JP2014084205A - 段積み装置 - Google Patents

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明広 坂本
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Abstract

【課題】段積み装置の小型化を図る。
【解決手段】第2移動機構により、支持部材6を支持位置よりも下側に移動させた後に、第2移動機構により支持部材6を上側に移動させることで、支持位置において支持部材6により容器セット部4にセットされた容器Cを支持し、第2移動機構により、容器Cを支持した支持部材6を上端位置に移動させ、これを繰り返すことで、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6を上端位置に移動させる。次に、第1移動機構5により各容器セット部4をセット位置から待避位置に移動させた後に、第2移動機構により、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6を下端位置に移動させ、2列5段段積みされた容器Cを台車セット部にセットされた台車Vに載せる。
【選択図】図5

Description

本発明は、容器を所定段段積みして台車に載せる段積み装置に関するものである。
容器を所定段段積みして台車に載せる段積み装置が従来技術として知られている。
特許文献1の段積み装置は、水平方向に離れた位置にある受入位置と段積み位置との間を往復移動して、段積みする容器を受入位置から段積み位置まで搬送する往復移動台と、段積みする容器の鍔部の下面と当接して容器を支持する上面を備えた支持部材と、この支持部材を、段積み位置に対して垂直方向に昇降させる昇降装置と、段積みした容器を載置して外部に搬出する搬出台車を受け入れる空間部と、往復移動台の往復動作を制御するとともに、支持部材が、段積み位置にある往復移動台上の容器を支持可能な状態になることができる第1の位置と、支持部材によって支持して持ち上げた容器の下面が、次に段積み位置に搬送されてくる容器の上面よりも上方となる第2の位置と、段積みした容器を搬出台車上に載置する第3の位置との間を昇降するように昇降装置の動作を制御する制御装置とを備えている。
そして、この段積み装置では、まず、往復移動台を受入位置から段積み位置へと移動させた後に、往復移動台が段積み位置にあるときに、支持部材が第2の位置から第1の位置まで下降し、次いで、容器を支持しながら第2の位置に向かって上昇するように昇降装置を動作させ、往復移動台を段積み位置から受入位置へと移動させる、という動作を段積みすべき段数に相当する回数だけ繰り返す。そして、段積みすべき段数の容器を支持した支持部材が第3の位置へと昇降するように昇降装置を動作させる。
特許第4620141号公報
しかしながら、上記特許文献1の段積み装置では、往復移動台を受入位置と段積み位置との間で移動させるため、その分、大型化するという課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、段積み装置の小型化を図ることにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、各容器セット部を、セット位置と待避位置との間で移動させることを特徴とする。
具体的には、本発明は、容器を所定段段積みして台車に載せる段積み装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記台車がセットされる台車セット部と、互いに台車幅方向に所定距離離れた位置でかつ上記台車セット部にセットされた台車の上側の位置に設けられ、台車長さ方向に沿ってそれぞれ延び、上記容器がセットされる一対の容器セット部と、上記各容器セット部を、上記容器がセットされるセット位置と上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せることが可能な待避位置との間で移動させる第1移動機構と、上記容器セット部にセットされた容器を支持する支持部材と、上記支持部材を、第1位置と、該第1位置に対して上側に所定距離離れた位置でかつその位置において上記支持部材により支持された容器が上記容器セット部にセットされた次の容器よりも上側になる位置に設けられた第2位置との間で上下方向に移動させる第2移動機構とを備えており、(a)上記第2移動機構により、上記支持部材を、上記第1位置と上記第2位置との間の位置でかつ上記容器セット部にセットされた容器を支持する支持位置よりも下側に移動させた後に、(b)上記第2移動機構により上記支持部材を上側に移動させることで、上記支持位置において上記支持部材により上記容器セット部にセットされた容器を支持し、(c)上記第2移動機構により、上記容器を支持した支持部材を上記第2位置に移動させ、上記(a)〜(c)を繰り返すことで、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材を上記第2位置に移動させ、上記第1移動機構により上記各容器セット部を上記セット位置から上記待避位置に移動させた後に、上記第2移動機構により、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材を上記第1位置に移動させ、上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せることを特徴とするものである。
これによれば、第1移動機構により各容器セット部をセット位置から待避位置に移動させた後に、第2移動機構により、所定段段積みされた容器を支持した支持部材を第1位置に移動させ、所定段段積みされた容器を台車セット部にセットされた台車に載せるため、容器セット部を、従来のように、受入位置と段積み位置との間で移動させることが不要となる。よって、段積み装置の小型化を図ることができる。
尚、台車長さ方向とは、台車セット部にセットされた台車の長さ方向を、台車幅方向とは、台車セット部にセットされた台車の幅方向をいう。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記各容器セット部は、該容器セット部の台車幅方向外側に設けられかつ台車長さ方向に延びる回動軸周りに回動するように構成されており、上記第1移動機構は、上記セット位置において上記各容器セット部を上側にかつ台車幅方向外側に回動させることで、上記各容器セット部を上記待避位置に移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、第1移動機構により、セット位置において各容器セット部を上側にかつ台車幅方向外側に回動させることで、各容器セット部を待避位置に移動させるため、簡単な構造で、段積み装置の小型化を図ることができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記第1移動機構は、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材の上記第2位置への移動時に、最上段の容器が当接することで、上側に移動する当接部材と、該当接部材の上側移動に連動することで、上記各容器セット部を上記セット位置から上記待避位置に移動させる連動機構とを有していることを特徴とするものである。
