JP2014058432A - カーボンナノチューブ及び電界効果トランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体と金属との接合部分でのコンタクト抵抗を低減することを目的とする。
【解決手段】金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域22と、前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域24と、を備えるカーボンナノチューブ。このカーボンナノチューブによれば、1本のカーボンナノチューブ内で半導体−金属接合を実現することができ、半導体−金属接合部分でのコンタクト抵抗を低減することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、カーボンナノチューブ及び電界効果トランジスタに関する。
カーボンナノチューブは、高移動度、高電流密度耐性、及び高機械強度等の優れた特長を有し、カイラリティ(螺旋度)によって金属の性質又は半導体の性質を示すことから、今後のデバイス材料として注目されている。例えば、カーボンナノチューブをチャネルに利用した電界効果トランジスタが提案されている。また、例えば、歪みを有するカーボンナノチューブを活性領域に利用した発光素子が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2006−278502号公報
例えば、カーボンナノチューブを電界効果トランジスタのチャネルとして利用する場合、半導体の性質を示すカーボンナノチューブと金属電極との接合が生じる。この場合、接合部分でのコンタクト抵抗が大きくなり、カーボンナノチューブの優れた特長を十分に発揮することができない。
本カーボンナノチューブ及び電界効果トランジスタは、半導体と金属との接合部分でのコンタクト抵抗を低減することを目的とする。
本明細書に記載のカーボンナノチューブは、金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域と、前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域と、を備えている。
本明細書に記載の電界効果トランジスタは、金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域と、前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域と、を備え、チャネルが形成されるカーボンナノチューブと、前記カーボンナノチューブ上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に設けられたゲート電極と、を具備している。
本明細書に記載のカーボンナノチューブ及び電界効果トランジスタによれば、半導体と金属との接合部分でのコンタクト抵抗を低減することができる。
図1は、カーボンナノチューブの構造を示す図である。 図2(a)は、円筒形状のカーボンナノチューブの断面図、図2(b)は、円筒形状が潰れた形状のカーボンナノチューブの断面図である。 図3は、炭素原子あたりのエネルギーのカーボンナノチューブの直径依存性を示すシミュレーション結果である。 図4は、カーボンナノチューブの単位長さあたりのエネルギーのカーボンナノチューブの直径依存性を示すシミュレーション結果である。 図5(a)から図5(c)は、図3の領域IからIIIにおける円筒形状のカーボンナノチューブと円筒形状が潰れた形状のカーボンナノチューブとのエネルギーの大きさを比較した模式図である。 図6(a)から図6(g)は、円筒形状のカーボンナノチューブから円筒形状が潰れた形状のカーボンナノチューブへの変形によるエネルギー変化を示すシミュレーション結果である。 図7(a)は、実施例1に係るカーボンナノチューブを示す斜視図、図7(b)は、第1領域でのカーボンナノチューブの断面図、図7(c)は、第2領域でのカーボンナノチューブの断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、実施例2に係るカーボンナノチューブの製造方法を示す斜視図である。 図9(a)は、カーボンナノチューブの中央を潰した場合の斜視図、図9(b)は、カーボンナノチューブの両端側を潰した場合の斜視図である。 図10は、実施例3に係るFETの断面図である。 図11は、実施例3の変形例1に係るFETの断面図である。 図12は、実施例4に係るFETの断面図である。
