JP2014035279A - 路面状態判別方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピーク位置の検出や車輪速の計測を行うことなくタイヤ振動の時系列波形から路面状態を判別するとともに、タイヤサイズ変更に対するロバスト性を路面状態の判別に付与する。
【解決手段】加速度センサーにより検出したタイヤ振動の時系列波形を窓掛け手段により窓掛けして、時間窓毎のタイヤ振動の時系列波形を抽出して時間窓毎の特徴ベクトルを算出した後、時間窓毎の特徴ベクトルと、予め算出しておいた路面状態毎に求められたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓毎の特徴ベクトルである路面特徴ベクトルとからカーネル関数を算出し、このカーネル関数を用いた識別関数の値を比較して路面状態を判別するようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両の走行する路面の状態を判別する方法とその装置に関するもので、特に、走行中のタイヤ振動の時系列波形のデータのみを用いて路面状態を判別する方法に関する。
従来、走行中のタイヤ振動を検出して路面状態を推定する方法としては、検出されたタイヤ振動の時系列波形を踏込み前領域―接地面領域―蹴出し後領域、あるいは、踏込み前領域―踏み込み領域―接地面領域―蹴出し領域―蹴出し後領域などの複数の領域に分割し、前記各領域から、例えば、踏込み前領域と接地面領域における低周波帯域の振動成分と高周波帯域での振動成分のように、路面状態が異なると振動レベルが大きく変化する周波数帯域の振動レベルと振動レベルが路面状態によらない周波数帯域の振動レベルを抽出し、これらの振動レベルの比から車両の走行している路面の状態を推定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
WO 2006/135909 A1
しかしながら、前記従来の方法では、接地時間が車輪速により変化するため、タイヤ振動の時系列波形に出現する蹴り出し位置などのピーク位置を基準として特定時間位置の始点を決定し、車輪速を用いて各領域の時間幅を決めていた。そのため、車輪速を計測する必要があるだけでなく、時系列波形のピーク位置を基準としているため、領域幅の設定精度が必ずしも十分とはいえなかった。
また、タイヤのサイズが異なるタイヤでは、接地長が変化するため、タイヤサイズ毎に領域幅を設定し直す必要があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、ピーク位置の検出や車輪速の計測を行うことなくタイヤ振動の時系列波形から路面状態を判別するとともに、タイヤサイズ変更に対するロバスト性を路面状態の判別に付与することを目的とする。
本願発明は、走行中のタイヤの振動を検出してタイヤの接している路面の状態を判別する方法であって、走行中のタイヤの振動を検出するステップ(a)と、前記検出されたタイヤの振動の時系列波形を取り出すステップ(b)と、前記タイヤ振動の時系列波形に所定の時間幅の窓関数をかけて時間窓毎の時系列波形を抽出するステップ(c)と、前記時間窓毎の時系列波形からそれぞれ特徴ベクトルを算出するステップ(d)と、前記ステップ(d)で算出した時間窓毎の特徴ベクトルと、予め算出しておいた路面状態毎に求められたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓毎の特徴ベクトルである路面特徴ベクトルとからカーネル関数を算出するステップ(e)と、前記カーネル関数を用いた識別関数の値に基づいて路面状態を判別するステップ(f)とを有し、前記ステップ(f)では、路面状態毎に求めた識別関数の値を比較して路面状態を判別することを特徴とする。
