JP2014096866A - エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置 - Google Patents

エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置 Download PDF

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卓久 和田
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Abstract

【課題】車載バッテリーを効果的に活用できるようにしエネルギーの有効活用を図ったエネルギー管理システムを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、エネルギー管理システムは、クライアントとサーバとを具備する。サーバは取得部、予測部、計算部、制御部を備える。取得部は発電ユニットを含むエネルギー生産機器と、余剰電力を蓄積可能な容量変化型の蓄電システムと、消費機器とを含む電気機器に係わるデータを取得する。予測部は建物におけるエネルギー需要量および生産量を予測する。計算部は蓄電システムの満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化し建物におけるエネルギー消費を最適化すべく電気機器の運転計画を計算する。制御部は運転計画に基づいて、電気機器の制御情報をクライアントに送信する。蓄電システムは、蓄電池と車載バッテリーとを含む。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、需要家側におけるエネルギー収支を管理するエネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置に関する。
近年の環境保全意識の高まりと電力不足への不安を背景として、太陽光発電(Photovoltaic Power Generation:PV)システム、蓄電池、あるいは燃料電池(Fuel Cell:FC)などの分散電源に注目が集まっている。これらの新エネルギー機器を既存の給電系統に効果的に接続するために、家庭エネルギー管理システム(Home Energy Management System:HEMS)の普及が目覚しい。
一方で、電気自動車(Electric Vehicle)に関する技術開発も盛んである。この種の車両に搭載されるバッテリーは旧来のものに比べて著しく進歩しており、その性能を生かして、例えば停電時などにその電力を家庭に供給することが考えられている。
特開2012−85406号公報 特開2012−120295号公報
電気自動車(以下、EVと表記する)の車載バッテリーとHEMSとを組み合わせた技術は未だ発展の途上にある。特に、家庭内の電気機器と車載バッテリーとを総合的に考慮したエネルギー管理の手法が要望されている。
目的は、車載バッテリーを効果的に活用できるようにし、これによりエネルギーの有効活用を図ったエネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置を提供することにある。
実施形態によれば、エネルギー管理システムは、クライアント装置と、クライアント装置と通信可能なサーバ装置とを具備する。サーバ装置は、取得部と、予測部と、計算部と、制御部とを備える。取得部は、電力を生成する発電ユニットを含むエネルギー生産機器と、電力を蓄積可能な容量変化型の蓄電システムと、エネルギー消費機器とを含む電気機器に係わるデータをクライアント装置から取得する。予測部は、クライアント装置の設置される建物におけるエネルギー需要量およびエネルギー生産量を、データに基づいて予測する。計算部は、蓄電システムの満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化する条件下で、建物におけるエネルギー消費を最適化すべく、エネルギー需要量およびエネルギー生産量に基づいて電気機器の運転計画を計算する。制御部は、計算された運転計画に基づいて、電気機器を制御するための制御情報をクライアント装置に送信する。蓄電システムは、建物に据え置かれる蓄電池と、蓄電池に電気的に接続可能な車載バッテリーとを含む。
図1は、実施形態に係わるシステムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るエネルギー管理システムの一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るクラウドコンピューティングシステム300およびHEMSの要部を示す機能ブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る制御対象モデル300gについて説明するための図である。 図5は、第1の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態に係る遺伝的アルゴリズムの遺伝子設計の一例を示す概念図である。 図7は、第1の実施形態に係る最適化演算の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態により得られる効果を説明するための図である。 図9は、第2の実施形態に係るクラウドコンピューティングシステム300およびHEMSの要部を示す機能ブロック図である。 図10は、第2の実施形態に係る制御対象モデル300gについて説明するための図である。 図11は、第2の実施形態に係る遺伝子設計の一例を示す概念図である。 図12は、第3の実施形態に係るクラウドコンピューティングシステム300およびHEMSの要部を示す機能ブロック図である。 図13は、第3の実施形態に係る制御対象モデル300gについて説明するための図である。 図14は、実施形態により得られる効果を説明するための図である。 図15は、実施形態により得られる効果を説明するための図である。
図1は、実施形態に係わるシステムの一例を示す図である。図1は、いわゆるスマートグリッドとして知られる電力送配電網の一例を示す。既存の配電ネットワークでは原子力、火力、水力などの既存発電所と、一般家庭や、ビル、工場といった多種多様な需要家とが電力網によって接続される。次世代の配電ネットワークではこれらに加えて新たな電源として太陽光や風力などの再生可能エネルギーと蓄電装置とを組み合わせた分散型電源や、新たな需要として新交通システムや充電スタンドなどが電力送配電網に接続される。これら多種多様な要素は通信ネットワークを介して接続され統括的に制御される。
