JP2014038469A - 情報処理装置、情報処理システム、釣銭管理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、釣銭管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定期間において金券から払い戻された釣銭を管理する技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、POS(Point Of Sale)システムで用いられる情報処理装置、情報処理システム、釣銭管理方法及びプログラムに関する。
スーパーマーケット、百貨店、コンビニエンスストア等の小売店のレジでは、商品の包装に付されたバーコード等の商品識別ラベルがPOS端末に読み取られることにより商品の精算が行われる。その際、買物客は、現金、クレジットカード、ビール券やお米券といった金券、及び店舗独自のポイント等の各種精算方法の中から、所望の方法を自由に選択又は組み合わせて商品を精算することができる。
精算時に利用される金券として、スーパーマーケットや百貨店等の小売店を展開するグループで独自に発行している商品券といった金券(自社金券)が存在する。この自社金券に関して施行された法律により、グループ全体の所定期間内の売上について、一定割合以上の釣り銭を自社商品券から払い戻していないことを確認する作業の実施義務が課せられた。この確認作業では、各取引において自社金券が何枚使用されて、その自社金券から釣銭が幾ら払い戻されたかを把握する必要がある。
下記特許文献1には、1日の売上の集計時に、現金や金券といった支払種別毎の合計金額をPOS端末上で入力として受け付け、当該支払種別毎の合計金額が把握可能な売上データを保存する手法が提案されている。
特開2007−164703号公報
上述した特許文献に記載されている手法によれば、各取引で買物客から預かった金券の総額を管理することができるが、当該金券から払い戻された釣り銭を管理することができない。そのため、確認作業では、従業員が所定期間にわたるジャーナルデータ等を全て確認し、自社金券の使用枚数及び当該自社金券から払い戻された釣り銭の総額を把握しなければならず、従業員にとって膨大な作業負荷となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、所定期間において金券から払い戻された釣銭を管理する技術を提供する。
本発明の各態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1の態様は、情報処理装置に関する。第1態様に係る情報処理装置は、取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、を備える。
第2の態様は、情報処理装置をそれぞれ実現する複数のPOSレジスタ装置と、POS管理装置とを有する情報処理システムに関する。第2態様に係る情報処理システムは、POS管理装置が、POSレジスタ装置から取得した各釣銭情報を合計した釣銭合計情報を算出する集計部と、算出された釣銭合計情報を記憶する釣銭合計格納部と、を備える。
第3の態様は、情報処理装置により実行される釣銭管理方法に関する。第3態様に係る釣銭管理方法は、取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定し、前記釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定することを含む。
第4の態様は、情報処理装置をそれぞれ実現する複数のPOSレジスタ装置と、POS管理装置とを有する情報処理システムにより実行される釣銭管理方法に関する。第4態様に係る釣銭管理方法は、POS管理装置が、POSレジスタ装置から取得した各釣銭情報を合計した釣銭合計情報を算出し、算出された釣銭合計情報を記憶することを含む。
なお、本発明の他の態様としては、上記各態様の構成を少なくとも1台のコンピュータ(情報処理装置)に実現させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記各態様によれば、所定期間において金券から払い戻された釣銭を管理することができる。
第1実施形態における情報処理システムのハードウエア構成例を概念的に示す図である。 第1実施形態における情報処理システムの一部の処理構成例を概念的に示す図である。 金券優先度格納部等が記憶する情報の例を示す図である。 釣銭情報格納部が記憶する情報の例を示す図である。 POSレジスタ装置が釣銭情報格納部に釣銭情報を記憶するまでの流れを示すフローチャートである。 釣銭算出処理の流れを示すフローチャートである。 特定処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態におけるPOS管理装置が店舗単位で釣銭合計金額を出力する流れを示すシーケンス図である。 第2実施形態における情報処理システムの処理構成例を示す図である。 第2実施形態における基幹装置が釣銭合計金額を出力する流れを示すシーケンス図である。 変形例におけるPOSシステムの構成例を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる各実施形態はそれぞれ例示であり、本発明は以下の各実施形態の構成に限定されない。
[第1実施形態]
〔装置構成〕
図1は、第1実施形態における情報処理システム1000のハードウエア構成例を概念的に示す図である。図1に示されるように、情報処理システム1000は、複数のPOSレジスタ装置1及びPOS管理装置20を有する。POSレジスタ装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、メモリ3、通信装置4、表示処理装置5、入出力インタフェース(I/F)6等を有する。これら各ユニットは、例えば、バス7に接続される。メモリ3は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。通信装置4は、無線又は有線にて、他の装置(POS管理装置20等)と通信を行う。
表示処理装置5には表示装置が接続されており、表示処理装置5は、CPU2により実行される処理に応じて任意の画面を表示させるための画像表示信号を表示装置に送る。
入出力I/F6には入出力装置が接続されており、入出力I/F6は、CPU2により実行される処理に応じて出力装置に音声等を出力し、入力装置からの入力信号を受け付ける。POSレジスタ装置1は、入力装置として、キーボードやタッチパネルユニット等を有する。
POS管理装置20は、いわゆるコンピュータであり、CPU2、メモリ3、通信装置4、表示処理装置5、入出力I/F6等を有する。POS管理装置20は、POSレジスタ装置1と同様に、ディスプレイ等の表示装置や、キーボード等の入出力装置を有してもよい。
なお、本実施形態は、上述のような、POSレジスタ装置1やPOS管理装置20のハードウエア構成を制限しない。
〔処理構成〕
図2は、第1実施形態における情報処理システム1000の一部の処理構成例を概念的に示す図である。第1実施形態における情報処理システム1000は、複数のPOSレジスタ装置1と、POS管理装置20とを有する。また、図2には、釣銭管理方法に関する構成のみが示されているため、POSレジスタ装置1及びPOS管理装置20は、図示される各処理部以外の多数の処理部を有する。
〈POSレジスタ装置〉
POSレジスタ装置1は、ジャーナル格納部101、演算部102、特定部103、金券優先度格納部104、釣銭情報格納部105、通信処理部106等を有する。これらの各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリーカード等のような可搬型記録媒体や他の装置からインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
ジャーナル格納部101は、決済処理が完了した各取引についてのジャーナルデータを記憶する。具体的には、ジャーナル格納部101は、POSレジスタ装置1において取引の決済処理が完了した際、当該取引において精算対象に登録された商品の合計金額(以下、商品合計金額)、買物客から預かった支払方法種毎の支払金額(以下、支払方法種別金額)、を含むジャーナルデータを記憶している。ここで、支払方法種とは、代価の支払方法を示し、例えば、クレジットカード、ポイント、金券、現金等が含まれる。支払方法種の1つである金券については、利用された金券種が特定可能な情報(金券コード)がジャーナルデータに含まれる。金券には、上述したように、ビール券やお米券等の他に、使える小売店が制限される自社金券と呼ばれる各社が発行する金券も存在する。このような金券種は、例えば、金券コードで特定される。なお、金券についての支払方法種別金額は、複数種の金券が利用された場合、全金券による支払金額の合計金額を示す。
また、ジャーナルデータでは、支払方法種の1つである金券について、金券種毎の支払金額の登録順が示される。例えば、ある取引の決済処理において、レジ担当者が、買物客から金券A及び金券Bを預り、金券A、金券Bの順番でPOSレジスタ装置1に登録した場合、当該取引に対応するジャーナルデータでは、この「金券種毎の支払金額の登録順」は、金券A、金券Bの順序で示される。
演算部102は、決済処理が完了した取引において釣銭が出た支払方法種とその釣銭金額とを特定する。具体的には、演算部102は、取引の決済処理が完了した後に、その決済処理が完了した取引のジャーナルデータを取得する。そして、演算部102は、当該取引に対応するジャーナルデータから、商品合計金額及び各支払種別合計金額を取得する。そして、演算部102は、各々の支払方法種に関し予め設定されている優先度順に、商品合計金額から各支払合計金額を順次減算していく。この優先度順として、例えば、クレジッカード、電子マネー、ポイント、金券、現金の順が予め設定される。演算部102は、減算した結果が0未満となった支払方法種から、その減算結果分の釣銭が出たと判断する。
ここで、演算部102での釣銭金額の算出方法は、決済処理で行われる釣銭金額の算出方法とは異なる。決済処理で行われる釣銭金額の算出は、商品合計金額のうちの端数を現金で払い、残りを金券で払う支払形態では、現金による支払金額から先に減算を行う。これに対して、演算部102での算出方法では、常に、金券が現金よりも先に減算処理される。これにより、演算部102で算出される釣銭金額は、実際に買物客に渡した釣銭金額と異なる場合が生じる。例えば、商品合計金額が840円であり、各支払種別合計金額が、金券1,000円と現金40円であったと仮定する。この場合、買物客に渡される釣銭金額は、「1,000+40−840=200円」である。しかしながら、この釣銭金額は、厳密には、その金券のみから生じたものではない。そこで、演算部102は、上述の優先度順に減算をすることで、その金券から釣銭「160円」(840−1,000=−160円)が出たと判断する。
