JP4073074B2 - 移動式クレーンおよびその支持方法 - Google Patents

移動式クレーンおよびその支持方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動式クレーンおよびその支持方法に関し、さらに詳しくは、キャリアをなす車体フレームの前後中間部に設けられる補助ジャッキ機構を用いた支持構造およびこれを用いた支持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動式クレーンには、荷吊りの際の転倒防止のために車体側方で伸縮可能に設けられているビーム先端に油圧ジャッキを取り付けたアウトリガ装置が備えられている。
一方、吊り荷作業時には、上記アウトリガ装置が設けられている車体フレーム車体前後方向において車体フレームに撓みが発生する虞がある。
このため、従来では、アウトリガ装置とは別に車体フレームの前後方向中間位置に補助ジャッキを配置し、その補助ジャッキのピストンロッドを伸長させてピストンロッド先端に有するフロートを接地させる構造がある。
この構造では、吊り荷作業を行う際に補助ジャッキを車体フレームの所定箇所に配置し、例えば、ネジの回転操作によってフロートを接地させていた。
しかし、このような構成では、補助ジャッキを車体フレーム下に設置する作業が必要となるばかりでなく、フロートの接地作業が必要となることで吊り荷作業の際の前準備作業のための手間や時間が多く必要となるという不具合がある。
そこで、このような補助ジャッキに代えて、油圧シリンダを車体フレーム下面に予め設けておき、ロッドの伸長操作によりフロートを接地するようにした構成が提案されている(例えば、特開平7−267585号公報)。
上記公報には、油圧シリンダへの油路中にアキュムレータを配置し、接地された油圧シリンダに作用する反力が油圧シリンダの限界値付近となるとアキュムレータにて蓄圧し、限界荷重値以下になった時点でアキュムレータから蓄圧圧力を放出して油圧シリンダのフロートを接地させた状態を維持するようにした構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した構成は、いずれもフロートを接地させておくことから、車体フレームが撓むのを補助ジャッキによってのみ支えるような事態となりやすく、アウトリガ装置での車体フレームの支持機能が抹殺されてしまう虞がある。このため、補助ジャッキには過大な荷重が作用して破損する危険がある。
【0004】
本発明の目的は、上記従来の補助ジャッキを設けた移動式クレーンにおける問題に鑑み、車体フレームの撓み変形を一定量以上増大させることなく補助ジャッキへの過大な負荷が作用しないようにして補助ジャッキの破損を防止することが可能な構成を備えた移動式クレーンおよびその支持方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車体フレームの側面に設けられているアウトリガ装置とは別に車体フレームの前後方向中間位置にて伸縮可能な油圧シリンダからなる補助ジャッキを備えた移動式クレーンにおいて、上記補助ジャッキは、油圧シリンダの伸長操作によりフロートを接地させた状態から所定の隙間を設定して上記フロートを接地面から離間させる方向に収縮操作され、上記フロートを接地面から離間させた状態に維持されることを特徴としている。
【0006】
請求項2記載の発明は、車体フレームの側面に設けられているアウトリガ装置とは別に車体フレームの前後方向中間位置にて伸縮可能な油圧シリンダからなる補助ジャッキを備えた移動式クレーンにおいて、上記補助ジャッキの伸縮動作用油路を切り換え可能な方向切り換え弁を有する補助ジャッキ張出・格納切換部と、上記補助ジャッキのフロートを接地後所定量上昇させて地面から離すための隙間調整部とを備え、上記隙間調整部は、上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室に接続された油路の圧力が上記フロートの接地によって上昇したときに開放されるシーケンスバルブおよびその圧力上昇によって作動する圧力スイッチと、該圧力スイッチによって油路を切り換え可能な隙間調整用方向切り換え弁と、該隙間調整用方向切り換え弁の圧油吐出側に接続されている隙間調整用シリンダと、該隙間調整用シリンダにおけるロッドの全収縮位置および全伸長位置をそれぞれ検知して上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁での油路を切り換えるための信号を出力する位置検知手段とを備え、上記隙間調整用方向切り換え弁は、上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを収縮させる側の油室と上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させる側の油室とを連通する通常態位から、上記圧力スイッチが作動したときには上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを伸長させる側の油室と上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させる側の油室とを連通させ、上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室に接続された油路の圧油を上記シーケンスバルブを介して上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを伸長させる側の油室に供給する調整動作態位に切り換え可能な電磁弁で構成され、上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁は、上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室に油圧ポンプからの圧油を供給可能な油路を設定する伸長位置と上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを収縮させる側の油室に油圧ポンプからの圧油を供給可能な油路を設定する収縮位置とに切り換え可能な電磁弁で構成され、上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁が上記伸長位置に切り換えられているとき、補助ジャッキのフロートが接地した際にロッドを伸長させる側の油室の圧力が上昇するのに連動して上記圧力スイッチが作動し、上記隙間調整用方向切り換え弁が上記調整動作態位に切り換えられて上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室への圧油を上記隙間調整用シリンダに対して供給し、上記隙間調整用シリンダのロッドの位置が上記位置検知手段により検知されると、上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁が収縮位置に切り換えられて油圧ポンプからの圧油を上記隙間調整用シリンダに対して供給し、上記隙間調整用シリンダに蓄えられた圧油を上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させる側の油室に供給し、この状態が上記位置検知手段により上記隙間調整用シリンダのロッドが検知されるまでの間継続されて上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させて地面からフロートを離すことを特徴としている。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1乃至3のうちの一つに記載の移動式クレーンにおいて、アウトリガ装置および補助ジャッキのうちの少なくとも上記補助ジャッキにおける伸長側の圧力を検知する圧力センサと、上記圧力センサが入力側に接続され、出力側には警報装置が接続されている制御部とを備え、上記制御部は、上記補助ジャッキにおける伸長側の圧力を検知して補助ジャッキに作用する接地面からの反力を算出し、この反力を上記補助ジャッキにおける現段階での荷重とし、この現段階での荷重を上記補助ジャッキに予め設定されている限界荷重と比較し、限界荷重と現段階での荷重との差が所定範囲内でない場合に上記警報装置による警告を行うための信号を出力することを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の移動式クレーンの支持方法であって、上記補助ジャッキは、アウトリガ装置が接地した後にロッドを伸長し、接地後、所定量収縮させて地面から離すことを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1記載の発明では、フロートの接地後、所定の隙間を設定してフロートを地面から離間させるので、車体フレームの地上高さに拘わらず、所定の隙間を形成して補助ジャッキのみで荷重を支えるような事態を防止することができる。
【0010】
請求項2記載の発明では、補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる状態にあるとき、ロッドに有するフロートが接地したことによる補助ジャッキのロッド伸長側油室の圧力が上昇するのを利用して圧力スイッチを作動させ、この圧力スイッチにより隙間調整用シリンダの態位を切り換えて上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室の圧油を用いて隙間調整用シリンダにおけるロッドを伸長させ、全伸長位置に達したことを位置検知手段により検知することにより補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁を切り換えて上記隙間調整用シリンダにおけるロッド伸長側に導入されていた圧油を上記補助ジャッキのロッド収縮側油室に供給し、この状態を上記位置検知手段によって隙間調整用シリンダにおけるロッドの全収縮位置を検知するまで継続することができる。このため、補助ジャッキのフロートは、接地後、上記隙間調整用シリンダにおけるロッドが全伸長位置から全収縮位置に達するまでのストローク分に見合う油量により地面から離されることになるので、車体フレームの地上高さの違いに拘わりなく一定量だけ地面から離れた状態とされ、車体フレームが一定量撓んだ時点で車体フレームを支持することになり、アウトリガ装置により支承されるべき荷重の全てが集中的に補助ジャッキに作用して破損してしまうような事態を未然に防止することができる。
