JP2014098743A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 沈胴時の光軸方向の長さが薄く、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られるズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、第1レンズ群は単一の正レンズからなり、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群は物体側に移動し、第2レンズ群は移動し、第3レンズ群は物体側へ移動し、広角端および望遠端における全系の焦点距離fw、ft、第1レンズ群と第2レンズ群の焦点距離f1、f2を各々適切に設定したこと。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、監視カメラ、銀塩写真用のカメラ等に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、そして銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置は高機能化されている。そして、それに用いる撮像光学系は広画角、高ズーム比で、かつ全系が小型のズームレンズであることが要望されている。これらの要望に応えるズームレンズとして最も物体側の第1レンズ群が正の屈折力を持つポジティブリードタイプのズームレンズが知られている(特許文献1〜3)。
特許文献1、2は、物体側より像側へ順に、正、負、正、正の屈折力の第1レンズ群乃至第4レンズ群よりなり、ズーミングに際してすべてのレンズ群が移動し、第1レンズ群を1つの正レンズで構成した小型のズームレンズを開示している。特許文献3では、物体側から像側へ順に、正、負、正、正、正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなり、全系が小型のズームレンズを開示している。
特開2008−145665号公報 特開2009−294304号公報 特開2008−134334号公報
従来、多くのカメラでは非撮影時にカメラを薄型化(前後方向の薄型化)するために、鏡筒(レンズ鏡筒)を数段に分けて、ズームレンズを構成する各レンズ群を光軸方向に畳んで収納する、所謂沈胴方式が多く用いられている。この沈胴方式において、カメラの薄型化を効果的に行うには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めつつ、各レンズ群を構成するレンズ枚数を削減し、レンズ群の厚さを小さくするのが良い。
しかしながら一般に、このようにしたズームレンズは、各レンズ面の屈折力が増加し、それに伴いレンズコバ厚を確保するためにレンズ肉厚が増してしまい、特に前玉径(前玉有効径)が増大し、レンズの削減による小型化が困難になる。また、収差補正に関しては望遠端において色収差などの諸収差の発生が多くなり、これらの補正が困難になってくる。
前述したポジティブタイプのズームレンズにおいて、広画角化、高ズーム比化、そしてレンズ系全体の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得るには各レンズ群のレンズ構成、そして各レンズ群のズーミングに伴う移動条件などを適切に設定することが重要となる。
例えば第1レンズ群の焦点距離(屈折力の逆数)と広角端における全系の焦点距離との関係は広角化を図る際に重要な要素になる。この関係が不適切であると、広角端において撮影画角の広画角化を図ろうとすると第1レンズ群を構成するレンズの厚みおよび有効径が大型化してくる。また、第2レンズ群の焦点距離に対する望遠端における全系の焦点距離との関係が不適切であると、広画角化・高ズーム比化を図る際に第2レンズ群の厚みおよび有効径が増大してくる。この結果、全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図るのが困難になる。
この他、第1レンズ群のズーミングに際しての移動量を適切に設定することが全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図るのに重要になってくる。
本発明は、沈胴時の光軸方向の長さが薄く、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、前記第1レンズ群は単一の正レンズからなり、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群は物体側に移動し、前記第2レンズ群は移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、広角端および望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ft、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の焦点距離を各々f1、f2とするとき、
8.0<f1/fw<30.0
0.010<|f2|/ft<0.315
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、沈胴時の光軸方向の長さが薄く、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られるズームレンズが得られる。