このように、タイヤ振動の時系列波形に窓関数をかけて抽出した時系列波形から算出した時間窓i毎の特徴ベクトルXiと、DRY路面の特徴ベクトルYDjやWET路面の特徴ベクトルYWjなどの予め路面状態毎に求めておいたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓j毎の路面特徴ベクトルYkjとから算出したカーネル関数K(X,Y)を用いて路面状態を判別するようにしたので、接地時間や接地長に無関係に路面状態の判別を行うことができる。したがって、車輪速の計測を行うことなく路面状態を判別できるとともに、タイヤサイズ変更に対するロバスト性を路面状態の判別に付与することができる。
また、本願発明は、前記特徴ベクトルを、前記窓関数をかけて抽出した時間窓毎の時系列波形の特定周波数帯域の振動レベル、前記特定周波数帯域の振動レベルの時変分散、及び、前記時系列波形のケプストラム係数のいずれか1つ、または、複数、または、全部としたものである。
なお、前記特定周波数帯域の振動レベルは、前記窓関数をかけて抽出した時間窓毎の時系列波形の周波数スペクトル、もしくは、前記窓関数をかけて抽出した時間窓毎の時系列波形をバンドパスフィルタを通して得られた時系列波形から求められる。
タイヤの振動の路面状態による違いはタイヤ振動の時系列波形そのものにも表れるが、本発明では、時系列波形そのものよりも路面状態の違いをより反映するファクターである周波数に依存する値を特徴ベクトルとして用いたので、路面状態の判別精度を更に向上させることができる。
また、本願発明は、前記カーネル関数を、グローバルアライメントカーネル関数(GAカーネル)、または、ダイナミックタイムワーピングカーネル関数(DTWカーネル)、または、前記2つのカーネル関数の和、または、差、または、積、または、商としたことを特徴とする。
このように、カーネル関数として、GAカーネルやDTWカーネルを用いれば、時系列波形を直接扱えるので、路面状態の判別精度を更に向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、走行中のタイヤの振動を検出してタイヤの接している路面の状態を判別する路面状態判別装置であって、タイヤトレッド部のインナーライナー部の気室側に配設された、走行中のタイヤの振動を検出するタイヤ振動検出手段と、前記タイヤ振動検出手段で検出された前記タイヤ振動の時系列波形を予め設定した時間幅で窓掛けして時間窓毎にタイヤ振動の時系列波形を抽出する窓掛け手段と、前記抽出された時間窓毎の時系列波形における特定周波数の振動レベルを成分とする特徴ベクトルもしくは前記振動レベルの関数を成分とする特徴ベクトルを算出する特徴ベクトル算出手段と、予め算出しておいた路面状態毎に求められたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓毎の特徴ベクトルである路面特徴ベクトルを記憶する記憶手段と、前記特徴ベクトル算出手段で算出した時間窓毎の特徴ベクトルと、前記記憶手段に記憶された路面特徴ベクトルとからカーネル関数を算出するカーネル関数算出手段と、前記カーネル関数を用いた識別関数の値に基づいて路面状態を判別する路面状態判別手段とを備え、前記路面状態判別手段が、路面状態毎に求めた識別関数の値を比較して路面状態を判別することを特徴とする。
このような構成を採ることにより、請求項1に記載の路面状態判別方法を確実に実現することができるので、接地時間や接地長に無関係に路面状態を判別できるとともに、路面状態の判別精度を向上させることのできる路面状態判別装置を得ることができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態に係る路面状態判別装置の構成を示す機能ブロック図である。 加速度センサーの装着位置の一例を示す図である。 タイヤ振動の時系列波形の一例を示す図である。 タイヤ振動の時系列波形から特徴ベクトルを算出する方法を示す図である。 入力空間を示す模式図である。 入力空間上における、DRY路面特徴ベクトルとDRY路面以外の路面特徴ベクトルとを示す図である。 DRY路面特徴ベクトルとDRY路面以外の路面特徴ベクトルとのGAカーネルの算出方法を示す図である。 算出した特徴ベクトルと路面特徴ベクトルとのGAカーネルの算出方法を示す図である。 本発明による路面状態判別方法を示すフローチャートである。 DTWカーネルの算出方法を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、路面状態判別装置10の構成を示す機能ブロック図である。
