JP2014086878A - 自走式電子機器および携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】自機にて充電中の携帯端末の、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールをユーザが容易に確認できる自走式電子機器を提供する。
【解決手段】自走式電子機器である自走式掃除機(1)では、指示受付部(104)が、ユーザが未確認の未確認データを音声出力させる音声出力指示を受け付けると、音声制御部(103)は、未確認データに基づく情報を音声出力部(13)から出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自走式電子機器に関するものであり、特に電話機能を備えた携帯端末を充電する自走式電子機器に関するものである。
近年、家事を援助したり生活を快適にしたりするといった役割を担う自走式電子機器として、ロボット掃除機が普及し始めている。このようなロボット掃除機には、携帯端末を用いて操作可能なものもある。例えば、特許文献1には、搭載した携帯電話が受信した他の携帯電話からの制御信号に基づいて遠隔操作可能な掃除ロボットが開示されている。この掃除ロボットは、搭載した携帯電話を充電可能になっている。
また、他方で、特許文献2には、携帯端末に不在着信や未読メールがある場合に、携帯端末の充電器と同じラインで接続した家電に変化があると、不在着信や未読メールがあることを報知するシステムが開示されている。
特開2005−161470号公報(2005年6月23日公開) 特開2005−184162号公報(2005年7月7日公開)
しかしながら、特許文献1の掃除ロボットでは、搭載した充電中の携帯電話に記録されている不在着信や未読メールを確認する際に、ユーザは掃除ロボットから取り外して確認する必要がある。また、充電中は、ユーザは携帯端末から離れていることが多く、不在着信や未読メールを見逃すことがある。また、特許文献2では、家電の変化があると、携帯端末に不在着信や未読メールがあることを報知するが、ユーザは、家電のスイッチをONにしてすぐに家電の側から離れることも多く、報知に気が付かないことがある。このような場合、ユーザは大切な要件を見逃すあるいは聞き逃すなどといった不利益を被る。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、自機で充電中の携帯端末の、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールをユーザが容易に確認できる自走式電子機器を提供することにある。
本発明の一態様に係る自走式電子機器は、上記課題を解決するために、着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータの少なくとも1つを記録可能な携帯端末のバッテリーを充電する給電部と、自機を走行させる走行部と、当該走行部の動作を制御する走行制御部と、を備えた自走式電子機器において、上記携帯端末とデータ通信を行う通信部と、音声を外部に出力する音声出力部と、上記音声出力部を制御する音声制御部と、ユーザからの指示を受け付ける指示受付部と、を備え、上記指示受付部が、上記給電部により充電されている上記携帯端末が記録している、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールの少なくとも1つである未確認データを音声出力させる音声出力指示を受け付けると、上記音声制御部は、上記通信部が上記携帯端末から受信した上記未確認データに基づく情報を、上記音声出力部から出力する。
上記構成によると、着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータの少なくとも1つを記録可能な携帯端末を自機にて充電中に、携帯端末が記録しているユーザが未確認の未確認データの音声出力指示を受け付けると、未確認データに基づく情報を音声出力する。
ユーザは、自走式電子機器に対して、音声出力指示を自分の都合がよいタイミングで行うことで、ユーザが確認し易いタイミングで容易に充電中の携帯端末の未確認データを音声により確認することができる。例えば、自走式電子機器が自走中にユーザに近づいた際に、ユーザが音声出力指示を行うと、ユーザの移動の手間が省け、便利性がよい。
ここで、未確認データの、例えば、内容そのものを音声出力しても、発信者(送信元)名や件名、あるいは、日時、件数等を音声出力してもよい。このように、音声出力する情報は、未確認データに関する情報であれば、どのような情報であってもよい。また、未確認データが無い場合には、データが無い旨を通知する音声情報を出力するようになっていてもよい。
以上のように、本発明によれば、自機で充電中の携帯端末の、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールをユーザが容易に確認できる自走式電子機器を提供するという効果を奏する。
