JP2014059244A - 電力表示器 - Google Patents

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重実 萱野
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Abstract

【課題】 従来、複数の発電装置(太陽光発電システム、住宅用燃料電池など)を併設した住宅において、分電盤内の補助ブレーカに複数の発電装置の出力をまとめて接続し、補助ブレーカ部の変流器で全体の発電電力を測定する構成となっていた。それゆえ、複数ある発電装置の中における各発電装置の設置条件や動作時間帯の違いなどによる発電量や発電状況の違いを細かく把握することができず、各発電装置の状況に応じて負荷の使用をきめ細かく切り換えるなどの省エネルギー活動の実践が困難であった。
【解決手段】 本電力表示器は、複数の発電装置それぞれの発電出力電流を個別の電流センサで計測し、分電盤内における電圧値との演算によって得られるそれぞれの発電電力の値を複数の発電装置毎に表示するとともに、商用電源との間の売買電力および住宅内における消費電力の値を表示することによって、住宅全体の電力状況を細かく把握可能とした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、住宅に設置された発電装置による発電電力値や住宅内の電気機器による消費電力値などを表示する電力表示器に関するものである。
近年、地球温暖化の原因となるCO2の排出量削減問題や、いずれ枯渇が予想される化石燃料に対する代替エネルギーへの関心が高まってきている中で、クリーンでかつ無尽蔵のエネルギー源である太陽光による太陽光発電システムが注目を集めている。
また、電気料金を節約する観点から、お湯を沸かす際に発電し、その電力を住宅内の電気機器に供給するガスエンジン発電、家庭用燃料電池などが注目を集めている。
加えて、消費者の省エネルギーへの意識を高め、かつその実践をサポートするための機器も種々製品化されてきている。
例えば、特許文献1には、分電盤内における主幹ブレーカ、複数の分岐ブレーカ、補助ブレーカ(太陽光発電システムを連系)の各配線部に変流器を取り付け、それぞれの箇所の電流を計測することによって、住宅内の消費電力、発電電力、さらに売電電力、買電電力を算出し、それらを表示器に表示するシステムが開示されている。このシステムにより、使用者は住宅内におけるエネルギー(電力)の状況を把握することができ、省エネルギーの実践に役立てることができる。すなわち、各分岐ブレーカ毎の消費電力の状況を確認できるため、より買電量を減らすあるいは売電量を増やすにはどの部屋あるいはどの機器の電力消費を抑えればいいかという予測が立て易くなる。
特開2001−103622号公報(第2〜3頁、第7図)
ところで、設置場所の条件などにより、このような太陽光発電システムを1セットだけではなく複数セット設置する家庭もある。また、太陽光発電システムの他に、上述したようなガスエンジン発電や家庭用燃料電池あるいは住宅用風力発電システムなどを併設する場合もある。現在の社会の電力供給状況を考えると、今後このような異種の自家発電システムを併設する家庭が増えてくることが予想される。
先行技術においては、発電装置の出力線は分電盤内に設けられた補助ブレーカに接続され、補助ブレーカの配線部に取り付けられた変流器によって発電装置の出力電流を計測している。すなわち、補助ブレーカを介して流れ込む電力を発電電力として計測する構成である。
そのため、上述したような複数の発電装置を併設した住宅においても、分電盤内の補助ブレーカに複数の発電装置の出力をまとめて接続し、補助ブレーカ部の変流器で全体の発電電力を測定する構成となっていた。それゆえ、複数ある発電装置の中における各発電装置の設置条件や動作時間帯の違いなどによる発電量や発電状況の違いを細かく把握することはできなかった。すなわち、各発電装置の状況に応じて負荷の使用をきめ細かく切り換えるなどの省エネルギー活動の実践が困難という課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数ある発電装置のそれぞれの状況を細かく把握することによって、よりきめ細かい省エネルギー活動の実践を可能とする構成の電力表示器を提供するものである。
この発明に係る電力表示器は、複数の発電装置それぞれの発電出力電流を個別の電流センサで計測し、分電盤内における電圧値との演算によって得られるそれぞれの発電電力の値を複数の発電装置毎に表示するとともに、商用電源との間の売買電力および住宅内における消費電力の値を表示することによって、住宅全体の電力状況を細かく把握可能としたものである。