電力をインテリジェントに分配するシステムは、エネルギーマネジメントシステム(Energy Management System:EMS)と総称される。EMSはその規模などに応じて幾つかに分類される。例えば一般家庭向けのHEMS(Home Energy Management System)、ビルディング向けのBEMS(Building Energy Management System)などがある。このほか、より小規模なシステム、あるいは地域コミュニティ向けのCEMS(Community Energy Management System)、大口の工場向けのFEMS(Factory Energy Management System)などがある。これらのシステムが連携することできめ細かな電力制御が実現される。
この種のシステムによれば既存の発電所、分散型電源、太陽光や風力などの再生可能エネルギー源、および需要家の相互間で高度な協調運用が可能になる。これにより自然エネルギーを主体とするエネルギー供給システムや、需要家と事業者との双方向連携による需要家参加型のエネルギー需給といった、新規かつスマートな形態の電力供給サービスが生み出される。
図2は、実施形態に係るエネルギー管理システムの一例を示す図である。HEMSは、クライアントシステムと、クライアントシステムと通信可能なサーバシステムとしてのクラウドコンピューティングシステム(以下、クラウドと略称する)300とを備える。以下では、配電網から電力を供給される需要家に対するエネルギー管理の一例を採りあげる。需要家は電気機器を備え、電気機器は配電網から電力を供給される。
クライアントシステムは、需要家100に設置されるホームゲートウェイ(Home Gateway:HGW)7を中核として形成される。ホームゲートウェイ7はクラウドコンピューティングシステム300と通信する機能を備える。例えばホームゲートウェイ7は、需要家100の有する電気機器のエネルギー消費を最適化するためのサービスを、クラウドコンピューティングシステム300に要求することが可能である。
クラウドコンピューティングシステム(以下、クラウドと略称する)300は、サーバコンピュータSVとデータベースDBとを備える。サーバコンピュータSVは単体でも複数でも良い。データベースDBは一つのサーバコンピュータSVに備えられていても、複数のサーバコンピュータSVに分散配置されていてもよい。
図2において、電力系統6から供給される電力(交流電圧)は、電柱の変圧器61などを経て各家庭に分配され、電力量計(スマートメータ)19を経て需要家100の分電盤20に供給される。電力量計19は、需要家100に備わるエネルギー生産機器の発電電力量、需要家100の消費電力量、電力系統6から流れ込む電力量、あるいは電力系統6に逆潮流する電力量などを計測する機能を備える。周知のように、再生可能エネルギーに基づいて発電された電力は、電力系統6に逆潮流することを許される。
分電盤20は配電線21を介して、この分電盤20に接続される電気機器(照明、エアコン、あるいはヒートポンプ式給湯器(HP)など)5やパワーコンディショニングシステム(PCS)104に電力を供給する。また分電盤20は、フィーダごとの電力量を計測する計測装置を備える。
電気機器5は需要家100の宅内の配電線21に接続されることの可能な機器であり、電気自動車EVやPVシステム101などを含め、電力を消費する機器、電力を生成する機器、および電力を消費し生成する機器が、いずれも電気機器5に該当する。電気機器5はコンセント(図示せず)を介して配電線21に着脱可能に接続され、配電線21を介して分電盤20に接続される。
需要家100の屋根や外壁には太陽光パネルが設置されPVシステム101が形成される。PVシステム101で発生した直流電圧はPCS104に供給される。PCS104は需要家100ごとに据え置かれる蓄電池102を充電すべく、この直流電圧を蓄電池102に与える。PVシステム101は、再生可能エネルギーから電気機器5を稼動させるためのエネルギーを生産する創エネルギー機器であり、風力発電システムなどもその範疇に入る。
これに対し、燃料電池(Fuel Cell:FC)103は都市ガスなどの化石燃料、すなわち非再生可能エネルギーから電力を生産する発電ユニットである。非再生可能エネルギーにより生成された電力は電力系統6に逆潮流することを禁止されているので、余剰電力を生じることがある。余剰電力は蓄電池102やEVの車載バッテリーに充電されることが可能であるが、限度を超えて充電することはできない。蓄電池102および車載バッテリーが満充電になると余剰電力は熱などに変換されて破棄されるので、エネルギーやコスト(ガス料金など)に無駄を生じる。実施形態ではこのような事態も回避可能な技術について説明する。
需要家100に据え置かれる蓄電池102の蓄電容量は、普通、固定的である。車載バッテリーも同様であり、これらは単体で見れば容量固定型の蓄電装置として捉えられる。しかしこれらの蓄電装置を総体的にシステムとして捉えれば、容量の変化する蓄電システムとして考えることができる。この蓄電システムの容量は、EVが需要家100の配電線21に接続されているか否かに応じて増減するし、EVの数や車載バッテリーの性能によっても変化する。実施形態ではこのように、蓄電システムの容量が変化することを想定する。
PCS104はコンバータ(図示せず)を備え、配電線21からの交流電力を直流電力に変換して蓄電池102、EVに供給する。そして、電力系統6から送られる電力を深夜においても蓄電池102に充電することができる。さらにPCS104はインバータ(図示せず)を備え、蓄電池102、車載バッテリーあるいは燃料電池(以下、FCユニットと表記する)103から供給される直流電力を交流電力に変換して配電線21に供給する。これにより、電気機器はPCS104を介して、蓄電池102や燃料電池103からも電力の供給を受けることができる。
さらにPCS104は、EVに接続可能な充電用コンセントにも電力を分配する。これにより車載バッテリーを充放電することが可能になる。要するにPCS104は、蓄電池102、EV、燃料電池103と配電線21との間でエネルギーを授受するための電力変換器としての機能を備える。PCS104は蓄電池102や燃料電池103を安定に制御する機能も備える。
需要家100にはLAN(Local Area Network)などの通信回線が配設され、ホームネットワーク25が形成される。ホームゲートウェイ7はホームネットワーク25とIPネットワーク200との双方に、コネクタ(図示せず)などを介して着脱可能に接続される。これによりホームゲートウェイ7は、ホームネットワーク25に接続される電力量計19、分電盤20、PCS104、および電気機器5と相互に通信可能である。なおホームネットワーク25は有線回線、あるいは無線回線のいずれでも良い。
