JP2014101333A - 皮膚化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時にしっかりとした泡形状とすることができ、体の広い面積にも簡単に塗布することができ、塗布乾燥時に、べたつきのないなめらかな被膜感を使用者に与え、十分なケア感を感じさせる皮膚化粧料を提供する。
【解決手段】非エアゾールタイプの泡吐出容器に充填されてなり、(A)特定のノニオン性界面活性剤、(B)特定のポリアルキレン化合物および(C)水を含む皮膚化粧料であって、当該皮膚化粧料中の成分(A)および成分(B)の合計量が、1質量%以上10質量%以下であり、成分(A)および成分(B)の割合が、質量比で(A)/(B)=8/1〜1/9である皮膚化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚化粧料に関する。
一般的に体などの広い面積をケアするには、乳液もしくはクリーム状の乳化製剤が使われている。ところが、これらの製剤は使用者が塗布したいとする面積に対しのびが充分ではない。従って、使用者は剤を手にとっては塗り広げるという操作を何回も繰り返すことになる。また、このような製剤は、塗り広げる過程で、むらづきしやすく、塗布後にべたつきが気になる。一方、化粧水タイプの可溶化製剤はみずみずしい感触を与えることができるが、粘度が低いため、扱い難く、また、ケア効果感が弱かった。
このような課題に対し、特許文献1(特開2001−48742号公報)では、油脂を泡沫状にすることにより、軽い伸びと広がりを持たせる化粧料が提案されている。
また、特許文献2(特開平10−273415号公報)では、界面活性剤とポリマーを含有する液を吐出容器に入れて泡状にすることにより、良好な泡立ちと泡消えを両立する技術が開示されている。
特許文献3(特開2004−300099号公報)においては、エチレンオキシド・プロピレンオキシド重合物(EO・PO)とブチレンオキシドの重合物と水溶性多価アルコールとの組み合わせ、肌荒れ改善効果、しわ抑制効果に優れ、肌にはりを与える化粧料が開示されている。
特開2001−48742号公報 特開平10−273415号公報 特開2004−300099号公報
しかし、前述した特許文献1に記載の技術では、界面活性剤量が少ないため、実質、泡状のエアゾール製品を中心とした技術が記載されている。エアゾール製品は、噴射剤を使用するため、取り扱いや廃棄について制約が生じる。
また、特許文献2に記載の技術では、手にとった泡を両手に挟み込んで広げる操作をした場合、泡がつぶれてしまう。従って、塗布する場面においては広い面積に塗布することが難しかった。
さらに、特許文献3においては、エチレンオキシド・プロピレンオキシド重合物(EO・PO)とブチレンオキシドと一般的な水溶性多価アルコールの組み合わせによるスキンケア効果については言及されているが、泡状にするものではなく、塗布時の伸びや、塗布操作、剤のむら付きの点で課題がある。
すなわち本発明は、使用時にしっかりとした泡形状とすることができ、体の広い面積にも簡単に塗布することができ、塗布乾燥時に、べたつきのないなめらかな被膜感を使用者に与え、十分なケア感を感じさせる皮膚化粧料に関するものである。
本発明は、
非エアゾールタイプの泡吐出容器に充填されてなる皮膚化粧料であって、以下の成分(A)〜(C)を含有する皮膚化粧料に関する。
(A)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群から選択される1種または2種以上を含むノニオン性界面活性剤であって、1種のノニオン性界面活性剤であればHLB9以上20以下であり、2種以上のノニオン性界面活性剤を含む場合は混合HLBが9以上20以下であるノニオン性界面活性剤、
(B)下記一般式(I)または(II)に示されるポリアルキレン化合物の1種または2種以上、
1O−[(PO)a(EO)b]−R2 (I)
(上記一般式(I)中、POはオキシプロピレン基を表し;
EOはオキシエチレン基を表し;
aおよびbは平均付加モル数であって、それぞれ、1≦a≦70、1≦b≦70であり;
1およびR2は、独立して、水素原子または炭素数3もしくは4の炭化水素基であり、R1およびR2の少なくとも一方は炭素数3もしくは4の炭化水素基である。)
X(O−[(PO)m(EO)n]−BOH)l (II)
(上記一般式(II)中、POはオキシプロピレン基を表し;
EOはオキシエチレン基を表し;
BOは炭素数4のオキシアルキレン基を表し;
lは3〜9の数を表し;
mおよびnは、それぞれ、PO、EOの平均付加モル数であって、0.5≦m≦10および1≦n≦20であり;
POおよびEOはランダム状またはブロック状に付加していてもよい。Xは3〜9個の水酸基を有する化合物の水酸基を除いた残基を表す。)ならびに
(C)水。
ここで、当該皮膚化粧料中の、成分(A)および成分(B)の合計量が、1質量%以上10質量%以下であり、成分(A)および成分(B)の質量比(A)/(B)が8/1〜1/9である。
また、本発明によれば、前記本発明における皮膚化粧料を泡吐出容器から吐出し、肌に塗布する皮膚化粧料の使用方法が提供される。
本発明によれば、使用時にしっかりとした泡形状とすることができ、体の広い面積にも簡単に塗布することができ、塗布乾燥時に、べたつきのないなめらかな被膜感を使用者に与え、十分なケア感を感じさせる皮膚化粧料を得ることができる。
以下、本実施形態について説明する。
本実施形態における皮膚化粧料は、以下の成分(A)、成分(B)および成分(C)を含み、非エアゾールタイプの泡吐出容器に充填されてなる。
