JP2014079682A - 移動式汚泥乾燥装置 - Google Patents

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臣則 深川
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Abstract


【課題】トレーラ搭載移動時の防振と重量配分が良い移動式汚泥乾燥装置を提供する。
【解決手段】実施形態の移動式汚泥乾燥装置は、凝集剤溶液貯蔵用凝集剤タンクを有する凝集剤ユニットと、外部から供給される汚泥に前記凝集剤ユニットから供給される前記凝集剤溶液が加えられる脱水装置を有し、前記脱水装置により前記汚泥を脱水する脱水ユニットと、薬液と脱気軟水とが供給され高温蒸気を発生するボイラを有するボイラユニットと、前記脱水ユニットから供給される脱水された前記汚泥を前記ボイラユニットから供給される前記高温蒸気により乾燥する乾燥機を有し、前記乾燥機で乾燥された乾燥汚泥を外部に排出する乾燥ユニットと、を有する。車両のトレーラ上に据え付けられるコンテナの中央部に前記乾燥ユニットと前記脱水ユニットを配置搭載し、前記乾燥ユニットと前記脱水ユニットの両側に前記凝集剤ユニットと前記ボイラユニットを配置搭載する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、汚泥乾燥処理をする機器が車載可能なコンテナに収納された移動式汚泥乾燥装置に関する。
汚泥処理を行うため、トラックのコンテナに汚泥乾燥装置を搭載した移動式汚泥乾燥装置が開発運用されている(例えば、特許文献1)。
移動式汚泥乾燥装置は、乾燥処理施設を持たない中小規模の複数の下水処理場を巡回し、それぞれの下水処理場で発生する下水汚泥を個別に乾燥処理して肥料又は乾燥物等を製造する。これにより、汚泥廃棄物の減容化と有効利用を図るという各処理場のニーズに応えることができる。
また、複数の下水処理場を抱える団体等が、発生する下水汚泥の処分を巡回方式で行うことができる。
移動式汚泥乾燥装置で処理された乾燥汚泥は、約50%という低含水率で、例えば1tの原汚泥は30kgまで減量化することができる。そして、自然発酵しやすい適度の水分を残し、取り扱い性に優れた粒形状で排出されるため、特別な処理を施すこともなく、農地還元することができる。さらに、製造した下水汚泥の乾燥物は、燃料等に利用することも可能である。
このような移動式汚泥乾燥装置は、汚泥乾燥装置を搭載したコンテナ部と車両とが一体になっているので、設置場所が自由である大きな特徴を有している。その反面、装置の仮設置後は車体の占有部分が邪魔になることを避けるため、コンテナ部を独立させてコンテナ架台に移設して運用する形態が望まれる様になってきた。これにより、数週間以上に亘り継続利用する場合などでは、乾燥処理施設として運営することができる。
しかしながら、コンテナ部に搭載した汚泥乾燥装置を搬送用の車両によって巡回移動する場合には、緩衝機構が不十分なトレーラ車台に搭載するため、汚泥乾燥装置に対して移動中の耐衝撃対策の強化が要望されている。
特許第2905203号明細書
下水処理場に移動後、コンテナ架台に設置して運用されるコンテナ収納型の汚泥乾燥装置は、トレーラ車台に搭載して移動するため、利便性が高い反面、輸送中の耐衝撃対策を十分行う必要が有った。
本発明が解決しようとする課題は、トレーラ車台に搭載して移動する時の防振対策と、重量配分が良いコンテナ収納型の移動式汚泥乾燥装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本実施形態のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置は、汚泥乾燥処理に係わる機器がトレーラの車台に脱着され、架台への移設が可能なコンテナに収納されているコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置において、ユニット基板を固定用の縦方向と横方向にそれぞれ所定の間隔で並んだ複数のボルト穴が設けられている前記コンテナのコンテナ床フレームと、前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第1の前記ユニット基板に凝集剤タンクとその関連機器とが搭載