができる。二次電池は、電池4が切れると容器1から取り出して充電することによって便利に再利用できる。
光センサ5は、外部の明るさを感知する素子である。光センサ5は、外部の明るさが感知できるように、図5に示すように、基板7の上面側に固定されて、第1のケース1Aの内部に配置されている。光センサ5は、図に示すように、光感知面5aが外側を向く姿勢となるように配置されている。ここに配置される光センサ5は、第1のケース1Aを透過して容器内に侵入する外部光によって、周囲の明るさを検出する。光センサ5は、図示しないが、明るさによって抵抗値が変化する光検出抵抗を備えており、光感知面5aに当たる光量が少なくなると、この光検出抵抗の抵抗値が変化して、周囲が暗くなったことを検出する。光センサ5は、たとえば、光検出抵抗にかかる電圧を分圧して検出し、分圧された電圧が設定電圧よりも大きいか小さいかを判定することで、周囲が暗くなったことを検出できる。この光センサ5は、たとえば、検出する周囲の明るさが設定値よりも低くなると、”暗さ検出信号”としてオン信号を出力する。
揺れセンサ6は、発光装置の揺れを感知するセンサで、容器1の姿勢や位置の変化を検出することにより、容器1が揺れていると判定する。図7に示す揺れセンサ6は、容器1の姿勢や位置の変化を検出する検出部31と、この検出部31の信号や通電状態から容器1の揺れを判定する判定部32とを備えている。検出部31は、容器1が所定の角度傾き、あるいは上下動し、あるいは前後左右に移動する状態でこのことを感知するセンサが使用できる。このようなセンサとして、傾きセンサ、振動センサ、加速度センサ等の種々のセンサが使用できる。この揺れセンサ6は、検出部31が容器1の姿勢や位置の変化を検出する状態において、この検出部31の信号や通電状態から判定部32が容器1の揺れを判定し、”揺れ検出信号”としてオン信号を出力する。判定部32は、たとえば、容器1の揺れ判定にクリアランスを持たせることで、容器1の揺れの程度に応じてオン信号を出力するように設定することもできる。
図2ないし図6に示す揺れセンサ6の検出部31は、中空状で密閉された非導電性の筒体33の内部に一対の電極34と導電性を有する移動体35を収納している。この検出部31は、筒体33が傾くことで、重力によって内部の移動体35が移動し、一対の電極34と移動体35が接触することにより通電状態となる。したがって、この筒体33を水平姿勢で配置し、筒体33内を移動する移動体35の動きを利用して検出部31の通電状態を検出することで、容器1の揺れを検出することができる。このような移動体35として、導電性の流体、たとえば、水銀が使用できる。ただ、導電性の流体には、水銀以外の低抵抗な流体も使用できる。さらに、導電性の移動体には、金属球も使用できる。
この揺れセンサ6の判定部32は、たとえば、非通電状態にある一対の電極34に移動体35が接触して通電状態となると揺れが発生したと判定し、また、通電状態にある一対の電極34から移動体35が離れて非通電状態になると揺れが発生したと判定する。すなわち、判定部32は、一対の電極34において、通電状態や非通電状態が継続される状態では揺れが発生していないと判定し、通電状態が変化する状態で揺れが発生したと判定することができる。ただ、判定部は、一対の電極が通電状態と非通電状態とを所定の時間内で繰り返す状態において、揺れが発生したと判定することもできる。
この検出部31は、容器1の設置状態に対して、筒体33を水平姿勢とすることで、揺れ検出の感度を最大にできる。水平姿勢の筒体33がわずかに傾く状態で移動体35が移動するからである。また、この検出部31は、容器1の設置状態に対して、水平姿勢から多少傾く姿勢となるように筒体33を配置することで揺れ検出の感度を低くすることができ、揺れ検出にクリアランスを持たせることができる。
さらに、この検出部31は、筒体33を弾性体を介して基板7に連結することで、揺れ検出の感度を高くすることができる。このような弾性体として、コイルスプリングや弾性金属線、弾性金属板、ゴム等が使用できる。図2ないし図6に示す検出部31は、筒体33内に配置される一対の電極34を基板7に接続する金属線36を備えている。この検出部31は、筒体33と基板7とを連結する金属線36を、容器1の揺れに対して弾性変形する弾性金属線とすることができる。さらに、検出部は、図示しないが、筒体をコイルスプリングやゴム等の弾性体を介して基板や中間プレート、あるいは、これらに固定された固定部に連結することができる。この検出部は、たとえば、筒体の電極と基板とを可撓性のリード線等で接続する。
