JP2014051214A - インレットパイプの取付構造 - Google Patents

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智記 多田
Daisuke Kondo
大祐 近藤
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】インレットパイプの組付けが容易で、隙間が小さくても、車体やホイールハウスライナとの干渉を防止することができるインレットパイプ110の取付構造を提供する。
【解決手段】燃料を車体の給油口から燃料タンクへ注入するインレットパイプ10の車体への取付構造において、インレットパイプ10は、車体1とライナー40との間に設置され、インレットパイプ10に取付け用クランプ50を取付ける。取付け用クランプ50は車体1と係合する車体係合部58と、ライナー40に係合するライナー係合部60を有する。取付け用クランプ50によりインレットパイプ10を車体1とライナー40の両方に保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料を車体の給油口から燃料タンクへ注入するインレットパイプの車体への取付構造に関する。
自動車用燃料タンクと車体の間には、燃料タンク内に燃料を注入するインレットパイプが取付けられている。
また、インレットパイプ110は、ブリーザチューブ120と大気チューブ130等が組付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
図9に示すように、このようなインレットパイプ110は、ホイールハウス3付近を通り燃料タンクに連結するように取付けられている(例えば、特許文献2参照。)。
特にホイールハウス3付近では、車体1のホイールハウス3とホイールハウスライナ140の間に取付けられている。この場合には、取付け用クランプ150をクリップ160によりインレットパイプ110とブリーザチューブ120や大気チューブ130に組付けて、ホイールハウス3又はホイールハウスライナ140に取付けている。
実開昭61−190724号公報 特開2003−137140号公報
この場合には、例えば、取付け用クランプ150をホイールハウスライナ140に組付けると、取付け用クランプ150やインレットパイプ110が車体1に接触しないように、図9に示す部分Aに隙間が必要である。この隙間は、車体1のホイールハウス3やホイールハウスライナ140の寸法のバラツキや、インレットパイプ110の寸法バラツキ、組付け時のバラツキ及び車輛の走行時の振動によるインレットパイプ110とホイールハウスライナ140の振動等を考慮すると、所定の間隔が必要である。
しかしながら、この隙間をとるには、車体のスペースの点から制約があるため、充分な隙間を得ることができない場合がある。
そこで本発明は、インレットパイプ110の組付けが容易で、隙間が小さくても、取付け用クランプ150やインレットパイプ110が、車体1のホイールハウス3やホイールハウスライナ140との干渉を防止することができるインレットパイプ110の取付構造を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、燃料を車体の給油口から燃料タンクへ注入するインレットパイプの車体への取付構造において、
インレットパイプは、車体とライナーとの間に設置され、
インレットパイプに取付け用クランプを取付け、取付け用クランプは車体と係合する車体係合部と、ライナーに係合するライナー係合部を有し、取付け用クランプによりインレットパイプを車体とライナーの両方に保持することを特徴とするインレットパイプの取付構造である。
請求項1の本発明では、インレットパイプは、燃料を車体の給油口から燃料タンクへ注入するインレットパイプの車体への取付構造において、車体とライナーとの間に設置されている。このため、インレットパイプをライナーで保護することができる。
インレットパイプに取付け用クランプを取付け、取付け用クランプは車体と係合する車体係合部と、ライナーに係合するライナー係合部を有し、取付け用クランプによりインレットパイプは、車体とライナーの両方に保持される。このため、1個の取付け用クランプで、インレットパイプを車体とライナーの両方に固定することができる。
従って、インレットパイプが安定して固定され、車体やホイールハウスライナの寸法のバラツキや、インレットパイプの寸法バラツキ、組付け時のバラツキがあっても、インレットパイプは、確実に車体とライナーの両方に保持されることができる。さらに、インレットパイプが車体とライナーの両方に保持されるため、部品の寸法や取付時のバラツキがあっても、そのバラツキを吸収することができ、所定の間隔で取付けることができるとともに、車輛の走行時にインレットパイプが振動することが少ない。従って、車体とライナーの間の隙間が狭くても、インレットパイプが車体やライナーと接触したり、擦れたりすることがなく、車両のスペースを節約することができるとともに、インレットパイプを組付ける場所の選択の自由度を大きくすることができる。
