JP2014072768A - 特定のサーバ及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 端末装置に特別なアプリケーションをインストールしなくても、通信装置に関する情報を端末装置に適切に表示させ得る技術を提供すること。
【解決手段】 携帯端末150は、NFC通信を利用して、MFP10Aから、MFP10Aに現在記憶されている現在のネットワーク設定情報を含むURL302を受信する場合に、Wi−Fi通信を利用して、URL302を含むGETコマンド310を仲介サーバ50に送信する。仲介サーバ50は、URL302に含まれる現在のネットワーク設定情報が記述された通信設定画面を表わす通信設定データ312を生成して、通信設定データ312を携帯端末150に送信する。これにより、携帯端末150は、通信設定画面を表示させることができる。
【選択図】 図5

Description

本明細書では、端末装置にウェブデータを送信するための特定のサーバを開示する。本明細書では、さらに、端末装置と無線通信を実行するための通信装置を開示する。
例えば、特許文献1には、携帯電話と印刷装置とがNFC(Near Field Communicationの略)通信を実行するシステムが開示されている。携帯電話は、NFC通信を実行して、印刷装置から、印刷装置に関する情報(例えば、エラーやステータスを示す文字情報、HTML(Hyper Text Markup Languageの略)のスクリプトプログラム等)を取得する。これにより、携帯電話は、印刷装置に関する情報を表示させることができる。
特開2009−184225号公報
特許文献1の技術によると、携帯電話は、NFC通信の結果として印刷装置に関する情報を取得する場合に、当該情報を解釈して表示させる必要がある。携帯電話がこのような処理を実行するためには、携帯電話は、NFC通信のためのプログラムやウェブブラウザプログラムのみならず、上記の処理(即ち、NFC通信で取得される情報を解釈して表示させる処理)を実行するための特別なアプリケーション(例えば、印刷装置のベンダによって提供されるアプリケーション)を備えておく必要があると考えられる。
本明細書では、端末装置に特別なアプリケーションをインストールしなくても、通信装置に関する情報を端末装置に適切に表示させ得る技術を提供する。
本明細書によって開示される特定のサーバは、第1の受信部と、ウェブデータ生成部と、第1の送信部と、を備える。第1の受信部は、ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を利用して、第1の位置情報を含む第1の送信要求を送信する場合に、第1の送信要求を受信する。第1の位置情報は、端末装置が、第1種の無線通信とは異なる第2種の無線通信を利用して、端末装置とは異なる通信装置から受信した位置情報である。第1の位置情報は、通信装置に現在記憶されている現行設定情報を含む。ウェブデータ生成部は、第1の送信要求が受信される場合に、第1の位置情報に含まれる現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面であって、通信装置によって利用されるべき設定情報を指定するための第1の設定ウェブ画面を表わす第1の設定ウェブデータを生成する。第1の送信部は、第1の設定ウェブデータを端末装置に送信する。
上記の構成によると、端末装置は、第2種の無線通信を利用して、通信装置から現行設定情報を含む第1の位置情報を受信する場合に、第1種の無線通信を利用して、第1の位置情報を含む第1の送信要求を特定のサーバに送信し得る。この場合、特定のサーバは、第1の位置情報に含まれる現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面を表わす第1の設定ウェブデータを生成して、第1の設定ウェブデータを端末装置に送信する。これにより、端末装置は、第1の設定ウェブ画面を表示させ得る。従って、例えば、端末装置のユーザは、通信装置の現行設定情報を見ながら、通信装置によって利用されるべき設定情報を指定し得る。このように、端末装置は、第2種の無線通信の結果として第1の位置情報を受信する場合に、第1の位置情報に含まれる現行設定情報を解釈して表示させる必要がなく、第1の位置情報を含む第1の送信要求を特定のサーバに送信すれば、現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面を表示させ得る。このために、端末装置に特別なアプリケーション(例えば、通信装置のベンダによって提供されるアプリケーション)をインストールしなくても、通信装置の現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面を端末装置に適切に表示させ得る。
本明細書によって開示される通信装置は、送信部と、受信部と、抽出部と、処理実行部と、を備える。送信部は、通信装置とウェブブラウザを備える端末装置との間に、第1種の無線通信とは異なる第2種の無線通信を実行するための接続が確立される場合に、第2種の無線通信を利用して、通信装置に現在記憶されている現行設定情報を含む第1の位置情報を、端末装置に送信する。第1の位置情報は、端末装置が、第1種の無線通信を利用して、特定のサーバから第1の設定ウェブデータを受信するための位置情報である。第1の設定ウェブデータは、第1の位置情報に含まれる現行設定情報が記述される第1の設定ウェブ画面であって、通信装置によって利用されるべき設定情報を指定するための第1の設定ウェブ画面を表わすデータである。受信部は、第2種の無線通信を利用して、端末装置から、第1の設定ウェブ画面上で指定された指定済みの設定情報を含む第2の位置情報を受信する。抽出部は、第2の位置情報が受信される場合に、第2の位置情報から指定済みの設定情報を抽出する。処理実行部は、指定済みの設定情報を利用して、特定の処理を実行する。
上記の構成によると、通信装置は、第2種の無線通信を利用して、通信装置の現行設定情報を含む第1の位置情報を端末装置に送信する。第1の位置情報は、端末装置が、特定サーバから、第1の設定ウェブ画面を表わす第1の設定ウェブデータを受信するための位置情報である。このために、端末装置は、第2種の無線通信の結果として第1の位置情報を受信する場合に、第1の位置情報に含まれる現行設定情報を解釈して表示させる必要がない。このために、端末装置に特別なアプリケーション(例えば、通信装置のベンダによって提供されるアプリケーション)をインストールしなくても、通信装置の現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面を端末装置に適切に表示させ得る。また、通信装置は、第2種の無線通信を実行して、端末装置から、指定済みの設定情報を含む第2の位置情報を受信する場合に、指定済みの設定情報を抽出し、指定済みの設定情報を利用して特定の処理を実行する。このために、通信装置は、特定の処理を適切に実行し得る。
上記の特定のサーバを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も、新規で有用である。また、上記の特定のサーバと上記の通信装置とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 MFPがスキャンUL処理を実行する様子を表わすシーケンス図を示す。 図2の続きのシーケンス図を示す。 スキャン設定画面及びメッセージ画面の一例を示す。 MFPが設定変更処理を実行する様子を表わすシーケンス図を示す。 図5の続きのシーケンス図を示す。 通信設定画面及びメッセージ画面の一例を示す。 MFPがスキャンUL処理を実行する様子を表わす第2実施例のシーケンス図を示す。 図8の続きのシーケンス図を示す。 第2実施例のスキャン設定画面及びメッセージ画面の一例を示す。
(第1実施例)
(システムの構成)
図1に示されるように、通信システム2は、複数個のMFP(Multi-Function Peripheralの略)10A,10Bと、仲介サーバ50と、複数個のサービス提供サーバ100,110と、携帯端末150と、を備える。各デバイス10A,10B,50,100,110,150は、インターネットに接続可能である。また、MFP10A,10B及び携帯端末150のそれぞれは、NFC(Near Field Communicationの略)通信を実行可能である。
(MFP10Aの構成)
MFP10Aは、モデル名「XXX」を有するモデル(即ち機種)であり、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能等の多機能を実行可能な周辺装置である。MFP10Aは、操作部12と、表示部14と、NFCI/F(NFC Interfaceの略)16と、印刷実行部18と、スキャン実行部20と、ネットワークI/F22と、制御部30と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10Aに入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。スキャン実行部20は、CCD、CIS等のスキャン機構を備える。
NFCI/F16は、NFC方式の無線通信を実行するためのインターフェースである。NFC方式は、いわゆる近距離無線通信のための無線通信方式であり、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。ネットワークI/F22は、LAN(Local Area Networkの略)に接続するためのインターフェースである。ネットワークI/F22は、有線LANに接続されるインターフェースであってもよいし、無線LANに接続されるインターフェースであってもよい。MFP10Aは、ネットワークI/F22を介して(即ちLANを介して)、インターネットに接続可能である。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。CPU32が上記のプログラムに従って処理を実行することによって、各部41〜44の機能が実現される。メモリ34は、上記のプログラムの他に、アカウント設定情報36、ネットワーク設定情報38等の各種の設定情報を格納する。
アカウント設定情報36は、後述のサービス提供サーバ100,110からサービスを受けることが許可される1人以上のユーザに対応する1個以上のユーザ情報を含む。1個以上のユーザ情報のそれぞれは、ユーザ名と、サービス名と、アクセストークンと、PINコードと、が関連付けられた情報である。サービス名は、ユーザがサービスを受けることが可能なサービス提供サーバ(例えば100)の名称である。アクセストークンは、サービス提供サーバ(例えば100)から与えられる認証情報であり、サービス提供サーバにおいて認証のために利用される。PINコードは、ユーザによって設定されるコードであり、MFP10Aにおいて認証(例えば図3のS80の認証)のために利用される。アカウント設定情報36がメモリ34に格納される様子については、後で説明する。
MFP10Aは、アカウント設定情報36を格納しているために、サービス提供サーバ(例えば100)からサービスを受けることができる。例えば、MFP10Aは、スキャンによって生成される画像データをサービス提供サーバにアップロードすることができる(以下では「スキャンUL処理」と呼ぶ)。即ち、MFP10Aは、サービス提供サーバからデータ保存サービスを受けて、スキャンUL処理を実行することができる。また、例えば、MFP10Aは、サービス提供サーバから画像データをダウンロードして、画像データによって表される画像を印刷媒体に印刷することができる(以下では「DL印刷処理」と呼ぶ)。即ち、MFP10Aは、サービス提供サーバからデータ供給サービスを受けて、DL印刷処理を実行することができる。
ネットワーク設定情報38は、MFP10AがネットワークI/F22を介した通信を他装置と実行するために、MFP10Aによって利用される情報である。具体的に言うと、ネットワーク設定情報38は、IPアドレスと、サブネットマスクと、ゲートウェイアドレスと、IPアドレス設定手法と、を含む。なお、モデル名「XXX」を有するMFP10Aは、IPアドレス設定手法として、以下の3の手法、即ち、(1)DHCP(Dynamic Host Configuration Protocolの略)サーバからIPアドレスが割り当てられるDHCPの手法と、(2)MFP10Aのユーザによって指定されるIPアドレスが割り当てられるStaticの手法と、(3)RARP(Reverse Address Resolution Protocolの略)サーバからIPアドレスが割り当てられるRARPの手法と、をサポートしている。