された凝集剤ユニットと、前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第2の前記ユニット基板に脱水装置とその関連機器とが搭載された脱水ユニットと、前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第3の前記ユニット基板に乾燥機とその関連機器とが搭載された乾燥ユニットと、前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第4の前記ユニット基板にボイラとその関連機器とが搭載されたボイラユニットとを備え、それら各ユニットは、前記凝集材ユニット、前記脱水ユニット、前記乾燥ユニット、前記ボイラユニットの順に並べられ、それぞれの前記基板ユニットが前記コンテナ床フレームに前記防振固定部によりボルト止めされ、前記各ユニット間は、ホースまたはフレキシブルパイプにより所要の配管接続がされていることを特徴とする。
また、本実施形態のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置の装置収納方法は、防振材と、ユニット基板と、コンテナ床フレームと、ホースと、フレキシブルパイプとを備え、汚泥乾燥処理に係わる機器がトレーラの車台に脱着され、架台への移設が可能なコンテナに収納されているコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置の装置収納方法において、前記コンテナ床フレームは、前記ユニット基板の固定用に縦方向と横方向にそれぞれ所定の間隔で並んだ複数のボルト穴が設けられ、前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第1の前記ユニット基板は、凝集剤タンクとその関連機器とを搭載して凝集剤ユニットを構成し、前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第2の前記ユニット基板は、脱水機とその関連機器とを搭載して脱水ユニットを構成し、前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第3の前記ユニット基板は、乾燥機とその関連機器とを搭載して乾燥ユニットを構成し、前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第4の前記ユニット基板は、ボイラとその関連機器とを搭載してボイラユニットを構成し、前記凝集材ユニット、前記脱水ユニット、前記乾燥ユニット、前記ボイラユニットの順に並べて前記コンテナ床フレームに前記ボルト止めするとともに前記各ユニット間をホースまたはフレキシブルパイプにより所要の配管接続することを特徴とする。
本実施形態の移動式汚泥乾燥装置が装備する汚泥乾燥装置の各機器と、汚泥乾燥に係わる汚泥処理手順とを示す機能ブロック図である。 汚泥乾燥装置の各機器のコンテナへの搭載状態の一例を示す外観図である。 図2に示したボイラユニットの詳細な外観図である。 図2に示した乾燥ユニットの詳細な外観図である。 図2に示した脱水ユニットの詳細な外観図である。 図2に示した凝集剤ユニットの詳細な外観図である。 実施形態に係る防振固定部の構造の一例を示す側面図である。 実施形態に係る固定ボルトを取り付けるユニットの平面図である。
以下、本実施形態の移動式汚泥乾燥装置を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の移動式汚泥乾燥装置が装備する汚泥乾燥装置の各機器と、汚泥乾燥に係わる汚泥処理手順とを示す機能ブロック図である。また、車両のトレーラ車台に搭載された状態を示している。
図1において、移動式汚泥乾燥装置が装備する各機器は、一点鎖線で区分したボイラユニット1、乾燥ユニット2、脱水ユニット3、凝集剤ユニット4の各ユニットに分けられ、図1(b)に示すように、各ユニット1,2,3,4が順に並べられてコンテナRに収納される。そして、コンテナRは、トレーラ車台Dに搭載される。
図2は、汚泥乾燥装置の各機器がトレーラ車両の上に据え付けられるコンテナRへ搭載、収納された状態の一例を示す外観図である。
各ユニットに設置される機器は、図2に示すように各ユニット基板51の上に搭載され、ユニット基板51毎に防振固定部材50により車両のコンテナ床フレーム52へ取り付けられる。