これによれば、第1移動機構は、所定段段積みされた容器を支持した支持部材の第2位置への移動時に、最上段の容器が当接することで、上側に移動する当接部材と、この当接部材の上側移動に連動することで、各容器セット部をセット位置から待避位置に移動させる連動機構とを有しているため、支持部材により支持された所定段の容器を利用して、簡単な構造で、各容器セット部をセット位置から待避位置に移動させることができる。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記各容器セット部を上記待避位置に移動させたときに、上記当接部材を通常時における位置よりも上側の位置に設けられた所定位置に保持することで、上記各容器セット部を上記待避位置に保持するロック機構をさらに備えていることを特徴とするものである。
これによれば、各容器セット部を待避位置に移動させたときに、当接部材を通常時における位置よりも上側の位置に設けられた所定位置に保持することで、各容器セット部を待避位置に保持するロック機構を設けているため、確実に、各容器セット部を待避位置に保持することができる。
第5の発明は、上記第3又は第4の発明において、上記当接部材の上記所定位置への保持を解除することで、上記各容器セット部の上記待避位置への保持を解除するロック解除機構をさらに備えており、上記当接部材は、該当接部材の上記所定位置への保持解除時には、上記所定位置から下側に移動し、上記連動機構は、上記当接部材の下側移動に連動することで、上記各容器セット部を上記待避位置から上記セット位置に移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、当接部材の所定位置への保持を解除することで、各容器セット部の待避位置への保持を解除するロック解除機構を設けておき、当接部材は、当接部材の所定位置への保持解除時には、所定位置から下側に移動し、連動機構は、当接部材の下側移動に連動することで、各容器セット部を待避位置からセット位置に移動させるため、確実に、各容器セット部の待避位置への保持を解除しかつ各容器セット部を待避位置からセット位置に移動させることができる。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記第2移動機構を駆動させるシリンダーをさらに備えており、上記ロック解除機構は、上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せた後に、上記第2移動機構による、上記支持部材の上記第1位置から上側への移動時に、上記シリンダーの動作に連動することで、上記当接部材の上記所定位置への保持を解除するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、第2移動機構を駆動させるシリンダーを設けておき、ロック解除機構は、所定段段積みされた容器を台車セット部にセットされた台車に載せた後に、第2移動機構による、支持部材の第1位置から上側への移動時に、シリンダーの動作に連動することで、当接部材の所定位置への保持を解除するため、第2移動機構を駆動させるシリンダーを利用して、当接部材の所定位置への保持を解除することができる。よって、ロック解除機構を駆動させる駆動手段が不要となる。
第7の発明は、上記第1〜第6のいずれか1つの発明において、上記台車セット部は、上記台車を載せる板状部材を有しており、上記板状部材を、水平状態と台車長さ方向一方側に行くに従って下側に傾斜した傾斜状態との間で変更させる変更機構をさらに備えており、上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せた後に、上記変更機構により上記板状部材を上記水平状態から上記傾斜状態に変更させることを特徴とするものである。
これによれば、台車セット部は、台車を載せる板状部材を有しており、この板状部材を、水平状態と台車長さ方向一方側に行くに従って下側に傾斜した傾斜状態との間で変更させる変更機構を設けておき、所定段段積みされた容器を台車セット部にセットされた台車に載せた後に、変更機構により板状部材を水平状態から傾斜状態に変更させるため、所定段段積みされた容器を載せた台車をその自重により装置から台車長さ方向一方側に自動的に送り出すことができる。
第8の発明は、上記第7の発明において、上記第2移動機構を駆動させるシリンダーをさらに備えており、上記変更機構は、上記第2移動機構による、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材の上記第1位置への移動時に、上記シリンダーの動作に連動し、上記板状部材の台車長さ方向他方側の部分を上側に移動させることで、上記板状部材を上記水平状態から上記傾斜状態に変更させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、第2移動機構を駆動させるシリンダーを設けておき、変更機構は、第2移動機構による、所定段段積みされた容器を支持した支持部材の第1位置への移動時に、シリンダーの動作に連動し、板状部材の台車長さ方向他方側の部分を上側に移動させることで、板状部材を水平状態から傾斜状態に変更させるため、第2移動機構を駆動させるシリンダーを利用して、板状部材を水平状態から傾斜状態に変更させることができる。よって、変更機構を駆動させる駆動手段が不要となる。