ホームゲートウェイ7は、実施形態に係る処理機能として通信部7aを備える。通信部7aは、クラウド300に各種のデータを送信し、またクラウド300から各種のデータを受信する。
ホームゲートウェイ7はCentral Processing Unit(CPU)とメモリ(図示せず)を備えるコンピュータである。メモリは、クラウド300と通信したり、クラウド300に、電気機器の動作に係わる運転計画の計算を要求したり、システムの制御にユーザの意思を反映させたりするための命令を含むプログラムを記憶する。CPUが各種のプログラムに基づいて機能することで、ホームゲートウェイ7に係る諸機能が実現される。
すなわちホームゲートウェイ7は、クラウド300に各種のデータを送信し、またクラウド300から各種のデータを受信する。ホームゲートウェイ7は、クラウド300、サーバコンピュータSVと通信可能なクライアント装置である。ホームゲートウェイ7から送信される各種データには、クラウド300に各種の演算を要求するための要求信号が含まれる。
ホームゲートウェイ7は有線回線または無線回線を介して端末105に接続される。ホームゲートウェイ7と端末105とを合わせて上記クライアント装置としての機能を実現することも可能である。端末105はいわゆるタッチパネルなどのほか、例えば汎用的な携帯情報機器やパーソナルコンピュータなどでもよい。
端末105は電気機器5、燃料電池103、蓄電池102、PV装置101の稼働状況や消費電力量を例えばLCD(Liquid Crystal Display)に表示したり、音声ガイダンスなどで需要家(ユーザ)に報知する。また端末105は操作パネルを備え、需要家による各種の操作や設定入力を受け付ける。
IPネットワーク200は、いわゆるインターネット、あるいはシステムベンダのVPN(Virtual Private Network)などである。ホームゲートウェイ7は、IPネットワーク200を経由してサーバコンピュータSVと通信したり、データベースDBとデータを授受したりできる。なおIPネットワーク200は、ホームゲートウェイ7とクラウド300との間に双方向の通信環境を形成するための、無線または有線の通信インフラストラクチャを含んで良い。
クラウド300は、収集部300a、予測部300b、計算部300c、および制御部300dを備える。また制御対象モデル300gおよび各種のデータ300hがクラウド300のデータベースDBに記憶される。収集部300a、予測部300b、計算部300c、および制御部300dは、単体のサーバコンピュータSV、あるいは、クラウド300に分散配置される機能オブジェクトである。これらの機能オブジェクトを如何にしてシステムにインプリメントするかは、当業者によれば容易に理解されるであろう。
例えば収集部300a、予測部300b、計算部300c、および制御部300dは、クラウド300のサーバコンピュータSVにより実行されるプログラムとして実現される。このプログラムは単体のコンピュータにより実行されることもできるし、複数のコンピュータを備えるシステムにより実行されることも可能である。プログラムに記載される命令が実行されることで、実施形態に係わる諸機能が実現される。
収集部300aは、需要家100の電気機器5に係わる各種データを各需要家100のホームゲートウェイ7から取得する。取得されたデータはデータベースDBにデータ300hとして保持される。データ300hは、各需要家100の電力需要量、各電気機器5の消費電力量、給湯量、稼動状態、蓄電池102および車載バッテリー106の充電残量や充放電電力、PVシステム101の発電量などを含む。これらのデータは、需要家100の配電線21に接続される機器に係わるデータとして、エネルギー需要量の予測などに利用される。
予測部300bは、収集部300aにより取得されたデータに基づいて、各電気機器5の時間ごとのエネルギー需要量、および、需要家100のトータルでの時間ごとのエネルギー需要量を予測する。具体的には、予測部300は、需要家100の電力需要量、給湯需要量、PV発電量などを予測する。
計算部300cは、需要家100の蓄電池102、車載バッテリー106、燃料電池103を含む制御対象モデル300gと、予測した電力需要量、給湯需要量、およびPV発電量から蓄電池102、車載バッテリー106の充放電スケジュール、および燃料電池103の発電スケジュールを計算する。
すなわち計算部300cは、予測されたエネルギー需要量に基づいて需要家100におけるエネルギーを最適化すべく、電気機器5の動作を決定する。つまり計算部300cは、予測されたエネルギー需要量に基づいて需要家100におけるエネルギー収支を最適化可能な、電気機器5の動作に係わる運転計画を計算する。この処理を最適スケジューリングと称する。
エネルギー収支とは例えば光熱費収支であり、電気機器5により消費される電力エネルギーのコストと、主にPVシステム101により生成されるエネルギーの売電料金とのバランスにより評価される量である。計算された電気機器5の時系列の運転計画は、データベースDBに記憶される。
制御部300dは、計算された運転計画に基づいて電気機器5を制御するための制御情報を生成する。すなわち制御部300dは、最適スケジューリングの結果から蓄電池102および車載バッテリー106の充放電、稼動、および燃料電池103の発電のための運転・停止指示、出力目標値などを生成する。これらの制御情報は、通信回線40を介して端末105やホームゲートウェイ7に送信される。
需要家100の端末105は、制御部300dから送信された制御情報に基づく電気機器5の制御に、需要家の意思を反映させるためのインタフェース部(図3のインタフェース部105a)を備える。インタフェース部105aは、蓄電池102の充放電スケジュールや燃料電池103の発電スケジュールを表示するために表示器を備える。ユーザは、表示器に表示された内容を見てスケジュールを確認したり、表示されたスケジュールの実行の許可または拒否を選択したりすることができる。これによりスケジュールの実行にユーザの意思を反映させることができる。
また、ユーザは、クラウド300にスケジュールの再計算を要求したり、そのために必要になる情報をシステムに与えたりするための指示(コマンド)を、インタフェース部105aを介して入力することができる。
なお上記構成において、サーバコンピュータは主装置としての位置付けにあり、ホームゲートウェイは主装置からの制御信号を受信する従装置としての位置付けにあると理解することが可能である。次に、上記構成を基礎として複数の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図3は、第1の実施形態に係るHEMSの要部を示す機能ブロック図である。図3において、需要家100の各電気機器5の所定時間ごとの消費電力量、稼動状態、蓄電池102の充電残量や充放電電力量、EVの車載バッテリー(符号106を付す)の充電残量や充放電電力量、FCユニット103の稼動状態、需要家100の電力需要量、給湯需要量、PV発電量などのデータが、ホームゲートウェイ7を介して定期的、あるいは不定期にクラウド300に送信される。
