JP2014091815A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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久美子 細川
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渉 松田
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Abstract

【課題】身体さっぱり、頭髪なめらかな洗浄剤組成物の提供
【解決手段】A:R1−COOY(R1はC9〜21のアルキル基又はアルケニル基、YはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、NH4、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸)で表される脂肪酸/塩、B:R2O(CH2CH2O)n−CH2COOY(R2はC4〜22のアルキル基、nは0〜20、YはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、NH4、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸)で表されるアルキルエーテルカルボン酸/塩、C:R3O(CH2CH2O)m−SO3Y(R3はC8〜22のアルキル基又はアルケニル基、mは0〜20、平均が0〜5、YはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、NH4、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸)で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸/塩、D:水を含有、質量比が酸換算で、A/(B+C)=0.25〜2.3の洗浄剤組成物
【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関する。
身体を洗うための洗浄剤としては、泡立ちや洗浄力に加え、すすぎ時のさっぱり感、きしみ感が求められ、高級脂肪酸塩を主成分としたものが知られている(特許文献1)。
また、毛髪を洗うための洗浄剤としては、泡立ちや洗浄力に加え、すすぎ時に髪の毛を触ったときのなめらかな指通りが求められ、アルキルエーテル硫酸塩を主成分としたものが知られている(特許文献2)。
特開2003−160470号公報 特開2010−235522号公報
近年では、生活習慣の変化に伴い、朝、短時間にシャワーなどで頭から身体までを洗浄し、また、1本の洗浄剤で毛髪及び身体の洗浄を簡便に済ませたいとのニーズがある。
このようなニーズに対して、高級脂肪酸塩を主成分とした洗浄剤では、すすぎ時の身体のさっぱり感は得られるものの、髪の毛がきしんでしまい指通りが悪く、一方、アルキルエーテル硫酸塩を主成分とした洗浄剤では、すすぎ時に頭髪に対する指どおりはなめらかできしむことはないが、身体をすすいだときにいつまでもぬるぬるして、さっぱりとした感触が得られない。
また、高級脂肪酸塩とアルキルエーテル硫酸塩を組み合わせた洗浄剤の場合は、すすぎ時に身体をさっぱりさせるが、髪の毛に対してはきしんでしまうか、髪の毛はきしまないが、身体はぬるついてしまうなど、いずれか一方の性能しか満足させることはできなかった。
本発明は、洗浄後にすすぐと、身体はぬるつくことがなくさっぱりし、毛髪はきしみが抑制され指通りがなめらかになる洗浄剤組成物に関する。
発明者らは、特定の脂肪酸またはその塩、アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、アルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またその塩を併用することにより、上記課題を解決した洗浄剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)一般式(1)
Figure 2014091815
(式中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表される脂肪酸またはその塩、
(B)一般式(2)
Figure 2014091815
(式中、R2は炭素数4〜22のアルキル基を示し、nは0〜20の数を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるアルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
(C)一般式(3)
Figure 2014091815
(式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは0〜20の数を示し、且つmの平均が0〜5であり、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩、
(D)水
を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3である洗浄剤組成物に関する。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄後のすすぎ時に肌がぬるつかず、さっぱりとした感触が得られ、しかも、毛髪はきしみが抑制され、なめらかな指通りとなる。また、洗浄剤組成物を多量の水で希釈して、洗浄剤が薄い濃度となっても、高い洗浄性能を示すことができる。
本発明で用いる成分(A)の脂肪酸は、前記一般式(1)で表されるものである。
式中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良く、炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、炭素数11〜17のアルキル基がより好ましい。成分(A)としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸が好ましい。
また、泡のキメをより細かくし、つっぱり感を抑制する点から、成分(A)の脂肪酸において、一般式(1)中、R1の炭素数が11〜13のアルキル基又はアルケニル基である脂肪酸が、成分(A)の全脂肪酸中に40〜100質量%含まれているのが好ましく、70〜95質量%含まれているのがより好ましい。
また、一般式(1)中、Yとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来の有機アンモニウム;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。これらの中で、起泡性、低温安定性低温安定性、経時での着色のなさの点から、アルカリ金属が好ましい。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、洗浄性と起泡性を得る観点から、含有量は、全組成中に酸として、1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましい。また、泡立ちの速さとすすぎやすさの点から、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、13質量%が更に好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜13質量%が更に好ましい。
本発明で用いる成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、一般式(2)で表されるものである。
式中、R2は炭素数4〜22のアルキル基であり、炭素数6〜20のアルキル基が好ましく、炭素数8〜18のアルキル基がより好ましく、炭素数8〜16のアルキル基が更に好ましく、炭素数10〜16のアルキル基がより更に好ましい。また、R2のアルキル鎖は、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良いが、起泡性の点から、直鎖アルキル基が好ましい。さらに、R2の平均炭素数は、起泡性及び泡質、さらに低温安定性の点から、10.8〜12.8が好ましく、10.8〜12.5がより好ましく、12.1〜12.4が更に好ましい。