本発明によれば、第1移動機構により各容器セット部をセット位置から待避位置に移動させた後に、第2移動機構により、所定段段積みされた容器を支持した支持部材を第1位置に移動させ、所定段段積みされた容器を台車セット部にセットされた台車に載せるため、容器セット部を、従来のように、受入位置と段積み位置との間で移動させることが不要となり、段積み装置の小型化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る段積み装置を示す背面図である。 段積み装置を示す側面図である。 段積み装置を示す平面図である。 支持部材により容器を支持する様子を示す背面図であり、(a)は、容器を支持する前の様子を示す図、(b)は、支持部材を下端位置に移動させた様子を示す図、(c)は、容器を支持した後の様子を示す図である。 第1移動機構により容器セット部を待避位置に移動させる様子を示す背面図であり、(a)は、容器セット部を待避位置に移動させる前の様子を示す図、(b)は、容器セット部を待避位置に移動させた後の様子を示す図、(c)は、容器を台車セット部にセットされた台車に載せた様子を示す図である。 変更機構により台車セット部を傾斜状態に変更させた様子を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る段積み装置を示す背面図、図2は、段積み装置を示す側面図、図3は、段積み装置を示す平面図である。図4は、支持部材により容器を支持する様子を示す背面図であり、(a)は、容器を支持する前の様子を示す図、(b)は、支持部材を下端位置に移動させた様子を示す図、(c)は、容器を支持した後の様子を示す図である。図5は、第1移動機構により容器セット部を待避位置に移動させる様子を示す背面図であり、(a)は、容器セット部を待避位置に移動させる前の様子を示す図、(b)は、容器セット部を待避位置に移動させた後の様子を示す図、(c)は、容器を台車セット部にセットされた台車に載せた様子を示す図である。図6は、変更機構により台車セット部を傾斜状態に変更させた様子を示す側面図である。尚、これらの図では、図を見やすくするため、適宜、段積み装置の構成部材を省略したり、その構成部材を簡略化したりしている。
本発明の実施形態に係る段積み装置Aは、図1〜図6に示すように、内面に接着剤が塗布された金属製筒体(不図示)を収容した容器Cを2列5段(所定段)段積みして(積み上げて)台車Vに載せるようにしたものである。容器Cは、図4〜図6に示すように、上側に向かって開口した直方体状の箱である。容器Cの上端部には、外側に向かって延びる鍔部(耳部)C1が全周に亘って形成されている。
段積み装置Aは、図1〜図6に示すように、フレーム部材1と、台車セット部2と、変更機構3と、一対の容器セット部4と、第1移動機構5と、一対の支持部材6と、第2移動機構7と、ロック機構8と、ワンウェイロック解除機構9と、エアシリンダー100とを備えている。
上記フレーム部材1は、底板部10と、一対の枠状フレーム部11と、連結フレーム部12とを有している。底板部10は、略矩形状に形成されている。各枠状フレーム部11は、底板部10上に設けられている。各枠状フレーム部11は、互いに、台車セット部2にセットされた台車Vの幅方向(以下、台車幅方向という)に所定距離離れた位置に設けられている。各枠状フレーム部11は、略四角枠状に形成されている。各枠状フレーム部11は、上側フレーム部11aと、下側フレーム部11bと、前側フレーム部11cと、後側フレーム部11dとを有している。上側フレーム部11a及び下側フレーム部11bは、台車セット部2にセットされた台車Vの長さ方向(以下、台車長さ方向という)にそれぞれ延びている。前側フレーム部11c及び後側フレーム部11dは、上側フレーム部11a及び下側フレーム部11bの台車長さ方向各端部の間を上下方向にそれぞれ延びている。連結フレーム部12は、両枠状フレーム部11の後側フレーム部11dの上端部同士を連結している。
上記台車セット部2は、台車Vがセットされるものである。台車セット部2は、板状部材20を有している。この板状部材20は、その所定位置に台車Vを載せて支持するものである。板状部材20は、略矩形状に形成されている。板状部材20は、その台車長さ方向中央部が支点部材21に支持されている。この支点部材21は、フレーム部材1の底板部10上に設けられている。板状部材20の台車長さ方向一方側(以下、台車長さ方向前側という)の端部には、フットペダル22が設けられている。このフットペダル22は、板状部材20に対して台車幅方向(容器搬送直交方向)に延びる回転軸周りに回動可能に支持されている。フットペダル22は、台車Vを台車セット部2にセットするときに、踏まれることで、板状部材20が水平状態から後述する傾斜状態に変更される。この板状部材20の傾斜状態への変更により、台車Vを台車セット部2にセットし易くなる。板状部材20の台車長さ方向他方側(以下、台車長さ方向後側という)の端部の下面には、ウェイト23が設けられている。板状部材20は、通常時には、台車長さ方向にバランスの取れた状態になり、支点部材21を支点として水平状態になっている。
上記変更機構3は、板状部材20を、水平状態(図2参照)と、支点部材21を支点として台車長さ方向前側に行くに従って下側に傾斜した傾斜状態(図6参照)との間で変更させるものである。変更機構3は、第2移動機構7による、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6の、後述する下端位置(第1位置)への移動時に、エアシリンダー100の動作に連動し、板状部材20の台車長さ方向後側の端部を持ち上げる(上側に移動させる)ことで、板状部材20を水平状態から傾斜状態に変更させる。
具体的には、変更機構3は、スライドスペーサー30と、当接部材(不図示)と、持ち上げ部材31とを有している。スライドスペーサー30は、平面視で略L字状に形成されている。スライドスペーサー30は、板状部材20の下側に設けられている。スライドスペーサー30は、台車幅方向に延びている。スライドスペーサー30は、付勢部材(不図示)により台車幅方向左側に付勢されている。スライドスペーサー30は、通常時には、その台車幅方向右側の端部が板状部材20の台車長さ方向後側の端部と持ち上げ部材31の後述する下側横板部31cとの間に位置しない。
変更機構3の当接部材は、台車幅方向左側の後述する促進用ワイヤーガイディング56aに設けられている。当接部材は、各容器セット部4の後述する待避位置への移動時には、容器セット部4の回動に伴う促進用ワイヤーガイディング56aの回動により、スライドスペーサー30の台車幅方向左側の端部に当接し、スライドスペーサー30を付勢部材の付勢力に抗して台車幅方向右側に押す。この押圧により、スライドスペーサー30は、台車幅方向右側に移動し、その台車幅方向右側の端部が板状部材20の台車長さ方向後側の端部と下側横板部31cとの間に位置するようになる(図6参照)。
