JP2014056548A - 情報提供システム及び情報管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】位置情報の履歴に基づく効果的な情報を簡易にユーザに提供することができる。
【解決手段】情報管理サーバは、無線端末の位置情報と該無線端末のユーザに提供するコンテンツとを管理する情報管理サーバであって、前記無線端末の位置情報の履歴と店舗の位置情報とを記憶する記憶手段と、前記無線端末の位置情報の履歴と前記店舗の位置情報とに基づき、前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報提供システム及び情報管理サーバに関する。
従来、Webサイトの広告バナーの表示等には、ユーザが過去に検索や購入した商品やサービス等に基づき、そのユーザの嗜好に合った商品等に関する広告を表示するレコメンドシステムが利用されている。レコメンドシステムは、協調フィルタリングと呼ばれる推論手法が用いられており、例えば、同じサイトにアクセスした複数のユーザがいた場合、それらのユーザ間には類似性があると定義する。そして、そのうち一部のユーザが「ある商品」を購入した履歴がある場合は、類似性があるその他のユーザも「ある商品」に興味があると推定し、「ある商品」に関する広告をその他のユーザに表示する。したがって、ユーザにランダムに広告を表示するのでは広告宣伝の効果として非効率であるが、レコメンドシステムを用いることにより効率的にユーザに広告を表示することができる。
一方、特許文献1には、通信端末の処理履歴等に基づいて、現在の行動状態と、過去のコンテンツ利用実績とを共に考慮して、コンテンツをユーザに配信する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、ユーザに表示する広告は、インターネット上での仮想的な空間における行動(サイトアクセスや電子商取引等)の履歴に基づくものであって、ユーザの物理的な移動を伴う行動の履歴を反映することはできない。
また、特許文献1に記載の技術は、現在のある場所においてコンテンツが配信される場合、その場所を訪問している目的として考えられる様々な状況を判別したコンテンツを配信するものであるが、ユーザの過去又は現在の位置と場所(例えば店舗等)との関係性を判別した上でコンテンツを配信することはできないという課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、位置情報の履歴に基づく効果的な情報を簡易にユーザに提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、情報管理サーバは、無線端末の位置情報と該無線端末のユーザに提供するコンテンツとを管理する情報管理サーバであって、前記無線端末の位置情報の履歴と店舗の位置情報とを記憶する記憶手段と、前記無線端末の位置情報の履歴と前記店舗の位置情報とに基づき、前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段とを有する。
本発明の実施形態によれば、位置情報の履歴に基づく効果的な情報を簡易にユーザに提供することができる。
本発明の実施形態における情報提供システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置のハードウェア構成図の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報提供システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における信号フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態における通信装置の位置情報格納手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報管理サーバの位置情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報管理サーバの配信場所記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報管理サーバの位置情報履歴記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報管理サーバの店舗情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、位置情報により店舗の領域を指定する方法の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態における情報管理サーバのコンテンツ情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における提供されるコンテンツの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態において、情報管理サーバのコンテンツ提供手段が実行するコンテンツの選択処理の手順の一例を示すフローチャート図である 本発明の実施形態における情報提供システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態の第一の変形例において、情報管理サーバのコンテンツ提供手段が実行するコンテンツの選択処理の手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態の第一の変形例における提供されるコンテンツの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第二の変形例における情報提供システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第二の変形例における表示装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の第二の変形例において、情報管理サーバのコンテンツ提供手段が実行するコンテンツの選択処理の手順の一例を示すフローチャート図である。
〔第一の実施形態〕
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施形態における情報提供システム1の構成例を示す図である。図1に示されるように、情報提供システム1は、無線端末10と、通信装置20a、20b、・・・20n(それぞれを区別しない場合は「通信装置20」という。)と、ゲートウェイ装置30と、情報管理サーバ40とを有する。無線端末10と通信装置20とゲートウェイ装置30とは、IEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)等の無線ネットワーク97を介して、通信可能に接続されている。ゲートウェイ装置30と情報管理サーバ40とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク98を介して、通信可能に接続されている。無線端末10と情報管理サーバ40とは、アクセスポイント90を介して、IEEE802.11の通信規格に準拠する無線LAN等のネットワーク99により通信可能に接続されている。なお、無線ネットワーク97、ネットワーク98及びネットワーク99の通信方式は上記に限定されず、LANは有線又は無線の別を問うものではなく、各装置間の通信が可能であれば、例えば携帯電話通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。
