JP2014056479A - ブラウザー装置、ブラウザープログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置 - Google Patents

ブラウザー装置、ブラウザープログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェブデータを取得するために要する時間のキャッシュアウトによる延長を防止することができるブラウザー装置、ブラウザー装置プログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】アプリケーションサーバー102は、MFP100にアプリケーションプログラムを送信して、登録を要求する。MFP100は、アプリケーションプログラムを受信すると、静的データは専用キャッシュ記憶領域に保存し、動的データはRAMに保存する。MFP100のユーザーがアプリケーションプログラムを起動すると、MFP100は、専用キャッシュ記憶領域からアプリケーションプログラムの静的データを読み出し、動的データはアプリケーションサーバー102から取得して、アプリケーションプログラムを起動する。
【選択図】図12

Description

本発明は、ブラウザー装置、ブラウザープログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置に関し、特に、ウェブデータの取得に要する時間を短縮する技術に関する。
近年、インターネットを介したアプリケーションプログラムの購入が広く行われるようになっており、画像形成装置の分野においても、所謂サードパーティによるネットワークを介したアプリケーションプログラムの提供が実用に供されつつある。これによって、画像データの管理プログラムや画像処理プログラム等、多様なアプリケーションが廉価に提供され、ユーザーにとっての画像形成装置の利便性が更に高められることが期待される。
ネットワークを介したアプリケーションプログラムの提供は、今日のブラウザープログラムの普及度を考慮すれば、ブラウザープログラムを用いて行うのが最も効率的である。
また、アプリケーションプログラムはデータ量が多く、ネットワークを介して提供しようとすると、送受信に少なからず時間を要する。特に、画像形成装置は、広帯域な通信環境が必ずしも確保されないので、送受信に要する時間が長くかかる恐れがある。このため、アプリケーションプログラムを利用するたびにウェブサーバーに送信を要求すると、アプリケーションプログラムを起動するまでの待ち時間が常に長くなってしまう。
一般的に、ウェブデータを取得するまでの待ち時間を短縮する方策として、キャッシュメモリーが利用されている。しかしながら、キャッシュメモリーは一般的にLRU(Least Recently Used)アルゴリズムによって管理されており、キャッシュメモリーにアプリケーションプログラムを保存しても、その後、別のウェブデータを受信することによって、アプリケーションプログラムがキャッシュメモリーから削除されてしまう可能性がある。このため、アプリケーションプログラムを取得するまでの待ち時間を確実に短縮することができない。
また、画像形成装置は、パーソナルコンピューター等と比較してコスト上の制約が厳しく、キャッシュメモリーサイズを大きくすることが難しい。このためキャッシュデータが削除され易く、起動時間が長くなりがちである。
このような問題に対して、例えば、取得する頻度が高いウェブデータほど優先順位を高くして、キャッシュメモリーに保存されているウェブデータのうち優先順位の低いウェブデータから削除する技術が提案されている(特許文献1を参照)。このような従来技術によれば、頻繁に利用するアプリケーションプログラムについては優先順位が高くなるので、キャッシュメモリーから削除され難くなり、起動までの待ち時間を高い頻度で短縮することができる。
特開2009−110216号公報
しかしながら、上記従来技術においては、優先順位が高くてもキャッシュメモリーから削除される順番を遅らせることができるというだけで、キャッシュメモリーからの削除を防止できる訳ではない。例えば、アプリケーションプログラム以外のウェブデータをキャッシュメモリーが一杯になるまで取得すると、当然、アプリケーションプログラムはキャッシュメモリーから削除されてしまうので、次のアプリケーションプログラムの起動に時間がかかってしまう。
このため、ウェブデータのキャッシュアウトによる取得時間の延長をさらに短縮する技術が求められている。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、ウェブデータを取得するために要する時間のキャッシュアウトによる延長を防止することができるブラウザー装置、ブラウザー装置プログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るブラウザー装置は、URLの指定を受け付け、当該URLに係るウェブデータを取得するブラウザー装置であって、URLの登録を受け付ける登録手段と、登録されたURLに係るウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータを削除することなく、新たに取得したウェブデータを記憶する専用キャッシュメモリーと、登録されていないURLからウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータ量に応じて、既に記憶しているウェブデータの一部または全部を削除してから、新たに取得したウェブデータを記憶する汎用キャッシュメモリーと、指定されたURLに係るウェブデータが専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとの何れかに記憶されている場合には、専用キャッシュメモリーまたは汎用キャッシュメモリーから当該ウェブデータを取得する取得手段と、を備えることを特徴とする。
このようにすれば、URLが登録されたウェブデータは、専用キャッシュメモリーに記憶されて削除されず、常にキャッシュヒットするので、取得時間を確実に短縮することができる。また、URLが登録されていないウェブデータは汎用キャッシュメモリーに記憶されるので、キャッシュヒットした場合には取得時間が短縮される。
したがって、例えば、アプリケーションプログラムのようにデータサイズの大きいウェブデータや、所謂お気に入りに登録されたウェブページのようにアクセス頻度が高いウェブデータを登録して、専用キャッシュメモリーに記憶すれば、これらウェブデータの取得時間を確実に短縮することができる。
また、頻繁にアクセスするウェブデータを登録した結果、頻繁にはアクセスしないウェブデータばかりが汎用キャッシュメモリーに登録されることになれば、汎用キャッシュメモリーが一杯になり難いので、登録されていないウェブデータについても汎用キャッシュメモリーから削除され難くなって取得時間を短縮することができる。
この場合において、前記登録手段は、ネットワークを介して他の装置から前記URLの登録を受け付けても良く、前記他の装置は、前記登録を受け付けたURLに係るウェブデータの取得先ウェブサーバー装置とすれば更に好適である。なお、当該ウェブサーバー装置は、当該ブラウザー装置に対してURLを登録する手順を実行できなければならない。この機能を有する点において、当該ウェブサーバー装置は、一般的なウェブサーバー装置から区別される。
また、前記専用キャッシュメモリーは、前記登録の受付に合わせて、前記他の装置から前記ウェブデータを取得して、記憶すれば、アプリケーションプログラムの1回目の起動に先立って、当該アプリケーションプログラムのウェブデータが専用キャッシュメモリーに記憶されるので、1回の起動時間も確実に短縮することができる。
