JP2014067240A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部電源電圧の供給を受ける回路群に耐圧上の問題が生じることを防止する。
【解決手段】誤差増幅器110は、基準電圧VREF♯と、内部電源電圧VDDの分圧電圧VDIVとの差電圧を増幅した制御電圧REGDRVを出力ノードNoへ出力する。駆動トランジスタ120は、誤差増幅器110の出力ノードNoの制御電圧REGDRVに応じた駆動電流Idを、外部電源配線20から内部電源配線21へ供給する。クランプ回路200は、分圧電圧VDIVが所定電圧(VREF♯+α)を超えているときに、制御電圧REGDRVを、駆動電流Idが減少する方向に変化させるように構成される。
【選択図】図4

Description

この発明は半導体装置に関し、たとえば、電源回路を有する半導体集積回路装置に好適に用いられるものである。
電源回路を備えた半導体集積回路装置では、半導体外部から供給される電源電圧(外部電源電圧)を降圧して、制御された内部電源電圧を発生するための電源回路を設けることが一般的である。通常、電源回路は、駆動トランジスタ、分圧回路、基準電圧回路、および誤差増幅器を含む。駆動トランジスタは、外部電源電圧を受ける電源配線と内部電源電圧を供給する電源配線との間に接続される。誤差増幅器は、分圧回路から出力された内部電源電圧の分圧電圧と、基準電圧回路から出力された基準電圧との差電圧に応じて、制御トランジスタの制御電極(ゲート)に与える電圧を制御する。
特許文献1には、基準電圧と出力電圧とを比較する比較回路と、外部供給電圧の変動に対して出力電圧の変動を一定範囲に抑えるための回路とを有する電源回路が記載される。当該回路は、外部供給電圧の変動が生じた場合、出力電圧を制御するためのスイッチMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとカレントミラー接続されるトランジスタを有し、外部供給電圧の変動に追随してスイッチMOSトランジスタを制御する。
特開2003−330555号公報
半導体装置では、外部電源電圧の電圧レベルが大きく変動する可能性がある。たとえば、外部電源電圧が、低消費電力モードには通常動作モードに比べて低い電圧に設定されている場合、あるいは、意図しない電圧変動が外部電源電圧に生じた場合に、上記のような電圧レベルの変動が発生する。
この場合に、外部電源電圧の電圧変動の影響で駆動トランジスタによる駆動電流が変化することによって内部電源電圧が上昇し、かつ、この状態が長期間継続する虞がある。このような現象が発生すると、内部電源電圧の供給を受ける回路群に耐圧上の問題が発生する虞がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書に記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態による半導体装置は、第1の電源配線と、第2の電源配線と、駆動トランジスタと、誤差増幅器と、クランプ回路とを含む。第1の電源配線は、第1の直流電圧の供給を受けるように構成される。第2の電源配線は、第1の直流電圧よりも低い第2の直流電圧を伝達するように構成される。駆動トランジスタは、第1の電源配線および前記第2の電源配線との間に接続されて、制御電極の電圧に応じた駆動電流を前記第1の電源配線から前記第2の電源配線へ供給するように構成される。誤差増幅器は、基準電圧と前記第2の直流電圧との差電圧に基づいて、制御電極の電圧を、前記駆動電流を増加させる方向の第1の電圧および前記駆動電流を減少させる方向の第2の電圧のいずれかに向けて変化させるように構成される。クランプ回路は、第2の直流電圧が前記基準電圧よりも高い所定電圧を超えたときに、前記制御電極の電圧を前記第2の電圧へ向かう方向へ変化させるように構成される。
上記の一実施の形態によれば、クランプ回路によって、内部電源電圧の上昇時には駆動トランジスタの駆動電流を減少させることができる。したがって、誤差増幅器によるフィードバック制御よりも速やかに、上昇した内部電源電圧を低下させることができる。この結果、内部電源電圧の供給を受ける回路群に耐圧上の問題が生じることを防止できる。
一実施の形態による半導体装置の構成を概略的に示すブロック図である。 比較例として示される電源回路の構成例を説明するブロック図である。 図2に示した電源回路で生じる問題点を説明する波形図である。 実施の形態1に従う電源回路の構成例を説明するためのブロック図である。 図4に示したクランプ回路の構成例を示す回路図である。 実施の形態1に従う電源回路の動作を説明するための波形図である。 クランプ回路の構成の変形例を示す回路図である。 実施の形態2に従う電源回路の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態2に従う電源回路の動作を説明するための波形図である。 図8に示したクランプ回路の第1の構成例を示す回路図である。 図8に示したクランプ回路の第2の構成例を示す回路図である。
