JP2014109262A - エンジン始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピニオン回転センサを用いることなくスタータ部の故障を検出すること。
【解決手段】ステップS205では、ピニオンギア101eとリングギア106が常時連結している故障が発生しているかを診断する。この診断では、ピニオンギア連結信号pをオフ、スタータモータ駆動信号mをオンにし、エンジン回転数に基づいて検出される。ステップS206では、ピニオンギア101eとリングギア106が常時非連結となる故障が発生しているかを診断する。この診断では、ピニオンギア連結信号pをオン、スタータモータ駆動信号mをオンにし、エンジン回転数に基づいて検出される。ステップS207では、スタータモータ101aが常時回転している故障が発生しているかを診断する。この診断では、ピニオンギア連結信号pをオン、スタータモータ駆動信号mをオフにし、エンジン回転数に基づいて検出される。故障検出時には以降のアイドルストップを禁止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンを始動するスタータ部の故障診断を行うエンジン始動制御装置に関する。
一般に、車両が市街地走行を行う時などにおいては、交差点や踏切などで車両を停止させる場合があり、このようなときにエンジンをアイドル運転させたままでは無駄な燃料を消費するため燃料消費量が増加してしまう。このため、車両が停止するなど一定の条件が整って自動停止要求が発生した場合に、エンジンを停止させて燃料の消費をカットすると共に、その後、運転者が車両を発進させる操作を行ったときに自動的にエンジンを再始動させて、アイドル運転期間の燃料消費を抑制している。
ここで、車両走行中に自動停止要求が発生した場合に、車両が停止する前の減速状態からエンジンへの燃料カットを行って、車速が所定速度以下であることを条件として、車両が停止するのを待たずにアイドルストップを実施する機能が知られている。
この機能では、燃料カットを開始した時点から、エンジンが完全に停止するまでの間に、運転者の意思による再発進要求又は再始動要求があった場合、即座にエンジンを始動させる必要があり、エンジン慣性回転期間中にスタータモータを調速通電し、スタータモータと同軸上に備わるピニオンギアの回転速度がエンジンに備わるリングギアの回転速度と同期した時点で、ピニオンギアをリングギアに連結させ、スタータモータを駆動させることで、迅速にエンジンを再始動させている。
このようなエンジン始動制御を行う場合、エンジンの自動停止後に、エンジンが再始動できなくなる事態を可能な限り回避するため、スタータモータ等が故障した場合は、エンジンのアイドルストップを禁止する必要があり、そのため、スタータモータ等の故障を診断する機能が必要となる。
そこで、スタータモータに供給される駆動信号とピニオンギアの回転速度を検出するピニオン回転センサから得られた回転速度に基づいてスタータモータの故障を診断する技術が提案されている。(特許文献1)
特開2012−23813号公報
しかし、特許文献1に記載の故障診断装置では、ピニオン回転センサから得られた回転速度に基づいてスタータモータの故障を診断しているため、ピニオン回転センサが搭載されていない場合はスタータモータの故障診断を行うことができない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピニオン回転センサを用いることなくスタータ部の故障を診断できるエンジン始動制御装置を提供することである。
請求項1に記載のエンジン始動制御装置は、スタータモータと、スタータモータの回転をエンジンのリングギアに伝える連結機構とを備え、スタータモータはスタータモータ駆動信号のオンにより駆動され、連結機構はピニオンギア連結信号のオンによりピニオンギアをリングギアに連結してスタータモータの回転をリングギアに伝え、車両に搭載されたエンジンを始動するスタータ部と、スタータモータ駆動信号およびピニオンギア連結信号をオンオフ制御後のエンジンの回転数の予測値を設定する予測値設定部と、エンジンの回転数を検出する検出部と、検出部で検出されたエンジンの回転数と予測値設定部で設定された予測値との比較結果に基づいて、スタータ部の故障の有無を検出する故障診断部とを備える。
本発明によれば、ピニオン回転センサを用いることなくスタータ部の故障を診断することができる。
本発明の実施形態に係わるエンジン始動制御装置のシステム構成図 本発明の第1の実施の形態における故障診断のフローチャート 常時連結診断のフローチャート 常時非連結診断のフローチャート 常時回転診断のフローチャート 本発明の第2の実施の形態における故障診断のフローチャート 本発明の第3の実施の形態におけるエンジン始動に係わる運転条件の領域を示す図
図1は、本発明の実施の形態であるエンジン始動制御装置のシステム構成図について示したものである。図1に示すように、車両100はエンジン始動制御装置として、スタータ部101と、エンジン制御モジュール(以下、ECMとする)102と、各種センサ/スイッチ(以下、センサとする)103と、バッテリ104と、エンジン105と、リングギア106とを備えている。
