JP2014072365A - パワーモジュール用基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】反り量の小さいパワーモジュール用基板を容易に製造する。
【解決手段】セラミックス基板の両面にそれぞれ金属層を接合することによりパワーモジュール用基板を作製する基板作製工程と、前記パワーモジュール用基板をトレーに設けられた保持面上に載置し、これらパワーモジュール用基板およびトレーを樹脂製フィルムで真空包装することにより、前記パワーモジュール用基板が前記トレーの前記保持面に押圧された状態の真空包装体を形成する真空包装工程と、前記真空包装体を常温よりも低い温度まで冷却する冷却工程とを有するパワーモジュール用基板の製造方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、大電流、高電圧を制御する半導体装置に用いられるパワーモジュール用基板の製造方法に関する。
従来のパワーモジュール用基板として、セラミックス基板の一方の面に、アルミニウムもしくは銅等からなる回路層が積層されセラミックス基板の他方の面にアルミニウムもしくは銅等からなる放熱層が形成された構成のものが知られている。そして、この回路層上に半導体チップ等の電子部品がハンダ付けされるとともに、放熱層にヒートシンクが接合されている。
この種のパワーモジュール用基板においては、電子部品から発生する熱がヒートシンクによって放散される。近年では、パワーモジュール用基板の放熱性の向上とともに、ヒートサイクルおよびパワーサイクルに対する耐性の要求が一段と高まっており、回路層および放熱層の厚みもしくは材質が異なるパワーモジュール用基板が検討されている。
しかし、回路層と放熱層とで板材の厚さや材質が異なる場合、セラミックス基板との接合のための加熱処理を経由することにより、パワーモジュール用基板に反りが生じ、ヒートシンクへの取付が阻害される。
そこで、特許文献1には、セラミックス基板と金属層との接合体(パワーモジュール用基板)を−20℃以下の雰囲気に接触させてうねり矯正を行うことが提案されている。また、特許文献2には、接合体を−70℃よりさらに低温の−110℃以下で冷却処理することにより、反り量をより緩和できることが掲載されている。また、冷却方法として、接合体を真空パックしてドライアイス、液体窒素等に接触させることが記載されている。
特許第3419620号公報 特許第3922538号公報
特許文献1および2に記載のように、セラミックス基板と金属層との接合後に冷却処理を施すことでパワーモジュール用基板の反り量をある程度緩和できるが、パワーモジュール用基板が単体のまま真空パックされていることから、加圧力が不足するという課題があった。また、その冷却工程での取扱性向上のために、さらなる改善が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、反り量の小さいパワーモジュール用基板を容易に製造することを目的とする。
本発明は、セラミックス基板の少なくとも一方の面に金属層を接合することによりパワーモジュール用基板を作製する基板作製工程と、前記パワーモジュール用基板をトレーに設けられた保持面上に載置し、これらパワーモジュール用基板およびトレーを樹脂製フィルムで真空包装することにより、前記パワーモジュール用基板が前記トレーの前記保持面に押圧された状態の真空包装体を形成する真空包装工程と、前記真空包装体を常温よりも低い温度まで冷却する冷却工程とを有するパワーモジュール用基板の製造方法である。
この製造方法によれば、パワーモジュール用基板を保持したトレーごと真空包装することにより、パワーモジュール用基板を平坦な保持面に押圧した状態に維持することができる。そして、パワーモジュール用基板を平坦に保持している真空包装体を常温よりも低い温度まで冷却することにより、パワーモジュール用基板の反りを低減することができる。
また、この製造方法の冷却工程において、0℃以下−40℃以上にまで冷却することが好ましい。冷却温度を0℃以下に設定することにより、パワーモジュール用基板の反りを効果的に低減することができる。一方、冷却温度を−40℃以上に設定することにより、無駄なく効果的に反りを制御することができる。
本発明のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、セラミックス基板と金属層とを接合してパワーモジュール用基板を作製した後に、トレーおよび樹脂製フィルムを用いて真空包装して冷却することによって、基板を加圧するための加圧装置などを用いることなく、反り量の小さいパワーモジュール用基板を容易に製造することができる。