(MFP10Bの構成)
MFP10Bは、MFP10Aと同じベンダによって製造されたデバイスである。ただし、MFP10Bは、MFP10Aとは異なるモデルであり、モデル名「YYY」を有する。MFP10Bは、MFP10Aと同様の構成を備える。即ち、MFP10Bは、NFC通信と、LANを介した有線通信又は無線通信と、を実行可能である。MFP10Bのメモリは、MFP10Aと同様のプログラムを格納しており、この結果、MFP10Bも、MFP10の各部41〜44と同様の各部を備える。MFP10Bのメモリは、さらに、アカウント設定情報と、ネットワーク設定情報と、を格納する。
MFP10Bのメモリに格納されるアカウント設定情報は、MFP10Aのメモリ34に格納されるアカウント設定情報36とは異なる。MFP10Aを利用するユーザと、MFP10Bを利用するユーザと、が異なるからである。MFP10Bは、アカウント設定情報を格納しているために、サービス提供サーバ(例えば100)を利用して、スキャンUL処理とDL印刷処理とを実行することができる。
MFP10Bのメモリに格納されるネットワーク設定情報は、MFP10Aのメモリ34に格納されるネットワーク設定情報38と同様に、IPアドレスと、サブネットマスクと、ゲートウェイアドレスと、IPアドレス設定手法と、を含む。ただし、モデル名「YYY」を有するMFP10Bは、IPアドレス設定手法として、DHCPの手法及びStaticの手法をサポートしているが、RARPの手法をサポートしていない。
(仲介サーバ50の構成)
仲介サーバ50は、MFP10A,10Bのベンダによって提供されるサーバであり、サービス提供サーバ100,110からMFP10A,10Bへのサービスの提供を仲介するためのサーバである。また、仲介サーバ50は、携帯端末150にウェブデータを提供するためのウェブサーバとして機能する。仲介サーバ50は、ネットワークI/F60と、制御部70と、を備える。仲介サーバ50は、ネットワークI/F60を介して、インターネットに接続可能である。
制御部70は、CPU72と、メモリ74と、を備える。CPU72は、メモリ74に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。CPU72が上記のプログラムに従って処理を実行することによって、各部81〜88の機能が実現される。メモリ74は、上記のプログラムの他に、ウェブデータを生成するための複数個のテンプレートを格納している。テンプレートの内容については、後で説明する。
(サービス提供サーバ100,110の構成)
各サービス提供サーバ100,110は、例えば、「Evernote(登録商標)」、「Google(登録商標) Docs」、「PICASA(登録商標)」、「Facebook(登録商標)」等の公知のサービス提供サーバである。本実施例では、サービス提供サーバ100,110の名称(即ちサービス名)は、それぞれ、「AAA」、「BBB」である。各サービス提供サーバ100,110は、通信機器(例えばMFP10A)にデータを供給するためのデータ供給サービスと、通信機器からデータを取得して保存するためのデータ保存サービスと、を提供可能である。
サービス提供サーバ100は、第1のサービス事業者(即ち第1の会社)によって提供されるサーバであり、サービス提供サーバ110は、第1のサービス事業者とは異なる第2のサービス事業者(即ち第2の会社)によって提供されるサーバである。第1のサービス事業者は、サービス提供サーバ100からサービスを受けるための第1のAPI(Application Program Interfaceの略)を公開しており、第2のサービス事業者は、サービス提供サーバ110からサービスを受けるための第2のAPIを公開している。第1のサービス事業者と第2のサービス事業者とが異なるために、通常、第1のAPIと第2のAPIとは異なる。通信機器は、例えば、サービス提供サーバ100,110の両方からサービスを受けるためには、第1及び第2のAPIの両方に対応している必要がある(即ち、第1のAPIを利用するためのプログラムと、第2のAPIを利用するためのプログラムと、の両方が必要である)。
例えば、MFP10Aが複数個のサービス提供サーバ100,110のそれぞれからサービスを受けるためには、MFP10Aは、複数個のAPIに対応している必要があり、多くのプログラムを格納する必要がある。しかしながら、PC等と比べると、MFP10Aのメモリ34の記憶容量は少ない。従って、本実施例では、MFP10Aに多くのプログラムを格納させることなく、MFP10Aが複数個のサービス提供サーバ100,110のそれぞれからサービスを受けることができるように、仲介サーバ50が設けられている。
即ち、仲介サーバ50は、複数個のサービス提供サーバ100,110のための複数個のAPIに対応している。そして、仲介サーバ50は、MFP10A,10Bが各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けることができるように、各サービス提供サーバ100,110のための各APIを利用して、各サービス提供サーバ100,110と通信(例えば、後述のアクセストークンの取得のための通信)を実行する。これにより、MFP10A,10Bは、各サービス提供サーバ100,110のための各APIに対応していなくても(即ち多くのプログラムを格納していなくても)、各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けることができる。また、サービス提供サーバ100,110の仕様変更が行われる場合に、仲介サーバ50のプログラムを変更すれば、MFP10A,10Bのプログラムを変更しなくても、当該仕様変更に対応することができる。また、新規のサービス提供サーバのためのAPIに対応するように、仲介サーバ50のプログラムを変更すれば、MFP10A,10Bのプログラムを変更しなくても、MFP10A,10Bは、新規のサービス提供サーバからサービスを受けることができる。
(携帯端末150の構成)
携帯端末150は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。図示省略しているが、携帯端末150は、NFC通信を実行するためのインターフェースと、Wi−Fiアライアンスによって定められる無線通信規格に基づく無線通信を実行するためのインターフェースと、を備える。以下では、後者の無線通信のことを「Wi−Fi通信」と呼ぶ。携帯端末150は、Wi−Fi通信を実行して、インターネットに接続可能である。ただし、本実施例では、携帯端末150及びMFP10A,10Bが同一のLANに接続されていない状況を想定している。
ここでは、NFC通信とWi−Fi通信との相違点を記載しておく。NFC通信は、上述したように、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信である。これに対し、Wi−Fi通信は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信である。NFC通信の通信速度(例えば最大の通信速度=100〜424Kbps)は、Wi−Fi通信の通信速度(例えば最大の通信速度=11〜600Mbps)よりも遅い。また、NFC通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)は、Wi−Fi通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)とは異なる。また、NFC通信の通信可能距離(例えば10cm以下)は、Wi−Fi通信の通信可能距離(例えば100m以下)よりも短い。
携帯端末150は、NFC通信及びWi−Fi通信をサポートしている公知のOSプログラム(例えばAndroid(登録商標)等)を備えている。また、携帯端末150は、さらに、公知のウェブブラウザプログラムを備えている。ただし、携帯端末150は、MFP10A,10B等に機能(例えば、印刷機能、スキャン機能)を実行させるための特別なアプリケーションプログラム(例えば、プリンタドライバプログラム、スキャナドライバプログラム)を備えていない。
(ユーザの事前準備)
例えば、MFP10Aのユーザ(以下では「特定のユーザ」と呼ぶ)は、MFP10Aが各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けるために、以下の事前準備を実行する必要がある。特定のユーザは、図示省略のPCを用いて、仲介サーバ50にアクセスし、例えば、サービス提供サーバ100のサービス名「AAA」を選択し、次いで、「アクセストークンの取得」を選択する。この場合、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100にアクセスするための特定のURL(Uniform Resource Locatorの略)をPCに送信する。特定のユーザは、特定のURLを用いて、PCからサービス提供サーバ100にアクセスする。これにより、PCは、サービス提供サーバ100にログインするためのログイン画面を表示させる。次いで、特定のユーザは、PCを介して、アカウント名及びパスワードを入力して、認証手続を実行する。サービス提供サーバ100は、認証が成功すると、特定のユーザのためのアクセストークンを生成して、当該アクセストークンを仲介サーバ50に送信する。仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100から特定のユーザのためのアクセストークンを受信すると、テンポラリIDを生成して、テンポラリIDをPCに送信する。これにより、PCにテンポラリIDが表示される。特定のユーザは、PCに表示されたテンポラリIDを知ることができる。
次いで、特定のユーザは、MFP10Aの操作部12を操作して、サービス提供サーバ100のサービス名「AAA」を選択し、さらに、MFP10A上での特定のユーザの名称であるユーザ名(例えば「Alice」)と、PINコードと、をMFP10Aに入力する。特定のユーザは、さらに、MFP10Aの操作部12を操作して、PCに表示されたテンポラリIDをMFP10Aに入力する。この場合、MFP10Aは、仲介サーバ50にテンポラリIDを送信する。これにより、仲介サーバ50は、アクセストークンをMFP10Aに送信する。
上記の各処理が実行されると、MFP10Aは、アカウント設定情報36に1個のユーザ情報を追加することができる。即ち、MFP10Aは、特定のユーザによって入力されたユーザ名(例えば「Alice」)と、特定のユーザによって選択されたサービス名「AAA」と、仲介サーバ50から受信されたアクセストークンと、特定のユーザによって入力されたPINコードと、が関連付けられた1個のユーザ情報を、メモリ34に新たに格納することができる。
なお、上記と同様に、MFP10Aは、サービス提供サーバ110に対応するユーザ情報を格納することができる。また、MFP10Bも、各サービス提供サーバ100,110に対応するユーザ情報を格納することができる。
(スキャンUL処理;図2)
続いて、携帯端末150のユーザが、携帯端末150を用いて、MFP10AにスキャンUL処理を実行させるための各処理の内容を説明する。なお、以下では、MFP10AにスキャンUL処理を実行させる様子を中心に説明するが、MFP10BにスキャンUL処理を実行させる場合も同様である。
携帯端末150のユーザは、MFP10AにスキャンUL処理を実行させることを望む場合に、まず、MFP10Aの操作部12を操作して、表示部14のメニュー画面から「スキャンUL」を示す項目を選択する(以下では「スキャンUL選択操作」と呼ぶ)。
次いで、ユーザは、携帯端末150とMFP10Aとの間にNFC接続が確立されるように、携帯端末150をMFP10Aに近づける。MFP10Aが電源ONにされている間に、MFP10AのNFCI/F16は、NFC通信を実行可能な機器(例えば携帯端末150)を検出するための検出電波を発信している。また、携帯端末150のNFCI/F(図示省略)も、NFC通信を実行可能な機器(例えばMFP10A)を検出するための検出電波を発信している。MFP10Aと携帯端末150との間の距離が、上記の検出電波が届く距離(例えば10cm)より小さくなると、MFP10A及び携帯端末150の一方の機器は、他方の機器から検出電波を受信して、応答電波を送信する。この結果、MFP10Aと携帯端末150との間にNFC接続が確立される。
