JP2014074024A - 医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】レニン阻害薬として有用な含窒素飽和複素環化合物の提供。
【解決手段】式[I]の化合物またはその薬理的に許容しうる塩からなる医薬。
Figure 2014074024

〔式中、Rは、シクロアルキル基又は非置換アルキル基;R22は、置換されていてもよいアリール基、テトラヒドロナフチル基、ナフチリジニル基、ピリジル基、ピラゾロピリジル基、インドリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、キノリル基、クロマニル基、ジヒドロベンゾフラニル基、インダゾリル基等;Rは低級アルキル基であるか、あるいはR22と互いに末端で結合して環を形成し;Tは、カルボニル基;Zは、−O―、―NH−又は単結合;R、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、置換されていてもよいカルバモイル基又は置換されていてもよいアルキル基を示す。〕
【選択図】なし

Description

本発明は、医薬、特にレニン阻害薬として有用な含窒素飽和複素環化合物又はその薬理的に許容しうる塩及びそれらの用途、製法、又は中間体に関する。
レニン阻害薬は、高血圧、心不全、糖尿病性腎症等の予防・治療薬としての開発が期待されており、例えば、3,4−置換ピペリジン化合物が開示されている(特許文献1)。しかしながら、本公開特許には、モルホリン化合物は一切具体的に開示されていない。
また、国際公開第2008/153182号には、モルホリン化合物が開示されているが、本願発明の式IにおいてRが水素である化合物しか開示されていない(特許文献2)。
国際公開第06/069788号公報(米国公開公報第20090312304号) 国際公開第2008/153182号公報(米国公開公報第20100240644号)
本発明は、優れたレニン阻害作用を有する、新規含窒素飽和複素環化合物を提供するものである。
課題を解決するために本発明者等は、鋭意研究の結果、レニン阻害作用を有する新規な含窒素飽和複素環化合物を見出して本発明を完成した。すなわち、本発明は、以下の通りである。
(1)
式[I]:
Figure 2014074024

〔式中、Rは、シクロアルキル基又は非置換アルキル基、
22は、1)置換されていてもよいアリール基、2)置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、3)置換されていてもよいナフチリジニル基、4)置換されていてもよいピリジル基、5)置換されていてもよいピラゾロピリジル基、6)置換されていてもよいインドリル基、7)置換されていてもよいベンゾフラニル基、8)置換されていてもよいベンゾチエニル基、9)置換されていてもよいキノリル基、10)置換されていてもよいクロマニル基、11)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、12)置換されていてもよいインダゾリル基、13)置換されていてもよいピロロピリジニル基、14)置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、15)置換されていてもよいキサンテニル基、16)置換されていてもよいインドリニル基、17)置換されていてもよいキナゾリニル基、18)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、19)置換されていてもよいフロピリジル基、20)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、21)置換されていてもよいキノキサリニル基、22)置換されていてもよいチエノピリジル基、23)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、24)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、25)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基又は26)置換されていてもよいイミダゾピリジニル基、
Rは低級アルキル基であるか、あるいはR22と互いに末端で結合して環を形成し、
Tは、カルボニル基、
Zは、−O−、−NH−又は単結合、
、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、置換されていてもよいカルバモイル基又は置換されていてもよいアルキル基を示す。〕
により表される化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
(2)
式[II]
Figure 2014074024

〔式中、Rは、シクロアルキル基又は非置換アルキル基、
22は、1)置換されていてもよいアリール基、2)置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、3)置換されていてもよいナフチリジニル基、4)置換されていてもよいピリジル基、5)置換されていてもよいピラゾロピリジル基、6)置換されていてもよいインドリル基、7)置換されていてもよいベンゾフラニル基、8)置換されていてもよいベンゾチエニル基、9)置換されていてもよいキノリル基、10)置換されていてもよいクロマニル基、11)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、12)置換されていてもよいインダゾリル基、13)置換されていてもよいピロロピリジニル基、14)置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、15)置換されていてもよいキサンテニル基、16)置換されていてもよいインドリニル基、17)置換されていてもよいキナゾリニル基、18)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、19)置換されていてもよいフロピリジル基、20)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、21)置換されていてもよいキノキサリニル基、22)置換されていてもよいチエノピリジル基、23)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、24)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、25)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基又は26)置換されていてもよいイミダゾピリジニル基、
Rは低級アルキル基であるか、あるいはR22と互いに末端で結合して環を形成し、
Tは、カルボニル基、
は、−O−、−NP−又は単結合、
、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、置換されていてもよいカルバモイル基又は置換されていてもよいアルキル基、Pは保護基、Pは保護基を示す。〕
により表される化合物またはその塩。
以下、本発明化合物[I]につき詳述する。
本発明において、アルキル基またはアルコキシ基とは、炭素数1〜10の直鎖状または分岐鎖状の基があげられ、このうち、炭素数1〜6のものが好ましく、とりわけ炭素数1〜4のものが好ましい。また、低級アルキル基または低級アルコキシ基とは、炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状の基があげられ、このうち、炭素数1〜4のものが好ましい。
低級アルカノイル基とは、炭素数2〜7の直鎖状または分岐鎖状の基があげられ、このうち、炭素数2〜5のものが好ましい。
シクロアルキル基とは、炭素数3〜8のシクロアルキル基があげられ、このうち、炭素数3〜6のものが好ましく、とりわけ炭素数3〜4のものが好ましい。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子があげられ、とりわけフッ素原子、塩素原子または臭素原子が好ましい。
アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等があげられる。
〜Rにおける置換されていてもよいアルキル基の置換基としては、ヒドロキシル基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基、置換されていてもよいカルバモイル基等があげられる。
置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、置換されていてもよいナフチリジニル基、置換されていてもよいピリジル基、置換されていてもよいピラゾロピリジル基、置換されていてもよいインドリル基、置換されていてもよいベンゾフラニル基、置換されていてもよいベンゾチエニル基、置換されていてもよいキノリル基、置換されていてもよいクロマニル基、置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、置換されていてもよいインダゾリル基、置換されていてもよいピロロピリジニル基、置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、置換されていてもよいキサンテニル基、置換されていてもよいインドリニル基、置換されていてもよいキナゾリニル基、置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、置換されていてもよいフロピリジル基、置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、置換されていてもよいキノキサリニル基、置換されていてもよいチエノピリジル基、置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基及び置換されていてもよいイミダゾピリジニル基の置換基としては、アルコキシ基、アルコキシ基置換アルコキシ基、アルキルカルボニルアミノ基置換アルコキシ基、アリールカルボニルアミノ基置換アルコキシ基、複素環式基置換カルボニルアミノ基置換アルコキシ基、シクロアルキルカルボニルアミノ基置換アルコキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基置換アルコキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基置換アルキル基、アルコキシ置換アルコキシ置換アルキル基、アリール基置換アルコキシ基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基置換アルキル基、オキソ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換アルコキシ基、ハロゲン置換アルキル基、アリールオキシ基、アリール基、アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基、低級アルカノイル基、カルバモイル基、アルキル基置換カルバモイル基などがあげられる。
置換されていてもよいアルコキシ基の置換基としては、ヒドロキシル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換アルコキシ基、アルキルカルボニル基置換アミノ基、アリールカルボニル基置換アミノ基、複素環式基置換カルボニルアミノ基、シクロアルキルカルボニル基置換アミノ基、アルコキシカルボニル基置換アミノ基、アリール基、アリールオキシ基などがあげられる。
置換されていてもよいカルバモイル基の置換基としては、アルキル基、ヒドロキシル基置換アルキル基、アルコキシ基置換アルキル基、フェニル基置換アルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシアルキル基もしくはアルコキシ基置換アルキル基で置換されていてもよいピロリジニル基などがあげられる。
複素環式基としては、ピリジル基、ピリミジル基、フリル基、チエニル基、キノリル基、テトラヒドロキノリル基、イソキノリル基、テトラヒドロイソキノリル基、インドリル基、インドリニル基、インダゾリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、ジヒドロベンゾフラニル基、ジヒドロクロメニル基、ピロロピリジル基、ベンゾオキサジニル基、ピラゾリル基等があげられる。
本願発明には、以下の発明が含まれる。

(a1)化合物[I]において、R22
1)置換されていてもよいアリール基、
2)置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
3)置換されていてもよいナフチリジニル基、
4)置換されていてもよいピリジル基、
5)置換されていてもよいピラゾロピリジル基
6)置換されていてもよいインドリル基、
7)置換されていてもよいベンゾフラニル基、
8)置換されていてもよいベンゾチエニル基、
9)置換されていてもよいキノリル基、
10)置換されていてもよいクロマニル基、
11)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
12)置換されていてもよいインダゾリル基及び
13)置換されていてもよいピロロピリジニル基
14)置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、
15)置換されていてもよいキサンテニル基、
16)置換されていてもよいインドリニル基、
17)置換されていてもよいキナゾリニル基、
18)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
19)置換されていてもよいフロピリジル基、
20)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、
21)置換されていてもよいキノキサリニル基、
22)置換されていてもよいチエノピリジル基、
23)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、
24)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、
25)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基および
26)置換されていてもよいイミダゾピリジニル基
から選ばれる基、
がシクロプロピル基、
Zが−O−または−NH−、
、R、R及びRが、水素原子である化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
(a2)R22
1)置換されていてもよいフェニル基、
2)置換されていてもよいナフチル基、
3)置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)置換されていてもよいナフチリジニル基、
5)置換されていてもよいピリジル基、
6)置換されていてもよいピラゾロピリジル基
7)置換されていてもよいインドリル基、
8)置換されていてもよいベンゾフラニル基、
9)置換されていてもよいベンゾチエニル基、
10)置換されていてもよいキノリル基、
11)置換されていてもよいクロマニル基、
12)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
13)置換されていてもよいインダゾリル及び
14)置換されていてもよいピロロピリジニル基、
15)置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、
16)置換されていてもよいキサンテニル基、
17)置換されていてもよいインドリニル基、
18)置換されていてもよいキナゾリニル基、
19)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
20)置換されていてもよいフロピリジル基、
21)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、
22)置換されていてもよいキノキサリニル基、
23)置換されていてもよいチエノピリジル基、
24)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、
25)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、
26)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基および
27)置換されていてもよいイミダゾピリジニル基
から選ばれる基、
がシクロプロピル基、
Zが−O−、
、R、R及びRが、水素原子である化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
(a3)R22が、下記1)〜27)のいずれかの基である上記(a1)若しくは(a2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
1)同一又は異なって、フェニル低級アルコキシ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいフェニル基、
2)同一又は異なって、トリハロゲノ低級アルコキシ基、低級アルカノイルアミノ低級アルコキシ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、アリール基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜6個の基で置換されていてもよいナフチル基、
3)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜6個の基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいナフチリジニル基、
5)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいピリジル基、
6)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいピラゾロピリジル基、
7)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいインドリル基、
8)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
9)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいベンゾチエニル基、
10)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいキノリル基、
11)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいクロマニル基、
12)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
13)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ置換低級アルコキシ置換低級アルキル基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいインダゾリル基及び
14)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
15)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、
16)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜6個の基で置換されていてもよいキサンテニル基、
17)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいインドリニル基、
18)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいキナゾリニル基、
19)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
20)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいフロピリジル基、
21)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、
22)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいキノキサリニル基、
23)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいチエノピリジル基、
24)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、
25)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、
26)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基および
27)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいイミダゾピリジニル基。
(a4)R22が、下記1)〜13)のいずれかの基である上記(a1)若しくは(a2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
1)同一又は異なって、フェニル低級アルコキシ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基及び低級アルコキシ基から選ばれる2〜3個の基で置換されていてもよいフェニル基、
2)同一又は異なって、トリハロゲノ低級アルコキシ基、低級アルカノイルアミノ低級アルコキシ基、ハロゲン原子、アリール基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいナフチル基、
3)ハロゲン原子及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)同一又は異なって、ハロゲン原子、シアノ基、低級アルコキシ基、アリール基置換低級アルコキシ基、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいインドリル基、
5)ハロゲン原子及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
6)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいベンゾチエニル基、
7)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいキノリル基、
8)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいクロマニル基、
9)ハロゲン原子及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
10)ハロゲン原子及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいインダゾリル基、
11)ハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
12)低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピラゾロピリジル基及び
13)低級アルコキシ基、低級アルキル基及び低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピリジル基。
(a5)R22が、下記1)〜13)のいずれかの基である上記(a1)若しくは(a2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
1)フェニル低級アルコキシ基、フッ素原子、臭素原子、塩素原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基及び低級アルコキシ基から選ばれる2〜3個の基で置換されていてもよいフェニル基、
2)同一又は異なって、トリハロゲノ低級アルコキシ基、低級アルカノイルアミノ低級アルコキシ基、フッ素原子、臭素原子、塩素原子、フェニル基、低級アルコキシ基置換フェニル基、ピリジル基、フリル基、チエニル基、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいナフチル基、
3)フッ素原子、塩素原子、臭素原子及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)同一又は異なって、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、低級アルコキシ基、フェニル基置換低級アルコキシ基、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいインドリル基、
5)塩素原子、臭素原子及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
6)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいベンゾチエニルメチル基、
7)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいキノリル基、
8)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいクロマニル基、
9)塩素原子、臭素原子及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
10)フッ素原子、塩素原子、臭素原子及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいインダゾリル基、
11)フッ素原子、塩素原子、臭素原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
12)低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピラゾロピリジル基及び
13)低級アルコキシ基、低級アルキル基及び低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピリジル基。
(a6)R22が、下記1)〜13)のいずれかの基である上記(a1)若しくは(a2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
1)フェニル基置換メトキシ基、フェニル基置換エトキシ基、フッ素原子、臭素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基置換プロポキシ基、メトキシ基置換ブチル基、メトキシカルボニルアミノプロピル基及びメトキシ基から選ばれる2〜3個の基で置換されていてもよいフェニル基、
2)同一又は異なって、トリフルオロブトキシ基、アセチルアミノエトキシ基、フッ素原子、臭素原子、塩素原子、フェニル基、メトキシ基置換フェニル基、ピリジル基、フリル基、チエニル基、メチル基及びメトキシ基置換プロポキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいナフチル基、
3)塩素原子、臭素原子及びメトキシ基置換プロポキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、メトキシ基、フェニル基置換メトキシ基、メチル基及びメトキシ基置換プロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいインドリル基、
5)塩素原子、臭素原子及びメトキシ基置換プロポキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
6)メトキシ基置換プロポキシ基で置換されていてもよいベンゾチエニル基、
7)メトキシ基置換プロポキシ基で置換されていてもよいキノリル基、
8)メトキシ基置換プロポキシ基で置換されていてもよいクロマニル基
9)塩素原子、臭素原子及びメトキシ基置換プロポキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
10)フッ素原子、塩素原子及びメトキシ基置換プロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいインダゾリル基及び
11)塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基及びメトキシ基置換プロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
12)メトキシカルボニルアミノプロピル基及びメチル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピラゾロピリジル基及び
13)メトキシ基、エチル基及びメトキシカルボニルアミノプロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピリジル基。
(a7)R22が、下記1)〜27)のいずれかの基である上記(a1)若しくは(a2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
1)ハロゲン原子、トリハロゲノ低級アルキル基、シアノ基、ベンジルオキシ基、低級アルコキシ基、ジハロゲノ低級アルコキシ基、アミノカルボニル基、低級アルキルアミノカルボニル基、ジ低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルコキシ基置換低級アルキルアミノカルボニル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいフェニル基、
2)低級アルコキシ基カルボニルアミノ基置換低級アルコキシ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいナフチル基、
3)低級アルコキシ基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)ナフチリジニル基、
5)低級アルコキシ基、低級アルキル基及び低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピリジル基、
6)低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいで置換されていてもよいピラゾロピリジル基
7)ハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいインドリル基、
8)低級アルコキシ基置換低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
9)ベンゾチエニル基、
10)ハロゲン原子及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいキノリル基、
11)クロマニル基、
12)低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
13)ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、トリハロゲノ低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいインダゾリル及び
14)ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
15)低級アルキル基及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、
16)キサンテニル基、
17)ハロゲン原子及び低級アルコキシ基置換低級アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいインドリニル基、
18)ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいキナゾリニル基、
19)オキソ基で置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
20)フロピリジル基、
21)ジヒドロフロピリジル基、
22)キノキサリニル基、
23)チエノピリジル基、
24)ジヒドロピラノピリジル基、
25)ジヒドロベンゾチエニル基、
26)ジヒドロチエノピリジル基および
27)イミダゾピリジニル基
から選ばれる基。
(a8)R22が、下記1)〜27)のいずれかの基である上記(a1)若しくは(a2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
1)フッ素原子、塩素原子、臭素原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、ベンジルオキシ基、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、ジフルオロメトキシ基、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、メトキシエチルアミノカルボニル基、メトキシ基置換プロポキシ基、メトキシ基置換ブチル基、メトキシカルボニルアミノプロピル基及びメトキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいフェニル基、
2)メトキシカルボニルアミノ基置換エトキシ基及びメトキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいナフチル基、
3)メトキシ基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
4)ナフチリジニル基、
5)メトキシ基、エチル基及びメトキシカルボニルアミノプロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピリジル基、
6)メトキシ基置換ブチル基、メトキシカルボニルアミノプロピル基及びメチル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいで置換されていてもよいピラゾロピリジル基
7)塩素原子、メチル基及びメトキシ基置換プロピル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいインドリル基、
8)メトキシ基置換プロピル基及びメトキシ基置換プロポキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
9)ベンゾチエニル基、
10)塩素原子及びメトキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいキノリル基、
11)クロマニル基、
12)メトキシ基置換プロポキシ基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
13)フッ素原子、塩素原子、メトキシ基置換プロポキシ基、メトキシカルボニルアミノ基置換プロピル基、トリフルオロメチル基、メチル基、メトキシ基置換プロピル基及びメトキシ基置換ブチル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいインダゾリル及び
14)フッ素原子、塩素原子、メチル基、エチル基、メトキシカルボニルアミノ基置換プロピル基、メトキシ基置換プロピル基及びメトキシ基置換ブチル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
15)メチル基及びメトキシ基置換プロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、
16)キサンテニル基、
17)塩素原子及びメトキシ基置換プロピル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいインドリニル基、
18)ヒドロキシ基及びメトキシ基置換プロポキシ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいキナゾリニル基、
19)オキソ基で置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
20)フロピリジル基、
21)ジヒドロフロピリジル基、
22)キノキサリニル基、
23)チエノピリジル基、
24)ジヒドロピラノピリジル基、
25)ジヒドロベンゾチエニル基、
26)ジヒドロチエノピリジル基および
27)イミダゾピリジニル基
から選ばれる基。
(a9)R22におけるインドリル基が、下式のいずれかであり、
Figure 2014074024