本発明の実施形態における情報提供システム1とは、無線端末10の位置情報を管理する情報管理サーバ40が、無線端末10の位置情報の履歴と店舗の位置情報とに基づきコンテンツを選択し、その選択されたコンテンツを無線端末10に提供するシステムである。ここで、本発明の実施形態における位置情報とは、緯度、経度、建物の棟、建物の階数等を含む情報である。また、無線端末10の位置情報の履歴とは、現在及び過去における無線端末10の位置情報の時系列データである。また、店舗の位置情報とは、店舗の領域を示す位置情報である。また、コンテンツとは、例えば、店舗やその店舗で扱う商品等を広告する情報及び休憩する場所(休憩に適する飲食店等の店舗やベンチ等)を示す情報等を含む電子的な静止画又は動画等のデータである。情報提供システム1は、例えば、無線端末10のユーザがショッピングをする場面において、情報管理サーバ40によって管理される無線端末10のユーザが過去に訪れた店舗の情報に基づき、過去に多く訪れた店舗又はその店舗で扱う商品に関する情報等を、無線端末10のユーザに提供する。なお、情報提供システム1は、情報を表示させる対象をユーザが保持する無線端末10ではなく、例えば、デジタルサイネージのように無線端末10の近くに設置されているスクリーンやディスプレイ等としてもよい。なお、情報提供システム1は、ショッピングの場面の適用に限定されず、例えば、複数の会場(場所)を利用したセミナー等にも適用することができる。
無線端末10は、情報の表示機能や入力機能等を有するスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)等である。また、無線端末10は、ネットワーク99を介してデータを受信する通信機能を備える。また、無線端末10は、例えば通信装置20から送信される地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)規格に準ずる測位信号を、無線ネットワーク97を介して受信し、位置情報を取得する。そして無線端末10は、無線ネットワーク97を介して、受信した位置情報を、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信により情報管理サーバ40に送信する。なお、無線端末10は、例えば、能動的に電波を送信するアクティブタグの特徴を有してもよい。
通信装置20は、例えば部屋の天井等に固定され、固定された位置に係る位置情報を連続的又は断続的に送信する。通信装置20は、それぞれ独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作するか、あるいはLED蛍光管のような照明器具に組み込まれ、この照明器具から給電されて動作する。通信装置20は、自機が保持する位置情報を、無線信号により所定の範囲に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。通信装置20は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは、重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、何れか一つの通信装置20が決定できるよう構成される。図1の例では、通信装置20の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号IMESを用いることができる。また、通信装置20は無線端末10又はゲートウェイ装置30に対して位置情報以外のデータを送受信することもできる。
なお、無線端末10が通信装置20からの位置情報を受信した場合の動作は次のようになる。無線端末10が位置情報を受信すると、受信した位置情報と共に、例えばデバイスIDやMACアドレスのような機器を一意に識別する識別情報を含む情報を通信装置20へ送信する。本発明の実施形態では、無線端末10の識別情報として、IEEE802.15.4の短縮アドレスまたはIEEE拡張(MAC)アドレスを用いることができる。無線端末10から通信装置20へ送信された識別情報と位置情報とは、次に、隣接する通信装置20を経由して、ゲートウェイ装置30に送信される。なお、無線端末10における位置情報の送受信の動作は、無線端末10において予め定めた周期(例えば1分間周期)や無線端末10が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化が検出されたタイミングで行われる。
ゲートウェイ装置30は、無線ネットワーク97とネットワーク98とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置30は、例えば建物のフロア毎又は壁等で仕切られた部屋毎に設置される。無線ネットワーク97がIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)であり、ネットワーク98がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。また、無線端末10の識別情報がIEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づきIEEE拡張アドレスに変換し、情報管理サーバ40に送信する。
情報管理サーバ40は、無線端末10の位置情報を管理する位置情報管理機能、コンテンツ等を無線端末10に配信する情報通信機能等を有する。また、情報管理サーバ40は、最新の位置情報を随時更新する位置情報データベースと、無線端末10の識別情報(例えばMACアドレス)毎に現在及び過去の位置情報の時系列データが記憶される位置情報履歴データベースと、位置情報、店舗名及び店舗のカテゴリーが記憶される店舗情報データベースと、無線端末10のユーザに提供するコンテンツが記憶されるコンテンツ情報データベースとを有する。情報管理サーバ40は、これらのデータベースの情報に基づき、無線端末10のユーザに提供するコンテンツを選択し、その選択されたコンテンツを無線端末10に配信する。
なお、無線ネットワーク97が、上述したような無線端末10と通信装置20とゲートウェイ装置30とを接続する、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格によって構成されるPANである場合は、無線端末10はZigBee(登録商標)規格で定められるエンドデバイス機能を有し、通信装置20はルータ機能を有し、ゲートウェイ装置30はコーディネータ機能を有する。そして、無線端末10と通信装置20とは、起動時にゲートウェイ装置30の管理下に入り、PANを構成し、ゲートウェイ装置30への最小経路が決定される。
上述したように、情報提供システム1において、無線端末10は、最寄りの通信装置20と通信できるだけの電力を用いて、データを情報管理サーバ40に送信することができる。また、通信装置20を設置するための新たなインフラの敷設が不要であり、導入コストを低減することができる。
なお、通信装置20の位置情報は、IEEE802.11規格に準拠した無線LANを介して提供されてもよい。これにより、例えばIMESを用いた位置情報等を送信するための送信手段が不要となる。
また、無線端末10は、位置情報を送信した通信装置20よりさらに近傍にゲートウェイ装置30が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置30に送信してもよい。これにより、最短経路で識別情報と位置情報とを情報管理サーバ40に送信できる。
また、情報管理サーバ40に、ゲートウェイ装置30の機能を統合してもよい。これにより、ゲートウェイ装置30の設置が不要となる。
また、上述の位置情報に加えて、例えば部屋の中の区画を表す情報のような、より細かな位置を特定する情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
また、無線ネットワーク97は、例えばBluetooth(登録商標) LE、ANT、Z−Wave等の近距離無線通信を用いて構成されてもよい。これにより、多様な無線端末10の位置情報を管理することが可能となる。
また、ネットワーク98は、例えばインターネットのような、複数の種類のネットワークを含んでもよい。これにより、無線ネットワーク97と情報管理サーバ40との間の物理的な距離に関係なく、無線端末装置10の位置情報を管理することが可能となる。
[システム動作概要]
本発明の実施形態において、無線端末10の現在及び過去の位置情報の履歴に基づきコンテンツが選択され、情報管理サーバ40から無線端末10にコンテンツが配信されるまでの情報提供システム1の動作概要の一例を説明する。
