JP2020015676A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄後にすすぐと、身体は速やかにストップフィーリングを感じ、かつ洗い上がりの皮膚がサッパリしていると同時に、毛髪ではすすぎ中に指通りが滑らかですすぎ残しが生じにくい一方、すすぎ終わりはサッパリした感触が得られる洗浄剤組成物の提供。【解決手段】(A)R1−COOY1で表される脂肪酸またはその塩、(B)R2−O−(CH2CH2O)n−CH2−COOY2で表されるアルキルエーテルカルボン酸またはその塩、(C)R3−O−(CH2CH2O)m−SO3Y3で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩、(D)カチオン性ポリマー0.01質量%以上0.3質量%未満、(E)水を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3である洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関する。
現在、一般的に身体を洗うための洗浄剤と毛髪を洗うための洗浄剤とは異なる製品が開発されている。これは、身体を洗うための洗浄剤も毛髪を洗うための洗浄剤も、泡立ちや洗浄力が必要とされる一方、使用する感触については異なる性能が求められているためである。具体的には、身体を洗うための洗浄剤は、すすぎが早くキュッとした感触を得ることでサッパリした感触が求められているのに対し、毛髪を洗うための洗浄剤は、洗浄時からすすぎ、タオルドライ後までなめらかな感触や指通りが求められている。
このため、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物であっても、毛髪洗浄剤では特許文献1に記載されるように、すすぎ時にきしみ感が無く、指通りの良いものが開発される一方、皮膚洗浄剤では特許文献2に記載されるように、すすぎ時に速やかに摩擦抵抗のある感触(ストップフィーリング)を付与するものが開発されてきていた。
ところで近年では、生活習慣の変化に伴い、朝、短時間にシャワーなどで頭から身体までを洗浄し、また、1本の洗浄剤で毛髪及び身体の洗浄を簡便に済ませたいとのニーズが生じている。これに答えるため、例えば特許文献3では、すすぐと身体はぬるつくことが無くサッパリし、毛髪はきしみが抑制されて指通りが滑らかになる洗浄剤組成物として、特定の脂肪酸、アルキルエーテルカルボン酸、アルキル硫酸塩を特定比率で含有する組成物が開示されている。
国際公開第2011/059063号 特開2009−263289号公報 特開2014−091815号公報
しかし、特許文献3の組成物であっても、シャワーで全身を洗い流す際、身体はぬるつくことが無くサッパリするものの、毛髪は髪の長さや密度、太さなどの違いですすぎ中にきしみ感を感じ、すすぎの最中に指どおりが悪くなり、また毛髪が絡まる場合があった。その結果、すすぎの最中に水が髪の間に入りにくくなり、すすぎ残しが生じる場合があった。
本発明は、洗浄後にすすぐと、身体は速やかにストップフィーリングを感じ、かつ洗い上がりの皮膚がサッパリしていると同時に、毛髪ではすすぎ中に指通りが滑らかですすぎ残しが生じにくい一方、すすぎ終わりはサッパリした感触が得られる洗浄剤組成物に関する。
本発明者らは、特許文献2や3の皮膚洗浄剤を皮膚と毛髪に適用して、すすいだ場合、皮膚ではシャワー水がかかることで速やかに皮膚表面にスカムが生成し、ヌルツキのないサッパリした感触を得るのに対し、毛髪上ではシャワー水が直接かかる毛髪表面付近に速やかにスカムが生成することで、毛髪同士がからまり、髪が密集する根元付近に水がかかりにくくなることで、すすぎ性が悪化したものと推測し、鋭意検討した。
その結果、特定の脂肪酸またはその塩、アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、アルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またその塩と、特定少量のカチオン性ポリマーを併用することにより、上記課題を解決した洗浄剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)一般式(1):
−COOY (1)
(式中、Rは炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表される脂肪酸またはその塩、
(B)一般式(2):
−O−(CHCHO)n−CH−COOY (2)
(式中、Rは炭素数4〜22のアルキル基を示し、nは0〜20の数を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるアルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
(C)一般式(3):
−O−(CHCHO)m−SO (3)
(式中、Rは炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは0〜20の数を示し、且つmの平均が0〜5であり、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩、
(D)カチオン性ポリマー 0.01質量%以上0.3質量%未満、
(E)水
を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3である洗浄剤組成物に関する。
