JP2014069914A - アウトリガジャッキの伸長状態監視装置 - Google Patents

アウトリガジャッキの伸長状態監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定できる伸長状態監視装置を提供する。
【解決手段】アウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、アウトリガジャッキ26にかかる荷重を測定する荷重測定手段81と、荷重測定手段81の測定結果が入力される制御手段70と、制御手段70に接続された警報手段82とを備え、制御手段70は、荷重測定手段81で測定された荷重が変化しなくなったときに、アウトリガジャッキ26が過伸長状態であると判断し、警報手段82を作動させる。作業車両の車輪が浮いたことを検知でき、アウトリガジャッキ26が過伸長状態のときに警報を発するので、アウトリガジャッキ26を収縮して適正な伸長状態に設定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アウトリガジャッキの伸長状態監視装置に関する。さらに詳しくは、アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定するための伸長状態監視装置に関する。
図6に示すように、汎用トラック10に小型クレーン20が搭載された積載形トラッククレーン1には、アウトリガジャッキ26が車両の左右に1本ずつ計2本しか備わっていない(例えば、特許文献1)。このような積載形トラッククレーン1のアウトリガジャッキ26は、汎用トラック10の前輪14が軽く接地する程度に伸長するのが適正とされる。アウトリガジャッキ26を前輪14が浮くまで伸長させた場合、ブーム23を汎用トラック10の前方に旋回させた状態で過負荷になると、アウトリガジャッキ26を支点としたシーソーのように汎用トラック10が急激に前方に傾き、前輪14が接地して後輪が浮き上がった状態となって不安定になる。これに対して、前輪14を軽く接地させた場合、過負荷になっても荷重を前輪14で支えることができ、サスペンションが沈むにつれ汎用トラック10がゆるやかに前方に傾く。そのため、作業員が過負荷に気づいて負荷を減らすように対応できるからである。
以上のように、アウトリガジャッキ26は適正な伸長状態に設定することが必要である。しかし、従来、アウトリガジャッキ26の伸長作業は作業員の操作に任せられていたため、例えばレンタル機の使用者など、適正な伸長状態を知らない作業員がアウトリガジャッキ26を操作した場合には、前輪14が浮くまで伸長させてしまうという問題があった。
特開平11−106184号公報
本発明は上記事情に鑑み、アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定できる伸長状態監視装置を提供することを目的とする。
第1発明のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重が変化しなくなったときに、前記アウトリガジャッキが過伸長状態であると判断することを特徴とする。
第2発明のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、第1発明において、前記制御手段に接続された警報手段を備え、前記制御手段は、前記アウトリガジャッキが過伸長状態であると判断したときに、前記警報手段を作動させることを特徴とする。
第3発明のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、第1発明において、前記制御手段は、前記アウトリガジャッキが過伸長状態であると判断したときに、前記アウトリガジャッキを所定長さ収縮させることを特徴とする。
第4発明のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重が閾値を超えたときに、前記アウトリガジャッキの伸長を停止することを特徴とする。
第5発明のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重の変化率がピークを超えたときに、前記アウトリガジャッキの伸長を停止することを特徴とする。
第6発明のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重の変化率の変化率が負の値となったときに、前記アウトリガジャッキの伸長を停止することを特徴とする。
第1発明によれば、アウトリガジャッキにかかる荷重が変化しなくなったときを過伸長状態と判断することで、作業車両の車輪が浮いたことを検知できる。そのため、アウトリガジャッキを収縮して適正な伸長状態に設定できる。