本発明の実施例1の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の実施例1に対応する数値実施例1の広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 本発明の実施例2の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の実施例2に対応する数値実施例2の広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 本発明の実施例3の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の実施例3に対応する数値実施例3の広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 本発明の実施例4の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の実施例4に対応する数値実施例4の広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 本発明の実施例5の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の実施例5に対応する数値実施例5の広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 本発明の撮像装置の概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有している。また第4レンズ群の像側に正の屈折力の第5レンズ群を有している場合もある。
そして、第1レンズ群が単一の正レンズからなり、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1は物体側に移動し、第2レンズ群L2は移動し、第3レンズ群L3は物体側へ移動する。第4レンズ群L4は物体側に凸状の軌跡で移動する。第5レンズ群L5は不動である。尚、ズーミングやフォーカシングに際しての各レンズ群の移動方向はいずれも像面を基準としている。移動量の符号は物体側から像側への移動を正とし、その逆を負としている。このことは以下同じである。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図9は本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図11は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である、各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
図1、図3、図5、図7の実施例1乃至4のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群である。実施例1乃至4は4群ズームレンズである。図9の実施例5のレンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。実施例5は5群ズームレンズである。
レンズ断面図において、SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に配置している。FPはフレアー絞りであり、第3レンズ群L3の像側に配置しており、不要光を遮光している。Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡及びフォーカシングに際しての移動方向を示している。球面収差図において、実線はd線、二点鎖線はg線である。非点収差図においてΔM,ΔSは各々メリディオナル像面,サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角(度)(撮影画角の半分の値)、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有する。第1レンズ群は正の単一の正レンズからなる。広角端から望遠端へのズーミングに際し、像面に対して、第1レンズ群は物体側に移動し、第2レンズ群は移動し、第3レンズ群は物体側へ移動する。
各実施例では、ズーミングに際し、広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1はいずれも物体側に位置する様に移動している。これにより広角端におけるレンズ全長(第1レンズ面から像面までの長さ)を短くし、前玉有効径(第1レンズ群の有効径)の小型化を図りつつ、高いズーム比が得られるようにしている。
特に各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して正の屈折力の第1レンズ群L1を物体側へ移動する。それにより第2レンズ群L2に大きな変倍効果を持たせて第1レンズ群L1、第2レンズ群L2の屈折力をあまり大きくすることなく高ズーム比を得ている。
各実施例において、広角端および望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ft、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の焦点距離を各々f1、f2とする。このとき、
8.0<f1/fw<30.0 ・・・(1)
0.010<|f2|/ft<0.315 ・・・(2)
なる条件式を満足している。
条件式(1)は全系を小型にしつつ広画角かつ高ズーム比化を図るために、変倍に寄与する第1レンズ群L1の焦点距離f1と広角端における全系の焦点距離fwとの比を適切に定めたものである。
一般に、広画角かつ高ズーム比化するためには変倍に寄与するレンズ群の屈折力を大きくし、各レンズ群を大きく移動させズーミングすれば良い。しかしながら、レンズ群の屈折力を大きくしすぎると収差が増大し、このときの収差の補正が困難になり良好な光学性能が得られない。また、収差補正をするためレンズ群の構成レンズ枚数を増加すると、全系の小型化が困難になる。さらに、ズーミングに際してのレンズ群の移動量を大きくすると全系が長大化してくる。