需要家100における宅内通信プロトコルとして、ECHONET(登録商標)やECHONET Lite(登録商標)などが知られている。このような通信機能を備える家電機器5であれば、ホームゲートウェイ7は各種データをホームネットワーク25を介して収集し、クラウド300に送信する。このほか、分電盤20に通信機能を備える計測装置を設置することにより、ホームゲートウェイ7は、電気機器5の消費電力や稼働状態を収集することが可能である。PVシステム101、車載バッテリー106、蓄電池102、FCユニット103などの直流機器については、PCS104を介してデータを収集することも可能である。
ユーザインタフェース105aを介して設定された各需要量・発電量に係る変動所定量に対し、実際のデータが上回る、あるいは下回る状態になると、ホームゲートウェイ7は、上記データをクラウド300に送信する。不定期とは、このようなタイミングでの送信を意味する。また端末105の操作履歴なども、クラウド300に送信される。これらのデータや情報はデータベースDB群に格納される。
需要家ごとに設けられる予測部300bは、収集したデータのうち電力需要量、給湯需要量、PV発電量に加えて天気予報などの気象データなども用いて、対象とする日の所定時間ごとの電力需要量、給湯需要量、PV発電量を予測する。気象データは1日数回のタイミングで他のサーバ(気象庁など)から配信される。この気象データを受信したタイミングに合わせて予測計算を実行してもよい。
そして、需要家ごとに設けられる計算部300cは、予測計算により算出された所定時間ごとのエネルギー需要量、エネルギー供給量、エネルギー単価、および制御対象モデル300gなどに基づいて、電気機器5の動作制御に係わる最適スケジューリングを実行する。
予測部300b、計算部300cは、例えば需要家ごとに専用に設けられる機能オブジェクトとしてインプリメントされることが可能である。つまり予測部300b、計算部300cの機能を需要家ごとに設けることが可能である。例えばプログラムの実行過程においてスレッドを複数立てることで、このような形態が可能である。このような形態によればセキュリティを確保し易いなどのメリットがある。
あるいは、予測部300b、計算部300cを、複数の需要家に対して設けられる機能オブジェクトとしてインプリメントすることも可能である。つまり予測部300b、計算部300cによる演算を、複数の需要家をまとめた単位で実行することも可能である。このような形態によれば計算リソースの節約などのメリットを得ることが可能である。
図4は、第1の実施形態に係る制御対象モデル300gについて説明するための図である。制御対象モデル300gは、電力系統6、FCユニット103、蓄電池102、車載バッテリー106、PVシステム101、および負荷(家電)205の各構成要素を含む。FCユニット103は、FC本体220、補助ボイラ221、逆潮流防止ヒータ222、および貯湯槽223の各構成要素を含む。図4に示される変量を表1に示す。
Figure 2014096866
制御対象モデル300gは、それぞれの構成要素の入出力関係と、構成要素間の入力変数、あるいは出力変数の間の関係式を示す。例えば次式(1)〜(10)により制御対象モデル300gを表現することが可能である。
Figure 2014096866
式(1)において、ガス供給量F(t)は、FCへの供給量FFC(t)と補助ボイラへの供給量FB(t)との和として示される。FC本体220は、FFC(t)のガス供給量に対してPFC(t)だけ発電し、QFC(t)だけ排熱するとする。このFC本体220の入出力特性、すなわちFC本体220におけるガス供給量、発電量、および排熱量の関係を、式(2)、(3)のように近似して示す。
逆潮流防止ヒータ222は、余剰電力PH(t)を熱量QH(t)の熱に変換にして消費させる、つまり廃棄することで、余剰電力が電力系統6に逆潮流しないように制御する。補助ボイラ221は、給湯需要のうち貯湯槽223からの給湯QST(t)で賄いきれない分の給湯QB(t)を供給する。
貯湯槽223の貯湯量H(t)は、式(4)に示されるように、FC本体220の排熱QFC(t)、逆潮流防止ヒータ222の発熱量QH(t)、および給湯QST(t)により増減する。なお放熱などで失われる熱量は貯湯効率rにより表現される。式(5)は貯湯槽223の容量制約を示す。蓄電システム(蓄電池102、車載バッテリー106)は、充放電電力PSB(t)により充電残量S(t)が増減するモデルとしてモデル化することが可能である。実施形態では特に、蓄電池102と車載バッテリー106とを、表1に示すように個別にモデル化する。
式(6)は、電力の需給バランスを示す。PD(t)は需要家100の電力需要を示し、PC(t)は購入電力または売電電力を示し、PPV(t)はPV101の発電量を示す。式(7)、(8)のFC本体220と蓄電池102からの逆潮流を禁止するという制約条件を示す。式(9)は蓄電システムの容量、つまり蓄電池102の容量と車載バッテリー106の容量との和の制約条件を示す。
式(10)は、FCユニット103(FC本体220)の、発電量の時間に対する変化を既定の範囲内に制限するという制約条件を示す。つまり式(10)は、或る時刻t−1から次の時刻tにおけるFC本体220発電量の変化量を、FC発電量の減少速度の下限である−PFC_DOWNとFC発電量の増加速度の上限であるPFC_UPとの間に制限するという制約条件である。
制御部300d(機器運転スケジューラ)は、最適スケジューリングの結果から蓄電池102、車載バッテリー106の充放電スケジュール、および、またはFCユニット103の発電のための運転・停止指示、出力目標値を、既定の時間間隔(例えば1時間)ごとに需要家100のホームゲートウェイ7に送信する。
ユーザインタフェース105aは、クラウド300から受信した各スケジュールや各種情報を確認メッセージとともに表示してユーザに通知する。確認メッセージに対して許可/不許可を選択することで、ユーザは、計算されたスケジュールを実行するか否かを選択できる。またユーザインタフェース105aを用いて、ユーザは、スケジュールの修正をクラウド300に要求することも可能である。