特定部103は、演算部102により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、演算部102で算出された釣銭金額が管理対象の金券種から生じているか否かを判定する。具体的には、特定部103は、演算部102で支払方法種「金券」から釣銭が出たと判断された場合で、かつ、その取引で複数の金券が利用されている場合には、その複数の金券の中から、釣銭が出た金券を特定する。更に、特定部103は、その特定された金券が管理対象となる金券(管理対象金券)であるか否かを判定する。管理対象金券から釣銭が出たと判定された場合、特定部103は、釣銭が出た管理対象金券と演算部102で算出された釣銭金額とを紐付ける。特定部103は、複数の金券の中から釣銭が出た金券を特定し、かつ、管理対象金券を特定するにあたり、金券優先度格納部104に記憶されている、金券毎の優先順位を示す情報及び管理対象金券を示す情報を用いる。
本実施形態では、特定部103は、例えば以下のようにして、複数の金券の中から釣銭が出た金券を特定する。特定部103は、利用された複数の金券に関し、金券毎の合計金額を集計する。ここで、金券毎とは、金券コードで区別される単位を意味する。特定部103は、合計金額が最大となる金券を優先的に釣銭が出た金券に決定する。特定部103は、合計金額が最大となる金券が複数存在する場合に、金券優先度格納部104に記憶される優先順位の情報を用いて、最大優先順位を示す金券を釣銭が出た金券に決定する。更に、特定部103は、最大優先順位を示す金券が複数存在する場合には、最後に登録された金券を釣銭が出た金券に決定する。このように、特定部103は、金券毎に、合計金額、優先順位、登録順の判定順番で、釣銭が出た金券の特定を行う。なお、特定部103は、合計金額と登録順とで当該特定を行なってもよいし、優先順位と登録順とで当該特定を行ってもよい。また、本実施形態では、特定部103は、金券毎に、合計金額、優先順位、登録順の判定順番で、釣銭が出た金券の特定を行うが、釣銭が出た金券の特定するための判定内容及び判定順番はこれに限られず、様々な内容及び順番を用いることができる。
金券優先度格納部104は、上記判定順番の中の優先順位を用いた判定で用いられる金券毎の優先順位を示す情報、及び、管理対象金券を特定する情報を記憶する。図3は、金券優先度格納部104が記憶する情報の例を示す図である。図3の例では、金券種を特定する金券コード毎に、優先順位が設定されている。また、図3の例では、「除外設定」の指定により、管理対象とする金券が特定可能となっている。「除外」と示された金券は、管理対象外の金券を示す。なお、図3は一例であり、金券優先度格納部104には、ユーザが所望する内容等が多様な形式で設定され得る。
特定部103は、釣銭が出た管理対象金券と演算部102で算出された釣銭金額とを紐付けた釣銭情報を、営業日毎に釣銭情報格納部105に格納する。具体的には、特定部103は、1営業日単位で、その管理対象金券と演算部102で算出された釣銭金額との紐付けに基づいて、釣銭情報格納部105に格納されるその管理対象金券に関する釣銭金額に、その算出された釣銭金額を加算する。
釣銭情報格納部105は、システムで釣銭の管理対象とする金券とこの管理対象金券から出た釣銭金額の累積金額とを紐付けた釣銭情報を1営業日単位で記憶している。すなわち、釣銭情報格納部105は、営業日毎に各管理対象金券がどれだけ利用され、その中から釣銭が幾ら出たのかを記憶している。図4は、釣銭情報格納部105が記憶する情報の例を示す図である。釣銭情報格納部105は、例えば、金券を特定可能とする金券コード、当該金券コードに対応する金券1枚当たりの金額、当該金券の使用枚数、釣銭金額の累積金額、及び、当該釣銭情報を格納した営業日を含む情報を記憶する。ここで、釣銭情報格納部105は、当該金券コードに対応する金券1枚当たりの金額と当該金券の使用枚数とから算出される、当該金券の合計使用金額をさらに記憶してもよい。
通信処理部106は、釣銭情報格納部105に格納された釣銭情報を取得し、POS管理装置20へ送信する。通信処理部106が釣銭情報格納部105に記憶された釣銭情報を送信するタイミングは、例えば、1日の業務が終わり売上情報を計上するときであってもよいし、所定の間隔であってもよい。通信処理部106は、例えば、キーボード等の入力装置からの入力による釣銭情報の送信指示に基づき、釣銭情報格納部105の格納日の情報を参照して営業日当日に対応する釣銭情報をPOS管理装置20へ送信する。
〈POS管理装置〉
POS管理装置20は、図2に示すように、通信処理部201、集計部202、釣銭合計格納部203、抽出部204を有する。これらの各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリーカード等のような可搬型記録媒体や他の装置からインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
通信処理部201は、各POSレジスタ装置1の通信処理部106から送信される釣銭情報を取得する。具体的には、通信処理部201は、各POSレジスタ装置1の釣銭情報格納部105に記憶される釣銭情報を取得し、集計部202へ送信する。
集計部202は、通信処理部201により取得された釣銭情報を用いて、店舗全体における管理対象の金券の使用枚数と当該金券から出た釣銭の合計金額を算出する。そして、集計部202は、管理対象の金券の使用枚数と当該金券から出た釣銭の合計金額とを紐付けた釣銭合計情報を釣銭合計格納部203に格納する。