条件式(1)の下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が広角端における全系の焦点距離fwに比べて小さくなりすぎると、広画角化した際に広角端において倍率色収差の補正が困難になる。また、高ズーム化した際に望遠端においては軸上色収差と、倍率色収差が増大してくる。また、第1レンズ群L1を構成する正レンズのコバの厚みを確保するのが困難になり、製造のために有効径および、レンズ群の厚みが増大して全長が長大化してくる。また組み立ての際に第1レンズ群L1の偏芯敏感度が高くなり、光学性能が劣化する原因になるため、良くない。
逆に上限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が広角端における全系の焦点距離fwに比べて大きくなりすぎると高ズーム化を図る為のズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量が大きくしなければならない。そうなると、レンズ収納時にカメラを薄くするためには第1レンズ群L1の移動量を数段に分けて沈胴しなければならず、沈胴する段数が増えてしまい、鏡筒径が大きくなりカメラが大型化してくる。また、望遠端において球面収差が増大してくる。さらに、ズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量が増大し、ズーミング時の像ゆれが増大して良好な光学性能を維持するのが困難になる。
条件式(2)は全系を小型にしつつ高ズーム比化するために、変倍に寄与する第2レンズ群L2の焦点距離f2の範囲を適切に定めたものである。条件式(2)の下限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離の絶対値|f2|が望遠端における全系の焦点距離ftに比べて小さくなりすぎると、変倍に寄与する第2レンズ群L2の負の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)が強くなりすぎる。
そうすると広角端からズーム中間域において、コマ収差および像面変動が増大し、これらの収差を補正するのが困難になる。また、第2レンズ群L2が偏芯したときの光学性能の劣化に対する敏感度が高くなり、組み立てが困難になり光学性能が悪化するため良くない。
逆に条件式(2)の上限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離の絶対値|f2|が望遠端における全系の焦点距離ftに比べて大きくなりすぎると、変倍に寄与する第2レンズ群L2の負の屈折力が弱まる。このため、高ズーム比化を図るため、ズーミングに際しての第2レンズ群L2の移動量を大きくしなければならず、レンズ全長が長くなり全系のコンパクト化が困難になる。また、広角端におけるレンズ全長が長くなるため、周辺光量を確保するために前玉有効径も大きくなる。この結果、全系の小型化が困難になる。また、ズーム中間域における非点収差が増大し、この収差の補正が困難になる。
以上のように各実施例においては、条件式(1)、(2)を満足するように第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の焦点距離f1、f2を適切に設定している。これにより、ズーム全域で高い光学性能を維持した広画角かつ高ズーム比で前玉有効径が小さく、沈胴時にカメラが薄くなり、全系がコンパクトなズームレンズを達成している。
尚、更に好ましくは条件式(1),(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
8.5<f1/fw<25.0 ・・・(1a)
0.100<|f2|/ft<0.310 ・・・(2a)
更に好ましくは条件式(1a),(2a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
9.4<f1/fw<20.0 ・・・(1b)
0.150<|f2|/ft<0.310 ・・・(2b)
各実施例では以上の如く構成することにより、広画角かつ高ズーム比でズーム全域にわたり高い光学性能を有したコンパクトなズームレンズを得ることができる。
本発明において、更に好ましくは次の構成を満足するのが良い。第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の焦点距離をそれぞれf3、f4とする。広角端から望遠端へのズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量をM1とする。第1レンズ群L1を構成する正レンズの材料のアッベ数をνd1Gとする。第4レンズ群L4は単一の正レンズよりなり、第4レンズ群L4を構成する正レンズの材料のアッベ数をνd4Gとする。第2レンズ群L2は物体側より像側へ順に、負レンズ、正レンズを有し、第2レンズ群L2を構成する少なくとも1つの負レンズの材料のアッベ数をνd2Gとする。
このとき次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
0.3<f3/f4<0.6 ・・・(3)
1.5<|M1|/fw<10.0 ・・・(4)
55<νd1G<100 ・・・(5)
10<νd4G<40 ・・・(6)
35<νd2G<60 ・・・(7)
次に前述した各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(3)は全系を小型にしつつ高ズーム比化を図るために、第3レンズ群L3の焦点距離f3と第4レンズ群L4の焦点距離f4との比を適切に定めたものである。条件式(3)の下限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離f3が第4レンズ群L4の焦点距離f4に比べて小さくなりすぎると、ズーミングに際して第3レンズ群L3による変倍分担が大きくなる。そしてズーム全域においてコマ収差が増大し、この収差の補正が困難になる。
