JP2014060631A - 画像読取装置、画像形成装置及び黒レベル補正方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置及び黒レベル補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】経時での温度変化が画素毎に異なる場合であっても、画像品質を向上させることができる。
【解決手段】原稿を照明する光源と、光源に点灯と消灯とを交互に行わせる光源制御部220と、原稿からの反射光を画素毎に読み取って、原稿の画像信号を画素毎に生成する光電変換/信号処理部240と、を備え、光電変換/信号処理部240は、原稿の画像信号として、光源の点灯期間に読み取られた原稿の画像レベルと光源の消灯期間に読み取られた黒レベルとの差分である補正画像レベルを、画素毎に生成する黒レベル補正部を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置及び黒レベル補正方法に関する。
LED(Light Emitting Diode)などの光源によって原稿を照射し、反射光をイメージセンサで画像信号に変換することで、原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られている。このような画像読取装置では、イメージセンサとして、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられる。
イメージセンサにCMOSイメージセンサを用いた場合、読み取った画像を劣化させる要因の1つとして、画素ごとのばらつきによって発生する固定パターンノイズが挙げられる。固定パターンノイズが発生すると、読み取った画像に縦スジが発生する。なお、画素ごとのばらつきの要因の1つとして、例えば、各画素を構成する光を電荷に変換するフォトダイオードに発生する暗電流ノイズのばらつきがある。暗電流ノイズとは、光を露光しない場合に発生する電流である。
暗電流ノイズなど画素ごとのばらつきを補正する技術として、黒シェーディング補正が知られている。黒シェーディング補正は、光源を消灯させた状態で画像を読み取り、読み取った値を画素ごとに黒レベルとして保持しておき、光源を点灯させた状態で画像を読み取った際の画像レベルから黒レベルを減算することで補正する技術である。
但し、黒シェーディング補正では、黒レベルを生成するために画像読み取り前に光源を消灯させて画像を読み取る必要があるため、連続して画像を読み取る場合、温度変化などにより固定パターンノイズが変化してしまうと、黒シェーディング補正を正常に行うことができない。
このため、例えば特許文献1には、イメージセンサの遮光画素の読取レベルの変動に基づいて、他の画素の黒レベルの値を補正する技術が開示されている。
しかしながら、上述したような従来技術では、経時での温度変化が画素毎に一律でない場合、黒シェーディング補正を正常に行うことができず、画像劣化が生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、経時での温度変化が画素毎に異なる場合であっても、画像品質を向上させることができる画像読取装置、画像形成装置及び黒レベル補正方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる画像読取装置は、原稿を照明する光源と、前記光源に点灯と消灯とを交互に行わせる光源制御部と、前記原稿からの反射光を画素毎に読み取って、前記原稿の画像信号を画素毎に生成する画像信号生成部と、を備え、前記画像信号生成部は、前記原稿の画像信号として、前記光源の点灯期間に読み取られた前記原稿の画像レベルと前記光源の消灯期間に読み取られた黒レベルとの差分である補正画像レベルを、画素毎に生成する黒レベル補正部を有する。
また、本発明の別の態様にかかる画像形成装置は、上記画像読取装置を備える。
また、本発明の別の態様にかかる黒レベル補正方法は、原稿を照明する光源に点灯と消灯とを交互に行わせる光源制御ステップと、前記原稿からの反射光を画素毎に読み取る読取ステップと、前記光源の点灯期間に読み取られた前記原稿の画像レベルと前記光源の消灯期間に読み取られた黒レベルとの差分である補正画像レベルを画素毎に生成する黒レベル補正ステップと、を含む。
本発明によれば、経時での温度変化が画素毎に異なる場合であっても、画像品質を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の画像読取装置の概略構成の一例を示す図である。 図2は、第1実施形態の画像読取装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態の光電変換/信号処理部の回路構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態の黒補正部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第1実施形態の黒補正部による黒補正の一例を示す説明図である。 図6は、第1実施形態の光源制御部及び光電変換/信号処理部の処理タイミングの一例を示すタイミングチャート図である。 