(1)無線端末10は、通信装置20から定期的(例えば1分周期)に送信された位置情報を受信すると、受信した位置情報を、情報管理サーバ40に無線ネットワーク97を介して送信する。情報管理サーバ40は、受信した無線端末10の位置情報に基づき位置情報データベースを更新する。そして、情報管理サーバ40は、位置情報が更新される度、無線端末10の識別情報毎に更新時刻と位置情報とを対応付けて位置情報履歴データベースに記憶する。すなわち、この位置情報履歴データベースによって、無線端末10の現在及び過去に位置した場所や移動の経路を取得することができる。具体的には、例えば、無線端末10のユーザが過去に立ち寄った店舗に関係する情報(コンテンツ)を取得することができる。
なお、(1)の処理は、独立して動作し、継続して繰り返し実行される。
(2)無線端末10のユーザがある建物(例えばショッピングセンターのような商業施設等)に進入し、所定の位置において位置情報を更新する。ここで所定の位置とは、予め定められたコンテンツが情報管理サーバ40から無線端末10に配信される場所(以下、「配信場所」という。)である。すなわち、無線端末10が配信場所において位置情報を更新すると、情報管理サーバ40においてコンテンツの選択処理が実行される。
(3)情報管理サーバ40は、無線端末10からの配信場所に対応する位置情報を受信すると、位置情報履歴データベースと店舗情報データベースとを用いて過去に無線端末10のユーザが所定の回数以上又は過去に最も多く立ち寄った店舗に関する情報を検索する。そして、無線端末10のユーザが過去に所定の回数以上立ち寄った店舗又は店舗のカテゴリーに関係する情報(コンテンツ)を選択する。
(4)情報管理サーバ40は選択したコンテンツを、無線端末10にネットワーク99を介して配信する。
(5)無線端末10は、受信したコンテンツを自機の画面に表示する。
以上(1)〜(5)の動作により、情報提供システム1は、無線端末10の位置情報の履歴と店舗の領域を示す位置情報とに基づき、無線端末10に効果的なコンテンツを表示させることができる。
[ハードウェア構成]
図2、図3、図4、図5はそれぞれ、無線端末10、通信装置20、ゲートウェイ装置30、情報管理サーバ40のハードウェア構成の一例を示した図である。
<無線端末>
図2は、本発明の実施形態における無線端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。無線端末10は、CPU121、RAM122、ROM123、HDD124、近距離無線通信部125、測位信号受信部126、無線LAN通信部127、表示部128、入力部129及びバス130等を有する。
CPU121は、無線端末10の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM122は、CPU121のワークエリア等を構成する。ROM123は、CPU121が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD124は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等の記憶装置であって、無線端末10において表示するコンテンツが記憶される。近距離無線通信部125は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。測位信号受信部126は、通信装置20が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。無線LAN通信部127は、外部の装置とネットワーク99(アクセスポイント90)を介してIEEE802.11規格に準拠する無線LANにより通信するための装置である。なお、無線LAN通信部127に限らず、例えば携帯電話通信網による通信を可能とするインタフェース装置であってもよい。表示部128は、情報管理サーバ40から配信されたコンテンツを表示する装置であって、例えば液晶や有機EL(Electro Luminescence)のディスプレイである。入力部129は、ユーザの入力を受け付ける装置であって、例えば、表示部128と一体のタッチパネルやキーボードやマウス等である。バス130は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における無線端末10は、通信装置20から送信された測位信号から位置情報を取得し、この位置情報を、近距離無線通信部125を用いて情報管理サーバ40に送信することができる。そして、無線端末10は、無線LAN通信部127を用いて、情報管理サーバ40から送信されるコンテンツを受信し、そのコンテンツを表示部128に表示することができる。
なお、位置情報の送受信を行う近距離無線通信部125及び測位信号受信部126は、無線端末10の筐体外に備わっていてもよい。
なお、図2に示される無線端末10を構成する要素のうち、近距離無線通信部125及び測位信号受信部126を無線端末10の筐体の外に備え、無線端末10本体とは異なるハードウェアの機器として実装してもよい。
<通信装置>
図3は、本発明の実施形態における通信装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。通信装置20は、CPU221、RAM222、ROM223、近距離無線通信部224、測位信号送信部225及びバス226等を有する。
CPU221は、通信装置20の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM222は、CPU221のワークエリア等を構成する。ROM223は、CPU221が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。近距離無線通信部224は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部225は、無線端末10が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。具体的には、測位信号送信部508は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス226は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における通信装置20は、無線端末10が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、無線端末10と情報管理サーバ40との間の通信を中継することができる。
<ゲートウェイ装置>
図4は、本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置30のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ装置30は、CPU321、RAM322、ROM323、近距離無線通信部324、有線LAN通信部325及びバス326等を有する。
CPU321は、ゲートウェイ装置30の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM322は、CPU321のワークエリア等を構成する。ROM323は、CPU321が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。近距離無線通信部324は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。有線LAN通信部325は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインタフェースを含む装置である。バス326は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置30は、近距離無線通信ネットワークである無線ネットワーク97を構成することができる。また、ゲートウェイ装置30は、無線ネットワーク97と、ネットワーク98とを、相互に接続することができる。
<情報管理サーバ>
図5は、本発明の実施形態における情報管理サーバ40のハードウェア構成の一例を示した図である。情報管理サーバ40は、CPU421、RAM422、ROM423、HDD424、有線LAN通信部425、無線LAN通信部426、表示部427、入力部428及びバス429等を有する。