【0011】
請求項3記載の発明では、少なくとも補助ジャッキにおける伸長側の圧力を検知する圧力センサを設けることで、補助ジャッキに作用する反力が限界荷重に対して所定値以上であると過負荷状態であることが、そして所定範囲以下であると補助ジャッキの接地面が軟弱であったりして補助ジャッキのロッドが沈み込む状態にあることがそれぞれ判別でき、しかもその状態を警告することができるので、所定値以上である場合の補助ジャッキの破損防止と共に補助ジャッキが沈み込むことによる車体フレームの撓み発生抑制とを容易に認識して対策をとれるようにすることができる。
【0012】
請求項4記載の発明では、補助ジャッキを設ける場合には、アウトリガ装置が接地してから補助ジャッキを接地し、補助ジャッキのみを地面から所定量だけ離すようにしているので、補助ジャッキにのみ車体フレーム側からの荷重の全てが集中して作用することを防止でき、アウトリガ装置での支承荷重の限界を超えた場合にのみ補助ジャッキを加えた支承を可能にして補助ジャッキの破損を未然に防止することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図示実施例により本発明の詳細を説明する。
図1は、本発明実施例による移動式クレーンの概略構成を示す模式的な平面図であり、同図において車体フレーム1には、クレーン装置を旋回可能に支持するためのターンテーブル2が設けられている。
ターンテーブル2を挟んで車体フレーム1の前後位置には、移動式クレーンの車幅方向に伸縮可能なビーム3が配置されている。ビーム3は、基部ビーム3Aと、この基部ビーム3Aにより伸縮可能に支持されている先端ビーム3Bとを備えている。
先端ビーム3Aの先端には、従来技術において述べたアウトリガ装置のメインジャッキに相当する油圧ジャッキ4が、そのシリンダを固定されている。
【0014】
車体フレーム1の前後方向の中間位置、本実施例では、車体フレーム1に最も大きな荷重が作用するターンテーブル2の旋回中心近傍の下面に補助ジャッキ5が取り付けられている。
【0015】
補助ジャッキ5は、図2に示す構成の油圧制御機構によりロッドの伸縮制御が行われるようになっている。
図2は、補助ジャッキ5の油圧制御機構の回路図であり、同図において、油圧制御機構は、補助ジャッキ5の伸縮切り換えを行う補助ジャッキ張出・格納切り換え部(以下、便宜上、ジャッキ切り換え部という)6と、隙間調整部7とを備えている。
ジャッキ切り換え部6には、図示しない油圧ポンプ(図2中、符号Pで示す)およびタンク(図2中、符号Tで示す)に連通する圧油入り口を有する4ポート3位置切り換え可能な伸縮駆動用方向切り換え弁8が設けられており、この伸縮駆動用方向切り換え弁8は、図示しない操作部からの伸長・収縮指令により、図示態位である中立位置からロッドの伸長させるための油路を設定する伸長位置(図2においては符号、伸で示す)およびロッドを収縮させるための油路を設定する収縮位置(図2においては符号、縮で示す)にそれぞれ移行可能なスプールを備えた電磁弁で構成されている。
伸縮駆動用方向切り換え弁8におけるAポートは補助ジャッキ5におけるロッドを伸長させる側でロッドが位置していない油室(以下、伸長側5Bという)に接続され、Bポートは後述する隙間調整部7に有する隙間調整用シリンダ13においてロッドを収縮させる側でロッドが位置している油室に連通する油路に接続されている。補助ジャッキ5におけるロッドを収縮させる側でロッドが位置している油室(以下、収縮側5Aという)は、後述する隙間調整部7に有する隙間調整用方向切り換え弁12に連通している。
【0016】
補助ジャッキ5における収縮側5Aおよび伸長側5Bに連通する油路には、相対する油路の圧力をパイロット圧として開閉可能な逆止弁9、9’が配置され、さらに伸長側5Bに連通する油路には、補助ジャッキ5のロッドに有するフロートが接地した際に上昇する伸長側5Bの圧力により作動する圧力スイッチ10および伸長側5Bの圧力を検出する圧力センサ11が接続されている。
圧力スイッチ10は、後述する隙間調整部7に有する隙間調整用方向切り換え弁12の態位を切り換えるためのスイッチとして設けられている。
【0017】
