JP2014075634A - 通信システム、通信速度自動検出装置、通信装置および通信速度設定方法 - Google Patents

通信システム、通信速度自動検出装置、通信装置および通信速度設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信速度を自動的に検知して通信装置を追加する際の利便性を向上させた通信システムを提供する。
【解決手段】変調速度の逆数の周期で全ての信号波形が変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを通信路に送出する送出手段を備える第1の通信装置と、通信路からパターンを所定の間隔でサンプリングして、通信速度を検知する検知手段を備える第2の通信装置を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信速度の自動検出に対応する通信システム、通信速度自動検出装置、通信装置および通信速度設定方法に関する。
時分割多重通信方式を使用している通信装置間の通信では、各通信装置でのスケジューリングを合わせるパラメータ設定が肝要である。スケジューリングは、通信システムに応じて調整可能であることが一般的である。したがって、パラメータは、通信システム毎に異なり、通信装置を追加接続する場合は、追加する通信装置のパラメータを接続先の通信システムに合わせる必要がある。しかし、通信プロトコルを含めたパラメータの設定は、接続先の通信システムの設計者以外には困難である。
特許文献1は、時分割多重通信を使用している通信ネットワークに追加されるECU(Electronic Control Unit)のパラメータを、自動コンフィギュレーションする方法が開示されている。しかし、通信システムのパラメータである通信速度は、自動設定の対象となっていない。また、特許文献2は、端末装置と入出力装置の間の調歩同期伝送における通信速度の設定方式が開示されている。
特開2008−236217号公報(第2、7頁、図12、13) 特開平1−188060号公報(第1、2頁、図1(a)、1(b))
特許文献1の技術では、追加先の通信システムの通信速度を、追加されるECUに、予め静的に設定しておく必要がある。一方、特許文献2の技術は、端末装置と入出力装置の間の初期化時に、端末装置から特定データを送出して、入出力装置側でその特定データをサンプリングする。入出力装置は、サンプリングして得られるパターンを、所定のパターンに対比させて通信速度を判定する方式である。
このように、特許文献1、2の技術では、通信速度を自動的に検出し、動的に設定することはできない。そのため、特許文献1、2の技術では、既に動作している通信システムに通信装置を追加するためには、ユーザが、追加する通信装置にマニュアル操作で所定の設定を行わなければならない。
特許文献2の技術を用いれば、動作中の通信システムの通信速度を判定することができる。しかし、通信路での信号波形の変動や多様な通信速度の組み合わせに対応するためには、変動する信号波形に対応できる各種のパターンをすべて用意しなければならないという課題がある。
本発明の目的は、上記の課題に鑑みてなされたもので、通信システムの通信速度を自動的に検知して、通信装置を追加する際の利便性を向上させた通信システム、通信速度自動検出装置、通信装置および通信速度設定方法を提供することにある。
本発明の通信システムは、変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを通信路に送出する送出手段を備える第1の通信装置と、通信路から受信したパターンを所定の間隔でサンプリングして、通信速度を検知する検知手段を備える第2の通信装置を有する。 本発明の通信速度自動検出装置は、変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを送出する装置から受信したパターンを所定の間隔でサンプリングして、通信速度を検知する検知手段を有する。
本発明の通信装置は、第1の変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化する第1のパターンを、所定の間隔でサンプリングして、第1の通信速度を検知する検知手段を備える装置に送出する送出手段と、第2の変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化する第2のパターンを送出する装置から受信した第2のパターンを所定の間隔でサンプリングして、第2の通信速度を検知する検知手段を有する。
本発明の通信速度設定方法は、変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを通信路に送出し、通信路から受信したパターンを所定の間隔でサンプリングして通信速度を検知することを特徴とする。
本発明によれば、通信システムの通信速度が自動的に検知されるので、通信システムに通信装置を追加するときの利便性が高いという効果がある。
本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の通信装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の通信速度毎のビットを比較した説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信速度毎のビットの時間幅とサンプリング回数を示す表である。 本発明の第1の実施形態のデータストリーム構成と通信速度検出用パターンの説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信速度検出部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の通信速度検出部の動作を示した状態遷移図である。 本発明の第1の実施形態の通信速度検出部の動作を示したタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の通信装置の内部構成を示すブロック図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。図1を参照して、本発明の第1の実施形態の通信システム1の構成を説明する。