図3〜図6は、それぞれボイラユニット1、乾燥ユニット2、脱水ユニット3、凝集剤ユニット4の詳細な外観図を示している。
図3〜図6の各外観図は、図2によるコンテナ搭載状態の正面図では隠れている機材について各ユニットでの機器の取付、配置を参照するために追加した側面図である。図1、図2と同じものの重複した説明は避けるため、図3〜図6の説明は省略する。
また、図2の外観図では各ホースが機材に隠れ、配管路が表記されていない箇所が有るが、図1に示すように水栓p0〜水栓p6に接続されたホースw0〜w6やフレキシブルパイプxp2〜xp4による配管等は、隣接ユニット間、又はユニットを跨いで接続されている。
そして、本実施形態では、移動式汚泥乾燥装置の運転席(前方)から見て、4つのユニットのうち、重量が重い乾燥ユニット2及び脱水ユニット3を車両のトレーナ上に据え付けられるコンテナRの中央部に配置する。また、重量が乾燥ユニット2及び脱水ユニット3に比べて軽いボイラユニット1と凝集剤ユニット4をコンテナRの外側に配置する。例えば、図1(b)では、乾燥ユニット2及び脱水ユニット3をコンテナRの中央部に配置し、ボイラユニット1を乾燥ユニット2の外側に並べて配置し、同様に凝集剤ユニット4を脱水ユニット3の外側に並べて配置搭載して収納した形態としている。これにより、汚泥乾燥装置の各機器の配置が汚泥処理手順の流れに合致すると共に、前後のバランスが良好になり、コンテナRのトレーラ車台Dへの搭載、架台への移動作業が容易になる。
なお、汚泥乾燥装置の各機器の配置は、図1(b)に限定されることはない。例えば、移動式汚泥乾燥装置の運転席(車両の前方)から見て、ボイラユニット1、脱水ユニット3、乾燥ユニット2、凝集剤ユニット4の配置搭載であっても良い。又は、凝集剤ユニット4、脱水ユニット3、乾燥ユニット2、ボイラユニット1の配置搭載であっても良い。又は、凝集剤ユニット4、乾燥ユニット2、脱水ユニット3、ボイラユニット1の配置搭載であっても良い。
以下、図1、図2を参照して汚泥処理手順を説明する。
汚泥処理行程は、脱水ユニット3で開始される。作業を集約的に行うため、脱水装置17に加えて他のユニットで使用する処理水や上水の取水口、またそれらの利用後の排水口となる水の出入インタフェース(以下、水栓と呼ぶ)p1〜p6が脱水ユニット3に取り付けられているが、配管については別途説明する。
図1において、下水処理場等の汚泥貯留槽22から、含水率98%程度の汚泥が接続管等を経て脱水ユニット3の例えば、遠心式の脱水装置17へ注入される。脱水装置17には、凝集剤ユニット4の凝集剤タンク18から凝集剤がホースw2と水栓p2を経由して供給される。
凝集剤ユニット4は、凝集剤を溶かす水の給水装置19と、凝集剤溶液を貯蔵する貯留剤タンク18とを備える。また、凝集剤ユニット4のユニット基板51上のスペースには、モニタ用の入力装置やディスプレイ、表示ランプ等が取り付けられた制御盤20が設けられる。制御盤20は、コンテナRに収納されたボイラユニット1、乾燥ユニット2、脱水ユニット3、凝集剤ユニット4の制御を司る。
脱水ユニット3では、凝集剤が加えられた汚泥が脱水装置17で脱水されて、85%〜90%の含水率になる。そして、汚泥は、脱水装置17の出口ホッパ15で収集され、フィーダ16とフレキシブルパイプxp2とを経由して乾燥ユニット2の乾燥機8へ供給される。
乾燥ユニット2では、遠心薄膜型の乾燥機8に供給された汚泥をモータ10で撹拌して、ボイラ6からの高温蒸気で乾燥する。遠心薄膜型の乾燥機8は、ボイラユニット1のボイラ6とフレキシブルパイプxp4で接続されている。また、ボイラ6には薬液装置12からホースw0を経由して薬剤が供給されている。従って、遠心薄膜型の乾燥機8内の汚泥は、モータ10で撹拌されながら、ボイラ6から送出される高温蒸気で乾燥される。そして、汚泥の含水率が50〜55%になると、乾燥機8の下部から乾燥汚泥が外部に排出される。
乾燥機8で発生した排ガスは、ブロワ11によってミストセパレータ13を経てスクラバー9に吸気される。スクラバー9に吸気された排ガスは、水栓p6とホースw6を経由して供給される処理水によって冷却された後に、脱臭装置14から外部へ排気される。この冷却に使用した処理水は、スクラバー9からホースw5と水栓p5を経由して外部に排水される。また乾燥機8内の高温蒸気の凝縮水は、フレキシブルパイプxp3を経由してボイラユニット1の脱気タンク7へ還流される。