さらに、検出部31は、図9に示す構造とすることもできる。図9に示す検出部31は、通電性を有する接触リング43と、この接触リング43の内側に配置された揺動体44と、この揺動体44を支持する支持体45とを備えている。図の接触リング43は、金属線を円形に成形してなる金属製のリングで、一端を基板7に固定している。揺動体44は、円形の接触リング43の内側に、揺動できるように垂直姿勢で配置された金属ロッドで、上端を支持体45の先端に連結して、下端を自由端としている。支持体45は、後端が基板7に固定されると共に、先端には揺動体44である金属ロッドの上端を揺動自在に連結している。図の支持体45は、前後左右や上下に揺動する容器1の揺れに対して、揺動体44が感度よく揺動できるように、弾性体46を介して揺動体44を連結している。図に示す支持体45は、基板7に固定された固定アーム47と、この固定アーム47の上端部に固定された弾性体46とからなり、弾性体46の先端に揺動体44である金属ロッドの上端を連結している。図の弾性体46はコイルスプリングとしている。
この構造の検出部31も、接触リング43と支持体45とを一対の電極34、34として基板7に接続すると共に、揺動体44を移動体35として、一対の電極34、34と移動体35との接触状態によって一対の電極34間の通電状態を変化させて、容器1の揺れを判定するようにしている。この揺れセンサ6の判定部32も、非通電状態にある接触リング43と揺動体44が接触して通電状態となると揺れが発生したと判定し、また、接触状態にある接触リング43から揺動体44が離れて非通電状態になると揺れが発生したと判定することができる。すなわち、判定部32は、接触リング43と揺動体44において、接触状態や非接触状態が継続される状態では揺れが発生していないと判定し、通電状態が変化する状態で揺れが発生したと判定することができる。
図9に示す検出部31は、容器1の設置状態に対して、接触リング43を水平姿勢とすると共に、揺動体44を垂直姿勢として接触リング43の中心部に配置して、容器1の揺れを検出する。この検出部31は、接触リング43の内形、揺動体44の重さや形状(たとえば長さや太さ)、弾性体46の弾性係数等を種々に変更して揺れ検出の感度を調整できる。さらに、検出部は、図9の鎖線で示すように、揺動体44である金属ロッドの下端に重り48を設けて、揺動しやすくすることもできる。
ただし、本発明は、揺れセンサの検出部を以上の構造には特定しない。揺れセンサは、図示しないが、容器の揺れを検出できる他のすべての構造が使用できる。
姿勢検出回路8は、容器1の姿勢が、予め設定されたLED2を点灯させない非点灯姿勢にあるかどうかを検出する回路で、容器1の傾きを検出して、容器1が非点灯姿勢かどうかを検出する。この姿勢検出回路8は、容器1の傾きを検出する検出部51と、この検出部51の信号や通電状態から容器1が非点灯姿勢にあるかどうかを判定する判定部52とを備えている。
検出部51は、傾きセンサで、容器1が標準姿勢から所定の角度以上傾斜する状態で、このことを検出できるセンサが使用できる。ここで、容器1の標準姿勢とは、発光装置の使用状態において、容器1が設置される姿勢であって、図5に示すように、水面WLに浮かべて使用する発光装置においては、LED2が上方を向く起立姿勢であり、図6に示すように、上下を反転する姿勢で木の枝BR等から吊り下げて使用する発光装置においては、LED2が下方を向く反転姿勢である。傾きセンサである検出部51は、容器1が標準姿勢から所定の角度以上傾斜する状態になると、このことを示す信号を出力し、あるいは、その通電状態を変化させて、容器1が所定の角度以上傾斜していることを判定部52に出力する。
姿勢検出回路8は、たとえば、容器1が標準姿勢から45度以上、好ましくは60度以上傾く状態を非点灯姿勢として検出することができる。発光装置は、前述のように、容器1を上下反転する姿勢で使用することもある。したがって、容器1の非点灯姿勢は、標準姿勢から45度〜135度、好ましくは60度〜120度傾斜する姿勢とすることができる。非点灯姿勢と判定する傾斜角度を以上の範囲とする姿勢検出回路8は、容器1を大きく傾ける姿勢、すなわち、横倒しに近い姿勢を非点灯姿勢とするので、容器が自然に傾いて非点灯姿勢になるのを有効に防止しながら、輸送時や保管時においては、容器を大きく傾けることで確実に非点灯姿勢に保持できる。ただ、姿勢検出回路は、容器1の非点灯姿勢を以上の傾斜範囲には特定しない。
