JP2014094163A - カッターブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な硬度と高い耐摩耗性及び耐食性を備えながらも、刃折り線に沿って刃を折りやすく、また高い柔軟性を有し、刃欠けが生じにくく、切れ味の優れたカッターブレードを提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、刃折り線を有する折る刃タイプのカッターブレードであって、ブレード母材の全体に表面改質コーティングが施されており、カッターブレード厚さに対する刃折り線の深さの比率が、0.10以上0.60以下である。
【選択図】図3

Description

本発明の一態様は、表面改質コーティングを施した折る刃タイプのカッターブレードに関する。
従来、カッターブレードに対してコーティングを施すことにより、耐摩耗性や耐食性を向上させる技術が知られている。刃面に対するコーティングについては、例えば特許文献1に記載がある。
特許文献1には、切削チップの表面部に、切刃稜線部における最高表面硬さがHv:2600〜3000を示し、逃げ面及びすくい面における最高表面硬さがHv:1800〜2200を示す表面硬化層を形成したものが示されている。
特開平10−146702号公報
ところで、刃折り線を有する折る刃タイプのカッターブレードでは、耐摩耗性及び耐食性、硬度だけではなく、刃折り線に沿った刃の折りやすさ及びブレード全体の柔軟性なども求められる。これらの点について、従来のカッターブレードには未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、十分な硬度と高い耐摩耗性及び耐食性を備えながらも、刃折り線に沿って刃を折りやすく、また高い柔軟性を有し、刃欠けが生じにくく、切れ味の優れたカッターブレードを提供することを目的とする。
本発明は、一つの態様において、刃折り線を有する折る刃タイプのカッターブレードであって、ブレード母材の全体に表面改質コーティングが施されており、カッターブレード厚さに対する刃折り線の深さの比率が0.10以上0.60以下となるカッターブレードである。
このカッターブレードは、全体に表面改質コーティングを施されているので、コーティングの施されていないカッターブレードと比べて、高い耐摩耗性及び耐食性を有する。また、このカッターブレードでは、カッターブレード厚さに対する刃折り線の深さの比率が0.10以上0.60以下であるので、カッターブレードの硬度が高く、表面改質コーティングが施されていても、刃折り線に沿って刃を折りやすい。更に、このカッターブレードによれば、刃折り線の深さを従来より深くしたことで、ブレード全体に十分な柔軟性を持たせることができる。また、カッターブレードの硬度が十分に高いとはいえないものであっても、表面改質コーティングにより、柔軟性を有し刃欠けが生じにくいカッターブレードを得ることができる。
他の態様において、上記カッターブレードの許容曲げ角度は、45°以上となるカッターブレードであってもよい。
さらに他の態様において、上記カッターブレードの刃折り力は、8N以上25N以下となるカッターブレードであってもよい。
また、他の態様において、上記カッターブレードのビッカース硬さ(Hv)は、240以上となるカッターブレードであってもよい。
また、他の態様において、上記表面改質コーティングのコーティング材は、窒化チタン、窒化亜鉛、炭化窒化チタン、チタン・アルミ・ナイトライドのうち何れか一つであってもよい。
また、他の態様において、上記カッターブレードの刃先角度は10°以上25°以下であってもよい。
また、他の態様において、表面改質コーティングの厚さは、0.1μm以上2.5μm以下であってもよい。
また、他の態様において、表面改質コーティングは、40℃以上400℃以下の温度で施されていてもよい。
本発明によれば、十分な硬度と高い耐摩耗性及び耐食性を備えながらも、刃折り線に沿って刃を折りやすく、また高い柔軟性を有し、刃欠けが生じにくく、切れ味の優れたカッターブレードを提供できる。
