JP2014086112A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い良好な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】スタティック型のメモリセル10と、メモリセルに接続されたワード線WLと、ワード線を駆動するワードドライバ14と、ドレインがワード線に接続され、ソースが接地電位GNDに接続されたNチャネル型の第1のトランジスタ22と、第1のトランジスタに接続され、周囲温度の上昇又は電源電圧の上昇に基づいて第1のトランジスタをオフ状態からオン状態に変化させることにより、ワード線の電圧を低下させる制御回路25とを含む補償回路24とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関する。
スタティック型のメモリセルを有する半導体記憶装置、即ち、SRAM(Static Random Access Memory)においては、微細化に伴って、動作マージンが小さくなってきている。
SRAMにおいては、選択すべきメモリセルに接続されたワード線を活性化した際には、当該メモリセルと同一の行に配されたメモリセルのトランスファトランジスタのゲートも開いてしまう。このため、周囲温度が比較的高い場合や電源電圧が比較的高い場合には、選択対象でないメモリセルに記憶されている情報が破壊されてしまう虞がある。
かかる情報の破壊は、活性化された際におけるワード線の電位が比較的高い場合に生じやすい。このため、活性化された際におけるワード線の電位を低めに設定することが提案されている。
特開2007−66493号公報 特開2008−65968号公報 特開2011−54255号公報
しかしながら、ワード線の電位を単に低めに設定した場合には、周囲温度や電源電圧が比較的低い際には、読み出し速度や書き込み速度の過度の低下を招いてしまう。
本発明の目的は、信頼性の高い良好な半導体記憶装置を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、スタティック型のメモリセルと、前記メモリセルに接続されたワード線と、前記ワード線を駆動するワードドライバと、ドレインが前記ワード線に接続され、ソースが接地電位に接続されたNチャネル型の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに接続され、周囲温度の上昇又は電源電圧の上昇に基づいて前記第1のトランジスタをオフ状態からオン状態に変化させることにより、前記ワード線の電圧を低下させる制御回路とを含む補償回路とを有することを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
実施形態の他の観点によれば、スタティック型のメモリセルと、前記メモリセルに接続されたワード線と、前記ワード線を駆動するワードドライバと、ゲート及びドレインが前記ワード線に接続されたNチャネル型の第1のトランジスタと、ゲート及びドレインが前記第1のトランジスタのソースに接続され、ソースが接地電位に接続されたNチャネル型の第2のトランジスタとを含む補償回路とを有することを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
開示の半導体記憶装置によれば、周囲温度や電源電圧の上昇に基づいてワード線WLの電位を低下させる補償回路が設けられている。このため、周囲温度や電源電圧が比較的高い際、即ち、メモリセルの安定性が低くなる際には、ワード線の電位を十分に低下させることができ、メモリセルに記憶された情報が破壊されてしまうのを確実に防止することができる。周囲温度や電源電圧が比較的高い際には、補償回路によりワード線の電位を十分に低下させても、読み出し速度や書き込み速度が過度に低下してしまうことはなく、特段の問題は生じない。一方、周囲温度や電源電圧が低い際、即ち、メモリセルの安定性が十分な際には、かかる補償回路は動作せず、ワード線の電位が過度に低下してしまうことはない。従って、信頼性の高い良好な半導体記憶装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。 図2は、比較例による半導体記憶装置を示す回路図である。 図3は、第1実施形態による半導体記憶装置におけるシミュレーション結果(その1)である。 図4は、比較例による半導体記憶装置におけるワード線の電位の低下量を示すシミュレーション結果である。 図5は、第1実施形態による半導体記憶装置におけるシミュレーション結果(その2)である。 図6は、第2実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。 図7は、第2実施形態による半導体記憶装置のシミュレーション結果である。 図8は、第3実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。 図9は、第3実施形態による半導体記憶装置のシミュレーション結果を示すグラフである。
[第1実施形態]
第1実施形態による半導体記憶装置について図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。
複数のスタティック型のメモリセル10がマトリクス状に配列されている。複数のメモリセル10は、行方向(図1における紙面左右方向)に配列されているのみならず、列方向(図1における紙面上下方向)にも配列されているが、図1においては、省略されている。
スタティック型のメモリセル10は、直列に接続されたPチャネルトランジスタL1、L2とNチャネルトランジスタD1、D2とにより形成される2つのCMOSインバータ(インバータ)12a、12bを相補的に接続したフリップフロップ回路を有している。かかるPチャネルトランジスタ(Pチャネル型トランジスタ、PMOSトランジスタ)L1、L2は、ロードトランジスタと称される。かかるNチャネルトランジスタ(Nチャネル型トランジスタ、NMOSトランジスタ)D1、D2は、ドライバトランジスタと称される。
ロードトランジスタL1とドライバトランジスタD2により形成されたインバータ12aの入力端子は、インバータ12bの出力端子に接続されている。ロードトランジスタL2とドライバトランジスタD2とにより形成されたインバータ12bの入力端子は、インバータ12aの出力端子に接続されている。