22におけるベンゾフラニル基が、下式のいずれかであり、
Figure 2014074024
22におけるベンゾチエニル基が、下式のいずれかであり、
Figure 2014074024

22におけるキノリル基が、下式であり、
Figure 2014074024
22におけるナフチル基が、下式のいずれかであり、
Figure 2014074024

22におけるテトラヒドロナフチル基が、下式のいずれかであり、
Figure 2014074024
22におけるクロマニル基が、下式であり、
Figure 2014074024

22におけるジヒドロベンゾフラニル基が、下式であり、
Figure 2014074024
22におけるインダゾリル基が、下式であり、
Figure 2014074024

22におけるピロロピリジニル基が、下式であり
Figure 2014074024
22におけるナフチリジニル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるベンゾイソキサゾリル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるキサンテニル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるインドリニル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるキナゾリニル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるキノキサリル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるフロピリジル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるジヒドロフロピリジル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるイミダゾピリジル基が、下式であり
Figure 2014074024

22におけるピラゾロピリジル基が、
Figure 2014074024

である上記(a1)〜(a8)のいずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。
(a10)式I
Figure 2014074024

で示される、上記(1)、および(a1)〜(a9)のいずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(b1)化合物[I]において、R22
3)置換されていてもよいナフチリジニル基、
4)置換されていてもよいピリジル基、
5)置換されていてもよいピラゾロピリジル基
10)置換されていてもよいクロマニル基、
17)置換されていてもよいキナゾリニル基、
18)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
19)置換されていてもよいフロピリジル基、
20)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、
21)置換されていてもよいキノキサリニル基、
22)置換されていてもよいチエノピリジル基、
23)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、
24)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、および
25)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基
から選ばれる基である、上記(1)および(a1)〜(a10)のいずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c1)一般式[Ic1
Figure 2014074024

(式中、Rは、低級アルキルを表し、
b1は、シクロアルキル又は、アルキルを表し、
環Bは、
1)アリール基、
2)テトラヒドロナフチル基、
3)ナフチリジニル基、
4)ピリジル基、
5)ピラゾロピリジル基
6)インドリル基、
7)ベンゾフラニル基、
8)ベンゾチエニル基、
9)キノリル基、
10)クロマニル基、
11)ジヒドロベンゾフラニル基、
12)インダゾリル基及び
13)ピロロピリジニル基
14)ベンゾイソキサゾリル基、
15)キサンテニル基、
16)インドリニル基、
17)キナゾリニル基、
18)ジヒドロキナゾリニル基、
19)フロピリジル基、
20)ジヒドロフロピリジル基、
21)キノキサリニル基、
22)チエノピリジル基、
23)ジヒドロピラノピリジル基、
24)ジヒドロベンゾチエニル基、
25)ジヒドロチエノピリジル基および
26)イミダゾピリジニル基
から選ばれる基、を表し、
b21〜Rb23は、同一又は異なって、1)水素、2)ハロゲン、3)ハロゲン、アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルキル、および4)アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ、5)シアノ、6)アルキルで置換されていても良いカルバモイル、および7)オキソから選ばれる基をあらわす。)
で示される上記(1)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c2)一般式[Ic2
Figure 2014074024

(式中、各記号は、上記式IC1の記号と同じ)
で示される(c1)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c3)
環Bが、
1)アリール基、
4)ピリジル基、
5)ピラゾロピリジル基
6)インドリル基、
7)ベンゾフラニル基、
9)キノリル基、
11)ジヒドロベンゾフラニル基、
12)インダゾリル基及び
13)ピロロピリジニル基
14)ベンゾイソキサゾリル基、
16)インドリニル基、
17)キナゾリニル基、および
18)ジヒドロキナゾリニル基、
から選ばれる基である(c1)または(c2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c4)
環Bが、
3)ナフチリジニル基、
4)ピリジル基、
5)ピラゾロピリジル基
10)クロマニル基、
17)キナゾリニル基、
18)ジヒドロキナゾリニル基、
19)フロピリジル基、
20)ジヒドロフロピリジル基、
21)キノキサリニル基、
22)チエノピリジル基、
23)ジヒドロピラノピリジル基、
24)ジヒドロベンゾチエニル基、および
25)ジヒドロチエノピリジル基
から選ばれる基である(c1)または(c2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c5)環Bが
4)ピリジル基、
5)ピラゾロピリジル基、
17)キナゾリニル基、および
18)ジヒドロキナゾリニル基、
から選ばれる基である(c4)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c6)環Bが
4)ピリジル基、および
5)ピラゾロピリジル基、
から選ばれる基である(c4)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c7)環Bが
5)ピラゾロピリジル基(好ましくは3−ピラゾロピリジル基)、
である(c4)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c8)Rb1がシクロアルキル基である(c1)〜(c7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c9)Rb1がシクロプロピル基である(c8)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c10)Rb21が、アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルキル;およびアルコキシ、及びアルコキシカルバモイルから選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ、から選ばれる基である(c1)〜(c9)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c11)Rb21が、アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されているアルキル;およびアルコキシ、及びアルコキシカルバモイルから選ばれる基で置換されているアルコキシ、から選ばれる基である(c10)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(c12)Rb22〜Rb23が、同一又は異なって、水素;アルキル;およびアルコキシ、から選ばれる基である(c10)又は(c11)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d1)実施例に記載されている化合物から選ばれる、(1)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d2)試験結果1〜3にIC50の値が記載されている化合物から選ばれる、(d1)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d3)試験結果1〜3のIC50の値が100nM未満である、(d2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d4)試験結果1〜3のIC50の値が10nM未満である、(d2)記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d5)Ic2の式で示される(d1)〜(d5)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d6)(c5)に記載されている化合物から選ばれる(d1)〜(d5)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(d7)N-シクロプロピル-N-{1-[1-(4-メトキシブチル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]エチル}モルホリン-2-カルボキサミド;
メチル (3-{3-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{3-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{5-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-2-メトキシピリジン-3-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{5-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-2-エチルピリジン-3-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{4-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-6-メトキシピリジン-2-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{4-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-6-エチルピリジン-2-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{4-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-6-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル}プロピル)カルバメート;
メチル (3-{4-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-6-(3-メトキシプロピル)ピリジン-2-イル}プロピル)カルバメート;若しくは
メチル (3-{4-[1-{シクロプロピル(モルホリン-2-イルカルボニル)アミノ}エチル]-6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2-イル}プロピル)カルバメート
またはその薬理的に許容しうる塩。

(e1)(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩からなる医薬。

(e2)(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩からなるレニン阻害薬。

(e3)(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩からなる高血圧、心不全、糖尿病性腎症等の予防または治療薬。

(e4)レニン阻害用の(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(e5)レニンを阻害することによって寛解する疾患に対する予防または治療用の(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(e6)高血圧、心不全、糖尿病性腎症等の予防または治療用の(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩。

(e7)(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩を投与することを含む、レニン阻害方法。

(e8)(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩を投与することを含む、レニンを阻害することによって寛解する疾患に対する予防または治療方法。

(e9)(1)、(a1)〜(a10)、(b1)、(c1)〜(c12)、(d1)〜(d7)いずれか記載の化合物またはその薬理的に許容しうる塩を投与することを含む、高血圧、心不全、糖尿病性腎症等の予防または治療方法。
本発明の目的化合物[I]は、遊離の形でも、また、薬理的に許容し得る塩の形でも医薬用途に使用することができる。化合物[I]の薬理的に許容しうる塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩または臭化水素酸塩の如き無機酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トシル酸塩またはマレイン酸塩の如き有機酸塩等が挙げられる。また、カルボキシル基等の置換基を有する場合には塩基との塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩またはカルシウム塩の如きアルカリ土類金属塩)が挙げられる。
また、本発明の化合物[I]は、幾何異性体、互変異性体、光学異性体などの各種の立体異性体の混合物や単離されたものが含まれる。本発明の化合物[I]においては、特に基Tが結合するモルホリン環上にある不斉炭素の絶対立体配置は、R配置であることが、基Rが結合する不斉炭素の絶対立体配置は、R配置であることが、それぞれレニン阻害作用面からは好ましい。
更に本発明は、化合物[I]の分子内塩、水和物、製薬学的に許容可能な各種溶媒和物や結晶多形のもの等も含まれる。なお、当然のことながら、本発明は後記実施例に記載された化合物に限定されるものでなく、一般式[I]で示される化合物又はそれらの薬理的に許容しうる塩の全てを包含するものである。
従って、本発明の目的化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩は、高血圧、心不全、糖尿病性腎症等の予防・治療への適用が考えられる。さらに、本発明の目的化合物[I]は低毒性であり、医薬として安全性が高いという特長をも有する。
本発明の目的化合物[I]またはその薬理的に許容しうる塩は経口的にも非経口的にも投与することができ、また、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、注射剤、吸入剤等の慣用の医薬製剤として用いることができる。
本発明の目的化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩の投与量は、投与方法、患者の年令、体重、状態によっても異なるが、通常、約0.001〜500mg/kg、とりわけ約0.1〜100mg/kg程度とするのが好ましい。
本発明によれば、化合物[I]またはその薬理的に許容しうる塩は、下記の方法により製造することができるが、これらに限定されるものではない。
〔化合物[I]の製法〕
化合物[I]またはその薬理的に許容しうる塩は、一般式[II]:
Figure 2014074024

(式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物を脱保護し、所望により生成物を薬理的に許容しうる塩とすることにより製造することができる。
〔化合物[II]の製法〕
化合物[II]は、一般式[III]:
Figure 2014074024