以下、図面を参照し実施例について説明する。
金属の性質を示す円筒形状のカーボンナノチューブ(以下、CNTと称す)は、円筒形状が潰れた形状になると、半導体の性質を示すようになることが知られている。また、半導体の性質を示す円筒形状のCNTは、円筒形状が潰れた形状になると、金属の性質を示すようになることが知られている。このことから、円筒形状をしたCNTの一部を潰すことで、1本のCNTで半導体−金属接合を実現できることが分かる。なお、金属とは、価電子帯と伝導帯とが重なり合って禁止帯が存在しない物質をいい、半導体とは、価電子帯と伝導帯との間に禁止帯が存在するが、この禁止帯の幅が狭い物質をいう。
そこで、1本のCNTで半導体−金属接合を実現させるために、発明者が行ったシミュレーションについて説明する。シミュレーションは、第一原理計算と呼ばれる手法を用いて行った。第一原理計算とは、フィッティングパラメータ等を使用しない電子状態計算方法の総称であり、原子の種類と位置の情報だけから電子状態計算が可能な手法である。図1は、CNTの構造を示す図である。図1のように、CNTは、炭素原子10の六員環が連なって円筒形状をなした構造をしている。図2(a)に、円筒形状のCNTの断面図を示す。以下において、円筒形状のCNTを円形CNTと称すこととする。図2(b)に、円筒形状が潰れた形状のCNTの断面図を示す。円筒形状が潰れて、向かい合う側壁にある炭素原子が一部でファンデルワールス力によって結合されている。これにより、向かい合う側壁にある炭素原子間の距離dは一部でファンデルワールス力の結合距離(例えば、0.35nm程度)になっている。以下において、円筒形状が潰れた形状のCNTを平坦CNTと称すこととする。
発明者は、円形CNTに対して、断面の直径を変化させて、炭素原子10の六員環の1単位12の円筒領域に含まれる炭素原子10の個数を算出し、これが繰り返されるという条件の下で、円形CNTのエネルギーを計算した。また、炭素原子10間の結合は保ったまま円筒形状が潰れて、向かい合う側壁にある炭素原子10がファンデルワールス力によって結合された平坦CNTに対しても同様に、平坦CNTのエネルギーを計算した。
図3は、炭素原子あたりのエネルギーのCNTの直径依存性を示すシミュレーション結果である。図3の横軸は、円形CNTの断面の直径を示し、縦軸は、炭素原子あたりのエネルギーを示している。図3では、円形CNTのシミュレーション結果を実線で示し、平坦CNTのシミュレーション結果を破線で示している。なお、図3の縦軸である炭素原子あたりのエネルギーは、グラファイトでの炭素原子あたりのエネルギーを基準として、グラファイトからの増分で示している。
図3のように、円形CNTでは、直径が大きくなるに従い、シート状態からの歪みが小さくなるために、炭素原子あたりのエネルギーは小さくなっていく。平坦CNTでも同様に変化するが、直径が小さい領域Iでは、平坦CNTの歪みが円形CNTよりも大きくなるため、炭素原子あたりのエネルギーは、平坦CNTの方が円形CNTよりも大きくなる。なお、直径が2nmよりも小さい場合では、平坦CNTの状態が不安定になりすぎるために計算ができなかった。一方、直径が大きい領域IIIでは、平坦CNTの向かい合う側壁にある炭素原子間のファンデルワールス力によるエネルギーの得分が、歪みによるエネルギーの増分を上回る。このため、炭素原子あたりのエネルギーは、平坦CNTの方が円形CNTよりも小さくなる。
図4は、CNTの単位長さあたりのエネルギーのCNTの直径依存性を示すシミュレーション結果である。図4の横軸は、円形CNTの断面の直径を示し、縦軸は、CNTの単位長さあたりのエネルギーを示している。図4でも、円形CNTのシミュレーション結果を実線で示し、平坦CNTのシミュレーション結果を破線で示している。図4のように、CNTの単位長さあたりのエネルギーの直径依存性からも、図3で説明したのと同様のことが言える。なお、直径が5nmよりも大きい場合の平坦CNTのエネルギーが示されていないのは、グラフの領域からはみでるためである。