インバータ12aは、インバータ12bの出力端子の信号を入力し、入力した信号の論理反転信号を出力する。また、インバータ12bは、インバータ12aの出力端子の信号を入力し、入力した信号の論理反転信号を出力する。
インバータ12aの出力端子及びインバータの入力端子は、Nチャネルトランジスタにより形成されたトランスファトランジスタT1のソース/ドレインの一方に接続されている。トランスファトランジスタT1のソース/ドレインの他方は、ビット線BLに接続されている。
インバータ12bの出力端子及びインバータ12aの入力端子は、Nチャネルトランジスタにより形成されたトランスファトランジスタT2のソース/ドレインの一方に接続されている。トランスファトランジスタT2のソース/ドレインの他方は、ビット線/BLに接続されている。
各々のトランスファトランジスタT1、T2のゲートは、ワード線WLに接続されている。
同一の行に配されている複数のメモリセル10のトランスファトランジスタT1、T2のゲートは、同一のワード線WLにより共通接続されている。
ワード線WLは、実際には複数形成されているが、図1においては、複数のワード線WLのうちの1本のワード線WLを図示している。
同一の列に配されている複数のメモリセル10のトランスファトランジスタT1,T2のソース/ドレインの他方は、同一のビット線BL、/BLにより共通接続されている。
各々のワード線WLは、行デコーダ(図示せず)に設けられた複数のワードドライバ(ドライバ回路)14の出力端子にそれぞれ接続されている。
なお、図1においては、行デコーダに設けられた複数のワードドライバ14のうちの1つのワードドライバ14を図示している。
ワードドライバ14は、直列に接続されたPチャネルトランジスタ16及びNチャネルトランジスタ18により形成されている。Pチャネルトランジスタ16のソースは電源電圧VDDに接続されている。電源VDDの定格電圧は、例えば1.2V程度とする。Nチャネルトランジスタ18のソースは、接地電位GNDに接続されている。Pチャネルトランジスタ16のゲートとNチャネルトランジスタ18のゲートは、信号線20に接続されている。信号線20は、ワード線WLを駆動する際にはLレベルとなり、ワード線WLを駆動しない際にはHレベルとなるものである。Pチャネルトランジスタ16のドレイン及びNチャネルトランジスタ18のドレイン、即ち、ワードドライバ14の出力端子は、ワード線WLに接続されている。Pチャネルトランジスタ16のゲート幅は、例えば9.6μm程度とする。Nチャネルトランジスタ18のゲート幅は、例えば4.8μm程度とする。
なお、Pチャネルトランジスタ16やNチャネルトランジスタ18のゲート幅は、これに限定されるものではなく、様々な際においてワード線WLの電位が所望の電位となるように、適宜設定される。
また、いずれのトランジスタも、ゲート長は互いに等しく設定されており、例えば70nm程度となっている。
各々のビット線BL、/BLは、列デコーダ(図示せず)にそれぞれ接続されている。
各々のワード線WLには、Nチャネルトランジスタ22が接続されている。ワード線WLにはNチャネルトランジスタ22のドレインとゲートと接続されており、Nチャネルトランジスタ22のソースは接地電位GNDに接続されている。Nチャネルトランジスタ22は、ワード線WLの電位を低下させるためのものである。Nチャネルトランジスタ22のみによりワード線WLの電位を低下させる場合もあるし、後述する補償回路24とNチャネルトランジスタ22とが相俟ってワード線WLの電位を低下させる場合もある。Nチャネルトランジスタ22は、補償回路24が動作に至るか否かにかかわらず、ワード線WLの電位を適度に低下させる。即ち、Nチャネルトランジスタ22は、ワード線WLの電位の基本的な引き下げ分を設定する役割を果たす。Nチャネルトランジスタ22は、例えば並列に複数配されている。図1においては、並列に複数配されたNチャネルトランジスタ22のうちの1つのNチャネルトランジスタ22が図示されている。並列に複数配されたいずれのNチャネルトランジスタ22も、ドレイン及びゲートがワード線WLに接続されており、ソースが接地電位GNDに接続されている。
Nチャネルトランジスタ22のゲート幅は、例えば0.45μm程度とする。並列に配するNチャネルトランジスタ22の数は、例えば6個程度とする。
なお、Nチャネルトランジスタ22のゲート幅は、0.45μmに限定されるものではなく、ワード線WLの電位の低下量が所望の低下量となるように適宜設定される。また、並列に配するNチャネルトランジスタ22の数も、6個に限定されるものではなく、ワード線WLの電位の低下量が所望の低下量となるように適宜設定される。
例えば、Nチャネルトランジスタ44がオフ状態であり、ワードドライバ14の出力がHレベルである際におけるワード線WLの電位の低下量が例えば0.1V程度となるように、Nチャネルトランジスタ22のゲート幅やNチャネルトランジスタ22の数が設定される。
なお、Nチャネルトランジスタ44がオフ状態であり、ワードドライバ14の出力がHレベルである際におけるワード線WLの電位の低下量は、0.1V程度に限定されるものではなく、適宜設定し得る。
各々のワード線WLには、補償回路(補助回路、アシスト回路)24が接続されている。補償回路24は、Nチャネルトランジスタ22と相俟ってワード線WLの電位を低下させるためのものである。補償回路24は、Nチャネルトランジスタ22によるワード線WLの電圧の引き下げだけでは不十分な際に、ワード線WLの電圧を更に低下させるアシスト回路として機能する。
補償回路24は、ワード線WLに接続されたNチャネルトランジスタ44と、Nチャネルトランジスタ44を制御する制御回路25とを有している。
制御回路25の第1段目には、直列に接続されたNチャネルトランジスタ26及びPチャネルトランジスタ28が設けられている。Nチャネルトランジスタ26のゲートとドレインは、電源電圧VDDに接続されている。Pチャネルトランジスタ28のゲート及びドレインは、接地電位GNDに接続されている。Nチャネルトランジスタ26のソース及びPチャネルトランジスタ28のソース、即ち、ノード30は、後述するインバータ32の入力端子に接続されている。ノード30は、周囲温度の上昇や電源電圧VDDの上昇によって電位が上昇する。ノード30の電位は、周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、インバータ32の論理閾値電位より低い電位となり、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、インバータ32の論理閾値電位より高い電圧となる。