以下、実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
[半導体装置の概略構成]
図1は、一実施の形態による半導体装置10の構成を概略的に示すブロック図である。
図1を参照して、半導体装置10は、外部電源配線20と、内部電源配線21と、電源配線30と、内部回路40,50と、電源回路(VDC:Voltage Down Converter)100とを含む。外部電源配線20は「第1の電源配線」の一実施例に対応し、内部電源配線21は、「第2の電源配線」の一実施例に対応する。
外部電源配線20は、電源ピン11に外部から供給された電源電圧(外部電源電圧)VCCを伝達する。電源配線30は、電源ピン12に入力された直流電圧VSSを伝達する。
内部回路40は、外部電源電圧VCCの供給を受けて動作するように構成される。内部回路40は、たとえば信号入出力(I/O)のためのバッファ回路を含む。
電源回路100は、外部電源配線20の外部電源電圧VCCを降圧して、内部電源配線21に内部電源電圧VDDを供給する。内部回路50は、内部電源電圧VDDの供給を受けて動作する。たとえば、半導体装置10がマイクロコンピュータの場合には、内部回路50は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および周辺回路などを含む。
内部電源電圧VDDは、外部電源電圧VCCの変化および環境温度の変化によらず一定の値になるように、電源回路100によって制御される必要がある。内部電源電圧VDDは、内部回路50の駆動電圧として用いられるので、内部電源電圧VDDが過度に上昇すると、内部回路50に過電圧が印加されてしまう。
外部電源電圧VCC、内部電源電圧VDDおよび直流電圧VSSの間には、下記(1)式の関係が成立する。
VCC>VDD>VSS … (1)
電源配線30によって伝達される直流電圧VSSは、代表的には接地電圧GNDであるため、以下では、電源配線30を接地配線30とも称する。ただし、(1)式の電圧関係にあれば、直流電圧VSSは、接地電圧とは異なる電圧であってもよい。
[比較例となる電源回路の構成]
図2は、図1に示された電源回路100の比較例として示される電源回路100♯の構成例を説明するブロック図である。電源回路100♯は、半導体装置に適用される一般的なVDCに相当する。
図2を参照して、電源回路100♯は、誤差増幅器110と、駆動トランジスタ120と、分圧回路130と、電流源140,145と、電流源切換スイッチ150とを有する。図2の例では、駆動トランジスタ120は、n型の電界効果トランジスタ(代表的には、NMOSトランジスタ)により構成される。
分圧回路130は、内部電源配線21および接地配線30の間に接続されて、内部電源電圧VDDの分圧電圧VDIVを出力する。図2の例では、分圧回路130による分圧比は、R2/(R1+R2)である。すなわち、VDIV=R2/(R1+R2)×VDDで示される。
基準電圧発生回路70は、公知のバンドギャップリファレンス回路等によって構成されて、内部電源電圧VDDを所定電圧VTARに制御するための、分圧電圧VDIVに対する基準電圧VREF♯を生成する。所定電圧VTARは、分圧回路130の分圧比(R1+R2)/R2を用いて、下記(2)式で示される。
VTAR=(R1+R2)/R2×VREF♯ …(2)
誤差増幅器110は、反転入力端子(−入力端子)に入力される分圧電圧VDIVと、非反転入力端子(+入力端子)に入力される基準電圧VREF♯との電圧差に応じて、出力ノードNoの電圧REGDRVを制御する。
駆動トランジスタ120は、外部電源配線20および内部電源配線21の間に接続されて、制御電極(ゲート)の電圧に応じた駆動電流Idを、外部電源配線20から内部電源配線21へ供給する。駆動トランジスタ120の制御電極(ゲート)は、誤差増幅器110の出力ノードNoと接続される。したがって、駆動電流Idは、電圧REGDRV(以下、制御電圧REGDRVとも称する)に応じて制御される。駆動トランジスタ120がn型トランジスタであるときには、制御電圧REGDRVが外部電源電圧VCCへ向けて変化(上昇)するにつれて駆動電流Idが増加する一方で、制御電圧REGDRVが接地電圧VSSへ向けて変化(低下)するにつれて駆動電流Idが減少する。