本実施形態に係るカッターブレードを示す平面図である。 他の実施形態に係るカッターブレードを示す平面図である。 (a)刃折り線の深さを説明するためのカッターブレードの断面図である。(b)刃先角度を説明するための長手方向から見たカッターブレードの図である。 刃折り力試験において、(a)カッターブレードの測定状態を示す斜視図である。(b)カッターブレードの測定点を示す平面図である。 柔軟性試験において、(a)カッターブレードの測定状態を示す図である。(b)カッターブレードの許容曲げ角度について説明するための図である。 刃折れ試験において、(a)ホルダ先端部から切先から2本目の刃折り線が露出した状態を示す図である。(b)切先から1本目の刃折り線をまたぐようにしてペンチで狭持した状態を示す図である。 刃折れ試験において、(a)切先から2本目の刃折り線で折れた状態を示す図である。(b)刃折り線以外の場所で折れた状態の一例を示す図である。 刃欠け試験において、(a)切先の形状に変化がなかった状態を示す図である。(b)切先の形状に変化があった状態の一例を示す図である。 実施例及び比較例における切り込み深さと切り込み回数の関係を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すカッターブレード10は、カッターナイフ等の工具に用いられる替刃である。長尺のカッターブレード10には、長手方向に沿って切刃11が形成されている。切刃11のうち長手方向に突出した端部がカッターブレード10の切先11aとなる。切先11aの反対側(刃元)は、ホルダ(図示せず)に収容される。
カッターブレード10には、カッターナイフ等の工具に取付けるための貫通孔12が形成されている。なお、カッターブレード10が取付けられる工具の種類は特に限定されず、必ずしも貫通孔12を設ける必要はない。
カッターブレード10は、折る刃タイプであり、使用により摩耗・刃欠けした刃先を折り取るための刃折り線13を1本、または複数有している。刃折り線13は、切刃11に対して所定の角度(例えば59度)をなす直線状の溝であり、複数形成される場合には、カッターブレード10の長手方向に沿って等間隔に形成されている。
カッターブレード10のブレード母材としては、炭素工具鋼や合金工具鋼等の工具鋼、その他の金属が用いられる。具体的には、炭素工具鋼としては、SK120(C120U)、SK140、SK105(C105U)、SK95、SK90(C90U)、SK85、SK80(C80U)、SK75、SK70(C70U)、SK65、SK60等が、合金工具鋼としては、SKS11,SKS2,SKS2M、SKS21,SKS5,SKS51,SKS51M,SKS7M等、また、上記炭素工具鋼に独自に微量のCr等を添加したものが、その他の金属としてカミソリ鋼(TE2)等が挙げられ、焼入れにより硬度を向上させたものが用いられる。
また、カッターブレード10の表面には、表面改質コーティングによりコーティング層が全面に形成されている。表面改質コーティングについて詳しくは後述する。なお、コーティング層の形成温度によっては、熱の影響により、コーティング層形成前に比べて、コーティング層形成後のカッターブレード10の硬度が低下する場合があるが、コーティング層形成後のカッターブレード10のビッカース硬さ(H)が約240以上の場合には、柔軟性、刃折れ性、刃欠け性ともに良好なものとなる。また、カッターブレード10のビッカース硬さ(H)が約400以上の場合には、より耐久性に優れたものとなり、約500以上の場合には、更に耐久性に優れたものとなる。