路面状態判別装置10は、タイヤ振動検出手段としての加速度センサー11と、振動波形抽出手段12と、窓掛け手段13と、特徴ベクトル算出手段14と、記憶手段15と、カーネル関数算出手段16と、路面状態判別手段17とを備える。
振動波形抽出手段12〜路面状態判別手段17の各手段は、例えば、コンピュータのソフトウェア、及び、RAM等のメモリーから構成される。
加速度センサー11は、図2に示すように、タイヤ20のインナーライナー部21のタイヤ気室22側のほぼ中央部に一体に配置されて、路面Rの入力による当該タイヤ20の振動を検出する。加速度センサー11の出力であるタイヤ振動の信号は、例えば、増幅器で増幅された後、デジタル信号に変換されて振動波形抽出手段12に送られる。
振動波形抽出手段12では、加速度センサー11で検出したタイヤ振動の信号から、タイヤの一回転毎に、タイヤ振動の時系列波形を抽出する。
図3はタイヤ振動の時系列波形の一例を示す図で、タイヤ振動の時系列波形は、踏み込み位置近傍と蹴り出し位置近傍に大きなピークを有しており、かつ、タイヤ20の陸部が接地する前の踏み込み前領域Rfにおいても、タイヤ20の陸部が路面から離れた後の蹴り出し後領域Rkにおいても、路面状態によって異なる振動が出現する。一方、踏み込み前領域Rfの前の領域と蹴り出し後領域Rkの後の領域(以下、路面外領域という)とは路面の影響を殆ど受けていないので、振動レベルも小さく、路面の情報も含んでいない。
窓掛け手段13は、図4に示すように、前記抽出された時系列波形を予め設定した時間幅(時間窓幅ともいう)Tで窓掛けし、時間窓毎にタイヤ振動の時系列波形を抽出して特徴ベクトル算出手段14に送る。
時間窓毎に抽出されたタイヤ振動の時系列波形のうち、踏み込み前領域Rf、接地面領域Rt、及び、蹴り出し後領域Rkのいずれも含んでいない領域(以下、路面外領域という)の時系列波形は、前述したように、路面の情報も含んでいないので、本例では、カーネル関数の計算速度を速めるため、路面外時系列波形は特徴ベクトル算出手段14には送らないようにしている。
なお、路面外領域の定義としては、例えば、タイヤ振動の時系列波形に対してバックグラウンドレベルを設定し、このバックグラウンドレベルよりも小さな振動レベルを有する領域を路面外領域とすればよい。
特徴ベクトル算出手段14は、図4に示すように、抽出された各時間窓の時系列波形のそれぞれに対して特徴ベクトルXi(i=1〜N;Nは抽出された時間窓の時系列波形の数)算出する。
本例では、特徴ベクトルXiとして、タイヤ振動の時系列波形を、それぞれ、0-1kHz、1-2kHz、2-3kHz、3-4kHz、4-5kHzのバンドパスフィルタにそれぞれ通して得られた特定周波数帯域の振動レベル(フィルター濾過波のパワー値)aik(k=1〜6)を用いた。特徴ベクトルは、Xi=(ai1,ai2,ai3,ai4,ai5,ai6)で、特徴ベクトルXiの数はN個である。
図5は、特徴ベクトルXiの入力空間を示す模式図で、各軸は特徴量である特定周波数帯域の振動レベルaikを表し、各点が特徴ベクトルXiを表している。実際の入力空間は特定周波数帯域の数が6つなので時間軸と合わせると7次元空間になるが、同図は2次元(横軸がa1、縦軸がa2)で表している。
例えば、車両がDRY路面を走行しているとすると、グループCを形成する点は、車両がSNOW路面を走行しているときに算出した特徴ベクトルX’iから成るグループC’と区別することができれば、車両がDRY路面を走行しているかSNOW路面を走行しているかを判定できる。