本発明の一態様に係る自走式電子機器の一実施形態としての自走式掃除機の要部の構成を示すブロック図である。 上記自走式掃除機と端末装置とからなる伝達システムを示す図である。 上記携帯端末の要部の構成を示すブロック図である。 自機にて充電中の上記携帯端末の、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールを、音声出力する際の上記自走式掃除機の処理動作を示すフローチャートである。
本発明の一態様に係る自走式電子機器を、自走しながら掃除を行う自走式掃除機に適用した一実施形態について、図1〜図4を参照して説明すれば、以下の通りである。
(伝達システム)
図2は、本実施形態の伝達システム3の構成の一例を示す模式図である。伝達システム3は、自走式掃除機(自走式電子機器)1および携帯端末2を備えている。
自走式掃除機1は、自走しながら清掃を行う電子機器であり、携帯端末2のバッテリー27を充電するための給電部12を備えていている。
携帯端末2は、電話機能および電子メール(以下では単にメールと称す)受送信機能を有し、充電式のバッテリー27を駆動源とする携帯型の端末装置である。携帯端末2は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、あるいは携帯電話などである。なお、自走式掃除機1および携帯端末2の要部構成の詳細については、それぞれ後述する。
ここで、伝達システム3では、自走式掃除機1と携帯端末2との間で、LANやUSB接続などの狭域ネットワークを介して、双方向通信を行えるように構成されている。狭域とは、特に限定されないが、例えば室内などである。狭域ネットワークを構築する無線の伝送媒体としては、特に限定されないが、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)のような近距離用無線通信や、IrSimple(登録商標)のような高速赤外線通信などである。あるいは、狭域ネットワークは有線で構築されていてもよく、例えば、自走式掃除機1と携帯端末2との間でUSB接続のように有線で接続して、双方向通信を行えるように構成されていてもよい。上記したものは例示であり、狭域ネットワークは、これらに限定されることはない。
伝達システム3では、自走式掃除機1の給電端子121に携帯端末2の充電端子281が接続され充電が開始されると、携帯端末2に記憶されている、ユーザ未確認の、着信履歴データ、メッセージデータ、メールデータが、自走式掃除機1に転送(送信)されるように構成されている。そして、自走式掃除機1は、後述するように、これら転送されたデータを、ユーザ指示に基づき、音声出力する。
なお、携帯端末2から、自走式掃除機1に動作命令を送信して操作できるようになっていてもよい。この場合の動作指令は、狭域ネットワークを介して送信してよいし、自走式掃除機1および携帯端末2が広域ネットワークを介して通信可能であれば、広域ネットワークを介して送信してもよい。なお、広域ネットワークとはインターネットなどの広域のネットワークである。
(自走式掃除機)
図1に、自走式掃除機1の要部の機能的構成をブロック図にて示す。図1に示すように、自走式掃除機1は、制御部10、狭域通信部11、音声出力部13、音声入力部14、走行部15、清掃動作部16、記憶部17、操作パネル18、人感センサ19、バッテリー110、給電部12を備えている。
制御部10は、記憶部17に記憶されているプログラムやデータ、さらに、操作パネル18から入力されたデータ、外部装置(不図示)から受信したプログラムやデータなどに基づき、自走式掃除機1における各ブロックを統括して制御するブロックである。
記憶部17は、制御部10が実行する各種プログラム、各種プログラムを実行する際に使用および作成される各種データ、並びに、自走式掃除機1に入力される各種データなどを記憶するものである。記憶部17は、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM(登録商標)、HDDなどの不揮発性記憶装置と、作業領域を構成するRAMなどの揮発性記憶装置よりなる。
記憶部17は、さらに、着信履歴データ171、メッセージデータ(留守番電話メッセージデータ)172、メールデータ(電子メールデータ)173、地図データ174を記憶する。
着信履歴データ171、メッセージデータ172、メールデータ173は、給電部12にて携帯端末2のバッテリー110を充電開始した際、携帯端末2から受信した、ユーザが未確認のデータである。着信履歴データ171は、携帯端末2が着信した発信者の電話番号あるいは発信者の名称および着信した日時を示す履歴データである。メッセージデータ172は、携帯端末2への電話の発信者(送信元、発信元)の音声情報、いわゆる留守番電話の録音データである。メールデータ173は、携帯端末2が受信したメールのデータである。メールの内容に加え、メールを発信した発信者のメールアドレスあるいは発信者の名称、および受信した日時を示すデータが含まれる。
地図データ174は、自走式掃除機1の移動先を指定する情報、移動先までの走行経路などに関する情報である。これらデータの使用については後述する。