MFP10Aの制御部30は、上記のスキャンUL選択操作が実行される場合に、後述のURL202を生成して送信するためのスキャンULプログラムを起動させる。制御部30は、MFP10Aと携帯端末150との間にNFC接続が確立される場合に、S10において、上記のスキャンULプログラムに従って、URL202を生成する。
図2内の「MFP10Aの場合」は、MFP10Aの制御部30によって生成されるURL202の一例を示す。本実施例では、URL(例えばURL202)のうち、「?」より前の部分、「?」以降の部分を、それぞれ、「ドメイン部」、「クエリ部」と呼ぶ。また、ドメイン部(例えば「http://www.aa.com/scan」)のうち、プロトコルを示す文字列「http://」と、その後の最初のスラッシュ「/」と、の間の部分(例えば「www.aa.com」)を、「サーバ名」と呼ぶ。また、ドメイン部のうち、サーバ名より後ろの部分(例えば「scan」)を、「リソース部」と呼ぶ。なお、実際には、リソース部は、「.cgi」のような拡張子を含むが、本実施例及び図面では、「.cgi」の記載及び図示を省略する。
URL202のドメイン部は、仲介サーバ50のサーバ名「www.aa.com」を含む(即ち仲介サーバ50内の位置を示す)。また、後述の設定変更処理に関係する処理(図5のS130〜S134、図6のS160〜S164)ではなくて、スキャンUL処理に関係する処理(図2のS30〜S34、図3のS60〜S64)を、仲介サーバ50に実行させるために、URL202のドメイン部は、さらに、リソース部「scan」を含む。制御部30は、予め決められているドメイン部「http://www.aa.com/scan」を、メモリ34から取得する。
次いで、制御部30は、クエリ部を生成する。具体的に言うと、制御部30は、後述のスキャン設定データを生成するための処理(図2のS30〜S34)を仲介サーバ50に実行させるためのアクションパラメータ(即ち文字列)「action=scan_setting」を、メモリ34から取得する。次いで、制御部30は、MFP10Aのモデル名を示すモデルパラメータ「model=XXX」を、メモリ34から取得する。
制御部30は、さらに、メモリ34内のアカウント設定情報36を取得する。上述したように、アカウント設定情報36内の各ユーザ情報は、ユーザ名とサービス名とアクセストークンとPINコードとを含む。制御部30は、アカウント設定情報36内の各ユーザ情報から、ユーザ名及びサービス名を抽出する。そして、制御部30は、抽出済みのユーザ名及びサービス名を用いて、ユーザパラメータ及びサービスパラメータを生成する。例えば、第1のユーザ情報は、ユーザ名「Alice」及びサービス名「AAA」を含み、第2のユーザ情報は、ユーザ名「Bob」及びサービス名「BBB」を含む。この場合、制御部30は、ユーザパラメータ「user=Alice%2cBob」と、サービスパラメータ「service=AAA%2cBBB」と、を生成する。なお、「%2c」は、カンマをURLで表記できるように、パーセントエンコーディングしたものである。
制御部30は、上記のアクションパラメータ、モデルパラメータ、ユーザパラメータ、及び、サービスパラメータを組み合わせることによって、クエリ部を生成する。そして、制御部30は、ドメイン部とクエリ部とを組み合わせることによって、URL202を生成する。
なお、MFP10Bの制御部(図示省略)も、MFP10Aと同様に、URL202を生成することができる(図2内の「MFP10Bの場合」参照)。MFP10Bによって生成されるURL202のドメイン部は、MFP10Aによって生成されるURL202のドメイン部と同じである。ただし、MFP10Bのモデル名「YYY」は、MFP10Aのモデル「XXX」とは異なる。また、MFP10Bのアカウント設定情報は、MFP10Aのアカウント設定情報36とは異なる。このために、MFP10Bによって生成されるURL202のクエリ部は、MFP10Aによって生成されるURL202のクエリ部とは異なる。
MFP10Aの送信部41は、MFP10Aと携帯端末150との間にNFC接続が確立される場合に、当該NFC接続を利用して(即ちNFC通信を利用して)、生成済みのURL202を携帯端末150に送信する。
S20では、携帯端末150のOSプログラムは、NFC通信の結果としてURL202を受信する場合に、携帯端末150のウェブブラウザを起動させる。このような仕組みは、OSプログラムに予め搭載されている仕組みである。従って、携帯端末150に特別なアプリケーションプログラムをインストールしなくても、携帯端末150のOSプログラムは、ウェブブラウザを起動させることができる。なお、仮に、携帯端末150が、NFC通信の結果として、URLとは異なるデータ(例えばテキストデータ、ウェブデータ等)を受信して、当該データによって表される情報を表示させるためには、携帯端末150に特別なアプリケーションプログラムをインストールする必要がある。
携帯端末150のウェブブラウザは、URL202にアクセスする。なお、以下では、携帯端末150のOSプログラム、携帯端末150のブラウザプログラムを、それぞれ、「携帯端末150(OS)」、「携帯端末150(ブラウザ)」と簡単に記載する。携帯端末150(ブラウザ)がURL202にアクセスする手法を、次に説明する。
携帯端末150(ブラウザ)は、URL202内のドメイン部「http://www.aa.com/scan」に含まれるサーバ名「www.aa.com」を用いて、DNS(Domain Name Systemの略)サーバから仲介サーバ50のIPアドレスを取得する。そして、携帯端末150(ブラウザ)は、取得済みのIPアドレスを送信先IPアドレスとして含むHTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)のGETコマンド210を生成する。GETコマンド210は、さらに、URL202内の「/scan」以降の全ての文字列(リソース部とクエリ部を含む)を含む。従って、GETコマンド210は、仲介サーバ50のIPアドレスと、URL202内の「/scan」以降の文字列と、を含むが、厳密に言うと、URL202そのものを含むものではない。ただし、仲介サーバ50のIPアドレスは、サーバ名「www.aa.com」を名前変換することによって得られるものであるために、サーバ名「www.aa.com」と等価な情報である。このために、GETコマンド210が、仲介サーバ50のIPアドレスと、URL202内の「/scan」以降の文字列と、を含むということは、GETコマンド210が、URL202そのものを含むことに等しいと言える。従って、本実施例では、機器(例えば携帯端末150)がURLにアクセスしてGETコマンドを送信する状況において、実際には、GETコマンドがURLそのものを含むわけではないが、「GETコマンドがURLを含む」と表現する。
携帯端末150(ブラウザ)は、要求先URLとしてURL202を含むGETコマンド210を生成する。URL202は、仲介サーバ50のサーバ名「www.aa.com」を含む(即ち仲介サーバ50内の位置を示す)。従って、携帯端末150(ブラウザ)は、HTTP通信(即ちWi−Fi通信)を実行して、GETコマンド210を仲介サーバ50に送信する。これにより、携帯端末150(ブラウザ)は、URL202にアクセスすることができる。
仲介サーバ50の第1の受信部81は、HTTP通信を利用して、携帯端末150(ブラウザ)からGETコマンド210を受信する。この場合、仲介サーバ50の制御部70は、GETコマンド210に含まれるURL202内のリソース部「scan」に対応するプログラムに従って、以下のS30〜S34の各処理を実行する。
S30では、仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、GETコマンド210に含まれるURL202から、クエリ部に含まれる各パラメータを抽出する。
S32では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ及びモデルパラメータ(即ち、「action=scan_setting」、「model=XXX」)を用いて、メモリ74内の複数個のスキャンUL用テンプレートの中から、1個のスキャンUL用テンプレートを決定する。
メモリ74内の複数個のスキャンULテンプレートは、図4のスキャン設定画面212a,212bを表わすスキャン設定データを生成するためのSS(Scan Settingの略)テンプレートと、図4のメッセージ画面228a,228bを表わすメッセージデータを生成するためのSM(Scan Messageの略)テンプレートと、を含む。そして、複数個のスキャンULテンプレートは、MFPのモデル毎に、当該モデルに対応するSSテンプレート及びSMテンプレートを含む。従って、例えば、本実施例のように、「XXX」及び「YYY」の2つのモデルが存在する場合には、複数個のスキャンULテンプレートは、モデル名「XXX」に対応するSSテンプレートと、モデル名「XXX」に対応するSMテンプレートと、モデル名「YYY」に対応するSSテンプレートと、モデル名「YYY」に対応するSMテンプレートと、を含む。以下では、モデル名「XXX」に対応するSSテンプレートのことを「SSテンプレート(XXX)」と記載する。他のテンプレートも同様に表現する。
SSテンプレート(XXX)、SSテンプレート(YYY)は、それぞれ、図4のスキャン設定画面212a、スキャン設定画面212bを表わすスキャン設定データを生成するためのテンプレートである。SSテンプレート(XXX)は、モデル名「XXX」を示す文字列「MFP[XXX] Scan Wizard Step 1」を含み、SSテンプレート(YYY)は、モデル名「YYY」を示す文字列「MFP[YYY] Scan Wizard Step 1」を含む。この点において、SSテンプレート(XXX)及びSSテンプレート(YYY)は異なる。
また、SSテンプレート(YYY)は、ファイルタイプを指定するためのボックス(File Type)を有するが、SSテンプレート(XXX)は、当該ボックスを有していない。この点においても、SSテンプレート(XXX)及びSSテンプレート(YYY)は異なる。このような相違点がある理由は、以下のとおりである。即ち、モデル名「YYY」を有するMFP10Bは、ユーザによって指定されるファイルタイプを有するスキャンデータ(即ちスキャンによって得られる画像データ)を生成する機能を備えており、モデル名「XXX」を有するMFP10Aは、当該機能を備えていない。
SSテンプレート(XXX)及びSSテンプレート(YYY)のそれぞれは、さらに、PINコードを入力するためのボックス(PIN)と、スキャン解像度を指定するためのボックス(Resolution)と、色数を指定するためのボックス(Color)と、フォルダ名を入力するためのボックス(Folder Name)と、を有する。PINコードのボックス及びフォルダ名のボックスには、何も記述されていない(即ち空欄である)。PINコードのボックスは、後述の図3のS80の認証で利用されるPINコードを入力するためのボックスである。フォルダ名のボックスは、スキャンによって得られる画像データを格納するためのフォルダ名を入力するためのボックスである。
スキャン解像度のボックス及び色数のボックスには、予め決められている値が記述されている。モデル名「XXX」を有するMFP10Aが利用可能なスキャン解像度と、モデル名「YYY」を有するMFP10Bが利用可能なスキャン解像度と、は異なる。このために、SSテンプレート(XXX)内のスキャン解像度のボックスで指定可能な選択肢(例えば、400×300(dpi)、800×600(dpi))と、SSテンプレート(YYY)内のスキャン解像度のボックスで指定可能な選択肢(例えば、400×300(dpi)、800×600(dpi)、1600×600(dpi))と、は異なる。同様に、SSテンプレート(XXX)内の色数のボックスで指定可能な選択肢と、SSテンプレート(YYY)内の色数のボックスで指定可能な選択肢と、は異なる。この点においても、SSテンプレート(XXX)及びSSテンプレート(YYY)は異なる。