なお、ここでは、薬剤を貯蔵する薬液装置12は乾燥ユニット2に設けられる構成としたが、薬液装置12はボイラユニット1に設置するものであっても良い。
ボイラユニット1は、軟水器5と、脱気タンク7と、ボイラ6とを備えている。軟水器5には、水栓p3とホース3とを経由して上水が給水されている。軟水器5は、乾燥機8に墳入される乾燥用蒸気発生に使用する軟水を生成する。脱気タンク7は、軟水器5から配水される軟水の脱気を行うと共に、乾燥機8から還流された復水から空気等を排出した脱気軟水をボイラ6へ供給する。
上述した本実施形態のユニット構成では、汚泥が注入される脱水装置17を搭載する脱水ユニット3と、乾燥機8を搭載する乾燥ユニット2の重量が重い。一方、凝集剤ユニット4およびボイラユニット1は、連接機材を合わせても乾燥ユニット2や脱水ユニット3よりも重量が軽い。
従って、重量の重い乾燥ユニット2と脱水ユニット3をコンテナRの中央に配置し、ボイラユニット1と凝集剤ユニット4をコンテナRの外側に配置することにより、輸送時において安定したバランスが維持できるため、衝撃や振動を抑制することができる。
即ち、コンテナRの重心は、コンテナRの中央付近に設定されることになるので、重量配分が安定する。また、トレーラ車台Dと架台間で横方向へ移動する時、コンテナRは前後部が中央部よりも軽いのでジャッキアップなどが容易になり、荷役作業性が向上する。
次に、各ユニットのコンテナRへの収納方法について説明する。本実施形態のコンテナ型の移動式汚泥乾燥装置は、例えば図1(b)に示す使用形態となるので、トレーラ車台Dが有する緩衝機構や防振機能の他に、コンテナRにも防振機能や防振構造を持つことが必要である。
図2に示すように、各ユニット1〜4は、それぞれユニット基板51上に搭載される。この各ユニット基板51の図8に示す所定箇所が、コンテナRの底面フレームに防振機構(防振固定部材50)により取り付けられている。そして、移動式汚泥乾燥装置が巡回のために移動する時は、後述する弾性体(防振コイルスプリング55)による防振状態になり、輸送時の振動を和らげることができる。下水処理場への輸送が完了して、汚泥乾燥装置の運用時には、各ユニット1〜4は、コンテナ床フレーム52に固定される。これにより、頑丈に固定された状態で汚泥乾燥装置の使用が可能となる。
図7は、所定箇所に取り付けられる防振固定部材50の構造の一例を示す側面図、図8は、ユニット基板51の平面図である。防振固定部材50は、例えば、防振コイルスプリング55を挟んで、各ユニット基板51とコンテナ床フレーム52を貫通する固定ボルト53と固定ナット56によって固定する構造とする。なお、防振コイルスプリング55に代えて、整形された弾性ゴム等を用いても良い。
実施形態では、ボイラユニット1、乾燥ユニット2、脱水ユニット3、凝集剤ユニット4を搭載する独立した4つのユニット基板51を有し、この独立した4つのユニット基板51のそれぞれは、コンテナRの下面のコンテナ床フレーム52の複数個所に設けられる防振固定部材50によって固定されている。
また、独立した4つのユニット基板51とコンテナRの下面のコンテナ床フレーム52との間の複数個所毎に弾性部材(防振コイルスプリング55)が設けられ、コンテナRが非可動状態にあっては、弾性部材の弾性力が作用しない状態で取り付けられ、コンテナRが移動するための可動状態にあっては、弾性部材の弾性力が作用する状態で取り付けられる。
図7(a)は、コンテナRが非可動状態で、各ユニット基板51がコンテナ床フレーム52に固定され、各ユニット1〜4が固定状態にある場合を示している。各ユニット基板51とコンテナ床フレーム52は、円筒スペーサ54の高さHを有して固定ボルト53と固定ナット56によって固定されている。つまり、各ユニット基板51とコンテナ床フレーム52の高さが変化することなく、円筒スペーサ54の間隔Hで固定されるまで固定ボルト53をねじ込む。この結果、固定ボルト53の軸に挿入された防振コイルスプリング55が作用しない状態となり、防振固定部材50は、頑丈な固定部品として作用する。