CPU421は、情報管理サーバ40の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM422は、CPU421のワークエリア等を構成する。ROM423は、CPU421が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD424は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等の記憶装置であって、無線端末10のユーザに提供するコンテンツ等の情報が記憶される。有線LAN通信部425は、例えばIEEE802.3規格に準拠するイーサネット(登録商標)により通信を行う装置であり、ネットワーク98を介してゲートウェイ装置30と通信するためのインタフェースである。無線LAN通信部426は、ネットワーク99(アクセスポイント90)を介してIEEE802.11規格に準拠する無線LANにより通信するための装置である。なお、無線LAN通信部127に限らず、例えば携帯電話通信網による通信を可能とするインタフェース装置であってもよい。無線LAN通信部426は、ネットワーク99を介して無線端末10にコンテンツを送信し、無線端末10から送信されるデータを受信するインタフェースである。表示部427は、例えば液晶や有機ELのディスプレイ等のユーザに情報を出力する装置である。入力部428は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス429は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における情報管理サーバ40は、無線端末10の位置情報の履歴、店舗の領域を示す位置情報及びコンテンツ等を記憶し、無線端末10に提供するコンテンツを送信することができる。
[機能構成]
図6は、本発明の実施形態における情報提供システム1の機能構成の一例を示す図である。無線端末10、通信装置20、ゲートウェイ装置30、情報管理サーバ40における各機能は、それぞれCPU121、CPU221、CPU321、CPU421がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
<無線端末>
本発明の実施形態において無線端末10は、位置情報通信I/F手段101、位置情報受付・更新要求手段102、記憶手段103、通信I/F手段104、コンテンツ受信手段105及び表示手段106等を有する。
位置情報通信I/F手段101は、近距離無線通信用の無線ネットワーク97を介して通信装置20から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報及び無線端末10の識別情報を通信装置20に送信する。図7は、無線端末10から通信装置20を介して情報管理サーバ40に送信される位置情報を含む信号のフォーマットの一例である。図7に示されるように、階数、緯度、経度、棟番号、識別情報の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビット、48ビットで表現され、IMES規格によって受信したメッセージの該当フィールドを繋げた形とする。階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。識別情報は例えばMACアドレスである。なお、識別情報は、MACアドレスに限定されるものではなく、デバイスID等であってもよい。通信方式として、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格が用いられる。
位置情報受付・更新要求手段102は、位置情報通信I/F手段101を介して位置情報通知信号を受け付けると、記憶手段103に受信した位置情報を記憶する。次いで、受信した位置情報と識別情報とを含む位置情報更新要求を、通信装置20を介して情報管理サーバ40に送信する。なお、位置情報受付・更新要求手段102が位置情報を情報管理サーバ40に送信する契機は任意である。送信契機は、例えば、通信装置20からの位置情報通知の受信時、無線端末10の電源の投入時、一定周期毎等である。
記憶手段103は、図2のRAM122、ROM123及びHDD124等が用いられ、無線端末10の識別情報、通信装置20から送信された位置情報通知に含まれる位置情報及び情報管理サーバ40から送信されたコンテンツのファイル等が記憶される。
通信I/F手段104は、無線LAN通信部127を制御し、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANであるネットワーク99を介してデータの送受信を行う。本発明の実施形態では、通信I/F手段104は、情報管理サーバ40から送信されたコンテンツを受信したりするインタフェースとして機能する。なお、通信I/F手段104が用いる通信規格は、IEEE802.11の通信規格に限らず、例えばIEEE802.3規格に基づくイーサネット(登録商標)によりデータ通信を行ってもよい。
コンテンツ受信手段105は、情報管理サーバ40から送信されたコンテンツを、通信I/F手段104を介して受け付けると、受信したコンテンツを記憶手段103に記憶するとともに、コンテンツが記憶されたアドレスを表示手段106に通知する。
表示手段106は、図2の表示部128であるユーザインタフェース画面に、ユーザに対する情報を表示出力する。本発明の実施形態において、表示手段106は、コンテンツ受信手段105から通知されたコンテンツが記憶されているアドレスに基づき、コンテンツを表示部128に表示する。
<通信装置>
本発明の実施形態において通信装置20は、位置情報格納手段201、位置情報通知手段202及び位置情報通信I/F手段203等を有する。
位置情報格納手段201は、通信装置20が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、階数(フロア)、建物の棟番号を表す情報が含まれる。図8は、本発明の実施形態における通信装置20の位置情報格納手段201が記憶する情報の一例を示す図である。図10に示されるように、位置情報格納手段201には、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟番号」等の項目が含まれる。「緯度」及び「経度」は、通信装置20の所在する位置の緯度及び経度を表す。「階数」は、通信装置20が設置される建物の階数を表す。「棟番号」は、通信装置20が設置される建物の棟番号や名称等を表す。図8の例において、通信装置20は、「Y」棟の「4」階であって、緯度が「35.5041」、経度が「139.6201」の地点に所在する。この位置情報は、予め、情報提供システム1の管理者等によって設定される。なお、位置情報には部屋の中の区画を表す情報のような追加の情報を含んでもよい。これにより、より詳細な位置管理が可能となる。
位置情報通知手段202は、位置情報格納手段201に格納された位置情報に基づき位置情報通知信号を生成し、無線端末10に送信する。位置情報通知信号は、例えば、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成される。また、位置情報通知の送信契機は任意であるが、一定周期(例えば、1分間隔)で送信する。
位置情報通信I/F手段203は、位置情報通知信号を無線端末10に送信し、また無線端末10から送信された位置情報及び識別情報が含まれたデータをゲートウェイ装置30に転送する。無線ネットワーク97にZigBee(登録商標)規格が用いられる場合、データ転送は通信装置20が保持するルーティング情報を用いて行われる。なお、位置情報通信I/F手段202は、位置情報以外のデータ転送を行うこともできる。
<ゲートウェイ装置>
本発明の実施形態において、ゲートウェイ装置30は、位置情報通信I/F手段301及び通信変換手段302等を有する。