図1の通信システム1は、通信路10と、通信装置A101〜10n(nは1以上の整数)と、通信装置B110を備える。
通信装置A101〜10nは、既に通信路10を介して、相互に接続されている。通信装置B110は、通信システム1に新たに追加される通信装置である。
通信装置A101〜10nの内の少なくとも1台は、通信速度検出用パターン送出部11を備える。図1では、通信装置A101が通信速度検出用パターン送出部11を備えるものとしている。通信速度検出用パターン送出部11は、予め設定された通信速度検出用パターンを通信路10に送出する。
通信装置B110は、通信速度検出部12を備える。通信速度検出部12は、通信路10から受信した信号から、予め設定された通信速度検出用パターンを含む通信速度検出を行う部分信号を検知して、通信速度を検出する。
図1を参照して、本発明の第1の実施形態の通信システム1の動作の説明を行う。通信システム1の通信装置A101の通信速度検出用パターン送出部11は、予め設定された通信速度検出用パターンを通信路10に送出する。
通信装置B110は、通信路10に、新たに追加される。そのとき、通信装置B110の通信速度検出部12は、通信路10の信号を取り込み、予め設定された通信速度検出用パターンを含む部分信号の検出を開始する。そして、通信速度検出部12は、通信速度検出用パターンを含む部分信号を検出して、通信システム1の通信速度を確定し、通信速度以外の通信パラメータの自動設定を開始する。
図2は、本発明の第1の実施形態の通信装置の内部構成を示すブロック図である。図2を参照して、本発明の第1の実施形態の通信装置C120の構成を説明する。通信装置A101および通信装置B110の内部の構成要素には、共通のものがある。そこで、説明の便宜上、通信装置A101および通信装置B110の内部の構成要素の両方を備える通信装置C120を用いて、通信装置A101および通信装置B110について説明する。
通信装置C120は、通信速度検出用パターン送出部11と、通信速度検出部12と、通信コントローラ部21と、パラメータ設定部22と、自動コンフィギュレーション部23と、バスドライバ24Aと、バスドライバ24Bを備える。通信装置C120は、通信路10として2重化された通信チャネル10Aと、通信チャネル10Bに接続される。
ここで、通信速度検出用パターン送出部11と通信速度検出部12は、図1にて説明したと同様の機能を有し、同一の名称、同一の番号を付記して、説明を省略する。
通信コントローラ21は、通信路10を介して、他の通信装置C120との通信を行う。パラメータ設定部22は、通信装置C120が、通信路10を介して、他の通信装置C120と通信するための通信パラメータを保持する。自動コンフィギュレーション部23は、通信装置C120が、通信路10を介して、他の通信装置C120と通信するために、通信路10のデータストリームをモニタリングして、通信パラメータを抽出する。バスドライバ24A、24Bは、通信路10の通信チャネル10Aと通信チャネル10Bに接続される。そして、バスドライバ24A、24Bは、送信信号TxAとTxBを通信路10に送信し、受信信号RxAとRxBを通信路10から受信する。
図2を参照して、本発明の第1の実施形態の通信装置C120の動作の説明を行う。
通信装置C120は、通信装置A101として動作することができる。この場合、通信装置C120は、通信速度検出用パターン送出部11より、所定の通信速度検出用パターンを、通信路10に送出する。また、パラメータ設定部22より、通信パラメータを、通信路10に送出する。
通信装置C120は、通信システム1に追加される通信装置B110として動作することもできる。この場合、通信装置C120は、通信路10に接続されて、バスドライバ24A、24Bからの受信信号RxA25およびRxB26を、通信速度検出部12に出力する。
通信速度検出部12は、受信信号RxA25およびRxB26から、通信装置A101として通信装置C120が送出する通信速度検出用パターンを含む部分信号の検出を開始する。そして、通信速度検出部12は、受信信号RxA25もしくはRxB26の中に部分信号を検出すると、検出した通信速度を示す通信速度検出信号をパラメータ設定部22に出力する。 パラメータ設定部22は、通信速度検出信号にしたがって、検出した通信速度を示すパラメータを設定する。そして、パラメータ設定部22は、通信コントローラ部21と自動コンフィギュレーション部23に、設定された通信速度のパラメータに基づいて通信速度を設定する通信速度設定信号を出力して、通信速度の設定を行う。
自動コンフィギュレーション部23は、通信速度の設定を受けて、バスドライバ24A、24Bからの受信信号RxA25およびRxB26のデータストリームを受信することが可能となる。そして、自動コンフィギュレーション部23は、受信信号RxA25およびRxB26のデータストリームから、通信装置A101が送出する通信パラメータを抽出して、通信コントローラ部21とパラメータ設定部22に通信パラメータを設定する。