釣銭合計格納部203は、上述したように、集計部202により算出された、管理対象の金券毎の使用枚数及び当該金券から出た釣銭の合計金額を紐付けて記憶する。具体的には、釣銭合計格納部203は、図4に示すような各POSレジスタ装置1が記憶する釣銭情報を集計した釣銭合計情報を記憶する。
抽出部204は、釣銭合計格納部203に記憶される釣銭合計情報を所定期間分抽出し、管理対象の金券から出た釣銭金額を算出する。この所定期間は、例えば、キーボード等の入力装置によってPOS管理装置20に入力された期間であってもよいし、POS管理装置20等に予め設定された期間であってもよい。
〈動作例〉
以下、第1実施形態における釣銭管理方法について図5〜図8を用いて説明する。図5は、POSレジスタ装置1が釣銭情報格納部105に釣銭情報を記憶するまでの流れを示すフローチャートである。図8は、POS管理装置20が店舗単位で釣銭合計金額を出力する流れを示すシーケンス図である。第1実施形態における釣銭管理方法は、POSレジスタ装置1及びPOS管理装置20により実行される。
まず、図5を用いて、POSレジスタ装置1が釣銭情報格納部105に釣銭情報を反映させるまでの流れを説明する。
POSレジスタ装置1は、取引の決済処理が完了すると、当該取引が管理対象の金券による支払を含む取引かを判定する(S51)。具体的には、POSレジスタ装置1は、当該取引に関するジャーナルデータを取得し、このジャーナルデータに含まれる支払方法種に金券が含まれているか否かを判定する。更に、POSレジスタ装置1は、金券優先度格納部104に格納される管理対象の金券を特定し得る情報にもとづいて、その金券の中に、釣銭の管理対象とする金券が含まれるか否かを判定する。そして、管理対象の金券による支払を含む取引でない場合は(S51;NO)、何もせず処理を終了する。一方、管理対象の金券による支払を含む取引である場合は(S52;YES)、その取引において釣銭が出た支払方法種とその釣銭金額とを特定する釣銭算出処理を実行する。以下で、この釣銭算出処理について説明する。
図6は、釣銭算出処理の流れを示すフローチャートである。まず、POSレジスタ装置1は、取得されたジャーナルデータに含まれる商品合計金額を残金額とする(S61)。そして、POSレジスタ装置1は、予め設定された支払方法種の優先度に従って、ジャーナルデータに含まれる支払方法種のうち、最も優先度の高い支払方法種に関する支払方法種別金額を取得する(S62)。そして、POSレジスタ装置1は、工程(S62)で取得した支払方法種別金額が残金額より大きいか否かを判定する(S63)。支払方法種別金額が残金額以下の場合は(S63;NO)、POSレジスタ装置1は、現在の残金額から工程(S62)で取得した支払方法種別金額を減算した値を、新たな残金額とする(S64)。そして、POSレジスタ装置1は、ジャーナルデータに含まれる全ての支払方法種について処理を行ったか否かを判定する(S65)。ここで、ジャーナルデータに含まれる全ての支払方法種について処理を行った場合は(S65;YES)、商品合計金額と買物客の支払合計金額とが一致する場合であり、この場合、POSレジスタ装置1は、当該取引において釣銭が出なかったものとして処理を終了する。一方、ジャーナルデータに含まれる全ての支払方法種について処理を行っていない場合は(S65;NO)POSレジスタ装置1は、残っている支払方法種の中で最も優先度が高い支払方法種の支払方法種別金額を取得する(S66)。そして、POSレジスタ装置1は、当該取得された支払方法種別金額に対して工程(S63)〜工程(S66)の処理を繰り返す。
一方、支払方法種別金額が残金額より大きい場合は(S63;NO)、POSレジスタ装置1は、支払方法種別金額から残金額を減算した値を釣銭金額とする(S67)。そして、POSレジスタ装置1は、最後に取得した支払方法種別金額に対応する支払方法種と、工程(S67)で算出した釣銭金額とを紐付けて、例えばメモリ3等の記憶領域に一時記憶する(S68)。
図5に戻り、POSレジスタ装置1は、釣銭算出処理において、算出された釣銭に紐づく支払方法種が金券か否かを判定する(S53)。釣銭に紐づく支払方法種が金券でない場合は(S53;NO)、POSレジスタ装置1は以降の処理を行わない。一方、釣銭に紐づく支払方法種が金券である場合は(S53;YES)、POSレジスタ装置1は、取引で使用された金券の中のどの金券から釣銭が出たかを特定する特定処理を実行する(S54)。以下で、この特定処理の流れを説明する。
図7は、特定処理の流れを示すフローチャートである。POSレジスタ装置1は、金券優先度格納部104に記憶される情報に基づいてどの金券から釣銭が出たかを特定する。図7では、金券優先度格納部104に図3に示す情報が設定されている場合の特定処理の流れを示している。