位置情報通信I/F手段301は、通信装置20からのデータを受信すると、ゲートウェイ装置30が保持する情報管理サーバ40のアドレス情報(例えば、IPアドレス)に基づき、情報管理サーバ40に転送する。なお、情報管理サーバ40から通信装置20へ送信するルートの通信も可能である。
通信変換手段302は、無線ネットワーク97に属する無線端末10から受信したデータを、異なるネットワークであるネットワーク98に適合する形式に変換する。
<情報管理サーバ>
本発明の実施形態において、情報管理サーバ40は、位置情報通信I/F手段401、位置情報受付・管理手段402、位置情報記憶手段403、配信場所記憶手段404、位置情報履歴記憶手段405、店舗情報記憶手段406、コンテンツ情報記憶手段407、コンテンツ選択手段408、コンテンツ配信手段409及び通信I/F手段410等を有する。
位置情報通信I/F手段401は、例えばIEEE802.3規格に準拠するイーサネット(登録商標)によりゲートウェイ装置30とデータの送受信を行う。本発明の実施形態において、ゲートウェイ装置30から送信された無線端末10からの位置情報更新要求を受信すると、位置情報受付・管理手段402に通知する。なお、位置情報通信I/F手段401が用いる通信規格はIEEE802.3規格に限らず、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANを用いてもよい。
位置情報受付・管理手段402は、位置情報通信I/F手段401を介して受け付けた位置情報更新要求に基づき、無線端末10の識別情報に位置情報を対応付けて位置情報記憶手段403及び位置情報履歴記憶手段405に記憶する。また、位置情報更新要求に含まれる無線端末10の位置情報が、後述する配信場所記憶手段404に記憶される位置情報に含まれる場合、つまり無線端末10が、コンテンツを配信される領域(点を含む)である配信場所に位置する場合、コンテンツ選択手段408にコンテンツの選択処理の実行を要求する。
位置情報記憶手段403は、位置情報を識別情報と対応付けて記憶され、情報管理サーバ40が位置情報を受信する都度、更新(上書き)される。図9は本発明の実施形態における位置情報記憶手段403に記憶される情報の一例を示す図である。図9に示されるように、位置情報記憶手段403は、「識別情報」、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟」及び「受信日時」等が記憶される。「識別情報」は、無線端末10を一意に識別する識別情報であり、例えばMACアドレスである。「緯度」、「経度」、「階数」、「棟」は、無線端末10から送信された位置情報に含まれる情報である。「受信日時」は、位置情報受付・管理手段402が識別情報及び位置情報を受信した日時である。
配信場所記憶手段404は、無線端末10にコンテンツが配信される領域(点を含む)である配信場所に対応する位置情報を記憶する。図10は、本発明の実施形態において配信場所記憶手段404に記憶される情報の一例を示す図である。図10に示されるように、配信場所記憶手段404には、「配信場所ID」、「緯度」、「経度」、「階数」及び「棟」等の項目が含まれる。「配信場所ID」は、配信場所を識別する番号であり、配信場所記憶手段404において一意に割り当てられる番号である。なお、この配信場所記憶手段404に記憶される情報は、予め、情報提供システム1の管理者等によって設定され、随時、配信場所の追加、削除及び変更をすることができる。
位置情報履歴記憶手段405は、無線端末10の識別情報毎に無線端末10の現在及び過去の位置情報が時系列に記憶される。図11は、本発明の実施形態において位置情報履歴記憶手段405に記憶される情報の一例を示す図である。図11(a)は無線端末10のユーザAの位置情報履歴の構成例であって、位置情報履歴記憶手段405には、「識別情報」、「履歴ID」、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟」及び「受信日時」等の項目が含まれる。図11(b)は無線端末10のユーザBの位置情報履歴の構成例である。図11の例では、ユーザA及びユーザBの位置情報の履歴のテーブルが記憶されているが、位置情報履歴記憶手段405に記憶されるテーブルはこれら2ユーザのものに限らない。位置情報履歴記憶手段405には、情報管理サーバ40に位置情報を送信する無線端末10のユーザ毎に位置情報が記憶される。無線端末10のユーザを識別するのは、無線端末10の「識別情報」であって、例えばMACアドレス等である。また、「受信日時」は、位置情報記憶手段403(図9参照)に記憶される「受信日時」と同様に、位置情報受付・管理手段402が識別情報及び位置情報を受信した日時である。「履歴ID」は「受信日時」毎に、位置情報履歴記憶手段405において一意に履歴を識別する番号である。なお、位置情報履歴記憶手段405に記憶される情報は、位置情報受付・管理手段402によって無線端末10からの位置情報の更新の要求を受け付ける度に追加される。なお、位置情報履歴記憶手段405に記憶される履歴数は、情報管理サーバ40の記憶容量及び処理負荷等に応じて、一定数以下になるように制限する。
店舗情報記憶手段406は、店舗の領域を示す位置情報が記憶される。店舗の領域とは、緯度・経度により表される三つ以上の線分に囲まれた店舗の敷地を示す範囲であり、入居する建物(商業施設等)の棟及び階数によっても表される。図12は、本発明の実施形態において店舗情報記憶手段406に記憶される情報の一例を示す図である。図12に示されるように、店舗情報記憶手段406には、「店舗ID」、「店舗名」、「棟」、「階数」、「東端」、「西端」、「南端」、「北端」及び「店舗属性」等の項目が含まれる。「店舗ID」は、店舗を識別する番号であり、店舗情報記憶手段406において一意に割り当てられる番号である。「店舗名」は、店舗の名称であり、任意に設定可能である。「店舗属性」は、店舗の属する業種又は店舗が扱う商品やサービス等によって分類されるカテゴリーである。「店舗属性」は、例えば「衣料品」、「飲食店」、「書店」、「食料品」、「映画館」、「装飾品」、「靴」、「眼鏡」等である。なお、「店舗属性」の分類は任意であり、例えば、商品の価格帯や商品の対象とする性別や年齢等の要素によって、さらに細かく分類してもよい。これにより、無線端末10に配信するコンテンツを、より無線端末10のユーザの属性(性別、年齢等)に合わせ、選択することができる。「東端」及び「西端」は、店舗の領域の東側と西側との境界線を、経度(東経)で表したものである。「南端」及び「北端」は、店舗の領域の南側と北側との境界線を、緯度(北緯)で表したものである。すなわち、店舗の領域は、矩形で定義される。図13は、本発明の実施形態において、位置情報により店舗の領域を指定する方法の一例を示す概要図である。図13に示されるように、店舗名が「横浜A店」である店舗の領域は、
東端:139.6210
西端:139.6200
南端:35.5040
北端:35.5045
の四つの線分によって囲まれた範囲である。なお、図13に示されるように、店舗の領域を座標(経度,緯度)により特定された点を用いて表示してもよい。なお、本発明の実施形態においては、店舗の領域を緯度・経度による四つの線分又は四点に囲まれた領域として定義したが、この定義の方法に限らず、例えば、複数の緯度・経度を用いて、三つ以上の線分で囲まれた多角形等によって、店舗の領域を定義してもよい。なお、ある建物の棟・階に対応するフロアにおいて、店舗の領域に含まれない位置を通路と定義してもよい。これにより、位置情報履歴記憶手段405と店舗情報記憶手段406とに記憶される情報を用いて、無線端末10が店舗の領域内に位置するのか又は通路に位置するのかを特定することができる。
