JP2014108447A - 長尺部材の製造方法及び長尺部材製造装置 - Google Patents

長尺部材の製造方法及び長尺部材製造装置 Download PDF

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祐幸 谷崎
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Abstract

【課題】断面W字形状部を有する長尺部材を一回の成形工程により良好な成形精度で成形することが可能な長尺部材の製造方法及び長尺部材製造装置を得る。
【解決手段】第一可動型25及び固定型20と第二可動型30との間に配置させた平板状の母材Wの一方の面に対して、第一可動型の一対の第一成形面26の一端を当接させるステップ、第二可動型を母材の他方の面に押し当てながら第一可動型側に接近させることにより、一対の第二成形面31と一対の第一成形面との間で母材を挟み込みながら一対の第一傾斜部W2を成形するステップ、及び第二成形面と第一成形面とによる第一傾斜部の挟み込み状態を維持しつつ第二可動型を固定型側に接近させることにより、一対の第三成形面32と一対の第四成形面22との間で母材を挟み込みながら一対の第二傾斜部W3を成形するステップ、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は長尺部材の製造方法及び長尺部材製造装置に関する。
断面W字形状部の長尺部材の製造方法としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
この製造方法は、成形凹部を有する一つの固定型(雌型)と、固定型に対して接近及び離間する方向に直線的に移動可能な一つの可動型(雄型)とを利用したものである。即ち、固定型と可動型の間に平板状の金属製母材を配置し、可動型を固定型側に接近移動させて(可動型の一部を成形凹部内に移動させて)固定型(成形凹部)と可動型の間で母材を挟み込むことにより、上記形状の長尺部材をプレス成形する方法である。
この成形方法によれば、一回の成形工程によって上記形状の長尺部材を成形可能である 。
しかし、長尺部材の断面W字形状部は(Wの各辺を構成する)4つの部位を有しかつ隣り合う部位どうしの曲げ方向が互いに異なるにも拘わらず、断面W字形状部全体を一対の成形型(固定型と可動型)により成形しているので、上記成形方法では成形品の成形精度が低くなり易い。
これに対して、図12、図13に示した成形装置(順送プレス装置)は、二回の成形工程によって断面W字形状の長尺部材を成形するものである。即ち、図12に示す第一成形装置と図13に示す第二成形装置とを具備している。
図12に示す第一成形装置は、下側に位置する第一固定型と、上側に位置する第一可動型とを有している。第一固定型の上部は三角柱形状であり、その上端面には一対の成形面が形成してある。第一可動型の下部には三角柱形状の凹部が形成してあり、この凹部の内面に一対の成形面を形成してある。
一方、図13に示す第二成形装置は、下側に位置する第二固定型と、第二固定型の上面に凹設した凹部に上下方向にスライド自在に嵌合した第二可動型と、第二可動型の直上に位置し上下方向にスライド自在な第三可動型と、を備えている。第二固定型の上面には、傾斜面からなる一対の成形面が形成してある。第二可動型の上面には、断面W字形状の成形面(一対の内側成形面及び一対の外側成形面)が形成してある。第三可動型の下部には断面W字形状の凹部が形成してあり、この凹部の内面には一対の成形面(一対の内側成形面及び一対の外側成形面)が形成してある。
図12、図13に示した成形装置を利用して平板状の母材から断面W字形状部の長尺部材を成形するには、まず図12に示すように平板状の母材の下面を第一成形装置の第一固定型の上部に載せ、第一可動型を下方(第一固定型側)に接近させる。すると、第一可動型の一対の成形面と第一固定型の一対の成形面が上記母材の幅方向の中央部を挟み込むので、上記母材が断面V字形に成形される。
次いで、断面V字形に成形した母材を図13の第二成形装置に移送する。母材は第二固定型及び第二可動型と第三可動型との間に挿入し、仮想線で示した初期位置に位置する第二可動型の上端部に母材の下面を載せる。その上で、仮想線で示した初期位置に位置していた第三可動型を下方(第二可動側)に接近させることにより、上記母材の幅方向の中央部の上面に第三可動型の一対の内側成形面をそれぞれ接触させ、上記母材の幅方向の中央部を第二可動型の一対の成形面(内側成形面)と第三可動型の一対の内側成形面によって挟み込む。さらに、この挟み込み状態を維持しながら第二可動型及び第三可動型を第二固定型に対して下方に相対移動(プレス運動)させると、第二可動型(及び第三可動型)が下死点に到達したときに、上記母材の幅方向の両側部が第二固定型の成形面と第三可動型の一対の外側成形面によって挟み込まれるので、当該両側部が曲折される。その結果、図13に示すように母材は断面W字形状の長尺部材となる。