記憶手段15は、予め求めておいた、DRY路面とそれ以外の路面、WET路面とそれ以外の路面、SNOW路面とそれ以外の路面、ICE路面とそれ以外の路面とを、分離超平面を表わす識別関数f(x)により分離するための4つの路面モデルを記憶する。
路面モデルは、タイヤに加速度センサーを取り付けたタイヤを搭載した試験車両を、DRY、WET、SNOW、及び、ICEの各路面で様々な速度で走行させて得られたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓毎の特徴ベクトルである路面特徴ベクトルYASV(yjk)を入力データとして、学習により求められる。
なお、学習に使うタイヤサイズは1種類でもよいし、複数種でもよい。
前記路面特徴ベクトルYASV(yjk)の添え字Aは、DRY、WET、SNOW、及び、ICEを示している。添え字j(j=1〜M)は時間窓で抽出した時系列波形の数(窓の番号)を示し、添え字kは、ベクトルの成分を示している。すなわち、yjk=(aj1,aj2,aj3,aj4,aj5,aj6)である。また、SVはサポートベクトルの略で、学習によって選択される識別境界の近傍のデータを表わす。
なお、本例のように、カーネル関数として、グローバルアライメントカーネル関数(GAカーネル)やダイナミックタイムワーピングカーネル関数(DTWカーネル)を用いる場合には、路面特徴ベクトルYASV(yjk)は、[ベクトルyiの次元数(ここでは、6)×窓の数N]の行列となる。
以下、路面特徴ベクトルYASV(yjk)を単にYASVと記す。
各路面特徴ベクトルYASVの算出方法は、前述した特徴ベクトルXjと同様で、例えば、DRY路面特徴ベクトルYDSVなら、DRY路面を走行したときのタイヤ振動の時系列波形を時間幅Tで窓掛けし、時間窓毎にタイヤ振動の時系列波形を抽出し、抽出された各時間窓の時系列波形のそれぞれに対してDRY路面特徴ベクトルYD算出する。なお、DRY路面特徴ベクトルYDのベクトルyiの次元数は、特徴ベクトルXiと同じく6次元である。その後、YDを学習データとしてサポートベクトルマシーン(SVM)によって学習することにより、サポートベクトルYDSVを選択する。なお、記憶手段15にはYDを全て記憶する必要はなく、上記選択されたYDSVのみを記憶すればよい。
WET路面特徴ベクトルYWSV、SNOW路面特徴ベクトルYSSV、ICE路面特徴ベクトルYISVについても、DRY路面特徴ベクトルYDSVと同様にして求めることができる。
ここで、時間幅Tが、特徴ベクトルXjを求める場合の時間幅Tと同じ値であることが肝要である。時間幅Tが一定なら、時間窓の時系列波形の数Mはタイヤ種と車速によって異なる。すなわち、路面特徴ベクトルYASVの時間窓の時系列波形の数Mは、特徴ベクトルXjの時間窓の時系列波形の数Nとは必ずしも一致しない。例えば、タイヤ種が同じでも、特徴ベクトルXjを求めるときの車速がDRY路面特徴ベクトルYDSVを求めたときの車速よりも遅い場合には、M>Nとなり、速い場合にはM<Nとなる。
路面モデルは、各路面特徴ベクトルYAを学習データとして、SVMにより構築する。
図6は、入力空間上における、DRY路面特徴ベクトルYDSVと、DRY路面以外の路面特徴ベクトルYnDSVを示す概念図で、同図の黒丸がDRY路面、薄い色の丸がDRY路面以外の路面特徴ベクトルである。
なお、前述したように、DRY路面特徴ベクトルもDRY路面以外の路面特徴ベクトルも行列であるが、グループの識別境界の求め方を説明するため、図6では、DRY路面特徴ベクトルとDRY路面以外の路面特徴ベクトルとをそれぞれ2次元のベクトルで示した。
グループの識別境界は、一般には、線形分離が不可能である。そこで、カーネル法を用いて、路面特徴ベクトルYDSV及びYnDSVを非線形写像φによって高次元特徴空間に写像して線形分離を行うことで、元の入力空間において路面特徴ベクトルYDSV及びYnDSVに対して非線形な分類を行う。