まず、POSレジスタ装置1は、金券毎の合計金額を算出する(S71)。ここで、POSレジスタ装置1は、例えば上述したように、500円の金券が5枚で2,500円、1,000円の金券が2枚で2,000円というように、金券毎の合計金額を算出する。そして、POSレジスタ装置1は、合計金額が最大の金券が複数存在するか否かを判定する(S72)。合計金額が最大の金券が1つの場合は(S72;NO)、POSレジスタ装置1は、当該合計金額が最大の金券から釣銭が出たものと特定する(S73)。一方、合計金額が最大の金券が複数存在する場合は(S72;YES)、POSレジスタ装置1は、当該合計金額が最大の各金券に関して、金券優先度格納部104から、予め設定された優先順位をそれぞれ取得する(S74)。そして、POSレジスタ装置1は当該優先順位が最大の金券が複数存在するか否かを判定する(S75)。優先順位が最大の金券が1つの場合は(S75;NO)、POSレジスタ装置1は、当該優先順位が最大の金券から釣銭が出たものと特定する(S76)。一方、優先順位が最大の金券が複数存在する場合は(S75;YES)、POSレジスタ装置1は、当該合計金額が最大かつ優先度が最大の各金券に関して、対応する登録順序を取得する(S77)。この登録順序は、上述したように、ジャーナルデータから判別できる。そして、POSレジスタ装置1は、当該登録順序が最後の金券から釣銭が出たものと特定する(S78)。なお、上述したように、この処理の流れは一例であり、特定部103における、釣銭が出た金券の特定するための判定内容及び判定順番に従い様々な形をとり得る。例えば、特定部103が、金券毎に、優先順位、合計金額、登録順の判定順番で、釣銭が出た金券の特定を行うとすれば、工程(S75)の判定後に工程(S72)の判定が行われる。
図5に戻り、POSレジスタ装置1は、特定処理で特定された金券が釣銭の管理対象とする金券か否かを判定する(S55)。POSレジスタ装置1は、図3に示す金券優先度格納部104に含まれる「除外設定」のような、管理対象の金券か否かを判定可能な情報に基づき、特定処理で特定された金券が管理対象の金券か否かを判定することができる。特定された金券が管理対象の金券でない場合は(S55;NO)、POSレジスタ装置1は、ジャーナルデータに含まれる当該金券の使用枚数を、釣銭情報格納部105において対応する金券の使用枚数に加算する(S57)。一方、特定された金券が管理対象の金券である場合は(S55;YES)、POSレジスタ装置1は、特定された金券を特定可能な金券コードと算出された釣銭金額とを紐付けて釣銭情報格納部105に格納する(S56)。POSレジスタ装置1は、当該釣銭情報を、図5に示すように金券毎に加算して合計金額を更新する形で格納する。そして、POSレジスタ装置1は、さらに、ジャーナルデータに含まれる当該金券の使用枚数を、釣銭情報格納部105において対応する金券の使用枚数に加算する(S57)。
以上が、POSレジスタ装置1が釣銭情報格納部105に釣銭情報を記憶するまでの流れである。
次に、図8を用いて、POS管理装置20が釣銭合計金額を出力する流れを説明する。
まず、各POSレジスタ装置1が、釣銭情報格納部105に記憶された釣銭情報をPOS管理装置20へ送信する(S81)。POS管理装置20は、各POSレジスタ装置1からの釣銭情報を取得すると、取得された各釣銭情報に基づいて、管理対象金券毎の釣銭情報の合計金額を集計する(S82)。そして、POS管理装置20は、管理対象金券毎に集計された釣銭合計金額を釣銭合計格納部203に格納する(S83)。POS管理装置20は、例えば釣銭合計金額を算出する指示をキーボード等の入力部等から受けると、釣銭合計格納部203に記憶された所定期間分の釣銭合計情報を参照し、当該期間における管理対象金券毎の使用枚数と当該金券毎に出た釣銭の合計金額を算出する(S84)。そして、POS管理装置20は、算出した結果を、例えばディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印刷機器に出力して、所定期間において管理対象金券から出た釣銭合計金額を管理者等に把握させる(S85)。ここで、POS管理装置20は、所定期間における管理対象金券毎の使用枚数と当該金券から出た釣銭の合計金額とに基づいて、管理対象金券から出た釣銭合計金額の割合をさらに算出して出力するようにしてもよい。このようにすれば、直接割合を提示することができるため、管理者に、管理対象金券から出た釣銭金額の割合を容易に把握させることができる。
〔第1実施形態における作用及び効果〕
第1実施形態では、各取引に対応するジャーナルデータに含まれる商品合計金額から、予め設定された優先度に従って各支払方法種の支払金額が減算されることにより、釣銭が出た支払方法種と釣銭金額との対応関係が特定される。さらに、金券毎の合計支払金額、金券毎の優先順位(金券優先度格納部104の情報)、金券毎の登録順により、当該取引で利用された複数の金券のうち、当該釣銭金額が出た金券が特定される。そして、当該金券が管理対象の金券か否かが判定されることにより、釣銭の管理対象とする金券と釣銭金額とが対応付けられて、釣銭情報格納部105に格納される。
このように、第1実施形態によれば、POSレジスタ装置1での各取引の決済処理時に、売上情報がジャーナルデータとして格納されると共に、管理対象金券から出た釣銭金額が格納される。
第1実施形態では、このように各POSレジスタ装置1に格納された釣銭情報は、POS管理装置20に集計される。そして、管理対象の金券毎の釣銭合計金額が店舗単位で算出され、当該金券の使用枚数等と共に釣銭合計格納部203に格納される。
これにより、第1実施形態では、管理対象金券毎に出た釣銭合計金額及び当該金券の使用枚数がPOS管理装置20で管理できるようになり、これらに基づいて管理対象金券毎に出た釣銭金額の割合を店舗毎に容易に算出することができる。さらにこの情報を、上述のように出力すれば、管理者等に、管理対象金券から出た釣銭金額の割合を容易に把握させることができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、所定期間における管理対象金券から出た釣銭金額の割合を店舗毎に算出し、出力する。第2実施形態は、各店舗のPOS管理装置20に格納された釣銭情報の合計をさらに集計し、グループ単位で所定期間における管理対象金券から出た釣銭金額の割合を算出することを可能とする。以下、第2実施形態における情報処理システム1000について、第1実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔処理構成〕
