JP2014086610A - 加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 円形切削加工を実施中に切削負荷の上昇による切削ブレードや被加工物の破損を低減可能な加工方法を提供することである。
【解決手段】 回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルを回転駆動するモータと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段で、円板状被加工物の外周を切削して円板状被加工物に円形切削加工を施す加工方法であって、円板状被加工物をチャックテーブルで回転可能に保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された円板状被加工物の外周に該切削ブレードを回転させつつ切り込ませるとともに、該チャックテーブルを回転させることで円板状被加工物の外周に該切削ブレードで円形切削加工を施す加工ステップと、該加工ステップ実施中に該モータの負荷電流値を検出する検出ステップと、を備え、該加工ステップでは、該モータの負荷電流値が所定の上限値を超えないように該チャックテーブルの回転速度が調整されることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、エッジトリミング加工を含む切削ブレードによる円形切削加工方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、シリコンや化合物半導体からなるウエーハの表面にストリートと呼ばれる格子状の分割予定ラインが形成される。そして、分割予定ラインによって区画された各領域にICやLSI等のデバイスが形成される。
これらのウエーハは裏面が研削及び/又は研磨されて所定の厚みへと薄化された後、切削装置でストリートに沿って切削され、個々のチップへと分割されることで半導体デバイスが製造される。このようにして製造された半導体デバイスは、携帯電話、パソコン等の各種電気機器に広く利用されている。
ウエーハの外周には表面から裏面に至る円弧面を呈した面取り部が形成されている。従って、ウエーハの裏面を研削してウエーハを薄化すると、面取り部に円弧面と研削面とによって形成されたナイフエッジが残存して危険であるとともに、外周に欠けが生じてデバイスの品質を低下させてしまう。
そこで、特開2000−173961号公報では、ウエーハの裏面を研削する前に切削ブレードでウエーハの面取り部を除去する外周加工方法、所謂エッジトリミング方法が開示されている。
面取り部は、例えば1mm〜5mmの厚みを有する切削ブレードで円形加工を施すことにより除去される。そして、面取り部が除去されたウエーハは、研削装置で裏面が研削された後、例えば約30μmの厚みを有する切削ブレードでストリートに沿って切削され個々のチップに分割される。
また、特開平11−54461号公報には、切削ブレードを用いたサークルカット(円形切断)により、8インチ、12インチ等の大口径のウエーハを4インチ、6インチ等の小口径のウエーハにダウンサイジングする、ウエーハの円形カット方法が開示されている。
更に、特開2007−19379号公報には、ウエーハのデバイス領域に対応した裏面を研削して円形凹部を形成し、該円形凹部の外周にリング状補強部を残存させたウエーハからリング状補強部を除去する円形切削加工方法が開示されている。
特開2000−173961号公報 特開平11−54461号公報 特開2007−19379号公報
上述したエッジトリミング、ダウンサイジング、リング状補強部除去等の円形切削加工では、切削ブレードをウエーハ等の円板状被加工物に切り込ませた状態で円板状被加工物を水平方向で回転させる。従って、通常の切削にくらべて切削ブレードや被加工物には大きな切削負荷がかかる。
特にエッジトリミング加工では、通常のウエーハの切削に用いる切削ブレードの厚みが例えば30μmであるのに比べて1〜5mmと厚い切削ブレードを使用するため、切削ブレードや被加工物に係る切削負荷が大きくなる。
また、連続加工によって切削ブレードに偏磨耗や目つぶれ、目詰まり等の異常が発生すると、切削中の切削負荷が上昇する。切削中の切削負荷が高くなると、切削ブレードや被加工物は破損してしまうという問題が生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、円形切削加工を実施中に切削負荷の上昇による切削ブレードや被加工物の破損を低減可能な加工方法を提供することである。