この発明の電力表示器は、上記のように構成したので、設置条件や動作時間帯の違いなどによる各発電装置の発電量や発電状況の違いを細かく把握することが可能となり、各発電装置の状況に応じて負荷の使用をきめ細かく切り換えるなどの省エネルギー活動の実践が容易になるという効果をもたらす。
この発明の実施の形態1を示す電力表示器と各種発電装置および住宅内分電盤との接続構成図である。 この発明の実施の形態1を示す電力表示器の内部ブロック構成図である。 この発明の実施の形態2を示す電力表示器と各種発電装置および住宅内分電盤との接続構成図である。 この発明の実施の形態2を示す電力表示器の動作を示すフローチャート図である。 この発明の実施の形態3を示す電力表示器の内部ブロック構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における電力表示器と各種発電装置および住宅内分電盤との接続構成を示す図である。図2は電力表示器の内部ブロック構成図である。
これらの図により、実施の形態1を説明する。
まず、図1、図2を用いて、本発明の電力表示器と、太陽光発電システムおよび他の発電装置としての家庭用燃料電池と、住宅内分電盤との接続構成および動作について説明する。
住宅内の分電盤2には商用電源6が接続されており、分電盤2内の契約ブレーカ14、主幹ブレーカ9、分岐ブレーカ4a〜4cを経由して、各分岐ブレーカの二次側に接続されている住宅内の各負荷に商用電源6からの交流電力が供給される。なお、本明細書において、分電盤2内における主幹ブレーカ9の一次側の主幹配線部および二次側の主幹配線部をそれぞれ主幹回路9a、主幹回路9bと呼ぶことにする。
太陽光発電システム1は、太陽光を受けて直流電力を発電する太陽電池モジュール1aと、その直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ1bとで構成される。パワーコンディショナ1bの出力線は分電盤2内の連系ブレーカ3に接続されている。連系ブレーカ3は分電盤2内の主幹回路9aに接続されている。太陽光発電システム1による発電電力は分電盤2内の連系ブレーカ3から主幹ブレーカ9、分岐ブレーカ4a〜4cを経由して住宅内の電気機器5a〜5cで消費される。曇天時や雨天時など発電電力が少ない場合や、夜間など発電できない場合には、商用電源6(系統電源)から分電盤2内の契約ブレーカ14、主幹ブレーカ9、分岐ブレーカ4a〜4cを経由して電力が各電気機器5a〜5cに供給される(買電)。逆に発電電力がそのときに住宅内の各電気機器5で消費されている全電力よりも多い場合は、その余剰分は分電盤2内の契約ブレーカ14を経由して商用電源6に逆潮流される(売電)。
他の発電装置の一例としての家庭用燃料電池7は、都市ガスなどの燃料から水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて直流電力を発電するシステムである。なお、発電時の排熱で作った温水を貯湯槽に貯め、給湯に利用している。発電した直流電力は交流電力に変換される。家庭用燃料電池7の出力線は分電盤2内の連系ブレーカ8に接続されている。連系ブレーカ8は分電盤2内の主幹回路9bに接続されている。家庭用燃料電池7による発電電力は分電盤2内の連系ブレーカ8、分岐ブレーカ4a〜4cを経由して住宅内の電気機器5a〜5cで消費することができる。ただし、太陽光発電システムのように売電することはできないため、分電盤2内の主幹ブレーカ9部に装着された逆潮監視センサ7aで家庭用燃料電池7からの逆潮流の有無を監視し、逆潮流が生じそうになった場合は運転を停止するように構成されている。
電力表示器10は、各部の電流情報や電圧情報を収集して各種電力や電力量などを演算し、それらの数値データあるいはグラフなどを表示する。図2に、内部ブロック構成図を示す。
太陽光発電システム1で発電された電力は、パワーコンディショナ1bから出力線を経由して分電盤2へと送られるが、その出力線に第1の電流センサ11aを装着し、その電流センサ11aの出力信号線が電力表示器10の第1の電流入力端子12aに接続され、第1の電流値入力手段13aで入力処理されることにより、電力表示器10はパワーコンディショナ1bからの発電電力に関する電流情報を収集できる。