また、前記登録手段は、前記他の装置から登録を受け付けるのに先立って、認証を行う認証手段と、前記認証に失敗した装置からの登録を却下する登録却下手段と、を備えても良い。無条件に他の装置から登録を受け付けると、例えば、コンピューターウィルスを含むウェブデータが登録されるおそれがある等、ブラウザー装置のセキュリティ管理上、問題を生じるおそれがある。このため、登録を受け付けるのに先立って、認証を行うのが望ましい。
また、複数のユーザーのログインを受け付けるログイン受付手段を備え、前記登録手段は、前記複数のユーザー間で共通して、前記登録を受け付け、前記専用キャッシュメモリーは、前記複数のユーザー間で共通して、前記ウェブデータを保持すれば、複数のユーザー個別に専用キャッシュメモリーを設ける場合と比較して、ブラウザー装置の記憶領域を節約できる。また、複数のキャッシュメモリーそれぞれに対してウェブデータを記憶させる必要が無いので、URLを登録する手間も省くことができる。
また、前記汎用キャッシュメモリーは、前記複数のユーザーそれぞれに対応して個別に設ければ、共通の汎用キャッシュメモリーを設ける場合とは異なって、ブラウザー装置のユーザー毎にアクセスするURLが違っている際に、何れかのユーザーのアクセスによって他のユーザーがアクセスしたいURLのウェブデータがキャッシュアウトする問題を解消することができる。
また、前記専用キャッシュメモリーが記憶するウェブデータは、前記新たに取得したウェブデータのうち、逐次的に更新されない静的データのみとしても良い。逐次的に更新される動的データは、URLにアクセスするたびに取得すべきだからである。
また、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係るブラウザー装置を備えた画像形成装置であって、前記他の装置は、画像形成装置の機能に関するアプリケーションプログラムをウェブデータとして提供するサーバー装置であり、前記登録手段は、前記サーバー装置からURLの登録を受け付けることを特徴とする。
本発明に係るブラウザープログラムは、専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとを有するコンピューターに、URLの指定を受け付けさせ、当該URLに係るウェブデータを取得させるブラウザープログラムであって、URLの登録を受け付ける登録ステップと、登録されたURLからウェブデータを取得した場合に、専用キャッシュメモリーに記憶しているウェブデータを削除することなく、新たに取得したウェブデータを専用キャッシュメモリーに記憶させる専用キャッシュ記憶ステップと、登録されていないURLからウェブデータを取得した場合に、汎用キャッシュメモリーに記憶されているウェブデータ量に応じて、既に汎用キャッシュメモリーに記憶されているウェブデータの一部または全部を削除してから、新たに取得したウェブデータを汎用キャッシュメモリーに記憶させる汎用キャッシュ記憶ステップと、指定されたURLに係るウェブデータが専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとの何れかに記憶されている場合には、専用キャッシュメモリーまたは汎用キャッシュメモリーから当該ウェブデータを取得する取得ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とする。このようにすれば、本発明に係るブラウザー装置としてコンピューターを動作させることができるので、本発明に係るブラウザー装置の上記のような効果を得ることができる。
本発明に係るブラウザーシステムは、ウェブデータを保持するウェブサーバー装置と、URLの指定を受け付けて、当該URLに係るウェブデータを取得するブラウザー装置とを、ネットワークを介して接続したブラウザーシステムであって、前記ブラウザー装置は、ウェブデータの取得先のURLの登録を受け付ける登録手段と、登録されたURLからウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータを削除することなく、新たに取得したウェブデータを記憶する専用キャッシュメモリーと、登録されていないURLからウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータ量に応じて、既に記憶しているウェブデータの一部または全部を削除してから、新たに取得したウェブデータを記憶する汎用キャッシュメモリーと、指定されたURLに係るウェブデータが専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとの何れかに記憶されている場合には、専用キャッシュメモリーまたは汎用キャッシュメモリーから当該ウェブデータを取得する取得手段と、を備え、前記ウェブサーバー装置は、前記ブラウザー装置に前記URLの登録を要求する登録要求手段を備えることを特徴とする。このようにしても、本発明に係るブラウザー装置の上記のような効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るブラウザーシステムの構成を示す。 ブラウザーシステム1を構成するMFP100の構成を示す。 MFP100を構成する制御部200のハードウェア構成を示す。 制御部200のソフトウェア構成を示す。 オペレーティングシステム410の主要なディスパッチ処理を示すフローチャートである。 ブラウザーシステム1を構成するアプリケーションサーバー102のハードウェア構成を示す。 アプリケーションサーバー102のソフトウェア構成を示す。 MFP100にアプリケーションプログラムを登録する際の動作を示すシーケンス図である。 アプリケーション管理プログラム700の動作を示すフローチャートである。 APIプログラム401の動作を示すフローチャートである。 操作パネル201の表示画面を例示する図であって、(a)はブラウザー画面を示し、(b)はアプリケーション画面を示す。 MFP100のユーザーがアプリケーションプログラム404を起動した際の動作を示すシーケンス図である。 アプリケーションプログラム404の起動時のブラウザープログラム400の動作を示すフローチャートである。 ブラウザープログラム400が管理するデータ構造を例示する図である。 ウェブページをお気に入りに登録する処理を示すフローチャートである。 お気に入りに登録されたウェブページを表示する処理を示すフローチャートである。 ブラウザープログラム400が管理する汎用キャッシュ記憶領域のデータ構造を例示する図である。 本発明の変形例に係るブラウザープログラム400の主要な動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るブラウザー装置、ブラウザープログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]ブラウザーシステムの構成
まず、本発明の実施の形態に係るブラウザーシステムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るブラウザーシステムの主要な構成を示す図である。図1に示されるように、ブラウザーシステム1は、複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)100をLAN(Local Area Network)101を介してアプリケーションサーバー102や管理端末103に接続した構成をとっており、LAN101はインターネット110にも接続されている。
MFP100にはブラウザープログラムが搭載されており、LAN101及びインターネット110を介してウェブサーバー111からウェブデータを取得するブラウザー装置として機能することができる。また、管理端末103は、MFP100の動作を管理する。例えば、個々のMFP100の印刷枚数やトナー残量、不具合発生の有無などを監視したり、後述のように、アプリケーションサーバー102に対してMFP100へのアクセスを指示したりする。