内部電源配線21には、負荷となる内部回路50等によって、数nF程度の寄生容量CLがぶら下がっている。一方で、出力ノードNoと接続された駆動トランジスタ120の制御電極(ゲート)の寄生容量Cgは、数pF程度である。
誤差増幅器110は、VDIV>VREF♯のときには、制御電圧REGDRVが生じる出力ノードNoを直流電圧VSSによって駆動する。これにより、駆動トランジスタ120による駆動電流Idが減少することを通じて、内部電源電圧VDDは低下される。一方、誤差増幅器110は、VDIV<VREF♯のときには、出力ノードNoを外部電源電圧VCCによって駆動する。これにより、駆動トランジスタ120による駆動電流Idが増加することを通じて、内部電源電圧VDDは上昇される。
このように、誤差増幅器110は、分圧電圧VDIVおよび基準電圧VREF♯の比較に基づいて、内部電源電圧VDDおよび所定電圧VTARの差電圧に応じて、制御電圧REGDRV(すなわち、駆動トランジスタ120のゲート電圧)をフィードバック制御するように構成される。このフィードバック制御によって、内部電源電圧VDDは、所定電圧VTARに制御される。なお、誤差増幅器110の回路構成は特に限定されないが、たとえば、カレントミラー差動増幅器によって構成することができる。
誤差増幅器110による制御電圧REGDRVの駆動速度、すなわち、駆動トランジスタ120のゲート電圧の変化速度は、誤差増幅器110の動作電流の大きさに応じて変化する。誤差増幅器110は、電流源140,145からの電流によって動作する。
たとえば、半導体装置10の通常モードでは、電流源切換スイッチ150をオンすることにより、電流源140および145の両方によって、誤差増幅器110の動作電流が供給される。これにより、誤差増幅器110の消費電力が大きくなる一方で、制御電圧REGDRVの駆動速度、すなわち、駆動トランジスタ120のゲート電圧の変化速度が上昇する。このため、内部電源電圧VDDの制御速度が上昇する。
これに対して、待機モード等の低消費電力モードでは、電流源切換スイッチ150をオフすることにより、電流源145のみによって、誤差増幅器110の動作電流が供給される。たとえば、電流源145による供給電流は、数十nA程度である。これにより、誤差増幅器110による消費電力が抑制される一方で、駆動トランジスタ120のゲート電圧の変化速度は遅くなる。すなわち、内部電源電圧VDDの制御速度は低下する。
図3は、図2に比較例として示した電源回路100♯に生じる問題点を説明するための波形図である。
図3には、外部電源電圧VCCがVL(たとえば、1.8V)からVH(たとえば、3.6V)に変化した場合における、内部電源電圧VDDの挙動が説明される。たとえば、VLは、半導体装置10が低消費電力モードである場合に供給される外部電源電圧VCCのレベルに相当する。VHは、内部回路40を動作させるための電圧レベルである。外部電源電圧VCCは、半導体装置10へ要求される動作により、あるいは、予期しない外部要因によって、VLからVHに上昇する。
VCC=VLに維持された期間では、電流源切換スイッチ150がオンされて、誤差増幅器110への動作電流は絞られている。そして、REGDRV=VNとなった状態で、分圧電圧VDIV=VREF♯に維持される。このとき、内部電源電圧VDD=VTARに制御されている。
外部電源電圧VCCがVLからVHへ上昇すると、外部電源配線20および出力ノードNoの間の容量結合によって、出力ノードNoの制御電圧REGDRVがVNから上昇する。
制御電圧REGDRVの上昇に伴って駆動電流Idが増加することにより、内部電源電圧VDDが上昇する。内部電源電圧VDDの上昇によって分圧電圧VDIVも上昇する。したがって、誤差増幅器110による分圧電圧VDIVおよび基準電圧VREF♯の比較に基づくフィードバック制御により、制御電圧REGDRVは、直流電圧VSSへ向けて低下する。このフィードバック制御を通じて、上昇した内部電源電圧VDDは、再び所定電圧VTARまで低下する。
しかしながら、上述のように、誤差増幅器110の動作電流が絞られている場合には、制御電圧REGDRVの駆動速度、すなわち、駆動トランジスタ120のゲート電圧の変化速度が抑えられているため、内部電源電圧VDDが低下するまでにある程度の時間を要する。この結果、図3中に網掛けしたように、内部電源電圧VDDが、一定期間、一定の電圧V1以上となってしまう。この期間が長くなると、過電圧の印加により、内部回路50に耐圧上の問題が生じるおそれがある。
[実施の形態1]
図4は、図1に示す半導体装置10に用いられる実施の形態1に従う電源回路100の構成例を説明するためのブロック図である。