なお、本実施の形態では太陽光発電システム1が2セット併設されており、2セット目の出力線には第1の電流センサ11bを装着し、その電流センサ11bの出力信号線が電力表示器10の第1の電流入力端子12bに接続され、第1の電流値入力手段13bで入力処理されることにより、電力表示器10は2セット目のパワーコンディショナ1bからの発電電力に関する電流情報を収集できる。
また、家庭用燃料電池7で発電された電力は、家庭用燃料電池7から出力線を経由して分電盤2へと送られるが、その出力線に第1の電流センサ11cを装着し、その電流センサ11cの出力信号線が電力表示器10の第1の電流入力端子12cに接続され、第1の電流値入力手段13cで入力処理されることにより、電力表示器10は家庭用燃料電池7からの発電電力に関する電流情報を収集できる。
また、電力表示器10は分電盤2内の主幹回路9aの少なくとも連系ブレーカ3が接続されている箇所より上流側(商用電源6側)に装着された第2の電流センサ15により、商用電源6と分電盤2との間に流れる電流の値と向きを測定する。これにより、売電電力あるいは買電電力に関する情報を収集する。
さらに、分電盤2内の分岐ブレーカ4a〜4cの二次側にそれぞれ第3の電流センサ16a〜16cを装着することによって各分岐ブレーカ毎の電流を測定する。これによって該当する分岐ブレーカ4a〜4cの出力側に接続された各電気機器5a〜5cによって消費されている電力に関する情報を収集することができる。
また、電力表示器10は分電盤2内の一分岐ブレーカから配線されたコンセントに接続あるいは分岐ブレーカ4dの2次側に直接接続されるなどして、電力表示器10自身の電源を得ている。なお、電力表示器10は、分岐ブレーカ4dからの電源の電圧値を計測し、第1の電流センサ〜第3の電流センサによって得られた電流値との演算を行って、電力値データを得ている。
次に、図2を用いて、本発明の電力表示器の構成と動作について、詳細に説明する。
電力表示器10の第1の電流入力端子12から取り込まれた電流情報(第1の電流センサ11からの交流信号波形)は第1の電流値入力手段13で入力処理され、交流電流の瞬時値データ(数値データ)となる。前述したように、複数セットの発電装置に対応するために、第1の電流入力端子および第1の電流値入力手段が複数セット用意されており、本実施の形態においては、2セットの太陽光発電システム1、1セットの家庭用燃料電池7のそれぞれに装着した第1の電流センサ11a〜11cに対して、それぞれ第1の電流入力端子12a〜12c、第1の電流値入力手段13a〜13cが対応している。
電力表示器10の第2の電流入力端子17から取り込まれた電流情報(第2の電流センサ15からの交流信号波形)は第2の電流値入力手段18で入力処理され、交流電流の瞬時値データ(数値データ)となる。
電力表示器10の第3の電流入力端子19から取り込まれた電流情報(第3の電流センサ16からの交流信号波形)は第3の電流値入力手段20で入力処理され、交流電流の瞬時値データ(数値データ)となる。分電盤2内の複数の分岐ブレーカに対応するために、第3の電流入力端子19および第3の電流値入力手段20が複数セット用意されており、本実施の形態においては、分岐ブレーカ4a〜4cの二次側に装着した第3の電流センサ16a〜16cに対して、それぞれ第3の電流入力端子19a〜19c、第3の電流値入力手段20a〜20cが対応している。
また、電力表示器10の電圧入力端子21から取り込まれた電圧情報(分岐ブレーカ4dからの交流信号波形)は電圧値入力手段22で入力処理され、交流電圧の瞬時値データ(数値データ)となる。
なお、上述した第1の電流値入力手段13a〜13c、第2の電流値入力手段18、第3の電流値入力手段20a〜20c、電圧値入力手段22は、具体的にはA/D変換器あるいはA/D変換機能付きのCPUなどで実現することができる。
演算手段23は、第1の電流値入力手段13、第2の電流値入力手段18、第3の電流値入力手段20による交流電流の瞬時値データと、電圧値入力手段22による交流電圧の瞬時値データとから、演算(電力=電流×電圧)により各交流電力の瞬時値データを得る。すなわち、第1の電流値入力手段13の交流電流データと電圧値入力手段22の交流電圧データとにより発電電力データ、第2の電流値入力手段18の交流電流データと電圧値入力手段22の交流電圧データとにより売買電力データ、第3の電流値入力手段20の交流電流データと電圧値入力手段22の交流電圧データとにより消費電力データを得る。