アプリケーションサーバー102は、後述のように、管理端末103から指示を受けると、MFP100にアプリケーションプログラムをウェブデータとして登録する。登録されたアプリケーションプログラムは、MFP100のユーザーがブラウザープログラムを用いて起動し、利用する。これによって、MFP100の多様な利用形態が実現し、ユーザーの利便性が向上する。
[2]MFP100の構成
次に、MFP100の構成について説明する。
MFP100はプリンター機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能を兼ね備えた画像形成装置であって、図2に示されるように、MFP100はスキャナー部210、プリンター部211及び給紙部212を備えている。スキャナー部210は、自動用紙搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)を備えており、複数枚の原稿を1枚ずつ搬送しながら原稿を読み取って、画像データを生成する。
プリンター部211は制御部200、操作パネル201及びプリンターエンジン202を備えている。制御部200は、スキャナー部210から画像データを受け付けたり、LAN101やファクシミリ回線を経由してPC(Personal Computer)やファクシミリ装置等、他の装置と画像データを送受信したりする。このようにして取得された画像データに基づいて、プリンターエンジン202は、制御部200の制御下、給紙部212から供給された記録シート上にトナー画像を形成する。
制御部200は、操作パネル201を介して、ユーザーから指示を受け付けたり、ユーザーに対して情報を表示したりする。特に、制御部200は、ブラウザープログラムを実行して、ユーザーが指定したURLから取得したウェブデータを表示したり、アプリケーションプログラムを実行したりする。
[3]制御部200の構成
次に、制御部200の構成について、先ずハードウェア構成について説明し、その後、ソフトウェア構成について説明する。
(3−1)制御部200のハードウェア構成
図3は、制御部200の主要なハードウェア構成を示す図である。図3に示されるように、制御部200は、CPU(Central Processing Unit)300、ROM(Read Only Memory)301、RAM(Random Access Memory)302、HDD(Hard Disk Drive)303、NIC(Network Interface Card)304及びファクシミリモデム305を備えており、これらは内部バス306によって相互接続されている。CPU300は、電源を投入されるとROM301からブートプログラムを読み出して起動した後、HDD303からオペレーティングシステム(OS: Operating System)やブラウザープログラム等のプログラムを読み出し、RAM302を作業用の記憶領域として動作する。ROM301は不揮発性メモリである。RAM302は揮発性メモリであっても良い。
NIC304は、CPU300の制御の下、LAN101やインターネット110を介して他の装置と通信するためのもので、例えば、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける下位4層のプロトコル処理を実行する。ファクシミリモデム305は、CPU300の制御の下、ファクシミリ回線を介して他の装置とファクシミリ通信し、受信したファクシミリデータはプリンターエンジン202によって印刷される。
操作パネル201は、液晶表示パネル(LCD: Liquid Crystal Display)310、タッチパネル311及びハードキー312を備えており、これらはローカルバス313を介して制御部200の内部バス306に接続されている。操作パネル201は、制御部200の制御の下、液晶表示パネル310にてユーザーへの情報表示を行う。また、液晶表示パネル310の表面にはタッチパネル311が配設されており、液晶表示と連動してユーザーの指示入力を受け付ける。また、操作パネル201は、ハードキー312によってもユーザーの指示入力を受け付けて、指示内容に応じた入力信号を制御部200へ出力する。
制御部200の内部バス306には、スキャナー部210、プリンターエンジン202及び給紙部212もまた接続されており、制御部200の制御を受けて動作する。
(3−2)制御部200のソフトウェア構成
図4は、制御部200の主要なソフトウェア構成を示す図である。図4に示されるように、制御部200には、オペレーティングシステム(例えば、Linux(Linus Torvalds氏の登録商標))410が搭載されており、当該オペレーティングシステム410上でブラウザープログラム400やAPI(Application Program Interface)プログラム401、CGI(Common Gateway Interface)処理プログラム402、ウェブサーバープログラム403等が実行される。ブラウザープログラム400は、URL(Universal Resource Locator)にて指定された取得先からウェブデータを取得して表示や実行をする。
(3−2−1)オペレーティングシステム410
オペレーティングシステム410にはデバイスドライバーとして、通信ドライバー420やHDDドライバー421、操作パネルドライバー422、スキャナードライバー423、プリンタードライバー424等が組み込まれている。オペレーティングシステム410は、デバイスドライバーからの入力を受け付けるとブラウザープログラム400やAPIプログラム401等に処理を割り振ったり(ディスパッチ処理)、ブラウザープログラム400等の出力を対応するデバイスドライバーに受け渡したりする等、プログラムの実行を管理する。
図5は、オペレーティングシステム410の主要なディスパッチ処理を示すフローチャートである。図5に示されるように、オペレーティングシステム410は、通信ドライバー420にてウェブサーバー111からウェブデータを受信したり(S501:YES)、操作パネルドライバー422にて操作パネル201を用いたMFP100のユーザーからのアプリケーションプログラムの起動指示(後述)やウェブページの表示指示を受け付けたりすると(S502:YES)、ブラウザープログラム400に処理させる(S503)。
また、通信ドライバー420にてアプリケーションサーバー102からアプリケーション登録指示(後述)を受信した場合には(S504:YES)、APIプログラム401に処理させる(S505)。そして、ブラウザープログラム400やAPIプログラム401による処理が終了したら、ステップS501へ進んで上記の処理を繰り返す。なお、他の入力等のイベント発生時にもオペレーティングシステム410は、対応するプログラムに処理させる。
(3−2−1)ブラウザープログラム400
ブラウザープログラム400は、一般的なブラウザープログラムと同様に、操作パネル201にてユーザーからウェブページの指定を受け付けて、当該ウェブページを表示したり、お気に入りに登録したりする。また、後述するように、専用キャッシュ記憶領域に記憶されたアプリケーションプログラムを起動するためにも用いられる。
(3−2−2)APIプログラム401
APIプログラム401は、他の装置からネットワークを介してMPF100を利用できるようにするプログラムであって、他の装置内の画像データを指定して印刷を行ったり、MFP100がスキャンして生成した画像データを他の装置に転送したりする等の機能を実現する。特に、APIプログラム401は、アプリケーションサーバー102からアプリケーションプログラム404の提供を受け付けて、ブラウザープログラム400をユーザーインターフェースとしてアプリケーションプログラム404をユーザーに利用させる。この場合において、CGI処理プログラム402を利用して、アプリケーションプログラム404を実行しても良い。
(3−2−3)CGI処理プログラム402
CGI処理プログラム402は、後述するウェブサーバープログラム403からの要求に従ってCGIプログラムを実行する。
(3−2−4)ウェブサーバープログラム403