スタータ部101は、スタータモータ101aと、連結機構であるマグネットスイッチ101b、シフトレバー101c、ピニオンクラッチ101d、ピニオンギア101e、スタータモータリレー101f、ピニオンリレー101gとにより構成されている。
スタータモータ101aは、ECM102から出力されるスタータモータ駆動信号mがオンされることにより、スタータモータリレー101fが作動して駆動される。マグネットスイッチ101bは、ECM102から出力されるピニオンギア連結信号pがオンされることにより、ピニオンリレー101gが作動して駆動される。このように、スタータモータ101a、マグネットスイッチ101bは、ECM102から出力される各信号に基づき、それぞれ独立して駆動が可能である。バッテリ104は、スタータモータリレー101fおよびピニオンリレー101gのそれぞれの接続端子の一端に接続され、駆動電圧を供給する。
スタータモータ101aとピニオンギア101eは、減速機構(図示省略)を介して同軸上に連結されており、スタータモータ101aが回転するとピニオンギア101eも減速機構に設定された減速比に応じて回転する構成である。ピニオンギア連結信号pのオンにより、ピニオンリレー101gがオンされると、マグネットスイッチ101bが通電され、シフトレバー101cが作動する。これらの連結機構が作動することにより、ピニオンギア101eがエンジン105に備わるリングギア106と連結され、スタータモータ101aの回転駆動力をエンジン105へ伝達する。また、エンジン105の始動時において、エンジン105の燃焼が行われてピニオン回転数よりエンジン回転数が高くなった場合に、ピニオンクラッチ101dによりエンジン105からのトルクを遮断することで、スタータモータ101aへの回転が抑制される。
ECM102は、CPUやその他の周辺回路によって構成され、後述する故障診断等の制御を実行する。ECM102には、ブレーキスイッチ、アクセル開度センサ、車速センサ、クランク角センサ等のセンサ103からの検出信号が入力され、さらに、エンジン105に設けられたエンジン105の回転数を検出する検出部105aから、検出されたエンジン回転数nが入力される。
ECM102は、アイドル制御部102a、予測値設定部102b、スタータ制御部102c、故障診断部102d、燃料噴射制御部102eを機能的に備える。
アイドル制御部102aは、ブレーキスイッチ、車速センサ等のセンサ103に基づいて、アイドルストップの許可判定を実行し、アイドルストップの許可判定結果に応じて、燃料噴射制御部102eにより燃料噴射を禁止することで、燃料カットを実行し、エンジン105を停止させる。
予測値設定部102bは、燃料カットを開始してからエンジン105が停止するまでのエンジン回転数の予測値、若しくは所定のエンジン回転数になるまでの時間を求める。一般に、燃料カットを開始するとエンジン105は惰性回転によりエンジン回転数が降下する。この時のエンジン回転数は、ピニオンギア101eとリングギア106が常時連結している等の故障が発生していない限り、予め定められたカーブを描いて降下するので、所定時間経過後のエンジン回転数の予測値は、実験等による予め定められた演算式によって求められる。例えば、エンジン105が停止するまでのエンジン回転数に関する情報(所定のクランク角間におけるエンジン回転数の加速度及び減速度)を計測することによって上記演算式を求める。予測値設定部102bは、このエンジン回転数と時間との関係を表す演算式を記憶し、所定時間経過時のエンジン回転数の予測値、若しくは所定のエンジン回転数になるまでの時間を算出する。そして、上記演算式から将来のエンジン回転数の予測値と、ピニオンギア101eとリングギア106を連結させる際の予め設定されたエンジン回転数になるまでの所要時間を算出して記憶する。
予測値設定部102bは、更に、エンジン105を再始動させる場合のスタータ部101の制御タイミングを算出して記憶する。具体的には、上記エンジン105の回転数を予測し、エンジン回転数とピニオンギア回転数が同期するようにスタータモータ101aの通電開始タイミングを算出し、その後のスタータモータ101aの通電停止タイミングを算出し、そして、エンジン回転数とピニオンギア回転数が同期すると予想される時点でピニオンギア101eを飛び込ませるために、ピニオンギア101eとリングギア106の連結タイミングを算出して記憶する。なお、スタータモータ101aの通電開始タイミングから通電停止タイミングまでスタータモータ101aは回転され、通電停止タイミングから空転するのでスタータモータ101aの回転数と時間の関係は計算によって求められる。そして、エンジン回転数とピニオンギア回転数が同期すると予想される時点も求められる。