そこで、通信コントローラ部21は、通信速度設定と通信パラメータ設定を完了して、バスドライバ24A、24Bを介して、通信チャネル10A、10B上のデータストリームの送受信を行うことが可能となる。
パラメータ設定部22は、通信パラメータを保持する。
したがって、通信装置B110として動作する通信装置C120は、通信装置A101〜10nとして動作する通信装置C120との通信が可能となって、通信システム1への通信装置B110の追加が完了する。
このように、通信装置B110は、通信装置A101から通信速度検出用パターンを含む部分信号を検出して通信速度を決定し、既設の通信システムにおける通信に必要な通信パラメータ設定の自動化を可能とする。
図3は、本発明の第1の実施形態の通信速度毎のビットを比較した説明図である。図3を参照し、本発明の第1の実施形態の通信速度毎のビットのサンプリング動作を比較して説明する。
通信システム1の通信速度は、10Mbps、5Mbps、2.5Mbpsの3種類として説明する。したがって、1bitの情報に対応する最小の単位の時間(1gdbit)は、それぞれの通信速度で、100ns、200ns、400nsとなる。そこで、この1bitの情報に対応する時間(1dgbit)を、80MHzのクロック信号(サンプリング用)にてサンプリングすると、それぞれの通信速度に対応するサンプリング回数は、7回もしくは8回もしくは9回、15回もしくは16回もしくは17回、31回もしくは32回もしくは33回となる。ここで示した通信速度とサンプリング回数を整理したのが、図4である。
図4は、本発明の第1の実施形態の通信速度毎のビットの時間幅とサンプリング回数を示す表である。図4は、図3に示した通信速度と、1ビットの情報に対応する時間(1dgbit)の幅と、サンプリング回数の関係を整理したものである。通信速度の検出は、1dgbitに対するサンプリング回数をカウントすることで行われる。
図5は、本発明の第1の実施形態のデータストリーム構成と通信速度検出用パターンの説明図である。図5を参照して、データストリームにおける通信速度検出用パターンの検出について説明する。
データフレーム51は、時分割多重通信方式の通信システム1のデータフレームを例示したものである。データフレーム51は、スロットと呼ばれる時間単位の中で、通信路10上で通信されるデータストリームである。
データフレーム51は、ヘッダ部52と、ペイロード部53と、CRC部54を含む。ヘッダ部52は、データフレーム51の種別を示す部分である。ペイロード部53は、通信装置A101〜10nがユーザとなって情報を時分割で送受信する部分である。CRC部54は、データフレーム51のチェックと誤り訂正に使用される部分である。
ペイロード部53には、通信装置A101の送信する時分割のタイミングで、ユーザ情報の一部として通信速度検出用パターン55が含まれる。通信速度検出用パターン55は、8bitの”10101010”というパターンとする。ここで、通信システム1では、ユーザ情報の各1バイトのデータの前後に、BSS(Byte Start Sequence)を付加して通信路10に送出されものとする。BSSは、2bitの”10”というパターンとする。したがって、通信速度の検出は、図3および図4に示した1dgbitに対するサンプリング回数をカウントして行われる。つまり、通信速度は、通信路10からの受信信号RxA25、RxB26に、BSSと通信速度検出用パターン55からなる通信速度検出を行う部分信号56を検出して決定される。
図6は、本発明の第1の実施形態の通信速度検出部の内部構成を示すブロック図である。図6を参照して、本発明の第1の実施形態の通信速度検出部12の構成を説明する。
図6の通信速度検出部12は、図3の通信速度検出部12に対応する。したがって、同一の構成については、同一の名称、同一の番号を付記して説明を省略する。
図6の通信速度検出部12は、通信速度検出部61Aと、通信速度検出部61Bと、上位通信部66を備える。通信速度検出部61Aは、受信信号RxA25から通信速度を検出して通信速度検出信号Aを出力する。通信速度検出部61Bは、受信信号RxB26から通信速度を検出して速度検出信号Bを出力する。上位通信部66は、通信速度検出部61Aの通信速度検出信号A、または、通信速度検出部61Bの通信速度検出信号Bを受けて、通信速度検出信号67を出力する。
通信速度検出部61Aは、サンプリング部62Aと、エッジ検出部63Aと、カウンタ部64Aと、パターン検出部65Aを備える。
サンプリング部62Aは、受信信号RxA25を、クロック信号60にてサンプリングし、サンプリング信号を出力する。
エッジ検出部63Aは、サンプリング信号を受けて、データの変化を示すエッジ検出信号と、データの変化が立上りであるか、立下りであるかを示すエッジ種別信号と、エッジ検出毎でカウンタ部64Aをリセットするカウンタリセット信号を出力する。
カウンタ部64Aは、カウンタリセット信号によりリセットされ、リセット後は、カウンタクロック信号60をカウントして、カウンタ出力信号を出力する。
パターン検出部65Aは、エッジ検出信号、エッジ種別信号、カウンタ出力信号を受けて、部分信号56を検出して、通信速度検出信号Aを出力する。
通信速度検出部61Bは、通信速度検出部61Aと同様の構成を備えるので、説明を省略する。
上位通信部66は、通信速度検出部61Aの通信速度検出信号A、または、通信速度検出部61Bの通信速度検出信号Bを受けて、通信速度検出信号67を出力する。
図6を参照して、通信速度検出部12の動作について説明する。
通信速度検出部61Aと通信速度検出部61Bとは、同一構成を備えるため、以下は、通信速度検出部61Aを例に説明する。
クロック信号60は、周波数が80MHzのクロックパルス信号で、全ブロックに供給される。