条件式(3)の上限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離f3が第4レンズ群L4の焦点距離f4に比べて大きくなりすぎると、主に変倍に寄与する第3レンズ群のズーミングに際しての移動量が大きくなり、広角端におけるレンズ全長が伸びる。このため、全系の小型・薄型化が困難になる。さらに第4レンズ群L4の焦点距離f4が大きくなりすぎると、光線の収斂作用が大きくなり、主に画面周辺の光線が像面に入射する角度の変化が急峻になり、色シェーディングが増大してくる。
条件式(4)は全系を小型にしつつ広画角かつ高ズーム比化を図るために、ズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量M1と広角端における全系の焦点距離fwとの比を適切に定めたものである。条件式(4)の下限を超えて第1レンズ群L1の移動量M1が広角端における全系の焦点距離fwに比べて小さくなりすぎると、少ない移動量で高ズーム比化を図る必要がある。
そうすると、第1レンズ群L1の屈折力を大きくしなければならず、その結果、広角端においては主に倍率色収差、望遠端においては軸上色収差、倍率色収差等が増大し、これらの諸収差の補正が困難になる。またカメラの小型化・薄型化が困難になる。また、第1レンズ群L1の正の屈折力が大きくなると、第1レンズ群L1を構成する正レンズのコバを確保するためにレンズ厚が増大し、それに伴い有効径が大きくなり、カメラの小型化・薄型化が困難になる。
逆に条件式(4)の上限を超えてズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量M1が広角端における全系の焦点距離fwに比べて大きくなりすぎると高ズーム化した際に、望遠端におけるレンズ全長が長くなる。そうすると、カメラを沈胴する場合、鏡筒の沈胴段数が増え、鏡筒径が大きくなりカメラが大型化してくる。また、望遠端において球面収差が増大してくる。
条件式(5)は全系を小型にしつつ広画角かつ高ズーム比化を図るために、第1レンズ群L1を構成する単一の正レンズの材料のアッベ数νd1Gを適切に定めたものである。条件式(5)の下限を超えて第1レンズ群L1を構成する単一の正レンズの材料のアッベ数が小さくなりすぎると広角端において倍率色収差、望遠端において軸上色収差が増大してくる。
逆に条件式(5)の上限を超えてアッベ数が大きくなると一般に屈折率の小さい材料になり、高ズーム比化を図るためには屈折力を大きくしなければならず、正レンズのコバを確保するためにレンズ厚、有効径が増大し、カメラの小型化・薄型化が困難になる。
条件式(6)はカメラの小型化を図るために、第4レンズ群L4を単一の正レンズで構成した際の正レンズの材料のアッベ数νd4Gの範囲を適切に定めたものである。条件式(6)の下限を超えて第4レンズ群L4を構成する単一の正レンズの材料のアッベ数が小さくなりすぎると第4レンズ群L4でフォーカシングした際に色収差の変動が大きくなり良くない。条件式(6)の上限を超えてアッベ数が大きくなると、主に望遠端において倍率色収差が増大し、この収差の補正が困難になる。
条件式(7)はカメラの小型化を図るために、第2レンズ群L2が物体側より像側へ順に、負レンズと正レンズを有するときの少なくとも1つの負レンズの材料のアッベ数νd2Gを適切に定めたものである。条件式(7)の下限を超えて第2レンズ群L2を構成する負レンズの材料のアッベ数が小さくなると広角端において倍率色収差が増大し、この収差の補正が困難になる。
条件式(7)の上限を超えてアッベ数が大きくなると、一般に屈折率の小さい材料になり、所定の屈折力を得るためレンズ面の曲率が大きくなり、負レンズのレンズ有効径が大きくなる。そうすると、カメラの小型化が困難になる。
尚、更に収差補正及びズーミングの際の収差変動を小さくしつつレンズ系全体の小型化を図るには、条件式(3)乃至(7)の数値範囲を次の如く設定するのが好ましい。
0.3<f3/f4<0.5 ・・・(3a)
2.0<|M1|/fw<7.0 ・・・(4a)
60<νd1G<85 ・・・(5a)
15<νd4G<35 ・・・(6a)
43<νd2G<55 ・・・(7a)
以上のように各実施例によれば、沈胴した際にカメラが薄型化され、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能のズームレンズが容易に得られる。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第1レンズ群乃至第4レンズ群が移動する。具体的には、各実施例では広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。第2レンズ群L2は像側へ凸状の軌跡を描いて非直線的に移動する。第3レンズ群L3は物体側へ移動する。第4レンズ群L4は物体側へ凸状の軌跡を描いて移動する。実施例5において第5レンズ群L5はズーミングに際して像面に対して不動としているが、さらなる高ズーム比化のために移動させても良い。
各実施例では、ズーミングに際し、広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1と第3レンズ群L3がいずれも物体側に位置する様に移動させている。これにより広角端におけるレンズ全長を短くし、前玉有効径の小型化を図りつつ、高いズーム比が得られるようにしている。