図5(a)から図5(c)は、図3の領域IからIIIにおける円形CNTと平坦CNTとのエネルギーの大きさを比較した模式図である。図5(a)から図5(c)の縦軸は、CNTのエネルギーを示している。図5(a)のように、直径が小さい領域I(直径が3nmよりも小さい場合)では、円形CNTは、平坦CNTよりもエネルギーが小さく、安定状態になっている。このことから、直径が3nmよりも小さい場合では、円形CNTの一部に力を加えて潰したとしても、加えている力を外すと、潰した部分が元の円形に戻ってしまうことが分かる。つまり、円形CNTの一部に力を加え続けた場合に、その部分を潰すことができることが分かる。
また、図5(b)のように、直径が3nmから5nmの領域IIでは、円形CNTと平坦CNTとが共に安定状態又は準安定状態になっている。このため、円形CNTと平坦CNTとの間の変形は、ポテンシャル障壁で妨げられ、一旦どちらか一方の形状をとれば、熱ゆらぎ程度ではもう一方の形状への変形が起こらないことが分かる。このことから、円形CNTの直径が3nm以上且つ5nm以下の場合では、円形CNTの一部に力を加えることで、その部分だけを潰すことができることが分かる。また、第一原理計算によるシミュレーションから、円形CNTの直径が2nmから5nmにおいて、5N/m程度の力を円形CNTに加えることで、円形CNTの一部を潰せることが分かった。
一方、図5(c)のように、直径が大きい領域III(直径が5nmよりも大きい場合)では、平坦CNTは、円形CNTよりもエネルギーが小さく、安定状態になっている。このことから、直径が5nmよりも大きい場合では、円形CNTの一部に力を加えると、その部分だけでなく全ての部分が潰れてしまうことが分かる。つまり、円形CNTの一部だけを潰すことはできないことが分かる。
ここで、図6(a)から図6(g)を用い、円形CNTから平坦CNTへの変形によるエネルギー変化のシミュレーション結果を説明する。図6(a)から図6(g)は順に、円形CNTの直径が2nm、2.5nm、3nm、3.5nm、4nm、4.5nm、5nmの場合を示している。図6(a)から図6(g)の横軸は、向かい合う側壁にある炭素原子間の距離dを示し、縦軸は、CNTの単位長さあたりのエネルギーを示している。
図6(a)のように、直径が2nmの場合では、円形CNT(d=2nm)は平坦CNT(d=0.35nm)よりもエネルギーが小さく、また、円形CNTと平坦CNTとの間にはポテンシャル障壁がないことが分かる。同様に、図6(b)のように、直径が2.5nmの場合でも、円形CNT(d=2.5nm)は平坦CNT(d=0.35nm)よりもエネルギーが小さく、円形CNTと平坦CNTとの間にはポテンシャル障壁がないことが分かる。
一方、図6(c)から図6(g)のように、直径が3〜5nmの場合では、円形CNTと平坦CNTとの間にポテンシャル障壁があり、円形CNTと平坦CNTとが安定状態又は準安定状態にあることが分かる。
図6(a)から図6(g)のシミュレーション結果から、直径が2nm以上且つ5nm以下の場合、円形CNTの一部分だけを潰せることが確認できる。特に、直径が3nm以上且つ5nm以下の場合では、円形CNTの一部に力を加えて潰せば、その後に加えた力を外しても、その部分だけが潰れた状態を維持できることが確認できる。そこで、このシミュレーション結果を踏まえて、実施例1に係るCNTを以下に説明する。
図7(a)は、実施例1に係るCNTを示す斜視図、図7(b)は、第1領域でのCNTの断面図、図7(c)は、第2領域でのCNTの断面図である。なお、図7(c)の一部でのみ炭素原子を図示しており、その他については炭素原子の図示を省略している。また、図7(a)及び後述する図9(a)、図9(b)、12では、明瞭化のために第2領域を簡略化して図示している。図7(a)から図7(c)のように、実施例1に係るCNT20は、円形の断面をした円筒形状の第1領域22と、第1領域22の円筒形状が炭素原子26間の結合は保ったまま潰れた形状をした第2領域24と、を有する。第1領域22と第2領域24とは、連続して設けられていて、共に炭素原子26の六員環が連なった構造をしている。
第1領域22の断面の直径は、2nm以上且つ5nm以下である。第2領域24の円筒形状が潰れた形状の向かい合う側壁にある炭素原子26の一部は、ファンデルワールス力によって結合されている。これにより、円筒形状が潰れた形状の向かい合う側壁にある炭素原子26間の距離dは、一部でファンデルワールス力の結合距離(例えば、0.35nm程度)になっている。