図4を参照して、実施の形態1に従う電源回路100は、図2に示した比較例の電源回路100♯と比較して、クランプ回路200をさらに有する点で異なる。さらに、基準電圧発生回路70(図2)に代えて設けられた基準電圧発生回路71により、基準電圧VREF♯に加えて、VREFα♯が生成される。VREFα♯は、VREF♯よりも所定電圧αだけ高い電圧である。
クランプ回路200は、分圧回路130からの分圧電圧VDIVと、基準電圧発生回路71からの基準電圧VREFα♯とを受ける。クランプ回路200は、分圧電圧VDIVが基準電圧VREFα♯を超えているときに、出力ノードNoの制御電圧REGDRVを直流電圧VSSへ向けて変化させるように構成される。電源回路100のその他の部分の構成は、比較例の電源回路100♯と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図5は、図4に示したクランプ回路200の構成例を示す回路図である。
図5を参照して、クランプ回路200は、カレントミラー差動増幅器を構成する電界効果トランジスタ(代表的には、MOSトランジスタ)201P,202P,203N,204Nと、カレントミラー差動増幅器の動作電流を供給する電流源205と、クランプ用トランジスタ210Pとを有する。カレントミラー差動増幅器は、クランプ回路の「差動増幅器」の一実施例に対応する。
クランプ用トランジスタ210Pは、図5の構成例では、p型の電界効果トランジスタ(PMOSトランジスタ)により構成される。PMOSトランジスタ210Pは、制御電圧REGDRVが出力される出力ノードNoと、接地配線30の間に電気的に接続される。PMOSトランジスタ210Pのゲートは、カレントミラー差動増幅器の出力ノードN1と電気的に接続される。PMOSトランジスタ210Pは、「クランプ素子」の一実施例として示される。
クランプ回路200は、クランプ用トランジスタ210Pの導通時に作動して、出力ノードNoを、接地電圧VSSを供給する接地配線30と電気的に接続する。これにより、出力ノードNoは、接地電圧VSSによって駆動される。一方で、クランプ回路200は、クランプ用トランジスタ210Pの非導通時には作動しない。
PMOSトランジスタ201P,202Pは、一対の負荷トランジスタを構成し、基準電圧VREFα♯および分圧電圧VDIVをそれぞれのゲートに受けるNMOSトランジスタ203N,204Nは、差動対トランジスタを構成する。
カレントミラー差動増幅器は、VDIV>VREFα♯(VDD>VTARα)のとき、出力ノードN1を接地電圧VSSにより駆動する。これにより、クランプ用トランジスタ210Pが導通することによって、出力ノードNoの制御電圧REGDRV、すなわち、駆動トランジスタ120のゲート電圧が、接地電圧VSSへ向けて変化(低下)する。これにより、VDIV>VREFα♯になっているとき、すなわち、内部電源電圧VDDが所定電圧VTARαを超えているときに、クランプ回路200の作動によって、n型の駆動トランジスタ120の駆動電流Idを速やかに減少させることができる。特に、REGDRV=VSSとすることにより、駆動電流Idはカットされる。なお、内部電源電圧VDDに対する所定電圧VTARαは、分圧電圧VDIVに対するVREFα♯を用いて、下記(3)式によって示される。
VTARα=(R1+R2)/R2×VREFα♯ …(3)
一方で、VDIV<VREFα♯(VDD<VTARα)のときは、カレントミラー差動増幅器の出力ノードN1は、外部電源電圧VCCによって駆動される。したがって、クランプ用トランジスタ210Pは非導通とされるので、クランプ回路200は作動しない。すなわち、制御電圧REGDRVは、誤差増幅器110の出力電圧によって定まる。
クランプ用トランジスタ210Pが駆動する出力ノードNoの寄生容量(図4中のCg)は比較的小さい(数pF程度)ため、クランプ用トランジスタ210Pのアスペクト比(W/L)も小さくすることができる。たとえば、クランプ用トランジスタ210Pのアスペクト比は、駆動トランジスタ120の数百分の1程度で済む。
この結果、クランプ用トランジスタ210Pのゲートと接続される出力ノードN1にぶら下がる寄生容量Cn1も小さくなる(たとえば、Cgと同程度)。このため、クランプ回路200は、小さな動作電流(電流源205からの電流)で高速に作動することができる。
図6は、実施の形態1に従う電源回路100の動作を説明するための波形図である。
図6では、図3と同様の外部電源電圧VCCの変動が発生した場合における電源回路100の動作波形が示される。図6中には、比較例の電源回路100♯の動作波形(図4)が、比較のために点線で示されている。
図6には、さらに、クランプ回路200のカレントミラー差動増幅器の出力ノードN1の電圧VN1の波形が示される。VCC=VLの期間では、VDD=VTAR(VDIV=VREF♯)に維持されることから、電圧VN1も一定値である。