カッターブレード10の寸法については特に限定されない。例えば、スモールサイズのカッターブレード10の寸法としては、全長84〜86mm、切刃11の長さLが79〜81mm、切刃11の幅Kが0.85〜1.15mm、全体幅Wが8〜10mm、厚さTが0.397〜0.403mm、刃折り線13の間隔Sが4.98〜5.02mmのものが例示される。また、図2に示すラージサイズのカッターブレード20の寸法としては、全長109〜111mm、切刃21の長さLが99〜101mm、切刃21の幅Kが1.35〜1.65mm、全体幅Wが17.5〜18.5mm、厚さTが0.498〜0.502mm、刃折り線23の間隔Sが9.98〜10.02mmのものが例示される。
次に、図3を参照しながらカッターブレード10の刃折り線13及び刃先角度αについて説明する。図3(a)は、刃折り線13の深さDを説明するためのカッターブレード10の断面図である。
図3(a)に示す刃折り線13は、カッターブレード10の厚さTに対する刃折り線13の深さDの比率が0.10以上0.60以下となるように形成されている。比率が0.10より小さい(すなわち深さDが浅い)と、刃折り線13に沿って刃を折りにくく、柔軟性に欠け、また、刃を折り取る際、刃折り線13以外の場所で折れやすくなる。また、比率が0.60より大きいと十分な強度を確保できない。具体的には、カッターブレード10の厚さTが0.4mmである場合、0.04mm以上0.24mm以下となるように形成される。
また、カッターブレード10の厚さTに対する刃折り線13の深さDの比率は、0.12以上、または0.2以上、及び、0.55以下、または0.5以下であってもよい。
また、刃折り線13は、深さDと溝幅Cとの比率が0.5以上2以下となるように形成されている。具体的には、深さDが0.06mmの場合に、溝幅Cは、0.03mm以上0.12mmとなるように形成される。深さDと溝幅Cとの比率は、0.8以上1.2以下であってもよい。刃折り線13の断面形状は、刃折り線13の底を頂点とする三角形、より具体的には略正三角形に形成されるが、矩形、半円形、半楕円形、その他の形状であっても良い。
なお、カッターブレード10の厚さTは、コーティング後のカッターブレード10の厚さである。また、刃折り線13の深さDは、カッターブレード10の表面10aから刃折り線13の底までの平均の深さである。刃折り線13の溝幅Cは、カッターブレード10の表面10aにおける幅の平均の長さである。
詳細は後述する刃折りに要する力(刃折り力)は、カッターブレード10の硬度、カッターブレード10の厚さT、刃折り線13の深さD、表面改質コーティングの厚さ等のバランスによるものとなる。刃折り力は約8N以上約25Nとなるように調整されても良く、また、約10N以上約20N以下となるように調整されても良い。約8N以上であれば、使用中に意図せずにカッターブレード10が折れることが少なく、また、約10N以上であれば、より少なくなる。更に、約25N以下であれば、比較的軽い力で刃を折ることが可能であり、約20N以下であればより軽い力で刃を折ることができる。更に、詳細は後述する許容曲げ角度についても、カッターブレード10の硬度、カッターブレード10の厚さT、刃折り線13の深さD、表面改質コーティングの厚さ等のバランスによるものとなる。許容曲げ角度は約45°以上となるように調整されているが、約50°以上となるように調整されても良い。また、約80°以下となるように調整されても良く、約75°以下となるように調整されても良い。
図3(b)は、刃先角度αを説明するための長手方向から見たカッターブレード10の図である。図3(b)に示すカッターブレード10では、切刃11の刃先角度αが10°以上25°以下となるように形成されている。切刃11の刃先角度αが10°を下回ると刃先の十分な強度を確保できない。また、切刃11の刃先角度αが25°を上回ると切れ味が低下する。切刃11の刃先角度αは、10°以上20°以下であってもよく、18°付近であってもよい。
続いて、カッターブレード10の製造方法について説明する。カッターブレード10の製造においては、SK120等のブレード母材が圧延加工により細長く延ばされて形成されたブレード母材の巻体が用意される。そして、巻体から引き出されたブレード母材に対して、金型を用いたプレス加工を行うことで貫通孔12及び刃折り線13が形成される。このとき、ブレード母材を製品単位に切り離すための溝も形成される。続いて、研磨によりブレード母材の片側に切刃11が形成され、製品単位に切り離される。