サンプリング部62Aは、受信信号RxA25をクロック信号60でサンプリングし、その結果をサンプリング信号としてエッジ検出部63Aに出力する。
エッジ検出部63Aは、サンプリング信号の信号レベルの変化を検出してエッジ検出信号を、パターン検出部65Aに出力する。また、エッジ検出部63Aは、エッジ種別信号を、パターン検出部65Aに出力する。エッジ種別信号は、エッジの種別、すなわち、信号レベルの変化が、HighレベルからLowレベルへの変化である立下りエッジであるか、LowレベルからHighレベルへの変化である立上りエッジであるかを示す。また、エッジ検出部63Aは、エッジ検出時に、カウンタリセット信号を、カウンタ部64Aに出力する。
カウンタ部64Aは、カウンタリセット信号により、カウンタ値を1にリセットする。リセット後、カウンタ部64Aは、クロック信号60をカウントする。また、カウンタ部64Aは、カウンタリセット信号を受けて、リセット直前のカウンタ値を、カウンタ出力信号として、パターン検出部65Aに出力する。このリセット直前のカウンタ値が、サンプリング信号のHighレベルの期間、または、Lowレベルの期間でのサンプリング回数となる。
パターン検出部65Aは、通信チャネル10Aの受信信号RxA25をサンプリングしたサンプリング信号に、部分信号56が含まれているか、否かを判定する機能を備える。つまり、パターン検出部65Aは、サンプリング信号に部分信号56が含まれることを、エッジ検出信号、エッジ種別信号とカウンタ出力信号を使用して検知する。そして、パターン検出部65Aは、通信速度検出信号Aを上位通信部66に出力する。
上位通信部66は、パターン検出部65Aとパターン検出部65Bより、通信速度検出信号A、または、通信速度検出信号Bのいずれかを検出すると、通信速度検出信号67を出力する。
このように、通信速度検出部12は動作して、通信速度を自動で検知することができる。
図7は、本発明の第1の実施形態の通信速度検出部の動作を示した状態遷移図である。図7を参照して、図3から図6にて示した通信速度検出の動作について説明する。
図7は、通信速度検出部12の通信速度検出部61A、通信速度検出部61Bのパターン検出部65A、パターン検出部65Bの状態遷移を示した図である。パターン検出部65Aは、パターン検出部65Bとは、同一構成を備える。ここでは、通信速度検出部61Aのパターン検出部65Aの状態遷移として説明し、パターン検出部65Bの説明を省略する。
通信速度検出部61Aのパターン検出部65Aは、受信信号RxA25のサンプリング信号をモニタリングする初期状態にある。
そして、状態遷移の条件としては、次の6つの条件がある。
1)条件10
立上りエッジが検出され、カウンタのカウント数が、7、8または9であること。
2)条件11
立下りエッジが検出され、カウンタのカウント数が、7、8または9であること。
3)条件20
立上りエッジが検出され、カウンタのカウント数が、15、16または17であること。
4)条件21
立下りエッジが検出され、カウンタのカウント数が、15、16または17であること。
5)条件30
立上りエッジが検出され、カウンタのカウント数が、31、32または33であること。
6)条件31
立下りエッジが検出され、カウンタのカウント数が、31、32または33であること。
なお、条件10と条件11は、通信速度10MbpsのLowレベルとHighレベルを検知する条件である。条件20と条件21は、通信速度5MbpsのLowレベルとHighレベルを検知する条件である。条件30と条件31は、通信速度2.5MbpsのLowレベルとHighレベルを検知する条件である。
図7を参照して、通信速度10Mbpsを検出する動作を例に、パターン検出部65Aの状態遷移を説明する。
初期状態において、立上りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件10により、初期状態からR10Step1に遷移する。条件10での判定により、部分信号56のBSSの後半のLowレベルが検出される。
次に、立下りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件11により、R10Step1からR10Step2に遷移する。条件11での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの1回目のHighレベルが検出される。
そして、立上りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件10により、R10Step2からR10Step3に遷移する。条件10での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの1回目のLowレベルが検出される。
さらに、立下りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件11により、R10Step3からR10Step4に遷移する。条件11での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの2回目のHighレベルが検出される。
また、立上りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件10により、R10Step4からR10Step5に遷移する。条件10での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの2回目のLowレベルが検出される。