また、R2は2種以上のアルキル基を含むことが好ましく、泡量及び泡質に優れる点から、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が、成分(B)中55質量%以上97質量%未満であるのが好ましく、60〜95質量%がより好ましく、70〜95質量%が更に好ましい。
また、式中、nは0〜20の数を示し、0〜12がより好ましい。なお、nは、エチレンオシキシドの付加モル数を示し、成分(B)の組成中の平均付加モル数(nの平均値)は、泡質が良好である点から、1.5〜10が好ましく、2.5〜4.5がより好ましく、2.5〜3.4が更に好ましく、2.8〜3.4がより好ましく、2.8〜3.1が更に好ましい。
成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、すすぎ時のきしみ感が向上する点から、一般式(2)において、n=0の成分を4.3〜30質量%含むのが好ましく、4.9〜27質量%がより好ましく、9.6〜27質量%が更に好ましく、9.9〜16質量%がより好ましく、9.9〜15質量%含むのが更に好ましい。
さらに、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量は、泡質、泡量の観点から、40質量%未満が好ましく、20〜37質量%がより好ましく、27〜36.5質量%が更に好ましく、35〜36.1質量%がより更に好ましい。
また、式中、Yとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来の有機アンモニウム;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。これらの中で、起泡性、低温安定性、経時での着色のなさの点から、アルカリ金属が好ましい。
成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、一般式(2)中、n=0、1、2、3、4の成分の質量割合が、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜3.50:0.89〜3.00:0.76〜3.00:0.63〜1.6であることが、起泡性、洗浄性、すすぎ時のきしみ感の両立性の点から好ましい。
さらには、一般式(2)中、n=0の成分を9.6質量%以上12質量%未満含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.53〜1.87:1.59〜2.25:1.33〜2.16:1.14〜1.52となるか、又は、n=0の成分を12質量%以上17質量%以下含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜1.34:0.89〜1.40:0.76〜1.23:0.63〜0.99となるのが、起泡性とすすぎ性の観点から好ましい。
さらに、一般式(2)中、n=0の成分を9.9〜11.5質量%含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.58〜1.84:1.72〜2.17:1.49〜2.00:1.14〜1.52となるか、又は、一般式(2)中、n=0の成分を13〜17質量%含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.00〜1.31:0.93〜1.34:0.79〜1.18:0.63〜0.99となるのが、泡量、泡質とすすぎ性の観点から好ましい。
成分(B)において、一般式(2)中、R2は炭素数4〜22のアルキル基であり、R2の平均炭素数は10.8〜12.8であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、1.5〜10であり、n=0の成分を4.9〜27質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が20〜37質量%であることが好ましい。このようにすることで、起泡性を早めることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、R2は炭素数6〜20のアルキル基であり、R2の平均炭素数は10.8〜12.8であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.5〜4.5であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が27〜36.5質量%であることが好ましい。このようにすることで、起泡性を早めることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、R2は炭素数8〜18のアルキル基であり、R2の平均炭素数は10.8〜12.8であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.5〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が27〜36.5質量%であることが好ましい。このようにすることで、すすぎ時の身体のさっぱり感を強めることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、R2は炭素数8〜16のアルキル基であり、R2の平均炭素数は10.8〜12.5であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が60〜95質量%であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.8〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%、好ましくは9.9〜16質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が27〜36.5質量%であるのが好ましい。このようにすることで、泡量、泡質を向上させることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、R2は炭素数10〜16のアルキル基であり、R2の平均炭素数は12.1〜12.4であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が60〜95質量%であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.8〜3.1であり、n=0の成分を9.9〜15質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が35〜36.1質量%であるのが好ましい。このようにすることで、泡量、泡質、および泡の垂れにくさを向上させることができる。
なお、本発明の成分(B)において、R2のアルキル鎖長の分布、R2の平均アルキル鎖長、n=0の成分量、nの平均付加モル数、n=0、1、2、3、4の成分の質量割合は、一般式(2)で表されるアルキルエーテルカルボン酸をガスクロマトグラフィーによる分析を行い、以下のようにして求める。
〔R2のアルキル鎖長の分布〕
ガスクロマトグラフィーより得られるピーク面積のうち、n=0モルに相当する各アルキル鎖長のピーク面積を求め、それらの総和を100とし、各アルキル鎖長分布の百分率を求めた。n=1〜3モルにおいても同様に計算し、n=0〜3モルの各アルキル鎖長分布の百分率の値を平均し、R2のアルキル鎖長の分布を求めた(これより、R2の組成のうち最も多く含有するアルキル基成分を特定できる)。
〔R2の平均アルキル鎖長〕