一方において、SMテンプレート(XXX)、SMテンプレート(YYY)は、それぞれ、図4のメッセージ画面228a、メッセージ画面228bを表わすメッセージデータを生成するためのテンプレートである。SMテンプレート(XXX)及びSMテンプレート(YYY)のそれぞれは、モデル名を示す文字列(例えば「MFP[XXX] Scan Wizard Step 2」)を含む。また、SSテンプレート(YYY)は、ファイルタイプを記述するための欄を有するが、SSテンプレート(XXX)は、当該欄を有していない。これらの点において、SMテンプレート(XXX)及びSMテンプレート(YYY)は異なる。
図2のS32では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ「action=scan_setting」に従って、SSテンプレート及びSMテンプレートのうちのSSテンプレートを使用することを決定する。ウェブデータ生成部87は、さらに、抽出済みのモデルパラメータ「model=XXX」に従って、SSテンプレート(XXX)及びSSテンプレート(YYY)のうちのSSテンプレート(XXX)を使用することを決定する。これにより、ウェブデータ生成部87は、複数個のスキャンUL用テンプレートの中から、図4のスキャン設定画面212aを生成するためのSSテンプレート(XXX)を適切に決定することができる。
なお、仮に、GETコマンド210に含まれるURL202が、MFP10Bによって生成されたURLである場合には、S32では、ウェブデータ生成部87は、URL202に含まれる各パラメータ(即ち、「action=scan_setting」、「model=YYY」)に従って、SSテンプレート(YYY)を決定する。これにより、ウェブデータ生成部87は、複数個のスキャンUL用テンプレートの中から、図4のスキャン設定画面212bを生成するためのSSテンプレート(YYY)を適切に決定することができる。
S34では、ウェブデータ生成部87は、決定済みのSSテンプレート(XXX)を用いて、携帯端末150のウェブブラウザが解釈可能な形式を有するウェブデータであるスキャン設定データ212を生成する。具体的に言うと、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのユーザパラメータ及びサービスパラメータ(即ち、「user=Alice%2cBob」、「service=AAA%2cBBB」)に基づいて、「Alice」及び「サービスAAA」が対応付けられている文字列をSSテンプレート(XXX)に記述し、さらに、「Bob」及び「サービスBBB」が対応付けられている文字列をSSテンプレート(XXX)に記述する。これにより、図4のスキャン設定画面212aを表わすスキャン設定データ212が完成する。
なお、仮に、GETコマンド210に含まれるURL202が、MFP10Bによって生成されたURLである場合には、S34では、ウェブデータ生成部87は、SSテンプレート(YYY)と、各パラメータ(即ち、「user=Tom%2cJohn」、「service=AAA%2cCCC」)と、に基づいて、図4のスキャン設定画面212bを表わすスキャン設定データ212を生成する。
図2のS30〜S34が終了すると、仲介サーバ50の第1の送信部84は、HTTP通信を利用して、生成済みのスキャン設定データ212を携帯端末150(ブラウザ)に送信する。なお、スキャン設定データ212は、ウェブページ(即ち図4のスキャン設定画面212a)のページURLとして、URL202(即ち、GETコマンド210に含まれるURL202と同じURL)を含む。
S40では、携帯端末150(ブラウザ)は、スキャン設定データ212によって表わされるスキャン設定画面212a(図4参照)を表示させる。図4に示されるように、スキャン設定画面212a内の最上欄は、スキャン設定データ212内のURL202を示す。スキャン設定画面212aは、MFP10Aに現在記憶されている2個のユーザ情報(即ち、「Alice サービスAAA」、「BobサービスBBB」)を含む。スキャン設定画面212aは、さらに、複数個のボックスと、OKボタンと、を含む。
(図2の続き;図3)
図3に示されるように、携帯端末150のユーザは、スキャン設定画面212aを見ながら、携帯端末150を操作して、スキャン設定情報を指定することができる。即ち、ユーザは、スキャン設定画面212a内の2個のユーザ情報の中から、ユーザ自身に対応する1個のユーザ情報を指定する。以下では、ここで指定される1個のユーザ情報のことを「特定のユーザ情報」と呼ぶ。ユーザは、さらに、携帯端末150を操作して、以下の各情報を指定する。
ユーザは、MFP10Aのアカウント設定情報36において、特定のユーザ情報に関連付けられているPINコードを、スキャン設定画面212a内のPINコードのボックスに入力する。仮に、ここで誤ったPINコードが入力されると、後述のS80の認証が失敗する。ユーザは、さらに、サービス提供サーバ(例えばサービス提供サーバ100)に既に格納されているフォルダ名のうち、特定のユーザ情報(例えば「Alice サービスAAA」)に対応するフォルダ名、又は、当該サービス提供サーバ内に新規に生成されるべきフォルダ名を、フォルダ名のボックスに入力する。また、ユーザは、スキャン解像度のボックスにおいて、複数個の選択肢の中から1個のスキャン解像度を指定し、色数のボックスにおいて、複数個の選択肢の中から1個の色数を指定する。
仮に、スキャン設定画面212bが携帯端末150に表示される場合には、ユーザは、さらに、ファイルタイプのボックスにおいて、複数個の選択肢の中から1個のファイルタイプを指定する。
ユーザは、スキャン設定情報(即ち、特定のユーザ情報、PINコード、スキャン解像度、色数、フォルダ名)を指定した後に、スキャン設定画面212a内のOKボタンを選択する。これにより、携帯端末150(ブラウザ)は、スキャン設定情報と、MFP10Aのモデル名「XXX」と、を含むPOSTコマンド220を生成する。次いで、携帯端末150(ブラウザ)は、Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)を利用して、POSTコマンド220を仲介サーバ50に送信する。
なお、携帯端末150(ブラウザ)がPOSTコマンド220を生成するためのスクリプトは、図2のスキャン設定データ212に含まれる。即ち、仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、スキャン設定データ212を生成する際に、当該スクリプトを含むスキャン設定データ212を生成する。このために、携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなくても、携帯端末150(ブラウザ)は、POSTコマンド220を生成して送信することができる。
仲介サーバ50の第2の受信部82は、HTTP通信を利用して、携帯端末150(ブラウザ)からPOSTコマンド220を受信する。
次いで、S50では、仲介サーバ50の位置情報生成部88は、POSTコマンド220に含まれるスキャン設定情報に従って、URL222を生成する。図3内の「MFP10Aの場合」は、モデル名「XXX」を含むPOSTコマンド220が受信される場合に、位置情報生成部88によって生成されるURL222の一例を示す。URL222は、ドメイン部「http://www.aa.com/scan」と、クエリ部(「?」以降の部分)と、を含む。URL222内のドメイン部は、図2のURL202内のドメイン部と同じである。位置情報生成部88は、予め決められているドメイン部「http://www.aa.com/scan」を、メモリ74から取得する。
次いで、位置情報生成部88は、クエリ部を生成する。具体的に言うと、位置情報生成部88は、図2のURL202に従った処理(図2のS30〜S34)とは異なる処理、即ち、後述のメッセージデータ228を生成するための処理(図3のS60〜S64)を仲介サーバ50に実行させるためのアクションパラメータ(即ち文字列)「action=scan_upload」を、メモリ74から取得する。次いで、位置情報生成部88は、POSTコマンド220に含まれるモデル名「XXX」に従って、モデルパラメータ「model=XXX」を生成する。
位置情報生成部88は、さらに、POSTコマンド220に含まれる特定のユーザ情報「Alice」及び「AAA」に従って、アカウントパラメータ「user=Alice&service=AAA」を生成する。位置情報生成部88は、さらに、POSTコマンド220に含まれるPINコード、スキャン解像度、色数、及び、フォルダ名に従って、スキャン設定パラメータ「pin=mmmmm」等を生成する。
位置情報生成部88は、上記のアクションパラメータ、モデルパラメータ、アカウントパラメータ、及び、スキャン設定パラメータを組み合わせることによって、クエリ部を生成する。そして、位置情報生成部88は、ドメイン部とクエリ部とを組み合わせることによって、URL222を生成する。
なお、図3内の「MFP10Bの場合」は、モデル名「YYY」を含むPOSTコマンド220が受信される場合に、位置情報生成部88によって生成されるURL222の一例を示す。当該URL222を生成する手法は、上記と同様である。
次いで、仲介サーバ50の第2の送信部85は、HTTPのリダイレクトコマンド224を生成する。リダイレクトコマンドは、当該リダイレクトコマンドに含まれるURLへのアクセスを指示するためのコマンドである。第2の送信部85は、リダイレクト先URLとしてURL222を含むリダイレクトコマンド224を生成する。そして、第2の送信部85は、HTTP通信を利用して、リダイレクトコマンド224を携帯端末150(ブラウザ)に送信する。
携帯端末150(ブラウザ)は、リダイレクトコマンド224を受信すると、リダイレクトコマンド224に従って、URL222にアクセスする。即ち、携帯端末150(ブラウザ)は、要求先URLとしてURL222を含むGETコマンド226を生成する。URL222は、仲介サーバ50のサーバ名「www.aa.com」を含む(即ち仲介サーバ50内の位置を示す)。従って、携帯端末150(ブラウザ)は、Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)を利用して、GETコマンド226を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50の第3の受信部83は、HTTP通信を利用して、携帯端末150(ブラウザ)からGETコマンド226を受信する。この場合、仲介サーバ50の制御部70は、GETコマンド226に含まれるURL222内のリソース部「scan」に対応するプログラムに従って、以下のS60〜S64の各処理を実行する。
S60では、仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、GETコマンド226に含まれるURL222から、クエリ部に含まれる各パラメータを抽出する。
S62では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ及びモデルパラメータ(即ち、「action=scan_upload」、「model=XXX」)を用いて、メモリ74内の複数個のスキャンUL用テンプレートの中から、1個のスキャンUL用テンプレートを決定する。具体的に言うと、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ「action=scan_upload」に従って、SSテンプレート及びSMテンプレートのうちのSMテンプレートを使用することを決定する。ウェブデータ生成部87は、さらに、抽出済みのモデルパラメータ「model=XXX」に従って、SMテンプレート(XXX)及びSMテンプレート(YYY)のうちのSMテンプレート(XXX)を使用することを決定する。これにより、ウェブデータ生成部87は、複数個のスキャンUL用テンプレートの中から、図4のメッセージ画面228aを表わすメッセージデータを生成するためのSMテンプレート(XXX)を適切に決定することができる。
仮に、GETコマンド226に含まれるURL222がモデルパラメータ「model=YYY」を含む場合には、S62では、ウェブデータ生成部87は、複数個のスキャンUL用テンプレートの中から、図4のメッセージ画面228bを表わすメッセージデータを生成するためのSMテンプレート(YYY)を決定する。