また、本発明は、当該洗浄剤組成物を、身体および頭髪に適用してすすぐ洗浄方法に関する。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄後のすすぎ時に肌がぬるつかず、ストップフィーリング性が良好であり、さっぱりとした感触が得られる。しかも、毛髪はすすぎ時にきしみが抑制され、なめらかな指通りとなり、すすぎ残しが生じにくい。また、すすぎ終わり後は毛髪でもサッパリした感触が得られる。更に皮膚に対しても毛髪に対しても高い洗浄性能を示し、かつ洗浄実感も高い。
本発明で用いる成分(A)の脂肪酸は、前記一般式(1)で表されるものである。成分(A)は成分(B)、(C)と共に洗浄性を与えるとともに、高い洗浄実感を付与する。また、すすぎ時に水で希釈されることでスカムとなり、皮膚にストップフィーリングを与えると同時に毛髪にきしみ感を与え、毛髪の指通りを悪化させる。
式中、Rは炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良く、炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、炭素数11〜17のアルキル基がより好ましい。成分(A)としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸が好ましい。
また、泡立ちやすさや洗浄性の点から成分(A)の脂肪酸において、一般式(1)中、R1の炭素数が11〜13のアルキル基又はアルケニル基である脂肪酸が、成分(A)の全脂肪酸中に40〜100質量%含まれているのが好ましく、70〜95質量%含まれているのがより好ましい。
また、一般式(1)中、Yとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来の有機アンモニウム;トリスヒドロキシメチルアミノメタン;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。これらの中で、起泡性、低温安定性低温安定性、経時での着色のなさの点から、アルカリ金属が好ましい。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、洗浄性、起泡性及びすすぎ後に皮膚の洗浄実感を得る観点から、含有量は、全組成中に酸として、1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましい。また、毛髪をすすぐ際の指通り性の観点から20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、13質量%が更に好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜13質量%が更に好ましい。
本発明で用いる成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、一般式(2)で表されるものである。成分(B)は高い洗浄性を与えつつ、肌のつっぱり感を抑制する。
式中、Rは炭素数4〜22のアルキル基であり、炭素数6〜20のアルキル基が好ましく、炭素数8〜18のアルキル基がより好ましく、炭素数8〜16のアルキル基が更に好ましく、炭素数10〜16のアルキル基がより更に好ましい。また、Rのアルキル鎖は、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良いが、起泡性の点から、直鎖アルキル基が好ましい。
さらに、Rの平均炭素数は、起泡性及び泡質、さらに低温安定性の点から、10.8〜12.8が好ましく、10.8〜12.5がより好ましい。
また、Rは2種以上のアルキル基を含むことが好ましく、泡量及び泡質に優れる点から、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が、成分(B)中55質量%以上97質量%未満であるのが好ましく、60〜95質量%がより好ましく、70〜95質量%が更に好ましい。
また、式中、nは0〜20の数を示し、0〜12がより好ましい。なお、nは、エチレンオシキシドの付加モル数を示し、成分(B)の組成中の平均付加モル数(nの平均値)は、泡質が良好である点及び、すすぎ時に肌によりサッパリした感触を付与する点から、1.5〜10が好ましく、1.5〜4.5がより好ましく、1.5〜3.4が更に好ましく、2.8〜3.4がより好ましく、2.8〜3.1が更に好ましい。
成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、すすぎ時のきしみ感が向上する点から、一般式(2)において、n=0の成分を4.3〜30質量%含むのが好ましく、4.9〜27質量%がより好ましく、9.6〜27質量%が更に好ましく、9.9〜16質量%がより好ましく、9.9〜15質量%含むのが更に好ましい。
さらに、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量は、泡質、泡量の観点から40質量%未満が好ましく、20〜38質量%がより好ましく、27〜36.5質量%が更に好ましく、35〜36.1質量%がより更に好ましい。
また、式中、Yとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来の有機アンモニウム;トリスヒドロキシメチルアミノメタン;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。これらの中で、起泡性、低温安定性、経時での着色のなさの点から、アルカリ金属が好ましい。