スタータ制御部102cは、エンジン105の再始動時には、スタータモータ101aの上記通電開始タイミングとなった際に、スタータモータ101aに通電させ、スタータモータ101aを回転させる。また、スタータモータ101aの上記通電停止タイミングとなった際に、通電を停止し、スタータモータ101aを惰性回転させる。その後、ピニオンギア101eとリングギア106の上記連結タイミングとなった際に、ピニオンギア101eの連結を行うマグネットスイッチ101bへの通電を行い、ピニオンギア101eとリングギア106を連結させてエンジン105を再始動させる。
故障診断部102dは、燃料カットを開始してからのエンジン回転数の予測値を基に、後述する処理によりスタータ部101の故障を検出する。燃料噴射制御部102eは、アイドル制御部102aからのアイドルストップの許可判定結果に応じて、燃料の供給をカットしたり、エンジン105の再始動時等に燃料の供給を行う。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態によるスタータ部101の故障診断の動作を図2〜図5を参照して説明する。図2は、ECM102が実行する動作を示すフローチャートであり、ECM102は、このフローチャートに示す動作を所定の周期で繰り返し実行する。なお、後述するステップS201〜S202の処理は、アイドル制御部102aにより、ステップS203の処理は、予測値設定部102bにより、ステップS204、S208〜S212の処理は、スタータ制御部102cにより、ステップS205〜S207の処理は、故障診断部102dにより実行される。
ステップS201において、アイドル制御部102aはエンジン自動停止条件(アイドルストップ)が成立しているか否かを判定する。ここで、エンジン自動停止条件が成立していれば、ステップS202の処理に移行し、エンジン自動停止条件が不成立であれば、ステップS201に戻り、エンジン自動停止条件が成立するまで繰り返し判定を実行する。エンジン自動停止条件は、ECM102に入力されるセンサ103から、車両100の走行中に運転者が車両100の減速操作を行っており、且つ車速が所定値よりも小さいことを検出した場合に成立する。なお、後述する故障診断の結果、スタータ部101に故障ありと既に検出されていた場合には、ステップS201以降の処理は行わず、アイドルストップ時のエンジン自動停止は禁止される。
ステップS202において、アイドル制御部102aは、アイドルストップ動作を開始し、燃料噴射制御部102eに対して燃料カットを指示し、燃焼を停止させる。
ステップS203において、予測値設定部102bは、燃料カットを開始してから、スタータモータ101aの通電開始タイミングに至るまでの所要時間を読出し、計測を開始する。スタータモータ101aの通電開始タイミングとは、エンジン回転数とピニオンギア回転数が同期するタイミングである。その後、ステップS204の処理に移行する。
ステップS204において、スタータ制御部102cは、スタータモータ101aの通電開始タイミングになったか判定する。スタータモータ101aの通電開始タイミングである場合、ステップS205へ移行し、通電開始タイミングでない場合、ステップS204に戻り、通電開始タイミングになるまで待機する。
ステップS205では、故障診断部102dは、ピニオンギア101eとリングギア106が常時連結している故障が発生しているか否かを診断する。常時連結診断では、ピニオンギア連結信号pがオフであり、スタータモータ駆動信号mがオンである場合に、エンジン回転数nに基づいて検出される。この診断の詳細は図3のフローチャートを用いて後述する。ステップS205で故障なしと検出された場合は、ステップS206の処理に移行し、故障ありと検出された場合はステップS208の処理に移行する。
ステップS206では、故障診断部102dは、ピニオンギア101eとリングギア106が常時非連結になっている故障が発生しているか否かを診断する。常時非連結診断では、ピニオンギア連結信号pがオンであり、スタータモータ駆動信号mがオンである場合に、エンジン回転数nに基づいて検出される。この診断の詳細は図4のフローチャートを用いて後述する。故障なしと検出された場合は、ステップS207の処理に移行し、故障ありと検出された場合はステップS211に移行する。
ステップS207では、故障診断部102dは、スタータモータ101aが常時回転している故障が発生しているか否かを診断する。常時回転診断では、ピニオンギア連結信号pがオンであり、スタータモータ駆動信号mがオフである場合に、エンジン回転数nに基づいて検出される。この診断の詳細は図5のフローチャートを用いて後述する。ステップS207で故障なしと検出された場合は、スタータ部101に故障なしと判断し、図2のフローチャートに示す処理を終了し、エンジン再始動要求に備える。故障ありと検出された場合はステップS210の処理に移行する。