S64では、ウェブデータ生成部87は、決定済みのSMテンプレート(XXX)を用いて、携帯端末150のウェブブラウザが解釈可能な形式を有するウェブデータであるメッセージデータ228を生成する。具体的に言うと、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアカウントパラメータ及びスキャン設定パラメータ(例えば「user=Alice」等)に基づいて、それらのパラメータを示す文字列をSMテンプレート(XXX)に記述する。ただし、ウェブデータ生成部87は、セキュリティを確保するために、スキャン設定パラメータに含まれるPINコードをSMテンプレート(XXX)に記述しない。これにより、図4のメッセージ画面228aを表わすメッセージデータ228が完成する。
仮に、GETコマンド226に含まれるURL222がモデルパラメータ「model=YYY」を含む場合には、S64では、ウェブデータ生成部87は、SMテンプレート(YYY)と、各パラメータ(例えば「user=Tom」等)と、に基づいて、図4のメッセージ画面228bを表わすメッセージデータ228を生成する。
図3のS60〜S64が終了すると、仲介サーバ50の第3の送信部86は、HTTP通信を利用して、生成済みのメッセージデータ228を携帯端末150(ブラウザ)に送信する。メッセージデータ228は、ウェブページ(即ち図4のメッセージ画面228a)のページURLとして、URL222(即ち、GETコマンド226に含まれるURL222と同じURL)を含む。
上述したように、仲介サーバ50は、POSTコマンド220内のスキャン設定情報を含むURL222を生成し、次いで、リダイレクトコマンド224及びGETコマンド226の通信を実行した後に、URL222を含むメッセージデータ228を携帯端末150に送信する。このような構成を採用せずに、仲介サーバ50が、POSTコマンド220のレスポンスとして、URL222を含むメッセージデータ228を携帯端末150に送信する構成(即ち、リダイレクトコマンド224及びGETコマンド226の通信を省略する構成)を採用することが考えられる。しかしながら、HTTPの仕組みでは、ウェブサーバ(即ち仲介サーバ50)は、クライアントからGETコマンドを受信する場合には、GETコマンドに対するレスポンスとしてウェブデータを送信することができるが、クライアントからPOSTコマンドを受信する場合には、POSTコマンドに対するレスポンスとしてウェブデータを送信することができない。従って、本実施例では、リダイレクトコマンド224及びGETコマンド226の通信を実行する構成を採用している。
S70では、携帯端末150(ブラウザ)は、メッセージデータ228によって表わされるメッセージ画面228a(図4参照)を表示させる。図4に示されるように、メッセージ画面228a内の最上欄は、メッセージデータ228内のURL222を示す。メッセージ画面228aは、さらに、携帯端末150をMFP10Aに近づけることを示すメッセージと、ユーザによって指定されたスキャン設定情報と、を含む。ユーザは、メッセージ画面228aを見ることによって、スキャン設定情報を確認することができ、さらに、携帯端末150をMFP10Aに近づけるべきであることを知ることができる。
ユーザは、携帯端末150をMFP10Aに近づける。この結果、MFP10Aと携帯端末150(OS)との間にNFC接続が再び確立される。この場合、携帯端末150(OS)は、当該NFC接続を利用して(即ちNFC通信を利用して)、メッセージ画面228aに記述されているURL222をMFP10Aに送信する。このように、ウェブページ(即ちメッセージ画面228a)が表示されている状態で、NFC接続が確立される場合に、当該NFC接続を利用して、当該ウェブページのページURL(即ちURL222)を送信する仕組みは、OSプログラムに予め搭載されている仕組みである。即ち、携帯端末150(OS)は、NFC接続が確立される際に、フォアグラウンドのプログラムとしてウェブブラウザが動作している場合に、当該ウェブブラウザによって表示されているウェブページのURLをNFC通信によって送信する仕組みを有する。従って、携帯端末150に特別なアプリケーションプログラムをインストールしなくても、携帯端末150(OS)は、NFC通信を利用して、URL222をMFP10Aに送信することができる。
なお、図4のメッセージ画面228aに示されるように、メッセージ画面228a内の各文字列は、スキャン設定情報(「Alice」、「AAA」、「800x600」等)を含む。このために、携帯端末150が、NFC通信を利用して、メッセージ画面228a内の各文字列をMFP10Aに送信することによって、スキャン設定情報をMFP10Aに供給する構成を採用することも考えられる。しかしながら、携帯端末150が、HTTP通信の結果としてウェブデータ(即ちメッセージデータ228)を受信する場合に、NFC通信を利用して、ウェブデータそのもの(もしくはウェブデータ内の一部の文字列)を送信するためには、携帯端末150に特別なアプリケーションプログラムをインストールする必要がある。このような実情に鑑みて、本実施例では、仲介サーバ50が、スキャン設定情報を含むURL222を生成して、URL222を含むメッセージデータ228を携帯端末150に送信する構成を採用している。これにより、携帯端末150に特別なアプリケーションプログラムをインストールしなくても、携帯端末150(OS)は、NFC通信を利用して、URL222をMFP10Aに送信することによって、スキャン設定情報をMFP10Aに供給することができる。
MFP10Aの受信部42は、NFC通信を利用して、携帯端末150(OS)からURL222を受信する。この場合、S80では、MFP10Aの抽出部43は、URL222からスキャン設定情報を抽出する。具体的に言うと、抽出部43は、URL222に含まれる「user=Alice」以降の各パラメータを抽出する。
S80では、さらに、MFP10Aの処理実行部44は、抽出済みのアカウントパラメータ(即ち、「user=Alice」、「service=AAA」)と、抽出済みのスキャン設定パラメータに含まれるPINコード(即ち、「pin=mmmmm」)と、を用いて、PINコード認証を実行する。具体的に言うと、処理実行部44は、まず、抽出済みのアカウントパラメータに関連付けられているPINコードを、メモリ34から取得する。次いで、処理実行部44は、取得済みのPINコードと、スキャン設定パラメータに含まれるPINコードと、が一致するのか否かを判断する。処理実行部44は、2つのPINコードが一致する場合に、S82のスキャン処理に進み、2つのPINコードが一致しない場合に、エラーメッセージを表示部14に表示させて、S82のスキャン処理を実行しない。
S82では、MFP10Aの処理実行部44は、抽出済みのスキャン設定情報に従って、スキャンUL処理を実行する。具体的に言うと、処理実行部44は、抽出済みのスキャン解像度及び色数に従って(MFP10Bの場合には、さらに、ファイルタイプに従って)、スキャン実行部20に原稿のスキャンを実行させて、当該解像度及び色数を有する画像データ(即ちスキャンデータ)を生成する。
次いで、処理実行部44は、抽出済みのアカウントパラメータ(即ち、「user=Alice」、「service=AAA」)に関連付けられているアクセストークンを、メモリ34から取得する。そして、処理実行部44は、抽出済みのアカウントパラメータに対応するサービス提供サーバ100(即ち「service=AAA」に対応するサービス提供サーバ100)にアクセストークンを送信する。これにより、サービス提供サーバ100は、アクセストークンを用いた認証を実行する。そして、処理実行部44は、抽出済みのフォルダ名と、スキャンデータと、をサービス提供サーバ100に送信する。
サービス提供サーバ100は、MFP10Aから受信されるフォルダ名を有するフォルダに、MFP10Aから受信されるスキャンデータを格納する。これにより、サービス提供サーバ100は、MFP10Aにデータ保存サービスを提供する。換言すると、MFP10Aは、サービス提供サーバ100からデータ保存サービスを受けることができる。さらに換言すると、携帯端末150のユーザは、携帯端末150を用いて、MFP10AにスキャンUL処理を実行させることができる。
(図2〜図4のケースの効果)
仮に、MFP10Aがウェブサーバ機能を備えており、かつ、携帯端末150及びMFP10Aが同一のLANに接続されている場合には、携帯端末150は、LANを介して、HTTP通信を利用して、MFP10Aのウェブサーバにアクセスし得る。この場合、携帯端末150は、LANを介して、MFP10A内のアカウント設定情報36に含まれる各ユーザ情報を取得して、スキャン設定情報をMFP10Aに送信し得る。しかしながら、上述したように、本実施例では、携帯端末150及びMFP10Aが同一のLANに接続されていない状況を想定している。このような状況では、携帯端末150は、HTTP通信を利用して、MFP10Aにアクセスすることができない。図2及び図3に示されるように、本実施例では、携帯端末150及びMFP10Aが同一のLAN内に接続されていない状況でも、携帯端末150は、MFP10Aから各ユーザ情報を取得して(図2のURL202)、スキャン設定情報をMFP10Aに送信することができる(図3のURL222)。しかも、次に説明するように、携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなくてもよい。
図2に示されるように、MFP10Aは、MFP10Aと携帯端末150との間にNFC接続が確立される場合に、NFC通信を実行して、MFP10Aに記憶されているアカウント設定情報36内の各ユーザ情報を含むURL202を携帯端末150に送信する。携帯端末150は、NFC通信を利用して、URL202を受信する場合に、Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)を利用して、URL202を含むGETコマンド210を仲介サーバ50に送信する。この場合、仲介サーバ50は、URL202に含まれる各ユーザ情報が記述されたスキャン設定画面212aを表わすスキャン設定データ212を生成して(図2のS30〜S34)、スキャン設定データ212を携帯端末150に送信する。これにより、携帯端末150は、スキャン設定画面212aを表示させる(S40)。従って、携帯端末150のユーザは、スキャン設定画面212a内の各ユーザ情報を見ながら、MFP10Aによって利用されるべき特定のユーザ情報を指定することができる。携帯端末150は、NFC通信の結果としてURL202を受信する場合に、URL202に含まれる各ユーザ情報を解釈して表示させる必要がなく、URL202を含むGETコマンド210を仲介サーバ50に送信すれば、スキャン設定画面212aを表示させることができる。このために、携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなくても、スキャン設定画面212aを携帯端末150に適切に表示させることができる。
また、図3に示されるように、携帯端末150は、Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)を利用して、スキャン設定情報を含むPOSTコマンド220を仲介サーバ50に送信する。この場合、仲介サーバ50は、スキャン設定情報を含むURL222を生成して(S50)、URL222へのアクセスを指示するためのリダイレクトコマンド224を携帯端末150に送信する。これにより、携帯端末150は、GETコマンド226を仲介サーバ50に送信する。この場合、仲介サーバ50は、メッセージデータ228を携帯端末150に送信する。これにより、携帯端末150は、メッセージ画面228aを表示させる。これにより、ユーザが携帯端末150をMFP10Aに近づけるために、携帯端末150は、NFC通信を利用して、スキャン設定情報を含むURL222をMFP10Aに送信する。携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなくても、携帯端末150は、NFC通信を利用して、スキャン設定情報をMFP10Aに送信することができる。
一方において、MFP10Aは、NFC通信を実行して、携帯端末150からURL222を受信する場合に、URL222からスキャン設定情報を抽出する(S80)。そして、MFP10Aは、スキャン設定情報を利用して、スキャンUL処理を実行する。このために、MFP10Aは、スキャンUL処理を適切に実行することができる。