成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、一般式(2)中、n=0、1、2、3、4の成分の質量割合が、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:0.99〜3.50:0.89〜3.00:0.76〜3.00:0.63〜1.6であることが、起泡性、洗浄性、すすぎ時のきしみ感の両立性の点から好ましい。
さらには、一般式(2)中、n=0の成分を9.6質量%以上12質量%未満含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.53〜1.87:1.59〜2.25:1.33〜2.16:1.14〜1.52となるのが、起泡性とすすぎ性の観点から好ましい。
さらに、一般式(2)中、n=0の成分を9.9〜11.5質量%含み、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.58〜1.84:1.72〜2.17:1.49〜2.00:1.14〜1.52となるのが、泡量、泡質とすすぎ性の観点から好ましい。
成分(B)において、一般式(2)中、Rは炭素数4〜22のアルキル基であり、Rの平均炭素数は10.8〜12.8であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、1.5〜10であり、n=0の成分を4.9〜27質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が20〜37質量%であることが好ましい。このようにすることで、起泡性を早めることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、Rは炭素数6〜20のアルキル基であり、Rの平均炭素数は10.8〜12.8であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.5〜4.5であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が27〜36.5質量%であることが好ましい。このようにすることで、起泡性を早めることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、Rは炭素数8〜18のアルキル基であり、Rの平均炭素数は10.8〜12.8であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が55質量%以上97質量%未満であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.5〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が27〜36.5質量%であることが好ましい。このようにすることで、すすぎ時の身体のさっぱり感を強めることができる。
成分(B)において、一般式(2)中、Rは炭素数8〜16のアルキル基であり、Rの平均炭素数は10.8〜12.5であり、また、一番含有量の多いアルキル鎖長を有する成分が60〜95質量%であり、更に、nは0〜20の数を示し、平均値は、2.8〜3.4であり、n=0の成分を9.6〜27質量%、好ましくは9.9〜16質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計含有量が27〜36.5質量%であるのが好ましい。このようにすることで、泡量、泡質を向上させることができる。
なお、本発明の成分(B)において、Rのアルキル鎖長の分布、Rの平均アルキル鎖長、n=0の成分量、nの平均付加モル数、n=0、1、2、3、4の成分の質量割合は、一般式(2)で表されるアルキルエーテルカルボン酸をガスクロマトグラフィーによる分析により求めることができる。具体的には、特開2017−75123号公報に記載の方法により、ガスクロマトグラフィーにより得られるピーク面積を用いて解析する。
成分(B)は、洗浄性及び洗浄後の皮膚のつっぱり感を抑制する点から、含有量は、全組成中に酸として、1質量%以上が好ましく、1.5質量%以上がより好ましく、2質量%以上が更に好ましい。そして、泡質の点から、全組成中に20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に1〜20質量%が好ましく、1.5〜15質量%がより好ましく、2〜10質量%が更に好ましい。
本発明で用いる成分(C)のアルキル硫酸、ポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩は、前記一般式(3)で表されるものである。成分(C)は成分(A)及び成分(B)と共に洗浄性を与えると共に、すすぎ時の髪のきしみを軽減させる。
式中、Rは炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良く、炭素数12〜18のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、炭素数12〜14のアルキル基がより好ましい。
また、式中、mは0〜20の数を示し、0〜12がより好ましい。mは、エチレンオシキシドの付加モル数を示し、成分(C)の組成中の平均付加モル数(mの平均値)は、起泡性および泡量の観点から、0〜5であり、0〜3が好ましい。
としては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、グルクアンモニウム等の有機アンモニウム;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。これらのうち、水への溶け易さ、なじみやすさの点から、アルカリ金属、アンモニウムが好ましい。