判定部52は、検出部51において容器1が所定の角度以上傾斜していることが検出されると、容器1が非点灯姿勢であると判定する。ただ、判定部は、容器が所定角度の以上傾いた状態が、設定時間以上継続される状態において、容器が非点灯姿勢にあると判定することもできる。発光装置は、たとえば、図5に示すように水面WLに浮かべて使用する状態において、起立姿勢から傾斜した姿勢に保持されることはない。水面WLの揺れや風等によって容器1が傾く場合においては、例外なく速やかに元の姿勢に復帰する。したがって、判定部52は、容器1が傾いた状態に設定時間以上保持されることを検出して容器1が非点灯姿勢であると判定することで、より正確に容器1の非点灯姿勢を判定できる。判定部において、容器1の非点灯姿勢を判定する設定時間は、たとえば、0.5秒以上、好ましくは1秒以上とすることができる。この判定方法は、ノイズや衝撃等による誤判定を有効に防止して、確実に容器の非点灯姿勢を検出できる。判定部52は、容器1が非点灯姿勢にあると判定すると、”非点灯信号”としてオフ信号を出力してLED2を消灯させる。
このような姿勢検出回路8には、前述の揺れセンサ6が兼用できる。たとえば、図2ないし図5に示す揺れセンサ6の検出部31では、筒体33内の一対の電極34が下方または上方に位置する姿勢となるように容器1が傾いた状態では、移動体35が一対の電極34に対して、接触状態に保持され、あるいは、非接触状態に保持される。したがって、この検出部31を備える揺れセンサ6で構成される姿勢検出回路8は、一対の電極34が通電状態に保持され、あるいは非通電状態に保持されることを検出することで、容器1の非点灯姿勢を検出することができる。この構造の検出部31(51)を備える発光装置は、移動体35が一対の電極34に対して、接触状態に保持され、あるいは、非接触状態に保持される姿勢が非点灯姿勢となる。
また、図9に示す揺れセンサ6の検出部31では、揺動体44が接触リング43に接触する姿勢となるように容器1が傾いた状態では、揺動体44である移動体35が接触リング43である電極34に対して、接触状態に保持される。したがって、この検出部31を備える揺れセンサ6で構成される姿勢検出回路8は、揺動体44である移動体35と接触リング43である電極34が通電状態に保持されることを検出することで、容器1の非点灯姿勢を検出することができる。この構造の検出部31(51)を備える発光装置は、揺動体44が接触リング43に対して、接触状態に保持される姿勢が非点灯姿勢となる。
以上の検出部31(51)を備える揺れセンサ6及び姿勢検出回路8は、一対の電極34が通電状体に保持され、あるいは非通電状態に保持される状態では、容器1の非点灯姿勢を検出し、一対の電極34の通電状態が変化する状態では容器1の揺れを検出する。このように、揺れセンサ6を姿勢検出回路8に兼用する構造は、LED駆動回路3全体の回路構成を簡単にしながら、部品数を減らして製造コストを低減できる。ただ、LED駆動回路は、図10に示すように、揺れセンサ6とは別回路として、姿勢検出回路8を備えることもできる。
以上のLED駆動回路3は、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出する状態ではLED2を消灯し、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出せず、かつ、光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、なおかつ、揺れセンサ6が容器1の揺れを検知する状態では、電池4からLED2に電力を供給してLED2を点灯させる。このLED駆動回路3は、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出しない状態においては、光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、かつ、揺れセンサ6が容器1の揺れを検知する状態においてのみ、電池4からLED2に電力供給する。このため、周囲の明るさと容器1の揺れのいずれかの条件が満たされない状態では電池4からLED2に電力を供給せず、LE2Dを理想的に点灯できる。また、容器1が非点灯姿勢にある状態では、仮に光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、かつ、揺れセンサ6が容器1の揺れを検知する状態においても、LED2には電力が供給されない。このため、この発光装置は、容器1を非点灯姿勢として箱詰めすることで、搬送時や保管時においても、LED2の発光を阻止して電池4の無駄な消費を確実に防止できる。