ウェブサーバープログラム403は、LAN101等のネットワークを介してMFP100に対する処理要求を受け付けるためのインターフェースを提供する。
(3−2−5)アプリケーションプログラム404
アプリケーションプログラム404は、例えば、MFP100でスキャンにより生成した画像データをサードベンダーのウェブサーバーに保存して、ファイル形式を変換するような場合に利用される。アプリケーションプログラム404のユーザーインターフェースは、例えば、C言語を用いてプログラムすることもできるが、HTML(Hyper Text Markup Language)を用いて作成すれば手間が少なく、簡単である。
(3−2−6)デバイスドライバー
通信ドライバー420は、NIC304やMODEM305を制御し、HDDドライバー421はHDD303を制御する。操作パネルドライバー422は操作パネル201、すなわち、液晶表示パネル310、タッチパネル311及びハードキー312の入出力を制御する。スキャナードライバー423は、スキャナー部210を制御して原稿を読み取り、画像データを生成させる。プリンタードライバー424は、プリンターエンジン202を制御して、画像形成を実行させる。
[4]アプリケーションサーバー102の構成
次に、アプリケーションサーバー102の構成について説明する。アプリケーションサーバー102は所謂ウェブサーバーとしてアプリケーションプログラムをMFP100に提供する。また、アプリケーションサーバー102は、後述のように、管理端末103から許可を受けて、MFP100にアプリケーションプログラムを登録することができる。
(4−1)アプリケーションサーバー102のハードウェア構成
図6は、アプリケーションサーバー102の主要なハードウェア構成を示す図である。図6に示されるように、アプリケーションサーバー102は、CPU600、ROM601、RAM602、HDD603、NIC604、液晶表示パネル605、キーボード606及びマウス607を備えており、これらは内部バス608によって接続されている。CPU600は、電源を投入されるとROM601からブートプログラムを読み出して起動した後、HDD603からオペレーティングシステムやウェブサーバープログラム等のプログラムを読み出し、RAM602を作業用の記憶領域として動作する。
NIC604は、CPU600の制御の下、LAN101やインターネット110を介して他の装置と通信するためのもので、例えば、OSI参照モデルにおける下位4層のプロトコル処理を実行する。
アプリケーションサーバー102は、ウェブサーバーとしてLAN101を介したウェブデータの送信を行うため、通常は使用されないが、保守管理用に液晶ディスプレイ605、キーボード606及びマウス607を備えている。キーボード606やマウス607はUSB(Universal Serial Bus)インターフェースで接続しても良い。
(4−2)アプリケーションサーバー102のソフトウェア構成
図7は、アプリケーションサーバー102の主要なソフトウェア構成を示す図である。図7に示されるように、アプリケーションサーバー102には、オペレーティングシステム710が搭載されており、当該オペレーティングシステム710上でアプリケーション管理プログラム700やウェブサーバープログラム701等が実行される。オペレーティングシステム710にはデバイスドライバーとして、NICドライバー720やHDDドライバー721等が組み込まれている。通信ドライバー720はNIC304を制御し、HDDドライバー721はHDD303を制御する。
[5]管理端末103の構成
管理端末103は、ハードウェア構成もソフトウェア構成もアプリケーションサーバー102と概ね同様である。ただし、ソフトウェア構成に関しては、アプリケーション管理プログラム700に代えて、アプリケーションサーバー102に対してアプリケーションプログラムの登録を指示するために用いられるアプリケーション登録指示プログラムを備えている。また、ウェブサーバープログラム701についても必須ではない。
[6]ブラウザーシステム1の動作
次に、ブラウザーシステム1の動作について説明する。
ブラウザーシステム1においては、アプリケーションサーバー102が提供するアプリケーションプログラムをMFP100からブラウザープログラム400を用いて利用することができる。このアプリケーションプログラムの利用に要する待ち時間を短縮するためにブラウザーサーバー102はMFP100にアプリケーションプログラムを登録する。
(6−1)アプリケーションプログラムの登録
図8は、MFP100にアプリケーションプログラムを登録する際の、ブラウザーシステム1を構成するMFP100、アプリケーションサーバー102及び管理端末103の動作を示すシーケンス図である。図8に示されるように、MFP100にアプリケーションプログラムを登録する際には、まず、管理端末103からアプリケーションサーバー102に対して、アプリケーション登録指示が送信される。このアプリケーション登録指示には、MFP100にアプリケーションプログラムを登録するための登録鍵情報が添付されている。
アプリケーションプログラムは1つまたは複数のウェブデータからなっており、ウェブデータにはそれぞれURLが対応付けられている。アプリケーションプログラムを構成するウェブデータには静的データと動的データとがあり、静的データとは画像データやJavaScript(Sun Microsystems Inc.の登録商標)ファイル、アイコン、CSS(Cascading Style Sheets)等、アプリケーションプログラムのバージョンアップ時を除いて変更されることのないデータをいう。また、動的データとは静的データ以外のデータである。
アプリケーションサーバー102は、管理端末103からアプリケーション登録指示を受け付けると、MFP100にアプリケーションを登録するための登録鍵情報が添付されているのを確認してから、引き続いてMFP100に登録鍵情報とアプリケーションプログラムとを送信して、アプリケーションプログラムの登録を要求する。
MFP100のブラウザープログラム400は、ウェブデータを保存するキャッシュ記憶領域としてHDD303上に専用キャッシュ記憶領域と汎用キャッシュ記憶領域とを管理している。
お気に入りに登録されたURLから取得したウェブデータ(ウェブページ)については後述するように削除されない専用キャッシュ領域に記憶する。またその一方で、お気に入りに登録されていないURLから取得したウェブデータについては、汎用キャッシュ領域に記憶する。汎用キャッシュ領域においては、領域の記憶容量に応じて通常と同様のLRUアルゴリズム等によるキャッシュ処理を行うものであり、以下においては詳細な説明は省略する。
ブラウザープログラム400は、アプリケーションサーバー102から登録鍵情報とアプリケーションプログラムとを受信すると、登録鍵情報を確認する。登録鍵情報が正しければ、ブラウザープログラム400はアプリケーションプログラムのうち静的データを専用キャッシュ記憶領域に保存する。また、アプリケーションプログラムのうち動的データは(専用キャッシュ記憶領域及び汎用キャッシュ記憶領域の何れでもない)RAM302上の記憶領域に一時的に保存される。
ここで、ウェブデータ毎に静的データであるか動的データであるかはアプリケーションサーバー102が指定しても良い。具体的には、アプリケーションサーバー102は、ウェブデータを送信する際に、個々のウェブデータに対して静的データであるか動的データであるかを示す情報を添付しても良いし、別途、ウェブデータの一覧にデータの種別を表示したテーブルを送信しても良い。
なお、アプリケーションプログラムを登録する際に、アプリケーションサーバー102はアプリケーションプログラムを構成するウェブデータのうち静的データのみを送信し、動的データについてはURLのみを送信するのが望ましい。このようにすれば、アプリケーションプログラムの送信によるネットワーク負荷や処理負荷を軽減することができる。