第2発明によれば、アウトリガジャッキが過伸長状態のときに警報を発するので、作業員にアウトリガジャッキの収縮を促すことができる。
第3発明によれば、アウトリガジャッキが過伸長状態となってから所定長さ収縮させるので、アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定できる。
第4発明によれば、荷重が閾値を超えたときにアウトリガジャッキの伸長を停止するので、作業車両の車輪が浮く前に、アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定できる。
第5発明によれば、荷重の変化率がピークを超えたときにアウトリガジャッキの伸長を停止するので、作業車両の車輪が浮く前に、アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定できる。
第6発明によれば、荷重の変化率の変化率が負の値となったときにアウトリガジャッキの伸長を停止するので、作業車両の車輪が浮く前に、アウトリガジャッキを適正な伸長状態に設定できる。
本発明の第1実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置を備えた積載形トラッククレーンの油圧回路図である。 アウトリガジャッキの伸長状態の説明図である。 アウトリガジャッキにかかる荷重の時間変化を示すグラフである。 制御手段による処理のフローチャートである。 (a)はアウトリガジャッキにかかる荷重の時間変化を示すグラフであり、(b)はアウトリガジャッキにかかる荷重の時間変化率を示すグラフであり、(c)はアウトリガジャッキにかかる荷重の時間変化率の時間変化率を示すグラフである。 積載形トラッククレーンの側面図制御手段である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、アウトリガジャッキの伸長状態として、車輪が接地する程度に伸長させるのが適正とされる作業車両に設けられる。このような作業車両としては、積載形トラッククレーンなど、アウトリガジャッキが車両の左右に1本ずつ備えられる作業車両に多いが、アウトリガジャッキを4本以上備える作業車両であっても、アウトリガジャッキの適正な伸長状態が上記のとおりである作業車両であれば、本発明に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置を採用できる。
以下では、積載形トラッククレーンを例に説明するが、他の作業車両においても同様である。
まず、積載形トラッククレーンの構成について説明する。
図6に示すように、積載形トラッククレーン1は、汎用トラック10の運転室11と荷台12との間の車両フレーム13に小型クレーン20が搭載されたものである。
小型クレーン20は、車両フレーム13上に固定されたベース21と、ベース21に対して旋回可能に設けられたポスト22と、ポスト22の上端部に起伏可能に設けられたブーム23と、ベース21の左右両側に設けられた一対のアウトリガ装置24、24とを備えている。ポスト22にはウインチが内蔵されており、このウインチからワイヤロープをブーム23の先端部に導いて、ブーム23先端部の滑車を介してフック27に掛け回すことにより、フック27をブーム23の先端部から吊り下げている。また、これらを操作するためのレバー群28がベース21の左右両側に設けられている。
アウトリガ装置24は、ベース21に固定された張出ビーム25と、張出ビーム25の先端部に固定されたアウトリガジャッキ26とで構成されている。作業開始時には張出ビーム25を張り出し、アウトリガジャッキ26を伸長して下端のフロートを接地させる。これにより、積載形トラッククレーン1の安定が確保される。また、作業終了時には、アウトリガジャッキ26を収縮し、張出ビーム25を引き込んで、アウトリガ装置24を格納する。
図1に示すように、積載形トラッククレーン1の油圧回路は、主に、油圧バルブユニット31と、油圧バルブユニット31にタンク32内の作動油を供給する油圧ポンプ33と、油圧バルブユニット31に接続された複数の油圧アクチュエータ34〜37、26、26とから構成されている。
油圧バルブユニット31に接続された油圧アクチュエータは、ブーム23を伸縮するブーム伸縮用油圧シリンダ34、フック27を巻上巻下するウインチ用油圧モータ35、ブーム23を起伏するブーム起伏用油圧シリンダ36、ポスト22を旋回する旋回用油圧モータ37、および油圧シリンダで構成される一対のアウトリガジャッキ26、26である。