図7は、第2実施形態の画像読取装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、第2実施形態の光電変換/信号処理部の回路構成の一例を示すブロック図である。 図9は、第2実施形態の黒補正部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図10は、第2実施形態の黒補正部による黒補正の一例を示す説明図である。 図11は、第2実施形態の光源制御部及び光電変換/信号処理部の処理タイミングの一例を示すタイミングチャート図である。 図12は、第2実施形態のゲイン調整部の調整によるゲイン算出処理の一例を示すフローチャート図である。 図13は、変形例1の黒補正部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図14は、上記各実施形態及び各変形例の画像読取装置を備える画像形成装置の概略構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像読取装置、画像形成装置及び黒レベル補正方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の各実施形態の画像読取装置は、例えば、スキャナ装置により実現でき、画像形成装置に搭載されるものであってもよいし、単体で使用されるものであってもよい。画像形成装置は、例えば、印刷装置、複写機、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)、及びファクシミリ装置などにより実現できる。複合機は、複写機能、印刷機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有するものである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の画像読取装置の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、画像読取装置100は、コンタクトガラス101と、基準白板110と、読取窓111と、第1キャリッジ106と、第2キャリッジ107と、レンズユニット108と、CMOSイメージセンサ109(画像信号生成部の一例)と、を備える。
コンタクトガラス101は、透光性を有しており、画像読取装置100の原稿の載置部に配設されている。
基準白板110は、画像読取装置100が備える光学系が原因となる各種の歪みの補正に用いられるものであり、コンタクトガラス101の端部上(図1に示す例では、正面から見て左端部上)に配設されている。
読取窓111は、シートスキャン機能を使用して原稿の画像を読み取る場合の読取位置であり、コンタクトガラス101の側面側(図1に示す例では、正面から見て左側面側)に配設されている。なお読取窓111も透光性を有している。
なお、図1に示す例では、画像読取装置100の上部にADF(Auto Document Feeder:自動原稿給送装置)400が搭載されている。ADF400は、コンタクトガラス101に対して開閉できるように、図示せぬヒンジなどを介して画像読取装置100に連結されている。ADF400は、原稿トレイ401と、給送ローラ402とを、備える。
原稿トレイ401は、複数枚の原稿からなる原稿束が載置される原稿載置台である。給送ローラ402は、原稿トレイ401に載置されている原稿束からから原稿を1枚ずつ分離してシートスルー読み取り用の読取窓111へ向けて自動給送する。
第1キャリッジ106は、コンタクトガラス101上に載置された原稿を照射する光源102と、原稿からの反射光を反射する第1ミラー103とを、有している。
第2キャリッジ107は、第1ミラー103からの反射光を反射する第2ミラー104と、第2ミラー104からの反射光を反射する第3ミラー105とを、有している。
ここで、原稿の画像面をスキャン(走査)して原稿の画像を読み取るスキャンモード時では、第1キャリッジ106及び第2キャリッジ107が、図示せぬステッピングモータなどの駆動部によって矢示A方向(副走査方向)に移動し、原稿を走査する。但し、コンタクトガラス101からCMOSイメージセンサ109までの光路長を一定に維持するため、第2キャリッジ107は、第1キャリッジ106の1/2の速度で移動する。
これにより、コンタクトガラス101上に載置された原稿の下面である画像面が光源102によって照明(露光)され、第1キャリッジ106及び第2キャリッジ107は、原稿(画像面)からの反射光をレンズユニット108へ導く。
また、原稿をADF400で自動給送して原稿の画像を読み取るシートスルーモード時では、第1キャリッジ106及び第2キャリッジ107が、読取窓111の下側へ移動する。その後、原稿トレイ401に載置された原稿が給送ローラ402によって矢示B方向(副走査方向)へ自動給送され、読取窓111の位置で原稿の画像面がスキャン(走査)される。なお、画像の読み取りが完了した原稿は、図示せぬ排出口に排出される。
これにより、自動給送された原稿の下面である画像面が光源102によって照明され、第1キャリッジ106及び第2キャリッジ107は、原稿(画像面)からの反射光をレンズユニット108へ導く。
レンズユニット108は、第3ミラー105により導かれた反射光を収束し、CMOSイメージセンサ109に照射する。