図9は、第2実施形態における情報処理システム1000の処理構成例を示す図である。本実施形態では、第1実施形態に加えて、各店舗のPOS管理装置20で集計された釣銭合計情報を取得し、当該取得された情報に基づき、管理対象の金券から所定期間において出た釣銭金額の合計を、各店舗で構成されるグループ単位で算出する基幹装置30をさらに有する。
基幹装置30は、通信処理部301と、集計部302と、釣銭合計格納部303と、抽出部304等を備える。ここで、基幹装置30は、各店舗の情報を集計するための装置として別途設けられていてもよいし、各POS管理装置20のうちのいずれかが基幹装置30として機能してもよい。基幹装置30は、POSレジスタ装置1やPOS管理装置20と同様に、CPU2、メモリ3、通信装置4、表示処理装置5、入出力I/F6等を有する。そして、基幹装置30の各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。
通信処理部301は、各店舗のPOS管理装置20の通信処理部201と通信して、各店舗のPOS管理装置20で集計された釣銭合計情報を取得する。具体的には、通信処理部301は、各POS管理装置20の釣銭合計格納部203に記憶される釣銭合計情報を取得し、集計部302へ送信する。
集計部302は、通信処理部301により取得された、各店舗のPOS管理装置20で集計された釣銭合計情報を参照し、管理対象の金券毎の使用枚数と当該金券の釣銭情報とをグループ単位で算出する。そして、集計部302は、グループ毎に算出した釣銭合計情報を釣銭合計格納部303に格納する。
釣銭合計格納部303は、上述したように、集計部302によりグループ単位で算出された管理対象の金券毎の使用枚数及び当該金券から出た釣銭の合計金額を紐付けて記憶する。
抽出部304は、釣銭合計格納部303に記憶される釣銭合計情報を所定期間分抽出し、管理対象の金券から出た釣銭金額を算出する。この所定期間は、例えば、キーボード等の入力装置によって基幹装置30に入力された期間であってもよいし、基幹装置30等に予め設定された期間であってもよい。
〔動作例〕
以下、第2実施形態における釣銭管理方法について図10を用いて説明する。図10は、第2実施形態における基幹装置30が釣銭合計金額を出力する流れを示すシーケンス図である。第2実施形態における釣銭管理方法では、工程(S101)から工程(S105)が第1実施形態と異なるため、これらの工程についてのみ以下に説明する。
まず、各POS管理装置20が、釣銭合計格納部203に記憶された釣銭合計情報を基幹装置30へ送信する(S101)。基幹装置30は、各POS管理装置20からの釣銭合計情報を取得すると、取得された各釣銭合計情報に基づいて、管理対象金券毎の釣銭合計情報の合計金額を集計する(S102)。そして、基幹装置30は、グループ単位で集計された、管理対象金券毎の釣銭合計金額を釣銭合計格納部303に格納する(S103)。基幹装置30は、例えば、グループ単位で釣銭合計金額を出力する指示をキーボード等の入力部等から受けると、釣銭合計格納部303に記憶された所定期間分の釣銭合計情報を参照し、当該期間における管理対象金券毎の使用枚数と当該金券毎に出た釣銭の合計金額を算出する(S104)。そして、基幹装置30は、算出した結果を、例えばディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印刷機器に出力して、所定期間において管理対象金券から出た釣銭合計金額を管理者等に把握させる(S105)。ここで、基幹装置30は、所定期間における管理対象金券毎の使用枚数と当該金券から出た釣銭の合計金額とに基づいて、管理対象金券から出た釣銭合計金額の割合をさらに算出して出力するようにしてもよい。このようにすれば、直接割合を提示することができるため、管理者に、管理対象金券から出た釣銭金額の割合を容易に把握させることができる。
〔第2実施形態における作用及び効果〕
第2実施形態では、各店舗のPOS管理装置20が管理する釣銭合計情報が基幹装置30により集約される。そして、集約された釣銭合計情報により、グループ全体において、管理対象金券から出た釣銭合計金額を管理できるようになり、管理対象金券から出た釣銭金額の割合をグループ全体で容易に算出することができる。よって、管理者等に、グループ全体において、管理対象金券から出た釣銭金額の割合を容易に把握させることができる。
[変形例]
上述の第1実施形態では、POSレジスタ装置1が、各取引の決済処理時に、管理対象金券の釣銭金額を算出する処理を行ったが、POS管理装置20が、管理対象金券の釣銭金額を算出する処理を行うようにしてもよい。この場合、POS管理装置20は、各POSレジスタ装置1からジャーナルデータをそれぞれ取得し、この取得された各ジャーナルデータに対して、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置1と同様の処理を行うことで、取引毎の管理対象金券の釣銭金額を算出するようにしてもよい。この場合、各POSレジスタ装置1は、各取引の決済処理時に、管理対象金券の釣銭金額を算出する処理を行わなくてもよい。