請求項2の本発明は、取付け用クランプは、インレットパイプを保持するパイプ保持部を有し、車体係合部とライナー係合部の一方が取付け用クランプと一体的に形成され、他方が別体で形成されたインレットパイプの取付構造である。
請求項2の本発明では、取付け用クランプは、インレットパイプを保持するパイプ保持部を有しているため、取付け用クランプにインレットパイプを嵌め込むだけで、インレットパイプを保持することができ、組付けが容易である。
車体係合部とライナー係合部の一方が取付け用クランプと一体的に形成され、他方が別体で形成されたため、取付け用クランプをインレットパイプに取付けた後に、取付け用クランプと一体的に形成された車体係合部又はライナー係合部を、車体又はライナーに取付けて、その後、別体で形成された他方の車体係合部又はライナー係合部を、車体又はライナーに取付けることができ、取付作業が容易である。
また、他方の車体係合部又はライナー係合部が別体で形成されたため、取付け用クランプの形状が簡単になり、取付け用クランプの製造が容易で、安価である。
請求項3の本発明は、別体で形成された車体係合部又はライナー係合部は、合成樹脂製のクリップであるインレットパイプの取付構造である。
請求項3の本発明では、別体で形成された車体係合部又はライナー係合部は、合成樹脂製のクリップであるため、クリップを取付け用クランプと車体又はライナーへ押し込むだけで、取付け用クランプを取付けすることができ、取付けが容易である。合成樹脂であるため、車体やライナーと摺動して、錆びることがなく、製造が容易であるとともに、軽量化に貢献することができる。
請求項4の本発明は、一体で形成された車体係合部又はライナー係合部は、取付け用クランプの本体から突出した突出部と、突出部の先端の側面に形成された車体又はライナーに係合する係止爪を有するとともに、突出部の断面は楕円形又は多角形であるインレットパイプの取付構造である。
請求項4の本発明では、一体で形成された車体係合部又はライナー係合部は、取付け用クランプの本体から一体的に突出した突出部と、突出部の先端の側面に形成された車体又はライナーに形成された孔に係合する係止爪を有する。このため、突出部を車体又はライナーの孔等に挿入することにより、係止爪で車体又はライナーに係止することができ、取付けが容易である。
突出部の断面は楕円形又は多角形であるため、突出部を車体又はライナーの孔等の形状を、突出部の断面の楕円形又は多角形の形状に合わせることにより、取付け後に、取付け用クランプやインレットパイプが回転することを防止して、別体で形成された他方の車体係合部又はライナー係合部の組み付け作業が容易である。
請求項5の本発明は、取付け用クランプは、インレットパイプを保持するパイプ保持部を有するとともに大気チューブとブリーザチューブを保持するインレットパイプの取付構造である。
請求項5の本発明では、取付け用クランプは、インレットパイプを保持するパイプ保持部を有するとともに大気チューブとブリーザチューブを保持するため、1個の取付け用クランプでインレットパイプを保持するとともに、大気チューブとブリーザチューブも合わせて保持できるため、車体又はライナーへの取付作業が容易である。また、大気チューブとブリーザチューブの干渉を防止することができる。
請求項6の本発明は、インレットパイプは、車体のホイールハウスとホイールハウスライナとの間に設置されたインレットパイプの取付構造である。
請求項6の本発明では、インレットパイプは、車体のホイールハウスとホイールハウスライナとの間に設置されたため、車体の内側のスペースを使用することなく、車体のスペースの有効活用ができる。ホイールハウスライナでインレットパイプを覆って保護することができる。
請求項7の本発明は、インレットパイプは、複数個の取付け用クランプで取付けられたインレットパイプの取付構造である。
請求項7の本発明では、インレットパイプは、複数個の取付け用クランプで取付けられたため、インレットパイプが安定して取付けられて、車両が走行時に振動しても、インレットパイプが振動することが少ない。
インレットパイプに取付け用クランプを取付け、クランプは車体と係合する車体係合部と、ライナーに係合するライナー係合部を有するため、1個の取付け用クランプで、インレットパイプを車体とライナーの両方に容易に固定することができる。
従って、インレットパイプが安定して固定され、部品の寸法のバラツキや、組付け時のバラツキがあっても、インレットパイプを確実に車体とライナーの両方に保持することができる。さらに、車輛の走行時にインレットパイプが振動することが少ない。従って、車体とライナーの間の隙間が狭くても、インレットパイプが車体やライナーと接触したり、擦れたりすることがない。
本発明の実施の形態を示すもので、インレットパイプ、ブリーザチューブ及び大気チューブに取付け用クランプを取付けた状態のインレットパイプアッシーの正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、ホイールハウスとホイールハウスライナの間にインレットパイプアッシーを取付けた状態の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、インレットパイプ、ブリーザチューブ及び大気チューブに取付け用クランプを取付け、ホイールハウスとホイールハウスライナの間に取付けた状態の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、取付け用クランプの平面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、取付け用クランプの車体係合部又はライナー係合部の拡大側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、取付け用クランプの正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、取付け用クランプの底面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、クリップの一部断面図である。 従来のインレットパイプ及びブリーザチューブに取付け用クランプを取付け、ホイールハウスとホイールハウスライナの間に取付けた状態の断面図である。
本発明は、車体1とライナーの間にインレットパイプ10を取付けるインレットパイプ10の取付構造に関するものであるが、本発明をホイールハウス3とホイールハウスライナ40の間にインレットパイプ10を取付け用クランプ50で取付ける取付構造を例にとり、その実施の形態を図1〜図8に基づき説明する。
まず、インレットパイプ10について図1に基づき説明する。
インレットパイプ10は、車体1に設けられた給油口(図示せず)と燃料タンク(図示せず)を連結し、給油口から燃料を燃料タンクに注入するパイプである。インレットパイプ10は、車体1の形状と、給油口と燃料タンクの位置により屈曲して形成されている。インレットパイプ10の先端の給油口側には給油口側部11が設けられ、燃料タンク側の先端には、タンク結合部12が設けられている。
そして、インレットパイプ10の側面に沿って、ブリーザチューブ20と大気チューブ30が取付けられて、インレットパイプアッシーを構成している。ブリーザチューブ20と大気チューブ30は、給油口側部11にそれぞれその先端が開口して取付けられている。ブリーザチューブ20の燃料タンク側の先端は、開口して取付けられている。大気チューブ30の燃料タンク側の先端は、燃料タンクに開口して取付けられている。そして、後述する取付け用クランプ50によって、ブリーザチューブ20と大気チューブ30は、インレットパイプ10に括り付けられている
図2に基づき、インレットパイプ10の取付箇所について説明する。インレットパイプ10は、給油口側部11が車体に設けられた給油口に取付けられて、そこからから延設されて、ホイールハウス3とホイールハウス3の外側に取付けられたホイールハウスライナ40の間の空間に取付けられて、タンク結合部12は車体1の下面に取付けられた燃料タンクに取付けられる。
インレットパイプ10をホイールハウス3とホイールハウスライナ40に取付ける取付け用クランプ50について、図3〜図7に基づき説明する。
取付け用クランプ50は、インレットパイプ10を取付ける第1保持部51と、ブリーザチューブ20を取付ける第2保持部52と、大気チューブ30を取付ける第3保持部53から構成される。第1保持部51、第2保持部52及び第3保持部53は、一体的に合成樹脂で形成されている。第2保持部52及び第3保持部53はいずれか一方或いは両方とも省略することができる。
第1保持部51は、インレットパイプ10を保持する第1保持凹部54が中心部分に形成されている。第1保持凹部54は、断面が円弧形で円弧の一部が切欠かれて、インレットパイプ10を挿入し、取出すことができるように形成されている。第1保持凹部54を形成するために、第1保持凹部54を囲むように円弧状の第1保持側壁55が形成されている。
第1保持側壁55の第2保持部52側の先端側の部分では、先端側が板状に形成され、第1保持凹部54に対して広がったり、閉じたりすることができるように撓み可能に第1保持リップ55aが形成されている。このため、インレットパイプ10を第1保持凹部54に挿入し、取出すときに、第1保持リップ55aを撓ませて行うことができる。第1保持リップ55aの先端は、外側に向かって屈曲して形成され、インレットパイプ10を挿入するときに、先端が摺動し易く形成されている。
第1保持側壁55の第2保持部52側の根元側の部分では、第1保持側壁55に対して略直角に板状の第1保持張出部55bが形成されている。第1保持張出部55bの周囲は補強のためリブ状に形成されている。第1保持張出部55bの先端には第2保持部52が形成されている。第2保持部52については後述する。
第1保持部51は、外面が平面状に形成された第1保持底部55cが形成されている。第1保持底部55cの外面には、外方向に突出する車体係合部58が形成されている。車体係合部58は、図5に示すように、突出部58aと、突出部58aの中心に2つに分割された中空孔58bを有して、突出部58aをホイールハウスブラケット3aの孔に挿入したときに、中空孔58bの中心方向に突出部58aが撓むことが可能に形成されている。
