JP2014094630A - 車両用内装 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用内装3は、内装本体20と、弾性を有して内装本体20の端部21に設けられる防振部材30とを備えている。防振部材30は、内装本体20の裏面13に添うベース部31と、断面U字状の被覆部32とを一体に有している。被覆部32が内装本体20の端部21に被さる。被覆部22の内面には、被覆部22の厚みの半分より小さい深さの窪み28が幅方向に延びるように形成されている。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1の防振ゴムは、リアシェルフの表側にある程度大きく被せる必要があるため、ますます車外から見えやすくなり、外観を損ねてしまう。さらに、防振ゴムを複数の溝の位置で直角に折り曲げる作業や、帯状部を取付孔及び差込孔に通す作業が煩雑である。リアシェルフに取付孔を形成する必要もある。
本発明は、上記事情に鑑み、防振部材を有するリアシェルフ等の車両用内装において、防振部材を容易に、しかも精度良く取り付けられるようにすることを目的とする。
(イ)前記内装本体の裏面に添うベース部と、
(ロ)前記ベース部に連なるとともに、前記端部に沿う幅方向と直交する断面がU字状になっており、前記端部に被さる被覆部と
を一体に有し、前記被覆部の内側面には、前記被覆部の厚みの半分より小さい深さの窪みが前記幅方向に延びるように形成されている。
この特徴構成によれば、前記防振部材のU字状の被覆部が、前記内装本体の前記端部の端面を挟んで裏側から表側に跨るようにして配置される。これによって、車両用内装が振動したとしても、振動音が発生したり、内装本体やその近傍に配置された車両構成部が損傷したりするのを防止できる。前記防振部材を前記内装本体に取り付ける際は、前記被覆部を、前記内装本体の前記端部の端面に当てたり、前記内装本体の表側面と前記端面とで作る角部に引っ掛けたりすることで、前記防振部材を正確に位置決めできる。これによって、防振部材を内装本体に容易に、かつ精度良く取り付けることができる。したがって、防振部材の前記表側面への被さり量がばらつくのを防止でき、外観が損なわれるのを回避できる。また、前記窪みを設けることによって、被覆部を若干の範囲であれば内装本体の端部の外形状や厚みに応じて容易に変形させることができる。つまりは、内装本体の端部形状に対する防振部材の形状追従性を確保できる。したがって、防振部材を内装本体の端部に確実に設置できる。しかも、前記窪みの深さを制限することによって、被覆部のU字形状を確実に維持でき、被覆部が内装本体の端部から外れるのを確実に阻止できる。要するに、防振部材の内装本体に対する形状追従性と内装本体への安定装着性とを両立させることができる。
前記被覆部が自立的にU字の断面形状を維持することが好ましい。ここで、「自立的に」とは、防振部材に外力を加えなくても、又は内部応力を殆ど生じることなく、防振部材がU字状の断面形状を維持することを言う。
前記防振部材の外側面には、車体に向けて突出する突片部が一体に設けられていることが好ましい。
前記突片部を前記車体に弾性的に当てることによって、車両用内装の振動を吸収することができ、異音の発生を一層確実に防止できる。
図1は、セダン型の車両1の後部を示したものである。具体的には、リアガラス10の下側部分の周辺部を示したものである。リアガラス10の下端部は、リアパネル2(後部車体)とトランクリッド4との間に配置されている。リアガラス10の下側部分とリアパネル2との間には、狭隘部1aが形成されている。リアガラス10の車室側の面の周縁部(図1においては下縁部のみ図示)には、黒色のセラミック部13が設けられている。セラミック部13の内側の縁がセラミックライン14を構成する。
なお、防振部材30の主成分は、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)に限られず、ナチュラルゴム(NB)、塩化ビニール(PVC)、シリコンゴム等であってもよい。
平常時(リアシェルフ3が振動していないとき)、表側被覆部分36はリアガラス10から離れ、裏側被覆部分34はリアパネル2から離れている。