成分(C)としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム等が好ましい。
また、EMAL 0、EMAL 10、EMAL 125HP、EMAL 170J、EMAL 2F、EMAL 270J、EMAL E−27C(以上、花王社製)等の市販品を使用することができる。
さらに、成分(C)は、頭髪のすすぎ時のきしみ感を低減する観点から、一般式(3)において、m=0の成分を、成分(C)中10〜50質量%含有するのが好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、起泡性および泡量の観点から、含有量は、酸として、全組成中に1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましい。そして、身体のさっぱり感やすすぎの早さの点から、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(C)の含有量は酸として、全組成中に1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
本発明で用いられる成分(D)は、カチオン性ポリマーであり、毛髪の指通りを良くすることができる。
カチオン性ポリマーとしては、通常の洗浄剤組成物に用いられるもので、例えば、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化キサンタンガム、ジアリルジアルキルアンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体等が挙げられる。これらのうち、更にすすぎ時の毛髪の指通りを良好にする点から、カチオン化ヒドロキシセルロース、カチオン化グアガムが好ましい。
成分(D)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、すすぎ時の毛髪の指通りを良くする観点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上である。また、すすぎ後の皮膚のヌルツキを抑制し、サッパリした洗い上がりと良好なストップリーリング性を維持する観点から、全組成中に0.3質量%未満であり、0.2質量%以下が好ましく、0.1質量%以下がより好ましく、0.05質量%以下が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、溶媒として成分(E)水を含有し、洗浄剤組成物を構成する前記成分及びその他成分の残部となる。水の含有量は、全組成中に10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、30質量%以上が更に好ましく、94質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、87質量%以下が更に好ましく、85質量%以下がより更に好ましい。また、成分(E)の水の含有量は、全組成中に、10〜94質量%が好ましく、15〜90質量%がより好ましく、30〜87質量%が更に好ましく、30〜85質量%がより更に好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物において、成分(A)、(B)及び(C)の質量比は、すすぎ時の身体のきしみ感と髪指通りのなめらかさの両立から、酸換算で、(A)/((B)+(C))が、0.25以上であり、0.3以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、2.3以下であり、1.8以下が好ましく、1.2以下がより好ましい。また、成分(A)、(B)及び(C)の質量比は、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3であり、0.3〜1.8が好ましく、0.4〜1.2がより好ましい。
さらに、本発明の洗浄剤組成物において、成分(B)及び(C)の質量比は、成分(A)により生成するスカム量を抑制し、頭髪のすすぎ時のきしみ感を低減する観点から、酸換算で、(B)/(C)が、0.05以上であるのが好ましく、0.2以上がより好ましく、0.7以上が更に好ましく、6以下が好ましく、2.3以下がより好ましく、1.5以下が更に好ましい。また、成分(B)及び(C)の質量比は、酸換算で、(B)/(C)=0.05〜6が好ましく、0.2〜2.3がより好ましく、0.5〜1.5が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、さらに、(F)はノニオン性界面活性剤を含有することができ、すすぎ時に生じるスカムによる髪のきしみをコントロールし、髪の指どおり性を良好にすることができる。
成分(F)としては、通常の洗浄剤組成物に用いられるもので、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。毛髪をすすぐ際、指どおり性が良好であるすすぎ時間を長く維持する観点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル等の親水部がEO付加部のみであるノニオン性界面活性剤であることが好ましく、直鎖モノアルキルのポリオキシエチレン付加型ノニオン性界面活性剤がより好ましく、これに加え、更に身体をすすぐ際にすすぎやすく、皮膚にきしみを与えサッパリした洗い上がりとする観点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型のノニオン性界面活性剤がより好ましい。