図7(b)は、移動式汚泥乾燥装置が移動するため、コンテナRが可動状態で各ユニット1〜4がコンテナ床フレーム52から浮動状態にある場合を示している。この場合、各ユニット1〜4の各ユニット基板51とコンテナ床フレーム52との間隔が円筒スペーサ54の高さHよりも長い状態で固定される様に固定ボルト53のねじ込み量を小さくする。つまり、各ユニット基板51は、固定ボルト53の軸に挿入された防振コイルスプリング55によって弾力が得られる位置でコンテナ床フレーム52に固定される。よって、固定ボルト53と固定ナット56の距離が図7(a)より長い状態となり、防振コイルスプリング55の作用により、防振固定部材50は防振部品として作用する。なお、防振コイルスプリング55は、円筒スペーサ54の高さHよりも長く、各ユニット基板51上に各ユニットが搭載され加重が掛かった場合、弾力が生じる弾性係数を有するコイルスプリングである。
また、防振固定部材50の変形例として、円筒スペーサ54を省略して、固定ボルト53と最短状態に圧縮されてスペーサとして動作する防振コイルスプリング55とを組合せて、固定部品を構成する様にしても良い。
固定ボルト53が貫通する各ユニット基板51に形成される貫通孔の径d2は、固定ボルトのネジ径d1よりも僅かに大きく、遊びが設けられている。これにより、移動式汚泥乾燥装置が巡回のために移動する状態では、防振固定部材50は、防振コイルスプリング55の弾性力で各ユニット1〜4を上下に支える防振部品として作用する。
図8において、各ユニット基板51では、一点鎖線で示した搭載部分に各ユニット1〜4がそれぞれ載置される。また、防振固定部材50は、丸十字印の実線で記載された位置に、縦横方向それぞれ等間隔で取り付けられる。図8では、少なくとも8箇所の防振固定部材50(#1)、(#4)、(#7)、(#9)、(#11)、(#14)、(#17)、(#19)で固定されている。
また、各ユニット基板51に掛かる加重がユニット単位で近い値になるように、ユニット重量に応じて使用する各防振固定部材50の数を調整することもできる。
このため、図8の丸十字印の実線および点線で示される位置に、防振固定部材50が取り付け可能となるように、取付穴が20個((#1)〜(#20))設けられる。20個の取付穴は、縦横方向にそれぞれピッチ幅Lv、Lhの位置に形成されている。ここでは、図面の煩雑を避けるために、取付穴の符号は省略するが、防振固定部材50(#1)乃至(#20)の位置に取付穴が形成されていると理解できる。
例えば、防振固定部材50を8個使用して固定されているボイラユニット1に対し2倍の重量がある脱水ユニット3を16カ所の防振固定部材50で固定する。追加される防振固定部材50は、例えば(#2)、(#6)、(#8)、(#10)、(#12)、(#16)、(#18)、(#20)の8カ所である。
そして、この様に、各ユニット基板51に掛かる加重が等しいか、又は各ユニット基板51間の加重の差が小さい状態では、移動式汚泥乾燥装置が移動中に上下に揺れても、各ユニット1〜4は同じレベルで振動するので、コンテナR内は安定に保たれる。
ここで、各ユニット1〜4のコンテナRへの取付について更に説明する。各ユニット1〜4のコンテナRに搭載する場合、各ユニット基板51の中央に重心が位置するように、各ユニット1〜4を各ユニット基板51に搭載することが望ましい。ところが、ユニット基板51に搭載する機器の重量によっては、ユニット基板51の中央に重心が位置しないこともある。この様な場合、各防振固定部材50の各防振コイルスプリング55に掛かる重量を平均化するように、防振固定部材50に取付位置を調整する。
例えば、凝集剤ユニット4では制御盤20に比べ、凝集剤タンク18と給水装置19が重い。したがって、凝集剤タンク18と給水装置19との周辺側の防振固定部材50を多くして固定することにより、各防振固定部材50の各防振コイルスプリング55への加重を均等化する。
これにより、凝集剤ユニット4は水平を保つことが出来、かつ各ユニット1〜4は独立して振動しても、各ユニット1〜4間での振動の振幅差異を小さく抑えることが可能になる。
本実施形態では、独立している各ユニット1〜4に亘って配管される部分には、柔軟性の有るホースw1〜w6と、フレキシブルパイプxp2〜xp4を用いて処理水や、汚泥を配送している。これらのホースw1〜w6と、フレキシブルパイプxp2〜xp4によって、配管継ぎ手部に発生する応力を分散吸収することができ、また振動が他のユニットに波及することを防止することができる。