図7に示すLED駆動回路3は、電池4からLED2への電力供給を制御する駆動スイッチ61を備えている。図の発光装置は、電池4とLED2を直列に接続すると共に、この電池4とLED2との間に駆動スイッチ61を直列に接続している。この駆動スイッチ61には、たとえば半導体スイッチング素子が使用できる。この駆動スイッチ61は、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出する状態ではオフ状態に切り換えられて、電池4からLED2への電力の供給を停止してLED2を消灯する。また、駆動スイッチ61は、姿勢検出回路8が容器1の非点灯姿勢を検出せず、かつ、光センサ5が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、なおかつ、揺れセンサ6が容器1の揺れを検知する状態でのみオン状態に切り換えられて、電池4からLED2に電力を供給してLED2を点灯させる。
図7と図10に示すLED駆動回路3は、駆動スイッチ61の入力側に、駆動スイッチ61のオンオフを制御する入力回路62を備えている。この入力回路62は、入力側に光センサ5と揺れセンサ6と姿勢検出回路8からの信号が入力されており、これらの入力信号に基づいて駆動スイッチ61のオンオフを制御している。入力回路62が、光センサ5と揺れセンサ6と姿勢検出回路8の信号に基づいて、駆動スイッチ61を制御する状態を図11と図12のタイミングチャート図に示す。ここで、図11は、図7に示すLED駆動回路3であって、揺れセンサ6を姿勢検出回路8に兼用するLED駆動回路3における入力回路62の制御状態を示し、図12は、図10に示すLED駆動回路3であって、揺れセンサ6と別回路の姿勢検出回路8を有するLED駆動回路3における入力回路62の制御状態を示している。
図11と図12に示すように、入力回路62は、姿勢検出回路8から”非点灯信号”としてオフ信号が入力される状態では、容器1が非点灯姿勢にあるとして、光センサ5や揺れセンサ6の入力信号にかかわらず、駆動スイッチ61をオフに切り換える。また、入力回路62は、姿勢検出回路8からオフ信号が入力されない状態において、光センサ5から”暗さ検出信号”としてオン信号が入力され、かつ、揺れセンサ6から”揺れ検出信号”としてオン信号が入力される状態でのみ駆動スイッチ61をオンに切り換える。
ここで、図2ないし図6及び図9に示す検出部31を有する揺れセンサ6を備えるLED駆動回路3においては、図11と図12に示すように、検出部31の接触状態と非接触状態に同期して駆動スイッチ61をオンオフに制御して、LED駆動回路3がLED2を点滅させることができる。このLED駆動回路3は、専用の点滅回路を設けることなく、回路構成を簡単にしながら、自然現象に起因する容器1の揺れに反応させる状態で駆動スイッチ61をリアルタイムでオンオフさせて、LED2を不規則に点滅できる特徴がある。
さらに、前述のように、姿勢検出回路の判定部が、容器が所定角度の以上傾いた状態が、設定時間以上継続される状態において、容器が非点灯姿勢にあると判定する構成においては、図11の鎖線で示すように、容器が傾いた状態が設定時間以上継続されない状態においては、オフ信号を出力せず、容器が傾いた状態が設定時間以上継続される状態においてのみオフ信号を出力することができる。
さらに、図13に示すLED駆動回路3は、電池4からLED2に電力供給を開始するとカウントを開始し、カウント中においてはLED2への電力供給を継続し、タイムアップしてLED2への電力供給を停止する第1のタイマ63を備えている。図に示すLED駆動回路3は、駆動スイッチ61をオンオフに制御する入力回路62に第1のタイマ63を備えている。この入力回路は62は、図14に示すように、姿勢検出回路8からオフ信号が入力されない状態において、光センサ5からオン信号が入力され、かつ、揺れセンサ6からオン信号が入力されると、駆動スイッチ61をオンに切り換えて電池4からLED2に電力供給を開始すると共に、これと同時に第1のタイマ63がカウントを開始する。この入力回路62は、第1のタイマ63のカウント中においては、光センサ5、揺れセンサ6、及び姿勢検出回路8からの入力信号に関わらず駆動スイッチ61をオン状態に保持してLED2への電力供給を継続する。さらに、第1のタイマ63がタイムアップすると、駆動スイッチ61をオフに切り換えてLED2への電力供給を停止する。この発光装置は、第1のタイマ63のカウント中においては、揺れセンサ6や光センサ5の検出状態に関係なく電池4からLED2への電力供給を継続するので、LED2を安定して点灯できる特徴がある。