特開2005−52853号公報
図12、図13に示した成形装置を利用した成形方法は、断面W字形状部を構成する各部位を、互いに独立して移動するそれぞれ別個の成形型により成形している。即ち、断面W字形状部の中央部を第一成形装置の第一固定型及び第一可動型により成形し、断面W字形状部の両側部を第二成形装置の第二固定型及び第二可動型と第三可動型とにより成形している。そのため当該成形方法により得られた断面W字形状の長尺部材成形品の成形精度は良好である。
しかし第一成形装置と第二成形装置による二回の成形工程を要するので、長尺部材の製造ラインが長くなり、成形コストが高くなってしまう。
本発明は、断面W字形状部を有する長尺部材を一回の成形工程により良好な成形精度で成形することが可能な長尺部材の製造方法及び長尺部材製造装置を提供することを目的とする。
本発明の長尺部材の製造方法は、両者の一端が互いに接続する一対の第一傾斜部及び上記各第一傾斜部の他端からそれぞれ延びる一対の第二傾斜部からなる断面W字形状部を有する長尺部材を、平板状の母材から製造する方法であって、上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第一成形面を備え、かつ一方向に直線移動可能な第一可動型を準備するステップ、該第一可動型と上記一方向に対向し、かつ上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第二成形面及び上記一対の第二成形面の他端とそれぞれ接続しかつ上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第三成形面を備え、上記一方向に直線移動可能である第二可動型を準備するステップ、上記第一可動型の両側に位置しながら上記第二可動型と上記一方向に対向し、上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第四成形面を備える固定型を準備するステップ、上記第一可動型及び上記固定型と上記第二可動型との間に配置させた平板状の上記母材の一方の面に対して、上記第一可動型の上記一対の第一成形面の上記一端を当接させるステップ、上記第二可動型を上記母材の他方の面に押し当てながら上記第一可動型側に接近させることにより、上記一対の第二成形面と上記一対の第一成形面との間で上記母材を挟み込みながら上記一対の第一傾斜部を成形するステップ、及び上記第二成形面と上記第一成形面とによる上記第一傾斜部の挟み込み状態を維持しつつ上記第二可動型を上記固定型側に接近させることにより、上記一対の第三成形面と上記一対の第四成形面との間で上記母材を挟み込みながら一対の上記第二傾斜部を成形するステップ、を有することを特徴としている。
上記第二可動型の両側に位置しながら上記固定型と上記一方向に対向し、上記一方向に直線移動可能であり、かつ一対の第五成形面を備える第三可動型を準備するステップ、及び上記第二傾斜部を成形した後に上記第三可動型を上記固定型側に接近させて、上記固定型に形成した一対の第六成形面と上記一対の第五成形面との間で上記母材を挟み込むことにより、一対の上記第二傾斜部にそれぞれ接続する一対の曲折端部を上記長尺部材の一対の側縁部に成形するステップ、を有してもよい。
本発明の長尺部材製造装置は、両者の一端が互いに接続する一対の第一傾斜部及び上記各第一傾斜部の他端からそれぞれ延びる一対の第二傾斜部からなる断面W字形状部を有する長尺部材を、平板状の母材から製造する装置であって、上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第一成形面を備え、かつ一方向に直線移動可能な第一可動型と、該第一可動型と上記一方向に対向し、かつ上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第二成形面及び上記一対の第二成形面の他端とそれぞれ接続しかつ上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第三成形面を備え、上記一方向に直線移動可能である第二可動型と、上記第一可動型の両側に位置しながら上記第二可動型と上記一方向に対向し、上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第四成形面を備える固定型と、を具備し、上記第一可動型及び上記固定型と上記第二可動型との間に配置させた平板状の上記母材の一方の面に対して、上記第一可動型の上記一対の第一成形面の上記一端を当接させた状態で、上記第二可動型を上記母材の他方の面に押し当てながら上記第一可動型側に接近させることにより、上記一対の第二成形面と上記一対の第一成形面との間で上記母材を挟み込みながら上記一対の第一傾斜部を成形可能であり、上記第二成形面と上記第一成形面とによる上記第一傾斜部の挟み込み状態を維持しながら上記第二可動型を上記固定型側に接近させることにより、上記一対の第三成形面と上記一対の第四成形面との間で上記母材を挟み込みながら一対の上記第二傾斜部を成形可能であることを特徴としている。