図9は、アプリケーション管理プログラム700の動作を示すフローチャートである。図9に示されるように、アプリケーション管理プログラム700は、管理端末103からアプリケーション登録指示を受信すると(S901:YES)、アプリケーション登録指示が正しいか確認する。この場合において、登録すべきアプリケーションプログラムの指定の有無、アプリケーションプログラムを登録すべきMFP100の指定の有無、及びMFP100にアプリケーションプログラムを登録するための登録鍵情報の有無が確認され、何れか1つでも欠けているときには正しくないと判定される。アプリケーション登録指示が正しくない場合には(S902:NO)、指示不正を管理端末103に返信する(S903)。
この場合において、アプリケーション管理プログラム700は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)に従ってアプリケーション登録指示を受け付けても良く、この場合において、アプリケーション管理プログラム700は所定のポート番号で特定されるTCPサーバープログラムとしてTCPコネクションのオープンを受け付けた後、アプリケーション登録指示を受信する。TCPコネクションのオープンやクローズは管理端末103側のプログラムが実行する。
アプリケーション登録指示が正しい場合には(S902:YES)、アプリケーション登録指示において指定されたMFP100へアプリケーション登録要求を送信する(S904)。このアプリケーション登録要求には、指定されたアプリケーションプログラムと登録鍵情報とが添付される。この場合においてもTCPを採用しても良く、MFP100側をTCPサーバーとして、アプリケーション管理プログラム700がTCPクライアントとして所定のポート番号を指定してTCPコネクションのオープンを要求し、TCPコネクションが確立されたら、アプリケーション登録要求を送信すれば良い。
続いて、アプリケーション管理プログラム700は、タイマーに所定の応答監視時間をセットし(S905)、その後、MFP100から登録成功を受信したら(S906:YES)、MFP100とのTCPコネクションを切断して、当該アプリケーション登録指示に関して登録成功をログデータとして記録すると共に(S909)、管理端末103に確認応答を返信する(S910)。
また、MFP100からアプリケーション登録失敗を受信した場合や(9807:YES)、MFP100から応答がないままタイムアウトが発生した場合には(S908:YES)、MFP100とのTCPコネクションを切断すると共に、当該アプリケーション登録指示に関して登録失敗をログデータとして記録する(S911)。
ログデータとして記録した登録結果については、例えば、管理端末103からの問い合わせに応じて通知しても良い。この場合において、アプリケーション登録指示どうしを区別するために通信通番等のID(identifier)を管理端末103から受け付けてログデータとして記録しておき、管理端末103からの問い合わせの際に併せて受け付けたIDに対応するログ内容を管理端末103に応答しても良い。
タイムアウトが発生していない場合には(S908:NO)、ステップS906に進んで上記の処理を繰り返す。また、ステップS910、S911の処理の後にはステップS901に進んで上記の処理を繰り返す。
図10は、APIプログラム401の動作を示すフローチャートである。図10に示されるように、APIプログラム401は、アプリケーションサーバー102からアプリケーション登録指示を受信すると(S1001:YES)、登録鍵情報が添付されているかを確認する。登録鍵情報が添付されていたら(S1002:YES)、登録鍵情報が有効性を確認する認証処理を行う。登録情報が添付されていない場合や(S1002:NO)、登録鍵情報の有効性が確認されない場合には(S1003:NO)、アプリケーションサーバー102にアプリケーション登録失敗を返信する(S1004)。
上述のように、APIプログラム401は、TCPサーバーとしてアプリケーション登録要求を受け付けても良い。この場合において、APIプログラム401は所定のポート番号で特定され、コネクションのオープンを受け付けた後、アプリケーション登録要求を受信する。
登録鍵情報の有効性が確認されたら(S1003:YES)、受信したアプリケーションプログラムのうち静的データを専用キャッシュ記憶領域に保存し(S1005)、お気に入りに登録する(S1006)。お気に入りの登録は、アプリケーションプログラムを構成する静的データや動的データのURLを記録したお気に入りデータをお気に入り記憶領域に保存することによってなされる。
なお、本実施の形態においては、アプリケーションプログラムをお気に入りに登録(つまり「URLが登録される」)する際に、併せて、操作パネル201のブラウザー画面にショートカットキーを表示する。表示した以降は、ユーザーは当該ショートカットキーをタッチすることによってアプリケーションプログラムを起動する。図11は、操作パネル201の表示画面を例示する図であって、(a)はブラウザー画面を示し、(b)はアプリケーション画面を示す。
図11(a)に示されるように、ブラウザー画面1100においては、ファックス、スキャン及びコピーのようなMFP100本来の機能を起動するためのショートカットキー1101〜1103に加えて、アプリケーションプログラムを起動するためのショートカットキー1104、1105が表示されている。ショートカットキー1104、1105はAPIプログラム401が登録したものである。アプリケーションプログラムを起動するためのショートカットキーには、後述のように、当該アプリケーションプログラムのお気に入りデータが対応付けられている。
例えば、ショートカットキー1104がタッチされると、アプリケーションプログラム1のお気に入りデータが参照され、必要な静的データや動的データを取得することによって、アプリケーションプログラムが起動されて、アプリケーション画面1110が表示される。図11(b)に示されるように、アプリケーション画面1110には、アプリケーションプログラムを動作させるための操作入力を受け付けるためのボタン等が表示される。
APIプログラム401は、最後に、アプリケーション登録成功をアプリケーションサーバー102に返信して(S1007)、処理を終了する。
(6−2)アプリケーションプログラム404の起動
図12は、MFP100のユーザーが登録されたアプリケーションプログラム404を起動した際のMFP100及びアプリケーションサーバー102の動作を示すシーケンス図である。図12に示されるように、MFP100のユーザーがブラウザープログラム400の表示画面からアプリケーションプログラム404を起動すると、ブラウザープログラム400は、専用キャッシュ記憶領域を参照して、アプリケーションプログラム404の静的データが保存されていれば取得する。また、動的データについては、アプリケーションサーバー102のウェブサーバープログラム701に対して、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従って、動的データを要求する。ウェブサーバープログラム701は、要求に応じて動的データを返信する。
なお、図8から図10の説明においては、アプリケーションプログラム404をMFP100に登録する際に、当該アプリケーションプログラム404に関する静的データを専用キャッシュ領域に保存する例を示したが、これに限られず、登録時に保存した静的データから変更、増加があれば静的データの差分のデータあるいは全データを再度取得して、専用キャッシュ記憶領域に保存するようにしても良い。
図13は、アプリケーションプログラム404の起動時のブラウザープログラム400の動作を示すフローチャートである。図13に示されるように、ブラウザープログラム400は、操作パネル201にてユーザーからアプリケーションプログラム404の起動を指示されると(S1301:YES)、アプリケーションプログラム404を起動するために動的データが必要か否かを確認する。