隙間調整部7には、圧力スイッチ10によって態位切り換え可能な4ポート2位置切り換え可能な隙間調整用方向切り換え弁12と、この隙間調整用方向切り換え弁12における圧油吐出側に接続されている隙間調整用シリンダ13と、シーケンスバルブ14とが設けられている。
隙間調整用方向切り換え弁12は、通常態位として、図2に示すように、補助ジャッキ5における収縮側5Aと隙間調整用シリンダ13における収縮側(ロッドが位置している側)の油室とを連通し、隙間調整用シリンダ13におけるロッドを伸長する側でロッドが位置していない伸長側の油室との連通が遮断されている態位とされ、圧力スイッチ10がオン作動した場合には、補助ジャッキ5における収縮側5Aと隙間調整用シリンダ13における伸長側とを連通し、隙間調整用シリンダ13における収縮側との連通が遮断される調整動作態位に切り換えられるスプールを備えた電磁弁で構成されている。
【0018】
隙間調整用シリンダ13は、隙間調整用方向切り換え弁12の態位切り換えによりロッド13Aの伸縮動作が切り換えられるようになっており、ロッド13Aの全収縮位置および全伸長位置に対向してロッドの位置を検出可能な位置検知手段15、16が配置されている。位置検知手段15、16は、一例として、いずれも光源と受光部とを備えた光反射型の光学センサが用いられ、ロッド13Aとの対向状態により変化する反射光の受光状態を検知するようになっている。位置検知手段15、16のうち、全収縮位置に対応する位置検知手段15は、ロッド13Aが光路から外れた場合にオフ状態となり、位置検知手段16はロッド13Aが光路内に入った場合にオン状態となる。
上記位置検知手段のうちの全伸長位置に対応する位置検知手段16は、図3に示すように、リレーを用いた自己保持機能を有する構成とされ、全収縮位置に対応する位置検知手段15は、オンした場合に圧力スイッチ10が作動していると、表示ランプ17を点灯することができる電気的な回路構成とされている。
つまり、図3において、伸縮駆動用方向切り換え弁8の操作スイッチ8Aは、その操作位置によって伸縮駆動用方向切り換え弁8の伸長側ソレノイド8A1あるいは収縮側ソレノイド8A2に通電することができ、また、圧力スイッチ10は、隙間調整用方向切り換え弁12のソレノイド12Aに通電できるようになっている。
圧力スイッチ10と位置検知手段のうちの全収縮位置に対応する位置検知手段15とが直列接続され、さらに位置検知手段15の接地側には表示ランプ17が接続されている。
【0019】
シーケンスバルブ14は、補助ジャッキ5における伸長側5Bと隙間調整用方向切り換え弁12の圧油入り口に接続されている補助ジャッキ5における収縮側5Aの油路とを連通させることができ、補助ジャッキ5におけるロッドに有するフロートが接地した際の収縮側5Bの圧力をパイロット圧として開放されるようになっている。
【0020】
本実施例は以上のような構成であるから、アウトリガ装置の油圧シリンダが操作されてフロートが接地した後に補助ジャッキ5が操作される。補助ジャッキ5は、操作スイッチ8Aにおいて伸長側が選択されると、図3に示すように、伸長側ソレノイドが励磁され、スプールが伸長位置に移動する。
これにより、油圧ポンプPからの圧油が伸縮駆動用方向切り換え弁8を介して補助ジャッキ5における伸長側5Bに供給されることにより補助ジャッキ5が伸長動作される。
補助ジャッキ5では、伸長側5Bに圧油が流れ込むことでロッドが伸長し、そのロッドに有するフロートが接地する。
このとき、隙間調整用シリンダ13におけるロッド13Aは、未だそれまでの状態である全収縮位置にあるので、その位置を位置検知手段15により検知されている。
【0021】
補助ジャッキ5のフロートが接地されると、伸長側5Bでの圧力が上昇し、この圧力によって圧力スイッチ10がオン作動される。
圧力スイッチ10がオン作動されると、隙間調整用方向切り換え弁12が通常態位から切り換えられて調整動作態位とされ、補助ジャッキ5における伸長側5Bからの圧油が隙間調整用シリンダ13における伸長側の油室に流れ込む。このとき、補助ジャッキ5における伸長側5Bの圧力によりシーケンスバルブ14が開放され、隙間調整用シリンダ13における伸長側の油室に対して補助ジャッキ5の伸長側5Bの圧油が供給され、隙間調整用シリンダ13のロッド13Aが伸長する。
【0022】
圧力スイッチ10がオン作動することで隙間調整用方向切り換え弁12の態位が切り換えられて伸長側の油室に圧油が導入された隙間調整用シリンダ13は、ロッド13Aを伸長させることができ、これによって、図4のタイミングチャートに示すように、位置検知手段15がオフに転じる。このとき、隙間調整用シリンダ13における収縮側の油室からの圧油は、伸縮駆動用方向切り換え弁8を介してタンクに戻される。
隙間調整用シリンダ13のロッド13Aが伸長し、全伸長位置に達すると、図4のタイミングチャートに示すように、位置検知手段16がオンし、これに連動して伸縮駆動用方向切り換え弁8が収縮位置側に切り換えられる。