具体的には、データの集合X=(x1,x2,……xn)と所属クラスz={1、−1}とを用いて、データを識別する最適な識別関数f(x)=wTφ(x)−bを求める。ここで、データは路面特徴ベクトルYDj,YnDjで、所属クラスはz=1が同図のχ1で示すDRY路面のデータで、z=−1がχ2で示すDRY路面以外の路面のデータである。また、wは重み係数、bは定数で、f(x)=0が識別境界である。
識別関数f(x)=wTφ(x)−bは、例えば、ラグランジュ未定乗数法を用いて最適化される。最適化問題は、以下の式(1),(2)に置き換えられる。
Figure 2014035279
ここで、α,βは複数ある学習データの指標である。また、λはラグランジュ乗数で、λ>0である。
このとき、内積φ(xα)φ(xβ)をカーネル関数K(xα,xβ)に置き換えることで、識別関数f(x)=wTφ(x)−bを非線形できる。なお、φ(xα)φ(xβ)は、xαとxβを写像φで高次元空間へ写像した後の内積である。
ラグランジュ乗数λは、前記の式(2)について、最急下降法やSMO(Sequential Minimal Optimization)などの最適化アルゴリズムを用いて求めることができる。このとき、カーネル関数を使っているので、高次元の内積を直接求める必要がない。したがって、計算時間を大幅に縮減できる。
本例では、カーネル関数K(xα,xβ)として、グローバルアライメントカーネル関数(GAカーネル)を用いた。GAカーネルK(xα,xβ)は、図7及び以下の式(3),(4)に示すように、DRY路面特徴ベクトルxi=YDiとDRY路面以外の路面特徴ベクトルx=YnDjとの類似度を示すローカルカーネルκij(xi,xj)の総和もしくは総積から成る関数で、時間長さの異なる時系列波形を直接比較することができる。
ローカルカーネルκij(xi,xj)は、時間間隔Tの窓毎に求められる。
なお、図7は、時間窓の数が6であるDRY路面特徴ベクトルYDjと、時間窓の数が4であるDRY路面以外の路面特徴ベクトルYnDjとのGAカーネルを求めた例である。
Figure 2014035279
DRY路面とDRY路面以外の路面とを区別するには、DRY路面特徴ベクトルYDjとDRY路面以外の路面特徴ベクトルYnDjとを分離する分離超平面である識別関数f(x)に対してマージンを持たせることで、DRY路面とDRY路面以外の路面とを精度よく区別することができる。
マージンとは、分離超平面から一番近いサンプル(サポートベクトル)までの距離をいい、識別境界である分離超平面はf(x)=0である。そして、DRY路面特徴ベクトルYDjは全てf(x)≧+1の領域にあり、DRY路面以外の路面特徴ベクトルYnDjは、f(x)≦−1の領域にある。
DRY路面とそれ以外の路面とを区別するDRY路面モデルは、f(x)=+1の距離にあるサポートベクトルYDSVと、f(x)=−1の距離にあるサポートベクトルYnDSVととを備えた入力空間である。前記YDSVと前記YnDSVとは、一般に複数個存在する。
WET路面とそれ以外の路面とを区別するWETモデル、SNOW路面とそれ以外の路面とを区別するSNOWモデル、及び、ICE路面とそれ以外の路面とを区別するICEモデルについても同様である。
カーネル関数算出手段16は、特徴ベクトル算出手段14にて算出された特徴ベクトルXiと、記憶手段15に記録されているDRYモデル、WETモデル、SNOWモデル、及び、ICEモデルの各サポートベクトルYASV,YnASV(A=D,W,S,I)から、それぞれGAカーネルKD(X,Y)、KW(X,Y),KS(X,Y),KI(X,Y)を算出する。
GAカーネルK(X,Y)は、図8にも示すように、前記の[数2]において、xiを特徴ベクトルXiとし、xjを路面特徴ベクトルYAj,YnAjとしたときのローカルカーネルκij(Xi,Yj)の総和もしくは総積から成る関数で、時間長さの異なる時系列波形を直接比較することができる。なお、同図は、xjが路面特徴ベクトルYAjの例で、特徴ベクトルXiの時間窓の数はn=5で、路面特徴ベクトルYAjの時間窓の数はm=4である。