具体的には、図11(b)に示されるように、ブラウザー画面1100に表示されるアプリケーションプログラムのショートカットキー1104、1105がタッチされると、図14に示されるように、ショートカットキー記憶領域が参照される。ショートカットキー記憶領域には、ショートカットキーの個数(「ショートカットキー個数」)と、個々のショートカットキーに関するショートカットキーデータ(「ショートカットキーデータ」)と、が記憶される。
「ショートカットキーデータ」には、それぞれブラウザー画面1100における矩形状のショートカットキーの「始点座標」(x1,y1)、「終点座標」(x2,y2)及びショートカットキーに対応するお気に入りデータの登録名称(「お気に入りデータ登録名称」)が格納されている。なお、「始点座標」と「終点座標」とは、x1<x2、かつ、y1<y2、となる矩形領域(ショートカットキー)の頂点の座標である。
ユーザーのタッチが検出されると、タッチされた座標(x,y)が「始点座標」と「終点座標」の間に入る「ショートカットキーデータ」の有無が検索される。すなわち、x1≦x≦x2、かつ、y1≦y≦y2、となる「ショートカットキーデータ」の有無が検索される。条件に適合する「ショートカットキーデータ」が発見されると、当該ショートカットキーがタッチされたと判断されるので、次に述べるように、当該ショートカットキーに対応する「お気に入りデータ登録名称」を有するお気に入りデータが参照される。
お気に入り記憶領域には、お気に入りデータを管理するために用いられるお気に入り管理データが格納されている。お気に入り管理データは、お気に入り記憶領域に記憶されているお気に入りデータの個数(「お気に入りデータ個数」)が記憶されている。また、お気に入りデータ毎に、「お気に入りデータ登録名称」と当該お気に入りデータを記憶した領域の先頭アドレス(「お気に入りデータポインター」)との組がお気に入り管理データに記憶されている。
お気に入りデータには、タッチされたショートカットキーに対応するアプリケーションプログラムを起動するために必要な静的データの個数(「静的データ個数」)、静的データのURL(「静的データURL」)、動的データの個数(「動的データ個数」)及び動的データのURL(「動的データURL」)が記録されている。これらのうち、静的データについては、専用キャッシュ記憶領域から「静的データURL」によって特定される静的データが読み出される。また、動的データについては、アプリケーションサーバー102から取得される。
なお、専用キャッシュ記憶領域には、静的データを記憶すると共に、静的データを管理するための専用キャッシュ管理データが記憶されている。専用キャッシュ管理データには、専用キャッシュ記憶領域のサイズ(「専用キャッシュサイズ」)、専用キャッシュ記憶領域に記憶されている静的データの個数(「静的データ個数」)、及び静的データ毎にURL(「静的データURL」)、サイズ(「静的データサイズ」)及び当該静的データを記憶した領域の先頭アドレス(「静的データポインター」)が格納されている。専用キャッシュ記憶領域から静的データを読み出す際には、まず、お気に入りデータに格納されている「静的データURL」に一致する「静的データURL」を専用キャッシュ管理データにおいて検索する。そして、発見した「静的データURL」に対応する「静的データポインター」に示される記憶領域から、「静的データサイズ」分だけデータを読み出すことによって静的データを得ることができる。
さて、アプリケーションサーバー102から動的データを取得するための遅延時間を考慮すれば、静的データよりも先に動的データの取得を試みるのがアプリケーションプログラムの起動時間を短縮する上で好適である。このため、図13に示されるように、まず、お気に入りデータの動的データ個数を参照して、アプリケーションプログラムに動的データが含まれていれば(S1302:YES)、アプリケーションサーバー102に動的データを要求する(S1303)。言うまでも無く、この要求は、当該アプリケーションプログラムに含まれるすべての動的データについて行われる。
その後、静的データの個数だけ当該静的データを専用キャッシュ記憶領域から読み出す(S1304)。静的データは、アプリケーションプログラムの登録時に専用キャッシュ記憶領域に記憶されるので、当該アプリケーションプログラムのショートカットキーが登録されていれば、確実に専用キャッシュ記憶領域から読み出すことができる。
次に、アプリケーションサーバー102に要求した動的データをすべて受信したか否かを確認して、受信していなければ(S1305:NO)、受信していない動的データの受信を待つ。動的データをすべて受信したら(S1305:YES)、必要なデータがすべて取得できたと判断されるので、アプリケーションプログラムを実行する(S1306)。アプリケーションプログラムの実行を終了したら(S1307:YES)、ステップS1301に進んで、次のアプリケーションプログラムの起動指示を待つ。
このようにすれば、アプリケーションプログラムの起動時に静的データを確実に専用キャッシュ記憶領域から読み出すことができる。したがって、従来技術のように静的データがキャッシュメモリーからキャッシュアウトするおそれが無いので、確実にアプリケーションプログラムの起動時間を短縮することができる。
本実施形態においては、静的データは、MFPの機能に関連するアプリケーションプログラムを提供する特定のアプリケーションサーバー102に関するデータを保存するものであり、アプリケーションサーバー102、及びアプリケーションプログラムの数、内容は管理端末103等で管理可能なものである。また、各アプリケーションプログラムにおいて専用キャッシュ記憶領域に保存される静的データのサイズについても管理あるいは見積もることが可能である。
このため、専用キャッシュ記憶領域に保存されるデータサイズの総量は予め推定することができるので、専用キャッシュ記憶領域の容量は、データ溢れが生じないように、予め十分な容量を確保している。
[7]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、予め登録したアプリケーションプログラムの起動時間を、専用キャッシュ記憶領域を用いて確実に短縮する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、これに加えて、お気に入りに登録されたウェブページについても静的データを専用キャッシュ記憶領域に保存することによって、ウェブページの表示時間を短縮しても良い。
図15は、ウェブページをお気に入りに登録する処理を示すフローチャートである。図15に示されるように、ブラウザープログラム400は、操作パネル201の液晶表示パネル310に表示中のウェブページのお気に入り登録要求をユーザーから受け付けると(S1501:YES)、当該ウェブページのウェブデータのうち静的データを専用キャッシュ記憶領域に保存する(S1502)。静的データを専用キャッシュ記憶領域に保存する手順は、アプリケーションプログラムの静的データを保存する場合と同様である。
静的データの保存を完了したら、お気に入りに登録する(S1504)。具体的には、お気に入り記憶領域のお気に入り管理データの「お気に入りデータ個数」を1だけ増加させると共に、お気に入り登録要求の際にユーザーが指定した明瞭をお気に入り名称を「お気に入りデータ登録名称」として記憶し、「お気に入りデータポインター」に新たなお気に入りデータの先頭アドレスを記憶する。新たなお気に入りデータには、静的データの「静的データ個数」や「静的データURL」、及び動的データの「動的データ個数」や「動的データURL」が保存される。
その後、ステップS1501に進んで上の処理を繰り返す。