上記のようにして求めたR2のアルキル鎖長の分布より、各成分の割合を求め、得られた割合に対応するアルキル鎖長分の炭素数を各々掛け、これらの総和を得た。これを平均アルキル鎖長とした。
〔n=0の成分量、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量〕
2の組成のうち、最も多く含有するアルキル鎖長を特定し、その成分のn=0〜10に相当するガスクロマトグラフィーの面積を合計した。その合計量を100%として、n=0の成分量、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量を算出した。
〔nの平均付加モル数〕
2の組成のうち最も多く含有するアルキル鎖長を特定し、その成分のn=0〜10に相当するガスクロマトグラフィーの面積を合計した(nが11以上のものは微量であり、計算から除いた)。その合計量を1として、n=0〜10の各々の割合を求めた。この割合に、各々の付加モル数を掛け、これらの合計をnの平均付加モル数とした。
〔n=0、n=1、n=2、n=3、n=4の成分の質量割合〕
EO付加モル数の異なる各成分の比率に関しては、ガスクロマトグラフィーにより得られるピーク面積から、上記に示した方法でR2のアルキル鎖長の分布を求め、R2の組成のうち最大含有量のアルキル鎖長成分を特定し、その最大成分のn=0、n=1、n=2、n=3、n=4の面積比から特定した。
成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、前記のような組成を有するものが好ましい。
成分(B)は、洗浄時の十分な泡量、良好な泡質を得つつ、つっぱり感を抑制する点から、含有量は、全組成中に酸として、1質量%以上が好ましく、1.5質量%以上がより好ましく、2質量%以上が更に好ましい。そして、泡立ちの早さやすすぎやすさの点から、全組成中に20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に1〜20質量%が好ましく、1.5〜15質量%がより好ましく、2〜10質量%が更に好ましい。
本発明で用いる成分(C)のアルキル硫酸、ポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩は、前記一般式(3)で表されるものである。
式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良く、炭素数12〜18のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、炭素数12〜14のアルキル基がより好ましい。
また、式中、mは0〜20の数を示し、0〜12がより好ましい。mは、エチレンオシキシドの付加モル数を示し、成分(C)の組成中の平均付加モル数(mの平均値)は、起泡性および泡量の観点から、0〜5であり、0〜3が好ましい。
Yとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、グルクアンモニウム等の有機アンモニウム;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。これらのうち、水への溶け易さ、なじみやすさの点から、アルカリ金属、アンモニウムが好ましい。
成分(C)としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム等が好ましい。
また、EMAL 0、EMAL 10、EMAL 125HP、EMAL 170J、EMAL 2F、EMAL 270J、EMAL E−27C(以上、花王社製)等の市販品を使用することができる。
さらに、成分(C)は、頭髪のすすぎ時のきしみ感を低減する観点から、一般式(3)において、m=0の成分を、成分(C)中10〜50質量%含有するのが好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、起泡性および泡量の観点から、含有量は、酸として全組成中に1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましい。そして、身体のさっぱり感やすすぎの早さの点から、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(C)の含有量は酸として、全組成中に1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物において、成分(A)、(B)及び(C)の質量比は、すすぎ時の身体のきしみ感と髪指通りのなめらかさの両立から、酸換算で、(A)/((B)+(C))が、0.25以上であり、0.3以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、2.3以下であり、1.8以下が好ましく、1.2以下がより好ましい。また、成分(A)、(B)及び(C)の質量比は、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3であり、0.3〜1.8が好ましく、0.4〜1.2がより好ましい。
さらに、本発明の洗浄剤組成物において、成分(B)及び(C)の質量比は、成分(A)により生成するスカム量を抑制し、頭髪のすすぎ時のきしみ感を低減する観点から、酸換算で、(B)/(C)が0.05以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、0.7以上が更に好ましく、6以下が好ましく、2.3以下がより好ましく、1.5以下が更に好ましい。また、成分(B)及び(C)の質量比は、酸換算で、(B)/(C)=0.05〜6が好ましく、0.2〜2.3がより好ましく、0.7〜1.5が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、溶媒として成分(D)水を含有し、洗浄剤組成物を構成する前記成分及びその他成分の残部となる。水の含有量は、全組成中に10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、30質量%以上が更に好ましく、94質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、87質量%以下が更に好ましく、85質量%以下がより更に好ましい。また、成分(D)の水の含有量は、全組成中に、10〜94質量%が好ましく、15〜90質量%がより好ましく、30〜87質量%が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、さらに、(E)IOB値が1〜4である水溶性溶媒又は糖類を含有することができ、すすぎ時のきしみ感を低減させることができる。IOB値は、1.5〜3.5が好ましく、2.0〜3.4がより好ましい。
ここで、IOB値は、Inorganic/Organic Balance(無機性/有機性比)の略であって、無機性値の有機性値に対する比率を表す値であり、有機化合物の極性の度合いを示す指標となるものである。具体的には、IOB値=無機性値/有機性値として表される。「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値を算出することができる(例えば、甲田善生著、「有機概念図−基礎と応用−」p11〜17、三共出版、1984年発行参照)。
成分(E)としては、例えば、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、のポリエチレングリコール、イソプレングリコール、マルチトール、キシリトール、ジグリセリンポリプロピレングリコール等が挙げられる。これらのうち、すすぎ時に髪のきしみが低減する観点から、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、重量平均分子量が200〜600のポリエチレングリコールが好ましく、さらに、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールが好ましい。