上記第二可動型の両側に位置しながら上記固定型と上記一方向に対向し、上記一方向に直線移動可能であり、かつ一対の第五成形面を備える第三可動型を備え、上記第二傾斜部を成形した後に上記第三可動型を上記固定型側に接近させて、上記固定型に形成した一対の第六成形面と上記一対の第五成形面との間で上記母材を挟み込むことにより、一対の上記第二傾斜部にそれぞれ接続する一対の曲折端部を上記長尺部材の一対の側縁部に成形してもよい。
請求項1、3の発明によれば、断面W字形状部の中央部(一対の第一傾斜部)を第一可動型及び第二可動型により成形し、断面W字形状部の両側部(一対の第二傾斜部)を固定型及び第二可動型により成形している。第一可動型、第二可動型、及び固定型は互いに独立して移動可能であり、しかも第二可動型の第二成形面と第三成形面は、長尺部材の第一傾斜部と第二傾斜部に対して異なるタイミングで接触する(第一傾斜部と第二傾斜部を異なるタイミングで成形する)ので、長尺部材(成形品)の成形精度は良好である。
しかも、必要な成形工程が一回だけなので(第二可動型を第一可動型側に接近する方向に一回だけ直線移動(一回だけプレス運動)させるだけなので)、長尺部材の製造ラインが短くなり、成形コストを低く抑えることが可能である。
請求項2、4の発明によれば、更なる成形も一回の成形工程の中で完結させることができる。
本発明の一実施形態のプレス成形装置の模式図である。 プレス成形装置の初期位置に位置する長尺部材製造装置と平板状の母材を示す横断面図である。 長尺部材製造装置の第一可動型と第二可動型で母材を挟み込みながら、一対の第一傾斜部を成形する様子を示す図2と同様の横断面図である。 長尺部材製造装置の第二可動型と固定型で母材を挟み込みながら、一対の第二傾斜部を成形する様子を示す図2と同様の横断面図である。 長尺部材製造装置の第三可動型と固定型で母材を挟み込みながら、一対の曲折端部を成形する様子を示す図2と同様の横断面図である。 プレス成形装置の初期位置に位置する立上装置と長尺部材を示す横断面図である。 プレス成形装置の立上装置により、一対の第二傾斜部を立ち上げ方向に曲折した状態を示す横断面図である。 プレス成形装置の初期位置に位置する平戻し装置と長尺部材を示す横断面図である。 プレス成形装置の平戻し装置により、一対の第一傾斜部を平板状態に加工した状態を示す横断面図である。 プレス成形装置の整形装置により、アッパレールを成形した状態を示す横断面図である。 成形品であるアッパレールの上方から見た斜視図である。 比較例の第一成形装置により平板状の母材を断面V字形に成形する様子を示す図である。 比較例の第二成形装置により、断面W字形状部を有する長尺部材を成形する様子を示す図12と同様の図である。
以下、図1〜図11を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明中の方向は図中に記載した矢線方向を基準とする。
本実施形態のプレス成形装置10は、複数の成形装置(成形工程)を有しかつ母材W(ワーク)を左から右側へ順次移送する順送プレス装置であり、平板状の金属板からなる母材Wから車両シート用スライドレール装置のアッパレールUR(図11参照。図示を省略したロアレールにスライド可能に支持されるレール)を成形するものである。即ち、図1に示すようにプレス成形装置10は、トリム工程(平板状の母材Wに対する打抜工程)、曲げ工程、ピアス工程、及びセパレート工程の順で各工程を行い、各工程を実施する複数の装置を具備している。
以下、プレス成形装置10が行う各成形工程及び各成形工程を実行する装置について説明する。
最初のトリム工程は、平板状の金属板からなる母材Wに対してアッパレールURの外形やアッパレールURに形成した切り起こし片(図11参照)の外形に沿った切れ込みを入れる工程である。但し、アッパレールURの外形に沿った切れ込みによって囲まれた部分は母材Wの本体部から完全に切り離すのではなく、一部を母材Wの本体部と繋げたままとしておく。
曲げ工程は、図2〜図5に示すW曲げ工程と、図6及び図7に示す立上工程と、図8及び図9に示す平戻し工程と、図10に示す整形工程と、を具備する工程である(図1参照。曲げ工程には、その他の工程も存在するが、その他の工程の説明は省略する)。
W曲げ工程は図2〜図5に示した長尺部材製造装置15を利用して行う。