なお、インバータの論理閾値電位(論理反転閾値)とは、インバータの論理出力が反転するときのインバータの入力電位である。
ここでは、論理閾値電位を、例えば、(電源電圧VDD)/2程度とする。
Nチャネルトランジスタ26が電源側に設けられ、Pチャネルトランジスタ28が接地側に設けられているため、ノード30の電位の制御幅は(VDD−Vthn−Vthp)となっている。
ここで、VthnはNチャネルトランジスタ26の閾値電圧であり、VthpはPチャネルトランジスタ28の閾値電圧である。
ノード30の電位が電源電圧VDDや接地電位GNDではない中間電位となるため、ノード30の電位の制御は比較的容易である。
また、Nチャネルトランジスタ26が電源側に設けられ、Pチャネルトランジスタ28が接地側に設けられているため、電源側にPチャネルトランジスタを設け、接地側にNチャネルトランジスタを設けた場合と比較して、貫通電流が抑制される。
ノード30の電位は、Nチャネルトランジスタ26のゲート幅やPチャネルトランジスタ28のゲート幅等を適宜設定することにより調整し得る。例えば、Nチャネルトランジスタ26のゲート幅を増大させると、Nチャネルトランジスタ26のソース−ドレイン間の電気抵抗が減少し、ノード20の電位が上昇する。一方、Nチャネルトランジスタ26のゲート幅を減少させると、Nチャネルトランジスタ26のソース−ドレイン間の電気抵抗が増加し、ノード30の電位が低下する。ノード30の電位が所望の電位となるように、Nチャネルトランジスタ26のゲート幅やPチャネルトランジスタ28のゲート幅等が設定される。
制御回路25の第2段目には、インバータ32が設けられている。インバータ32は、直列に接続されたPチャネルトランジスタ34及びNチャネルトランジスタ36により形成されている。Pチャネルトランジスタ36のソースは電源電圧VDDに接続されており、Nチャネルトランジスタ36のソースは接地電位GNDに接続されている。Pチャネルトランジスタ34のドレインとNチャネルトランジスタ36のドレインとは互いに電気的に接続されている。Pチャネルトランジスタ34のゲート及びNチャネルトランジスタ36のゲート、即ち、インバータ34の入力端子は、上述したノード30に接続されている。Pチャネルトランジスタ34のドレイン及びNチャネルトランジスタ36のドレイン、即ち、インバータ32の出力端子は、後述するインバータ38の入力端子に接続されている。
制御回路25のインバータ32は、周囲温度や電源電圧VDDの上昇が生じた際に、メモリセル10のインバータ12a、12bより反転しやすいことが好ましい。制御回路25を動作させることにより、ワード線WLの電位を十分に低下させ、メモリセル10に記憶された情報が破壊されるのを確実に防止するためである。
スタティック型のメモリセル10の安定性は、トランスファトランジスタT1、T2とドライバトランジスタD1、D2との電流駆動力比(β比)に依存する。かかるβ比は、以下のような式(1)で表される。
β比 = (ドライバトランジスタの電流駆動力)/(トランスファトランジスタの電流駆動力) ・・・(1)
周囲温度や電源電圧VDDの上昇が生じた際に、制御回路25のインバータ32がメモリセル10のインバータ12a、12bより反転しやすくなるよう、制御回路25におけるβ比を、メモリセル10におけるβ比より小さく設定する。
トランジスタの電流駆動力は、トランジスタのゲート幅に依存する。即ち、トランジスタのゲート幅が大きくなるほど、トランジスタの電流駆動力は大きくなる。
メモリセル10のドライバトランジスタD1、D2に対応するのは、制御回路25のNチャネルトランジスタ36である。また、メモリセル10のトランスファトランジスタT1,T2に対応するのは、制御回路25のNチャネルトランジスタ26である。
従って、制御回路25におけるβ比は、制御回路25のNチャネルトランジスタ36のゲート幅を小さくするほど小さくなり、制御回路25のNチャネルトランジスタ26のゲート幅を大きくするほど小さくなる。
メモリセル10におけるβ比は、メモリセル10のドライバトランジスタD1、D2のゲート幅を大きくするほど大きくなり、メモリセル10のトランスファトランジスタT1、T2のゲート幅を小さくするほど大きくなる。
従って、周囲温度や電源電圧VDDの上昇が生じた際に、制御回路25のインバータ32をメモリセル10のインバータ12a、12bより反転しやすくすべく、以下のような式(2)を満たすように、各トランジスタのゲート幅を適宜設定する。
wcd/wct < wmd/wmt ・・・(2)
ここで、wcdは制御回路25のNチャネルトランジスタ36のゲート幅であり、wctは制御回路25のNチャネルトランジスタ26のゲート幅である。また、wmdはメモリセル10のドライバトランジスタD1、D2のゲート幅であり、wmtはメモリセル10のトランスファトランジスタT1、T2のゲート幅である。
制御回路25のNチャネルトランジスタ26のゲート幅wctは、例えば100nm程度とする。また、制御回路25のNチャネルトランジスタ36のゲート幅wcdは、例えば100nm程度とする。また、制御回路25のPチャネルトランジスタ34のゲート幅wclは、例えば80nm程度とする。
また、メモリセル10のトランスファトランジスタT1、T2のゲート幅wmtは、例えば100nm程度とする。また、メモリセル10のドライバトランジスタD1、D2のゲート幅wmdは、例えば200nm程度とする。また、メモリセル10のロードトランジスタL1、L2のゲート幅wmlは、例えば90nm程度とする。
なお、これらのトランジスタのゲート幅は、上記に限定されるものではない。周囲温度や電源電圧VDDの上昇が生じた際に、制御回路25のインバータ32の方がメモリセルのインバータ12a、12bより反転しやすいように、これらのトランジスタのゲート幅を適宜設定すればよい。
このように、NMOSトランジスタ26の電流駆動力に対するNMOSトランジスタ36の電流駆動力の比(β比)は、トランスファトランジスタT1の電流駆動力に対するドライバトランジスタD2の電流駆動力の比(β比)より小さく設定されている。