成分(E)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、すすぎ時に髪がきしまないという観点から、含有量は、全組成中に1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましく、15質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に1〜15質量%が好ましく、2〜12質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、さらに、(F)アルキルポリグルコシドを含有することができ、低温での安定性を向上させることができる。
成分(F)のアルキルポリグルコシドとしては、炭素数6〜22のアルキル基を有し、グルコシド単位の縮合度が1〜7のものが好ましい。例えば、オクチルポリグルコシド、2−エチルヘキシルポリグルコシド、デシルポリグルコシド、ラウリルポリグルコシド、ミリスチルポリグルコシド、パルミチルポリグルコシド、イソステアリルポリグルコシド、ステアリルラウリルポリグルコシド、オレイルポリグルコシド、ベヘニルポリグルコシド等が挙げられる。これらのうち、炭素数8〜18のアルキル基を有し、グルコシド単位の縮合度が1〜7のものがより好ましい。
成分(F)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、全組成中に0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、1.5質量%以上が更に好ましく、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、6質量%以下が更に好ましい。また、成分(F)の含有量は、全組成中に0.5〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましく、1.5〜6質量%が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、更に、通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えば、成分(A)、(B)及び(C)以外の界面活性剤、成分(E)以外の保湿剤、油性成分、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、キレート剤、増粘剤、塩類、パール化剤、スクラブ剤、香料、冷感剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物エキス等を含有することができる。
本発明に用いる増粘剤としては、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、安定性の観点から、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体が好ましく、含有量は、全組成中に0.01〜1質量%が好ましく、0.05〜0.9質量%がより好ましく、0.1〜0.8質量%がさらに好ましい。
本発明に用いる成分(A)、(B)及び(C)以外の界面活性剤としては、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤が好ましい。両性界面活性剤の含有量は、泡立ちの観点から、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、0.3〜8質量%がより好ましく、1〜6質量%がさらに好ましい。カチオン界面活性剤の含有量としては、全組成中に5質量%以下が好ましく、1質量%がより好ましく、0.1質量%がさらに好ましく、含有しなくてもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、通常の方法により、配合成分を混合することにより製造される。得られる洗浄剤組成物は、液状又は固形状いずれでも良いが、液状である場合には、30℃において、B型粘度計(東京計器社製)で測定したときの粘度が200〜80000mPa・sであるのが好ましく、配合成分を適宜選択することにより調整することができる。
また、pHは、7〜12であることが好ましく、8〜11.5がより好ましく、8.5〜11であるのが更に好ましい。なお、pHの測定は、30℃において、各洗浄剤組成物をイオン交換水で20倍に希釈して行った値である。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、洗顔料、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー、1本の洗浄剤で毛髪及び身体の洗浄剤等として好適であり、洗顔料、ボディーソープ、シャンプー、1本の洗浄剤で毛髪及び身体の洗浄剤が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物を用いて身体を洗浄する方法は、例えば、以下のとおりである。すなわち、本発明の洗浄剤組成物を身体、つまり顔、手足、胴体などの身体皮膚部や、頭髪に適量を適用し、なじませるか、泡立てて洗浄した後、シャワー等の温水を利用してすすぐ方法である。また、樹脂製のタオル、樹脂製のスポンジ、ブラシ等の洗浄補助具に適量を適用し、泡立てて使用することで、より効果的に洗浄することもできる。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)一般式(1)
Figure 2014091815
(式中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表される脂肪酸またはその塩、
(B)一般式(2)
Figure 2014091815
(式中、R2は炭素数4〜22のアルキル基を示し、nは0〜20の数を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるアルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
(C)一般式(3)
Figure 2014091815
(式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは0〜20の数を示し、且つmの平均が0〜5であり、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩、
(D)水
を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3である洗浄剤組成物。
<2>成分(B)と(C)の質量比が、酸換算で、(B)/(C)=0.05〜6であって、0.2〜2.3が好ましく、0.7〜1.5がより好ましい前記<1>1記載の洗浄剤組成物。
<3>成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.3〜1.8であって、0.4〜1.2が好ましい前記<1>または<2>記載の洗浄剤組成物。
<4>成分(C)が、一般式(3)において、m=0の成分を、成分(C)中10〜50質量%含有する前記<1>〜<3>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<5>さらに、(E)IOB値が1〜4である水溶性溶媒又は糖類を含有する前記<1>〜<4>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<6>成分(E)が、プロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上である前記<5>記載の洗浄剤組成物。
<7>成分(E)の含有量が、全組成中に1〜15質量%であって、2〜12質量%が好ましく、3〜10質量%がより好ましい前記<5>又は<6>記載の洗浄剤組成物。