これらの各交流電力の瞬時値データは、適宜実効値データに変換されたり、さらに所定期間積算して電力量データを生成するのに使われる。また、発電装置個々の発電電力データを集計して住宅全体の発電電力データとしたり、分岐ブレーカ毎の個々の消費電力データを集計して住宅全体の消費電力データとすることも可能である。
なお、演算手段23は、具体的にはCPUやDSPなどで実現することができる。
また、演算手段23で得られた各交流電力データは適宜記憶手段24に保存され、任意の時点での電力データあるいは過去から現在までの累積データとして参照することが可能である。
なお、記憶手段24は、具体的にはフラッシュメモリなどで実現することができる。
演算手段23で得られた各交流電力データは、表示手段25に数値データあるいはグラフとして表示される。表示内容は操作手段26の操作により任意に切り替え可能である。例えば、リアルタイムでの発電電力、売買電力、消費電力の数値データ表示を行う画面、任意の時点から現在までの発電電力、売買電力、消費電力の推移をグラフ表示する画面など使用者の望む表示形態を任意選択可能であるものとする。
なお、表示手段25は、具体的にはLCDなどで実現することができる。また、操作手段26は、キースイッチあるいは前記LCDと一体になったタッチパネルなどで実現可能である。
ここで、複数台の発電装置それぞれの発電電力を個別に表示する画面モードを少なくとも選択可能とする。
発電装置はそれぞれの種類によって発電の状態や発電の時間帯が異なっており、同じ種類の発電装置であってもその設置条件によって発電の状況が異なるものである。それらの発電電力を全て合計した値のみを表示させるのでは、個々の発電装置の発電状況が把握できなくなり、その時点で住宅内の電気機器をどのように使えば最も省エネルギーに貢献するのか、また電力料金を低減できるのかがわかりづらいものとなる。
例えば、太陽光発電システムの発電電力が他の発電装置のそれよりも大きい状態であれば、できるだけ電気機器の使用を抑えて消費電力を減らし、売電電力を増やすようにする。電力使用料金よりも電力会社の買取料金が高い状況であれば経済的に有効になるし、電力の平準化にも貢献できる。
また、太陽光発電システムの発電電力よりも他の発電装置例えば家庭用燃料電池の発電電力が大きい状態であれば、家庭用燃料電池の発電電力は余剰が発生しても売電できないことから、住宅内の電気機器で使ってしまうことが有効となる。すなわち、そのタイミングに合わせて洗濯を実施したり、掃除機を使ったりすれば、家庭用燃料電池による電力を有効に使うことができる。
なお、本電力表示器への消費電力表示としては住宅全体の総消費電力の表示でもよいが、より詳しく電気機器の使用状況を把握することが可能となるため、分岐ブレーカ毎の個々の消費電力表示を行うとさらに効果的である。
実施の形態1では上記のように構成したので、設置条件や動作時間帯の違いなどによる各発電装置の発電量や発電状況の違いを細かく把握することが可能となり、各発電装置の状況に応じて負荷の使用をきめ細かく切り換えるなどの省エネルギー活動の実践が容易になるという効果をもたらす。
実施の形態2.
自家発電システムとしての発電装置を設置する住宅は増えてきているが、その設置数は各住宅によってさまざまである。また、分電盤内の分岐ブレーカの数も各住宅の分電盤の種類によってさまざまである。実施の形態1では、発電装置用の電流入力端子として第1の電流入力端子を3本、分岐ブレーカ用の電流入力端子として第3の電流入力端子を3本準備している電力表示器の例を説明したが、上述したように、固定された入力数では余りや不足が生じて必要十分な情報が得られなくなる場合が在り得る。
実施の形態2では、発電装置の設置台数に応じてより効果的に電力表示できる電力表示器について説明する。
図3は、この発明を実施するための実施の形態2における電力表示器と各種発電装置および住宅内分電盤との接続構成を示す図である。図4は電力表示器の動作を示すフローチャート図である。これらの図により、実施の形態2を説明する。
図3において、発電装置としては1セットの太陽光発電システムと家庭用燃料電池が設置されている。太陽光発電システム1のパワーコンディショナ1bの出力線に装着された第1の電流センサ11bの出力信号線が電力表示器10の第1の電流入力端子12bに接続され、家庭用燃料電池7の出力線に装着された第1の電流センサ11cの出力信号線が電力表示器10の第1の電流入力端子12cに接続されている。
また、分電盤2内の分岐ブレーカ4eの二次側にあらたに第3の電流センサ16eが装着され、その出力信号線が電力表示器10の第1の電流入力端子12aに接続されている。分岐ブレーカ4eには電気機器5eが接続されている。