図16は、お気に入りに登録されたウェブページを表示する処理を示すフローチャートである。図16に示されるように、ブラウザープログラム400は、お気に入りに登録されたウェブページへのアクセス指示を受け付けると(S1601:YES)、お気に入り記憶領域のお気に入り管理データを参照して、指定されたウェブページの「お気に入りデータポインター」を読み出し、お気に入りデータを参照する。
お気に入りデータの「動的データ個数」が0でなければ、ウェブページに動的データが含まれていると判断されるので(S1602:YES)、当該動的データの「動的データURL」を用いてウェブサーバー111に送信を要求する(S1603)。また、お気に入りデータの「静的データ個数」を参照して、0でなければ、ウェブページに静的データが含まれていると判断されるので(S1604:YES)、専用キャッシュ記憶領域から静的データを読み出す(S1605)。
その後、ウェブサーバー111に要求した動的データをすべて受信したら(S1606:YES)、液晶表示パネル310にウェブページを表示して(S1607)、ステップS1601に進み、上の処理を繰り返す。なお、ウェブサーバー111から受信した動的データや静的データを液晶表示パネル310に表示する際には、先に受信したものから順に表示しても良い。
このようにすれば、お気に入りに登録されたウェブページについても表示に要する時間を短縮することができる。
(2)上記変形例においてはお気に入りに登録されたウェブページを表示する場合について説明したが、お気に入りに登録されていないウェブデータについては、通常と同様のキャッシュ処理を行っても良い。
即ち、操作パネル201にて受け付けたユーザー指示に従って、登録されていないウェブページにアクセスした場合には、当該ウェブページに係る静的データはすべて汎用キャッシュ記憶領域に記憶する。具体的には、図17に示されるように、静的データを汎用キャッシュ記憶領域に保存すると共に、汎用キャッシュ管理データにその静的データのURL、データサイズ及び保存領域の先頭アドレス(静的データポインター)を保存し、更に、汎用キャッシュ管理データの「静的データ個数」を保存した静的データの数だけ増加させる。
なお、汎用キャッシュ管理データの「静的データサイズ」の合計が「汎用キャッシュサイズ」を超える場合には、最後に参照した時期が最も古い静的データから順に消去して、新たな静的データの保存に必要な記憶領域を確保する。また、消去した静的データに係る「静的データURL」、「静的データサイズ」及び「静的データポインター」も汎用キャッシュ管理データから消去し、更に、消去した静的データの数だけ「静的データ個数」を減少させる。その後、新たな静的データを保存する。具体的な処理は、専用キャッシュ記憶領域に静的データを保存する場合と同様である。
また、登録されていないウェブページにアクセスする際には、当該ウェブページに係る静的データが汎用キャッシュ記憶領域に記憶されているかを確認して、記憶されていれば、ウェブサーバー111にアクセスすることなく、記憶されている静的データを用いてウェブページを表示する。また、当該静的データが汎用キャッシュ記憶領域に記憶されていない場合には、ウェブサーバー111に要求して当該静的データを取得する。
このようにすれば、登録されていないウェブページについても取得に要する時間を短縮することができる。登録されていないアプリケーションプログラムについても同様である。
(3)上記実施の形態においては特に言及しなかったが、MFP100が複数のユーザーによって共用される場合には、複数のユーザー間で専用キャッシュ記憶領域を共用する一方、汎用キャッシュ記憶領域についてはユーザー個別に設けるのが望ましい。当該ユーザー間でアクセスするウェブページが異なっていても、汎用キャッシュ記憶領域を分けておけば、他のユーザーのアクセスによるウェブデータのキャッシュアウトを防止できるからである。なお、複数のユーザーは、例えば、ログイン名によって区別される。
また、同一のMFP100を利用する複数のユーザーに対して個別に、MFP100が有する複数の機能のうち何れを利用できるかを制限しても良く、アプリケーションプログラムについても利用の可否をユーザー毎に指定しても良い。この指定は、管理端末103から行っても良いし、アプリケーションサーバー102が行っても良い。
(4)上記実施の形態においては、APIプログラム401にてアプリケーション登録要求を受け付ける場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えてブラウザープログラム400にてアプリケーション登録要求を受け付けても良い。
図18は、本変形例に係るブラウザープログラム400の主要な動作を示すフローチャートである。図18に示されるように、本変形例に係るブラウザープログラム400は、MFP100のユーザーから操作パネル201にてウェブページのお気に入り登録を指示されたら(S1801:YES)、お気に入り登録処理を実行する(S1802)。お気に入り登録処理の内容は、図15に示した通りである。
また、ブラウザープログラム400は、MFP100のユーザーから操作パネル201にてウェブページの参照指示を受け付けると(S1803:YES)、指示されたURLからウェブデータを取得して、操作パネル201にウェブページを表示するウェブページ表示処理を実行する(S1804)。なお、ウェブページがお気に入り登録されている場合には、図16に示すようにして、ウェブデータを取得する。
アプリケーションサーバー102からアプリケーション登録指示を受け付けたら(S1805:YES)、アプリケーション登録処理が実行される(S1806)。アプリケーション登録処理の内容は、図10に示した通りである。更に、操作パネル201にてアプリケーション起動指示を受け付けると(S1807:YES)、ブラウザープログラム400は、アプリケーション起動処理を実行する(S1808)。アプリケーション起動処理の内容は、図13に示した通りである。
本変形例のようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(5)上記実施の形態においては、アプリケーションサーバー102からアプリケーション登録要求を受け付ける際に、併せてアプリケーションサーバー102からアプリケーションプログラムに係るウェブデータを受信する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、管理端末103はアプリケーションサーバー102に代えてMFP100に対してアプリケーション登録指示を送信し、MFP100は当該アプリケーション登録指示に対して確認応答を管理端末103に返信した後、アプリケーションサーバー102にアプリケーションプログラムの送信を要求しても良い。アプリケーションサーバー102からアプリケーションプログラムを受信すると、MFP100は自らアプリケーションプログラムの登録処理を実行する。
このようにすれば、管理端末103からアプリケーションサーバー102に送信するMFP100に関する情報を少なくすることができるので、アプリケーションサーバー102がサードベンダーから提供されている場合のMFP100のセキュリティ保護をより確かにすることができる。
(6)上記実施の形態においては特に言及しなかったが、MFP100のオペレーティングシステム410がHDD303上でファイルシステムを管理している場合には、専用キャッシュ記憶領域としてフォルダー(以下、「専用キャッシュフォルダー」という。)を用いても良い。専用キャッシュフォルダーには専用キャッシュ管理データを格納したファイル(以下、「専用キャッシュ管理ファイル」という。)が格納される。また、専用キャッシュ管理ファイルにて管理される静的データは、当該URL名をファイル名とするファイル(以下、「静的データファイル」という。)として専用キャッシュフォルダーに格納される。
汎用キャッシュ記憶領域についても同様に、汎用キャッシュ記憶領域に対応する汎用キャッシュフォルダー、汎用キャッシュ管理データに対応する汎用キャッシュ管理ファイル、静的データに対応する静的データファイルが用いられる。