また、成分(F)のHLBは、毛髪をすすぐ、指どおり性が良好であるすすぎ時間を長く維持する観点から、HLB5〜20であることが好ましく、HLB6〜16がより好ましく、HLB7〜15が更に好ましい。
ここで、HLBとは、親水性−親油性のバランス(Hydrophilic−Lipophilic Balance)を示す指標であり、本発明においては、小田・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いている。
また、毛髪をすすぐ際、指どおり性が良好であるすすぎ時間を長く維持する観点から、成分(F)はHLBの異なる2種以上のノニオン性界面活性剤を含むのが好ましく、3種含むのがより好ましい。
また、HLBの異なるノニオン性界面活性剤を2種以上含む場合、HLB値の最も大きいノニオン性界面活性剤と最も小さいノニオン性界面活性剤で、HLBが3以上離れていることが好ましく、5以上離れているのがより好ましい。
成分(F)は、毛髪をすすぐ際、指どおり性が良好であるすすぎ時間を長く維持する観点から、含有量は、全組成中に0.3質量%以上が好ましい。また、洗浄時の良好な泡立ちの観点及び皮膚のすすぎ性を良好にし、実際の洗浄性のみならず洗浄実感を良好にする観点から、全組成中に10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下が更に好ましい。
更に、本発明の洗浄剤組成物において、指どおり性が良好であるすすぎ時間を長く維持する観点から、成分(F)に対する成分(B)と成分(C)の合計量の質量比((B)+(C))/(F)は15以下であるのが好ましく、また低温での保存安定性の観点からは2以上が好ましく、4以上が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、さらに、(G)IOB値が1〜4である水溶性溶媒又は糖類を含有することができ、低温での保存安定性を良好にすることができる。IOB値は、1.5〜3.5が好ましく、2.0〜3.4がより好ましい。
ここで、IOB値は、Inorganic/Organic Balance(無機性/有機性比)の略であって、無機性値の有機性値に対する比率を表す値であり、有機化合物の極性の度合いを示す指標となるものである。具体的には、IOB値=無機性値/有機性値として表される。「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値を算出することができる(例えば、甲田善生著、「有機概念図−基礎と応用−」p11〜17、三共出版、1984年発行参照)。
成分(G)としては、例えば、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、イソプレングリコール、マルチトール、キシリトール、ジグリセリンポリプロピレングリコール等が挙げられる。これらのうち、低温での保存安定性の観点から、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、重量平均分子量が200〜600のポリエチレングリコールが好ましく、さらに、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンが好ましく、プロピレングリコール又はジプロピレングリコールとグリセリンがより好ましい。
成分(G)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、すすぎ時に髪がきしまないという観点から、含有量は、全組成中に1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上が更に好ましく、15質量%以下が好ましく、12質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、成分(G)の含有量は、全組成中に1〜15質量%が好ましく、2〜12質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、更に、通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えば、成分(D)以外の増粘剤、成分(A)、(B)、(C)及び(F)以外の界面活性剤、成分(G)以外の保湿剤、油性成分、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、キレート剤、増粘剤、塩類、パール化剤、スクラブ剤、香料、冷感剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物エキス等を含有することができる。
本発明に用いる成分(D)以外の増粘剤としては、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、安定性の観点から、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体が好ましい。含有量は、全組成中に0.01〜1質量%が好ましく、0.05〜0.9質量%がより好ましく、0.1〜0.8質量%がさらに好ましい。