これにより、伸縮駆動用方向切り換え弁8からの圧油は隙間調整用シリンダ13の収縮側の油室に送り込まれてロッド13Aを収縮させると共に、隙間調整用シリンダ13における伸長側の油室からの圧油が隙間調整用方向切り換え弁12を介して補助シリンダ5における収縮側5Aに送り込まれるので、補助シリンダ5のロッドが収縮動作する。
【0023】
補助ジャッキ5におけるロッドの収縮動作は、隙間調整用シリンダ13におけるロッド13Aが全収縮位置に対応する位置検知手段15によって検知されるまで継続される。
位置検知手段15により隙間調整用シリンダ13のロッド13Aが検知されると、図4のタイミングチャートに示すように、位置検知手段15がオンするので、R3の接点と直列に接続されている表示ランプ17が点灯して所定量の収縮動作が完了したことを表示する。
このとき、伸縮駆動用方向切り換え弁8は、中立態位に復帰させられるので、補助ジャッキ5は、フロートが地面から所定量離れた状態を維持される。
【0024】
以上のような実施例によれば、補助ジャッキ5のロッドを伸長して接地させてから地面との間で所定間隔を以て補助ジャッキ5のロッド、つまりフロートを離す際の圧油は、隙間調整用シリンダ13における伸長側から排出される圧油を用いることができるので、油圧ポンプ側での圧油の供給量の変化を大きくしなくて済み、ポンプ容量が小さなものでも確実にフロートを地面から所定量離すことが可能になる。
なお、上記実施例では、隙間調整用シリンダ13のロッド13Aの全収縮位置および全伸長位置に対向してロッドの位置を検出可能な位置検知手段15,16を用いる方法を示したが、位置検知手段を用いることなく、オペレータが手動で上記操作を順次行ってもよいこと勿論である。
【0025】
ところで、本実施例では、補助ジャッキのフロートに作用する反力およびアウトリガ装置のフロートに作用する反力をそれぞれ検知し、補助ジャッキおよび各アウトリガ装置の破損を防止するための構成が設けられている。
図5は、上記補助ジャッキおよびアウトリガ装置の油圧制御部20の構成を説明するためのブロック図であり、同図において油圧制御部20は、マイクロコンピュータにより主要部が構成され、図示しないI/Oインターフェースを介して入力側には、補助ジャッキ5の伸長側5Bの油路内の圧力を検知する圧力センサ11(図2参照)、各アウトリガ装置に用いられる油圧シリンダのキャップ側の油室内の圧力を検知する圧力センサ(便宜上、纏めてアウトリガ用圧力センサと表示する)18が接続され、出力側には警報装置19が接続されている。
【0026】
油圧制御部20は、予め設定されている補助ジャッキ5および各アウトリガ装置での支持荷重の限界値を基準として、現段階での補助ジャッキ5および各アウトリガ装置での圧力から現段階に作用している荷重を算出し、算出した現段階での荷重と上記限界値とを比較し、その差が所定範囲よりも大きい場合および小さい場合には警告するようになっている。
つまり、油圧制御部20では、補助ジャッキ5あるいは各アウトリガ装置のいずれかが限界荷重と現段階で作用している荷重との差が所定範囲よりも過小な関係にある場合には、フロートの接地面が軟弱であってフロートが沈み込むような場合と判断し、また、過大な関係にある場合には補助ジャッキ5あるいは各アウトリガ装置が破損する危険があることを判断するようになっている。
【0027】
このような構成の油圧制御部20は、その動作を説明するフローチャートに基づいて作用を説明すると図6に示すとおりである。
図6において、圧力センサ11、18からのデータを取り込み(ST1)、そのデータから現段階での荷重を算出する(ST2)。この処理は、補助ジャッキ5のみでなく、各アウトリガ装置を対象として実行され、それら各算出値が補助ジャッキ5および各アウトリガ装置独自の限界値との差が求められ、その差が所定範囲に含まれているかどうか判別される(ST3、ST4)。
現段階の荷重と限界値との差が所定範囲に含まれている場合には警告はされず、仮に所定範囲を越えている場合には警報装置19によって警告される(ST5)。これによりオペレータが警告を認識することができるので、クレーンの転倒や補助ジャッキあるいはアウトリガ装置による荷重の支持不能状態に陥るのを回避することができる。
なお、現段階の荷重の算出に関しては、吊り荷重量に加えて旋回台に作用する垂直方向でのモーメントを得るためのパラメータである旋回角、作業半径、ブームの起伏角度およびブームの伸縮長等を考慮してデータ入力すること勿論である。