持ち上げ部材31は、エアシリンダー100の後述するシリンダー本体101の下側に設けられている。持ち上げ部材31は、縦棒31aと、上側横板部31bと、下側横板部31cとを有している。縦棒31aは、上下方向に延びている。上側横板部31bは、縦棒31aの上端部より水平方向に延びている。下側横板部31cは、縦棒31aの下端部より水平方向に延びている。持ち上げ部材31は、エアシリンダー100の後述するピストン棒103の上側移動時には、上側横板部31bの下面にピストン棒103の先端部に設けられた板状部材103aの上面が当接し、この板状部材103aが上側横板部31bを持ち上げることで、通常時における位置から上側に移動する。板状部材103aは、水平方向に延びている。板状部材103aは、台車幅方向右側の枠状フレーム部11の後側フレーム部11dにおける台車長さ方向後側の面に設けられたレール14に沿って上下方向に移動可能になっている。
下側横板部31cは、5段よりも少ない段(1〜4段)段積みされた容器Cを支持した支持部材6の下端位置への移動時には、板状部材20の台車長さ方向後側の端部との間にスライドスペーサー30が介しないため、持ち上げ部材31の上側移動により板状部材20に当接しない。一方、下側横板部31cは、5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6の下端位置への移動時には、板状部材20の台車長さ方向後側の端部との間にスライドスペーサー30が介するため、その上面が持ち上げ部材31の上側移動によりスライドスペーサー30を介して板状部材20における台車長さ方向後側の端部の下面に当接し、その端部を持ち上げることで、板状部材20を水平状態から傾斜状態に変更させる。
上記各容器セット部4は、その所定位置に上流側搬送路(不図示)より搬送されてきた2列の容器Cがセットされ、支持されるものである。この上流側搬送路は、台車長さ方向(容器搬送方向)に並設された複数の搬送ローラ等で構成されている。容器Cは、この搬送ローラ上を容器搬送方向上流側から下流側に滑らかに搬送される。各容器セット部4は、互いに台車幅方向に所定距離離れた位置でかつ台車セット部2にセットされた台車Vの上側の位置に設けられている。各容器セット部4は、台車長さ方向に沿ってそれぞれ延びている。各容器セット部4は、各枠状フレーム部11の前側及び後側フレーム部11c,11dに対して、容器セット部4の台車幅方向外側に設けられかつ台車長さ方向に延びる回動軸X1周りに回動可能に支持部材40を介してそれぞれ支持されている。各容器セット部4は、台車長さ方向に並設された複数の搬送ローラ41等で構成されている。容器Cは、この搬送ローラ41上を容器搬送方向上流側から下流側に滑らかに搬送される。
上記第1移動機構5は、各容器セット部4を、容器Cがセットされるセット位置(図1、図2、図4及び図5(a)参照)と、2列5段段積みされた容器Cを台車セット部2にセットされた台車Vに載せることが可能な待避位置(図5(b)及び(c)参照)との間で移動させるものである。第1移動機構5は、セット位置において各容器セット部4を跳ね上げて、上側にかつ台車幅方向外側に回動させることで、各容器セット部4を待避位置に移動させる。
具体的には、第1移動機構5は、押し上げバー50(当接部材)と、連動機構51とを有している。押し上げバー50は、門形に形成されている。押し上げバー50は、横棒50aと、一対の縦棒50bとを有している。横棒50aは、台車幅方向に延びている。横棒50aは、通常時には、支持部材6の後述する上端位置(第2位置)に対して上側に所定距離離れた位置でかつ5段よりも少ない段(1〜4段)段積みされた容器Cを支持した支持部材6の上端位置(原点位置)への移動時における最上段の容器Cよりも上側の位置に設けられた下端位置にある。各縦棒50bは、横棒50aの台車幅方向両端部より下側にそれぞれ延びている。各縦棒50bは、各枠状フレーム部11の上側フレーム部11aの台車長さ方向前側の部分における台車幅方向外側の面にそれぞれ設けられた上側及び下側棒用支持台52,53に対して、上下方向に移動可能にそれぞれ挿通支持されている。各縦棒50bには、筒状ストッパー50cが外嵌されている。この筒状ストッパー50cは、クッションバネ50dを介して上側棒用支持台52の上面に当接することで、押し上げバー50が通常時おける下端位置(図1、図2及び図5(a)参照)よりも下側に移動することを規制する。
押し上げバー50は、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6の上端位置への移動時に、最上段の容器Cが横棒50aに当接することで、下端位置から後述するロック位置に上側に移動する。一方、押し上げバー50は、ワンウェイロック解除機構9による押し上げバー50のロック位置への保持解除時には、ロック位置から下側に移動し、下端位置に戻る(横棒50aが下端位置に戻る)。
連動機構51は、押し上げバー50の上側移動に連動することで、各容器セット部4をセット位置から待避位置に移動させるものである。一方、連動機構51は、押し上げバー50の下側移動に連動することで、各容器セット部4を待避位置からセット位置に戻る。
具体的には、連動機構51は、移動用ワイヤーガイディング54と、移動用ワイヤー55と、促進機構56とを有している。移動用ワイヤーガイディング54は、容器セット部4毎に設けられている。各移動用ワイヤーガイディング54は、各容器セット部4の台車長さ方向前側の端部に設けられた支持部材40の上面にそれぞれ取り付けられている。各移動用ワイヤーガイディング54は、略四分円状にそれぞれ形成されている。各移動用ワイヤーガイディング54は、台車幅方向にそれぞれ延びている。各移動用ワイヤーガイディング54の外周には、溝(不図示)がそれぞれ形成されている。各移動用ワイヤーガイディング54は、各容器セット部4の回動により、容器セット部4の回転軸X1周りに同じ方向に回動する。
移動用ワイヤー55は、容器セット部4毎に設けられている。各移動用ワイヤー55は、各枠状フレーム部11の下側フレーム部11bの台車長さ方向前側の部分における台車幅方向外側の面に設けられた前後2つの滑車57と、各移動用ワイヤーガイディング54の溝とに巻き掛けられている。滑車57は、その回転軸方向が台車幅方向に一致している。各移動用ワイヤー55は、その一端部が各容器セット部4の台車長さ方向前側の端部に、その他端部が押し上げバー50の各縦棒50bにそれぞれ連結されている。
促進機構56は、容器セット部4毎に設けられている。各促進機構56は、促進用ワイヤーガイディング56aと、促進用ワイヤー56bと、ウェイト56cとを有している。促進用ワイヤーガイディング56aは、容器セット部4の台車長さ方向後側の端部に設けられた支持部材40の上面に取り付けられている。促進用ワイヤーガイディング56aは、略四分円状に形成されている。促進用ワイヤーガイディング56aは、台車幅方向に延びている。促進用ワイヤーガイディング56aの外周には、溝(不図示)が形成されている。促進用ワイヤーガイディング56aは、容器セット部4の回動により、容器セット部4の回転軸X1周りに同じ方向に回動する。