(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示されるカルボン酸化合物又はその反応性誘導体と一般式[IV]:
(R22RCH)RNH [IV]
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示されるアミン化合物を反応させて製造することができる。
本発明の化合物は2個以上の不斉中心を有しているため、ジアステレオマーの混合物として得られる場合があるが、それらジアステレオマーの混合物は通常の方法(例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィー等)で分離、精製することができる。
〔化合物[I]製法の反応〕
およびPで示される保護基としては、通常のアミノ基保護基が使用でき、例えば、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニル基、ベンジル基、4−メトキシベンジル基、アセチル基、ベンゾイル基、トシル基、などが挙げられる。
化合物[II]からの保護基PおよびPの脱保護は、例えば、適当な溶媒中又は無溶媒で酸処理、塩基処理、接触還元又は脱保護化剤処理により実施することができる。酸としては、塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸を好適に用いることができる。塩基としては、無機塩基(例えば、水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸アルカリ金属、ナトリウムアミド、リチウムアミドなどのアルカリ金属アミド、ナトリウムメトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、ナトリウムなどのアルカリ金属、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属等)等を好適に用いることができる。脱保護化剤としては、臭化亜鉛、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル等を好適に用いることができる。接触還元反応は、水素雰囲気下中で、パラジウム炭素、水酸化パラジウム炭素、酸化白金等を好適に用いることにより実施できる。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒であればよく、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、トルエン又はこれらの混合溶媒を適宜用いることができる。また、上記の酸または塩基を溶媒として用いてもよい。本反応は、−78℃〜溶媒の沸点で好適に進行する。
〔化合物[II]製法の反応〕
化合物[II]は、カルボン酸化合物[III]とアミン化合物[IV]を、適当な溶媒中又は無溶媒で、縮合反応に付すことにより製造することができる。
化合物[III]と化合物[IV]の縮合反応は、縮合剤を用いて通常の縮合反応に付すか、あるいは化合物[III]を反応性誘導体(酸ハライド、混合酸無水物、活性エステル等)に変換した後、化合物[IV]と反応させることにより製造することができる。縮合反応に用いる縮合剤としては、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル)カルボジイミド(EDC)あるいはその塩酸塩、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、シアノリン酸ジエチル(DEPC)等があげられ、とりわけ、DCC、EDC又はその塩酸塩が好ましい。
化合物[III]の反応性誘導体を用いる場合、常法により、化合物[III]をハロゲン化剤(塩化チオニル、臭化チオニル、オキサリルクロリド等)を用いて酸ハライドに変換するか、またはクロロ炭酸エステル(クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチル等)、酸クロリド(2,4,6−トリクロロベンゾイルクロリド等)を用いて混合酸無水物に変換するか、あるいは、N−ヒドロキシアミン系化合物(1−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等)またはフェノール系化合物(p−ニトロフェノール等)の活性エステル、または低級アルコールエステル(メチルエステル、エチルエステル等)に変換した後、適当な溶媒中または無溶媒で必要に応じて脱酸剤の存在下で化合物[IV]と縮合反応に付すことができる。なお、酸ハライドに変換する方法では、ジメチルホルムアミドなどを触媒として添加することにより反応を加速させることができる。必要に応じて使用される脱酸剤としては、無機塩基又は有機塩基などを用いることができる。無機塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等などをあげることができ、有機塩基としては、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、ルチジン、コリジンなどがあげられるが、本反応では、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等が好ましい。なお本反応で脱酸剤を使用する場合、脱酸剤を溶媒として使用することもできる。
上記縮合反応では、4−ジメチルアミノピリジンなどを添加することにより、縮合反応を進行させる、あるいは加速させることができる。
上記縮合反応で溶媒を用いる場合、溶媒としては反応に支障をきたさない不活性溶媒であればいかなるものでもよく、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、酢酸エチル、アミド系溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ピリジン、2,6−ルチジン、水などがあげられ、これら溶媒の2以上の混合溶媒であってもよい。とりわけ、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、クロロホルムとN,N−ジメチルホルムアミドの混合溶媒等が好ましい。
上記縮合反応の反応温度は通常−20℃から溶媒の還流温度であり、必要に応じて、これ以下の温度を適宜選択することができる。
上記例示の各方法で合成される本発明の目的化合物[I]の具体例(実施例)を下記に示すが、これにより本発明が限定されるものではない。
実施例1
(2R)−N−シクロプロピル−N−{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}モルホリン−2−カルボキサミド[Ex(1-1)、Ex(1-2)]
Figure 2014074024

(2R)−2−[(シクロプロピル{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(200mg)と2,6−ルチジン(0.142mL)のクロロホルム(4mL)溶液に、氷冷下でトリメチルシリルトリフレ−ト(0.180mL)を加え、同温で30分間撹拌した。氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール/アンモニア水=200/2/1)にて精製することにより(2R)−N−シクロプロピル−N−{(1R)−1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}モルホリン−2−カルボキサミド[Ex(1-1)](12.5mg)および(2R)−N−シクロプロピル−N−{(1S)−1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}モルホリン−2−カルボキサミド[Ex(1-2)](20.2mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:403[M+H]
実施例2
(2R)−N−{(1R)−1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}−N−シクロプロピルピペラジン−2−カルボキサミド[Ex(2-1)]
Figure 2014074024

(2R)−2−{[{(1R)−1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル(44.0mg)と2,6−ルチジン(0.050mL)のジクロロメタン(1.0mL)溶液に、氷冷下でトリメチルシリルトリフレ−ト(0.051mL)を加え、同温で1時間撹拌した。氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液とメタノール(2.0mL)を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル/メタノール=5/1)にて精製することにより(2R)−N−{(1R)−1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}−N−シクロプロピルピペラジン−2−カルボキサミド[Ex(2-1)](25.4mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:419/421[M+H]
実施例3
(2R)−N−シクロプロピル−N−{(1R)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}モルホリン−2−カルボキサミド塩酸塩[Ex(3-1)]
Figure 2014074024

(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル] モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(44.4mg)のクロロホルム(2.0mL)溶液に氷冷下にて4規定塩化水素−ジオキサン溶液(0.75mL)を加え、室温で20時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られる残渣を水(1mL)に溶解した後、ジエチルエーテルで洗浄した。水層を凍結乾燥することにより(2R)−N−シクロプロピル−N−{(1R)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}モルホリン−2−カルボキサミド塩酸塩[Ex(3-1)](25mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:401[M+H]
実施例4
(2R)−N−{1−[4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}−N−シクロプロピルモルホリン−2−カルボキサミド[Ex(4-1)、Ex(4-2)]
Figure 2014074024

(2R)−2−{[{1−[4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(146mg)のクロロホルム(2.0mL)溶液に氷冷下にて4規定塩化水素−ジオキサン溶液(2.0mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール/アンモニア水=500/10/1)にて精製することにより(2R)−N−{(1R)−1−[4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}−N−シクロプロピルモルホリン−2−カルボキサミド[Ex(4-1)](50.2mg)および(2R)−N−{(1S)−1−[4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}−N−シクロプロピルモルホリン−2−カルボキサミド[Ex(4-2)](18.4mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:435/437[M+H]
実施例5A
(2R)−N−{1−[3−ブロモ−4−メトキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}−N−シクロプロピルモルホリン−2−カルボキサミド[Ex(5-1)、Ex(5-2)]
Figure 2014074024

(2R)−2−{[{1−[3−ブロモ−4−メトキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(135mg)のジクロロメタン(2mL)溶液にトリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で30分撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られる残渣にクロロホルムを入れ、(Bond−Elute:登録商標)(NH)で濾過した。濾液を減圧下濃縮し、得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール/アンモニア水=200/10/1)にて精製することにより(2R)−N−{(1R)−1−[3−ブロモ−4−メトキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}−N−シクロプロピルモルホリン−2−カルボキサミド[Ex(5-1)](53.7mg)および(2R)−N−{(1S)−1−[3−ブロモ−4−メトキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}−N−シクロプロピルモルホリン−2−カルボキサミド[Ex(5-2)](30.5mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:471/473[M+H]
実施例5B
{3-[3-((1-{シクロプロピル[(2R)-モルホリン-2-イルカルボニル]アミノ}エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル]プロピル}カルバミン酸メチル
Figure 2014074024
(2R)-2-({シクロプロピル[1-(1-{3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピル}-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸t-ブチル(116mg)と2,6−ルチジン(0.077mL)のジクロロメタン(2mL)溶液に、氷冷下でトリメチルシリルトリフレ−ト(0.099mL)を加え、同温で1時間撹拌した。氷冷下で炭酸水素ナトリウム水溶液とメタノール(2.0mL)を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル/メタノール=9/1)にて精製することにより{3-[3-(1-{シクロプロピル[(2R)-モルホリン-2-イルカルボニル]アミノ}エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル]プロピル}カルバミン酸メチル(50mg)を無色油状物として得た。{3-[3-(1-{シクロプロピル[(2R)-モルホリン-2-イルカルボニル]アミノ}エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル]プロピル}カルバミン酸メチル(40mg)をCHIRALPAK IC(溶出溶媒:n-へキサン/エタノール/ジエチルアミン=50/50/0.1;装置:Waters 302(600E system))にてジアステレオマーを分離することにより{3-[3-((1R)-1-{シクロプロピル[(2R)-モルホリン-2-イルカルボニル]アミノ}エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル]プロピル}カルバミン酸メチル(18mg)を無色油状物として、また{3-[3-((1S)-1-{シクロプロピル[(2R)-モルホリン-2-イルカルボニル]アミノ}エチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル]プロピル}カルバミン酸メチル(18mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:430[M+H]
実施例6〜160
上記実施例1〜5と同様にして、以下の含窒素飽和複素環化合物等を製造した。方法A〜Cの各記号はそれぞれ次の実施例記載の方法に準じた方法であることを示す。
方法A:実施例1、2
方法B:実施例3、4
方法C:実施例5A
Figure 2014074024


Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

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Figure 2014074024

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Figure 2014074024

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Figure 2014074024

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Figure 2014074024

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Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024
Figure 2014074024
実施例161
(2R)−2−[(シクロプロピル{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(161-1)]
Figure 2014074024

N−{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン(200mg)および(2R)−4−(tert−ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸(240mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)溶液に、氷冷下にて塩酸・1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(212mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(140mg)を加えた後、室温にて18時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、減圧下濃縮することにより(2R)−2−[(シクロプロピル{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(161-1)](306mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:503[M+H]
実施例162
(2R)−2−[(シクロプロピル{1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(162-1)、Ex(162-2)]
Figure 2014074024

N−{1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン(2.63g)および(2R)−4−(tert−ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸(2.32g)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)溶液に、氷冷下にて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.36g)、塩酸 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(2.11g)を加えた後、室温にて3時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル/メタノール=30/3/1→9/3/1)にて精製することにより(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(162-1)](1.71g)および(2R)−2−[(シクロプロピル{(1S)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(162-2)](468mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:435[M+H]
実施例163
(2R)−2−({シクロプロピル[1−(2−ナフチル)エチル]アミノ}カルボニル) モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(163-1)]
Figure 2014074024

N−[1−(2−ナフチル)エチル]シクロプロパンアミン塩酸塩(149mg)および(2R)−4−(tert−ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸(208mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(122mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.125μL)を加えた後、氷冷下にて塩酸 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(207mg)を加える。室温にて19時間攪拌した後、反応液に1規定炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をn−へキサン−ジエチルエーテル(5:1)でトリチュレーションすることにより(2R)−2−({シクロプロピル[1−(2−ナフチル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(163-1)](153mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:425[M+H]
実施例164
(2R)−2−{[{1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル[Ex(164-1)、Ex(164-2)]
Figure 2014074024

N−{1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン(60mg)とピペラジンカルボン酸(77.5mg)のジクロロメタン(2mL)溶液に、氷冷下でジイソプロピルエチルアミン(0.085mL)とジフェニルホスホロクロリデート(0.037mL)を加え、室温で20時間撹拌した。反応液に氷冷下で0.5%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=99/1→2/1)にて精製することにより(2R)−2−{[{(1R)−1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル[Ex(164-1)](47.5mg)および(2R)−2−{[{(1S)−1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル[Ex(164-2)](26.8mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:636/638[M+H]
実施例165
(2R)−2−[(シクロプロピル{1−[1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル[Ex(165-1)、EX(165-2)]
Figure 2014074024

N−{1−[1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン(137mg)とピペラジンカルボン酸(180mg)のジクロロメタン(2。5mL)溶液に、氷冷下でジイソプロピルエチルアミン(0.20mL)とビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(150mg)を加え、室温で15時間撹拌した。反応液に氷冷下で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)にて精製することにより(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル[Ex(165-1)](45.6mg)および(2R)−2−[(シクロプロピル{(1S)−1−[1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル]エチル}アミノ]カルボニル}ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジtert−ブチル[Ex(165-2)](53.8mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:614[M+H]
実施例166
tert−ブチル 2−[(シクロプロピル{1−[7−(3−メトキシプロポキシ)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(166-1)]
Figure 2014074024

(2R)−2−[(シクロプロピル{1−[7−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−5−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(200mg)のエタノール(5.0mL)溶液に20%水酸化パラジウム炭素(100mg)を加え、水素雰囲気下5時間撹拌した。不溶物を濾過した後、減圧下濃縮することによりtert−ブチル2−[(シクロプロピル{1−[7−(3−メトキシプロポキシ)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(166-1)](193mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:505[M+H]
実施例167
(2R)−2−{[[(1R)−5−ブロモ−6−(3−メトキシプロポキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル](シクロプロピル) アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(167-1)]
Figure 2014074024

N−ブロモスクシンイミド(23.4mg)のジクロロメタン(0.5mL)懸濁液に氷冷下で(2R)−2−({シクロプロピル[(1R)−6−(3−メトキシプロポキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(62.4mg)のジクロロメタン(1.5mL)溶液を滴下し、混合物を5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して得られる残渣を酢酸エチルに溶解後、1規定炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより(2R)−2−{[[(1R)−5−ブロモ−6−(3−メトキシプロポキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル](シクロプロピル)アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(167-1)](74mg)の粗体を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:553/555[M+H]
実施例168
(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[4−(3−メトキシプロピル)キナゾリン−2−イル] エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(168-1)]
Figure 2014074024

(2R)−2−({シクロプロピル[(1R)−1−(4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(88mg)、3−メトキシ−1−プロパノ−ル(36mg)、トリフェニルホスフィン(105mg)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に、氷冷下でアゾジカルボン酸ジイソプロピル(84μL)を滴下し、室温で19時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=2/1→1/2)にて精製することにより(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[4−(3−メトキシプロピル)キナゾリン−2−イル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(168-1)](38mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:515[M+H]
実施例169
(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[4−エトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(169-2)]
(1)
Figure 2014074024

(2R)−2−{[{1−[4−(ベンジルオキシ)−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(1.45g)のメタノール(12mL)溶液に10%パラジウム炭素(200mg)を加え、水素雰囲気下2時間撹拌した。不溶物を濾過した後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/2)にて精製することにより(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[4−ヒドロキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(169-1)](913mg)を無色油状物として得た。
(2)題記化合物[Ex(169-2)]
Figure 2014074024

前記(1)で得られる化合物(100mg)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に炭酸カリウム(34.7mg)とヨードエタン(35.8mg)を加え、20時間加熱還流した。反応液を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈し、不溶物を濾過した後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1→2/1)にて精製することにより(2R)−2−[(シクロプロピル{(1R)−1−[4−エトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}アミノ)カルボニル]モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(169-2)](60mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:507[M+H]
実施例170
{3−[3−(1−{シクロプロピル[(2R)−モルホリン−2−イルカルボニル]アミノ}エチル)−1H−インダゾール−1−イル]プロピル}カルバミン酸メチル[Ex(170-2)]
Figure 2014074024