<8>さらに、(F)アルキルポリグルコシドを含有する前記<1>〜<7>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<9>成分(F)の含有量が、全組成中に0.5〜10質量%であって、1〜8質量%が好ましく、1.5〜6質量%がより好ましい前記<8>記載の洗浄剤組成物。
<10>成分(A)の脂肪酸が、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸から選ばれる1種又は2種以上である前記<1>〜<9>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<11>成分(A)の含有量が、全組成中に1〜20質量%であて、2〜15質量%が好ましく、3〜13質量%がより好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<12>成分(B)において、一般式(2)中、nの平均値(平均付加モル数)が1.5〜10である前記<1>〜<11>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<13>成分(B)において、一般式(2)中、R2が炭素数6〜20のアルキル基であり、nの平均値が2.5〜4.5であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含む前記<1>〜<12>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<14>成分(B)において、一般式(2)中、R2が炭素数8〜18のアルキル基であり、nの平均値が2.5〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含む前記<1>〜<13>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<15>成分(B)において、一般式(2)中、R2が炭素数8〜16のアルキル基であり、nの平均値が2.8〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%、n=1の成分とn=2の成分を合計で27〜36.5質量%含む前記<1>〜<14>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<16>成分(B)において、一般式(2)中、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜3.50:0.89〜3.00:0.76〜3.00:0.63〜1.6となる前記<1>〜<15>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<17>成分(B)において、一般式(2)中、R2が2種以上のアルキル基を含み、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満である前記<1>〜<16>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<18>成分(B)において、一般式(2)中、n=0の成分を8質量%以上12質量%未満含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.53〜1.87:1.59〜2.25:1.33〜2.16:1.14〜1.52となるか、又は、n=0の成分を12質量%以上17質量%以下含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜1.34:0.89〜1.40:0.76〜1.23:0.63〜0.99となる前記<1>〜<17>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<19>成分(B)の含有量が、全組成中に1〜20質量%であって、1.5〜15質量%が好ましく、2〜10質量%がより好ましい前記<1>〜<18>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<20>成分(C)が、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム及びポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上である前記<1>〜<19>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<21>成分(C)の含有量が、全組成中に1〜20質量%であって、2〜15質量%が好ましく、3〜10質量%がより好ましい前記<1>〜<20>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<22>前記<1>〜<21>のいずれか1記載の洗浄剤組成物を、身体および頭髪に適用してすすぐ洗浄方法。
(測定方法)
本発明において、成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸のアルキル組成、EO付加モル分布及び各成分の比率は、ガスクロマトグラフィー(GC)により、以下の分析方法で測定した。
(GC分析条件)
GC機器;アジレントテクノロジー社製、7890A
カラム;アジレントテクノロジー社製、DB−5
(30m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
検出器;FID
キャリア;ヘリウムガス、1mL/min
昇温条件;100℃から325℃まで5℃/minで昇温。その後、35分間325℃を保持。
(サンプルの前処理方法)
アルキルエーテルカルボン酸150mgをメタノール50mLで溶解した。また、洗浄剤組成物については、アルキルエーテルカルボン酸として150mgとなるよう採取し、メタノール50mLで溶解した。なお、洗浄剤組成物がポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩などの強アニオン性の界面活性剤を含む場合、それらが250mg以下となるように採取した。この溶液1mLを採取して、あらかじめメタノール4mLでコンディショニングを行った固相カートリッジ(Biotage製、Isolute SAX、1g、3mL、500-0100-B)に適用し、10mL丸底試験管に通過液を捕集した。その後、ギ酸4.6gに100mLのメタノールを加えた溶液6mLで溶出し、溶出液についても同じ試験管に捕集した。捕集した溶液は、50℃に加温したブロックヒーターに設置し、窒素ガスを吹き込み、1mL程度まで濃縮した後、さらに室温下で窒素ガスを吹き込み乾燥させた。そこに、ジアゾメタン−エーテル溶液2mLを加え、攪拌しながら室温下で10分間放置し誘導体化を行った。その後、室温下で窒素ガスを吹き込み、500μL以下になるまで濃縮した後、クロロホルムを加えて500μLとし、GC分析に供した。
なお、ジアゾメタン−エーテル溶液は、ジアゾメタン生成装置(宮本理研工業製、GM−50)を用い、以下の手順で調製した。第1と第2の受け器、第2と第3の受け器をシリコンゴム栓およびテフロン(登録商標)チューブで連結する。第2の受け器に、N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン0.8gを採取し、2.5mLのイオン交換水を加えた。第3の受け器に、t−ブチルメチルエーテル10mLを採取した。第1、第2、第3の受け器を氷冷した。続いて第2の受け器に、プラスチックシリンジを備え付け、このシリンジ中に水酸化ナトリウム20gをイオン交換水100mLに溶解させた溶液3mLを入れた。この水酸化ナトリウム水溶液をゆっくりと滴下してジアゾメタンガスを生成させ、第1の受け器側から静かに窒素ガスを吹き込み、第3の受け器のt−ブチルメチルエーテルに溶解させて、ジアゾメタン−エーテル溶液を得た。
上記サンプルの前処理における試薬は以下のものを使用した。
メタノール(関東化学製、高速液体クロマトグラフィー用、25183-1B)
ギ酸(和光純薬工業製、試薬特級、066-00461)