本例のように、特徴ベクトルXiを求めた場合の時間窓の時系列波形の数nと、路面特徴ベクトルYAj(もしくはYnAj)求めた場合の時間窓の時系列波形の数mとが異なっている場合でも、特徴ベクトルXi,YAj間(もしくはXi,YnAj間)の類似度を求めることができる。
路面状態判別手段17では、以下の式(5)〜(8)に示す、カーネル関数KA(X,Y)を用いた4つの識別関数fA(x)の値に基づいて路面状態を判別する(A=D,W,S,I)。
Figure 2014035279
DはDRY路面とその他の路面とを識別する識別関数、fWはWET路面とその他の路面とを識別する識別関数、fSはSNOW路面とその他の路面とを識別する識別関数、fIはICE路面とその他の路面とを識別する識別関数である。
また、NDSVはDRYモデルのサポートベクトルの数、NWSVはWETモデルのサポートベクトルの数、NSSVはSNOWモデルのサポートベクトルの数、NISVはICEモデルのサポートベクトルの数である。
識別関数のラグランジュ乗数λDなどの値は、DRY路面とその他の路面とを識別する識別関数を求める際の学習により求められる。
本例では、識別関数fD,fW,fS,fIをそれぞれ計算し、計算された識別関数fAの最も大きな値を示す識別関数から路面状態を判別する。
次に、路面状態判別装置10を用いて、タイヤ20の走行している路面の状態を判別する方法について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、加速度センサー11によりタイヤ20が走行している路面Rからの入力により発生したタイヤ振動を検出し(ステップS10)、検出されたタイヤ振動の信号からタイヤ振動の時系列波形を抽出する(ステップS11)。
そして、抽出されたタイヤ振動の時系列波形を予め設定した時間幅Tで窓掛けして、時間窓毎のタイヤ振動の時系列波形を求める。ここで、時間窓毎のタイヤ振動の時系列波形の数をm個とする(ステップS12)。
次に、抽出された各時間窓の時系列波形のそれぞれに対して特徴ベクトルXi=(xi1,xi2,xi3,xi4,xi5,xi6)を算出する(ステップS13)。本例では時間幅Tを3msec.とした。また、特徴ベクトルXiの数はm=6個である。
特徴ベクトルXiの各成分xi〜xi6(i=1〜6)は、前述したように、タイヤ振動の時系列波形のフィルター濾過波のパワー値である。
次に、算出された特徴ベクトルXiと、記憶手段15に記録されている路面モデルのサポートベクトルYAkとから、ローカルカーネルκij(Xi,Yj)を算出した後、ローカルカーネルκij(Xi,Yj)の総和を求めて、グローバルアライメントカーネル関数KD(X,Y),KW(X,Y),KS(X,Y),KI(X,Y)をそれぞれ算出する(ステップS14)。
そして、カーネル関数KA(X,Y)を用いた4つの識別関数fD(x),fW(x),fS(x),fI(x)をそれぞれ計算(ステップS15)した後、計算された識別関数fA(x)の値を比較して、最も大きな値を示す識別関数の路面状態を当該タイヤ20の走行している路面の路面状態と判別する(ステップS16)。
このように、本実施の形態では、加速度センサー11により検出したタイヤ振動の時系列波形を窓掛け手段13により窓掛けし、時間窓毎のタイヤ振動の時系列波形を抽出して特徴ベクトルXiを算出した後、特徴ベクトルXと路面特徴ベクトルYとのカーネル関数KA(X,Y)を求め、このカーネル関数KA(X,Y)を用いた4つの識別関数fD(x),fW(x),fS(x),fI(x)の値からを当該タイヤ20の走行している路面の路面状態を判別するようにしたので、ピーク位置の検出や車輪速の計測を行うことなく、路面状態を判別することができる。
また、接地長に無関係に路面状態の判別を行うことができるので、タイヤサイズ変更に対するロバスト性を向上させることができる。
なお、前記実施の形態では、タイヤ振動検出手段を加速度センサー11としたが、圧力センサーなどの他の振動検出手段を用いてもよい。また、加速度センサー11の設置箇所についても、タイヤ幅方向中心から幅方向に所定距離だけ離隔した位置に1個ずつ配設したり、ブロック内に設置するなど他の箇所に設置してもよい。また、加速度センサー11の個数も1個に限るものではなく、タイヤ周方向の複数箇所に設けてもよい。