コンテンツ情報記憶手段407は、店舗属性に対応付けて無線端末10に提供されるコンテンツが記憶される。図14は、本発明の実施形態においてコンテンツ情報記憶手段407に記憶される情報の一例を示す図である。図14に示されるように、コンテンツ情報記憶手段407には、「店舗属性」、「コンテンツ」等の項目が含まれる。「店舗属性」は上述したように店舗の属する業種又は店舗が扱う商品やサービス等によって分類されるカテゴリーである。「コンテンツ」は、無線端末10に提供される情報である。図15は、本発明の実施形態において、無線端末10に提供されるコンテンツの一例を示す図である。図15の例では、店舗属性が「書店」である場合のコンテンツであり、書籍の最新情報等が掲載される。なお、コンテンツの内容は、例えば、特定の店舗、商品及びサービス等に関するものであって、情報提供システム1の管理者等が随時設定できる。また、コンテンツは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)形式で記述される。但し、コンテンツの形式は、HTMLに限らず、例えば、文字コードのみからなるテキスト形式であったり、静止画(JPEG(Joint Photographic Experts Group)等)や動画(MP4(Moving Picture Experts Group-4)等)であったりしてもよい。なお、コンテンツに対応する「店舗属性」の分類は任意であり、例えば、商品の価格帯や商品の対象とする性別や年齢等の要素によって、さらに細かく分類してもよい。これにより無線端末10のユーザの属性を詳細に反映したコンテンツの提供が可能となる。
コンテンツ選択手段408は、位置情報受付・管理手段402からコンテンツ選択処理の実行を要求されると、位置情報履歴記憶手段405、店舗情報記憶手段406及びコンテンツ情報記憶手段407を用いて、無線端末10に提供するコンテンツを読み出す。次いで、コンテンツ選択手段408は、読み出されたコンテンツの配信処理をコンテンツ配信手段409に要求する。なお、コンテンツ選択手段408により実行されるコンテンツの選択処理の詳細は、図16により後述する。
コンテンツ配信手段409は、コンテンツ選択手段408からのコンテンツの配信処理の要求を受け付けると、通信I/F手段410を介して、無線端末10に読み出されたコンテンツを配信する。
通信I/F手段410は、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANにより無線端末10とデータ通信を行う。本発明の実施形態において、通信I/F手段410は、無線端末10にコンテンツを送信する。なお、通信I/F手段410が用いる通信規格は、IEEE802.11規格に限らず例えばIEEE802.3規格に準拠するイーサネット(登録商標)であってもよい。
[処理手順(コンテンツ選択処理)]
本発明の実施形態において、情報管理サーバ40で無線端末10の位置情報の履歴に基づき、提供するコンテンツが選択され、無線端末10に配信されるまでの処理手順について説明する。
図16は、本発明の実施形態において、コンテンツ選択手段408によりコンテンツが選択される処理手順の一例を示すフローチャート図である。
S11:情報管理サーバ40の位置情報受付・管理手段402は、位置情報通信I/F手段401を介して無線端末10から送信された無線端末10の識別情報を含む位置情報を受信する。
S12:位置情報受付・管理手段402は、位置情報記憶手段403において受信した無線端末10の識別情報に対応する位置情報を更新(上書き)する。また、位置情報受付・管理手段402は、位置情報履歴記憶手段405において、受信した無線端末10の識別情報に対応する位置情報を追加する。
S13:位置情報受付・管理手段402は、受信した無線端末10の位置情報が、配信場所記憶手段404に記憶されている位置情報に含まれるか否かを判定する。ここで、受信した無線端末10の位置情報が、配信場所記憶手段404に記憶されている位置情報に含まれない場合(S13においてNO)、処理は終了する。一方、受信した無線端末10の位置情報が、配信場所記憶手段404に記憶されている位置情報に含まれる場合(S13においてYES)、無線端末10がコンテンツの配信場所に位置するため、位置情報受付・管理手段402は、コンテンツ選択手段408にコンテンツの提供処理の実行を要求する。なお、配信場所は、例えば建物(ショッピングセンター等)の入口や各店舗の入口等、ユーザの動線を考慮して設定される。
S14:コンテンツ選択手段408は、位置情報履歴記憶手段405に記憶された情報の中から無線端末10の識別情報に対応する履歴のデータを参照する。次いで、位置情報履歴記憶手段405に記憶される位置情報が、店舗情報記憶手段406に記憶される位置情報によって定義される店舗の領域内に含まれる場合は、その店舗名を一時的にRAM422等に記憶する。このようにして取得された店舗名が所定数(例えば10個)抽出されると、次の処理ステップS15が実行される。なお、店舗名を取得する所定数は任意であり、例えば情報処理サーバ40の処理負荷や位置情報履歴記憶手段405に記憶される履歴の数に応じて変更されるパラメータである。また、本発明の実施形態において、履歴は現在から過去に遡り、直近の情報が参照される。但し、履歴の対象とする期間は任意に設定可能である。
S15:コンテンツ選択手段408は、店舗情報記憶手段407から抽出した所定数の店舗名に対応する店舗属性を抽出する。次いで、コンテンツ選択手段408は、抽出した店舗属性のうち最も多い店舗属性を特定する。なお、店舗属性の特定は、最も多いものを特定する方法に限らず、例えば、予め定めた所定の回数以上検出された店舗属性を特定してもよい。また、店舗属性の特定にあたり、例えば、同日に複数回の店舗属性が検出された場合、その店舗属性を一回とカウントしてもよい。これにより、例えば位置情報の更新周期(契機)に依存することなく、無線端末10のユーザが実際に店舗を訪問した回数を適切に反映することが可能となる。
S16:コンテンツ選択手段408は、コンテンツ情報記憶手段407に記憶された情報の中から、特定された店舗属性に対応するコンテンツを選択する。次いで、コンテンツ選択手段408は、選択したコンテンツの配信処理をコンテンツ配信手段409に要求する。
S17:コンテンツ配信手段409は、読み出されたコンテンツを、通信I/F手段401(ネットワーク99)を介し、配信場所において位置情報を送信した無線端末10に配信する。なお、ネットワーク99が、IEEE802.11規格に準拠する無線LANである場合は、無線端末10のIPアドレスを宛先アドレスとしてコンテンツを送信する。無線端末10のIPアドレスの取得にあたっては、例えば、情報管理サーバ40からネットワーク98及び無線ネットワーク97を介して、無線端末10にネットワーク99経由での情報管理サーバ40への接続を促す要求をする。または、無線端末10から送信する位置情報更新要求に、無線端末10のIPアドレスを設定し送信してもよい。または、無線端末10の電子メールアドレスを予め取得し、コンテンツを電子メールアドレスに送信してもよい。
上述したステップS11〜S17の処理により、情報管理サーバ40は、無線端末10の位置情報の履歴に基づく、効果的なコンテンツを無線端末10に配信できる。
[動作手順]
本発明の実施形態における情報提供システム1の動作手順を説明する。
図17は、本発明の実施形態における情報提供システム1の動作手順を示すシーケンス図の一例である。
S101:通信装置20の位置情報通知手段202は、位置情報格納手段201から取得した位置情報を、位置情報通信I/F手段203を介しIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S102:無線端末10の位置情報受付・更新要求手段102は、周期的(例えば1分周期)に行われる位置情報の受信処理により、通信装置20から送信される位置情報を位置情報通信I/F手段101を介して受信する。なお、無線端末10が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。
S103:位置情報受付・更新要求手段102は、受信した位置情報を、記憶手段103に記憶する。
S104:位置情報受付・更新要求手段102は、記憶手段103に記憶された無線端末10の識別情報と受信した位置情報とを、位置情報通信I/F手段101を介し情報管理サーバ40の宛先アドレスに送信する。
S105:通信装置20の位置情報通信I/F手段203は、データの宛先アドレスと自機が保有するルーティングテーブルとに基づき、ゲートウェイ装置30に転送する。
S106:ゲートウェイ装置30の通信変換手段302は、位置情報通信I/F手段301が通信装置20からデータを受信すると、通信装置20から転送された無線ネットワーク97の通信方式(プロトコル)のデータを、ネットワーク98に適合する方式に変換する。