クロロホルム(関東化学製、鹿1級、07278-01)
N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(関東化学製、鹿1級、25596-51)
t−ブチルメチルエーテル(関東化学製、鹿特級、04418-00)
水酸化ナトリウム(和光純薬工業製、特級、196-13761)
本発明の洗浄剤組成物に用いる成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、例えば以下のようにして製造することができる。なお、断りのない限り「%」は質量%を示す。
製造例1
攪拌および温度調節機能を備えたステンレス製オートクレーブに、ラウリルアルコール[商品名:カルコール2098、花王製]1144g(6.14モル)、ミリスチルアルコール[商品名:カルコール4098、花王製]60.2g(0.281モル)、水酸化カリウム2.68g(0.0478モル)を仕込み、減圧脱水を行った。次いで、エチレンオキサイド(EO)996g(22.6モル)を155℃にて導入し、反応温度155℃、反応圧力0.4MPaで2時間反応を行った。反応終了後、80℃、6kPaの減圧条件で30分間攪拌し、未反応のエチレンオキサイドを除去した後、窒素を導入し常圧にし、4.82g(0.0482モル)の90%乳酸をオートクレーブ内に加え、80℃で30分間攪拌し、EO付加モル数3.55モルのアルキルエトキシレート(以下、「生成AE」ともいう)を得た。
攪拌機能、温度調節機能及び酸素ガス導入管を取り付けたガラス製反応容器に、上記生成物90g(0.2モル)と、48%水酸化ナトリウム水溶液16.7g(水酸化ナトリウムとして0.2モル)、パラジウム−白金−ビスマス系触媒(活性炭にパラジウム4%、白金1%及びビスマス5%を担持、含水率50%)0.9g、水494.4gをそれぞれ仕込んだ。攪拌条件下、液温を70℃まで昇温し、酸素を27モル%(対生成AE/時間)の割合で吹き込みながら、反応温度70℃で3.5時間接触酸化反応を行った。反応率は89%であった。
反応終了後、反応液から触媒を濾別し、アルキルエーテルカルボン酸Na塩の水溶液を得た。続いて、35%塩酸を加え、分液操作を実施し、アルキルエーテルカルボン酸を得た。これをEC1とする。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、EC1は、一般式(2)において、Y=H、R2はラウリル基/ミリスチル基=95/5、平均炭素数は12.1、nの平均値は2.8、n=0の成分を14.7質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は36.1質量%であった。
また、EO付加モル数の異なる各成分の比率に関しても、R2の組成のうち最大成分の測定値から算出した結果、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.22:1.23:1.06:0.83であった。
製造例2
製造例1に倣い、デシルアルコール[商品名:カルコール1098、花王製]、ラウリルアルコール[商品名:カルコール2098、花王製]、ミリスチルアルコール[商品名:カルコール4098、花王製]、セチルアルコール[商品名:カルコール6098、花王製]を質量比10/70/15/5に混合した原料にEOを反応させ、EO付加モル数3.55モルのアルキルエトキシレートを得た。これを製造例1同様、酸化反応を行い、得られたアルキルエーテルカルボン酸塩を塩酸処理することにより、アルキルエーテルカルボン酸を得た。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はデシル基/ラウリル基/ミリスチル基/パルミチル基=10/70/15/5、平均炭素数は12.3、nの平均値は3.3、n=0の成分を15.2質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は31.4質量%であった。
また、EO付加モル数の異なる各成分の比率に関しても、R2の組成のうち最大成分の測定値から算出した結果、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.07:1.00:0.85:0.67であった。
製造例3
攪拌、温度調節機能を取り付けたガラス製反応容器に、ラウリルアルコール372g(2.00モル)を仕込み、攪拌条件下、液温を70℃まで昇温し、モノクロロ酢酸ナトリウム256g(2.20モル)及び水酸化ナトリウム88g(2.20モル)を分割して加えながら、5時間反応を行った。反応終了後、析出物を濾別し、続いて35%塩酸を加え、酸型化し、アルキルエーテルカルボン酸を得た(一般式(2)において、Y=H、R2はラウリル基、n=0)。
製造例4
製造例1に倣い、デシルアルコールを原料にEOを反応させ、EO付加モル数3.55モルのアルキルエトキシレートを得た。これを製造例1同様、酸化反応を行い、得られたアルキルエーテルカルボン酸塩を塩酸処理することにより、アルキルエーテルカルボン酸を得た。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はデシル基、nの平均値は3.1、n=0の成分を16質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は37質量%であった。
製造例5
製造例1に倣い、ラウリルアルコールを原料にEOを反応させ、EO付加モル数3.55モルのアルキルエトキシレートを得た。これを製造例1同様、酸化反応を行い、得られたアルキルエーテルカルボン酸塩を塩酸処理することにより、アルキルエーテルカルボン酸を得た。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はラウリル基、nの平均値は3.1、n=0の成分を16質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は37質量%であった。
製造例6
製造例1に倣い、ミリスチルアルコールを原料にEOを反応させ、EO付加モル数3.55モルのアルキルエトキシレートを得た。これを製造例1同様、酸化反応を行い、得られたアルキルエーテルカルボン酸塩を塩酸処理することにより、アルキルエーテルカルボン酸を得た。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はミリスチル基、nの平均値は3.1、n=0の成分を16質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は37質量%であった。
製造例7
製造例1に倣い、ラウリルアルコール、セチルアルコールを質量比20/80に混合した原料にEO付加し、EO付加モル数3.55モルのアルキルエトキシレートを得た。これを製造例1同様、酸化反応を行い、得られたアルキルエーテルカルボン酸塩を塩酸処理することにより、アルキルエーテルカルボン酸を得た。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はラウリル基/パルミチル基=20/80、nの平均値は3.1、n=0の成分を16質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は37質量%であった。
製造例8
製造例1に倣い、ラウリルアルコールを原料にEO反応させ、EO付加モル数4.05モルのアルキルエトキシレートを得た。これを製造例1同様、酸化反応を行い、得られたアルキルエーテルカルボン酸塩を塩酸処理することにより、アルキルエーテルカルボン酸を得た。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はラウリル基、nの平均値は3.5、n=0の成分を11.4質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は30.6質量%であった。