(通信設定変更処理;図5)
続いて、携帯端末150のユーザが、携帯端末150を用いて、MFP10Aに設定変更処理(即ちネットワーク設定情報38を変更するための処理)を実行させるための各処理の内容を説明する。なお、説明を省略するが、MFP10Bについても、MFP10Aの場合と同様に、設定変更処理を実行させることができる。また、以下では、図2〜図4のケースと同様の部分については、説明を省略する。
携帯端末150のユーザは、MFP10A内のネットワーク設定情報38を変更させることを望む場合に、まず、MFP10Aの操作部12を操作して、表示部14のメニュー画面から「通信設定」を示す項目を選択する(以下では「通信設定選択操作」と呼ぶ)。
次いで、ユーザは、携帯端末150とMFP10Aとの間にNFC接続が確立されるように、携帯端末150をMFP10Aに近づける。この結果、MFP10Aと携帯端末150との間にNFC接続が確立される。
MFP10Aの制御部30は、上記の通信設定選択操作が実行される場合に、後述のURL302を生成して送信するための通信設定プログラムを起動させる。制御部30は、MFP10Aと携帯端末150との間にNFC接続が確立される場合に、S110において、上記の通信設定プログラムに従って、URL302を生成する。
図5内の「MFP10Aの場合」は、MFP10Aの制御部30によって生成されるURL302の一例を示す。URL302は、ドメイン部「http://www.aa.com/tcpip」と、クエリ部(「?」以降の部分)と、を含む。URL302のドメイン部のうちのリソース部「tcpip」は、図2のURL202のドメイン部「http://www.aa.com/scan」のうちのリソース部「scan」とは異なる。これにより、後述のS130〜S134及び図6のS160〜S164の処理を仲介サーバ50に実行させることができる。
制御部30は、ドメイン部「http://www.aa.com/tcpip」をメモリ34から取得する。次いで、制御部30は、アクションパラメータ「action=tcpip_setting」と、モデルパラメータ「model=XXX」と、をメモリ34から取得する。
制御部30は、さらに、メモリ34内のネットワーク設定情報38を取得する。上述したように、ネットワーク設定情報38は、IPアドレスと、サブネットマスクと、ゲートウェイアドレスと、IPアドレス設定手法と、を含む。制御部30は、ネットワーク設定情報38に含まれる各情報を示す各ネットワーク設定パラメータを生成する。各ネットワーク設定パラメータにおいて、「ip=」がIPアドレスを示し、「mask=」がサブネットマスクを示し、「gw=」がゲートウェイアドレスを示し、「method」がIPアドレス設定手法を示す。IPアドレス、サブネットマスク、及び、ゲートウェイアドレスのそれぞれの具体的な値は、16進数で記述される。また、IPアドレス設定手法については、「method=0」がDHCPの手法を示し、「method=1」がStaticの手法を示し、「method=2」がRARPの手法を示す。
制御部30は、上記のアクションパラメータ、モデルパラメータ、及び、各ネットワーク設定パラメータを組み合わせることによって、クエリ部を生成する。そして、制御部30は、ドメイン部とクエリ部とを組み合わせることによって、URL302を生成する。次いで、MFP10Aの送信部41は、NFC通信を利用して、生成済みのURL302を携帯端末150に送信する。
S120では、携帯端末150(OS)は、NFC通信の結果としてURL302を受信する場合に、携帯端末150(ブラウザ)を起動させる。次いで、携帯端末150(ブラウザ)は、要求先URLとしてURL302を含むGETコマンド310を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50の第1の受信部81は、携帯端末150(ブラウザ)からGETコマンド310を受信する。この場合、仲介サーバ50の制御部70は、GETコマンド310に含まれるURL302内の「tcpip」に対応するプログラムに従って、以下のS130〜S134の各処理を実行する。
S130では、仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、GETコマンド310に含まれるURL302から、クエリ部に含まれる各パラメータを抽出する。S132では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ及びモデルパラメータ(即ち、「action=tcpip_setting」、「model=XXX」)を用いて、メモリ74内の複数個の通信設定用テンプレートの中から、1個の通信設定用テンプレートを決定する。
メモリ74内の複数個の通信設定用テンプレートは、図7の通信設定画面312a,312bを表わす通信設定データを生成するためのCS(Communication Settingの略)テンプレートと、図7のメッセージ画面328a,328bを表わすメッセージデータを生成するためのCM(Communication Messageの略)テンプレートと、を含む。そして、複数個の通信設定用テンプレートは、MFPのモデル毎に、当該モデルに対応するテンプレート(即ち、CSテンプレート(XXX)、CSテンプレート(YYY)、CMテンプレート(XXX)、CMテンプレート(YYY))を含む。
CSテンプレート(XXX)及びCSテンプレート(YYY)のそれぞれは、モデル名を示す文字列(例えば「MFP[XXX] TCP/IP Wizard Step 1」)を含む。この点において、CSテンプレート(XXX)及びCSテンプレート(YYY)は異なる。また、CSテンプレート(XXX)及びCSテンプレート(YYY)のそれぞれは、ネットワーク設定情報を指定するための複数個のボックスを有する。モデル名「XXX」を有するMFP10Aは、IPアドレス設定手法として3つの手法(DHCP、Static、RARP)を利用可能である。このために、CSテンプレート(XXX)では、IPアドレス設定手法を指定するためのボックス(Boot Method)は、3つの選択肢を表示可能である。これに対し、モデル名「YYY」を有するMFP10Bは、IPアドレス設定手法として2つの手法(DHCP、Static)を利用可能である。このために、CSテンプレート(YYY)では、IPアドレス設定手法を指定するためのボックスは、2つの選択肢を表示可能である。この点においても、CSテンプレート(XXX)及びCSテンプレート(YYY)は異なる。
また、CMテンプレート(XXX)及びCMテンプレート(YYY)のそれぞれは、モデル名を示す文字列(例えば「MFP[XXX] TCPIP Wizard Step 2」)を含む。この点において、CMテンプレート(XXX)及びCMテンプレート(YYY)は異なる。
図5のS132では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ及びモデルパラメータ(即ち、「action=tcpip_setting」、「model=XXX」)に従って、複数個の通信設定用テンプレートの中から、図7の通信設定画面312aを表わす通信設定データを生成するためのCSテンプレート(XXX)を決定する。
S134では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みの各ネットワーク設定パラメータ(例えば「ip=C0A80002」等)に基づいて、各文字列(例えば192.168.0.2)をCSテンプレート(XXX)内の各ボックスに記述する。これにより、図7の通信設定画面312aを表わす通信設定データ312が完成する。
図5のS130〜S134が終了すると、仲介サーバ50の第1の送信部84は、生成済みの通信設定データ312を携帯端末150(ブラウザ)に送信する。これにより、S140では、携帯端末150(ブラウザ)は、通信設定データ312によって表わされる通信設定画面312a(図7参照)を表示させる。
(図5の続き;図6)
図6に示されるように、携帯端末150のユーザは、通信設定画面312aを見ながら、携帯端末150を操作して、MFP10Aが利用すべき新たなネットワーク設定情報を指定することができる。通信設定画面312a内の複数個のボックスがMFP10Aの現在のネットワーク設定情報38を示すために、携帯端末150のユーザは、MFP10Aの現在のネットワーク設定情報38を確認しながら、新たなネットワーク設定情報を指定することができる。
携帯端末150(ブラウザ)は、新たなネットワーク設定情報と、MFP10Aのモデル名「XXX」と、を含むPOSTコマンド320を生成して、POSTコマンド320を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50の第2の受信部82は、携帯端末150(ブラウザ)からPOSTコマンド320を受信する。この場合、S150では、仲介サーバ50の位置情報生成部88は、POSTコマンド320に含まれるネットワーク設定情報に従って、URL322を生成する。図3内の「MFP10Aの場合」は、モデル名「XXX」を含むPOSTコマンド320が受信される場合に、位置情報生成部88によって生成されるURL322の一例を示す。
URL322は、図5のURL302のアクションパラメータ「action=tcpip_setting」とは異なるアクションパラメータ「action=tcpip_change」を含む。また、携帯端末150のユーザが、通信設定画面312a上でIPアドレス設定手法を、Staticの手法からRARPの手法に変更したので、URL322は、図5のURL302のネットワーク設定パラメータ「mehod=1」とは異なるネットワーク設定パラメータ「mehod=2」を含む。
次いで、仲介サーバ50の第2の送信部85は、リダイレクト先URLとしてURL322を含むリダイレクトコマンド324を生成して、リダイレクトコマンド324を携帯端末150(ブラウザ)に送信する。
携帯端末150(ブラウザ)は、リダイレクトコマンド324を受信すると、リダイレクトコマンド324に従って、要求先URLとしてURL322を含むGETコマンド326を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50の第3の受信部83は、携帯端末150(ブラウザ)からGETコマンド326を受信する。この場合、仲介サーバ50の制御部70は、GETコマンド326に含まれるURL322内の「tcpip」に対応するプログラムに従って、以下のS160〜S164の各処理を実行する。
S160〜S164は、図3のS60〜S64と同様である。即ち、仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、S160において、URL322から各パラメータを抽出し、S162において、抽出済みのアクションパラメータ及びモデルパラメータ(即ち、「action=tcpip_change」、「model=XXX」)を用いて、図7のメッセージ画面328aを表わすメッセージデータを生成するためのCMテンプレート(XXX)を決定する。そして、S164では、ウェブデータ生成部87は、抽出済みの各ネットワーク設定パラメータと、決定済みのCMテンプレート(XXX)と、を用いて、メッセージデータ328を生成する。これにより、図7のメッセージ画面328aを表わすメッセージデータ328が完成する。次いで、仲介サーバ50の第3の送信部86は、生成済みのメッセージデータ328を携帯端末150(ブラウザ)に送信する。
S170では、携帯端末150(ブラウザ)は、メッセージデータ328によって表わされるメッセージ画面328a(図7参照)を表示させる。ユーザは、メッセージ画面328aを見ることによって、ユーザによって指定された新たなネットワーク設定情報を確認することができ、さらに、携帯端末150をMFP10Aに近づけるべきであることを知ることができる。そして、携帯端末150(OS)は、NFC通信を利用して、メッセージ画面328aに記述されているURL322をMFP10Aに送信する。