以上のように、第1のタイマ63を備えるLED駆動回路3は、第1のタイマ63のカウント中においては、電池4からLED2への電力供給を継続するので、LED2を連続して発光させることもできる。さらに、第1タイマ63を備えるLED駆動回路3は、図15に示すように、LED2の点灯状態を制御する点灯回路64を備えることもできる。図の発光装置は、直列に接続された電池4と駆動スイッチ61との間に、点灯回路64を直列に接続している。このLED駆動回路3は、駆動スイッチ61のオン状態において、電池4から点灯回路64に電力を供給し、点灯回路64でLED2を制御してLED2を所定の点灯パターンで点滅させることができる。この発光装置は、ユーザーがLED2の点灯パターンを楽しむことができると共に、LED2を点滅させることで消費電力を低減して電池4の寿命を長くできる。
さらに、LED駆動回路3に第1タイマ63を備える発光装置は、前述の図8に示す複数の異なる発光色を有するマルチカラーLED2Aが便利に使用できる。このマルチカラーLED2Aは、端子22に電力が供給される状態で、点灯回路23が複数の発光素子20を所定の点灯パターンで点灯させる。したがって、LED駆動回路3に点灯回路を設けることなく、電池4からLED2に連続して電力供給する状態としながら、LED2を複数の異なる発光色で多彩に点灯できる。とくに、複数の発光素子20を点滅させる状態で発光させることで消費電力を低減して電池4の寿命を長くできる。
さらに、図16に示すLED駆動回路3は、前述の第1のタイマ63に加えて、第1のタイマ63がタイムアップするとカウントを開始し、タイムアップするまでLED2を消灯状態に保持する第2のタイマ65を備えている。図に示すLED駆動回路3は、駆動スイッチ61をオンオフに制御する入力回路62に、第1のタイマ63と第2のタイマ65を備えている。この入力回路62は、図17に示すように、姿勢検出回路8からオフ信号が入力されない状態において、光センサ5からオン信号が入力され、かつ、揺れセンサ6からオン信号が入力されると、駆動スイッチ61をオンに切り換えて電池4からLED2に電力供給を開始すると共に、これと同時に第1のタイマ63がカウントを開始する。この入力回路62は、第1のタイマ63のカウント中においては、光センサ5、揺れセンサ6、及び姿勢検出回路8からの入力信号に関わらず駆動スイッチ61をオン状態に保持してLED2への電力供給を継続する。さらに、第1のタイマ63がタイムアップすると、第2のタイマ65がカウントを開始する。この入力回路62は、第2のタイマ65のカウントアップするまで、光センサ5、揺れセンサ6、及び姿勢検出回路8からの入力信号に関わらず駆動スイッチ61をオフ状態に保持してLED2への電力供給を停止する。第2のタイマ65がカウントアップすると、光センサ5、揺れセンサ6、及び姿勢検出回路8からの入力信号に基づいて、電池4からLED2への電力供給が制御される。このLED駆動回路3は、第1のタイマ63によって連続してLED2への電力供給が継続された後、第2のタイマ65によって強制的にLED2への電力供給を停止するので、LED2に連続して電力が供給され続けるのを阻止して、LED2が長時間にわたって点灯または点滅され続けるのを有効に防止できる。この発光装置は、LED2の発光を所定の時間強制的に停止するので、電池4の寿命をさらに長くできる。
本発明の装飾用の発光装置は、以下のようにして使用される。
[水面に浮かべて使用する場合]
図5に示すように、容器1を水面WLに浮かべる。この状態で、容器1は、起立姿勢で水面WLに浮遊しながら揺動する。このため、姿勢検出回路8において、容器1の非点灯姿勢が継続して検出されることはない。この発光装置は、周囲が暗くなると光センサ5がこのことを検出し、水面WLに浮かべた容器1が水面の揺れや風等によって揺れると、揺れセンサ6がこのことを検出する。したがって、水面に浮かべた発光装置は、夜間や暗所等の周囲が暗くなる環境において、容器1の揺れが検出されると、電池4からLED2に電力が供給されてLED2が点灯する。
[木の枝や軒先等に設置して使用する場合]