CMOSイメージセンサ109は、レンズユニット108から照射された反射光を光電変換し、光電変換後のアナログ信号をデジタル信号に変換して、図示せぬ画像処理部に出力する。これにより、デジタルの画像データが得られる。画像処理部は、デジタル信号に対しシェーディング補正や、CMOSイメージセンサ109の感度ばらつきや光学系の配光むらなどの主走査方向のばらつき補正などの画像処理を施して、出力する。
なお、CMOSイメージセンサ109は、スキャンモード時及びシートスルーモード時のいずれであっても、原稿の読み取り前の光源102の照明による基準白板110からの反射光を光電変換し、光電変換後のアナログ信号をデジタル信号に変換して、画像処理部に出力する。出力されたデジタル信号は、画像処理部で行われるシェーディング補正に用いられる。
また、ADF400が搬送ベルトを備えている場合には、スキャンモード時であっても、ADF400が、原稿トレイ401に載置された原稿をコンタクトガラス101上の読み取り位置に自動給送することで、当該原稿の画像を読み取ることができる。
図2は、第1実施形態の画像読取装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、画像読取装置100は、制御部210と、光源制御部220と、CMOSイメージセンサ109とを、備える。
制御部210は、画像読取装置100を統括的に制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するプログラムを格納しているROM(Read Only Memory)、及びワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)などにより実現できる。
具体的には、制御部210は、光源制御部220及びCMOSイメージセンサ109を制御し、光源制御部220に光源102を点灯させるための点灯オン信号を出力したり、CMOSイメージセンサ109にCMOSイメージセンサ109を制御するための制御信号を出力したりする。
光源制御部220は、光源102の点灯を制御するものであり、例えば、IC(Integrated Circuit)などにより実現できる。具体的には、光源制御部220は、制御部210からの点灯オン信号がアサートされると、CMOSイメージセンサ109からの点灯タイミング信号に従って、光源102を点灯させる。
本実施形態では、光源制御部220は、原稿の読み取りが行われている間、ライン毎に当該ライン内で光源102の点灯と消灯とを1回ずつ順番に切り替える。なお本実施形態では、1ライン内における光源102の点灯時間と消灯時間とは、同一時間となっている。
CMOSイメージセンサ109は、タイミング発生部230と、光電変換/信号処理部240と、インタフェース部290とを、備える。
タイミング発生部230は、光源制御部220、光電変換/信号処理部240、及びインタフェース部290のタイミング信号を生成する。具体的には、タイミング発生部230は、制御部210からの制御信号に基づいて、点灯タイミング信号を生成して光源制御部220に出力し、駆動タイミング信号を生成して光電変換/信号処理部240に出力し、出力タイミング信号を生成してインタフェース部290に出力する。
光電変換/信号処理部240は、タイミング発生部230からの駆動タイミング信号に従って、原稿からの反射光を電荷に光電変換し、変換した電荷に基づく信号に黒補正などを施してインタフェース部290に出力する。
インタフェース部290は、タイミング発生部230からの出力タイミング信号に従って、光電変換/信号処理部240から出力された画像信号を図示せぬ画像処理部へ出力する。
図3は、第1実施形態の光電変換/信号処理部240の回路構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、光電変換/信号処理部240は、PD241−1〜PD241−n(nは、自然数)と、C242−1〜C242−nと、Tr_s243−1〜Tr_s243−nと、Tr_r244−1〜Tr_r244−nと、黒補正部245−1〜黒補正部245−nとを、備える。なお、nは、1ライン分の画像データを構成する画素数となる。
なお、以下の説明では、PD241−1〜PD241−nを各々区別する必要がない場合は、単にPD241と称する場合があり、C242−1〜C242−nを各々区別する必要がない場合は、単にC242と称する場合があり、Tr_s243−1〜Tr_s243−nを各々区別する必要がない場合は、単にTr_s243と称する場合があり、Tr_r244−1〜Tr_r244−nを各々区別する必要がない場合は、単にTr_r244と称する場合があり、黒補正部245−1〜黒補正部245−nを各々区別する必要がない場合は、単に黒補正部245と称する場合がある。
PD241−1〜PD241−nは、1ライン分の画像データを構成するn画素分のフォトダイオードであり、主走査方向に並べられている。PD241は、原稿からの反射光を電荷に光電変換して蓄積する。
C242は、コンデンサであり、PD241が蓄積した電荷が蓄積される。
Tr_s243は、スイッチ回路であり、スイッチがオンされると、PD241に蓄積されている電荷をC242に転送する。
Tr_r244は、スイッチ回路であり、スイッチがオンされると、C242に蓄積されている電荷を一定のレベルにリセットする。