その後、PVD[Physical Vapor Deposition]によって窒化チタン(TiN)等の表面改質コーティングを施されることで、カッターブレード10が製造される。ここで、本実施形態に係るカッターブレード10では、40℃以上400℃以下の温度で表面改質コーティングが施されてもよい。かかる温度で表面改質コーティングが施されることにより、ブレード母材の熱による軟化が抑制され、より硬度が高く耐摩耗性に優れたカッターブレード10を得ることができる。表面改質コーティングは、カッターブレード10の表面全てをコーティングするフルコーティングである。表面改質コーティングは、80℃付近の温度で行われてもよい。
また、表面改質コーティングの時間は、PVDの場合、1〜10分である。表面改質コーティングの時間は、4〜5分であってもよい。表面改質コーティングの温度を80℃付近、表面改質コーティングの時間を4〜5分とすることもできる。
なお、以上説明した製造方法は一態様であり、カッターブレード10の製造方法は当該製造方法に限定されるものではない。例えば、表面改質コーティングのコーティング材は、窒化チタン(TiN)に限られない。コーティング材としては、窒化亜鉛(Zn)、炭化窒化チタン(TiCN)、チタン・アルミ・ナイトライド(TiAlN)、二ホウ化チタン(TiB)、炭化チタン(TiC)、ホウ化ジルコニウム(ZrB)、炭化ジルコニウム(ZrC)、窒化ジルコニウム(ZrN)、ホウ化バナジウム(VB)、炭化バナジウム(VC)、窒化バナジウム(VN)、ホウ化ニオブ(NbB)、炭化ニオブ(NbC)、窒化ニオブ(NbN)、二ホウ化タンタル(TaB)、炭化タンタル(TaC)、ホウ化クロム(CrB)、二炭化三クロム(Cr)、窒化クロム(CrN)、五ホウ化二モリブデン(Mo)、炭化モリブデン(MoC)、五ホウ化二タングステン(W)、炭化タングステン(WC)、ホウ化ランタン(LaB)等を用いることもできる。
また、表面改質コーティングの方法もPVDに限られない。表面改質コーティングは、CVD[Chemical Vapor Deposition]や湿式メッキ、浸漬拡散、溶射、塗装で行われてもよい。なお、PVDについても、真空蒸着、カソードアーク式又はホロカソード式のイオンプレーティング、エレクトロンビーム式、イオン化蒸着、スパッタリングなどの各種方法を採用することができる。CVDについても、プラズマCVDや熱CVDなどの各種方法を採用することができる。
また、表面改質コーティングの厚さは、0.1μm以上2.5μm以下である。表面改質コーティングの厚さが、0.1μmを下回ると、充分な耐摩耗性が得られず、また、2.5μmを超えると、表面改質コーティング層が刃先近傍部において刃先11aを中心とする略同心円状に形成されることにより、刃先の鋭さが失われ、切れ味が低下する。なお、表面改質コーティングの厚さは、0.12μm以上、または、0.15μm以上、及び、1.5μm以下、または、1μm以下であっても良い。表面改質コーティングの厚さの測定は、CSM Instruments SA社製ボール研磨式精密膜厚測定機Calotestを用い、カロテスト法に基づいて行った。
以上説明したように、本実施形態に係るカッターブレード10によれば、刃先も含めた全体に表面改質コーティングを施されているので、コーティングの無いカッターブレードと比べて、高い耐摩耗性及び耐食性を有することができる。また、このカッターブレード10では、カッターブレード厚さTに対する刃折り線13の深さDの比率が0.10以上0.60以下であるので、硬度が高く表面改質コーティングが施されていても、適当な刃折り力を加えることで刃折り線13に沿って刃を折ることが可能である。更に、このカッターブレード10によれば、刃折り線13の深さDを従来より深くしたことで、表面改質コーティングと合わせてブレード全体に十分な柔軟性(しなり)を持たせることができるので、曲げ変形により容易に刃が折れて飛散することが避けられる。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例に何ら限定され