(成分(A))
成分(A)は、ポリオキシエチレン(以下、polyoxyethylene:POEとも表す。)脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびPOE硬化ヒマシ油からなる群から選択される1種、または2種以上のノニオン性界面活性剤であって、1種のノニオン性界面活性剤であればHLB9以上20以下であり、2種以上のノニオン界面活性剤を含む場合は混合HLBが9以上20以下であるノニオン性界面活性剤である。
POE脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびPOE硬化ヒマシ油からなる群から選択される1種、または2種以上のノニオン性界面活性剤は、分子構造中に炭素数10〜22のアルキル基をもつことが好ましい。
スキンケアの製剤を泡として吐出するために一般的にはエアゾール製剤が使われている。この技術では大気圧で急激に揮発膨張する液化ガスを製剤とともに缶に封入し、吐出によって圧を一気に解放させることで発泡する。そのため、処方そのものが泡立たなくてもよく、一時的にでも液化ガスと混合することができれば、乳化、可溶化組成物を問わず幅広い組成で起泡させることができる。
一方で、製剤をポンプフォーマーなどの泡吐出容器に入れて起泡させる場合、溶液が吐出の過程で空気を巻き込みながらメッシュを通ることにより気液界面形成がなされるため、処方には起泡性をもたせることが必要である。その際、フォーマーによる急激な気液界面形成に対し、製剤から界面活性剤が速やかに供給され、気液界面に素早く吸着して界面張力を下げられることが重要である。したがって、成分(A)としては、化粧水や乳液などのスキンケア品に使用できる界面活性剤の中から、水への溶解度が高い界面活性剤を、有効に働く状態で配合する必要がある。したがって、ノニオン界面活性剤のHLB数は、9以上とする。また、成分(A)が複数のノニオン性界面活性剤を含む場合には、混合のHLB数で9以上となるように調整されることが重要である。また、製剤の状態は透明〜半透明の外観を呈する1液相であることが好ましい。明らかな2相分離状態である白濁したエマルションや固体分散系、界面活性剤が無限に会合した液晶やゲルを形成している系では起泡性が低下する場合がある。
成分(A)が1種でHLB9以上20以下である場合は、以下の成分が挙げられる。なお、以下の成分は1種または2種以上を用いることができる。
炭素数10〜22のアルキル基をもつPOE脂肪酸エステルとしては、EO(エチレンオキサイド)の重合度が8〜20であるラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸の各エステルなどが挙げられる。更には、EO(エチレンオキサイド)の重合度が8〜20であるラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸のエステルが好ましい。さらにラウリン酸PEG12(14)が好ましい。なお、上記において、( )内の数字はHLB数を表す。
炭素数10〜22のアルキル基をもつPOEソルビタン脂肪酸エステルとしては、EO(エチレンオキサイド)重合度が6〜20モルのラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸の各ソルビタンエステル;EO(エチレンオキサイド)重合度が20モルであるトリステアリン酸、トリオレイン酸の各ソルビタンエステルなどが挙げられる。中でも水への溶解性の点で単鎖アルキル基から構成されるモノエステルが好ましい。そのような点からラウリン酸PEG20ソルビタン(16.7)、ヤシ油脂肪酸PEG20ソルビタン(16)、パルミチン酸PEG20ソルビタン(15.6)ステアリン酸PEG20ソルビタン(15)、オレイン酸PEG20ソルビタン(15)などが挙げられる。さらに、起泡性の観点から、ラウリン酸PEG20ソルビタン(16.7)、ヤシ油脂肪酸PEG20ソルビタン(16)が好ましい(( )内は、HLB数を表す。)。
炭素数10〜22のアルキル基をもつPOEグリセリン脂肪酸エステルとしては、POEグリセリンモノ脂肪酸エステル、グリセリンジ脂肪酸エステル、POEグリセリントリ脂肪酸エステルがあげられ、EOの重合度が5〜50であるモノラウリン酸、モノミリスチン酸、モノヤシ油脂肪酸の各グリセリン脂肪酸エステル;EOの重合度が8〜60であるモノステアリン酸、モノイソステアリン酸、モノオレイン酸の各グリセリン脂肪酸エステル;EOの重合度が30〜80であるジイソステアリン酸、ジオレイン酸、トリイソステアリン酸、トリオレイン酸などが挙げられる。
この中で、水への溶解性の点から単鎖アルキル基をもつPOEグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましく、EOの重合度が5〜50であるラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸の各グリセリン脂肪酸エステル、EOの重合度が7〜60であるステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸の各グリセリン脂肪酸エステルが好ましい。さらにラウリン酸PEG12グリセリル(15)、ラウリン酸PEG20グリセリル(16.5)、ヤシ油脂肪酸PEG7グリセリル(13)が好ましい(( )内は、HLB数を表す。)。