黒補正部245は、光電変換後の電荷に基づく信号に黒補正を施し、インタフェース部290に出力する。
図4は、第1実施形態の黒補正部245の機能構成の一例を示すブロック図であり、図5は、第1実施形態の黒補正部245による黒補正の一例を示す説明図である。図4に示すように、黒補正部245は、画像レベル保持部246と、黒レベル保持部247と、減算器248と、補正後画像レベル保持部249とを、備える。
画像レベル保持部246は、光源102の点灯期間に読み取られた信号の信号レベルを保持する。具体的には、画像レベル保持部246は、光源102が点灯している状態で、PD241から出力される光電変換後の電荷、即ち、反射光及び暗電流に応じた電荷に基づく信号の信号レベルである画像レベルを保持する。
黒レベル保持部247は、光源102の消灯期間に読み取られた信号の信号レベルを保持する。具体的には、黒レベル保持部247は、光源102が消灯している状態で、PD241から出力される光電変換後の電荷、即ち、暗電流に応じた電荷に基づく信号の信号レベルである黒レベルを保持する。
なお、暗電流に応じた電荷はPD241への蓄積時間に比例するが、本実施形態では、光源102の点灯時間と消灯時間とが同一時間となっているため、図5に示すように、画像レベルに占める暗電流の信号レベルと黒レベルとが同一レベルとなっている。
減算器248は、画像レベル保持部246に保持されている画像レベルから黒レベル保持部247に保持されている黒レベルを減じる。これにより、画像レベルから黒レベルを補正(除去)した補正画像レベルが得られる。
補正画像レベル保持部249は、減算器248による減算結果、即ち、画像レベルから黒レベルを減じた補正画像レベルを保持し、インタフェース部290へ出力する。
図6は、第1実施形態の光源制御部220及び光電変換/信号処理部240の処理タイミングの一例を示すタイミングチャート図である。なお、図6に示す各処理の処理タイミングは、タイミング発生部230からの駆動タイミング信号により制御される。
光源制御部220は、原稿の読み取りが行われている間、1ライン内で光源102の点灯と消灯とを1回ずつ順番に切り替える。なお図6に示す例では、前述したように、1ライン内における光源102の点灯時間と消灯時間とは、同一時間となっている。
光源102が点灯している場合、PD241には、原稿からの反射光及び暗電流に応じた電荷が蓄積され、光源102が消灯している場合、PD241には、暗電流に応じた電荷が蓄積される。
Tr_r244は、光源102の点灯時間や消灯時間が近づくと、C242に蓄えられている電荷をリセットする。
Tr_s243は、Tr_r244によりC242に蓄えられている電荷がリセットされると、光源102の点灯及び消灯が切り替わる直前に、PD241に蓄積されている電荷をC242に転送する。
これにより、光源102が点灯している場合、C242には、直前の光源102の消灯時にPD241に蓄積された暗電流に応じた電荷が蓄積され、光源102が消灯している場合、C242には、直前の光源102の点灯時にPD241に蓄積された原稿からの反射光及び暗電流に応じた電荷が蓄積される。
画像レベル保持部246は、C242に蓄積されている原稿からの反射光及び暗電流に応じた電荷に基づく信号の信号レベルである画像レベルを保持する。なお、画像レベル保持部246が保持する画像レベルは、1ラインに1回更新される。図6に示す例では、画像レベルの更新タイミングは、光源102の消灯時となっている。
黒レベル保持部247は、C242に蓄積されている暗電流に応じた電荷に基づく信号の信号レベルである黒レベルを保持する。なお、黒レベル保持部247が保持する黒レベルも、1ラインに1回更新される。図6に示す例では、黒レベルの更新タイミングは、光源102の点灯時となっている。
補正画像レベル保持部249は、画像レベルから黒レベルを減じた補正画像レベルを保持する。なお、補正画像レベル保持部249が保持する補正画像レベルも、1ラインに1回更新される。
以上のように第1実施形態によれば、それぞれの画素に対し、1ライン毎に黒レベルを更新し、更新した黒レベルを用いて黒補正を行うので、経時での温度変化が画素毎に一律でなく画素毎に暗電流のばらつきが発生してしまう場合であっても、暗電流のばらつきを正しく補正でき、画像への縦スジの発生を回避でき、画像品質を向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、ゲイン調整を行う例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図7は、第2実施形態の画像読取装置1000の機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、第2実施形態の画像読取装置1000は、光源制御部1220及びCMOSイメージセンサ1109が第1実施形態と相違する。
第2実施形態でも、光源制御部1220は、原稿の読み取りが行われている間、ライン毎に当該ライン内で光源102の点灯と消灯とを1回ずつ順番に切り替える。但し、本実施形態では、1ライン内における光源102の点灯時間を消灯時間よりも長くしている。これは、一定の速度で読み取りを行う際、点灯時間が長いほうがPD241に蓄積される電荷が多くなり、ノイズ特性が向上するためである。