油圧バルブユニット31には、切換制御弁41〜46が設けられており、それぞれに油圧アクチュエータ34〜37、26、26が接続されている。これら切換制御弁41〜46により、油圧ポンプ33から供給される作動油の方向、流量を制御して、油圧アクチュエータ34〜37、26、26を動作させることができる。
切換制御弁41〜46には、それぞれレバーが取り付けられており、そのレバーを手動操作することにより、スプールの位置を切り換えることができる。切換制御弁41〜46に取り付けられたレバーは、レバー群28としてベース21の左右両側に設けられている。そのため、そのレバー群28を作業者が操作することにより、ブーム23やフック27、アウトリガジャッキ26、26を動作させることができる。
また、切換制御弁41〜46には、それぞれパイロットシリンダ51〜56が取り付けられており、そのパイロットシリンダ51〜56の動作によっても、スプールの位置を切り換えることができる。
パイロットシリンダ51〜56は、複動形シリンダであり、右側油室への作動油の給排を行なう電磁弁と、左側油室への作動油の給排を行なう電磁弁がそれぞれ付設されている。これら電磁弁は、制御手段70に接続されており、制御手段70からの制御信号に基づいて動作することで、パイロットシリンダ51〜56を駆動し、切換制御弁41〜46のスプールの位置を切り換えるようになっている。
切換制御弁41〜44に取り付けられたパイロットシリンダ51〜54には、位置検出センサ61〜64が付設されている。これら位置検出センサ61〜64により切換制御弁41〜44のスプールの位置を検出できる。また、アウトリガジャッキ26、26への作動油の供給を制御する切換制御弁45、46に取り付けられたパイロットシリンダ55、55には、切換検出センサ65、66が付設されている。これら切換検出センサ65、66により切換制御弁45、46が中立位置(アウトリガジャッキ26、26への作動油の供給を停止する位置)であるか否かが検出できる。
位置検出センサ61〜64および切換検出センサ65、66は、それぞれ制御手段70に接続されており、その検出結果が制御手段70に入力されている。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、上記のような油圧回路に組み込まれている。
アウトリガジャッキ26、26のキャップ側油室(伸長動作側の油室)に接続された油路には、それぞれ圧力センサ81、81が設けられている。この圧力センサ81、81により、アウトリガジャッキ26、26にかかる荷重を測定できる。圧力センサ81、81は制御手段70に接続されており、その測定結果が制御手段70に入力されている。制御手段70は、公知のコンピュータ等で構成されており、前述の油圧バルブユニット31の制御のほか、後述のアウトリガジャッキ26、26の伸長状態監視の処理を行うことができる。また、制御手段70にはスピーカ82が接続されており、音声で警報を発することができる。これら、圧力センサ81、制御手段70、スピーカ82により本実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置が構成されている。
なお、圧力センサ81が、特許請求の範囲に記載の荷重測定手段に相当する。荷重測定手段としては、アウトリガジャッキ26にかかる荷重を測定できるものでれば特に限定されず、歪みゲージやロードセルなどを用いてもよい。
積載形トラッククレーン1には、安定限界警報装置が取り付けられる場合がある(例えば、特許文献1)。積載形トラッククレーン1が側方に転倒する場合、転倒に先立って転倒方向とは反対側のアウトリガジャッキ26の支持力が低下し、アウトリガジャッキ26のキャップ側油室の内圧が低くなる。安定限界警報装置は、アウトリガジャッキ26のキャップ側油室の内圧を圧力センサで測定し、その測定値が所定値以下になったことを検出して、これを積載形トラッククレーン1の安定限界として捕らえ、ブザーなどで警報を発するものである。このような安定限界警報装置が取り付けられる場合には、安定限界警報装置の圧力センサを伸長状態監視装置の荷重測定手段として用いることができ、新たに荷重測定手段を設ける必要がない。
また、スピーカ82が、特許請求の範囲に記載の警報手段に相当する。警報手段としては、作業員に警報を発することができるものであれば特に限定されず、ランプやディスプレイ表示などを用いてもよい。
また、制御手段70は、油圧バルブユニット31の制御機能と、アウトリガジャッキ26、26の伸長状態監視機能とを同一の装置で実現してもよいし、これらの機能を別々の装置で実現し、それらを互いに通信可能に構成してもよい。