お気に入り記憶領域についても同様に、お気に入りフォルダーが用意され、お気に入り管理データに対応するお気に入り管理ファイルが用いられる。また、お気に入りデータは、お気に入りデータ登録名称をファイル名とするお気に入りファイルとして、お気に入りフォルダーに格納される。
(7)上記実施の形態においては、MFP100に本発明に係るブラウザープログラム400を搭載する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、複合機に代えて、プリンター装置や複写装置、ファクシミリ装置のような単機能機に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。また、複合機と単機能機との何れの画像形成装置であっても、モノクロ機であるかカラー機であるかに関わらず本発明の効果を得ることができる。
(8)本発明は、本発明に係るブラウザープログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体としても良い。かかる記録媒体には、磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)、COMPACTFLASH(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等が含まれる。
本発明に係るブラウザー装置、ブラウザープログラム、ブラウザーシステム及び画像形成装置は、ウェブデータの取得に要する時間を短縮する技術として有用である。
1………ブラウザーシステム
100…MFP
102…アプリケーションサーバー
103…管理端末
111…ウェブサーバー
200…制御部
201…操作パネル
310…液晶表示パネル
400…ブラウザープログラム

Claims (11)

  1. URLの指定を受け付け、当該URLに係るウェブデータを取得するブラウザー装置であって、
    URLの登録を受け付ける登録手段と、
    登録されたURLに係るウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータを削除することなく、新たに取得したウェブデータを記憶する専用キャッシュメモリーと、
    登録されていないURLからウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータ量に応じて、既に記憶しているウェブデータの一部または全部を削除してから、新たに取得したウェブデータを記憶する汎用キャッシュメモリーと、
    指定されたURLに係るウェブデータが専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとの何れかに記憶されている場合には、専用キャッシュメモリーまたは汎用キャッシュメモリーから当該ウェブデータを取得する取得手段と、を備える
    ことを特徴とするブラウザー装置。
  2. 前記登録手段は、ネットワークを介して他の装置から前記URLの登録を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載のブラウザー装置。
  3. 前記他の装置は、前記登録を受け付けたURLに係るウェブデータの取得先ウェブサーバー装置である
    ことを特徴とする請求項2に記載のブラウザー装置。
  4. 前記専用キャッシュメモリーは、前記登録の受付に合わせて、前記他の装置から前記ウェブデータを取得して、記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載のブラウザー装置。
  5. 前記登録手段は、
    前記他の装置から登録を受け付けるのに先立って、認証を行う認証手段と、
    前記認証に失敗した装置からの登録を却下する登録却下手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のブラウザー装置。
  6. 複数のユーザーのログインを受け付けるログイン受付手段を備え、
    前記登録手段は、前記複数のユーザー間で共通して、前記登録を受け付け、
    前記専用キャッシュメモリーは、前記複数のユーザー間で共通して、前記ウェブデータを保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載のブラウザー装置。
  7. 前記汎用キャッシュメモリーは、前記複数のユーザーそれぞれに対応して個別に設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載のブラウザー装置。
  8. 前記専用キャッシュメモリーが記憶するウェブデータは、前記新たに取得したウェブデータのうち、逐次的に更新されない静的データのみである
    ことを特徴とする請求項1に記載のブラウザー装置。
  9. 請求項2から5の何れかに記載のブラウザー装置を備えた画像形成装置であって、
    前記他の装置は、画像形成装置の機能に関するアプリケーションプログラムをウェブデータとして提供するサーバー装置であり、
    前記登録手段は、前記サーバー装置からURLの登録を受け付ける
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとを有するコンピューターに、URLの指定を受け付けさせ、当該URLに係るウェブデータを取得させるブラウザープログラムであって、
    URLの登録を受け付ける登録ステップと、
    登録されたURLからウェブデータを取得した場合に、専用キャッシュメモリーに記憶しているウェブデータを削除することなく、新たに取得したウェブデータを専用キャッシュメモリーに記憶させる専用キャッシュ記憶ステップと、
    登録されていないURLからウェブデータを取得した場合に、汎用キャッシュメモリーに記憶されているウェブデータ量に応じて、既に汎用キャッシュメモリーに記憶されているウェブデータの一部または全部を削除してから、新たに取得したウェブデータを汎用キャッシュメモリーに記憶させる汎用キャッシュ記憶ステップと、
    指定されたURLに係るウェブデータが専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとの何れかに記憶されている場合には、専用キャッシュメモリーまたは汎用キャッシュメモリーから当該ウェブデータを取得する取得ステップと、
    をコンピューターに実行させることを特徴とするブラウザープログラム。
  11. ウェブデータを保持するウェブサーバー装置と、URLの指定を受け付けて、当該URLに係るウェブデータを当該ウェブサーバー装置から取得するブラウザー装置とを、ネットワークを介して接続したブラウザーシステムであって、
    前記ブラウザー装置は、
    ウェブデータの取得先のURLの登録を受け付ける登録手段と、
    登録されたURLからウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータを削除することなく、新たに取得したウェブデータを記憶する専用キャッシュメモリーと、
    登録されていないURLからウェブデータを取得した場合に、既に記憶しているウェブデータ量に応じて、既に記憶しているウェブデータの一部または全部を削除してから、新たに取得したウェブデータを記憶する汎用キャッシュメモリーと、
    指定されたURLに係るウェブデータが専用キャッシュメモリーと汎用キャッシュメモリーとの何れかに記憶されている場合には、専用キャッシュメモリーまたは当該汎用キャッシュメモリーから当該ウェブデータを取得する取得手段と、を備え、
    前記ウェブサーバー装置は、
    前記ブラウザー装置に前記URLの登録を要求する登録要求手段を備える
    ことを特徴とするブラウザーシステム。
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