るものではない。
(実施例S1〜S12)
実施例S1〜S12として、図1に示すスモールサイズのカッターブレードを用いた。カッターブレードの寸法は、切刃の長さLが80mm、切刃の幅Kが1.0mm、全体幅Wが9.1mm、厚さTが0.4mm、刃折り線の間隔Sが5mmである。刃先角度は18°とした。ブレード母材として炭素工具鋼のSK120を用い、表面改質コーティングのコーティング材として窒化チタンを用いた。実施例S1〜S12におけるその他の製作条件は、表1に示すとおりである。
(比較例S1)
同じSK120を材料として表面に酸化皮膜を形成し、刃先角度を20°とした。その他は、表1に示すとおり実施例1と同様にした。
(比較例S2)
同じSK120を材料として表面改質コーティングを施さないものとした。その他は、表1に示すとおり実施例1と同様にした。
(実施例L1〜L26)
実施例L1〜L26として、図2に示すラージサイズのカッターブレードを用いた。カッターブレードの寸法は、切刃の長さLが100mm、切刃の幅Kが1.5mm、全体幅Wが17.8mm、厚さTが0.5mm、刃折り線の間隔Sが10mmである。刃先角度は18°とした。ブレード母材として炭素工具鋼のSK120を用い、表面改質コーティングのコーティング材として窒化チタンを用いた。実施例L1〜L26におけるその他の製作条件は、表2に示すとおりである。
(比較例L1)
同じSK120を材料として表面に酸化皮膜を形成し、刃先角度を20°とした。その他は、表2に示すとおり実施例L1と同様にした。
(比較例L2)
同じSK120を材料として表面改質コーティングを施さないものとした。その他は、表2に示すとおり実施例L1と同様にした。
(ビッカース硬さ試験)
以上の実施例S1〜S12、L1、L2、L4〜L13、L17〜L26、及び、比較例S1、S2,L1,L2について、ビッカース硬さ硬度(H)及び刃折りに要する力(N)を測定した。硬度については、JIS規格Z2244に基づき、コーティング作業前のカッターブレードの硬度と、コーティング作業後のカッターブレードの硬度を測定した。硬度測定機としてはDHT―100(株式会社サトー商事製)を用いた。測定結果を表3及び表4に示す。

(刃折り力試験)
実施例S1〜S12、L1〜L26及び比較例S1、S2,L1,L2について、刃折りに要する力(刃折り力)(N)、を測定した。刃折り力試験は、図4(a)に示すように、カッターブレード10、20のうち刃先の反対側(刃元側)の端部を万力30によって挟持した状態で行われる。より具体的には、図4(b)に示すラージサイズのカッターブレード20において、万力30の狭持部に対してカッターブレード20の軸線が垂直となるように、刃元側の先端部から30mmの領域(すなわち、カッターブレード20の切刃21と反対側の背と最も刃元側の刃折り線23の交点より刃元側)が万力30に挟持された状態で、測定点Rに対して厚さ方向に荷重を加え、刃折れが生じたときの荷重を測定した。また、スモールサイズのカッターブレード10においては、万力30の狭持部に対してカッターブレード10の軸線が垂直となるように、刃元側の先端部から20mmの領域(すなわち、カッターブレード10の切刃11と反対側の背と最も刃元側の刃折り線13の交点より刃元側)が万力30に挟持された状態で、測定点Rに対して厚さ方向に荷重を加え、刃折れが生じたときの荷重を測定した。測定点Rは、カッターブレード10、20の長軸方向においては刃元側から1本目の刃折り線と2本目の刃折り線の中間点であって、カッターブレード10、20の幅方向においては、全幅の中間点となる点である。また、荷重測定機FとしてはRX―10(アイコーエンジニアリング株式会社製)を用いた。測定結果を表3及び表4に示す。
(柔軟性試験)