次に、立下りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件11により、R10Step5からR10Step6に遷移する。条件11での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの3回目のHighレベルが検出される。
そして、立上りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件10により、R10Step6からR10Step7に遷移する。条件10での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの3回目のLowレベルが検出される。
さらに、立下りエッジを検出して、カウンタのカウント数が8のときに、パターン検出部65Aの状態は、条件11により、R10Step7から通信速度10Mbps検出の状態に遷移する。条件11での判定により、部分信号56の通信速度検出用パターンの4回目のHighレベルが検出される。
この一連の状態遷移により、パターン検出部65Aは、部分信号56を検出した状態となり、そして、通信速度が10Mbpsであると判定した状態となる。
なお、各遷移において、カウンタ部64Aのカウント数を8として説明したが、カウント数は7から9の範囲内であればよい。また、パターン検出部65Aの状態は、カウント数が7から9の範囲外であれば、初期状態に戻される。
このように、パターン検出部65Aは、部分信号56の検出を完了する。そして、パターン検出部65Aは、状態遷移の条件10と条件11から、通信速度が10Mbpsと判定して、10Mbpsの通信速度を示す通信速度検出信号Aを出力する。
同様に、パターン検出部65Aは、条件20と条件21による状態遷移から5Mbpsの通信速度を判定し、条件30と31による状態遷移から2.5Mbpsの通信速度を判定する。
そして、上位通信部66は、パターン検出部65Aとパターン検出部65Bからの通信速度検出信号A、または、通信速度検出信号Bのいずれかを検出して、通信速度を示す通信速度検出信号67を出力する。
このように、通信速度検出部12は、通信速度を自動的に検知することができる。
図8は、本発明の第1の実施形態の動作を示したタイミングチャートである。図8を参照して、図3から図7にて示した通信速度検出の動作について説明する。
図8は、通信速度検出部12の通信速度検出部61Aのパターン検出部65Aのタイミングチャートである。パターン検出部65Aは、パターン検出部65Bとは、同一構成を備える。ここでは、パターン検出部65Aのタイミングチャートとして通信速度検出の動作を説明し、パターン検出部65Bの説明を省略する。
パターン検出部65Aは、受信信号RxA25のサンプリング信号をモニタリングする初期状態(図7に示した初期状態)にある。
T0より、通信速度検出部61Aのパターン検出部65Aは、通信速度検出用パターンを含む部分信号56の検出動作を開始する。通信速度検出部61Aのサンプリング部62Aは、受信信号RxA25をクロック信号60でサンプリングし、サンプリング信号を出力する。
T1にて、通信速度検出部61Aのエッジ検出部63Aは、サンプリング信号から、立下りエッジを検出して、カウンタリセット信号をカウンタ部64Aに出力する。T2にて、カウンタ部64Aは、カウンタリセット信号を受けて、カウンタ値を1にリセットする。リセット後、カウンタ64Aは、クロック信号60をカウントする。
ここで、T0にて、受信信号RxA25は、部分信号56のBSSの後段のLowレベルが開始されたものとする。
次に、通信速度検出部61Aは、このBSSの後段のLowに変化する立下りエッジと、それに続くLowレベルの受信動作について説明する。
まず、T0からT4の間、受信信号RxA25のLowレベル(BSSの後段のLowレベル)は、維持される。T4にて、通信速度検出用パターンの1番目のHighレベルに変化する。T5にて、エッジ検出部63Aは、この立上りエッジを検出し、カウンタリセット信号を出力する。T6にて、カウンタ部64Aは、カウンタ値を1にリセットする。ここで、T2からT6の間に8クロック分の期間があるので、カウンタ部64Aのカウンタ値は、1から8まで進む。したがって、T6で、カウンタ部64Aは、リセット直前の値である8をカウンタ出力信号として出力する。このカウンタ出力信号は、直前の受信信号RxA25が、8クロック分の長さであることを示す。
エッジ検出部62Aは、エッジ検出の1クロック後のT2とT6でエッジ検出信号とエッジ種別信号をパターン検出部65Aに出力する。エッジ種別信号は、立下りエッジ検出時にはLowレベル、立上りエッジ検出時にはHighレベルに変化する。T6で、パターン検出部65Aは、エッジ検出信号を検出し、エッジ種別信号をもとに立上りエッジであることと、カウンタ出力信号をもとにカウント値が8であることから、図7に示す条件10に一致すると判断する。そして、T7にて、パターン検出部65Aは、パターン検出状態を、初期状態からR10Step1の状態に遷移させる。これにより、部分信号56のBSSの後段のLowレベルの検知ができたこととなる。
次に、部分信号56の通信速度検出用パターンの1番目のHighレベルの検知の動作について説明する。
T4で、BSSの後段のLowレベルから、通信速度検出用パターンの1番目のHighレベルに変化する。T5にて、エッジ検出部63Aは、サンプリング信号から立上りエッジを検出して、カウンタリセット信号をカウンタ部64Aに出力する。T6にて、カウンタ部64Aは、カウント値を1にリセットする。リセット後、カウンタ部64Aは、クロック信号60をカウントする。T4からT8の間、受信信号RxA25のHighレベル(通信速度検出用パターンの1番目のHighレベル)は、維持される。T8にて、通信速度検出用パターンの1番目のLowレベルに変化する。T9にて、エッジ検出部63Aは、サンプリング信号から立下りエッジを検出し、カウンタリセット信号を出力する。T10で、カウンタ部64Aは、カウンタ値を1にリセットする。ここで、T6からT10の間に8クロック分の期間があるので、カウンタ部64Aのカウンタ値は、1から8まで進む。したがって、T10で、カウンタ部64Aは、リセット直前の値である8をカウンタ出力信号として出力する。このカウンタ出力信号は、直前の受信信号RxA25が、8クロック分の長さであることを示す。