図6を参照して、図3の場合と同様に、VCC=VLに維持された期間の後、外部電源電圧VCCがVLからVHに上昇する。これに伴い、出力ノードNo上の制御電圧REGDRVがVC(図3のVN相当)から上昇することにより、駆動電流Idの増加によって内部電源電圧VDDが上昇する。出力ノードN1の電圧VN1についても、出力ノードNoと同様に上昇する。
しかしながら、内部電源電圧VDDの上昇によって分圧電圧VDIVが基準電圧VREFα♯よりも上昇すると、クランプ回路200では、カレントミラー増幅器が出力ノードN1を接地電圧VSSで駆動する。この結果、電圧VN1が接地電圧VSSへ変化することによって、クランプ用トランジスタ210Pが導通するため、クランプ回路200が作動する。
これにより、駆動トランジスタ120の駆動電流Idが減少するように、制御電圧REGDRVを接地電圧VSSに向けて変化(低下)させることができる。これにより、点線で示された、誤差増幅器110によるフィードバック制御よりも早期に内部電源電圧VDDの上昇が停止される。
以降では、VDIV>VREFα♯の期間におけるクランプ回路200の作動、および、誤差増幅器110によるフィードバック制御によって、制御電圧REGDRV(駆動トランジスタ120のゲート電圧)が低下することにより、内部電源電圧VDDの上昇が早期に解消される。
特に、クランプ回路200は、出力ノードNoの電圧を直接駆動するので、誤差増幅器110の動作電流を増大させる場合と比較して、制御電圧REGDRVをより速やかに変化させることが期待できる。
さらに、基準電圧VREFα♯を規定する上乗せ電圧αを、内部電源電圧VDDにおけるオーバーシュートの許容量に応じて適切に設定することにより、図3に示したVDD>V1となる期間が生じないように、内部電源電圧VDDを制御することが可能となる。たとえば、上乗せ電圧αの適正値は、事前の実機実験や回路シミュレーションによって予め決定することができる。
図7には、クランプ回路200の構成の変形例が示される。
図7を参照して、クランプ回路200は、カレントミラー差動増幅器を構成するトランジスタ201P,202P,203N,204Nと、電流源205と、クランプ用トランジスタ210Nとを有する。すなわち、図7の変形例では、図5の構成例と比較して、クランプ用トランジスタがNMOSトランジスタで構成されている点が異なる。クランプ用トランジスタ210Nは、クランプ用トランジスタ210P(図5)と同様に、制御電圧REGDRVが出力される出力ノードNoと、接地配線30の間に電気的に接続される。クランプ用トランジスタ210Nのゲートは、カレントミラー差動増幅器の出力ノードN2と電気的に接続される。NMOSトランジスタ210Nは、「クランプ素子」の一実施例として示される。
カレントミラー差動増幅器は、図4の構成例と比較して電圧極性が反対となるように構成される。具体的には、NMOSトランジスタ203N,204Nが、一対の負荷トランジスタを構成する一方で、PMOSトランジスタ201P,202Pは、分圧電圧VDIVおよび基準電圧VREFα♯をそれぞれのゲートに受けることにより、差動対トランジスタを構成する。
したがって、図7に示されたカレントミラー差動増幅器は、VDIV>VREFα♯のとき、出力ノードN2を外部電源電圧VCCによって駆動する。これにより、クランプ用トランジスタ210Nが導通するので、出力ノードNoが接地配線30と電気的に接続される。この結果、制御電圧REGDRV、すなわち、駆動トランジスタ120のゲート電圧は、接地電圧VSSに向かって変化(低下)する。これにより、VDIV>VREFα♯になっているとき、すなわち、内部電源電圧VDDが所定電圧VTARαを超えているときに、クランプ回路200の作動によって、n型の駆動トランジスタ120の駆動電流Idを速やかに減少させることができる。REGDRV=VSSとすることにより、駆動電流Idはカットされる。
一方で、VDIV<VREFα♯(VDD<VTARα)のときは、図5の構成例と同様に、クランプ回路200は作動しない。カレントミラー差動増幅器が出力ノードN2を接地電圧VSSによって駆動するため、クランプ用トランジスタ210Nは非導通とされるからである。