上述の第1実施形態では、POSレジスタ装置1、POS管理装置20、及び基幹装置30は釣銭情報をPOS管理装置20へ送信したが、集計部202と同様の処理を行う処理部をさらに有し、各POSレジスタ装置1で集計した結果を、POS管理装置へ送信するようにしてもよい。
また、図2では、各POSレジスタ装置1は、それぞれ1台の装置のように図示されるが、バーコード等をスキャンすることで商品を精算対象に登録するチェッカ装置(不図示)と精算対象に登録された商品の決済処理を行うキャッシャ装置(不図示)とから構成されてもよい。この場合、図2で示されるPOSレジスタ装置1の各処理部は、ジャーナル格納部を有するキャッシャ装置により実現されればよい。
更に、上述の各実施形態におけるPOSレジスタ装置1は、サーバ装置と店舗端末とを含むPOSシステムとして実現されてもよい。
図11は、変形例におけるPOSシステム700の構成例を概念的に示す図である。
POSシステム700は、サーバ装置705及び店舗側構成710から構成され、サーバ装置705と店舗側構成710とは、通信網701により通信可能に接続される。通信網701は、インターネット等のような公衆網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、無線通信ネットワーク等である。この通信網701の実現形態は制限されない。
店舗側構成710には、通信中継装置711、店舗端末715、スタンド716、ハンディスキャナ717、キャッシュドロア718、レシートプリンタ719等が含まれる。スタンド716は、店舗端末715と、他の機器(ハンディスキャナ717、キャッシュドロア718、レシートプリンタ719)とを通信可能に接続するための機器である。店舗端末715とスタンド716とは、例えば、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の短距離無線通信や無線LAN等により接続される。スタンド716と他の機器とは各種通信線又は無線により接続される。通信中継装置711は、店舗端末715を通信網701に接続し、店舗端末715とサーバ装置705との間の通信を可能とする。なお、これら各ノード間の通信形態は制限されない。通信中継装置711は省かれ、店舗端末715は、通信中継装置711を介することなく、無線基地局等を介して3G回線等を用いて通信網701に接続されてもよい。
店舗端末715は、PC(Personal Computer)、ノートPC、タブレット型端末、スマートフォン等のような汎用コンピュータであり、サーバ装置705との間でデータのやり取りをすることにより、上述のPOSレジスタ装置1のユーザインタフェースを実現する。サーバ装置705は、一般的なサーバコンピュータであり、WEBサーバ、アプリケーションサーバ等として実現される。
上述の実施形態におけるPOSレジスタ装置1、POS管理装置20、及び基幹装置30がこのようなPOSシステム700として実現される形態では、上述の各処理部は、実現可能な限り、サーバ装置705及び店舗端末715のどちらで実現されてもよい。例えば、サーバ装置705と店舗端末715との間のインタフェースとしてWEBシステムが利用される場合、上述のPOSレジスタ装置1、POS管理装置20、及び基幹装置30の全処理部がサーバ装置705で実現され、店舗端末715は、単なる表示部として動作してもよい。また、POS管理装置20、及び基幹装置30の全処理部がサーバ装置705で実現され、POSレジスタ装置1の全処理部が店舗端末715で実現されてもよい。また、POSレジスタ装置1に関して、一部の処理部がサーバ装置705で実現され、残りの処理部が店舗端末715で実現されるような形態でもよい。例えば、POSレジスタ装置1のジャーナル格納部101、金券優先度格納部104、釣銭情報格納部105がサーバ装置705で実現され、その他の処理部が店舗端末715で実現されてもよい。
このように、本発明における情報処理装置は、複数の装置(複数のコンピュータ、複数のCPUを持つ筐体)で実現されることを排除するものではなく、上述の実施形態におけるチェッカ装置及びキャッシャ装置の組み合わせで実現されてもよいし、本変形例におけるサーバ装置705及び店舗端末715の組み合わせで実現されてもよい。もちろん、本発明における情報処理装置は、上述の実施形態におけるキャッシャ装置のみで実現されてもよいし、変形例におけるサーバ装置705のみ又は店舗端末715のみで実現されてもよい。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャート及びシーケンス図では、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
1 POSレジスタ装置
2 CPU
3 メモリ
4 通信装置
5 表示処理装置
20 POS管理装置
30 基幹装置
101 ジャーナル格納部
102 演算部
103 特定部
104 金券優先度格納部
105 釣銭情報格納部
106、201、301 通信処理部
202、302 集計部
203、303 釣銭合計格納部
204、304 抽出部
700 POSシステム
705 サーバ装置
715 店舗端末
716 スタンド
717 ハンディスキャナ
718 キャッシュドロア
719 レシートプリンタ
1000 情報処理システム

Claims (13)

  1. 取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、