本発明に係るパワーモジュール用基板を用いて製造されたパワーモジュールを示す断面図である。 パワーモジュール用基板を保持するトレーを示す斜視図である。 トレーの保持面とパワーモジュール用基板の凹状の面が当接する形態において、樹脂製フィルムを用いて真空包装する状態を示す断面図である。 トレーの保持面とパワーモジュール用基板の凸状の面が当接する形態において、樹脂製フィルムを用いて真空包装する状態を示す断面図である。
以下、本発明に係るパワーモジュール用基板の製造方法の実施形態について説明する。図1に示すパワーモジュール100は、パワーモジュール用基板10と、パワーモジュール用基板10の表面に搭載された半導体チップ等の電子部品20と、パワーモジュール用基板10の裏面に接合されたヒートシンク30とから構成されている。
パワーモジュール用基板10は、セラミックス基板11の一方の面に回路層用金属板(金属層)12が厚さ方向に積層され、他方の面に放熱層用金属板(金属層)13が厚さ方向に積層され、Alよりも低融点のろう材(好ましくはAl−Si系ろう材)によって接合されてなる。
セラミックス基板11は、厚さ0.5mm〜1.0mmのAlN,Si34,Al23,SiC等からなる。回路層用金属板12は、厚さ0.1mm〜1.1mmの純アルミニウム板(好ましくは純度99.99質量%以上の4N−Al板)からなる。パワーモジュール100においては、回路層用金属板12はエッチング等により所定の回路パターン状に成形されており、その上に電子部品20がはんだ材等によって接合されている。放熱層用金属板13は、回路層用金属板12よりも厚く、厚さ0.1mm〜5.0mmの純アルミニウム板(好ましくは純度99.0質量%以上のAl板)からなる。パワーモジュール100においては、この放熱層用金属板13の表面にヒートシンク30がろう付等によって接合されている。なお、各金属板12,13には、純アルミニウム板の他、アルミニウム合金板、銅板または銅合金板を用いることもできる。
本実施形態のパワーモジュール用基板10においては、(回路層用金属板12の厚さ)/(放熱層用金属板13の厚さ)の比率は0.04〜0.875に設定され、例えば、各部材の厚さは回路層用金属板12が0.6mm、放熱層用金属板13が1.6mm、セラミックス基板11が0.635mmに設定される。
本実施形態に係るパワーモジュール用基板10の製造方法は、セラミックス基板11の両面にそれぞれ金属板12,13を接合することによりパワーモジュール用基板10を作製する基板作製工程と、このパワーモジュール用基板10をトレー40に設けられた略平坦な保持面41上に載置し、これらパワーモジュール用基板10およびトレー40を樹脂製フィルム50で真空包装することにより、パワーモジュール用基板10がトレー40の保持面41に押圧された状態の真空包装体60を形成する真空包装工程と、真空包装体60を常温よりも低い冷却温度まで冷却する冷却工程とを有する。
(基板作製工程)
まず、セラミックス基板11の両面に回路層用金属板12および放熱層用金属板13を積層し、これらをろう付、過渡液相接合法(TLP接合法:Transient Liquid Phase Diffusion Bonding)などにより接合してパワーモジュール用基板10を作製する。作製されたパワーモジュール用基板10は、セラミックス基板11と各金属板12,13とを接合した際の熱収縮により反りが生じている場合が多い。
例えばTLP接合法では、金属板12,13の表面に蒸着させた銅層を、金属板12,13とセラミックス基板11との界面に介在させて、加熱する。加熱により、金属板12,13のアルミニウム中に銅が拡散し、金属板12,13の銅層近傍の銅濃度が上昇して融点が低下し、アルミニウムと銅との共晶域にて接合界面に金属液相が形成される。この金属液相が形成された状態で温度を一定に保持しておくと、金属液相がセラミックス基板11と反応するとともに、銅がさらにアルミニウム中に拡散することに伴い、金属液相中の銅濃度が徐々に低下して融点が上昇し、温度を一定に保持した状態で凝固が進行する。これにより、金属板12,13とセラミックス基板11との強固な接合が得られる。
あるいは、セラミックス基板11と銅製の回路層用金属板12とを、活性金属ろう材を用いて接合する方法を採用することもできる。例えば、活性金属であるTiを含む活性金属ろう材(Ag−27.4質量%Cu−2.0質量%Ti)を用い、銅製の回路層用金属板12とセラミックス基板11との積層体を加圧した状態のまま真空中840℃で加熱し、活性金属であるTiをセラミックス基板11に優先的に拡散させて、Ag−Cu合金を介して回路層用金属板12とセラミックス基板11とを接合することができる。
また、セラミックス基板11とアルミニウム製の回路層用金属板12とを、Al−Si系ろう材を用いて接合する方法を採用することもできる。例えば、Al−7.5mass%Siからなるろう材を用い、アルミニウム製の回路層用金属板12とセラミックス基板11との積層体を加圧した状態のまま真空中640℃で加熱することで回路層用金属板12とセラミックス基板11とを接合することができる。