長尺部材製造装置15は、下側に配置した固定型20、第一付勢手段24、及び第一可動型25と、固定型20及び第一可動型25の直上に配置した第二付勢手段28、第二可動型30、及び第三可動型35と、を具備している。固定型20、第一可動型25、第二可動型30、及び第三可動型35は、長尺部材製造装置15の長手方向(図面に対して直交する方向)に延びる部材であり、各構成部材の横断面形状は図2〜図5に示した形状である(後述する立上装置40、平戻し装置55、及び整形装置60の各構成部材も同様)。
固定型20は移動不能な成形型であり、上面の中央部には有底の受容凹部21が下向きに形成してある。さらに固定型20の上面には、受容凹部21の上端開口縁部から左斜め上方と右斜め上方に向かって直線的に延びる平面からなる一対の成形面22(第四成形面)を備えている。左右の成形面22の水平面に対する傾斜角度は共にα°である。さらに固定型20の上面の左右両側部には端部成形面23(第六成形面)がそれぞれ形成してある。
固定型20の受容凹部21の底部には圧力源となるガススプリング(空気バネ)からなる第一付勢手段24が設けてある。即ち、第一付勢手段24の下部を構成するシリンダの下部が受容凹部21の底部に固定してある。シリンダ内にはピストンが摺動自在に設けてあり、ピストンからは可動ロッドが上方に延びている。可動ロッドは、シリンダの上面に形成した孔に対して気密状態で上下方向に摺動可能に嵌合しており、可動ロッドの上端部はシリンダの上面から上方に突出している。
第一付勢手段24の可動ロッドの上端には第一可動型25の底面が固定してある。第一可動型25の上端部には、該上端部の左右方向の中央から左斜め下方と右斜め下方に向かって直線的に延びる平面からなる一対の成形面26(第一成形面)が形成してある。左右の成形面26の水平面に対する傾斜角度は共にβ°(βはαと同じ大きさでも異なる大きさでもよい)である。さらに長尺部材製造装置15が初期位置に位置するとき、第一可動型25の成形面26は、固定型20の端部成形面23より上方に位置している。
固定型20及び第一可動型25の直上には上下方向(一方向)に直線移動可能な移動部材(例えば油圧シリンダなど)が配設してあり、この移動部材の下面には、第一付勢手段24と同軸をなす状態でガススプリング(空気バネ)からなる第二付勢手段28の上端部が固定してある。即ち、第二付勢手段28の上部を構成するシリンダの上部が移動部材の下面に固定してある。このシリンダ内にはピストンが摺動自在に設けてあり、ピストンからは可動ロッドが下方に延びている。可動ロッドは、シリンダの下面に形成した孔に対して気密状態で上下方向に摺動可能に嵌合しており、可動ロッドの下端部はシリンダの下面から下方に突出している。この第二付勢手段28の反発力は第一付勢手段24の反発力より大きい。
第二付勢手段28の可動ロッドの下端には第二可動型30の上面が固定してある。第二可動型30の下端部の中央部には各成形面26と同じ形状である一対の成形面31(第二成形面)が形成してある。さらに第二可動型30の下端部には成形面31の外側に位置する一対の成形面32(第三成形面)が形成してある。左右の成形面32は左右の成形面22と同じ形状であり、左右の成形面32の内側端部は左右の成形面31の外側端部にそれぞれ接続している。第二可動型30の左右の成形面31は第一可動型25の左右の成形面26とそれぞれ上下方向に対向しており、第二可動型30の左右の成形面32は固定型20の左右の成形面22とそれぞれ上下方向に対向している。
さらに上記移動部材の下面には第三可動型35が固定してある。第三可動型35の中央部には上下方向に延びる貫通孔36が形成してあり、この貫通孔36内に第二可動型30がスライド自在に配置してある。第三可動型35の下面には、左右の端部成形面23と同じ形状の端部成形面37(第五成形面)が形成してある。第三可動型35の左右の端部成形面37は固定型20の左右の端部成形面23とそれぞれ上下方向に対向している。また長尺部材製造装置15が初期位置に位置するとき、第三可動型35の端部成形面37は、第三可動型35の成形面31及び成形面32より上方に位置する。
トリム工程を経た母材Wが図2〜図5に示すW曲げ工程に送られると、図2に示すように母材Wは第一可動型25と第二可動型30の間に水平状態で挿入され、母材W(のアッパレールURの外形に沿った切れ込みによって囲まれた部分。以下レール構成部W1と呼ぶ)の下面が第一可動型25の一対の成形面26の接続部(図面に対して直交する方向に延びる稜線部)及び図示を省略した下側支持手段によって支持される。
続いて上記移動部材が第二付勢手段28、第二可動型30、及び第三可動型35と一緒に下方に移動する。すると第二可動型30の下端部が母材Wのレール構成部W1の上面に接触するので、母材Wのレール構成部W1が第一可動型25の上端部と第二可動型30の下端部によって上下から挟み込まれる。この挟み込み状態を維持しながら移動部材及び第二可動型30がさらに下降すると、一対の成形面26と一対の成形面31が母材Wのレール構成部W1を挟み込みながらレール構成部W1に(左右の成形面26及び成形面31とそれぞれ平行な)一対の第一傾斜部W2(傾斜基部)(断面V字形の基部)を成形し、レール構成部W1の両側部を左右の端部成形面23に接触させる(図3参照)。上記したように第二付勢手段28の反発力が第一付勢手段24の反発力より大きいので、このとき第一可動型25は初期位置から僅かに下降する。