ステップS208では、ステップS205の常時連結診断で故障有りと検出されたため、スタータ制御部102cによりエンジン105を始動させる。その理由は、故障によりスタータ部101が破損している可能性があり、エンジン再始動ができなくなる可能性があるためである。ピニオンギア101eとリングギア106を連結し、スタータモータ101aに通電されているため、燃料噴射を開始することで、エンジン105を始動することができる。エンジン105が始動したのち、ステップS209の処理に移行する。
ステップS209では、エンジン回転によるピニオンギア101eの磨耗や、ピニオンクラッチ101dの空転トルクによるスタータ部101の破損を防ぐため、エンジン回転数制限を行うためのエンジン回転数制限値を設定する。このエンジン回転数制限値はピニオンギア101eの耐久性やエンジン105からスタータモータ101aに伝達されるピニオンクラッチ101dの空転トルク等を考慮し、実験等によりあらかじめ算出しておく。運転者による加速要求などにより、所定のエンジン回転数以上となった際に、設定されたエンジン回転数制限値に基づいて、燃料噴射を停止する。尚、エンジン回転数制限は、エンジン105の回転数を制限してもよいし、急加速や急減速に伴うエンジン105の回転変動を制限してもよい。
ステップS210では、ステップS207の常時回転診断で故障有りと検出されたため、スタータ制御部102cによりエンジン105を始動させる。その理由は、故障によりスタータ部101が破損している可能性があり、エンジン再始動ができなくなる可能性があるためである。ピニオンギア101eとリングギア106はステップS403で連結されており、スタータモータ駆動信号mをオンにしてスタータモータ101aを回転して、燃料噴射を開始することで、エンジン105を始動する。エンジン105が始動したのち、ステップS211の処理へ進む。
ステップS211では、ステップS205〜S207において故障ありと検出されたため、スタータ制御部102cは、アイドルストップが使用禁止の状態にあることを記憶し、以降のアイドルストップの使用が禁止される。
ステップS212では、運転者に対して警告ランプなどを用いてスタータ部101の故障を告知して、図2のフローチャートに示す処理を終了する。尚、警告ランプなどで運転者に告知するとともに、車両100のハザードランプを点滅させてもよい。故障発生によりエンジン105の再始動ができない可能性があり、このため、車両100のハザードランプを点滅させることで、後続車の運転者に対して注意を喚起することができ、安全性を高めることができる。
次に、ステップS204の常時連結診断について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS301において、スタータモータ101aへのスタータモータ駆動信号mをオンにし、スタータモータ101aに通電させる。ステップS302において、予測値設定部102bで算出されたスタータモータ101aの通電停止タイミングであるか否かを判定する。通電停止タイミングである場合は、ステップS403の処理へ移行し、通電停止タイミングでない場合は、通電停止タイミングになるまで待機する。
ステップS303では、スタータモータ101aの回転数がエンジン回転数nよりも大きいか否かを判定する。スタータモータ101aの回転数は予測値設定部102bで求められており、ステップS204の通電開始タイミングからステップS302の通電停止タイミングまで空転され、その後、惰性で回転しているスタータモータ101aの回転数である。エンジン回転数nは、検出部105aにより検出されたエンジン105の回転数である。
ステップS303で、スタータモータ101aの回転数がエンジン回転数nよりも大きい場合、ステップS304へ移行し、大きくない場合は診断を終了する。常時連結故障が発生している場合、ピニオンギア101eとリングギア106が連結している状態となっているが、スタータモータ101aの回転数がエンジン回転数nよりも大きくない場合、スタータモータ101aのトルクをリングギア106に伝達することができないため、エンジン回転数nがスタータモータ101aの影響を受けず、診断を実施することができない。
次に、ステップS304において、常時連結故障が発生しているか否かを診断する。検出部105aで検出されたエンジン回転数nが予測エンジン回転数+αよりも大きい場合、スタータモータ101aによりエンジン105が回されていると判断することができ、常時連結故障ありと検出する。予測エンジン回転数は、ステップS202で燃料カットを開始してからステップS302の通電停止タイミングまでのエンジン回転数の予測値であり、予測値設定部102bで算出された予測値である。αは、誤診断を防止するためのオフセットであり、あらかじめ設定された値となる。
尚、エンジン回転数nの変動幅が所定値よりも大きい場合に、スタータモータ101aによりエンジン105が回されていると判断することができ、この場合に故障であると検出してもよい。