(真空包装工程)
次に、作製したパワーモジュール用基板10をトレー40の保持面41上に載置し、樹脂製フィルム50で真空包装して真空包装体60を形成する。図2に、パワーモジュール用基板10を保持するトレー40を示す。
トレー40は、例えば、曲げ弾性率(ISO 178)2150MPa以上、曲げ強さ(ISO 178)58MPa以上の物性を備えるAAS(Acrylonitrile−Styrene−Acrylate)樹脂ベース持続性帯電防止材料からなる。本実施形態のトレー40には、図2に示すように、パワーモジュール用基板10が載置される保持面41を底面に有する凹部42が形成されており、各保持面41にはパワーモジュール用基板10の保持を阻害しない程度の大きさの貫通孔41aが形成されている。このトレー40は、冷却温度(本実施形態では−20℃)において曲げ弾性率が1500MPa以上、曲げ強さが40MPa以上とするのが好ましい。
トレー40とともにパワーモジュール用基板10を真空包装する樹脂製フィルム50としては、ガスバリア性、低温強度等に優れ、冷却温度(本実施形態では−20℃)における引張強度が200MPa以上、引張破断伸度が70%以上であるフィルム、例えばカウパック株式会社製SPN−11(厚さ18μmのバリアONY(二軸延伸ナイロンフィルム)に厚さ67μmのLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)を押し出して圧着したもの)を用いることができる。
図3に示すように、このトレー40の各保持面41にパワーモジュール用基板10を載置して三方が閉じられた袋状の樹脂製フィルム50に収容し、この袋内を例えば真空包装体60の真空度が76mmHg(約10kPa)以下となるように真空吸引し、樹脂製フィルム50の開口部をシールして真空包装体60を形成する。
このとき、パワーモジュール用基板10は、表面が凸状となっている面を保持面41に当接させてもよいが(図4参照)、表面が凹状となっている面を保持面41に当接させる(図3参照)ことがより好ましい。このように配置することにより、樹脂製フィルム50が凸状の回路層用金属板12の略全面に押し付けられるので、真空吸引による樹脂製フィルム50の圧力をパワーモジュール用基板10に効率よく作用させ、反りの矯正効果を高めることができる。
(冷却工程)
次に、真空包装体60を常温よりも低い冷却温度(本実施形態では−20℃)まで冷却して保持する(本実施形態では20分間)。このときパワーモジュール用基板10は、トレー40と樹脂製フィルム50との間で拘束されることによって接合時の反りとは逆方向の応力が生じている状態であり、さらに冷却による熱収縮で接合時とは逆方向に反ろうとするので、この応力が増大する。しかしながら、トレー40および樹脂製フィルム50によって拘束されているため、パワーモジュール用基板10には見かけ上の変形がほとんど生じないまま、各金属板12,13に塑性変形を生じさせることができる。
すなわち、接合時に反ったパワーモジュール用基板10をトレー40および樹脂製フィルム50によって拘束した状態で冷却することにより、接合時とは逆方向の応力をパワーモジュール用基板10に生じさせる。そして、その状態で各金属板12,13が塑性変形した後にパワーモジュール用基板10を常温に戻すと、接合時の反りが相殺される。これにより、パワーモジュール用基板10の反りを緩和することができる。
なお、冷却後のパワーモジュール用基板10をさらに、例えば60℃で20分間保持することにより、パワーモジュール用基板10を常温に戻す時間を短縮することができ、樹脂製フィルムの開放時に結露の発生を防ぐことができる。
(実施例)
以下、本発明の効果確認試験を行った。
まず、パワーモジュール用基板として、次の構成を有するものを製作した。
本発明例1から4および比較例については、回路層用金属板として27mm×27mm×0.6mmの純度99.99%以上の4Nアルミニウム板を、セラミックス基板として30mm×30mm×0.635mmのAlN板を、放熱層用金属板として28mm×28mm×1.6mmの純度99.99%以上の4Nアルミニウム板を、Al−7.5mass%Siのろう材をそれぞれの板材に介して、ろう付けにより接合した。ろう付け接合の条件は、真空雰囲気中で640℃、荷重3.5kgf/cm2とした。
また、本発明例5は、27mm×27mm×0.3mmの無酸素銅板を、Ag−27.4質量%Cu−2.0質量%Tiのろう材ペーストを用いて、30mm×30mm×0.635mmのAlN板に活性金属ろう付け法により接合した。ろう付け接合の条件は、真空雰囲気中で840℃、荷重3.5kgf/cm2とした。その後、AlNの他方の面に28mm×28mm×0.6mmの純度99.99%以上の4Nアルミニウム板を、Al−7.5mass%Siのろう材を用いて、ろう付けにより接合した。ろう付け接合の条件は、真空雰囲気中で640℃、荷重3.5kgf/cm2とした。