防振部材30の数、幅(車幅方向の寸法)、配置間隔等は、所望の弾性力や防振性能等に応じて適宜設定できる。
図4(a)に示す態様では、リアシェルフ3に防振部材30が1つだけ設けられている。この1つの防振部材30が、リアシェルフ3の車幅方向のほぼ全長にわたって延び、後端面21eの略全体を覆っている。
図5及び図6に示す態様では、防振部材30のベース部31に1又は複数の係止孔39が形成されている。図5(a)に示すように、ここでは、2つの係止孔39が形成されている。これら係止孔39は、ベース部31の幅方向に互いに離れて配置されている。各係止孔39は、ベース部31を厚み方向に貫通している。
例えば、防振部材30は、押出成形品に限られず、射出成形品であってもよい。防振部材30の組成や硬度を変えることで、所要の弾性力や防振性能を発現するようにしてもよい。
窪み38の位置は、ベース部31と被覆部32の連続部付近に限られない。裏側被覆部分34の中間部に窪み38を設けてもよい。裏側被覆部分34と端面被覆部分35との連続部付近に窪み38を設けてもよい。端面被覆部分35の中間部に窪み38を設けてもよい。端面被覆部分35と表側被覆部分36との連続部付近に窪み38を設けてもよい。
窪み38の数は、1つに限られない。複数の窪み39を被覆部32の湾曲方向に互いに離して形成してもよい。
突片部33は、必ずしもベース部31と被覆部32の連続部付近から突出している必要は無く、ベース部31の中間部の外側面から突出していてもよく、被覆部32の中間部の外側面から突出していてもよい。
防振部材30から突片部33や窪み38を省いてもよい。
リアシェルフ本体20の断面形状、特に後端部21の断面形状は適宜改変できる。たとえば、後端面21eがカットされておらず(カット面21fが無く)、後端面21eと裏面23が直接的に交差していてもよい。
裏側被覆部分34がカット面21fに接していてもよい。
表側被覆部分36を、両面粘着テープ等によって表側面22に貼り付けてもよい。更に端面被覆部分35を、両面粘着テープ等によって後端面21eに貼り付けてもよい。
両面粘着テープに代えて接着剤を用いてもよい。
端面被覆部分35と後端面21eとの間に隙間が形成されていてもよい。
表側被覆部分36と表側面22との間に隙間が形成されていてもよい。
平常時(非振動時)において、被覆部32がリアガラス10又はリアパネル2に当たっていてもよい。
リアシェルフ3は、ハッチバック型の車両にも適用できる。ハッチバック型の車両等においては、リアシェルフ3の前端部が後部座席等に上下に回転可能に支持され、リアシェルフ3の後端部21が上下動可能になっていてもよい。
1a 狭隘部
2 リアパネル(後部車体)
3 リアシェルフ(車両用内装)
10 リアガラス
13 セラミック部
14 セラミックライン
20 リアシェルフ本体(内装本体)
21 後端部(1の端部)
21e 後端面(端面)
21f カット面
21g 角部
22 表側面
23 裏面
30 防振部材
31 ベース部
32 被覆部
33 突片部(リップ)
34 裏側被覆部分
35 端面被覆部分
36 表側被覆部分
37 引掛部
38 窪み
41 両面粘着テープ
Claims (3)
- 内装本体と、弾性を有して前記内装本体の端部に設けられる防振部材とを備え、前記防振部材が、
(イ)前記内装本体の裏面に添うベース部と、
(ロ)前記ベース部に連なるとともに、前記端部に沿う幅方向と直交する断面がU字状になっており、前記端部に被さる被覆部と
を一体に有し、前記被覆部の内側面には、前記被覆部の厚みの半分より小さい深さの窪みが前記幅方向に延びるように形成されていることを特徴とする車両用内装。 - 前記防振部材の外側面には、車体に向けて突出する突片部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装。
- 前記内装本体がリアシェルフ本体であり、前記防振部材が、前記リアシェルフ本体の後端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用内装。
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2012
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