次に、ステップS206の常時非連結診断について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS205の常時連結診断にて故障なしと検出された場合、ステップS401にてスタータモータ駆動信号mをオフにして、スタータモータ101aを減速させる。ステップS402にてピニオンギア101eとリングギア106の連結タイミングであるか否かを判定し、連結タイミングである場合は、ステップS403の処理へ移行し、ピニオンギア連結信号pをオンにし、ピニオンギア101eとリングギア106をかみ合わせる。連結タイミングは、予測値設定部102bで予め算出して記憶された時間である。連結タイミングでない場合は、連結タイミングになるまでステップS402の判定を繰り返す。
ステップS404において再度スタータモータ駆動信号mをオンにし、スタータモータ101aを駆動させ、ステップS405にて常時非連結故障が発生しているか否かを検出する。尚、この診断でスタータモータ駆動信号mをオンにする場合、運転者への違和感、バッテリ消費を軽減するために、スタータモータ101aへの通電時間を短い時間に制限する。
ステップS405において、常時非連結故障が発生しているか否かを診断する。エンジン回転数nが予測エンジン回転数−βよりも小さい場合、スタータモータ101aによりエンジン105が回されていないと判断することができ、常時非連結故障が発生していると検出する。予測エンジン回転数は、ステップS202で燃料カットを開始してからステップS402の連結タイミングまでのエンジン回転数の予測値であり、予測値設定部102bで算出された予測値である。βは誤診断を防止するためのオフセットであり、あらかじめ設定された値となる。このステップS405において、エンジン回転数nが予測エンジン回転数よりも小さくない場合、故障なしと検出する。
尚、エンジン回転数nの変動幅が所定値よりも小さい場合に、スタータモータ101aによりエンジン105が回されていないと判断することができ、この場合に故障であると検出してもよい。
次に、ステップS206の常時回転診断について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS501において、ステップS404でオンにされたスタータモータ駆動信号mをオフにする。その後、ステップS502において、常時回転故障が発生しているか否かを診断する。エンジン回転数nが予測エンジン回転数+γよりも大きい場合、スタータモータ101aによりエンジン105が回されていると判断することができ、常時回転故障ありと検出することができる。予測エンジン回転数は、ステップS202で燃料カットを開始してからステップS402の連結タイミングまでのエンジン回転数の予測値であり、予測値設定部102bで算出された予測値である。γは誤診断を防止するためのオフセットであり、あらかじめ設定された値となる。ステップS502において、エンジン回転数nが予測エンジン回転数よりも大きくない場合、故障なしと検出する。尚、エンジン回転数nの変動幅が所定値よりも大きい場合に、常時回転故障ありと検出してもよい。
(1)上記実施の形態によると、エンジン始動制御装置が用いられる車両100には、非常時連結のスタータモータ101aが搭載されている。該スタータモータ101aは、ピニオンギア連結信号pがオンになるとピニオンギア101eがエンジン105に備えられたリングギア106に押し出され、ピニオンギア101eとリングギア106が連結される。ピニオンギア連結信号pがオフになると、ピニオンギア101eとリングギア106の連結が解除される。また、スタータモータ駆動信号mがオンになると、スタータモータ101aに電流が流れ、スタータモータ101aへの通電時間に応じてスタータモータ101aが回転する。スタータモータ駆動信号mがオフになると、スタータモータ101aへの電流が遮断され、スタータモータ101aが停止する。ピニオンギア101eの連結動作と、スタータモータ101aの回転は異なる信号を用いており、独立した動作が可能である。
そして、スタータ部101は、スタータモータ101aと、このスタータモータ101aの回転をエンジン105のリングギア106に伝える連結機構とを備え、スタータモータ101aはスタータモータ駆動信号mのオンにより駆動され、連結機構はピニオンギア連結信号pのオンによりピニオンギア101eをリングギア106に連結してスタータモータ101aの回転をリングギア106に伝え、車両100に備えられたエンジン105を始動する。予測値設定部102bは、スタータモータ駆動信号mおよびピニオンギア連結信号pをオンオフ制御後のエンジン105の回転数の予測値を設定する。検出部105aはエンジン105の回転数を検出する。したがって、故障診断部102dは、検出部105aで検出されたエンジン105の回転数と予測値設定部102bで設定された予測値との比較結果に基づいて、スタータ部101の故障の有無を検出することができる。