制御回路25の第3段目には、インバータ38が設けられている。インバータ38は、インバータ32の論理出力を反転するためのものである。インバータ38は、直列に接続されたPチャネルトランジスタ40とNチャネルトランジスタ42とにより形成されている。Pチャネルトランジスタ40のソースは電源電圧VDDに接続されている。Nチャネルトランジスタ42のソースは接地電位GNDに接続されている。Pチャネルトランジスタ40のゲート及びNチャネルトランジスタ42のゲート、即ち、インバータ38の入力端子は、インバータ32の出力端子に接続されている。Pチャネルトランジスタ40のドレイン及びNチャネルトランジスタ42のドレイン、即ち、インバータ38の出力端子は、後述するNチャネルトランジスタ(制御ゲート)44のゲートに接続されている。
Nチャネルトランジスタ44は、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際に、Nチャネルトランジスタ22と相俟って、ワード線WLの電位を低下させるものである。Nチャネルトランジスタ44は、例えば並列に複数配されている。図1においては、並列に複数配されたNチャネルトランジスタ44のうちの1つのNチャネルトランジスタ44が図示されている。並列に複数配されたいずれのNチャネルトランジスタ44も、ドレインがワード線WLに接続されており、ゲートがインバータ38の出力端子に接続されており、ソースが接地電位GNDに接続されている。
Nチャネルトランジスタ44のゲート幅は、例えば0.45μm程度とする。並列に配するNチャネルトランジスタ44の数は、例えば2個程度とする。
なお、Nチャネルトランジスタ44のゲート幅は、0.45μmに限定されるものではなく、Nチャネルトランジスタ44をオン状態とした際のワード線WLの電位の低下量が所望の低下量となるように適宜設定される。また、並列に配するNチャネルトランジスタ44の数は、2個に限定されるものではなく、Nチャネルトランジスタ44をオン状態とした際のワード線WLの電位の低下量が所望の低下量となるように適宜設定される。
制御回路25のうちのトランジスタ26、34、36により形成される回路46は、メモリセル10のトランジスタT1、L2、D2により形成される回路48に対応している。但し、制御回路25のNチャネルトランジスタ26のゲート幅とメモリセル10のトランスファトランジスタT1のゲート幅とは等しいとは限らない。また、制御回路25のPチャネルトランジスタ34のゲート幅とメモリセル10のロードトランジスタL1のゲート幅とは等しいとは限らない。また、制御回路25のNチャネルトランジスタ36のゲート幅とメモリセル10のドライバトランジスタD1のゲート幅とは等しいとは限らない。制御回路25のうちのトランジスタ26,34,36により形成される回路46がメモリセル10のうちのトランジスタT1、L2、D2により形成される回路48に対応しているため、これらの回路46,48は似たような挙動を示す。但し、制御回路25のトランジスタ26、34、36により形成される回路46は、周囲温度や電源電圧VDDの上昇に対して、メモリセル10のトランジスタT1、L2、D2により形成される回路48よりも反応しやすくなっている。このため、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高くなることによってメモリセル10のトランスファトランジスタT1に電流が流れやすくなり、メモリセル10に記憶されたデータが破壊されやすくなった際には、補償回路24の制御回路25が確実に動作する。即ち、メモリセル10の安定性が低くなった際には、Nチャネルトランジスタ22と補償回路24とが相俟ってワード線WLの電位を十分に低下させ、メモリセル10に記憶されたデータが破壊されるのを確実に防止する。
周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、ノード30の電位がインバータ32の論理閾値電位より低い。このため、インバータ32の出力はHレベルとなっており、インバータ38の出力はLレベルとなっている。このため、ワード線WLに接続されたNチャネルトランジスタ44はオフ状態となっている。このため、周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、ワード線WLの電位はNチャネルトランジスタ22によってのみ低下される。
一方、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高くなると、ノード30の電位はインバータ32の論理閾値電位より高くなる。これにより、インバータ32のPチャネルトランジスタ34がオフ状態となり、インバータ32のNチャネルトランジスタ36がオン状態となる。そうすると、インバータ32の出力はLレベルとなり、インバータ38の出力はHレベルとなる。そして、ワード線WLに接続されたNチャネルトランジスタ44がオン状態となる。このため、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高くなった際には、Nチャネルトランジスタ22と補償回路24のNチャネルトランジスタ44とが相俟って、ワード線WLの電位を低下させる。
このように、本実施形態によれば、メモリセル10の安定性を感知する回路46が補償回路24内に設けられており、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高くなり、メモリセル10の安定性が低くなった際には、補償回路24が動作する。従って、メモリセル10の安定性に応じてワード線WLの電圧を適切に低下させることができる。周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、補償回路24は動作せず、ワード線WLの電位が過度に低くなってしまうことはないため、読み出し速度や書き込み速度等の低下を招いてしまうこともない。
本実施形態による半導体記憶装置を設計する際には、例えばモンテカルロシミュレーション等のシミュレーションが適宜行われ、トランジスタのゲート幅等についての適切な値が求められる。
こうして、本実施形態による半導体記憶装置が形成されている。
(評価結果)