エッジ検出部62Aは、エッジ検出の1クロック後のT10で、エッジ検出信号とエッジ種別信号をパターン検出部65Aに出力する。このとき、エッジ種別信号は、立下りエッジ検出にてLowレベルとなる。T10で、パターン検出部65Aは、エッジ検出信号を検出し、エッジ種別信号をもとに立下りエッジであることと、カウンタ出力信号をもとにカウント値が8であることから、図7に示す条件11に一致すると判断する。そして、T11にて、パターン検出部65Aは、パターン検出状態を、R10Step1の状態からR10Step2の状態に遷移させる。これにより、部分信号56の通信速度検出用パターンの1番目のHighレベルの検知ができたこととなる。
次に、パターン検出部65Aの状態は、部分信号56の通信速度検出用パターンの1番目のLowレベル、2番目のHighレベル、2番目のLowレベル、3番目のHighレベル、3番目のLowレベル、4番目のHighレベルの受信信号RxA25を順次受信して、上記説明と同様の動作により、図7のR10Step7まで遷移する。
そして、T12にて、受信信号RxA25は、通信速度検出用パターンの4番目のLowレベルに変化する。T13にて、エッジ検出部63Aは、サンプリング信号から立下りエッジを検出し、カウンタリセット信号を出力する。T14で、カウンタ部64Aは、カウンタ値を1にリセットする。ここで、T14までの間に8クロック分の期間があるので、カウンタ部64Aのカウンタ値は、1から8まで進む。したがって、T14で、カウンタ部64Aは、リセット直前の値である8をカウンタ出力信号として出力する。このカウンタ出力信号は、直前の受信信号RxA25が、8クロック分の長さであることを示す。
エッジ検出部62Aは、エッジ検出の1クロック後のT14でエッジ検出信号とエッジ種別信号をパターン検出部65Aに出力する。このとき、エッジ種別信号は、立下りエッジ検出にてLowレベルとなる。T14で、パターン検出部65Aは、エッジ検出信号を検出し、エッジ種別信号をもとに立下りエッジであることと、カウンタ出力信号をもとにカウント値が8であることから、図7に示す条件11に一致すると判断する。そして、T15にて、パターン検出部65Aは、パターン検出状態を、R10Step7の状態から通信速度10Mbps検出の状態に遷移させる。
これにより、パターン検出部65Aは、部分信号56の最後のHighレベルの検知ができたこととなる。そして、パターン検出部65Aは、受信信号RxA25から通信チャネル10Aの通信速度が、10Mbpsであると判定する。
なお、各遷移において、カウンタ部64Aのカウント数を8として説明したが、カウント数は7から9の範囲内であればよい。また、パターン検出部65Aの状態は、カウント数が7から9の範囲外であれば、図7に示した初期状態に戻される。
このように、パターン検出部65Aは、図7に示した初期状態から通信速度10Mbps検出の状態まで順次遷移し、部分信号56を検出する。そして、状態遷移の条件10と条件11から、パターン検出部65Aは、通信速度が10Mbpsと判定し、T15にて、10Mbpsの通信速度を示す通信速度検出信号Aを出力する。
同様に、パターン検出部65Aは、条件20と条件21による状態遷移から、5Mbpsの通信速度を判定する。また、パターン検出部65Aは、条件30と31による状態遷移から、2.5Mbpsの通信速度を判定する。
そして、上位通信部66は、パターン検出部65Aとパターン検出部65Bより、通信速度検出信号A、または、通信速度検出信号Bのいずれかを検出すると、T16にて、通信速度を示す通信速度検出信号67を出力する。このように、通信速度検出部12は、通信速度を自動的に検知することができる。
以上説明したとおり、本実施形態では、通信システムに追加される通信装置が、通信システムの通信速度を自動的に検知して、通信パラメータを自動で設定する。したがって、本実施形態の通信システムは、通信装置を容易に追加することができ、利便性が高いという効果がある。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。図9を参照して、本発明の第2の実施形態の通信システム2の構成を説明する。
図9の通信システム2は、通信路10と、通信装置A101〜10nと、通信装置B110を備える。
通信装置A101〜10nは、既に通信路10を介して、相互に接続されている。通信装置B110は、通信システム2に新たに追加される通信装置である。
通信装置A101〜10nの内の少なくとも1台は、通信速度検出用パターン送信部11と装置追加検出部92を備える。図9では、通信装置A101が通信速度検出用パターン送信部11と装置追加検出部92を備えるものとしている。装置追加検出部92は、通信路10から、装置が追加されたことを示す装置追加信号を受信する。
通信装置B110は、通信速度検出部12と装置追加送出部91を備える。装置追加送出部91は、通信装置B110が通信路10に接続された際に、装置追加信号を通信路10に送出する。
第2の実施形態の通信システム2は、通信装置A101、通信装置B110に、それぞれ、装置追加検出部92、装置追加送出部91が追加されているところが、図1の第1の実施形態の通信システム1と相違している。同一の構成要素には、同一の名称、同一の番号を付記して説明を省略する。