CMOSイメージセンサ1109は、ゲイン調整部1291を更に備える点、及び光電変換/信号処理部1240が第1実施形態と相違する。
ゲイン調整部1291(係数調整部の一例)は、ゲイン調整を行う。具体的には、ゲイン調整部1291は、インタフェース部290から出力された画像信号に基づいて、光電変換/信号処理部1240に対してゲイン調整を行う。なお、ゲイン調整の詳細については、後述する。
図8は、第2実施形態の光電変換/信号処理部1240の回路構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、光電変換/信号処理部1240は、APGA(Analog Programmable Gain Amplifier)1251−1〜APGA1251−n、ADC(Analog to Digital Converter)1252−1〜ADC1252−n、及びCDS(Correlated Double Sampling)1253−1〜CDS1253−nを更に備える点及び黒補正部1245−1〜黒補正部1245−nの内容が、第1実施形態と相違する。
なお、以下の説明では、APGA1251−1〜APGA1251−nを各々区別する必要がない場合は、単にAPGA1251と称する場合があり、ADC1252−1〜ADC1252−nを各々区別する必要がない場合は、単にADC1252と称する場合があり、CDS1253−1〜CDS1253−nを各々区別する必要がない場合は、単にCDS1253と称する場合がある。
APGA1251は、光電変換後の電荷に基づく信号を増幅する。なお、APGA1251は、ゲイン調整信号により任意にゲインを設定できるが、ADC1252のダイナミックレンジが広くなるようにゲインを設定する。
ADC1252は、APGA1251によって増幅されたアナログ信号をデジタル信号にA/D変換する。
CDS1253は、ADC1252によるA/D変換後の信号の値と、光電変換後の電荷をリセットしたときの信号をADC1252がA/D変換した後の信号の値と、の差分をとることで、電荷のリセットによるノイズを除去し、黒補正部1245へ出力する。
図9は、第2実施形態の黒補正部1245の機能構成の一例を示すブロック図であり、図10は、第2実施形態の黒補正部1245による黒補正の一例を示す説明図である。図9に示すように、黒補正部1245は、DPGA(Digital Programmable Gain Amplifier)1254を更に備える点及び減算器1248が、第1実施形態と相違する。
なお、本実施形態では、光源102の点灯時間の方が消灯時間よりも長いため、図10に示すように、画像レベルに占める暗電流の信号レベルの方が黒レベルよりも高い値(レベル)となっている。
DPGA1254は、黒レベル保持部247に保持されている黒レベルに、設定されたゲイン(係数の一例)を乗じて増幅し、減算器1248へ出力する。なお、DPGA1254は、ゲイン調整信号により任意にゲインを設定できるが、図10に示すように、画像レベルに占める暗電流の信号レベルと同一レベルとなるように黒レベルを増幅する。
減算器1248は、画像レベル保持部246に保持されている画像レベルからDPGA1254により増幅された黒レベルを減じる。
図11は、第2実施形態の光源制御部1220及び光電変換/信号処理部1240の処理タイミングの一例を示すタイミングチャート図である。なお、図11に示す各処理の処理タイミングは、タイミング発生部230からの駆動タイミング信号により制御される。
光源制御部220は、原稿の読み取りが行われている間、1ライン内で光源102の点灯と消灯とを1回ずつ順番に切り替える。なお図11に示す例では、前述したように、1ライン内における光源102の点灯時間は消灯時間よりも長くなっている。
光源102が点灯している場合、PD241には、原稿からの反射光及び暗電流に応じた電荷が蓄積され、光源102が消灯している場合、PD241には、暗電流に応じた電荷が蓄積される。
Tr_r244は、光源102の点灯時間や消灯時間が近づくと、C242に蓄えられている電荷をリセットする。
Tr_s243は、Tr_r244によりC242に蓄えられている電荷がリセットされると、光源102の点灯及び消灯が切り替わる直前に、PD241に蓄積されている電荷をC242に転送する。
これにより、光源102が点灯している場合、C242には、直前の光源102の消灯時にPD241に蓄積された暗電流に応じた電荷が蓄積され、CDS1253は、当該電荷に基づく信号のA/D変換後の値と光電変換後の電荷をリセットしたときの信号のA/D変換後の値と、の差分を保持する。一方、光源102が消灯している場合、C242には、直前の光源102の点灯時にPD241に蓄積された原稿からの反射光及び暗電流に応じた電荷が蓄積され、CDS1253は、当該電荷に基づく信号のA/D変換後の値と光電変換後の電荷をリセットしたときの信号のA/D変換後の値と、の差分を保持する。
画像レベル保持部246は、CDS1253から出力される画像レベルを保持する。なお、画像レベル保持部246が保持する画像レベルは、1ラインに1回更新される。図11に示す例では、画像レベルの更新タイミングは、光源102の消灯時となっている。