図6に示すように、容器1を木の枝BRや軒先等に設置する。図に示す発光装置は、容器の上下を反転して設置する状態を示している。この状態で、容器1は、起立姿勢から反転された反転姿勢に保持される。このため、姿勢検出回路8において、容器1の非点灯姿勢が連続して検出されることはない。この発光装置は、周囲が暗くなると光センサ5がこのことを検出し、木の枝BR等に連結された容器1が風等によって揺れると、揺れセンサ6がこのことを検出する。したがって、木の枝等に設置された発光装置は、夜間や暗所等の周囲が暗くなる環境において、容器1の揺れが検出されると、電池4からLED2に電力が供給されてLED2が点灯する。
[発光装置を箱詰めして輸送し、または保管する場合]
容器1を、図5に示す起立姿勢から所定の角度以上傾けた非点灯姿勢とする状態で箱詰めする。容器1は、起立姿勢から45度〜135度傾けた姿勢で、好ましくは、起立姿勢から90度傾けた横倒しの姿勢で箱詰めされる。容器1が非点灯姿勢で箱詰めされると、姿勢検出回路8において、容器1の非点灯姿勢が検出されて、LED2への電力供給が停止される。容器1が非点灯姿勢に保持される状態においては、電池4からLED2への電力供給が継続して停止される。このため、発光装置を箱詰めして暗所に封入する状態で輸送し、容器1が振動を受けて揺れる状態となっても、LED2に電力が供給されることはなく、内蔵する電池4が無駄に消耗されるのが確実に防止される。
以上の実施例では、本発明の装飾用の発光装置として、水面に浮かべて使用し、あるいは木の枝や軒先等に設置する使用例を説明したが、発光装置は、自然現象に限らず、人が接触する状態で反応する部材や用途に使用することもできる。たとえば、装飾用の発光装置は、ドアやのれん等のように、人が移動する場合に人に接触して移動する部材に設置することもできる。この発光装置も、容器が非点灯姿勢とならない姿勢で設置することで、夜間や暗所等の周囲が暗くなる環境において、容器の揺れが検出されると、電池からLEDに電力が供給されてLEDが点灯する。
本発明の装飾用の発光装置は、水面に浮かべたり、木の枝等に設置されて、夜間または暗所においてLEDを発光させるイルミネーションとして使用される。
100…発光装置
1…容器 1A…第1のケース
1B…第2のケース
2…LED 2A…マルチカラーLED
3…LED駆動部
4…電池
5…光センサ 5a…光感知面
6…揺れセンサ
7…基板
8…姿勢検出回路
9…中間プレート 9a…貫通孔
10…収納空間
11…拡散部 11a…凸部
11b…凸条
12…連結部 12A…内周壁
12a…係止凸条
12B…内周壁
12b…係止凸条
13…光反射面
14…電池ケース
15…リード線
16…連結具
17…線材
20…発光素子
21…パッケージ
22…端子
23…点灯回路 23A…駆動用IC
31…検出部
32…判定部
33…筒体
34…電極
35…移動体
36…金属線
43…接触リング
44…揺動体
45…支持体
46…弾性体
47…固定アーム
48…重り
51…検出部
52…判定部
61…駆動スイッチ
62…入力回路
63…第1のタイマ
64…点灯回路
65…第2のタイマ
101…容器
102…LED
103…電気回路部
104…電池
105…端子
106…点灯スイッチ
WL…水面
BR…木の枝

Claims (12)

  1. 透光部を有する中空状の容器(1)と、
    前記容器(1)に内蔵されて、該容器(1)の透光部を透過して外部に光を照射するLED(2)と、
    前記LED(2)を発光させるLED駆動回路(3)と
    を備える装飾用の発光装置であって、
    前記LED駆動回路(3)は、
    前記LED(2)に電力を供給する電池(4)と、
    周囲の明るさを検出する光センサ(5)と、
    前記容器(1)の揺れを検出する揺れセンサ(6)と、
    前記LED(2)を点灯させない前記容器(1)の非点灯姿勢を検出する姿勢検出回路(8)と、
    を備えており、
    前記姿勢検出回路(8)が前記容器(1)の非点灯姿勢を検出する状態では、前記LED駆動回路(3)が前記LED(2)を消灯し、
    前記姿勢検出回路(8)が前記容器(1)の非点灯姿勢を検出せず、
    かつ、前記光センサ(5)が検出する周囲の明るさが設定値よりも低く、
    なおかつ、前記揺れセンサ(6)が前記容器(1)の揺れを検知する状態では、前記LED駆動回路(3)が前記電池(4)から前記LED(2)に電力を供給して点灯することを特徴とする装飾用の発光装置。