第1領域22は円筒形状をし、第2領域24は円筒形状が潰れた形状をしていることから、第1領域22が金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す場合、第2領域24は金属及び半導体の他方の性質を示すことになる。
第2領域24は、円筒形状をしたCNTに外部から力を加えて潰すことによって形成することができる。CNTの断面の直径が3nm以上且つ5nm以下の場合では、例えば原子間力顕微鏡の探針等を利用して、第2領域24を形成することができる。一方、CNTの断面の直径が2nm以上且つ3nmよりも小さい場合は、上述したように、円筒形状を潰すためには、外部から力を加え続ける。そこで、例えば、円筒形状をしたCNT上に材料を形成し、この材料からの応力をCNTに加え続けることによって、第2領域24を形成することができる。なお、CNTの断面の直径が3nm以上且つ5nm以下の場合でも、CNT上に形成した材料からの応力をCNTに加え続けることによって、第2領域24を形成してもよい。
このように、実施例1のCNT20は、金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域22と、円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域24と、を備える。これにより、同じナノカーボン材料で半導体−金属接合を実現でき、半導体と金属の接合部分でのコンタクト抵抗を低減することができる。また、1本のCNTで半導体−金属接合を実現しているため、接合部分での原子レベルの欠陥等に起因する抵抗の増大も抑えることができる。さらに、第2領域24は円筒形状を潰すことで形成しているため、カイラリティの異なるCNTを原子レベルで接合させる等の困難なプロセスを用いず、簡便に同じナノカーボン材料からなる半導体−金属接合を得ることができる。
CNTの断面の直径が2nm以上且つ5nm以下の場合に、CNTの一部を潰して第2領域24を形成することができるが、2nm以上且つ3nmよりも小さい場合では、外部から力を加え続けて第2領域24を形成する。このため、第2領域24を容易に得る観点から、CNTの断面の直径は3nm以上且つ5nm以下の場合が好ましい。即ち、第1領域22の断面の直径は、2nm以上且つ5nm以下の場合でもよいが、3nm以上且つ5nm以下の場合が好ましい。
CNT20上に設けた材料からの応力によって円筒形状が潰れた形状を維持して第2領域24を形成する場合として以下の例がある。即ち、CNT20上に熱膨張係数の異なる複数の材料を形成し、これら複数の材料の熱膨張係数の違いによる熱応力によって円筒形状が潰れた形状を維持して第2領域24を形成する。
図8(a)及び図8(b)は、実施例2に係るCNTの製造方法を示す斜視図である。図8(a)のように、直径が3nm以上且つ5nm以下で、金属の性質を示す円筒形状のCNT30を、基板32上に形成する。基板32上へのCNT30の形成は次の方法によって行うことができる。まず、Si(シリコン)基板の表面に設けられたSi酸化膜(例えば、膜厚600nm)上に、Al(酸化アルミニウム)をスパッタし、続いてFe(鉄)をスパッタする。その後、Feにアニールを施して微粒子化させ、Feナノ粒子を形成する。このFeナノ粒子を触媒とし、C(エチレン)を炭素源とするCVD法(化学気相成長法)を用いることでCNTを形成することができる。この際、スパッタにより形成したFe膜の膜厚を1.7nm程度とし、CVD法での基板温度を750℃程度とすることで、直径が3nm以上且つ5nm以下のCNTを形成することができる。
上述の方法でCNTを合成すると、金属の性質を示すCNTと半導体の性質を示すCNTとが混在する。そこで、以下の方法によって金属−半導体分離を行う。まず、得られたCNTを1.2%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)−0.8%SC(コール酸ナトリウム)混合物の水溶液中で超音波処理を行う。超音波処理後の分散液を遠心分離にかけた後、上澄みを回収する。回収した分散液にショ糖(50%水溶液)を添加し、電気泳動を行う。これにより、分散液は、緑色の部分と、濃緑色の部分と、青みを帯びた灰色の部分と、の3つの部分に分かれる。この緑色の部分には、半導体の性質を示すCNTが含まれており、青みを帯びた灰色の部分には、金属の性質を示すCNTが含まれている。これにより、CNTの金属−半導体分離ができる。