本実施形態による半導体記憶装置のシミュレーション結果を図2乃至図5を用いて説明する。
図2は、比較例による半導体記憶装置を示す回路図である。
図2に示すように、比較例による半導体記憶装置では、本実施形態のような補償回路24(図1参照)は設けられておらず、Nチャネルトランジスタ22のみによりワード線WLの電圧が低下されるようになっている。
実施例、即ち、本実施形態による半導体記憶装置についてのシミュレーションを行う際には、Nチャネルトランジスタ22を6個並列に配した。
比較例による半導体記憶装置についてのシミュレーションを行う際には、Nチャネルトランジスタ22を9個並列に配した。なお、図2においては、9個のNチャネルトランジスタ22のうちの1つのNチャネルトランジスタ22を図示している。
図3は、本実施形態による半導体記憶装置におけるワード線の電位の低下量を示すシミュレーション結果である。
図3(a)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準的である場合を示している。図3(b)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度も標準より速めである場合を示している。図3(c)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より遅めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より速めである場合を示している。図3(d)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より遅めである場合を示している。図3(e)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準より遅めである場合を示している。
なお、トランジスタの速度のばらつきは、製造条件のゆらぎ等により生じる。
所定のバイアス電圧を印加した際のドレイン電流が大きいほど、トランジスタの速度は速い。従って、所定のバイアス電圧を印加した際におけるドレイン電流の大きさが標準である場合がティピカル(T)と称され、かかるドレイン電流が標準より大きい場合がファースト(F)と称され、かかるドレイン電流が標準より小さい場合がスロー(S)と称される。
「nT」なる文言は、Nチャネルトランジスタの速度が標準的であることを示しており、「pT」なる文言はPチャネルトランジスタの速度が標準的であることを示している。「nF」なる文言は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであることを示しており、「pF」なる文言は、Pチャネルトランジスタの速度が標準より速めであることを示している。「nS」なる文言は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より遅めであることを示しており、「pS」なる文言は、Pチャネルトランジスタの速度が標準より遅めであることを示している。
図4は、比較例による半導体記憶装置におけるワード線の電位の低下量を示すシミュレーション結果である。
図4(a)は、Nチャネルトランジスタの速度もMOSトランジスタの速度も標準的である場合を示している。図4(b)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準より速めである場合を示している。図4(c)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より遅めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より速めである場合を示している。図4(d)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より遅めである場合を示している。図4(e)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準より遅めである場合を示している。
図3(a)及び図4(a)から分かるように、周囲温度が25℃(室温)、電源電圧が1.2V(定格電圧)の際には、実施例におけるワード線WLの電位の低下量は、比較例におけるワード線WLの電位の低下量に対して、64mV程度小さい。
図3及び図4から分かるように、周囲温度が高く、電源電圧VDDが高い条件においては、実施例では、比較例と同様に、ワード線WLの電位が十分に低下している。このように、本実施形態によれば、メモリセル10の安定性が低下する条件下においては、ワード線WLの電位は十分に低下し、メモリセル10に記憶された情報が破壊されるのを確実に防止し得る。
図3に示すように、メモリセル10の安定性が十分な条件下においては、実施例、即ち、本実施形態による半導体記憶装置では、ワード線WLの電位は過度に低下していない。このように、本実施形態では、メモリセル10の安定性が十分な条件下においては、ワード線WLの電位の低下量は比較的小さく、読み出し速度や書き込み速度等が過度に低下することはない。
これらのシミュレーション結果から分かるように、本実施形態によれば、メモリセル10の安定性が低い条件下ではワード線WLの電位を十分に低下させ得る。また、メモリセル10の安定性が十分な条件下では、ワード線WLの電位が過度に低くなることはなく、書き込み速度や読み出し速度が過度に低下してしまうことはない。
図5は、本実施形態による半導体記憶装置におけるインバータ38の出力の電位、即ち、Nチャネルトランジスタ44のゲートの電位を示すシミュレーション結果である。シミュレーションを行う際には、並列に配するNチャネルトランジスタ22の数を6個とした。
図5(a)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準的である場合を示している。図5(b)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度も標準より速めである場合を示している。図5(c)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より遅めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より速めである場合を示している。図5(d)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より遅めである場合を示している。図5(e)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準より遅めである場合を示している。