以上説明した基板作製工程により作製したパワーモジュール用基板10について、表1に記載のとおり、トレー40に対するパワーモジュール用基板10の配置方向およびトレー40の有無等の条件を変更し、真空包装体60の真空度を65mmHgとし、真空包装体60を作製した。本実施例では、トレー40として、AAS(Acrylonitrile−Styrene−Acrylate)樹脂ベース持続性帯電防止材料からなるトレーを用い、樹脂製フィルム50としては、カウパック株式会社製SPN−11を用い、パワーモジュール用基板10の反りの変化を比較する実験を行った。
前記真空包装体60を表1記載の冷却温度まで冷却し、20分間保持した後に60℃で20分間保持したのち、真空包装体60からパワーモジュール用基板10を取り出した。パワーモジュール用基板10の反りは、冷却前後のパワーモジュール用基板について、Mitsutoyo製のQuickScope(三次元測定器)を用いて、平面度を測定することによって評価した。また、「平面度」は、パワーモジュール用基板10の回路層側を上に凸状に反りが生じている状態をプラスの値とし、パワーモジュール用基板10板の回路層側を上に凹状に反りが生じている状態をマイナスの値で表示した。
Figure 2014072365
これら本発明例1〜5および比較例から、樹脂製フィルム50で真空包装して冷却保持することによってパワーモジュール用基板10の反りを低減できるが、トレー40を用いると反りの低減効果がより高く、さらにパワーモジュール用基板10の凹側をトレー40の保持面41に当接させることが効果的であることがわかった。
以上説明したように、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、セラミックス基板と金属層とを接合してパワーモジュール用基板を作製した後に、これをトレーおよび樹脂製フィルムを用いて真空包装して冷却することによって、基板を加圧するための加圧装置などを用いることなく、反り量の小さいパワーモジュール用基板を容易に製造することができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、1枚のトレー40にパワーモジュール用基板10を保持させたものを樹脂製フィルム50で真空包装して真空包装体60を作製したが、それぞれパワーモジュール用基板10を保持させた複数枚のトレー40を厚さ方向に積層し、樹脂製フィルム50で一括して真空包装して真空包装体を作製してもよい。この場合、最上層のパワーモジュール用基板10以外は、パワーモジュール用基板10の両面がトレー40の保持面41に押圧されるので、反りの矯正効果をより高めることができる。
また、前記実施形態ではパワーモジュール用基板10を保持する凹部42を備えるトレー40を用いたが、パワーモジュール用基板を保持するトレーは略平坦な保持面を有していればよく、したがってトレーは単なる板状部材であってもよい。しかしながら、保持面とパワーモジュール用基板との間に真空吸引時のエアの抜け道を設けることが好ましいため、前記実施形態のように保持面に貫通孔を設けたり、保持面を複数の凸条によりパワーモジュール用基板を保持する形状としたりしてもよい。
また、前記実施形態では、60℃で20分間保持する処理を行ったが、これはパワーモジュール用基板を常温まで戻す時間を短縮するためのものであって、この処理を省くことも可能である。
10 パワーモジュール用基板
11 セラミックス基板
12 回路層用金属板(金属層)
13 放熱層用金属板(金属層)
20 電子部品
30 ヒートシンク
40 トレー
41 保持面
41a 貫通孔
42 凹部
50 樹脂製フィルム
100 パワーモジュール

Claims (2)

  1. セラミックス基板の少なくとも一方の面に金属層を接合することによりパワーモジュール用基板を作製する基板作製工程と、
    前記パワーモジュール用基板をトレーに設けられた保持面上に載置し、これらパワーモジュール用基板およびトレーを樹脂製フィルムで真空包装することにより、前記パワーモジュール用基板が前記トレーの前記保持面に押圧された状態の真空包装体を形成する真空包装工程と、
    前記真空包装体を常温よりも低い温度まで冷却する冷却工程と
    を有することを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。
  2. 前記冷却工程において、0℃以下−40℃以上に冷却することを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
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