さらに、ユーザインタフェース105aを用いて、EVの使用予定時間帯、出発時の最低充電残量、走行予定距離などの情報を設定することが可能である。このEVの動作に関する条件は式(9)に関係する。次式(9)′は、蓄電システムの充電残量S(t)は、蓄電池102の充電残量SBAT(t)と車載バッテリー106の充電残量SEV(t)との和として表現されることを示す。さらにSBAT(t)および充電残量SEV(t)に、最低値Smin以上、最大値Smax以下であるとの条件が課せられる。
Figure 2014096866
ただし、EVの使用開始時刻において、SEVは、設定した最低充電残量以上でなくてはならない。EVの使用終了時刻においては、SEVは、走行予定距離に見合った量だけ低下した値とする。
計算部300c(図2、図3)は、以上のような条件のもとで、電力・給湯需要量とPV発電量、電気・ガスの料金単価および電力買い取り価格が与えられたとき、光熱費収支(エネルギーコスト)が最小となるように、FCユニット103の発電PFC(t)、蓄電池システムの充放電PSB(t)のスケジュールを求める。最適化アルゴリズムには例えば遺伝的アルゴリズムを用いることができる。次に、上記構成における作用を説明する。
図5は、実施形態における処理手順を示すフローチャートである。最適化演算には電力需要量予測、給湯需要量予測、PV発電量予測などが必要であり、この最適化演算は予測計算が実行される1日数回のタイミングに合わせて実行される。
図5において、予測部300bは所定時間ごとの電力需要量、給湯需要量、PV発電量をデータベースDBから取得する(ステップS1−1)。このステップでは現在のデータだけでなく、例えば前年同日のデータなど過去のデータを取得しても良い。次に予測部300bは、運転計画算出のため所定時間ごとの電力需要量、給湯需要量、PV発電量を予測する(ステップS1−2)。
次に計算部300cは、光熱費収支を最小とすべくFCユニット103の発電量、蓄電池102および車載バッテリー106の充放電量の、所定時間ごとのスケジュールを算出する(ステップS1−3)。算出されたスケジュールはデータベースDBに記憶される。
次にシステムは、蓄電池102、車載バッテリー106の充放電スケジュール、FCユニット103の発電スケジュールを含むメッセージ信号を、IPネットワーク200を介して端末105に送信する。端末105はメッセージ信号を解読して各種スケジュールをインタフェースに表示する(ステップS1−4)。メッセージ信号の送信から表示に係わるルーチンは定期的に、あるいはユーザからの要求に応じて実行される。
次に、クラウド300は、機器運転スケジュールの実行がユーザにより許可されたことを示す許可メッセージ信号の到来を待ち受ける(ステップS1−5)。許可されれば、機器運転スケジューラ(制御部300d)は、作成されたスケジュールに沿って需要家100の電気機器5を制御するための制御情報を、IPネットワーク200経由で需要家100のホームゲートウェイ7に送信する(ステップS1−6)。制御情報は、例えば蓄電池102、車載バッテリー106の充放電、FCユニット103の発電のための運転・停止指示、出力目標値などを含む。以上の手順はスケジュールの時間間隔ごとに繰り返される。
制御部(機器運転スケジューラ)300dは、最適スケジューリングの結果から蓄電池102、車載バッテリー106の充放電、またはFCユニット103の発電のための運転・停止指示、出力目標値などをスケジュールの時間間隔ごとに生成し、需要家100のホームゲートウェイ7に送信する。ユーザは送信された制御情報に基づく制御の可否を、ユーザインタフェース105aを介してシステムに指示する。
図6は、実施形態に係る遺伝的アルゴリズムの遺伝子設計の一例を示す概念図である。実施形態では遺伝子に、FCユニット103の発電量PFC(t)と、蓄電池102の充放電電力PSB(t)と、車載バッテリー106の充放電電力PEV(t)とを組み込むようにした。1日分の蓄電池102、車載バッテリー106およびFCユニット103の運転計画を個体とし、複数の個体から世代を形成する。
式(11)に、最大化すべき適合度Fitを示す。このFitを目的関数として最適化することにより、運転計画を算出することができる。光熱費収支Cを式(12)に示し、機器稼動の不連続性に掛かるコストg(PFC、PSB)を式(13)に示す。光熱費収支Cにおけるt=0〜t=23までの総和は24時間に渡る和を求めることに対応する。
Figure 2014096866
式(11)において、適合度Fitを、1日あたりの光熱費収支Cを変数とする単調増加関数f(C)に機器稼動の不連続性に掛かるコストg(PFC、PSB)>0を加算し、その逆数として表す。これは、需要家100の電力需要をPV発電量が大きく上回ると光熱費収支Cが負になる可能性を考慮し、光熱費収支Cの減少と適合度Fitの増加とを対応させるためである。実施形態ではf(C)>0となる関数を用いる。
以上の式に、電力需要、給湯需要、PV発電量、電気料金単価、ガス料金単価、およびPV買取価格を与え、突然変異、交差、淘汰など、遺伝的操作を繰り返してFitを最大化する。これにより、光熱費収支Cが小さくなるようにFCユニット103の発電量PFC(t)と蓄電システムの充放電PSB(t)、すなわちPBAT(t)およびPEV(t)の系列を求めることが可能になる。
図7は、実施形態に係る最適化演算の流れの一例を示すフローチャートである。先に述べたように、計算部300cは遺伝的アルゴリズムにより最適化演算を実施する。
(ステップS2−1) 初期個体群の生成
ランダムまたは過去の実績値に基づいて、制約条件を満足するn個の初期個体を発生させる。制約条件を満足しない固体は遺伝子をビット反転させて、制約条件を満足させるように改変する。
(ステップS2−2) 終了判定処理
ステップS2−3〜S2−6の処理を繰り返す処理である。各個体の適合度およびその世代での平均適合度を計算する。ステップS2−2のループが規定回数になればアルゴリズム演算を終了する。または、その世代における平均適応度を前2世代の平均適応度と比較し、その結果が任意に設定した値ε以下であればアルゴリズムを終了する。
(ステップS2−3) 淘汰
制約条件を満足しない個体を淘汰する。また、予め定義した個体数以上の個体が存在する場合は適応度の悪い(適応度の小さい)個体をその個数まで淘汰する。
(ステップS2−4) 増殖
個体数が予め定義した個体数より少ない場合、適応度が最良の個体を増殖させる。
(ステップS2−5) 交叉
ランダムにペアリングを行う。ペアリングは全個体数に対する割合(交叉率)分だけ行い、ペアごとにランダムに遺伝子座を選び、一点交叉させる。
(ステップS2−6) 突然変異
全個体数に対する割合(突然変異率)分だけランダムに個体を選び、各個体の任意(ランダムに決定する)の遺伝子座の遺伝子をビット反転させる。