Nチャネルトランジスタがスローで、Pチャネルトランジスタがファーストの場合においては、周囲温度が高く、電源電圧が高い条件において、インバータ32が反転しにくい。従って、Nチャネルトランジスタがスローで、Pチャネルトランジスタがファーストの場合において、周囲温度が高く、電源電圧が高い条件において、インバータ32が確実に反転することが重要である。
図5(c)から分かるように、Nチャネルトランジスタがスローで、Pチャネルトランジスタがファーストの場合において、周囲温度が高く、電源電圧が高い条件において、インバータ32の出力電圧はHレベルになっている。このことは、周囲温度が高く、電源電圧が高い条件において、補償回路24が確実に動作し得ることを意味する。
Nチャネルトランジスタがファーストで、Pチャネルトランジスタがスローの場合においては、周囲温度が低く、電源電圧が低い条件において、インバータ32が反転しやすい。従って、Nチャネルトランジスタがファーストで、Pチャネルトランジスタがスローの場合において、周囲温度が低く、電源電圧が低い条件において、インバータ32が確実に反転しないことが重要である。
図5(d)から分かるように、Nチャネルトランジスタがファーストで、Pチャネルトランジスタがスローの場合において、周囲温度が低く、電源電圧が低い条件において、インバータ32の出力電圧はLレベルになっている。このことは、周囲温度が低く、電源電圧が低い条件において、補償回路24が動作しないことを意味する。
これらのシミュレーション結果から分かるように、本実施形態によっても、信頼性の高い良好な半導体記憶装置が得られる。
このように、本実施形態によれば、周囲温度や電源電圧VDDの上昇に基づいてワード線WLの電位を低下させる補償回路24が設けられている。このため、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高くなった際、即ち、メモリセル10の安定性が低下した際には、ワード線WLの電位を十分に低下させることができ、メモリセル10に記憶された情報が破壊されてしまうのを確実に防止することができる。周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、補償回路24によりワード線WLの電位を十分に低下させても、読み出し速度や書き込み速度が過度に低下してしまうことはなく、特段の問題は生じない。一方、周囲温度や電源電圧VDDの上昇が比較的低い際、即ち、メモリセル10の安定性が十分な際には、かかる補償回路24は動作しないため、ワード線WLの電位が過度に低下してしまうことはない。従って、本実施形態によれば、信頼性の高い良好な半導体記憶装置を提供することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による半導体記憶装置を図6及び図7を用いて説明する。図6は、本実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。図1乃至図5に示す第1実施形態による半導体記憶装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置は、制御回路25aの第1段目が直列に接続されたNチャネルトランジスタ26a及びNチャネルトランジスタ50により形成されているものである。
図6に示すように、制御回路25aの第1段目には、直列に接続されたNチャネルトランジスタ26a及びNチャネルトランジスタ50が設けられている。Nチャネルトランジスタ26aは、例えば並列に複数配されている。図6においては、並列に複数配されたNチャネルトランジスタ26aのうちの1つのNチャネルトランジスタ26aが図示されている。並列に複数配されたいずれのNチャネルトランジスタ26aも、ゲート及びドレインが電源電圧VDDに接続されている。Nチャネルトランジスタ50のソースは、接地電池GNDに接続されている。Nチャネルトランジスタ50のゲートは電源電圧VDDに接続されている。Nチャネルトランジスタ26aのソース及びNチャネルトランジスタ50のドレイン、即ち、ノード30は、インバータ32の入力端子に接続されている。
Nチャネルトランジスタ26aのゲート幅は、例えば1.4μm程度とする。Nチャネルトランジスタ50のゲート幅は、例えば0.1μm程度とする。
なお、Nチャネルトランジスタ26a、50のゲート幅は上記に限定されるものではなく、ノード30の電位が所望の電位となるように適宜設定される。また、Nチャネルトランジスタ26aを並列に配する数も2個に限定されるものではなく、ノード30の電位が所望の電位となるように適宜設定される。
本実施形態においても、周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、ノード30の電位がインバータ32の論理閾値電位より低い。このため、インバータ32の出力はHレベルとなり、インバータ38の出力はLレベルとなる。従って、周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、制御回路25aのNチャネルトランジスタ44はオフ状態となり、ワード線WLはNチャネルトランジスタ22のみによって電位が低下される。
周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、ノード30の電位がインバータ32の論理閾値電位より高くなる。このため、インバータ32の出力はLレベルとなり、インバータ38の出力はHレベルとなり、制御回路25aのNチャネルトランジスタ44はオン状態となる。従って、本実施形態においても、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、Nチャネルトランジスタ22と補償回路24aのNチャネルトランジスタ44とが相俟って、ワード線WLの電位を十分に低下させる。
本実施形態による半導体記憶装置を設計する際には、例えばモンテカルロシミュレーション等のシミュレーションが適宜行われ、トランジスタのゲート幅等についての適切な値が求められる。