(2)上記実施の形態によると、ピニオンギア連結信号pがオフであり、ピニオンギア101eとリングギア106が連結しておらず、スタータモータ駆動信号mがオンであり、スタータモータ101aが回転している状態で、エンジン105の回転数が所定値以上の場合、ピニオンギア101eとリングギア106が常時連結している故障を検出できる。このような故障は、ピニオンギア連結信号pのバッテリショートや、ピニオンギア101eを押し出すシフトレバー101c等の機構が押し出し状態で固着していることが原因となる。
(3)上記実施の形態によると、ピニオンギア連結信号pがオンでありピニオンギア101eとリングギア106が連結しており、スタータモータ駆動信号mがオフでありスタータモータ101aが回転していない状態で、エンジン回転数が所定値以上のときは、スタータモータ101aが常時回転している故障を検出できる。このような故障は、スタータモータリレー101fのショート等が原因である。
(4)上記実施の形態によると、ピニオンギア連結信号pがオンでありピニオンギア101eとリングギア106が連結しており、スタータモータ駆動信号mがオンでありスタータモータ101aが回転している状態で、エンジン105の回転数が所定値以下の場合、ピニオンギア101eとリングギア106が常時非連結している故障であると検出できる。このような故障は、ピニオンギア連結信号pのグランドショートや、ピニオンギア101eを押し出す機構が押し出さない状態で固着していることが原因となる。また、スタータモータ駆動信号mのグランドショート等のスタータモータ101aが回転できない故障も含んでいる。
(5)上記実施の形態によると、故障診断部102dは、アイドル制御部102aによるエンジン105の燃料カット制御後にスタータ部101の故障を検出する。故障を検出した場合に、エンジン105が完全に停止する前にピニオンギア101eとリングギア106を連結し、エンジン105を始動することができる。
(6)上記実施の形態によると、スタータ制御部102cは、アイドル制御部102aによりエンジン105の燃料カット制御が行われた後に、エンジン105を始動するので、スタータ制御部102cは、故障診断部102dによりピニオンギア101eとリングギア106とが常時連結している前記スタータ部101の故障、もしくは前記ピニオンギア101eと前記リングギア106とが常時非連結している前記スタータ部101の故障が検出された場合には、エンジン105を始動して、アイドルストップによりエンジン105が自動停止されるのを禁止する。したがって、車両100が走行不能に陥ることを防ぐことができる。例えば、バッテリショートが原因で常時連結故障が発生した場合、素子の温度が上昇し、熱損傷によりスタータモータ101aを回転させることができず、エンジン105の始動ができなくなる恐れがある。そこで、故障検出後、エンジン105を即座に始動させ、故障検出後は、エンジン105の自動停止を禁止する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態によるスタータ部101の故障診断の動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。本発明の第2の実施の形態であるエンジン始動制御装置のシステム構成図は、図1と同様である。この第2の実施の形態では、エンジン停止時に診断を実行する。ここで、エンジン停止時とは、初回エンジン始動前やハイブリッド車両におけるEV(電気自動車)走行モードによる走行時等を意味する。
図6は、ECM102が実行する動作を示すフローチャートである。なお、後述するステップS601〜S608の処理は、故障診断部102dにより、ステップS609〜S613の処理は、スタータ制御部102c等により行われる。予測値設定部102bには、後述の値α1、β1、γ1等が予め記憶されている。
ステップS601において、スタータモータ駆動信号mをオンにして、スタータモータ101aを回転させる。尚、本ステップでスタータモータ駆動信号mをオンにする場合、運転者への違和感、バッテリ消費を軽減するために、スタータモータ駆動信号mの通電時間は短い時間に制限する。
次に、ステップS602において常時連結診断を行う。エンジン105は停止しており、ピニオンギア101eとリングギア106が連結してない状態で、スタータモータ101aを回転させるため、常時連結故障が発生している場合は、エンジン105が回転する。そのため、エンジン回転数nが所定値α1以上であるか否かを判定し、α1以上である場合は、故障ありと検出し、ステップS609に移行する。故障なしと検出された場合は、ステップS603へ移行する。尚、本ステップS602ではエンジン回転数nをα1以上としているが、エンジン回転数nがゼロ以上か否かを検出してもよい。
ステップS603では、スタータモータ駆動信号mをオフにして、スタータモータ101aを停止させ、ステップS604ではピニオンギア連結信号pをオンにして、ピニオンギア101eとリングギア106を連結させる。