以上述べた本実施形態の移動式汚泥乾燥装置によれば、コンテナRに搭載する汚泥乾燥処理に係わる機器を4つのユニットに分担して搭載し、重量が大きい脱水ユニットと乾燥ユニットをコンテナRの中央部に設置することにより、移動式汚泥乾燥装置が巡回のために移動する時の防振対策と、重量配分が良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
1 ボイラユニット
2 乾燥ユニット
3 脱水ユニット
4 凝集剤ユニット
5 軟水器
6 ボイラ
7 脱気タンク
8 乾燥機
9 スクラバー
10 モータ
11 ブロワ
12 薬液装置
13 ミストセパレータ
14 脱臭装置
15 ホッパ
16 フィーダ
17 脱水装置
18 凝集剤タンク
19 給水ポンプ
20 制御盤
50 防振固定部材
51 ユニット基板
52 コンテナ床フレーム
53 固定ボルト
54 円筒スペーサ
55 防振コイルスプリング
56 固定ナット
p0〜p6 水栓
D トレーラ車台
R コンテナ
xp2〜xp4 フレキシブルパイプ
w1〜w6 ホース

Claims (7)

  1. 汚泥乾燥処理に係わる機器がトレーラの車台に脱着され、架台への移設が可能なコンテナに収納されているコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置において、
    ユニット基板を固定用の縦方向と横方向にそれぞれ所定の間隔で並んだ複数のボルト穴が設けられている前記コンテナのコンテナ床フレームと、
    前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第1の前記ユニット基板に凝集剤タンクとその関連機器とが搭載された凝集剤ユニットと、
    前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第2の前記ユニット基板に脱水装置とその関連機器とが搭載された脱水ユニットと、
    前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第3の前記ユニット基板に乾燥機とその関連機器とが搭載された乾燥ユニットと、
    前記複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めする防振固定部を備える第4の前記ユニット基板にボイラとその関連機器とが搭載されたボイラユニットとを備え、
    それら各ユニットは、前記凝集材ユニット、前記脱水ユニット、前記乾燥ユニット、前記ボイラユニットの順に並べられ、それぞれの前記基板ユニットが前記コンテナ床フレームに前記防振固定部によりボルト止めされ、前記各ユニット間は、ホースまたはフレキシブルパイプにより所要の配管接続がされていることを特徴とするコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置。
  2. 各前記ユニット基板の各前記防振固定部は、
    各前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとをネジ止めするボルトと、前記ボルトに装着される円筒型のコイルスプリングによる防振材と、前記コイルスプリングの軸長よりも短い円筒スペーサとを備え、
    前記ボルトのねじ込み量が少なく前記コイルスプリングの軸長が前記円筒スペースよりも長い場合に前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとの間の防振部品となり、ねじ込み量が大きく前記コイルスプリングが前記円筒スペーサに収まるまで圧縮された場合、前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとを前記円筒スペーサの間隔で固定する固定部品となることを特徴とする請求項1記載のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置。
  3. 各前記ユニット基板の各前記防振固定部は、
    各前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとをネジ止めするボルトと、前記ボルトに装着される円筒型のコイルスプリングによる防振材とを備え、