こうして、本実施形態による半導体記憶装置が形成されている。
(評価結果)
本実施形態による半導体記憶装置の評価結果について図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態による半導体記憶装置におけるインバータ38の出力の電位、即ち、Nチャネルトランジスタ44のゲートの電位を示すシミュレーション結果である。シミュレーションを行う際には、並列に配するNチャネルトランジスタ22の数を6個とした。
図7(a)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準的である場合を示している。図7(b)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度も標準より速めである場合を示している。図7(c)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より遅めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より速めである場合を示している。図7(d)は、Nチャネルトランジスタの速度が標準より速めであり、Pチャネルトランジスタの速度が標準より遅めである場合を示している。図7(e)は、Nチャネルトランジスタの速度もPチャネルトランジスタの速度も標準より遅めである場合を示している。
図7から分かるように、周囲温度が高く、電源電圧が高い条件においては、インバータ38の出力電圧はHレベルとなっている。従って、本実施形態では、メモリセル10の安定性が低下する条件下においては、補償回路24aのNチャネルトランジスタ44がオン状態となり、補償回路24aのNチャネルトランジスタ44とNチャネルトランジスタ22とが相俟ってワード線WLの電位が十分に低下される。従って、メモリセル10に記憶された情報が破壊されるのを確実に防止し得る。
一方、周囲温度が低い際や電源電圧VDDが低い際には、補償回路24aのNチャネルトランジスタ44はオフ状態であり、Nチャネルトランジスタ22によってのみワード線WLの電位が低下される。このように、本実施形態では、メモリセル10が安定な条件下においては、ワード線WLの電位が過度に低下してしまうことはなく、読み出し速度や書き込み速度等が過度に低下してしまうことはない。
これらのシミュレーション結果から分かるように、本実施形態によっても、信頼性の高い良好な半導体記憶装置が得られる。
このように、本実施形態においても、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、補償回路24aが動作し、ワード線WLの電位を十分に低下させることができ、メモリセル10に記憶された情報が誤って書き換わってしまうのを防止することができる。一方、本実施形態においても、周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、補償回路24aが動作せず、ワード線WLの電位が過度に低下してしまうことはなく、読み出し速度や書き込み速度が過度に低下してしまうことはない。従って、本実施形態によっても、信頼性の高い良好な半導体記憶装置を提供することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態による半導体記憶装置を図8及び図9を用いて説明する。図8は、本実施形態による半導体記憶装置を示す回路図である。図1乃至図7に示す第1又は第2実施形態による半導体記憶装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置は、直列に接続されたNチャネルトランジスタ52及びNチャネルトランジスタ54により補償回路24bが形成されているものである。
ワード線WLには、補償回路24bが接続されている。補償回路24bは、直列に接続されたNチャネルトランジスタ52及びNチャネルトランジスタ54により形成されている。Nチャネルトランジスタ52のゲートとドレインはワード線WLに接続されている。Nチャネルトランジスタ54のゲートとドレインはNチャネルトランジスタ52のソースに接続されており、Nチャネルトランジスタ54のソースは接地電位GNDに接続されている。
Nチャネルトランジスタ52のゲート幅は、例えば100nm程度とする。Nチャネルトランジスタ54のゲート幅は、例えば100nm程度とする。
Nチャネルトランジスタ52,54のゲート幅を大きく設定するほど、ワード線WLの電位の低下量は大きくなる傾向にある。従って、ワード線WLの電位の低下量が所望の低下量となるように、Nチャネルトランジスタ52,54のゲート幅を適宜設定すればよい。
周囲温度や電源電圧が比較的低い際には、Nチャネルトランジスタ22と補償回路24bとによるワード線WLの電位の低下量は比較的小さい。
一方、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、Nチャネルトランジスタ22と補償回路24とによるワード線WLの電位の低下量が比較的大きくなる。
本実施形態による半導体記憶装置を設計する際には、例えばモンテカルロシミュレーション等のシミュレーションが適宜行われ、トランジスタのゲート幅等についての適切な値が求められる。
こうして本実施形態による半導体記憶装置が形成されている。
(評価結果)
本実施形態による半導体記憶装置の評価結果について図9を用いて説明する。
図9は、ワード線の電位の低下量のシミュレーション結果を示すグラフである。図9における横軸は、電源電圧を示しており、図9における縦軸は、ワード線WLの電位の低下量を示している。図9における◆印のプロットは、図2に示す比較例による半導体記憶装置の場合を示している。図9における■印のプロットは、本実施形態による半導体記憶装置の場合を示している。
図9に示すように、いずれの場合も、電源電圧VDDの上昇に伴って、ワード線WLの電位の低下量が増加する。
本実施形態による半導体記憶装置では、電源電圧VDDが比較的低い際には、ワード線WLの電位の低下量は、比較例に対して著しく小さい。
また、本実施形態による半導体記憶装置では、電源電圧VDDが比較的高くなった際には、ワード線WLの電位の低下量は、比較例と同様に十分に大きくなる。