突出部58aの断面は楕円形又は多角形で形成することが好ましい。本実施の形態では断面は楕円形で形成している。断面は楕円形又は多角形で形成されているため、車体又はライナーの孔等の形状を、突出部58aの断面の楕円形又は多角形の形状に合わせることにより、取付け後に、取付け用クランプ50やインレットパイプ10が回転することを防止して、別体で形成された後述するクリップ60によるホイールハウスライナ40への組み付け作業が容易である。
突出部58aの先端には楕円の長軸方向に横方向に張り出した係止爪58cが形成されている。取付け用クランプ50をホイールハウス3に取付けるときに、ホイールハウス3に取付けられたホイールハウスブラケット3aの孔に突出部58aを挿入し、係止爪58cがその孔に係止されて、取付け用クランプ50が取付けられる。
第1保持側壁55の第3保持部53側の根元側の部分では、第2保持部52側の根元側の部分と同様に、第1保持側壁55に対して略直角に板状の第1保持張出部55dが形成されている。第1保持張出部55dの周囲は補強のためリブ状に形成されている。第1保持張出部55dの先端には第3保持部53が形成されている。第3保持部53については後述する。
第1保持側壁55の第3保持部53側の先端側の部分では、さらに、第1保持張出部55dから連続して、第1保持側壁55に対して略直角に板状の第1保持ライナー当接部55eが形成されている。第1保持ライナー当接部55eの周囲は補強のためリブ状に形成されている。第1保持ライナー当接部55eのホイールハウスライナ40と対向する面は、平面状に形成されるとともに、後述するクリップ60が挿入可能なクリップ孔59が形成されている。クリップ60は、ライナー係合部を構成する。
第1保持張出部55dと第1保持ライナー当接部55eの側面は、一体となって、第1保持凹部54の第3保持部53側の面を形成している。第1保持張出部55dと第1保持ライナー当接部55eは、板状に形成されているため、剛性が大きく、第1保持リップ55aが撓んで弾力的にインレットパイプ10を押圧しても、強固にインレットパイプ10を保持することができる。なお、車体係合部58を第1保持ライナー当接部55eに設け、クリップ孔59を第1保持底部55cに設けてもよい。
次に、第2保持部52について説明する。
第2保持部52は、第1保持張出部55bの先端に一体的に形成され、第2保持部52は、ブリーザチューブ20を保持する第2保持凹部52aが中心部分に形成されている。第2保持凹部52aは、断面が略U字形に形成されている。第2保持凹部52aを形成するために、第2保持凹部52aを囲むように断面略U字形の第2保持側壁52bが形成されている。
第2保持側壁52bの第1保持部51側は、第1保持張出部55bと一体に形成され、第2保持側壁52bの第1保持部51と反対側は、第2保持側壁52bの先端から第2保持凹部52aの方向に斜めに第2保持リップ52cが延設されている。第2保持リップ52cは、ブリーザチューブ20を取付けるときに、第2保持側壁52b側に撓んで、ブリーザチューブ20を第2保持凹部52a内に保持するとともに、第2保持リップ52cの先端がブリーザチューブ20に当接して、ブリーザチューブ20が第2保持凹部52a内から外れることを防止する。
次に、第3保持部53について説明する。
第3保持部53は、第1保持張出部55dと第1保持ライナー当接部55eの先端に一体的に形成され、第3保持部53は、第2保持部52と同様に、大気チューブ30を保持する第3保持凹部53aが中心部分に形成されている。第3保持凹部53aは、断面が略U字形に形成されている。第3保持凹部53aを形成するために、第3保持凹部53aを囲むように断面略U字形の第3保持側壁53bが形成されている。
第3保持側壁53bの第1保持部51側は、第1保持張出部55dと第1保持ライナー当接部55eと一体に形成され、第3保持側壁53bの第1保持部51と反対側は、第3保持側壁53bの先端から第3保持凹部53aの方向に斜めに第3保持リップ53cが延設されている。第3保持部53では、第3保持リップ53cは、第3保持側壁53bの第1保持部51側の第3保持側壁53bの先端からも形成されている。
2本の第3保持リップ53cは、大気チューブ30を取付けるときに、それぞれ第3保持側壁53b側に撓んで、大気チューブ30を第3保持凹部53a内に保持するとともに、第3保持リップ53cの先端が大気チューブ30に当接して、大気チューブ30が第3保持凹部53a内から外れることを防止する。
次に、第1保持ライナー当接部55eに取付けるライナー係合部であるクリップ60について、図8に基づき説明する。
クリップ60は、スライド部61と、本体部を有し、本体部は脚部62と頭部63から構成される。スライド61部は、円柱状に形成されている。頭部63は円盤状に形成され、頭部63の下面から脚部62は円筒状に形成され、中心に空間を有するとともに、縦方向に複数のスリットが形成されている。脚部62の先端62aは内面側が肉厚に形成されている。
クリップ60を取付けるときは、取付部材である取付け用クランプ50と被取付部材であるホイールハウスライナ40にそれぞれ孔を形成し、それぞれ孔を一致させて、その孔に脚部62を挿入して、頭部63を取付部材又は被取付部材の表面に当接させ、スライド部61を脚部62内に押し込む。そうすると、脚部62の先端62aが外方向に撓んで、頭部63と脚部62の先端で取付部材と被取付部材を固定することができる。