  2. 請求項1に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記姿勢検出回路(8)で検出される前記容器(1)の非点灯姿勢が、該容器(1)を起立姿勢から45度〜135度傾けた傾斜姿勢であることを特徴とする装飾用の発光装置。
  3. 請求項1または2に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記揺れセンサ(6)は、前記容器(1)の姿勢や位置の変化を検出する検出部(31)と、この検出部(31)の信号や通電状態から前記容器(1)の揺れを判定する判定部(32)とを備えており、
    前記検出部(31)は、前記容器(1)の揺れに反応して移動する移動体(35)と、前記移動体(35)を介して接続状態と非接続状態に切り換えられる一対の電極(34)とを備えており、
    前記移動体(35)の移動によって、一対の電極(34)が接続状態から非接続状態に切り換えられ、あるいは、一対の電極(34)が非接続状態から接続状態に切り換えられることを検出して、前記判定部(32)が前記容器(1)の揺れを判定することを特徴とする装飾用の発光装置。
  4. 請求項3に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記揺れセンサ(6)の接触状態と非接触状態に同期して、前記LED駆動回路(3)が前記LED(2)を点滅させるようにしてなることを特徴とする装飾用の発光装置。
  5. 請求項3に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記揺れセンサ(6)が前記姿勢検出回路(8)に兼用されており、
    前記容器(1)の非点灯姿勢において、前記検出部(31)の一対の電極(34)が前記移動体(35)を介して接続状態に保持され、あるいは、非接続状態に保持されることを特徴とする装飾用の発光装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記LED駆動回路(3)が、前記電池(4)から前記LED(2)に電力供給を開始するとカウントを開始し、カウント中においては前記LED(2)への電力供給を継続し、タイムアップして前記LED(2)への電力供給を停止する第1のタイマ(63)を備えることを特徴とする装飾用の発光装置。
  7. 請求項6に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記LED駆動回路(3)が、前記第1のタイマがタイムアップするとカウントを開始し、タイムアップするまで前記LED(2)を消灯状態に保持する第2のタイマ(65)を備えることを特徴とする装飾用の発光装置。
  8. 請求項6または7に記載の装飾用の発光装置であって、さらに
    前記LED駆動回路(3)が、前記LED(2)を所定の点灯パターンで点滅させる点灯回路(64)を備えることを特徴とする装飾用の発光装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれか一に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記LED(2)が複数の異なる発光色を有するマルチカラーLED(2A)で、複数の発光素子(20)とその点灯回路(23)をパッケージ(21)に内蔵して備えており、前記点灯回路(23)が複数の発光素子(20)を所定の点灯パターンで点灯させることを特徴とする装飾用の発光装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記容器(1)が、水密構造であることを特徴とする装飾用の発光装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記容器(1)が、前記LED(2)から照射される光を拡散させる拡散部(11)を、前記透光部に備えることを特徴とする装飾用の発光装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一に記載の装飾用の発光装置であって、
    前記発光装置(100)が、水面(WL)に浮かべて使用されることを特徴とする装飾用の発光装置。
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