S107:ゲートウェイ装置30の位置情報通信I/F手段301は、通信変換手段301によって変換されたデータを、自機が保有する情報管理サーバ40のアドレス情報(例えばIPアドレス)に基づき、情報管理サーバ40に送信する。
S108:情報管理サーバ40の位置情報受付・管理手段402は、位置情報通信I/F手段401を介して受信した無線端末10の位置情報と識別情報とを対応付けて位置情報記憶手段403に記憶する(図9参照)。また、位置情報受付・管理手段402は、無線端末10の識別情報毎に位置情報と位置情報の受信日時を対応付けて位置情報履歴記憶手段405に記憶する(図11参照)。
上述したステップS101〜S108の手順により、情報管理サーバ40は、無線端末10の位置情報を取得し、現在及び過去の位置情報を管理することができる。なお、このステップS101〜S108の手順は繰り返し実行され、常時、無線端末10の最新の位置情報が更新される。
S109:位置情報受付・管理手段402は、ステップS108において受信した無線端末10の位置情報が、配置場所記憶手段404に記憶されている位置情報と一致するか否かを判定する。判定の結果、一致しない場合は、ステップS110以降の処理は実行されない。判定の結果、一致する場合は、ステップS110以降の処理が実行される。
S110:コンテンツ選択手段408は、位置情報履歴記憶手段405に記憶された情報の中から無線端末10の識別情報に対応する履歴の位置情報を参照する。次いで、その履歴の位置情報に基づき、店舗情報記憶手段406から店舗名を抽出する。この店舗名の抽出処理は、所定数(例えば10個)の店舗名が抽出されるまで実行される。
S111:コンテンツ選択手段408は、ステップS110で抽出された所定数の店舗名に対応する店舗属性を抽出する。次いで、その抽出された所定数の店舗属性のうち最多の店舗属性を特定する。
S112:コンテンツ選択手段408は、コンテンツ情報記憶手段407に記憶された情報の中から、特定された店舗属性に対応するコンテンツを選択すると、その選択したコンテンツの配信処理をコンテンツ配信手段409に要求する。
S113:コンテンツ配信手段409は、読み出されたコンテンツを、通信I/F手段401を介し、配信場所において位置情報を送信した無線端末10に配信する。
上述したように、本発明の実施形態によれば、無線端末10の位置情報の履歴を統計的に分析することにより、無線端末10のユーザの過去の行動(移動)を反映したコンテンツを、無線端末10に提供することができる。具体的には、例えば、ユーザが過去に訪れた店舗等の傾向に基づき、ユーザの物理的な移動の特性や趣味、嗜好を効果的に反映した情報を簡易にユーザに提供することができる。
[第一の変形例]
本発明の実施形態の第一の変形例における情報提供システム1は、無線端末10の位置情報の履歴に基づき、休憩を要する又は休憩をしていない可能性が高い無線端末10のユーザに対し、休憩の場所等が示された休憩情報(コンテンツ)を提供する。
第一の変形例における情報提供システム1のシステム構成、各装置のハードウェア構成及び機能構成は、本発明の実施形態の場合の構成(図1〜6参照)と同じである。
以下に、本発明の実施形態の第一の変形例の処理手順を説明する。
[処理手順(コンテンツ選択処理)(第一の変形例)]
図18は、本発明の実施形態の第一の変形例において、コンテンツ選択手段408によりコンテンツが選択される処理手順の一例を示すフローチャート図である。なお、図16に示される本発明の実施形態のフローチャート図と同一の処理については、同一ステップ番号を付与する。
情報管理サーバ40では、無線端末10からの位置情報を受信し(S11)、受信した位置情報を位置情報記憶手段403及び位置情報履歴記憶手段404に記憶する(S12)。
S21:情報管理サーバ40のコンテンツ選択手段408は、予め定めた位置情報の履歴を検索する検索周期(例えば、30分周期)が経過するか又は情報提供システム1の管理者等による位置情報の検索要求を受け付ける。
S22:コンテンツ選択手段408は、無線端末10の位置情報履歴記憶手段405に記憶された情報を参照する。なお、ステップS22以降の処理は、現在時刻から所定の時間内に位置情報が更新(受信)された無線端末10を対象に実行される。
S23:コンテンツ選択手段408は、位置情報履歴記憶手段405に記憶された情報において、無線端末10の現在(最新)の位置情報を抽出する。次いで、コンテンツ選択手段408は、店舗情報記憶手段406に記憶された情報の中から、抽出された現在の位置情報に対応する店舗名に対応する店舗属性が、休憩場所である「飲食店」であるか否かを判定する。すなわち、無線端末10に休憩情報を提供するにあたり、現在、休憩している可能性が高い無線端末10を休憩情報の提供対象から除外する。現在の位置情報に対する店舗属性が「飲食店」である場合(S23においてYES)、休憩情報を提供するための処理は終了する。一方、現在の位置情報に対する店舗属性が「飲食店」でない所定の場所である場合(S23においてNO)、休憩情報を提供するための処理は継続され、ステップS24の処理が実行される。なお、第一の変形例では、休憩場所の一例として「飲食店」を挙げたが、休憩場所は「飲食店」に限定されず、任意に設定可能である。
S24:コンテンツ選択手段408は、無線端末10が現在の位置と同一の建物(商業施設等)に進入後、所定の時間が経過しているか否かを判定する。すなわち、無線端末10に休憩情報を提供するにあたり、移動し続けていたり、立ち続けていたりするユーザを休憩情報の提供対象とする。具体的な処理として、まず、コンテンツ選択手段408は、位置情報履歴記憶手段405から、現在の位置情報の受信日と同日のデータを参照する。次いで、その同日のデータにおいて、現在の位置情報(棟)と同じ位置情報(棟)に対応する最も古い受信日時を抽出する。そして、コンテンツ選択手段408は、現在の位置情報の受信日時と、抽出した最も古い受信日時との差が所定の時間以上であるか否かを判定する。ここで、所定の時間とは、例えば1時間である。但し、所定の時間は、1時間に限らず、任意に設定可能である。また、所定の時間の経過の算出処理にあたり、例えば、ある建物への進入後、休憩場所(例えば、飲食店)に滞在していた場合は、その休憩場所から移動したときの位置情報の受信日時を、所定の時間を算出する基点としてもよい。所定の時間が経過していない場合(S24においてNO)、休憩情報を提供するための処理は終了する。一方、所定の時間が経過している場合(S24においてYES)、休憩情報を提供するための処理は継続され、ステップS25の処理が実行される。
S25:コンテンツ選択手段408は、コンテンツ情報記憶手段407から、休憩情報を示すコンテンツを読み出す。図19は、本発明の実施形態の第一の変形例におけるコンテンツの内容の一例を示す図である。図19に示されるように、休憩情報には、休憩が可能な店舗(例えば飲食店等)や休憩所(例えばベンチの設置場所等)に関する情報が含まれる。
ステップS25の処理が終了すると、コンテンツ配信手段409は、読み出された休憩情報のコンテンツを通信I/F手段410を介し、無線端末10に送信する(S17)。
上述したように、本発明の実施形態の第一の変形例によれば、情報提供システム1は、無線端末10の位置情報の履歴に基づき、休憩を要する又は休憩をしていない可能性が高い無線端末10のユーザに対し、休憩の場所等が示された休憩情報(コンテンツ)を提供できる。
[第二の変形例]
本発明の実施形態の第二の変形例について説明する。図20は、本発明の実施形態の第二の変形例における情報提供システム1のシステム構成の一例を示す図である。第二の変形例における情報提供システム1は、コンテンツを表示可能な表示装置50a、50b、・・・50n(それぞれを区別しない場合は「表示装置50」という。)をさらに含む。表示装置50と通信装置20とゲートウェイ装置30とは、IEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN等の無線ネットワーク97を介して、通信可能に接続されている。表示装置50と情報管理サーバ40とは、アクセスポイント90を介して、IEEE802.11の通信規格に準拠する無線LAN等のネットワーク99により通信可能に接続されている。なお、無線ネットワーク97及びネットワーク99の通信方式は上記に限定されず、LANは有線又は無線の別を問うものではなく、例えば携帯電話通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。また、情報管理サーバ40は、表示装置50の位置情報を管理する。