(1)3−{1−[{[(2R)−4−(tert−ブトキシカルボニル)モルホリン−2−イル]カルボニル}(シクロプロピル)アミノ]エチル}−1H−インダゾール−1−カルボン酸メチル(695mg)のメタノール(10mL)溶液に炭酸カリウム(407mg)を加え、室温で30分撹拌した。反応液を濃縮後、酢酸エチルを加え、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫 酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより (2R)−2−({シクロプロピル[1−(1−{3−[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピル}−1H−インダゾール−3−イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル[Ex(170-1)](577mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:415[M+H]
(2)(1)で得られた化合物(90mg)と(3−ブロモプロピル)カルバミン酸メチル(64mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に炭酸カリウム(60mg)を加え、室温で18時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/20→1/1)にて精製することにより{3−[3−(1−{シクロプロピル[(2R)−モルホリン−2−イルカルボニル]アミノ}エチル)−1H−インダゾール−1−イル]プロピル}カルバミン酸メチル[Ex(170-2)](74mg)を黄色油状物として得た。
実施例171〜267
上記実施例161〜169と同様にして、以下のN保護含窒素飽和複素環化合物を製造した。方法A〜Cの各記号はそれぞれ次の実施例記載の方法に準じた方法であることを示す。
方法A:実施例161〜163
方法B:実施例164
方法C:実施例165
方法D:実施例166
方法E:実施例167
方法F:実施例168
方法G:実施例169
Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024
実施例268〜287
上記実施例1〜5と同様にして、以下の含窒素飽和複素環化合物等を製造した。方法A〜Cの各記号はそれぞれ次の実施例記載の方法に準じた方法であることを示す。
方法A:実施例1、2
方法B:実施例3、4
方法C:実施例5A
Figure 2014074024
Figure 2014074024
Figure 2014074024
Figure 2014074024
実施例288〜294
上記実施例161〜163(方法A)と同様にして、以下のN保護含窒素飽和複素環化合物を製造した。
Figure 2014074024
Figure 2014074024
実施例295
Figure 2014074024
1)1-(3-ヨード-4-メトキシフェニル)エタノン(10g)のジエチルアミン(181mL)溶液にプロピ-2-イン-1-イルカルバミン酸ベンジル(8.2g)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(2.54g)、ヨウ化銅(I)(689mg)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応液を冷却後、水を加えクロロホルムで抽出した。有機層を2規定塩酸、水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより [3-(5-アセチル-2-メトキシフェニル)プロピ-2-イン-1-イル]カルバミン酸ベンジル[Ex(295-1)](5.3g)を赤色固体として得た。
APCI−MS m/z:355[M+NH
2)[3-(5-アセチル-2-メトキシフェニル)プロピ-2-イン-1-イル] カルバミン酸ベンジルとシクロプロピルアミンを参考例6(6)と同様に処理して(3-{5-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-2-メトキシフェニル}プロピ-2-イン-1-イル)カルバミン酸ベンジル[Ex(295-2)]を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:379[M+H]
3)(3-{5-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]- 2-メトキシフェニル}プロピ-2-イン-1-イル)カルバミン酸ベンジルと(2R)−4−(tert-ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸を実施例162と同様に処理して(2R)-2-{[{1-[3-(3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}プロピ-1-イン-1-イル)-4-メトキシフェニル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル[Ex(295-3)]を無色固体として得た。
APCI−MS m/z:609[M+NH
4)(2R)-2-{[{1-[3-(3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}プロピ-1-イン-1-イル)-4-メトキシフェニル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル(2.82g)のメタノール(25mL)溶液に10%パラジウム炭素(282mg)を加え、水素雰囲気下7時間撹拌した。不溶物を濾別した後、濾液を減圧下濃縮し、得られる残渣をNH―シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=33/1)にて精製することにより(2R)-2-{[{1-[3-(3-アミノプロピル)-4-メトキシフェニル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル[Ex(295-4)](1.49g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:462[M+H]
5)(2R)-2-{[{1-[3-(3-アミノプロピル)- 4-メトキシフェニル]エチル}(シクロプロピル)アミノ]カルボニル}モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチルとクロロぎ酸メチルを参考例28(5)と同様に処理して(2R)-2-({シクロプロピル[1-(4-メトキシ-3-{3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピル}フェニル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル[Ex(295-5)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:504[M+H]
実施例296
Figure 2014074024
1)5-ブロモ-6-メトキシニコチン酸とN,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩を参考例7(5)と同様に処理した後、得られる化合物とメチルマグネシウムブロマイドを参考例7(6)と同様に処理して1-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)エタノン[Ex(296-1)]を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:230/232[M+H]
2)アルゴン雰囲気下、ビス(ベンゾニトリル)ジクロロパラジウム(II)(12mg)、ヨウ化銅(I)(3.8mg)を1,4−ジオキサン(1mL)に加え、更に10%トリ−t−ブチルホスフィンのへキサン溶液(179μL)、ジイソプロピルアミン(168μL)、1-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-3-イル)エタノン(230mg)、プロピ-2-イン-1-イルカルバミン酸メチル(149mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液を加え、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=3/1→1/3)にて精製することにより [3-(5-アセチル-2-メトキシピリジン-3-イル)プロピ-2-イン-1-イル]カルバミン酸メチル[Ex(296-2)](188mg)を淡黄色粉末として得た。
APCI−MS m/z:263[M+H]
3)[3-(5-アセチル-2-メトキシピリジン-3-イル)プロピ-2-イン-1-イル]カルバミン酸メチルとシクロプロピルアミンを参考例6(6)と同様に処理して(3-{5-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-2-メトキシピリジン-3-イル}プロピ-2-イン-1-イル)カルバミン酸メチル[Ex(296-3)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:304[M+H]
4)(3-{5-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-2-メトキシピリジン-3-イル}プロピ-2-イン-1-イル)カルバミン酸メチルと(2R)−4−(tert-ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸を実施例162と同様に処理して(2R)-2-({シクロプロピル[1-(6-メトキシ-5-{3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピ-1-イン-1-イル}ピリジン-3-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル[Ex(296-4)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:517[M+H]
5)(2R)-2-({シクロプロピル[1-(6-メトキシ-5-{3-[(メトキシカルボニル) アミノ]プロピ-1-イン-1-イル}ピリジン-3-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル(150mg)の酢酸エチル(2.5mL)−テトラヒドロフラン(2.5mL)溶液に10%パラジウム炭素(30mg)を加え、水素雰囲気下45分撹拌した。不溶物を濾別した後、濾液を減圧下濃縮し、得られる残渣をNH―シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製することにより(2R)-2-({シクロプロピル[1-(6-メトキシ-5-{3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピル}ピリジン-3-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert−ブチル[Ex(296-5)](159mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:521[M+H]
実施例297
Figure 2014074024
1)1-(2,6-ジクロロピリジン-4-イル)エタノンとシクロプロピルアミンを参考例6(6)と同様に処理してN-[1-(2,6-ジクロロピリジン-4-イル)エチル]シクロプロパンアミン[Ex(297-1)]を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:231/233[M+H]
2)N-[1-(2,6-ジクロロピリジン-4-イル)エチル]シクロプロパンアミン(430mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(487mg)、トリエチルアミン(518μL)を加え24時間加熱還流する。反応液を冷却後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=10/1→4/1)にて精製することによりシクロプロピル[1-(2,6-ジクロロピリジン-4-イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル[Ex(297-2)](420mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:331/333[M+H]
3)シクロプロピル[1-(2,6-ジクロロピリジン-4-イル)エチル] カルバミン酸tert−ブチル(155mg)のジメトキシエタン(4mL)溶液に[(2E)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボラン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチル(113mg)、2M 炭酸カリウム(257μL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(27mg)を加え、3時間加熱還流した。反応液を冷却後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=3/1→酢酸エチル)にて精製することにより[(2E)-3-(4-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-6-クロロピリジン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチル[Ex(297-3)](98mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:410/412[M+H]
4)[(2E)-3-(4-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-6-クロロピリジン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチルとビニルボロン酸ピナコールエステルを参考例113(6)と同様に処理して[(E)-2-(4-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-6-ビニルピリジン-2-イル)ビニル]カルバミン酸メチル[Ex(297-4)]を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:402[M+H]
5)[(E)-2-(4-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-6-ビニルピリジン-2-イル)ビニル]カルバミン酸メチルとトリフルオロ酢酸を参考例113(8)と同様に処理して((E)-2-{4-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]- 6-ビニルピリジン-2-イル}ビニル)カルバミン酸メチル[Ex(297-5)]を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:302[M+H]
6)((E)-2-{4-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-6-ビニルピリジン-2-イル}ビニル)カルバミン酸メチルと(2R)−4−(tert-ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸を実施例162と同様に処理して(2R)-2-({シクロプロピル[1-(2-{(1E)-3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロペ-1-エン-1-イル}-6-ビニルピリジン-4-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert-ブチル[Ex(297-6)]を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:515[M+H]
7)(2R)-2-({シクロプロピル[1-(2-{(1E)-3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロペ-1-エン-1-イル}-6-ビニルピリジン-4-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert-ブチルを実施例296(5)と同様に還元して(2R)-2-({シクロプロピル[1-(2-エチル-6-{3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピル}ピリジン-4-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert-ブチル[Ex(297-7)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:519[M+H]
実施例298
Figure 2014074024

1)1-(2-クロロ-6-メトキシピリジン-4-イル)エタノンと[(2E)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボラン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチルを実施例297(3)と同様に処理して[(2E)-3-(4-アセチル-6-メトキシピリジン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチル[Ex(298-1)]を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:265[M+H]
2)[(2E)-3-(4-アセチル-6-メトキシピリジン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチルとシクロプロピルアミンを参考例6(6)と同様に処理して((2E)-3-{4-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-6-メトキシピリジン-2-イル}プロペ-2-エン-1-イル)カルバミン酸メチル[Ex(298-2)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:306[M+H]
3)((2E)-3-{4-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-6-メトキシピリジン-2-イル}プロペ-2-エン-1-イル)カルバミン酸メチルと(2R)−4−(tert-ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸を実施例162と同様に処理して(2R)-2-({シクロプロピル[1-(2-メトキシ-6-{(1E)-3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロペ-1-エン-1-イル}ピリジン-4-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert-ブチル[Ex(298-3)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:519[M+H]
4)(2R)-2-({シクロプロピル[1-(2-メトキシ-6-{(1E)-3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロペ-1-エン-1-イル}ピリジン-4-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert-ブチルを実施例296(5)と同様に還元して(2R)-2-({シクロプロピル[1-(2-メトキシ-6-{3-[(メトキシカルボニル)アミノ]プロピル}ピリジン-4-イル)エチル]アミノ}カルボニル)モルホリン-4-カルボン酸tert-ブチル[Ex(298-4)]を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:521[M+H]

実施例299〜308は、本明細書記載の方法に準じた方法、および通常用いられる方法を組み合わせて合成した。
Figure 2014074024

Figure 2014074024
参考例1
N−[1−(2−ナフチル)エチル]シクロプロパンアミン塩酸塩[REx(1-2)]
Figure 2014074024
(1)N−シクロプロピル−N−[1−(2−ナフチル)エチル]−2‐ニトロベンゼンスルホンアミド[REx(1-1)]:
1−(2−ナフチル)エタノール(344mg)、N−シクロプロピル‐2‐ニトロベンゼンスルホンアミド(581mg)、トリフェニルホスフィン(787mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、氷冷下でアゾジカルボン酸ジイソプロピル(590μL)を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製後、ジエチルエーテル−n−へキサン(1:1)でトリチュレーションすることによりN−シクロプロピル−N−[1−(2−ナフチル)エチル]−2‐ニトロベンゼンスルホンアミド[REx(1-1)](499mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:397[M+H]
(2)N−[1−(2−ナフチル)エチル]シクロプロパンアミン塩酸塩[REx(1-2)]:
(1)で得られた化合物(480mg)と4−ブロモチオフェノール(250mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)溶液に炭酸カリウム(304mg)を加え、室温で17時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣を酢酸エチル(5mL)に溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル(1mL)を加えた。析出する固体を濾取することによりN−[1−(2−ナフチル)エチル]シクロプロパンアミン塩酸塩[REx(1-2)](211mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:212[M+H]
参考例2
Figure 2014074024
(1)4−フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸3−メトキシプロピル[REx(2-1)]:
4−フルオロ−3−ヒドロキシ安息香酸(2.0g)のアセトニトリル(100mL)−N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)−水(2.0mL)溶液に炭酸カリウム(5.31g)と1−ブロモ−3−メトキシプロパン(4.32g)を加え、90℃で18時間加熱撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加えたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1→1/2にて精製することにより4−フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸3−メトキシプロピル[REx(2-1)](2.72g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:301[M+H]
(2)[フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]メタノール[REx(2-2)]:
水素化リチウムアルミニウム(344mg)のテトラヒドロフラン(20mL)懸濁液に、氷冷下にて前記(1)で得られる化合物(2.72g)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液を滴下したのち、混合物を同冷却下で1時間攪拌した。同冷却下で、反応混合物に水、2規定水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を順次ゆっくり加えたのち、混合物を室温で1時間攪拌した。不溶物をセライトで濾去し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/2)にて精製することにより[フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]メタノール[REx(2-2)](1.78g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:232[M+NH
(3)4−フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)ベンズアルデヒド[REx(2-3)]:
前記(2)で得られる化合物(1.65g)のジクロロメタン(43mL)溶液に85% 活性化二酸化マンガン(7.88g)を加え、室温で1時間撹拌後、2時間加熱還流した。不溶物をセライトで濾去後、濾液を減圧下濃縮することにより4−フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)ベンズアルデヒド[REx(2-3)](1.59g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:213 [M+H]
(4)1−[4−フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノール[REx(2-4)]:
前記(3)で得られる化合物(1.55g)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に、氷冷下にてメチルマグネシウムブロマイドの3Mジエチルエーテル溶液(2.68mL)を滴下し、同温で10分間撹拌した。氷冷下にて塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮することにより1−[4−フルオロ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノール[REx(2-4)](1.43g)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:246 [M+NH
(5)続いて参考例1と同様にして、アミン体[REx(2-6)]を得ることができる。
参考例3
Figure 2014074024
(1){[4−(ベンジルオキシ)−2−ナフチル]メチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(3-1)]:
N−{[4−(ベンジルオキシ)−2−ナフチル]メチル}シクロプロパンアミン(12.3g)のジクロロメタン(150mL)溶液に、氷冷下でトリエチルアミン(5.93mL)、二炭酸ジ−t−ブチル(9.29g)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に氷冷下で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=19/1→9/1)にて精製することにより{[4−(ベンジルオキシ)−2−ナフチル]メチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(3-1)](15.8g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:404[M+H]
(2){1−[4−(ベンジルオキシ)−2−ナフチル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(3-2)]:
アルゴン雰囲気下、前記(1)で得られる化合物(807mg)とテトラメチルエチレンジアミン(0.39μL)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、−78℃でn−ブチルリチウムの1.55Mのへキサン溶液(1.55mL)を5分かけて滴下した。同温度で一時間撹拌した後、ヨードメタン(0.187μL)を−78℃で加えた。同温度で30分撹拌した後、氷冷下で2時間撹拌した。反応液に氷冷下で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=20/1→6/1)にて精製することにより{1−[4−(ベンジルオキシ)−2−ナフチル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(3-2)](611mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:418[M+H]
(3)[1−(4−ヒドロキシ2−ナフチル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(3-3)]:
前記(2)で得られる化合物(126mg)のメタノール(3mL)溶液に10%パラジウム炭素(13mg)を加え、水素雰囲気下3時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、触媒を濾過した後、減圧下濃縮した。得られる残渣をイソプロピルエーテル/n−へキサン(1:1)でトリチュレーションすることによりシクロプロピル[1−(4−ヒドロキシ2−ナフチル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(3-3)](50mg)を無色粉末として得た。
ESI−MS m/z:326[M−H]
(4){2−[(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−1−ナフチル)オキシ]エチル}カルバミン酸メチル[REx(3-4)]:
前記(3)で得られる化合物(243mg)と(2−ブロモエチル)カルバミン酸メチル(203mg)のアセトニトリル(10mL)溶液に炭酸カリウム(205mg)を加え、80℃で7時間撹拌した。冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製することにより{2−[(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−1−ナフチル)オキシ]エチル}カルバミン酸メチル[REx(3-4)](161mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:429[M+H]
(5)[2−({3−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]−1−ナフチル}オキシ)エチル]カルバミン酸メチル[REx(3-5)]:
前記(4)で得られる化合物(156mg)のクロロホルム(2mL)溶液に氷冷下にて4規定塩化水素−ジオキサン溶液(2mL)を加え、室温で1時間撹拌した。混合物を減圧下濃縮し、得られる残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル/メタノール=10/1)にて精製することにより[2−({3−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]−1−ナフチル}オキシ)エチル]カルバミン酸メチル[REx(3-5)](76mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:329[M+H]
参考例4
[1−(4−メトキシ−2−ナフチル)エチル]シクロプロピルアミン[REx(4-1)]:
Figure 2014074024
シクロプロピル[1−(4−ヒドロキシ2−ナフチル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル(43mg)と炭酸カリウム(27mg)の混合物にN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)を入れ、そこによう化メチル(0.016mL)を加えて室温で4時間撹拌した。冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=10/1→4/1)にて精製することによりシクロプロピル[1−(4−メトキシ−2−ナフチル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(4-1)](33mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:342[M+H]
続いて実施例1〜5のいずれかの方法により脱Boc化し、目的のアミン体を得ることができる。
参考例5
Figure 2014074024