ステップS605では常時回転診断を行う。エンジン105が停止しており、スタータモータ駆動信号mがオフの状態で、ピニオンギア101eとリングギア106が連結しているため、常時回転が発生している場合は、エンジン105が回転する。そのため、エンジン回転数nが所定値β1以上であるか否かを判定し、β1以上である場合は、故障ありと検出し、ステップS611に移行する。故障なしと検出された場合は、ステップS606へ移行する。尚、本ステップS605ではエンジン回転数がβ1以上としているが、エンジン回転数nがゼロ以上か否かを検出してもよい。
ステップS606では、スタータモータ駆動信号mをオンにし、スタータモータ101aを回転させる。尚、本ステップS606でスタータモータ駆動信号mをオンにする場合、運転者への違和感、バッテリ消費を軽減するために、スタータモータ駆動信号の通電時間を短い時間に制限する。
ステップS607では、常時非連結診断を実行する。エンジン105が停止しており、ピニオンギア101eとリングギア106が連結されており、スタータモータ駆動信号mがオンであるため、常時非連結が発生している場合は、エンジン105が回転しない。そのため、エンジン回転数nが所定値γ1以下であるか否かを判定し、γ1以下である場合は、故障ありと検出し、ステップS612へ以降する。尚、本ステップS607では、エンジン回転数nがγ1以下としているが、エンジン回転数nがゼロか否かを検出してもよい。
ステップS609からS613は、図2のステップS208からS212と同様の処理であり、その説明を省略する。
上記実施の形態によると、故障診断部102dはエンジン105が停止中でもスタータ部101の故障を検出することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は、上記と同様のスタータ部101の故障診断を行って、これをハイブリッド車両に適用した場合の例である。ハイブリッド車両は、エンジンと強電モータ(図示省略)を連結/非連結できるクラッチ機構を備え、所定の運転条件に応じて、車両の動力源を切り替える。
ハイブリッド車両の場合は、図2に示すステップS208からS211の処理において、スタータモータ101aによるエンジン始動を禁止し、強電モータでエンジン105を始動する。ハイブリッド車両において、EV(電気自動車)走行モードとHEV(ハイブリッド電気自動車)走行モードの切替がHCM(ハイブリッドコントロールモジュール、図示省略)により行われる場合、エンジン105の自動停止、自動再始動要求がHCMよりCAN経由でECM102に送信される。そこで、上記したスタータ部101の故障診断を行いその診断結果をCAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)経由でHCMに送信し、スタータモータ101aによるエンジン始動を禁止する。
図7は横軸を車速、縦軸を駆動トルクとし、エンジン始動に係わる運転条件の領域を示す図である。HCMは、EV走行モードとHEV走行モードを図7に示す領域で切替る制御を行っている。図7に示す(A)の領域でEV走行しており、運転者による加速要求等によりHEV走行モードへ移行する際は、強電モータによりエンジン105を始動し、ECM102には燃料噴射開始命令を送信する。一方、(B)の領域でEV走行しており、運転者による加速要求等によりHEV走行モードへ移行する際は、スタータモータ101aによりエンジン105を始動し、ECM102には自動再始動要求を送信し、スタータモータ101aによるエンジン始動を行う。そのため、スタータ部101の故障が検出された場合、(C)の領域が(B)の領域に拡大しHEV走行領域になり、スタータモータ101aによるエンジン始動を禁止する。
この第3の実施の形態によると、ハイブリッド車両において上記したスタータ部101の故障が検出されると、スタータ部101によるエンジン始動を禁止し、強電モータによりエンジンを始動させることにより、エンジン始動が可能となる。スタータモータ101aを備えたハイブリッド車両では、強電モータの駆動力のみによる走行(EV走行モード)から強電モータとエンジンの駆動力による走行(HEV走行モード)に移行する際、強電モータもしくはスタータモータ101aのどちらか一方を選択し、エンジン105を始動させる。
一般的に、走行モードは、駆動トルクと車速に応じて選択され、例えば、駆動トルクが小さいEV走行モードからHEV走行モードへ移行する際は、強電モータにエンジン105を始動させるための余剰トルクがあるため、強電モータでエンジン105を始動させる。一方、駆動トルクが大きいEV走行モードからHEV走行モードへ移行する際は、強電モータにエンジン105を始動するための余剰トルクがないため、スタータモータ101aによりエンジン始動を行う必要がある。そこで、スタータ部101の故障が検出された際は、スタータモータ101aによりエンジン始動させる必要があるEV走行領域をHEV走行領域とし、エンジン105の始動を早めることで、強電モータによるエンジン始動を確実に行うことができる。
このようにHCM(ハイブリッドコントロールモジュール)は、故障診断部102dにより、スタータ部101が故障と診断された場合、スタータモータ101aによるエンジン105の始動を禁止し、強電モータによりエンジン105を始動することができる。
