JP2014076432A - カーテン塗布装置 - Google Patents

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Masaki Maeda
正貴 前田
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Abstract

【課題】補助液などが不要、かつ簡便に塗布膜の両端部厚塗りを抑制することができるカーテン塗布をすることが可能なカーテン塗布装置の提供が望まれていた。
【解決手段】塗布液をスリットから吐出させる塗布ヘッドと、塗布ヘッドと相対移動するウェブ上に塗布液をカーテン状に案内するエッジガイドを塗布幅方向の両端部に有するカーテン塗布装置において、エッジガイドの下部が塗布幅方向に広幅化された形状であるカーテン塗布装置等を提供する。特に、エッジガイドの下部を塗布幅方向に広げるときの曲げ角θが、5°以上、30°以下であり、エッジガイドの曲げ位置については下部先端からの距離Lが1mm以上10mm以内が好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般にカーテン塗布と呼ばれる塗布方式に属するものであり、より詳しくは、例えばコーターダイのダイリップに取り付けられる流下液支持ガイドに関するものである。
従来、連続搬送するウェブに塗布液を連続塗布する方法として、種々の方法が提案されている。例えば、代表的な塗布方法としては、マイクログラビア塗布方法、ワイヤーバー塗布方法など種々の塗布方法が知られている。
近年、特にコストダウンの必要性から高速塗布や広い塗布幅が要求されるようになり、これに伴いカーテン塗布方式が多用されるようになってきた。
連続搬送するウェブに対して塗布する技術の中でもカーテン塗布方式と呼ばれるものは、スリットから塗布液を流下させ、塗布液がダイリップ両端に設けられたエッジガイドの間をカーテン膜状に伝わり、連続搬送するウェブに落下衝突させることで、塗布膜が形成されるものである。しかし、エッジ近傍のカーテン膜が厚くなることによって、塗布膜の両端部が厚塗りになり、カーテン塗布工程以降の乾燥工程における乾燥不良や基材の破断などの問題が指摘されている。
このような端部厚塗りの発生を抑制するために、例えば特許文献1ではエッジガイドの塗布液と接する面全体に補助液を流しながら塗布することによりエッジガイド近傍のカーテン膜の厚みを薄くさせ、塗布膜を均一にする方法が提案されている。
特開2008−93656
しかしながらこの方法では、塗布液からなるカーテン膜端部の塗布液が補助液と混合し、製品不良が発生する恐れがあり、また、流出機構及び回収機構が必要であり、ダイリップ周辺の構成が複雑になり、カーテン塗布を制御する上でより高度な技術を必要とする。
そこで、本発明ではエッジガイド下部を塗工幅方向に広げる形状にすることで補助液などが不要、かつ簡便に塗布膜の両端部厚塗りを抑制するエッジガイドを提案することにある。
請求項1に係る発明は、塗布液をスリットから吐出させる塗布ヘッドと、前記塗布ヘッドと相対移動するウェブ上に塗布液をカーテン状に案内するエッジガイドを塗布幅方向の両端部に有するカーテン塗布装置において、前記エッジガイドの下部が塗布幅方向に広幅化された形状であることを特徴とするカーテン塗布装置とする。
請求項2に係る発明は、前記エッジガイドの下部を塗布幅方向に広げるときの曲げ角θが、5°以上、30°以下であり、前記エッジガイドの曲げ位置については下部先端からの距離Lが1mm以上10mm以内である請求項1記載のカーテン塗布装置とする。
塗布液をスリットから吐出された塗布液を、塗布ヘッド両端部に設けたエッジガイド間にカーテン状になっている端部で伝わらせて、相対移動、例えば連続搬送するウェブ上に塗膜を形成する際に、エッジガイドの下部先端を塗布幅方向に広げ、ウェブ5に衝突する直前で流下させた塗布液のカーテン状の塗布膜を塗布幅方向に広げることで、塗布膜の両端部が厚くなることを抑制し、簡便に均一塗布することができる。
本発明におけるカーテン塗布装置の側面図である。 本発明におけるエッジガイド部の斜視図である。
次に本発明を実施するための形態を図面とともに説明する。
図1は本発明のカーテン塗布装置の一つの実施形態である。
図1に示したカーテン塗布装置は、塗布液をスリットから吐出する塗布ヘッド1と、ウェブ5を裏面から支えて回転し連続的に塗布膜6をウェブ5上に形成するバックアップロール4と、塗布ヘッド1から自由落下してくる塗布液のカーテン膜3の両端を沿わせるエッジガイド2とからなっている。
もちろん、このような実施形態に縛られることはなく、ウエブの支持はパックアップロールではなく平板やベルト等でもよく、ウエブの方が移動せずとも、カーテン塗布装置の方が移動するものでもよく、塗布ヘッドから直接自由落下するものでなくとも、塗布ヘッドから吐出された塗布液がガイドされたから自由落下するものでも構わない。
また、塗布液はこの実施形態では一層であるが、二層以上でもよく、二層以上の場合、一つのスリットから層状になった状態で吐出するものでも、塗布ヘッドを複数設けることによるものでも構わない。
図2は本発明におけるエッジガイド部の斜視図である。スリットから吐出された塗布液のカーテン膜3がエッジガイド2に沿わせ、ウェブ5上に塗布膜6が形成されるようにエッジガイド2が設置してある。