(1)[3−(ベンジルオキシ)−5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(5-1)]:
N−[3−(ベンジルオキシ)−5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]シクロプロパンアミン(15.4g)のジクロロメタン(190mL)溶液に、氷冷下でトリエチルアミン(6.60mL)、二炭酸ジ−t−ブチル(10.3g)を加え、室温で4時間撹拌した。反応液に氷冷下で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=14/1)にて精製することにより[3−(ベンジルオキシ)−5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(5-1)](20.0g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:459[M+NH4]
(2)シクロプロピル[3−ヒドロキシ5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(5-2)]:
前記(1)で得られる化合物(14.0g)のエタノール(210mL)溶液に20%水酸化パラジウム炭素(2.80g)を加え、水素雰囲気下30分間撹拌した。不溶物を濾過した後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=4/1→2/1)にて精製することによりシクロプロピル[3−ヒドロキシ5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(5-2)](11.0g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:352[M+H]
(3)[3−メトキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(5-3)]:
前記(2)で得られる化合物(3.51g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液に炭酸カリウム(2.07g)を加え、更に氷冷下でヨードメタン(0.75mL)を加え、室温で23時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製することによりシクロプロピル[3−メトキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)ベンジル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(5-3)](3.65g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:366[M+H]
(4)参考例3(2)記載の方法でメチル化し、次いで実施例1〜5のいずれかの方法で脱Boc化することで目的のアミン体[REx(5-5)]を得る。
参考例6
Figure 2014074024


(1)1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル[REx(6-1)]:
1H−インドール−6−カルボン酸メチル(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、氷冷下にて60%油性水素化ナトリウム(1.37g)を少しずつ加えた後、室温で15分撹拌した。氷冷下で1−ブロモ−3−メトキシプロパン(5.24g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を滴下した後、よう化カリウム(948mg)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で酢酸エチル、水を順次加え有機層を分離した。有機層を水で2回および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=9/1→4/1)にて精製することにより1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル[REx(6-1)](5.8g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:248[M+H]
(2)3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル[REx(6-2)]:
前記(1)で得られる化合物(2.78g)のジクロロメタン(35mL)溶液に、氷冷下にてN−クロロスクシンイミド(1.65g)を加え、室温で18時間攪拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン→n−へキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製することにより3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル[REx(6-2)](3.10g)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:282/284[M+H]
(3)3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸[REx(6-3)]:
前記(2)で得られる化合物(1.20g)のエタノール(10mL)溶液に、氷冷下にて2規定水酸化ナトリウム水溶液(4.26mL)を加え、室温で20時間撹拌した。反応混合物を濃縮後、氷冷下で2規定塩酸を加え酸性にした後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、減圧下濃縮することにより3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸[REx(6-3)](1.14g)を無色粉末として得た。
ESI−MS m/z:266/268[M−H]
(4)3−クロロ−N−メトキシ−1−(3−メトキシプロピル)−N−メチル−1H−インドール−6−カルボキサミド[REx(6-4)]:
前記(3)で得られる化合物(1.14g)、N,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(831mg)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.25g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(863mg)のクロロホルム(12mL)溶液に、氷冷下にてジイソプロピルエチルアミン(1.85mL)を加えた後、混合物を室温にて24時間攪拌した。反応混合物に氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=1/1→1/3)にて精製することにより3−クロロ−N−メトキシ−1−(3−メトキシプロピル)−N−メチル−1H−インドール−6−カルボキサミド[REx(6-4)](1.20g)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:311/313[M+H]
(5)1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エタノン[REx(6-5)]:
前記(4)で得られる化合物(1.20g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液に、氷冷下にてメチルマグネシウムブロマイドの3Mジエチルエーテル溶液(2.56mL)を滴下し、同温で1時間撹拌した。反応液に氷冷下で1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製することにより1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エタノン[REx(6-5)](945mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:266/268[M+H]
(6)N−{1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン[REx(6-6)]:
前記(5)で得られる化合物(155mg)とシクロプロピルアミン(99.9mg)のジクロロエタン(3.0mL)溶液に、硫酸マグネシウム(351mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(371mg)、酢酸(105mg)を加えた後、室温で17時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル/メタノール=20/1)にて精製することによりN−{1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン[REx(6-6)](111mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:307/309[M+H]
参考例7
Figure 2014074024
(1)4−(アセチルオキシ)ベンゾフラン−6−カルボン酸エチル:
60%油性水素化ナトリウム(6.50g)のテトラヒドロフラン(400mL)懸濁液に、氷冷下で4−tert−ブチル1−エチル2−(ジエトキシホスホリル)スクシナート(55.0g)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を30分間かけて滴下後、混合物を同冷却下で1時間攪拌した。続いて、2−フルアルデヒド(12.8mL)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液を氷冷下で15分間かけて加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物に氷冷下で氷水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより4−tert−ブチル1−エチル(2E)−2−(2−フリルメチレン)スクシナート(47.0g)を褐色油状物の粗体として得た。次に、その油状物(47.0g)をトリフルオロ酢酸(100mL)中、室温で1時間攪拌後、減圧下濃縮し、得られる残渣をトルエンで数回共沸することにより(3E)−3−(エトキシカルボニル)−4−(2−フリル)−ブト−3−エン酸(39.2g)を褐色油状物の粗体として得た。続いて、その油状物(39.2g)を無水酢酸(100mL)に溶解し、酢酸カリウム(19.8g)を加えたのち、混合物を45分間加熱還流した。反応混合物を放冷後、水(100mL)を加えたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)にて精製することにより4−(アセチルオキシ)ベンゾフラン−6−カルボン酸エチル(24.7g)を淡橙色固体として得た。APCI−MS m/z:266[M+NH
(2)4−ヒドロキシ−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸エチル[REx(7-1)]:
前記(1)で得られる化合物物(24.7g)のエタノール(150mL)溶液に炭酸カリウム(42.0g)を加え、混合物を30分間加熱還流した。反応混合物を氷冷後、10%塩酸で酸性としたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をn−ヘキサン−ジクロロメタン(5:1)でトリチュレーションすることにより4−ヒドロキシ−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸エチル[REx(7-1)](19.6g)を淡黄色粉末として得た。
APCI−MS m/z:207[M+H]
(3)4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸エチル[REx(7-2)]:
前記(2)で得られた化合物(5.0g)のアセトニトリル(50mL)溶液に炭酸カリウム(5.0g)と1−ブロモ−3−メトキシプロパン(4.54g)を加え、1.5時間加熱還流した。反応混合物に氷冷下で水を加えたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1→2/1)にて精製することにより4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸エチル[REx(7-2)](6.61g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:279[M+H]
(4)4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸[REx(7-3)]:
前記(3)で得られる化合物(2.64g)のエタノール(20mL)溶液に2規定水酸化ナトリウム水溶液(9.5mL)を加え、室温で3時間撹拌した。2規定塩酸を氷冷下で加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−カルボン酸[REx(7-3)](2.40g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:265[M+H+MeOH−HO]
(5)N−メトキシ−4−(3−メトキシプロポキシ)−N−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボキサミド[REx(7-4)]:
前記(4)で得られる化合物(2.39g)、N,O−ジメチルヒドロキシアミン・塩酸塩(1.86g)、塩酸・1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(2.74g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.93g)のクロロホルム(30mL)溶液に、氷冷下にてジイソプロピルエチルアミン(4.2mL)を加え、室温にて4時間攪拌した。氷冷下にて反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=1/1→1/3)にて精製することによりN−メトキシ−4−(3−メトキシプロポキシ)−N−メチル−1−ベンゾフラン−6−カルボキサミド[REx(7-4)](2.67g)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:294[M+H]
(6)1−[4−((3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エタノン[REx(7-5)]:
前記(5)で得られる化合物(2.67g)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に、氷冷下にてメチルマグネシウムブロマイドの3Mジエチルエーテル溶液(6.1mL)を滴下し、同温で15分間撹拌した。氷冷下にて10%塩酸を注いだ後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製することにより1−[4−((3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エタノン[REx(7-5)](2.15g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:249 [M+H]
(7)N−{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン[REx(7-6)]:
前記(6)で得られる化合物(2.15g)とシクロプロピルアミン(2.10mL)のジクロロエタン(150mL)溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5.50g)、酢酸(1.48mL)、硫酸マグネシウム(5.20g)を加えた後、室温で23時間撹拌した。氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=20/1→13/1)にて精製することによりN−{1−[4−(3−メトキシプロポキシ)−1−ベンゾフラン−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン[REx(7-6)](2.47g)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:290[M+H]
参考例8
Figure 2014074024

(1)1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エタノン[REx(8-1)]:
6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(500mg)のジクロロエタン(6mL)溶液に、塩化アルミニウム(1.09g)、塩化アセチル(0.40mL)を加えた後、室温で1.5時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をイソプロピルエーテルでトリチュレーションすることにより1−(6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エタノン[REx(8-1)](481mg)を黄色粉末として得た。
APCI−MS m/z:175[M+H]
(2)1−[1−(4−メトキシブチル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]エタノン[REx(8-2)]:
前記(1)で得られる化合物(280mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に、60%油性水素化ナトリウム(83.6mg)を加えた後、室温で30分撹拌した。4−メチルベンゼンスルホン酸4−メトキシブチルのN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を滴下した後、よう化カリウム(267mg)を加え、50℃で1時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=2/1→1/9)にて精製することにより1−[1−(4−メトキシブチル)−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]エタノン[REx(8-2)](366mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:261[M+H]
(3)参考例7(7)と同様にして、アミン体[REx(8-3)]を得る。
参考例9
1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インドール−6−イル]エタノン[REx(9-1)]:
Figure 2014074024

アルゴン雰囲気下、1−[3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−イル]エタノン(843mg)の1,4−ジオキサン(15mL)溶液にリン酸カリウム(1.35g)、トリメチルボロキシン(883mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(290mg)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(X−Phos)(605mg)を加え、110℃で4時間加熱撹拌した。氷冷下で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1→3/2)にて精製することにより1−[1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インドール−6−イル]エタノン[REx(9-1)](663mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:246[M+H]
参考例10
1−(3−メトキシプロピル)インドリン−6−カルボン酸メチル[REx(10-1)]:
Figure 2014074024

1−(3−メトキシプロピル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(1.5g)とシアノトリヒドロホウ酸ナトリウム(1.61g)の混合物に氷冷下で酢酸(15mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、更に炭酸水素ナトリウムを加えて中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン→n−へキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製することによリ1−(3−メトキシプロピル)インドリン−6−カルボン酸メチル[REx(10-1)](1.20)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:250[M+H]
参考例11
6−(3−メトキシプロポキシ)インダン−1−オン[REx(11-1)]:
Figure 2014074024

6−ヒドロキシインダン−1−オン(1.48g)のアセトニトリル(30mL)溶液に4−メチルベンゼンスルホン酸4−メトキシブチル(2.93g)、よう化カリウム(166mg)、炭酸カリウム(2.07g)を加え、80℃で5時間加熱撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加えたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=7/3)にて精製後、n−へキサン/イソプロピルエーテル(2:1)でトリチュレーションすることにより6−(3−メトキシプロポキシ)インダン−1−オン[REx(11-1)](1.1g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:221[M+H]
参考例12
7−(3−メトキシプロポキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン[REx(12-1)]:
Figure 2014074024

7−ヒドロキシ−1−テトラロン(4.05g)のアセトニトリル(75mL)溶液に1−ブロモ−3−メトキシプロパン(4.59g)、よう化カリウム(415mg)、炭酸カリウム(5.18g)を加え、80℃で23時間加熱撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加えたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をn−へキサンでトリチュレーションすることにより7−(3−メトキシプロポキシ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン[REx(12-1)](4.80g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:235[M+H]
参考例13
N−(2−メトキシエチル)−3−オキソインダン−5−カルボキサミド[REx(13-1)]:
Figure 2014074024

1−インダノン−6−カルボン酸(1.76g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50
mL)懸濁液に、カルボニルジイミダゾール(3.24g)を加え、室温で1時間撹拌した。氷冷下で2−メトキシエチルアミン(3.76g)のジクロロメタン(50mL)溶液を加え、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、クロロホルムに溶解し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、1規定塩酸(20mL)を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をイソプロピルエーテル−酢酸エチル(2:1)でトリチュレーションすることによりN−(2−メトキシエチル)−3−オキソインダン−5−カルボキサミド[REx(13-1)](1.87g)を褐色粉末として得た。
APCI−MS m/z:234[M+H]
参考例14
Figure 2014074024