また、前記例では、特徴ベクトルXiをフィルター濾過波のパワー値xikとしたが、フィルター濾過波のパワー値xikの時変分散を用いてもよい。時変分散はlog[xik(t)2+xik(t-1)2]で表わせる。
あるいは、特徴ベクトルXiを、タイヤ振動時系列波形をフーリエ変換したときの特定周波数帯域の振動レベルであるフーリエ係数、もしくは、ケプストラム係数としてもよい。
ケプストラムは、フーリエ変換後の波形をスペクトル波形とみなし、再度フーリエ変換して得られるか、もしくは、ARスペクトルを波形とみなし、更にAR係数を求めて得られる(LPC Cepstrum)もので、絶対レベルに影響されずにスペクトルの形状を特徴付けできるので、フーリエ変換により得られる周波数スペクトルを用いた場合よりも判別精度が向上する。
また、前記実施の形態では、カーネル関数としてGAカーネルを用いたが、以下の式(9)または式(10)に示すような、ダイナミックタイムワーピングカーネル関数(DTWカーネル)を用いてもよい。
Figure 2014035279
なお、πは経路、A(xi,xj)は可能な全ての経路
図10に示すように、DTWカーネルK’(X,Y)は、ローカルカーネルκij(Xi,Yj)の総和を求める際に、例えば、同図の太い実践示すような、全ての経路の中で、κ’ij(Xi,Yj)の総和が最大または最小になる経路の総和から成る。
図10の例では、特徴ベクトルXiの個数をm=6、路面特徴ベクトルYjの個数をn=4とすると、ローカルカーネルκij(Xi,Yj)が式(11)のときには、DTWカーネルK1’(X,Y)は以下のようになる。
Figure 2014035279
4台のタイヤサイズが異なる試験車両A〜Dに、それぞれ、加速度センサーが取り付けられたタイヤを装着し、DRY、WET、SNOW、及び、ICEの各路面でそれぞれ30〜90km/hで走行させて得られたタイヤ振動の時系列波形からカーネル関数を計算し、SVMモデルで学習したモデルを用いて路面状態を判別した結果を以下の表1に示す。
Figure 2014035279
SVMモデルは、DRYとそれ以外、WETとそれ以外、SNOWとそれ以外、ICEとそれ以外を判別する4つのモデルを構築し、学習に使用した以外のテスト用データをそれぞれのモデルに入力したときのSVSスコアが最も高いモデルの路面状態を、当該車両が走行している路面の状態とした。
試験車両Aは前輪駆動車でタイヤサイズは165/70R14である。
試験車両Bは後輪駆動車でタイヤサイズは195/65R15である。
試験車両Cは前輪駆動車でタイヤサイズは195/60R15である。
試験車両Dは前輪駆動車でタイヤサイズは185/70R14である。
なお、各タイヤのトレッドパターンについては、全て一定(ブリヂストン;BLIZZK REV02)とした。
学習用のデータは試験車両Aでの全データの2/3をあてた。
また、特徴ベクトルXとしてLPC Cepstramを用いた場合と、バンドパスフィルタ濾過波のパワー値xikを用いた場合と、LPC Cepstramとバンドパスフィルタ濾過波のパワー値xikの両方を用いた場合の3通りについて路面判別し、その結果を正答率(%)で示した。
表1から明らかなように、車両A〜Dのいずれの場合にもほぼ85%以上の高い正答率が得られた。特に、LPC Cepstramとバンドパスフィルタ濾過波のパワー値xikの両方を用いた場合には、タイヤ断面幅が大きくかつ扁平率の低いタイヤを搭載した試験車両Cを除いて、95%以上の高い正答率が得られたことから、本願発明を適用することにより、路面状態を精度よく判別できることが確認された。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