このように、図7の構成例によっても、図5の構成例と同様の機能を発揮するクランプ回路200を実現することができる。あるいは、VDIV>VREFα♯(すなわち、VDD>VTARα)に応じて、駆動トランジスタ120のゲート電圧を、駆動電流Idが減少する方向に変化させる機能が実現されるのであれば、その他の回路構成を適用することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態1による電源回路100によれば、クランプ回路200の配置によって、駆動トランジスタ120のゲート電圧の変化(上昇)に伴う内部電源電圧VDDの上昇を速やかに解消することが可能である。これにより、代表的には、外部電源電圧VCCの上昇に伴って内部電源電圧VDDが上昇した場合にも、その電圧上昇量を抑制することができる。この結果、内部電源電圧VDDの供給を受ける回路群(図1の内部回路50)に耐圧上の問題が生じることを防止できる。
特に、クランプ回路200の動作は、駆動トランジスタの制御電極(ゲート)の電圧を単一方向(駆動電流の減少方向)に変化させるシンプルなものであるので、誤差増幅器110による本来のフィードバック制御系に影響を及ぼす可能性が低い。また、クランプ回路200の構成も比較的に単純である。
したがって、本実施の形態1による電源回路によれば、一般的なVDCの回路構成に対して、クランプ回路を単純に追加することによって、回路構成および制御を複雑化することなく、内部電源電圧VDDの過度の上昇による過電圧の発生を効果的に防止できる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、電源回路の駆動トランジスタをn型の電界効果トランジスタで構成した例について説明したが、実施の形態2では、駆動トランジスタをp型電界効果トランジスタで構成した例について説明する。
図8は、実施の形態2に従う電源回路101の構成例を示すブロック図である。図8に示した電源回路101は、図1に示した半導体装置10において、電源回路100と同様に用いることができる。
図8を参照して、電源回路101は、図4に示した電源回路100と比較して、駆動トランジスタ(n型)120に代えて、p型の電界効果トランジスタ(PMOSトランジスタ)で構成される駆動トランジスタ120♯を含む点と、クランプ回路200に代えてクランプ回路201を含む点で異なる。
また、誤差増幅器110では、反転入力端子(−入力端子)に基準電圧VREF♯が入力される一方で、非反転入力端子(+入力端子)に分圧電圧VDIVが入力される。電源回路101のその他の部分の構成については、図4に示した電源回路100と同様であるので詳細な説明は繰返さない。
電源回路101において、誤差増幅器110は、VDIV>VREF♯(すなわち、VDD>VTAR)のときには、出力ノードNoを外部電源電圧VCCによって駆動する。一方で、誤差増幅器110は、VDIV<VREF♯(すなわち、VDD<VTAR)のときには、出力ノードNoを接地電圧VSSによって駆動するように動作する。
駆動トランジスタ120♯の制御電極(ゲート)は、誤差増幅器110の出力ノードNoと接続される。駆動トランジスタ120♯の駆動電流Idは、出力ノードNoの制御電圧REGDRVが接地電圧VSSへ向けて変化(低下)するのにつれて増加する一方で、制御電圧REGDRVが外部電源電圧VCCへ向けて変化(上昇)するのにつれて減少する。
したがって、VDIV>VREF♯(すなわち、VDD>VTAR)のときには、駆動電流Idが減少する一方で、VDIV<VREF♯(すなわち、VDD<VTAR)のときには、駆動電流Idが増加する。すなわち、実施の形態1に従う電源回路100と同様の、誤差増幅器110によるフィードバック制御が実行される。
図9は、実施の形態の2に従う電源回路101の動作を説明するための波形図である。
図9中には、図8の電源回路101からクランプ回路201を省略した電源装置での動作波形、すなわち図2に示した比較例の電源回路100♯において駆動トランジスタ120をp型の電界効果トランジスタで構成した場合の動作波形が、点線で示されている。
図9を参照して、図3および図6と同様に、外部電源電圧VCCがVLからVHに変化した場合の動作波形が示されている。
VCC=VLに維持された期間では、電流源切換スイッチ150がオンされて、誤差増幅器110への動作電流は絞られている。そして、誤差増幅器110によるフィードバック制御によって、REGDRV=VP1の状態で、分圧電圧VDIV=VREF♯に維持される。このとき、内部電源電圧VDD=VTARに制御されている。
外部電源電圧VCCがVLからVHへ上昇すると、駆動トランジスタがPMOSトランジスタで構成されている場合には、ゲート電圧が一定であれば、ゲート/ソース間電圧の上昇によって駆動電流Idが増加する。外部電源電圧VCCの上昇に伴い、外部電源配線20および出力ノードNoの間の容量結合によって、出力ノードNo上の制御電圧REGDRVがVP1から上昇するが、この電圧上昇量が(VH−VL)に見合ったものであれば、駆動電流Idの増加は生じない。