(1)3−ヨード−4−メチル−5−ニトロ安息香酸メチル[REx(14-1)]:
3−アミノ−4−メチル−5−ニトロ安息香酸メチル(36.0g)の6規定塩酸(276mL)懸濁液に、氷塩冷却下にて亜硝酸ナトリウム(13.0g)の水(35mL)溶液を20分かけて滴下し、氷冷下で1時間撹拌した。ヨウ化カリウム(34.1g)の水(280mL)溶液を氷冷下で20分かけて滴下し、室温で2時間撹拌した。反応液に氷冷下で水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=50/1)にて精製することにより3−ヨード−4−メチル−5−ニトロ安息香酸メチル[REx(14-1)](40.5g)を黄色粉末として得た。
(2)3−アミノ−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル[REx(14-2)]:
前記(1)で得られる化合物(40.5g)の酢酸エチル(500mL)溶液に塩化すず(II)二水和物(142g)を加え、60℃で1時間加熱撹拌した。反応混合物に氷冷下で炭酸水素ナトリウム水溶液を注いだのち、不溶物をセライトで濾取した。有機層を分離した後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより3−アミノ−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル[REx(14-2)](35.3g)を淡黄色粉末として得た。
APCI−MS m/z:292 [M+H]
(3)4−ヨード−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(14-3)]:
前記(2)で得られる化合物(35.3g)の水(615mL)懸濁液に濃塩酸(102mL)、アンモニウムテトラフルオロボレート(16.5g)を加えて−3℃に冷却した。同冷却下、亜硝酸ナトリウム(9.20g)の水溶液(34mL)を20分かけて滴下した。−3℃で1時間撹拌した後、析出した結晶を濾取し、水(100mL)、ジエチルエーテル(100mL)で順次洗浄した後に、減圧下乾燥した。得られた固体をクロロホルム(420mL)に懸濁し、酢酸カリウム(13.1g)、18−クラウン−6(801mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をクロロホルムでトリチュレーションすることにより4−ヨード−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(14-3)](18.9g)を淡橙色粉末として得た。
APCI−MS m/z:303[M+H]
(4)3−ブロモ−4−ヨード−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(14-4)]:
前記(3)で得られる化合物(24.5g)を酢酸(720mL)に溶解し、遮光した後、臭素(8.30mL)を室温で滴下した。室温で40時間撹拌した後、臭素(4.15mL)加え、更に24時間室温で撹拌した。酢酸(100mL)と臭素(4.15mL)を更に加え、室温で6時間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、チオ硫酸ナトリウムを加えた後に室温で20分撹拌した後、析出する固体を濾取した。固体を水で洗った後、酢酸エチルに溶解し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより得られる残渣をイソプロピルエーテルでトリチュレーションすることにより3−ブロモ−4−ヨード−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(14-4)](27.3g)を淡黄色粉末として得た。
APCI−MS m/z:381/383[M+H]
(5)3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(14-5)]:
前記(4)で得られる化合物(22.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)溶液に、氷冷下で60%油性水素化ナトリウム(2.81g)を加え、室温で15分間攪拌した。混合物に氷冷下で、1−ブロモ−3−メトキシプロパン(10.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液を加え、室温で18時間攪拌した。反応液に氷冷下で10%塩酸を注いだのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=9/1)にて精製することにより3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(14-5)](23.5g)を淡橙色粉末として得た。
APCI−MS m/z:453/455[M+H]
参考例15
1−[4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エタノン[REx(15-1)]:
Figure 2014074024

アルゴン雰囲気下、1−[3−ブロモ−4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)− 1H−インダゾール−6−イル]エタノン(1.0g)の1,4−ジオキサン(20mL)溶液に炭酸カリウム(1.2g)、トリメチルボロキシン(0.41mL)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(212mg)を加え、80℃で24時間加熱撹拌した。氷冷下で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1→3/2)にて精製することにより1−[4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]エタノン[REx(15-1)](392mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:281/283[M+H]
参考例16
1−[1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル]エタノン[REx(16-1)]:
Figure 2014074024

アルゴン雰囲気下、1−[3−ブロモ−4−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エタノン(1.0g)の1,4−ジオキサン(7.5mL)溶液に炭酸カリウム(1.2g)、トリメチルボロキシン(1.0mL)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(212mg)を加え、110℃で24時間加熱撹拌した。氷冷下で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1→1/1)にて精製することにより1−[1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル]エタノン[REx(16-1)](689mg)を橙色油状物として得た。
APCI−MS m/z:261[M+H]
参考例17
1−[3−ブロモ−1−(3−メトキシプロピル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−6−イル]エタノン[REx(17-1)]:
Figure 2014074024

アルゴン雰囲気下、1−[3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エタノン(500mg)、フルオロスルホニルジフルオロ酢酸メチル(1.36g)、ヘキサメチルホスホリルアミド(1.27g)、ヨウ化銅(I)(337mg)の混合物をN,N−ジメチルホルムアミド(7.0mL)中75℃で15時間加熱撹拌した。反応混合物に氷冷下で水および酢酸エチルを注いだ後、不溶物をセライトで濾過した。有機層を分離した後、水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン→n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより1−[3−ブロモ−1−(3−メトキシプロピル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−6−イル]エタノン[REx(17-1)](87mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:379/381[M+H]
参考例18
Figure 2014074024

(1)1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(18-1)]:
3−ブロモ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル(3.0g)とジイソプロピルエチルアミン(2.4mL)のメタノール(60mL)溶液に10%パラジウム炭素触媒(600mg)を加え、水素雰囲気下で1時間撹拌した。不溶物を濾過した後、濾液を減圧下濃縮した。残渣をクロロホルムに溶解し、10%塩酸水、飽和食塩水で順次洗浄した後、減圧下濃縮することにより1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(18-1)](2.40g)を淡黄色油状物として得た。
(2)3−フルオロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(18-2)]:
前記(1)で得られる化合物(2.20g)のアセトニトリル(30mL)溶液にセレクトフロール(Selectfluor:登録商標)(3.45g)を加え、80℃で15時間撹拌した。氷冷下で炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン→n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)にて精製することにより3−フルオロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−カルボン酸メチル[REx(18-2)](1.01g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:267[M+H]
参考例19
1−[3−フルオロ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン[REx(19-2)]
Figure 2014074024

1−ブロモ−3−フルオロ−5−(3−メトキシプロポキシ)ベンゼン(4.0g)を水(30.4mL)に入れ、そこにエチレングリコールモノビニルエーテル(6.8mL)、炭酸カリウム(2.52g)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(125mg)、酢酸パラジウム(34mg)を加え、90℃で22時間加熱撹拌した。冷却後、濃塩酸(7.2mL)を加えて室温で20分間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1→2/1)にて精製することにより1−[3−フルオロ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン[REx(19-2)](1.03g)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:227[M+H]
なお、出発物質[REx(19-1)]は、例えば1−ブロモ−3−フルオロ−フェノールから参考例11または同12と同様にして調製される。
参考例20
1−[3−ヒドロキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン[REx(20-1)]:
Figure 2014074024

1−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エタノン(10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(164mL)−水(5mL)溶液に炭酸カリウム(13.6g)と3−メトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホネ−ト(16.1g)を加え、80℃で2時間加熱撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、水を加えたのち、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1→1/1)にて精製することにより1−[3−ヒドロキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン[REx(20-1)](4.65g)を無色粉末として、また1−[3,5−ビス(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン[REx(20-2)](4.98g)を無色油状物として得た。
REx(20-1):APCI−MS m/z:225[M+H]
REx(20-2):APCI−MS m/z:297[M+H]
参考例21
Figure 2014074024

(1)3−アセチル−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニルトリフルオロメタンスルホネート[REx(21-1)]:
1−[3−ヒドロキシ−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン(4.65g)のクロロホルム(100mL)溶液に氷冷下でピリジン(5.02mL)を加え、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.67mL)を同氷冷下で滴下した後、同温で20分間撹拌した。1規定塩酸を加え、クロロホルムで抽出した後、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより3−アセチル−5−(3−メトキシプロポキシ)フェニルトリフルオロメタンスルホネート[REx(21-1)](8.22g)の粗体を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:374[M+NH
(2)1−[3−(3−メトキシプロポキシ)−5−メチルフェニル]エタノン[REx(21-2)]:
(1)で得られた化合物(8.22g)の1,4−ジオキサン(100mL)溶液に炭酸カリウム(8.6g)、トリメチルボロキシン(3.5mL)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(1.51g)を加え、110℃で2時間加熱撹拌した。室温に戻した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン→n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)にて精製することにより1−[3−(3−メトキシプロポキシ)−5−メチルフェニル]エタノン[REx(21-2)](4.15g)を褐色油状物として得た。
APCI−MS m/z:223[M+H]
参考例22
Figure 2014074024

(1)1−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)エタノール[REx(22-1)]:
4−クロロ−3,5−ジメトキシベンズアルデヒド(1.0g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、氷冷下にてメチルマグネシウムブロマイドの3Mジエチルエーテル溶液(1.83mL)を滴下し、同温で1時間撹拌した。氷冷下にて塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮することにより1−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)エタノール[REx(22-1)](1.23g)の粗体を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:200 [M+H−HO]
(2)1−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)エタノン[REx(22-2)]:
前記(1)で得られる化合物(1.23g)のジクロロメタン(28mL)溶液に85%活性化二酸化マンガン(5.81g)を加え、40℃で4時間撹拌した。反応液を室温に戻した後、水−クロロホルムを加え、不溶物をセライトで濾去後、有機層を分離した。有機層を減圧下濃縮することにより得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1→1/1)にて精製することにより1−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)エタノン[REx(22-2)](723mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:215[M+H]
参考例23
Figure 2014074024

(1)6−(1−エトキシビニル)−1−(3‐メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン[REx(23-2)]:
6−ブロモ−1−(3‐メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(1.5g)のトルエン(30mL)溶液にトリ−n−ブチルスズ−1−エトキシビニル(5.65mL)とジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(782mg)を加え、110℃で30分間加熱撹拌した。反応液を室温に冷却後、水−酢酸エチルを加え、不溶物をセライト濾過した。有機層を分離した後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製することにより6−(1−エトキシビニル)−1−(3‐メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン[REx(23-2)](1.69g)を黄色油状物として得た。
なお、原料の化合物[REx(23-1)]は6−ブロモ−1−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンのNを3−メトキシプロピル化することにより得られる。
APCI−MS m/z:261[M+H]
(2)1−[1−(3‐メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]エタノン[REx(23-3)]:
前記(1)で得られる化合物(1.69g)をクロロホルム(20mL)に溶解し、氷冷下で4規定塩化水素/1,4−ジオキサンを加え、同温で2時間撹拌した。氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)にて精製することにより1−[1−(3‐メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]エタノン[REx(23-3)](766mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:233[M+H]
参考例24
1−[4−メトキシ−3−(4−メトキシブチル)フェニル]エタノン[REx(24-1)]:
Figure 2014074024

4−ブロモ−1−メトキシ−2−(4−メトキシブチル)ベンゼン(523mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に塩化リチウム(326mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(381mg)、トリ−n−ブチルスズ−1−エトキシビニル(1.11mL)を加え、80℃で20時間加熱撹拌した。反応液を室温に戻した後、フッ化カリウム水溶液を加え30分間撹拌した。全体をジエチルエーテルで抽出した後、10%塩酸を加え、1時間撹拌した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=9/1→1/1)にて精製することにより1−[4−メトキシ−3−(4−メトキシブチル)フェニル]エタノン[REx(24-1)](195mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:237[M+H]
参考例25
Figure 2014074024
(1)1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸tert−ブチル[REx(25-1)]:
1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸tert−ブチル(2.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)溶液に、氷冷下にて60%油性水素化ナトリウム(385mg)を少しずつ加えた後、室温で15分撹拌した。氷冷下で1−ブロモ−3−メトキシプロパン(1.47g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を滴下した後、室温で18時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水でおよび飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸tert−ブチル[REx(25-1)](2.52g)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:291 [M+H]
(2)3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸tert−ブチル[REx(25-2)]:
前記(1)で得られる化合物(2.52g)のジクロロメタン(50mL)溶液に、氷冷下にてN−クロロスクシンイミド(1.50g)を加え、室温で72時間攪拌した。反応混合物に氷冷下で水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=9/1)にて精製することにより3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸tert−ブチル[REx(25-2)](2.45g)を無色粉体として得た。
APCI−MS m/z:325/327[M+H]
(3)3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸・塩酸塩[REx(25-3)]:
前記(2)で得られる化合物(2.42g)をトリフルオロ酢酸(24mL)に加え、室温で2時間撹拌した。反応液に氷冷下で1規定塩酸水(15mL)を加えた後、減圧下濃縮した。得られる残渣をイソプロピルエーテルでトリチュレーションすることにより3−クロロ−1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−カルボン酸塩酸塩[REx(25-3)](2.20g)を茶色粉末として得た。
ESI−MS m/z:267/269[M−H]
参考例26
Figure 2014074024

(1)1−[4−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシフェニル]エタノン[REx(26-1)]:
3’,4’−ジヒドロキシアセトフェノン(25.4g)のN,N−ジメチルアセトアミド(420mL)溶液に、氷冷下で炭酸カリウム(23.1g)とベンジルブロミド(19.9mL)を加え、室温で90分間撹拌した。不溶物を濾過後、酢酸エチルで希釈した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン→n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1)にて精製後、酢酸エチルでトリチュレーションすることにより1−[4−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシフェニル]エタノン[REx(26-1)](11.0g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:243[M+H]
(2)1−[4−(ベンジルオキシ)−3−(3−メトキシプロピル)フェニル]エタノン[REx(26-2)]:
前記(1)で得られる化合物(11.0g)のアセトニトリル(113mL)溶液に炭酸カリウム(9.37g)と3−メトキシプロピル4−メチルベンゼンスルホネ−ト(13.2g)を加え、20時間加熱還流した。反応液を室温に戻した後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をジイソプロピルエーテルでトリチュレーションすることにより1−[4−(ベンジルオキシ)−3−(3−メトキシプロピル)フェニル]エタノン[REx(26-2)](8.75g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:315[M+H]
参考例27
Figure 2014074024

(1)4−ブロモ−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸[REx(27-1)]:
3−メトキシ−1−プロパノール(5.02g)のN,N−ジメチルホルムアミド(37mL)溶液に60%油性水素化ナトリウム(2.05g)を加え、室温で30分間撹拌した。4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(300mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)溶液を滴下し、室温で20時間撹拌した。反応液に水、n−へキサンを加えた後、濃塩酸で混合溶液を酸性にした。生じる無色粉末を濾取することにより4−ブロモ−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸[REx(27-1)](4.43g)を得た。
ESI−MS m/z:289[M−H]−。
(2)4−ブロモ−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル[REx(27-2)]:
前記(1)で得られる化合物(4.42g)と炭酸カリウム(4.22g)の混合物にN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)を入れ、そこによう化メチル(1.43mL)を加えて室温で30分間撹拌した。冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=20/1→3/1)にて精製することにより4−ブロモ−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル[REx(27-2)](4.01g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:343/305[M+H]
(3)4−アセチル−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル[REx(27-3)]:
前記(2)で得られる化合物(4.0g)のトルエン(44mL)溶液にトリ−n−ブチルスズ−1−エトキシビニル(8.90mL)とジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(1.85g)を加え、100℃で17時間加熱撹拌した。反応液を室温に戻した後、4規定塩化水素−1,4−ジオキサン(24mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムとNH−シリカゲルを加えて撹拌し、不溶物を濾過した。濾液を減圧下濃縮することにより得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1)にて精製することにより4−アセチル−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル[REx(27-3)](1.02g)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:267[M+H]
参考例28
Figure 2014074024