(ステップS2−2)〜(ステップS2−6)の手順は、世代数<最大世代数の条件が満たされるまで、世代数をインクリメントしつつ繰り返される。この条件が満たされれば結果出力(ステップS2−7)ののち終了となる。
図8は、実施形態により得られる効果を説明するための図である。図8は需要家100の1日の電力需要と給湯需要の予測結果に基づき算出された、蓄電池102およびFCユニット103の1日分の運転計画の一例を示す。電気料金単価は7:00から23:00までが28円/kWh、23:00から翌日7:00までが9円/kWhの昼夜別料金を想定した。図8においては売電による光熱費収支の改善については想定せず、電力需要、給湯需要と電気、ガスの料金単価のみを用いた計算結果を示す。
蓄電池102の運転計画は、電気料金単価の安い時間帯(0:00〜6:00)に充電し、電気料金単価の高い時間帯(7:00〜10:00、13:00〜22:00)に放電するようになっている。これにより、電気料金単価の高い時間帯の購入電力が減るので電気代を減らすことできる。
FCユニット103は最大出力で運転し、発電量が電力需要を上回る時間(12:00〜14:00)は余剰発電量を蓄電池102に充電している。よって発電された電力が逆潮流防止ヒータ222で無駄に消費(廃棄)されることを防止でき、ガス代も削減することが可能になる。逆潮流防止ヒータ222は、24時間に渡って稼働することなく推移していることが分かる。
以上述べたように実施形態では、需要家100におけるPV発電量、電力需要量、および給湯需要量を予測し、予測値に基づいて、設定した制約条件下で評価関数を最小化する最適化計算を実行することで、エネルギーコスト(光熱費)を最小化すべくエネルギー管理を行うようにしている。つまり、FCユニット102の発電量を可変としたモデルに基づいて、FCユニット103の運転計画、蓄電池102および車載バッテリー106の充放電スケジュールを最適化することで、逆潮流防止ヒータ222を無駄に稼動させず、光熱費を安くすることが可能になる。
式(11)、(12)に示すように、最大化すべき適合度Fitを示す関数に、FCユニット103の稼働に要するガス料金を含めるようにしている。これにより、可能解が存在するという条件下で、逆潮流防止ヒータ222を無駄に動作させるようなスケジュールは最適化計算の過程で淘汰される方向に作用する。つまり、逆潮流防止ヒータ222を無駄に動作させるようなケースを極力、減らすことが可能になる。
また、式(10)により、或る時刻t−1から次の時刻tにおけるFCユニット103の発電量の変化量を、FCユニット103の発電量の減少速度の下限−PFC_DOWNからFCユニット103の発電量の増加速度の上限PFC_UPの範囲に収める制約条件を設けたので、FCユニット103の発電量の変化量が電力需要への追従能力を超えないような発電スケジュールを生成することが可能となる。つまり上記制約条件により、電力需要への追従能力を超えない範囲で、FCユニット103の発電スケジュールを生成することが可能になる。つまり、HEMSの立てた発電スケジュールに応じてFCユニット103を稼働させることが可能になる。
特に、ステップS1−2の予測手順と、ステップS1−3の最適スケジューリング(図5)とを組み合せることで、一日分程度のまとまった期間の電力需要予測、給湯需要予測、PV発電予測に応じて、FCの発電スケジュールや蓄電池102、車載バッテリー106の充放電スケジュールといった需給計画を、全体のバランスを考慮したうえで作成できるようになる。
従って、蓄電池102および車載バッテリー106の双方が満充電になり、FCユニット103の余剰電力を充電できないケース、あるいは、蓄電池102、および車載バッテリー106の充電残量が足りず、電力を自給したいときに放電できないといったケースを回避することが可能になる。
以上から実施形態によれば、商用電力系統に逆潮流できない余剰電力を無駄に消費することなく、有効に利用することが可能になる。これらのことから、車載バッテリーを有効に活用でき、エネルギーが無駄に消費されることを防止可能なエネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置を提供することが可能になる。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態に係るHEMSの要部を示す機能ブロック図である。図9において図3と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
第2の実施形態では、複数のEVが需要家100の配電線21に接続されることを想定する。図9には、2台のEVの車載バッテリー(符号を106a、106bとする)が示される。従って計算部300cは、各車載バッテリー106a、106bの動作スケジュールを、他の電気機器(蓄電池102)をも含めて総合的な与条件のもとで算出する。以下では、2台のEVをそれぞれEV1、EV2として示す。
図10は、第2の実施形態に係る制御対象モデル300gについて説明するための図である。第2の実施形態では、制御対象モデル300gに、車載バッテリー106aの充電残量SEV1(t)と、車載バッテリー106bの充電残量SEV2(t)とを組み込むようにする。
図11は、第2の実施形態に係る遺伝子設計の一例を示す概念図である。図6と比較して明らかなように、第2の実施形態では第1の実施形態に対して遺伝子の個体において対象要素が増えるので、多様な遺伝子が生じることになる。これにより第2の実施形態によれば、蓄電システムの容量が増えたことで停電時の対応時間を長くできるだけでなく、通常時に2台のEV間での電力融通が可能となる。従って第1の実施形態で得られる効果はもとより、システム運用の柔軟性を向上させることが可能になるという、メリットを得られる。
[第3の実施形態]
図12は、第3の実施形態に係るHEMSの要部を示す機能ブロック図である。図12において図3と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。第3の実施形態では、エネルギー生産機器として、FCユニット103に代えて、原動機を用いたガスエンジン発電機(以下、GEと表記する)107を適用する。
図13は、第3の実施形態に係る制御対象モデル300gについて説明するための図である。図4と比較して、FC本体220が発電機本体224に置き換わり、FCユニット103はGEユニット107と表記される。
ガスエンジン発電機は、燃料電池に比べて応答性が良いという特徴を持ち、特有の利点もある。例えば、EVでの急な外出時に車載バッテリー106の電力が不足していても、その時点からの最適スケジュールに大きな影響を与えることなく、不足分の電力を補うことができるというメリットを得られる。つまり第3の実施形態によれば、第1、第2の実施形態により得られる効果はもとより、不測の事態にも柔軟に対処可能なシステムを構築することが可能になる。