しかしながら、図中に点線で示すように、制御電圧REGDRVの電圧上昇量が小さい場合には、駆動電流Idの増加によって内部電源電圧VDDが上昇してしまう。内部電源電圧VDDが上昇すると分圧電圧VDIVも上昇するため、誤差増幅器110によるフィードバック制御により、制御電圧REGDRVは、駆動電流Idを減少させるために上昇する。このフィードバック制御を通じて、REGDRV=VP2となった状態で、上昇した内部電源電圧VDDは、再び所定電圧VTARまで低下する。
誤差増幅器110の動作電流が絞られている場合には、内部電源電圧VDDが低下するまでにある程度の時間を要する。この結果、図3で説明したのと同様に、内部電源電圧VDDが一定の電圧V1以上となる過電圧が一定期間発生する虞がある(図9中の網掛け部分参照)。
したがって、p型の駆動トランジスタを有する電源回路101では、クランプ回路201は、内部電源電圧VDDの上昇時に、制御電圧REGDRVを外部電源電圧VCCに向けて変化(上昇)させるように作動する必要がある。
図10は、図8に示したクランプ回路201の第1の構成例を説明する回路図である。
図10を参照して、クランプ回路201は、カレントミラー差動増幅器を構成する電界効果トランジスタ(MOSトランジスタ)201P,202P,203N,204Nと、カレントミラー差動増幅器の動作電流を供給する電流源205と、クランプ用トランジスタ(PMOS)210Pとを有する。
クランプ用トランジスタ210Pは、制御電圧REGDRVが出力される出力ノードNoと、外部電源配線20との間に電気的に接続される。クランプ用トランジスタ210Pのゲートは、カレントミラー差動増幅器の出力ノードN1と電気的に接続される。カレントミラー差動増幅器の構成は、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
クランプ回路201は、クランプ用トランジスタ210Pの導通時に作動して、出力ノードNoを外部電源配線20と電気的に接続する。これにより、制御電圧REGDRVは、外部電源電圧VCCに向かって、すなわち、駆動電流Idが減少する方向に変化する。特に、REGDRV=VCCになると、駆動電流Idはカットされる。一方で、クランプ回路201は、クランプ用トランジスタ210Pの非導通時には作動しない。
したがって、クランプ回路201は、VDIV>VREFα♯(VDD>VTARα)のときに作動して、p型の駆動トランジスタ120♯のゲート電圧を上昇させることにより、駆動電流Idを速やかに減少させることができる。
図11には、図8に示したクランプ回路201の第2の構成例が示される。
図11を参照して、クランプ回路201は、カレントミラー差動増幅器を構成する電界効果トランジスタ(MOSトランジスタ)201P,202P,203N,204Nと、カレントミラー差動増幅器の動作電流を供給する電流源205と、クランプ用トランジスタ(NMOS)210Nとを有する。
クランプ用トランジスタ210Nは、n型の電界効果トランジスタ(NMOSトランジスタ)により構成されて、制御電圧REGDRVが出力される出力ノードNoと、外部電源配線20との間に電気的に接続される。クランプ用トランジスタ210Nのゲートは、カレントミラー差動増幅器の出力ノードN2と電気的に接続される。カレントミラー差動増幅器の構成は、図7と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
クランプ回路201は、クランプ用トランジスタ210Nの導通時に作動して、出力ノードNoを外部電源配線20と電気的に接続する。これにより、制御電圧REGDRVは、外部電源電圧VCCへ向かって、すなわち、駆動電流Idが減少する方向に変化する。特に、REGDRV=VCCになると、駆動電流Idはカットされる。一方で、クランプ回路201は、クランプ用トランジスタ210Nの非導通時には作動しない。
したがって、図11に示したクランプ回路201によっても、図10に示したクランプ回路と同様に、VDIV>VREFα♯(VDD>VTARα)のときに駆動電流Idを速やかに減少させることができる。
再び図9を参照して、実線で示された動作波形のように、電源回路101では、内部電源電圧VDDの上昇によって分圧電圧VDIVが基準電圧VREFα♯よりも上昇すると、クランプ回路201(図10)では、カレントミラー増幅器が出力ノードN1を接地電圧VSSで駆動する。この結果、電圧VN1が接地電圧VSSへ変化することによって、クランプ用トランジスタ210Pが導通するため、クランプ回路201が作動する。