(1)N−[(1E)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチレン]シクロプロパンアミン[REx(28-1)]:
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(1.46g)のエタノール(30mL)の懸濁液にシクロプロピルアミン(1.41mL)を加え、50℃で19時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、トルエンで共沸した。得られる残渣をイソプロピルエーテル/n−へキサン(3:1)でトリチュレーションすることによりN−[(1E)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチレン]シクロプロパンアミン[REx(28-1)](1.75g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:186[M+H]
(2)N−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エチル] シクロプロパンアミン[REx(28-2)]:
前記(1)で得られる化合物(1.11g)と1−(トリメチルシリル)−1H−ベンゾトリアゾール(2.20mL)のトルエン(50mL)懸濁液に、氷冷下でメチルマグネシウムブロマイドの3M ジエチルエーテル溶液(10mL)を10分かけて滴下し、110℃で6時間撹拌した。反応液を氷冷した塩化アンモニウム溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。不溶物を濾過した後、有機層を分離し、水槽をクロロホルムで抽出した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣を酢酸エチルに溶解し、10%クエン酸水溶液で抽出した。水槽を炭酸カリウム水溶液によりアルカリ性にした後、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することによりN−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エチル]シクロプロパンアミン[REx(28-2)](800mg)の粗体を黄色油状物として得た。
(3)シクロプロピル[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(28-3)]:
前記(2)で得られる化合物(800mg)と炭酸カリウム(1.10g)のテトラヒドロフラン(10mL)−水(10mL)溶液に、二炭酸ジ−t−ブチル(786mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を加え、室温で6時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をアセトニトリル(20mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(320mg)と硫酸水素テトラブチルアンモニウム(68mg)を加え、50℃で30分間撹拌した。反応液を冷却後、不溶物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られる残渣を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=3/1→1/3)にて精製することによりシクロプロピル[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル[REx(28-3)](338mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:302[M+H]
(4){1−[1−(3−アミノプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(28-4)]:
前記(3)で得られる化合物(301mg)のアセトニトリル(10mL)溶液に水酸化ナトリウム(300mg)と硫酸水素テトラブチルアンモニウム(17mg)を加え、室温で15分間撹拌した。3−クロロプロピルアミン塩酸塩(650mg)を加え、70℃で4時間撹拌した。反応液を冷却後、不溶物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られる残渣を酢酸エチルに溶解し、水および飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより{1−[1−(3−アミノプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(28-4)](378mg)の粗体を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:359[M+H]
(5)[3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(28-5)]:
前記(4)で得られる化合物(370mg)のクロロホルム(10mL)溶液に、氷冷下でピリジン(0.25mL)、クロロぎ酸メチル(0.16mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を濃縮後、トルエンで共沸した。得られる残渣をクロロホルムに溶解し、1規定炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=1/1→酢酸エチル)にて精製することにより[3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(28-5)](203mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:417[M+H]
(6)(3−{3−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル}プロピル)カルバミン酸メチル[REx(28-6)]:
前記(5)で得られる化合物(187mg)、2,6−ルチジン(0.157mL)のジクロロメタン(4mL)溶液に、氷冷下でトリメチルシリルトリフレ−ト(0.180μL)を加え、同温で1時間撹拌した。氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液とメタノール(2mL)を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=5/1→クロロホルム/メタノール/アンモニア水=50/10/1)にて精製することにより(3−{3−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル}プロピル)カルバミン酸メチル[REx(28-6)](89mg)を無色油状物として得た。
参考例29
Figure 2014074024

(1)N−{1−[3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(29-1)]:
N−{1−[3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロパンアミン(10.2g)のジクロロメタン(200mL)溶液に、氷冷下で二炭酸ジ−t−ブチル(5.12g)を加え、室温で21時間撹拌した。ジメチルアミノピリジン(261mg)を加えて、更に6時間室温で撹拌した。反応液に氷冷下で水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=9/1→4/1)にて精製することによりN−{1−[3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(29-1)](7.62g)を黄色油状物として得た。
(2){1−[3−ブロモ−4−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(29-2)]:
アルゴン雰囲気下、前記(1)で得られる化合物(300mg)と3,5−ジメチルイソキサゾール−4−ボロン酸(146mg)のジメトキシエタン(5.0mL)溶液に2M炭酸ナトリウム水溶液(2.6mL)を加えた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(30mg)を加え、105℃で22時間撹拌した。氷冷下で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン→n−ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより{1−[3−ブロモ−4−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(29-2)](154mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:547/549[M+H]
脱Bocは上記方法。
参考例30
シクロプロピル{1−[1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチル[REx(30-1)]
Figure 2014074024

N−{1−[3−ブロモ−4−ヨード−1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル(1.0g)の1,4−ジオキサン(20mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.90mL)、10%パラジウム炭素触媒(200mg)を加え、水素雰囲気下で42時間撹拌した。不溶物を濾過した後、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=9/1→4/1)にて精製することによりシクロプロピル{1−[1−(3−メトキシプロピル)−1H−インダゾール−6−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチル[REx(30-1)](167mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:374[M+H]
参考例31
N−{1−[3−(3−メトキシプロピル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}シクロプロパンアミン[REx(31-1)]
Figure 2014074024

3−メトキシ−1−プロパノール(0.14mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.0mL)溶液に60%油性水素化ナトリウム(97mg)を加え、室温で10分間撹拌した。N−{1−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}シクロプロパンアミン(300mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)溶液を滴下し、40℃で4時間加熱撹拌した。室温に戻した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1→2/3)にて精製することによりN−{1−[3−(3−メトキシプロピル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}シクロプロパンアミン[REx(31-1)](227mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:318[M+H]
参考例32
Figure 2014074024
(1)4−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル[REx(32-1)]:
4−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル(1.20g)のクロロホルム(9.6mL)溶液に、氷冷下で二炭酸ジ−t−ブチル(2.00g)とトリエチルアミン(2.34mL)を加え、室温で20時間撹拌した。反応液に氷冷下で水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=10/1→2/1)にて精製することにより4−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸メチル(7.62g)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:408[M+H]
(2)4−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸[REx(32-2)]:
前記(1)で得られる化合物(1.10g)のメタノール(13.5mL)溶液に2規定水酸化ナトリウム水溶液(13.5mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液にクロロホルムを加えた後、2規定塩酸(13.5mL)を氷冷下で加える。有機層を分離した後、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=20/1)にて精製することにより4−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}−2−(3−メトキシプロポキシ)安息香酸(1.14g)を無色油状物として得た。
ESI−MS m/z:392[M−H]
(3){1−[4−(アミノカルボニル)−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(32-3)]:
前記(2)で得られる化合物(250mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.2mL)溶液に塩化アンモニウム(40.8mg)、ジイソプロピルエチルアミン(0.133mL)、塩酸 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(146mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(103mg)を加えた後、室温にて30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン/酢酸エチル=3/2→1/6)にて精製することにより{1−[4−(アミノカルボニル)−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エチル}シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル(164mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:393[M+H]
同様にして
脱Bocは上記の方法。
参考例33
2−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]キナゾリン−4(3H)−オン[REx(33-1)]:
Figure 2014074024

2−(1−ブロモエチル)キナゾリン−4(3H)−オン(2.53g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)懸濁液にシクロプロピルアミン(3.46mL)を加え、N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)と水(1mL)で希釈した後、18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をジイソプロピルエーテル/酢酸エチル(20:1)でトリチュレーションすることにより2−[1−(シクロプロピルアミノ)エチル]キナゾリン−4(3H)−オン[REx(33-1)](1.71g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:230[M+H]
参考例34〜100
上記参考例の方法に準じて以下の参考例34〜100の化合物を製造した。方法A−1〜Fの各記号はそれぞれ次の参考例記載の方法に準じた方法であることを示す。
方法A−1 参考例1
方法A−2 参考例2
方法B 参考例3
方法C−1 参考例6
方法C−2 参考例7
方法C−3 参考例8
方法D 参考例28
方法E−1 参考例29
方法E−2 参考例30
方法E−3 参考例31
方法E−4 参考例32
方法F 参考例33
Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024

Figure 2014074024
参考例101
3−アセチル−1H−インダゾール−1−カルボン酸メチル
Figure 2014074024

1-(1H-インダゾール-3-イル)エタノン(5.0g)とトリエチルアミン(6.53mL)のクロロホルム(80mL)溶液に氷冷下でクロロ炭酸メチル(3.24g)のクロロホルム(20mL)溶液を1時間かけて滴下し、室温で14時間撹拌した。反応液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をn-へキサンでトリチュレーションすることにより3-アセチル-1H-インダゾール-1-カルボン酸メチル)[REx(101-1)](6.67g)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:219[M+H]
参考例102
[3−(3−アセチル−6−フルオロ−1H−インダゾール−1−イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(102-2)]
Figure 2014074024

(1)6-フルオロ-3-ヨード-1H-インダゾール(1.5g)と(3−ブロモプロピル)カルバミン酸メチル(1.68g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に炭酸カリウム(1.58g)を加え、室温で3日間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/20→3/2)にて精製することにより[3−(6−フルオロ−3−ヨード−1H−インダゾール−1−イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(102-1)](836mg)を赤色油状物として得た。
APCI−MS m/z:378[M+H]
(2)(1)で得られた化合物(830mg)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液にトリ−n−ブチルスズ−1−エトキシビニル(1.03g)とジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(155mg)を加え、17時間加熱還流した。反応液を室温に戻した後、フッ化カリウム(250mg)の水(3mL)溶液を加え、実温で15分撹拌した。1規定塩酸(5mL)を加え、室温で1時間撹拌した後、不溶物を濾過した。濾液に酢酸エチルを加え、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1→1/1)にて精製することにより[3−(3−アセチル−6−フルオロ−1H−インダゾール−1−イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(102-2)](437mg)を赤色油状物として得た。
APCI−MS m/z:294[M+H]
参考例103
Figure 2014074024

1)1-[1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]エタノン(3.14g)にトリフルオロ酢酸(20mL)を加え2日間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し、得られる残渣を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=95/5→7/3)にて精製することにより1-(1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)エタノン)[REx(103-1)](1.73g)を淡黄色粉末として得た。
APCI−MS m/z:162[M+H]
2)1-(1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)エタノン(500mg)と(3−ブロモプロピル)カルバミン酸メチル(912mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に炭酸カリウム(864mg)を加え、室温で3日間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=95/5→1/1)にて精製することにより[3-(3-アセチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)プロピル]カルバミン酸メチル)[REx(103-2)](308mg)を赤色油状物として得た。
APCI−MS m/z:277[M+H]
参考例104
Figure 2014074024

1)2-クロロ-6-メチルニコチンアルデヒド(5.0g)とヒドラジン一水和物(6.24mL)の混合物にパラトルエンスルホン酸一水和物(3.67g)を加え、130℃で18時間撹拌した。反応液を冷却後、10%クエン酸水溶液を加え、室温で30分撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン[REx(104-1)](3.61g)を茶色粉末として得た。
APCI−MS m/z:134[M+H]
2)6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン(4.44g)とヨウ素(16.9g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液に水酸化カリウム(7.48g)を氷冷下加え、室温で4時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、析出物を濾過した。濾液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られる残渣を、先の析出物と合わせシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=19/1)にて精製することにより3-ヨード-6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン[REx(104-2)](6.48g)を茶色粉末として得た。
APCI−MS m/z:260[M+H]
3)3-ヨード-6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジンと(3−ブロモプロピル)カルバミン酸メチルとを参考例102(1)と同様に処理して[3-(3-ヨード-6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(104-3)]を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:375[M+H]
4)[3-(3-ヨード-6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)プロピル]カルバミン酸メチルとトリ−n-ブチルスズ−エトキシビニルを参考例102(2)と同様に処理して[3-(3-アセチル-6-メチル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(104-4)]を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:291[M+H]
参考例105
Figure 2014074024
1)1H-ピロール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に水素化ナトリウム(3.58g)を氷冷下少量ずつ加えた後、室温で20分撹拌した。1−ブロモ−3−メトキシプロパン(2.74g)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を氷冷下滴下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で水を加えた後、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n-へキサン/酢酸エチル=100/1→20/1)にて精製することにより1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロール[REx(105-1)](9.07g)を無色油状物として得た。
2)1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロール(3.92g)、3−ジメチルアミノー2−(ジメチルアミノメチレンアミノ)アクリル酸エチル(7.20g)(ref. Liebigs Ann. Chem. 1980, 344-357)とトリフルオロ酢酸(8.33mL)の酢酸(32mL)溶液を室温で18時間撹拌した後、3時間加熱還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、得られる残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を氷冷下で加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=1/1→AcOEt)にて精製することにより1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル[REx(105-2)](4.79g)を茶色油状物として得た。
APCI−MS m/z:263[M+H]
3)1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル(2.00g)のジクロロメタン(40mL)溶液にN−ブロモスクシンイミド(1.49g)を氷冷下で加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n-へキサン/酢酸エチル=9/1→4/1)にて精製することにより3-ブロモ-1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル[REx(105-3)](2.12g)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:341/343[M+H]
4)アルゴン雰囲気下、3-ブロモ-1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル(1.70g)の1,4−ジオキサン(25mL)溶液にトリメチルボロキシン(2.09mL)、炭酸セシウム(4.87g)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(X−Phos)(297mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(228mg)を加え、110℃で15時間撹拌した。反応液を冷却後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン→酢酸エチル)にて精製することにより1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル[REx(105-4)](831mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:277[M+H]
5)1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル(100mg)のクロロホルム(2mL)溶液に氷冷下メタクロロ過安息香酸(250mg)を加えた後、室温で2時間撹拌した。反応液を濃縮した後、得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル→酢酸エチル/メタノール=10/1)にて精製することにより1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル 5-オキシド[REx(105-5)](41mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:293[M+H]
6)1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル 5-オキシド(40mg)のオキシ塩化リン(2mL)溶液を100℃で1時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られる残渣を酢酸エチルに溶解した。それを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン→n-へキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより4-クロロ-1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル[REx(105-6)](23mg)を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:311/313[M+H]
7)4-クロロ-1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル(290mg)のエタノール(6mL)溶液に2規定水酸化ナトリウム水溶液(0.95mL)を氷冷下で加え、室温で90分撹拌した。2規定塩酸(0.95mL)を氷冷下で加えた後、反応液を濃縮した。残渣のクロロホルム(6mL)溶液にN,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(137mg)、塩酸 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(268mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(189mg)およびジイソプロピルエチルアミン(325μL)を氷冷下にて加えた後、室温で15時間撹拌した。反応混合物に氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン→酢酸エチル)にて精製することにより4-クロロ-N-メトキシ-1-(3-メトキシプロピル)-N,3-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボキサミド[REx(105-7)](277mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:326/328[M+H]
8)4-クロロ-N-メトキシ-1-(3-メトキシプロピル)-N,3-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボキサミドとメチルマグネシウムブロマイドを参考例6(5)と同様に処理して1−[4-クロロ-1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-イル]エタノン[REx(105-8)]を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:281/283[M+H]
9)アルゴン雰囲気下、1−[4-クロロ-1-(3-メトキシプロピル)-3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-イル]エタノン(50mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液にトリメチルボロキシン(50μL)、炭酸セシウム(174mg)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(X−Phos)(17mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(8mg)を加え、80℃で2時間撹拌した。反応液を冷却後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン→n-へキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより1-[1-(3-メトキシプロピル)-3,4-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-イル]エタノン[REx(105-9)](105mg)を無色油状物として得た。
APCI−MS m/z:261[M+H]
参考例106
Figure 2014074024
1)アルゴン雰囲気下、3-ブロモ-1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル(200mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液にトリビニルボロキシン ピリジン錯体(141mg)、炭酸セシウム(573mg)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(X−Phos)(56mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(27mg)を加え、100℃で1時間撹拌した。反応液を冷却後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=9/1→4/1)にて精製することにより1-(3-メトキシプロピル)-3-ビニル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル[REx(106-1)](118mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:289[M+H]
2)1-(3-メトキシプロピル)-3-ビニル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル(460mg)のエタノール(9mL)溶液に10%パラジウム炭素(92mg)を加えて水素雰囲気下1時間撹拌した。不溶物を濾別した後、濾液を減圧下濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=9/1→1/1)にて精製することにより3-エチル-1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチル[REx(106-2)](294mg)を黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:291[M+H]
3)3-エチル-1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボン酸エチルを参考例105(7)と同様に水酸化ナトリウム水溶液、およびN,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩と処理して3-エチル-N-メトキシ-1-(3-メトキシプロピル)-N-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボキサミド[REx(106-3)]を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:306[M+H]
4)3-エチル-N-メトキシ-1-(3-メトキシプロピル)-N-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボキサミドとメチルマグネシウムブロマイドを参考例6(5)と同様に処理して1-[3-エチル-1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-イル]エタノン[REx(106-4)]を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:261[M+H]
参考例107
Figure 2014074024