本発明によると、回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルを回転駆動するモータと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段で、円板状被加工物の外周を切削して円板状被加工物に円形切削加工を施す加工方法であって、円板状被加工物をチャックテーブルで回転可能に保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された円板状被加工物の外周に該切削ブレードを回転させつつ切り込ませるとともに、該チャックテーブルを回転させることで円板状被加工物の外周に該切削ブレードで円形切削加工を施す加工ステップと、該加工ステップ実施中に該モータの負荷電流値を検出する検出ステップと、を備え、該加工ステップでは、該モータの負荷電流値が所定の上限値を超えないように該チャックテーブルの回転速度が調整されることを特徴とする加工方法が提供される。
好ましくは、加工ステップでは、モータの負荷電流値が上限値を超えないとともに、上限値よりも低い所定の下限値よりは高い値になるようにチャックテーブルの回転速度が調整される。
本発明の加工方法では、切削ブレードを回転駆動するモータの負荷電流値に応じて円板状被加工物の回転速度を変更することで、スピンドルを回転するモータの負荷電流値が所定の上限値を超えないように保つことができ、切削負荷の上昇による切削ブレードや被加工物の破損を低減することができる。
切削装置の斜視図である。 半導体ウエーハの表面側斜視図である。 保持ステップを示す一部断面側面図である。 切削ブレード切り込みステップを示す一部断面側面図である。 加工ステップを示す平面図である。 加工ステップを示す一部断面側面図である。 加工中のモータの負荷電流値の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は切削装置2の概略斜視図を示している。切削装置2は、静止基台4上に搭載されたX軸方向に伸長する一対のガイドレール6を含んでいる。
X軸移動ブロック8が、ボール螺子10及びパルスモータ12とから構成されるX軸送り機構(加工送り機構)14により加工送り方向、即ちX軸方向に移動される。X軸移動ブロック8上には円筒状支持部材22を介してチャックテーブル20が搭載されている。
チャックテーブル20は多孔性セラミックス等から形成された吸引保持部24を有している。チャックテーブル20にはウエーハ11をダイシングテープを介して支持する環状フレームをクランプする複数(本実施形態では4個)のクランプ26が配設されている。
X軸送り機構14は、ガイドレール6に沿って静止基台4上に配設されたスケール16と、スケール16のX座標値を読みとるX軸移動ブロック8の下面に配設された読み取りヘッド18とを含んでいる。読み取りヘッド18は切削装置2のコントローラ(制御手段)58に接続されている。
静止基台4上には更に、Y軸方向に伸長する一対のガイドレール28が固定されている。Y軸移動ブロック30が、ボール螺子32及びパルスモータ34とから構成されるY軸送り機構(割り出し送り機構)36によりY軸方向に移動される。
Y軸移動ブロック30にはZ軸方向に伸長する一対の(一本のみ図示)ガイドレール38が形成されている。Z軸移動ブロック40は、図示しないボール螺子とパルスモータ42から構成されるZ軸送り機構44によりZ軸方向に移動される。
46は切削ユニット(切削手段)であり、切削ユニット46のスピンドルハウジング47がZ軸移動ブロック40中に挿入されて支持されている。スピンドルハウジング47中にはスピンドル48が収容されて、エアベアリングにより回転可能に支持されている。スピンドル48はスピンドルハウジング47中に収容された図示しないモータにより回転駆動され、スピンドル48の先端部には切削ブレード50が着脱可能に装着されている。
スピンドルハウジング47にはアライメントユニット(アライメント手段)52が搭載されている。アライメントユニット52はチャックテーブル20に保持されたウエーハWを撮像する撮像ユニット(撮像手段)54を有している。切削ブレード50と撮像ユニット54はX軸方向に整列して配置されている。
スピンドル48を駆動するモータの負荷電流値は負荷電流値検出手段58により検出され、検出された負荷電流値に基づいて制御手段58がチャックテーブル20を回転するモータの回転速度を調整する。
図2を参照すると、本発明の加工方法の加工対象となる円板状被加工物の一種である半導体ウエーハ(以下、単にウエーハと略称することがある)11の表面側斜視図が示されている。