特に各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3を物体側に移動させることにより、第3レンズ群L3に変倍機能を持たせている。これにより第1レンズ群L1、第2レンズ群L2の屈折力をあまり大きくすることなく高ズーム比を図っている。また第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリヤーフォーカス式を採用している。
望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合にはレンズ断面図の矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方(物体側)に繰り出すことによって行っている。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。尚、実施例5では第5レンズ群L5でフォーカシングを行っても良い。
さらに、各実施例では正の屈折力の第3レンズ群L3を光軸に対し垂直方向の成分を持つように移動させて、結像位置を光軸に対し垂直方向に像を移動させている。これにより光学系(ズームレンズ)全体が振動(傾動)したときの撮影画像のぶれを補正している。即ち防振を行っている。各実施例では、防振のために可変頂角プリズム等の光学部材や防振のためのレンズ群を新たに付加することなく防振を行うようにし、これによって光学系全体が大型化するのを防止している。
なお、各実施例では第3レンズ群L3を光軸に対して垂直方向に移動させて防振を行っているが、移動方式は第3レンズ群L3を光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させれば、画像のぶれを補正することができる。例えば鏡筒構造の複雑化を許容すれば、光軸上に回転中心を持つように第3レンズ群L3を回動させて防振を行っても良い。また第3レンズ群の一部で防振を行っても良い。
第1レンズ群L1の有効レンズ径を小型化し、各レンズ群を沈胴した際にカメラを薄型化するためには、第1レンズ群L1を構成するレンズの数が少ない方が好ましい。各実施例において第1レンズ群L1は単一の正レンズからなる。これにより、各レンズ群の収納時のレンズ系の厚み方向を少なくし、カメラを薄型化している。第2レンズ群L2は少なくとも1つの負レンズと正レンズを含む。第3レンズ群L3は1つの正レンズと1つの負レンズとを含む。
具体的には第1実施例、第3実施例乃至第5実施例の実施例においては第2レンズ群L2を物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズにより構成している。実施例2においては第2レンズ群L2を物体側から像側へ順に負レンズ、負レンズ、正レンズにより構成している。
各実施例においては第3レンズ群L3を物体側から像側へ順に、正レンズ、メニスカス形状の負レンズにより構成している。これにより主に、防振時および中間のズーム位置におけるコマ収差を良好に補正している。第3レンズ群L3は1以上の非球面を有している。これによってズーミングに伴う球面収差の変動を良好に補正している。
各実施例においては第4レンズ群L4は単一の正レンズで構成している。これにより、沈胴した際のカメラの薄型化を図っている。各実施例によれば以上の如く構成することにより、光学系全体が小型で、沈胴した際にカメラが薄型化し、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズを得ている。
次に各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図11を用いて説明する。
図11において、20はカメラ本体、21は実施例1〜5で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
次に、本発明の実施例1乃至5に各々対応する数値実施例1乃至5を示す。各数値実施例においてiは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
数値実施例1、3、4、5におけるd7そして数値実施例2におけるd9の値がマイナスとなっているがこれは物体側から像側へ順に開口絞り、第3レンズ群と数えたためである。またkを離心率A4、A6、A8を非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/R)/[1+[1−(1+k)(h/R)1/2]+A4h+A6h+A8h
で表示される。
但しRは近軸曲率半径である。また例えば「E−Z」の表示は「10−Z」を意味する。数値実施例において最後の2つの面は、フィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。各実施例において、バックフォーカス(BF)はレンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表したものである。レンズ全長は最も物体側の面から最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 42.012 1.60 1.48749 70.2
2 -154.094 (可変)
3* 1961.668 0.50 1.76802 49.2
4* 4.703 2.30
5* 9.963 1.50 2.00178 19.3
6* 15.463 (可変)
7(絞り) ∞ -0.5
8* 4.431 2.05 1.55332 71.7
9* -22.154 1.00
10* 9.576 0.50 2.00178 19.3
11* 4.910 0.60
12 ∞ (可変)
13 54.993 0.65 1.84666 23.9
14 -33.316 (可変)
15 ∞ 1.00 1.51633 64.1
16 ∞ 1.0
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 8.90816e+004 A 4=-1.27613e-004