狭域通信部11は、狭域ネットワークを介して外部装置とのデータの送受信を行うブロックである。狭域通信部11は、携帯端末2との間でデータの送受信を行う。
音声出力部13は、スピーカやレシーバなどの音声出力装置であり、音声を出力するブロックである。音声入力部14は、マイクロフォンなどの音声入力装置であり、音声を入力するブロックである。
清掃動作部16は、掃除機としての主たる機能、例えば、埃や塵を吸引して捕集する動作を行うブロックである。清掃動作部16は、自走式掃除機1が吸引式の掃除機の場合には、吸引力を発生する吸引装置(図示せず)や掃除ブラシ(図示せず)などを備えている。モップ式の掃除機の場合にはモップ(図示せず)などを備えている。また、清掃動作部16は、イオンを発生させるイオン発生装置を備えていてもよい。
走行部15は、自走式掃除機1を移動させるブロックであり、駆動輪やローラ、モータドライバ、駆動輪モータなどからなる。走行部15は、自走式掃除機1の向きを保持して平行に移動させる前進・後退の動作、自走式掃除機1の向きを変える回転動作などを可能とする。
操作パネル18は、自走式掃除機1のユーザ・インターフェース(UI)であり、自走式掃除機1に対して各種の指示入力を行う操作部、および各種情報を表示する表示部を備えている。操作パネル18は、タッチパネルとして設けられていてもよい。また、操作パネル18にあるいは操作パネル18周辺に、自走式掃除機1の各動作に応じて、点灯色および点灯パターンが変化するLEDランプが設けられていてもよい。
バッテリー110は、自走式掃除機1全体の電力供給源であり、外部の充電器(図示せず)から充電可能に設けられている。自走式掃除機1は、掃除後あるいはバッテリー110の充電量が所定値を下回ると、充電器(図示せず)の設置されている場所に移動し、自から充電されるように構成されている。
給電部12は、バッテリー110の電力を携帯端末2に給電する、言い換えれば携帯端末2を充電するためのブロックである。給電部12に設けられた給電端子121が、携帯端末2の充電端子281と電気的に接続することで、バッテリー110の電力を携帯端末2に送電することができる。バッテリー110の充電量が所定値以下の場合には、送電を行わず、自走式掃除機1は、上記の充電器の設置場所まで移動し、充電器にてバッテリー110を充電してから、携帯端末2に送電するように設けられている。
給電部12は狭域通信部11と共通に設けられていてもよい。例えば、多ピンの充電用のコネクタを用いることで、携帯端末2への給電および携帯端末2との通信の両方を行うことができる。
撮影部111は、画像を撮影するものであり、光学レンズ、カラーフィルタ、受光素子であるCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)などにより構成されている。
人感センサ19は、人間(動体)を検知できる装置であり、例えば赤外線センサなどを用いることできる。
本実施形態の自走式掃除機1では、制御部10は、走行部を制御する走行制御部101、狭域通信部11を制御する通信制御部102、音声出力部13および音声入力部14を制御する音声制御部103、音声入力部14、操作パネル18、または狭域通信部11から入力された指示を受け付ける指示受付部104、清掃動作部を制御する清掃制御部105、記憶部17記憶されたデータを条件に従って消去するデータ消去部106を備えている。また、音声制御部103は、音声入力部14から入力された音声情報の解析(音声認識)を行う機能、および、音声出力部13から出力される音声データの生成を行う機能を有する。
本実施形態の自走式掃除機1は、給電部12にて携帯端末2のバッテリー110を充電中に、指示受付部104が、ユーザが未確認の、着信履歴、メッセージ(留守番電話の録音データ)、あるいはメールを音声出力させる音声出力指示を受け付けると、音声制御部103は、狭域通信部11が携帯端末2から受信し、記憶部17に記憶(記録)している、ユーザが未確認の、着信履歴データ171、メッセージデータ172、あるいはメールデータ173のうち、指示受付部104が音声出力指示を受け付けたデータに基づく情報を、音声出力部13から出力する。ここで、本実施形態では、充電中とは、給電部により充電されている状態だけでなく、充電が終わった(フルになっている)状態も含む。
音声出力としては、音声出力指示を受け付けたデータの、例えば、内容を音声出力しても、発信者(送信元)名や件名、あるいは、日時、件数等を音声出力してもよい。このように、音声出力する情報は、音声出力指示を受け付けたデータに関する情報であれば、どのような情報であってもよい。また、音声出力指示を受け付けたデータが無い場合には、データが無い旨を通知する音声情報を出力するようになっていてもよい。
ユーザは、自走式掃除機1に対して、音声出力指示を自分の都合がよいタイミングで行うことで、ユーザが確認し易いタイミングで容易に充電中の携帯端末2の未確認データを確認することができる。例えば、自走式掃除機1が自走中にユーザに近づいた際に、ユーザが音声出力指示を行うと、ユーザの移動の手間が省け、便利性がよい。