4-ブロモ-1-メトキシ-2-(4-メトキシブチル)ベンゼンとトリ-n-ブチルスズ-1-エトキシビニルを参考例27(3)と同様に処理して1-[4-メトキシ-3-(4-メトキシブチル)フェニル]エタノンを黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:237[M+H]
参考例108〜112
参考例103〜107の化合物を参考例6−(6)と同様に処理して次の化合物を得た。
Figure 2014074024
参考例113
Figure 2014074024
1)5-ブロモ-6-クロロニコチン酸とN,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩を参考例7(5)と同様に処理した後、得られる化合物とメチルマグネシウムブロマイドを参考例7(6)と同様に処理して1-(5-ブロモ-6-クロロピリジン-3-イル)エタノン[REx(113-1)]を無色粉末として得た。
APCI−MS m/z:234/236[M+H]
2)1-(5-ブロモ-6-クロロピリジン-3-イル)エタノンとシクロプロピルアミンを参考例6(6)と同様に処理してN-[1-(5-ブロモ-6-クロロピリジン-3-イル)エチル]シクロプロピルアミン[REx(113-2)]を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:275/277[M+H]
3)N-[1-(5-ブロモ-6-クロロピリジン-3-イル)エチル]シクロプロパンアミン(2.47g)の酢酸エチル(15mL)−テトラヒドロフラン(15mL)−水(15mL)溶液に炭酸水素ナトリウム(3.78g)、二炭酸ジ−tert−ブチル(3.94g)を加え、室温で41時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製することにより[1-(5-ブロモ-6-クロロピリジン-3-イル)エチル]シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル[REx(113-3)](2.6g)を淡黄色油状物として得た。
4)[1-(5-ブロモ-6-クロロピリジン-3-イル)エチル]シクロプロピルカルバミン酸t−ブチル(530mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)溶液にプロピ-2-イン-1-イルカルバミン酸メチル(384mg)、トリエチルアミン(1.96mL)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(69mg)、ヨウ化銅(I)(40mg)を加え、60℃で2時間撹拌した。反応液を冷却後、酢酸エチルで希釈し、不溶物を濾別した。濾液を水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製することにより[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-クロロピリジン-3-イル)プロピ-2-イン-1-イル]カルバミン酸メチル[REx(113-4)](362mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:408/410[M+H]
5)[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-クロロピリジン-3-イル)プロピ-2-イン-1-イル]カルバミン酸メチルを実施例296(5)と同様に還元して[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-クロロピリジン-3-イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(113-5)]を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:412/414[M+H]
6)[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-クロロピリジン-3-イル)プロピル]カルバミン酸メチル(380mg)のジメトキシエタン(8mL)溶液にビニルボロン酸ピナコールエステル(235μL)、2M炭酸ナトリウム(1.38mL)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(65mg)を加え、85℃で17時間撹拌した。反応液を冷却後、不溶物をセライトで濾別し、濾液に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=3/1→1/4)にて精製することにより[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-ビニルピリジン-3-イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(113-6)](282mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:404[M+H]
7)[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-ビニルピリジン-3-イル)プロピル]カルバミン酸メチル(280mg)のメタノール(10mL)溶液に10%パラジウム炭素(140mg)を加え、水素雰囲気下2時間撹拌した。不溶物を濾別した後、濾液を減圧下濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=4/1)にて精製することにより[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-エチルピリジン-3-イル)プロピル]カルバミン酸メチル[REx(113-7)](210mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:406[M+H]
8)[3-(5-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)(シクロプロピル)アミノ]エチル}-2-エチルピリジン-3-イル)プロピル] カルバミン酸メチル(204mg)のジクロロメタン(1.5mL)溶液に氷冷下でトリフルオロ酢酸(1.5mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を氷冷した飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、クロロホルムで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られる残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム→クロロホルム/メタノール=20/1)にて精製することにより(3-{5-[1-(シクロプロピルアミノ)エチル]-2-エチルピリジン-3-イル}プロピル)カルバミン酸メチル[REx(113-8)](142mg)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:306[M+H]
参考例114
Figure 2014074024

(−)−α−ピネン(3.64mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に氷冷下ボランジメチルスルフィド錯体(1.09mL)を滴下し、室温で15時間撹拌した。反応液にプロピ-2-イン-1-イルカルバミン酸メチル(1.0g)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を氷冷下で滴下した後、室温で17時間撹拌した。反応液にアセトアルデヒド(5mL)を氷冷下で滴下し、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られる残渣をジエチルエーテル(15mL)に溶解した。その溶液にピナコール(1.56g)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-へキサン/酢酸エチル=10/1→3/2)にて精製することにより[(2E)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボラン-2-イル)プロペ-2-エン-1-イル]カルバミン酸メチル(1.18g)を淡黄色油状物として得た。
APCI−MS m/z:242[M+H]
試験例
[ヒト・レニン阻害作用]
被検化合物と基質となる合成ペプチド(Nma−KHPFH LVIHK(Dnp)−NH)を混和させ、反応開始前の蛍光強度を蛍光光度計にて測定した(励起波長340nm,測定波長460nm)。リコンビナント・ヒト・レニンを添加し37℃で1時間インキュベーションし、反応後の蛍光強度を蛍光光度計にて測定した(励起波長340nm,測定波長460nm)。反応後の蛍光強度から反応前の蛍光強度を減じて得られる蛍光強度をレニン活性とし、被検化合物の濃度を変えることにより、各濃度のレニン活性から50%阻害濃度(IC50)を算出した。本明細書記載の実施例化合物は以下の通りの値を示した。
試験結果1
Figure 2014074024
試験結果2
Figure 2014074024
試験結果3
Figure 2014074024
本発明の目的化合物[I]またはその薬理的に許容しうる塩は、レニン阻害作用を示す。従って、本発明の目的化合物[I]またはその薬理的に許容し得る塩は、高血圧、心不全、糖尿病性腎症等の予防・治療への適用が考えられる。また、化合物[II]は化合物[I]製造中間体として有用である。

Claims (13)

  1. 式[I]:
    Figure 2014074024
    〔式中、Rは、シクロアルキル基又は非置換アルキル基、
    22は、1)置換されていてもよいアリール基、2)置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、3)置換されていてもよいナフチリジニル基、4)置換されていてもよいピリジル基、5)置換されていてもよいピラゾロピリジル基、6)置換されていてもよいインドリル基、7)置換されていてもよいベンゾフラニル基、8)置換されていてもよいベンゾチエニル基、9)置換されていてもよいキノリル基、10)置換されていてもよいクロマニル基、11)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、12)置換されていてもよいインダゾリル基、13)置換されていてもよいピロロピリジニル基、14)置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、15)置換されていてもよいキサンテニル基、16)置換されていてもよいインドリニル基、17)置換されていてもよいキナゾリニル基、18)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、19)置換されていてもよいフロピリジル基、20)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、21)置換されていてもよいキノキサリニル基、22)置換されていてもよいチエノピリジル基、23)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、24)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、25)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基又は26)置換されていてもよいイミダゾピリジニル基、
    Rは低級アルキル基であるか、あるいはR22と互いに末端で結合して環を形成し、
    Tは、カルボニル基、
    Zは、−O―、―NH−又は単結合、
    、R、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、置換されていてもよいカルバモイル基又は置換されていてもよいアルキル基を示す。〕
    により表される化合物またはその薬理的に許容しうる塩、からなる医薬。
  2. 22が、
    1)同一又は異なって、フェニル低級アルコキシ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいフェニル基、
    2)同一又は異なって、トリハロゲノ低級アルコキシ基、低級アルカノイルアミノ低級アルコキシ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、アリール基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜6個の基で置換されていてもよいナフチル基、
    3)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜6個の基で置換されていてもよいテトラヒドロナフチル基、
    4)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいナフチリジニル基、
    5)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいピリジル基、
    6)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいピラゾロピリジル基、
    7)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいインドリル基、
    8)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいベンゾフラニル基、
    9)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいベンゾチエニル基、
    10)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいキノリル基、
    11)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいクロマニル基、
    12)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル基、
    13)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ置換低級アルコキシ置換低級アルキル基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいインダゾリル基及び
    14)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいピロロピリジニル基、
    15)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいベンゾイソキサゾリル基、
    16)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜6個の基で置換されていてもよいキサンテニル基、
    17)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいインドリニル基、
    18)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいキナゾリニル基、
    19)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
    20)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいフロピリジル基、
    21)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、
    22)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜5個の基で置換されていてもよいキノキサリニル基、
    23)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいチエノピリジル基、
    24)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、
    25)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、
    26)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基および
    27)同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基置換低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ基置換アリール基、複素環式基、シアノ基及び低級アルコキシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよいイミダゾピリジニル基
    から選ばれるいずれかの基であり、
    がシクロプロピル基、
    Zが−O−、
    、R、R及びRが、水素原子である
    請求項1記載の医薬。
  3. 22
    3)置換されていてもよいナフチリジニル基、
    4)置換されていてもよいピリジル基、
    5)置換されていてもよいピラゾロピリジル基
    10)置換されていてもよいクロマニル基、
    17)置換されていてもよいキナゾリニル基、
    18)置換されていてもよいジヒドロキナゾリニル基、
    19)置換されていてもよいフロピリジル基、
    20)置換されていてもよいジヒドロフロピリジル基、
    21)置換されていてもよいキノキサリニル基、
    22)置換されていてもよいチエノピリジル基、
    23)置換されていてもよいジヒドロピラノピリジル基、
    24)置換されていてもよいジヒドロベンゾチエニル基、および
    25)置換されていてもよいジヒドロチエノピリジル基
    から選ばれる基、
    である、請求項1記載の医薬。
  4. 一般式[Ic1
    Figure 2014074024
    (式中、Rは、低級アルキルを表し、
    b1は、シクロアルキル又は、アルキルを表し、
    環Bは、
    1)アリール基、
    2)テトラヒドロナフチル基、
    3)ナフチリジニル基、
    4)ピリジル基、
    5)ピラゾロピリジル基
    6)インドリル基、
    7)ベンゾフラニル基、
    8)ベンゾチエニル基、
    9)キノリル基、
    10)クロマニル基、
    11)ジヒドロベンゾフラニル基、
    12)インダゾリル基及び
    13)ピロロピリジニル基
    14)ベンゾイソキサゾリル基、
    15)キサンテニル基、
    16)インドリニル基、
    17)キナゾリニル基、
    18)ジヒドロキナゾリニル基、
    19)フロピリジル基、
    20)ジヒドロフロピリジル基、
    21)キノキサリニル基、
    22)チエノピリジル基、
    23)ジヒドロピラノピリジル基、
    24)ジヒドロベンゾチエニル基、
    25)ジヒドロチエノピリジル基および
    26)イミダゾピリジニル基
    から選ばれる基、を表し、
    b21〜Rb23は、同一又は異なって、1)水素、2)ハロゲン、3)ハロゲン、アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルキル、および4)アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ、5)シアノ、6)アルキルで置換されていても良いカルバモイル、および7)オキソから選ばれる基をあらわす。)
    で示される請求項1記載の医薬。
  5. 一般式[Ic2
    Figure 2014074024
    (式中、Rは、低級アルキルを表し、
    b1は、シクロアルキル又は、アルキルを表し、
    環Bは、
    1)アリール基、
    2)テトラヒドロナフチル基、
    3)ナフチリジニル基、
    4)ピリジル基、
    5)ピラゾロピリジル基
    6)インドリル基、
    7)ベンゾフラニル基、
    8)ベンゾチエニル基、
    9)キノリル基、
    10)クロマニル基、
    11)ジヒドロベンゾフラニル基、
    12)インダゾリル基及び
    13)ピロロピリジニル基
    14)ベンゾイソキサゾリル基、
    15)キサンテニル基、
    16)インドリニル基、
    17)キナゾリニル基、
    18)ジヒドロキナゾリニル基、
    19)フロピリジル基、
    20)ジヒドロフロピリジル基、
    21)キノキサリニル基、
    22)チエノピリジル基、
    23)ジヒドロピラノピリジル基、
    24)ジヒドロベンゾチエニル基、
    25)ジヒドロチエノピリジル基および
    26)イミダゾピリジニル基
    から選ばれる基、を表し、
    b21〜Rb23は、同一又は異なって、1)水素、2)ハロゲン、3)ハロゲン、アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルキル、および4)アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ、5)シアノ、6)アルキルで置換されていても良いカルバモイルおよび7)オキソから選ばれる基をあらわす。)
    で示される請求項4記載の医薬。
  6. 環Bが、
    3)ナフチリジニル基、
    4)ピリジル基、
    5)ピラゾロピリジル基
    10)クロマニル基、
    17)キナゾリニル基、
    18)ジヒドロキナゾリニル基、
    19)フロピリジル基、
    20)ジヒドロフロピリジル基、
    21)キノキサリニル基、
    22)チエノピリジル基、
    23)ジヒドロピラノピリジル基、
    24)ジヒドロベンゾチエニル基、および
    25)ジヒドロチエノピリジル基
    で示される請求項4または5記載の医薬。
  7. 環Bが
    4)ピリジル基、
    5)ピラゾロピリジル基、
    17)キナゾリニル基、および
    18)ジヒドロキナゾリニル基、
    から選ばれる基である請求項6記載の医薬。
  8. b1がシクロアルキル基である請求項4〜7いずれか記載の医薬。
  9. b1がシクロプロピル基である請求項8記載の医薬。
  10. b21が、アルコキシ、及びアルコキシカルボニルアミノから選ばれる基で置換されていてもよいアルキル;およびアルコキシ、及びアルコキシカルバモイルから選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ、から選ばれる基である請求項4〜9いずれか記載の医薬。
  11. 実施例1〜308に記載されている化合物から選ばれる化合物またはその薬理的に許容しうる塩、からなる医薬。
  12. レニン阻害薬である請求項1〜11のいずれか記載の医薬。
  13. 高血圧、心不全または糖尿病性腎症の予防または治療用の請求項1〜12のいずれか記載の医薬。
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