次に、インレットパイプ10の取付方法について説明する。
図1に示すように、インレットパイプ10と、ブリーザチューブ20と大気チューブ30を取付け用クランプ50に取付ける。図1においては、燃料タンク側に取付けたが、給油口側にも、他の部分にも取付け用クランプ70を取付けることができる。
その後、車体係合部58の突出部58aをホイールハウス3の外面に形成されたホイールハウスブラケット3aに形成された孔に挿入する。そうすると、突出部58aの先端の係止爪58cがホイールハウスブラケット3aに係合されて、第1保持底部55cが当接して、取付け用クランプ50が保持される。このとき、突出部58aの断面とホイールハウスブラケット3aに形成された孔は、楕円形に形成されているため、インレットパイプ10等が回転することがない。
つぎに、取付け用クランプ50の第1保持ライナー当接部55eに形成されたクリップ孔59とホイールハウスライナ40に形成された取付孔60aを一致させて、クリップ60の脚部62を挿入する。そして、クリップ60のスライド部61を押し込んで取付け用クランプ50を取付ける。これにより、第1保持ライナー当接部55eとホイールハウスライナ40が密着する。
これによって、インレットパイプ10と、ブリーザチューブ20と大気チューブ30は、ホイールハウス3とホイールハウスライナ40の両方に保持される。このため、取付け用クランプ50の1回の取付作業で、インレットパイプ10等を、両方に固定することができる。
従って、インレットパイプ10と、ブリーザチューブ20と大気チューブ30が安定して固定され、ホイールハウス3やホイールハウスライナ40の寸法のバラツキや、インレットパイプ10の寸法バラツキ、或いは組付け時のバラツキがあっても、インレットパイプ10と、ブリーザチューブ20と大気チューブ30を確実にホイールハウス3とホイールハウスライナ40の両方に保持することができる。
さらに、インレットパイプ10と、ブリーザチューブ20と大気チューブ30がホイールハウス3やホイールハウスライナ40の両方に保持されるため、車輛の走行時にインレットパイプ10等が振動することが少ない。従って、ホイールハウス3やホイールハウスライナ40の間の隙間が狭くても、インレットパイプ10等がホイールハウス3やホイールハウスライナ40と接触したり、擦れたりすることがなく、車両のスペースを節約することができるとともに、インレットパイプ10を組付ける場所の選択の自由度を大きくすることができる。
3 ホイールハウス
10 インレットパイプ
20 ブリーザチューブ
30 大気チューブ
40 ホイールハウスライナ
50 取付け用クランプ
51 第1保持部
52 第2保持部
53 第3保持部
58 車体係合部
59 クリップ孔
60 クリップ

Claims (7)

  1. 燃料を車体の給油口から燃料タンクへ注入するインレットパイプの上記車体への取付構造において、
    上記インレットパイプは、上記車体とライナーとの間に設置され、
    上記インレットパイプに取付け用クランプを取付け、該取付け用クランプは上記車体と係合する車体係合部と、上記ライナーに係合するライナー係合部を有し、上記取付け用クランプにより上記インレットパイプを上記車体と上記ライナーの両方に保持することを特徴とするインレットパイプの取付構造。
  2. 上記取付け用クランプは、上記インレットパイプを保持するパイプ保持部を有し、上記車体係合部と上記ライナー係合部の一方が上記取付け用クランプと一体的に形成され、他方が別体で形成された請求項1に記載のインレットパイプの取付構造。
  3. 上記別体で形成された車体係合部又はライナー係合部は、合成樹脂製のクリップである請求項2に記載のインレットパイプの取付構造。
  4. 上記一体で形成された車体係合部又はライナー係合部は、上記取付け用クランプの本体から突出した突出部と、該突出部の先端の側面に形成された上記車体又はライナーに係合する係止爪を有するとともに、上記突出部の断面は楕円形又は多角形である請求項2又は請求項3に記載のインレットパイプの取付構造。
  5. 上記取付け用クランプは、上記インレットパイプを保持するパイプ保持部を有するとともに大気チューブとブリーザチューブを保持する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインレットパイプの取付構造。
  6. 上記インレットパイプは、上記車体のホイールハウスとホイールハウスライナーとの間に設置された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のインレットパイプの取付構造。
  7. 上記インレットパイプは、複数個の上記取付け用クランプで取付けられた請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のインレットパイプの取付構造。
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