第4面
K =-6.65835e-001 A 4= 1.11459e-004 A 6= 5.66999e-006
A 8=-1.51836e-007

第5面
K = 1.52003e+000 A 4=-7.11359e-004

第6面
K =-3.21907e+000 A 4=-6.06484e-004 A 6= 5.31795e-006
A 8=-2.77463e-008

第8面
K =-6.78447e-001 A 4= 5.35419e-004 A 6= 3.29103e-005
A 8= 1.53479e-006

第9面
K =-1.90722e+001 A 4= 6.95047e-004

第10面
K =-2.91983e+000 A 4=-5.73875e-004

第11面
K =-1.75328e+000 A 4= 1.60017e-003 A 6= 5.79607e-005
A 8= 2.01833e-005

各種データ
ズーム比 6.70

焦点距離 4.40 8.85 29.50 5.34 22.83
Fナンバー 2.93 3.75 6.08 3.11 6.06
半画角(度) 37.14 23.64 7.48 33.15 9.63
像高 3.33 3.88 3.88 3.49 3.88
レンズ全長 39.88 36.54 58.43 38.62 44.99
BF 7.46 11.10 21.48 8.12 21.84

d 2 0.60 4.07 20.50 1.93 9.26
d 6 19.18 8.48 1.06 15.71 1.42
d12 2.45 2.69 5.20 2.66 2.27
d14 5.80 9.44 19.82 6.46 20.18

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 67.90
2 3 -8.70
3 7 ∞
4 8 11.32
5 13 24.59
6 15 ∞
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 27.320 3.00 1.48749 70.2
2 9583.679 (可変)
3 45.071 0.70 1.88300 40.8
4 6.961 4.70
5 -18.206 0.50 1.88300 40.8
6 ∞ 0.10
7 21.434 1.40 1.94595 18.0
8 17926.424 (可変)
9(絞り) ∞ -0.5
10* 5.077 2.00 1.55332 71.7
11* -31.672 1.00
12* 7.181 0.70 2.00178 19.3
13* 4.442 0.60
14 ∞ (可変)
15 19.054 1.00 1.84666 23.9
16 45.688 (可変)
17 ∞ 1.00 1.51633 64.1
18 ∞ 1.0
像面 ∞
非球面データ
第10面
K =-6.90682e-001 A 4= 2.28188e-004 A 6= 1.03672e-005
A 8=-7.30805e-008

第11面
K =-4.50503e+001 A 4= 1.63341e-004

第12面
K = 7.13738e-002 A 4=-3.69054e-004

第13面
K =-4.02788e-001 A 4= 5.48691e-004 A 6= 5.83460e-005
A 8= 3.97388e-006

各種データ
ズーム比 6.67

焦点距離 4.43 8.67 29.50 5.34 22.16
Fナンバー 3.20 3.97 6.08 3.38 5.86
半画角(度) 36.98 24.09 7.48 33.16 9.92
像高 3.33 3.88 3.88 3.49 3.88
レンズ全長 51.37 45.04 65.23 49.13 52.52
BF 7.86 11.44 14.82 8.45 19.47

d 2 0.40 3.96 20.29 1.59 11.97
d 8 24.85 11.60 3.11 20.59 2.83
d14 3.06 2.84 11.82 3.30 3.06
d16 6.20 9.78 13.16 6.79 17.81