炭素数10〜22のアルキル基をもつポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリグリセリンジ脂肪酸エステルが挙げられ、グリセリンの平均重合度が3〜10であるモノラウリン酸、モノミリスチン酸、モノヤシ油脂肪酸、モノステアリン酸、モノイソステアリン酸、モノオレイン酸の各エステル;グリセリンの平均重合度が3〜10であるジステアリン酸、ジオレイン酸もしくはジイソステアリン酸のエステルなどが挙げられる。
この中で、水への溶解性の点からグリセリンの平均重合度が3〜10である単鎖アルキル基をもつポリグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましく、モノラウリン酸、モノミリスチン酸、モノヤシ油脂肪酸、モノステアリン酸、モノイソステアリン酸、モノオレイン酸の各エステル、が挙げられる。グリセリンの平均重合度が5〜10ラウリン酸、ミリスチン酸のモノエステルがより好ましく、ラウリン酸テトラグリセリン(HLB16)、ラウリン酸デカグリセリン(HLB16.3)、ミリスチン酸テトラグリセリン(HLB15)、ミリスチン酸デカグリセリン(HLB15.7)が好ましい(( )内は、HLB数を表す。)。
炭素数10〜22のアルキル基をもつショ糖脂肪酸エステルとしては、モノエステル含有量50%以上で、脂肪酸がラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸、ステアリン酸、オレイン酸のエステルが挙げられる。中でも起泡性の点からラウリン酸スクロース(約16)ミリスチン酸スクロース(約15〜16)が好ましい(( )内は、HLB数を表す。)。
炭素数10〜22のアルキル基をもつPOE硬化ヒマシ油としては、エチレンオキサイド(EO)の重合度が20〜80のものが好ましく、水への溶解性の点からEOの重合度が特に30(HLB11)〜80(HLB15)のものが好ましい。
成分(A)のHLB数は、良好な泡形成性の観点から好ましくは10以上、さらに好ましくは11以上に調整する。また、自己会合性が高まると液晶相を形成して起泡しなくなることがあるため、多鎖よりは単鎖の構造を選択するのが好ましい。また2種以上のノニオン性界面活性剤を組み合わせて用いる場合には、単鎖の構造を組み合わせて用いることが好ましい。更に炭素数12〜14(C12〜C14)の脂肪酸エステル構造をもつことが泡形成性の点で好ましい。また成分(A)は泡膜上での界面活性剤の親水基間での相互作用のしやすさという点から、水酸基をもっているものが好ましく、具体的には、POEグリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル、POEソルビタンモノ脂肪酸エステル、モノ含有比率の高いショ糖脂肪酸エステルが好ましい。
成分(A)においては、2種以上のノニオン性界面活性剤を組み合わせる場合、HLB8以下のノニオン性界面活性剤を用いることができる。この場合は、上記に挙げたHLB9以上の界面活性剤と組み合わせ混合HLBを9以上20以下とする。
HLB8以下のノニオン性界面活性剤の具体的なものとしては、C16〜C22のグリセリルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルからなる群から選ばれる1種または2種以上である。HLB8以下のノニオン性界面活性剤には加脂効果があり、塗布後の肌をしっとりとさせることができる。特に親油性の高いHLB数が2以上5以下のものから選ばれることが好ましい。
HLB数8以下のノニオン性界面活性剤としては、モノステアリン酸ジグリセリン、モノオレイン酸ジグリセリン、モノイソステアリン酸ジグリセリン(いずれもHLB7);
HLB数2以上5以下のノニオン性界面活性剤としては、ステアリン酸ソルビタン(HLB5)、オレイン酸ソルビタン(HLB5)、ジステアリン酸ソルビタン(HLB4)、イソステアリルグリセリルエーテル(HLB3)、パルミチン酸グリセリン(HLB5)、オレイン酸グリセリン(HLB3)、ステアリン酸グリセリン(HLB3)、ベヘニン酸グリセリン(HLB3)などが挙げられる。
HLB数が2以上5以下のものと組み合わせる場合、界面活性剤の水への溶解度が下がって起泡性が低下することがあるため、HLB数の調節のために組み合わせる親水性ノニオン界面活性剤のHLB数が14以上であることが好ましい。さらに、組み合わせる親水性ノニオン界面活性剤は水への溶解性の高い単鎖でC12〜C14のアルキル基をもつエステル系のノニオン活性剤を選択することが好ましい。混合のHLB数としては10以上、さらには11以上に調整することが好ましい。
成分(A)は、起泡性の維持としっとりとした感触を与える効果とのバランスの観点から、2種以上のノニオン性界面活性剤を組み合わせることが好ましく、HLB2以上HLB8以下、さらには5以下のノニオン性界面活性剤とHLB14以上20以下のノニオン性活性剤との組み合わせが好ましい。なお、本明細書で用いられるHLBは、グリフィンのHLBで定義される。
成分(A)は、起泡性および泡安定性の観点、防腐剤や香料などの可溶化の観点から、皮膚化粧料中にたとえば0.1質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは1質量%以上配合される。一方、使用中のぬるつき、低温での液粘度の上昇を抑える観点からは、たとえば9質量%以下、好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは3質量%以下配合される。
(成分(B))