図9を参照して、本発明の第2の実施形態の通信システム2の動作の説明を行う。通信装置B110の装置追加送出部91は、通信装置B110が通信路10に接続された際に、装置追加信号を、通信路10に送出する。
通信装置A101の装置追加検出部92は、通信路10から装置追加信号を受信する。そして、通信装置A101は、第1の実施形態で説明したものと同じ通信速度検出用パターンと通信パラメータを、通信路10に送信する。これにより、追加された通信装置B110は、第1の実施形態と同様に、通信速度を自動的に検知して、通信パラメータを取得し、他の通信装置A101〜10nと通信することが可能となる。
そして、通信装置B110の装置追加送出部91は、通信が可能となった時点で、装置追加信号の送出を停止する。通信装置A101の装置追加検出部92は、装置追加信号の送出の停止を検知して、通信速度検出用パターンと通信パラメータの送信を停止する。
図10は、本発明の第2の実施形態の通信装置の内部構成を示すブロック図である。図10を参照して、本発明の第2の実施形態の通信装置D130の構成を説明する。通信装置A101および通信装置B110の内部の構成要素には、共通のものがある。そこで、説明の便宜上、通信装置A101および通信装置B110の内部の構成要素の両方を備える通信装置D130を用いて、通信装置A101および通信装置B110について説明する。
通信装置D130は、装置追加送出部91と装置追加検出部92が追加されているところと、通信路10に信号ライン10Cが追加されているところが、図2の第1の実施形態と相違している。同一の構成には、同一の名称、同一の番号を付記して説明を省略する。
装置追加送出部91と装置追加検出部92は、図9にて説明したものと同じである。
信号ライン10Cは、装置追加送出部91の送出した装置追加信号を、他の通信装置D130の装置追加検出部92に伝える。
図10を参照して、本発明の第2の実施形態の通信装置D130の動作の説明を行う。
通信装置C120は、図9における通信装置B110として動作することができる。この場合、通信装置B110としての通信装置D130が通信路10に追加されると、装置追加送出部91は、装置追加信号を、通信路10の信号ライン10Cに送出する。また、装置追加送出部91は、通信速度検出部12と装置追加検出部92に、自装置が追加されたことを示す自装置信号を出力する。
自装置信号を受けた通信速度検出部12は、通信速度検出動作を開始する。また、自装置信号を受けた装置追加検出部92は、装置検出動作を停止する。
通信路10に追加された通信装置D130の装置追加信号は、通信路10の信号ライン10Cを介して、他の通信装置D130伝えられる。
通信装置C130は、図9における通信装置A101としても動作することができる。この場合、通信装置A101としての通信装置D130の装置追加検出部92は、装置追加信号を受信する。装置追加検出部92は、装置追加信号を受信して、装置追加検出信号を、通信速度検出用パターン送出部11とパラメータ設定部22に出力する。
通信速度検出用パターン送出部11は、装置追加検出信号を受けて、通信速度検出用パターンの送出を開始する。パラメータ設定部22は、通信パラメータの送出を開始する。
通信装置A101としての通信装置C130による以上の動作により、第1の実施形態で説明したように、追加された通信装置B110としての通信装置C130は、通信速度検出部12にて通信速度を自動的に検出する。そして、通信装置C130は、自動コンフィギュレーション部23にて通信パラメータを取得する。従って、以降、追加された通信装置C130は、通信を行うことができる。
なお、追加された通信装置D130は、通信が可能となった時点で、通信コントローラ部21から通信設定完了信号を装置追加送出部91に出力する。装置追加送出部92は、通信設定完了信号を受けて、装置追加信号と自装置信号の出力を停止する。自装置信号の出力の停止にて、通信速度検出部12は、通信速度検出の動作を停止する。そして、装置追加検出部92は、装置検出の動作を開始する。
一方、通信装置A101としての通信装置D130の装置追加検出部92は、信号ライン10Cを介して、装置追加信号の送出の停止を受けて、装置追加検出信号の出力を停止する。これにより、通信速度検出用パターン送出部11は、通信速度検出用パターンの送出を停止する。パラメータ設定部22は、通信パラメータの送出を停止する。
このように、本実施形態では、追加された通信装置B110から通信装置A101に、装置が追加されたことを伝える。そして、通信装置A101は、装置追加に必要となる通信速度検出用パターンと通信パラメータの出力の開始と、装置追加完了で不要となる通信速度検出用パターンと通信パラメータの出力の停止を行う。また、通信装置B110は、装置追加に必要となる通信速度検出部12の動作の開始と、装置追加完了で不要となる通信速度検出部12の動作の停止を行う。
以上説明したとおり、本実施形態は、通信路10への装置追加の際にのみ、必要となる情報を送出し、必要となる通信装置の各部位を動作させることで、通信システムの利便性を向上し、通信の効率化とシステムの低消費電力化を図ることができる。
なお、本願発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することができる。
例えば、実施形態では、通信路10の通信チャネルを二重化して説明したが、二重化されていなくてもよい。逆に、通信路10の通信チャネルは、さらに多重化されていてもよい。