黒レベル保持部247は、CDS1253から出力される黒レベルを保持する。なお、黒レベル保持部247が保持する黒レベルも、1ラインに1回更新される。図11に示す例では、黒レベルの更新タイミングは、光源102の点灯時となっている。
補正画像レベル保持部249は、画像レベルから増幅後の黒レベルを減じた補正画像レベルを保持する。なお、補正画像レベル保持部249が保持する補正画像レベルも、1ラインに1回更新される。
ここで、ゲイン調整部1291によるゲイン調整について説明する。ゲイン調整部1291は、インタフェース部290から出力された画像信号に基づいて、画像レベルに占める暗電流の信号レベルと黒レベルとが同一レベルとなるように、DPGA1254に対してゲイン調整を行う。
ゲイン調整部1291は、駆動条件によりゲインを算出してもよいし、調整によりゲインを算出してもよい。
駆動条件によりゲインを算出する場合、ゲイン調整部1291は、光源102の点灯時間と消灯時間との比からゲインを求める。前述したように、暗電流に応じた電荷はPD241への蓄積時間に比例するため、ゲイン調整部1291は、DPGA1254のゲインを消灯時間に対する点灯時間の比とすることで、画像レベルと黒レベルとの暗電流を一致させることができる。つまり、ゲイン調整部1291は、点灯時間/消灯時間によりDPGA1254のゲインを求め、当該求めた値にDPGA1254のゲインを調整する。
図12は、第2実施形態のゲイン調整部1291の調整によるゲイン算出処理の一例を示すフローチャート図である。なお、図12に示すゲイン算出処理は、画像読取装置100の電源オン時に行うことで、画像読取装置100の状態に応じたゲインを設定することができる。
まず、光源制御部1220は、制御部210からの点灯オン信号がネゲートされると、光源102を消灯させる(ステップS301)。
続いて、ゲイン調整部1291は、DPGA1254のゲインを変更する(ステップS303)。
続いて、ゲイン調整部1291は、光源102を点灯期間と同期間消灯させた場合の黒レベルである調整用黒レベルと、光源102を消灯期間消灯させた場合の増幅後の黒レベルとの差の絶対値が閾値以下であるか否かを確認する(ステップS305)。
差の絶対値が閾値以下である場合(ステップS305でYes)、ゲイン調整部1291は、DPGA1254のゲインをステップS303で変更したゲインに設定し(ステップS307)、処理を終了する。
一方、差の絶対値が閾値を超えている場合(ステップS305でNo)、ゲイン調整部1291が変更可能なゲインを全て試していなければ(ステップS309でNo)、ステップS303へ戻る。なお、ゲイン調整部1291が変更可能なゲインを全て試していれば(ステップS309でYes)、ゲイン調整部1291は、DPGA1254のゲインを差の絶対値が最小のゲインに設定し(ステップS311)、処理を終了する。
以上のように第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。特に第2実施形態によれば、ゲイン調整を行うことで、1ライン内における光源102の点灯時間を消灯時間よりも長く出来るので、ノイズ特性を向上させることができる。
(変形例)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
(変形例1)
変形例1では、第2実施形態の黒補正部の変形例について説明する。第2実施形態では、光源102の消灯時間が短いため、暗電流ノイズも小さくなり、ランダムノイズや突発的なノイズの影響を受けやすくなる。このため、第2実施形態では、黒レベルを更新してしまうと安定した黒補正が実施できない。そこで、第2実施形態では、現在の黒レベルと新たな黒レベルとの差分をとって減衰し、現在の黒レベルに減衰した差分値を加算して黒レベルを更新することで、平滑化する。
図13は、変形例1の黒補正部2245の機能構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、黒補正部2245は、減算器2255、減衰器2256、及び加算器2257を更に備える点、並びに黒レベル保持部2247が、第1実施形態と相違する。
減算器2255は、黒レベル保持部2247に保持されている現在の黒レベルと、入力された新たな黒レベルとの差分をとる。
減衰器2256は、減算器2255によって求められた差分値を減衰する。なお、減衰器2256の減衰率は、温度変化による暗電流の変動に追従できるような値とする。
加算器2257は、減衰器2256によって減衰された差分値と、黒レベル保持部2247に保持されている現在の黒レベルと、を加算する。
黒レベル保持部2247は、加算器2257によって求められた(更新された)黒レベルを保持する。
このようにすれば、ノイズの影響を低減しながら黒レベルを平滑化することができる。
(変形例2)
上記実施形態では、CMOSイメージセンサ109が1ライン分の画像データを読み取るラインセンサであることを想定して説明を行ったが、RGBの各色に用意されたPDを有し、RGB出力が可能な3ライン分のラインセンサにおいても、本発明を適用することができる。この場合、RGB毎に上述した黒補正部を備えればよい。
(画像形成装置)
図14は、上記各実施形態及び各変形例の画像読取装置を備える画像形成装置300の概略構成の一例を示す図である。図14に示す例では、画像形成装置300を複写機としているが、これに限定されるものではない。