促進用ワイヤー56bは、促進用ワイヤーガイディング56aの溝に巻き掛けられている。促進用ワイヤー56bは、その一端部が容器セット部4の台車長さ方向後側の端部に、その他端部が棒状部材56dを介してウェイト56cに連結されている。この棒状部材56dは、ウェイト56cに形成された挿通孔56eに上下方向に移動可能に挿通されている。この挿通孔56eには、その下部が上部よりも拡径するように段差が形成されている。この段差には、ウェイト56cがフレーム部材1の底板部10から浮いた浮き位置にあるときに、棒状部材56dの下端部に形成された係止部が係止する。ウェイト56cは、通常時には、浮き位置にある。
各移動用ワイヤー55は、押し上げバー50の上側移動により該押し上げバー50側に引っ張られ、各容器セット部4を上側にかつ台車幅方向外側に引っ張ることで、各容器セット部4を上側にかつ台車幅方向外側に回動させ、セット位置から待避位置に移動させる。このとき、各促進機構56の促進用ワイヤーガイディング56aは、各容器セット部4の回動により同じ方向に回動する。この促進用ワイヤーガイディング56aの回動により、ウェイト56cは、浮き位置から下側に移動し、各容器セット部4のセット位置から待避位置への移動完了前に、フレーム部材1の底板部10上に着く。このウェイト56cの下側移動により、各容器セット部4のセット位置から待避位置への移動が促進される。
一方、各移動用ワイヤー55は、押し上げバー50の下側移動により該押し上げバー50側に引っ張られることが解除されることで、各容器セット部4を下側にかつ台車幅方向内側に回動させ、待避位置からセット位置に移動させる。このとき、各促進機構56の促進用ワイヤーガイディング56aは、各容器セット部4の回動により同じ方向に回動する。この促進用ワイヤーガイディング56aの回動により、ウェイト56cは、フレーム部材1の底板部10上から上側に移動し、浮き位置に戻る。また、各促進用ワイヤーガイディング56aは、各枠状フレーム部11の下側フレーム部11bに設けられた付勢部材58により台車幅方向外側に付勢されることで、フレーム部材1の底板部10上から浮き位置への移動が促進される。
上記各支持部材6は、容器セット部4にセットされた容器Cを持ち上げて支持するものである。各支持部材6は、互いに台車幅方向に所定距離離れた位置に設けられている。各支持部材6は、各枠状フレーム部11の前側及び後側フレーム部11c,11dにおける台車幅方向内側の面にそれぞれ設けられたレール13に沿って上下方向にそれぞれ移動可能になっている。
各支持部材6は、支持部60を有している。この支持部60は、容器Cの鍔部C1における台車幅方向両側の部分をその下側より直接、支持するものである。支持部60は、板状の部材である。支持部60は、該支持部60の台車幅方向外側に設けられかつ台車長さ方向に延びる回動軸X2周りに回動する。支持部60は、容器Cを支持可能な水平状態(図1、図4(c)並びに図5(a)及び(b)参照)と、台車幅方向内側に行くに従って上側に傾斜した傾斜状態(図4(a)及び(b)参照)との間で変更可能になっている。支持部60は、支持部材6を下端位置に移動させたときには、下側フレーム部11bに設けられた持ち上げ棒61により持ち上げられることで、待避状態に変更される。支持部60は、外力がなくなったときには、その自重等により傾斜状態から水平状態に自動的に戻る。支持部60は、容器Cを支持したときには、水平状態になる。
上記第2移動機構7は、支持部材6を、下端位置(図4(b)及び図5(c)参照)と、この下端位置に対して上側に所定距離離れた位置でかつその位置において支持部材6により支持された容器Cが容器セット部4にセットされた次の容器Cよりも上側になる位置に設けられた上端位置(図1、図2及び図5(b)参照)との間で上下方向に移動させるものである。
具体的には、第2移動機構7は、主動チェーン70と、従動チェーン71とを有している。主動チェーン70は、台車幅方向右側の支持部材6に設けられている。主動チェーン70は、台車幅方向右側の枠状フレーム部11の上部にそれぞれ設けられた前後2つのスプロケット72に巻き掛けられている。このスプロケット72は、その回転軸方向が台車幅方向に一致している。主動チェーン70は、その一端部が支持部材6の台車長さ方向中央部に、その他端部がピストン棒103の先端部に設けられた板状部材103aに連結されている。主動チェーン70は、ピストン棒103の上側移動により、台車幅方向右側の支持部材6を下側に移動させる。一方、主動チェーン70は、ピストン棒103の下側移動により、台車幅方向右側の支持部材6を上側に移動させる。
従動チェーン71は、台車幅方向左側の支持部材6に設けられている。従動チェーン70は、台車幅方向左側の枠状フレーム部11の上部にそれぞれ設けられた前後2つのスプロケット73に巻き掛けられている。このスプロケット73は、その回転軸方向が台車幅方向に一致している。従動チェーン71は、その一端部が支持部材6の台車長さ方向中央部に、その他端部が2つのスプロケット73のうち台車長さ方向後側のものに連結されている。従動チェーン71は、互いに車幅方向に対向する、主動チェーン70及び従動チェーン71の台車長さ方向後側のスプロケット72,73同士を連結部材74により連結することで、主動チェーン70の動作に連動し、台車幅方向左側の支持部材6を上下方向に移動させる。つまり、従動チェーン71は、ピストン棒103の上側移動により、台車幅方向左側の支持部材6を上側に移動させる。一方、従動チェーン71は、ピストン棒103の下側移動により、台車幅方向左側の支持部材6を上側に移動させる。
上記ロック機構8は、各容器セット部4を待避位置に移動させたときに、押し上げバー50を下端位置よりも上側の位置に設けられたロック位置(所定位置。図5(b)及び(c)参照)に保持することで、各容器セット部4を待避位置に保持するものである。
具体的には、ロック機構8は、ロック板80と、引っ張りバネ81と、切欠き部82とを有している。ロック板80は、容器セット部4毎(枠状フレーム部11毎)に設けられている。各ロック板80は、各枠状フレーム部11の上側及び下側棒用支持台52,53の間にそれぞれ設けられている。各ロック板80は、台車長さ方向に移動可能になっている。各ロック板80は、略矩形状に形成されている。各ロック板80には、挿通孔80aが形成されている。この挿通孔80aは、略矩形状に形成されている。挿通孔80aには、押し上げバー50の縦棒50bが挿通されている。
引っ張りバネ81は、ロック板80毎に設けられている。各引っ張りバネ81は、その一端部が各ロック板80の台車長さ方向前側の端部にそれぞれ連結されている。各引っ張りバネ81は、その他端部が、各枠状フレーム部11の上側フレーム部11aの台車長さ方向前側の部分における台車幅方向外側の面に設けられたバネ用支持台83にそれぞれ連結されている。各引っ張りバネ81は、各ロック板80を台車長さ方向前側にそれぞれ付勢している。