なお、電力表示器10の内部構成としては、実施の形態1で図2として示したものと同一である。
ここで、電力表示器10の第1の電流入力端子12aには、実施の形態1では太陽光発電システムの出力電流を計測する第1の電流センサ11aが接続されていたが、実施の形態2では分岐ブレーカ4eに接続される電気機器5eの消費電流を計測する第3の電流センサ16eが接続されている。
第1の電流センサ11aは発電電流を計測し、第3の電流センサ16eは消費電流を計測するため、第1の電流入力端子12aからは実施の形態1と実施の形態2とで種類の異なる電流値を取り込むことになる。
実施の形態2における電力表示器の演算手段23は、第1の電流入力端子12から取り込まれ第1の電流値入力手段13で入力処理された電流値が発電電流であっても消費電流であってもいずれであるかを自動判別し、住宅全体の正しい電力情報を演算する。
図4のフローチャートを用いて、実施の形態2における演算手段23の具体的な動作について説明する。なお、図4は演算手段23の動作のうちの第1の電流値入力手段13aに係る電力の自動判別の部分のみ抽出したものである。
まず、ステップ1(S1)において、第1の電流値入力手段13aからの電流値(I1aとする)と電圧値入力手段22からの電圧値(Vとする)とを乗算して電力値P1aを得る。
次に、ステップ2(S2)において、P1aの向きが分電盤2からブレーカの外側に流出する方向かどうかを判定する。これは第1の電流入力端子12aから取り込んだ電流センサからの交流信号波形(電流)と、電圧入力端子21から取り込んだ交流信号波形(電圧)との位相を比較することによって電流の向きを判定できるので、それに基づいて行う。
P1aの向きが分電盤2から流出する方向であれば、P1aは消費電力であると判定する(S3)。
P1aの向きが分電盤2に流れ込む方向であれば、P1aは発電電力であると判定する(S4)。
以上により、第1の電流入力端子に接続されているのが第1の電流センサであれ、第3の電流センサであれ、演算手段23は発電電力であるか消費電力であるかを自動判別することができる。
同様に、第3の電流入力端子に接続されているのが第1の電流センサであれ、第3の電流センサであれ、演算手段23は発電電力であるか消費電力であるかを自動判別することができる。
上述した構成により、電流入力端子が発電電力用としても消費電力用としても使用可能となり、各住宅の事情に合わせた最も効果的な使用方法が可能となる。すなわち、発電装置としては2セットしか設置しないのであれば、発電電力用の電流入力端子は2本あれば済む。余った1本は消費電力用の電流入力端子として使用すれば、電力監視上重要な分岐ブレーカをもう1本監視することができることになる。
逆に、発電装置を例えば4セット設置するような住宅においては、発電電力用の電流入力端子を3本使用し、足りない1本については消費電力用の電流入力端子の1本を使うことができる。
ここで、元々分電盤内の分岐ブレーカの数が多く、電力表示器に用意されている消費電力用の電流入力端子の数だけでは不足する場合を考えてみる。上述したような設置した発電装置が多いために消費電力用の電流入力端子を発電電力用として使用する場合ではさらに不足する恐れがある。
消費電力用の電流入力端子の数をさらに多く準備すれば、当然、電力表示器のサイズ、コストに影響を及ぼしてしまう。したがって電流入力端子の数はある決められた個数にせざるを得ず、実際の分岐ブレーカ数より少なくなることも在り得る。その際、全分岐ブレーカ部での電流値の計測ができないので、それらの合計では全消費電力を演算することができないが、総消費電力は総発電電力値および売買電力値により演算することが可能である。実際に消費電流を計測するのは電力監視上重要な電気機器(例えば使用頻度が高い、消費電力が大きいなど)を接続している分岐ブレーカだけに絞ればいい。
実施の形態2では上記のように構成したので、発電装置の設置数が多い住宅においても個々の発電装置毎の発電量や発電状況の違いを細かく把握することが可能となり、各発電装置の状況に応じて負荷の使用をきめ細かく切り換えるなどの省エネルギー活動の実践が容易になるという効果をもたらす。
また、発電装置の設置数が少ない住宅であれば、その分分岐ブレーカにおける電気機器の消費電力監視数を増やすことができるため、電力監視上重要な分岐ブレーカを洩れなく監視することができる。
また、上記の電流値入力手段による電流値が発電電力用であるか、消費電力用であるかは自動で判定されるため、使用者の手を煩わすことなく、有効な電力監視が可能となる。
実施の形態3.