塗布ヘッド1より吐出された塗布液を塗布ヘッド1の両端に設けられたエッジガイド2に沿わせてカーテン膜3として自由落下させ、バックアップロール4に支持されて連続搬送されるウェブ5上に衝突させて塗布膜6が形成される。
カーテン膜3はエッジガイド2との接触部位7によりカーテン膜3の幅が制限され、落下位置8に落下する。
本発明の特徴はスリットから吐出されたカーテン膜を2つの平行するエッジガイド2により塗布液をカーテン状に案内し、搬送されるウェブ5の直前で塗工幅方向に広がっていることである。塗布液をスリットから吐出された塗布液を流下させ、ダイリップ両端に設けられたエッジガイドの間をカーテン膜状に伝わり、連続搬送するウェブに落下衝突させ、塗布膜が形成する際に、ダイリップの両サイドに設けられるエッジガイドの下部先端の形状を塗工幅方向に広げることで、カーテン膜幅をウェブに衝突させる直前に瞬間的に広げることが可能になり、前記塗布膜が均一に塗布することが可能になる。
該エッジガイド2下部の曲げ角については、図2のエッジガイドの上部先端をA、屈曲点をB、下部先端をCとしたときABを垂直に伸ばした直線と直線BCの成す角を曲げ角θとし、θは5°以上30°以下である。更に前記エッジガイド2の曲げ位置については下部先端からの垂直距離Lが1mm以上10mm以下であることを特徴とする。
この実施形態は屈曲点Bが明確な場合であるが、屈曲にRがついている場合などでは、
下部先端から曲がり始める地点までの直線を延ばした直線と、のエッジガイドの上部先端をAから曲がり始める地点までの直線を延ばした直線の交点を屈曲点Bとし、その両直線の成す角を曲げ角θとすることができる。
本発明において前記角度θは5°以上30°以下が好ましく、5°未満では端部の厚みが厚いままであり、30°より大きくなるとウェブ5に衝突直前にカーテン膜幅を広げると、該カーテン膜2がエッジガイドから離脱し、カーテン膜の形成、維持が困難になる。また曲げ位置については、下部先端からの距離Lが1mm以上10mm以下であることが好ましく、この範囲より曲げ位置が低くなると端部の厚みが厚いまま落下してしまい、また、高くなるとカーテン膜端部の厚塗り抑制効果が十分に得られない。
エッジガイド2の材質は、耐食性、加工性、強度の観点からステンレス製であることが好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、ポリエチレン、テトラフルオロエチレン等のプラスチック、ゴムなども適宜用いることが出来る。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例になんら限定されるものではない。
(実施例1)
ウェブ:75μm厚ポリエチレンテレフタレートフィルム
塗工幅:300mm
カーテン高さ:100mm
塗布速度:100m/min
塗布液:粘度350mPa・s
ポリウレタンアクリレート 90重量部
メチルエチルケトン 10重量部
以上の条件で単位流量1.3(ml/cm/s)にて塗布液をダイヘッドへ送液し、塗布を行った。
実施例1は図2に示すようにエッジガイドの角度θは10°、屈曲点は下部先端からの垂直距離Lが10mmであった。また塗工幅は両端のエッジガイド端部間の幅が300mmになるよう塗工ヘッドの塗布液吐出幅の調整することで行った。
(評価)
(1)カーテン膜の切れ上りは目視により判断し、発生した場合×、発生しなかった場合○として評価した。
(2)膜のエッジの厚塗りは連続膜厚計を用いて塗布膜の幅方向の両端部の最大膜厚とそれ以外の塗布膜の平均膜厚の比が110%以下を○、110%〜130%を△、130%以上を×として評価を行った。
(実施例2)
実施例1においてエッジガイドの角度θを3°にした以外は実施例1と同様に塗工、評価を行った。
(実施例3)
実施例1においてエッジガイドの角度θを40°にした以外は実施例1と同様に塗工、評価を行った。
(実施例4)
実施例1において、エッジガイドの曲げ位置が下部先端からの垂直距離Lが20mmであること以外は、実施例1と同様に塗工、評価を行った。
(実施例5)
実施例1において、エッジガイドの曲げ位置が下部先端からの垂直距離Lが5mmであること以外は、実施例1と同様に塗工、評価を行った。
(実施例6)
実施例1において、エッジガイドの曲げ位置が下部先端からの垂直距離Lが0.5mmであること以外は、実施例1と同様に塗工、評価を行った。
(比較例1)
実施例1において、エッジガイドの曲げ角θを0°、すなわち直線状のエッジガイドを用いた以外は実施例1と同様に塗工、評価を行った。
Figure 2014076432
1…塗布ヘッド
2…エッジガイド
3…カーテン膜
4…バックアップロール
5…ウェブ
6…塗布膜
7…接触部位
8…落下位置

Claims (2)

  1. 塗布液をスリットから吐出させる塗布ヘッドと、前記塗布ヘッドと相対移動するウェブ上に塗布液をカーテン状に案内するエッジガイドを塗布幅方向の両端部に有するカーテン塗布装置において、前記エッジガイドの下部が塗布幅方向に広幅化された形状であることを特徴とするカーテン塗布装置。
  2. 前記エッジガイドの下部を塗布幅方向に広げるときの曲げ角θが、5°以上、30°以下であり、前記エッジガイドの曲げ位置については下部先端からの距離Lが1mm以上10mm以内であることを特徴とする請求項1記載のカーテン塗布装置。
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