上記のように、自走式掃除機1によれば、自機での充電中の携帯端末2に記録された、ユーザが未確認の、着信履歴、メッセージ、あるいはメールをユーザが容易に確認できる。
本実施形態では、ユーザが音声にて自走式掃除機1に対して音声出力指示を行えるように構成されている。音声入力部14から音声出力指示を示す音声情報が入力されると、指示受付部104がこの音声情報を解析して指示を受け付ける。一例を挙げると、「着信履歴を報告して」とユーザが自走式掃除機1に話しかけることで、着信履歴を音声出力する指示が入力される。このようにユーザは、自走式掃除機1に音声にて指示を与えることで、自走式掃除機1を、例えば秘書のように扱うことができる。このように構成されていることで、自走式掃除機1とのコミュニケーションの向上を図ることができる。
音声出力指示は、音声情報による指示だけでなく、例えば、操作パネル18からのボタン入力指示であってもよい。
また、自走式掃除機1では、狭域通信部11が携帯端末2から受信して記憶部17に記憶された、ユーザが未確認の、着信履歴データ171、メッセージデータ172、あるいはメールデータ173の少なくとも1つである未確認データを記憶するデータに対して、以下の(A)〜(C)の少なくとも1つの場合に、データ消去部106が未確認データを消去する。
(A)未確認データに基づく情報を、音声出力部13から出力した場合
(B)給電部12と携帯端末2との電気的接続が切れたことを検知した場合
(C)未確認データが記憶部17に記憶された後、所定時間経過した場合
なお、これらの判断は、主に制御部10で行う。上記(A)〜(C)の少なくとも1つの場合に、未確認データを消去することで、自走式掃除機1の記憶部17の容量を確保することができる。
また、自走式掃除機1は、狭域通信部11が、自機で充電中の携帯端末2から、ユーザが未確認の、着信履歴データ、メッセージデータ、あるいはメールデータの少なくとも1つである未確認データが存在することを示す未確認データ存在情報を受信すると、未確認データが存在する旨を外部に報知する構成であってもよい。この場合、未確認データが存在する旨の音声情報を音声出力部13から出力してもよい。あるいは、操作パネル18に設けられたLEDランプを点灯したり、操作パネル18上に着呼があることを示す表示情報を表示したりしてもよい。なお、未確認データ存在情報とは、未確認データそのものであってもよい。つまり、自走式掃除機1が未確認データを携帯端末2から受信することで、未確認データが存在することが、自走式掃除機1に理解される。
外部への報知は、これらのように視覚あるいは聴覚によりユーザが未確認データの存在を認識できればよい。また、外部への報知に、自走式掃除機1の走行が含まれていてもよい。この場合、例えば、通常とは異なる走行を行うことで、未確認データが存在する旨を報知することができる。なお、これら報知の方法は、例示であり、これらに限定されない。また、これらを組み合わせて、未確認データが存在することを外部に報知する構成であってもよい。以上のように、外部に報知することで、ユーザは未確認データの存在に気が付き易くなる。
また、自走式掃除機1は、単に未確認データの内容を音声出力するだけでなく、データ解析を行い、緊急性や重要度を判定し(例えば、メールの件名に緊急の文字や重要を確認)、判定結果に応じた動作、あるいは、特定の発信者(特定のアドレスまたは特定の電話番号)や同じ発信者からの発信回数等に応じた動作をするような構成であってもよい。例えば、緊急性や重要度あるいは発信者に応じて、音声出力の際の声色を変えたり、あるいは、音声出力に加えて操作パネル18に設けられたLEDランプを点灯したり、後述のようにユーザを探知する処理を行ったりする構成であってもよい。あるいは、未確認データのデータ解析を行い、自動で発信者にメールや電話するよう携帯端末2を制御する処理を行ってもよい。なお、これらは単なる例示である。
なお、自走式掃除機1は、未確認データが存在する旨の報知後、一定時間音声出力指示を受け付けない場合には、報知する音声情報のボリュームを上げる、自走の速度を早くするなどの処理を行うように構成されてもよい。
また、自走式掃除機1では、狭域通信部11が、給電部12により充電中の携帯端末2から、未確認データ存在情報を受信した場合に、あるいは、上記したように未確認データが、緊急性や重要度の高いデータである、または、特定の発信者からのデータであると判定した場合に、走行制御部101が走行部15を制御して自走式掃除機1を移動させながら、撮影部(探知部)111あるいは人感センサ(探知部)19にて、携帯端末2のユーザを探知してもよい。
このように、移動させながら探知することで、ユーザの側に携帯端末2を移動させることができる。そのため、ユーザは、未確認データに対して素早く応答することができる。
また、自走式掃除機1では、狭域通信部11が、給電部12により充電中の携帯端末2から、未確認データ存在情報を受信した場合に、あるいは、上記したように未確認データが、緊急性や重要度の高いデータである、または、特定の発信者からのデータであると判定した場合に、走行制御部101は、記憶部17に記憶された地図データ174を基に走行部15を制御して、自走式掃除機1を所定の移動先に移動させてもよい。移動先として、例えば、ユーザの居る確率が最も高い場所を地図データ174に指定しておけば、その場所に携帯端末2を移動させることができる。ユーザがその場所に居る場合には、未確認データに対して素早く応答することができる。