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 56.20
2 3 -9.09
3 9 ∞
4 10 12.72
5 15 37.95
6 17 ∞
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 21.270 2.70 1.48749 70.2
2 -1228.934 (可変)
3* 8358.283 0.70 1.76802 49.2
4* 4.643 2.56
5* 9.523 1.50 2.00178 19.3
6* 13.133 (可変)
7(絞り) ∞ -0.5
8* 4.380 2.00 1.55332 71.7
9* -23.651 0.97
10* 8.971 0.59 2.00178 19.3
11* 4.780 0.80
12 ∞ (可変)
13 40.542 0.80 1.80518 25.4
14 -37.613 (可変)
15 ∞ 1.00 1.51633 64.1
16 ∞ 1.0
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 1.50379e+006 A 4=-8.54389e-005

第4面
K =-7.93688e-001 A 4= 2.18460e-004 A 6= 1.41102e-005
A 8=-1.74935e-007

第5面
K = 1.38374e+000 A 4=-8.80647e-004

第6面
K =-2.83521e+000 A 4=-6.90600e-004 A 6= 3.87877e-006
A 8= 7.48108e-008

第8面
K =-7.53482e-001 A 4= 6.50123e-004 A 6= 2.53553e-005
A 8= 8.61868e-007

第9面
K =-5.09964e+001 A 4= 3.73383e-004

第10面
K =-1.95367e+000 A 4=-2.43800e-004

第11面
K =-1.58175e+000 A 4= 2.04266e-003 A 6= 1.32480e-004
A 8= 1.08747e-005

各種データ
ズーム比 6.52

焦点距離 4.52 10.09 29.45 5.66 25.45
Fナンバー 3.10 3.93 6.08 3.29 5.74
半画角(度) 36.43 21.01 7.50 31.65 8.66
像高 3.33 3.88 3.88 3.49 3.88
レンズ全長 39.86 38.94 51.16 39.18 48.01
BF 7.33 10.45 17.77 7.94 16.68

d 2 0.60 6.41 13.52 2.49 12.31
d 6 18.17 7.92 0.91 14.81 1.57
d12 1.65 2.04 6.84 1.82 5.32
d14 5.67 8.79 16.11 6.28 15.03

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 42.92
2 3 -8.00
3 7 ∞
4 8 10.91
5 13 24.34
6 15 ∞
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 34.869 1.80 1.49700 81.5
2 -1980.663 (可変)
3* 1957.029 0.50 1.76802 49.2
4* 4.900 2.30
5* 9.684 1.50 2.00178 19.3
6* 14.362 (可変)
7(絞り) ∞ -0.5
8* 4.610 2.05 1.55332 71.7
9* -22.937 1.00
10* 9.752 0.50 2.00178 19.3
11* 5.017 0.60
12 ∞ (可変)
13 51.800 0.65 1.84666 23.9
14 -42.288 (可変)
15 ∞ 1.00 1.51633 64.1
16 ∞ 2.04
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 8.05184e+004 A 4=-7.70668e-005

第4面
K =-6.41081e-001 A 4= 7.59420e-005 A 6= 1.04257e-005
A 8=-4.34194e-008

第5面
K = 1.42664e+000 A 4=-7.05352e-004

第6面
K =-2.12950e+000 A 4=-5.78422e-004 A 6= 3.15299e-006
A 8= 4.79583e-008

第8面
K =-6.80128e-001 A 4= 4.87304e-004 A 6= 3.86412e-005
A 8= 5.91578e-007

第9面
K =-1.98815e+001 A 4= 6.62279e-004

第10面
K =-3.47694e+000 A 4=-6.20794e-004

第11面
K =-2.13808e+000 A 4= 1.49061e-003 A 6= 6.44712e-005
A 8= 1.08902e-005

各種データ
ズーム比 9.27

焦点距離 4.53 9.39 41.97 5.52 29.71
Fナンバー 2.99 3.83 6.81 3.17 6.57
半画角(度) 36.36 22.43 5.28 32.27 7.43
像高 3.33 3.88 3.88 3.49 3.88
レンズ全長 42.53 41.96 72.05 41.98 56.27
BF 8.43 11.79 25.00 9.05 24.46

d 2 0.60 6.99 27.98 2.69 17.11
d 6 21.10 10.12 0.87 17.58 1.69
d12 2.01 2.67 7.80 2.27 2.61
d14 5.73 9.09 22.30 6.35 21.76