成分(B)は下記一般式(I)または(II)に示される(水溶性)ポリアルキレン化合物の1種もしくは2種以上の組み合わせである。成分(B)は、泡吐出容器から吐出される泡をよりクリーミーにし、泡を両手で挟むようにしてつぶしても潰れにくくする機能を有する。そして、肌へ塗布された後にはべたつかずに均一な被膜となって肌を覆うため、そのなめらかな感触により使用者にスキンケア実感を与える役割をする。
1O−[(PO)a(EO)b]−R2 (I)
上記一般式(I)中、POはオキシプロピレン基を表し、EOはオキシエチレン基を表す。
aはオキシプロピレン基の平均付加モル数であって、aは1以上であり、好ましくは2以上であり、70以下であり、好ましくは40以下、さらに好ましくは20以下である。また、bはオキシエチレン基の平均付加モル数であって、bは1以上であり、好ましくは2以上であり、70以下であり、好ましくは40以下、さらに好ましくは20以下である。また、一般式(I)において1≦a≦40および1≦b≦40である化合物とすることが好ましい。
a/bは1/1以下であることが好ましく、また1/2以上が好ましい。aの割合が多すぎると、水への溶解度が下がってしまい温度安定性が低下する場合があり、少なすぎると被膜感が弱くなる。
また、(a+b)として、好ましくは8以上、さらに好ましくは10以上であり、好ましくは80以下、さらに好ましくは60以下である。成分(B)の分子量が大きいと、残留感が出てなじみが良くなったように感じられるが、大きすぎるとべたつくことがある。エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの付加する順序は特に指定はない。また、オキシエチレン基とオキシプロピレン基は、ブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよく、皮膜感を向上させる点からランダム状に付加しているものが、被膜感に優れるため好ましい。
1およびR2は炭素数3もしくは4の炭化水素基もしくは水素原子である。R1およびR2の少なくとも一方は炭素数3もしくは4の炭化水素基である。炭化水素基としては、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。好ましくはブチル基である。R1およびR2のいずれか一方が水素原子であることが好ましい。成分(B)の具体的なものとしては、ポリオキシエチレン(9)ポリオキシプロピレン(10)ブチルエーテル(日油社:ユニルーブMB−11)、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(17)ブチルエーテル(同社:ユニルーブMB−26)、などが挙げられる。
X(O−[(PO)m(EO)n]−BOH)l (II)
上記一般式(II)中、POはオキシプロピレン基を表し、EOはオキシエチレン基を表す。POおよびEOはランダム状またはブロック状に付加していてもよい。BOは炭素数4のオキシアルキレン基を表し、例としてオキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシテトラメチレン基、オキシt−ブチレン基などが挙げられる。好ましくはオキシブチレン基である。
Xは3〜9個の水酸基を有する化合物の水酸基を除いた残基であり、lは置換基(O−[(PO)m(EO)n]−BOH)の数であり3〜9である。3〜9個の水酸基を有する化合物としては、例えば、l=3であれば化合物Xはグリセリン、トリメチロールプロパン、l=4であれば化合物Xはエリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、アルキルグリコシドまたはジグリセリン、l=5であれば化合物Xはキシリトール、l=6であれば化合物Xはジペンタエリスリトール、ソルビトールまたはイノシトール、l=8であれば化合物Xはショ糖またはトレハロース、l=9であれば化合物Xはマルチトールを選ぶことができる。
これらの中でXは3であることが好ましく、グリセリンであることがさらに好ましい。
mはPOの平均付加モル数であって、0.5≦m≦10であり、好ましくは1≦m≦5である。nはEOの平均付加モル数であって、1≦n≦20であり、好ましくは2≦n≦10である。POの平均付加モル数mが小さすぎると被膜感が低下し、大きすぎると温度安定性が低下する。またEOの平均付加モル数nが小さすぎると水への溶解性が落ち、大きすぎるとべたつき感が生じてしまう。
また、m/nは1/1以下が好ましく、2/3以下がさらに好ましい。mが大きすぎると水への溶解度が下がってしまい温度安定性が低下する場合がある。温度安定性の観点からは、一般式(II)において1≦m≦5および2≦n≦10であり、m/nが2/3以下である化合物とすることがさらに好ましい。
またオキシエチレン基とオキシプロピレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよいが、ランダム状に付加しているもののほうが、被膜感に優れるため好ましい。
なお、残留感を出し、良好ななじみ感を得る観点からは、(m+n)として、好ましくは2以上、さらに好ましくは3以上である。また、べたつきを抑制する観点からは、(m+n)は好ましくは30以下、さらに好ましくは15以下である。具体的なものとしては、n=1.67,m=2.67,l=3,Xがグリセリンであるポリオキシブチレン(3)ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(5)グリセリルエーテル(たとえば、日油社製:ウィルブライト753S)が挙げられる。