なお、上記では、予め、狭域通信部11が携帯端末2から、ユーザ未確認の、着信履歴データ、メッセージデータ、メールデータを受信して、記憶部17に記憶しておき、音声出力指示を受け付けたら音声出力するものとして説明している。しかし、音声出力指示を受け付けた後に、狭域通信部11を介して携帯端末2のデータを読み出して音声出力してもよい。
(携帯端末)
図3に、携帯端末2の要部の機能的構成をブロック図にて示す。図3に示すように、携帯端末2は、制御部20、広域通信部21、狭域通信部22、入出力パネル23、音声出力部24、記憶部26、バッテリー27、充電部28、を備えている。
制御部20は、記憶部26に記憶されているプログラムやデータ、さらに、入出力パネル23から入力されたデータ、外部装置(不図示)から受信したプログラムやデータなどに基づき、携帯端末2における各ブロックを統括して制御するブロックである。
記憶部26は、制御部20が実行する各種プログラム、各種プログラムを実行する際に使用および作成される各種データ、並びに、携帯端末2に入力される各種データなどを記憶するものである。さらに、記憶部26には、上記した電話機アプリケーションプログラムが格納される。記憶部26は、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM(登録商標)、HDDなどの不揮発性記憶装置と、作業領域を構成するRAMなどの揮発性記憶装置よりなる。
記憶部26には、携帯端末2が着信した発信者(送信元)の電話番号あるいは発信者の名称および着信した日時を示す履歴データである着信履歴データ262、留守番電話の録音データであるメッセージデータ263、携帯端末2が受信したメールのデータであるメールデータ264が記録されている。携帯端末2では、これらデータは、ユーザが未確認ものと確認済のものとがわかるように管理されている。例えば、ユーザに確認された(一度表示あるいは音声出力された)データには確認済のフラグを立てるなどして、未確認か確認済かを管理する。
携帯端末2は、電話機能およびメール受送信機能を有する。本実施形態では、電話機能およびメール受送信機能は、アプリケーションとして設けられている。記憶部26には、電話機アプリケーションプログラム(電話アプリ)261とメールアプリケーション(メールアプリ)265とが格納されている。制御部20の制御により、電話アプリ261を起動することで、携帯端末2は電話機として機能し、また、メールアプリ265を起動することで、携帯端末2はメール受送信装置として機能する。
ここで、本実施形態では、携帯端末2の電話機能には、留守番電話機能が含まれる。留守番電話(留守電)機能とは、電話の発信者の音声情報であるメッセージデータ263を記憶部26に記録する機能である。
広域通信部21は、広域ネットワークを介して外部装置とのデータの送受信を行うブロックである。広域通信部21は、広域ネットワークを介して、外部装置(電話機能を有する装置や電話機そのもの)との間で、電話の発信および着信を行う。また、外部装置との間でメールデータを送受信する。
広域通信部21が受信したメールデータ264、電話を着信した着信履歴データ262、また、留守電機能により録音されたメッセージデータ263は、記憶部26に記憶される。
狭域通信部22は、狭域ネットワークを介して外部装置とのデータの送受信を行うブロックである。狭域通信部22は、自走式掃除機1との間でデータの送受信を行う。
入出力パネル23は、入力機能と表示機能とが一体として構成されているタッチパネルであり、ユーザの指の接触やスタイラスなどの操作によって各種データの入力を受け付けるとともに、各種データを表示するものである。なお、入出力パネル23に代えて、入力機能を備えた入力部と表示機能を備えた表示部とをそれぞれ設けてもよい。
音声出力部24は、スピーカやレシーバなどの音声出力装置であり、音声を出力するブロックである。音声入力部25は、マイクロフォンなどの音声入力装置であり、音声を入力するブロックである。
バッテリー27は、携帯端末2全体の電力供給源であり、充電可能に設けられている。充電を受けるための充電部28に設けられた充電端子281が、自走式掃除機1の給電端子121と電気的に接続することで、バッテリー27が自走式掃除機1から充電される。
(未確認データを音声出力する際の処理の流れ)
図4に、自走式掃除機1にて充電中の携帯端末2の、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールを、音声出力する際の自走式掃除機1の処理の流れを示す。なお、以下では、自走式掃除機1の給電端子121に携帯端末2の充電端子281が接続され充電が開始されており、携帯端末2に記憶されている、ユーザ未確認の、着信履歴データ、メッセージデータ、メールデータが、自走式掃除機1に転送されている状態として説明する。