次に、金属−半導体分離によって分離した金属の性質を示すCNTをDMF(ジメチルホルムアミド)溶液中で超音波による分散処理を行う。分散液を遠心分離にかけた後、上澄みのよく分散されたCNTを含む分散液を回収する。回収した分散液を、基板32上に滴下し、乾燥させる。これにより、図8(a)のように、基板32上に、直径が3nm以上且つ5nm以下で、金属の性質を示す円筒形状のCNT30を形成することができる。
次に、図8(b)のように、例えば原子間力顕微鏡の探針34を用いて、CNT30の所望の一部分を潰す。これにより、図7(a)から図7(c)に示すような、円筒形状の第1領域と、円筒形状が潰れた形状の第2領域と、を有するCNT30が得られる。
図8(a)及び図8(b)では、金属の性質を示す円筒形状のCNT30を用いたが、半導体の性質を示す円筒形状のCNTを用いてもよい。半導体の性質を示すCNTを用いる場合には、上述したCNTの金属−半導体分離によって分離した半導体の性質を示すCNTを用いればよい。
原子間力顕微鏡の探針34によって潰す部分は、CNTのどの部分でもよい。例えば、CNTを電界効果トランジスタのチャネルとして利用する場合を考えると、金属の性質を示す円筒形状のCNTを用いる場合には、図9(a)のように、CNT30aの中央部分を潰すことが好ましい。図9(a)によれば、円筒形状をした第1領域36はCNT30aの両端側に形成され、円筒形状が潰れた形状をした第2領域38はCNT30aの中央に形成されている。これにより、CNT30aの両端側部分は金属の性質を示し、中央部分は半導体の性質を示すことになる。また、半導体の性質を示す円筒形状のCNTを用いる場合には、図9(b)のように、CNT30bの両端側部分を潰すことが好ましい。図9(b)によれば、円筒形状をした第1領域36はCNT30bの中央に形成され、円筒形状が潰れた形状をした第2領域38はCNT30bの両端側に形成されている。これにより、CNT30bの両端側部分は金属の性質を示し、中央部分は半導体の性質を示すことになる。
実施例2では、原子間力顕微鏡の探針34を用いてCNTの一部分を潰す場合を説明したが、その他の方法によってCNTの一部分を潰してもよい。また、CNTの成長方法、CNTの金属・半導体分離方法、CNTの基板32上への形成方法は、上述した方法以外の方法を用いてもよい。例えば、基板32上に形成した触媒金属からCNTを成長させて、半導体及び金属の性質を示すCNTのうちの一方の性質を示すCNTを取り除くことで、基板32上に円筒形状のCNTを形成してもよい。また、CNTの成長方法は、CVD法の他に、アーク放電法、レーザアブレーション法等の他の方法を用いてもよい。
実施例3は、CNTをチャネルとして利用する電界効果トランジスタ(FET)の例である。図10は、実施例3に係るFETの断面図である。図10のように、例えば絶縁基板である基板40上に、CNT42が設けられている。CNT42は、チャネル長方向に直交する方向に複数個並んで設けられている場合でも、1つだけ設けられている場合でもよい。CNT42は、図9(a)に示すCNT30aと同じ構造及び特性を有している。即ち、金属の性質を示し、直径が3nm以上且つ5nm以下の円筒形状をした第1領域44が、CNT42の両端側に形成されている。半導体の性質を示し、円筒形状が潰れた形状をした第2領域46が、CNT42の中央に形成されている。基板40上に第1領域44と第2領域46とを有するCNT42を形成する方法は、実施例2の図8(a)及び図8(b)で説明した方法と同じであるため説明を省略する。
第1領域44上には、ソース電極48及びドレイン電極50が形成されている。ソース電極48及びドレイン電極50は、例えば蒸着法及びリフトオフ法によって形成することができる。第2領域46上には、ゲート絶縁膜52を挟んでゲート電極54が形成されている。ゲート絶縁膜52は、例えばスパッタ法を用いて形成することができ、ゲート電極54は、例えば蒸着法及びリフトオフ法を用いて形成することができる。
実施例3によれば、金属の性質を示す円筒形状の第1領域44と、円筒形状が潰れた形状をし、半導体の性質を示す第2領域46と、を有するCNT42を、FETのチャネルとして利用している。CNT42は、実施例1で説明したように、同じナノカーボン材料で半導体−金属接合が実現されているため、半導体−金属接合部分でのコンタクト抵抗が低減されている。このため、FETの特性及び信頼性を向上させることができる。