本発明に用いる成分(A)、(B)、(C)及び(F)以外の界面活性剤としては、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤が好ましい。両性界面活性剤の含有量は、泡立ちの観点から、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、0.3〜8質量%がより好ましく、1〜6質量%がさらに好ましい。カチオン界面活性剤の含有量は、全組成中に5質量%以下が好ましく、1質量%がより好ましく、0.1質量%がさらに好ましく、含有しなくてもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、通常の方法により、配合成分を混合することにより製造される。得られる洗浄剤組成物は、液状又は固形状いずれでも良いが、液状である場合には、30℃において、B型粘度計(東京計器社製)で測定したときの粘度が200〜80000mPa・sであるのが好ましく、配合成分を適宜選択することにより調整することができる。
また、pHは、7〜12であることが好ましく、8〜11.5がより好ましく、8.3〜11であるのが更に好ましい。なお、pHの測定は、30℃において、各洗浄剤組成物をイオン交換水で20倍に希釈して行った値である。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、洗顔料、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー、1本の洗浄剤で毛髪及び身体の洗浄剤等の身体及び毛髪用洗浄剤組成物として好適であり、洗顔料、ボディーソープ、シャンプー、1本の洗浄剤で毛髪及び身体の洗浄剤が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物を用いて身体を洗浄する方法は、例えば、以下のとおりである。すなわち、本発明の洗浄剤組成物を身体、つまり顔、手足、胴体などの身体皮膚部や、頭髪に適量を適用し、なじませるか、泡立てて洗浄した後、シャワー等の温水を利用してすすぐ方法である。また、樹脂製のタオル、樹脂製のスポンジ、ブラシ等の洗浄補助具に適量を適用し、泡立てて使用することで、より効果的に洗浄することもできる。
本発明の洗浄剤組成物に用いる成分(B)のアルキルエーテルカルボン酸は、例えば、以下のようにして製造することができる。なお、断りのない限り「%」は質量%を示す。
製造例1
攪拌および温度調節機能を備えたステンレス製オートクレーブに、ラウリルアルコール[商品名:カルコール2098、花王製]1144g(6.14モル)、ミリスチルアルコール[商品名:カルコール4098、花王製]60.2g(0.281モル)、水酸化カリウム2.6g(0.0478モル)を仕込み、減圧脱水を行った。次いで、エチレンオキサイド(EO)718g(16.3モル)を155℃にて導入し、反応温度155℃、反応圧力0.4MPaで2時間反応を行った。反応終了後、80℃、6kPaの減圧条件で30分間攪拌し、未反応のエチレンオキサイドを除去した後、窒素を導入し常圧にし、4.82g(0.0482モル)の90%乳酸をオートクレーブ内に加え、80℃で30分間攪拌し、EO付加モル数2.55モルのアルキルエトキシレート(以下、「生成AE」ともいう)を得た。
攪拌、温度調節機能及び酸素ガス憧入管を取り付けたガラス製反応容器に、上記生成物600g(2.00モル)を仕込み、攪拌条件下、液温を70℃まで昇温し、モノクロロ酢酸ナトリウム256g(2.20モル)及び水酸化ナトリウム88g(2.20モル)を分割して加えながら、5時間反応を行った。
反応終了後、35%塩酸をpHが2.8になるまで加え、酸型化し油層を分取し、アルキルエーテルカルボン酸を得た(EC1)。
ガスクロマトグラフィーの分析の結果、EC1は、一般式(2)において、Y=H、Rはラウリル基/ミリスチル基=94/6、平均炭素数は12.1、nの平均値は3.1、n=0の成分を9.9質量%含み、n=1の成分とn=2の成分の合計量は35.4質量%であった。
また、EO付加モル数の異なる各成分の比率に関しても、Rの組成のうち最大成分の測定値から算出した結果、(n=0成分の質量):(n=1成分の質量):(n=2成分の質量):(n=3成分の質量):(n=4成分の質量)=1:1.65:1.92:1.74:1.32であった。
なお、上述のガスクロマトグラフィー分析をする際のサンプルの前処理、及びガスクロマトグラフィーの測定は、特開2017−75123号公報の実施例に記載の条件に従って行った。
実施例1〜9、比較例1〜2
表2に示す組成の洗浄剤組成物を製造し、洗浄力、肌のすすぎの速さ、コーミングフォースでのきしみ抑制時間、洗髪試験でのすすぎ易さ及び洗髪後の洗浄実感を評価した。結果を表2に併せて示す。なお、水酸化カリウムはpHが9.1〜9.4となるよう、適量を入れた。また、表2に示す各成分の含有量は、100%濃度として換算した量(有効分)を示す。
(製造方法)
成分(E)に48%水酸化カリウムを添加し、75℃に加温した。この水溶液に成分(A)〜(D)を70℃で溶解し、混合した液を添加し、均一になるまで攪拌した。その後、必要に応じて成分(F)、(G)を加え、均一になるまで攪拌した後、25℃まで冷却して、洗浄剤組成物を得た。
(評価方法)
(1)洗浄力:
表1に示す組成のモデル皮脂にカーボンブラックを2質量%添加し、加熱混合して均一にし、冷却した。
前腕部にそのモデル皮脂を20μg、直径約3cmの大きさに塗布し、30分間放置した。その後、モデル皮脂の上に直径約3cmのガラス製のカップを取り付け、カップの中に、イオン交換水で60倍に希釈した各洗浄剤組成物を5mL入れ、1分間静置した。その後、洗浄剤組成物とカップを取り除き、そのまま5分間乾燥させた。モデル皮脂の落ち具合は、モデル皮脂を塗布する前の肌の色(E0)、モデル皮脂を塗布した肌の色(E1),洗浄後の肌の色(E2)を、色差計(CR−300,コニカミノルタ社製)を用いて測色し、これらの色から、以下の式により、洗浄率(ΔE(%))を求めた。
この操作を3回行い、平均値を求めた。
モデル皮脂を塗る前の肌の色:E0(L0,a0,b0)、
モデル皮脂を塗った後の肌の色:E1(L1,a1,b1)、
