JP2014105535A - 場所打ちコンクリート杭の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】土塊の混入による杭の断面欠損をなくし、均一断面の場所打ちコンクリート杭を施工可能な場所打ちコンクリート杭の施工方法を提供する。
【解決手段】削孔用ケーシング1を地盤中に圧入する。削孔用ケーシング1内に筒状ネット3を立て込む。筒状ネット3内にコンクリートBを打設する。筒状ネット3およびコンクリートBを地盤中に吐出しながら削孔用ケーシング1を地盤中から徐々に引き抜く。
【選択図】図5

Description

本発明は、場所打ちコンクリート杭の施工方法に関し、主として孔壁の崩落土や地上に掘りだされた掘削土などが土塊となってコンクリート内に混入することがもとで生じる杭の断面欠損による強度低下を防止することができる。
場所打ちコンクリート杭の施工方法として、アースオーガー等の掘削機によって削孔した杭孔内にコンクリート(モルタルを含む)を打設して、地盤中にコンクリート杭を造成する場所打ちコンクリート杭の施工方法が知られている。
特開2000−1849号公報 特公平5−38090号公報
上記するような場所打ちコンクリート杭の施工方法では、杭孔を削孔した後に、孔壁の崩落土や地上に掘りだされた掘削土が土塊となって打設直後の未硬化のコンクリート内に混入することがあり、その結果、杭の断面欠損が生じて杭の強度低下を招くおそれがあった。また、杭孔を削孔する際に、孔壁に凹凸ができて杭断面が均一な断面に形成されないおそれもあった。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、土塊の混入による杭の断面欠損をなくし、均一断面の場所打ちコンクリート杭を施工可能な場所打ちコンクリート杭の施工方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、削孔用ケーシングを地盤に圧入する工程、当該削孔用ケーシング内に筒状ネットを立て込む工程、当該筒状ネット内にコンクリートを打設する工程、筒状ネットおよびコンクリートを地盤中に吐出しながら削孔用ケーシングを地盤中から徐々に引き抜く工程からなることを特徴とするものである。
本発明によれば、削孔用ケーシングによって形成した杭孔内にコンクリートを打設して地盤中に場所打ちコンクリート杭を造成する際に、土塊の混入を防止し、これにより断面欠損による杭の強度低下を防止することができ、また、均一な断面の場所打ちコンクリート杭を容易にかつ確実に形成することができる。
なお、削孔用ケーシングには通常の鋼管を利用することでき、筒状ネットは伸縮自在なジテキスタイルやプラスチック、あるいは布等から形成することができるが、伸縮自在でコンクリートの打設時の衝撃に耐え得るものであれば、これらのネットに限定されない。
本発明は、特に削孔用ケーシング内に立て込んだ筒状ネットによってコンクリート内に孔壁の崩落土や掘削土が塊となって混入するのを防止でき、これにより土塊の混入がもとで起こる杭の断面欠損による杭の強度低下を防止することができる。
また、杭孔内で伸縮自在な筒状ネットが打設直後のコンクリートによって均等に拡径することにより杭の全長にわたって均一断面の場所打ちコンクリート杭を形成することかできる。
建設重機のリーターに据付けられた削孔用ケーシングを示す正面図である。 削孔用ケーシングと筒状ネットを示す斜視図である。 図3(a),(b)は、場所打ちコンクリート杭を造成する施工手順を示し、図3(a)は削孔用ケーシングを地盤中に圧入する工程、図3(b)は地盤中に圧入した削孔用ケーシング内に筒状ネットを立て込む工程を示す斜視図である。 図4(a),(b)は、場所打ちコンクリート杭を造成する施工手順を示し、図4(a)は地盤中の削孔用ケーシング内に立て込んだ筒状ネットの中にコンクリートを打設する工程、図4(b)は地盤中から削孔用ケーシングを引き抜く工程を示す斜視図である。 本発明の施工方法によって造成された場所打ちコンクリート杭を示し、図5(a)はその斜視図、図5(b)はその縦断面図、図5(c)はその横断面図である。
図1〜図5は、本発明に係る場所打ちコンクリート杭の施工方法の一実施形態を示し、図において符号1は、地盤に杭孔を削孔するための削孔用ケーシングであり、下端部に底蓋2が取り付けられている。
底蓋2は削孔用ケーシング1の外径とほぼ同一径に形成され、例えば、削孔用ケーシング1の下端部に粘着テープ等によって取り付けられている。そして、削孔用ケーシング1内のコンクリートBの重みによって簡単に脱落し、削孔用ケーシング1を引き抜く際に杭孔A内にコンクリートと共に埋設される。