成分(B)は、起泡効果の点から皮膚化粧料中にたとえば0.1質量%以上、好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上配合される。一方、残留感がもたらすべたつきの抑制という観点からは、たとえば9質量%以下、好ましくは5質量%以下配合される。
成分(A)は成分(B)と混合されて起泡し、泡膜形成を促進する機能を有する。成分(A)の働きにより、皮膚化粧料を手のひらに広げたときに消えにくい泡になる。
そして、本発明者は、成分(A)の特定のノニオン性界面活性剤と末端に短鎖アルキル基をもつ水溶性のアルキレン化合物である成分(B)とを特定の割合で組み合わせてポンプフォーマーに入れて吐出させると、それまでには見られなかった明確な起泡性の改善、および泡安定性が生じることを発見した。
水溶性でありながら弱い両親媒性をもつ成分(B)の化合物は、アルキル基が短すぎてミセルを形成しないため水中に溶解している。それゆえ界面への吸着速度が早く、ポンプフォーマーでの急激な気液界面増加に対してノニオン性界面活性剤の吸着の遅れを補って界面の損失を防ぐためと考えられる。
この発見により、肌への安全性が高いノニオン性界面活性剤(成分(A))と肌の保護効果のある化合物である成分(B)を組み合わせることにより、たとえば手に取った泡を両手で挟みこんで両手の平に広げるような操作をした後も、良好な泡を維持して、ボディーなどの広い面積にもさっと広げるような使い方が可能となる。また、塗布したあとはべたつきが抑制され、なめらかな被膜感が残ってスキンケアされたという実感を十分に得られる製剤を得るに至った。
さらに、この製剤が基本的に洗い流すことなく使われる際には、肌に残る感触は成分(A)および成分(B)の合計量((A)+(B))の量に大きく影響を受ける。このとき、(A)+(B)は1質量%以上であり、2質量%以上であることが好ましく、10質量%以下であり、5質量%以下であることが好ましい。
(A)+(B)について上記範囲を満たす中で、良好な起泡性と泡安定性のため、成分(A)と成分(B)は、質量比で(A)/(B)=8/1〜1/9の割合で用いられる。さらに高い皮膜感を付与し、肌の保護感が高まる観点から(A)/(B)=7/1〜1/2.5の割合で用いられるのが好ましい。
成分(C)は水である。
泡は界面活性剤の2重膜に仕切られた気液界面であることから、界面活性剤を配向させ、膜への吸着を維持させるためには水は必須成分となる。水は、たとえば全組成物中、他の成分を除いた残部とすることができる。また、水は、たとえば70質量%以上含有される。好ましくは80質量%以上含有される。成分(C)の含有量は、99%以下が好ましく、より好ましくは98質量%以下、さらに好ましくは90質量%以下である。
また、本実施形態においては、水以外の配合される成分は水に溶解、もしくは微細分散されていることが好ましい。明らかな相分離状態(例えば乳化状態)が生じると界面活性剤の気液界面への吸着が阻害されて消泡につながる懸念がある。ここでいう好ましい状態とは、透明から半透明の外観を呈することであり、実験的には550nmの光をセル長10mmで測定した場合に90%以上透過させることであり、半透明とは10%以上透過させることである。
以上の成分(A)〜(C)を含む皮膚化粧料は、非エアゾールタイプの泡吐出容器に充填されて用いられる。
成分(A)〜(C)を含む皮膚化粧料は、泡吐出容器に充填される。泡吐出容器は、通常多孔質膜を有するものであり、多孔質膜としては、たとえばスポンジ、焼結体、ネットなどが挙げられる。これらの多孔質膜のうち、膜に付着残存した化粧料組成物が、乾燥固化して目詰まりを起こした場合、次回の吐出時に泡の流れによって、直ちに固化物を溶解して目詰まりを解消できることから、薄肉であるネットが好ましい。ネットとしては、50〜500メッシュのものが好ましく、特に200〜400メッシュのものが、良好な泡を生成するため好ましい。また、このようなメッシュの材質として好ましいものとしては、ナイロン、ポリエステル等が挙げられる。
また、泡吐出容器には、このような膜が複数枚あることが好ましく、特に経済性、泡の安定性等の点から2枚であるのが好ましい。
また、泡吐出容器としては、一定量の化粧料組成物を一定量の空気と混合し、泡状態として吐出させるものであればいずれでもよく、実開昭58−174272号公報、実開昭62−42787号公報、特公昭52−16567号公報等に記載されている軟質容器の胴部を手指で押圧することにより使用するスクイズフォーマー;および
実開平3−7963号公報、実開昭62−103458号公報、特開平7−315463号公報等に記載されているポンプ機構を備えたポンプヘッド(ピストンの押し部)を手指で押圧することにより使用されるポンプフォーマーが挙げられる。
肌に塗布することを目的とした製品をポンプフォーマーなどの泡吐出容器に入れて泡で出そうとした場合、急激な界面増加に対して素早く吸着して界面張力を低下させる働きをする素材の選択が必要と考えられる。一方、スキンケア品では肌に対して刺激を与えないことが重要であるため、まず第1に肌にやさしい素材の選択がおこなわれる。従って、洗浄剤に用いられるようなアニオン性や両性の界面活性剤は、2質量%以下が好ましく、さらに1質量%以下が好ましい。一般にはノニオン性界面活性剤の中からアルキル基が炭素数12以上の長い、分子量の大きな構造や、エステル系の構造をもつものが好ましい。これらの界面活性剤は、高い乳化能や可溶化能をもっており、化粧水、乳液を問わず広くスキンケア品に利用されている。
本実施形態において、皮膚化粧料は、成分(A)〜(C)以外の成分を含んでいてもよい。以下、他の成分について説明する。
(成分(D))