    前記ボルトのねじ込み量が少なく前記コイルスプリングが伸張する場合に前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとの間の防振部品となり、ねじ込み量が大きく前記コイルスプリングの軸長が最短になるまで圧縮された場合、前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとを前記円筒スペーサの間隔で固定する固定部品となることを特徴とする請求項1記載のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置。
  4. 各前記ユニットの各前記防振固定部の前記コイルスプリングのそれぞれに印加される加重量が近くなるように、各前記ユニットに取り付けられる前記防振固定部の数、又は、前記ユニット基板を前記コンテナ床フレームにボルト止めする前記ボルト穴の位置が設定されていることを特徴とする請求項2または3に記載のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置。
  5. スペーサと、防振材と、ユニット基板と、コンテナ床フレームと、ホースと、フレキシブルパイプとを備え、汚泥乾燥処理に係わる機器がトレーラの車台に脱着され、架台への移設が可能なコンテナに収納されているコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置の装置収納方法において、
    前記コンテナ床フレームは、前記ユニット基板の固定用に縦方向と横方向にそれぞれ所定の間隔で並んだ複数のボルト穴が設けられ、
    前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第1の前記ユニット基板は、凝集剤タンクとその関連機器とを搭載して凝集剤ユニットを構成し、
    前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第2の前記ユニット基板は、脱水機とその関連機器とを搭載して脱水ユニットを構成し、
    前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第3の前記ユニット基板は、乾燥機とその関連機器とを搭載して乾燥ユニットを構成し、
    前記コンテナ床フレームの複数のボルト穴の所定の位置に防振材を介してボルト止めされる第4の前記ユニット基板は、ボイラとその関連機器とを搭載してボイラユニットを構成し、
    前記凝集材ユニット、前記脱水ユニット、前記乾燥ユニット、前記ボイラユニットの順に並べて前記コンテナ床フレームに前記ボルト止めするとともに前記各ユニット間をホースまたはフレキシブルパイプにより所要の配管接続する
    ことを特徴とするコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置の装置収納方法。
  6. 各前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとを前記ボルト止めするボルトに円筒型のコイルスプリングを前記防振材として装着すると共に前記コイルスプリングよりも短い所定長の円筒形をした前記スペーサとを装着し、
    前記ボルトのねじ込み量を少なく前記コイルスプリングを伸縮可能状態にする場合は防振材とする一方、ねじ込み量を多くし前記コイルスプリングが前記円筒スペーサに収まるまで圧縮された場合、前記円筒形のスペーサにより前記ユニット基板と前記コンテナ床フレームとを前記所定長の間隔で固定することを特徴とする請求項5記載のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置の装置収納方法。
  7. 各前記ユニットの各前記防振固定部の前記コイルスプリングのそれぞれに印加される加重量が近くなるように、各前記ユニットを前記コンテナ床フレームにボルト止めする数、又は、前記ユニット基板を前記コンテナ床フレームにボルト止めする位置が設定されていることを特徴とする請求項5記載のコンテナ型移動式汚泥乾燥処理装置の装置収納方法。
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