実施例S1〜S12、L1〜L13、L17〜L26及び比較例S1、S2,L1,L2について、柔軟性(許容曲げ角度β)(°)を測定した。図5(a)に示すように、柔軟性試験(許容曲げ角度試験)は、カッターブレード10、20のうち刃先の反対側の端部を万力30によって挟持した状態で行われる。より具体的には、万力の狭持部に対してカッターブレード10、20の軸線が垂直となるように、最も刃元側の刃折り線13、23と切刃11、21が交差する点より刃元側を万力によって狭持する。すなわち、スモールサイズのカッターブレード10においては、挟持されない長さLtと切刃11の長さLとの比率は、約0.25である。具体的には、切刃11の長さLが80mmの場合、Ltは約20mmとなる。また、ラージサイズのカッターブレード20においては、挟持されない長さLtと切刃21の長さLとの比率は、約0.3である。具体的には、切刃21の長さLが100mmの場合、Ltは約30mmとなる。
図5(b)は、カッターブレード10、20の許容曲げ角度βについて説明するための図である。図5(b)に示すように、柔軟性試験では、カッターブレード10、20の切先11a、21aに対して厚さ方向に力を加えることで許容曲げ角度βを測定する。許容曲げ角度βは、カッターブレード10、20を厚さ方向に曲げ、破損が生じる直前における切先側面の接線と垂線とがなす角度である。
表3、4に示す通り、柔軟性試験の結果、実施例S1〜S12、L1、L2、L4〜L13、L17〜L25においては、許容曲げ角度βが50〜70°であった。一方、比較例S1、S2、L1、L2では、許容曲げ角度βは30〜35°であった。実施例S1〜S12、L1〜L25では、大幅な柔軟性の向上が実現されている。
(刃折れ試験)
実施例S1〜S12、L1〜L26、及び、比較例S1、S2、L1、L2に基づきカッターブレードの刃折れ試験について図6及び図7を参照して説明する。なお、図6及び図7では、ラージサイズのカッターブレード20について例示している。
刃折れ試験は、カッターブレード10、20のサイズに適合するホルダHに、カッターブレード10、20を正しく取り付けた後、ホルダ先端部から刃折り線13、23が2本露出するようにカッターブレード10を繰り出した状態(図6(a)参照)で行う。ホルダ先端部から露出したカッターブレード10、20の切先11a、21a側から1本目の刃折り線13、23をまたぐようにペンチPで狭持して(図6(b)参照)、カッターブレード10、20の厚み方向に曲げ荷重をかけることでカッターブレード10、20を折り取って行った。1本のカッターブレード10、20につきスモールサイズの場合5回、ラージサイズの場合3回、かかる操作を繰り返し、各サイズ3本、すなわち、スモールサイズの場合15回、ラージサイズの場合9回の刃折り作業を行った。かかる刃折り作業において、切先11a、21aから2本目の刃折り線13、23で折れたもの(図7(a)参照)が全数だったものをA、刃折り線13、23以外の場所で折れたもの(図7(b)参照)が1回だったものをB、2回以上折れたものをCとした。
表3、4に示す通り、刃折れ試験の結果、全面に表面改質コーティングが施された実施例S1〜S12、L1〜L26については、すべてがA評価となった。一方、酸化被膜が施された、または、表面改質コーティングが施されていない比較例S1、S2、L1、L2については、BまたはC評価となった。全面に表面改質コーティングが施された実施例S1〜S12、L1〜L26は、すべて適切な場所で刃折れが生じるものとなった。
(刃欠け試験)
そして、実施例S1〜S12、L1〜L26、及び、比較例S1、S2、L1、L2に基づきカッターブレードの刃欠け性試験について説明する。刃欠け性試験は、カッティングマット上に置いたコピー用紙(A4判)に対して長さ200mm、20本の切れ込みを入れた後の切先11a、21aの形状について、光学顕微鏡で視認し、試験前後で形状に変化がなかったもの(図8(a)参照)をA、形状に変化があったもの(図8(b)参照)をBとした。