MFP10Aの受信部42は、NFC通信を利用して、携帯端末150(OS)からURL322を受信する。この場合、S180では、MFP10Aの抽出部43は、URL322からネットワーク設定情報を抽出する。次いで、S182では、MFP10Aの処理実行部44は、現在のネットワーク設定情報38に代えて、抽出済みの新たなネットワーク設定情報をメモリ34に格納する。これにより、MFP10Aは、例えば、Staticの手法に代えて、RARPの手法に従って、MFP10AのIPアドレスを取得することができる。そして、MFP10は、新たなネットワーク設定情報を用いて、様々な通信を実行することができる。
(図5〜図7のケースの効果)
本実施例では、携帯端末150及びMFP10Aが同一のLANに接続されていない状況でも、携帯端末150は、MFP10A内のネットワーク設定情報38を取得して、新たなネットワーク設定情報をMFP10Aに送信することができる。しかも、携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなくても、ネットワーク設定情報38が記述された通信設定画面312aを携帯端末150に適切に表示させることができる。また、携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなくても、携帯端末150は、NFC通信を利用して、新たなネットワーク設定情報をMFP10Aに送信することができる。
また、MFP10Aは、NFC通信を実行して、携帯端末150からURL322を受信する場合に、URL322からネットワーク設定情報を抽出する(S180)。そして、MFP10Aは、新たなネットワーク設定情報を利用して、設定変更処理(即ち新たなネットワーク設定情報をメモリ34に格納させる処理)を実行する。このために、MFP10Aは、設定変更処理を適切に実行することができる。
(対応関係)
MFP10A(又は10B)、仲介サーバ50、携帯端末150が、それぞれ、「通信装置」、「特定のサーバ」、「端末装置」の一例である。Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)、NFC通信が、それぞれ、「第1種の無線通信」、「第2種の無線通信」の一例である。モデル「XXX」、モデル「YYY」が、それぞれ、「第1の機種」、「第2の機種」の一例である。モデルパラメータ「model=XXX」、モデルパラメータ「model=YYY」が、それぞれ、「第1の関係情報」、「第2の関係情報」の一例である。
図2〜図4のケースでは、以下の対応関係が得られる。URL202のうちの「/scan」以降の部分が、「第1の位置情報」の一例である。URL222が、「第2の位置情報」の一例である。GETコマンド210、リダイレクトコマンド224、GETコマンド226が、それぞれ、「第1の送信要求」、「アクセスコマンド」、「第2の送信要求」の一例である。URL202に含まれるユーザパラメータ及びサービスパラメータ(即ち、「Alice%2cBob」、「service=AAA%2cBBB」)が示す各ユーザ情報が、「現行設定情報」及び「1個以上のアカウント情報」の一例である。スキャン設定画面212a、スキャン設定画面212b、メッセージ画面228aが、それぞれ、「第1の設定ウェブ画面」、「第2の設定ウェブ画面」、「手法ウェブ画面」の一例である。SSテンプレート(XXX)、SSテンプレート(YYY)が、それぞれ、「第1のテンプレート」、「第2のテンプレート」の一例である。POSTコマンド220に含まれるスキャン設定情報が、「指定済みの設定情報」の一例である。スキャンUL処理が、「特定の処理」の一例である。
図5〜図7のケースでは、以下の対応関係が得られる。URL302のうちの「/tcpip」以降の部分が、「第1の位置情報」の一例である。URL322が、「第2の位置情報」の一例である。GETコマンド310、リダイレクトコマンド324、GETコマンド326が、それぞれ、「第1の送信要求」、「アクセスコマンド」、「第2の送信要求」の一例である。URL302に含まれるネットワーク設定パラメータが示すネットワーク設定情報38が、「現行設定情報」及び「現行ネットワーク設定情報」の一例である。通信設定画面312a、通信設定画面312b、メッセージ画面328aが、それぞれ、「第1の設定ウェブ画面」、「第2の設定ウェブ画面」、「手法ウェブ画面」の一例である。CSテンプレート(XXX)、CSテンプレート(YYY)が、それぞれ、「第1のテンプレート」、「第2のテンプレート」の一例である。POSTコマンド320に含まれる新たなネットワーク設定情報が、「指定済みの設定情報」の一例である。設定変更処理が、「特定の処理」の一例である。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。第1実施例では、図2のURL202及び図3のURL222は、モデル名を示すモデルパラメータ(例えば「model=XXX」)を含む。本実施例では、モデルパラメータが利用されない点が、第1実施例とは異なる。
(スキャンUL処理;図8)
図8の各ステップ及び各要素は、基本的には、図2の各ステップ及び各要素と同様である。ただし、図8のURL402は、図2のURL202とは異なる。具体的に言うと、S210では、MFP10Aの制御部30は、リソース部「scan1」を含むドメイン部と、モデルパラメータ「model=XXX」を含まないクエリ部と、を含むURL402を生成する。また、MFP10Bの制御部(図示省略)は、リソース部「scan2」を含むドメイン部と、モデルパラメータ「model=YYY」を含まないクエリ部と、を含むURL402を生成する。2つのURLでは、サーバ名「www.aa.com」が同じであるが、リソース部が異なるので、ドメイン部が異なる。
仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、GETコマンド410内のURL402のドメイン部にリソース部「scan1」が含まれる場合には、モデル名「XXX」に対応するプログラムに従って、S230〜S234を実行する。具体的に言うと、S232において、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ「action=scan_setting」を用いて、SSテンプレート(XXX)及びSMテンプレート(XXX)のうちのSSテンプレート(XXX)を使用することを決定する。一方において、ウェブデータ生成部87は、GETコマンド410内のURL402のドメイン部にリソース部「scan2」が含まれる場合には、モデル名「YYY」に対応するプログラムに従って、S230〜S234を実行する。具体的に言うと、S232において、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ「action=scan_setting」を用いて、SSテンプレート(YYY)及びSMテンプレート(YYY)のうちのSSテンプレート(YYY)を使用することを決定する。
図8のURL402が図2のURL202とは異なるために、図10のスキャン設定画面412a,412bの最上欄に示されるURL402は、図4のスキャン設定画面212a,212bの最上欄に示されるURL202とは異なる。図8の他の各ステップ(S220、S240等)及び各要素(スキャン設定データ412)は、図2の各ステップ(S20、S40等)及び各要素(スキャン設定データ212)と同様である。
(図8の続き;図9)
図9の各ステップ及び各要素は、基本的には、図3の各ステップ及び各要素と同様である。ただし、図9のURL422は、図3のURL222とは異なる。具体的に言うと、S250では、仲介サーバ50の位置情報生成部88は、POSTコマンド420にモデル名「XXX」が含まれる場合には、「/scan1」を含むドメイン部と、モデルパラメータ「model=XXX」を含まないクエリ部と、を含むURL422を生成する。一方において、位置情報生成部88は、POSTコマンド420にモデル名「YYY」が含まれる場合には、「/scan2」を含むドメイン部と、モデルパラメータ「model=YYY」を含まないクエリ部と、を含むURL422を生成する。
仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、GETコマンド426内のURL422のドメイン部にリソース部「scan1」が含まれる場合には、モデル名「XXX」に対応するプログラムに従って、S260〜S264を実行する。具体的に言うと、S262において、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ「action=scan_upload」を用いて、SSテンプレート(XXX)及びSMテンプレート(XXX)のうちのSMテンプレート(XXX)を使用することを決定する。一方において、ウェブデータ生成部87は、GETコマンド426のURL422のドメイン部にリソース部「scan2」が含まれる場合には、モデル名「YYY」に対応するプログラムに従って、S260〜S264を実行する。具体的に言うと、S262において、ウェブデータ生成部87は、抽出済みのアクションパラメータ「action=scan_upload」を用いて、SSテンプレート(YYY)及びSMテンプレート(YYY)のうちのSMテンプレート(YYY)を使用することを決定する。
図9のURL422が図3のURL222とは異なるために、図10のメッセージ画面428a,428bの最上欄に示されるURL422は、図4のメッセージ画面228a,228bの最上欄に示されるURL222とは異なる。図9の他の各ステップ(S270、S280、S282等)及び各要素(リダイレクトコマンド424、メッセージデータ428、スキャンデータ440等)は、図3の各ステップ(S70、S80、S82等)及び各要素(リダイレクトコマンド224、メッセージデータ228、スキャンデータ240等)と同様である。
本実施例でも、第1実施例と同様に、仲介サーバ50は、MFP10A,10Bのモデルに応じて、適切なウェブデータ(即ち、スキャン設定データ412、メッセージデータ428)を携帯端末150に送信することができる。なお、本実施例では、「scan1」、「scan2」が、それぞれ、「第1の関係情報」、「第2の関係情報」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が含まれる。
(変形例1)図2において、MFP10Aは、ドメイン部「http://www.aa.com/scan1」と、モデルパラメータ及びアクションパラメータを含まないクエリ部(以下では「省略クエリ部」と呼ぶ)と、を含むURL202(以下では「第1のURL」と呼ぶ)を生成してもよい。一方において、MFP10Bは、ドメイン部「http://www.aa.com/scan2」と、省略クエリ部と、を含むURL202(以下では「第2のURL」と呼ぶ)を生成してもよい。また、図3において、POSTコマンド220にモデル名「XXX」が含まれる場合には、S50では、位置情報生成部88は、ドメイン部「http://www.aa.com/scan3」と、省略クエリ部と、を含むURL222(以下では「第3のURL」と呼ぶ)を生成してもよい。一方において、POSTコマンド220にモデル名「YYY」が含まれる場合には、位置情報生成部88は、ドメイン部「http://www.aa.com/scan4」と、省略クエリ部と、を含むURL222(以下では「第4のURL」と呼ぶ)を生成してもよい。
上記の構成によると、仲介サーバ50のウェブデータ生成部87は、GETコマンドに含まれる第1〜第4のURLの各リソース部(例えば「scan1」等)に応じて、異なる処理を適切に実行することができる。例えば、ウェブデータ生成部87は、第1のURLを含むGETコマンドを受信する場合には、第1のURLに含まれるリソース部「scan1」に対応するプログラムに従って、SSテンプレート(XXX)を決定して(図2のS32)、図4のスキャン設定画面212aを表わすスキャン設定データ212を適切に生成することができる。また、例えば、ウェブデータ生成部87は、第4のURLを含むGETコマンドを受信する場合には、第4のURLに含まれるリソース部「scan4」に対応するプログラムに従って、CMテンプレート(YYY)を決定して(図3のS62)、図4のメッセージ画面228bを表わすメッセージデータ228を適切に生成することができる。
本変形例では、第2実施例と同様に、「scan1」、「scan2」が、それぞれ、「第1の関係情報」、「第2の関係情報」の一例である。そして、本変形例では、第2実施例とは異なり、アクションパラメータをURLのクエリ部に記述せずに済む。