第二の変形例の情報提供システム1では、情報管理サーバ40から表示装置50にコンテンツが配信される。具体的には、無線端末10が配信場所において位置情報を情報管理サーバ40に送信すると、情報管理サーバ40は無線端末10の位置に最も近い場所に設置された表示装置50にコンテンツを送信する。これにより、無線端末10にコンテンツの表示機能を必要としなくなり、またコンテンツを表示装置50が備える大画面で閲覧できる。
表示装置50のハードウェア構成の一例を図21に示す。図21に示されるように、表示装置50は、CPU421、RAM522、ROM523、HDD524、近距離無線通信部525、測位信号受信部526、無線LAN通信部527、表示部528及びバス529等を有する。それぞれのハードウェア要素は、図2に示される無線端末10のハードウェア要素と同じである。表示装置50は、例えば、液晶や有機EL等のようなディスプレイや投影画像を表示するプロジェクタである。
以下に、本発明の実施形態の第二の変形例の処理手順を説明する。
[処理手順(コンテンツ提供処理)(第二の変形例)]
図22は、本発明の実施形態の第二の変形例において、コンテンツ選択手段408によりコンテンツが選択される処理手順の一例を示すフローチャート図である。なお、図16に示される本発明の実施形態のフローチャート図と同一の処理については、同一ステップ番号を付与する。また、図22の初期状態において、位置情報記憶手段403には、予め表示装置50の位置情報及び識別情報が記憶されている。
図22に示される第二の変形例の処理手順において、ステップS11〜S16の処理は図16に示される本発明の実施形態の処理手順と同じである。
第二の実施形態では、コンテンツ選択手段408によるコンテンツの選択(S16)後、無線端末10の現在の位置情報に最も近い場所に位置する表示装置50が抽出される(S16a)。具体的には、コンテンツ選択手段408は、位置情報受付・管理手段402に、無線端末10の現在の位置情報に最も近い場所の位置情報を有する表示装置50を、位置情報記憶手段403から抽出させる。但し、抽出する表示装置50は、例えば、無線端末10と表示装置50との位置情報(緯度・経度・階数・棟)を比較し、無線端末10の位置を中心とした場合、所定の半径(例えば半径3メートル)以内に設置された表示装置50を選択するようにしてもよい。これにより、無線端末10のユーザから実際に視認可能な範囲内の表示装置50に限定して表示させることができる。
次いで、コンテンツ配信手段409は、コンテンツ選択手段408によって選択されたコンテンツを、ステップS16aにおいて抽出した表示装置50に、通信I/F手段410を介して送信する。
上述したように、本発明の実施形態の第二の変形例によれば、情報提供システム1は、無線端末10の現在の位置に最も近い(又は所定の範囲内に位置する)表示装置50に、コンテンツを配信することができる。これにより、例えば、無線端末10が表示機能及び無線LAN等の通信機能を備えないアクティブタグである場合であっても、表示装置50にコンテンツを表示することが可能となる。
[その他の変形例]
なお、本発明の実施形態において、情報管理サーバ40は、無線端末10等の位置情報を記憶する位置情報記憶手段403と、位置情報履歴記憶手段405と、コンテンツ情報記憶手段405とを有したが、例えば、位置情報を管理する装置と、コンテンツを選択や管理する装置とに分けてもよい。この場合、位置情報を管理する装置(位置情報管理サーバ)は、情報管理サーバ40の有する機能のうち、少なくとも位置情報通信I/F手段401、位置情報受付・管理手段402及び位置情報記憶手段403を有する。そして、コンテンツを提供する装置(情報提供サーバ)は、それ以外の機能を有する。この構成によって、位置情報管理サーバと情報提供サーバとの設置場所には依存せず、例えば位置情報管理サーバは建物毎に設置するといった柔軟な接続構成とすることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 情報提供システム
10 無線端末
20 通信装置
30 ゲートウェイ装置
40 情報管理サーバ
50 表示装置
102 位置情報受付・更新要求手段
105 コンテンツ受信手段
106 表示手段
402 位置情報受付・管理手段
403 位置情報記憶手段
404 配信場所記憶手段
405 位置情報履歴記憶手段
406 店舗情報記憶手段
407 コンテンツ情報記憶手段
408 コンテンツ選択手段
409 コンテンツ配信手段
特開2009−169843号

Claims (10)

  1. 無線端末の位置情報と該無線端末のユーザに提供するコンテンツとを管理する情報管理サーバであって、
    前記無線端末の位置情報の履歴と店舗の位置情報とを記憶する記憶手段と、
    前記無線端末の位置情報の履歴と前記店舗の位置情報とに基づき、前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段とを有する情報管理サーバ。
  2. 前記コンテンツ選択手段は、前記無線端末が所定の回数以上検出された店舗に関係するコンテンツを選択する請求項1記載の情報管理サーバ。
  3. 前記コンテンツ選択手段は、前記無線端末が所定の場所において連続して所定の時間以上経過した場合、前記無線端末に休憩情報を含むコンテンツを提供する請求項1記載の情報管理サーバ。
  4. 前記コンテンツ選択手段は、前記無線端末の位置情報が、予め定めた領域の位置情報に含まれる場合、前記コンテンツを選択する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報管理サーバ。
  5. 前記情報管理サーバは、前記コンテンツを表示する表示装置の位置情報を管理し、
    前記コンテンツ提供手段は、前記無線端末に最も近い場所に位置する前記表示装置に、前記コンテンツを配信する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報管理サーバ。
  6. 前記情報管理サーバが管理する前記位置情報は、自機が設置された場所の位置情報を所定の範囲内に送信する通信装置の位置情報に基づく請求項1乃至5のいずれか一項に情報管理サーバ。
  7. 前記通信装置は、地上補完信号を用いて前記位置情報を送信する請求項6記載の情報管理サーバ。
  8. 無線端末と、該無線端末の位置情報及び該無線端末のユーザに提供するコンテンツを管理する情報管理サーバとを有する情報提供システムであって、
    前記無線端末は、
    当該無線端末の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、
    前記情報管理サーバは、
    前記無線端末から通知された前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記無線端末の位置情報の履歴と店舗の位置情報とを記憶する記憶手段と、
    前記無線端末の位置情報の履歴と前記店舗の位置情報とに基づき、前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段とを有する情報提供システム。
  9. 前記コンテンツ選択手段は、前記無線端末が所定の回数以上検出された店舗に関係するコンテンツを選択する請求項8記載の情報提供システム。
  10. 前記コンテンツ選択手段は、前記無線端末が所定の場所において連続して所定の時間以上経過した場合、前記無線端末に休憩情報を含むコンテンツを提供する請求項8記載の情報提供システム。
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