成形面26と成形面31によるレール構成部W1の挟み込み状態を維持しながら移動部材がさらに下降すると、第一可動型25が下死点に到達したときに、一対の成形面22と一対の成形面32がレール構成部W1の中央部と両側部の間に位置する部位を挟み込みながらレール構成部W1の中央部と両側部の間に位置する部位に一対の(左右の成形面22及び成形面32とそれぞれ平行な)第二傾斜部W3を形成する(図4参照)。
この状態から上記移動部材がさらに下方に移動すると、第二付勢手段28が圧縮しながら(第二可動型30の上下方向位置は変わらず)第三可動型35が下方へ移動するので、第三可動型35の一対の端部成形面37がレール構成部W1の両側部に接触し、さらに一対の端部成形面23と一対の端部成形面37がレール構成部W1の両側部を挟み込みながらレール構成部W1の両側部に左右の第二傾斜部W3に対してそれぞれ連続する一対の曲折端部W4を形成する。その結果、レール構成部W1からなる(図面に対して直交する方向に延びる)長尺部材が得られる(図5参照)。
この後に上記移動部材が初期位置に向けて上昇すると、第一付勢手段24及び第二付勢手段28が初期状態に復帰し、かつ第一可動型25、第二可動型30、及び第三可動型35が初期位置に移動復帰することによりW曲げ工程が終了する。
W曲げ工程が終了すると、母材W(レール構成部W1)は、左右の曲折端部W4を曲げ加工する別の工程を経た後に立上工程に移送される。
図6、図7に示した立上工程を実行する立上装置40は、下側に配置した下側支持部材41及び可動支持部材45と、下側支持部材41及び可動支持部材45の直上に配置した立上用押圧部材50と、を具備している。
下側支持部材41の上面には受容凹部42が凹設してある。さらに下側支持部材41の上面には、受容凹部42の上端開口から左右両側に延びる一対の第一傾斜支持面43が形成してある。図示するように左右の第一傾斜支持面43の水平面に対する傾斜角は、左右の成形面22の水平面に対する傾斜角(α°)より大きい。
受容凹部42の底部には第一付勢手段24と同じ構造のガススプリング(図示略)が設けてあり、このガススプリング(可動ロッド)の上端部には可動支持部材45の底部が固定してある。可動支持部材45の上面には、一対の成形面26と同じ形状である一対の第二傾斜支持面46が形成してある。図6に示すように立上装置40が初期状態にあるとき、可動支持部材45の一対の第二傾斜支持面46は下側支持部材41の一対の第一傾斜支持面43の内側端部(下端部)より上方に位置している。
下側支持部材41及び可動支持部材45の直上には上下方向に直線移動可能な移動部材(例えば油圧シリンダなど)が配設してあり、この移動部材の下面に立上用押圧部材50が固定してある。図示するように立上用押圧部材50の下面には一対の成形面26と同じ形状である一対の押当て面51が形成してある。立上用押圧部材50の左右の押当て面51は可動支持部材45の左右の第二傾斜支持面46とそれぞれ上下方向に対向している。
立上工程に送られた母材W(レール構成部W1)は、図6に示すように一対の第一傾斜部W2の下面が一対の第二傾斜支持面46に面接触する状態で下側支持部材41及び可動支持部材45によって支持される。
この支持状態を維持したまま、立上装置40の移動部材が立上用押圧部材50と一緒に下方に移動すると、図7に示すように、立上用押圧部材50の一対の押当て面51が一対の第一傾斜部W2の上面に面接触するので、レール構成部W1が可動支持部材45の一対の第二傾斜支持面46と立上用押圧部材50の一対の押当て面51によって上下から挟み込まれる。この挟み込み状態を維持しながら移動部材がさらに下降すると、可動支持部材45が上記ガススプリングを圧縮させながら下方し、可動支持部材45が下死点に到達したときに可動支持部材45の一対の第二傾斜支持面46の両側端部が下側支持部材41の一対の第一傾斜支持面43の内側端部(下端部)と同じ位置まで移動する(図7参照)。このときの左側の第一傾斜支持面43と左側の第二傾斜支持面46がなす角度及び右側の第一傾斜支持面43と右側の第二傾斜支持面46がなす角度は90°より僅かに小さいγ°(例えば、85°〜87°)である。するとレール構成部W1の左右の第二傾斜部W3が第一傾斜部W2との接続部を中心に内側(左右の第二傾斜部W3どうしが近づく方向)に回転し、やがて左右の第二傾斜部W3は左右の第一傾斜支持面43に当接(面接触)するので、左側の第一傾斜部W2と左側の第二傾斜部W3がなす角度及び右側の第一傾斜部W2と右側の第一傾斜部W2がなす角度は共にγ°となる(図7参照)。