成分(D)は、高級アルコール又は脂肪酸であり、さらに具体的には、炭素数10〜22の、25℃で固体の高級アルコール又は脂肪酸である。泡状のスキンケア品において、成分(D)を添加すると、塗布時に剤が濃縮されることによって界面活性剤の高次合構造を形成し、しっかりと肌につく実感が得られ、塗布後のしっとり感が向上する。また後述する(E)油性成分との組み合わせにより翌日までなめらかな感触が持続するという効果を有する。
成分(D)としては直鎖のアルコールが好ましく、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の炭素数12〜18の高級アルコールおよび直鎖のラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の炭素数12〜18の脂肪酸などから選ばれる1種または2種以上を用いることができる。特にミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸が、しっとり感が高く好ましい。
成分(D)の高級アルコール又は脂肪酸の含有量は、しっとり感の付与の観点から、皮膚化粧料に、0.01質量%以上が好ましく、また1質量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.2質量%以下である。
成分(D)は、皮膚化粧料に、成分(A)に対する成分(D)の割合が質量比でたとえば(D)/(A)=1/30〜1/7となる割合で含有される。これにより、より一層高いしっとり感となめらか感が得られる。さらに(D)/(A)=1/25〜1/8の割合で配合されるのが好ましい。
また、皮膚化粧料は、一般的にスキンケアで使われる成分(E)油性成分を含有することができる。その際、泡状にすることを前提としているため、ノニオン性界面活性剤との相溶性が良好で可溶化しやすい極性油が選ばれる。上記観点から、油性成分の無機性値(IV)/有機性値(OV)比、つまりIOBは、0.3以上、好ましくは0.4以上のものであり、IOBが0.8未満であり、0.6以下のものが好ましい。こうすることにより、可溶化しやすく、泡性能に与える影響を小さくすることができる。具体的には、エステル化合物、アミド化合物が挙げられる。ここで、IOBとは、有機概念図(藤田穆、有機化合物の予測と有機概念図、化学の領域 Vol.11,No.10(1957)719−725)に基づき求められる無機性値及び有機性値の比(Inorganic Organic Balance)を表わすものである。
成分(E)として、たとえば、オリーブ油(IOB0.42、粘度73cps)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン(IOB0.32、粘度27cps)、合成されたセラミド類似成分であるN−(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド(IOB0.56、固体)から選ばれる1種または2種以上を用いることができる。
成分(E)の油性成分の含有量は、皮膚化粧料中に、たとえば0.01質量%以上であり、またたとえば0.3質量%以下、好ましくは0.2質量%以下、更には0.05質量%以下であることが好ましい。含有量が多すぎると白濁してしまう場合がある。
また、油性成分の添加などにより起泡性が低下する場合、少量のアニオン性界面活性剤を併用することが好ましい。その場合、肌への刺激などを鑑みてアニオン性界面活性剤の添加量は、皮膚化粧料中、2質量%以下が好ましい。さらに0.05〜0.5質量%程度が最適である。
アニオン界面活性剤の具体例として、炭素数12〜14のアルキル鎖を有するアルキルエトキシエーテル酢酸塩やアシル化グルタミン酸塩、アシル化グリシン塩、アシル化タウリン酸塩から選ばれる1種または2種以上を用いることができる。
また、本実施形態において、皮膚化粧料が炭素数3〜6(C3〜C6)のアルキル基に水酸基を2つ以上有するポリオール、ならびに単糖または二糖の糖骨格に水酸基を2つ以上有する糖または糖アルコールからなる群から選択される1種又は2種以上の水溶性保湿剤をさらに含んでいてもよい。この成分は、肌にうるおいを与える機能を有する。
上記水溶性保湿剤の具体例として、たとえば、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、グリセリン等のポリオール;および
キシリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコースおよびフルクトース等の糖または糖アルコールが挙げられる。その中でも、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコールおよび1,2−ペンタンジオールが好ましい。これらのポリオールは保湿剤としてだけでなく、溶剤としても機能するため、成分(A)の界面活性剤の溶解を促進して泡立ちを助ける効果がある。また、これらの化合物は抗菌性を有しているため、肌への刺激の少ない防腐系が構築できるという利点もある。
上記水溶性保湿剤は、肌に対する保湿効果の観点から、皮膚化粧料中にたとえば0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは3質量%以上配合される。一方、使用時の熱感や乾いた際のべたつきを抑えるという観点から、上記水溶性保湿剤は、皮膚化粧料中にたとえば20質量%以下、好ましくは15質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下配合される。