また、EO付加モル数の異なる各成分の比率に関しても、R2の組成のうち最大成分の測定値から算出した結果、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.31:1.38:1.25:1.06であった。
製造例9
攪拌および温度調節機能を備えたステンレス製オートクレーブに、ラウリルアルコール[商品名:カルコール2098、花王製]1144g(6.14モル)、ミリスチルアルコール[商品名:カルコール4098、花王製]60.2g(0.281モル)、水酸化カリウム2.6g(0.0478モル)を仕込み、減圧脱水を行った。次いで、エチレンオキサイド(EO)718g(16.3モル)を155℃にて導入し、反応温度155℃、反応圧力0.4MPaで2時間反応を行った。反応終了後、冷却し、80℃、6kPaの減圧条件で30分間攪拌し、未反応のエチレンオキサイドを除去した後、窒素を導入し常圧にし、4.82g(0.0482モル)の90%乳酸をオートクレーブ内に加え、80℃で30分間攪拌し、EO付加モル数2.55モルのアルキルエトキシレートを得た。
攪拌、温度調節機能を取り付けたガラス製反応容器に、上記生成物600g(2.00モル)を仕込み、攪拌条件下、液温を70℃まで昇温し、モノクロロ酢酸ナトリウム256g(2.20モル)及び水酸化ナトリウム88g(2.20モル)を分割して加えながら、5時間反応を行った。反応終了後、35%塩酸をpHが2.8になるまで加え、酸型化し油層を分取し、アルキルエーテルカルボン酸を得た。これをEC6とする。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、一般式(2)において、Y=H、R2はラウリル基/ミリスチル基=94/6、平均炭素数は12.1、nの平均値は3.1、n=0の成分を9.9質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は35.4質量%であった。
また、EO付加モル数の異なる各成分の比率に関しても、R2の組成のうち最大成分の測定値から算出した結果、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.65:1.92:1.74:1.32であった。
後述する実施例において、EC2に関しては、製造例5、製造例6、製造例7で得られたアルキルエーテルカルボン酸を、各々質量割合で78.75/15/6.25の比で混合し、EC2とした。
後述する実施例において、EC3に関しては、製造例2、製造例3で得られたアルキルエーテルカルボン酸を、各々質量割合で90/10の比で混合し、EC3とした。
後述する実施例において、EC4に関しては、製造例1で得られたEC1と製造例4で得られたアルキルエーテルカルボン酸を、各々質量割合で40/60の比で混合し、EC4とした。
後述する実施例において、EC5に関しては、製造例2、製造例8で得られたアルキルエーテルカルボン酸を、各々質量割合で40/60の比で混合し、EC5とした。
実施例で使用した成分(B)の構成は、表1に示すとおりである。
Figure 2014091815
実施例1〜13、比較例1〜6
表3び表4に示す組成の洗浄剤組成物を製造し、濁度、洗浄力、すすぎの速さ、毛髪試験でのきしみ感を評価した。結果を表3及び表4に併せて示す。なお、表3及び4に示す各成分の含有量は、100%濃度として換算した量(有効分)を示す。
(製造方法)
成分(D)に48%水酸化カリウムを添加し、75℃に加温した。この水溶液に成分(A)〜(C)を70℃で溶解し、混合した液を添加し、均一になるまで攪拌した。その後、必要に応じて成分(E)、(F)を加え、均一になるまで攪拌した後、25℃まで冷却して、洗浄剤組成物を得た。
(評価方法)
(1)濁度:
各洗浄剤組成物を、濃度0.002質量%となるように4°硬水溶液と混合した。その液をスターラーで5分間攪拌した後30秒以内に、濁度計(TN−100、防水型ポータブル濁度計、ニッコー・ハンセン社製)を用いて濁度を測定した。
(2)洗浄力:
表2のモデル皮脂にカーボンブラックを2%添加し、加熱混合して均一にし、冷却した。前腕部にそのモデル皮脂を約20μg、直径約3cmの大きさに塗布し、30分放置した。その後、モデル皮脂の上に直径約3cmのガラス製のカップをとりつけ、カップの中に、イオン交換水で60倍に希釈した洗浄剤を約5mL入れ、1分間静置した。その後、洗浄剤組成物とカップを取り除き、そのままの状態で5分間乾燥させた。
モデル皮脂の落ち具合は、モデル皮脂を塗布する前の肌の色(E0)、モデル皮脂を塗布後の肌の色、洗浄後の肌の色を、色差計(CR−300、コニカミノルタ製)を用いて測色した。これらの色から、以下の式により、洗浄率(ΔE(%))を求めた。
モデル皮脂を塗る前の肌の色 :E0(L0,a0,b0)、
モデル皮脂を塗った後の肌の色 :E1(L1,a1,b1)、
洗浄後の肌の色 :E2(L2,a2,b2)、
ΔE01=√((L0−L1)2+(a0−a1)2+(b0−b1)2
ΔE02=√((L1−L2)2+(a1−a2)2+(b1−b2)2
ΔE(洗浄率:%)=(1−ΔE02/ΔE01)×100
Figure 2014091815
(3)すすぎの速さ:
洗浄剤組成物2mLを手にとり、水道水を加え、両手で泡立て、軽く水をかけた前腕部の肘と手首の間を20秒間マッサージした。その後、水道水で20秒間肘から手首の間をすすぎ、その際の肌のすすぎの速さを4段階で評価した。
評価基準は、花王石鹸ホワイトを4:速い、花王エッセンシャルシャンプーを1:遅い、とし、4段階評価とした。
(4:速い(花王ホワイト石鹸と同レベルのはやさ)、3:やや速い、2:やや遅い、1:遅い(花王エッセンシャルシャンプーと同レベルの遅さ))
(4)毛髪試験でのきしみ感:
評価用毛束を軽く水道水で濡らし、洗浄剤組成物2mLをつけ、両手で20秒間泡立てた。その後、水道水で20秒間すすぎ、きしみ感を評価した。
評価基準は、花王エッセンシャルシャンプーを5:きしまない、花王石鹸ホワイトを1:きしむ、とし、4段階評価とした。
(4:きしまない、3:ややきしむが気にならない、2:ややきしんで気になる、1:明らかにきしむ)
(5)安定性:
洗浄剤組成物を50mLガラス瓶に入れ、−5℃に保存し、1日後の−5℃での状態を目視で確認した。
2:結晶の析出がない。
1:結晶の析出がある。
Figure 2014091815
Figure 2014091815
実施例14〜18
以下に示す組成の洗浄剤組成物を、実施例1〜13と同様にして製造することができる。得られる洗浄剤組成物はいずれも、洗浄後のすすぎ時に肌がさっぱりし、頭髪はきしむことがなく、なめらかな指通りとなる。また、洗浄剤組成物を多量の水で希釈し、洗浄剤が薄い濃度となっても、高い洗浄性能を示すことができる。
実施例14(洗浄剤組成物)
(成分)
ラウリン酸 2.0(質量%)
ヤシ油脂肪酸 4.0
EC1 6.0
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%)*1 10.0
ラウリル硫酸ナトリウム(30%)*2 5.0
48%KOH 適量
プロピレングリコール 5.0
アルキルグルコシド(40%)*3 7.5
ラウリルヒドロキシスルホベタイン(30%)*4 10.0
水 バランス
合計 100
*1:EMAL E−27C(27%)(花王社製)
*2:エマール 2F−30(30%)(花王社製)
*3:マイドール10(40%)(花王社製)
*4:アンヒトール20HD(30%)(花王社製)
実施例15(洗浄剤組成物)
(成分)
ラウリン酸 7.0(質量%)
ミリスチン酸 2.5
パルミチン酸 0.5
EC2 2.0
EC3 2.0
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%)*1 20.0
48%KOH 適量
プロピレングリコール 5.0
水 バランス
合計 100
*1:EMAL E−27C(27%)(花王社製)
実施例16(洗浄剤組成物)
(成分)
ラウリン酸 2.0(質量%)
ミリスチン酸 1.0
ヤシ油脂肪酸 4.0
EC4 2.0
EC5 2.0