図14に示すように、画像形成装置300は、原稿を載置するコンタクトガラス101の上部にADF400が設けられており、このADF400をコンタクトガラス101に対して開閉できるように、図示しないヒンジ等を介して連結している。
ADF400は、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ401を備えている。また、図示しない操作部上のプリントキーの押下により、原稿トレイ401に画像面を上にして載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して自動給送し、読取窓111又はコンタクトガラス101へ向けて搬送する給送ローラ402および搬送ベルト403を含む分離・給送手段も備えている。
給送ローラ402又は搬送ベルト403によって給送された原稿は、画像読み取りが行われた後、搬送ベルト403および排送ローラ404によってADF400の上面に排出される。
ここで、ADF400によって原稿をコンタクトガラス101の読み取り位置に搬送する場合の図示しないコントローラおよびADF400の動作について説明する。
ADF400の給送モータはコントローラからの出力信号によって駆動されるようになっており、コントローラは、操作部上のプリントキーの押下によって発生した給送スタート信号が入力されると、給送モータを正・逆転駆動するようになっている。給送モータが正転駆動されると、給送ローラ402が時計方向に回転して原稿束から最上位に位置する原稿が自動給送され、読取窓111又はコンタクトガラス101へ向けて搬送される。この原稿の先端が原稿セット検知センサ405によって検知されると、コントローラは原稿セット検知センサ405からの出力信号に基づいて給送モータを逆転駆動させる。これにより、後続する原稿が進入するのを防止して分離されないようになっている。
コントローラはまた、原稿セット検知センサ405が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの図示しない搬送ベルトモータの回転パルスを計数し、回転パルスが所定値に達したときに、搬送ベルト403の駆動を停止して搬送ベルト403を停止することにより、原稿をコンタクトガラス101上の読み取り位置に停止させる。更に、原稿セット検知センサ405によって原稿の後端が検知された時点で、給送モータを再び駆動して、後続する原稿を上述したように分離して自動給送させる。そして、コンタクトガラス101に向けて搬送させ、この原稿が原稿セット検知センサ405によって検知された時点からの給送モータのパルスが所定パルスに到達したときに、給送モータを停止させて次の原稿を先出し待機させる。
そして、原稿がコンタクトガラス101上の読み取り位置に停止したとき、原稿の画像読み取りが行なわれる。この画像読み取りが終了すると、その旨を示す信号がコントローラに入力されるため、コントローラは、この信号により、搬送ベルトモータを正転駆動して、搬送ベルト403によって原稿をコンタクトガラス101から排送ローラ404へ向けて搬出させる。
このように、ADF400にある原稿トレイ401に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、プリントキーの押下によって一番上の原稿から自動給送され、例えばコンタクトガラス101上の読み取り位置に搬送される。
その読み取り位置に搬送されて停止した原稿は、画像の読み取り後、搬送ベルト403等によって排出口から排出される。更に、原稿トレイ401に次の原稿が有ることが検知された場合、前の原稿と同様に次の原稿が自動給送され、コンタクトガラス101上に搬送される。
給紙トレイである第1トレイ301,第2トレイ302,第3トレイ303に積載された転写紙(用紙)は、各々第1給紙ユニット311,第2給紙ユニット312,第3給紙ユニット313によって給紙され、縦搬送ユニット314によって像担持体であるドラム状の感光体(感光体ドラム)315に当接する位置まで搬送される。なお、実際には各トレイ301〜303のうちのいずれか1つが選択され、そこから転写紙が給紙される。また、転写紙以外の記録媒体を使用することもできる。
一方、画像読取装置100によって読み取った画像データは、画像形成手段であるプリンタ内の書き込みユニット350からのレーザ光により、図示しない帯電ユニットにより予め帯電された感光体315の表面に書き込まれて(その表面が露光されて)、その部分が現像ユニット327を通過することにより、そこにトナー画像が形成される。その作像を行う現像ユニット327および帯電ユニット等が作像手段を構成する。
選択された給紙トレイから給紙された転写紙は、感光体315の回転と等速で搬送ベルト316によって搬送されながら、感光体315上のトナー画像が転写される。更に、定着ユニット317にてトナー画像を定着され、排紙ユニット318によって機外の排紙トレイ319に排紙される。
このとき、例えばフェースダウン(転写紙をページ順に揃えるため画像面を下向きにする)排紙のために、一方の面にトナー画像が形成された転写紙を反転したい場合、その転写紙は排紙ユニット318により両面入紙搬送路320に搬送され、反転ユニット321でスイッチバック反転された後、反転排紙搬送路322を通って排紙トレイ319に排出される。