比較例の場合には、電源電圧VDDが比較的低い場合でもワード線WLの電位の低下量が比較的大きいため、書き込み速度や読み出し速度の低下を招いてしまう虞がある。
これに対し、本実施形態によれば、電源電圧VDDが比較的低い場合には、ワード線WLの電位の低下量が十分に小さいため、書き込み速度や読み出し速度の低下を確実に防止し得る。また、電源電圧VDDが高くなると、ワード線WLの電位の低下量が十分に大きくなるため、メモリセル10に書き込まれた情報が破壊されるのを確実に防止し得る。
このように、直列に接続されたNチャネルトランジスタ52及びNチャネルトランジスタ54により補償回路24bを形成してもよい。本実施形態においても、周囲温度や電源電圧VDDが比較的高い際には、ワード線WLの電位を十分に低下させることができ、メモリセル10に記憶された情報が誤って書き換わってしまうのを防止することができる。また、本実施形態においても、周囲温度や電源電圧VDDが比較的低い際には、ワード線WLの電位が過度に低下してしまうことはなく、読み出し速度や書き込み速度が過度に低下してしまうことはない。従って、本実施形態によっても、信頼性の高い良好な半導体記憶装置を提供することができる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、第1実施形態では、メモリセル10のうちのトランジスタT1,L1,D1により形成される回路48に対応するように、トランジスタ26,34,36により形成される回路46を補償回路24に設けた。また、第2実施形態では、メモリセル10のトランジスタT1,L1,D1により形成される回路48に対応するように、トランジスタ26a,34,36により形成される回路46を補償回路24に設けた。しかし、補償回路24内に設ける回路は、メモリ10のトランジスタT1,L1,D1により形成される回路48に対応するような回路でなくてもよい。メモリセル10が十分に安定している際にはトランジスタ44をオフ状態とし、メモリセル10の安定性が低下した際にNチャネルトランジスタ44をオン状態とするような補償回路を設ければよい。
10…メモリセル
12a、12b…インバータ
14…ワードドライバ
16…Nチャネルトランジスタ
18…Pチャネルトランジスタ
20…信号線
22…Nチャネルトランジスタ
24、24a、24b…補償回路
25、25a…制御回路
26、26a…Nチャネルトランジスタ
28…Pチャネルトランジスタ
30…ノード
32…インバータ
34…Pチャネルトランジスタ
36…Nチャネルトランジスタ
38…インバータ
40…Pチャネルトランジスタ
42…Nチャネルトランジスタ
44…Nチャネルトランジスタ
46…回路
48…回路
50…Nチャネルトランジスタ
52…Nチャネルトランジスタ
54…Nチャネルトランジスタ
WL…ワード線
BL、/BL…ビット線

Claims (5)

  1. スタティック型のメモリセルと、
    前記メモリセルに接続されたワード線と、
    前記ワード線を駆動するワードドライバと、
    ドレインが前記ワード線に接続され、ソースが接地電位に接続されたNチャネル型の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに接続され、周囲温度の上昇又は電源電圧の上昇に基づいて前記第1のトランジスタをオフ状態からオン状態に変化させることにより、前記ワード線の電圧を低下させる制御回路とを含む補償回路と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記制御回路は、ゲート及びドレインが前記電源電圧に接続されたN型の第2のトランジスタと;一方のソース/ドレインが前記第2のトランジスタのソースに接続され、他方のソース/ドレインが前記接地電位に接続された第3のトランジスタと;ゲートが前記第2のトランジスタの前記ソースに接続され、ソースが前記電源電圧に接続されたP型の第4のトランジスタと、ゲートが前記第2のトランジスタの前記ソースに接続され、ドレインが前記第4のトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記接地電圧に接続されたN型の第5のトランジスタとを含む第1のインバータとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルは、ゲートが前記ワード線に接続され、一方のソース/ドレインがビット線に接続されたNチャネル型の第6のトランジスタと;ゲートが前記第6のトランジスタの他方のソース/ドレインに接続され、ソースが前記電源電圧に接続されたPチャネル型の第7のトランジスタと、ゲートが前記第6のトランジスタの前記他方のソース/ドレインに接続され、ドレインが前記第7のトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記接地電位に接続されたNチャネル型の第8のトランジスタとを含む第2のインバータとを有し、
    前記第2のトランジスタの電流駆動力に対する前記第5のトランジスタの電流駆動力の比である第1の電流駆動力比は、前記第6のトランジスタの電流駆動力に対する前記第8のトランジスタの電流駆動力の比である第2の電流駆動力比より小さい
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. スタティック型のメモリセルと、
    前記メモリセルに接続されたワード線と、
    前記ワード線を駆動するワードドライバと、
    ゲート及びドレインが前記ワード線に接続されたNチャネル型の第1のトランジスタと、ゲート及びドレインが前記第1のトランジスタのソースに接続され、ソースが接地電位に接続されたNチャネル型の第2のトランジスタとを含む補償回路と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    ゲート及びドレインが前記ワード線に接続され、ソースが前記接地電位に接続され、前記ワード線の電位を低下させるNチャネル型の第9のトランジスタを更に有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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