(変形例2)上記の各実施例では、MFP10Aに記憶されているアカウント設定情報36及びネットワーク設定情報38に着目している。ただし、MFP10Aに記憶されている他の設定情報(例えば、デフォルトの印刷設定を示す印刷設定情報、デフォルトのスキャン設定を示すスキャン設定情報、電話帳の情報等)が記述されたウェブ画面を携帯端末150に表示させるために、上記の各実施例の技術を利用してもよい。本変形例では、印刷設定情報等が、「現行設定情報」の一例である。
(変形例3)「第1種の無線通信」は、Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)に限られず、例えば、IMT2000(International Mobile Telecommunication 2000の略)の規格に準拠した3G等の無線通信であってもよい。また、HTTP通信に代えて、ウェブデータを通信するための他のプロトコル(例えばHTTPに準ずるHTTPS等)に従った通信が利用されてもよい。また、「第2種の無線通信」は、NFC通信に限られず、例えば、赤外線通信、BlueTooth(登録商標)通信等であってもよい。
(変形例4)上記の各実施例では、「携帯端末をMFPに近づけてください」というメッセージを含むメッセージ画面228aが「手法ウェブ画面」の一例である。これに代えて、「手法ウェブ画面」は、「携帯端末にNFC通信を実行させてください」というメッセージを含んでいてもよい。即ち、「手法ウェブ画面」は、端末装置に第2種の無線通信を実行させることを示すメッセージを含んでいてもよい。より一般的に言うと、「手法ウェブ画面」は、指定済みの設定情報を通信装置に送信するための手法を示していればよい。
(変形例5)上記の各実施例において、例えば、図2〜図4のケースにおいて、図2の各処理のみが実行され、図3の各処理を省略してもよい。この場合でも、携帯端末150にスキャン設定画面212aを適切に表示させることができる。即ち、仲介サーバ50において、第2の受信部82、第3の受信部83、第2の送信部85、第3の送信部86、及び、位置情報生成部88を省略してもよい。
(変形例6)仲介サーバ50は、別体に構成されている2個以上の機器によって構成されていてもよい。例えば、仲介サーバ50は、MFP10Aに対応するスキャン設定画面212aを表わすスキャン設定データ212を生成するための第1の機器と、MFP10Bに対応するスキャン設定画面212bを表わすスキャン設定データ212を生成するための第2の機器と、によって構成されてもよい。また、例えば、仲介サーバ50は、スキャン設定データ212を生成するための第1の機器と、メッセージデータ228を生成するための第2の機器と、によって構成されてもよい。換言すると、仲介サーバ50は、リダイレクト先URLを生成する第1の機器と、リダイレクト先である第2の機器と、によって構成されてもよい。一般的に言うと、「特定のサーバ」は、物理的に一個の機器によって構成されてもよいし、別体に構成されている2個以上の機器によって構成されてもよい。
(変形例7)上記の各実施例では、MFP10A及び仲介サーバ50のCPU32,72がソフトウェアに従って処理を実行することによって、各部41〜44,81〜88の機能が実現される。これに代えて、各部41〜44,81〜88の機能のうちの少なくとも一部は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
2:通信システム、10A,10B:MFP、36:アカウント設定情報、38:ネットワーク設定情報、50:仲介サーバ、100,110:サービス提供サーバ、150:携帯端末、202,222,302,322,402,422:URL、210,226,310,326,410,426:GETコマンド、212,412:スキャン設定データ、212a,212b,412a,412b,:スキャン設定画面、220,320,420:POSTコマンド、224,324,424:リダイレクトコマンド、228,328,428:メッセージデータ、228a,228b,428a,428b:メッセージ画面、240,440:スキャンデータ、312:通信設定データ、312a,312b:通信設定画面、328:メッセージデータ、328a,328b:メッセージ画面

Claims (10)

  1. 特定のサーバであって、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を利用して、第1の位置情報を含む第1の送信要求を送信する場合に、前記第1の送信要求を受信する第1の受信部であって、前記第1の位置情報は、前記端末装置が、前記第1種の無線通信とは異なる第2種の無線通信を利用して、前記端末装置とは異なる通信装置から受信した位置情報であり、前記第1の位置情報は、前記通信装置に現在記憶されている現行設定情報を含む、前記第1の受信部と、
    前記第1の送信要求が受信される場合に、前記第1の位置情報に含まれる前記現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面であって、前記通信装置によって利用されるべき設定情報を指定するための前記第1の設定ウェブ画面を表わす第1の設定ウェブデータを生成するウェブデータ生成部と、
    前記第1の設定ウェブデータを前記端末装置に送信する第1の送信部と、
    を備える特定のサーバ。
  2. 前記特定のサーバは、さらに、
    前記端末装置が、前記第1種の無線通信を利用して、前記第1の設定ウェブ画面上で指定された指定済みの設定情報を送信する場合に、前記指定済みの設定情報を受信する第2の受信部と、
    前記指定済みの設定情報が受信される場合に、前記指定済みの設定情報を含む第2の位置情報を生成する位置情報生成部であって、前記第2の位置情報は、前記端末装置が、前記第2種の無線通信を利用して、前記指定済みの設定情報を前記通信装置に送信するための手法を示す手法ウェブ画面を、前記端末装置に表示させるための位置情報である、前記位置情報生成部と、
    前記第2の位置情報へのアクセスを指示するためのアクセスコマンドを前記端末装置に送信する第2の送信部と、
    を備える、請求項1に記載の特定のサーバ。
  3. 前記第2種の無線通信は、前記第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信であり、
    前記手法ウェブ画面は、前記端末装置を前記通信装置に近づけることを示すメッセージを含む、請求項2に記載の特定のサーバ。
  4. 前記第2の位置情報は、前記特定のサーバ内の位置を示す位置情報を含み、
    前記特定のサーバは、さらに、
    前記端末装置が、前記アクセスコマンドに従って前記第2の位置情報にアクセスすることによって、前記第1種の無線通信を利用して、第2の送信要求を送信する場合に、前記第2の送信要求を受信する第3の受信部と、
    前記第2の送信要求が受信される場合に、前記手法ウェブ画面を表わす手法ウェブデータを前記端末装置に送信する第3の送信部と、
    を備える、請求項2又は3に記載の特定のサーバ。
  5. 前記現行設定情報は、前記通信装置に現在記憶されている1個以上のアカウント情報であって、前記特定のサーバとは異なるサービス提供サーバからサービスを受けることが許可される前記1個以上のアカウント情報を含み、
    前記ウェブデータ生成部は、前記1個以上のアカウント情報が記述された前記第1の設定ウェブ画面であって、前記1個以上のアカウント情報の中から1個のアカウント情報を指定するための前記第1の設定ウェブ画面を表わす前記第1の設定ウェブデータを生成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の特定のサーバ。
  6. 前記現行設定情報は、前記通信装置がネットワーク通信を実行するために現在利用している現行ネットワーク設定情報を含み、
    前記ウェブデータ生成部は、前記現行ネットワーク設定情報が記述された前記第1の設定ウェブ画面であって、前記通信装置が前記現行ネットワーク設定情報に代えて利用すべき新たなネットワーク設定情報を指定するための前記第1の設定ウェブ画面を表わす前記第1の設定ウェブデータを生成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の特定のサーバ。
  7. 前記第1の位置情報は、前記通信装置の機種に関係する関係情報を含み、
    前記ウェブデータ生成部は、
    前記第1の位置情報が、第1の機種に関係する第1の関係情報を含む第1の場合に、前記第1の機種に対応する前記第1の設定ウェブ画面を表わす前記第1の設定ウェブデータを生成し、
    前記第1の位置情報が、前記第1の機種とは異なる第2の機種に関係する第2の関係情報を含む第2の場合に、前記第1の位置情報に含まれる前記現行設定情報が記述された第2の設定ウェブ画面であって、前記第2の機種に対応する前記第2の設定ウェブ画面を表わす第2の設定ウェブデータを生成し、
    前記第1の送信部は、
    前記第1の場合に、前記第1の設定ウェブデータを前記端末装置に送信し、
    前記第2の場合に、前記第2の設定ウェブデータを前記端末装置に送信する、請求項1から6のいずれか一項に記載の特定のサーバ。
  8. 前記特定のサーバは、さらに、
    前記第1の機種と前記第2の機種とを含む複数個の機種に対応する複数個のテンプレートを格納するメモリを備え、
    前記ウェブデータ生成部は、
    前記第1の場合に、前記複数個のテンプレートのうち、前記第1の機種に対応する第1のテンプレートを用いて、前記第1の設定ウェブデータを生成し、
    前記第2の場合に、前記複数個のテンプレートのうち、前記第2の機種に対応する第2のテンプレートを用いて、前記第2の設定ウェブデータを生成する、請求項7に記載の特定のサーバ。
  9. 通信装置であって、
    前記通信装置とウェブブラウザを備える端末装置との間に、第1種の無線通信とは異なる第2種の無線通信を実行するための接続が確立される場合に、前記第2種の無線通信を利用して、前記通信装置に現在記憶されている現行設定情報を含む第1の位置情報を、前記端末装置に送信する送信部であって、前記第1の位置情報は、前記端末装置が、前記第1種の無線通信を利用して、特定のサーバから第1の設定ウェブデータを受信するための位置情報であり、前記第1の設定ウェブデータは、前記第1の位置情報に含まれる前記現行設定情報が記述される第1の設定ウェブ画面であって、前記通信装置によって利用されるべき設定情報を指定するための前記第1の設定ウェブ画面を表わすデータである、前記送信部と、
    前記第2種の無線通信を利用して、前記端末装置から、前記第1の設定ウェブ画面上で指定された指定済みの設定情報を含む第2の位置情報を受信する受信部と、
    前記第2の位置情報が受信される場合に、前記第2の位置情報から前記指定済みの設定情報を抽出する抽出部と、
    前記指定済みの設定情報を利用して、特定の処理を実行する処理実行部と、
    を備える通信装置。
  10. 特定のサーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記特定のサーバに搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を利用して、第1の位置情報を含む第1の送信要求を送信する場合に、前記第1の送信要求を受信する第1の受信処理であって、前記第1の位置情報は、前記端末装置が、前記第1種の無線通信とは異なる第2種の無線通信を利用して、前記端末装置とは異なる通信装置から受信した位置情報であり、前記第1の位置情報は、前記通信装置に現在記憶されている現行設定情報を含む、前記第1の受信処理と、
    前記第1の送信要求が受信される場合に、前記第1の位置情報に含まれる前記現行設定情報が記述された第1の設定ウェブ画面であって、前記通信装置によって利用されるべき設定情報を指定するための前記第1の設定ウェブ画面を表わす第1の設定ウェブデータを生成するウェブデータ生成処理と、
    前記第1の設定ウェブデータを前記端末装置に送信する第1の送信処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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