初めに、自走式掃除機1は、充電中で指示待ち状態にあると(ステップ1、以下ではS1のように略す)、「着信履歴報告」の指示を受け付けたか否かを判定する(S2)。
なお、S1の指示待ち状態中に、例えば、掃除等の自走式掃除機1が機能を有する他の処理を実行していてもよい。
「着信履歴報告」の指示を受け付けたか否かの判定は、音声入力部14から「着信履歴を報告して!」といった指示(命令)を行う所定の音声情報が入力されたのを、指示受付部104が受け付けたか否かを判定する。あるいは、操作パネル18から着信履歴を報告させる指示が入力されたのを、指示受付部104が受け付けたか否かを判定してもよい。
「着信履歴報告」の指示を受け付けた場合(S2にてYES)、着信履歴の読上げ処理を実行する(S3)。着信履歴の読上げ処理とは、着信履歴データ171を音声として音声出力部13から出力する処理である。例えば、発信者の電話番号あるいは発信者の名称、および着信した日時を、音声出力する。また、着信履歴データ171が無い場合には、無い旨を音声出力する。
「着信履歴報告」の指示を受け付けていない場合(S2においてNO)、「留守電再生」の指示を受け付けたか否かを判定する(S4)。この判定は、上記「着信履歴報告」の指示を受け付けたか否かの判定と同様に行う。
「留守電再生」の指示を受け付けた場合には(S4にてYES)、メッセージの再生処理を実行する(S7)。メッセージの再生処理とは、記憶部26に格納されたメッセージデータ263を再生する、すなわち音声出力する処理である。
「留守電再生」の指示を受け付けていない場合(S4においてNO)、「メール再生」の指示を受け付けたか否かを判定する(S6)。この判定も、上記「着信履歴報告」の指示を受け付けたか否かの判定と同様に行う。「メール再生」の指示を受け付けた場合には(S6にてYES)、メールの読上げ処理を実行する(S7)。メールの読上げ処理とは、メールデータ173を音声として音声出力部13から出力する処理である。例えば、メールの内容、発信者のメールアドレスあるいは発信者の名称、および受信した日時を、音声情報に変換して音声出力する。
なお、S3,5,7の処理の際に、単に音声出力するだけでなく、データ解析を行い、緊急性や重要度を判定し(例えば、メールの件名に緊急の文字や重要を確認)、判定結果に応じた動作、あるいは、特定の発信者(特定のアドレスまたは特定の電話番号)や同じ発信者からの発信回数等に応じた処理を実行するようになっていてもよい。
S6で「メール再生」の指示を受けた場合、S7では、自走式掃除機1は、次のような処理を行ってもよい。先ず、着信時間と差出人との情報を音声出力し、次に、メール本文を再生させるための指示である「本文を再生」といった音声情報、あるいは受信した順序が次のメールの受信時間と差出人との情報を再生させるための指示である「次」といった音声情報が、音声入力部14から入力されることで、自走式掃除機1は、メール本文、あるいは、受信した順序が次のメールの着信時間と差出人との情報を出力する処理を選択できるようにしてもよい。つまり、メールを段階的に音声出力部13から音声出力する、いわゆる対話形式でメールの再生(読み出し)処理が実行されるようになっていてもよい。
S3,S5,およびS7の処理の実行後にはS1の指示を待ち状態に戻る。
〔ソフトウェアによる実現例〕
自走式掃除機1の各ブロック、特に制御部10は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、自走式掃除機1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである自走式掃除機1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、自走式掃除機1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、自走式掃除機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記した実施形態では、本発明の一態様の自走式電子機器として自走式掃除機を例に用いて説明したが、自走する電子機器であればどのような装置であっても構わない。例えば、自走式空気清浄機や自走式除湿機などにも適用可能である。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る自走式電子機器は、以上のように、着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータの少なくとも1つを記録可能な携帯端末のバッテリーを充電する給電部と、自機を走行させる走行部と、当該走行部の動作を制御する走行制御部と、を備えた自走式電子機器において、上記携帯端末とデータ通信を行う通信部と、音声を外部に出力する音声出力部と、上記音声出力部を制御する音声制御部と、ユーザからの指示を受け付ける指示受付部と、を備え、上記指示受付部が、上記給電部により充電されている上記携帯端末が記録している、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールの少なくとも1つである未確認データを音声出力させる音声出力指示を受け付けると、上記音声制御部は、上記通信部が上記携帯端末から受信した上記未確認データに基づく情報を、上記音声出力部から出力する。