切欠き部82は、押し上げバー50の縦棒50b毎に設けられている。各切欠き部82は、各縦棒50bの台車長さ方向後側の部分に形成されている。各切欠き部82は、押し上げバー50の上側移動時には、各引っ張りバネ81の付勢力により各ロック板80が台車長さ方向前側に引っ張られることで、各ロック板80の挿通孔80aにおける台車長さ方向後側の部分に係合する。この係合により、押し上げバー50がロック位置に保持される。
上記ワンウェイロック解除機構9は、押し上げバー50のロック位置への保持を解除することで、各容器セット部4の待避位置への保持を解除するものである。ワンウェイロック解除機構9は、2列5段段積みされた容器Cを台車セット部2にセットされた台車Vに載せた後に、第2移動機構7による、支持部材6の下端位置から上端位置への移動時に、ピストン棒103の下側移動(エアシリンダー100の動作)に連動することで、押し上げバー50のロック位置への保持を解除する。
具体的には、ワンウェイロック解除機構9は、解除用レバー90と、解除用ワイヤー91とを有している。解除用レバー90は、台車幅方向右側の枠状フレーム部11の後側フレーム部11dにおける台車幅方向外側の面に設けられたレバー用支持台92に対して、台車幅方向に延びる回転軸X3周りに回動可能に支持されている。解除用レバー90は、通常時には、水平状態になっている。解除用レバー90は、ワンウェイ式のものである。つまり、解除用レバー90は、ピストン棒103の下側移動時には、その先端部にピストン棒103の先端部に設けられた板状部材103aの下面が当接することで、水平状態から下側に回動する。解除用レバー90は、外力がなくなったときには、付勢部材(不図示)の付勢力によりその回動状態から水平状態に自動的に戻る。一方、解除用レバー90は、ピストン棒103の上側移動時には、その詳細な説明は省略するが、その先端部にピストン棒103の板状部材103aの上面が当接することで、その一部が上側に回動するものの、全体として水平状態を維持する。
解除用ワイヤー91は、その一端部が解除用レバー90の先端部に連結されている。解除用ワイヤー91は、その途中で二股に分かれている。解除用ワイヤー91は、解除用レバー90とは反対側の各端部が、各ロック板80の台車長さ方向後側の端部にそれぞれ連結されている。
解除用レバー90は、ロック機構8による押し上げバー50のロック位置への保持時であって、ピストン棒103の下側移動時には、その板状部材103aが当接し、水平状態から下側に回動することで、解除用ワイヤー91の解除用レバー90側の端部を下側に引っ張る。この引っ張りにより、解除用ワイヤー91における解除用レバー90とは反対側の各端部にそれぞれ連結された各ロック板80が、台車長さ方向後側にそれぞれ引っ張られる。この引っ張りにより、押し上げバー50の各縦棒50bの切欠き部82と各ロック板80の挿通孔80aとの係合が解除される。この係合解除により、押し上げバー50は、その自重によりロック位置から下端位置に自動的に移動する。
上記エアシリンダー100は、第2移動機構7を駆動させるものである。エアシリンダー100は、制御装置に(不図示)より制御される。エアシリンダー100は、台車幅方向左側の枠状フレーム部11の後側フレーム部11dにおける台車長さ方向後側の面に設けられている。エアシリンダー100は、その軸方向が上下方向に一致している。エアシリンダー100は、シリンダー本体101と、ピストン102と、ピストン棒103とを有している。ピストン102は、シリンダー本体101の中にあって往復運動できる栓状の部材である。ピストン棒103は、ピストン102に連結され、ピストン102の運動をシリンダー本体101外に伝える作用をする棒である。ピストン棒103は、下側を向いている。
以下、段積み装置Aの段積み動作工程を説明する。
まず、台車Vを台車セット部2の板状部材20の所定位置にセットする。
次に、(a)上流側搬送路より搬送されてきた2列の容器Cを容器セット部4により受け取り、その搬送ローラ41上を台車長さ方向前側に搬送させ、容器セット部4の所定位置にセットする。
そして、(b)容器検出用リミット(不図示)により2列の容器Cが容器セット部4にセットされていることが検出されると、エアシリンダー100のピストン棒103を上側に上昇移動させ、第2移動機構7により、支持部材6を上端位置から下端位置に下降移動させる。
それから、(c)ピストン棒103を下側に下降移動させ、第2移動機構7により支持部材6を上側に上昇移動させることで、下端位置と上端位置との間の位置でかつ容器セット部4にセットされた容器Cを支持する支持位置(図5(a)参照)において支持部材6により容器セット部4にセットされた容器Cを支持する。
その後、(d)ピストン棒103を下側に下降移動させることで、第2移動機構7により、容器Cを支持した支持部材6を上端位置に上昇移動させる。
上述の如く(a)〜(d)の動作工程を5回繰り返すことで、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6を上端位置に移動させる。尚、2回目以降の(b)では、支持部材6により支持された容器Cを容器セット部4にセットされた容器Cに載せる。また、2回目以降の(c)では、支持部材6により最下段の容器Cを支持する。
この支持部材6の上端位置への移動時には、最上段の容器Cが押し上げバー50の横棒50aに当接することで、押し上げバー50が上側に移動する。この押し上げバー50の上側移動により、移動用ワイヤー55が該押し上げバー50側に引っ張られる。この引っ張りにより、各容器セット部4が上側にかつ台車幅方向外側に回動し、セット位置から待避位置に移動する。
この各容器セット部4の待避位置への移動時には、台車幅方向左側の促進用ワイヤーガイディング56aの当接部材が、容器セット部4の回動に伴う促進用ワイヤーガイディング56aの回動によりスライドスペーサー30の台車幅方向左側の端部に当接し、スライドスペーサー30を台車幅方向右側に押す。この押圧により、スライドスペーサー30が板状部材20の台車長さ方向後側の端部と持ち上げ部材31の下側横板部31cとの間に位置される。
この押し上げバー50の上側移動時には、引っ張りバネ81の付勢力によりロック板80が台車長さ方向前側に引っ張られることで、押し上げバー50の切欠き部82とロック板80の挿通孔80aとが係合する。この係合により、押し上げバー50がロック位置に保持される。