実施例3では、円筒形状の第1領域が金属の性質を示すCNTを用いたが、円筒形状の第1領域が半導体の性質を示すCNTを用いてもよい。図11は、実施例3の変形例1に係るFETの断面図である。図11のように、基板40上に設けられたCNT42aは、中央に、半導体の性質を示す円筒形状をした第1領域44が形成されている。両端側に、金属の性質を示す円筒形状が潰れた形状をした第2領域46が形成されている。ソース電極48及びドレイン電極50は、第2領域46上に設けられ、ゲート電極54は、第1領域44上に設けられている。
図12は、実施例4に係るFETの断面図である。なお、図12は、図10のA−A間に相当する箇所での断面を示している。図12のように、例えば絶縁基板である基板60上に、複数のCNT62がチャネル長方向に直交する方向に並んで設けられている。なお、CNT62は、1つだけ設けられている場合でもよい。CNT62は、実施例3の図10のCNT42と同様に、両端側には円筒形状をした第1領域(不図示)が設けられ、中央には円筒形状が潰れた形状をした第2領域64が設けられている。第1領域(不図示)は金属の性質を示し、第2領域64は半導体の性質を示す。ここで、CNT62が実施例3のCNT42と異なる点は、第1領域(不図示)における直径が2nm以上且つ3nmよりも小さい点である。直径が2nm以上且つ3nmよりも小さいCNTは、図8(a)で説明した製造工程において、スパッタにより形成したFe膜の膜厚を1.1nm程度とし、CVD法での基板温度を750℃程度とすることで形成できる。
CNT62の第2領域64上に、ゲート絶縁膜として利用される酸化シリコン膜66と、ゲート電極として利用されるポリシリコン膜68と、が順に形成されている。酸化シリコン膜66とポリシリコン膜68とは、例えばCVD法を用い、基板温度を1000℃にして堆積することで形成される。その後、基板60を室温に戻すが、この際、酸化シリコンの熱膨張係数(例えば、0.3ppm/℃)とポリシリコンの熱膨張係数(例えば、3ppm/℃)との違いから、酸化シリコン膜66側に0.1GPa程度の応力が発生する。例えば、CNT62を100nm程度の間隔で配置した場合、一本当りのCNT62には10N/mの応力が掛かる。このため、酸化シリコン膜66の下側に位置するCNT62の部分だけが潰れて、第2領域64が形成される。
このように、CNT62は、円筒形状の第1領域(不図示)の直径が2nm以上且つ3nmよりも小さい。したがって、実施例1で説明したように、円筒形状が潰れた形状の第2領域64を形成するためには、外部から力を加え続ける。そこで、実施例4では、CNT62上に酸化シリコン膜66とポリシリコン膜68とを形成し、これらの熱膨張係数の違いによる熱応力をCNT62に加え続けることで、円筒形状が潰れた形状を維持させて、第2領域64を形成している。
実施例4によっても、金属の性質を示す円筒形状の第1領域と、円筒形状が潰れた形状をし、半導体の性質を示す第2領域64と、を有するCNT62を、FETのチャネルとして利用している。このため、FETの特性及び信頼性を向上させることができる。
また、実施例4では、CNT62の第1領域の直径が2nm以上且つ3nmよりも小さい場合を説明したが、第1領域の直径が3nm以上且つ5nm以下のCNTを用いてもよい。また、実施例4でも、第1領域が半導体の性質を示すCNTを用いてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域と、前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域と、を備えることを特徴とするカーボンナノチューブ。
(付記2)前記円筒形状が潰れた形状の向かい合う側壁にある炭素原子は、ファンデルワールス力によって結合されていることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブ。
(付記3)前記第1領域の直径は、2nm以上且つ5nm以下であることを特徴とする付記1または2記載のカーボンナノチューブ。
(付記4)前記第1領域の直径は、3nm以上且つ5nm以下であることを特徴とする付記1から3のいずれか一項記載のカーボンナノチューブ。
(付記5)前記第2領域は、前記カーボンナノチューブ上に設けられた材料からの応力によって前記円筒形状が潰れた形状が維持されていることを特徴とする付記1から4のいずれか一項記載のカーボンナノチューブ。