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態では遺伝的アルゴリズムを利用することについて説明したが、運転計画を算出するための解法として遺伝的アルゴリズムは唯一のものではない。他の種々のアルゴリズムを用いて最適な運転計画を算出することが可能である。
また、電気機器の運転計画は図8に示されるグラフに限らず、種々のパターンを算出することが可能である。図14および図15は、電気機器5の運転パターンの他の例を示し、EVの充放電量と、EVを込みで考慮した購入電力量も併せて示すグラフである。
図14は、EVが一日中在宅、つまり配電線21に接続されていたことを想定するグラフである。蓄電池充電電力のグラフ、およびEVの充放電量のグラフによれば、午前中の(7:00〜11:00)の時間帯は蓄電池102から給電され、夕方から夜間(17:00〜22:00)にかけては車載バッテリー106から給電されていることが分かる。また、蓄電池102および車載バッテリー106を深夜から明け方の時間帯(22:00〜5:00)に充電するようにしていることが分かる。
図15は、日中にEVが外出、つまり配電線21から離脱したことを想定するグラフである。EVが外出し車載バッテリー106を使えない時間帯(8:00〜19:00)には蓄電池102に頼らざるを得ないが、EVが帰宅し配電線21に再接続されると、運転計画が直ちに再計算される。そして夜間(22:00〜6:00)に、車載バッテリー106が充電されていることが分かる。図14、図15のいずれのグラフにおいても逆潮流防止ヒータ222の消費電力は0のまま推移しており、電力が無駄に消費されていないことが分かる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…需要家、300…クラウドコンピューティングシステム、7…ホームゲートウェイ、7a…通信部、SV…サーバコンピュータ、DB…データベース、6…電力系統、61…変圧器、19…電力量計、20…分電盤、21…配電線、5…電気機器、104…パワーコンディショニングシステム(PCS)、101…PVシステム、102…蓄電池、103…燃料電池、EV…電気自動車、106…車載バッテリー、25…ホームネットワーク、105…端末、200…IPネットワーク、300a…収集部、300b…予測部、300c…計算部、300d…制御部、300g…制御対象モデル、205…負荷(家電)、220…FC本体、221…補助ボイラ、222…逆潮流防止ヒータ、223…貯湯槽、300h…データ、40…通信回線、107…ガスエンジン発電機、224…発電機本体

Claims (28)

  1. クライアント装置と、前記クライアント装置と通信可能なサーバ装置とを具備するエネルギー管理システムにおいて、
    前記サーバ装置は、
    電力を生成する発電ユニットを含むエネルギー生産機器と、電力を蓄積可能な容量変化型の蓄電システムと、エネルギー消費機器とを含む電気機器に係わるデータを前記クライアント装置から取得する取得部と、
    前記クライアント装置の設置される建物におけるエネルギー需要量およびエネルギー生産量を、前記データに基づいて予測する予測部と、
    前記蓄電システムの満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化する条件下で、前記建物におけるエネルギー消費を最適化すべく、前記エネルギー需要量およびエネルギー生産量に基づいて前記電気機器の運転計画を計算する計算部と、
    前記計算された運転計画に基づいて、前記電気機器を制御するための制御情報を前記クライアント装置に送信する制御部とを備え、
    前記蓄電システムは、
    前記建物に据え置かれる蓄電池と、
    前記蓄電池に電気的に接続可能な車載バッテリーとを含む、エネルギー管理システム。
  2. 前記発電ユニットは燃料電池であり、
    前記計算部は、前記燃料電池の発電量の時間に対する変化を既定の範囲内に制限することも含む条件下で前記運転計画を計算する、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  3. さらに、前記取得されたデータと、前記電気機器の制御対象モデルとを保持するデータベースを具備し、
    前記計算部は、前記データベースに保持されるデータおよび前記燃料電池の制御対象モデルに基づいて前記運転計画を計算する、請求項2に記載のエネルギー管理システム。
  4. 前記制御対象モデルは、前記系統、前記蓄電池、前記車載バッテリー、前記燃料電池、および、前記燃料電池に備わる補助ボイラ、逆潮流防止ヒータ、および貯湯槽を含み、
    前記計算部は、前記系統、前記蓄電池、前記車載バッテリー、前記燃料電池、前記補助ボイラ、前記逆潮流防止ヒータ、および前記貯湯槽に係わる変量を含む目的関数を最適化して、前記運転計画を計算する、請求項3に記載のエネルギー管理システム。
  5. 前記目的関数は、電気料金単価、ガス料金単価、および売電価格を変数として含む、請求項4に記載のエネルギー管理システム。
  6. 前記計算部は、前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項4および5のいずれか1項に記載のエネルギー管理システム。
  7. 前記クライアント装置は、前記制御部から送信された制御情報に前記電力の需要家の意思を反映させるためのインタフェース部を備える、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  8. 前記取得部、前記予測部、前記計算部、および前記制御部の少なくともいずれか1つは、クラウドコンピューティングシステムに分散配置される機能オブジェクトである、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  9. 前記発電ユニットは原動機を用いた発電機である、請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  10. クライアント装置と前記クライアント装置と通信可能なサーバ装置とを具備するエネルギー管理システムに適用可能なエネルギー管理方法であって、
    前記サーバ装置は、
    電力を生成する発電ユニットを含むエネルギー生産機器と、電力を蓄積可能な容量変化型の蓄電システムと、エネルギー消費機器とを含む電気機器に係わるデータを前記クライアント装置から取得し、