上記構成によると、着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータの少なくとも1つを記録可能な携帯端末を自機にて充電中に、携帯端末が記憶するユーザが未確認の未確認データの音声出力指示を受け付けると、未確認データに基づく情報を音声出力する。
ユーザは、自走式電子機器に対して、音声出力指示を自分の都合がよいタイミングで行うことで、ユーザが確認し易いタイミングで容易に充電中の携帯端末の未確認データを音声により確認することができる。例えば、自走式電子機器が自走中にユーザに近づいた際に、ユーザが音声出力指示を行うと、ユーザの移動の手間が省け、便利性がよい。
ここで、未確認データの、例えば、内容そのものを音声出力しても、発信者(送信元)名や件名、あるいは、日時、件数等を音声出力してもよい。このように、音声出力する情報は、未確認データに関する情報であれば、どのような情報であってもよい。また、未確認データが無い場合には、データが無い旨を通知する音声情報を出力するようになっていてもよい。
以上のように、本発明によれば、自機での充電中の携帯端末の、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールをユーザが容易に確認できる自走式電子機器を提供するという効果を奏する。
なお、充電中とは、給電部により充電されている状態だけでなく、充電が終わった(フルになっている)状態も含むものとする。
ここで、指示受付部は音声情報を受け付ける音声入力部であってもよい。この場合、音声情報により、音声出力指示を受け付けることができる。ユーザは、自走式電子機器に音声にて指示を与えることで、自走式電子機器を例えば秘書のように扱うことができる。このように、機器とのコミュニケーションの向上も図ることができる。
また、本発明の一態様に係る自走式電子機器は、上記構成に加え、上記通信部が上記携帯端末から受信した上記未確認データを記憶するデータ記憶部と、以下の(A)〜(C)の少なくとも1つの場合に、上記データ記憶部に記憶された上記未確認データを消去するデータ消去部と、を備えていてもよい。
(A)上記音声制御部が上記未確認データに基づく情報を上記音声出力部から出力した場合
(B)上記給電部と上記携帯端末との電気的接続が切れたことを検知した場合
(C)上記未確認データを上記データ記憶部に記憶した後、所定時間経過したと判断した場合
上記構成によると、自走式電子機器のデータ記憶部に未確認データを記憶させておき、音声出力指示があった際には、この記憶した未確認データを読み出して音声出力に用いることができる。また、上記(A)〜(C)の少なくとも1つの場合に、未確認データを消去し、自走式電子機器のデータ記憶部の容量を確保することができる。
また、自走式電子機器は、通信部が、自機で充電中の携帯端末から上記未確認データが存在することを示す未確認データ存在情報を受信すると、未確認データが存在する旨を外部に報知する構成であってもよい。
ここで、上記未確認データが存在する旨の報知は、音声情報の出力、表示情報の出力、自走式電子機器が有する照明部の点灯、あるいは、通常時とは異なる走行、の少なくとも1つを実行することで行われてもよい。
また、本発明の一態様に係る自走式電子機器は、上記構成に加え、上記ユーザを探知する探知部を備え、上記通信部が、上記給電部により充電されている上記携帯端末から上記未確認データが存在することを示す未確認データ存在情報を受信すると、上記走行制御部および上記探知部により、自機を走行させながら上記ユーザを探知してもよい。
上記構成によると、自機で充電中の携帯端末から未確認データが存在することを示す未確認データ存在情報を受信すると、自機を走行させながらユーザを探知する。よって、ユーザの側に携帯端末を移動させることができる。ユーザは、未確認データに対して素早く応答することができる。
また、本発明の一態様に係る自走式電子機器は、所定の移動先を指定する地図データを記憶する記憶部と、上記通信部が、上記給電部により充電中の上記携帯端末から未確認データが存在することを示す未確認データ存在情報を受信すると、上記走行制御部は、上記地図データに基づき、自機を上記所定の移動先に移動させてもよい。
上記構成によると、自機で充電中の上記携帯端末から未確認データ存在情報を受信する、自走式電子機器は、地図データに基づき所定の移動先に移動する。よって、移動先として、例えば、ユーザの居る確率が最も高い場所を地図データに指定しておけば、その場所に携帯端末を移動させることができる。ユーザがその場所に居る場合には、未確認データに対して素早く応答することができる。