表3、4に示す通り、刃欠け試験の結果、全面に表面改質コーティングが施された実施例S1〜S12、L1〜L26のうち、コーティング厚が3μm以上の実施例L3、L16はBとなったものの、他はすべてがA評価となった。一方、酸化被膜が施された、または、表面改質コーティングが施されていない比較例S1、S2、L1、L2に関しては、すべてB評価となった。表面改質コーティングのコーティング厚が3μm以上の場合を除き、カッターブレードの硬度にかかわらず刃欠けが生じにくいものとなった。
(切れ味試験)
また、実施例L13、及び、比較例L1、L2に基づきカッターブレードの切れ味試験について説明する。切れ味試験はISO−8442−5に規定される手順に沿って、具体的には、カッターブレード10、20を垂直にセットし、重ねた規定紙の上にのせた後、紙を刃にあてた状態で前後に動かし、各ストローク毎の切れ込みの深さを測定した。試験結果から刃の鋭さを示すICP(Sharpness Test)と耐久性を示すLife Test値が求められる。求められたICP、及び、Life Test値を表4に示す。また、Life Testから得られる切り込み深さ及び切り込み回数の試験結果を図9に示す。図9の縦軸は切り込み深さ(mm)、横軸は切り込み回数を示している。
表4に示すように、実施例L13については、比較例L1、L2と同等のICP(Sharpness Test)である一方、Life Test値は大きなものとなっており、耐久性に優れたものとなった。また、図9に示すように、実施例L13は、比較例L1,L2と比べて切り込み回数が増えても深い切り込み深さを達成することができた。
以上の各種試験から、刃折り線を有する折る刃タイプのカッターブレードの全面に表面改質コーティングを施し、併せて、適切な深さの刃折り線を設けることにより、カッターブレードの硬度に寄ることなく、刃折り線に沿って適切な場所で折れ、また、ブレード全体の柔軟性を有し、更に、良好な刃欠け性、刃折れ性を示すカッターブレードを得ることができた。そして、更にブレード母材の硬度、表面改質コーティングのコーティング厚、刃折り線の深さのバランスをとることにより、柔軟性、刃欠け性、刃折れ性のみならず耐久性も良好なカッターブレードを得ることができた。
10,20…カッターブレード 10a…表面 11、21…切刃 11a、21a…切先 12,22…貫通孔 13,23…刃折り線 13a…底面 30…万力 α…刃先角度 β…許容曲げ角度 H…ホルダ P…ペンチ F…荷重測定機 R…測定点

Claims (8)

  1. 刃折り線を有する折る刃タイプのカッターブレードであって、
    ブレード母材の全体に表面改質コーティングが施されており、
    カッターブレード厚さに対する前記刃折り線の深さの比率が0.10以上0.60以下である、カッターブレード。
  2. 前記カッターブレードの許容曲げ角度が45°以上である、請求項1に記載のカッターブレード。
  3. 前記カッターブレードの刃折り力が、8N以上25N以下である、請求項1又は2に記載のカッターブレード。
  4. 前記カッターブレードのビッカース硬さ(Hv)が、240以上である、請求項1〜3のうち何れか一項に記載のカッターブレード。
  5. 前記表面改質コーティングのコーティング材は、窒化チタン、窒化亜鉛、炭化窒化チタン、チタン・アルミ・ナイトライドのうち何れか一つである、請求項1〜4のうち何れか一項に記載のカッターブレード。
  6. 刃先角度は10°以上25°以下である、請求項1〜5のうち何れか一項に記載のカッターブレード。
  7. 前記表面改質コーティングの厚さは、0.1μm以上2.5μm以下である、請求項1〜6のうち何れか一項に記載のカッターブレード。
  8. 前記表面改質コーティングは、40℃以上400℃以下の温度で施されている、請求項1〜7のうち何れか一項に記載のカッターブレード。
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