    前記クライアント装置の設置される建物におけるエネルギー需要量およびエネルギー生産量を、前記データに基づいて予測し、
    前記蓄電システムの満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化する条件下で、前記建物におけるエネルギー消費を最適化すべく、前記エネルギー需要量およびエネルギー生産量に基づいて前記電気機器の運転計画を計算し、
    前記計算された運転計画に基づいて、前記電気機器を制御するための制御情報を前記クライアント装置に送信し、
    前記蓄電システムは、
    前記建物に据え置かれる蓄電池と、
    前記蓄電池に電気的に接続可能な車載バッテリーとを含む、エネルギー管理方法。
  11. 前記発電ユニットは燃料電池であり、
    前記計算することは、前記燃料電池の発電量の時間に対する変化を既定の範囲内に制限することも含む条件下で前記運転計画を計算する、請求項10に記載のエネルギー管理方法。
  12. 前記計算することは、前記系統、前記蓄電池、前記車載バッテリー、前記燃料電池、前記補助ボイラ、前記逆潮流防止ヒータ、および前記貯湯槽に係わる変量を含む目的関数を最適化して、前記運転計画を計算する、請求項11に記載のエネルギー管理方法。
  13. 前記目的関数は、電気料金単価、ガス料金単価、および売電価格を変数として含む、請求項12に記載のエネルギー管理方法。
  14. 前記計算することは、前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項12および13のいずれか1項に記載のエネルギー管理方法。
  15. 前記発電ユニットは原動機を用いた発電機である、請求項10に記載のエネルギー管理方法。
  16. コンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、
    電力を生成する発電ユニットを含むエネルギー生産機器と、電力を蓄積可能な容量変化型の蓄電システムと、エネルギー消費機器とを含む電気機器に係わるデータをクライアント装置から取得し、
    前記クライアント装置の設置される建物におけるエネルギー需要量およびエネルギー生産量を、前記データに基づいて予測し、
    前記蓄電システムの満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化する条件下で、前記建物におけるエネルギー消費を最適化すべく、前記エネルギー需要量およびエネルギー生産量に基づいて前記電気機器の運転計画を計算し、
    前記計算された運転計画に基づいて、前記電気機器を制御するための制御情報を前記クライアント装置に送信し、
    前記蓄電システムは、
    前記建物に据え置かれる蓄電池と、
    前記蓄電池に電気的に接続可能な車載バッテリーとを含む、プログラム。
  17. 前記発電ユニットは燃料電池であり、
    前記計算することは、前記燃料電池の発電量の時間に対する変化を既定の範囲内に制限することも含む条件下で前記運転計画を計算する、請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記計算することは、前記系統、前記蓄電池、前記車載バッテリー、前記燃料電池、前記補助ボイラ、前記逆潮流防止ヒータ、および前記貯湯槽に係わる変量を含む目的関数を最適化して、前記運転計画を計算する、請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記目的関数は、電気料金単価、ガス料金単価、および売電価格を変数として含む、請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記計算することは、前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項18および19のいずれか1項に記載のプログラム。
  21. 前記発電ユニットは原動機を用いた発電機である、請求項16に記載のプログラム。
  22. クライアント装置と通信可能なサーバ装置において、
    電力を生成する発電ユニットを含むエネルギー生産機器と、電力を蓄積可能な容量変化型の蓄電システムと、エネルギー消費機器とを含む電気機器に係わるデータを前記クライアント装置から取得する取得部と、
    前記クライアント装置の設置される建物におけるエネルギー需要量およびエネルギー生産量を、前記データに基づいて予測する予測部と、
    前記蓄電システムの満充電に伴い破棄される余剰電力を最小化する条件下で、前記建物におけるエネルギー消費を最適化すべく、前記エネルギー需要量およびエネルギー生産量に基づいて前記電気機器の運転計画を計算する計算部と、
    前記計算された運転計画に基づいて、前記電気機器を制御するための制御情報を前記クライアント装置に送信する制御部とを備え、
    前記蓄電システムは、
    前記建物に据え置かれる蓄電池と、
    前記蓄電池に電気的に接続可能な車載バッテリーとを含む、サーバ装置。
  23. 前記発電ユニットは燃料電池であり、
    前記計算部は、前記燃料電池の発電量の時間に対する変化を既定の範囲内に制限することも含む条件下で前記運転計画を計算する、請求項22に記載のサーバ装置。
  24. さらに、前記取得されたデータと、前記電気機器の制御対象モデルとを保持するデータベースを具備し、
    前記計算部は、前記データベースに保持されるデータおよび前記燃料電池の制御対象モデルに基づいて前記運転計画を計算する、請求項23に記載のサーバ装置。
  25. 前記制御対象モデルは、前記系統、前記蓄電池、前記車載バッテリー、前記燃料電池、および、前記燃料電池に備わる補助ボイラ、逆潮流防止ヒータ、および貯湯槽を含み、
    前記計算部は、前記系統、前記蓄電池、前記車載バッテリー、前記燃料電池、前記補助ボイラ、前記逆潮流防止ヒータ、および前記貯湯槽に係わる変量を含む目的関数を最適化して、前記運転計画を計算する、請求項24に記載のサーバ装置。
  26. 前記目的関数は、電気料金単価、ガス料金単価、および売電価格を変数として含む、請求項25に記載のサーバ装置。
  27. 前記計算部は、前記目的関数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する、請求項25および26のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  28. 前記発電ユニットは原動機を用いた発電機である、請求項22に記載のサーバ装置。
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