また、本発明の一態様に係る自走式電子機器は、掃除機能を有していてもよい。上記構成によると、本発明の一態様に係る自走式電子機器を自走式掃除機に適用でき、掃除中に携帯端末を充電することもできる。自走式掃除機は充電式で掃除後あるは充電量が減ると充電場所まで自ら移動するように構成されているものが多い。この場合、携帯端末に給電する電力が少なくなった場合も、自機の充電場所まで戻ることになる。よって、ユーザは、充電場所まで行く必要はなく、携帯端末を自走式掃除機の給電部に接続するだけで、携帯端末の充電を行える。
また、本発明の一態様に係る自走式電子機器の上記各部を、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを自走式電子機器の上記各部として動作させることにより、自走式電子機器の上記各部をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
さらに、本発明の一態様に係る携帯端末は、上記いずれかの自走式電子機器とデータ通信を行う狭域通信部と、バッテリーと、上記給電部から上記バッテリーへの充電を受け付ける充電部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によると、本発明の一態様に係る自走式電子機器から充電され、また、ユーザが未確認の、着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータを自走式電子機器に送信することができる。よって、本発明の一態様に係る自走式電子機器と本発明の一態様に係る携帯端末とからなる伝達システムを構成することができる。このシステムも本発明の範疇に入る。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータの少なくとも1つを記録可能な携帯端末を充電し、自走する自走式電子機器、例えば、家庭用の自走式掃除機に適用することができる。
1 自走式掃除機(自走式電子機器)
2 携帯端末
3 伝達システム
11 狭域通信部(通信部)
12 給電部
13 音声出力部
14 音声入力部
15 走行部
17 記憶部(データ記憶部)
19 人感センサ(探知部)
21 広域通信部
22 狭域通信部
26 記憶部
27 バッテリー
28 充電部
101 走行制御部
102 通信制御部
104 指示受付部
105 清掃制御部
103 音声制御部
104 指示受付部
106 データ消去部
111 撮影部(探知部)
261 電話アプリ
265 メールアプリ
171 着信履歴データ
172 メッセージデータ(留守番電話メッセージデータ)
173 メールデータ(電子メールデータ)

Claims (5)

  1. 着信履歴データ、留守番電話メッセージデータ、あるいは電子メールデータの少なくとも1つを記録可能な携帯端末のバッテリーを充電する給電部と、自機を走行させる走行部と、当該走行部の動作を制御する走行制御部と、を備えた自走式電子機器において、
    上記携帯端末とデータ通信を行う通信部と、
    音声を外部に出力する音声出力部と、
    上記音声出力部を制御する音声制御部と、
    ユーザからの指示を受け付ける指示受付部と、を備え、
    上記指示受付部が、上記給電部により充電されている上記携帯端末が記録している、ユーザが未確認の、着信履歴、留守番電話メッセージ、あるいは電子メールの少なくとも1つである未確認データを音声出力させる音声出力指示を受け付けると、
    上記音声制御部は、上記通信部が上記携帯端末から受信した上記未確認データに基づく情報を、上記音声出力部から出力することを特徴とする自走式電子機器。
  2. 上記ユーザを探知する探知部を備え、
    上記通信部が、上記給電部により充電されている上記携帯端末から、当該携帯端末に上記未確認データが存在することを示す未確認データ存在情報を受信すると、上記走行制御部および上記探知部により、自機を走行させながら上記ユーザを探知することを特徴とする請求項1に記載の自走式電子機器。
  3. 上記通信部が上記携帯端末から受信した上記未確認データを記憶するデータ記憶部と、
    以下の(A)〜(C)の少なくとも1つの場合に、上記データ記憶部に記憶された上記未確認データを消去するデータ消去部と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自走式電子機器。
    (A)上記音声制御部が上記未確認データに基づく情報を上記音声出力部から出力した場合
    (B)上記給電部と上記携帯端末との電気的接続が切れたことを検知した場合
    (C)上記未確認データを上記データ記憶部に記憶した後、所定時間経過したと判断した場合
  4. 掃除機能を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の自走式電子機器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の自走式電子機器とデータ通信を行う狭域通信部と、
    バッテリーと、
    上記給電部から上記バッテリーへの充電を受け付ける充電部と、を備えたことを特徴とする携帯端末。
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