さらに、前述のように、既存の通信システムを構成する通信装置の少なくとも1台が、通信速度検出用パターンと通信パラメータを通信路10に送出する機能を備えればよい。
追加される通信装置は、通信路10から、通信速度検出用パターンを含む信号を受信して通信速度を自動的に検出し、その後、通信路10から通信パラメータを取得する機能を備える。
本実施形態では、通信速度を10Mbps、5Mbps、2.5Mbpsの3種類で説明したが、他の通信速度の組み合わせでもよい。
本実施形態では、通信路10にて送受される信号は、2値信号であるものとして説明したが、多値信号であってもよい。つまり、通信路10の信号を取り込んでサンプリングして、通信速度検出用パターンを含む部分信号の波形が、変調速度の逆数の周期(シンボル間隔)で、全ての変調信号レベルを網羅して順次変化すればよい。
このとき、1シンボルの期間でのサンプリング回数をs回、サンプリング周期をt秒/回、変調信号レベルを網羅した数、すなわち多値数を2のm乗(mは1以上の整数)とすれば、1シンボルに対応する情報のビット数はmbitなので、通信速度S(bps)は、S=m/(s×t)にて求められる。
さらに、本実施形態における通信装置は、通信機能を備えた端末や基板、モジュール、デバイスであってもよい。つまり、本実施形態における通信装置は、通信路に接続されて通信機能を果たすものであればよい。
1、2 通信システム
10 通信路
10A、10B 通信チャネル
10C 信号ライン
11 通信速度検出用パターン送信部
12 通信速度検出部
21 通信コントローラ部
22 パラメータ設定部
23 自動コンフィギュレーション部
24A、24B バスドライバ
25 受信信号RxA
26 受信信号RxB
51 データフレーム
52 ヘッダ部
53 ペイロード部
54 CRC部
55 通信速度検出用パターン
56 通信速度検出を行う部分信号
60 クロック信号
61A、61B 通信速度検出部
62A、62B サンプリング部
63A、63B エッジ検出部
64A、64B カウンタ部
65A、65B パターン検出部
66 上位通信部
67 通信速度検出信号
91 装置追加送出部
92 装置追加検出部
101、102、10n 通信装置A
110 通信装置B
120 通信装置C
130 通信装置D

Claims (10)

  1. 変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを通信路に送出する送出手段を備える第1の通信装置と、
    前記通信路から受信した前記パターンを所定の間隔でサンプリングして、通信速度を検知する検知手段を備える第2の通信装置
    を含むことを特徴とする通信システム。
  2. 前記送出手段は、前記通信路に通信パラメータを送出し、
    前記検知手段は、前記通信路から前記通信パラメータを取得し、前記通信速度及び前記通信パラメータを前記第2の通信装置に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記検知手段は、
    前記通信路から前記パターンを所定の間隔でサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリングの結果から前記パターンの信号レベルの変化を検出するエッジ種別検出手段と、
    前記パターンの信号レベルが維持されている期間のサンプリングをカウントするカウント手段
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記カウント手段は、前記カウントによるカウント数が所定範囲内であることを判別する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記検知手段は、前記検出された信号レベルの変化、及び前記カウント数の判別結果から、前記パターンを含む信号を検知する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記第1の通信装置は、前記通信路から装置追加通知を受信する受信手段を備え、 前記第2の通信装置は、前記通信路に追加された際に前記装置追加通知を送信する送信手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを送出する装置から受信した前記パターンを所定の間隔でサンプリングして、通信速度を検知する検知手段
    を備えることを特徴とする通信速度自動検出装置。
  8. 前記通信速度を設定する設定手段
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の通信速度自動検出装置。
  9. 第1の変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化する第1のパターンを、前記第1のパターンを所定の間隔でサンプリングして、第1の通信速度を検知する検知手段を備える装置に送出する送出手段と、
    第2の変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化する第2のパターンを送出する装置から受信した前記第2のパターンを所定の間隔でサンプリングして、第2の通信速度を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  10. 変調速度の逆数の周期で全ての変調信号レベルを網羅して順次変化するパターンを通信路に送出し、
    前記通信路から受信した前記パターンを所定の間隔でサンプリングして通信速度を検知する
    ことを特徴とする通信速度設定方法。
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