また、本実施例では、所定量の圧油供給態位を設定する隙間調整部の構成として、隙間調整用方向切り換え弁および隙間調整用シリンダを用いた構成を挙げたが、このような構成に限らず、可変流量制御弁などの流量制御手段からなる油圧ポンプなどの油圧源を用いて伸長時と収縮時とで圧油の供給量を変化させて補助ジャッキのロッドの収縮量を制御するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかなように、請求項1記載の発明によれば、フロートの接地後、所定の隙間を設定してフロートを地面から離間させるので、車体フレームの地上高さに拘わらず、所定の隙間を形成して補助ジャッキのみで荷重を支えるような事態を防止して補助ジャッキの破損が防がれ、これにより、補助ジャッキの機能を有効に用いて車体フレームの撓み変形を防止することが可能になる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる状態にあるとき、ロッドに有するフロートが接地したことによる補助ジャッキのロッド伸長側油室の圧力が上昇するのを利用して圧力スイッチを作動させることで補助ジャッキにおけるロッド伸長側油室に供給される圧油を隙間調整用シリンダに蓄え、隙間調整用シリンダのロッドが位置検知手段により検知された時点で、隙間調整用シリンダに蓄えられた圧油を補助ジャッキのロッド収縮側油室に供給すると共に、この状態を隙間調整用シリンダにおけるロッドの位置を検知するまで継続させることができるので、補助ジャッキのフロートを、接地後、上記隙間調整用シリンダにおけるロッドが全伸長位置から全収縮位置に達するまでのストローク分に見合う油量により地面から離すことができる。これにより、車体フレームの地上高さの違いに拘わりなく一定量だけ地面から離れた状態とされ、車体フレームが一定量撓んだ時点で車体フレームを支持することになり、アウトリガ装置により支承されるべき荷重の全てが集中的に補助ジャッキに作用して破損してしまうような事態を未然に防止して車体フレームの撓み変形の増加を防止することが可能になる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、少なくとも補助ジャッキにおける伸長側の圧力を検知する圧力センサを設けることで、補助ジャッキに作用する反力が限界荷重に対して所定値以上であると過負荷状態であることが、そして所定範囲以下であると補助ジャッキの接地面が軟弱であったりして補助ジャッキのロッドが沈み込む状態にあることがそれぞれ判別でき、しかもその状態を警告することができるので、所定値以上である場合の補助ジャッキの破損防止と共に補助ジャッキが沈み込むことによる車体フレームの撓み発生抑制とを容易に認識して対策をとれるようにすることができる。
【0031】
請求項4記載の発明によれば、補助ジャッキを設ける場合には、アウトリガ装置が接地してから補助ジャッキを接地し、補助ジャッキのみを地面から所定量だけ離すようにしているので、補助ジャッキにのみ車体フレーム側からの荷重の全てが集中して作用することを防止でき、アウトリガ装置での支承荷重の限界を超えた場合にのみ補助ジャッキを加えた支承を可能にして補助ジャッキの破損を未然に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による移動式クレーンの要部構成を説明するための模式的な平面図である。
【図2】図1に示した移動式クレーンに用いられる補助ジャッキの油圧制御機構を説明するための油圧回路図である。
【図3】図2に示した油圧制御機構に用いられる機器の配線を説明するための図である。
【図4】図2に示した油圧制御機構に用いられる部材の動作時期を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】図1に示した移動式クレーンに用いられる油圧制御部の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】図3に示した油圧制御部の作用を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 移動式クレーンの車体フレーム
5 補助ジャッキ
5A ロッドが内在する収縮側の油室
5B ロッドが内在しない伸長側の油室
6 補助ジャッキ張り出し・格納切り換え部
7 隙間調整部
8 方向切り換え弁
9、9’ 逆止弁
10 圧力スイッチ
11 圧力センサ
12 隙間調整用方向切り換え弁
13 隙間調整用シリンダ
13A ロッド
14 シーケンスバルブ
15 隙間調整用シリンダの全縮位置に対応する位置検知手段
16 隙間調整用シリンダの全伸長位置に対応する位置検知手段
17 表示ランプ
18 アウトリガ用圧力センサ
19 警報装置
20 制御部

Claims (4)

  1. 車体フレームの側面に設けられているアウトリガ装置とは別に車体フレームの前後方向中間位置にて伸縮可能な油圧シリンダからなる補助ジャッキを備えた移動式クレーンにおいて、
    上記補助ジャッキは、油圧シリンダの伸長操作によりフロートを接地させた状態から所定の隙間を設定して上記フロートを接地面から離間させる方向に収縮操作され、上記フロートを接地面から離間させた状態に維持されることを特徴とする移動式クレーン。
  2. 車体フレームの側面に設けられているアウトリガ装置とは別に車体フレームの前後方向中間位置にて伸縮可能な油圧シリンダからなる補助ジャッキを備えた移動式クレーンにおいて、