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 68.97
2 3 -8.98
3 7 ∞
4 8 12.06
5 13 27.59
6 15 ∞
[数値実施例5]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 40.591 1.60 1.48749 70.2
2 -192.409 (可変)
3* 2219.222 0.50 1.76802 49.2
4* 4.662 2.30
5* 9.889 1.50 2.00178 19.3
6* 15.678 (可変)
7(絞り) ∞ -0.5
8* 4.547 2.05 1.55332 71.7
9* -21.323 1.00
10* 9.860 0.50 2.00178 19.3
11* 4.983 0.60
12 ∞ (可変)
13 64.390 0.65 1.84666 23.9
14 -32.523 (可変)
15 144.261 0.60 1.48749 70.2
16 -296.837 2.87
17 ∞ 1.00 1.51633 64.1
18 ∞ 1.0
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 1.00943e+005 A 4=-1.20534e-004

第4面
K =-6.98864e-001 A 4= 1.16084e-004 A 6= 6.63233e-006
A 8=-1.89925e-007

第5面
K = 1.51288e+000 A 4=-6.98068e-004

第6面
K =-3.60995e+000 A 4=-5.60250e-004 A 6= 4.09622e-006
A 8= 2.58260e-008

第8面
K =-6.92619e-001 A 4= 5.18219e-004 A 6= 3.45218e-005
A 8= 1.14413e-006

第9面
K =-1.98339e+001 A 4= 6.75949e-004

第10面
K =-3.07708e+000 A 4=-5.74488e-004

第11面
K =-1.94677e+000 A 4= 1.56232e-003 A 6= 5.69294e-005
A 8= 1.54087e-005

各種データ
ズーム比 6.69
焦点距離 4.41 8.75 29.49 5.33 22.40
Fナンバー 2.97 3.79 6.08 3.15 6.06
半画角(度) 37.10 23.89 7.48 33.21 9.81
像高 3.33 3.88 3.88 3.49 3.88
レンズ全長 41.20 37.95 61.54 39.96 47.15
BF 4.53 4.53 4.53 4.53 4.53

d 2 0.60 4.16 22.00 1.95 10.01
d 6 19.83 9.08 1.51 16.35 1.90
d12 2.62 2.78 5.74 2.81 2.52
d14 2.82 6.60 16.96 3.52 17.39

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 68.92
2 3 -8.77
3 7 ∞
4 8 11.76
5 13 25.60
6 15 199.23

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 d d線
g g線 ΔM メリディオナル像面 ΔS サジタル像面
SP 絞り FP フレアーカット絞り
G CCDのフェースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック

Claims (14)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群は単一の正レンズからなり、
    広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群は物体側に移動し、前記第2レンズ群は移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、
    広角端および望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ft、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の焦点距離を各々f1、f2とするとき、
    8.0<f1/fw<30.0
    0.010<|f2|/ft<0.315
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の焦点距離をそれぞれf3、f4とするとき、
    0.3<f3/f4<0.6
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群の移動量をM1とするとき、
    1.5<|M1|/fw<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群を構成する正レンズの材料のアッベ数をνd1Gとするとき、
    55<νd1G<100
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第4レンズ群は単一の正レンズよりなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第4レンズ群を構成する正レンズの材料のアッベ数をνd4Gとするとき、
    10<νd4G<40
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群は物体側より像側へ順に、負レンズ、正レンズを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群を構成する少なくとも1つの負レンズの材料のアッベ数をνd2Gとするとき、
    35<νd2G<60
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズ群は物体側より像側へ順に、正レンズ、負レンズよりなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第4レンズ群の像側にズーミングに際して不動の正の屈折力の第5レンズ群を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第2レンズ群は像側に凸状の軌跡で移動し、前記第4レンズ群は物体側に凸状の軌跡で移動することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. フォーカシングに際して前記第4レンズ群は移動することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項のズームレンズ。
  13. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
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