この後に立上装置40の上記移動部材が初期位置に向けて上昇すると、上記ガススプリングが初期状態に復帰し、かつ可動支持部材45及び立上用押圧部材50が初期位置に移動復帰することにより立上工程が終了する。
なお、当該長尺部材(レール構成部W1)は断面略W字形状なので、ここまでの成形工程において当該長尺部材はプレス成形を行う成形型(固定型20、第一可動型25、第二可動型30、第三可動型35、下側支持部材41、可動支持部材45、及び立上用押圧部材50)とってアンダーカット形状とはならない。
立上工程が終了すると、母材W(レール構成部W1)は、左右の曲折端部W4を曲げ加工する別の工程を経た後に平戻し工程に移送される。
図8、図9に示した平戻し工程を実行する平戻し装置55は、下側に配置した下側支持部材56(支持手段)と、下側支持部材56の直上に配置した平戻し用押圧部材58(押圧手段)と、を具備している。
下側支持部材56の上面には断面V字形状(肉眼ではほぼ水平面に見える。さらに中央部には凹みが形成してある)の下側支持面57が形成してある。下側支持部材56の直上には上下方向に直線移動可能な移動部材(例えば油圧シリンダなど)が配設してあり、この移動部材の下面に平戻し用押圧部材58が固定してある。図示するように平戻し用押圧部材58の下部の左右幅は、左側の第一傾斜部W2の左端部から右側の第一傾斜部W2の右端部までの左右方向距離より短い。さらに平戻し用押圧部材58の下面は下側支持面57と対応する断面形状(断面V字形状であるが肉眼ではほぼ水平面に見える。さらに中央部には凸部が形成してある)の押圧面59が形成してある。
平戻し工程に送られた母材W(レール構成部W1)は、図8に示すようにその下面が下側支持部材56の下側支持面57によって支持される。
この支持状態を維持したまま、平戻し装置55の移動部材が平戻し用押圧部材58と一緒に下方に移動すると、上記したように平戻し用押圧部材58の下部の左右幅が左側の第一傾斜部W2の左端部から右側の第一傾斜部W2の右端部までの左右方向距離より短いので、平戻し用押圧部材58の下端部は左右の第二傾斜部W3の間の隙間に対して、左右の第二傾斜部W3に接触することなく円滑に進入する。図9に示すように、平戻し用押圧部材58の押圧面59(の上記凸部)がレール構成部W1の左右の第一傾斜部W2の接続部(図面に対して直交する方向に延びる稜線部)の上面に接触すると、平戻し用押圧部材58の押圧面59(の上記凸部)がこの接続部を下方に押圧する。そして図9に示すように平戻し用押圧部材58が下死点に到達することにより、左右の第一傾斜部W2の下面が下側支持面57に面接触し(左右の第一傾斜部W2が略同一平面上に位置する。別言すると左右の第一傾斜部W2からなる基部が略平板状になる)、かつ左右の第二傾斜部W3(側壁部)が起立するので、レール構成部W1は(図面に対して直交する方向に延びる)チャンネル材となる。
この後に平戻し装置55の上記移動部材が初期位置に向けて上昇し、平戻し用押圧部材58が初期位置に移動復帰することにより平戻し工程が終了する。
平戻し用押圧部材58の下部の左右幅が左側の第一傾斜部W2の左端部から右側の第一傾斜部W2の右端部までの左右方向距離より短いので、平戻し用押圧部材58が初期位置に移動復帰するときに、平戻し用押圧部材58は左右の第二傾斜部W3に接触することなく、レール構成部W1の上方に円滑に退避する。即ち、レール構成部W1は平戻し用押圧部材58(成形型)にとってアンダーカット形状にはならない。
さらに平戻し装置55によって略平板状とされた左右の第一傾斜部W2は、成形後のスプリングバック現象によって完全な平板状となる(左右の第一傾斜部W2が同一平面上に位置するようになる)。
平戻し工程が終了すると、母材W(レール構成部W1)は、左右の曲折端部W4を曲げ加工する別の工程を経た後に整形工程に移送される。
図10に示した整形工程を実行する整形装置60は、下側に配置した一つの下側中央支持部材61及び左右一対の下側整形支持型63と、下側中央支持部材61の直上に配置した上側中央支持部材67及び下側整形支持型63の直上に配置した左右一対の上側整形支持型65と、を具備している。
下側中央支持部材61の上面は水平面からなる水平支持面62により構成してある。左右の下側整形支持型63の上端部の内側の角部は整形用湾曲面64により構成してある。
下側中央支持部材61及び下側整形支持型63の直上には上下方向に直線移動可能な移動部材(例えば油圧シリンダなど)が配設してあり、この移動部材の下面に左右一対の上側整形支持型65が固定してある。さらにこの移動部材の下面には、第一付勢手段24と同じ構成の第三付勢手段68が固定してあり、第三付勢手段68から下方に延びる可動ロッドの下端に上側中央支持部材67の上端が固定してある。左右の上側整形支持型65の下端部の内側の角部は整形用湾曲面66により構成してある。