(付記6)前記第2領域は、前記カーボンナノチューブ上に熱膨張係数の異なる複数の材料が設けられ、前記複数の材料の熱膨張係数の違いによる熱応力によって前記円筒形状が潰れた形状が維持されていることを特徴とする付記1から5のいずれか一項記載のカーボンナノチューブ。
(付記7)前記第1領域が金属の性質を示す場合、前記第2領域は、前記カーボンナノチューブの中央に設けられていることを特徴とする付記1から6のいずれか一項記載のカーボンナノチューブ。
(付記8)前記第1領域が半導体の性質を示す場合、前記第2領域は、前記カーボンナノチューブの両端側に設けられていることを特徴とする付記1から6のいずれか一項記載のカーボンナノチューブ。
(付記9)金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域と、前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域と、を備え、チャネルが形成されるカーボンナノチューブと、前記カーボンナノチューブ上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に設けられたゲート電極と、を備えることを特徴とする電界効果トランジスタ。
(付記10)前記カーボンナノチューブの前記第1領域が金属の性質を示す場合、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は前記第1領域上に設けられ、前記ゲート電極は前記第2領域上に設けられ、前記カーボンナノチューブの前記第1領域が半導体の性質を示す場合、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は前記第2領域上に設けられ、前記ゲート電極は前記第1領域上に設けられていることを特徴とする付記9記載の電界効果トランジスタ。
10 炭素原子
20、30、30a、30b、42、42a、62 CNT
22、36、44 第1領域
24、38、46、64 第2領域
26 炭素原子
32、40、60 基板
34 探針
48 ソース電極
50 ドレイン電極
52 ゲート絶縁膜
54 ゲート電極
66 酸化シリコン膜
68 ポリシリコン膜

Claims (6)

  1. 金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域と、
    前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域と、
    を備えることを特徴とするカーボンナノチューブ。
  2. 前記円筒形状が潰れた形状の向かい合う側壁にある炭素原子は、ファンデルワールス力によって結合されていることを特徴とする請求項1記載のカーボンナノチューブ。
  3. 前記第1領域の直径は、2nm以上且つ5nm以下であることを特徴とする請求項1または2記載のカーボンナノチューブ。
  4. 前記第2領域は、前記カーボンナノチューブ上に設けられた材料からの応力によって前記円筒形状が潰れた形状が維持されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のカーボンナノチューブ。
  5. 金属及び半導体のいずれか一方の性質を示す円筒形状の第1領域と、前記円筒形状が潰れた形状をし、前記金属及び半導体の他方の性質を示す第2領域と、を備え、チャネルが形成されるカーボンナノチューブと、
    前記カーボンナノチューブ上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に設けられたゲート電極と、
    を具備することを特徴とする電界効果トランジスタ。
  6. 前記第1領域が金属の性質を示す場合、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は前記第1領域上に設けられ、前記ゲート電極は前記第2領域上に設けられ、
    前記第1領域が半導体の性質を示す場合、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は前記第2領域上に設けられ、前記ゲート電極は前記第1領域上に設けられていることを特徴とする請求項5記載の電界効果トランジスタ。
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