次に、台車検出用リミット(不図示)により台車Vが台車セット部2にセットされていることが検出されると、ピストン棒103を上側に移動させ、第2移動機構7により、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6を上端位置から下端位置に下降移動させて、下端位置と支持位置との間の位置でかつ支持部材6により支持された容器Cを台車Vに載せる載せ位置において支持部材6から2列5段段積みされた容器Cを板状部材20にセットされた台車Vに載せる。このとき、各容器セット部4を待避位置に移動させているため、各容器セット部4は、容器Cを台車Vに載せるのに邪魔にならない。
このピストン棒103の上側移動時には、持ち上げ部材31の上側横板部31bの下面にピストン棒103の先端部に設けられた板状部材103aの上面が当接し、この板状部材103aが上側横板部31bを持ち上げることで、持ち上げ部材31が通常時における位置から上側に移動する。この持ち上げ部材31の上側移動により、その下側横板部31cの上面がスライドスペーサー30を介して板状部材20における台車長さ方向後側の端部の下面に当接し、その端部を持ち上げる。この板状部材20の持ち上げにより、板状部材20が水平状態から傾斜状態に変更される。この板状部材20の傾斜状態への変更により、2列5段段積みされた容器Cを載せた台車Vがその自重により装置Aから台車長さ方向前側に自動的に送り出される(払い出される)。
そして、送り出し検出用リミット(不図示)により台車Vが装置A外部に送り出されたことが検出されると、ピストン棒103を下側に移動させ、第2移動機構7により、支持部材6を下端位置から上端位置に上昇移動させる。
このピストン棒103の下側移動により、ピストン棒103の先端部に設けられた板状部材103aの下面が解除用レバー90に当接し、解除用レバー90が下側に回動することで、解除用ワイヤー91の解除用レバー90側の端部が下側に引っ張られる。この引っ張りにより、解除用ワイヤー91における解除用レバー90とは反対側の各端部にそれぞれ連結された各ロック板80が、長さ方向後側に引っ張られる。この引っ張りにより、押し上げバー50の切欠き部82とロック板80の挿通孔80aとの係合が解除される。この解除により、押し上げバー50が、その自重によりロック位置から下端位置に自動的に移動する。
この押し上げバー50の下側移動により、移動用ワイヤー55が該押し上げバー50側に引っ張られることが解除される。この解除により、容器セット部4が下側にかつ台車幅方向内側に回動し、待避位置からセット位置に移動する。
以上のようにして、段積み装置Aの段積み動作の工程を終了する。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、第1移動機構5により各容器セット部4をセット位置から待避位置に移動させた後に、第2移動機構7により、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6を下端位置に移動させ、2列5段段積みされた容器Cを台車セット部2にセットされた台車Vに載せるため、容器セット部4を、従来のように、受入位置と段積み位置との間で移動させることが不要となる。よって、段積み装置Aの小型化を図ることができる。
また、第1移動機構5により、セット位置において各容器セット部4を上側にかつ台車幅方向外側に回動させることで、各容器セット部4を待避位置に移動させるため、簡単な構造で、段積み装置Aの小型化を図ることができる。
さらに、第1移動機構5は、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6の上端位置への移動時に、最上段の容器Cが当接することで、上側に移動する押し上げバー50と、この押し上げバー50の上側移動に連動することで、各容器セット部4をセット位置から待避位置に移動させる連動機構51とを有しているため、支持部材6により支持された2列5段の容器Cを利用して、簡単な構造で、各容器セット部4をセット位置から待避位置に移動させることができる。
また、各容器セット部4を待避位置に移動させたときに、押し上げバー50を下端位置よりも上側の位置に設けられたロック位置に保持することで、各容器セット部4を待避位置に保持するロック機構8を設けているため、確実に、各容器セット部4を待避位置に保持することができる。
さらに、押し上げバー50のロック位置への保持を解除することで、各容器セット部4の待避位置への保持を解除するワンウェイロック解除機構9を設けておき、押し上げバー50は、該押し上げバー50のロック位置への保持解除時には、ロック位置から下側に移動し、連動機構51は、押し上げバー50の下側移動に連動することで、各容器セット部4を待避位置からセット位置に移動させるため、確実に、各容器セット部4の待避位置への保持を解除しかつ各容器セット部4を待避位置からセット位置に移動させることができる。
また、第2移動機構7を駆動させるエアシリンダー100を設けておき、ワンウェイロック解除機構9は、2列5段段積みされた容器Cを台車セット部2にセットされた台車Vに載せた後に、第2移動機構7による、支持部材6の下端位置から上側への移動時に、エアシリンダー100の動作に連動することで、押し上げバー50のロック位置への保持を解除するため、第2移動機構7を駆動させるエアシリンダー100を利用して、押し上げバー50のロック位置への保持を解除することができる。よって、ワンウェイロック解除機構9を駆動させる駆動手段が不要となる。
さらに、台車セット部2は、台車Vを載せる板状部材20を有しており、この板状部材20を、水平状態と台車長さ方向前側に行くに従って下側に傾斜した傾斜状態との間で変更させる変更機構3を設けておき、2列5段段積みされた容器Cを台車セット部2にセットされた台車Vに載せた後に、変更機構3により板状部材20を水平状態から傾斜状態に変更させるため、2列5段段積みされた容器Cを載せた台車Vをその自重により装置Aから台車長さ方向前側に自動的に送り出すことができる。
また、変更機構3は、第2移動機構7による、2列5段段積みされた容器Cを支持した支持部材6の下端位置への移動時に、エアシリンダー100の動作に連動し、板状部材20の台車長さ方向後側の端部を上側に移動させることで、板状部材20を水平状態から傾斜状態に変更させるため、第2移動機構7を駆動させるエアシリンダー100を利用して、板状部材20を水平状態から傾斜状態に変更させることができる。よって、変更機構3を駆動させる駆動手段が不要となる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、段積み装置Aを、容器Cを2列5段段積みして台車Vに載せるものとしたが、これに限らず、例えば、容器Cを1列又は3列以上段積みしたり、2〜4段又は5段以上段積みしたりするものとしても良い。