実施の形態2では、電力表示器の電流入力端子に接続された電流センサが発電電力用であるか、消費電力用であるかを自動で判定する構成を示した。実施の形態3では、自動判定ではなく、初期設定にて発電電力用あるいは消費電力用を決める構成について説明する。
図5は、この発明を実施するための実施の形態3における電力表示器の内部ブロック構成図である。この図により、実施の形態3を説明する。
電力表示器10には、初期設定手段27例えばディップスイッチなど機械的な信号入力手段が設けられている。使用者は初期設定手段27により、第1の電流値入力手段13a、13b、13c、第3の電流値入力手段20a、20b、20cのそれぞれに対し、そこに取り込まれた電流情報が発電電力用であるか、消費電力用であるかをあらかじめ設定する。したがって一度設定すればその後の使用期間において再設定する必要はない。
初期設定手段27はキースイッチなどからの入力によりソフトウェア的に設定するのでもよい。その場合、設定した結果は記憶手段24に保存される。
演算手段は、その設定結果に基づき、第1の電流値入力手段13a〜13c、第3の電流値入力手段20a〜20cによる電流値を発電電力用あるいは消費電力用と判断し、電力演算等に使用する。
実施の形態3では上記のように構成したので、発電装置の設置数が多い住宅においても個々の発電装置毎の発電量や発電状況の違いを細かく把握することが可能となり、各発電装置の状況に応じて負荷の使用をきめ細かく切り換えるなどの省エネルギー活動の実践が容易になるという効果をもたらす。
また、電流値入力手段の電流情報が発電電力用であるか消費電力用であるかを初期的に設定するため、その都度判定する必要がない。したがってノイズ等による電流方向の誤判定などの心配がなく、信頼性の高い電力表示器が得られるという効果がある。
10 電力表示器
11a〜11c 第1の電流センサ
13a〜13c 第1の電流値入力手段
15 第2の電流センサ
16a〜16c 第3の電流センサ
18 第2の電流値入力手段
20a〜20c 第3の電流値入力手段
22 電圧値入力手段
23 演算手段
25 表示手段
27 初期設定手段

Claims (5)

  1. 分電盤内主幹回路に連系ブレーカを介して連系している複数台の発電装置の出力電流をそれぞれ計測する複数の第1の電流センサと、
    電力系統と分電盤内主幹回路との間に流れる電流を計測する第2の電流センサと、
    分電盤内主幹回路に接続された複数の分岐ブレーカを介して負荷に供給される電流を前記複数の分岐ブレーカの負荷側でそれぞれ計測する複数の第3の電流センサと、
    前記複数の第1の電流センサの出力をそれぞれ個別に取り込む複数の第1の電流値入力手段と、
    前記第2の電流センサの出力を取り込む第2の電流値入力手段と、
    前記複数の第3の電流センサの出力をそれぞれ個別に取り込む複数の第3の電流値入力手段と、
    分電盤内主幹回路における電圧値を取り込む電圧値入力手段と、
    前記複数の第1の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とにより複数の発電電力の値を演算し、前記第2の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とにより電力系統に対する売買電力の値を演算し、前記複数の第3の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とにより複数の消費電力の値を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に基づき、前記複数の発電電力の値をそれぞれ個別に表示するとともに、前記売買電力の値および前記複数の消費電力の値を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする電力表示器。
  2. 前記演算手段は、前記複数の発電電力の値および前記売買電力の値に基づいて総消費電力の値を演算し、
    前記表示手段は、前記総消費電力の値をさらに表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の電力表示器。
  3. 前記演算手段は、前記第3の電流センサの出力が前記第1の電流値入力手段により取り込まれた場合は前記第1の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とによる演算結果を消費電力の値とし、前記第1の電流センサの出力が前記第3の電流値入力手段により取り込まれた場合は前記第3の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とによる演算結果を発電電力の値とする
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電力表示器。
  4. 前記演算手段は、前記第1の電流値入力手段あるいは前記第3の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とにより演算された電力値が、分電盤内主幹回路からブレーカを介して流れ出る方向の場合には消費電力の値とし、ブレーカを介して分電盤内主幹回路に流れ込む方向の場合には発電電力の値とする
    ことを特徴とする請求項3記載の電力表示器。
  5. 初期設定手段をさらに備え、
    前記初期設定手段は、前記第1の電流値入力手段あるいは前記第3の電流値入力手段から入力した電流値と前記電圧値入力手段から入力した電圧値とによる演算結果である電力値がそれぞれ消費電力であるか発電電力であるかをあらかじめ設定する
    ことを特徴とする請求項3記載の電力表示器。
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