整形工程に送られた母材W(レール構成部W1)は、図10に示すようにその下面(水平面)が下側中央支持部材61の水平支持面62によって支持され、さらに左右の下側整形支持型63の整形用湾曲面64がレール構成部W1の左右の曲折端部W4をそれぞれ下方から支持する。
この状態を維持したまま整形装置60の移動部材が上側中央支持部材67及び上側整形支持型65と一緒に下方に移動すると、最初に上側中央支持部材67の下端面が母材W(レール構成部W1)の底面に接触し、その後に左右の上側整形支持型65の整形用湾曲面66がレール構成部W1の左右の曲折端部W4に対して上方からそれぞれ接触する。そして図10に示すように上側整形支持型65が下死点に到達することにより、レール構成部W1の左側の曲折端部W4が左側の整形用湾曲面64及び整形用湾曲面66によって挟持され、かつ、レール構成部W1の右側の曲折端部W4が右側の整形用湾曲面64及び整形用湾曲面66によって挟持されるので、左右の曲折端部W4が対応する整形用湾曲面64及び整形用湾曲面66に沿った形状に整形される。
この後に整形装置60の上記移動部材が初期位置に向けて上昇し、上側中央支持部材67及び左右の上側整形支持型65が初期位置に移動復帰することにより整形工程が終了する。
整形工程が終了した母材W(レール構成部W1)はピアス工程に送られ、ピアス装置(図示略)によってレール構成部W1の数カ所に孔(図11参照)が穿設される。
さらにピアス工程が終了した母材W(レール構成部W1)はセパレート工程に送られ、セパレート装置(図示略)によって母材Wからレール構成部W1が(アッパレールURの外形に沿った切れ込みに沿って)切り離され、その結果、図11に示すアッパレールURが完成する。
完成したアッパレールURの左右の第二傾斜部W3は、立上工程の直後に所謂スプリングバック現象が発生する。そのためアッパレールUR(レール構成部W1)の左右の第二傾斜部W3が第一傾斜部W2との接続部を中心に外側(左右の第二傾斜部W3どうしが離れる方向)に僅かに回転するので、最終的に左右の第二傾斜部W3は第一傾斜部W2に対して直交(「ほぼ直交」を含む概念)することになる。
以上本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、完成品(成形品)を車両シート用スライドレール装置のアッパレールURとしたが、その他の部材としてもよい。その他の部材の一例としては、例えば車両シート用スライドレール装置のロアレールがある。また、図4又は図5に示した状態の断面W字形状部を有する長尺部材を完成品(成形品)とすることも可能である。
また固定型20を左右二つの成形型(成形面22及び端部成形面23を有し、両者の間に第一可動型25が位置する)により構成したり、第三可動型35を左右二つの成形型(端部成形面37を有し、両者の間に第二可動型30が位置する)により構成してもよい。
さらに長尺部材製造装置15から端部成形面23及び第三可動型35(端部成形面37)を省略してもよい。
また立上工程における左側の第一傾斜部W2と左側の第二傾斜部W3がなす角度及び右側の第一傾斜部W2と右側の第二傾斜部W3がなす角度を上記γ°より小さい鋭角にしてもよい。ただし、この場合は、平戻し工程において平戻し用押圧部材58の下部が左右の第二傾斜部W3に接触することなく、レール構成部W1の上方に円滑に退避できるように上記鋭角の大きさを設定する。
また、自動車とは異なる製品群及びこれら製品群の構成部品に対して本発明を適用してもよい。
10 プレス成形装置
15 長尺部材製造装置
20 固定型
21 受容凹部
22 成形面(第四成形面)
23 端部成形面(第六成形面)
24 第一付勢手段
25 第一可動型
26 成形面(第一成形面)
28 第二付勢手段
30 第二可動型
31 成形面(第二成形面)
32 成形面(第三成形面)
35 第三可動型
36 貫通孔
37 端部成形面(第五成形面)
40 立上装置
41 下側支持部材
42 受容凹部
43 第一傾斜支持面
45 可動支持部材
46 第二傾斜支持面
50 立上用押圧部材
51 押当て面
55 平戻し装置
56 下側支持部材(支持手段)
57 下側支持面
58 平戻し用押圧部材(押圧手段)
59 押圧面
60 整形装置
61 下側中央支持部材
62 水平支持面
63 下側整形支持型
64 整形用湾曲面
65 上側整形支持型
66 整形用湾曲面
67 上側中央支持部材
68 第三付勢手段
UR アッパレール
W 母材(ワーク)
W1 レール構成部(長尺部材)(チャンネル材)
W2 第一傾斜部(基部)(傾斜基部)
W3 第二傾斜部(側壁部)
W4 曲折端部

Claims (4)

  1. 両者の一端が互いに接続する一対の第一傾斜部及び上記各第一傾斜部の他端からそれぞれ延びる一対の第二傾斜部からなる断面W字形状部を有する長尺部材を、平板状の母材から製造する方法であって、