洗浄後の肌の色:E2(L2,a2,b2)、
ΔE01=√((L0−L1)+(a0−a1)+(b0−b1)
ΔE02=√((L1−L2)+(a1−a2)+(b1−b2)
ΔE(洗浄率:%)=(1−ΔE02/ΔE01)×100
(2)肌のすすぎの速さ:
各洗浄剤組成物2mLを手に取り、水道水を加え、両手で泡立て、軽く水をかけた前腕部の肘と手首の間を20秒間マッサージした。その後、水道水で20秒間ひじから手首の間をすすぎ、その際の肌のすすぎの速さを評価した。
評価基準は、花王石鹸ホワイトsを用いた場合を4(速い)、花王エッセンシャルシャンプーcSを用いた場合を1(遅い)とし、4段階評で評価した。
5名の評価の平均値を求め、すすぎの速さの評価とした。
(3)コーミングフォースでのきしみ抑制時間:
6cm×6cm四方に長さ15cmの毛髪を170本/cm2になるような毛髪トレスを用意し、水道水で軽くぬらす。各洗浄剤組成物1gを毛髪に塗布し、十分に泡立てた後、J. Soc. Cosmet. Chem. Japan. Vol. 27, No. 1, P11-13 1993に記載のDCF測定装置(コーミングフォース)にセットする。シャワー(1L/min)を毛髪にかけながら親指を除く4本の指で髪の毛をすきながらすすいでいく。すすぎ中に毛髪にかかる荷重が500gを超えるまでの時間を測定し、きしみ抑制時間とした。
(4)洗髪試験でのすすぎ性:
頭皮を軽く水道水でぬらし、各洗浄剤組成物3mLを手に取り、両手で30秒間マッサージする。その後、水道水ですすいでいき、その時のすすぎ易さを評価した。
評価基準は、花王エッセンシャルシャンプーcSを用いた場合を5(すすぎ易い)、花王メンズビオレデオドラントボディウォッシュを用いた場合を1(すすぎ難い)とし、4段階で評価した。
5名の評価の平均値を求め、すすぎ易さの評価とした。
(5)洗髪後の洗浄実感:
(4)洗髪試験でのすすぎ性、の手順ですすぎ終わった時の頭皮・頭髪の洗い上がりの洗浄実感について評価した。
評価基準は、花王メンズビオレデオドラントボディウォッシュを用いた場合を5(すっきり洗えた感じ)、花王エッセンシャルシャンプーcSを用いた場合を1(すっきり洗えてない感じ)とし、4段階で評価した。
5名の評価の平均値を求め、洗髪後の洗浄実感とした。
実施例10(洗浄剤組成物)
以下に示す組成の洗浄剤組成物を、実施例1〜9と同様にして製造することができる。得られる洗浄剤組成物は、洗浄力が高く、洗浄後のすすぎ時に肌がさっぱりし、頭髪はきしむことがなく、なめらかな指通りとなる。

Claims (10)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)一般式(1):
    −COOY (1)
    (式中、Rは炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表される脂肪酸またはその塩、
    (B)一般式(2):
    −O−(CHCHO)n−CH−COOY (2)
    (式中、Rは炭素数4〜22のアルキル基を示し、nは0〜20の数を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表されるアルキルエーテルカルボン酸またはその塩、
    (C)一般式(3):
    −O−(CHCHO)m−SO (3)
    (式中、Rは炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは0〜20の数を示し、且つmの平均が0〜5であり、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表されるアルキル硫酸若しくはポリオキシエチレンアルキル硫酸またはその塩、
    (D)カチオン性ポリマー 0.01質量%以上0.3質量%未満、
    (E)水
    を含有し、成分(A)、(B)及び(C)の質量比が、酸換算で、(A)/((B)+(C))=0.25〜2.3である洗浄剤組成物。
  2. 成分(D)が、カチオン化セルロース又はカチオン化グアガムである請求項1記載の線助剤組成物。
  3. 成分(D)を、0.01質量%以上0.1質量%以下含有する請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
  4. さらに、(F)ノニオン性界面活性剤を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  5. 成分(F)を、0.3質量%以上10質量%以下含有する請求項4記載の洗浄剤組成物。
  6. 成分(F)が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルである請求項4又は5に記載の洗浄剤組成物。
  7. 成分(B)と(C)の質量比が、酸換算で、(B)/(C)=0.05〜6である請求項1〜6のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  8. さらに、(G)IOB値が1〜4である水溶性溶媒又は糖類を含有する請求項1〜7のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  9. 身体及び毛髪用洗浄剤組成物である、請求項1〜8のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項記載の洗浄剤組成物を、身体および頭髪に適用してすすぐ洗浄方法。
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