また、転写紙の両面に画像を形成する場合には、一方の面に画像が形成された転写紙は排紙ユニット318により両面入紙搬送路320に搬送され、反転ユニット321でスイッチバック反転された後、両面搬送ユニット323に送られる。
両面搬送ユニット323に送られた転写紙は、再び感光体315に作像されたトナー画像を転写するために、両面搬送ユニット323から再給紙され、再度縦搬送ユニット314によって感光体315に当接する位置まで搬送される。そして、他方の面にトナー画像が転写された後、定着ユニット317によってトナー画像が定着され、排紙ユニット318によって排紙トレイ319に排出される。
感光体315、搬送ベルト316、定着ユニット317、排紙ユニット318、現像ユニット327は図示しないメインモータによって駆動され、各給紙ユニット311〜313はメインモータの駆動力が各々給紙クラッチによって伝達されて駆動される。縦搬送ユニット314は、そのメインモータの駆動力が中間クラッチを介して伝達されて駆動される。
書き込みユニット350は、レーザ出力ユニット351,結像レンズ352,ミラー353で構成され、レーザ出力ユニット351の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードと、レーザ光を走査する回転多面鏡(ポリゴンミラー)又は振動ミラーを備えている。レーザ出力ユニット351より照射されるレーザ光は、ポリゴンミラー又は振動ミラーで偏向され、結像レンズ352を通り、ミラー353で折り返されて感光体315の表面上に集光結像する。
100、1000 画像読取装置
101 コンタクトガラス
102 光源
103 第1ミラー
104 第2ミラー
105 第3ミラー
106 第1キャリッジ
107 第2キャリッジ
108 レンズユニット
109、1109 CMOSイメージセンサ
110 基準白板
111 読取窓
210 制御部
220 光源制御部
230 タイミング発生部
240、1240 光電変換/信号処理部
241−1〜241−n(241) PD
242−1〜242−n(242) C
243−1〜243−n(243) Tr_s
244−1〜244−n(244) Tr_r
245−1〜245−n(245)、1245、2245 黒補正部
246 画像レベル保持部
247、2247 黒レベル保持部
248、1248 減算器
249 補正画像レベル保持部
290 インタフェース部
400 ADF
401 原稿トレイ
402 給送ローラ
1251−1〜1251−n(1251) APGA
1252−1〜1252−n(1252) ADC
1253−1〜1253−n(1253) CDS
1254−1〜1254−n(1254) DPGA
1291 ゲイン調整部
2255 減算器
2256 減衰器
2257 加算器
特開2011−97528号公報

Claims (9)

  1. 原稿を照明する光源と、
    前記光源に点灯と消灯とを交互に行わせる光源制御部と、
    前記原稿からの反射光を画素毎に読み取って、前記原稿の画像信号を画素毎に生成する画像信号生成部と、
    を備え、
    前記画像信号生成部は、前記原稿の画像信号として、前記光源の点灯期間に読み取られた前記原稿の画像レベルと前記光源の消灯期間に読み取られた黒レベルとの差分である補正画像レベルを、画素毎に生成する黒レベル補正部を有する画像読取装置。
  2. 前記黒レベル補正部は、前記黒レベルに係数を乗じる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記係数は、前記点灯期間と前記消灯期間との比で定まる請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記黒レベル補正部は、前回の黒レベルを平滑化して更新することにより前記黒レベルを生成する請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記画像データ生成部は、電源オン時かつ前記原稿の非読み取り時に前記係数を調整する係数調整部を更に有する請求項2〜4のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  6. 前記係数調整部は、前記光源を前記点灯期間と同期間消灯させた場合の調整用黒レベルと前記黒レベルとの値が一致するように前記係数を調整する請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記画像信号生成部は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像読取装置を備える画像形成装置。
  9. 原稿を照明する光源に点灯と消灯とを交互に行わせる光源制御ステップと、
    前記原稿からの反射光を画素毎に読み取る読取ステップと、
    前記光源の点灯期間に読み取られた前記原稿の画像レベルと前記光源の消灯期間に読み取られた黒レベルとの差分である補正画像レベルを画素毎に生成する黒レベル補正ステップと、
    を含む黒レベル補正方法。
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