これにより、駆動トランジスタ120の駆動電流Idが減少するように、制御電圧REGDRVを接地電圧VSSに向けて変化(低下)させることができる。この結果、点線で示された、誤差増幅器110によるフィードバック制御よりも早期に内部電源電圧VDDの上昇が停止される。
以降では、VDIV>VREFα♯の期間におけるクランプ回路201の作動、および、誤差増幅器110によるフィードバック制御を経て、最終的には、制御電圧REGDRV=VP2へ整定することにより、内部電源電圧VDDが所定電圧VTARに制御される。これにより、内部電源電圧VDDの上昇を早期に解消することができる。
このように、実施の形態2による電源回路101によっても、実施の形態1による電源回路100と同様に、クランプ回路201の配置によって、外部電源電圧VCCの上昇に伴う内部電源電圧VDDの上昇を速やかに解消することが可能である。これにより、内部電源電圧VDDの供給を受ける回路群(図1の内部回路50)に耐圧上の問題が生じることを防止できる。
すなわち、電源装置(VDC)の駆動トランジスタがp型およびn型のいずれによって構成されても、本実施の形態の適用によって、回路構成および制御を複雑化することなく、内部電源電圧VDDの過度の上昇による過電圧の発生を効果的に防止できる。また、クランプ回路201の作動を制御する基準電圧VREFα♯を規定する上乗せ電圧αについては、駆動トランジスタ120,120♯の特性や内部電源電圧VDDのオーバーシュート許容量に応じて変化する。上述したように上乗せ電圧αの適正値は、これらの点を考慮して、事前の実機実験や回路シミュレーションによって予め決定することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
10 半導体装置、11,12 電源ピン、20 外部電源配線、21 内部電源配線、30 電源配線(接地配線)、40,50 内部回路、70,71 基準電圧発生回路、100♯ 電源回路(比較例)、100,101 電源回路、110 誤差増幅器、120,120♯ 駆動トランジスタ、130 分圧回路、140,145,205 電流源、150 電流源切換スイッチ、201P,202P,203N,204N トランジスタ(カレントミラー差動増幅器)、200,201 クランプ回路、210N,210P トランジスタ(クランプ素子)、Id 駆動電流、N1,N2,No 出力ノード、REGDRV 制御電圧、VCC 外部電源電圧、VDD 内部電源電圧、VDIV 分圧電圧、VTAR,VTARα 所定電圧(VDD対応)、VREF♯ 基準電圧、VREFα♯ 基準電圧(クランプ回路の作動閾値)、VSS 直流電圧(接地電圧)。

Claims (4)

  1. 第1の直流電圧の供給を受ける第1の電源配線と、
    前記第1の直流電圧よりも低い第2の直流電圧を伝達するための第2の電源配線と、
    前記第1の電源配線および前記第2の電源配線との間に接続されて、制御電極の電圧に応じた駆動電流を前記第1の電源配線から前記第2の電源配線へ供給するように構成された駆動トランジスタと、
    基準電圧と前記第2の直流電圧との差電圧に基づいて、前記制御電極の電圧を、前記駆動電流を増加させる方向の第1の電圧および前記駆動電流を減少させる方向の第2の電圧のいずれかに向けて変化させるように構成された誤差増幅器と、
    前記第2の直流電圧が前記基準電圧よりも高い所定電圧を超えているときに、前記制御電極の電圧を前記第2の電圧へ向けて変化させるように構成されたクランプ回路とを備える、半導体装置。
  2. 前記駆動トランジスタは、n型の電界効果トランジスタで構成され、
    前記クランプ回路は、前記第2の直流電圧が前記所定電圧を超えたときに、前記制御電極の電圧を低下させるように構成される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記駆動トランジスタは、p型の電界効果トランジスタで構成され、
    前記クランプ回路は、前記第2の直流電圧が前記所定電圧を超えたときに、前記制御電極の電圧を上昇させるように構成される、請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記クランプ回路は、
    前記所定電圧と前記第2の直流電圧との差電圧を増幅した電圧を出力するように構成された差動増幅器と、
    前記第2の電圧を供給するノードと前記駆動トランジスタの制御電極との間に電気的に接続されたクランプ素子とを含み、
    前記クランプ素子は、前記差動増幅器の出力電圧に応じて、前記第2の直流電圧が前記所定電圧を超えているときに、前記制御電極を前記ノードと電気的に接続する、請求項2または3記載の半導体装置。
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