つぎに、図2および図3に基づき、アウトリガジャッキ26を伸長する場合のアウトリガジャッキ26にかかる荷重の時間変化について説明する。
(1)伸長始め〜接地:A−B
アウトリガジャッキ26を全縮状態から伸長させていくと(図2(1))、アウトリガジャッキ26の下端のフロート26fが接地するまでは荷重がかからず、荷重は0のままで一定である(図3におけるA−B間)。
(2)接地〜前輪浮き始め:B−C
アウトリガジャッキ26がさらに伸長してフロート26fが接地した後は(図2(2))、アウトリガジャッキ26の伸長にともない、前輪14のサスペンションにかかっていた荷重が徐々にアウトリガジャッキ26に移り、前輪14が浮き始めるまで荷重が徐々に増加する(図3におけるB−C間)。この状態では、アウトリガジャッキ26は前輪14が接地する程度に伸長されており適正な伸長状態とされる。特に前輪浮き始め(C)に近い方が、前輪14が「軽く接地する程度」であり、好ましいとされる。
(3)前輪浮き:C−D
アウトリガジャッキ26がさらに伸長して前輪14が浮いた後は(図2(3))、前輪14のサスペンションにかかっていた荷重が全てアウトリガジャッキ26に移っているので、アウトリガジャッキ26の伸長にかかわらず、荷重は所定の値で一定となる(図3におけるC−D間)。この状態では、アウトリガジャッキ26が適正より伸び過ぎている状態(過伸長状態)である。
本実施形態では、制御手段70は、圧力センサ81で測定された油圧を、アウトリガジャッキ26にかかる荷重とし、その荷重が時間変化しなくなったときに、アウトリガジャッキ26が過伸長状態であると判断する。なお、圧力センサ81で測定された油圧とアウトリガジャッキ26にかかる荷重は比例する。
そして、制御手段70は、アウトリガジャッキ26が過伸長状態と判断したときに、スピーカ82から音声警報を発する。例えば、「前輪が浮いています。前輪が軽く接地するまでアウトリガジャッキを縮めてください。」などの具体的な対処法を作業員に知らせる。
より詳細には、制御手段70は以下の手順で過伸長状態を判定し、音声警報を発する。
図4に示すように、制御手段70は、まず切換検出センサ65(66)の検出結果を基に、アウトリガジャッキ26が操作中であるか否かを判断する(ステップS1)。切換制御弁45(46)が中立位置以外の場合はアウトリガジャッキ26が操作中であり、切換制御弁45(46)が中立位置の場合はアウトリガジャッキ26が操作されていない。アウトリガジャッキ26が操作されていない場合には、処理を終了する。
アウトリガジャッキ26が操作中の場合には、圧力センサ81で測定された荷重が予め定められた荷重閾値を超えるか否かを判断する(ステップS2)。荷重が荷重閾値を超えない場合はステップS1に戻る。前述のごとく、アウトリガジャッキ26が伸長始め〜接地の間(図3におけるA−B間)は、荷重は0のまま一定である。本ステップS2により、伸長始め〜接地の間を除外するため、この間を過伸長状態と誤って判断することがない。なお、荷重閾値は、0に近い正の値に設定される。
荷重が荷重閾値を超える場合には、圧力センサ81で測定された荷重の時間変化率が予め定められた変化率閾値を超えるか否かを判断する(ステップS3)。ここで、圧力センサ81は荷重を一定時間間隔で測定しており、荷重の時間変化率は、例えば測定された荷重から前回測定された荷重を減算することで算出される。荷重の時間変化率が変化率閾値を超える場合はステップS1に戻る。この場合、アウトリガジャッキ26は、荷重が徐々に増加する接地〜前輪浮き始めの間(図3におけるB−C間)である。
荷重の時間変化率が変化率閾値を下回る場合、荷重が時間変化しなくなったとして、アウトリガジャッキ26が過伸長状態であると判断する(図3におけるC−D間)。なお、変化率閾値は、圧力センサ81の測定誤差などを考慮して、荷重が時間変化しているか否かを判別できる値に設定される。この場合、スピーカ82から音声警報を発する(ステップS4)。
以上のように、制御手段70は、アウトリガジャッキ26にかかる荷重が変化しなくなったときを過伸長状態と判断することで、積載形トラッククレーン1の前輪14が浮いたことを検知できる。そして、アウトリガジャッキ26が過伸長状態のときに音声警報を発するので、作業員にアウトリガジャッキ26の収縮を促すことができる。そのため、アウトリガジャッキ26を収縮して適正な伸長状態に設定できる。