本発明によれば、ピーク位置の検出や車輪速の計測を行うことなくタイヤ振動の時系列波形を分割できるとともに、タイヤサイズに対してロバストに路面状態を判別できるので、ABSやVSC等の車両制御の精度を格段に向上させることができる。
10 路面状態判別装置、11 加速度センサー、12 振動波形抽出手段、
13 窓掛け手段、14 特徴ベクトル算出手段、15 記憶手段、
16 カーネル関数算出手段、17 路面状態判別手段、
20 タイヤ、21 インナーライナー部、22 タイヤ気室、R 路面。

Claims (4)

  1. 走行中のタイヤの振動を検出してタイヤの接している路面の状態を判別する方法であって、
    走行中のタイヤの振動を検出するステップ(a)と、
    前記検出されたタイヤの振動の時系列波形を取り出すステップ(b)と、
    前記タイヤ振動の時系列波形に所定の時間幅の窓関数をかけて時間窓毎の時系列波形を抽出するステップ(c)と、
    前記時間窓毎の時系列波形からそれぞれ特徴ベクトルを算出するステップ(d)と、
    前記ステップ(d)で算出した時間窓毎の特徴ベクトルと、予め算出しておいた路面状態毎に求められたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓毎の特徴ベクトルである路面特徴ベクトルとからカーネル関数を算出するステップ(e)と、
    前記カーネル関数を用いた識別関数の値に基づいて路面状態を判別するステップ(f)とを有し、
    前記ステップ(f)では、
    路面状態毎に求めた識別関数の値を比較して路面状態を判別することを特徴とする路面状態判別方法。
  2. 前記特徴ベクトルが、
    前記窓関数をかけて抽出した時間窓毎の時系列波形の特定周波数帯域の振動レベル、
    前記特定周波数帯域の振動レベルの時変分散、
    及び、前記時系列波形のケプストラム係数のいずれか1つ、または、複数、または、全部であり、
    前記特定周波数帯域の振動レベルは、前記窓関数をかけて抽出した時間窓毎の時系列波形の周波数スペクトル、もしくは、前記窓関数をかけて抽出した時間窓毎の時系列波形をバンドパスフィルタを通して得られた時系列波形から求められる特定周波数帯域の振動レベルであることを特徴とする請求項1に記載の路面状態判別方法。
  3. 前記カーネル関数が、
    グローバルアライメントカーネル関数、または、ダイナミックタイムワーピングカーネル関数、または、前記2つのカーネル関数の和、または、差、または、積、または、商であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路面状態判別方法。
  4. 走行中のタイヤの振動を検出してタイヤの接している路面の状態を判別する路面状態判別装置であって、
    タイヤトレッド部のインナーライナー部の気室側に配設された、走行中のタイヤの振動を検出するタイヤ振動検出手段と、
    前記タイヤ振動検出手段で検出された前記タイヤ振動の時系列波形を予め設定した時間幅で窓掛けして時間窓毎にタイヤ振動の時系列波形を抽出する窓掛け手段と、
    前記抽出された時間窓毎の時系列波形における特定周波数の振動レベルを成分とする特徴ベクトルもしくは前記振動レベルの関数を成分とする特徴ベクトルを算出する特徴ベクトル算出手段と、
    予め算出しておいた路面状態毎に求められたタイヤ振動の時系列波形から算出された時間窓毎の特徴ベクトルである路面特徴ベクトルを記憶する記憶手段と、
    前記特徴ベクトル算出手段で算出した時間窓毎の特徴ベクトルと、前記記憶手段に記憶された路面特徴ベクトルとからカーネル関数を算出するカーネル関数算出手段と、
    前記カーネル関数を用いた識別関数の値に基づいて路面状態を判別する路面状態判別手段とを備え、
    前記路面状態判別手段は、
    路面状態毎に求めた識別関数の値を比較して路面状態を判別することを特徴とする路面状態判別装置。

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