また、上記実施形態では、台車セット部2、変更機構3と、容器セット部4、第1移動機構5、支持部材6、第2移動機構7、ロック機構8、及びワンウェイロック解除機構9を上述の如く構成したが、その機能を実現できる限り、その構成はこれに限定されない。
さらに、上記実施形態では、載せ位置において支持部材6から容器Cを台車Vに載せたが、これに限らず、例えば、下端位置において支持部材6から容器Cを台車Vに載せても良い。
以上説明したように、本発明に係る段積み装置は、その小型化を図ることが必要な用途等に適用することができる。
A 段積み装置
C 容器
2 台車セット部
20 板状部材
3 変更機構
4 容器セット部
5 第1移動機構
50 押し上げバー(当接部材)
51 連動機構
6 支持部材
7 第2移動機構
8 ロック機構
9 ワンウェイロック解除機構
100 エアシリンダー
X1 容器セット部の回動軸

Claims (8)

  1. 容器を所定段段積みして台車に載せる段積み装置であって、
    上記台車がセットされる台車セット部と、
    互いに台車幅方向に所定距離離れた位置でかつ上記台車セット部にセットされた台車の上側の位置に設けられ、台車長さ方向に沿ってそれぞれ延び、上記容器がセットされる一対の容器セット部と、
    上記各容器セット部を、上記容器がセットされるセット位置と上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せることが可能な待避位置との間で移動させる第1移動機構と、
    上記容器セット部にセットされた容器を支持する支持部材と、
    上記支持部材を、第1位置と、該第1位置に対して上側に所定距離離れた位置でかつその位置において上記支持部材により支持された容器が上記容器セット部にセットされた次の容器よりも上側になる位置に設けられた第2位置との間で上下方向に移動させる第2移動機構とを備えており、
    (a)上記第2移動機構により、上記支持部材を、上記第1位置と上記第2位置との間の位置でかつ上記容器セット部にセットされた容器を支持する支持位置よりも下側に移動させた後に、
    (b)上記第2移動機構により上記支持部材を上側に移動させることで、上記支持位置において上記支持部材により上記容器セット部にセットされた容器を支持し、
    (c)上記第2移動機構により、上記容器を支持した支持部材を上記第2位置に移動させ、
    上記(a)〜(c)を繰り返すことで、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材を上記第2位置に移動させ、
    上記第1移動機構により上記各容器セット部を上記セット位置から上記待避位置に移動させた後に、
    上記第2移動機構により、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材を上記第1位置に移動させ、上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せることを特徴とする段積み装置。
  2. 請求項1記載の段積み装置において、
    上記各容器セット部は、該容器セット部の台車幅方向外側に設けられかつ台車長さ方向に延びる回動軸周りに回動するように構成されており、
    上記第1移動機構は、上記セット位置において上記各容器セット部を上側にかつ台車幅方向外側に回動させることで、上記各容器セット部を上記待避位置に移動させるように構成されていることを特徴とする段積み装置。
  3. 請求項1又は2記載の段積み装置において、
    上記第1移動機構は、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材の上記第2位置への移動時に、最上段の容器が当接することで、上側に移動する当接部材と、該当接部材の上側移動に連動することで、上記各容器セット部を上記セット位置から上記待避位置に移動させる連動機構とを有していることを特徴とする段積み装置。
  4. 請求項3記載の段積み装置において、
    上記各容器セット部を上記待避位置に移動させたときに、上記当接部材を通常時における位置よりも上側の位置に設けられた所定位置に保持することで、上記各容器セット部を上記待避位置に保持するロック機構をさらに備えていることを特徴とする段積み装置。
  5. 請求項3又は4記載の段積み装置において、
    上記当接部材の上記所定位置への保持を解除することで、上記各容器セット部の上記待避位置への保持を解除するロック解除機構をさらに備えており、
    上記当接部材は、該当接部材の上記所定位置への保持解除時には、上記所定位置から下側に移動し、
    上記連動機構は、上記当接部材の下側移動に連動することで、上記各容器セット部を上記待避位置から上記セット位置に移動させるように構成されていることを特徴とする段積み装置。
  6. 請求項5記載の段積み装置において、
    上記第2移動機構を駆動させるシリンダーをさらに備えており、
    上記ロック解除機構は、上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せた後に、上記第2移動機構による、上記支持部材の上記第1位置から上側への移動時に、上記シリンダーの動作に連動することで、上記当接部材の上記所定位置への保持を解除するように構成されていることを特徴とする段積み装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の段積み装置において、
    上記台車セット部は、上記台車を載せる板状部材を有しており、
    上記板状部材を、水平状態と台車長さ方向一方側に行くに従って下側に傾斜した傾斜状態との間で変更させる変更機構をさらに備えており、
    上記所定段段積みされた容器を上記台車セット部にセットされた台車に載せた後に、上記変更機構により上記板状部材を上記水平状態から上記傾斜状態に変更させることを特徴とする段積み装置。
  8. 請求項7記載の段積み装置において、
    上記第2移動機構を駆動させるシリンダーをさらに備えており、
    上記変更機構は、上記第2移動機構による、上記所定段段積みされた容器を支持した支持部材の上記第1位置への移動時に、上記シリンダーの動作に連動し、上記板状部材の台車長さ方向他方側の部分を上側に移動させることで、上記板状部材を上記水平状態から上記傾斜状態に変更させるように構成されていることを特徴とする段積み装置。
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