符号3は削孔用ケーシング1内に立て込まれる筒状ネットであり、削孔用ケーシング1の内径より若干小径に形成され、かつ削孔用ケーシング1内にその全長に渡って立て込まれる。
また、筒状ネット3は、削孔用ケーシング1内に打設されるコンクリートのセメントスラリーや水は透すが、土や粘土は透しにくい網目(2〜3mm程度)を有する伸縮自在なジオテキスタイル、プラスチックあるいは布等から自立可能な筒状に形成されている。
符号4は、削孔用ケーシング1を地盤中に圧入するための建設重機であり、削孔用ケーシング1を鉛直に支持するリーダー5、リーダー5に沿って昇降し、削孔用ケーシング1を回転させながら地盤中に圧入するオーガーモーター6およびオーガーモーター6の回転力を削孔用ケーシング1に伝えるヤットコ7を備えている。
このような構成において、本発明の場所打ちコンクリート杭を造成する施工手順を説明する。
(1) 最初に、場所打ちコンクリート杭を造成する地点に掘孔用ケーシング1を建設重機4に設置して鉛直に立て付ける。この場合、削孔用ケーシング1は、建設重機4のリーダー5に沿わせて杭の施工地点に鉛直に立て付ける。そして、削孔用ケーシング1の上端部をオーガーモーター6にヤットコ7を介して接続する。
(2) 次に、オーガーモーター6を作動させて削孔用ケーシング1を回転させながら地盤中に圧入することにより杭孔Aを形成する。
なお、削孔用ケーシング1によって杭孔Aを形成する間、削孔用ケーシング1の下端部は底蓋2によって塞がれていることにより削孔用ケーシング1内に掘削土が入り込むことはない。
(3) 次に、杭孔Aが所定の深さに達したら、ケーシング1の上端部をオーガーモーター6から一時切り離す。そして、ケーシング1内に筒状ネット3を立て込み、必要に応じて補強筋(図省略)配筋し、そしてコンクリートBを打設する。
なお、筒状ネット3を削孔用ケーシング1内に予め立て込み、かつ削孔用ケーシング1の内側に接着材などで簡単に離脱するように仮付けしておけば、筒状ネット3を削孔用ケーシング1と共に地盤中に設置することができ、筒状ネット3の立て込み工程を省略することができる。
また、補強筋はかご状に組み立てられたものを配筋することにより配筋作業を効率的に行うことができる。さらに、コンクリートBには流動性の高いコンクリートまたはモルタルを用いることによりコンクリートの充填性がよくなり望ましい。
(4) 次に、削孔用ケーシング1の上端部をオーガーモーター6にヤットコ7を介して再び接続する。そして、オーガーモーター6を作動させて削孔用ケーシング1を逆回転させながら地盤中から徐々に引き上げる。
そうすると、削孔用ケーシング1内の筒状ネット3とコンクリートBの重みによって底蓋 2が杭孔Aの底に脱落し、同時に筒状ネット3とコンクリートBが削孔用ケーシング1の下端部から杭孔A内に吐出され、杭孔A内に充填されることにより杭孔A内に場所打ちコンクリートによる基礎杭が形成される。
なおこの場合、特に筒状ネット3が伸縮自在なジオテキスタイル等から形成されていることにより、打設直後のコンクリートBが杭孔A内でその自重によって均等に拡径することにより均一断面の場所打ちコンクリート杭を形成することができる。
また、削孔用ケーシング1を引き抜く際に、削孔用ケーシング1を介してコンクリートBに振動を付与することによりコンクリートBを杭孔A内に均一にかつ緻密に充填することができる。さらに、削孔用ケーシング1を引き抜く工程において、必要により削孔用ケーシング1内にコンクリートBを追加打設することもある。
以上の施工手順により、地盤中に均一断面の場所打ちコンクリート杭を確実かつ容易に形成することができる。
本発明は、孔壁の崩落土や地上に掘りだされた掘削土からなる土塊の混入が原因で生じる杭の断面欠損による強度低下を未然に防止することができる。
1 削孔用ケーシング
2 底蓋
3 筒状ネット
4 建設重機
5 リーダー
6 オーガーモーター
7 ヤットコ

Claims (2)

  1. 削孔用ケーシングを地盤に圧入する工程、当該削孔用ケーシング内に筒状ネットを建て込む工程、当該筒状ネット内にコンクリートを打設する工程、筒状ネットおよびコンクリートを地盤中に吐出しながら削孔用ケーシングを地盤中から徐々に引き抜く工程からなることを特徴とする場所打ちコンクリート杭の施工方法。
  2. 請求項1記載の場所打ちコンクリート杭の施工方法において、筒状ネットは、伸縮自在なジオテキスタイル、プラスチックまたは布から形成されていることを特徴する場所打ちコンクリート杭の施工方法。
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