ウエーハ11は例えば厚さが700μmのシリコンウエーハからなっており、表面11aに複数の分割予定ライン(ストリート)13が格子状に形成されているとともに、複数の分割予定ライン13によって区画された各領域にIC,LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成されたウエーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19をその表面の平端部に備えている。ウエーハ11の外周部には円弧状の面取り部11eが形成されている。21はシリコンウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチである。
本発明の加工方法では、まず図3に示すように、切削装置のチャックテーブル20でウエーハ11を吸引保持し、表面11aを露出させる。次いで、図4に示すように、切削ブレード50をウエーハ11の外周部(外周縁)に所定深さt1切り込ませる切削ブレード切り込みステップを実施する。ここで、所定深さt1は後の工程で実施する研削仕上げ厚みに相当する深さである。
切削ブレード切り込みステップは、ウエーハ11の上方に位置付けた切削ブレード50を下降することで、ウエーハ11に切削ブレード50を所定深さt1切り込ませる実施形態の他、ウエーハ11の外周側で所定高さに位置付けた切削ブレード50をウエーハ11に対して接近方向に相対移動させることで、切削ブレード50をウエーハ11に所定深さt1切り込ませるようにしてもよい。
切削ブレード切り込みステップを実施した後、図5及び図6に示すように、ウエーハ11を保持したチャックテーブル20を矢印R1方向に一回転させることで矢印A方向に高速回転(例えば30000rpm)する切削ブレード50でウエーハ11の外周部を切削し、環状切削溝23を形成するとともにウエーハ11の面取り部11eを部分的に除去する加工ステップを実施する。
本実施形態の円形切削加工を施す加工ステップでは、スピンドル48を駆動するモータの負荷電流値を負荷電流値検出手段56で検出し、検出した負荷電流値に基づいて制御手段58がチャックテーブル20の回転速度を調整する。
例えば、負荷電流値検出手段56により図7に示すような負荷電流値60が検出されたとする。本実施形態の加工ステップでは、モータの負荷電流値60が所定の上限値を超えないように制御手段58によりチャックテーブル20の回転速度が調整される。
即ち、チャックテーブル20を回転するモータの回転速度が制御手段58により制御されて、チャックテーブル20の回転速度が調整される。これにより、切削負荷の上昇による切削ブレード50やウエーハ11の破損を低減できる。
好ましくは、この加工ステップでは、モータの負荷電流値60が上限値を超えないように調整されるとともに、上限値より低い所定の下限値よりは高い値になるようにチャックテーブル20の回転速度が調整される。チャックテーブル20の回転速度を下限値よりは高い値に調整することにより、生産性の悪化を防止することができる。
上述した実施形態では、本発明の加工方法を半導体ウエーハ11に適用した例について説明したが、本発明の加工方法は光デバイスウエーハ等の他の円板状被加工物に同様に適用することができる。
11 半導体ウエーハ
11e 面取り部
15 デバイス
20 チャックテーブル
23 環状切削溝
46 切削ユニット
50 切削ブレード
56 負荷電流値検出手段
58 制御手段
60 負荷電流値

Claims (2)

  1. 回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルを回転駆動するモータと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段で、円板状被加工物の外周を切削して円板状被加工物に円形切削加工を施す加工方法であって、
    円板状被加工物をチャックテーブルで回転可能に保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された円板状被加工物の外周に該切削ブレードを回転させつつ切り込ませるとともに、該チャックテーブルを回転させることで円板状被加工物の外周に該切削ブレードで円形切削加工を施す加工ステップと、
    該加工ステップ実施中に該モータの負荷電流値を検出する検出ステップと、を備え、
    該加工ステップでは、該モータの負荷電流値が所定の上限値を超えないように該チャックテーブルの回転速度が調整されることを特徴とする加工方法。
  2. 前記加工ステップでは、該モータの負荷電流値が前記上限値を超えないとともに、該上限値よりも低い所定の下限値よりは高い値になるように前記チャックテーブルの回転速度が調整される請求項1記載の加工方法。
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