なお、アウトリガジャッキ26を低速で駆動した場合は、接地〜前輪浮き始めの状態であっても荷重の時間変化率が小さくなるため、上記ステップS3において荷重が時間変化しなくなったと誤検知することが考えられる。そこで、アウトリガジャッキ26の駆動速度を基に上記変化率閾値を変更してもよい。アウトリガジャッキ26の駆動速度が遅い場合に変化率閾値を大きくすれば、上記のような誤検知を防止できる。この場合には、切換検出センサ65、66に代えて、切換制御弁45、46のスプールの位置を検出できる位置検出センサを備えることで、切換制御弁45、46のスプールの位置からアウトリガジャッキ26への作動油の供給量を算出し、アウトリガジャッキ26の駆動速度を求めることができる。
また、アウトリガジャッキ26の伸縮長さに対する荷重の変化を基に過伸長状態を判断してもよい。このようにすると、アウトリガジャッキ26の駆動速度に影響されずに過伸長状態を判断できる。この場合には、アウトリガジャッキ26への作動油の供給量からアウトリガジャッキ26の伸縮長さを算出するように構成してもよいし、アウトリガジャッキ26の伸縮長さを測定する長さ測定手段を備え、その測定結果が制御手段70に入力されるように構成してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、第1実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置において、制御手段70は、アウトリガジャッキ26が過伸長状態であると判断したときに、アウトリガジャッキ26を所定長さ収縮させる。
より詳細には、上記ステップS4(図4参照)において、制御手段70の制御信号によりパイロットシリンダ55(56)を駆動し、切換制御弁45(46)を切り換えて、アウトリガジャッキ26を所定長さ収縮させる。この際収縮させる長さは、例えば、アウトリガジャッキ26の適正な伸長状態から制御手段70が過伸長状態と判断するまでに伸長する長さから逆算して定められる。
その余の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態では、アウトリガジャッキ26が過伸長状態となってから所定長さ収縮させるので、作業員の操作に頼ることなく、アウトリガジャッキ26を適正な伸長状態に設定できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、第1実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置において、制御手段70は、アウトリガジャッキ26が過伸長状態となる前にその伸長を停止する。
より詳細には、図5(a)に示すように、アウトリガジャッキ26が適正な伸長状態である場合にかかる荷重を予め閾値として定めておく。アウトリガジャッキ26が伸長して、圧力センサ81で測定された荷重がその閾値を超えたときに(図5(a)におけるS時点)、制御手段70の制御信号によりパイロットシリンダ55(56)を駆動し、切換制御弁45(46)を切り換えて、アウトリガジャッキ26の伸長を停止する。
本実施形態では、荷重が閾値を超えたときにアウトリガジャッキ26の伸長を停止するので、積載形トラッククレーン1の前輪14が浮く前に、アウトリガジャッキ26を適正な伸長状態に設定できる。
(第4実施形態)
アウトリガジャッキ26が適正な伸長状態である場合にかかる荷重は、積載形トラッククレーン1の重量や、積荷の重量により変わる。そのため、上記第3実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置において、閾値を一意に定めることは困難な場合が多い。そこで、本発明の第4実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、荷重の時間変化率を基にアウトリガジャッキ26の伸長を停止するタイミングを判断する。
より詳細には、図5(b)に示すように、制御手段70は、圧力センサ81で測定された荷重から、荷重の時間変化率を算出する。前述のごとく、圧力センサ81は荷重を一定時間間隔で測定しており、荷重の時間変化率は、例えば測定された荷重から前回測定された荷重を減算することで算出される。制御手段70は、伸縮始めからの荷重の時間変化率の最大値を逐次更新していき、荷重の時間変化率がその最大値から所定値減少したとき(図5(b)におけるS時点)を、アウトリガジャッキ26が適正な伸長状態であると判断する。そして、制御手段70の制御信号によりパイロットシリンダ55(56)を駆動し、切換制御弁45(46)を切り換えて、アウトリガジャッキ26の伸長を停止する。このようにすることで、荷重の時間変化率がピークを超えたときにアウトリガジャッキ26の伸長を停止できる。