    前記演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 各金券種に対する優先順位をそれぞれ格納する優先順位格納部、
    を更に備え、
    前記特定部は、前記演算部により特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、前記優先順位格納部に格納された優先順位に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特定部は、前記演算部により特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、各金券種について支払金額の合計をそれぞれ算出し、該支払金額の合計金額に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記管理対象の金券種について、前記特定部により特定される取引毎の釣銭金額の累積額を、1営業日毎に記憶する釣銭情報格納部、
    を更に備える請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置をそれぞれ実現する複数のPOS(Point Of Sale)レジスタ装置と、
    POS管理装置とを有し、
    前記POS管理装置は、
    前記POSレジスタ装置から取得した各釣銭情報を合計した釣銭合計情報を算出する集計部と、
    算出された釣銭合計情報を記憶する釣銭合計格納部と、
    を備える情報処理システム。
  6. 複数の前記POS管理装置と、基幹装置とを更に有し、
    前記基幹装置は、
    前記POS管理装置から取得した各釣銭合計情報をさらに合計した第2釣銭合計情報を算出する第2集計部と、
    算出された第2釣銭合計情報を記憶する第2釣銭合計格納部と、
    を更に有する請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 情報処理装置が、
    取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定し、
    前記釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する、
    ことを含む釣銭管理方法。
  8. 前記情報処理装置は、
    各金券種に対する優先順位をそれぞれ格納する優先順位格納部、
    を更に備え、
    前記情報処理装置が、
    特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、前記優先順位格納部に格納された優先順位に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、
    該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
    ことを含む請求項7に記載の釣銭管理方法。
  9. 前記情報処理装置が、
    特定された釣銭が発生した支払方法種が金券を示し、かつ、前記取引において複数の金券種が利用されている場合に、各金券種について支払金額の合計をそれぞれ算出し、該支払金額の合計金額に応じて該複数の金券種から釣銭が発生した金券種を特定し、該特定された金券種が前記管理対象の金券種か否かを判定する、
    ことを含む請求項7又は8に記載の釣銭管理方法。
  10. 前記情報処理装置が、
    前記管理対象の金券種について、特定された取引毎の釣銭金額の累積額を、1営業日毎に記憶する、
    ことを更に含む請求項7から9のいずれか1項に記載の釣銭管理方法。
  11. 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置をそれぞれ実現する複数のPOS(Point Of Sale)レジスタ装置と、POS管理装置とを有する情報処理システムにより実行される釣銭管理方法であって、
    前記POS管理装置が、
    前記POSレジスタ装置から取得した各釣銭情報を合計した釣銭合計情報を算出し、
    算出された釣銭合計情報を記憶する、
    ことを含む釣銭管理方法。
  12. 前記情報処理システムは、
    複数の前記POS管理装置と、基幹装置とを更に有し、
    前記基幹装置が、
    前記POS管理装置から取得した各釣銭合計情報をさらに合計した第2釣銭合計情報を算出し、
    算出された第2釣銭合計情報を記憶する、
    ことを更に含む請求項11に記載の釣銭管理方法。
  13. 情報処理装置に、
    取引において精算対象に登録された商品の商品合計金額、及び、該取引における支払方法種毎の支払金額を取得し、該商品合計金額から、予め設定された支払方法種毎の優先度順に、支払方法種毎の支払金額を減算することにより、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額とを特定する演算部と、
    前記演算部により特定された、釣銭が発生した支払方法種と釣銭金額との組み合わせ、及び、該特定された支払方法種が示す金券の中で管理対象の金券種を特定可能とする情報に基づいて、前記釣銭金額が該管理対象の金券種から生じているか否かを判定する特定部と、
    を実現させるプログラム。
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