    上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第一成形面を備え、かつ一方向に直線移動可能な第一可動型を準備するステップ、
    該第一可動型と上記一方向に対向し、かつ上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第二成形面及び上記一対の第二成形面の他端とそれぞれ接続しかつ上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第三成形面を備え、上記一方向に直線移動可能である第二可動型を準備するステップ、
    上記第一可動型の両側に位置しながら上記第二可動型と上記一方向に対向し、上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第四成形面を備える固定型を準備するステップ、
    上記第一可動型及び上記固定型と上記第二可動型との間に配置させた平板状の上記母材の一方の面に対して、上記第一可動型の上記一対の第一成形面の上記一端を当接させるステップ、
    上記第二可動型を上記母材の他方の面に押し当てながら上記第一可動型側に接近させることにより、上記一対の第二成形面と上記一対の第一成形面との間で上記母材を挟み込みながら上記一対の第一傾斜部を成形するステップ、及び
    上記第二成形面と上記第一成形面とによる上記第一傾斜部の挟み込み状態を維持しつつ上記第二可動型を上記固定型側に接近させることにより、上記一対の第三成形面と上記一対の第四成形面との間で上記母材を挟み込みながら一対の上記第二傾斜部を成形するステップ、
    を有することを特徴とする長尺部材の製造方法。
  2. 請求項1記載の長尺部材の製造方法において、
    上記第二可動型の両側に位置しながら上記固定型と上記一方向に対向し、上記一方向に直線移動可能であり、かつ一対の第五成形面を備える第三可動型を準備するステップ、及び
    上記第二傾斜部を成形した後に上記第三可動型を上記固定型側に接近させて、上記固定型に形成した一対の第六成形面と上記一対の第五成形面との間で上記母材を挟み込むことにより、一対の上記第二傾斜部にそれぞれ接続する一対の曲折端部を上記長尺部材の一対の側縁部に成形するステップ、
    を有する長尺部材の製造方法。
  3. 両者の一端が互いに接続する一対の第一傾斜部及び上記各第一傾斜部の他端からそれぞれ延びる一対の第二傾斜部からなる断面W字形状部を有する長尺部材を、平板状の母材から製造する装置であって、
    上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第一成形面を備え、かつ一方向に直線移動可能な第一可動型と、
    該第一可動型と上記一方向に対向し、かつ上記一対の第一傾斜部とそれぞれ平行で両者の一端が互いに接続する一対の第二成形面及び上記一対の第二成形面の他端とそれぞれ接続しかつ上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第三成形面を備え、上記一方向に直線移動可能である第二可動型と、
    上記第一可動型の両側に位置しながら上記第二可動型と上記一方向に対向し、上記一対の第二傾斜部とそれぞれ平行な一対の第四成形面を備える固定型と、
    を具備し、
    上記第一可動型及び上記固定型と上記第二可動型との間に配置させた平板状の上記母材の一方の面に対して、上記第一可動型の上記一対の第一成形面の上記一端を当接させた状態で、上記第二可動型を上記母材の他方の面に押し当てながら上記第一可動型側に接近させることにより、上記一対の第二成形面と上記一対の第一成形面との間で上記母材を挟み込みながら上記一対の第一傾斜部を成形可能であり、
    上記第二成形面と上記第一成形面とによる上記第一傾斜部の挟み込み状態を維持しながら上記第二可動型を上記固定型側に接近させることにより、上記一対の第三成形面と上記一対の第四成形面との間で上記母材を挟み込みながら一対の上記第二傾斜部を成形可能であることを特徴とする長尺部材製造装置。
  4. 請求項3記載の長尺部材製造装置において、
    上記第二可動型の両側に位置しながら上記固定型と上記一方向に対向し、上記一方向に直線移動可能であり、かつ一対の第五成形面を備える第三可動型を備え、
    上記第二傾斜部を成形した後に上記第三可動型を上記固定型側に接近させて、上記固定型に形成した一対の第六成形面と上記一対の第五成形面との間で上記母材を挟み込むことにより、一対の上記第二傾斜部にそれぞれ接続する一対の曲折端部を上記長尺部材の一対の側縁部に成形することが可能な長尺部材製造装置。
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