本実施形態では、荷重の時間変化率がピークを超えたときにアウトリガジャッキ26の伸長を停止するので、積載形トラッククレーン1の前輪14が浮く前に、アウトリガジャッキ26を適正な伸長状態に設定できる。また、積載形トラッククレーン1の重量や、積荷の重量によらず、適切なタイミングでアウトリガジャッキ26の伸長を停止できる。
なお、荷重の時間変化率に代えて、アウトリガジャッキ26の伸縮長さに対する荷重の変化を基に、その変化率からアウトリガジャッキ26の伸長を停止するタイミングを判断してもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係るアウトリガジャッキの伸長状態監視装置は、荷重の時間変化率の時間変化率を基にアウトリガジャッキ26の伸長を停止するタイミングを判断する。
より詳細には、図5(c)に示すように、制御手段70は、圧力センサ81で測定された荷重から、荷重の時間変化率の時間変化率を算出する。荷重の時間変化率の時間変化率は、例えば圧力センサ81測定された荷重値から前回測定された荷重値を減算することで荷重の時間変化率を算出し、さらに前回算出された荷重の時間変化率を減算することで算出される。制御手段70は、荷重の時間変化率の時間変化率が負の値となったとき(図5(c)におけるS時点)を、アウトリガジャッキ26が適正な伸長状態であると判断する。そして、制御手段70の制御信号によりパイロットシリンダ55(56)を駆動し、切換制御弁45(46)を切り換えて、アウトリガジャッキ26の伸長を停止する。
本実施形態では、荷重の時間変化率の時間変化率が負の値となったときにアウトリガジャッキ26の伸長を停止するので、積載形トラッククレーン1の前輪14が浮く前に、アウトリガジャッキ26を適正な伸長状態に設定できる。また、積載形トラッククレーン1の重量や、積荷の重量によらず、適切なタイミングでアウトリガジャッキ26の伸長を停止できる。
なお、荷重の時間変化率の時間変化率に代えて、アウトリガジャッキ26の伸縮長さに対する荷重の変化を基に、その変化率の変化率からアウトリガジャッキ26の伸長を停止するタイミングを判断してもよい。
1 積載形トラッククレーン
26 アウトリガジャッキ
26f フロート
31 油圧バルブユニット
70 制御手段
81 圧力センサ
82 スピーカ

Claims (6)

  1. アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、
    該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重が変化しなくなったときに、前記アウトリガジャッキが過伸長状態であると判断する
    ことを特徴とするアウトリガジャッキの伸長状態監視装置。
  2. 前記制御手段に接続された警報手段を備え、
    前記制御手段は、前記アウトリガジャッキが過伸長状態であると判断したときに、前記警報手段を作動させる
    ことを特徴とする請求項1記載のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置。
  3. 前記制御手段は、前記アウトリガジャッキが過伸長状態であると判断したときに、前記アウトリガジャッキを所定長さ収縮させる
    ことを特徴とする請求項1記載のアウトリガジャッキの伸長状態監視装置。
  4. アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、
    該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重が閾値を超えたときに、前記アウトリガジャッキの伸長を停止する
    ことを特徴とするアウトリガジャッキの伸長状態監視装置。
  5. アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、
    該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重の変化率がピークを超えたときに、前記アウトリガジャッキの伸長を停止する
    ことを特徴とするアウトリガジャッキの伸長状態監視装置。
  6. アウトリガジャッキにかかる荷重を測定する荷重測定手段と、
    該荷重測定手段の測定結果が入力される制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記荷重測定手段で測定された荷重の変化率の変化率が負の値となったときに、前記アウトリガジャッキの伸長を停止する
    ことを特徴とするアウトリガジャッキの伸長状態監視装置。
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