    上記補助ジャッキの伸縮動作用油路を切り換え可能な方向切り換え弁を有する補助ジャッキ張出・格納切換部と、上記補助ジャッキのフロートを接地後所定量上昇させて地面から離すための隙間調整部とを備え、
    上記隙間調整部は、上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室に接続された油路の圧力が上記フロートの接地によって上昇したときに開放されるシーケンスバルブおよびその圧力上昇によって作動する圧力スイッチと、該圧力スイッチによって油路を切り換え可能な隙間調整用方向切り換え弁と、該隙間調整用方向切り換え弁の圧油吐出側に接続されている隙間調整用シリンダと、該隙間調整用シリンダにおけるロッドの全収縮位置および全伸長位置をそれぞれ検知して上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁での油路を切り換えるための信号を出力する位置検知手段とを備え、
    上記隙間調整用方向切り換え弁は、上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを収縮させる側の油室と上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させる側の油室とを連通する通常態位から、上記圧力スイッチが作動したときには上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを伸長させる側の油室と上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させる側の油室とを連通させ、上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室に接続された油路の圧油を上記シーケンスバルブを介して上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを伸長させる側の油室に供給する調整動作態位に切り換え可能な電磁弁で構成され、
    上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁は、上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室に油圧ポンプからの圧油を供給可能な油路を設定する伸長位置と上記隙間調整用シリンダにおけるロッドを収縮させる側の油室に油圧ポンプからの圧油を供給可能な油路を設定する収縮位置とに切り換え可能な電磁弁で構成され、
    上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁が上記伸長位置に切り換えられているとき、補助ジャッキのフロートが接地した際にロッドを伸長させる側の油室の圧力が上昇するのに連動して上記圧力スイッチが作動し、上記隙間調整用方向切り換え弁が上記調整動作態位に切り換えられて上記補助ジャッキにおけるロッドを伸長させる側の油室への圧油を上記隙間調整用シリンダに対して供給し、上記隙間調整用シリンダのロッドの位置が上記位置検知手段により検知されると、上記補助ジャッキ張出・格納切換部の方向切り換え弁が収縮位置に切り換えられて油圧ポンプからの圧油を上記隙間調整用シリンダに対して供給し、上記隙間調整用シリンダに蓄えられた圧油を上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させる側の油室に供給し、この状態が上記位置検知手段により上記隙間調整用シリンダのロッドが検知されるまでの間継続されて上記補助ジャッキにおけるロッドを収縮させて地面からフロートを離すことを特徴とする移動式クレーン。
  3. 請求項1または2記載の移動式クレーンにおいて、
    アウトリガ装置および補助ジャッキのうちの少なくとも上記補助ジャッキにおける伸長側の圧力を検知する圧力センサと、
    上記圧力センサが入力側に接続され、出力側には警報装置が接続されている制御部とを備え、
    上記制御部は、上記補助ジャッキにおける伸長側の圧力を検知して補助ジャッキに作用する接地面からの反力を算出し、この反力を上記補助ジャッキにおける現段階での荷重とし、この現段階での荷重を上記補助ジャッキに予め設定されている限界荷重と比較し、限界荷重と現段階での荷重との差が所定範囲内でない場合に上記警報装置による警告を行うための信号を出力することを特徴とする移動式クレーン。
  4. 請求項1または2記載の移動式クレーンの支持方法であって、
    上記補助ジャッキは、アウトリガ装置が接地した後にロッドを伸長し、接地後、隙間調整用シリンダにより計量された作動油により所定量収縮させて地面から離すことを特徴とする移動式クレーンの支持方法。
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