本実施形態において、皮膚化粧料には、さらに化粧料に通常用いられる成分、たとえば前記以外の界面活性剤、前記以外の水溶性溶剤、増粘剤、殺菌剤、保湿剤、湿潤剤、着色剤、防腐剤、感触向上剤、香料、抗炎症剤、美白剤、制汗剤、紫外線吸収剤等から選ばれる1種または2種以上の成分を、適宜含有させることができる。
次に、皮膚化粧料の製造方法を説明する。
本実施形態において、皮膚化粧料は、各成分を所定の順序で配合し、混合することにより製造することができる。成分(A)〜(C)を配合する場合は、たとえば各成分を計量後80℃程度に加熱し、混合して撹拌し均一にする。成分(D)または成分(E)を含む皮膚化粧料の場合、具体的には、成分(A)〜(E)のうち、成分(C)を除く各成分を80℃に加熱し、混合して撹拌し均一にする。ここに、80℃程度に加温した成分(C)液を撹拌しながら少しずつ加え、均一にする。この後、撹拌しながら25℃程度まで冷却し、製造する。
得られた皮膚化粧料の粘度は、吐出ポンプからの吐出性を向上させて泡質を向上させる観点からは、たとえば0.5mPa・s以上であり、50mPa・s以下、好ましくは40mPa・s以下、さらに好ましくは30mPa・s以下である。
また、得られた皮膚化粧料は、たとえば、皮膚化粧料を泡吐出容器から吐出し、肌に塗布する方法で用いることができる。本実施形態における皮膚化粧料は、顔、体を問わずに簡単に塗り広げることができるものであるが、特に広い面積に適用するボディー用化粧水、ハンドケア剤等の化粧料として有用である。
また、本実施形態における皮膚化粧料は、たとえば、泡形状で、体の広い面積に均一に塗布でき、べたつきが少なく衣服の汚れを気にすることなくうるおいを与えることのできるものである。
本実施形態における皮膚化粧料は、たとえば、泡吐出容器から吐出させた泡を手に取り、水で希釈せずにそのまま皮膚に直接塗布し、さっと広げてよくなじませて用いられる。また、皮膚に塗布した後、組成物をよくなじませてマッサージしてもよい。基本的に水で洗い流すことはしない態様で用いることが好ましい。
(実施例1〜23、比較例1〜9)
表1〜表6に示す配合で組成物を調製し、評価した。評価結果を各表にあわせて示す。組成物の調製方法および評価方法は、次のとおりである。
(組成物の調製方法)
表1〜表6に示す各成分を、全量が100質量%となるよう、均一に混合して化粧料組成物を調製した。
成分(A)〜(C)を配合する場合、以下の手順とした。すなわち、各成分を計量し、80℃以上に加熱して攪拌した。固体成分が溶解した後室温まで冷却した。その後、ポンプフォーマー(吉野工業所社製、160mL YF−9413、吐出量1mL、発泡倍率13倍、300メッシュ2枚)容器に入れてサンプルとした。
また、成分(A)〜(C)に加えて成分(D)または成分(E)を含有する場合、以下の手順とした。すなわち、成分(A)(B)(D)または(E)を計量し、80℃以上に加熱し、混合後攪拌した。(C)成分とポリオールなどの水性成分を80℃に加熱して溶解しておき、成分(A)、(B)、(D)又は(E)の混合成分に攪拌しながら少量ずつ添加した後に室温まで冷却した。その後は、上述した方法に準じてサンプルを得た。
(評価方法)
得られた組成物について、以下の方法で状態および粘度の評価をおこなった。
粘度の測定
B型(ブルックフィールド)粘度計(デジタルTVB−10M、東機産業社製)およびローターM1を用い、25℃、60rpmにて1分間測定した。
組成物の状態の評価
島津製作所社製UV−1800 shimadzuを用い、光路長10mmのセルにサンプルを入れて波長550nmの透過率を測定した。透過率が90%以上であるサンプルを透明とし、透過率が10%以上90%未満であるサンプルを半透明とした。
また、得られた組成物をポンプフォーマーに充填したものについて、以下の評価をおこなった。
泡立ちの評価
ポンプフォーマーで一押し分の泡を薬包紙上に吐出した。吐出直後の泡を以下の5段階で目視評価した。
◎:均一かつきめ細かい
○:均一
○△:均一な泡に粗い泡が混ざる
△:泡が粗く、水っぽい
×:泡にならない
泡もち(手のひらを合わせて広げても潰れない泡)の評価
ポンプフォーマーで一押し分の泡を薬包紙上に吐出した後、薬包紙を対角線にそって斜め半分に折って泡を挟み込んで開き、更に薬包紙の逆の対角線にもう一度折った後開いて、挟み込まれていた泡を以下の評価基準で評価した。これは、泡を両方の手のひらで挟み込んで両手に広げることを想定して評価したものである。この評価では、手のひらに挟み込んでも泡が潰れずに保型性を保った状態を維持できることが重要である。
◎:均一かつきめ細かさが維持されている
○:液の染み出しがなく均一である
○△:やや液が染み出してやや泡が粗くなる
△:液が染み出して大きい泡になる
×:泡がほとんどなくなる
泡量の測定
吐出直後および1分後の泡量(mL)を以下の方法で測定した。
50mLのスクリュー管(マルエム社製マイティーバイアルNo.7)にポンプフォーマーで3押し分の泡を吐出した。軽くたたいてならし、直後の泡高さを測定した。一分後に泡の下に染み出した分離液の高さを測定して、直後の泡高さから差し引いて、一分後の泡高さとした。それぞれを容積換算することにより直後と1分後の泡量とした。水の容量測定から10mm=7.5mLとした。
肌感触の評価
泡立ちおよび泡もちの評価結果がいずれも「×」とならず、所定の泡立ちおよび泡もちが得られた例について、以下の方法で肌感触を評価した。
専門パネラー5名で以下の評価を行った。前腕にマスカット大の泡を吐出し、塗り広げた。その際の肌へのなじみのよさ、塗布後のべたつきのなさ、塗布後の被覆感の有無、塗布後の肌のなめらかさの有無、塗布後の肌のしっとり感の有無および翌日の肌のなめらかさの有無を評価した。