また、第3の実施の形態によると、ハイブリッド車両の場合は、強電モータの駆動力のみで車両100が走行し、エンジン105が停止しているような状態では、所定の周期で故障の診断を実施することができる。
上記実施の形態によれば、ピニオン回転センサを用いることなくスタータ部101の故障を検出できるが、ピニオン回転センサがあったとしても、上記の実施の形態で述べた故障診断を行うことで、冗長診断系としてピニオン回転センサを用いた故障診断と併用してもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
100・・・車両、101・・・スタータ部、101a・・・スタータモータ、101b・・・マグネットスイッチ、101c・・・シフトレバー、101d・・・ピニオンクラッチ、101e・・・ピニオンギア、101f・・・スタータモータリレー、102・・・エンジン制御モジュール(ECM)、103・・・センサ、104・・・バッテリ、105・・・エンジン、105a・・・検出部、106・・・リングギア

Claims (8)

  1. スタータモータと、前記スタータモータの回転をエンジンのリングギアに伝える連結機構とを備え、前記スタータモータはスタータモータ駆動信号のオンにより駆動され、前記連結機構はピニオンギア連結信号のオンによりピニオンギアを前記リングギアに連結して前記スタータモータの回転を前記リングギアに伝え、車両に搭載された前記エンジンを始動するスタータ部と、
    前記スタータモータ駆動信号および前記ピニオンギア連結信号をオンオフ制御後の前記エンジンの回転数の予測値を設定する予測値設定部と、
    前記エンジンの回転数を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された前記エンジンの回転数と前記予測値設定部で設定された前記予測値との比較結果に基づいて、前記スタータ部の故障の有無を検出する故障診断部とを備えたエンジン始動制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記故障診断部は、前記ピニオンギア連結信号がオフであり、かつ前記スタータモータ駆動信号がオンである場合に、前記検出部で検出されたエンジンの回転数が前記予測値より大きい場合は、前記ピニオンギアと前記リングギアとが常時連結している前記スタータ部の故障を検出することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記故障診断部は、前記ピニオンギア連結信号がオンであり、かつ前記スタータモータ駆動信号がオフである場合に、前記検出部で検出されたエンジンの回転数が前記予測値より大きいときは、前記スタータモータが常時回転している前記スタータ部の故障を検出することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記故障診断部は、前記ピニオンギア連結信号がオンであり、かつ前記スタータモータ駆動信号がオンである場合に、前記検出部で検出されたエンジンの回転数が前記予測値より小さいときは、前記ピニオンギアと前記リングギアとが常時非連結している前記スタータ部の故障を検出することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジンの燃料カット制御を行うアイドル制御部をさらに備え、
    前記故障診断部は、前記アイドル制御部による前記エンジンの燃料カット制御後に前記スタータ部の故障を検出することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  6. 請求項5に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記アイドル制御部により前記エンジンの燃料カット制御が行われた後に、前記エンジンを始動するスタータ制御部をさらに備え、
    前記スタータ制御部は、前記故障診断部により前記ピニオンギアと前記リングギアとが常時連結している前記スタータ部の故障、もしくは前記ピニオンギアと前記リングギアとが常時非連結している前記スタータ部の故障が検出された場合には、前記エンジンを始動することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記故障診断部は、前記エンジンが停止中に前記スタータ部の故障を検出することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジンと強電モータを連結/非連結するクラッチ機構と、
    前記故障診断部により、前記スタータ部が故障と診断された場合、前記スタータモータによる前記エンジンの始動を禁止し、前記強電モータにより前記エンジンを始動する制御部とをさらに備えることを特徴とするエンジン始動制御装置。
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