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%)*1 15.0
48%KOH 適量
プロピレングリコール 5.0
ソルビトール 3.0
水 バランス
合計 100
*1:EMAL E−27C(27%)(花王社製)
実施例17(洗浄剤組成物)
(成分)
ラウリン酸 2.0(質量%)
ミリスチン酸 1.0
ヤシ油脂肪酸 4.0
EC1 3.0
EC6 3.0
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%)*1 20.0
48%KOH 適量
プロピレングリコール 5.0
アルキルグルコシド(40%)*3 7.5
水 バランス
合計 100
*1:EMAL E−27C(27%)(花王社製)
*3:マイドール10(40%)(花王社製)
実施例18(洗浄剤組成物)
(成分)
ラウリン酸 2.0(質量%)
ミリスチン酸 1.0
ヤシ油脂肪酸 3.0
EC1 2.0
ラウレス−6カルボン酸(23.5%)*5 2.0
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(25%)*6 20.0
48%KOH 適量
プロピレングリコール 7.0
アルキルグルコシド(40%)*3 12.5
ラウリルヒドロキシスルホベタイン(30%)*4 10.0
水 バランス
合計 100
*5:カオーアキポ RLM45 CA(23.5%)(花王社製)
*6:EMAL 125HP(25%)(花王社製)
*3:マイドール10(花王社製)(40%)(花王社製)
*4:アンヒトール20HD(30%)(花王社製)

Claims (17)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)一般式(1)
    Figure 2014091815
    (式中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表される脂肪酸またはその塩、
    (B)一般式(2)
    Figure 2014091815
    (式中、R2は炭素数4〜22のアルキル基を示し、nは0〜20の数を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表されるアルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
    (C)一般式(3)
    Figure 2014091815
    (式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは0〜20の数を示し、且つmの平均が0〜5であり、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩、
    (D)水
    を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3である洗浄剤組成物。
  2. 成分(B)と(C)の質量比が、酸換算で、(B)/(C)=0.05〜6である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.3〜1.8である洗浄剤組成物である請求項1または2記載の洗浄剤組成物。
  4. 成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.4〜1.2である洗浄剤組成物である請求項1〜3のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  5. 成分(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、成分(B)/成分(C)=0.2〜2.3である請求項1〜4のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  6. 成分(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、成分(B)/成分(C)=0.7〜1.5である請求項1〜5のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  7. 成分(C)が、一般式(3)において、m=0の成分を、成分(C)中10〜50質量%含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  8. さらに、(E)IOB値が1〜4である水溶性溶媒又は糖類を含有する請求項1〜7のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  9. さらに、(F)アルキルポリグルコシドを含有する請求項1〜8のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  10. 成分(B)において、一般式(2)中、nの平均値(平均付加モル数)が1.5〜10である請求項1〜9のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  11. 成分(B)において、一般式(2)中、R2が炭素数6〜20のアルキル基であり、nの平均値が2.5〜4.5であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含む請求項1〜10のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  12. 成分(B)において、一般式(2)中、R2が炭素数8〜18のアルキル基であり、nの平均値が2.5〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含む請求項1〜11のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  13. 成分(B)において、一般式(2)中、R2が炭素数8〜16のアルキル基であり、nの平均値が2.8〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%、n=1の成分とn=2の成分を合計で27〜36.5質量%含む請求項1〜12のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  14. 成分(B)において、一般式(2)中、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜3.50:0.89〜3.00:0.76〜3.00:0.63〜1.6となる請求項1〜13のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  15. 成分(B)において、一般式(2)中、R2が2種以上のアルキル基を含み、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満である請求項1〜14のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  16. 成分(B)において、一般式(2)中、n=0の成分を8質量%以上12質量%未満含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.53〜1.87:1.59〜2.25:1.33〜2.16:1.14〜1.52となるか、又は、n=0の成分を12質量%以上17質量%以下含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜1.34:0.89〜1.40:0.76〜1.23:0.63〜0.99となる請求項1〜15のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項記載の洗浄剤組成物を、身体および頭髪に適用してすすぐ洗浄方法。
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