各項目の評価基準は、それぞれ、以下の通りである。
◎:5人が良い、べたつきがない或いは被覆感、肌のなめらかさまたは肌のしっとり感が有ると評価した。
○:4人が良い、べたつきがない或いは被覆感、肌のなめらかさまたは肌のしっとり感が有ると評価した。
○△:3人が良い、べたつきがない或いは被覆感、肌のなめらかさまたは肌のしっとり感が有ると評価した。
△:1人又は2人が良い、べたつきがない或いは被覆感、肌のなめらかさまたは肌のしっとり感が有ると評価した。
×:良い、べたつきがない或いは被覆感、肌のなめらかさまたは肌のしっとり感が有ると評価した人がいなかった。
Figure 2014101333
Figure 2014101333
Figure 2014101333
Figure 2014101333
Figure 2014101333
Figure 2014101333
表1〜表6中、成分の配合量の数値の単位は質量%である。また、表1〜表6において、以下の略語を用いた。
1,3−BG:1,3−ブチレングリコール
DPG:ジプロピレングリコール
1,3−PD:1,3−プロパンジオール
(実施例24)
皮膚化粧料の処方例を表7に示す。
Figure 2014101333

Claims (12)

  1. 非エアゾールタイプの泡吐出容器に充填されてなる皮膚化粧料であって、以下の成分(A)〜(C)を含有する皮膚化粧料:
    (A)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群から選択される1種または2種以上を含むノニオン性界面活性剤であって、1種のノニオン性界面活性剤であればHLB9以上20以下であり、2種以上のノニオン性界面活性剤を含む場合は混合HLBが9以上20以下であるノニオン性界面活性剤、
    (B)下記一般式(I)または(II)に示されるポリアルキレン化合物の1種または2種以上、
    1O−[(PO)a(EO)b]−R2 (I)
    (上記一般式(I)中、POはオキシプロピレン基を表し;
    EOはオキシエチレン基を表し;
    aおよびbは平均付加モル数であって、それぞれ、1≦a≦70、1≦b≦70であり;
    1およびR2は、独立して、水素原子または炭素数3もしくは4の炭化水素基であり、R1およびR2の少なくとも一方は炭素数3もしくは4の炭化水素基である。)
    X(O−[(PO)m(EO)n]−BOH)l (II)
    (上記一般式(II)中、POはオキシプロピレン基を表し;
    EOはオキシエチレン基を表し;
    BOは炭素数4のオキシアルキレン基を表し;
    lは3〜9の数を表し;
    mおよびnは、それぞれ、PO、EOの平均付加モル数であって、0.5≦m≦10および1≦n≦20であり;
    POおよびEOはランダム状またはブロック状に付加していてもよい。Xは3〜9個の水酸基を有する化合物の水酸基を除いた残基を表す。)ならびに
    (C)水、
    ここで、当該皮膚化粧料中の、成分(A)および成分(B)の合計量が、1質量%以上10質量%以下であり、成分(A)および成分(B)の質量比(A)/(B)が8/1〜1/9である。
  2. 前記成分(A)のノニオン性界面活性剤が、炭素数12〜14の脂肪酸エステル構造をもつ請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. 前記成分(B)のポリアルキレン化合物が、
    前記一般式(I)において1≦a≦40および1≦b≦40である化合物、または
    前記一般式(II)において、1≦m≦5および2≦n≦10であり、m/nが2/3以下である化合物
    を含む、請求項1または2に記載の皮膚化粧料。
  4. 前記成分(A)および成分(B)の合計量が、2質量%以上5質量%以下である請求項1〜3いずれか1項に記載の皮膚化粧料。
  5. 前記成分(A)および成分(B)の質量比(A)/(B)が7/1〜1/2.5である請求項1〜4いずれか1項に記載の皮膚化粧料。
  6. 更に成分(D)の高級アルコール又は脂肪酸を0.01質量%以上1質量%以下含有する請求項1〜5いずれか1項に記載の皮膚化粧料。
  7. 前記成分(D)と成分(A)との質量比(D)/(A)が1/30〜1/7である請求項6に記載の皮膚化粧料。
  8. 前記成分(A)のノニオン性界面活性剤が、2種以上のノニオン性界面活性剤を含み、混合HLBが9以上20以下であり、HLB8以下であり炭素数16〜22のグリセリルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルからなる群から選択される1種または2種以上を含む、請求項1〜7いずれか一項に記載の皮膚化粧料。
  9. 前記成分(B)が前記一般式(II)で表され、ポリオキシブチレン(3)ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(5)グリセリルエーテルである請求項1〜8いずれか1項に記載の皮膚化粧料。
  10. 更に成分(E)の油性成分を0.01質量%以上0.3質量%以下含有する請求項1〜9いずれか一項に記載の皮膚化粧料。
  11. 前記成分(E)の油性成分のIOBが、0.3以上、0.8未満である請求項10記載の皮膚化粧料。
  12. 請求項1〜11いずれか一項に記載の皮膚化粧料を泡吐出容器から吐出し、肌に塗布する皮膚化粧料の使用方法。
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